ラベル トレンディエンジェル の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル トレンディエンジェル の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2023年11月2日木曜日

11月2日木曜日/金町まで

◇ テレビ・ラジオ

 朝、録画していたテレビ番組を少し。昨夜の「あちこちオードリー」はトレンディエンジェルとメイプル超合金がゲスト。トレンディエンジェルの斎藤さんがコロナ禍に始めた競馬で大損し、ひと知れず、ひどい金欠に陥っていたことが明かされる。自信のなさ、ひと見知りも告白し、今回は斎藤さんが中心になる回だった。家を出るまではラジオをつけておく。文化放送の「おとなりさん」に合わせてみると、オテンキのりと女性アナウンサーがしゃべっていた。そういえば、明日の文化の日には文化放送のイベントがあるんだっけ。

◇ 金町

 午前中に出発し、都内に。横浜から京浜急行に乗ろうとすると、ダイヤが乱れているようで、発車案内に時刻が表示されていない。しかし、動いてはいるようだから、少々不安だが乗ってしまう。品川止まりの快速に乗り、品川駅でつぎの電車を待っていると、どうもまた遅れているようで、浅草線、京成線に乗るつもりだったが、改めて路線検索してみると、品川から山手線に乗り換えたほうが安いし、時間もあまり変わらない。山手線に乗り換え、西日暮里からは千代田線。あとは乗り換えなしで行けるのかと思えば、綾瀬でまた乗り換えねばならなかった。路線検索をくり返したため、スマホのバッテリーは早くも半分まで減ってしまう。

 はるばる、金町までやってきた。今年に入ってから二度目だが、それまではまったく訪れたことのないなじみのない土地だ。まず、昼食。ひさしぶりにから好しに入り、親子丼を食べた。450円。安い。駅からさらに 30分ぐらい歩いたところまで行かねばならず、その後、夕方になってから金町駅まで戻ってきた。ドトールに入り、ひと休み。とにかく、スマホの充電をしたく、前に金町にきたときにもこの店に入り、コンセントがあったことを覚えていた。店に入る前に閉店時刻もきちんと確認し、ひたすら読書をしてから帰る。

◇ 読書

 帰りの電車内でも読書を続け、「文藝別冊 竹中直人」を読み終えた。2018年刊、河出書房新社。佐野亨による編集。少し前にブックオフで見つけて買っておいた本だが、これは読んでよかった。興味のあることがたくさん書いてあった。俳優、映画監督、ミュージシャン、芸人、舞台人といったさまざまな角度から竹中直人に関する証言を集めている。もちろん、竹中直人本人のロングインタビューもあり、それから、竹中直人が書いたエッセイもいくつか収録されている。そうだった、竹中直人ってこういう文章を書くひとだった。竹中直人の最初のエッセイ集は高校生のときに読んだんだっけ。横浜の富岡の出身だということも、映画が好きで好きでしかたがないひとなんだということも、竹中直人ってじつはこんなに純情で繊細なひとなんだということもそのエッセイ集を読んで知ったのだった。この本のなかでは、さまざまなひとが竹中直人を語り、あるいは論じているが、多摩美時代からの仲間だった宮沢章夫のインタビューがやはり核心を突いている。「彼は本質的には、笑いに対してそれほど思い入れはないと思いますね。」「やがて竹中はシティボーイズと一緒にコントをやり始めましたが、「この人たちはどうもいまひとつ垢抜けないな」と感じたらしくて、僕に「なにか書いてくれないか?」と頼みに来た。それでホンを書いているうちに、演出するのが面白くなって、以来ずっと舞台に関わることになった。ラジカルの竹中は抜群に面白かったんですが、じゃあなにが面白いのか論理で説明しようとしてもできない。あえて言えば、もともと彼がもっていた身体性の発露ということなんだろうけれど。」「だから、いわゆる作家がつくるような、構造的な面白さというものには関心がないんだと思います。映画を一緒にやったときにも感じましたが、たとえばカットの切り替えで笑わせるとか、そういうのはあまりやりたがらない。一つのシーンのなかで、役者たちがどう動いて、そこからどういう面白さが生まれるか、ということが竹中にとっては重要なんですね。それがつまり身体性ということにつながる。」「ラジカルはやはりモンティ・パイソンと同じくスケッチの羅列で、いかに新しい笑いを生み出すか、ということを志向したんだけれど、竹中にとってはそんなこと、どうでもよかったんだと思います。そのズレというか、欲求不満がだんだん溜まっていったんじゃないかな。だから、ラジカルでは竹中とやれるぎりぎりのところまでやった、という気持ちがあるし、途中から彼が出なくなったのも必然的ななりゆきだったんじゃないでしょうか。」「そのあとの「竹中直人の会」は、岩松さんの世界のなかに竹中がいる、という面白さですよね。僕から見ると、竹中がきっちり演出されている、というすごさ。そうでない演出家との仕事は正直、目も当てられないものが少なくない。竹中の面白さってそういうことじゃないよ、と。岩松さんや周防(正行)さんはそこがきっちりわかってる人なんだと思いますね。」「笑いを構造的にとらえる、ということが嫌なのと、どこかでつながっているのかもしれないけど、恐怖に対しても竹中は非常にプリミティブなんですね。ふつう、ホラー映画なんかでも、たくさん観ていくと、だんだん分析するようになっちゃうじゃないですか。竹中は絶対に分析の方向には行かないんです。どこまでも本気で怖がる純粋さというか。すごいなあと思うし、バカだなあとも思います(笑)。それが尊敬すべきところです。」 竹中直人も、ここに再録されている 1991年のインタビューで、宮沢章夫について語っている。「(略)その途中にシティボーイズと出会って、一緒に芝居をやろうよってことになり、それで宮沢章夫をひっぱってきたんです。彼とは大学時代ずっと一緒で、俺にとってはかけがえのない仲間だったからね。でも、やっていくうちにだんだん宮沢は自分の世界を構築していくわけですよ。そうすると俺、テレちゃうんですよね。昔から知ってるやつに、まじめに〝ああしろ〟っていわれても何かやだなぁって……現実逃避しちゃうタイプですから照れちゃってできないんじゃないかな……俺の場合。それで、なし崩し的に辞めちゃったんです。やっぱり親友とはハズかしくって、あまり芝居やりたくないと思いますね……。でも、また、やりたいんですけどね。その点、岩松さんとは非常にクールにできた。でも岩松さんの世界ってのは1回やった限りではわかりえない、とても深いものですから、今後も岩松さんに毎年書いてもらえたらと思ってるんです。」

 帰りは明治神宮前を経由し、東横線の各停に乗り、のんびりと横浜に戻ってきた。疲れているのか、鼻水がずっとひどく、ポケットティッシュを使いきってしまった。なんでこんなに遅くなるのか、帰宅は深夜になり、すぐに横になる。Spotify のポッドキャストをいろいろとあさっていて、ウーマンラッシュアワー村本の番組で「福田村事件」について語っているのを今さら見つけた。9月21日の配信。映画を観て、水道橋博士にLINEしたんだね。


2022年7月30日土曜日

7月30日土曜日/ごま粒がついた小銭

◇ テレビ・ラジオ

 昨夜は、22時頃からもうぐったりしていたが、何時間眠れたのかわからない。朝、録画していた昨夜の「タモリ俱楽部」を観る。「シン・クラヤミ坂決定戦」という企画で、能町みね子、サバンナ高橋が出演。都内に12箇所ある「クラヤミ坂」という名の坂のなかから、もっとも暗いクラヤミ坂を決定する。

 9時からは「ナイツのちゃきちゃき大放送」をつけておく。「常連さん」は丸山ゴンザレス。ぼんやり聴いていたら「水道橋博士」という名前が聴こえ、なにかと思えば、水道橋博士、ガーシーらの通称使用が国会で認められたというニュースだった。丸山ゴンザレスは選挙前にこのふたりにインタビューしているそうだ。しかし、この番組、統一教会の話題はいっさい扱わない気だろうか。午後は文化放送に切り換え、「田村淳のNewsCLUB」をつけておく。ニュース解説には石戸諭が、そのあとのゲストコーナーには成田悠輔が登場した。

 特にあてもなく、15時頃から外出したくなった。まず、吉野家に寄り、牛麦とろ丼を食べた。603円。とろろご飯というのは急いで食べるとなかなか危険で、流れるように飯粒が気管支に入り、ひどくむせてしまった。コップの水を飲み干してもまだ苦しい。苦しみに耐えながら会計をすることになるが、お釣りに渡された小銭には、ごま粒がくっついていた。ごま粒がついた小銭に気をとられていたのだろうか、そういえば、50円引き券が財布のなかにあったのに出し忘れてしまった。吉野家に入る前に確認していたくらいなのに。もったいないことをした。


 気管支がすっきりしないため、クリエイトに寄り、飲みものを買っていく。そのついでに、アイスチョコモナカも食べたくなった。歩きながら食べると、今度は腹の具合が悪くなった。二俣川まで歩いてしまうが、しかし、なんの用もないのに、なぜ歩いているのだろう。ジョイナステラスのくまざわ書店に寄り、それから、ドン・キホーテにも寄り、買いものをする。

◇ 雑誌

 ドトールに入り、ひと休み。ブックオフで昨日買った「フリースタイル」50号をぱらぱらと読む。特集は恒例の「このマンガを読め!」。今年のあたま(昨年末?)に出たもので、少し前に2年前のこの特集を読んだばかりだが、最新のものは半年の遅れだけで読めた。1位が松本大洋というのはともかく、藤本タツキや魚豊など、気になる作品をいくつか見つけられる。やっぱりこの特集は、あんまりタイムラグがあっては読む意味がない。南信長、ヤマダトモコ、斎藤宣彦の鼎談ではベスト作品の総評を。それから、気になる選者の評をざっとつまみ読みし、いしかわじゅん、中野晴行、電子書店勤務M坂の時事放談を読む。2年前だけでなく、呉智英はこの鼎談からはいなくなってしまったのか。そのほかのページ、よしもとよしとものコラムも興味をもって読んだ。


◇ テレビ・ラジオ

 夜に帰宅し、録画していたテレビ番組をいくつか。「ぺこぱポジティブNEWS」をしばらく観そびれていたが、先月放送の回から、2週にわたり、ぺこぱが少年院を慰問するドキュメントをやっていた。深刻そうな内容に気後れしていたが、観てみたらとてもよかった。少年院の子どもたちを前にして、ホワイトボードに「時を戻そう」と書いた松陰寺が、「時は戻りません」と言いきる場面には迫力があった。子どもたちのすがたにはもちろんぼかしがかかっているわけだが、それでも、手足が反応しているのがわかる。その翌週には、これも2週にわたり、生理を考える特集をやっていた。

 ひろゆきがディベート対決をする「マッドマックスTV」も、録画しているぶんを片づけていく。先月の放送では、お見送り芸人しんいちが登場し、結婚相手に選ぶなら一般人か芸能人かというテーマを掲げる。この番組で行われるのは、あらかじめ、どちらを主張するかをそれぞれ決めてからディベートをする、完全にゲームとしてのディベートである。芸能人と結婚したほうがいいと主張するしんいちが馬鹿すぎて面白かった。今月の放送では、宮下草薙の宮下が登場し、来客に自分のきれい好きを強要するのはありかなしかというテーマを掲げた。ありを主張する宮下がなかなかの強さを見せる。ラップはダジャレかダジャレでないかというテーマを掲げた、DOTAMA との対決も面白かった。

 タイムフリーで、月曜の「ナイツ ザ・ラジオショー」をようやく聴くと、ナイツは夏休みに入り、ニッチェと平野ノラで放送していた。火曜は、トレンディエンジェルと相席ケイさんの組み合わせ。トレンディエンジェルは、もともとはラーメンズに憧れていたが、なんでハゲネタやらないんだとダイノジ大谷に浅草木馬亭の楽屋でブチキレられたのがきっかけで今の芸風になったんだそうだ。

 「HONMOKU RED HOT STREET」はオンタイムで聴いた。最後に流れた曲の歌詞に耳を奪われ、初めて聴いた曲だったが、確認してみると、いずみたくが歌う「このままでいいのだろうか」という曲だった。Spotify にはなかった。

 ラジオを聴きながら、深夜に梱包をひとつ作る。注文者はなんと、有名な作家だった。ダビングのセットをしたかったから、録画が停まる時間まで起きているつもりだったが、ラジオをつけたまま、それを待たずに少し眠ってしまった。変な時間にいったん目覚め、ダビングのセットをしてからまたすぐに眠りなおす。

ブログ アーカイブ

5月20日土曜日/「THE SECOND」

◇ 神保町  朝から都内に。小雨だが、予報ではすぐに止みそうなので、傘はもたずに出た。気温も読めず、パーカーを着ていく。今夜は「THE SECOND」を観なければならないから、余力を残しておきたかったが、想定していたよりも時間に余裕が作れなかった。昼は神保町。土曜はランチをや...