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2024年7月19日金曜日

7月19日金曜日/「石川九楊大全」後期

◇ 雑誌

 朝、ゴミを出してから、ブログの更新をひとつ。録画していた「虎に翼」を観て、それから、楽天マガジンで雑誌のチェックをする。「週刊ポスト」のたけしの連載はトランプ銃撃事件について語っている。その終わりのほうで、都知事選にも触れていた。「「2位じゃダメなんですか」と言ってきたヤツが3位というのはトンチが利いてるぜ(笑)。なんで票を集められなかったのか――。それは蓮舫が相手のやることを「批判」するばかりで、肝心の自分が何をやりたいのかが見えないからだよ。「沈黙は金、雄弁は銀」じゃないけど、ギリギリまで出馬宣言すらせず、批判や追及も受け流し続けた小池のほうが一枚上手だったね。」

 昼から外出。朝に出したゴミがこの時間でもまだ回収されていない。それぞれの曜日、ゴミの種類によって、回収される時間が違うんだ。どれが何時に回収されるのかはっきりしてもらいたいよな。

◇ 上野・御徒町・秋葉原 

 横浜から東海道線、品川から山手線に乗り換え、御徒町まで。まず、昼食。知らない店を開拓してみたくなり、ぐるっと歩きまわるが、どうやら昼間は静かな地区だ。結局、御徒町駅の近くに戻ってきて、岡もとに入り。肉めしを食べた。759円。御徒町にも岡もとがあることを忘れていた。

 今月もはるばると上野まで、上野の森美術館にて開催中の「石川九楊大全」にまたやってきた。先月は前期の展示、今月は展示が入れ替わり、後期になっている。前期が「古典篇」なら、後期は「状況篇」。後期には「言葉は雨のように降りそそいだ」というタイトルがついている。製作年を気にしながら眺めていったが、80年代からは作品が幾何学的になり、デザインのようになっていく。碧梧桐の句が描かれた作品群がえんえんと続くエリアがあるかと思えば、最後には社会的なモチーフの作品が並べられている。ツインタワーを描いた書にはとりわけ目を奪われた。帰り際には、ロビーにある作品を写真に撮っていく。日本酒のラベルや、来年の大河ドラマ「べらぼう」の題字など、これらは撮影可だということを最初にチケットを買うときにスタッフのひとから説明されたが、前期のときにはそんなことは教わらなかった。少し離れたところから全体を写真に撮りたかったが、モニターには石川九楊のインタビュー映像が流されていて、それを観ている爺さんが座ったままどかないからたいへん邪魔だった。

 さくらテラスを降りて、御徒町に戻っていくと、そういえば、ABABが閉店していたのだった。閉店するというニュースはなにかで目にしていたが、6月30日が最後の営業だったか。上野広小路のブックオフに寄り、コミックを2冊買っていく。今、松坂屋では「ドリフターズ展」がちょうど始まっていて、せっかくここまではるばるときているのだから、ついでに寄っていこうかとも考えていたが、料金が高いので迷っていた。その料金に見合うようなたいした展示があるとはとうてい思えず、なにより、石川九楊のあとにドリフは余計な気がして、せっかく会場のすぐ目の前まできているのだが、やっぱり、「ドリフターズ展」は入らないことに決めた。

◇ ラジオ・テレビ 

 ベローチェに入り、ひと休み。ラジオを聴いて、それから読書。ベローチェを出たあとは、御徒町から秋葉原まで歩き、歩いているあいだもラジオを聴く。聴きそびれていた先週金曜の「中川家 ザ・ラジオショー」をタイムフリーで聴いた。14時台ゲストはナイツ土屋さんと中津川弦さん。これは聴きそこねてはならなかった。秋葉原のブックオフにも寄り、文庫本を5冊買っていく。

 今日は夜まで暑い。夜遅くに帰宅し、録画していたテレビ番組をあれこれと。今日の「徹子の部屋」は、キム・スヒョンという韓国の俳優がゲスト。「ミュージックステーション」は3時間半スペシャル。新しい学校のリーダーズと椎名林檎のコラボ曲を楽しみにしていたが、その「ドラ1独走」は番組終盤にようやく披露される。新しい学校のリーダーズはもう1曲、番組序盤に「Change」も披露した。冒頭には椎名林檎とともに階段を降りてくる。番組全体を通した「20世紀の神ソング」というランキング企画があり、各年からベスト3が選ばれる。1989年は「紅」「クリスマス・イブ」「未来予想図Ⅱ」、1990年は「浪漫飛行」「学園天国」「おどるポンポコリン」というように。1995年は「シーソーゲーム」「ロビンソン」「残酷な天使のテーゼ」というベスト3。リアルタイムでは、1995年は小室ファミリーと渋谷系の年という印象だが、いちばん残る曲はじつは「残酷な天使のテーゼ」なのだ。90年代ソングでストリーミング1億回再生を達成したのは3曲だけ、「チェリー」「丸ノ内サディスティック」「First Love」というのも面白い結果だ。

2024年6月27日木曜日

6月27日木曜日/「石川九楊大全」前期

◇ テレビ・雑誌

 朝、録画していたテレビ番組をあれこれと。今朝の「虎に翼」にはなんと、茨田りつ子が登場した。昨夜の「あちこちオードリー」は、陣内智則、もう中学生、ゆりやんレトリィバァがゲスト。ピン芸人3人という回だが、「ピン芸人」という言いかたに「「ピン」って、ちょっとバカにしてるよね。」と陣内。たしかに、これがオフィシャルな名称のようになっているのは変なことだろう。

 昨夜の「水曜日のダウンタウン」は、まず、「正体バレたら即脱落 マスクマン旅」の第2弾があった。スタジオのプレゼンターはスーパー・ササダンゴ・マシン。前回優勝の赤マスクも参加し、箱根でロケが行われた。進行役はケンドーコバヤシが務める。大涌谷での記念撮影の場面で、いきなり脱落したのはアジャコングだった。続いて、アンガールズ山根が脱落し、3番目には前回優勝の赤マスクが脱落する。ここで初めて、赤マスクがまちゃまちゃであることが明らかになった。さらに、北陽の虻川、河合郁人、アキラ100%がつぎつぎと脱落し、最後に見破られたのは清水あいりというタレントだったが、よく知らないひとだったから明らかになったところで面白くもなんともなかった。後半の企画のプレゼンターにはランジャタイが登場。片方の眉毛を剃っている国崎は、眉毛がダウンタウンと連動しているのだという。「ガキの使い」でもやっていたSEネタをこちらの番組にももちこんでいた。企画は「ロボットダンスのプロが五木ひろしのモノマネをマスターしたら最強の「五木ロボ」ができあがる説」。オープニングアクトは国崎が五木ロボをやってみせたが、これも「ガキの使い」で習得した芸だ。企画は対決形式になっていて、まず、ものまねの一木ひろしがロボットダンスを習得する。これに対し、ダンスパフォーマーの EBIKEN が五木ひろしのものまねに挑戦する。ものまねを指導するのはコロッケで、コロッケは EBIKEN とは旧知の仲だそうだ。さらに、第3の五木ロボとして、キンタローが登場した。観客による判定はキンタローの圧勝となった。

 楽天マガジンのチェックをすると、「週刊文春」の欽ちゃんの連載では、勝俣州和について語っていた。欽ちゃんは新宿バティオスで定期的にライブをやっていて、最近、そのライブに勝俣州和が出演したようだ。能町みね子の連載は、クドカンの新ドラマの登場人物紹介に危惧を示している。同じ連載陣のクドカンから、なんらかのアンサーはあるだろうか。

◇ 上野・御徒町・秋葉原

 正午前に家を出て、都内に。御徒町に出て、まず、昼食。アメ横を抜け、しのぶという店に入り、ランチメニューの焼き鳥丼定食を食べた。770円。上野の公園に入っていくと、大道芸人の雪竹太郎が座っていた。パフォーマンスをするいつものかっこうだったが、準備をしていたのか、それとも終わったあとだったのか。

 はるばる上野までやってきたのは、上野の森美術館にて開催中の「石川九楊大全」を観るため。この美術館は木梨憲武展以来だろうか。当日券、2000円。石川九楊との出会いはもう20年ぐらい前になるのだろうか、当時は書店で働いていて、その店に割引券だか無料券だかが置いてあって、それをもらって、デパートの催事場で行われていた石川九楊の展覧会になんの気もなしに行ってみたのが最初だった。著書もたくさんあるから、名前ぐらいは知っていたんだったか。しかし、作品についての予備知識はまったくなく、いきなり目にして度肝を抜かれたのである。今回の「石川九楊大全」は前期後期に分かれていて、両方観ようと思っているが、まずは前期の「古典篇」だ。前期には「遠くまで行くんだ」というタイトルがついている。会場には「書は未然形の文学」「西欧の音楽に相当する」というような言葉が掲げられていて、この言葉はとても鑑賞のヒントになった。石川九楊の作品を向かい合っていると、テクノやノイズミュージックの轟音を浴びているような感じはたしかにするんだな。「源氏物語」をテーマにした連作はマンガの技法のようにも感じられた。ここは意外とこじんまりしている美術館で、1時間ぐらいで簡単にまわれてしまい、もう終わりかという感じがするのだが、まだ後期があるから楽しみにしよう。会場の最後にあるモニターには石川九楊のインタビューの映像が流されていて、これも律儀に観ていく。本当は今回の展覧会に合わせた講演会も予定されていたのだが、どういう理由なのか中止になってしまった。いつか本人にじかに触れてみたいひとだ。

 御徒町のほうに戻り、ブックオフに寄っていく。110円の文庫本を2冊買う。めったに足を踏み入れたことのない御徒町駅の反対側に出て、ベローチェに入り、ひと休み。タイムフリーで、今日の「ビバリー昼ズ」を聴きながら少し眠った。そのあとはたっぷりと読書をしていく。

 御徒町から秋葉原まで歩き、秋葉原のブックオフにも寄りたかったが、着いてみると、なんと、休業日だった。無駄に歩いてしまった。秋葉原の駅前では、都知事選の選挙ポスターが掲示されているのを初めて目の当たりにした。候補ではない外山恒一のポスターがクリアファイルで掲示板からぶらさがるように貼られていて、ルール内でなにをやってもいいと考えるくだらない候補者連中よりも、堂々とルールを無視しているのはさすがだなと感じてしまったが、SNSを検索してみると、どうもそういうわけでもないようだ。外山恒一もどう判断していいかわからないひとだ。阿呆らしくなり、それ以上は深く調べる気にもならない。

 夜遅くに帰宅し、録画していた「徹子の部屋」を観ると、今日のゲストは中山秀征だった。そういえば、中山秀征も書をやるひとだったんだっけ。スタジオには、中山秀征が座る後ろに巨大な書が2点飾られていて、なかなか見事な腕前なのだが、しかし、今日は石川九楊を見ちゃったからなあ。上岡龍太郎の言葉に救われたという中山秀征は、徹子さんにもそのような大事にしている言葉はあるんですかと訊くと、徹子さんは「草原の輝き、花の栄光、それらがなくなったといって嘆くことはない。むしろ、残されたものにあなたはいろんなものをもらってるんだから。」(徹子さんの訳)というワーズワースの詩の言葉を答えた。

2023年2月19日日曜日

2月19日日曜日/東葛スポーツ その他

◇ ラジオ

 早朝に目覚め、家を出るまで、放送中の「笑福亭鶴光のオールナイトニッポン」をつけておく。これも「オールナイトニッポン55時間スペシャル」のひとつ。この特番のせいで、とにかく、ラジオを聴くのに忙しい。朝から都内に出る必要があり、電車内では、先週日曜深夜に放送された「JUNK大集合スペシャル」を聴いていた。大人数のわいわいした放送かと思いきや、伊集院のひとりしゃべりから始まった。そこにまずは、おぎやはぎが加わり、おぎやはぎと入れ替わり、バナナマンが登場。伊集院と入れ替わり、山里とバナナマン、バナナマンと入れ替わり、山里と爆笑問題の組み合わせで順にトークをしていく。46分過ぎからついに全員勢ぞろいし、タイトルコールになった。

◇ 秋葉原・御徒町・北千住

 昨日は暖かかったが、今朝も生暖かい。秋葉原に出て、ヨドバシカメラに寄り、プリンターのインクを買っていく。それから、ブックオフに寄り、110円の文庫本を1冊、220円の文庫本を1冊買う。そろそろ昼食にしようと思い、店を探しながら御徒町方面に歩いていく。そういえば、今日は日曜日で、ランチタイムをあてにしていたが、気がつかないまま、御徒町までたどりついてしまった。正午前に昼食。ぱすたやに入り、鶏塩炒めパスタを食べた。600円。ブックオフにもう1店、こちらはなかなか買うものあり、110円の文庫本を1冊、220円の単行本を4冊買う。ベローチェに入り、ひと休み。スマホの充電をしながら、「JUNK大集合スペシャル」の続きを聴いたら、聴きながら、ぐったり眠ってしまい、もう一度聴きなおしたら、これだけで簡単に2時間がつぶれた。





 仲御徒町駅から日比谷線に乗り、北千住に移動する。インスタを見ると、ついさっきまでいた秋葉原に、Night Tempo が訪れていておおっと声が出そうになった。北千住駅の西口に出て、ココカラファインに寄り、パンを買おうと思ったらパンが売ってない。ここでは栄養ドリンクを買い、パンはファミリーマートで買って食べた。

◇ 演劇

 丸井のシアター1010稽古場1にて、東葛スポーツの公演「ユキコ」を観る。北千住という街は東葛スポーツの公演でしかくることのない街だ。ぼやぼやしていたら一度は完売してしまった公演だが、あきらめられずに、キャンセルが出るのをこまめにチェックしていたら、つい5日前に無事に予約できた。17時開演、15分ほど前に入場すると、舞台にはデベソがあり、そのぶん、客席数はいつもより少ないだろうか。自由席。舞台を囲むようなコの字型の客席、下手側に着く。開演前には、前回の岸田賞授賞式の映像が上映されていた。ちょうど、前回公演の「パチンコ(上)」が岸田賞候補に選ばれているという時期に、さっそく岸田賞をネタにしているこの視点。劇が始まると、金山寿甲が受賞した際の、川﨑麻里子による代理スピーチも用意されていた。今回の出演者は女性ばかり5名。おなじみの川﨑麻里子、菊地明明のほか、初期の毛皮族でよく観ていた佐々木幸子、羽鳥名美子が出演している。だから、今回は観逃したくないと思ったのだが、もうひとり、山崎ルキノもチェルフィッチュでよく観ていたひとだ。「ユキコ」というタイトルは佐々木幸子のことだろうとは思っていたが、以前、光浦靖子が主演した公演と同じように、やはり、今公演も佐々木幸子本人が主役の物語だったのだが、(オートフィクションという文学の手法を、東葛スポーツにより初めて知った。)この公演により、佐々木幸子と金山寿甲が夫婦だと知ることになり、ちっとも知らなかったので、これにはとても驚かされた。初期の毛皮族に出演する佐々木幸子をよく観ていたのはもう二十年ぐらい前になるはずだが、そのころに、佐々木幸子と別の出演者の結婚が舞台上で発表されたのを観たことがあった。佐々木幸子は毛皮族を辞め、その後、気がついたらチェルフィッチュによく出演するようになっていたのだが、小劇場の俳優のプライベートの情報などは、内側に知り合いでもいれば別だが、よっぽど追いかけていないとわからないもので、その俳優と離婚していたとも知らなかった。いっぽう、金山寿甲は、数年前に毛皮族の公演の出演者に名前があるのを目にして、そこがつながってるんだと、少々意外な気がしていた。いったい、いつから結婚していたんだろうか。なんにせよ、二十年前に追いかけていた毛皮族と、だいぶ年月が経ってからまったく無関係に追いかけていた東葛スポーツがこんなつながりかたをするとは、まるで考えもしなかったことだ。佐々木幸子については、劇中では、そのあとにも知らなかったことが多く語られた。佐々木幸子の人間関係により、だからこの出演者が集められたわけか。切実さと迫力がこもっている公演だった。かっこいいのがなにより。



◇ 読書・テレビ

 18時半頃に終演し、寄り道せず、北千住駅からすぎに千代田線に乗り、明治神宮前で乗り換え、東横線で帰ってくる。県立図書館で借りた、近田春夫「調子悪くてあたりまえ」を帰りの電車内で読み終えた。2021年刊、リトルモア。下井草秀による取材構成。大ボリュームの語り下ろし自伝。まあ、面白いのなんの、読んでいるあいだ、ずっと昂揚させられる本だった。あらかじめ知る話もあれば、知りたかったことをここで初めて知るような話もあり、どこがどうということじゃないんだけど、村上ポンタ秀一の自伝を読んだときもそうだったが、近田春夫の語り口がなによりも楽しいんだ。文中に登場する楽曲は、Spotify で聴けるものはそのたびに聴きながら読んだ。ただ楽しく読んでしまい、付箋はぜんぜん貼らなかった。図書館に返さなければならないのだが、これは古本で見つけたら手元に置いておきたいな。

 夜遅くに帰宅し、録画していた今朝の「サンデージャポン」を観ると、コメンテーターに蝶花楼桃花が出演していた。歌舞伎町に現れるという「交縁女子」についてのコメントで、桃花が、観ていて恥ずかしくなるほどの派手なすべりかたをしたのだが、しかし、そのあとのコーナーではやや挽回していて、少しほっとしたものの、とはいえ、とてもじゃないけど、テレビタレントとして活躍できるようなひとではないだろう。タイムフリーで、今日の「爆笑問題の日曜サンデー」(ゲスト・陣内智則)を聴いてから、深夜1時頃に眠る。

2022年4月22日金曜日

4月22日金曜日/とんかつカレーが効いた


◇ 御徒町・小石川・秋葉原

 朝から都内に。ようやくまた暖かくなり、パーカーを着ていく。まず、御徒町に出るが、どういう計算違いをしたか、予定よりも1時間早く着いてしまい、時間をもてあましてしまった。しかし、革財布を拾うようなこともなく、今日は東京の北側をあっちこっちにやたらと移動する日で、昼食も食べそこね、小石川のまいばすけっとに寄り、サンドイッチを買って食べる。昼はやや暑くなる。夕方頃、秋葉原にたどりつき、ようやくまともな食事をとれるかと思い、まるで足を踏み入れたことのない東口のほうをあてもなく歩いてみるが、決められず、先にベローチェに入り、ひと休みする。なにか食べたかったが、食べたいパンがなく、アイスコーヒーのみ。スマホの充電をする。それから、ブックオフに寄り、上階からじっくりまわるが、たいしていいものはなかった。220円の単行本を1冊、110円の文庫本を3冊買っていく。



 秋葉原駅改札内で、今度こそまともな食事をとろうと、総武線のホームまで昇り、立ちそば屋の新田毎に入り、とんかつカレーを食べた。590円。しかし、変な時間に食べたせいか、苦しくなり、ぜえぜえ言いながら、やっとのことで完食する。

 帰りの電車内で、タイムフリーで、今日の「ビバリー昼ズ」を聴いた。今週のゲストは全員「ビバデミー賞」受賞者ということで、今日は阿部サダヲが登場した。芸能生活30周年の阿部サダヲ、ヒット曲が欲しいというと、30周年だから星野源に頼めって話になり、星野源に頼む練習をさせられる流れ、電車のなかで聴いてて、マスクのなかで爆笑した。

 帰宅は夜遅くなるが、とんかつカレーがかなり効いたようで、からだが重く、テレビを観る気にもなれない。部屋のなかもだいぶ暑くなってきた。音楽を聴きながら横になり、すぐに眠ってしまった。

2022年3月29日火曜日

3月29日火曜日/ブックの日・収穫なし

◇ ブックの日

 朝から都内に。家を出る前にトイレに行きそびれたら、屁が止まらない。ツイッターからニュースを見ると、アカデミー賞はウィル・スミスの話題にさらわれてしまったようで、日本語のツイートだけを見ていると、クリス・ロック炎上、ウィル・スミス称賛という感じだが、アカデミー賞側はウィル・スミスの暴力を強く批判している。東海道線に乗り、まず、東京駅に出て、それから、昼には秋葉原に移動した。午前中に仕事を作ってしまったが、今日はブックの日なので、ブックオフをまわらなければならない。どうせブックオフをまわるのならば、ついでの用事を作ったほうが効率的なのではと思い、ここしばらくはそうしていたが、結局、まわれる店舗数は少なくなり、ブックの日はブックオフに専念するべきなのかもしれない。

 今月の1店目は秋葉原から。しかし、たいしたものはなく、110円の文庫本を1冊、220円の単行本を2冊見つけるのがせいいっぱい。それから昼食にしようとするが、秋葉原なら岡むら屋で食べられるかと思っていたのに、新橋店だけでなく、秋葉原もスンドゥブの店に替わっていた。マジか。店を探しながら上野方面に歩き、末広町で、かば金という店を見つける。炭火蒲焼き豚丼というのを食べた。味噌汁が付き、880円。




 ブックオフ、2店目は上野広小路。ここもたいしたものはなく、棚を眺めていたら、眠気で朦朧としてしまい、情報がまるであたまに入ってこない。同じ棚を何度も眺めていたような気がするが、なんとか選び出し、110円の文庫本を1冊、220円の単行本を2冊買う。御徒町から山手線に乗り、五反田に移動する。3店目、五反田では、110円の文庫本を1冊、220円の単行本を3冊買う。ここまで、たいした収穫もなく、ベローチェに入り、ひと休み。ブレンドと、ブリオッシュクリームパンを食べる。ラジオを聴きながら、少し眠る。1時間半ほどで出て、大崎広小路駅から、池上線で蒲田に移動。4店目、蒲田もだめで、110円の文庫本を1冊、220円の単行本を2冊選ぶだけでも苦労する。蒲田から、京浜東北線で横浜まで戻り、最後はビブレのブックオフ。220円の単行本で、1冊だけいい本を見つけるが、あとはやっぱりだめ。220円の単行本を2冊、110円の文庫本を1冊買う。時間を見ると、平沼店にも寄れたが、昨日寄ったばかりなので迷っていると、ビブレから外に出ると小雨が降っていて、あきらめがついた。



 夜遅くに帰宅し、録画していた今日の「徹子の部屋」(ゲスト・ラモス瑠偉)を観ながら、本の登録をする。ツイッターからニュースを見ると、新規感染者数が下がりきらないうちにまた増えていて、東京は 7846人になり、先週から倍増している。タイムフリーで、聴きそびれていた先週金曜の「ビバリー昼ズ」をようやく聴く。12時台は、ブッチャーブラザーズがゲスト。深夜1時からは「爆笑問題カーボーイ」をオンタイムで聴いた。ウィル・スミスの話題から始まり、コメディアン側に立つ太田は、悪意のジョークではなく、好意のジョークである可能性もあるのではと考え、かわいそうだとする周囲の反応のほうに疑問をもつ。そこから話は日野皓正の一件にもつながり、あのときは、暴力そのものよりも、暴力を正当化する日野皓正を太田は否定したのだった。ラジオを聴きながら、深夜2時前には眠る。

2021年11月6日土曜日

11月6日土曜日/おぼん・こぼん現象

◇ ラジオ

 早朝に目覚め、「木梨の会」を少し聴いていたら、ジミー入枝の歌が流れる。この番組はときどきしか聴いていないからわからないが、ジミー入枝は憲武ともどうやら交流があるようだ。録画していたテレビ番組をいくつか観て、9時からは「ナイツはちゃきちゃき大放送」をつけていた。オープニングでは、塙さんが観てきた、昨夜に武道館で開催された「風街オデッセイ」の話をする。「常連さん」はえのきどいちろう。このコーナーは、新庄新監督の話題だけで終わってしまった。

 午前中から外出。レターパックを出すため、横浜東口の郵便局に寄り、それから、京浜急行に乗る。電車はそれなりに混んでいて、コロナの時代はいよいよ過去のようだ。都営線直通、大門でようやく座れて、少し眠ることができた。

◇ 浅草

 浅草にやってきたのはずいぶんひさしぶりで、昨年末以来ではないだろうか。浅草駅から雷門方面の出口に出ると、目の前に、いわもとQができていた。六区のアーケードに入ると、ダウンタウンのくら寿司の広告がぶらさがっている。浅草なのに、ダウンタウンにお出迎えされるというのも妙な感じだ。





 やっぱり、現在のおぼん・こぼん現象を目撃しておかなければまずいだろうと思い、いてもたってもいられず、なんとか都合をつけて、昼間から浅草東洋館にやってきた。今日は漫才協会のお客様感謝デーだとかで、通常は2500円のところが、2000円で入れる。タイムテーブルを見ると出演者もよく、観るなら今日がいいだろうと思った。11時40分頃に到着し、チケットを買い、エレベーターで上階にあがる。この時間はまだ、さすがに空いていた。なんとなく、いつも下手側前方に座ることが多く、今日もそのあたりに座った。

 12時開演。まず、第一部は、出演順に、新宿カウボーイ、ぽ〜くちょっぷ、なにわプラッチック、らくや・てんや、たぬきごはん、春風ふくた、仲入りを挟み、BOOMER、ふじいあきら、京太・ゆめ子、ねづっち、山口君と竹田君。仲入り時に、ロビーからきゃあきゃあ声が聞こえると思ったら、どうやら、誰かが楽屋入りするところだったようだ。もしかすると、おぼん師匠かこぼん師匠だったのか、客席からロビーに客が詰めかけ、ちょっとした撮影会になっていた。前半は、10分間観るのもちょっときついと思うコンビもいたが、後半はぐんと華やかな顔ぶれになった。BOOMER なんかは「タイタンシネマライブ」でさんざん観ている紙芝居のネタで、またかと思ったが、ここで観ると不思議と面白かった。ふじいあきらのマジックは鮮やかで楽しい。京太・ゆめ子師匠はかわいらしく可笑しかった。ねづっちさんはおなじみのなぞかけを最後にやったが、客席からお題をとると、「コロナのコロッケを食べたい」というやばいお題が出て、変な雰囲気になった。第一部の終わりごろから、気がつくと、客席後ろには立ち見がいた。まだ増えるだろうから、隣りの空席に置いていた荷物を床に置き、詰めて座りなおしておく。

 第二部は、出演順に、舎弟、笑組、うすくら屋、ドルフィンソング、芸人THEブラスト、はたけんじ、仲入りを挟み、カントリーズ、ホンキートンク、ぴろき、おぼん・こぼん、球児・好児。まず、舎弟、ドルフィンソングという若手2組が気になったが、意外といやな漫才ではなかった。舎弟はちょっと尖ったところがある。ドルフィンソングは旧北野のTAP所属のコンビで、イケメン風だが、ネタはきちんとしていた。漫才人生の終着駅のように漫才協会にたどりつくコンビも多いが、この2組はそうではないところが気になる。笑組さんはお互いに感謝をし合うという観たことのないネタで、すごく面白かった。新ネタだろうか。客席の笑いもここまでではいちばん大きかった。はたけんじを観るのはひさしぶりだったが、芸人臭さがたまらない。はたけんじが第一人者である、三波春夫、加藤茶のものまね、かつてレコードを出したという「演歌・ペッパー警部」も歌い、その合間の漫談も面白い。カントリーズも好きなコンビだが、短いネタをつなぐかたちで、がちゃがちゃな漫才になっていて、つい最近まで「M-1」で勝ち残っていたから、そのためにフォームをずいぶん改造したんじゃないだろうか。新生ホンキートンクを観るのも初めてだった。旧コンビと同じネタをやっているのかわからないが、金翁の孫は、トシがやっていた役割を見事にこなしている。ネタが少々古びている感じはしたが、きれいな漫才で、好きなところはたくさんある。そして、期待のおぼん・こぼんだが、どれだけ盛りあがるかと期待したが、さすがにオンエアから1ヶ月も経っているから、だいぶ落ち着いたのかもしれない。タップダンスから始まるステージは、オンエア直後だったら観客は熱狂しただろう。しかし、今回の件の前後で、芸にはどれだけの違いがあるだろうかという気もした。おぼん師匠がやけに大声で突っ込む場面があり、また仲が悪くならないかと、そこだけははらはらする。トリは球児・好児。球児師匠はからだがかなり動けなくなっているのか、大丈夫かなという感じだったが、好児師匠が陽気に突っ込みまくるのがじつに遠慮がない。それに対して、球児師匠がぼやくように応戦するのがやたら可笑しかった。意外や、今日いちばん笑わされたのは、おぼん・こぼんではなく、球児・好児だった。球児がパワフルに動きまわるかつての漫才をもちろん知っているから、好児のほうが強く見える今のスタイルが新鮮で、老いとともにこういうふうになっていくのかと、感慨があった。ネタはおなじみの国定忠治だが、球児師匠は、漫才の最中にめくりにつかまって休んでいる場面もあったほどで、立っているだけでも本当は疲れるのではないか。なのに、好児師匠は球児師匠のあたまを、缶のフタで思いっきりひっぱたく。おぼん・こぼん然り、球児・好児然り、漫才師の歴史をリアルタイムで追いかけられていることに興奮もした。今日は本当は昭和こいるも出演者だったのだが、休演になっていたのが惜しい。

 16時半過ぎに終演し、浅草から稲荷町方面に歩き、ブックオフに寄った。しかし、わざわざ寄ったのに、たいして買うものはない。110円文庫本を1冊だけ。これだけではつまらないので、そのまま、上野まで歩いてしまう。どこかで食べていこうと、店を探しながら歩き、外に看板が出ていたレモネードという店に入ってみた。エレベーターで3階にあがると、ミリタリーグッズの店があり、その店の一角にカウンターがあるだけの店だった。タコスの店のようだが、外の看板にあったニンニクカレーを食べる。600円。屋台のような店で、スプーンはプラスチックの使い捨てのものだ。水も出してもらえず、お願いしたら紙コップで出してくれた。注文してから辛口だと知ったが、食べられない辛さではなく、美味しかった。



 上野でもブックオフに寄り、こちらでは110円文庫本を5冊買う。御徒町のベローチェに入り、ひと休みする。食べたいパンがなく、アイスコーヒーのみ。コンセントがあり、スマホの充電ができた。滞在時間、1時間ほど。御徒町から山手線、品川から京浜急行に乗り換え、横浜まで帰ってくる。横浜西口のドン・キホーテに寄り、安い靴を1足買ってから帰った。

 帰宅は夜遅くなり、眠るまで読書をする。松倉久幸「起きたことは笑うしかない!」を今日一日で読み終えた。読むなら、浅草に行くときがいいだろうと思っていた。2019年刊、朝日新書。東洋興業の松倉会長だが、この時点で83歳。「江戸まちたいとう芸楽祭」などですがたを見ると、とにかく笑い声が印象に残る会長だが、意外とロジックをもっているのだとこの本を読むとわかる。フランス座の芸人たち、それから、志ん生、馬生、志ん朝についても語られている。「タイガー&ドラゴン」撮影時に、雑談が面白かったという宮藤官九郎。踊り子たちと楽屋の風呂に入っていたという永井荷風の描写も面白い。フランス座の命名者は永井荷風なのだ。深夜0時前に眠る。

ブログ アーカイブ

4月18日月曜日/それぞれの戦争

◇ 飯田橋  深夜に映画でも観るつもりだったが、朝まで眠ってしまった。タイムフリーで、土曜に放送された「田村淳のNewsCLUB」を聴く。湯川れい子がゲストなので、これは聴いておきたかった。この番組の出演は、なんと、湯川れい子の逆指名によるものだったようだ。湯川れい子は 1936...