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2023年1月30日月曜日

1月30日月曜日/天津麺を食べる

◇ テレビ・ラジオ・雑誌

 朝に起きあがり、まず、ブログの更新をひとつ。それから、録画していたテレビ番組をいくつか。昨日の「笑点」は、演芸コーナーにはぴろき、大喜利の助っ人には今週も志らく師匠が登場。オープニングで、昇太師匠と仲良くしゃべっているすがたが嬉しいのだが、しかし、来週から新レギュラーが決まってしまうと、昇太、志らくの顔合わせはまた機会がなくなってしまわないだろうか。昼はラジオ。「ビバリー昼ズ」では、高田先生が終わりゆくものについていろいろとしゃべっていく。渋谷の東急百貨店、「週刊朝日」、「たまむすび」、最後は鈴木邦男にも触れた。12時台は岡田圭右がゲスト。「クイズ!脳ベルSHOW」の話が多くなるが、しゃべりっぱなし、会話の空白をまったく作らない。午後はまたテレビ。今週の「徹子の部屋」は 48年目突入ウィークだそうで、今日は春風亭小朝と浅丘ルリ子がゲスト。浅丘ルリ子と徹子さんが麻雀の話をすると、麻雀を知らない小朝、「僕、麻雀はパイパンって言葉しか知らないんですからね。」だって。小朝はひどいな。本当にひどい。

 夕方から外出。二俣川まで歩き、餃子の王将に入り、天津麺と餃子を食べた。902円。二俣川から星川に移動し、マクドナルドに入り、ひと休み。しばらく読書をしていく。ツイッターを開くと、鮎川誠の訃報が。コーナンに寄り、買いものをしてから、夜遅くに帰ってきた。


 夜もまた、録画していたテレビ番組をあれこれと。土曜の「さんまのお笑い向上委員会」は、ヨネダ2000、ロングコートダディが初登場、「向上ゲスト」にはウエストランドが登場した。ウエストランドの「R-1」のネタに本気で怒っているという三浦マイルド、モグライダー芝が「芸人で初めて冗談が通じないひと」だって。錦鯉まさのりさんの「あるぅ~、それ、あるぅ~」がこの番組だけでブレイク。

 同じく土曜に放送された「新しいカギ」では、「KWGP」というコント仕立てのコーナーに、「東京十期會」として、はんにゃ、フルーツポンチ、かたつむり林とともに、中田敦彦が登場した。東京NSC10期生がそろったわけだが、チョコレートプラネットは1年後輩、ハナコ、霜降り明星とは初対面だったようだ。ドラマのパロディをやっているのだが、元ネタのドラマを観ていないので、細かいことはまるでわからない。そのほか、万引きのコントにはウエストランドが登場した。このコントもこの番組ではおなじみなのだが、スーパーのバックヤードのようなところで、盗ったものを出せと言われて、「M-1」のトロフィーを出す。過去にはオリンピック選手が金メダルを出したこともあった。アドリブ中心のコント。

 そして、先週に引き続き、今週も「スイッチインタビュー」をすぐに観てしまう。小林信彦と細野晴臣の対談の後編。このふたりならば、当然、大瀧詠一の話にもなるのだが、ここにいない大瀧詠一のことを思い、小林信彦が声をつまらせる場面もあった。

 タイムフリーで、聴きそびれていたラジオ番組もいくつか。先週月曜の「ビバリー昼ズ」は峰竜太がゲスト。矢来町に家を建てたときに、すぐ近所に住んでいた志ん朝師匠が、家が建つ様子をずっと写真に撮っていて、アルバムにしてくれたという話がすごい。先週月曜の「ナイツ ザ・ラジオショー」は、宮田陽・昇がゲストだった。師匠の宮田章司の内縁の妻が松旭斎小天華だったというのは知らなかったかもしれない。小天華先生のエピソードがたくさん語られる。

 楽天マガジンで雑誌のチェックをすると、「週刊現代」の「私の地図」にタブレット純が登場していた。相模原市出身というプロフィールにはなっているが、実際は、相模原市に編入される前の津久井郡津久井町の出身なのだ。古本屋で働いていたことも詳細に語られている。友人の父が経営する古本屋で、1号店が町田の相原、2号店が八王子の絹ヶ丘にあり、原付バイクで往復しながらかけもちで店番をしていたという。

 「週刊ポスト」のたけしの連載では高橋幸宏に触れていた。「オイラは『戦場のメリークリスマス』で坂本龍一と共演するんだけど、その前からYMOはなんとなく気になっててさ。まァ顔を合わせりゃ「どうも」って挨拶する程度の関係だったけど、あの時代でテクノを流行らせたのは今から考えても画期的だったと思うぜ。」「音楽だけじゃなくて、あの3人はどこかほかのミュージシャンとは纏う雰囲気が違ったんだよな。」「ほかのロックミュージシャンにはない「品」や「教養」を感じさせるヤツラだったんだよな。」

2023年1月22日日曜日

1月22日日曜日/テレビばかりの日曜日

◇ ラジオ・テレビ・映画

 早朝から少し眠り、午前中はテレビやラジオをあれこれと。タイムフリーで、昨日の「ナイツのちゃきちゃき大放送」を聴くと、11時台はエレキコミックと片桐仁がゲスト。昨日は早朝に「木梨の会」にも出ていたようで、終わりのほうはオンタイムで少し聴いていたのだが、(ヒロミが出ているのはわかったが、)声だけでは誰が出ているのかわからなかった。エレキコミックはとんねるずとは会ったことがなかったのか。タモリとも会ったことがないというのだが、エレキコミックとラーメンズは田辺エージェンシー主催の「冗談リーグ」の出身なのに、それも不思議な気がする。昨日の「木梨の会」も、Spotify のポッドキャストで聴いてみると、エレ片の3人は番組中盤から登場していた。とんねるずのファンでありながら、憲武、ヒロミとはほぼ初対面。その段階から、「やついフェス」の出演もとんとん拍子に決めてしまうというこの展開の早さ。

 今朝の「サンデージャポン」は、新田恵利が出演していたのがちょっと珍しかった。鈴木エイトがついにレギュラー席のほうに座っていたのだが、じつはおニャン子クラブのファンクラブに入っていたことも最後に明かされる。今朝の「ワイドナショー」は、東野が体調不良のために欠席、山崎夕貴アナが進行役を務めた。松本が出演のほか、ヒロミ、安藤優子、志らく師匠、ELLYとうメンバー。話題のインド映画「RRR」を扱い、紹介する役にチョコレートプラネットが登場したが、じつにぐだぐだな解説。三浦瑠麗の夫の投資トラブルの話題は「サンジャポ」ではトップで扱っていたが、「ワイドナショー」では扱いはなかった。「TVタックル」には、宮崎県知事選後の東国原が出演のほか、今朝の「サンジャポ」にも出ていたロボット博士の古田貴之がこちらにも出演していた。中国の現状の話題だったが、古田貴之は中国の技術について語り、科学の話になると、たけしの表情もはっきりと興味を示す顔になる。

 「爆笑問題の日曜サンデー」は今日は駅伝中継のためにお休み。午後もテレビばかり。「週刊さんまとマツコ」は何度目かの「夢グループ」の特集。「笑点」は、演芸コーナーにはロケット団が、大喜利の助っ人には志らく師匠が再登場。土曜の「太田光のつぶやき英語」では、XXCLUB がイニャリトゥ監督にインタビューしていた。木曜の「ダウンタウンDX」は、賞レース優勝、準優勝コンビの特集。ウエストランド、さや香、ビスケットブラザーズ、コットン、天才ピアニスト、ヨネダ2000 が出演。やりたい放題のヨネダ2000。

 夜、アマゾンプライムで映画を1本。「フィラデルフィア物語」を観た。冒頭から、これは想像以上のコメディかと思ったら、意外とそうはならない。半分ほどでいったん中断し、少し眠ってから、残り半分を朝までに観た。

2023年1月14日土曜日

1月14日土曜日/「大怪獣のあとしまつ」など

◇ ラジオ・テレビ・映画

 早朝に目覚め、ブログの更新をひとつ。昨夜は不思議とやや暖かかった。少し眠りなおし、9時前に起きあがる。ラジオをつけ、「ナイツのちゃきちゃき大放送」をオンタイムで聴いた。中継の担当が外山惠理になり、やっぱり小気味がよくていい。この番組が始まってから何年経つのか、本当にちゃきちゃきしているのは外山さんだけだ。

 録画していたテレビ番組をいくつか。今朝の「ワルイコあつまれ」は「子ども記者会見」に落合陽一が登場した。落合陽一の出演はなぜか次週に続く。このコーナー、今まで多くのゲストが登場したが、2週にまたぐのは初めてのはずだ。落合陽一だけがそんなに特別扱いされる理由がまったくわからない。そのあとの「好きの取調室」のコーナーには、菊水武史という犬の涙の研究をしている学者が登場した。白目が見えることが人間と犬の共通点であり、なるほど、だから、視線の表現でコミュニケーションができるのだ。犬は人間と暮らすなかで、ともに進化してきたという。野生動物は視線が知られては命取りになるため、黒目が多いんだそうだ。勉強になる。

 昨夜の「タモリ俱楽部」は「ひらがな研究」という企画。第1回は「ぬ」について研究する。これは面白かった。宇多丸、藤原さくら、劇団ひとりが出演。解説役には、「ん」「あ”」などの著書がある山口謠司がリモート出演した。タモリが吹き替えを担当したジブリの短編の話がタモリから出たのも珍しく、その映画では、謎の効果音の表現に「ぬ」を使ったという話だった。

 昨夜の「太田上田」は、こちらではテレビ神奈川で観ているのだが、中京テレビでは年末の放送だったのか。「ボキャブラ大忘年会」として、X-GUN、古坂大魔王、小島奈津子が出演した。太田がネプチューンを見る目が怖かったという小島奈津子の証言。

 アマゾンプライムでは「風雲!たけし城」の配信が始まり、気になるので確認してみたが、初回から配信されているわけではないのだな。20回分が配信されていて、最後は最終回になっている。番組終盤の20回が配信されているというわけだ。とりあえず、1本目だけを観てみると、競馬のレースのゲームだけは記憶になかったが、ほかは細かい部分もかなり覚えている。最終回は1989年だから、そのころには中学生だったが、この番組を熱心に観ていたのは小学生のころで、小学生のころの記憶を同時に思い出しもする。要するに、この番組のまねごとをしてよく遊んでいたのだ。逆に、たけしのほかのいくつもの番組のように、そういえば、改めて思い返し、マニア的に考えることは「たけし城」に関してはなかった。たまたま世界的にウケてしまった内容だったのだが、たけしの出演場面は少なく、たけしの歴史のなかではそこまで重要な番組とは考えていなかったが、配信ということになると、その比重もまた変わってくるのかもしれない。島田洋七の「だるまさんがころんだ」なんかを観ると、「イカゲーム」は「たけし城」にインスパイアされたに違いないという気もするのだがどうだろうか。

 映画も1本。三木聡監督「大怪獣のあとしまつ」をついに観た。去年の公開時に炎上騒ぎがあったことは知っていて、不愉快なものを感じ、炎上の内容はまったく確認する気にはならなかったのが、炎上とは別に、前作の「音量を上げろタコ!」も個人的には不満な内容だったため、(それ以前の三木聡作品はすべて大好きなのだが。)どうも積極的に観たいという気にはならず、劇場公開時には観逃してしまったのだが、いやいや、観てみたらとても面白い。疑問な点があるとすれば、三木聡にしてはロウブロウなギャグが多めなところで、もしかすると、これは公開規模を意識したのだろうか。ロウブロウなギャグもいいのだけど、ハイブロウなギャグで押し切ってくれていたら、そこまで文句は出なかったのかもしれない。映画制作の裏側のことはわからないが、三谷幸喜にしても、映画になるとギャグがロウブロウになる。これだけの豪華キャストで、洒脱なコメディというのは実現しないのだろうか。ふせえりはもちろん、大好きな岩松了、そして、笹野高史、六角精児といった顔ぶれの活躍する場面がもっと観たかったとは思った。

2023年1月6日金曜日

1月6日金曜日/ドリフと正月・希望

◇ テレビ・ラジオ

 早朝から、ラジオをつけたまま、眠っていた。昨日、無駄な一日を過ごして調子が狂っている。午前中、録画していたテレビ番組をいくつか。1月2日深夜に放送された「大バラバラ生放送」を観始める。テレビ朝日「バラバラ大作戦」の枠の番組がコラボした3時間の特番。オープニングはクールポコの餅つきでスタート。いつの間にか、傘まわしの芸もできるようになっている。司会は「キョコロヒー」のコンビ。スタジオには、見取り図、阿佐ヶ谷姉妹、シソンヌ長谷川が並ぶ。しかし、だらだらした番組だから、これはあとまわし。

 昼はラジオ。「ビバリー昼ズ」を聴いて、午後はテレビ。「徹子の部屋」(ゲスト・前田美波里)をオンタイムで観てしまう。それから、たいしたこともしてないのに、あっという間に夕方になってしまった。ブログの更新をひとつ。

 夜もまた、録画していたテレビ番組を。元日に放送された「ドリフに大挑戦SP」を観る。この特番も今回で第3弾。ついに元日の夜に放送されるまでになったのだが、前回から今回までのあいだに、仲本工事が欠けてしまったのが大きな違いだ。(前回の放送直後には上島竜兵が亡くなっている。)喪に服さなくていいのかとも思うのだが、番組は正月らしく、飾りつけをされたお茶の間のセットから始まり、加藤茶、高木ブーを中心に、劇団ひとり、百田夏菜子、サンドウィッチマン、飯尾和樹、近藤春菜、みちょぱがこたつを囲む。高木ブーはみちょぱの大ファンなんだそうだ。VTRはまず、劇団ひとりとアンタッチャブル柴田のコントから始まった。この特番では毎回、このコンビのコントがだんとつで面白い。受験勉強をする女子高生ふたり、なぜか女子高生なのがまずくだらないのだが、勉強をしようとするとどうしても眠ってしまい、お互いがそれをどうやって起こすかが笑いのポイントになってるのだけど、その前に寝る演技に笑わされる。このコンビのコントは後半にももう1本あり、おなじみのCMコントだが、俳優を演じる劇団ひとりの相手役には岡田結実、監督を柴田が演じ、そのスタッフをハライチ澤部と近藤春菜が演じる。柴田のツッコミの激しさは現在のCMの撮影現場ではありえないもので、まわりが時代に合わせたアドリブを自在に入れていくのも見事だった。柴田がここまでドリフのコントにハマるとは、この特番が始まるまではわからなかったが、ズボラな奥さんを佐藤栞里が演じる夫婦のコントも面白かった。コンビのコントでは、バイきんぐ小峠と錦鯉まさのりの泥棒コントも息が合っている。意外なところでは、ハライチ澤部とみちょぱのわんこそばのコントも面白かった。初登場の出演者では、シソンヌがいくつかのコントで活躍を見せる。ドリフとシソンヌというのは遠いような気もするのだが、じつはこれがそんなこともない。むしろ、サンドウィッチマンやカンニング竹山が意外とハマらない(あるいは、別の面白さになってしまう。)ように感じられ、スタイリッシュなセンスが下地にあったほうがどうやらドリフらしくなるのではという気がする。珍しい企画では「忠臣蔵」のコントに神田伯山が登場するというものがあり、伯山の語り(ここだけ末廣亭での収録)から、加藤と志村の忠臣蔵コントのVTRに入っていく。なるほど、かつては説明不要だったが、今では忠臣蔵の説明がいるというわけだ。伯山の語りと過去のコントを交互に見せるという構成が続き、この流れから忠臣蔵の新作コントに入っていった。シソンヌじろうが演じる吉良が可笑しい。現役世代だけでなく、加藤茶、高木ブーの新作コントもいくつもあったのだが、それだけでなく、今回嬉しかったのは、なんといってもすわ親治の登場だ。志村けんとすわ親治が親分子分を演じる過去のコントの映像を流してから、「雷様」のコントにすわ親治が登場した。もちろん、雷様は高木ブーを中心に、加藤茶、すわ親治が加わり、いかりやの役は肥後克広が担当する。すわ親治はギターを弾くピンネタも披露した。続く、勝地涼と加藤茶が神主と巫女を演じるコントでも、すわ親治はブルース・リーネタで登場する。番組終盤になり、すわ親治が活躍する場面が急に増えた。4時間の特番、最後は「少年少女合唱隊」だったが、ここには桑野信義も登場する。桑野はコントにも1本登場し、トランペットを吹くだけの役割だったが、ここでも桑野は演奏のみ、ひとこともしゃべらなかった。体調はどんなものだろうかと思うが、知らなければ気がつかせない。かっこよく登場してみせたのがよかった。このコーナー、最後は音楽のアドリブを勉強するという趣向。高木ブーがカズーを演奏してみせ、それに続き、佐々木彩夏、近藤春菜、錦鯉まさのりもやってみせると、高木ブーはさすがにプロの演奏だとわかる。そして、最後は加藤茶がびしっと決めてみせた。そのまま、「いい湯だな」の大合唱となり、4時間の放送が終わった。

◇ 雑誌・映画

 楽天マガジンで読んだ「ダ・ヴィンチ」2月号、星野源が表紙を飾り、巻末インタビューでは養老孟司について語っている。表紙の星野源は、養老孟司「〈自分〉を知りたい君たちへ 読書の壁」という本を手にしていて、この本は毎日新聞の書評をまとめた本なのだが、養老孟司はそのなかで、タイトルとは逆のような、本当の自分なんてものはないということを書いているのだという。四十過ぎから本を書き始め、六十五歳で初めて本が売れた養老孟司は、「六十歳で自分はなにものかを尋ねられたら、著述家とはいわなかったであろう。著述はそれまで間違いなく私の余技だった。いまでもそうだが、それでも作家といわれて、いまでは否定しない。「本当の自分」など、わかりはしない。それを昔から希望と呼んだのである。」と語っているそうで、この箇所を引き、星野源は「僕も『いのちの車窓から』の文庫版あとがきで、〝わからない、ということは希望である〟というようなことを書きました。」と語る。なるほど、星野源のこの本は読んでいないが、日記を毎日書いていると、わからないことや知らないことをやたらと自分が書いていると気がつかされるのだが、もしかすると、それは「希望」なのだろうか。星野源に倣って、養老孟司の本を読みなおしてみようか。

 アマゾンプライムで映画を1本。ルネ・クレール監督「自由を我等に」を観た。以前、観ようとして中断してしまったが、中断したあとからがよかった。ラスト10分ほどの場面には惹きつけられた。これはまた、いずれ観なおしたい映画だ。

 深夜、ブログの更新をもうひとつ。思い出したようにたけしの公式サイトを覗いてみると、昨日5日付けで、新年のコメントが出ていた。「今年は映画の編集作業を再開。ご期待ください。家族が一匹増えました。ゴンちゃんの妹でフクちゃんです。」

 Spotify でポッドキャストを聴きながら、深夜3時過ぎに眠る。

2022年12月27日火曜日

12月27日火曜日/一年の早さ・カレー

◇ テレビ

 よく眠れず、朝、録画していたテレビ番組をいくつか。「お笑い向上委員会」を2週分まとめて。ひとつ前の放送では、ザブングル加藤とTKO木下の対決があったが、それよりも、錦鯉まさのりのあるあるネタに爆笑。先日の放送は「委員会的流行語大賞」。さんまひとりが出演する形式は、コロナ禍になり、大人数での収録が難しくなったために生まれた苦肉の策だったはずだが、この企画だけが年末恒例の企画として残った。「地獄の空気を救う神の一言部門」はヤジマリー、「音楽を愛した芸人部門」はハリウッドザコシショウ、「ボソッと一言オフガヤ部門」はずん飯尾、「魔の委員会'sハイ部門」はナダルが受賞。それにしても、今田の結婚相手候補にやす子が登場した回なんかは、比喩ではなく、本当につい最近のような感覚がしていて、これが新年の放送だというので一年の早さにぞっとする。なにもしないうちに一年が経ってしまった。

◇ 秋葉原・代々木・新宿

 昼から都内に。まず、秋葉原のほうまで。昼食はインアウトという店に入り、ランチメニューのカレースパゲッティを食べた。この店は二度目。味噌汁、サラダがつき、500円。安い。それから、代々木のほうに移動し、ブックオフに寄る。しかし、まるで買うものがない。文庫本は110円の棚がなくなり、半額の棚にしてあるのだが、ほかにこういう店舗はあるんだろうか。110円以下の文庫はほぼ見つけられない。それでも、100円引きクーポンを使えば10円で1冊買えるのだから、なんとか1冊だけ選び出して買っていく。

 新宿方面に進み、ベローチェに入り、ひと休み。腹が減っていたが、食べたいパンがない。スマホの充電をしながら、タイムフリーで、昨日の「ビバリー昼ズ」を聴いた。年内の放送は昨日が最後だった。聴きながら少し眠ってしまい、それからしばらく読書をする。そのあとには西口のブックオフにも寄り、こちらはまあまあいいものがあり、110円のコミック文庫を2冊、220円の文庫を2冊買っていく。帰る前に、どうしても腹が減り、京王モールの梅もとに寄り、ハンバーグカレーを食べた。540円。

◇ テレビ・雑誌

 夜遅くに帰宅し、夜も録画していたテレビ番組をいくつか。昨夜に放送された「M-1」の「アナザーストーリー」を観た。毎年、録画はしているのだが、録画したまま、まだ一度も観たことがなかったのだが、今年はさすがにすぐに観たくなった。

 楽天マガジンで雑誌のチェックをすると、「週刊朝日」に「M-1」の記事があり、東西漫才を比較研究している日高水穂という関西大学の教授を初めて知ったが、そのほか、中村計、西澤千央、倉本美津留らが取材に答えている。読みそびれていた先週の「週刊ポスト」にも「M-1」の記事があり、執筆者は中村計だ。「M-1グランプリ 出続ける意地、出なかった後悔」と題し、スピードワゴン小沢、カミナリが取材に応えている。この号には、太田光と鈴木エイトの対談もあり、なによりも、これをじっくりと読みたかった。

 「週刊新潮」には、角川歴彦逮捕の後遺症により、KADOKAWA が製作する映画がつぎつぎにお蔵入りになっているという記事があり、たけしの新作のほか、「銀河鉄道の夜」と辺見庸原作の「月」という映画がお蔵入りの危機にあるという。たけしの「首」に関しては今までも「週刊新潮」が記事にしてきたが、今度の記事では、KADOKAWA の関係者なる人物が「北野監督から KADOKAWA に連絡があって、やっと契約書がまとまり、公開に向けた作業が再開したようです」と証言している。そのあとのページには、肥後克広に取材した上島竜兵を語る記事もあった。

 深夜1時からは「爆笑問題カーボーイ」を聴いた。聴きながら眠ろうとするが、部屋が寒くて眠れない。がさごそと物音がすれば、ネズミかと思う。深夜3時近くなっていたと思うが、ラジオを最後まで聴き終わらないうちにようやく眠れた。

2022年12月7日水曜日

12月7日水曜日/「THE MANZAI」など

◇ テレビ・ラジオ・雑誌・読書

 朝、ラジオを聴きながら、ブログの更新をひとつ。寒い。午前中は、録画していたテレビ番組をあれこれと。昨夜の「午前0時の森」では、年間テレビ出演本数ランキングの発表があり、春日も出演した。エム・データ調べでは、春日が1位に。エム・データでは再放送もカウントされるため、生放送が多いと不利になるようだ。ニホンモニター調べでは、春日は3位。

 昼はラジオ。「ビバリー昼ズ」(ゲスト・大川栄策)を聴きながら少し眠る。午後は「ナイツ ザ・ラジオショー」。今朝は漫才協会の理事会があったそうで、球児好児師匠が漫才で使う一斗缶のフタが多すぎるので捨てたほうがいいんじゃないかという会議があったという。14時台は、AMEMIYA がゲスト。AMEMIYA の口調がもうずっと面白い。ラジオを聴きながら楽天マガジンで雑誌のチェックをすると、「週刊現代」の「熱闘スタジアム」は「「オレたちひょうきん族」を語ろう」というテーマ。三宅恵介、渡辺正行、山田邦子という3人の座談会。

 ブログをもうひとつ更新して、午後も録画していたテレビ番組をいくつか。今日の「徹子の部屋」は、松本明子がゲスト。実家じまいの話を中心に、父のエッチな本はみうらじゅんさんに引き取ってもらったという話をここでもしていたが、徹子さん、みうらじゅんを認識してるんだろうか。

 今日は外出せず、部屋で読書。土屋惠一郎「世阿弥 風姿花伝」を読み終えた。2015年刊。NHK「100分de名著ブックス」の1冊。2014年に放送された番組のテキストを底本としている。この番組、何度か録画したことはあるのだが、録画したままで、一度も観たことがない。この「風姿花伝」の回も録画すらしていないのだが、それはそれとして、単に「風姿花伝」をわかりやすく解説している本として読んだ。芸能に興味を持ち続けてきたわりには、「風姿花伝」のことはつい最近までまるであたまになかったのだが、どういうわけか、ごく最近になって、「風姿花伝」が話題にされている場面に立て続けに出くわし、にわかに、知らなければまずいのではと思い始めるようになった。今が学ぶべきときなのだろう。

 夜もまた、録画していたテレビ番組を。日曜に放送された「THE MANZAI」を観た。トップのタカアンドトシの漫才のあと、最高顧問の開会宣言、たけしのコントをきっちりやってくれるのが嬉しい。以降、途中まで観ようかと思っていたが、3時間すべて、一気に観てしまった。出演順に、アンタッチャブル、フットボールアワー、霜降り明星、ナイツ、ミルクボーイ、千鳥、華丸大吉、サンドウィッチマン、パンクブーブー、銀シャリ、マヂカルラブリー、錦鯉、からし蓮根(プレマスターズ枠)、テンダラー、かまいたち、海原やすよ・ともこ、おぎやはぎ、笑い飯、NON STYLE、ミキ、中川家、爆笑問題。いつもこの番組だけは出演しているウーマンラッシュアワーがいないことが気になったが、Spotify で、村本大輔のポッドキャストをチェックしてみると、その反響を受け、こちらでたっぷりと語っていた。今回の「THE MANZAI」は、村本のほうからお断りしたとのこと。爆笑問題、ナイツ、ウーマンラッシュアワーは、情報の正確さを確認するため、事前に時事ネタのチェックが入るというのは知らない話だった。少し眠り、深夜、朝までにブログの更新をもうひとつ。

2022年12月5日月曜日

12月5日月曜日/小雨・隅田川




◇ 蔵前・横浜

 朝から都内に。横浜から京浜急行に乗り、浅草線直通、蔵前まで。小雨。寒いし、眠い。まいばすけっとに寄り、栄養ドリンクとエクレアを買って食べた。その後、横浜まですぐに戻ってくるのだからじつに阿呆らしい。昼食は横浜東口、ポルタの浪花ろばた八角に入り、ランチメニューのカツ丼セットを食べた。800円。そのあとにはまた横浜を離れ、やたらと移動する日だ。夕方にまた横浜に戻り、ヨドバシカメラに寄り、来年の手帳をようやく買った。年に一度しか買わないものだが、いつも、1200円もしたっけ。ブックオフにも寄ろうかと思っていたが、外に出てみると、雨がだいぶ降っている。傘を買うのもめんどうで、ブックオフはやめて、マクドナルドに入り、ひと休み。ホットコーヒーとチーズバーガーを食べた。金の計算をして、それから、読書も少し。雨に濡れながら、夜遅くに帰宅する。

◇ テレビ・ラジオ

 録画していたテレビ番組をいくつか。今日の「徹子の部屋」は渡辺徹追悼。1984年放送、23歳のときの映像から始まった。1990年放送の回は、息子が生まれた翌年の出演。ここではマヨネーズの話もしている。2017年放送の回は、榊原郁恵と夫婦で出演し、指輪を贈るサプライズに失敗したエピソードをしゃべっていた。2020年にも夫婦で出演。これはまだコロナの前か。2021年放送の回は、1990年の回でしゃべっていた息子の裕太とともに出演。最後はつい最近、今年9月に中村雅俊と一緒に出演した回の映像が流れた。

 今日の「しゃべくり007」もすぐに観ると、村山輝星がゲスト。いつの間にか、アクリル板がなくなり、出演者の座り位置も近くなったようだ。輝星ちゃんに、そばのすすりかたを教えるために好楽師匠が登場した。

 タイムフリーで、今日の「ビバリー昼ズ」を聴くと、オープニングでは、渡辺徹、円楽のこと、そして、カンニング竹山のライブで語られたという上島竜兵の話をする。12時台は、嘉門タツオがゲスト。土曜放送の「サンドウィッチマン ザ・ラジオショー」も聴くと、こちらでももちろん、渡辺徹の話をたっぷりとしていた。ラジオを聴きながら、楽天マガジンで雑誌のチェックもすると、「週刊ポスト」のたけしの連載は崔洋一追悼だった。ラジオを聴きながら眠り、深夜に目覚め、またラジオを聴きながら眠りなおした。

2022年11月18日金曜日

11月18日金曜日/浜田山

◇ 浜田山・渋谷

 朝から都内に。だいぶ寒くなり、ついにステテコと、Tシャツも重ね着していく。イヤホンも壊れてしまい、電車内では読書をするしかない。まず、祐天寺に用があり、午後は浜田山に移動。サンブックス浜田山に初めて寄ることもできたが、外観はなんてことのない街の本屋でありながら、じっくりと棚を眺めてみると、じつに細やかに整理されている。もちろん、なんてことのない街の本屋の役割も充分に満たしているはずだ。それから、から好しに入り、遅めの昼食。大判から揚げ定食を食べた。649円。ブックオフにも寄り、110円の文庫本を1冊、220円の単行本を1冊買っていく。



 井の頭線に乗り、渋谷に出て、まんだらけにも寄っていく。階段の百均から、雑誌を3冊買う。渋谷では時間をつぶさず、東横線の急行で、すぐに横浜に戻ってきた。電車が混む前に帰りたいという考えだったのだが、16時過ぎでもそれなりに混んでいて、あんまりいい手ではなかった。横浜東口のドトールに入り、ひと休み。しばらく読書をしていく。

◇ 読書

 大森荘蔵・坂本龍一「音を視る、時を聴く〔哲学講義〕」を読み終えた。2007年刊、ちくま学芸文庫。親本は1982年刊。ちょうど40年前の本だが、なんとか読み終えたけれども、小難しくってかなりわからなかった。大森荘蔵というひとを知らなかったが、このひとは哲学者で、1997年には亡くなっている。以下、引用をいくつか。P97 大森「いま一つの点は、たとえばよく知っている歌があってそれを歌えば五分かかる。しかしその歌はいわば立ちどころに一挙に憶い出されるのであって、頭の中で五分かけて歌う必要はない、ということです。これは歌や曲に限りません。何年もかかった戦争や、六年かかった小学生時代、これらを憶い出すのにもしその年月を元のテンポで反芻することが必要だとしたら、昔話なんて不可能になります。といってそれらを憶い出すとき、過去をいわば早廻ししているわけじゃありません。六年間の過去を数秒で早廻ししたら目がまわるだけでしょう。結局、過去に聴いた音、過去に生きた生活、これらの過去を憶い出す様式には独特なものがあります。遥かに続く広大な山なみを一挙一望に見てとるような仕方なんですね。」 P122-123 大森「たとえばピカソがピエロの絵を描く時に、彼自身が、非常に醜悪な何かを意図して訴えたい、それをわれわれが見たらもっとはるかにスケールが小さくてただの悲しそうなピエロに見えたという、こういうことならしょっちゅうあると思います。」 坂本「ピカソが志向したのは、誰かの悲しい顔、誰かの顔であることからはぎ取った悲しさという抽象的なものの場合もありますね。」 大森「ええ。絵かき自身の意図では、いわば普遍化されたもの悲しさというものを表現しようとする意図があることもありましょう。そしてある人は、その画家の意図どおりにそれをとる。しかしある人はスケールを小さく、ただどっか田舎の道化がいると見る。こうした食違いはしょっちゅう起こることです。そしておそらくピカソはその場合は、そういうことが気にくわんでしょう。「オレはもっと大きくとってほしかった」。音楽家もそうでしょうね、その時は、観客や聴衆が悪いんだ、と言う以外ない。」 坂本「ここでもぼくはその作者が意図したもの、観客が感じとったもの、この二つが本質的に同定できない、ということにイライラしていますし、では一体何をキャッチボールしているのか、ということになります。するとキャッチボールできない、キャッチボールなんかしていない。イメージを与えたり与えられたりなんかしていない、というのが正解じゃないかと思っています。つまりぼくはイメージからも観客からも自由なんだと思います。」

◇ テレビ・ラジオ・雑誌

 夜遅くに帰宅し、録画していたテレビ番組をいくつか。今日の「徹子の部屋」は、舟木一夫がゲスト。亡くなった西郷輝彦のことを最初から最後までたっぷりと語る放送になった。舟木一夫の人柄に触れることも今まであまりなかったが、とても熱いものが胸にあるひとだと思った。2014年放送、西郷輝彦、三田明と一緒に出演した回の映像も少し流れた。

 土曜深夜に放送されているシットコム、「ジャパニーズスタイル」も続けて観ているが、第4話まで観ても、まるで面白くならない。柄本明が出ていることだけを頼りにしているが、つまらないものを欠かさず観ているくせに、ほかの面白い番組を観逃すようなことがあるといよいよ虚しくなってくる。

 タイムフリーで、今日の「ビバリー昼ズ」を聴くと、「ザ・東京漫才」の第3弾の告知があり、チケットが今日発売というのだが、カンフェティを確認してみるとすでに完売。今日にかぎって、オンタイムで聴いてないという不運。本当についてないな。ビートきよし、玉袋筋太郎がゲストだというのに、これはあきらめきれない。オープニングのあとには、阿川佐和子が登場。12時台は、真田ナオキという演歌歌手がゲストに登場した。エンディングまで聴くと、「ザ・東京漫才」のチケットが完売したと、すでにここで知らせている。

 ラジオを聴きながら、楽天マガジンで雑誌のチェックをすると、「週刊ポスト」の横山剣さんの連載では、さいたまんぞう「なぜか埼玉」を紹介していた。剣さんから「なぜか埼玉」が語られるのを今まで聴いたことはあっただろうか。「意図的に抑揚を欠いた歌いっぷりを含め、ここにはあまりにも高度な批評性を見ることができる。もしも、虚無という概念を楽曲に昇華したなら、この曲にたどり着くんじゃないでしょうか。」「そのシュールな世界観は、デヴィッド・リンチの映画にも近い。」「キリンジの名曲『エイリアンズ』を聴くたび、『なぜか埼玉』を思い出します。」

 「週刊ポスト」のたけしの連載は、亡くなった村田兆治の話題から、村上宗隆の話題に。三冠王のお祝いに食事をする機会があったそうで、というのは、弟子の無法松の高校の後輩という縁があるのだ。同じく、無法松の後輩だという WANIMA とカラオケに行ったということも語られ、それにも驚くのだが、後半は将棋の話題に移った。「昔からオイラが野球と同じく好きなのが「将棋」でさ。一時期は少し離れていたんだけど、ここ数年コロナで家にいることも増えたんで、またハマってよくやるようになったんだよね。ウチのカミサンと盤を挟んで勝負することもあるし、近頃はインターネットで知らない人と対戦することも多くてさ。」って、さらっとすごいことを明かしている。ということは、ネットで将棋を指したら、相手がたけしの可能性があるってことか。

2022年11月7日月曜日

11月7日月曜日/さんまとテレビ70年史

◇ ラジオ・雑誌

 朝早くにいったん目覚めた記憶はあるが、起きあがるまでにだいぶ時間がかかる。まず、ブログの更新をひとつ。録画していたテレビ番組をいくつか観て、昼はラジオ。「ビバリー昼ズ」の12時台のゲストはU字工事。東京太師匠の「東」の名は、当時の東京都知事の東龍太郎からもらったものだというのは高田先生も知らない話だった。所属事務所の芸人が少なく、やる気のあるひと募集といったら、柳家松太郎が入りたがって困っているという話も。午後は「ナイツ ザ・ラジオショー」。14時台は、とにかく明るい安村がゲスト。ルミネの出番の合間、楽屋に話し相手のいない安村は、高島屋でフィナンシェを買ってきて、線路が見えるベンチに座って2時間かけて食べているという。

 ラジオを聴きながら、楽天マガジンで雑誌のチェックも。「週刊ポスト」の鈴木エイトが選ぶ「統一教会「除染」閣僚名簿」という記事が面白い。統一教会批判の記事のなかでも、珍しく、建設的なことを書いている。たけしの連載では、仲本工事について語っている。「ただ、そういう話は別にして腹が立ったのは今回のマスコミの報道だよ。仮にもテレビの世界である一時期〝頂点〟に上りつめた人が亡くなったっていうのに、なんで静かに見送ってやれないんだっての。やれカミサンがおづとか、葬式の様子がどうとか余計な話ばかりでさ。オイラは仲本さんのカミサンがどんな人かなんて知らないよ。でも普通に考えて遺族に対して失礼だし、他人には関係ないじゃないかってね。これまで笑わせてもらったことへの「感謝」を示す追悼記事や番組なら分かるけど、マイナスな話ばかり出てくるんで、オイラも同じ芸人として可哀想に思っちゃったよ。」「オイラはこれまで「芸人はのたれ死ぬのが最高だ」と言ってきたけど、最近は少し考え方が変わってきたんだよ。オイラたちが若いころの芸人ってのは、本当に好き勝手やっていた。漫才やコントだってタブーも気にせず毒を吐いたし、「コンプライアンス」なんて言葉もない時代だから、新しくて面白い番組がやれたんだよな。それが、最近は色んなことに寛容じゃない時代になってきちゃった。昔みたいに芸人は世間様とは違って好きなことだけやってりゃいい――なんてお気楽な仕事じゃなくなってきて、若手芸人なんかはしがらみやプレッシャーを感じる機会も多いと思うぜ。そう考えると、オイラも最期くらいは静かに見送られたいと思うこともあってさ。」

 「週刊現代」を読むと、佐藤優の「名著、再び」という連載で、ひろゆきの「99%はバイアス」を紹介しているのでちょっと驚いた。「ひろゆき(西村博之)氏は、日本の世論に無視できない影響を与えている思想家だ。」と、冒頭からいきなりすごい評価だ。知識人で、ひろゆきをこんなに積極的に評価しているひとってほかにいるんだろうか。「熱討スタジアム」の欄は「映画『家族ゲーム』を語ろう」。宮川一朗太、金子修介、速水健朗の鼎談があり、これも読んだ。

◇ テレビ

 午後にまた、録画していたテレビ番組をいくつか。今日は「徹子の部屋」は傑作選。「かわいい孫自慢」という特集で、松本白鸚、高橋恵子、林家木久扇、ジェリー藤尾の過去の出演回の映像が流れる。木久扇の回で、徹子さん、子どものころにスパイになりたかったという話をここでも語っていた。

 土曜の「さんまのお笑い向上委員会」は、ジャングルポケットを中心にした前週のメンバーに、とにかく明るい安村、なかやまきんに君、チャンス大城が加わる。きんに君の好調ぶりもすごいのだが、今のとにかく明るい安村もどうかしている面白さだ。今日の「ナイツ ザ・ラジオショー」でやっていた安村の「ひとり二人羽織」をここで観ることができた。

 土曜に放送された「世界一受けたい授業」の特番も、さんまが出演するというので録画しておいた。この番組をまともに観るのもずいぶんひさしぶりだ。さんまと学ぶ「テレビ70年史」という授業で、テレビ史とはいうものの、ここでたどられるのはおおむね日本テレビの歴史だ。日本テレビでは、1953年放送「ほろにがショー」という番組が初のバラエティ番組なんだそうで、その後、「バラエティー」という言葉を広めたのは井原高忠だと解説される。1958年放送開始「光子の窓」、1961年放送開始「シャボン玉ホリデー」、1969年放送開始「ゲバゲバ90分」に触れられ、齋藤太朗がVTR出演した。1973年放送開始「木曜スペシャル」に触れた箇所では、オリバー君と共演する29歳の堺正章の映像が出た。1969年放送開始「紅白歌のベストテン」にて、堺正章とさんまが初共演する映像が流れる。スタジオには解説役に、同志社大の影山貴彦という教授が登場する。聞いたこともないひとだったが、さんまの「ヤングタウン」のプロデューサーでもあったという人物。1978年放送開始「24時間テレビ」にも当然触れられ、それから、クイズ番組の歴史に移り、1954年放送開始「シルエットクイズ」から、1977年放送開始「アメリカ横断ウルトラクイズ」、この流れで紹介されるのも変なのだが、1989年放送開始「ビートたけしのお笑いウルトラクイズ」に触れられる。このあたり、前後するが、1970年放送開始「元祖!どっきりカメラ」では、玉川良一の逆ドッキリの映像が出た。1985年放送開始「元気が出るテレビ」では、「ダンス甲子園」の山本太郎や、「お笑い甲子園」の劇団ひとりの映像が出され、テリー伊藤がVTR出演し、離れた場所からモニタリングするスタイル(「ねるとん紅鯨団」だろうか。)はテリー伊藤が初との解説が入った。いろんな初モノが紹介されるのだが、1992年放送開始「進め!電波少年」では、家庭用カメラを使用したのが初。1994年放送開始「恋のから騒ぎ」では、1対20のトーク形式、メンバー総入れ替えの形式が初とされていた。ここでは菅賢治がVTR出演したが、菅賢治はずいぶん老けてしまったなあ。そういえば、「テレビ70年史」とはいうものの、この歴史にダウンタウンは登場しなかった。こうして観てみると、さんまは日本テレビのバラエティ史のなかではけして中心にはいない。1981年放送「オールスター紅白大運動会」のリレーで、さんまが田原俊彦に勝ってしまった映像も出たが、これだけはフジテレビの映像だった。もちろん、テレビ史はバラエティだけではなく、スポーツ中継の歴史もざっとたどられるが、これは中継技術の進歩の歴史でもあった。1953年、開局翌日から野球中継を開始していたというからその歴史は古い。そして、ドラマの歴史に移るのだが、同じく1953年、日本テレビは開局3日後からドラマを放送していたという。このドラマのパートに伊東四朗がVTR出演したのだが、むしろ、伊東四朗こそ、日本テレビのバラエティの黄金時代を知る生き証人のような存在だろう。1957年放送開始「ダイヤル110番」は、実際に起きた事件をもとにしたドラマ。「ひゃくとおばん」という読みかたが定着したのはこのドラマがきっかけだったというのは知らなかった。1972年放送開始「太陽にほえろ!」では、警察用語を一般に広めたという。この流れで、堺正章が主演する「西遊記」(1978年放送開始。堺正章、32歳。)と、さんまが主演する「男女7人夏物語」(1986年放送開始。さんま、31歳)の映像も出される。「男女7人」はTBSだが、「秋物語」での、有名な散髪事件の場面もわざわざ流された。VTRではトレンディドラマの元祖と紹介されるが、スタジオではさんまからより正確な解説があり、こういうドラマをやりたいと思ったフジテレビがトレンディドラマという名前をつけた、そのきっかけになったというのは事実、というさんま特有の言いまわしがされる。続いては、報道・情報番組の歴史。1959年には、いわゆる「ご成婚パレード」があり、これがテレビの普及率を倍増させた出来事とされる。1979年放送開始「ズームイン!!朝!」も画期的な番組で、全国中継リレーはこの番組が初、朝に情報番組を始めたのも日本テレビが初とのこと。ここにも齋藤太朗がVTR出演していたが、立ち上げたスタッフはバラエティ史ともつながっているのだ。「ズームイン!!朝!」の大阪からの中継で、野球の形態模写を披露したさんまの映像も出される。スタジオにはウイッキーさんも登場。このコーナーの最後にはドラマチックな話題が用意され、1991年「世界陸上」では、陸上中継のノウハウが日本テレビにはなかったために、NHKの日本陸上競技選手権大会の中継を日本テレビが手伝い、そこで教わったという。1988年には、チョモランマ山頂から世界初の生中継があり、その裏側のドラマでこのテレビ史は締められたが、当時、中学生だった自分はこの放送を観た記憶がないのだが、大きなニュースになっていたことはなんとなく覚えている。この日の「世界一受けたい授業」は2時間の特番だったが、さんまの出演部分は1時間15分で終わった。

◇ ラジオ

 タイムフリーで、聴きそびれていたラジオ番組をいくつか。先週月曜の「ナイツ ザ・ラジオショー」のオープニングでは、ノラさん出演の「セブンルール」を話題にしていた。ナイツもインタビューされていたのに全カットだったようだ。それから、池袋演芸場で漫才をしていたら客席から写真を撮ろうとしているおばさんがいて、テンポの早い漫才を試していたから途中でいじれなかったのだが、そのおばさんにはどうも見覚えがあり、漫才をしながら考えていたら、そのおばさんはどうやら木下富美子議員だと気がついた話。14時台は、ラブレターズがゲスト。ASH&Dに新タレント、シンボルタワー、十九人という2組が所属になったというので、ホームページを確認してみると、この2組と同時に、せきしろも9月から所属になっているのだな。夙川アトムが7月に退所になっていたこともついでに初めて知った。ムロツヨシは4月からASH&Aという新事務所に移籍になっている。

 夜、ブログの更新をもうひとつ。ツイッターから、酒井くにおの訃報を知る。アマゾンプライムで「仮面ライダー BLACK SUN」の続きを観て、ポッドキャストを聴きながら、深夜2時頃に眠る。

2022年9月28日水曜日

9月28日水曜日/お笑いで逃げるとは

◇ 雑誌・ラジオ・テレビ

 朝に目覚め、まず、ブログの更新をひとつ。体力が足りないのか、少し忙しくなると、すぐにブログの更新が滞ってしまう。午前中に、録画していたテレビ番組をいくつか。楽天マガジンで雑誌のチェックもする。「サンデー毎日」の本多圭のコラムを読むと、角川歴彦が逮捕された影響により、たけしの新作映画が「お蔵入りになる可能性が高くなった。」と書かれている。「週刊新潮」と、それに対するたけしの反論も踏まえたうえで、「だが、反論に映画関係者から擁護する声は聞こえてこない。」と書く。「契約内容に不満なたけしは、歴彦会長に直談判。歴彦会長を製作総指揮から外すことを本人から了承を得た。にもかかわらず、契約書にサインしなかったのです」という映画関係者の証言。あるいは、「契約書も押収されていれば手の打ちようがありません」と、「事情を知る映画プロデューサー」なる人物が証言している。

 昼はラジオ。「ビバリー昼ズ」をつけておく。12時台のゲストは、大沢桃子という演歌歌手。知らない歌手だなと思って聴いていたら、寺内タケシの名が出て、検索してみると、どうやら寺内タケシの弟子にあたるらしい。横浜開港150周年(2009年)のときに、寺内タケシの無料ライブを観ているのだが、そのときに若い女の子のボーカルが登場した記憶があり、もしかしたら、それがこのひとだったんじゃないかという気がする。そのあとのコーナーでは、乾貴美子が宮沢章夫について語った。

 午後にまた、ブログをもうひとつ更新して、録画していた「徹子の部屋」をすぐに観た。桐島かれん、ローランドの姉弟がゲスト。母の桐島洋子が 2014年に認知症になったそうで、その話題が中心だったが、しかし、元気ではあって、徹子さんへのビデオメッセージも放送された。

 どういうわけか鼻水が止まらず、あたまも痛い。買い置きの栄養ドリンクと、風邪薬を飲んでおく。夕方から外出し、二俣川まで。ドン・キホーテのサイゼリヤに入り、ソーセージピザを食べた。しばらく読書をして、ドン・キホーテの下階で、靴を買ってから帰った。

◇ テレビ・ラジオ

 夜に帰宅し、また録画していたテレビ番組をいくつか。月曜の「アンタウォッチマン!」は「ビー・バップ・ハイスクール」の特集。こうなるともう、「お笑い実力刃」から始まったそもそもの趣旨とは違う番組になってしまうな。

 タイムフリーで、昨夜の「爆笑問題カーボーイ」を聴くと、「つぶやき英語」の話を多くしていたが、炎上についても語る。談志や清志郎の名を出して批判をする連中について、亡くなったひとの名を出してこう言っていたはずだというのは、宗教を批判している人間は口が裂けても言うべきではないとはまさしくそのとおりだ。誰とは名を出さなかったが、具体的には有田芳生のことだろう。しかし、ツイッターを見てみると、有田芳生は開きなおっているかのようなツイートをしていて、またむかむかしてしまった。「カーボーイ」での発言を切り取ったネットニュースのリンクを貼り、(それも馬鹿なのだが、)「お笑いでなら逃げられると思っているんでしょう。」とはなんという言い草なのか。「立川談志さんなら、巧みな表現で統一教会を風刺、批判します。」ということをいっぽうで言っておきながら、太田を「逃げ」だと批判するが、だったら、談志師匠だってお笑いで逃げるんだよ。太田の発言に対して、まったく答えてもいない。太田は、談志ならこう言うはずだという発言に対して、遠い人間のほうがわかることもあるから、そうじゃないとは言わないのだけれども。

 夜にもまたブログの更新をしようとするが、集中力なし。気疲れがひどいのか、胃も痛いようで、横になり、ラジオを聴いているうちに眠ってしまった。時間の記憶なし。

2022年9月24日土曜日

9月24日土曜日/雨降りはテレビばかり

◇ ラジオ・テレビ

 早朝にいったん目覚め、「木梨の会」を聴きながら、もう少し眠りなおす。9時からは「ナイツのちゃきちゃき大放送」をつける。「常連さん」は尾崎世界観。川本真琴がサブスク批判のツイートをして、ネットニュースになっていたというのは知らなかった。午後は文化放送の「田村淳のNewsCLUB」をつけておく。ニュース解説は「文春WOMAN」編集長の井崎彩。ラジオを聴きながら梱包を片づけ、近所の郵便ポストまで投函に行ってくる。今日は雨降り。野毛大道芸に行くつもりでいたが、屋外の催しは中止だろうと思い、やめることにした。この土日の開催だが、明日は別の予定が入るかもしれず、はっきりしなかったのだが、その予定は無事になしになってくれた。明日は野毛大道芸に行ける。

 今日は外出せず、録画していたテレビ番組を片っぱしから観ていく。昨夜の「タモリ俱楽部」は「冷蔵庫の余りがち食材でダシとってみた」という企画。大久保佳代子、井上和香が出演。タモリの家は冷蔵庫が4台あり、2台は車庫にあるのだという。もらいものがやっぱり多いんだそうで、だから冷蔵庫が多いというのは談志師匠と同じだ。

 観そびれていた先週の「A-Studio+」は、岡田准一がゲストだった。一時期、ずいぶん中年らしい顔つきになったと思っていたが、こうして観ると若々しい。あれは役作りだったのだろうか。原田眞人の新作映画では、アクションの振り付けもしているという。そして、昨夜の「A-Studio+」は、劇団ひとりがゲスト。16歳ぐらいのときに、脚本家をやってみたいと思っていたというのは初耳だった。ひとり「芸人やりつつ、もうやってたんですけど。だから、学校とか通ってたから、その書きかたはわかってたんで。」 と言うから、脚本の学校に通っていたということか。コントが書けるから小説も書け、脚本も書けるのだと理解していたが、じつはしっかりと脚本の勉強をしていたというわけだ。鶴瓶はたけしに取材し、番組の最後には、たけしの言葉を鶴瓶が語るのだが、しかし、これはどうせならば、たけしの声で直接聴きたいと思った。

 月曜放送の「アンタウォッチマン!」も2週分まとめて観ると、2週にわたり、芸人ソングを特集していた。80年代からふり返り、まず、「ツービート・オール・ライブ・ニッポン」のレコードを流してくれるのが素晴らしい。そして、とんねるずにもたっぷりと時間を割く。VTRには今田耕司が登場し、「SO.YA.NA.」について証言した。東北版「DA.YO.NE.」を歌っていたのは、なんと、当時はアナウンサーだった伊達の妻なんだそうだ。今田耕司が「ナウ・ロマンティック」で「ミュージックステーション」に出演したときの映像も観ることができた。後編は 90年代後半から始まり、千秋、天野ひろゆきがVTRに登場し、ポケビ、ブラビについて証言した。最後は藤井隆。「ナンダカンダ」で歌手デビューの話を最初にもらったときには、戸惑いがあり、いやだったというのは意外なエピソードだ。MVの撮影現場で、照れるなんてのはプロ失格だと叱責されたのがきっかけでプロ意識が芽生えたのだという。

 観そびれていた先週の「ぺこぱポジティブNEWS」を観ると、「1mmも知らない!」という新企画で、インティマシー・コーディネーターの特集をしていた。この肩書きをたしかに知らなかったが、ヌードや性的描写のシーンに立ち会うコーディネーターのことなんだそうで、西山ももこというひとが出演し、シュウペイがインタビューをする。ある劇団の稽古場に立ち会っている様子も映されていた。スタジオのコメンテーターには伊集院光とヒコロヒーが出演し、たとえば、バラエティで、ノリでキスをするケースなどについて、そこでまじめに語られていたこともとても面白かった。

 テレビばかり観ていたら夜になり、「Nキャス」も追っかけ再生で観始めると、冒頭、まずは台風の被害の状況から伝えている。静岡は観測史上1位の大雨になったんだそうで、新幹線で一夜を過ごしたという池谷裕二に電話をつないでいた。

 テレビ疲れで、いよいよ目を休めたくなった。ツイッターから知った、YouTube にアップされているラジオ番組を聴きたいと思っていた。昨年末の「大竹まこと ゴールデンラジオ!」に、オークラがゲストの回があった。聴こう聴こうと思っていたはずだが、年末年始は忙しかったのか、なぜか聴き逃していたのだ。ダウンタウンとシティボーイズの関係について、どうやらここで語られているらしいと知り、これは聴かねばならないと思った。ダウンタウン(松本人志)はラジカルの影響を受けているという説は真実ではないだろうか。だとすると、日本の笑いの歴史において、やはり、宮沢章夫は最重要人物だということだ。

 23時からはFMヨコハマをつけ、「HONMOKU RED HOT STREET」を聴きながら眠った。47歳になったばかりの一日は、おおむね、テレビを観ているだけで終わった。

2022年9月22日木曜日

9月22日木曜日/散髪 その他

◇ テレビ・雑誌

 昨夜は何時間眠れたかわからず、朝、ブログの更新をひとつ。早朝からもう少し眠りなおす。一気に涼しくなり、そのせいか、鼻水がひどい。風邪薬を飲んでおく。録画していたテレビ番組をいくつか。昨夜の「あちこちオードリー」は、岡田圭右、雛形あきこがゲスト。火曜の「深夜0時の森」は、水卜アナが夏休みということで、代打に小籔千豊が登場した。若林と小籔千豊の関係をよく知らなかったが、このトークは通常回よりもずっと面白かった。ラジオも含め、雑談番組というのは当たり前のようにあるのだが、実際、雑談が面白いタレントというのはほんのひと握りで、小籔千豊はそのひとりだろう。

 テレビを観ながら、楽天マガジンで雑誌のチェックもする。「週刊新潮」に、角川歴彦逮捕によるたけしの映画への影響の記事があり、これに対し、たけしはなにか発言していないかと公式サイトを覗いてみると、19日の時点ですでにコメントが出ていた。「ところで、また馬鹿な週刊誌が、まぬけな質問をしてきた。KADOKAWA から頼まれたのかわからないが、事実と全く違う内容の記事を書こうとしている。まるで俺のわがままが原因で契約がまとまらないと言いたいようだけど、こちらは弁護士を入れて常識的に交渉しているだけだよ。それでも契約内容がまとまらないのだから、契約できるわけがない。文春ばかり売れて自分が売れないからって、嘘ばかり書くんじゃない。とにかく、新潮は買わないように。読みたければ、人に見せてもらうとかしてくれ。」 そして、今日22日付けのコメントでは、映画祭参加の報告に続けて、「今日発売の週刊新潮に「ビートたけし 最後の映画の行方」と書いてある。最後だなんてとんでもない。先月ここに書いたように、俺は新しい映画の準備を進めているところだ。おい、聞いてんのか茶坊主。」


◇ 二俣川

 午後から外出。肌寒く、パーカーを着ていく。家を出た途端に小雨がぱらつき出し、引き返し、傘をもっていった。まず、かつやに寄り、フェア丼のロースカツと豚焼肉の合い盛り丼を食べた。759円。カツ煮冷やしそばは定番メニューにしてほしいくらいだったのだが、すぐに終了してしまった。二俣川まで歩き、ジョイナステラスの無印良品に寄り、買いものをする。そのついでに、くまざわ書店も覗いていく。西友でも買うものがあり、それからまた、ジョイナステラスに戻ってきた。異様な眠気に襲われ、歩きながらでも眠ってしまいたくなった。ドトールに入り、ひと休み。アイスコーヒーを飲みながら読書をするが、しばらく眠気で朦朧とし、なかなか読み進められなかった。QBハウスで散髪してから帰宅する。

◇ 読書・テレビ・ラジオ・音楽

 ドトールで、綿矢りさ「私をくいとめて」を読み終えた。2020年刊、朝日文庫。親本は2017年刊。去年観た大九明子監督の映画がとても面白かったのだが、その原作をようやく読んだ。映画でとても印象的だった大瀧詠一の曲は原作でも流れていて、ほかにも、原作に忠実だったんだなとわかったところがいくつかあった。文庫解説は金原ひとみ。今までの綿矢りさの小説に秘められていた「小さな憎悪、小さな悪意、小さなストレス」のような「小さな嫌なもの」が今作にはないと指摘している。

 夜に帰宅し、月曜に放送された「お笑いオムニバスGP」を観た。川島明と白石麻衣が司会のほか、渋谷凪咲、ナイツ、チョコレートプラネット、ノブコブ吉村が出演。2時間の放送の前半は「オモウソい店GP」という企画で、まるまる「オモウマい店」のパロディ。それぞれの店の店員たちを、ジェラードン、チョコレートプラネット、友近、ロバート秋山、ロッチ、ネルソンズ、マヂカルラブリーが演じた。後半は「2憶4千万のものまねメドレー」。これを楽しみに録画していたのだが、本来ならば、とんねるず(あるいは、石橋貴明)の特番として放送してもらうのが理想であり、まるで別の番組と合わせたこの形式での放送は、どうもいやな事情を露骨に見せられているかのようだ。川島明ら、出演者たちはこちらのスタジオにも移動はするものの、しかし、このコーナーの司会は小木博明と柴田英嗣が務める。石橋貴明ももちろん、審査員長として登場する。この企画は「みなさんのおかげでした」のころからつねにすこぶる面白く、「細かすぎて」同様、確実に笑いが起こる仕組みが発明されている。今回も、トップの神奈月からさっそく爆笑させられた。登場順に、神奈月、モリタク&河口こうへい、ラパルフェ都留、霜降り明星せいや、山本高広、こにわ、レイザーラモンRG&椿鬼奴、ホリ、レッツゴーよしまさ、原口あきまさという10組。なんといっても、気になっていたのはレッツゴーよしまさというひとだ。10組中、このひとだけはまったく知らない名前だったのだが、ネタは、ひとりでドリフターズ全員を演じるというもの。どうやら、放送後からツイッターでも話題になっていたようで、今日の「ビバリー昼ズ」でも清水ミチコが話題にしていた。素の志村けんのものまねという大発明に驚かされるが、加藤茶のものまねも見事だった。ほかもみんな面白かったのだが、最後に、貴明から発表された優勝者はまさかのせいやだった。ウイニングランとして、もう一度、まったく同じネタをさせられる拷問のような時間にまた笑わされる。真剣に優劣を競うような野暮はなく、所詮はシャレで終わらせるのがこの番組の美点。とはいえ、そのあとに、ラパルフェ都留とレッツゴーよしまさのネタをもう一度放送する時間もあった。

 タイムフリーで、聴きそびれていたラジオ番組もいくつか。先週木曜の「ナイツ ザ・ラジオショー」は、14時台のゲストが、ダウ90000 の蓮見翔と吉原怜那だった。「白黒アンジャッシュ」を観たおかげで、メンバーそれぞれを認識できるようになった。塙さんが「マオ9000」というボケをするのだが、小林麻央の9000字のブログというのが、検索しても、なんのニュースのことなのかさっぱりわからない。

 先週金曜の「問わず語りの神田伯山」は、「刺さルール」の収録があったというので、太田の炎上についてしゃべるのかと思ったら、自身の「刺さルール」での発言についてしゃべる。そのあとは別の話にもなるが、最後の最後にようやく太田の炎上の話題にもっていった。爆笑問題をいじりながらも、炎上させているやつらをからかう。笑いにしているいい助け舟だと思った。

 Spotify で、KERA の新アルバム「逃亡者K」が配信されていた。電気グルーヴ「ママケーキ」以来のまりんの声で始まるアルバム。聴きながらブログの更新をしようとするが、眠くなりだめ。何時から眠っていたという記憶もないのだが、深夜に目覚め、誕生日に突入していた。眠っているうちに誕生日を迎えるなんて、いったい何年ぶりのことだろうか。去年に比べると、宮沢章夫は亡くなるし、来週には国葬があるし、気分はずいぶん重苦しい。朝までにブログを更新する。


2022年9月17日土曜日

9月17日土曜日/盛りあがるヤミ市

◇ ラジオ・テレビ

 早朝にいったん目覚め、「木梨の会」を聴きながらもう少し眠る。起きあがり、まず、ブログの更新をひとつ。朝9時からは「ナイツのちゃきちゃき大放送」をつけておく。「常連さん」は能町みね子。午後は文化放送の「田村淳のNewsCLUB」をつけ、ニュースのコーナーを聴いたあとは、ニッポン放送の「サンドウィッチマン ザ・ラジオショー」に切り替えた。14時台は、水森かおりがゲスト。ラジオを聴きながら、たまにはサイトの手入れなどをこまごまとしてみるが、ふと気がつけば、何日何ヶ月どころか何年も放置するようなことになり、だいたい、ネット上に使っているものが多すぎるのだ。ひとりで何部屋も借りているような状態では、掃除をしてまわるだけでも大変である。十年ぐらいはツイッターを住まいにしていたわけだが、今の住まいはこのブログであり、都会の真ん中から田舎に引っ越してきたような気がするものの、都会の部屋はまだ借りたままだ。昨日はツイッターをよく見ていたせいか、どうも神経がぴりぴりしていて、ツイッターを日常的に見ていたときには平気だったのかわからないが、たまに見るだけだと、これは神経をおかしくさせる。

 録画していたテレビ番組をいくつか。今朝の「週刊フジテレビ批評」を観ると、後半の対談コーナーでは「アニメや TikTok が火付け 最新音楽ヒットの法則」と題し、柴那典と博報堂の谷口由貴の対談があった。asmi の「PAKU」という曲を初めて知ったが、Spotify で確認してみると、asmi というひとの歌声は Tokimeki Records の牧瀬里穂のカバーで知らずに聴いていた。


 「徹子の部屋」を2日分、木曜は鰐淵晴子がゲスト。「濱マイク」の映画に出演している鰐淵晴子を、黄金町の映画祭のトークイベントで観たのは9年前だった。最近も映画イベントに登壇しているようで、番組に登場した写真には佐藤利明のすがたもあった。金曜は堀江謙一がゲスト。それから、テレビ神奈川で録画している「太田上田」も2週分、関根勤がゲストの前後編では、「27時間テレビ」の「ぜんぶ間違ってる」事件がふり返られる。テレビを観ながら、楽天マガジンで雑誌のチェックをすると、「週刊ポスト」のたけしの連載では、やっぱり、角川歴彦について触れられていた。そのあとには、香川照之の一件が語られ、「時代遅れ」になった銀座の街とのギャップから生まれた騒動だというのがたけしの見解だ。

 いったん、近所の郵便ポストまで投函に行ってくると、いつもはたいしてひとなんか歩いていないのに、神社に向かって行列ができている。お祭りでもあるのか。夕方になり、改めて外出したときには、もう行列はなかった。


◇ 白楽

 東横線の白楽に出て、まず、腹ごしらえを。店を探すのがめんどうになり、また美珍に入ってしまう。肉野菜定食を食べた。930円。いわゆる町中華だが、いっちょまえにタブレットで注文する店で、定食の項目がなく、1ページずつ探していくが、せっかく、入り口で手指を消毒したのに、画面がべとべとだ。それから、マクドナルドに入り、まだなにをしたわけでもないが、いきなりひと休みする。このマクドナルドに入るのもひさしぶりで、「ひとつき十冊」を白楽でやっていたとき以来だろう。アイスコーヒーと月見パイを食べ、それから、しばらく読書をするつもりでいたが、あまり集中できなかった。


 19時を過ぎたあたりで、マクドナルドを出る。6月以来のドッキリヤミ市場。いや、7月も開催していたが、行くのはやめてしまった。8月は開催自体がなかった。フリマだけは感染対策のためにまだ再開されず、フリマがなければ誰に会うというわけでもないし、酒も呑まないから行ってもしょうがないかということになるが、なにげなく、ツイッターの情報を確認してみたのが昨日だった。食品館あおば裏駐車場にて、19時半から、あがた森魚のライブがあると知れば、観ないわけにはいかない。

 六角橋商店街、仲見世の事務所前を抜けると、駐車場に出る。混むだろうかと思い、15分前から待った。この前の時間帯には、白楽のダンススタジオの出しものがあった。ブルーシートが敷かれ、客席が作られている。ダンススタジオが終わるタイミングで、せっかくだから、靴を脱いで座った。あがた森魚の時間が近づくと次第に混雑し、早めに待っていたから座れたが、しかし、もしかすると、立って観たほうが観やすかったかもしれない。時間になると、遠くから演奏が聴こえ始めた。あがた森魚はギターを弾きながら、アコーディオンの女性、タンバリンのおじさんを引き連れ、演奏しながら現れた。それぞれ、知られるミュージシャンなのかもしれないが、誰かはわからなかった。ライブといってもステージがあるわけではなく、黄色いテントが立てられ、その下には譜面台とマイクが立てられている。あがた森魚は、来週には 50周年のライブが渋谷公会堂であるらしいのだが、その前にここに出ている落差がすごい。このあとにはギリヤークさんが出ることから、あがた森魚は、自身とも縁のある函館の話を始めた。最初の演奏を含めると、4曲だったか。その合間に、あがた森魚がとつとつと語る言葉が、どれもじんわりとよかった。しゃべる言葉がすべて詩人だ。最後は「赤色エレジー」を歌った。






 20時からは、ギリヤーク尼ヶ崎の大道芸が始まる。六角橋には3年ぶりの登場だそうで、つまり、コロナの前年まではやっていたのだが、自分は古本を売っていたからいつも観られなかった。だから、最後に観たのはかなり前になるが、その後、NHKのドキュメンタリーが放送されたりなどして、知名度も高まったのか、ギャラリーもずいぶん増えたようで、(古本を売っていたから、ギャラリーの人数も目撃していない。)こちらの駐車場に会場を移したのだと思う。最初に観たときには商店街の片隅の狭いところでやっていて、至近距離で観ることができたから、とても迫力があった。今にして思えば、ギリヤークさんも 80代であり、まだまだヤングだった。

 大道芸の前に登場したのは、黒子のすがたをした紀あささんだ。正確なことは知らないが、紀あささんは、実質、ギリヤークさんをサポートする立場にあるのだろう。紀あささんとは面識があるのだが、紀さん自身も手まわしオルガンの大道芸人であり、写真家でもあって、ギリヤークさんの写真集を出版している。紀さんは前説の役を務め、観客を前に詰めさせるが、前のほうにはブルーシートが敷かれていなかった。それでも、観客は指示に従い、前のほうに詰めていった。ギリヤークさんはギャラリーの後ろから車椅子で登場した。登場するなり、すさまじい声援が飛んだ。黒子役の紀さんに車椅子を押され、ギャラリーの前までやってくると、いっせいにスマホのカメラが向けられた。まずは、三味線のテープに合わせ、激しく弾く動作をやってみせる「じょんがら一代」という演目だ。それから、座り込むと、はっきりとしないような口調だが、映画俳優を目指していたという自身の来歴を語る時間がしばらくあった。ギリヤークさんがしゃべっていると、踊ってくれという声が客から飛び、せっかくしゃべってるのに話をさえぎるようなことを言うなよと思ったが、紀さんも踊るように促し始めたので、その客のほうが正しかったのか。紀さんはつぎの演目の道具や衣装を用意し、マイクをとりつけたりもして、じつに忙しい。それだけの手伝いをしながら、そのうえ、ギリヤークさんの写真も撮っていた。「よされ節」では、ギリヤークさんと一緒に踊るお客さんを、紀さんが選んで引っぱり出す。最後は「念仏じょんがら」という、いつもはあたまから水をかぶって終わる演目だが、90歳を過ぎているギリヤークさんは、さすがに水をかぶることはなかった。ギリヤークさんの公演は、1時間弱で終わった。


















 ギリヤークさんの大道芸を観ているあいだ、自分の座る目の前にいた夫婦は赤ちゃんを連れていて、その赤ちゃんと、90歳の老人の芸が、視界のなかにつねに同時にあった。それはとても面白い観客体験だった。大道芸が終わりかけのところで、小雨が降り始める。白楽駅に向かうと、商店街のあちこちで音楽の演奏をしている。雨に濡れながら、ちらちらと見物しつつ、白楽駅まで戻った。






 夜遅くに帰宅すると、「HONMOKU RED HOT STREET」がちょうど始まる時間で、聴きながら少し眠った。深夜に、録画していた「ミュージックフェア」を観た。今週はミュージカル特集。渡辺直美の「ヘアスプレー」を観たくて録画しておいたのだが、しかし、お目当ての「ヘアスプレー」よりも、ついでに観た「キンキーブーツ」の城田優や、「エリザベート」の花總まりと井上芳雄のほうがよっぽど見事で、「ヘアスプレー」のキャストはちょっと素人っぽい感じがしてしまったな。そんなわけで、もう眠らず、朝までにブログの更新をもうひとつ。

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7月8日土曜日/「ツギクル芸人グランプリ」

◇ テレビ・ラジオ  朝に起きあがり、まず、ブログの更新をひとつ。録画していたテレビ番組をいくつか観て、午後にラジオをつける。「田村淳のNewsCLUB」を聴くと、さっそく、スレッズの話をしている。ニュース解説は速水健朗。午後もまたテレビ。録画残量を空ける必要があるため、だらだら...