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2024年9月23日月曜日

9月23日月曜日/誕生日にぞっとする

◇ 誕生日

 49歳の誕生日を迎え、ぞっとする。台所に降り、コーヒーを飲もうとすると、ウォーターサーバーの水が切れている。朝からウォーターサーバーの水の交換に煩わされるはめになった。やっと涼しくなり、これが誕生日プレゼントみたいなものだ。午前中にブログの更新をひとつ。

 誕生日だろうが、相も変わらずに録画していたテレビ番組をあれこれと。「虎に翼」はいよいよ最終週を迎えた。昨夜の「情熱大陸」は北方謙三に密着。現在、76歳。冒頭、小説家は努力でなれるんですかというスタッフからの質問に、北方「なれません。なれません。運ですね。運だね。あとね、唯一、なにが小説家になれる要素かというと、継続。継続できるかどうか。これは量じゃないよ。ずーっと書き続けてられるかどうか。それがいちばん大事なんですよ。」 八重洲ブックセンターでのサイン会の場面があり、そのあと、愛読者の声はモチベーションになるかと訊かれると、北方「なりません。なりません。それはね、嬉しいけど、嬉しいけど書くモチベーションになるかどうかっていうと、ぜんぜん別の次元です。」「本当の読者っていうのは違うところにいるからです。顔も見えないし、声も聞こえないし、そういう読者はひとりだけいる。その読者に向かって書いてるんですよ。一対一なんです、ぜんぶ。」 最後の長篇小説のテーマには「元寇」を選んだ。そのためにこういう年表や古地図が資料として用意されてるんだなというところを映しているのが興味深かった。北方謙三が歴史小説を書き始めたのは43歳なんだ。仕事場にて、原稿用紙に万年筆で執筆する様子を映しているのだが、こんな場にスタッフを入れて撮っているのか。番組最後にまた質問、今は「男である」ことの特別な意味を付与しづらい時代になってきたといって、この時代について訊くと、北方「だからなんだよ。俺はそういうことを付与する時代に生きてきて、そのまま死んでいくんだから今はどうでもいいんだよ。時代に迎合してたまるかあ。そうだろ? 時代に迎合するっていうのは妥協するってことだろ? だから、それでね、売れないっていうんなら売れなくていい。その小説、俺の小説は、そこで、男にこだわったところで終わったんだろ?」「なにか大事なものをひとつだけもってて、それは変えない。」と言って、北方謙三は強くうなずいた。

 今日の「徹子の部屋」は平野レミがゲスト。平野威馬男の墓と和田誠の墓が一緒になってるとは知らなかった。和田誠の墓に彫った生年月日が間違っていて、石屋さんがただで彫りなおしてくれたそうだ。

 ブログをもうひとつ更新して、夕方から外出。横浜まで出て、東口のルミネの有隣堂を覗いていく。ポルタを抜けていこうとすると、なんと、そば屋の八角が閉店していた。閉店とは関係ないかもしれないが、何年か前にすぐ隣りに「浪花ろばた八角」という店が入り、「やすみ」「はっかく」と読みかたは違うのだが、常識的に考えてそれはないんじゃないかと思った。あとにはどんな店が入るだろう。

 地下を出て、ガストに入る。チキテキスパイス焼きを食べた。ライス少なめ、ドリンクバーセットをつけ、1270円。ここで読書もしていく。今日は自分の誕生日だが、藤子F先生の命日でもあり、うちにある本のなかから「モジャ公」をカバンに入れてきた。1997年刊、小学館コロコロ文庫。何年ぶりの再読になるだろうか。会話の可笑しさがたまらない、落語を聴くようにくり返し読めるマンガだ。1巻には川本三郎の解説を収録している。「藤子・F・不二雄は、いわゆる根性もののマンガをほとんど描いていないユーモア派だが、このマンガでも、主人公たちを、本当は冒険なんかしたくないと思っているのに、仕方なしに冒険に巻きこまれていくという状況に置くことで、おっとりした上質のユーモアを作り出すことに成功している。」

 夜遅くに帰宅し、夜もまた、録画していたテレビ番組をあれこれと。今日の「NHKニュース7」は、まずは能登半島の大雨被害の状況から伝えている。立憲民主党の代表選は野田佳彦に決まった。合わせて、自民党総裁選の情勢も伝えるのだが、国会議員票では進次郎が強いようだ。議員票の上位は、小林鷹之、林芳正と続き、石破はやっぱり人気がないのか。しかし、党員票では石破が先行のようだ。

 今夜の「しゃべくり007」は新しい学校のリーダーズがゲスト。レギュラー陣が最初から制服姿だ。観覧席には SUZUKA の両親が座っていて、お父さんはこの番組を初回から観ているという。お母さんはモデルの仕事もしていたのだ。SUZUKA は三姉妹の末っ子。お父さんが60歳だから、吉本新喜劇とドリフの世代なんだな。MIZYU には、3歳からの幼なじみ、ちゃんみなからのコメントが届いた。RIN はじつは運動神経が悪く、KANON も球技が苦手。ホリケンと組体操が始まり、泰造と MIZYU の親子コントもあった。SUZUKA のしゃべりには上田が「ヒコロヒーとしゃべってるみたい」

 観そびれていた「キョコロヒー」を2週分。先週は「生キョコロヒー」裏側完全密着SP。永尾柚乃ちゃんとランジャタイ国崎のコントや、トム・ブラウンのあたまを当てるクイズ。つるちゃんが小林幸子風に登場というテロップが出て、いや、どう見ても美空ひばりの衣装だろうと思ったら、ヒコロヒーがそこは突っ込んでくれていた。そして、今日放送の「キョコロヒー」では、セットが新しくなっていた。

 録りためてある「私のバカせまい史」をこつこつ観ていて、ようやく4月放送分までたどりついた。せいやがプレゼンターの「古畑任三郎 今泉くんへのパワハラ史」では、思いがけず、バカリズムの「古畑」への思いを知れた。バカリズムは日村と同居していた時代に、子守唄代わりに「古畑」をつけていたという。石井正則について、バカリズム「めちゃくちゃ嫉妬しましたよね。同世代であのみんなが大好きな「古畑」に、ああやってレギュラーで出るわけですから。俺も背低いから、俺、やりたがったぐらい。絶対、俺のほうが合うとか思ってて。いやでも、実際、ばっちりハマってたし、上手いんですよ、石井さんが。」

 深夜にブログの更新をもうひとつ。ようやく涼しくなったと思ったら、深夜になると寒いくらいだ。長ズボンとジャージに着替える。深夜3時過ぎに眠る。

2023年4月5日水曜日

4月5日水曜日/「劇場版 センキョナンデス」など


◇ 黄金町

 朝に目覚め、まず、ブログの更新をひとつ。録画していたテレビ番組をいくつか観て、昼はラジオ。「ビバリー昼ズ」から「ナイツ ザ・ラジオショー」をつけておく。午後から外出。風が強く、歩きながら鼻をかもうとしたら、ティッシュが吹き飛ばされてしまった。黄金町に出て、めしきんぐに入り、生姜焼き定食を食べた。780円。そのあとは、イセザキモールのバイアップにひさしぶりに寄った。外の均一棚とワゴンが、以前は入り口の左側だけだったのが、右側にもできている。なかなかいいものあり、110円の文庫本を3冊、新書を1冊、そして、店内の棚もざっと見てみたら、ちょうど探していた本が、なんと、300円で売っていたので跳びあがりそうになった。今、アマゾンではこの本に二万円をつけている馬鹿がいて、さすがにその値段では売れるわけがないとは思うが、この本は珍しい本ではないから探せば見つかるんじゃないかとは思っていた。思いがけず、この店でじっくりと時間を使い、ちょうどいい時間になる。



◇ 映画

 シネマジャック&ベティにて、「劇場版 センキョナンデス」を観る。16時5分の回。水曜サービスデーではあるが、平日の昼なのになかなか混んでいて、前から2列目の右端というやや観にくい席をとる。この映画、プチ鹿島さんとダースレイダーの YouTube の番組から生まれた企画だが、その番組はほぼ観たことがなく、(水道橋博士についてしゃべっていた回を気になって観たのみ。)YouTube の番組を観ていたら、すでに知っている映像も多かったのかもしれないが、この映画はあくまでも独立した映画として楽しんだ。しかし、まあ、これが面白いのなんの。映画の前半は大島新監督の「香川1区」とも重なる部分だが、四国新聞の記事について追いつめていくところが見どころ。じつは、四国新聞にずっと監視されていたというオチにはぞっとさせられる。後半は昨年夏の衆院選を追いかける。菅直人の「闘うリベラル」発言に注目し、大阪での維新との戦いを追いかけるのだが、そのさなかに、安倍晋三銃撃事件が発生する。それに対する戸惑いも、隠さずに映像に収めていく。上映後には舞台挨拶があり、ダースレイダーと、予定ではプチ鹿島さんが登壇するはずだったが、事情がわからないのだが、プチ鹿島さんが出られなくなり、プロデューサーの大島新に変更になった。共同プロデューサーの前田亜紀さんのすがたもこの場にはあった。大島新によると、この映画には今までのドキュメンタリー映画にはなかった点がふたつあり、ひとつは映画にするつもりがなく撮っていたという点と、もうひとつは、監督が派手で画面によく映るという点であると。安倍晋三が撃たれた日を記録した映画も、今のところはこれだけしかないのだ。舞台挨拶が終わり、ロビーに出たところで、真心ブラザーズの桜井秀俊をお見かけする。たしか、横浜に住んでるんだよね。にぎわい座でも何度かお見かけしている。




 イセザキモールに出て、関内方面に歩いていく。ブックオフに寄るが、まるでいい本がみつからず、しかし、今日はバイアップでいい本が買えたので、ここは早々にあきらめた。110円の文庫本を1冊だけ買っていく。ベローチェに入り、ひと休み。スマホの充電をしながら、趣味のインスタ投稿。それから、しばらく読書をしていく。

◇ 読書・ラジオ

 一昨日に中野のブックオフで買った「ミュージック・マガジン」をぱらぱらと読んでいた。2017年6月号、特集は「日本のヒップホップ・アルバム・ベスト100」。発売時にもざっと立ち読みしたような気がするが、ランキングのあとに載っている Creepy Nut と DOTAMA の対談が、ランキングに対する不満を語りまくっていてとても面白かった。そのほか、ゆるふわギャング、ZEEBRA のインタビュー、荏開津広と二木信の対談も読む。

 図書館で借りていた、川本三郎・鈴木邦男「本と映画と「70年」を語ろう」も読み終えた。2008年刊、朝日新書。本と映画について語っている本だと思って読んでみたのだが、タイトルにある「70年」というのは「1970年」のことなのか、(どこかに説明してあったのかわからないが、見つけられなかった。)対談はおおむね、「政治の季節」だったその時代のことが語られている。川本三郎の経歴をよく知らなかったのだが、鈴木邦男とは同世代、団塊の世代の少し上の世代であり、思想的立場は逆のふたりだが、ともに新聞社出身、逮捕歴があるという共通点がある。話題の中心になっている部分ではないのだけど、主語に関して話していた箇所が面白かった。以下、引用。P158 鈴木「森達也さんが、「主語が複数になると、述語は暴走する」と言っていたのですが、よくそんなこと考えたなと思いました。「私はこう思う、俺はこう思う」というのが、複数になると「我々は~しなくちゃいけない」と暴走する。森さんが対談の中で、ぽろっとしゃべったんだけど。本当はずっと考えてたんでしょうね。そういうかっこいいフレーズを(笑)。」 川本「私はものを書くようになってから、「僕」という主語を使わないと決めたんです。「私」にしたんです。二〇代のときは「僕」で書いてますけど、「僕」を主語にすると、文章が甘えちゃうんですね。「僕~しちゃった」っていうふうに、饒舌な文章になる。でも「私」にすると、文章が不自由になる。あえて、不自由なほうを選んだ。私の文章に「僕」というのはほとんどない。さらに五〇歳過ぎてから気が付いたのは、日本語っていうのは面白い言葉で、主語がなくても成立するんですね。だから「私」もとっちゃった。」 この箇所になぜ反応したくなったのかというと、このブログを始めたときにも、まさに、「僕」は使わないようにしようと考えていたからだ。「私」もしっくりこないから、「自分」と書いてみたりしているのだけど、主語を使わなくて済むところは使わないようにしていた。そうか、知らないうちに文章を不自由にするほうを選んでいたんだな。

 夜遅くに帰宅し、録画していた今日の「徹子の部屋」(ゲスト・原沙知絵)と、それから、「水曜日のダウンタウン」もすぐに観る。タイムフリーで、聴きそびれていた先週水曜の「伊集院光 ザ・ラジオショー」の続きも聴いた。14時台は三宅裕司がゲスト。ニッポン放送の番組で、伊集院と三宅裕司の対談となればこれは聴き逃すわけにはいかなかった。深夜3時頃に眠る。

ブログ アーカイブ

7月7日日曜日/都知事選はどうなった

◇ テレビ・ラジオ  朝、録画していたテレビ番組をあれこれと。昨夜の「Nキャス」で、チョコレートプラネットがTT兄弟で「アメリカズ・ゴット・タレント」に挑戦した映像を初めて観た。藤井聡太の棋王就位式には、同郷の瀬戸朝香が駆けつける。昨夜の「にちようチャップリン」は、先週に引き続き...