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2024年6月18日火曜日

6月18日火曜日/日本の歪み

◇ ラジオ・テレビ・雑誌

 朝、目が覚め、つけっぱなしにしていたラジオを聴いていると、パンサー向井の「#ふらっと」の生放送にビビる大木が乱入し、テレビで生放送中の「ラヴィット!」と中継がつながる。今日のパートナーのココリコ田中とスタッフは知っていて、向井だけに仕掛けるドッキリだったのだが、ビビる大木は「ジョン万次郎」として出演している。向井は意味がわからなかったようだが、ラジオだけで聴いているリスナーも同じように意味がわからない。

 ラジオを消して、ブログの更新をひとつ。外は大雨。今日は寒くなった。録画していたテレビ番組をあれこれと。今朝の「虎に翼」を観て、それから、昨夜の「キョコロヒー」を観る。以前もやったエレベータートークの第2弾、今回は、河合郁人、平野ノラが挑戦する。そのあとにはもうひとつ、世間でいろいろ言われがちなひとを庇えるか庇えないかをジャッジするという企画。ヒコロヒーが電車で会った痴漢の話をした。

 昨夜の「バカリヅカ」は「釣りのいいとこどりをしよう」という企画。釣りがしたい飯塚のために、釣り名人が釣れたところから代わってもらう「いいとこどり」の釣りをする。釣れるまでの待機中には、ゲストの板倉俊之とともにファミコンで遊ぶ3人だったが、そのあとはスーパーカー消しゴムで遊ぶ時間になり、趣旨とは違う部分が長い。20分経って初めて、ようやく板倉担当の名人が釣れるが、結局、この1回だけで収録時間が終わってしまった。

 観そびれていた「ガキの使いやあらへんで!」を数回、3月放送の「クイズ郷ひろみの100のコト」では、松本の代わりに千原ジュニアが出演していた。4月放送の「なんやったっけ?部」では、レギュラーチームの対戦相手に、蛍原徹、原田龍二、TKO木下、錦鯉まさのりが登場した。この企画は観ていて、他人事ではないくらいに思い出せない。

 日曜の「週刊さんまとマツコ」は TVer で観る。ローカルスター特集の特別編として、ゴリけん、カンニング竹山、タイムマシーン3号の関太が出演し、それぞれの事務所の地方進出戦略を語る。ブッチャーブラザーズのリッキーさんがサンミュージックの社長になったことを、さんまはここで初めて知った様子だった。

 楽天マガジンで雑誌のチェックをすると、「FLASH」では、小池百合子の不仲の兄が取材に応え、なんと、学歴詐称疑惑を否定している。そのほか、5ページにわたる「爆笑オンエアバトル」が特集があり、テツandトモ、ハマカーン、マシンガンズ、U字工事のインタビューが載っていた。

◇ 読書

 今日は外出せず、部屋で読書をしていた。養老孟司・茂木健一郎・東浩紀「日本の歪み」を読み終える。2023年刊、講談社現代新書。近代以降の日本社会の歪みを主題にした鼎談。養老孟司と東浩紀の顔合わせが珍しいと思い、読んでみたくなったのだが、ここに茂木健一郎がいないほうが売れる本になったんじゃないかという気もした。以下、気になった箇所を引用。

P23-24 東「僕もここニ、三十年の日本の空気の変化には戸惑います。天皇制にしても、平成期は日本人の天皇に対する感覚が大きく変わった時期で、多くの人が天皇や皇室に親近感をもつようになりました。(略)むしろ安倍政権期に入ってからは、天皇のほうが政権よりも「リベラル」で、左派は天皇に頼るべきという言説すら出てきた。内田樹さんなんかは「天皇主義者」と自身を評しています。加えて、昔は右派といえば保守でナショナリズムを大切にし、左派のほうがグローバリズムだったのが、いまは右派こそ新自由主義でグローバリズムを謳い、左派のほうが国民国家の利害を大切にしろと訴えるようになっている。そういう歪みもあります。」

P40-42 茂木「東日本大震災の被害と空襲の被害が似ていたと伺いましたが、日本人は空襲による焼け野原も、人災ではなく天災のように捉えてしまうと言われます。」(略)養老「受けた側からすると同じですからね。結果的には同じです。」 東「ドイツの哲学者のギュンター・アンダースも、日本人について同じような観察を残しています。彼は一九五八年に広島に行くのですが、当時すでに人々が原爆を地震や洪水のように語り、原爆を投下したアメリカに憎悪を持たなくなっていたことに驚いている。だから、日本人全体にそういう傾向があるのかもしれません。けれど、僕はやはり人間がやったことと人間がやっていないことは分けるべきだとも思います。養老さんの考えでは、一緒くたになるのは仕方がないということでしょうか。」 養老「それは「考え」ではないですね。印象です。そこらへんがたぶん「日本」流の思考の根源にあるという気がします。人為と自然を強いて分けないというか。他人のせいにしても、仕方がないことがある。そういう態度は長い目で見て、自分の為にならない。どうせまた来ますしね。」

P47 東「(略)ただ、繰り返しになりますが、いま僕たちが直面しているのは、加害と被害の関係をはっきりさせることが戦略的に有利になる世界です。たしかに現実は養老さんのおっしゃる通りで、どんな事件でも加害者と被害者が簡単に明確に分かれることはあり得ない。しかし、それでもあえて「被害は絶対だ」と言うことが、大きな政治から小さな政治まで、戦略的に非常に強くなっている時代です。そういう世界で、すべては成り成りて成った、とか言っていると防衛力が低く、大きなところから小さなところまで全てで負けていくことになります。そういう意味では日本のその感覚はあまり役に立たない。これは日本の戦争責任や慰安婦問題に限った話ではなくて、あらゆるところで起きている話だと思うのです。」

P48-49 茂木「脳の研究をしている立場からすると、そもそも人間には「自由意志」は実体としてはなく、すべては幻想であるとも言えます。(略)もちろん、刑事法など、人間の文化は自由意志という「フィクション」に基づいて運用されているわけですが。」 東「僕も究極的には自由意志はないと思っています。」 茂木「養老さんは自由意志はあると思いますか?」 養老「ないない。」(略)東「僕の考えでは、自由意志というのはレトロスペクティブ(遡行的)にしか現れないものなんじゃないかと思います。これは素人の推測でしかないのですが、進化の過程において、意識というのはそもそも、過去の行動で失敗したときに、それを捉え返すプロセスにおいて生じたものではないかと思うのです。何かを決定して行動するという前向きなものではなく、何かを後悔し、「あのとき別のことができたかもしれない」という後ろ向きの働きが、意識というものの基本的な構えなのではないか。」

P51 東「後付けがなくなったら主体性も何もかもなくなってしまう。その点において、さきほど茂木さんはアイデンティティ・ポリティクスは科学的世界観と整合していないとおっしゃったけど、僕はちょっと意見が違う。僕たちは自由意志とか主体とか責任というフィクションを、社会秩序を作るために必要としている。だから一周して、後付けでいいから責任は問うべきだし、自由意志もあると考えるべきである、というのが僕の主張で、同じところに戻ってくる。」

P95-96 養老「僕は、死というのは二人称しかないと思っています。死を悼むことは、二人称の誰かを悼むことです。反対意見があるとか、そんなの雑音ですから、それに気を取られているうちは本気でやっていないだけだと思います。慰霊ってそういうものでしょう。」 東「死は二人称しかないというのは重要なことだと思います。ヨーロッパの哲学には、死について語る言葉が一人称か三人称しかない印象があります。なぜ二人称がないか。これはぼくの直感ですが、ヨーロッパの哲学において二人称的な「親密さ」があまり重視されていないからじゃないでしょうか。(略)このように二人称的な親密さをなるべく消すことがカント的な倫理学の方向性です。これに対して実存主義は一人称を入れたわけですが、いずれにせよヨーロッパの哲学は二人称で考えることが苦手だという印象がある。「近い他者」という問題について考えるのが苦手なんですよ。ちなみに、その傾向はいまの日本のリベラルにも流れ込んでいて、たとえば日本人と外国人を区別するのはおかしい、というよくある議論がその一例です。普遍的な制度設計としてはその通りではあるんだけど、現実には、なにか問題が起きたとき、実際には自分の家族と知らない他人だったら家族のほうを助けてしまうのが人間というものですよね。それは避けられないと思うんだけど、断固そんな贔屓をやってはいけないと言い続けるのがリベラルの立場です。」

P102 東「人間関係を学ぶところが学校しかないことも問題でしょうね。日本では家も地域コミュニティも解体されて、残っているのは学校だけです。僕は、いま日本で起きているさまざまな問題は、子供時代に経験した学校だけが人間関係や上下関係のモデルになっていることに起因していると思います。たとえば日本の社会運動は、基本的には「先生に言いつけてやる」モデルです。運動が自立していない。キャンセルカルチャーだって、大学に手紙を出す、企業に電話をするなど、批判対象の所属する組織の「先生」に言いつける形です。」

P113 東「さきほどのカントの話にもつながりますが、このところ僕が考えているのは、「人間はあらゆるものをゲーム化するけれど、他方でルールは必ず変わるし破られるので、それを絶対化すると長期的には負ける」ということです。人間はたいへんクリエイティブなので、ルールが作られると、必ずその穴を突こうとする。(略)本当に重要なのは、ルールはたえず破られるという前提で、ルールをどんどん変えていくことなんです。」

P118-119 養老「「戦後の平和主義はなんの力も持っていない」と言われますが、そもそも平和主義なんて本当にあったのか。ただみんな戦争が嫌だと思っただけです。」(略)養老「憲法についても、問題はそこにあると思います。言葉で書かれたことでこの国はどのくらい動くのかと考えたとき、この国は言葉では規定できないのではないかと思うのです。」

P136-137 東「僕はゲンロンカフェを一〇年以上やって、たくさんの人の話を聞いてきましたが、そこで気付いたのは、日本のアカデミシャンは聞く力が弱いということです。自分の主張ばかりする。話し相手がいつも生徒や同僚なので、自分の研究の内容を「教える」という関係性しかもったことがなく、対等な対話の訓練を受けていないように思います。(略)だから僕は、書く日本語と話す日本語が違うことを教育課程できちんと教えるべきだと、昔から思っています。しゃべるように書いてはだめだし、書いたまましゃべってはだめなんです。意識的に使い分けられるようになると、みんなもっと日本語がうまくなるはずです。」

P168-169 茂木「西洋の自伝では「私はこういう意思をもち、こういうことを成した」というスタイルで書かれることが多いですが、日本では開戦の言葉すら「やむを得なかった」と、消極的であることは面白いなと思います。これは、繰り返しになりますが、現代の科学における「自由意志」は基本的に存在しないという認識とは実は整合的ですが、社会的、文化的にはポピュラーであるとも、正統であるとも言えない。」(略)東「近代化に成功した国ではめずらしいかもしれません。専門家に尋ねてみたわけではありませんが、僕はそういう「なりゆき」の世界観や主体観は辺境の国に多い思考パターンではないかと思うんです。(略)それはたいへん原始的で、たいていは小さな部族のものでしかないのに、日本はたまたまそういう古い思考パターンを保ったまま大きくなってしまった。本当は少数民族に向いているメンタリティなのだと思います。」

P188 養老「日本の法律っておもしろくて、現状が違法になるように作っている。現状よりも厳しいルールを作ることで、何か引っ掛けようと思えばいつでも引っ掛けられるような状況にすることで権力を維持している。」

P210 茂木「ロシアとウクライナも隣国同士の戦いですが、プーチンが一部で「歴史過剰」だと言われていて、その意見に僕は賛成です。「歴史に学ぶことが大切」と言っても、立場によって何が「正しい」歴史認識なのかは変わります。「正しい歴史」があるとか、精査すれば一つの正しい歴史観に収束するとか、そういう前提で過度に歴史に依拠することで今回の事態が招かれた。ウクライナ東部がロシアのものだとする根拠を歴史に求めるのは、過去の履歴を引き受けることである一方、歴史過剰でもあって、ウクライナ侵攻はまさにその弊害だと思います。」

P224 東「僕は抽象的な政治参加にはあまり興味がないんです。社会が複雑系だという話と関係すると思うのですが、ある理念のもとに知識人が大衆を導いて、それで成功した例しはない。」

P234 茂木「三島由紀夫の割腹自殺事件はどうご覧になりましたか。」 養老「司馬遼太郎が、あの演説を見ていた自衛隊の反応に対して、日本の社会は健全だと書いていましたが、同じような反応でした。僕も含め、いわゆる普通の人は「変な人だな」くらいに見ていたように思います。あれを大きな問題と捉えて騒いだのはインテリ層だけだったのではないでしょうか。」 東「三島由紀夫は日本近代の歪みを正そうとした作家だと言われます。しかし所詮はインテリのあいだのゲームでしかなかったと。」

P248-249 東「人のトラウマへの接し方には、「抑圧する」と「解離する」の二つのモデルがあると言われます。ヨーロッパ人は抑圧し乗り越えるタイプの処理が好きです。ヘーゲルの弁証法というのは、要は「友がいて、敵がいる、だから戦ってどっちかが勝利者になる」というモデルです。勝者は敗者を抑圧し、その傷を乗り越えることでいっそう強くなる。けれど、「友がいて、敵がいる、だから関わらないようにする」という解離による処理もあり得るわけです。いずれにせよ、いまはなにか問題にぶつかると、「なかったことにはしない」乗り越え系の発想を取る文明が強い。だからそちらがグローバルスタンダードに見えますが、巨視的に見れば、「なかったことにする」解離系の文明もいろいろあったのではないか。」

◇ テレビ・ラジオ

 夜にもまた、録画していたテレビ番組をいくつか。今日の「さんま御殿」は「子育てに奮闘するパワフルママ」の特集。谷亮子、澤穂希、安藤美姫が並ぶ。peco をひさしぶりにバラエティで観た気がするが、今年のベストマザー賞に選ばれていたのか。

 放送されたばかりの「家事ヤロウ!!!」3時間スペシャルも観てしまう。この番組自体、一度も観たことがなかったが、黒柳徹子がゲストと知り、これは録画せざるをえなかった。いきなりバカリズムと並び、マイクを手にした徹子さん、「人生のベストテンレシピ」をランキング形式で発表していく。バカリズムと共演したことはあるんだろうか。そのほか、中丸雄一、カズレーザー、平野レミが出演。「徹子の部屋」のセットを使い、「徹子の部屋」の過去の映像もたくさん出された。「徹子の部屋」全面協力。この番組、まさか、徹子さんは3時間ぜんぶ出てるのかなと心配になったが、後半には唐沢寿明が出演するホームセンターのロケが1時間ぐらいあった。後半のこの部分は観ないで消去する。

 聴きそびれていた先週の「伊集院光のタネ」をタイムフリーでまとめて聴いた。先週火曜水曜は特別パートナーに山瀬まみが登場した。伊集院にとってはホリプロの先輩なのだが、年齢は伊集院のほうが2歳上という関係。「いいとも」で共演してたんだっけ。火曜のテーマは「昭和あるある令和ないない」、水曜のテーマは「イチオシ調味料」。そして、先週木曜金曜のパートナーには春風亭一之輔が登場。木曜のテーマは「徳積んだ!」、金曜のテーマは「聞き間違い言い間違い見間違い」。「毎度あり」を「マイダーリン」と聞き間違えたという投稿に、一之輔さんが「前田隣かもしれない」と言ったら、伊集院は前田隣がわからないような反応だった。一之輔さんは「出来心」を習ったときに、五代目小さんの系統の師匠に習ったら、小さんは「金の茶釜」を「金のちゃまが」と言い間違えているのだが、そのまま教えるといって習ったという。

 深夜1時からは「爆笑問題カーボーイ」をオンタイムで聴く。このオープニングトークを聴くまでぜんぜん知らなかったが、鶴光の番組が炎上していたようだ。検索してみると、ピンク・レディーの替え歌があまりにも低俗な内容だったとかで、ニッポン放送が謝罪をしたということか。しかし、より詳しい原因を探してみると、どうやら権利者からのクレームらしく、すると、阿久悠の関係者ということなんだろうか。かつて、「北野ファンクラブ」でやっていた亀有ブラザーズをCD化しようとしたら、阿久悠が激怒してCD化をあきらめたという話があるのだが、そうであれば、コンプライアンスとか時代にそぐわないという問題ではなく、単に、阿久悠だからそりゃ怒られるよという話じゃないのか。

 SNSから、立川流が一般社団法人になったことを知った。中日新聞の記事が出ていて、それによると、志の輔が代表、談春、志らくが副代表だそうで、議員連盟の会合に出席した談春がそれを明かしたようだ。

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2023年4月24日月曜日

4月24日月曜日/読書芸人など

◇ 横浜

 朝っぱらから横浜まで。今日はまたさらに寒い。ベイクオーターのマクドナルドに入り、朝マックにしようかと考えたが、メニューに朝マックを見つけられず、つい、ベーコンポテトパイとアイスコーヒーを注文する。しばらく読書。それから、地下を西口に移動し、有隣堂に寄る。地上に出て、ビブレのブックオフに寄るが、まるでいいものなし、110円の文庫本を1冊だけ買っていく。アプリの百円引きクーポンを使い、残りの10円をポイントで払おうとしたら、レジのおばさんが現金で落としてしまうミスをした。すると、後ろから岩のような顔をした女店員がめんどくさそうに現れ、最初から怒っている口調で、なにをどうしたのかおばさんを詰問するから、見ているこちらもふるえあがりそうになる。どうも気の弱そうなおばさん店員だった。しかし、岩女にも原因がわからず、別の女性店員がやってきて、レジの不具合だとわかる。レジの不具合ならば、おばさん店員も怒られ損ではないか。なんにせよ、たった10円の支払いからこんな事件に発展したのでは阿呆らしい。現金で払いますよとも言ったのだが、ポイントが利用できるというので、それならば、言いなりになったほうが無難かと待っていた。レジが復旧するまでのあいだに、アプリのバーコードを三度も読み取りなおさせられた。

 それから、ようやく昼食にしようと、店をあまり知らない鶴屋町のほうに行ってみたくなった。西口の地下から、エキニアを抜け、外に出る。田舎茶屋大蔵という店に入り、味噌チキンカツ定食を食べた。680円。カツとご飯と味噌汁とたくあん、それから、なにも乗っていない謎の小鉢があったが、中身を入れ忘れたのではないのか。


 午後もまた、どこかで読書をしようかというつもりでいたが、急激に眠気に襲われ、早い時間に帰ってしまうことにする。電車内でも眠るだけで、読書はもうできなくなった。昼過ぎには帰宅し、すぐに眠ってしまう。夜に目覚めるが、まるで腹が減らず、腹がつっぱっているような感じする。起きあがるのもかったるく、調子が出ない。

◇ ラジオ・雑誌・テレビ

 タイムフリーで、今日の「ビバリー昼ズ」を聴くと、オープニングでは土曜の「ラジオパーク」の話をしていた。松本明子も会場に遊びにきていたようだ。聴きそびれていた先週月曜の「ナイツ ザ・ラジオショー」を聴くと、14時台はカンニング竹山がゲスト。「たまむすび」が終了してすぐに裏番組のこちらに登場したかたちだが、この週は水曜にはピエール瀧も出演していたんだ。和田アキ子の誕生会のエピソードで、和田アキ子がカラオケで「雨あがりの夜空に」を歌ったという話をしていてそりゃすごいなと思ったのだが、この週の木曜は和田アキ子がゲストで、こちらを聴くと、本人は「スローバラード」だと言っていた。まあ、どちらにせよすごいんだけど。

 楽天マガジンで雑誌のチェックをすると、「週刊プレイボーイ」には「風雲!たけし城」の特集記事があり、令和版の出演者である渡辺直美とオードリー春日のインタビュー、それから、昭和版に出演していた谷隼人と東国原英夫の対談が掲載されていた。

 録画していたテレビ番組もあれこれと。昨日の「笑点」は、演芸に一之輔さんが登場し、6分の「初天神」を披露した。

 観そびれていた「徹子の部屋」をまとめて、先週水曜の放送は柳沢慎吾がゲストだった。1986年放送、24歳のときに出演した回の映像が流されたが、このときに「ひとり甲子園」をやっている。このネタはこの番組で初披露だったんだそうで、10分やったというんだからすごいな。この日も若山富三郎や萬屋錦之介のエピソードをしゃべってみせるのだが、その再現の芸がじつに細かいこと。これは抱腹絶倒ものだった。見事なエンターテイナーだ。そして、先週金曜の放送は山田邦子がゲスト。「徹子の部屋」は6年ぶりだというのだけど、なぜだか、少し前に出たような気がしていて、時間の感覚が不思議だった。しかし、以前の出演時の記憶よりも、今の山田邦子のほうが明らかに現役感をとりもどしている。渡辺徹、笑福亭笑瓶の話にもなり、「ビデオあなたが主役」の映像も流された。1999年に渡辺徹が出演した回では、渡辺徹が山田邦子についてしゃべっていて、その映像も流された。

 観そびれていた先週木曜の「アメトーーク!」は「読書芸人」。楽しみにしていたのだが、放送が予告されてからずいぶん延び延びになっていた。今回は、ビビる大木、Aマッソ加納、ヒコロヒー、ラランドニシダ、かもしだセブンというメンバー。この「読書芸人」はいつも細かくメモをとりながら観る。まずはそれぞれのお気に入り本から。◆Aマッソ加納のお気に入り本は、チャンス大城「僕の心臓は右にある」、小川哲「君のクイズ」、高瀬隼子「おいしいごはんが食べられますように」、筒井康隆「笑うな」、綿矢りさ「嫌いなら呼ぶなよ」、岸本佐知子・柴田元幸編訳「アホウドリの迷信」、「文豪たちの悪口本」。◆ラランドニシダのお気に入り本は、遠野遥「教育」、石田夏穂「ケチる貴方」、コルタサル短篇集「悪魔の涎・追い求める男」、今村夏子「とんこつQ&A」、山崎ナオコーラ「ミライの源氏物語」、木下龍也「あなたのための短歌集」、小林秀雄・岡潔「人間の建設」、「建築知識」。◆ヒコロヒーのお気に入り本は、高水裕一「宇宙人と出会う前に読む本」、ルシア・ベルリン「掃除婦のための手引書」、カシュニッツ「その昔、N市では」、ロバート・グリーン&ユースト・エルファーズ「権力に翻弄されないための48の法則」、穂村弘「短歌ください」、小砂川チト「家庭用安心坑夫」、レマルク「西部戦線異状なし」、西加奈子「くもをさがす」。◆ビビる大木のお気に入り本は、佐野眞一「渋沢家三代」、大野敏明「西郷隆盛の首を発見した男」、馬場康夫「ディズニーランドが日本に来た!」、加藤弘士「砂まみれの名将」、上原善弘「辺境の路地へ」、一坂太郎「わが夫坂本龍馬」、中濱博「中濱万次郎」。◆かもしだセブンのお気に入り本は、劉慈欣「三体0」、詠坂雄二「5A73」、トーマス・トウェイツ「ゼロからトースターを作ってみた結果」、ちくま文庫「芥川龍之介全集」5巻、長井史枝&いのうえ彩「菓の辞典」、辻村深月「闇祓」、アンソロジー「東大に名探偵はいない」、ガタロー☆マン「ももたろう」。◆そのあとのコーナーでは、ビビる大木の本棚を撮った映像が流され、これも興味深く、一時停止をしながら細かく観ていく。画面にいきなり映ったのは、なんと、快楽亭ブラック「立川談志の正体」だ。そのほか、確認できたものは、ハチミツ二郎「マイ・ウェイ」、梅宮辰夫「不良役者」、「無冠の男 松方弘樹伝」、萩本欽一の廣済堂新書3冊、宮台真司「14歳からの社会学」、イノマー「BAKA IS NOT DEAD!!」、稲盛和夫「生き方」、工藤美代子「もしもノンフィクション作家がお化けに出会ったら」、城山三郎「そうか、もう君はいないのか」、岡本おさみの本、「スヌーピーたちの宇宙旅行」、「ドラえもん」、「キン肉マン」、「ブラック・ジャック創作秘話」、真樹日佐夫の本、山崎怜奈「歴史のじかん」、「松井秀喜 献身力」、早見和真「あの夏の正解」、ながしまひろみ「やさしく、つよく、おもしろく。」、三井康浩「ザ・スコアラー」、池上彰「知っているようで実は知らない世界の宗教」、新選組関連の本、龍馬関連の本、吉田松陰関連の本、ジョン万次郎関連の本、「人生を奮い立たせるアウトロー100の言葉」、井沢元彦の本、「松任谷由実選集五七五」、森達也「放送禁止歌」「オカルト」、ハインライン「夏への扉」、ホーガン「星を継ぐもの」、鈴木しづ子「夏みかん酸つぱしいまさら純潔など」、開高健「風に訊け」、今巴彩「そして誰もいなくなる」、柴山みのる「やっぱ!アホーガンよ」など。このビビる大木の本棚が、仕事に反映されているようでもあり、いちばん面白かった。◆「クイズこの本棚は誰でしょう」という新企画もあり、本棚を映した映像から誰の本棚かを当てるというもの。1問目はノブコブ吉村、2問目は大久保佳代子の本棚だったのだが、大久保佳代子の本棚に「キンゴロー」を発見し、おおっと声が出た。

ブログ アーカイブ

4月21日日曜日/野毛大道芸

◇ 大道芸  朝、録画残量が足らず、数年前の番組を確認しては消去していく。こんなことのために、いったいいつまで忙しなく過ごしていくんだろうな。今夜までの録画残量をなんとか確保したら、今度は出掛ける支度をしなければならない。家を出るまではラジオをつけておく。「安住紳一郎の日曜天国」...