2021年6月6日日曜日

6月6日日曜日/「日本の喜劇人」を読む(5)

◇ テレビ・ラジオ

 朝、録画していた昨日の「週刊フジテレビ批評」を観ると、日本映画批評家大賞授賞式、ギャラクシー賞贈賞式の様子を伝えていた。ギャラクシー賞の大賞は「世界は3で出来ている」というフジテレビのドラマで、これは観逃している。フジテレビが大賞に選ばれたのは31年ぶりなのだと。今朝の「サンジャポ」では、門倉コーチの失踪事件が気になったが、東スポの田才記者によると、日産スタジアムの近くの公園でやっぱり発見されているようで、そこまでは「FRIDAY」の記事と一緒だが、妻に連絡されていないために、妻はブログで否定しているのだという。午後はラジオ。「爆笑問題の日曜サンデー」を聴きながら、少し眠ってしまった。後半には家電ロボットの特集をやっていて、愛されることを目指したロボットというのにはなかなかの驚きがあった。

◇ 読書

 夕方、ヤマトの営業所まで。午前中は雨降りだったが、もうすっかり止んでいた。二俣川に出て、くまざわ書店に寄り、新刊を眺めていく。ドトールに入り、クイニーアマンを食べて、しばらく読書。今日も「決定版 日本の喜劇人」の続きを読む。第五章は「道化の原点」と題し、脱線トリオ、クレイジー・キャッツ(この本ではこの表記)の名が目次にはあるが、改めて読むと、目次には名前がない石井均についてかなりページが割かれている。「ある種の挫折感を抱いて生きていた一人の学生」だったという小林信彦は、この時期、ストリップにのめりこみ、「ストリッパーの話になると、きりがないから、さておき、」と、ストリッパーの話をがまんして脱線トリオについて書き始めているのが可笑しい。小林信彦の体験の比重も多くなり、無名の芸人の名もたくさん記されている。石井均の楽屋を訪ねたエピソードが面白く、長部日出雄、永六輔が登場する。読みながら考えることが多く、ページ数のわりには読むのに時間がかかった。

◇ テレビ・ラジオ

 夜に帰宅し、録画していた「週刊さんまとマツコ」を観た。この番組はロケができないときはトークになるようで、ロケよりもトークのほうが面白い。「恋のかま騒ぎ」をふり返り、今の時代に復活させようと考えるのだが、マツコがいることで批評的になっている。「笑点」の演芸コーナーはロッチ。また無観客の収録に戻っていて、収録順がわからないが、地方収録のほうがむしろ観客を入れられるのか。

 聴きそびれいていたラジオをいくつか。水曜放送の「伊集院光とらじおと」をタイムフリーで聴いた。ゲストは小倉智昭。もともと吃音で、吃音を防ぐための言葉の工夫が独自の面白さになっていったという話には感じ入るものがある。Spotify のポッドキャストで、「大竹まこと ゴールデンラジオ!」も聴く。金曜のゲストは桐野夏生。ゲストの本を読んでいないことも多い大竹まことが、桐野夏生の新刊は読んでいた。続けて、木曜、水曜と聴いていくと、水曜のオープニングでは、大竹まことが野田秀樹の舞台の話をしていた。

◇ 読書

 深夜にまた読書。徳川夢声「話術」をようやく読み終えた。2018年刊、新潮文庫。一度読みかけて、しばらく中断してしまっていたが、先日の「カツベン映画祭」をきっかけに、またあたまから読みなおしていた。残り半分ほどは一気に読んだが、前半よりも、芸の話になる後半のほうがギアが入る感じがある。久米宏の解説にも書かれていたが、この本が戦後二年で書かれていることにも驚く。深夜2時前に眠る。

2021年6月5日土曜日

6月5日土曜日/「日本の喜劇人」を読む(4)

◇ ラジオ

 昨夜から眠らず、早朝にブログの更新をひとつしてから、「木梨の会」を聴きながらようやく眠った。10時前に目覚め、テレビの録画の確認などをする。午後は「田村淳のNewsCLUB」をつけておく。今朝の「ナイツのちゃきちゃき大放送」はタイムフリーで聴いた。同じくタイムフリーで、昨日の「中川家 ザ・ラジオショー」も聴いた。間寛平がゲストで、中川家とはつきあいの深い間寛平だから、ほかの番組に出るときとはトーンも違い、若いころの不祥事の話などにもなり、とても面白かった。礼二が子どものころに観ていた新喜劇の思い出話をしていて、由利徹の名が出たのを意外に思いながら聴いていたが、由利徹の「ワレコワレコ」というギャグを、間寛平がきちんと受けずにちょっと馬鹿にしたような態度をしたそうで、若い間寛平が由利徹を慌てさせたというエピソードだったが、どうも変だと思いながら聴いていた。しかし、いろいろ検索してみると、どうやらこれは由利謙というひとの間違いだ。由利徹だというから、由利徹が吉本新喜劇に出たことがあったのかとか、礼二が由利徹をわかっていないような話しぶりにもがっかりしそうになったが、ただの言い間違いだとわかれば納得もする。由利謙というひとの詳細はわからない。

◇ 読書

 午後、ヤマトの営業所まで。二俣川に出て、ドン・キホーテのサイゼリヤに入り、チョリソーとハンバーグの盛り合わせを食べた。ライスを初めてスモールにしてみたが、実際に、見事にスモールサイズだと思うような量が皿に乗せられていた。読書をするが、眠気で朦朧とし、なかなか読み進められない。今朝は4時間も眠っていないのだ。小林信彦「決定版 日本の喜劇人」を読み進める。第四章は「占領軍の影」と題し、トニー谷、フランキー堺について書いている。異端のトニー谷にたっぷりページを割き、邪道芸人を書き留めておこうという小林信彦の意思がここにはある。同様に、泉和助についても、「喜劇史の裏面の人物の一人として、その名を留めておきたい。」という意図がはっきりしている。

◇ テレビ

 夜に帰宅し、注文の品が1点、まだ届かないという問い合わせがあり、伝票を探し、状況の確認をして返信をした。録画していた「徹子の部屋」45周年スペシャルを、放送が終わってすぐに観る。録画の都合があり、ひとまず半分まで。さんまの出演を楽しみにしていたが、5年前の40周年のときにも出ているというのを知らなかった。今回で6回目の出演だというが、どういうわけか、「徹子の部屋」はつねにチェックしているのに、さんまの出演回は一度も観たことがない。2011年に地デジ化して以降は、地デジに対応する録画機を買っていなかったので、しばらく、テレビを観る量は極端に減っていた。5年前の40周年はその時期にあたる。それ以前の出演になると、自分がまだ「徹子の部屋」を意識的に観るようになる以前の、本当に子どものころである。今回の出演だが、大竹しのぶの名場面集などは面白かったが、ひとの部屋に呼ばれているのに、終始、さんまは自分の部屋のようにふるまう。後半などは「お笑い向上委員会」のようになり、番組全体の作りもさんまを中心にしているかのようで、普段の「徹子の部屋」とはスタッフは同じなのだろうか。普段の「徹子の部屋」の穏やかなトーンで会話をするさんまを観たかったのだが、80歳過ぎの黒柳徹子にばんばん突っ込むというのはあんまりいいものではなかった。さんまの番組に黒柳徹子が出演しているのであれば、黒柳徹子の可笑しさは引き出され尽くしていたとも思えるが。

 少し忙しくしていると、ラジオはついつい聴きそびれてしまうもので、先週の「HONMOKU RED HOT STREET」をタイムフリーでようやく聴いた。小林旭の「どんぐりころころ」を流すようないい番組である。続けて、23時から、今週の放送をオンタイムで聴いた。聴きながら、深夜0時前には眠っていた。

2021年6月4日金曜日

6月4日金曜日/「カツベン映画祭」

◇ ラジオ

 昼はラジオ。「ビバリー昼ズ」を聴いていたら、高田先生、渋谷で「ろくでなし稼業」を観たそうだ。もちろん、シネマヴェーラの小林信彦の喜劇映画特集だろう。そのあとに、立川企画で飲んだという話をしていて、立川企画の事務所が渋谷にあるということを初めて知った。志ららさんが巣鴨に落語カフェ(?)をオープンするという情報もあり、これは調べなければならない。

 午後から外出。雨降り。風も強く、小雨だから駅までは傘は差さずに歩いた。近所の小学校の下校時間だったが、小学生たちも傘を差さずにいる子がほとんどで、今の子どもはもう、このくらいの雨では傘を差さないほうが当たり前になっているのだろうか。東横線に乗り、電車内で、新しく文庫本を読み始めようとするが、今から読み始める本なのに、栞紐の挟まっているところを無意識に探し、そこから読もうとしてしまう。疲れているのかなんなのか、気が散漫になっているようで、こういうときは危なっかしい。




◇ 新宿

 副都心線直通で、新宿三丁目まで。紀伊國屋地下の飲食店が閉まるというので、せっかくだから、寄っておこうと思った。閉まるといってもいきなり閉まるわけではなく、貼り紙を見ると、7月15日までだというのでまだ少し先だ。モンスナックでひさしぶりに食べていく。さぞ混んでいるかと思いきや、まあ、いつもどおりの混み具合だろう。店内の壁はサイン色紙で埋め尽くされている印象があったが、入り口寄りの一角に集められてあるだけで、壁の大半はメニューの写真で埋められるようになっていた。カツカレーを食べるが、そういえば、コーンサラダが無料なのを忘れていた。向かいの客が食べているのを見て思い出したが、あとから頼むのもちょっと気が引けた。店内のどこかに書いてあったかと探したら、紙ナプキンの容れ物にその但し書きが貼ってあるが、かすれてしまってまともに読めない。これでは新たに知るきっかけはないだろう。さらさらのスープカレーだが、カツカレーは初めて食べた。以前は、皿がもっと浅かったような気がする。雨降りなので地上にはなるべく出ないようにして、サブナードのベローチェに入る。アイスコーヒーを飲み、2時間弱。





◇ 映画祭

 19時過ぎ、新宿武蔵野館で開催中の、第1回「カツベン映画祭」に。この開催を知ったのはいつだったか、記念すべき第1回となれば行かないわけにはいかないが、しかし、さすがに上映作のすべてを観るわけもなく、どれか観るとしたら、やっぱり片岡さんが弁士の回にしたいと思い、ちょうど夜の最後の回なので迷うことはなかった。チケットを予約するのが遅くなり、売り切れないかが心配だったが、先週土曜にようやく予約し、いちばん後ろの席をとれた。19時20分の回、やや早めに、20分前には到着する。グーグルマップで確認するまでわからなかったが、この劇場はどうも今まで縁がなかったようで、一度も入ったことがなかった。ビルの3階にエレベーターであがり、いったん、ロビーに入るが、チケットの引き換え法がわからずにスタッフの女性に訊くと、発券機はエレベーター前にあった。小さい劇場を想像していたが、ロビーはけっこう広い。展示をしている一角があり、ほかの客は誰も見ていなかったが、近寄って眺める。ほとんど片岡さんの所有物のようだ。自分が見ていたら、ほかの客も見るようになった。開場時間になり、客席に入る。客席内はこじんまりとしている。そしていよいよ上映。片岡さんと、ピアノの上屋安由美さんが登場。ふたりともマスクをしたまま、それぞれ、弁士、楽士の場所にはアクリル板がきちんとある。まずは片岡さんの前説から始まり、ソーシャルディスタンスで座席は半分だが、今日はすべての回が完売になったんだそうだ。コロナ禍の状況について、まじめに語る場面もちょっとあったが、すぐに自分でまぜっかえす。上映が始まったら、片岡さんはマスクを外した。上映作品は「都会の女」。初めて観る作品だが、始まってすぐ、ひとこと目でもう、一瞬、片岡さんの声であることを忘れていることに気がつき、ちょっと驚いてしまった。あっさりと自分を消す芸になっていて、片岡さんは大著を上梓したことで、心境的にもかなり余裕が出てきたんじゃないだろうか。シリアスな作品でもあり、余計な遊びもなく、しかし、印象としては柔らかかった。農作業の場面に聖書の言葉を入れるのは片岡さんの演出なのだろうか、それとも、別の弁士もやっているのか。いずれにせよ、映像そのものには表されていない言葉で、この映像からこの言葉を引き出してきたことにすごいと思う説明だった。終演後、ロビーに出ると、片岡さんと上屋さんが出口の手前に立っていて、今日はあいさつできるかと思ったが、タイミングが悪いことに、少し前にいたおばさんのお客さんが片岡さんと話し始めてしまい、話し終わるのを待っていることもないかと思い、横をすり抜けてすぐに出てしまった。一応、会釈だけはしたつもりだが、目が合うこともなかったから、気がついてもらえたかすらもわからない。外に出ると、雨は止んでいた。新宿三丁目駅に降り、東横線直通ですぐに帰る。

◇ テレビ・ラジオ

 夜遅くに帰宅し、録画したままで観そびれていた「笑点」をようやく観た。演芸コーナーに坂本頼光さんが登場している。無観客のスタジオ収録ではなく、ようやく、地方での公開収録になっていた。頼光さんは持ちネタではなく、大喜利の座布団十枚の商品の歴史を語るという企画モノになっていて、誰が考えたのかは知らないが、これでは頼光さんの面白さは伝わらない。どうせならば、無理だろうが、日曜夕方に「サザザさん」が観たかった。続けて、これも観そびれいていた「お笑い実力刃」だが、なぜなら、じっくり観たいと思っていたからだ。前半は神田伯山、後半は山田雅人という、テレビの外で評価を得ている芸を、こんなにしっかりと放送してくれる番組はほかにない。伯山は「徂徠豆腐」の一席と、講談入門的なトークもたっぷりと。山田雅人は「アンタッチャブル物語」。太田光物語のときと同様、横に本人たちが座り、言葉も挟むかたちだが、しかし、この形式が正しいのだろうかという疑問はある。「キョコロヒー」も観ると、FUJIWARA 原西のギャグを、プロのダンサーがダンスとして解説する企画が面白かった。

 タイムフリーで、昨日木曜の「ナイツ ザ・ラジオショー」を聴いた。オープニングでは、前日の「水曜日のダウンタウン」で扱われていたハリセンボンの曲の話題から、もっと売れない曲があるだろうと、東洋館の売店にCDが売っているという話になり、オンエア中に東洋館に電話をかけた。14時台のゲストコーナーは今週は漫才協会ウィークで、最終日には中津川弦さんが登場した。ここに単独で登場するのはすごい。漫才協会の師匠たちのゴシップ満載で、もし可能ならば、これは定期的に聴きたい。

2021年6月3日木曜日

6月3日木曜日/職務質問

◇ テレビ

 早朝5時半前に目覚め、録画していた昨夜の「水曜日のダウンタウン」を観た。鬼越トマホークのケンカネタをマネージャーに仕掛けられるドッキリ。それから、芸人が出したCDの売り上げワーストランキングについての説。ワーストテンのなかでは唯一、9位の大木こだまひびき「チ」だけは発売当時に買っている。小室哲哉プロデュースなのだが、この当時、たしか、小室哲哉は吉本所属だったはずだ。2位のハリセンボン、5位の土田晃之&柳原可奈子の曲は「ケロロ軍曹」関連だが、同じ「ケロロ軍曹」関連では、おぎやはぎの「ケロロダンシング」は買った。アニメは観たことがないのにCDを買ったのだが、逆に、アニメのファンが買わないからこの結果なのだろう。



◇ 田町

 今日も朝から都内に。田町に用があったが、電車賃節約で、泉岳寺から歩いていく。途中、コンビニに寄り、シュークリームを買って食べた。昨日、楽天マガジンで読んだ雑誌で、シュークリームとユンケルを合わせると疲れに効くという記事を見たからだが、ユンケルの代わりに、エナジードリンクを一緒に飲んだ。午後、周辺を少しぶらぶらし、昼食は饂飩四國というお店で、ランチメニューのぶっかけセットを食べた。700円。慶應大の前のベローチェに入り、少し仮眠してから、しばらく読書をした。

 寝不足のせいか、今日はやけに疲れていて、このあと、五反田のブックオフに寄ろうかと思っていたが、やっぱりもう帰ろうかと、迷いながら田町駅に向かっていた。改札に入ろうとしたところで呼び止められ、誰かと思えば警官だ。職務質問である。なにか不審に見えたのか、見えていたとすれば、迷いながら歩いていたせいだろうかと思ったが、なんにしろ、気分のいいものではない。この警官ともうひとりの警官も寄ってきて、カバンを開けて、懐中電灯で照らされ、中身をまさぐられた。それから両腕を前に伸ばさせられる。すぐに解放はされるが、理由ぐらい訊けばよかった。しかし、なにか余計なことを訊けば、ますます怪しまれるのだろう。なぜ両腕を伸ばさせたのかといえば、あとで気がついたが、注射の痕がないかということか。痩せている人間が、疲れた顔をして歩いていたから、それかと疑われたのだ。たまたま前日に予防接種でもしていたら、どこかに連れていかれたのかもしれない。職務質問を受けたのは人生二度目で、そのときは、働いていた書店を辞めるときで、ものすごく怒りながら歩いていたから不審に思われてもしかたがないと思った。



◇ 五反田

 結局、五反田には寄ることにして、山手線に乗る。五反田のブックオフは、1階の売り場は電波が入らず、せどり泣かせの店である。いい本があり、寄った甲斐あり。計5冊買う。大崎広小路駅から、池上線で長原に移動し、ブックオフにもう1店。初めて降りる駅で、初めて訪れる店舗。小さい店で、2冊だけ買ったが、ここでもいい本を見つけた。グーグルマップを見ながら、住宅街を抜け、北千束駅まで歩く。大井町線で自由が丘に出て、東横線に乗り換え、横浜に戻ってきた。帰宅前にコンビニに寄り、「週刊文春」の小林信彦の連載を立ち読みしていく。今週は亡くなったかたがたについて、田村正和、細野邦彦、澤田隆治ときて、最後は坪内祐三。細野邦彦という名前はたしか、澤田先生がゲストの「電波少年W」でも出ていた。それで名前を覚えたばかりだったが、ほぼ同じ時期に亡くなっていたとは驚く。

 夜に帰宅し、タイムフリーで「ビバリー昼ズ」を聴こうとするが、ラジコの検索窓に「ラジコ」と入れてしまい、かなり疲れていると思った。DMの返信をする必要があり、そのために YouTube の動画も観なければならなくなり、細かい話は避けて返信するが、訊かれるから、結局は余計な返信をすることになった。やりとりが続き、深夜0時頃に眠る。

2021年6月2日水曜日

6月2日水曜日/「日本の喜劇人」を読む(3)

◇ ラジオ・テレビ

 週末はばたばたと忙しく、タイムフリーで、「ナイツのちゃきちゃき大放送」の後半をようやく聴いた。木村昴がゲストで、たてかべ和也のエピソードは「はなつまみ」でも聴いているのに、もう一度聴いてもまた感動する。落語をやっているという話もあり、志ら乃さんの名前も出た。月曜の「ズーム」を聴くと、志らく師匠がオープニングで、伯山にいじられていることについてしゃべっていた。昼はオンタイムで「ビバリー昼ズ」。12時台には市馬師匠が登場し、5月は落語応援月間だったが、今週はボーナストラックということになる。午後は録画していたテレビ番組をいくつか。今日の「徹子の部屋」はモーリー・ロバートソンがゲスト。日曜の「週刊さんまとマツコ」も観る。この番組の形式がまだわからないが、今週はトークだった。ロケ企画よりも、こっちのほうがいい。

 夕方になる前に、ヤマトの営業所まで。週末あたりからやけに注文が多くなり、2週間前なんかは、誰かに悪評でも流されてるのかと不安になるくらいに注文が止まってしまった日があったが、考えてみると、緊急事態宣言の延長の影響か。しかし、神奈川県にいるとあまり変化を感じない。二俣川に出て、松屋に入り、厚切りトンテキ定食を食べる。ジョイナステラスの無印良品に寄り、Tシャツを買っておく。くまざわ書店にも少し寄り、それから、西友のイタリアントマトに入り、読書をする。


◇ 読書

 小林信彦「決定版 日本の喜劇人」を少しずつ読み進めている。かさばる本なので、遠出するときにはカバンに入れていけない。今日みたいに、なにも予定がない日に一章ずつ読んでいくしかない。第三章は森繫久彌について。有名な「森繁病」について書かれている章で、この章は新潮文庫版で何度か読みなおしている。初めて読んだときには誤解したが、「森繫病」とは森繫を批判する言葉ではなく、森繫によって、ペースを乱された喜劇人たちに対する皮肉である。(最近では、四十代のお笑い芸人から「ダウンタウン病」という言葉をたびたび耳にする。) この章で、その時代のおもな喜劇人たちに一気に触れられ、伴淳三郎、三木のり平については、ここでは突き放した書きかたをしている。代わりに、小林信彦がここで評価しているのは、有島一郎、堺駿二、益田喜頓といったひとたちで、新潮文庫版で「日本の喜劇人」を初めて読んだときには喜劇史の教科書のように読んだが、むしろ、教科書的な喜劇史に対する反発がかなりあるというのが今となってはわかる。

 第三章を読んだあとは、これもちびちび読み進めていた夏目漱石「坊っちゃん」(新潮文庫)も読み終えた。まあ、普通に読めば一気に読める小説だが、「坊っちゃん」は小学生のときに初めて読み、何年か前にそれ以来に読みなおしたが、これは今一度、じっくりと読みなおしておきたいと思っていた。これも小林信彦の影響である。

 西友で買いものして、夜に帰宅する。少し忙しくしていると、テレビ番組の録画がどんどん溜まっていく。残量確保のため、ざっと観て、つぎつぎに消去していく。昨日放送された「知恵泉」という番組は、永六輔の特集だと知り、録画しておいたが、これは保存する。黒柳徹子が出演。VTRには矢崎泰久も登場した。深夜0時前には眠ろうとしていたのに、ぜんぜん眠れず、これはだめだと思い、またテレビを観る。「はなつまみ」を観て、深夜2時前にようやく眠る。

2021年6月1日火曜日

6月1日火曜日/「アメリカン・ユートピア」



◇ 虎ノ門

 今日も朝から都内に。外に出ると、朝は半袖ではやや寒いくらいだった。睡眠不足で、電車で眠っていきたく、横浜駅で乗り換えるよりも空いているかと思い、二俣川からJR直通に乗るが、座れず、これじゃあどっちでも変わらない。武蔵小杉から乗り換えた横須賀線は満員電車だった。新橋から歩き、虎ノ門まで。昼食は小諸そばで、かき揚げせいろを食べた。それから、ベローチェに入り、ひと休み。アイスコーヒーと一緒にアンパンを食べる。何度か通っているわりには位置関係がわかっていなかったが、虎ノ門駅からすぐに特許庁がある。その隣りは霞が関ビルディングだが、霞が関駅よりもむしろ、虎ノ門駅から近いのだ。

 虎ノ門ヒルズ駅から日比谷線に乗り、東横線直通、各停で眠りながら、横浜まで戻ってきた。横浜東口、ポルタから日産ギャラリーを抜け、みなとみらいに出る。映画を観るつもりで、まだ時間があるため、付箋を買っておこうと、マークイズみなとみらいの地下に降り、ダイソーに寄っていく。みなとみらい駅から延びる長いエスカレーターに乗り、クイーンズスクエアに出た。そういえば、ここにフードコートがあったことを忘れていた。サブウェイをひさしぶりに利用してみるが、特に理由もなく、10年以上はなぜか食べていなかったような気がする。パンの種類やドレッシングなど、いちいち選ぶシステムだったことも忘れていた。てりやきチキンのサンドイッチを食べて、しばらく読書を。冷房がきつく、早めに出て、丸善に少し寄っていく。




◇ 映画

 キノシネマみなとみらいで、「アメリカン・ユートピア」を観た。19時10分の回。ファーストデイ、1200円。デヴィッド・バーンも、トーキング・ヘッズも、その音楽はぜんぜん聴いたことがないのだが、「週刊文春」のシネマチャートの高評価を見て、スパイク・リー監督作ということでも、これは観たいと思っていた。観てみると、映画のための加工はほとんどなく、完全にただライブを映している映像だ。しかし、まったく初めて触れるデヴィッド・バーンのステージに、次第にのめりこまされていく。曲だけを聴いても、そこまでは興味を惹かれなかったのではと思ってしまうが、まず、字幕で読む歌詞の面白さと、そして、なによりも、ステージの面白さだ。デヴィッド・バーンのほか、11名のバンドメンバーの、演奏であり、ダンスに惹きつけられる。全員が優れた芸人なのだ。音楽と同時に、演劇やダンスの楽しさが横溢している。これだけの優れたライブを、こじんまりした劇場でやっているのもよくて、現実に、自分がライブにどれだけ飢えているかにも気がつかされた。映画のための加工はほぼないのだが、ライブ終盤のあるプロテストソングでは、ここでやっと、スパイク・リーとデヴィッド・バーンががっぷりと組み合ったという感じがある。21時過ぎに映画が終わり、Spotify でさっそく映画のサントラを聴きながら、横浜東口まで歩いた。

 夜遅くに帰宅し、疲れて、寝っ転がり、タイムフリーで、「ナイツ ザ・ラジオショー」を聴いた。今週は漫才協会ウィークということになっていて、昨日月曜はねづっちがゲスト。そういえば、ねづっちはナイツよりも先に漫才協会入りしているのだ。協会黎明期の話が面白い。今日は、にゃん子・金魚がゲスト。石井光三オフィスで出会ってコンビを組んだというのは知らなかった。ラジオを聴きながら、楽天マガジンで雑誌のチェックもする。1日発売の月刊誌がたくさんあるが、その前に週刊誌に目を通す。「週刊ポスト」のたけしの連載は田村正和追悼。ドラマで共演していたとはまるで記憶になかった。20年前のドラマだそうだが、これは観逃してしまっている。「サンデー毎日」では、石戸諭の連載記事で、オリパラ文化プログラムを演出する東ちづるを取材しているのを興味深く読んだ。深夜1時からは「爆笑問題カーボーイ」を聴きながら、オンライン将棋をもう1局指し、それから眠る。

2021年5月31日月曜日

5月31日月曜日/都庁






◇ 新宿

 早朝に目覚めると、メルカリに値下げ交渉のコメントが2件。いずれも無茶なもので、まともに返信するのもストレスだから無視する。しかし、300円の商品を値下げできないかというコメントは、もしかすると、300円が最低価格だと知らない利用者がいるということか。

 今日も朝から都内に。めったに行かない西新宿に用があったが、昼食は新宿NSビルの1階に飲食店街を見つけ、そこのすき家で、焼きそば牛丼を食べた。500円。焼きそばと牛丼を一緒に食べたような味がする。飲みものを買いたくなり、ドラッグストアを検索すると、都庁のなかにあり、都庁まで行ってみるが、入り口の警備員さんに尋ねると、職員しか入れないエリアとのこと。入れなくても検索には引っかかるのが困る。そのあとは飯田橋に移動することになり、東京理科大の前を通ると、「坊っちゃんの塔」というオブジェがあった。そういえばそうで、「坊っちゃん」の主人公の出身校は、東京理科大の前身になるということがよくわかっていなかった。あの主人公と漱石本人とを、ときどき混同してしまう。ベローチェに入り、ひと休み。食べたいパンがなく、アイスコーヒーのみ。それからブックオフに寄り、4冊買っていく。飯田橋から南北線、東横線直通で帰ってくる。混雑で座れず、車内は冷房がきつい。横浜ビブレのブックオフにも、20時閉店間際に寄り、3冊買っていく。


◇ 読書

 赤瀬川原平・藤森照信・南伸坊編「路上観察学入門」を電車内で読み終えた。1993年刊、ちくま文庫。どういうわけかずっと読みそびれていた本だが、最近、建築関連の本をいくつか読んでいたら、そのなかに藤森照信が登場していたため、この流れが読みどきかと思ったのだが、リンクするテーマはあんまりなかった。路上観察というものは赤瀬川原平のトマソンから始まったものだと思い込んでいたが、これを読むと、今和次郎を源流に、同時期に似たような活動が出現し、それらが合流したということか。この本のなかでの赤瀬川原平は、意外と影が薄いと思った。しかし、「超芸術トマソン」と重複する内容は多く、トマソンの面白さがやはり傑出している。森伸之の女子高生制服図鑑なんかは、今の時代からするとかなりひどく、時代が経ちすぎてから読むというのもつらいものである。

 夜に帰宅し、タイムフリーで、今日の「ビバリー昼ズ」を聴くと、オープニングで高田先生が本の話をしていた。新刊は本屋からすぐになくなってしまうので、目についたらぱっと買っておくから、読み進めている本が同時に10冊ぐらいあるという。本橋信宏「全裸監督」、石原慎太郎「あるヤクザの生涯 安藤昇伝」、佐久間文子「ツボちゃんの話」、大下英治「ショーケン 天才と狂気」、中溝康隆「現役引退」、小谷野敦「大相撲40年史」、小林信彦「決定版 日本の喜劇人」をつぎつぎに紹介した。

 楽天マガジンで読んだ「週刊プレイボーイ」に面白い記事がいくつか。「鈴木慶一さんが渋沢栄一さんとソックリすぎることについて」という、サエキけんぞうによる鈴木慶一インタビュー。ガッキー結婚記念で、新垣隆さんのインタビューもあった。深夜0時過ぎに眠る。

2021年5月30日日曜日

5月30日日曜日/パンは食べずに


◇ 貧乏暇なし

 今日も朝から外出。ここ数日はTシャツで出ているが、まだまだ暑くなりきらない。強い風が吹くと寒い。コンビニでパンを買って食べておこうかと思っていたが、セブンイレブンは値段が高いくせに小さいパンばかりでいやになる。パンは食べない。恵比寿まで行くことになり、昼食は富士そばに入り、ミニ炭火親子丼セットを食べた。帰りは夕方になり、つきみ野のブックオフに寄り、3冊買っていく。欲しかった写真集を見つけて嬉しい。小雨になり、急ぎ足で駅まで。中央林間の乗り換えで、吉野家に寄り、牛丼を食べてから帰る。

 夜に帰宅し、録画していた今朝の「サンジャポ」を観る。タイムフリーで、「爆笑問題の日曜サンデー」も聴いた。ゲストはキャイ~ン。爆笑問題のすぐ下の後輩でありながら、爆笑問題よりも先に売れたという関係であり、爆笑問題と浅草キッドの板挟みになっていたという、その時代の話が面白い。キャイ~ンはウッチャンナンチャンとも関係が深いから、ウンナンと爆笑問題の関係についても語られた。聴きながら、オンライン将棋を1局指し、梱包作業を済ませ、深夜0時半頃に眠る。



2021年5月29日土曜日

5月29日土曜日/ブックの日・新宿・町田




◇ ブックの日

 早朝に目覚め、「木梨の会」をつけると、所ジョージが出ていた。こんな時間から生出演しているのが珍しく、最後まで聴く。朝早くから外出し、そういえば、「週刊文春」を立ち読みしそびれていたと思い、コンビニに寄った。小林信彦の連載は「ニューズウィーク」の菅義偉インタビューについて書かれていて、大江千里の連載コラムにも反応している。

 今日も都内に。目白で昼食になり、西海という中華屋に入り、サービスランチの海老とカニの醤油煮定食を食べた。用事が早めに片づき、29日はブックの日であるから、ブックオフをまわらねばならない。さて、どこからまわろうかというところだが、目白からまず、山手線で新宿に移動する。アプリのクーポンを使うためには、事前に、店舗をお気に入り登録しておく必要があるが、うまい具合に、新宿と代々木を登録してあった。新宿西口のブックオフから寄ると、混雑していたが、あまり買うものはなく、3冊だけ選び、550円から300円引きになる。代々木のブックオフまでは歩き、小さい店舗だが、ざっとまわってみても、まるで買うものが見つからず、しかし、もう一周まわると不思議となにかしら見つかる。1冊、いいものが見つかってしまい、なんとか4冊選び、550円にした。

 南新宿駅から小田急線に乗るが、陽をさえぎるものがなにもないホームだ。各停で眠り、町田まで移動する。3店目だが、町田はさすがに買うものがたくさんあった。ほかの店舗でそういうところがあるのかは知らないが、町田店はブックの日は1割引きにもなるのがありがたい。11冊買い、1760円から1割引きになり、それから300円引きになる。休みなく、つぎの店に移動。最後は鶴間に。先にマルエツに寄り、飲みものを買ってから、ブックオフに入った。ここも買うものが多く、110円の文庫本ばかり、9冊買った。大和経由で帰ってくるが、大和駅の乗り換えで10分以上も待った。各停の本数が少なすぎやしないだろうか。


 夜遅くに帰宅し、録画していた昨夜の「A-Studio」を観た。ゲストは柳楽優弥。そういえば、Netflix の「浅草キッド」の主演であることを忘れていた。「Nキャス」も追っかけ再生で観る。ラジオも、タイムフリーで、今朝の「ナイツのちゃきちゃき大放送」を聴く。聴きながら、楽天マガジンで雑誌のチェックもする。「FRIDAY」によると、マリエの母は「減税とうきょう」という地域政党の副代表を務めていて、今度の都議選に出馬するようだ。深夜1時半頃にようやく眠る。

(★その後、マリエの母の都議選出馬はとりやめになった。)

2021年5月28日金曜日

5月28日金曜日/四ツ谷





◇ 四ツ谷

 今日は昼から都内に。麹町に行くことになり、せっかくだから、そのあとに、四ツ谷まで歩いた。一応、学生時代を過ごした街ということだが、まあ、立ち寄れば、それなりに記憶もよみがえってくる。もう夕方になるが、しんみち通りに入り、バンビで食べていく。17時までのタイムサービスメニュー、17時直前に入り、鉄板焼きを食べた。ドトールがあったはずだと思い、グーグルマップで確認し、行ってみると、コモレ四谷というのが建っている。昨日今日建ったわけではなさそうが、今まで知らなかった。この建物内にドトールが入っていて、検索すると引っかかるから、昔と変わらずにあるものだと思った。油断していると、風景はあっさりと変わる。滞在時間、1時間ほど。時短営業のため、18時半までしかいられなかった。

 四ツ谷から渋谷に出ようと思い、JRに乗るつもりが、なにを勘違いしたか、地下鉄の改札を通ってしまった。まあ、どちらでも行けるから、問題ないといえば問題ないのだけど。丸ノ内線に乗り、新宿三丁目で副都心線に乗り換え、渋谷で下車。まんだらけに寄っていく。階段の百均を物色中、あんまりいいものはないかとあきらめかけていたところに、店員が品出しにやってきた。植草甚一特集の「太陽」など、3冊購入。帰りの東横線で読書を。小野正嗣「九年前の祈り」を読み終えた。2015年の芥川賞受賞作である表題作にまず興味がもてなかったが、連作になっていて、ほかの短編を続けて読んでいくと次第にリズムが入ってきた。巻末に収録されている芥川賞受賞スピーチを先に読んでいればよかったかもしれない。

 夜に帰宅し、疲れて横になり、タイムフリーで、今日の「ビバリー昼ズ」を聴いた。オープニングで、なんと、ビビビのオヤジから紀伊国屋の地下のカレー屋がなくなるってFAXがきたと言っていて、馬場さん、高田先生とそんなやりとりするような間柄なのかと驚いた。起きあがり、ラジオを聴きながら梱包をする。クリックポストを出すのに印刷がかすれ、いよいよインク切れ。買い置きがあったはずと思うが、どこに置いたか忘れてしまい、探すのに時間を食った。複数のインクのランプが点滅しているのだが、黒を交換しただけで印刷できるようになり、これがよくわからない。深夜0時過ぎに眠る。

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8月21日土曜日/横浜のあちらこちらで

◇ 伊勢佐木町  昨日は、昼間は暑かったが、夜中は涼しくなり、今朝も涼しい。朝から黄金町まで行く用があり、それがすぐに終わり、伊勢佐木町のマクドナルドに入り、アイスコーヒーとエッグチーズバーガーを食べた。しばらく読書をして、午後になってから、雲雀洞に寄った。3月以来、ひさしぶり...