2024年1月1日月曜日

1月1日月曜日/元日と地震

◇ テレビ

 朝から少し眠り、起きあがってからはまた録画していたテレビ番組の続き。昨夜の「紅白」の後半を観る。後半は Mrs.GREEN APPLE からスタート。「レコード大賞」とは別の曲だ。三山ひろしのけん玉企画は今年もあり、ここ数年の「紅白」はなんだか「かくし芸大会」も兼ねているかのようだ。けん玉は、タイムマシーン3号のふたりが、一番手、二番手だったが、三番目のパンサー尾形がいきなり失敗し、すぐにトップからやりなおしていた。歌のあいだには間に合わなかったが、ギネス世界記録はなんとか達成。伊藤蘭、46年ぶりの「紅白」は、キャンディーズのスペシャルメドレーだった。別スタジオから、かつての親衛隊たちを客席に入れて盛りあげていた。テレビ放送70年特別企画「テレビが届けた名曲たち」というコーナーでは、ポケットビスケッツ、ブラックビスケッツが登場。ウッチャンナンチャンに挟まれる有吉。そのあとには黒柳徹子が登場し、「ザ・ベストテン」風になる。有吉と徹子さんの共演を「紅白」で観ることになるとは思わなかった。このコーナーでは、薬師丸ひろ子が「セーラー服と機関銃」を、寺尾聡が「ルビーの指環」を歌った。続いては初登場の Ado。Ado の名前の由来って、やっぱり、狂言のアドからなのだね。京都の能舞台からの中継で、本人はシルエットしか映らずにライブを行った。ここで、さっきの三山ひろしのけん玉の記録がじつは失敗していたという訂正が入る。続いてのエレファントカシマシの前には、ファンとして、新しい学校のリーダーズの SUZUKA が再登場した。SUZUKA の挙動のルーツが宮本浩次だったとは知らなかったな。そりゃあ面白いはずだよ。番組もいよいよ終盤にさしかかり、有吉は藤井フミヤとも共演し、「白い雲のように」を一緒に歌う。YOASOBI「アイドル」はアバンギャルディとのコラボから、出場している本物のアイドルたちが総登場する豪華版。しかし、あのちゃんや橋本環奈まで参加していたのに、新しい学校のリーダーズがここに登場しなかったのはなんでだ。トリは白組が福山雅治、そして、紅組は MISIA のスペシャルメドレー。これでおしまい。結局、「ブギウギ」の特集はやらなかったか。面白いところは多々あったものの、驚くようなところはない、わりとあっさり味の「紅白」だった。有吉のような笑いの質では「紅白」の場ではまじめにやるしかないというような司会だったな。

 録画しているテレビ番組はまだまだたくさんある。MXで、年越し3分前から放送された「志らく・伯山の言いたい放だい元日SP」を観る。志らく師匠のひとり語りから始まる。昨年出版した「師匠」という本をドラマ化したいとオープニングでは語り、談志役は志らく師自身、志らくの役は佐藤健、伯山は吉川潮役だって。「M-1」の審査員を降板されられたことについて、伯山が本音をばんばんぶつけてくれるから笑うんだけど、志らく師匠もすべてに明解な答えがある。

 年明けすぐの「あちこちオードリー」の新春スペシャルは伊集院光がゲスト、ラジオ風のセットで、編集なし、ノーカットの放送。伊集院はマネージャーに注意される共演タレントが2組いて、ひと組がハライチ、もうひと組がオードリー。なぜかというと、嬉しくて「かかっちゃう」から。2023年はどんな年だったかというと、やっと売れたという伊集院。TBSラジオの「伊集院光とらじおと」が終わったことで、スケジュールが空き、いろんなところに呼ばれるようになっていったのだ。番組終盤には、ゾフィーを解散した上田航平も登場。

◇ 地震

 6時間ぐらい、ぶっ通しでテレビを観ていたらさすがに疲れた。テレビを観ている最中に地震があり、どうってことのない揺れのようにうちでは感じたが、ラジオをつけると、アナウンサーがかなり取り乱したような声で津波警報を何度もくり返している。16時10分に発生したその地震は、石川県で震度7を観測する大きな地震だったようだ。3メートルの津波が到着しているというからただごとではなく、ラジオのニュースを消せなくなってしまった。ラジオをつけたまま、少し眠っていた。NHKのラジオをつけていると、緊急地震速報のけたたましい音がその後も何度も鳴らされる。余震があるたびに鳴らしているのか、こんな放送は聴いたことがない。被害の状況が気になるが、しかし、その後のアナウンサーの声の調子から察するに、少しは安心していい状況になったのだろうか。

 20時近くになると、地震のニュースもやや落ち着いてきたのか、ラジオ局によっては通常どおりの放送に戻っている。腹が減り、大晦日に買っておいた弁当を食べながら、録画していたテレビ番組をまた観る。「笑点」の正月特番はメンバーの口上で始まった。オープニングアニメが新しくなり、木久扇師匠が作画を手がけたものに変わった。このアニメの最中に地震速報が入っていた。演芸はマキタスポーツが登場。マキタさんが出ることを知らなかったから喜んだのだが、始まった途端に緊急地震速報が大きなアラーム音とともに流れていた。星野源の童謡のネタを始めたところで、番組は中断され、ニュースに切り替わってしまった。

 録画するはずだったNHKのタモリと鶴瓶の特番、フジテレビの「ドリフに大挑戦」も、地震のニュースのためにつぶれる。各局、ニュースを放送していたが、テレビ東京だけは「出川哲朗の充電させてもらえませんか?」を放送しながら、L字の画面で情報を流すかたちにしていた。21時台の番組はどうなるかなと思っていると、NHK、TBS、フジテレビはニュースを続けていた。TBSはダウンタウンの「ドリーム東西ネタ合戦」が休止に。これは放送したくなかったんじゃないだろうか。フジテレビは有吉の特番を休止にする。

◇ 映画・テレビ・雑誌・ラジオ

 期せずして、テレビを観る必要がなくなり、ブログの更新をひとつ。アマゾンプライムで映画を1本。マルクス兄弟の「マルクス一番乗り」を観る。この映画を観るのはおそらく初めてだ。マルクス兄弟たちのコントも面白く、何度も笑うのだが、それ以上に、黒人たちの演奏と歌と踊りの場面が迫力の楽しさだった。この映画の評価の高さにも納得がいく。

 深夜になり、ラジオを聴きながら眠ってしまおうかと思っていたが、眠れずに起きあがる。録画していたテレビ番組はどれもこれも休止に。しかし、ツイッターから情報を追いかけてみると、フジテレビの有吉の特番は時間をずらして放送されたようだ。年末から観そびれていた番組を優先的に観ていく。12月21日に放送された「SONGS」の「紅白スペシャル」は、「紅白」の特集というよりも、これは大泉洋の特集だ。大泉洋と同じく、今回初出場の歌手からメッセージが届き、SEVENTEEN と新しい学校のリーダーズが登場した。

 読みそびれていた「週刊文春」新年特大号のキャンディーズ特集にようやく目を通す。松本の記事を読むために買ってあったが、この特集は楽天マガジンからもスクショを撮っておく。近田春夫、マキタスポーツとスージー鈴木、中森明夫による考察、そして、増田恵子、麻丘めぐみ、佐野史郎による回想。阿川佐和子の伊藤蘭インタビューでは「ブギウギ」の話もしていて、「同じNHKだから、紅白でお母さんと娘のコラボを期待している人もいると思う! ご予定は?」と訊くと、「どうなんでしょう。今、撮影がギリギリらしくて、出られないんじゃないかと思いますけどね。」と答えていた。

 タイムフリーで、今日元日の午後に放送された「志の輔ラジオ 落語DEデート」の特番も聴いた。レギュラー回とは違い、ゲストなし、誰ともデートせずに二席を放送する。まずは可笑の「三方一両損」、二席目は志ん生の「富久」。「富久」は 40分もあるため、通常の放送では流せないのだ。

新年のごあいさつ2024

 

あけましておめでとうございます。

本年もよろしくお願い致します。

2024年 正月 

佐藤晋 ドジブックス


辰年

(横浜中華街にて、2023年5月27日撮影。)

 

現在、未来のことはなにひとつわかっておりませんが、なにかありましたら、すべては当ブログでお知らせ致します。どうぞ、ご確認ください。

SNSではスレッズを愛用しております。おもに毎日の食事の報告や、あるいは、たわいもない駄話の放出場所として活用してますが、しかし、どうせ誰も検索しないのだから、あのころの鬼塚ちひろのように××××を××××してももういいんじゃないだろうか。(好きな言葉を入れてくださいね!)同じ轍は踏むまい。今年こそは本格的な2大SNS時代が到来しますように。

―1995年以来、松本人志が社会を揺るがす年末年始に。

(日記は現在、約5ヶ月遅れで絶賛更新中。5ヶ月前で更新が止まっているわけではありませんので。よろしくどうぞ。)

 

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2023年12月31日日曜日

2023年の十大事件

 1位:財布を盗まれた!(12月21日

 2位:ひさしぶりにクレジットカードの審査に通った!(8月)

 3位:ジーパンを履かなくなった!(9月~)

 4位:(このブログには書いてないことが4位。)

 5位:長年愛用していたトートバッグをネズミに食い破られた!(12月26日

 6位:図書館をよく利用するようになった!(1月~)

 7位:ひさしぶりに会うひとが多かった!

 8位:Threads をすぐに始めた!(7月6日

 9位:狂言に通った!(1月~)

 10位:地球沸騰化!

◆ 2023年に読んだ本・十選

 近田春夫「調子悪くてあたりまえ 近田春夫自伝」(2021/リトル・モア)(2月19日

 柴崎祐二「シティポップとは何か」(2022/河出書房新社)(3月25日

 猿渡由紀「ウディ・アレン追放」(2021/文藝春秋)(5月16日

 オークラ「自意識とコメディの日々」(2021/太田出版)(6月10日

 東浩紀「ゆるく考える」(2021/河出文庫)(7月4日

 土井敏邦「ガザの悲劇は終わっていない パレスチナ・イスラエル社会に残した傷痕」(2009/岩波ブックレット)(10月22日

 大杉漣「現場者 300の顔をもつ男」(2018/文春文庫)(11月25日

 山本東次郎・近藤ようこ「中・高校生のための狂言入門」(2005/平凡社ライブラリー)(12月20日

 斎藤幸平「人新世の「資本論」」(2020/集英社新書)(12月26日

 津野海太郎「最後の読書」(2021/新潮文庫)(12月31日

(読んだ順)

今年は121冊の本を読んだ。→ 読書メーター

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◆ 2023年によく聴いた音楽・五選

 新しい学校のリーダーズ「オトナブルー」(2020 ※シングル)

 大瀧詠一「大瀧詠一 NOVELTY SONG BOOK」(2023)

 GEZAN「あのち」(2023)

 リル・ヨッティ「Let's Start Here.」(2023)

 Fila Brazillia「Retrospective Redux 90 > 22」(2023)






◆ 2023年・ベストライブ

 コーネリアス @ 六本木ヒルズアリーナ「TOKYO M.A.P.S」(5月6日

 新しい学校のリーダーズ @ Spotify O-EAST「YATSUI FESTIVAL!」(6月17日

 T字路s @ 寿町健康福祉交流センター広場「寿町フリーコンサート」(8月12日

◆ 2023年・ベスト映画

 「福田村事件」(監督・森達也)(9月13日

 「首」(監督・北野武)(12月1日

◆ 2023年・ベストテレビ

 「ブラッシュアップライフ」(日本テレビ)

◆ 2023年・ベストラジオ

 「SAYONARAシティボーイズ」(文化放送)

 「伊集院光のタネ」(ニッポン放送)

◆ 2023年・ベストタレント

 バカリズム

◆ 2023年・ベスト漫才師

 ヘンダーソン

◆ 2023年・ベストご飯

 戸部・バーグのスタミナカレー

・・・そのほか、忘れてしまったことも多数。

12月31日日曜日/今年も終わり

◇ テレビ・ラジオ

 昨夜からずっと眠らず、読書をしていたら急に胸が痛くなってきた。限界だろうか。外は雨降り。午前中に少し眠る。ブログをひとつ更新してから、昨夜に放送された「日本レコード大賞」の録画を観た。わざわざ録画して観るのは初めてだ。新国立劇場から中継、司会の安住紳一郎と川口春奈が登場し、司会があいさつをしたあとは、受賞アーティストたちがステージにいきなり勢ぞろいする。4時間半の放送をぜんぶ観るつもりはなく、あとはざっと早送り。優秀作品賞にノミネートされた新しい学校のリーダーズの「オトナブルー」と、特別国際音楽賞を受賞した YOASOBI「アイドル」の香港からのライブ中継、それと、imase の「NIGHT DANCER」を観た。大賞は Mrs. GREEN APPLE の「ケセラセラ」。

 午後はラジオ。「爆笑問題の日曜サンデー」をつけると、今日は山本恵里伽アナと外山惠理アナがそろって出演している。年末恒例の「列島年の瀬中継」を2年ぶりに開催。各系列局のアナウンサーと中継をつないでいく。

 いつの間にか、雨は止んでいた。昼下がりに外出。二俣川まで歩きながら、タイムフリーで、火曜の「伊集院光のタネ」を聴いた。先週からのしっちゃかめっちゃかな生活で、聴き逃した回があるような気がしていたが、確認してみたらどうやらまだ一度も欠かさずに聴けているようだ。

 二俣川の相州蕎麦にて、ミニカツカレーセットを食べる。790円。ここ数年はいつもここで年越しそば。ミニカツカレーセットが通常よりも50円安かったので、これにしてしまった。隣りのドトールに入り、読書をしていく。

◇ 読書

 図書館で借りている、津野海太郎「最後の読書」をなんとか年内に読み終えた。2021年刊、新潮文庫。親本は2018年刊。前著の「百歳までの読書術」もとても面白く、考えてみると、あの本にはけっこう影響されているような気がしていて、自分の今までの読書を肯定してもらえたような感覚があった。津野海太郎の読書観にしっかりと触れたのは「百歳までの読書術」が初めてだったが、この「最後の読書」はその続きのような本。どこがどうということもなく、書かれていることの端々にいい考えがあるというのかな。そういう本のほうが、うそがなくていい。文庫解説は鈴木敏夫。鈴木敏夫と対談していた「SWITCHインタビュー」も、そういえば、録画したまままだ観てないんだった。

 帰り道にも、タイムフリーで、水曜の「伊集院光のタネ」を聴いた。帰宅前にスーパーを何店かまわるが、食パンがどこも売り切れだ。三ツ境のイオンフードスタイルまで遠征すると、ここは元日も営業するようだから品物は豊富に残っていた。正月は外出しないで済むよう、食料を多めに買っておく。

◇ テレビ・映画

 夜になってから帰宅する。母は叔父の家に連れて行かれてしまった。録画していたテレビ番組をあれこれと。「ブラッシュアップライフ」の残り、第9話、第10話を年内に観てしまう。今年のあたまに録画してあったものを、年末になってようやく観ていた。最終回の浅野忠信の使いかたに唸る。浅野忠信のような俳優をたったあれだけの笑いのために登場させるとはすごい。だけど、浅野忠信のような重みのある俳優だからこそ笑いになるのだ。大事件を回避し、ごく日常的な場面でドラマを閉じていく。58年後の日常を描くラストにも感動させられた。

 今年もあと2時間ほどになるというのに、明日の番組を録画するための残量の確保に追われていた。こんなつまらないことで今年も終わっていくのか。「紅白歌合戦」を追っかけ再生で観始める。出演者たちがつないでいくグランドオープニング、大泉洋が司会をしようとするコントがあり、宙からゴンドラのようなもので本当の司会陣が登場した。紋付袴、和装の有吉弘行。「歌合戦」のトップバッターは新しい学校のリーダーズ。赤いセーラー服で登場し、「オトナブルー」を披露する。JO1、鈴木雅之「め組のひと」と続き、それから審査員たちの紹介になった。バカリズムを有吉が紹介する「紅白」だなんて、いったい誰が予想できただろうか。「紅白」も早送りしながら観ていくが、大阪新世界からの中継では、オール阪神巨人とココリコ遠藤が登場した。「笑ってはいけない」がなくなったから遠藤は出られるんだ。中継とはいえ、巨人と有吉の会話があったことにも注視したい。新世界からは天童よしみが歌った。

 「紅白」は中断し、テレビを消したら、外から除夜の鐘が聴こえた。うちでも聴こえるとは、今まで知らなかったな。年またぎはアマゾンプライムで映画を1本。レオ・マッケリー監督の「我が道を往く」を観ていた。

 年が明け、深夜にまた「紅白」の続きを観る。浅草寺からの中継には、とにかく明るい安村、ノブコブ吉村、アルコ&ピースが登場し、浅草の商店街を山内惠介が歌っているあいだに芸を見せるのだが、安村だけでなく、吉村とアルピー酒井もなぜか裸になる。水森かおりは今年はドミノ倒しとコラボしていた。演歌のひとたちはいろんなことをやらされている。前半のトリは大泉洋。1時間35分が経ち、ニュースに入ったところでまた中断する。

 録画残量を作るために、もう観るのをあきらめる番組を探し、いくつか消去していく。夜が明ける前に、眠気で朦朧としながら、ブログに新年のあいさつを書いた。ああ、こんなことでずるずると新年が始まってしまったな。

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2023年12月30日土曜日

12月30日土曜日/年末はテレビばかり

◇ ラジオ・テレビ

 寒くて眠ってられず、早朝に目覚めてしまう。ラジオを聴きながら、ブログの更新をひとつ。ラジオをつけたまま、眠りなおした。「ナイツのちゃきちゃき大放送」をつけていたら、今日は浅草演芸ホールで「漫才大会」が開催されるのだ。それを知ったのは昨日だったかな。すっかり忘れていて、開催される可能性も考えていなかったから、なんにも情報を調べていなかった。午後は文化放送、「田村淳のNewsCLUB」をつけていた。埋もれていた今年のニュースを扱うという企画。ニュース解説の古谷経衡がどんな話題をふられても語れる。そのあと、伊東四朗と吉田照美の「親父・熱愛」まで聴いていたら、伊東四朗がフワちゃんのイヤリングの大きさを心配していた。

 ラジオを聴きながら、部屋の掃除もする。昼になり、気がつくと、今日はどうも暖かいようだ。録画していたテレビ番組をあれこれと。観そびれていた「ワルイコあつまれ」数週分をまとめて。11月18日放送の回では「昭和歌謡合唱団」のコーナーに矢野顕子が出ていた。「ラーメンたべたい」の歌詞を解説する。高校の国語の教科書にも載っているようだ。11月25日放送の回では「子ども記者会見」に野村萬斎が登場。12月9日放送の回の「子ども記者会見」には蜷川実花が登場していた。「花垣吾郎」のコーナーには、クロちゃんだけでなく、リチも登場した。これはやりすぎだな。

 今朝の「ワルイコあつまれ」は年末スペシャル。オープニングアニメも特別仕様になっていた。まずは「子ども記者会見」に村上隆が登場。これがとても面白かった。それ自体が作品のような帽子をかぶったすがたで座っている村上は「ある時期から、コメントするっていうのを捨てようと思いまして。(略)わたくしはここに座っておりますということで、そういう意思表示でございますんで。」「コメントすればするほど、ネットで叩かれますんで。もう、日本でのコメントは極端に避けております。」 稲垣吾郎がそもそも現代アートとはなにかという質問をすると、村上はモナリザを例に挙げ、「時代時代で、そのときの気分をそのままできるだけダイレクトに表現したのが現代美術なんですけど、同時に、歴史のなかでどういう価値があるのかっていうことを考えてるのが現代アートなんですよ。みなさんが教育されたアートは、あるドイツの教育の逆にものすごい狭いところを教わっちゃったんで、自由という名の不自由をインプリントされちゃったんで、かわいそうだなあと思って見てます。」「もうちょっと歴史を勉強すると、美術館とか行って、みんなこう「うーん」って見てますよね。「うーん」て見てんのは、その絵一枚一枚の、いろいろ勉強してると「なるほど、この時代はこういう服着てたんだな」とか、「なんかこのひとたちタバコみんな吸ってる」とか、なんかそういうことが一個一個勉強してると入ってくるんですけど、日本の勉強だと「自由に見てください」っていうから、自由すぎて、「俺、嫌い」とか、「これ、汚い」とか、感想しかなくなっちゃうので、とても狭い意味とか価値しかないのが日本の美術の教育でみなさんが考えてる「芸術は自由」っていうことになっちゃってると思ってます。」 アートで生きていけると思ったのはいつかという質問には、村上は 40歳と答えた。ルイ・ヴィトンとのコラボをやったのが40歳。その反面、儲けられなかったとしても、芸術家は生きていけるとも語る。村上は、売れないころは魚の絵を描いていて、茶色い絵の具が安いから茶色い絵を描いていた。絵を描くのには勉強が必要かという質問には、村上「僕も絵が下手なんですよね。絵って何種類かありまして、たとえば、自分の描きたいイメージってのは誰でも描けると思います。誰でもね。今度、じゃあ、風景とか、たとえばひとの顔とか描くのはそれはトレーニングが必要です。今度、僕が描きたい、上手いとか下手とか言ってる絵って、マンガの絵なんですよ。マンガの絵って、みんな別になにも見てなかったり、すらすら描いてますよね。かっこいいキャラクターとかかわいいキャラクターとか、すぐ描けるじゃないですか。僕はああいう絵が描きたかったんですけど、描けませんでした。それでも、あのう、描きたいので、今、61なんですけど、まだ練習して。40歳ぐらいのときは少し上手くなりました。20年かかって。そういう意味で、毎日描けば上手くなると思います。」 香取慎吾が、今さらですが勉強したり学校に行ったりしたほうがいいと思いますかと質問すると、村上は、絵の上手いお爺さんの YouTube を観ていて、それが勉強になるという。そのお爺さんは、以前、この番組の「ヨネキンCH」のコーナーに出演していたひとだった。上手い絵は真似したほうがいいんですかという質問には、村上「えーと、目標によりますよね。僕、宮崎駿さんの絵、真似してました。」「オリジナルはなかなか出てこないと思うんですね。やっぱり、でも、たとえば、服とかでも、みなさん同じような服着てますけど、みなさん髪型違いますよね。みなさんこう、いろいろアクセサリーも違いますよね。同じフォーマットでも、ちょっとでも違ったその個性が出てくるので、真似してもそんなにオリジナルじゃないっていう感じではないと思います。真似するほうが早く上達するとは思いますね。」 絵にはルールや点数はあるのかという質問には、村上「点数はないんですけど、オリンピックのスポーツ選手とおんなじで、ちからがあるのとないのとでは、残酷なほど、決定的に、金メダルの作家は金メダル、メダルとれない作家はメダルとれないんです。残酷です、これ。じゃあ、それ、いつ決まるのかっていうと、アーティストが死んでから始まるんですよ、そのレースは。なぜかというと、始めてから終わるまで、それが芸術家のひとつのお話なんですね。このお話をみんなが評価したりしなかったりするので。生きてるあいだは、たとえば僕も、今、まだ売れてるといっても、死んだらある日あるとき突然評価されなくなっちゃったら、もう終わりなんですよ。」 その例として、村上隆はバスキアを挙げる。前澤友作が50億円で買ったために世界中で大ブームになり、今はピカソと同じくらいに重要な作家になってるんだって。村上「僕的にはもう、すべて、死後の世界の準備をしているつもりです。この世界では道化で。」 村上隆が最近いちばんびっくりしたことは「今の若手の芸術家さんたちは、ギャラリーでデビューしたいってまったく思わないです。(SNSにより)もう売れちゃってんですよ、世界中に。」 しかし、SNSは「飽きがくるのが早い」とも指摘する。村上「今、だから僕が戦ってんのは、飽きがこないように、どういうふうに見せかただったり、テーマを少しずつずらしていくのかっていうのを考えてます。」 ライバルはいるのかとの質問には、村上は奈良美智の名を挙げるが、ライバルというより同僚と答えた。村上「もう死んじゃったアーティストのかたたちが、何年後にこういうふうになるとか、過去をすごく学習してるので、今、生きてるその時点で、競り合ってるっていう気持ちはあんまりないです。」 やってみたいことはあるのかと訊かれると、本当はアニメーション監督がやりたいと答える。村上は「君たちはどう生きるか」に大変感動したと語り、「物語のようであって、物語ではなく、自分のあたまに明滅するそのイメージを、ひとに伝えるかたちをとるけれども、別にひとに伝えたいわけでもないような、自分が考えたものがきっちりと、ひとに伝えるような芸術のフォーマットになって完成している。あれはあのう、そうですね、冒険活劇とかを期待してたひとたちからすると、期待はずれだったようですけど、僕らのようなものづくりで、けっこう歳をとっちゃって、いろいろ挫折をしてるひとたちにとっては、大変感動的な作品でした。」 この回は「子ども記者会見」のコーナーだけで 30分弱、残りの時間には「社会の体操選手権」「ケミカルドラマ」「バブルランウェイ」「株式会社ジンタイ」「ワルイコソーラン」があった。

 NHKのBSで放送されていた「藤子・F・不二雄短編ドラマ」の地上波放送をすべて録画するつもりでいたのに、放送日を忘れていて、「どことなくなんとなく」は録りそこねてしまった。よくよく確認してみれば、地上波放送は二度あったようで、それなのに録りそこねている。また再放送されることを期待したいが、永山絢斗が出演する「箱舟はいっぱい」は地上波放送がなく、どうせコンプリートはできないからと思い、ちょっと気が抜けていた。これがあるから不祥事は困る。今月の再放送では「イヤなイヤなイヤな奴」前後編のみを録画することができた。脚本演出は「流血鬼」と同じ、有働佳史。増田貴久がこの役というのが想像がつかなかったが、思いのほか、とてもハマっていた。このドラマ、俳優の風貌を原作に近づけているのが見事で、竹中直人の船長の顔つきはまさに原作そのもの。竹中直人のコント的な演技は、「ガロ」的な作品よりも、藤子作品のような手塚系のマンガのほうがじつは相性がよいのではないか。

 これもずっと観そびれていた「ブラッシュアップライフ」の続きをようやく。今年のあたまに放送されたドラマを録画して、観そびれているうちに、この年末には一挙再放送もされてしまったが、これはなんとか年内に観てしまいたいものだ。第3話まで観ていたが、それ以降、ものすごく時間が空き、4話から8話までを続けて観た。いや、観てしまえばやはりとても面白いのだが、大事に観ようと思っていたから、むしろこんなに時間が空くことになる。四度目の人生を生きる安藤サクラは、1本のドラマのなかで四種類の職業を演じてみせることになり、この演技の幅は並ではないわけだ。第6話で、すぱっと死なせてしまう手際はお笑いの呼吸だ。事務的な対応をするバカリズムの芝居が可笑しい。しかし、第8話では、死の扱いが一転してシリアスに描かれている。喜劇的な死と悲劇的な死の両方がこのドラマにはある。

 深夜に、SNSから坂田利夫の訃報を目にした。82歳、老衰。

2023年12月29日金曜日

12月29日金曜日/ブックの日・財布が飛び出す

◇ テレビ・ラジオ

 早朝から眠り、昼近くなってから起きあがる。録画していたテレビ番組をいくつか。「アメトーーク!」を録画したまま、ずいぶん観そびれていて、11月9日に放送された「意外に仲いい芸人」を今ごろ観た。バイきんぐ小峠とヒコロヒー、飯尾和樹とくっきー、スピードワゴン小沢ととろサーモン久保田、相席スタート山添とみなみかわという4組が出演。このタイミングで観たのはたまたまだが、小沢が飲み会の話をしているのがどうしても気になってしまう。

 午後はラジオ。「ナイツ ザ・ラジオショー」は昨日は休みだったが、「中川家 ザ・ラジオショー」は今日が年内最後の放送だ。オープニングでは「M-1」がふり返られる。

◇ ブックの日

 昼下がりに外出。年内最後のブックの日。こんな年末でもやっぱりブックオフをまわる。まずは鶴ヶ峰に。すき家に入り、炭火焼きほろほろチキンカレーを食べた。750円。これもずいぶん値上がりした気がする。1店目は鶴ヶ峰のブックオフ。220円の単行本を1冊、110円の文庫本を4冊選び、すんなりと500円を超えた。鶴ヶ峰店はブックの日は 20パーセントオフになり、そこからさらに、アプリのクーポンで 300円引きになる。

 鶴ヶ峰からバスで中山に移動しようかと思っていたが、バスの時刻を確かめると40分ぐらい待つことになるから、順路を変更する。2店目はさがみ野にしようと思い、電車に乗ると、座ったら眠ってしまい、自分がどこに向かっているのかわからなくなった。目が覚めたら相模大塚で、さがみ野の手前だったが、あわてて降りてしまった。さがみ野に向かっていたんだったと気がつき、ぼんやりしたあたまでつぎの電車を待ち、つぎにやってきた電車に乗ろうとすると、なぜだかわからないがズボンのポケットから財布が飛び出し、電車とホームの隙間に落っこちたから思わず変な声が出た。なにが起きたんだ。乗った電車からはすぐに降りる。電車が去ったあとに、線路に自分の財布が落ちているのを確認した。こんなところに財布を落とすなんていうのも初めてのことだ。改札まで行って、駅員さんを呼び、マジックハンドみたいので取ってもらった。しかし、なにがどうしてそうなったのか本当にわからない。財布を盗まれたときと同じシェフパンツを今日も履いていた。どうもこのシェフパンツからは財布が逃げたがる。恐ろしい。とりあえず、今日は財布はカバンに入れておく。

 2店目はさがみ野。110円のコンビニコミックから4冊をすぐに選び出すが、あと1冊が見つけられない。店内をぐるぐるまわり、ずいぶん時間を食った。文庫本からなんとか1冊、110円かと思ったら、会計時に 220円だとわかった。些細なことだが、今日は注意力がないな。店を出ると日が暮れていた。3店目は鶴間に移動。ここはすんなり、110円の文庫本を1冊、220円の単行本を2冊買っていく。

 町田に移動し、時間的にここが最後だ。先にベローチェ入り、ひと休み。スマホの充電をして、少し読書をしていく。4店目、町田は閉店1時間前からまわった。110円の文庫本を2冊、220円の文庫本を1冊、単行本を1冊、雑誌を1冊買っていく。

◇ 読書

 帰りの電車内で、図書館で借りている、プチ鹿島「ヤラセと情熱 水曜スペシャル『川口浩探検隊』の真実」を読み終えた。先週、財布を盗まれたときに読んでいたのがまさにこの本で、ゲンが悪いから、この本だけは年をまたがずに読み終えてしまいたかった。2022年刊、双葉社。初出は「EX大衆」の連載。2015年に始まったというから、単行本を完成させるまでに7年の歳月がかかっている。取材を重ねていくうちに、徳川埋蔵金から「アフタヌーンショー」のヤラセ事件、ロス疑惑に石器捏造事件とつながっていく展開がダイナミックだ。最後の章は、ある伝説のテレビマンのひとり語りで締めくくられる。プチ鹿島さんは1970年生まれ。自分は5歳下だから、テレビ体験もだいぶ違う。「川口浩探検隊」を真剣に観た記憶はなく、その番組を知ったときには、それこそ、この本のなかで取材されている嘉門達夫の歌がすでに発表されていたかもしれない。しかし、糸井重里の徳川埋蔵金は、中学生のころだったがけっこう真剣に観てたんだよなあ。

◇ テレビ

 夜遅くに帰宅し、録画していた「ワイドナショー」3時間生放送特番を観る。とても楽しみにしていて、内容を先に知りたくないから、SNSもなるべく開かないようにして帰ってきた。冒頭、出演者たちを紹介するオープニングのあと、松本の件をきちんとトップで扱った。まず、長谷川まき子が概要を説明し、犬塚弁護士が見解を語る。コメンテーターでは田村淳が口火を切った。淳「今の段階で、なにかこう僕たちがコメントすることはじつはなにもなくて、だけどこの問題を触れないっていうのも、やっぱ、「ワイドナショー」って松本さん出てた番組ですし、で、実際、ニュースになってることは間違いないので、まあ、こういうこう、コメントはできないんだけど、こういうニュースがあったってここで報じることにはまあ意味があるのかなと思ってて。あと、ひとつ気になるのは、まだ、どうなのかわかんないじゃないですか。真実が。お互い言ってることが、お互いにぜんぜん違うことを言ってるので。だから、真実がどうかわかんないなか、被害者とされるひと、で、また、松本さん、スピードワゴンの小沢に対して、なにかコメントすることって、今の段階では僕はできないかなって思います。なんか、ネット見ると、すごいひどい言葉も飛び交ってるので、今の段階ではやっぱ、耳を傾けるってことしか僕たちはできないんじゃないかなって思って、見守ってます。」

 今田耕司「記事は読ましてもらいましたけど、かなり、やっぱこう、なんですかね、記者の思いも入ってるというか、小説読んでるみたいな、こう、ほんとに女性のインタビューをそのまま記事にしてるのか、その、表現とかもすごいですけど。僕が知ってる松本さん、小沢くん、が、とても言うとは思えないですし、僕は聞いたことないです、松本さんから。記事に書かれているようなコメントを。やっぱ、合コンとかも一緒にしたことも何度もありますから。そこでそういう発言をしてたのは、僕は生で見て、聞いたことはないです。」

 指原莉乃「淳さんがおっしゃってるように、本人たち以外がやったやってないっていう話をしたりとか、じゃあ女性がついていったのが悪いんじゃないかっていう話をネットが今、してるじゃないですか。それがそもそも一種のセカンドレイプではないかと思うので、なんかそういうのが早くなくなればいいなというか。」「8年前のこと、っていうニュアンスも、わたしはすごくよくないふうに感じますね。時間が経っても同じように扱うべきだと思うので、被害者とされるかたにつねに寄り添ってもらえるような雰囲気になったらいいのになって思います。」

 続いて、田村亮、ハリセンボンの吉本退社を扱い、話題はジャニーズに移っていったが、古市憲寿が発言する。古市「松本さんの話、ぶり返してもいいですか? ちょっとだけ言いたいんで。あれって結局、当事者の話だから、わかんないじゃないですか。憶測とかで、誰かを叩くことってほんとにいいのかなってふうに思っちゃうんですよ。憶測とかうわさで、このひとやってそうだってふうに思って。だから、松本さんを叩くこともそうだし、逆に被害者を叩くこともそうなんですけど、憶測でわれわれはそんなこと判断していいのかなって思うんですよ。別にこれ、松本さんの話にかぎった話じゃなくて、たとえば、事件が起きたときの「〇〇容疑者がこの事件を起こしました」みたいな報道もちょっともやっとするっていうか。犯人がもしも認めてたらいいんですけど、認めてないのに「〇〇容疑者がこういう事件を起こしました」ってかたちで、みんなそっちを信じちゃうじゃないですか。で、実際、冤罪とかもあるわけですし、なんかそのなんかもうちょっとその、ねえ、みんなコンプライアンスとか言うようになったんだったら、そっちもちゃんと、もうちょっとその及び腰というか、慎重になってもいいんじゃないのってことは思うんですよ。」

 番組はそのあとはニュースを扱うというよりも、VTRもあまりなく、トークが中心になる。老害キャラの武田鉄矢が絶好調。番組半分ほどのところでコメンテーターが一部入れ替わり、野球の話題になった。近藤健介選手が生出演、東野がヌートバーにインタビュー。後半はお笑い賞レース優勝の3組、令和ロマン、サルゴリラ、ギャロップが登場した。ネタはやらずにトークのみ。そうか、今年の「M-1」は時期が遅かったから、その後の番組収録があまりなく、忙しくないんだ。エンディング前には田村亮が到着した。3時間もあるからどこかで中断するつもりで観始めたが、いっぺんに最後まで観た。

2023年12月28日木曜日

12月28日木曜日/「M-1」のあと

◇ テレビ・ラジオ

 朝、やや遅めに起きあがり、まず、ブログの更新をひとつ。録画していたテレビ番組をあれこれと。「ブギウギ」の年内の放送は今朝が最後。東京大空襲で終わった。「徹子の部屋」も今日が年内最後の放送。一年の最後のゲストは今年もタモリ。タモリがギャラクシー賞受賞のスピーチで触れた、徹子さんが「テレフォンショッキング」に出演したときの話。それから、タモリのうちの猫と、その兄弟にあたる藤城清治のうちの猫、クレオとパトラのこと。藤城清治が出演した2010年の映像も流れた。最後は、最近の若者の「ヨーデル話法」について語るタモリ。

 昨夜に放送された「ブチギレ-1グランプリ」を観る。「ランジャタイのがんばれ地上波!」の企画が独立した特番になった。司会はランジャタイと日向坂の松田好花。本当は齋藤京子だったはずが、体調不良のために代打になったようだ。出場者は、ダイアン津田、ザブングル加藤、ハリウッドザコシショウ、永野、野呂佳代、ヤマゲン。レギュラー回のメンバーからはヤマゲンだけが出場した。第1試合「鏡の自分にブチギレろ!」から始まるが、ところが、放送上は時間がオープニングに撒き戻される。企画に入るまでの遊びの部分がえんえんとあり、オープニングが長すぎて、審査員の東野幸治は紹介される前に登場した。番組開始から 20分が経ち、ようやく「鏡の自分にブチギレろ!」に戻ってくるが、しかし、ここからまた東野の無茶ぶりが始まる。第1試合の勝者は津田に決まり、第2試合は「東野幸治にブチギレろ!」というものだったが、対戦とは関係のない津田がここでも勝利する。第3試合は「キレてる途中で歌え!」。これはレギュラー回のイベントでもやっていた。ヤマゲンがきれいにこなし、ここはヤマゲンの勝利。2回戦は「ランジャタイにブチギレろ!」。津田とヤマゲンがふたりそろって決勝に進出し、決勝戦は「面と向かってブチギレろ!」。ただひとり無名のヤマゲンが、東野の采配により優勝した。

 7月に放送されて観そびれていた番組「バカリズムと欲望喫茶」を今ごろ観たらとても面白かった。この12月に新たに3回放送されたが、この7月の回が初めての放送か。小さな欲望を満たしてくれる喫茶店に、勝地涼、松本まりか、玉森裕太、アルピー平子、ロバート秋山、バカリズムというメンバーが集まる。最初に提供されたのは「自分だけ知ってる」というメニュー。「知ってる」のカードを引いたひとの話を、ほかのメンバーは知らないという設定で話を聴き、優越感が味わえるというもの。「知ってる」を引いた玉森裕太が、「キス」について、そんなものは初めて聞いたかのようなほかのみんなに説明して教える。トークの番組かと思ったら、これは即興芝居の番組だ。つぎに提供された「ガチャ切りテレフォン」では、メンバーに有名人から電話がかかり、自分のタイミングで「ガチャ切り」して気持ちよさを味わおうというもの。玉森裕太にはデーブ・スペクターから、平子には有村昆から、勝地涼には的場浩司から電話がかかった。12月に放送された回もすべて録画してあり、これはまた日を改めて。

 午後になり、「ナイツ ザ・ラジオショー」を聴こうとすると、今日は特番のためにお休みだった。ハリセンボンの吉本退社の話が聴けるかと思ったが、年内の放送はもう終わりか。タイムフリーで、昨日の「ラジオショー」を聴くと、オープニングが始まり 10分ぐらいしたところで、サンドウィッチマン伊達が飛び入り出演した。土曜の「ラジオショー」の収録をしていたようだ。伊達「今日、小沢さんでしょ、ゲスト?」「なんかいろんなことしゃべってくれんのかな?」 塙「やめなさいよ、本当に。」 土屋「それを言いにきたんすか?」 伊達「みんなバツ出してんの、あれなに?」「いや、「M-1」のことですよ。あと、ミーナの話。」 土屋「伊達さん伊達さん、帰ってもらっていいですか?(笑)」 この日の14時台ゲストはスピードワゴン。「ラジオショー」のツイッターの告知からは名前が消えていたのだが、予定どおり、きちんと出演したんだな。井戸田がハンバーグ師匠のネタから入ると、塙さんが「マクドナルドのCMやってるんであんまり…」 とボケる。井戸田「ほんとにだめなやつ?」「そうでなくてもしゃべれないこといっぱいあるんだから。(笑)」 塙さんがすぐに「M-1」の話題に入ろうとすると、それまで黙っていた小沢が「早いよ。」「早いけど、なんか助かった。(笑)助かるも変だけど。」 井戸田「だってさ、俺もさ、きたらさ、(マスコミが)いっぱいいるだろうなと思ってさ。」「角曲がったところまでサングラスかけてたの。やばい、これ見映え悪いわと思って、あわてて取ったのよ。誰もいないじゃん。(笑)もし撮られたときに、「相方の井戸田、サングラスで威嚇してきた」みたいな、いやだから。」 小沢「こんなこと言うのもあれだけど、俺もコロナ禍以降、ひさしぶりに、今日、マスクしてきたもんね。(笑)こんなこと言ってる場合じゃないのよ。」 話題は結局、井戸田のDIYの話が長くなり、小沢は静かにしていた。それから、漫才協会に年をとってから入会したカンディ中野という芸人が、名古屋の吉本でスピードワゴンの後輩だったという話に。塙「今、いちばんたぶん、世間のひとが聴きたいカンディ中野さんの話を…」 土屋「聴きたくねえよ、誰も。(笑)いちばん興味ないと思いますけど。」 井戸田「このメンツがそろっててさあ、カンディ中野の話なんか聴きたくねえよ。」「カンディ中野のLINEがきてて、助かってるわ、じゃあ。(笑)ありがとな、カンディ。」

 続けて、火曜の「ラジオショー」も聴くと、オープニングはここでももちろん「M-1」の話をする。シシガシラのハゲてないほうがケイさんの同期なんだ。14時台ゲストは渡辺正行。渡辺正行は、この番組で「M-1」の話になるからというので、今年は敗者復活戦から観たようだ。そういえば、令和ロマンがNHKで優勝したときには渡辺正行も審査員だった。ヤーレンズがラ・ママに出ていないとは意外。ラ・ママには今、吉本も出るようになっているそうで、エルフやナイチンゲールダンスが出ているという。そのほか、ホリプロコムの学校の名誉校長に渡辺正行が就任したという話もあった。ホリがものまねを教えるというのもすごい。よその養成所ではものまねは教えないんじゃないか。

 そして、月曜の「ラジオショー」も、昨日、オープニングだけ聴いたが、その続きを聴いた。13時台後半からゲストがあり、ますだおかだ増田が登場する。「前向き漫才」と「横向き漫才」があると増田は分類し、敗者復活戦は横向き漫才が多く、決勝に残ったところは前向き漫才が多いと思ったそうだが、さや香は「前のめり漫才」だったって。敗者復活戦では、増田はダイタクを評価していた。14時台ゲストには、増田に加えて、スーパーマラドーナも登場した。

 月曜に放送された特番「M-1ネクストデイ」もようやく観る。前夜の「M-1」のセットのまま、司会は今田耕司とABCの斎藤真美アナが務める。ファイナリストが全員勢ぞろいのほか、DJ KOO、あのちゃん、道端淳平、山口もえ、おいでやす小田が出演。「ラジオショー」でも話題になっていたが、令和ロマンは事前のネタチェックに4本のネタを提出していたという。事前にネタチェックがあるというのは、去年の「Number」の「M-1」特集で知ったが、だからこそ、この番組は的確なカメラ割りができるのである。舞台裏では、ダンビラムーチョが楽屋に帰りながら「最初に長く歌うのが面白かったんだけどなあ。」とこぼしていた。モグライダーの点数に、令和ロマンくるまが「そんなに低い?」と驚く場面。歌ネタを先にやってしまったことで、モグライダーにダンビラムーチョが謝りに行く場面。ダンビラムーチョがもってきたユニフォームに岡本選手がサインする場面の映像など。放送終了直後、セットの裏側にファイナリストたちがみんな集まっているところを、審査員たちが通り、声をかけていくというのも初めて観る光景だった。山田邦子は「最後のさや香のネタ以外はぜんぶ面白かった。」 とダメ押しし、和やかな雰囲気だ。エンディングの曲が気になったが、日食なつこ「ログマロープ」という曲だとエンドクレジットでわかった。今年はこのエンディング映像が「アナザーストーリー」の代わりなのかなと思った。

 夜に放送された「令和ロマンの娯楽がたり」という特番もさっそく観てしまう。「M-1」前にこの特番が決まっていたのがすごい。さまざまな娯楽やカルチャーに関する疑問を分析し、語り合う番組。Aマッソ加納、山崎怜奈、蓮見翔、TaiTan が出演。くるまが提唱する「ベタ」「メタ」「シュール」の三すくみ理論が面白い。令和ロマンは漫才でしか知らなかったが、知性があるからこれは強いわ。加納が、最近のタレントはオモテの要素とウラの要素と2個必要な時代になっていると語り、蓮見は「嘲笑う風潮」を防ぐには「努力」「真面目」の属性が必要と語る。続いて、5年後に天下を獲るのは誰かという議題に移ると、ここからは山崎怜奈に代わり、ニガミ17才の平沢あくびが座っていた。「チェンジャー」という意味ではオードリー若林の名をくるまが挙げると、TaiTan も同調した。ここで、隣人という設定の永野が入ってくる。リアル天下は大手事務所の芸人だと永野。ひろゆきにネタがのってる状態が永野だとするくるまの分析。最後は、今の時代にリメイクしたらバズりそうな過去の傑作というテーマ。平沢あくびの席は新内眞衣に代わる。ここでもまた永野が入ってくる。くるまには愛嬌が一個もないという永野の指摘が鋭かった。

 Spotify で、博多大吉のポッドキャストでは今年も「M-1」のふり返りをしているので、それを聴かなければと確認してみると、なんと、1時間25分もある。しかし、先延ばしするのも厄介だから、覚悟を決めて、一気に聴いてしまうことにした。聴き手は、名前だけはよく耳にするミフネさんというスタッフが務める。大吉は、谷良一の「M-1はじめました。」を事前に読み、評価基準を昨年からは大幅に変えたという。最低点を80点、最高点を98点という幅に設定し、新しさを5点、技量を5点、オリジナリティを5点、残りの3点を爆発ポイントとして差をつける。ここからは順番に個別の評価が語られる。令和ロマンは、新しさ・3、技量・3、オリジナリティ・4、爆発・1、91点。くるまのやや上からうざい口調はあべこうじのキャラと指摘。シシガシラは、新しさ・3点、技量・2点、オリジナリティ・3点、爆発・0点、88点。さや香は、新しさ・3点、技量・5点、オリジナリティ・4点、爆発・2点、94点。うねる感じはすごかったと大吉。カベポスターは、新しさ・3点、技量・3点、オリジナリティ・3点、爆発・0点、89点。以前、小朝が言っていた「勝ち切るネタではない」という意味が、大吉は「あのときは俺、横で聴きながら、なんのことだろう小朝師匠と思ってたけど、うん、だんだんわかってきた。」「言葉きついかもしれんけど、可もなく不可もなく漫才やったかな。」 マユリカは、新しさ・3点、技量・3点、オリジナリティ・3点、爆発・1点、90点。展開の強引さ、そして、坂本がずっと腕を組んでいることについて、一般的にはこれは女性の所作と指摘。令和ロマンと比べてしまい、評価にブレーキをかけたとも明かす。ヤーレンズは、新しさ・3点、技量・3点、オリジナリティ・4点、爆発・1点、91点。ヤーレンズのことは大吉は今まで認識しておらず、面白くて、ここだけストップウォッチを止め忘れた。笑いのとりかたが古坂大魔王そっくりと指摘する大吉。渡辺正行も同じことを言っていたな。真空ジェシカは、新しさ・4点、技量・4点、オリジナリティ・5点、爆発・2点、95点。大吉は真空ジェシカのオリジナリティを絶賛する。昨年に比べて、会場の観客はやや男性が多かったそうで、男性のウケが真空ジェシカはあったようだ。しかし、ここで真空ジェシカは残らず、大吉は落ち込んだという。ダンビラムーチョは、新しさ・3点、技量・3点、オリジナリティ・3点、爆発・0点、89点。大吉が言うには、審査員世代からするとこれはもう「ありネタ」。大吉「どれだけこのスタイルでウケられても、劇場なら、拍手喝采だし、「おーし、終わってメシ行こうぜ」「ウケたなあ、すごいなお前ら」って言えるけど、「M-1」で漫才に点数つけてくださいって言われたときに、これやられると、つけられないよね。」「もともとの曲の面白さもあるじゃない? (略)それって考えたの、あなたじゃないじゃん、っていうことになってくるのよ。にゃんこスター現象ですよ。」 くらげは、新しさ・3点、技量・3点、オリジナリティ・1点、爆発・0点、87点。大吉「おじさんが若いのに詳しいみたいな、まあそういう笑いというか、なんだろなあってやっぱ思って観るじゃない。そっち系の漫才やってるから、わたし、どっちかというと。」 オリジナリティに辛く、大吉は練習すれば俺たちにもできると。モグライダーは、新しさ・3点、技量・3点、オリジナリティ・3点、爆発・0点、89点。前評判をいちばん聞いていたのはモグライダーだったそうだが、しかし、「とても」のところでどうしても凪になる。そして、決勝では審査基準をがらっと変え、爆発させた組の勝ちというシンプルな判断をとったという。いちばん大事なのは俯瞰で観ることかなと大吉。令和ロマン、ヤーレンズ、さや香の順に登場し、爆発力でいうと、ヤーレンズが終わったときには令和ロマンだと大吉は思ったそうだ。そして、さや香の「見せ算」について、芸人を笑わせるために作ったネタという情報を得ていた大吉は、あれは単独ライブのネタだと語る。放送後に今田との食事会でもこの話題になり、「僕と今田さんの思いは一緒で、やっぱ、漫才師たるもの、お客さまが観たがってるのを観せるのはもう最低条件ちゃうかと。お客さんは「見せ算」じゃないのが観たかったと思うなあって話になって、今田さん、生意気ですけど僕もそう思いますと。」「僕のなかでの基準は、コントでやったほうがもっとウケるじゃんはもうコントなのよ。」 投票については「俺のなかでは、令和ロマン一択だったのよ。」という大吉だが、最後の最後までわからなかったあのときの会場の爆発力はすごかったとも語る。3票ずつ、もし同点になっていたら、ファーストラウンドの点数で決まるからヤーレンズが勝っていた。大吉は、松本はさや香に入れるのではと思っていたそうだ。最後は、これも今田とのふたりきりの食事会で語られたという、大学のお笑いサークルの利点について。「M-1」獲りたいんなら大学に行け、という新しい時代になっていくのか。

 ツイッターを覗くと、松本が騒動後に初ポストをしていた。「いつ辞めても良いと思ってたんやけど… やる気が出てきたなぁ~。」 この余裕が不気味だ。

 アマゾンの注文がなぜか停まってしまい、不思議に思っていたら、出品ステータスが休止になっていることに気がついた。道理で注文が入らないわけだ。銀行口座とクレジットカードの情報を変更したから、そのときに変わってしまったのか。深夜、眠れず、ブログの更新をもうひとつ。今日はブログを5本更新した。

2023年12月27日水曜日

12月27日水曜日/松本人志はどうなるか

◇ 青山一丁目・麴町

 昨夜は、地域判定が狂ったラジコで、ラジオ関西を聴きながら眠っていたが、「爆笑問題カーボーイ」のあとには「あののオールナイトニッポン」が放送され、そのあとには上柳昌彦の「あさぼらけ」が始まった。短い睡眠時間だが、不思議と元気。夜のうちにネズミが1匹、ネズミ捕りに引っかかっていた。ひとの弁当を食うネズミは死罪だ。今日は朝から都内に。電車内、タイムフリーで、月曜の「ナイツ ザ・ラジオショー」を聴くと、オープニングではもちろん「M-1」の話をしている。ツイッターを覗くと、ハリセンボンが吉本退社のお知らせ。

 昼は青山一丁目、青山ツインの直久に入り、純鶏ラーメンの醤油を食べた。690円。どうってことのないラーメン。その後、麹町のほうに移動し、ファミリーマートで「週刊文春」を買った。ベローチェに入り、「週刊文春」の松本の記事をさっそく読む。7ページにわたる記事。うーむ、これだけのひどい記事が出て、無傷というわけにはさすがにいかないんじゃないか。今日は一日、松本の情報をずっと追いかけていたから、スマホのバッテリーが残りわずかだ。ベローチェで、スマホの充電をする。ツイッターからは、松本の疑惑について吉本興業が声明を発表したとのニュースを目にした。事実ではないとの主張だが、吉本にとっても莫大な損失になるに違いないから、ここは戦うわけか。倫理よりも経済の問題が優先されているにすぎない。この件は「ミヤネ屋」でも扱われたようで、となると、金曜の「ワイドナショー」の生放送特番でも無視するわけにはいかないだろう。

 渋谷に出て、渋谷始発の東横線に乗り、座って帰る。横浜駅の相鉄線改札前の交番に寄り、先週借りた250円を無事にお返しする。若いお巡りさん、顔もうろ覚えだったが、会ったら思い出した。もうお世話になることはないかもしれないが、これを機に名前も覚える。ビブレのブックオフにも寄り、110円の文庫本を1冊だけ買っていく。帰りの電車内は読書。

◇ テレビ・読書

 夜遅くに帰宅し、テレビをつけると、NHKのニュースでもちょうど松本の件を扱っていた。これは大きな変化だ。吉本がリアクションしたことで、むしろ、それがニュースとして扱われている。スピードワゴン小沢の名前もきちんと出されていた。「文春」の記事ではNHKの松本の番組にも触れられているから無視はできないということでもあったのかな。録画していた「ニュース7」も確認すると、こちらでは扱われていなかった。

 録画していたテレビ番組をいくつか。今朝の「ブギウギ」を観て、それから、今日の「徹子の部屋」(ゲスト・羽鳥慎一&玉川徹)を。昨夜の「さんま御殿」は4時間スペシャル。最初のブロックは声優特集。「タッチ」の三ツ矢雄二と日髙のり子が共演していた。2ブロック目は「学生時代キラキラ vs 地味」、3ブロック目は「ひとり暮らし満喫女子」という特集。最後のブロックは「御殿オブ・ザ・イヤー」と題し、爆笑問題が出るから楽しみにしていたのだけど、このブロックは今年の名場面集をみんなで観るというコーナーだった。

 深夜、部屋で読書の続きを。「中島らも短篇小説コレクション」を読み終えた。2016年刊、ちくま文庫。個人的には中島らもはどういうわけか縁のなかった作家で、世代的にも、読書傾向的にも、読んでいてもちっともおかしくないのだが、不思議と1冊も読まずにいた。中島らもを改めて読んでみたくなったのは、九龍ジョーといとうせいこうのポッドキャストで、中島らもとダウンタウンの関係について話していたのを聴いたからだった。それを聴いたのはけっこう前だったのだが、読みたい本を見つけて、ちょうど読みかけていたら松本のスキャンダルが出るというこんなタイミングになった。この本はちくま文庫のオリジナル編集、編者は小堀純、文庫解説は松尾貴史。「寝ずの番」や「お父さんのバックドロップ」など、映画化された有名作品も収録されているのだが、作風もばらばらなせいか、どうも面白さがうまくつかめなかった。テレビなどで観る中島らも本人は面白かったのだが、だったら、読むべきはエッセイかな。

2023年12月26日火曜日

12月26日火曜日/バッグを食い破る動物

◇ テレビ

 朝、ゴミを出しに行きたかったが、寒くて起きあがれなかった。布団から出ないまま、ブログの更新をひとつ。それから、録画していたテレビ番組をあれこれと。今朝の「ブギウギ」には、エノケン・ロッパならぬ「タナケン・ハッパ」という名前が出てきた。

 日曜の「ワイドナショー」をようやく観る。今田耕司、安藤優子、フットボールアワー岩尾、平井理央というメンバー。自民党の裏金問題では、佐藤ゆかりがこちらの番組にも出演していた。同じ時間に「サンデージャポン」にも出てたけど、タレントじゃないから裏かぶりっていうのは別に関係ないんだな。そのあとにはラグビーの話題があり、「お笑い向上委員会」でしか観ることのないラグビー芸人しんやが解説をした。

 観そびれていた「太田光のつぶやき英語」4回分をまとめて観た。XXCLUB の映画コーナーがなかなか豪華で、ロバート・ロドリゲス、ギャスパー・ノエ、ジェニファー・リーにインタビューしている。

 昨日の「徹子の部屋」は細川たかしがゲスト。5年ぶりの出演。弟子の田中あいみも途中から加わる。今日の「徹子の部屋」は後藤久美子がゲストだった。初出演は2000年放送、26歳のときだというから意外と遅く、人気絶頂のころには出ていなかったんだな。まさか、あの後藤久美子が老眼鏡デビューだとは。年齢を考えればそりゃそうなんだけども。

◇ 生活

 今日はもう外出しないつもりで、昨日のうちにスーパーで弁当を買い、この気温だからトートバッグに入れたままで部屋に置いてあったのだけれども、昼になって、その弁当を食べようととりだしてみると、ネズミに食われているので愕然とする。なんと、トートバッグごと食い破られてしまっていた。そんなことがあるのか。以前からネズミの被害には困っているのだが、最近はめっきり出なくなっていたから油断していた。それでも、トートバッグに入れてあるものがまさかネズミに食われるとは思わない。トートバッグには大穴が空いた。これにはもう、悔しさをとおりこし、虚しさしかない。財布の盗難に打ちのめされていたばかりだというのに、またこんな馬鹿なことが起こるのか。いったい、なんという年末だろうか。いや、昨夜はどうも変な気配がしていたという記憶はあるのだが、眠いし、寒いから、わざわざ起きあがって確認するというようなことはしなかった。そのあいだにここまでの被害が発生していたとは想像もできない。トートバッグは「いとうせいこうフェス」で買ったもので、長年愛用していたのに、こんなことで台なしになるんだな。ああ。変な声が出る。もちろん、ネズミに食われた弁当は捨ててしまい、カップヌードルを食べる。

◇ 読書・映画・ニュース・ラジオ

 部屋で読書。斎藤幸平「人新世の「資本論」」をようやく読み終えた。2020年刊、集英社新書。最初は図書館で借りていたが、読みかけで古本を見つけ、これは時間がかかるから買って読んだほうがいいと思った。9月から読み始め、難しい本をちびちび読んでいった。2021年の「新書大賞」1位。手元の本は8刷。カバーには、佐藤優、白井聡、松岡正剛、坂本龍一、水野和夫、ヤマザキマリがコメントを寄せている。「人新世」とは、人類の活動が地球を破壊しつくす時代のこと。斎藤幸平は冒頭から、SDGsなんてものでは気候変動は止められず、目下の危機から目を背けさせるアリバイ作りにすぎないと喝破する。まず驚かされたのは、冷戦が終結し、資本主義が広がったことにより、資源の浪費が加速されていったというデータだ。なにしろ、今年はすさまじい酷暑、「地球沸騰化」なんて言われる夏を体験しながら読んだから、今になってこんなことになっているのはそういうわけだったのかと、これには惹き込まれた。こうなるともう、資本主義は科学的にだめだということじゃないのか。後半はマルクスの再解釈になっていく。書いている内容は難しいものだが、斎藤幸平の文章は明朗快活で気持ちがいい。テレビにもよく出るひとだし、壁がないんだ。

 アマゾンプライムで映画を1本。カウリスマキの「過去のない男」を劇場公開時以来に観なおした。ということは、20年以上ぶりか。あまり覚えていなかったが、財布を盗まれるところから始まる物語だった。クレイジーケンバンドの曲が使われているのだが、公開時にはCKBはまだ一般的な知名度はなく、謎の日本語の歌が流れるというような紹介が「虎の門」の井筒監督のコーナーではされていた記憶がある。

 ツイッターを覗いてみると、「文春オンライン」が松本人志の性加害疑惑を報じている。有料記事だが、それを読んだひとのツイートからすると、これは明日の「週刊文春」は買ったほうがいいかもしれないな。ジャニー喜多川の件で、テレビ各局がさんざん検証番組をやってきたあとにこのスキャンダルだ。黙殺するというわけにはさすがにいかないんじゃないのか。このタイミングで、今週金曜には「ワイドナショー」の生放送がある。

 深夜1時からラジオ。「爆笑問題カーボーイ」をオンタイムで聴く。地域判定がまだ狂っていて、大阪になっているが、この番組はラジオ関西でも放送されていた。この番組の前はアルコ&ピースではなく、文化放送の番組が流れていた。今日は生放送。期待どおり、さっそく松本をいじる太田。

2023年12月25日月曜日

12月25日月曜日/新橋はクリスマス

◇ 虎ノ門・新橋

 昨夜は寒くて、眠りにつくまでに時間がかかった。しっちゃかめっちゃかな週末を乗り越え、また平日に戻ってきた。午前中から都内に。昼は虎ノ門、富士そばに入り、カツ丼を食べた。580円。新橋のほうまで歩き、ベローチェに入り、ひと休み。スマホの充電をしながら、タイムフリーで、今日の「ビバリー昼ズ」を聴いた。今日は短縮版、12時からの放送。ゲストのナイツがすぐに登場した。塙さんの炎上の件、そして、昨夜の「M-1」を話題にする。高田先生も敗者復活から観ていたようだ。山田邦子のさや香に対する最後のひとことを高田先生は評価していた。ピースの「ふたりのディスタンス」も観ている高田先生。ナイツと入れ替わり、後半には山田雅人も登場した。エンディングまで聴いて、それから読書もしていく。

◇ テレビ

 新橋から横須賀線に乗り、夜遅くに帰宅する。録画していたテレビ番組をいくつか。昨夜の「明石家サンタ」を。さんまもこの日は「M-1」をずっと観ていたようだ。「お笑い向上委員会」から選ばれたきしたかの高野に電話がつながり、「シュークリームが好きなんですよ」のひとことだけで、ここでもしゃべらせてもらえずに合格。しかし、賞品はハズレを引いてしまった。てるてる坊主の着ぐるみの中身のひとからの電話では、舞台から落っこち、ろっ骨を折ったという不幸だったが、そのときの映像が流された。映像付きの不孝話というのは初めてではないだろうか。それにしても、さんまの聴き間違いが目立つ。さすがにもう耳が遠くなり始めているかな。そのあとにはアマゾンプライムで映画を1本観ようとしたが、眠気がひどくなり、中断した。深夜1時頃には眠る。

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8月21日土曜日/横浜のあちらこちらで

◇ 伊勢佐木町  昨日は、昼間は暑かったが、夜中は涼しくなり、今朝も涼しい。朝から黄金町まで行く用があり、それがすぐに終わり、伊勢佐木町のマクドナルドに入り、アイスコーヒーとエッグチーズバーガーを食べた。しばらく読書をして、午後になってから、雲雀洞に寄った。3月以来、ひさしぶり...