2023年11月30日木曜日

11月30日木曜日/視聴期限なので

◇ 配信

 昨夜は、視聴期限が今月いっぱいのゲンロンカフェの配信動画を急いで観たが、今日までが視聴期限のものをもうひとつ、ABEMA の番組の「石橋貴明 THE 強運マスターズ2023 in 韓国」を今日になってからようやく観始める。全4回の配信だが、たけしが出演した後半2回だけを観ればいいかと思い、というか、時間的にそうするしかなかったのだが、まず、この朝、家を出るまでの時間に、観ることができるところまで観ようとする。後半から観るわけだからそこまでの流れがわからないのだが、石橋貴明のほか、おぎやはぎ、千鳥大悟、蛍原徹が出演していた。進行役を務めるのはノブコブ吉村。そこは韓国の高級料理店か、出演者たちにはサプライズで、とびらを開けるとたけしが座って待っている。酒を飲みながら、たけしを中心にしたトークの時間だ。貴明が「オールナイトニッポン」何周年かの集まりで会った記憶を語れば、たけしからはとんねるずとの初対面だった PARCO 主催のお笑いコンテストの記憶が出た。ツービート、おすぎとピーコ、「ビックリハウス」の高橋章子が審査員、竹中直人が優勝したことまで、たけしがきちんと覚えていることにちょっと驚いた。おぎやはぎには共通の知り合いから伝わった噂話を、蛍原には蛍原のゴルフ番組に出たがってみせる。大悟からは「THE MANZAI」のときにたけしに褒められた話が出た。それからもちろん、「首」の話もする。1時間番組だが、後半はオードリー春日の出演コーナーになり、たけしの出演は半分だけで終わってしまった。最終回は観る時間がなく、午前中から外出する。

◇ 新宿

 今日もわりと暖かい。都内まで。しばらく行く機会がなかった新宿に、妙なもので、先週から三度も行くことになった。夕方になってから、遅めの昼食。西新宿を歩きまわり、ひさしぶりにすためしに入り、焼き牛めしを食べた。900円。口内炎がなおらず、味噌汁を飲むのに苦労する。今日はブックオフには寄らず、南口のベローチェに入り、ひと休み。スマホの充電をしながら、スマホから「石橋貴明 THE 強運マスターズ2023 in 韓国」の最終回をここで観てしまう。これを観るためだけに、ABEMA のアプリを入れた。最後はバカラ対決。バカラのルールも知らず、観ながら理解していったが、これが意外となかなか面白かった。バカラといえばビートきよしではあるのだけど、たけしのギャンブルのやりかたが興味深かった。最終的には矢作が優勝し、たけしは負けたが、ここで運を使わずにますます活躍すると矢作が言う。たしかに、その意味ではたけしのギャンブル観のとおりになったのだが、しかし、勝てば勝ったで、さすがはたけしということになっただろう。

◇ テレビ・音楽

 夜遅くに帰宅し、録画していたテレビ番組をいくつか。観そびれていた昨日の「徹子の部屋」は上野樹里がゲスト。この番組は初登場。そういえば、トーク番組に出ている上野樹里を今まであまり観たことはなかったか、こういうしゃべりかたのこういう感じのひとなんだと初めて知った。自分の思いをえんえんとしゃべり続け、今どき珍しく、テレビ的なふるまいがない。浮世離れしているようで、想像以上に大物女優感があった。徹子さんだからもちろん、和田誠と平野レミの話にもなる。徹子さんが和田唱のことをしゃべるのも珍しい気がした。いや、それにしても、上野樹里と平野レミはいったいどんな会話をしてるんだろうか。

 その流れで、先週の金曜に放送された「A-Studio+」も観た。こちらのゲストも上野樹里。鶴瓶とは共演歴があるのか、こちらのほうが「徹子の部屋」よりもリラックスしている感じ。口調を聴いていて、どこの出身なんだろうとウィキペディアにもあたってみたが、兵庫県の出身なんだ。この番組でも鶴瓶が故郷の加古川を取材していた。どうも独特なしゃべりかたに聴こえるのは、方言と標準語の中間ぐらいな感じでしゃべっているからか。鶴瓶は和田唱にも取材をしていた。上野樹里が主演を務め、和田唱が音楽を担当した「のだめカンタービレ」のミュージカルも話題にされる。

 深夜、日付が変わり、12月になった。Spotify から今年のまとめが出されたのでさっそく見てみると、いちばんよく聴いた曲は新しい学校のリーダーズの「オトナブルー」。しかし、2位以下は、結局、眠るときにつけっぱなしにしているだけの曲がおおむね並んでしまい、あんまり面白くないんだよな。アーティスト別では、テイ・トウワが1位になり、これもそんなに聴いたかなという感じだった。2位がデ・ラ・ソウルになっているのだが、曲のベスト100のなかには1曲も入っていないのが不思議だ。そんなわけだから、「My Top Songs」のプレイリストは自ずと導眠に最適なものになっている。今夜はさっそく、これを聴きながら眠る。

2023年11月29日水曜日

11月29日水曜日/ブックの日・太田光と東浩紀

◇ テレビ・ラジオ

 朝、録画していたテレビ番組をいくつか。今朝の「ブギウギ」は、弟子入り志願の富田望生を追い出す趣里が怖い芝居を見せる。昨夜の「新しい学校のリーダーズの課外授業」には緑黄色社会が登場。昼はラジオ。春風亭昇太と乾貴美子の「ビバリー昼ズ」のゲストは男闘呼組の成田昭次だったが、予告されていなかった岡本健一も一緒に出ていた。


◇ ブックの日

 午後から外出。毎月29日は月イチ恒例のブックの日なので、ブックオフをまわらなければならない。まずは鶴ヶ峰に向かう。数ヶ月ぶりに華香楼に入り、ランチメニューの油淋鶏を食べた。850円。昨日あたりから下唇にひどい口内炎ができていて、スープを飲むのに苦労する。1店目のブックオフでは、110円の文庫本を2冊、コミックを1冊、220円の文庫本を1冊買う。

 鶴ヶ峰から横浜駅に移動し、2店目はビブレのブックオフ。買いたい本がなかなか見つけられず、さっそく時間を食った。110円の文庫本を1冊、220円の新書を1冊、220円の単行本を1冊買う。ビブレでトイレに入ると、床にトイレットペーパーが散らかっていた。蹴飛ばしてどけようとしたら、なんか変な感触がしたなとは思ったが、便座に座ろうとしたときに、さっきのトイレットペーパーがあった床にウンコがべったり落ちていることに気がつき、悲鳴が出そうになった。これを隠すためのトイレットペーパーだったのか。なんて汚ねえことをするやつだ。こんなところで用が足せるかと、誰もいない気配を確認しながら外に出て、逃げるようにビブレを離れた。自分が犯人だと思われてもかなわない。蹴飛ばしたときに靴につかなかったかも気になり、靴底を地面にこすりつけながら、横浜駅まで戻った。じつに気分が悪い。


 京浜東北線に乗り、今度は鶴見に移動する。鶴見もひさしぶりになるか。ブックオフの隣りの建物がなくなっていたが、そこがなんだったかのかまったく覚えていない。3店目ではスムーズに本を見つけ、短時間で済んだ。110円の文庫本を3冊、コミックを3冊買う。川崎に移動し、4店目はモアーズのブックオフ。ここでも苦労せず、220円の新書を1冊、単行本を4冊、すいすいと買っていく。本が多くなり、ビニール袋も買った。川崎から関内に移動し、最後は伊勢佐木町のブックオフ。京浜東北線沿線を、こういうルートでまわるのは初めてだ。最後も時間をかけず、ひょいひょいと本を見つけていく。110円の文庫本を2冊、220円の文庫本を1冊、新書を1冊買う。

 ベローチェに入り、ひと休み。スマホの充電をしながら、タイムフリーで、昨日火曜の「伊集院光のタネ」を聴いた。パートナーは竹内香苗。テーマは泥棒に入られた話のパート2だが、冒頭、竹内香苗が南米で暮らしていたころには頻繁に強盗に遭っていたという話がいきなり強烈で、それをのんびりしたトーンでしゃべっているのが可笑しい。少し読書もして、横浜駅までは歩いていく。歩きながら、今日の「伊集院光のタネ」も聴いた。平沼のブックオフが23時まで開いてるころだったらまだ寄れたのだが、コロナを境に営業時間が短くなってしまった。まいばすけっとに寄り、栄養ドリンクとパンを買い、食べてから帰る。

◇ 配信

 夜遅くに帰宅し、テレビは観ないで、今夜もゲンロンカフェの配信動画を観る。太田光が出演したトークイベント、4時間40分の本編すべてを観たのが昨夜だったが、4時間を過ぎたところでサイン会が挟まり、そのあとに東浩紀が加わったところから観なおした。それまでとはトーンが変わり、東浩紀の話をまぜっかえす太田に、東が「おかしいな、さっきまで石戸さんとしゃべってるときはもう少し違う感じじゃなかったですか?」と言うと、石戸諭が「僕が解説すると、太田さんは非常にシャイなモードになっていて、お互い初対面で、ちょっと距離をとれないなあと思ってるんで」とフォローする。延長分を購入すると、これ、別の動画になっているわけじゃなくて、本編に延長分がつながった1本の動画になるんだ。延長分は三浦瑠麗の話題から始まった。教養があってあたまのよいひとたちが、ツイッターをもったときになんで人格が変わるんだろうという太田の疑問。太田はそれを橋下徹にも言ったことがあるという。太田は、SNSが普及したときに世界中が幼稚になった気がするとも語った。それに対して東浩紀は、言葉だけで決着をつけることが原理的に無理なのに、原理的に無理なことをみんながやろうとした結果がこうなっていると答えた。論壇がだめになった、そして、大学の研究者がだめになった、アカウントを開設するとすぐに論争に巻き込まれてしまうという。三浦瑠麗について、自己演技過剰だという東浩紀の分析に爆笑する太田。「面白いよね、東さんてね。タイタンライブ出る?」という太田に客席が湧いた。このイベントのために、太田はなんと、東浩紀の「動物化するポストモダン」とその続編をあわてて読んできていた。話題は移り、コロナの空気、戦争の空気、日本人の忘れっぽさについて語られていく。太田は選挙特番を控えた状況で迎えた安倍晋三の死について語る。「人間はあんな殺されかたをしちゃいけないっていう悼みかたをする時間がまず必要だった」という太田の発言に、東浩紀は拍手をする。東「おそらく、政治って根本的に戦争なんですよね。平和っていうのは政治がないことを意味していて、政治的であることって戦争的であることなんですよね。」 と、そこから、おそらく、学問をやることは戦争の準備だと展開する。それに続く、太田が語るチャップリンの「独裁者」の分析に、東浩紀は素晴らしいと感動してみせた。笑いについて、学問的には20世紀半ばのほうが豊かで、政治的なものから離れた笑いを肯定していたが、現代の学問は、笑い自体の暴力性のほうに向き、学者がすごく生真面目な痩せ細ったひとたちになっているということが語られていった。「タイタンライブ」に前向きな姿勢を見せる東浩紀が可笑しいのだが、笑いはスポーツみたいなものだと考えていたのはさすがに鋭い。「とにかく明るい東」とか言ってたけど、実現するだろうかな。最後には、視聴者、観客からの質問コーナーがあり、かなり終盤に中田敦彦の松本批判について質問が出て、爆笑問題とダウンタウンの関係についてまで説明する流れになるが、これに関しては、東浩紀は観客よりも背景がわかっていない。そのあとにもうひとつ質問があり、最後は「笑って人類!」の話に戻った。昨夜は4時間ぶっとおし、今夜も残りの2時間半をまったく休むことなく、飽きることなく、最後まで観続けた。観ながらだいぶメモもとったが、できれば、もっと余裕をもって購入し、くり返し観てみたかったと思わされた。なにせ、7時間の動画をこんなに軽々と観ることができるとは思っていなかったのだ。太田光と東浩紀の初顔合わせにしてこの共鳴度、これがなにか別の企画に発展することを期待したくなる。

2023年11月28日火曜日

11月28日火曜日/配信動画を買った深夜

◇ 早稲田・新大久保・新宿

 朝から都内に。電車に乗る時間が長く、タイムフリーで、聴きそびれていた先週金曜の「ビバリー昼ズ」を聴いた。12時台は島崎和歌子がゲスト。この番組には初登場だとは意外だ。にぎやかな放送をエンディングまで聴く。車内で、座った姿勢でラジオを聴きながら、首を後ろの窓に寄りかからせていたら、咳き込んでしまい、なかなか治まらずに苦しかった。なんの加減でそうなるのか。

 早稲田のほうまで出て、昼は新大久保に移動する。ドン・キホーテがある通り、以前はネイキッドロフトがあったあたりで、ブクギョンチャジャンという店に入り、チャジャン麺というのを食べた。870円。たくあんがついたが、韓国にもたくあんはあるのか。

 時間をつぶす必要があり、またラジオを聴いた。昨日月曜の「ビバリー昼ズ」の12時台のゲストは春日太一。新刊の橋本忍の本について、たっぷりと語っていた。月曜もエンディングまで聴き、続けて、「伊集院光のタネ」を聴く。先週金曜の回は、パートナーが安田美香、テーマは「明るいお葬式」。なかなかデリケートなテーマを扱う伊集院のうまさ。葬式のあとに現れたバッタが香典にとまった話に感動させられる。

 新宿に移動し、花園神社のそばのベローチェに入り、ひと休み。スマホの充電をしながら、金の計算をする。いつまで経っても楽にならない。SNSの徘徊をするのみ、読書はできなかった。新宿三丁目始発の副都心線、東横線直通の各停に乗り、横浜まで戻ってくる。帰りの電車内で、ようやく読書をする。

◇ テレビ・雑誌・配信

 夜に帰宅し、録画していたテレビ番組をあれこれと。今朝の「ブギウギ」には、福来スズ子に弟子入り志願する田舎の子、富田望生が登場した。可笑しさもあり、かわいらしさもある役どころ。観終わって、録画が停まると、ちょうど放送中の「うたコン」が「ブギウギ」特集をやっていた。これは録画をしそこねてしまった。オンタイムで途中から観ると、新納慎也が「東京の屋根の下」を、神野美伽が「ラッパと娘」を歌っていた。新納慎也は「ブギウギ」に出演していたが、神野美伽はどういう人選なのだろう。

 昨夜の「バカリヅカ」は、よみうりランドでロケをする企画。園内の撮影許可はとれているが、アトラクションの撮影許可が手違いでとれていないといって、遊園地の乗りものに乗ってるテイでロケをする。「週刊ダウ通信」も2週分まとめて。先週の放送は前週に予告されていたとおり、Aマッソをゲストに迎え、お酒の力を借りて蓮見に本音をぶつける企画だったが、収拾がつかなくなったためにお蔵入りだって。マジか。ガチャで出た質問に答えるゆるいトーク企画になっていた。昨夜の放送はアルコ&ピース平子が登場し、イベント会場に飾る写真を平子がプロデュースする。

 今日の「徹子の部屋」は春風亭一之輔さんがゲスト。徹子さんとは、2015年の「浅草芸能大賞」で一緒に受賞しているという縁があるんだ。その年は徹子さんが大賞を、一之輔さんは新人賞をとっている。奨励賞は市川染五郎、今の松本幸四郎だ。

 楽天マガジンで雑誌のチェックも。「SPA!」の岩崎う大の連載を読み、う大にNSCにいた時代があったことを初めて知った。グランジの佐藤大とコンビを組んでいたというのだが、う大はその後、WAGEに戻るという順序になる。ウィキペディアにあたってみると、そのことも書いてあったのだが、ハイデハイデがWAGEの所属だったことを今さら知って驚いた。ハイデハイデは森ハヤシのコンビだったんだ。ハイデハイデは「ブレイクもの!」という番組で観ていたコンビだが、その後、戸倉上山田で開催された学生落語のコンテストに一緒に出場しているという思い出がある。といっても、こっちは落語、向こうはお笑い部門だが、そのときに優勝したのはプチ王子というコンビで、そのひとりがハイデハイデと兼任していたと記憶しているのだが、プチ王子については検索しても情報が見つけられない。あれも森ハヤシだったんだろうか。戸倉上山田のコンテストは、その翌年には岩崎う大が出場しているはずで、その年には一之輔さんも出場している。

 テレビはほどほどで切りあげ、深夜に近くなってから配信動画を観始める。ゲンロンカフェに太田光が出演した回の視聴期限が今月いっぱいで、観よう観ようと思っているうちに残り3日になってしまった。しかし、これはやっぱり観ないわけにはいかない。シラスに登録するところから始めて、ついに購入するが、なにしろ、ぜんぶで7時間もある動画だ。万が一、観る時間が作れなくなるともったいないから、まずは本編だけを購入した。冒頭、途中までは無料公開の動画をすでに観ていたが、話の流れをつかむために、あたまから観る。聞き手を務めるのは石戸諭。太田が、たけしの登場により、欽ちゃんや谷村新司が好きだった今までの自分を疑い始めたという重要な話をしていたところで、石戸諭がじつに軽いあいづちを打つ。石戸諭の書くものは好きなんだけど、どうも変なところで笑いすぎるひとだ。トークは「笑って人類!」を中心にして、さまざまな方向に広がっていく。お笑いを始めた当時の空気が語られ、爆笑問題もまた、ラジカルの影響を受けて、コントからスタートしたということになるか。コントと漫才、あるいは、物語への執着、太田のお笑い論、芸論ともいえる話。2時間弱あたりからは政治の話題になり、憲法の話にもなった。2時間10分あたりで、会場は休憩に入った。光代社長も控え室にいて、仕事をしているようだ。このイベントが行われたのは5月31日。休憩後はその当時の統一教会に関する炎上について、太田はネットよりも、雑誌や識者たちの決めつけにムカついたという話をしていた。コロナ禍の「サンジャポ」をふり返り、「サンジャポ」からまた宗教の話にもなる。石戸諭は「サンジャポ」の面接に呼ばれたことがあるという、太田も知らなかった話も出てきた。それにしても、石戸諭が変なところで笑うのは、ビールを飲みながらやっているせいもあるだろうか。4時間を過ぎたところで、会場は23時になった。サイン会を予告していたため、会場はサイン会になり、配信は中断された。30分ほどの中断ののち、画面が復活すると、石戸諭の横には東浩紀が座っていた。太田が休憩から戻り、東浩紀が加わった3人でのトークが始まったばかりというところで、4時間40分の本編は終わり。この先が気になってしかたがないが、寝不足になるし、さすがにここでやめておく。早朝4時頃に眠る。

2023年11月27日月曜日

11月27日月曜日/Kアリーナ周辺を歩く

◇ みなとみらい

 昨日は昼は寒かったのに、夜はやけに暖かかった。朝から外出。桜木町に用があり、午前中にクイーンズのベローチェに入り、モーニングセットのカイザーサンドスクランブルエッグ・ベーコンを食べた。480円。しばらく読書をしていく。図書館で借りている、スージー鈴木「桑田佳祐論」を読み終えた。2022年刊、新潮新書。もとは「水道橋博士のメルマ旬報」の連載だったのだね。読みながら、Spotify で実際の楽曲にあたっていくのが楽しかった。初めて聴く曲もあったし、魅力を再発見する曲もあった。

 先週木曜のことだったか、Kアリーナで女性が刺されたというニュースがあり、のちに自作自演だったことがわかったが、Kアリーナ周辺はどのようになっているのかと改めて歩いてみたくなった。表通りのほうからはよく眺めているが、裏側にはまわってみたことがなかった。Kアリーナからしてみると、裏側のほうが正面ということなんだけれども。この裏側に公園があるということも初めて知った。貨物の線路をまたぐように、運河沿いに細長い公園がある風景を新鮮に感じた。Kアリーナが建つ前だって、こんなところは歩いたことがなかった。公園のすぐ前に搬入口があり、その上がステージにあたるのだろうか、リハーサルでもやっているようで音楽が漏れ聴こえてくる。

◇ ポートサイド地区

 Kアリーナの裏側(正面なんだけど)をぐるっとまわり、戻ってくる。昼食はまたOKの弁当。ここのところ、頻繁に利用している。和風唐揚げのり明太弁当、お茶と合わせて、400円弱。上階のイートインスペースで食べていく。それから、横浜駅まで歩き、ベイクォーターのマクドナルドに入り、ひと休み。ここでもまた読書。しかし、読書は早々に切りあげ、Kアリーナ周辺を歩いたついでに、今度はポートサイド地区も歩きたくなった。いったいいつぶりになるか、横浜駅にはしょっちゅうきているのに、こちらを歩く機会はなかなか作れないものだ。ポートサイド地区に出てみると、こちら側から見えるKアリーナはずいぶん近くに見える。ポートサイド公園も記憶とはずいぶん変化しているのではと思うが、さきほど、Kアリーナの裏手にあった公園の運河を挟んだ向かい側にあるのがポートサイド公園だった。この運河はシーバスの通り道でもあった。さて、そろそろ戻ろうかと考えていると、公園の端のほうに歩いていくひとがちらほらいて、どうやらそちらにも抜けるルートがありそうだ。公園の端っこまで進むと、橋の下を抜けるトンネルがあり、ここがなんと、ベイクォーターとつながっていた。いや、こんなトンネルがあるなんて今までまったく知らなかった。歩いてみないと気がつかないことはあるものだ。思いがけず、今日はたくさん散歩をすることになったが、昨日みたいな寒いだったらそんな気にはならなかったろう。体調も悪くない。

◇ テレビ・雑誌・ラジオ

 夕方には帰宅し、録画していたテレビ番組をあれこれと。今朝の「ブギウギ」を観て、それから、昨日の「ボクらの時代」を観る。ウエストランド井口、空気階段かたまり、ハナコ秋山という岡山出身の3人。昨日の「サンデージャポン」は、成田悠輔、松村沙友理、藤田ニコル、みちょぱらが出演。政治資金問題をトップに扱い、宮崎謙介・金子恵美夫妻が解説をする。そのあとには池田大作の死去、ビッグモーター問題、ジャニーズ問題、違法スカウトグループの問題。最後にはやす子とさゆりんごの食リポがあり、これは早送り。

 土曜に放送された「ものまね王座決定戦」は年末恒例のトーナメント戦。まずはAブロックからEブロックまで、4組ずつが対戦する。Aブロックでは、レッツゴーよしまさが小林幸子と美川憲一のものまねで「もしかしてPARTⅡ」を歌い、終わったあとに「僕は、純度100パーセント、ザ・ものまねをやりたかったです。」と言っていたのがかっこよかったのだが、Aブロックは米津玄師のものまねをした松浦航大が1位になった。Bブロックは、なんといっても、ミラクルひかるの工藤静香がふざけきっていて素晴らしかった。ミラクルひかるには神田愛花が100点をつけたが、しかし、勝ち抜けたのは B'z のものまねをした NASUMI。Cブロックでは、栗田貫一が森進一のものまねで「いとしのエリー」を歌い、これぞ、ものまね芸人の矜持。この矜持を受け継いでいるのがレッツゴーよしまさであり、ミラクルひかるだ。ところが、Cブロックを勝ち抜いたのは、堂本剛のものまねをした成田寛巳。Dブロックでは、布施辰徳が五木ひろしのものまねで絢香の「三日月」を歌い、これもクリカンイズムかと思ったが、この曲は五木ひろし本人もカバーしているようだ。ビューティーこくぶ、よよよちゃんという巧者が並ぶが、Dブロックは倖田來未のものまねをしたありさブリリアントが勝ち抜いた。Eブロックは、JP、ななみなな、ほいけんたを押さえ、エハラマサヒロが勝ち抜け。エハラマサヒロは「リトルマーメイド」のセバスチャンを演じた上條恒彦のものまねだった。エハラと松浦航大はともかく、この5名の決勝戦はしょぼすぎるだろうと思ったが、敗者復活枠が2名あり、1位は高橋洋子のものまねをしたななみななだったが、2位はレッツゴーよしまさとほいけんたが同点だった。ほいけんたとレッツゴーよしまさがジャンケンをして、さんまのものまねで「アミダばばあの唄」を歌ったほいけんたが決勝進出を決めた。7組による決勝戦、松浦航大の和田アキ子から始まり、ありさブリリアントの安室奈美恵、エハラマサヒロの山崎まさよしと続き、ななみなながここで十八番のドリカムを出してきた。成田寛巳はTMレボリューション、ほいけんたは爆風スランプ、ラストは NASUMI という無名のひとになり、ただでさえ誰だよと思うのに、MAN WITH A MISSION のものまねをして、ますます誰だかわからない。優勝はななみななに決まり、途中まではどうなることかと思ったが、これは悪い結果ではない。

 楽天マガジンで雑誌のチェックをすると、「週刊ポスト」には「ブギウギ」のふせえりに注目した記事が出ていた。たけしの連載は3ページの拡大版。映画公開に合わせたのかと思えば、この連載の新刊が出るようだ。「週刊現代」で始まった堀井憲一郎の連載は、やっぱりテレビについて書いていくコラムだ。2回目では「ブギウギ」のあとの華丸大吉のコメントに着目し、きっちりとネタっぽくしあげている。このふざけたコラムを読む感覚、ひさしぶりに味わうもので、こういうコラムがたくさん載っているのがかつての「テレビブロス」だった。

 タイムフリーで、土曜に放送された「ナイツのちゃきちゃき大放送」のニュースの部分を確認すると、池田大作の訃報は扱っていなかった。「常連さん」は丸山ゴンザレス。Spotify のポッドキャストで、松尾潔のRKBラジオのコーナーを聴くと、最新回では「レコード大賞」を話題にしている。毎週2本あるもう1本では小室哲哉について話していて、ZONEはもともと小室哲哉と松尾潔が一緒にプロデュースするはずだったという秘話があった。

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2023年11月26日日曜日

11月26日日曜日/こども歌舞伎

◇ 天王町

 早朝から少し眠りなおし、起きあがり、ブログの更新をひとつ。パソコンのラジコを使おうとすると、地域判定がまた狂い、大阪になっている。せっかくだから、このときだけ聴けるさんまの「ヤングタウン」を聴いた。録画していたテレビ番組もいくつか観るが、録画残量を空けることにばかり追われていて、テレビを観ていてもちっとも面白くない。

 午後から外出。もう本格的に寒い。天王町に出て、まず、昼食。松のやに入り、味噌ロースかつ定食を食べた。690円。「天王町フリマ&マルシェ」という催しに初めて寄ってみた。天王町でフリマを開催していることは前から知っていたし、古本を売れないかと考えたこともあるから、一回、様子を見ておきたいとは思っていたのだが、今回、これは観てみたいと思わせたのは「こども歌舞伎」の上演を知らせる看板を見かけたからだ。この近辺を歩いていたときに電柱にくくりつけられている看板を目にして、その看板を見かけた瞬間に興味をもち、手帳に書き込んでおいたのだが、これはネットで検索してみても、まるでわかりやすい情報はない。フリマのほうは、一応、17時まで開催となっているのだが、15時を過ぎるともうおおむね片づけてしまうようだ。商店街の端っこまで歩いてみたが、着いたときにはもう販売しているひとは少なく、なにが売られているのかもよくわからなかった。マルシェのほう、飲食はむしろこれからが本番という時間だったかもしれない。

 お目当ての「こども歌舞伎」は15時半開演。商店街の端まで行って、戻ってきたらちょうどいい時間になった。上演は神社で行われる。境内の砂利の上にパイプ椅子が並べられ、空席もあったが、お年寄りや子どもも多いから遠慮して後ろから立ち見にするが、開演直前になったら席はおおむね埋まり、立ち見のひとも増えていった。いや、観客が保護者だけのような空間だったらまずいかなと思っていたのだけど、なかなか開かれた雰囲気だ。写真を撮るのもどうだろうかとも思っていたが、様子を見ながら、いい場面は記録しようと努める。演目は「弁天娘女男白浪」。歌舞伎には疎いからどういう話かは知らず、これを観てもスジはよくわからなかったが、だけど、面白い。上演時間は45分ほど。けっこうたっぷりやるんだな。しかも、1日2回公演のこれが2回目の公演だ。こどもたちのセリフのかわいらしさに笑顔にさせられるが、主役の子たちはもうちょっと大きい子だから、かわいいと言われては不本意かもしれない。並んだときの身長差がかなりあり、何年生から何年生までが出ていたんだろうか。入り口では、おひねりが 500円で売られていて、上演中に舞台に向かってびゅんびゅん投げられていた。なかにはお菓子でも入っていたのかな。歌舞伎は誰が教えてるんだろう。それなりに歴史があるようなのだが、今まで知らなかった。来年もうまく知ることができるかはわからないが、とてもいい催しなので、盛りあがってもらいたいと思う。

 「こども歌舞伎」を観たあとは、今日もイオン天王町のフードコートに。マクドナルドのホットコーヒーとアップルパイを食べる。インスタに投稿するだけで、今日も読書はあまりできなかった。どうも体調が優れているとはいえない。コーナンに寄り、買いものしてから帰る。

◇ テレビ

 夜に帰宅し、録画していた今朝の「ワイドナショー」を観た。矢田亜希子が初登場のほか、今田耕司、武田鉄矢、オズワルド伊藤というメンバー。まずは「M-1」の話題から始まり、武田鉄矢は、仁鶴、三枝の時代から芸人とつきあいがあり、その時代の前説がさんまだったという話をしていた。イチローが高校野球の指導について、今の時代はきびしくできないから自分たちできびしくするしかないと発言したという話題では、武田鉄矢は山田洋次の演出のきびしさについて熱弁をふるう。けっこう面白い話なんだけど、しかし、オズワルド伊藤があたまから馬鹿にしすぎなんだよな。

 NHKの「ドキュメント20min.」がSNSで評判になっているのを目にし、見逃し配信で観ようと、NHKプラスにまた登録した。本登録の手続きがめんどうなため、仮登録だけをくり返しているのだが、しかも、ファイヤーフォックスでは再生できないというので、このためだけにスマホにアプリをわざわざ入れ、スマホの小さい画面で観た。「ニッポンおもひで探訪」というわずか20分の番組。宍戸開が長野県飯山村の山間にある集落を訪れるのだが、どうも演出が不穏だ。中盤で、じつはこの村は現在は存在しないことが明かされ、前半はフェイクドキュメンタリーだったのだ。実際にもとの住民のみなさんに協力してもらい、この番組に風習などを記録している。後半はそのメイキングになっていて、これは本当のドキュメンタリーだ。大根仁のインスタでは川辺ヒロシから教わったと書いてあったが、このような番組を誰が観ていて、どう広まったのか。