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2023年10月25日水曜日

10月25日水曜日/大鳥居を歩いてきた









◇ 大鳥居・糀谷・蒲田

 今日も朝から都内に。京浜急行の空港線に乗り、まず、穴守稲荷まで。昼には大鳥居のほうまで歩き、昼食にする。五香という店に入り、ランチメニューの揚げ鶏のカレーライスを食べた。サラダ、スープ、チョコレートムースがつき、850円。なんてことはない町中華かと思ったら、チョコレートムースがつくとはちょっと意外性があった。食器のセンスもよく、高級な店で経験を積んできているのではと推理する。ベローチェに入り、ひと休み。スマホの充電をして、読書をするつもりが、ぐったりと眠ってしまった。あたまが働き出すまでにだいぶ時間がかかる。それから読書をして、ずいぶんと長居する。



 糀谷に向かい、歩いていくと、歩道の植え込みに小さいタマゴが乗っかっているのが目に留まる。鳥の巣のようだけど、まさかこんなところに巣を作ったわけではあるまいし、どこかから吹き飛ばされてきたのか。糀谷のブックオフに寄るが、まるでいい本がない。ここはなぜか文庫本が120円の店。1冊だけ、アプリのクーポンを使い、20円をポイントで支払う。さらに蒲田まで歩き、蒲田のブックオフにも寄るが、こちらもだめ。110円の文庫本を1冊だけ、10円をポイントで支払う。もう少し読書をしたく、アロマスクエアのマクドナルドに入り、アイスコーヒーと三角チョコパイを食べた。


◇ 読書

 マクドナルドで、図書館で借りている瀬川昌久・大谷能生「日本ジャズの誕生」を読み終えた。2009年刊、青土社。「ブギウギ」を観ているので、このタイミングでなにか関連する本を読んでおきたくなった。この本では、世代が大きく違うふたりの対談により、戦前から戦後に至る日本のジャズの歴史がたどられていく。自分の知識量ではわからない部分もかなり多かったのだけれども、対談の本なのですいすい読んでしまった。まあ、ざっと流れを把握するだけでもしておきたかった。例のごとく、Spotify にあるものは実際の曲にあたりながら読んだのだが、こんなものもあるのかというものまで Spotify で聴けるのには驚かされるし、これは利用しない手はないという時代だ。笠置シヅ子「ラッパと娘」のかっこよさには改めてびっくりする。スチャダラパーの「セブンティーン・ブギ」にサンプリングされているのがこの曲だったんだ。以下、気になった箇所をいくつか引用。

P184 大谷「ジャズっていうのは、アメリカでさまざまな人種がまざって、さまざまな要素が混交されて生まれたものだってことが、それを好きになった人には直接的に伝わる音楽なんじゃないかと思います。多様な民族による、ひとつの音楽ってことで、戦前・戦中はインドネシアも台湾も朝鮮半島も「日本」でしたよね。日本本国と外地という関係も含めて、ポップスによって「日本」の「大衆」のあたらしいイメージを作る……ということを、服部さんも仁木さんも意識しながら仕事をされていたんじゃないでしょうか。」

P191 大谷「まだ言葉はないけれど、その頃は「演歌」も「ポピュラー・ミュージック」としてつくっていたんじゃないかと思います。「演歌」というといままではあるジャンルの名前になってしまいますけど、その頃は単にみんなが聴けて踊れる流行歌ってことで……一九三〇年代から四〇年代、そうした音楽が日本にたくさんあったのではないでしょうか。」

P212-213 瀬川「ただ、服部さんが「東京ブギウギ」を笠置シヅ子でやるとね、『スイング・ジャーナル』の記事をみると、当時の生粋のジャズファンは、すでにビバップを聴いて、さらにその先に進んで、そういうものを求めていたときに、「東京ブギウギ」で笠置さんが舞台の上で踊ったりするのが陳腐にみえちゃった。日本化したジャズが受け入れられなくなって、それからモダンジャズまでいくと、それを取り入れるのが難しくなっちゃったの。それでジャズとポップな流行歌を作る方もきく方も分かれていくという点が出てきたように思います。」

P229 大谷「「悲しい口笛」でも「柔」でも、服部さんや仁木さんの仕事から考えるとするならば、サウンドは「モダン」なものではなくて、むしろアレンジとしてはいわゆる歌謡曲調を押し通したものになっています。戦後、芸能の主体が「歌手」に移ったとき、というか、美空ひばりがビッグバンド・サウンドのアレンジを採用しなかったことが、後続に大きな影響を与えたのかな、とも思います。笠置シヅ子の「買い物ブギー」を聴くと、いまでもすごく新鮮なアレンジだと思うんですが、美空ひばりの歌はすばらしいのにアレンジ的には戦前に戻っている。」

P233 瀬川「戦後のダンスパーティーでは、日本の歌謡曲なんかをやると人気がなかった。ところが戦前は、日本の曲をやると、みんなよく踊ったらしいんですよ。佐野鋤さんが人形町のダンスホールでやったときに、日本の曲を好んでやったということです。戦後は、ほとんどそういうことはなかったですね。」



◇ テレビ

 夜に帰宅し、録画していたテレビ番組をあれこれと。今朝の「ブギウギ」を観て、それから、今日の「徹子の部屋」はカンニング竹山がゲスト。13年ぶり、3度目の出演。徹子さんの前でバイオリンを披露する。

 昨夜の「ものまねグランプリ」は、2時間まるごとショートネタという趣向。しかし、これでは「細かすぎて」と同じではないか。なおかつ、「細かすぎて」よりもテンポが悪い。それに、この番組、以前から気になっているのだが、ものまね芸人の名前をもっと大きく出してあげればいいのに。オキシジェンの國村準、マリアのイーちゃんの南原など、漫才協会勢がひっそりと活躍していて、おせつときょうたのおせつも河口こうへいと一緒にナイツのものまねをやり、これにはナイツ本人も登場した。おせつよりも土屋さんのほうが背が高いんだな。そのほか、友近のダンスの先生、なんやかんや言うおばさんという謎のものまねもあった。結果は、1位、2位をジョニー志村のコラボが独占。ジョニー志村とイジリー岡田のタモリと安齋肇、もうひとつは、ジョニー志村とレッツゴーよしまさのタモリと志村けん。3位はキンタローがやった「VIVANT」のドラム。それにしても、審査員たちがみんな、笑わずに冷静にコメントしすぎていてつまらない。

 月曜に放送された「キョコロヒー」は、この番組としては珍しい屋外での収録。ニューヨーク嶋佐と屋上焼肉パーティーという企画で、ニセモノの嶋佐軍団は誰かを当てるクイズがあった。チャパティ、とん汁無料、まんたナイスミドル、わっきゃいという4人が登場し、それぞれ、嶋佐との出会いはテレビ神奈川の番組だというのだが、その番組をよく観ていたから誰がニセモノかはすぐにわかった。ヒコロヒーが嶋佐について、嶋佐はおしゃれだし、映画や本も好きで、芸人はカルチャーぶるのが恥ずかしいようなところがあるが、嶋佐はまっすぐだというようなことを言っていて、芸人はカルチャーぶるのが恥ずかしいんだというのがあんまりぴんとこなかったが、関西のほうがその傾向は強いのかな。

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2023年10月2日月曜日

10月2日月曜日/散髪1350円

◇ テレビ・雑誌

 朝、ブログの更新をひとつ。今日はまた涼しくなった。助かる。録画していたテレビ番組をあれこれと。今朝から始まった「ブギウギ」を、笠置シヅ子の物語だからこれは観ようと思っていた。しかし、第1話だけではまだなんともわからない。いつまで観続けられるかな。

 昨夜の「まつも to なかい」は、中島健人と東方神起がゲスト。中島健人が「僕らの会社」という言いかたをしていて、「ジャニーズ」という言葉は言わないようにしていたのかな。中居正広が話していたアイドル論が面白かった。中居「僕が思っているアイドルって、なにが魅力ですかって、「未完成」「半人前」が、僕はアイドルだと思ってるわけですね。(略)一人前になるまでの過程を、若い女の子が、誰々くんがんばってっていう、それが魅力のひとつで。」「でもどっかで、自分は、一人前ではないアイドルを応援してくれてるのに、三十ぐらいになると、「僕、そんなに半人前じゃないんだけど」っていうところに、ちょうどぶち当たる年齢で、ちょっと、あのう、もがきもがこうとしているというか。」

 今日の「徹子の部屋」は中田喜子がゲスト。かつて紅組キャプテンを務めていた「連想ゲーム」の話が少しあったのだが、徹子さん「あたしはね、「連想ゲーム」出たんですけど、しりとりと間違えてね、あれ、しりとりと間違えてやってたら、「あなた違いますよ、しりとりじゃないですから」って言われたことある。なんでしょうね。それ以来、出てないと思います。」 連想ゲームをしりとりと間違えたエピソード、これ、ガッツ石松の話として広まってるけど、本当は徹子さんだったのか。

 楽天マガジンで雑誌のチェックをすると、「週刊プレイボーイ」では、安齋肇が半生を語る新連載が始まった。初回はタモリとの出会いについて語っている。ほかのページには、政治の YouTube を始めたという西川のりおのインタビューもあり、これもとても面白い話をしている。漫画トリオ再結成時に、西川のりおが加入する話があったそうなのだが、しかし、つぎの選挙に出るまでの場もたせではと警戒した上岡龍太郎が、横山ノックに詰め寄り、再結成の話自体がなしになったのだ。インタビューの最後には賞レースについて語っている。「僕は、漫才は競技じゃないと思います。だけど、吉本もホリプロもサンミュージックも芸人の学校をやってるでしょ? そしたら、落としどころがいるわけですよ。」「そもそも漫才を一発勝負で決めることがおかしい。」「そもそも、漫才なんて採点したらダメですよ。」「あと、なんぼ出場者より先輩だとしても、芸人自身が同じ芸人を審査してるのもボクとしてはおかしい話なんです。自分自身も舞台に出てウケたりウケなかったりしてる人間なんですよ?」「正直言うとね、今の漫才師は受験で合格する漫才を目指してるような印象です。もちろん練習してもいいんですけど、やっぱり漫才って〝味〟なんですよね。」

 午後、文化放送の「大竹まこと ゴールデンラジオ!」をつけると、祝日ではないのに大竹まことは不在で、阿佐ヶ谷姉妹がしゃべっている。大竹まことは夏休みのようだ。「大竹紳士交遊録」は古谷経衡。

◇ 散髪

 夕方から外出。二俣川に出て、まず、遅めの昼食。松屋に入り、キムチ牛めしを食べるつもりでいたのだが、食券機から見つけられず、しかたなく、ネギ塩豚カルビ焼肉丼を食べた。590円。ドトールに入り、読書をする。しかし、眠くなり、本の内容があまりあたまに入らない。それから、先日につい見送ってしまった散髪を今度こそ果たそうと決心し、ジョイナステラスのQBハウスに。1350円。いつもこんなに高かったっけと驚くので、忘れないように、きちんとここに記しておく。今回もいつもと同じおじさんに切ってもらっていると思ったのだが、以前よりも無愛想な調子で、本当にこのひとだったかなと顔の記憶に自信がなくなっていった。同じようなおじさんが、2、3人いたとしても不思議ではない。散髪の仕上がりには不満はない。さっぱりして、くまざわ書店を覗いてから帰る。

◇ ラジオ

 パソコンのラジコの地域判定が神奈川県に戻り、ラジオが聴きやすくなった。今日の「ビバリー昼ズ」を。オープニングでは、松本明子ら83年組アイドルの「お神セブン」のライブに行ってきた高田先生が大沢逸美にいじられた話に笑う。12時台ゲストは大西ユカリ。先週金曜の放送も聴きそびれていたが、その日の12時台ゲストは横山剣さんだった。剣さんがまさか金曜の「ビバリー」にやってくるとは。金曜のメンバーには明治座のイベントのときには会ってるんだろうかな。剣さんのハワイの話を、磯山さやかがアシストしていたのがとてもよかった。グラビアの仕事で行っているから、海外の情報をよく知ってるんだ。

 紙ゴミの処理をしようと思い、ダイソーで、300円のシュレッダーハサミを買ってきた。人力の作業だが、これならば、うるさくないからラジオを聴きながら作業ができる。電動のシュレッダーもあるのだが、これは音がうるさく、ほかのことがなんにもできなくなるので、結局、なんにもはかどらないのだ。買ってきたばかりの嬉しさもあり、ひたすら紙を切り刻み続け、手首がくたくたになったところで深夜2時頃に眠る。

2020年12月5日土曜日

12月5日土曜日/ミラクルひかる

◇ 予約有効期限

 今日は本当は上野で「明日のアー」の公演を観るつもりだったが、午後に家を出て、セブンイレブンでチケットを引き換えてから向かおうとしていたところ、予約のメールを開いてみると、予約有効期限は12月4日金曜日の23時59分までと書いてある。つまり、昨日まで。セブンイレブンまでやってきて初めてそのことに気がついた。どういうわけか、当日まで大丈夫だと思い込んでいた。呆然とする。

 上野周辺の古本屋を調べたりもしていたのだが、まったく予定が変わってしまうことになった。すぐに帰るのも阿呆らしく、かといって無駄に電車に乗るわけにもいかない。都内まで出る態勢になっていた身体が、急にその場に押しとどめられる。じつに虚しいものだが、こうなってしまったらしょうがない。じゃあ、しばらく行ってなかったし、瀬谷のブックオフまで行ってみようかと考えた。歩いて行ける距離とはいえかなり歩くのだが、ほかに予定があれば、今日みたいな小雨が降っている寒い日をわざわざ選んで歩きはしないのだが。しかし、行ったら行ったでそれなりにいい本が買えた。これでろくな本が買えないようなことになっていたら、じつにつまらない一日だった。ほっとする。そのあとはサイゼリヤに寄り、日が暮れてから帰宅した。

◇ ものまね

 録画してあった昨日放送の「ものまね王座決定戦」を観た。ものまね番組はたいがい録画しておくが、長時間であることが多いので、今までは録画したままでほとんど観そびれてしまっていた。それを少し前に、3年分溜まっていたものをざっと観たのだが、これはやっぱりそれなりにリアルタイムで追いかけておかないとだめだと思った。ざっとというのはつまり、おおむね早まわしで観るわけだが、フジテレビの番組に多い〈なりきり系〉のタイプなどはだいたい飛ばしてしまう。まとめてざっと観たところ、圧倒的に面白いと思ったのはミラクルひかるだった。

 昨日もおよそ4時間の放送だったが、一回戦、準決勝、決勝と、3本すべてをしっかり観たのはミラクルひかるのみ。それぞれ、渡辺真知子、広瀬香美、笠置シヅ子をやった。ツイッターでは笠置シヅ子が評判になっていたようで期待したが、これが特別によかったという気はしなかった。録画をまとめて観たなかでは、弘田三枝子がばつぐんに面白かった。

 ミラクルひかるだけを編集して保存しようかと思っていたが、ノブ&フッキーの内田裕也&安岡力也も捨てがたく、これも保存した。一回戦はおなじみのぴんから兄弟だったが、あいかわらずこればかりを求める番組側のセンスがつまらない。フッキーの内田裕也を観る審査員の堺正章は本当に嬉しそうで、内田裕也が歌うときに口の前に指を二本もってくるのはなぜなのか、堺正章はその説明までしてくれた。内田裕也が言うにはこうするとステレオになるということらしい。この話は有名なのだろうか。

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5月20日土曜日/「THE SECOND」

◇ 神保町  朝から都内に。小雨だが、予報ではすぐに止みそうなので、傘はもたずに出た。気温も読めず、パーカーを着ていく。今夜は「THE SECOND」を観なければならないから、余力を残しておきたかったが、想定していたよりも時間に余裕が作れなかった。昼は神保町。土曜はランチをや...