ラベル 南部虎弾 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 南部虎弾 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2024年1月31日水曜日

1月31日水曜日/「PERFECT DAYS」など

◇ 天王洲アイル・品川

 朝から都内に。天王洲アイルから品川の港南口に歩き、昼食にする。雑居ビルの地下にあるみよしという店に入り、ランチメニューの辛味噌ホルモン定食を食べた。830円。

 品川を離れ、早い時間に横浜に戻ってくる。予定次第では、今日か明日に映画を観てしまいたいと、明日も映画を観やすいように予定を考えてはいたのだが、今日のうちに観てしまいたいという気分がどうもまさる。横浜東口のポルタから、日産ギャラリーを抜け、みなとみらいに出る。パシフィコ横浜ノースのドトールに入り、ひと休み。ここはコーヒーが 300円の店。スマホの充電をして、ラジオを聴きながら少し眠る。スレッズからニュースを見ていて、松井孝治さんが京都市長選に出ていることを今ごろ知った。落語ファンの松井孝治さんとは、どういうわけか、ツイッターでは相互フォローになっていたのだが、ツイッターのタイムラインはぜんぜん見ていないからちっとも知らなかった。検索してみると、去年の10月にはもうその情報が出ていたようだ。

◇ 映画

 キノシネマ横浜みなとみらいにて、ヴェンダースの「PERFECT DAYS」をようやく観た。18時50分の回。主人公は役所広司が演じるトイレの清掃員。この男が働く様子がディテール細かく描かれていく。男はスカイツリーが見える場所に暮らしている。近所の銭湯に自転車で通い、浅草駅の地下の店でよく飲んでいる。東京の風景が映画になるんだという驚きがまずあった。平凡な日常がくり返されるが、主人公は意外と変わった男のようだ。一緒に働いている若い男(柄本時生)の無駄口の多さに比べ、役所広司は極端に無口な男を演じている。男に向けられる差別的な目がときおり描かれ、憐れまれるような生活をしている男だが、じつは知的で趣味がいい。男はクルマを運転しながらカセットテープで音楽を聴いている。部屋に帰れば草を育て、本を読み、写真を撮る趣味がある。本の趣味、音楽の趣味で、その人物像が示される。起伏のない日常かと思えば、そこに女の子が現れ、男との関係があとでわかっていく。ここでラストにするかというところで映画は切れる。余韻たっぷり。ヴェンダースの名人芸のような映画だった。しかし、ちょっと手堅すぎるという感じもする。ヴェンダースと並び、共同脚本者には電通の高崎卓馬の名前があった。犬山イヌコ、長井短、安藤玉恵ら、やけに小劇場界に通じた配役も日本映画すぎるくらいで、たけしの「首」のほうがよっぽど外国人が考えたみたいな配役だと思った。

◇ テレビ・ラジオ

 夜遅くに帰宅し、録画していたテレビ番組をいくつか。「水曜日のダウンタウン」は、松本不在となった最初の放送。松本の不在にはなんの説明もなく、松本の定位置には東野幸治が座る。なにごともないように収録をしているが、やはり、どこかぎこちない。「クロちゃん宅でダマの「100万円を捜せ!」」という企画は昨年9月から仕掛けていた企画。最後の部分は生放送になった。

 タイムフリーで聴いた昨夜の「爆笑問題カーボーイ」では、南部虎弾の思い出話をしていた。お通夜の前日に弔問したこと、それから、電撃ネットワーク、AKIKO、爆笑問題という3組で行った営業の話など。

2024年1月22日月曜日

1月22日月曜日/品川シーサイド

◇ 品川シーサイド・日ノ出町

 朝から都内に。京浜急行の新馬場に出て、天王洲アイルまで歩く。昼には品川シーサイドに移動し、地下のフードコートのそば処じんやという店で、親子丼を食べた。690円。スタミナカレーを食べたかったが、もう売り切れになっていた。フードコートにはコンセントもあり、ここでスマホを充電していく。タイムフリーで、今日の「ビバリー昼ズ」を聴くと、オープニングでは南部虎弾の訃報に触れられていた。

 品川シーサイドから青物横丁駅まで歩き、京浜急行に乗り、日ノ出町に移動する。中央図書館に寄り、図書館カードの再発行をしたかった。年末に財布の盗難に遭い、図書館カードも失っていた。なにしろ、身分証も失っているからあたまを抱えていたのだが、図書館のホームページを確認すると、身分証の代わりに郵便物、あるいは公共料金の領収証も使えるとわかり、電話料金の請求書を試しにもっていってみたのだが、カウンターで訊いてみると、郵便物は消印がなければだめ、携帯電話は公共料金には該当しないようだ。しかし、カードは問題なく再発行してもらえた。若いお兄ちゃんが対応してくれたが、確認書類はあとで提出すればいいんだって。助かった。館内の椅子に座り、新しいカードの番号を使って、さっそく、スマホからホームページにログイン、パスワードも作りなおした。ひとまず、明日までが期限の本を2冊、貸出延長したかった。そのあとは、上階からのんびりと棚を眺めてまわり、また新たに3冊借りた。

 図書館を出て、横浜駅まで歩く。歩きながら、タイムフリーで、土曜に放送された「HONMOKU RED HOT STREET」を聴いた。横山剣さんは八代亜紀に曲を提供していたんだな。平沼のブックオフに寄り、110円の文庫本を1冊だけ買う。東口のドトールに入り、ひと休み。新年になってから、まとまった読書がようやく初めてできた感じがする。

◇ テレビ・雑誌

 夜遅くに帰宅し、録画していたテレビ番組をあれこれと。今朝の「ブギウギ」を観て、それから、今日の「徹子の部屋」は「徹子の部屋コンサート」を模様を放送する。NHKの「ニュース7」は能登半島地震から3週間、1時間の拡大放送だった。木梨憲武主演のドラマ「春になったら」の第2話も観た。みかんを食べる場面では、憲武の手打ち食いが飛び出し、これは嬉しい遊び。

 楽天マガジンで雑誌のチェックをすると、「週刊ポスト」の横山剣さんの連載では谷村新司について語っていた。剣さんは、じつは、アリスが中心になって設立したヤングジャパンの社員だったことがあるというその経緯。その当時、谷村新司と親しく話したこともあるという。このヤングジャパンがのちのアップフロントエージェンシーに発展するというわけだ。たけしの連載は篠山紀信追悼だった。松本についてはこの連載では触れずじまいになるかな。

 「週刊現代」にも松本の記事が出ていた。ちょうど今日、損害賠償請求額が5億円とのニュースが出ていたが、この記事では、活動休止は松本が自ら行ったことだから賠償額は数百万円程度になるだろうと、加藤博太郎という弁護士が取材に答えている。松本はコロナ禍に母親についての思いをつづった文章を書きためていて、それを出版するのではというようなことを吉本関係者が語っている。松本不在の穴を埋めるのは誰かとして、吉本芸人の潜在視聴率ランキングも掲載されていた。

2024年1月21日日曜日

1月21日日曜日/松本問題は続く

◇ テレビ・ラジオ

 早朝に目覚めてしまい、録画していたテレビ番組をいくつか。昨夜の「Nキャス」は自民党の政治資金パーティー裏金事件のニュースから始まった。田崎史郎がスタジオに出演。そのほか、イギリス政府と富士通が加担していたという会計システムの冤罪事件も気になるニュース。番組後半には永尾柚乃ちゃんの特集があった。7歳なんだけど、中学生ぐらいの自意識でしゃべっているような感じがする子だな。

 昨夜の「太田光のつぶやき英語」は、世界の年末年始の特集。クリスマスシーズンにワム!の「ラスト・クリスマス」を聴いたらアウトになる「ワマゲドン(Whamageddon)」という遊びがあることをここで初めて知った。XXCLUB の映画コーナーは、カウリスマキの「枯れ葉」の主演、アルマ・ポウスティにインタビューをする。「TOVE トーベ」にも主演していたアルマ・ポウスティには、この番組では2年前にもリモートインタビューをしていたんだな。

 少し眠りなおしてから、ブログの更新をひとつ。ラジオをつけると、「安住紳一郎の日曜天国」では、直木賞を受賞した河崎秋子に電話をつないでいた。この番組には以前に出演していたようだ。

 昼にもまた、録画していたテレビ番組をあれこれと。今朝の「サンデージャポン」には、ヤーレンズ、アンミカ、磯山さやか、藤田ニコル、斎藤幸平らが出演。トップは自民党の派閥解散の話題を扱う。泉房穂はいよいよ準レギュラーのようにしてVTRに登場する。良原アナたちを連れて、泉房穂が自民党本部に入っていこうとすると、入り口で止められてしまった。宮沢博行が大寒みそぎに参加している映像、これは「Nキャス」でも流されていた。スタジオでは、岸博幸とTBS政治部の後藤俊広が解説する。岸博幸、斎藤幸平、杉村太蔵が、急にこの番組の「3大論客」と呼ばれ、3人はそろって岸田派解散にはきびしい意見だ。ヤーレンズ出井にコメントをふる太田「アフタートゥモローはどう思う?」 自民党の問題を40分ほど扱ったあとには松本問題を扱う。今週はやらないかと思ったら、「週刊文春」の第3弾記事を扱うのだ。ここでは細野弁護士が裁判の解説をする。斎藤幸平は松本問題をホモソーシャルの問題として語った。番組後半にはエスパー伊東の訃報にもしっかりと時間を割いた。事務所の社長であるビトタケシがVTRには登場する。エスパー伊東は、「サンジャポ」にはニセ有栖川宮夫妻の結婚披露宴に出席していた件で出演していた。病気を発症してからは「爆報!THEフライデー」でも取材していたのだな。ヤーレンズ出井にコメントをふる太田「インディペンデンスはどう思う?」 最後はやす子と二階堂ふみのロケ企画があった。

 今朝の「ワイドナショー」は、今田耕司、石原良純、神田愛花、三四郎小宮というメンバー。まずは自民党の裏金問題を扱い、石原伸晃がスタジオに出演した。これが30分ほどあり、二番目に松本問題の続報。松本と近い関係にいる今田と東野に、石原良純が「これはなんだかわけわかんない件だなと思うのか、思いあたるところが少しはあるのか、どういう捉えかたをしてるんですか。」と訊くと、東野は「いや、だからびっくりです、ほんとに。」「こういう飲み会やってんねんな、っていうふうな「週刊文春」から知る情報しかないのはないです。」 今田「それ、松本さんに関してですよね?」 良純「何年かに一回出てきてますよね。過去もあったわけじゃないですか。やっぱり内容的に聞いたら、いやこんなことおかしいんじゃないの、なんでこんな書かれかたするのって感じなんですか。」 今田「でも、それはちょっとあります。やっぱり、表現とか。ほんとに、登場人物が僕の知ってるひとたちじゃないぐらい、おどろおどろしいひとなんで。そら女性で、読まれたかたなんかは、そらもう、気分がほんとに悪くなる…」 神田愛花は松本に対する感謝を語っていたし、松本とは関わりが薄そうな佐々木恭子アナがいちばんまともなことを言っていた気がしたな。

 今日の「TVタックル」は新年最初の収録だろうか、この番組では初めて松本人志問題を扱っていた。大竹まこと、東国原英夫、菊間千乃、杉村太蔵、泉房穂らが出演。たけし「セコいよ、あいつ。三千円とか二千円なんて、ふざけんなよなあ。」 東国原「はい。」 たけし「で、俺、団体で遊んだことなんかないもんなあ。」 東国原「はい。」 たけし「はいって(笑)」 たけし「シロウトのひとそんなに呼んで、飲んで、交通費二千円とか三千円って、それがセコいし、それやられたら記者会見すぐやるべきだよ。そいで、そういうことしましたって言えばいいんだ、お笑いなんだから。」「(東国原に向かって)裁判に勝ったけど、何千万請求しても二百万ちょっとだろ?」「負けようが勝とうが(雑誌が)売れちゃえばいいんだから。」「今はもう、コンプライアンスだなんだいうけど、スポンサーのほうにそのタレント出すなってくるから、実質的にやってらんないんだよ。そうすっと、YouTube のほう行ってやるしかない。」 番組はそのあと、自民党の裏金問題を扱い、後半にもまた松本問題。たけし「笑っちゃうのは、ビートきよしさんが書いてんだよ。「松本!」とかなんか言って、「うちのたけしと一緒くたにするな」とか言って。「ビートきよし師匠語る」って書いてあんだけど、ふざけんなって。なにが師匠だばかやろうと思うんだよ。」 阿川佐和子が「松本人志さんはこれで、また立ち直るっていう可能性は」と訊くと、たけし「それは運だね。やっぱり、時代が松本人志を、その立ちあがる松本人志を求めてるかどうかだよ。その判断がいちばん…、ああ、求めてないなと思ったら違うほうに行くし、求めてるなって感じればやればいいんだけど、その感覚ってのはまた微妙でね。難しい。一発で転ぶからなあ。」

 昼はラジオ。「爆笑問題の日曜サンデー」を聴こうとしたら、今日は駅伝中継のために休止だった。タイムフリーで、昨日の「木梨の会」を聴いた。所ジョージも出演。放送が始まった憲武のドラマが話題の中心になる。ラジオを聴きながら、ブログの更新をもうひとつ。SNSからは南部虎弾の訃報に驚いた。

 夜、三ツ境まで買いものに行き、帰ってきてからまた、録画していたテレビ番組をいくつか。大河ドラマ「光る君へ」第3話を観る。はんにゃ金田、黒木華の顔がこの時代には絶妙によく似合う。今日の「笑点」を観ると、演芸はロケット団。

 Spotify のポッドキャストで、昨日の「ナイツのちゃきちゃき大放送」を聴いた。ゲストコーナーには脚本家の足立紳が登場。足立紳の奥さんがこの番組の別のコーナーに電話出演したことがあったそうで、それは聴きそこねてしまったが、それがきっかけでこのゲストになったようだ。ポッドキャストで、聴きそびれていたゲストコーナーを続けて聴く。先週の回は桂宮治、先々週の回は桂二葉がゲストだった。

2023年8月28日月曜日

8月28日月曜日/ざるうどんを食べた

◇ 品川

 朝に起きあがり、ブログの更新をひとつ。午前中から外出。先に昼食を済ませてしまいたく、横浜駅の星のうどんに寄り、ざるうどんとミニカレー丼のセットを食べた。640円。それから、横須賀線に乗り、都内に。電車内で眠っていたら隣りに少し傾いてしまったようで、隣りの男に強く押し返され、むかっときたが、そいつの手を見るとビニールの手袋をはめていて、なんだか妙なやつだった。夜には品川のほうに移動し、港南口のマクドナルドに寄ろうとしたが、ここは狭くていつも混んでいる。インターシティのマクドナルドにも行ってみるが、入ってみると、こちらは冷房があんまり効いておらず、やっぱり入るのがいやになる。くまざわ書店を覗き、上階のベンチでひと休みしてから、東海道線で帰ってくる。

◇ テレビ・ラジオ・雑誌

 夜に帰宅し、録画していたテレビ番組をいくつか。今日の「徹子の部屋」(ゲスト・マッハ文朱)を観て、それから、昨夜の「Love Music」を観る。新しい学校のリーダーズが出演したが、SUZUKA が体調不良で欠席。しかし、いつもの自己紹介をどうしてもやりたいので、森高千里が加わり、代わりにやってもらっていた。トークでは、それぞれが影響を受けた音楽について語る。MIZYU は小学6年生から中学2年生まで、きゃりーぱみゅぱみゅのバックダンサーをやっていたんだ。KANON は倖田來未のファン。RIN さんはひとりだけ、ごりごりのヒップホップファンなんだな。パフォーマンスはなく、ライブの映像から「最終人類」がオンエアされたのだが、SUZUKA が欠席したためにこうなったんだろうか。この回には Klang Ruler の出演もあって、てっきり、新しい学校のリーダーズと共演があるのかと思っていたが、Klang Ruler は Klang Ruler だけで「飛行少女」を演奏した。

 タイムフリーで、今日の「ビバリー昼ズ」を聴くと、高田先生がいきなり新しい学校のリーダーズの名を出していた。それから、若林と星野源のネットフリックスの番組をぜんぶ観たといって、その話をする。高田先生、さすがだな。12時台ゲストには、立川談春と小春志の師弟が出演。立川流の孫弟子で、真打昇進時にゲストに呼ばれたひとなんて今までいないんじゃないか。しかし、ちょっと硬い感じがする。番組をエンディングまで聴くと、エンディングでは「オトナブルー」が流された。

 ラジオを聴きながら、ブログの更新をひとつ。楽天マガジンで雑誌のチェックをすると、「週刊ポスト」に、安倍昭恵夫人が南部虎弾の誕生日イベントにお忍びで訪れていたとの記事があった。深夜1時過ぎに眠る。

2022年5月16日月曜日

5月16日月曜日/ある映画青年

◇ 蔵前・天王洲アイル

 朝から都内に。雨降り。また少し寒くなり、パーカーを着ていく。まず、蔵前のほうまで行かねばならず、それから、夕方には天王洲アイルのほうに移動する。夕方には雨は止んだが、肌寒い。まともな昼食は食べそびれ、腹が減り、天王洲で食べていこうかと思うが、決められず、新馬場まで歩いた。商店街の飲食店を覗きながら進むが、全体的に値段が高めな感じがする。京浜急行のガードを潜り、ガード下につけ麺の店を発見し、この先にはもうなにもないと思い、ここに決める。舎鈴という店で、味玉つけめんを食べた。850円。テーブルにはスープ割りのポットが置いてあり、この前、味奈登庵で間違えたお茶の入っていたポットとまったく同じだった。つけ麺の場合はポットが多く、その印象があったから間違えたのだろう。




◇ 読書・ラジオ・雑誌

 ベローチェに入り、ひと休み。スマホの充電をしながら、しばらく読書を。新馬場から京浜急行、各停に乗り、のんびりと読書の続きをしながら帰る。「なぜ柳家さん喬は柳家喬太郎の師匠なのか」を読み終えた。2018年刊、徳間書店。先日の喬太郎独演会に合わせて読んでいた。さん喬、喬太郎の師弟対談が2章分、それぞれのインタビューが1章ずつ収録されている。構成は椎野礼仁というひとが手がけている。さん喬による喬太郎評が、当然のことながら鋭い。P84-85「現代語で古典が喋れるんですよ。これはある意味、欠点でもあるんですけど、それがお客さんに聴きやすいんです。今の時代では長所です。彼の落語は、背景は古典なんですが、色は古典ではない。それがお客さんには馴染みやすい。」「彼の場合、侍が出てきても屑屋が出てきても、確かに古典落語の言葉で喋っているんですが、感覚的に現代語なんです。これは文字ではとても書き表せない発音の部分なんですが、「へいどうも、ありがとうごぜいやす」というセリフの〝ありがとうごぜいやす〟の部分は舌を巻いて言います。本当は「ありがとうございます」と言ったほうが、古典色なんです。だけども、彼は「ありがとうごぜいやす」と舌を巻くことによって古典を表そうとしている。そこが非常に現代的な、極端なことを言うと落研的。否定しているわけではなくて、そういう部分が、一般のお客さんにはとらえやすいですよ。特に若いお客さんにね。」(なぜ「ある意味、欠点」かというと、)「落語自体が古典的ではなくなってしまう。背景とか色とか、古今亭志ん朝師匠がよくおっしゃっていた「色合い」が。例えば、歌舞伎で舞台の背景に浅草の五重塔や観音様や満開の桜が描いてあるとものの見事に古典の背景になります。でも喬太郎の落語は、そこに東京タワーがぱっと描いてあるような印象が残る。」

 夜遅くに帰宅し、タイムフリーで、今日の「ナイツ ザ・ラジオショー」を聴くと、先週はまったく触れようとしなかった上島竜兵の話を、オープニングの最後でようやくしゃべっていた。早坂営業でインスタントジョンソンと一緒になり、そこで整理がついたのか。14時台は、X-GUN がゲスト。今週の「ラジオショー」は、連日、ボキャブラ芸人が登場する。聴きそびれていた先週月曜の「ラジオショー」もようやく聴いた。14時台のゲストは、ますだおかだの増田英彦が登場し、コロナ禍の松竹芸能の話や、「北の国から」のイベントに登壇させられた話をしていた。先週水曜より以前のお笑い界はまるで別世界のようだ。

 ツイッターで検索していて見つけたが、2018年に「週刊文春」の「新・家の履歴書」の欄に上島竜兵が登場していて、そこで映画について語っていたようだ。情報を探してみると、亡くなった日に文春オンラインに再録されていたインタビューがそれだとわかった。知らずに、今まで読んでいなかった。読んでみると、上島は「キネマ旬報」に批評を投稿するような映画青年だったのだ。そして、お笑いだけで芸能界を生きていくことの漠然とした不安がここでは語られていて、そのときに志村けんに声をかけられ、舞台に出るようになっていく。この数日、上島竜兵について考えていたことはその評価の不当さで、「リアクション芸人」というものがリスペクトされる時代になったことはいいことではあるが、そもそもは、もっと高い志をもっていたことはおそらく間違いない。ましてや、上島竜兵の世代ならば。その答えは、すでにこのインタビューで語られていたようなものだ。志村の死を安易に結びつける声も多いが、心情的なことはわかりようがないものの、客観的に見て、志村の死により、ダチョウ俱楽部の舞台での活躍の場が失われたという事実は大きい。

 楽天マガジンで雑誌のチェックをすると、「週刊ポスト」に上島竜兵の記事があり、南部虎弾が取材に応えている。キムチ俱楽部から改名しようと喫茶店で話し合っていたときに、「先輩の『コント21世紀』みたいな名前をつけたら、21世紀になったら何もできなくなるし、絶対売れないからな」と言っていたら、上島が南部の顔を見ながら「シーッ」とする。なにをしているのかと思ったら、後ろの席にコント21世紀がいたという。これが「当時の上島さんについて忘れられないエピソード」って、ほかにしゃべることなかったのか。(コント21世紀は、のちのホームラン。)

 くたくたに疲れてしまい、早めに眠り、深夜に目覚め、録画していた「徹子の部屋」(ゲストは瀬戸内寂聴の秘書、瀬尾まなほ。)を観た。朝までにブログの更新をひとつ。

ブログ アーカイブ

4月21日日曜日/野毛大道芸

◇ 大道芸  朝、録画残量が足らず、数年前の番組を確認しては消去していく。こんなことのために、いったいいつまで忙しなく過ごしていくんだろうな。今夜までの録画残量をなんとか確保したら、今度は出掛ける支度をしなければならない。家を出るまではラジオをつけておく。「安住紳一郎の日曜天国」...