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2024年6月19日水曜日

6月19日水曜日/座席が振動するんかい

◇ テレビ・ラジオ

 早朝、ゴミを出しに行ってから、ブログの更新をひとつ。それから眠ろうとするが、どうも興奮してしまい、あまり眠れなかった。深夜にスレッズの投稿をしたのがいけない。午前中に起きあがり、録画していたテレビ番組をあれこれと。今朝の「虎に翼」を観ると、石田ゆり子が婆ちゃんと呼ばれる役をやっていることに少し驚くのだが、その石田ゆり子が倒れたところで今日は終わり。昨夜の「ワルイコあつまれ」は「慎吾ママの部屋」に木村多江が登場、推古天皇を演じる。

 昨夜の「アンタウォッチマン!」は「15秒後に分かる!ハッとする名言」という企画。ゲストは伊集院光。伊集院から、山崎を始め、アンタッチャブル、サンドウィッチマン、それぞれのエピソードがつぎつぎに飛び出す。「新しい学校のリーダーズの課外授業」は、ファンクラブツアー初日の福岡に密着していた。ライブはもう大きな会場でしかやらないのかと思えば、ファンクラブツアーではいいサイズの会場でやってるんだな。

 今日の「徹子の部屋」は傑作選「生誕100年の名優たち」。越路吹雪、京マチ子、三木のり平、高峰秀子が同い年ということか。越路吹雪の出演回は、テレビ局に保存されていたものではなく、以前にも説明されていた本人の遺品のなかから発見されたという映像だ。

 タイムフリーで聴いた先週水曜の「ビバリー昼ズ」は、石塚英彦がゲストだった。横浜の桜丘高校の出身だそうで、先輩にはおすぎとピーコがいるという。ウィキペディアにあたると、おすぎとピーコは保土ヶ谷の出身なんだ。おすぎとピーコがどこの出身かだなんて今まで考えたことがなかった。今日の「ビバリー昼ズ」は三遊亭遊雀がゲスト。この番組には初登場だとは意外だった。

◇ みなとみらい

 午後から外出。今日は暑くなる。まず、かつやに入り、まぐろカツとささみカツの合盛り丼を食べる。869円。二俣川に寄り、ジョイナステラスの行政サービスコーナーに図書館の本を3冊返却。それから、横浜に出て、東口から日産ギャラリーを抜け、みなとみらいに進む。グランモール公園のドトールに入り、読書をしたかったが、音楽を聴きながらぐったりと眠った。

 マークイズみなとみらいに新しくできたローソン・ユナイテッドシネマを初めて利用する。この建物の上階にあがるのもひさしぶりだった。観る映画は「関心領域」。19時半ちょうどの回。チケットを買おうとすると、どうやらこじんまりした劇場で、2列目の席をとってみたが、実際に座ってみるとスクリーンをだいぶ見上げるかたちになった。利用するまで知らなかったのだが、この劇場はすべての座席が音響と連動して振動する仕掛けになっている。その説明が予告編の最後に映されたのだが、それまでは、やけによそのスクリーンの振動が伝わってくるような錯覚をしていた。知らないと、うまく理解できないもののようだ。このアミューズメントパークのような仕掛けに、この映画はふさわしいだろうか。映画は真っ暗な画面から始まる。不穏な音響。幸せな家族たちの生活。そのすぐ隣りにはアウシュビッツの強制収容所があった。この映画はあとで批評を読まなければならないなと思ったが、この家族たちをこの映画は批判的に描いているわけではないだろう。凡庸な悪、あるいは、これも悪は存在しない映画ではないか。映画の語り口はひたすら美しい。


 夜遅くに帰宅し、録画していた「水曜日のダウンタウン」を観る。まずは「電気イスゲーム」の後編。みなみかわと三四郎小宮の対決は小宮が勝ち、小宮と岡野陽一が対決した。後半は「病院で目覚めたとき誰もいなくなってたらだいぶおっかない説」。仕掛けられたゴスケが、笑ってしまう謎のリアクションをする。この番組だけ観て、今夜は早めに眠る。今日はSNSから、たけしがアマゾンで新作映画を撮るとのニュースもあった。とても嬉しいニュース。

2024年6月17日月曜日

6月17日月曜日/水道事務所を訪ねる

◇ テレビ・雑誌

 朝、ゴミを出しに行ってから、もう少し眠りなおす。少々眠りすぎた。録画していたテレビ番組をあれこれ。今朝の「虎に翼」は、かつてのカフェの場に寅子が「轟法律事務所」を見つける。よねさん、轟のその後は、視聴者にはわかっていたが、寅子とはここで初めて再会することになる。轟を演じる戸塚純貴のコメディセンスがいい。

 土曜に放送された「さんまのお笑い向上委員会」は、先週に引き続き、「ゲスト向上芸人」は真空ジェシカ。川北は今週は吉本新喜劇のハッピを着用している。さんまは「早坂営業」を認識している。今週はここに、同じ人力舎の岡野陽一とザ・マミィが加わった。錦鯉のまさのりさんによると、真空ジェシカのほうが話しかけやすく、マミィのほうがとっつきにくいという。そこからの会話の実演が真空ジェシカの真骨頂。代わるマミィをすぐに打ち切ったさんまがシビアだ。

 楽天マガジンのチェックをする。「週刊ポスト」の横山剣さんの連載は野口五郎「私鉄沿線」を取り上げていた。ダックテールズの時代に、野口五郎をメインとしていた事務所と業務提携していた時期があった。芸能人大運動会などに出演していたことがあったのはそのためだったのか。40年ぶりに会った野口五郎は、クレイジーケンバンドは認識していたが、ダックテールズのボーカルと同一人物とは知らずに驚いたという。たけしの連載では亡くなった中尾彬を追悼していたが、都知事選の蓮舫にも少し触れていた。「週刊プレイボーイ」にも都知事選の記事がたっぷりと載っている。過去の都知事選のデータが面白く、猪瀬直樹が400万票もとっていたことに改めて驚いた。小池都政の8年間の仕事も細かくふり返られている。ほかのページでは、「THE SECOND」の準優勝同士、マシンガンズとザ・パンチが対談をしている。オール巨人の連載も「THE SECOND」について語っている。

◇ 三ツ境・瀬谷

 午後から外出。外に出てみると曇っていて、意外と涼しい。三ツ境にある水道事務所まで、歩いたことのない道を歩き、そう遠くはないのだが、初めて訪れた。料金が未払いだったため、振り込み用紙をもらう必要があった。事前に電話をしていたから、きちんと用意されていた。一応、受付のようにはなっているが、普段はここはあんまり利用者がやってくるようなところではなさそうだ。外に出ると、近くのローソンですぐに支払った。

 中原街道を進んでいくと、よく知る道に出る。この道をさらに進んでいくと、ブックオフにたどりつく。ひさしぶりに寄ってみたが、たいした本はない。110円の文庫本を1冊だけ買う。瀬谷駅まで歩き、図書館に寄れるかと考えていたが、そういえば、今日は月曜だから閉まる時間が早いんだった。水道事務所の時間しか気にしていなかったが、図書館は間に合わず、せっかく瀬谷まで歩いたのにあきらめることになる。

 瀬谷駅北口の壱角家に入り、冷やし中華を食べた。850円。この店に入ったのは初めてかもしれない。南口のイオンにドトールがあるのをグーグルマップから見つけ、行ってみると、ひっそりしていて居心地がいい。ここでしばらく読書をしてから帰る。行き帰りはラジオを聴きながら歩いた。今日の「ビバリー昼ズ」(ゲスト・U字工事)と、先週の「伊集院光のちょいタネ」をまとめ聴きする。

◇ テレビ・読書

 夜に帰宅し、夜もまた録画していたテレビ番組をいくつか。今日の「徹子の部屋」(ゲスト・石川さゆり)を観て、それから、放送されたばかりの「しゃべくり007」を観た。こちらのゲストは上戸彩。光が丘団地の出身であることも知らなかったが、なかなかプライベートなことに踏み込む番組だった。仲がいい実の兄が別室から声だけの出演をする。小中高時代の同級生たちも登場した。最後には、上戸彩がファンだというミラクルひかるも登場。せっかくのミラクルひかるの時間が短く、もっと観たいと思った。

 夜、読書の続きをして、図書館で借りている、本橋信宏「出禁の男 テリー伊藤伝」を読み終えた。2021年刊、イースト・プレス。これも読みたかった本だったのだが、図書館で借りられるとは助かった。本橋信宏は別の本でもテリー伊藤のことを書いていたのをずいぶん昔に読んで、関係性がよくわからなかったのだが、知り合ったのは本橋信宏が大学生の時代、IVSテレビの若いディレクターだったテリー伊藤が大学生を主役にした特番を作ることになり、そのときに出演した早稲田大学の学生のひとりが本橋信宏だった。大学卒業後、本橋信宏はIVSテレビで働いていた時代があるのだ。だから、この本は単に他人が取材して書いた評伝ではなく、著者が関わり、体験したことが含まれている。その点では、小林信彦の一連の著作とも似ている。それにしても、ここに記録されている狂気の企画の数々、稲川淳二がソープ嬢になってニシキヘビにボディ洗いをしてくる、ヨネスケは恩師にボディ洗いを、あるいは、ある特番では動物プロダクションからアヒルと山羊とドーベルマンを借りてきて、「伊藤さんはどうもブレーメンの音楽隊をやりたかったみたいなんですよ」という証言など、声を出して笑う箇所がいくつもあった。そして、なによりも面白いのは、そんなテリー伊藤が「元気が出るテレビ」によってテレビに革命を起こしていく経緯だ。それ以前に、日本テレビには正力松太郎の死後に発覚した粉飾決算スキャンダルにより、大卒採用を中止にし、そのため、日本テレビは80年代に低迷することになった。そこにチャンスがめぐってきたのがテリー伊藤だったのだ。「元気が出るテレビ」を始めるときには、じつは、たけしはコントをやりたがっていたんだそうで、だからあのキャスティングだったのだと謎が解ける。コントができる野口五郎がいたのはそのためだったのか。しかし、テリー伊藤はコントには乗り気ではなく、番組はテリー伊藤好みのドキュメンタリータッチに方向転換していく。また、「たけしメモ」に関するテリー伊藤の証言もとても興味深い。「たけしメモ」のネタは作家たちではなく、たけしがひとりで作っていたというもので、収録1回目では、「たけしメモ」だけでじつは1時間やっていたという。伊藤「収録一回目で、たけしさんすごくいれこんでいて、たけしメモだけで一時間やったんですよ。おれも面白くてね。なんんか鬼気迫るものがあった。圧倒的に面白かった。これだけで十分。(略)プロデューサーに、『これは面白いから全部流しましょうよ』って言ったんだけど、局のほうは『いや、コーナーいろいろないと』ってことでだめだった。(たけしメモで)全部やってもいいくらいだったな。たけしさんもオンエアを見て、自分がやったやつ使ってくれるのが六分程度だから、何回かやっていくと、どうせ使ってくれないんだろうってなったのかなあ。だからおれも葛藤があったよね。(たけしメモが)絶対面白いのに、『これ八分でまとめて』とかなっちゃうんだから。おれは『面白いからCMまたいで2ロールで』って言うんだけど、それは日本テレビが許してくれなかったね。」 そしてもうひとつ、「ねるとん紅鯨団」および、とんねるずとの関係も興味がある部分だった。「元気が出るハウス」では儲けが入ってこなかったが、そのあとの「バレンタインハウス」ではきちんと契約を結んで大儲けをする。この事業を手がけていたのがのちの高橋がなり。「浅草橋ヤング洋品店」からは、テリー伊藤の演出はリアルタイムで意識して観ていたが、本橋信宏も思い入れが強いのか、「江頭グランブルー」の記述はやや美化しすぎではないかという気もした。その時代にはテリー伊藤は出版界にも進出し、「お笑い北朝鮮」や「お笑い革命 日本共産党」を著す。そして、「ビデオ安売り王」にも触れられていたが、どんなソフトが作られていたかの詳細は書かれていない。「テリー伊藤」と名乗るようになったのは「DIME」の連載からだったというのも知らなかったが、こうしてたどってみると、「テリー伊藤」になるまでが気が狂ったように面白いのだった。80年代から90年代にかけて、テリー伊藤の笑いがもたらしたものの重要性。良い面も悪い面も、もっと語られるべきではないか。

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2024年6月16日日曜日

6月16日日曜日/怒りに震えたコーナー

◇ テレビ・ラジオ

 朝、ブログの更新をようやくひとつ。前回の更新からまただいぶ間が空いてしまった。録画していたテレビ番組をあれこれ。昨夜の「Nキャス」を観ると、小池百合子が都知事選に出馬表明したニュースのなかで、「AIゆりこ」というのをここで初めて知った。面白いんだけど、この予算、どこから出てるんだろうな。

 今朝の「サンデージャポン」は、田原俊彦が生出演のほか、今井アンジェリカ、成田悠輔らが出演。まずはバレーボールの話題から始まり、栗原恵がスタジオで解説をする。続いて、都知事選の話題。この番組でも「AIゆりこ」を紹介する。過去の都知事選の名場面集のようなVTRが面白かった。立花孝志が掲示板ジャックなんということをやっているのを初めて知ったが、細野弁護士によると、公職選挙法が想定していない事態ではあるが、税金によって得られたスペースを転売していることにあたるのではないかと解説する。スタジオには舛添要一も登場した。舛添は選挙ポスターの掲示板は不要という立場をとる。選挙ポスターは候補者が自分たちで貼るんだということは、以前、野末陳平先生のトークライブで知ったが、舛添によると、これが新人つぶしに使われているという。杉村太蔵によると「ポスターも貼れないやつが立候補なんかできるわけないだろ」ということがよく言われてるんだそうだ。そのあとには旧文通費問題を扱い、宮沢博行が取材に応えていた。スタジオでは、舛添に太田が反論する場面があった。番組終盤には TARAKO のお別れ会の様子を伝える。爆笑問題も光代社長とともに出席していた。

 午後はラジオ。「爆笑問題の日曜サンデー」を聴くと、こちらにも田原俊彦が登場。トシちゃんに中森明菜から「サンジャポ観てました」とLINEがきてたって。冗談かと思ったらマジなのか。14時台ゲストには、新刊を発売した中山秀征が登場。太田が、松野大介の小説「芸人失格」に触れると、中山「結婚式の日に発売だったんだよ。(笑)日を改めろと思いましたよ。」 太田「ちょっと説明すると、このひとの相方さんが松野ダイサク…、ダイスキ? 誰? 大介さんつって、あのまあ、わりと芸人芸人したかった…。だけど、ヒデちゃんのほうが圧倒的人気で、要するに、自分のやりたいことできなくて、ヒデちゃんのせいで自分はこう、ちょっと、うまくやれなかったっていうのを、のちに文学作品として、「芸人失格」っていう小説を出したの。それを俺は当時読んで、「いや、こんなこと言うことないじゃん!」っていうのもヒデちゃんに伝えたよね。覚えてる? 「あれはないと思う、俺は」って。だけど、松野さんもけしてね、悪いひとじゃなくて、太田プロライブで一緒になったりしてね、けっこう面白いネタやってんだよ。」 新刊にも書かれている「殿様のフェロモン」の話になると、太田もその当時は「今田、なんだこのやろう」と思って観ていたという。そして、これも新刊に書かれているナンシー関について、「殿様のフェロモン」でのナンシー関との電話対決を観ていた太田は、からだが震えるほど怒ったという。太田「俺はこいつ許せないって、俺はナンシー関を読みながら、ヒデちゃんのやってることをこういうふうに書くやつは、いくらなんでも許せないって俺は思ってた。」「「殿様のフェロモン」の、ナンシー関との直接対決、電話…、あれも俺、観てんだから。観てて、俺ね、テレビ観てて、からだが震えるほどね、怒りを感じたのはあれですよ、最初に。あの電話のやりとりね。ナンシー関がヒデちゃんを批判してるのわかってるわけ。で、フジテレビの連中は、全員吉本班なの。ほかの出演者も全員吉本なの。たったひとりヒデちゃんがいて、あんなアウェイないわけ。そいでナンシー関はボロクソ言うわけ。「あんた、なんですか、ダウンタウンより面白いんですか?」なんか言って、それをヒデちゃんが必死に笑いにもってこうとすんだけど、もっていけるわけないじゃん。俺は別にね、ナイナイも、今田も、別に嫌いじゃないですよ。加藤やなんかも嫌いじゃないけど、あのときのフジテレビの番組の、あの作りかたは、これはないだろ、いくらなんでもヒデちゃんメインでやっといて、こんな負け試合を仕込んどくかっていうのは、俺、からだが震えるほど…。あのときね、テレビの前でね、俺、出てないのに。ほんっとに怒りに震えたの、俺!」 太田はその当時にナイナイや吉本印天然素材に毒づいていたこともふり返る。太田はテレビを観ていて怒りに震えたことが過去に2回あるそうで、もうひとつは、「大石恵三」が終わったつぎの週に「大石恵三」の4人を「電波少年」がゲストに呼んだときだった。太田「それでいうと、俺、さっきね、テレビの前で怒りに震えたってのが「殿様のフェロモン」ていうのが1個あると…。俺、2回だけあるんですよ、怒りに震えた…、もうひとつあるんです。それは、ホンジャマカと、今でいうさまぁ~ず、バカルディが、「大石恵三」ってやったの、深夜に。それが日テレの「電波少年」の裏だったの。松本明子さんと松村くんが出て、「電波少年」の裏で、これがもう「電波少年」が圧勝したんですよ。で、フジテレビで「大石恵三」が始まったんだけど、撃沈したんですよ。(略)そしたら、つぎの週に、「電波少年」が「大石恵三」の4人をゲストで呼んだの。で、どうもお疲れさまでしたってやったわけ。別に松村くんと松本明子にはなんの恨みもないけど、土屋さんのその日テレのその…。」 中山「遊びごころ。」 太田「遊びごころと、俺、思えなかったの。俺、やっぱり、恵は嫌いだけど、当時は芸人としてやっぱり一緒にやってきたのがあって、あんなの失敗しろとは思ってたけど、じゃあ、失敗して負けたのを、つぎの週呼んできて、なんか馬鹿にすんなよって思って。俺は「殿様のフェロモン」とあのときだけ、テレビの前でほんっとに震えたの。2回震えたの、俺。」 田中「お前がテレビ観て怒りに震えたコーナーじゃないんだから、これは。」

 夕方から外出。遅い時間になってしまい、今日は外出はやめようかとためらうくらいだったが、星川まで行ってくる。イオン天王町のフードコート、牛角焼肉食堂にて、豚カルビ丼を食べる。825円。そのまま、フードコートでしばらく読書をしていく。なんの計画性もなしに星川にきてしまったが、星川だったら、図書館に返却する本をもってくればよかったとあとから気がついた。閉店間際のコーナンに寄り、買いものをしてから帰る。

 夜遅くに帰宅し、夜もまた録画していたテレビ番組をあれこれと。今朝の「ワイドナショー」は、田村淳、安藤優子、マキタスポーツ、フットボールアワー岩尾というメンバー。再登場のマキタさん、「グッディ」を降板させられた真相を当の安藤優子にぶつける。都知事選の話題では、スタジオには伊藤惇夫が登場した。淳が、蓮舫は公職選挙法違反に引っかからないのかと選挙管理委員会に電話をしたら、個別にジャッジはできないからと警察の電話番号を知らされた。それで、警察に電話をしてみると、選挙管理委員会は毎回こっちにまわしてくるんですよねとこぼしていたって。

 今日の「TVタックル」は「日本の防衛問題を考える」という特集。軍事ジャーナリストの井上和彦、古田貴之、石田健、眞鍋かをりらが出演。東国原が「宇宙人が攻めてきたら世界はひとつになるんじゃないか」と言ったら、「いや、宇宙人と組もうとするやつが出てくる」と言ったたけしがさすがだった。まるで、北野映画的な発想だ。

 昨夜の「ゴッドタン」は恒例企画の「腐り芸人セラピー」。おなじみ、ハライチ岩井、インパルス板倉、ノブコブ徳井が出演。「腐り芸人」には四千頭身が登場した。後藤に向かって、「覇気がない」とシンプルにおじさんの意見を言ってしまう徳井。

 今朝の「ボクらの時代」は、春風亭小朝、林家正蔵、春風亭一之輔とう顔合わせ。小朝だけが着物を着ていて、正蔵は背中側も前になっている変なポロシャツを着ていた。落語協会は現在、真打が多くて前座が少ない逆ピラミッドになっているという。ほんの何年か前には前座が増えすぎているような感じだったがなあ。小朝が言うには、木久扇に弟子入り志願にきた若者がずっと下を向いていて、机の下でツイッターをやっていたという。木久扇がちょっとそれ見せてって言ったら「木久扇面接なう」って書いてあったって。これはさすがに小朝のネタだろう。小朝は、前座には寄席の仕事を楽しんでほしいという。演者の出来がいいときにも関係なく、前座はすぐに幕を閉めるという。小朝は前座時代、聴きたい師匠の噺を長く聴きたくて勝手に時間を調整していたそうだ。一之輔さんが「嫌いなひとがいない」と言うと、小朝「いい意味で、人間馬鹿にしてるんでしょ?」「こちら(正蔵)は繊細すぎちゃってさあ」

2024年5月20日月曜日

5月20日月曜日/週末のテレビその後

◇ ラジオ・テレビ

 早朝に起きあがると、外は大雨。ブログを更新するが、眠気をこらえながら書いていると、文章がぜんぜんうまく書けないものだ。ラジオを聴きながら眠りなおし、昼は「ビバリー昼ズ」。まずは「THE SECOND」の話から始まる。そういえば、ずいぶん昔にザ・パンチは高田先生のイベントに出たことがあったんだった。検索して、がんばって探してみたら、木村万里さんのホームページに公演情報を見つけた。2009年7月の「文夫の部屋」。青山CAYで行われたんだったかなあと、自分の過去のブログを確認してみると、この公演、4日間開催されていながら4日間とも行ってないんだな。なぜ行けなかったのか、まったく記憶にない。オープニングではそのあと、高田先生の新刊のことも話していた。「Hanada」の連載をまとめた本だと思うのだけど、高田先生が31歳のころの「スタジオ・ボイス」のインタビューが再録されるらしい。当時の「スタジオ・ボイス」編集長、佐山一郎によるインタビューだ。12時台ゲストは立川晴の輔。「笑点」の新レギュラーになることは半年前に知らされていたんだそうで、それからずっと黙っていたのだ。志の輔に知らせたのは発表1週間前だという。妻には3日前、子どもには前日に知らせた。コロナ禍で仕事がなくなり、48歳にして、落語家になって初めてバイトをしたという話をしていた。

 続けて、「ナイツ ザ・ラジオショー」のオープニングも聴くと、こちらでも「THE SECOND」を話題にするが、そのあとには「お笑い向上委員会」の話になった。中津川さん、トレンド入りしてたのか。「爆乳問題」だけでなく、放送ではカットされていたネタもあったのだ。「桂子師匠の手を握ったとき、半勃ちしてました。」といったらスタジオでバカウケだったようだ。

 聴きそこねていた先週水曜の「ラジオショー」もタイムフリーでようやく聴いた。この週は「THE SECOND」の決勝を前に、ファイナリストたちが順番に出演していた。水曜の14時台ゲストはタイムマシーン3号。タイムマシーン3号はここでネタを披露することを断っていた。もうひとつ、先週木曜のゲスト、ガクテンソクのところはオンタイムで聴いていたのだが、この日の13時台にはタモンズが出ていた。しかし、聴いてみると、タモンズのボケのひとは声が出なくなったそうで、ツッコミのひとだけの出演だった。

 録画していたテレビ番組をあれこれと。「虎に翼」と「徹子の部屋」(ゲスト・由美かおる)を観て、それから、観そびれていた「だれか to なかい」を観た。4月28日放送は、舘ひろしと柳沢慎吾がゲスト。まずは舘ひろしが登場。実家が医者で、舘ひろしも医学部を受けたが、試験に落ちて、そのあとに建築の勉強をしていたというのは知らなかったな。石原裕次郎、渡哲也は芝居の話をまったくしなかったんだそうで、渡哲也は「芝居はうまくなるな」「俳優のもつ存在感で魅せろ」と言っていたという。しかし、これはスーパースターだけに許される俳優観だろう。カンペを見るためにサングラスをかけているといううわさをムロツヨシが確かめたが、これは「しゃべくり007」でも話していた。番組開始20分を過ぎてから柳沢慎吾が登場。MC以外では二度目の登場をしたゲストは初めてか。目黒のとんかつ屋で遭遇した舘ひろしを再現する柳沢慎吾が抱腹絶倒もの。番組後半はずっと柳沢慎吾の独壇場だった。

 そして、昨夜の「だれか to なかい」は市村正親と神田伯山がゲスト。まずは市村正親が登場。舘ひろしとは1歳違いなのだな。中居正広と共演したドラマの裏話をする。注目している俳優を訊かれると、市村正親は草彅剛の名をあげた。番組開始12分に伯山が登場。市村正親が会ってみたかったという。中居は若いころに、あるひとから落語と講談は日本のエンターテインメントの基本だから観ておきなさいと言われ、それを理解するためにカセットを聴き、浅草、池袋、下北沢に観に行ったことがあるそうだ。市村正親が「まだね、若いんですよ。講談はうまいけどねえ、まだ内容が若いんだと思うんだよ、きっと。」 伯山が四十歳だと聞くと「まだ四十だろう。」「憧れて呼んだのに、つまんねえとこでさあ、客にキレるんだなあと思ったらさ、まだ若いよきみは。」 伯山のラジオも聴いている市村正親。「ラジオもねえ、YouTube で聴けるんで聴いたんですよ。そしたらねえ、今みたいなこういう話口調でずっと話すのね。それは俺は好きじゃない。」「それを言えてよかった。またラジオ聴くからさ。」

 今日の「しゃべくり007」は杏がゲスト。「笑う犬」のファンだったそうだが、ということは、渡辺謙も観てたんだろうか。番組後半には杏がハマっているというラランドが登場した。杏は「あんころもちもち」というラジオネームで、ラランドのラジオに投稿もしていた。

 昨夜の「おかべろ」(ゲスト・銀シャリ)の録画を観ていたら、早送りしていたCMにたけしが出ているのに気がつき、戻してみたら、たけしと劇団ひとりが共演するキャンバというグラフィックデザインツールのCMだった。これが見事に北野映画のパロディになっている。演出家が気になり、検索してみると、どうやら、アンドレス・アギラーというクリエイティブディレクターによるもの。YouTube にあったロングバージョンも確認してしまった。

2024年5月17日金曜日

5月17日金曜日/すぐにバイクで現れる

◇ テレビ

 朝、ゴミを出してからブログを更新しようとするが、眠くてしかたがない。ラジオをつけたまま、少し眠りなおした。目覚めてからまたブログの続きを書くが、調子が出ないから今朝はあきらめる。録画していたテレビ番組をあれこれ。今朝の「虎に翼」にはサスペンダーズが再び登場。2週目の最後に一瞬だけ登場していたのを観逃さなかったが、あのふたりとは同一人物という設定なんだろうかな。

 今朝の「あさイチ」も、木梨憲武がゲストだったから録画していた。憲武は冒頭から登場し、「ねるとん」のテーマ曲が流れる。「春になったら」で共演した奈緒からのコメントがあり、憲武の芝居について「お芝居でやってるのかどうかわからないぐらい、もうボーダーラインがなくなるんですよ、ご本人と役との。」と語る。奈緒は憲武の演技を「ピュアなお芝居」とも表していた。ドラマのチーフ監督は憲武の演技を観て、モニター前で初めて泣いてしまったんだそうだ。憲武と奈緒の親子関係は今も続いている。所ジョージからもコメントがあり、憲武の音楽活動について語ったのだが、ここでサプライズがあり、所ジョージが華丸大吉に提供した曲「まんざい師」を生放送で歌ってもらうという展開になった。憲武「だって、おふたり控えめだから。なんか、ぐいぐい!ってやってこないじゃない。もうちょいやりなさいって。」

◇ 二俣川

 午後、母を連れてまた外出する。保険の契約のために、再び、二俣川の郵便局まで行く必要があった。パーカーで出てきてしまったが、今日はけっこう暑い。どうも疲れがひどいようで、契約の話をしている最中にだんだん声が出なくなってくる。無事に契約を済ませ、電車に乗り、寄り道せずにまっすぐ帰ってくると、さっきまで郵便局で話していた担当のおじさんがバイクで現れたからなにごとかと思った。渡し忘れたものがあったようで、すぐに追いかけて、それをわざわざ届けてくれたのだ。

 帰宅してからは今度は叔母と法要のことでメールのやりとりがあり、法要のあとの食事の予約をしなければならなかったのだが、人数が確定し、これはすぐに電話して、あっさりと完了した。その旨を叔父たちにメールで連絡する。ああ、これでめんどくさいことがやっと片づいた。

◇ テレビ・雑誌

 ラジオを聴きながら眠ってしまいたかったが、眠りそこね、ブログを更新する。それからまた、録画していたテレビ番組をいくつか。今日の「徹子の部屋」は谷本道哉という順天堂大学の教授がゲスト。ぜんぜん知らないひとだったが、「みんなの筋肉体操」に出ているらしい。「NHKニュース7」を観ると、つばさの党の馬鹿連中がついに逮捕されたようだ。

 今夜の「Mステ」は、マカロニえんぴつ以外の5組がダンスグループだった。早送りしながらざっと観るが、Number_i の盆栽をテーマにした曲というのは、新しい学校のリーダーズと同じく、海外でのステージを意識してのものだろうか。BABYMONSTER というグループは初めて知った。Aぇ!group はマイケル・ジャクソンの完全静止登場をオマージュ。旧ジャニーズのグループらしく、これがやっぱりいちばん日本のポップスだ。

 今夜の「ネタパレ」には、家族チャーハン、上田航平、トム・ブラウン、どぶろっくが出演した。元ゾフィーの上田航平がピンでは初登場だったのだが、上田のひとりコントは初期の劇団ひとりを思わせる。トム・ブラウンは布川が負傷中、松葉杖をもちながらの漫才だったが、もたずにやらせる工夫はないのだろうか。「ニュースターパレード」には、夜歩き、ボートヨットカヌー、まいあんつという3組が挑戦し、ボートヨットカヌーが勝ち抜いた。

 観そびれていた「ゴッドタン」の録画が半年も溜まってしまい、これを順番に観ていく。昨年10月放送の回では、キングコング西野と劇団ひとりが4年ぶりの対決をしていた。第1競技「ケツベガス」のくだらなさにさっそく爆笑する。昨年11月の回では、2週に渡り、さいたまスーパーアリーナで行われた「マジ歌ライブ」の模様を放送していた。バカリズムがAVについて歌った曲にはBoseが登場していた。ダイノジがここにまだきちんと呼ばれているのもアツいな。

 楽天マガジンで雑誌のチェックをすると、「週刊ポスト」のたけしの連載では、なんと、唐十郎を追悼していている。「同世代の多くの人が少なからぬ影響を受けたんじゃねェかな。」「オイラは早々にジャズを諦めて、次に興味を持ったのが役者だった。」 その当時、たけしがアングラ演劇を観に行っていたことは、たけしが書いたいくつかの小説には描かれているのだが、浅草に向かう以前の、たけしのこの新宿時代がとても興味深いのだ。たけしは結果的には漫才師になるのだけど、深見千三郎のもとに入るということは、そもそもは喜劇役者を志向したのではとも思える。また、その時代は、ストリップの世界とアングラ演劇の世界って、ちょっとつながってたんじゃないのかなあ。ほかのページでは、横山剣さんの連載で、内藤やす子「弟よ」を取り上げていたのも興味をもって読んだ。内藤やす子も藤圭子と同じく、両親が浪曲師だったんだな。

2024年5月7日火曜日

5月7日火曜日/味のしないガム

◇ テレビ・雑誌・ラジオ・読書

 雨降り。早朝、ゴミを出してからもう少し眠りなおし、それから、録画していたテレビ番組をあれこれと。今朝の「虎に翼」では、寅子たちがついに学校を卒業した。この同級生たちとの関係は続くのかな。

 昨夜の「しゃべくり007」は野々村友紀子がゲスト。高校生の娘ふたりと一緒に出演した。高僧・野々村の漫才の映像も流れたのだが、高僧の顔は隠され、コンビ名すら出されなかった。

 今日の「徹子の部屋」は追っかけ再生で観てしまう。ゲストはTMネットワーク。3人そろっての出演は初めてのようだ。この3人に音楽の話をあんまりさせないのが新鮮だ。宇都宮と木根は幼なじみで、幼少期の話なんかはこの番組でないとなかなか聴けないんじゃないか。

 楽天マガジンで雑誌のチェックをすると、「週刊ポスト」のたけしの連載では「ちびまる子ちゃん」の声優が変わったことに触れられていた。たけしはさくらももことの関係があるから、気に留めているのか。

 「サンデー毎日」には先週に引き続き、青木理による関口宏のインタビュー記事が載っている。「サンデーモーニング」という番組はもう何十年も観ることのなかった番組だから知らなかったが、この番組ではワイプは使わず、余計なテロップを入れることもなかったのか。あるいは、オンエア前のスタジオで、戦地の状況を伝える映像に音楽が添えられていたのを観た関口宏が、かなり強い調子で憤り、すぐに外させていたというエピソードが紹介されていた。「あくまでもテレビ屋」だと語る関口宏を、青木理は「極めてジャーナリスティックな「テレビ屋」」だと評する。

 午後、「ナイツ ザ・ラジオショー」を途中からつけると、14時台のゲストが鈴木杏樹。「漫才協会 THE MOVIE」をしっかり観てきた鈴木杏樹に、サプライズで、ホームランたにし師匠が登場した。

 ラジオを聴きながら、ブログの更新をひとつ。今日は夜になってから買いものに行く以外の外出はなし。夜には雨は止んだが、やけに生暖かい。

 夜は部屋で読書。図書館で借りている、橋本治「完本チャンバラ時代劇講座」1巻をようやく読み終えた。2023年刊、河出文庫。親本は1986年刊。興味のあるテーマだとは思ったのだが、読んでも読んでも手応えがなく、味のしないガムを噛み続けているような本だった。これだけのボリュームの本にする必要がある内容なんだろうか。2巻もあるのだけど、読むべきか悩む。

 深夜1時からは「爆笑問題カーボーイ」をオンタイムで聴いた。「サンジャポ」のメンバーで「ガールズアワード」に出演した話など。泉房穂は今、ホリプロ所属なのだな。ラジオを聴きながら眠る。

2024年5月6日月曜日

5月6日月曜日/語られるたけし・談志

◇ テレビ

 今朝はゴミ出しができず、なんだかんだで忙しく、疲労がたまっている。まず、ブログの更新をひとつ。これにも時間がかかってしまう。それを済ませてから、録画しているテレビ番組をあれこれと観ていく。

 昨日の「ワイドナショー」は、笠松将という俳優が初登場のほか、田村淳、泉谷しげる、豊崎由里絵が出演。まずは補欠選挙の話題から。東京15区の選挙妨害についても、この番組でもしっかりと扱っていた。乙武洋匡もスタジオに登場する。乙武が無所属で出馬していながらファーストの会を背負ったかたちになっていることに、田村淳は「のどに小骨が刺さってる感」があったという。淳「やっぱり気になんのは、無所属なのに、いろいろとしがらみをしょっちゃったことで僕はパワーダウンしたと、今回、ほんとに思ったんですね。僕はもともと知ってた乙武さんて、超党派で、僕が行けば超党派で議論ができるんですと。その超党派、党と党をつなぐ役目として僕は政治家になりたいって言ったのが僕はいちばん刺さったんで、今回みたいに、ほんとはしがらみがない自由に生きる乙武さんが、じつは軽くしがらみをしょっちゃったっていうところに僕はちょっとなんか…。」 東野からは、学歴詐称疑惑がある小池百合子と並んでいることの見られかたの問題が指摘されると、乙武「僕のこともやっぱ、8年前のことが、今回、今さらまたばーっと言われた。不思議なのが、2年前の選挙のときはほとんど言われなかったのが、今回、すごい言われたっていうのは、なんか、ああそうなるんだあっていう…、すごい勉強にはなりましたね。」

 今日の「徹子の部屋」のゲストは綾小路きみまろ。「たけしさんもまだブレイクしてないころ、歌舞伎町で、ある居酒屋みたいなところで一緒に芸談義をして、すごい、なんかまっすぐなかたでね、なんかすごい、なんていうんでしょうかこう、売れなくちゃだめなんだ、テレビに出なくちゃだめなんだ、一緒にがんばろうって言ってね、すごい励ましてくれて。それからあの漫才ブームがきまして、ツービートはぼーんと大スターになっていきました。わたしはピン芸だったんで、ちょっと取り残されて、それから20年ぐらい低迷してましたね。ええ。」「(きみまろが)ブレイクしてから、ある番組があって、わたしを呼んでくださって、そこで、その番組のなかで、すごい、たけしさんがね、ああやっぱりがんばってきたんだと、ああよかったねえ、売れると思ってたよみたいな話をしてくださって、なんか、すごい嬉しかったですね。なんかこう、戦友と出会ったみたいなね、そんな気持ちでしたね。」 徹子さんにたけしの第一印象を訊かれると、きみまろ「すごいなんかこう、爽やかな顔をしてらしてね。なんかこう、ものごとに一生懸命で、一生懸命なひとでしたね、なんかね。ええ、なんかこう、あっ、このひとはなんかこう芯のある、ちゃんとしたひとだなって、わたしはまあ後輩ですけど、そういう気持ちでずっと見てましたね。」 同じステージに立ったことはと訊かれると、「渋谷のパルコという劇場がございまして、そこで一緒に、まだ、たけしさんがこれから世に出ていく前に、ちょっと一緒に舞台に出させていただいたことがあります。」「そのころはもう間もなく売れるっていうころで、もう言うこと言うことものすごいバカウケでしたね、あの当時ね。」「なんかね、目の輝きが違いますよね、売れていくひとってね。なんかこう、なんていうんですか、なんとなくこう小ぎれいなんですよね。」

 テレビ神奈川の放送で観ている「白黒アンジャッシュ」を2週分。志らく師匠がゲストだった。志らく師匠とアンジャッシュの関係はじつはとても古い。志らく師匠がテレビに出るようになったときに、渡部は嬉しかったという。談志師匠はアンジャッシュにもテレビに出ることの大事さを語っていたようだ。渡部「ひとつ、忘れもしないエピソードで、ある日、僕ら当時、談志師匠に本とかに書いてもらって、ちょっとずつネタ番組出るようになったら、師匠が人力舎に直接電話してきてくださって。「今、アンジャッシュ出てるけど、なんだあのつまんないネタは。お前らか、あんなつまんないネタやらせてんのか。こないだのあのネタとあのネタやらせろ!」って切って、わざわざ、本人が電話して。ただその、電話とったのがほんと新人の女の子で。「ちょっと、あたまのおかしいおじさんから今、電話きました」みたいな。(笑)いやいや、「ダンシとか言ってるんですけど」「師匠だよ!」って言って、すぐにお礼をした記憶あるんですけど。」 児嶋「談志師匠の会終わったあとに、なんかスナックっていうのかな。」 渡部「美弥ですね。」 児嶋「美弥! あそこで、談志師匠と、中尾彬さんとかもいらしゃったっけ?」 渡部「中尾彬さん、ミッキー・カーチスさん、野末陳平さんも。ちょっとした反社会性組織みたいなもう。」 児嶋「すごい4人の前でネタやれってなってやったの覚えてる? しかも、めちゃくちゃ狭いのに俺らも馬鹿だから、動きのあるネタやっちゃって。言われたんだっけ?」 渡部「独演会で、俺らが自分たち好きなネタやったら、じゃなくて、こないだのあれのほうが面白いからって言って、そのメンバーに見せたいと。でもすごくスペースのいるネタだったんで、やったけど…。」 児嶋「けっこうこう動くネタで、ちょっと師匠にぶつかりそうになって、すいませんてやりながらネタやってたのすっごい覚えてますよ。」 渡部「断ろうとしたら、爆笑問題も、当時は勘九郎もここで踊ったりしたんだから、美弥で、ここでやれっていう、はい。」 児嶋「あと、師匠に怒られたというか、本番前に「よろしくお願いします」は僕らやるんですけど、終わったあとに「お先に勉強させていただきます」はあんまりなかったんですよ、僕ら。それをやらなかったんですよ。そしたら師匠がきて、「俺は別に怒ってんじゃないんだけど、やるやらないは別にいいんだけど、最後、お先に勉強させてあげましたっていうしきたりみたいのはあるからな。やるやらないはお前らにまかす。」って言われて。」 渡部「「寄席のルールはこうだと。これは、知ってて破るのと、知らないで破るのと意味は違うから、あとはお前ら自分で選べよ。一応、教えとくぞ。」っていう。なんてかっこいいんだと。すぐあいさつ行きましたけどね、僕らそのあと。」

 昨日日曜の「NHKニュース7」を観ると、唐十郎の訃報を扱っていた。大鶴義丹が会見を開いたのか、その様子をわずかの時間だがここで確認できた。

 夕方から外出。予報では夏の暑さになるようなことを言っていたが、けっこう涼しい。パーカーを着ていく。二俣川に出て、ドトールに入り、読書をしていく。

◇ 雑誌

 図書館で借りている「文學界」3月号をざっと読む。九段理江の芥川賞受賞後のエッセイを読みたかったからだが、そのほか、「身体がわからない」という特集にも興味があった。しかし、町田樹というひとのインタビューはちょっと読んだだけでもどうも変な感じがする。元フィギュアスケート選手で、現在の肩書きはスポーツ科学研究者というひとなのだが、フィギュアスケートやバレエの身体運動について、「例えばある場面で演者が「右手を上げる」という動作をするとします。その動作には、必ずそれを支えている根拠や背景があるはず。登場人物がこういう心情だから、その運動は生じる」と語っているのだが、これは多くの演劇論で語られるようなこととはまったく逆じゃないか。インタビューを終わりのほうまで読んでみると、「言語を信奉する研究者・表現者である私は」という発言があり、「スポーツ科学」っていうから「科学」だろうと思って読んでいたのだけど、「信奉」っていったいどういうことなんだとますますわからなくなった。

 夜遅くに帰宅し、掃除をしてから深夜に眠る。

2024年4月7日日曜日

4月7日日曜日/小林信彦と一緒に

◇ 渋谷

 午前中から都内に。暖かい。Tシャツの上にパーカーを着ていく。渋谷に出て、まず先に、シネマヴェーラ渋谷に向かう。小林信彦「決定版 世界の喜劇人」の刊行記念特集上映がやっぱりあることをつい2日前に知り、「日本の喜劇人」のときと同様、ビデオトークイベントがこの日曜にあることがわかった。幸い、予定はなにもなく、金に余裕もあったからよかった。「日本の喜劇人」のときはどうだったっけと、こういうときには自分の日記が役に立ち、確認してみると、15分前に劇場に着いて、そのときにサイン本も買っている。今回もサイン本を売っていて、前回は限定30冊、今回は100冊だから心配しなくてもいいかもしれない。前回のときはまだ小林信彦は「週刊文春」で連載していて、たしか、そこで告知がされていたんだった。今回は映画館の情報をチェックしないとわからなかった。それでも用心し、早めに劇場に着くのがいいだろうと、トーク付き上映は15時55分からだったが、3時間前には劇場に到着した。無事にチケットを購入、整理番号は81番。サイン本もあっさり買えた。

 シネマヴェーラ渋谷では現金しか使えず、所持金がなんとか足りたからよかったが、これでは昼食の金がない。銀行が見当たらず、しかたなく、借金を完済したばかりだったが、昼食代だけまた借りる。センター街のほうに戻り、まんだらけに寄るが、なにも買うものなし。松濤のなか卯に入り、鶏から丼とはいからうどんのセットを食べた。830円。食券機の画面がつぎに進まなくなってしまい、なにがどうなったのかわからず、いったん取り消したが、無意識に「クーポンあり」をタッチしてしまっていたようだ。ややこしい食券機。映画の上映時間まで、ベローチェに入り、ひと休み。「世界の喜劇人」をさっそく少し読み始める。

 シネマヴェーラに戻ったときには上映開始5分前になってしまい、自分の整理番号はとっくに過ぎていて、すぐに入場する。客席内に入っていくと、なんだか小林信彦みたいな声がすでに聴こえ、開始時刻にはまだなっていなかったが、どうやら、控室のマイクがもうオンになっていたようだ。別室から中継とホームページに書いてあったが、本当に小林信彦がいるんだという実感が湧く。どうしてもトイレに行きたく、席を確保してからいったん客席を離れたが、戻ったらもうマイクはオフにされていた。もう少し聴きたかったな。時間になると、小林信彦がスクリーンに大きく映った。「日本の喜劇人」のときは事前に収録されたビデオが流されただけで、そういえば、あのころはコロナ禍だったからだが、今、リアルタイムで小林信彦がしゃべっているというのはやはり息を飲む感じがある。これから上映される「モロッコへの道」について、前置きもなんにもなく、ぼそぼそと話し始めるのだが、しかし、聞き役は新潮社の人間がやっていたようだが、このひとのマイクの音量のほうが大きく、おまけに変な間合いで言葉を挟む。ヘタクソでたまらない。トークは20分程度だったろうか、内容はおそらく本に書かれていることとも重複していたかと思うが、それよりも、しゃべっている小林信彦のすがたを観ていることが重要だ。途中、小林信彦が水を飲む場面があったが、ペットボトルのフタを開けてくちに運ぶのに右手だけを使っていた。時間になったようで、聞き手がトークを締めようとすると、小林信彦がさらに話を付け足し、「アラスカ珍道中」は「アラ珍」、「モロッコ珍道中」は「モロ珍」と言っていたとまじめに語り、これには笑いが起きた。トークが終わり、いよいよ上映だが、右前方の扉が開けっ放しになっていたからそちらを気にしていたら、車椅子を押されて小林信彦が入ってきたから拍手が起こる。まさか、小林信彦のすがたを生で観ることができるとは思わなかったな。そんなことは知らないから左端の席に座ってしまったが、客席で一緒に観るとわかっていたら、もっと近い席に座りたかった。小林信彦と一緒に「モロッコへの道」を観るというのも得難い体験だが、しかし、「モロッコへの道」はアマゾンプライムですでに観ている。この映画を初めて観るときが小林信彦と一緒だったら幸せだったのに。上映が終わり、小林信彦先生が退場される際には、まだ場内にいた客から再び拍手が起こった。

◇ テレビ

 夜に帰宅し、録画していたテレビ番組をあれこれと。まず、新メンバーが発表される「笑点」を観なければならなかった。これを先に知りたくなかったから、SNSは開かないようにして寄り道せずに帰ってきた。大喜利メンバーの自己紹介のあと、いよいよ新メンバーの登場かというところで、木久扇師匠が出てきてしまう、というのがあり、それから本当に新メンバーが登場。現れたのは、なんと、晴の輔さんだ。これはまったく予想できなかった。新しい風を吹き込むという意味で、女性か、上方か、あるいは立川流が入れば面白いのになとは思ってはいたが、立川流にその力量があるのは志らく師匠ぐらいで、それは現実的ではないと思っていた。しかし、晴の輔さん、しっくりくるじゃないか。若手大喜利のメンバーだったからこの抜擢になったのだろうが、円楽師匠が休んでいるときに若手大喜利のメンバーたちが代役を務めたことがあり、そのときには、このメンバーたちが円楽の後任になるとはまったく考えられなかった。ところが、このタイミングでの加入はバランスがいい。宮治、一之輔という後輩よりもあとに加わったのがよかった。立川流内でも意外な抜擢かもしれないが、立川流に活気が出ることを期待したいな。

 今朝の「サンデージャポン」を観ると、なぜか MIYAVI が出演していた。そのほか、松村沙友里、藤田ニコル、石田健といった顔ぶれ。さゆりんごはロケ企画よりも、硬派な話題にコメントしているときのほうが面白い。差別発言の川勝知事について、岸博幸がリニアを通すことは国策だから反対することは間違っているというようなことを当たり前のように語るのだが、デーブ・スペクターと石田健はリニア建設への疑問もきちんと語っていた。番組終盤には「キャプテン翼」の連載が終了する高橋陽一を独自取材。やす子が描いた翼の色紙をプレゼントしていた。「TVタックル」を観ると、こちらにも石田健が出演している。古田貴之を中心にしたAIについての議論が面白かった。たけしもこういう話になると楽しそう。

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2024年4月4日木曜日

4月4日木曜日/「たけし杯」は配信で

◇ テレビ・雑誌

 早朝から数時間眠り、ブログを更新したいが、あたまがまるでまわらない。録画していたテレビ番組をあれこれと。今朝の「虎に翼」を観ていて、伊藤沙莉のお兄さんの役の俳優の芝居が気になり、検索してみると、上川周作というこの俳優は大人計画の所属なんだ。知らなかった。その妻の役もどこかで観たことのある女優だと思ったが、「全裸監督」の森田望智だ。

 新番組「#バズ英語」は、「太田光のつぶやき英語」がリニューアルし、放送日も火曜日に移動した。ゲストは CRAZY COCO が再登場。紹介されていたリンダ・ドンという海外のインフルエンサーの動画は、まるっきり日本のお笑いのようなセンスだと思った。

 これも新番組「ダウ☆ツーマン」は、ダウ90000 が音楽フェスを開催することを目指す番組らしい。出演者は蓮見翔とテレビ朝日の大西洋平アナだけになってしまったが、しかし、ダウのメンバーもたまには登場するのかな。初回ゲストは Chilli Beans。ひと組のゲストが何週かにまたいで放送されるようだ。

 今日の「徹子の部屋」は狩人がゲスト。22年前、デビュー当時に出演したときの映像が流され、そのとき、ふたりは 21歳と17歳。ずいぶん若くしてデビューしたんだな。弟が岡元あつこと結婚しているというのも知らなかった。スタジオでは歌も披露する。サイモン&ガーファンクルから、アリスのものまねで「チャンピオン」を歌うのだが、五木ひろし、森進一、近藤真彦、田原俊彦、細川たかし、野口五郎のものまねも入り、ネタが完全にできあがっている。ライブでよくやってるんだろうなあ。徹子さんのおねだりで、最後に「あずさ2号」も歌った。

 楽天マガジンで雑誌のチェックをすると、「週刊文春」の「新・家の履歴書」に岡部たかしが登場していた。岩谷健司とユニットを組んでいたことは知っていたが、その経歴が謎だった。岡部たかしは東京乾電池に所属していたが、3年で退団し、九十九一のもとに集まるようになったという。そこで思い出したが、かつて、九十九一は「沙羅ばじゃ」というグループで「爆笑オンエアバトル」に出たことがあって、オフエアだったのだが、もしかすると、岡部たかしもそのなかにいたのだろうか。時期的には符合する。岩谷健司とはそこで出会ったのか、そのころという意味なのか、岩谷と「一緒にネタを考えてはホテルのイベントやお笑いイベントに参加していました。」 そこから村松利史との関係につながっていくんだな。

 「FRIDAY」には中田カウスのインタビュー。ネットニュースにも出ていたが、松本問題だけでなく、大崎洋について語っている部分のほうが重い。

◇ 鶴ヶ峰

 午後から外出。曇り空。鶴ヶ峰に出て、まず、昼食。すき家に入り、牛カルビ焼肉丼を食べた。680円。そして、今週二度目の旭区役所を訪れ、受理番号を提出し、マイナンバーカードの再発行の手続きを無事に完了させた。

◇ ラジオ

 夕方には帰宅し、タイムフリーで、火曜に放送された「爆笑問題カーボーイ」を聴いた。冒頭からいきなり、お見送り芸人しんいちの話が始まる。しんいちと会ったあとに高田先生に会うことがあった太田が、月曜の「ビバリー」に出ることを覚えていたから、しんいちがしゃべっていた悪口を高田先生に教えたら、それが月曜の「ビバリー」で高田先生から突っ込まれるという流れになった。田中からは、日本プロ麻雀連盟の感謝祭に出たら、たけし、談春、加賀まりこらがいたという話。太田からもたけしに会った話。太田は毎年、たけしに誕生日プレゼントを渡してるんだ。そして、貴明に会った話も改めて語られる。「タイタンライブ」のオファーは本当に受けるのだろうか。話は高田先生と会ったときの会話に戻る。「不適切にもほどがある!」は考察ブームを馬鹿にしているのが痛快だったという太田。そう、まさにあのドラマは、ややこしい問題をミュージカルで乗りきってしまうところがよかったのだ。オープニングの最後には、尼神インターを解散したばかりの渚が通りがかって出演した。

 聴きそびれていた先週木曜の「ビバリー昼ズ」を聴くと、この日はナイツが春休み、清水ミチコ、黒沢かずこ、高田先生というメンバーの放送。これについても「カーボーイ」で触れられていた。先週金曜の「ビバリー」は、オープニングのあとに「お笑い有楽城」で優勝したTCクラクションが登場。12時台ゲストはトム・ブラウン。高田先生とトム・ブラウンというこれも珍しい顔合わせ。

◇ 配信

 YouTube で配信された「ビートたけし杯「お笑い日本一」」をようやく観る。2月9日に開催され、その配信が先月にはされていたのだが、なかなか観る時間が作れなかった。今回で6回目となるこの大会、コロナ禍での開催は無観客、配信のみという回もあったが、それ以外は会場で観ていて、配信であとから観るというのは初めてだ。チケットをうっかりとりそこねて悔しくはあったのだが、しかし、いつも配信があることはわかっていたから安心もしていた。まずは司会の〆さばアタルとアル北郷が登場。実行委員長の渡邉寧久のあいさつがあり、それから出場者たちが登場、くじ引きにより、順番が決まる。出場者は、キャメル、センチネル、ヤーレンズ、マイアミバスケットボールクラブ、ぴろしき、ちゃんぴおんず、ルミ子、ジグザグジギーという8組。そして、審査員の紹介、ナイツと高田先生が登場。名誉顧問、たけしが呼ばれるときよしが登場、そのあとからたけしが登場し、オープニングからさっそく、東洋館にツービートが並んだ。このあたりはネットニュースにもなっていた。編集でカットされる部分もあるかと思っていたら、出せない発言は音消しで処理していた。先にこれだけ盛りあがってしまったら、出場者たちはなかなかきついだろう。

 1組目はキャメル。紙芝居のコント。2組目はセンチネル。センチネルは去年も出場し、コントをやっていたが、今年は漫才で挑戦した。センチネルが登場するとセンターマイクがまだないというお粗末な運営だ。ひとりはウガンダとのハーフというコンビだが、漫才になるとハーフをあまりネタにしない。それはいいのだけど、凡庸な漫才になってしまうんだな。3組目はヤーレンズ。すでに結果はわかっていて、ヤーレンズが優勝した。ヤーレンズも去年も出場していて、去年は女役をやる漫才をたけしに好みではないと言われていた。今年は歯医者のネタをやっていて、さすが、笑いの量が尻あがりに増えていく。4組目はマイアミバスケットボールクラブ。それぞれ、それなりに芸歴がある3人が組んだトリオ漫才。ものまね芸人の名前を出して実際にいるかいないかを当てるクイズのネタをやったが、気迫は感じるものの、急造トリオの域を脱しない据わりの悪さがある。4組が終わったところでインターバルとなり、審査員にコメントを訊く。高田「なんかぽかーんとしちゃった。」「これから優勝候補が出ると思います。」 たけし「こういう寄席はどっかんどっかんウケるもんだと思ったんだけど、くすくす笑いが多いねえ。要するに、つまんねえんじゃねえの?」「たぶん、技術が上になったけど、くだらなさがなくなったのかなあ? なんか、くだらねえほうがいいんだけど。(笑)」「やたら上手いんだよね。上手いんだけど、本質的に馬鹿馬鹿しさがないっていうのが、なんかね…。まあ、いいけど。」 後半、5組目はぴろしき。アレクサならぬ「アレクさん」のコント。6組目はちゃんぴおんず。もし結果を知らずに観ていたら、この流れでは、ちゃんぴおんずのくだらなさが有利に感じられたかもしれない。7組目はルミ子。お母さんがラウンドガールの仕事に行くコント。これは笑いが起きている感じがした。最後、8組目はジグザグジギーだが、なんと、「ジグザグジギーのネタは、ご都合によりご覧いただけません。」というテロップが出た。なにか楽曲でも使ったかな。8組が終わり、全員が舞台に再登場する。審査を待つ時間が少しあったあと、審査員たちも再登場した。たけし「ほんとのこと言うと、全員、みんなほんとの実力よりは、全員、あの、なんだろうな、失敗してるっていうか、思ったより全員ウケてないなあっていう」「われわれにとっては客前は、もっとどっかんどっかんウケなきゃおかしいんだけど、これ、時間が4分でちょっと詰めちゃって、焦りも見えるし、お客さんも笑っていくというのが盛りあがってこないんで、これからはもうちょっと長くしようかな。」 結果が発表され、ヤーレンズの優勝は審査員全員一致だったようだ。たけし「しかし、この番組で優勝してもたいして売れねえな、みんな。どうなってんだよ。やっぱり吉本のせいだな。」 賞状を読みあげ、最後に「名誉顧問 松本人志」と大オチ。ヤーレンズに賞状を渡し、「お前らもあの「M-1」とかけっこういいとこいってんだけど、あれだなあ、吉本入ってたら優勝してんのか? だけどお前、あそこで優勝しても金になんねえからな。あの、ほんとに、独立して、争って、カネちゃんともらったほうがいいよ、芸人だからね。ただやっぱ、ちょっとな、ネタの詰めかたがな、時間的なあれかな、ちょっと詰めてんだよな。こっちも、ちゃんぴおんずってのも、俺がいちばん嫌いなネタだけど。(笑)六本木のスナックで田舎もんがよくやるやつなんだよ。ああいうのは大嫌いなんだよ。(笑)俺、思いっきり殴りたくなんだけど。」 塙さんが「たけしさんにちょんとすなよ!」とそそのかす。ラウンドガールのかっこうをしているルミ子を、たけし「酔ったら××××(笑)」「松本人志に対抗したら困るよな。これ、どんな話題になるのかな。」「そいで、千五百円ぐらいやって、「たけし松本越える」ってのは(笑)」 最後にたけしのあいさつ。「やっぱり、お笑いというのはどうもね、関西弁の威力がすごくて、関東はちょっと、ずーっと、まあ、われわれの時代から押されてるんですけど、みんなもがんばって、大阪が本場なんていうことを言わせないように。やっぱ、関東芸人は関東らしく、粋な、落語かなんかいえば、関東の芸人ていうのは素晴らしいと思うし、漫才もコントもやっぱり、関東の人間が、結局は勝つというふうにがんばっていただきたいと思ってます。」


 深夜、1時間ぐらいで目が覚めてしまい、トイレに行こうとして、立ちあがったらふらふらとよろけて、本の山にぶつかり、大雪崩を起こしてしまった。情けない。すぐに眠りなおすつもりだったが、これでは眠る場所がないから、ラジオを聴きながら本を積みなおした。いったい何時に眠りなおせたんだったか。

2024年3月26日火曜日

3月26日火曜日/保険証を待ちながら

◇ ラジオ・テレビ

 早朝に起きあがり、ゴミを出してくる。そのまま、1階の大掃除を始めてしまい、今日は保険証が届くかもしれないから1階にいたほうがいいと思い、ちゃんと着替えて、ぶっとおしで掃除をしていた。結局、保険証は午前中には届かず、早朝からずっと掃除をしていたら背中が痛くなってきた。限界になり、自分の部屋に戻って横になる。ラジオをつけ、「ビバリー昼ズ」の途中から「ナイツ ザ・ラジオショー」まで続けて聴いていた。今週はナイツは春休み、相席スタートケイさんと三四郎相田のコンビでしゃべっていた。タイムフリーで、昨日の「ビバリー昼ズ」を聴くと、こちらのゲストはタブレット純。エンディングでは、昨日の「ラジオショー」を担当していた永野と高田先生が会話をしていた。

 保険証は15時過ぎにようやく到着した。いや、今日中に届いてくれてよかった。いつ届くのかわからず、いつでも玄関に出られる服装に朝からなっていたが、これでようやく普段の部屋着に着替えられる。

 録画していたテレビ番組をあれこれと。今日の「徹子の部屋」は井上順がゲスト。先日出演した堺正章からビデオメッセージも届いた。観そびれていた昨日の「徹子の部屋」は松島トモ子がゲスト。ライオンに噛まれたことについて、徹子さんが「その取材はあなた、10年ぐらい断ってらしたんですって?」と訊くと、松島トモ子「ビートたけしさんとか、明石家さんまさんとか、ちょうどすごい人気のおありになった…。で、コントで、あたしの噛まれたこととかなんか、みんなやってらしたの。で、それはいいと思ったんです。あたしももし、あたしが他人だったら、面白がって、やったと思うからいいと思ったんだけど、自分ではあと1ミリ場所が違ってたら、死んでたか、全身麻痺になってたかっていう大変なことなんで、あたしにとっては笑いごとじゃなかった。みなさんは笑っていいんだけど。それで、ええと、インタビューっていうんですか、お断りしてました。」 徹子「でもあの、ある日、永さんが、永六輔さんが、イベントで松島さんを「ライオンのエサ」って紹介したんですって?」 松島「永さんが舞台にお出になって、あたしは幕のところにいたんですよ。「スペシャルゲストはライオンのエサ!」っておっしゃったから、「はあっ!?」 さすがのって言っちゃああれですけど、なんにもあまり驚かないあたしだけど、「どうしよう! どうやって出たらいいかしら?」と思ったら、お客さまがどぉーってウケたの。だから、よかったあと思って、出られたんですけど、あれ、しんとしたら出られないし、永さんはあたしに、もう自分のこと笑っちゃいなっていう…、いつまでもあたしがこだわっていたもんだから、そういうことは恥ずかしいと思ってたから、言ってくださったのかもしれない。よくとれば。」

 昨夜の「世界まる見え!テレビ特捜部」は3時間特番、明石家さんまがゲスト。この番組を観ること自体が何年ぶりになるだろうか。過去数年、さんまがゲストの回は録画はしてあるが、録画したまま、ずっと観そびれていた。しかし、たけし、さんま、所がそろう場面をあとどれだけ観られるだろうかという思いがいよいよ強くなってきたのだな。番組はクイズを中心に進む。たわいもない場面も多く、早送りをしながら観るが、番組最後に、たけし、さんま、所の楽屋トークのコーナーが20分ぐらいあった。今や、フジテレビの「27時間テレビ」でもこのようなシーンはあるかどうか。ここまで観たついでに、2年前の放送にも手をつける。同じく、さんまがゲストの3時間特番。3時間の特番を観るのはなかなかしんどいが、今年の放送を観て、どこを早送りすればいいかコツをつかんだ。2年前も同じようにクイズをやっている。ほかのゲストに、劇団ひとり、滝沢カレンがいるのも一緒だった。クイズを考えるやりとりのなかで、さんまから村上春樹の名が出る場面があり、意外性があるが、さんまのほかの発言と照らし合わせてみても、さんまはじつはけっこうな読書家なのではないだろうか。

 昨夜の「午前0時の森」は月曜日の最終回。劇団ひとりと村上信五が相撲をとるという企画だったが、これはまともに観てられない。月曜日は最後まであまり面白くない番組だった。

 今日は雨降り。夜になってから、雨のなかを近所のスーパーまで買いものに行ってきた。今日はテレビを観てばかりの一日。深夜1時からはラジオ。「爆笑問題カーボーイ」を聴きながら眠る。

2024年3月14日木曜日

3月14日木曜日/たけしに敬意がない

◇ テレビ

 朝、ラジオを聴きながら、ブログの更新をひとつ。それから、録画していたテレビ番組をいくつか。先週水曜に放送された「奇跡体験!アンビリバボー」をようやく観た。たけしの出演はこれが最終回。ウィキペディアにあたると、1997年秋のスタートだというから、たけしのバイク事故から3年後。「HANA-BI」がベネチアで金獅子賞を獲ったのもこの年の秋だった。この番組は開始当初に少し観たことがあるだけで、もう四半世紀以上はまともに観たことはなかったんじゃないか。番組の変遷もまるで把握していなかったが、今ではバナナマンがメインのまったく違う番組になっていた。たけしの出演場面も、当初は「世にも奇妙な物語」のタモリのような役割だったはずだが、最終回の印象では、むしろ、その後は「27時間テレビ」のたけしに近い役割になっていたのかという感じがする。今回は2時間の特番になっていてたが、たけしの出演はたった2箇所だけ、合計1分もない。このひどい無駄使い、最後の出演だというのに、たけしになんの敬意も感じられない。司会の剛力彩芽も同じくこの回が最終回だったが、剛力彩芽は最後にこの11年半の出演をまとめたVTRが用意されていて、あいさつの時間もたっぷりと設けられていた。たけしのあいさつはなし。あっさりしたもので、初期の映像をわずかに流しただけで終わった。

◇ 平沼橋・星川

 夕方から外出。やるべきことをすべて片づけているだけで、この時間になってしまう。まず、直配できる品物があったため、平沼橋まで。普通に送ろうとするとレターパックプラスになるサイズだから、平沼橋あたりだったら直接お届けしてしまったほうがいい。ところが、お届け先のマンションに行ってみると、郵便受けの入り口が細く、このサイズの品物では入らないんだ。インターホンを押しても不在。管理人に預かってもらえないかと訊いてみたかったが、窓口には受付は終了しているような注意書きがかかっていて、誰かいるような気配もなかった。置き配ができればよかったのだが、勝手に置き配するのはもちろんまずいから、購入者様にメールし、置き配でもかまわないかと確認してみることにしたが、返事がすぐにくるというわけにはいかない。

 ひとまず、遅めの昼食にする。戸部方面に歩き、すき家に入り、お好み牛玉丼というのを食べた。650円。てっきり、お好み焼きが牛丼に乗っているのだと勘違いしていたが、生のキャベツを刻んだものを牛丼に乗せ、マヨネーズをかけただけのもの。そのうえに自分で温泉玉子を割って乗せる。ひとり暮らしの貧乏料理みたいなものを、なにが悲しくて金を払って食わねばならないんだ。

 メールの返事がこないだろうかと、すき家ではなるべくゆっくりと食べていたが、今日のところは持ち帰るしかなさそうだ。うっかりしていたが、銀行にも寄りたいと考えていたのに、時間を稼いでいたらその時間がなくなってしまった。スムーズにお届けできてさえいれば、なんの問題もなかったのに。金を降ろしそこなうと、今日のうちに片づけようと思っていたことが明日になる。すべて忘れずにできるだろうかというプレッシャーを感じる。

 平沼橋から星川に移動し、保土ヶ谷図書館に寄る。こちらも閉館時刻まで余裕がなく、本を返却する必要があったために、銀行よりも優先しなければならなかった。本を3冊返却し、また2冊借りる。コーナンに寄り、買いものをしてから、イオン天王町に。フードコートのマクドナルドで、アイスコーヒーとわらびもちパイを食べながら、少しだけでも読書をしていきたいと思った。読書といっても雑誌なのだが、図書館で借りた「ミュージック・マガジン」1月号を読みたかった。去年の年間ベストアルバムの号。ざっと目を通しながら、Spotify で探して、実際にその曲を確かめていくのは楽しい作業だ。

◇ ラジオ

 帰宅は夜遅くなり、眠くてしかたがない。テレビを観る元気はなく、ラジオを聴きながら少し眠り、深夜に目が覚めた。横になったまま、さらにラジオを聴く。タイムフリーで、火曜の「伊集院光のタネ」を聴くと、この日は生放送だった。冒頭に伊集院からTARAKOとさくらももこの思い出が語られる。パートナーは棚橋麻衣、テーマは「財布のひも、固い?ゆるい?」。続けて、水曜の回も聴くと、こちらのパートナーは竹内香苗、テーマは「うまい鍋」。いつもとは別のスタジオで収録していて、実際に鍋を食べながらの放送だった。

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2024年3月8日金曜日

3月8日金曜日/たけしの喪失感

◇ テレビ・ラジオ

 昨夜は寒さでよく眠れず、何度も目が覚めた。録画していたテレビ番組をいくつか。今朝の「ブギウギ」では、スズ子の父、柳葉敏郎が亡くなった。じつの母である中越典子と再会し、愛子ちゃんから見れば祖母なのだが、ここの年齢のバランスに奇妙だ。いっぽうでは木野花がいるだけに、木野花の役はいったい何歳なんだろう。

 なかなか観る時間が作れずにいた、先々週の金曜に放送された「徹子の部屋」の特番をようやく観る。テレビ朝日開局65周年記念番組。「徹子の部屋」は 49年目突入という特番だ。最初のゲストには芦田愛菜が登場する。この特番は公開収録なのか、観覧客の反応する声が入っている。画面にはごちゃごちゃと文字が入り、普段の「徹子の部屋」よりも視覚的にうるさい。2011年放送、6歳で初出演したときの映像が流れ、これはリアルタイムでも観た記憶があるが、6歳の愛菜ちゃんのかわいさに涙が出てくる。「徹子の部屋」には悠久のときが流れている。ふたり目のゲストはマツコ・デラックス。かつて、この番組の特番では大谷翔平とも共演していたのか。マツコと一緒に、名女優名場面集を観るコーナーもあり、池上季実子、いしだあゆみ、夏目雅子、大原麗子、加賀まりこ、松坂慶子、風吹ジュンの過去の出演回の映像が流れた。さらに、新たに発見されたという越路吹雪の映像も流れる。越路吹雪の遺品のなかから本人が録画していたものが見つかったというその映像は、1976年放送、越路吹雪は 52歳。「フラッシュクイズ」のコーナーでは、関根勤が越路吹雪のものまねをやってみせていた。3人目のゲストは藤井聡太。野間四賞の授賞式のスピーチで直接オファーをしたそうで、野間出版文化賞というのをよく知らなかったが、ホームページには「出版にまつわるすぐれた表現活動を行った個人・団体の中から選びます。」と書いてある。去年の受賞者が、芦田愛菜、藤井聡太、黒柳徹子という3人だったんだ。

 昼はラジオ。「ビバリー昼ズ」をつけておく。ラジオのニュースによると、今朝は雪が降っていたのか。積もるほどの雪だったようだが、ぜんぜん知らなかった。

 午後から都内に。もっと早く出るつもりでいたのに、ずいぶん遅くなってしまった。電車に乗る前にスレッズを見ていて、鳥山明の訃報にびっくりする。正午には公表されていたのか。急性硬膜下血腫。68歳ということだが、年齢のイメージもなにもないひとだった。同世代のマンガ家といえば誰になるのかも、ぱっと浮かばない。

◇ 渋谷

 渋谷に出て、まずは遅めの昼食。新南口の富士そばに入り、カツ丼を食べた。580円。帰りは夜遅くなる。帰りの電車内で、タイムフリーで、先週金曜の「伊集院光のタネ」を聴いた。パートナーはつぶやきシロー。テーマはファミコン。

◇ テレビ・雑誌

 深夜に帰宅し、録画していた「日本アカデミー賞授賞式」を観る。結果を知らずに観たかったから、SNSも開かずに帰ってきた。ナビゲーターは今年も若林正恭と水卜麻美。会場の司会は羽鳥慎一と岸井ゆきのが務める。助演男優賞が並ぶ場面では、司会をしながら呼吸ができなくなってしまう岸井ゆきのを大泉洋がフォローしていた。加瀬亮が「首」からはただひとりノミネートされていたが、撮影現場の様子を少しだけでもここで聴けるのが嬉しい。最優秀助演男優賞は「月」の磯村勇斗。最優秀助演女優賞には「ゴジラ-1.0」の安藤サクラが選ばれた。安藤サクラは昨年の受賞者でもあり、自身がプレゼンターとなり、自分の名を発表した。最優秀主演男優賞は「PERFECT DAYS」の役所広司。優秀監督賞はそれぞれのインタビューもなく、最優秀賞があっさりと発表され、出席していないヴィム・ヴェンダースが受賞し、役所広司が代理でスピーチした。主演女優賞では、安藤サクラと浜辺美波は助演賞とのダブル受賞になった。浜辺美波はゴジラと仮面ライダーで受賞なのだね。最優秀主演女優賞には「怪物」の安藤サクラが選ばれ、最優秀助演女優賞とダブルで受賞する快挙となった。その他、各賞はダイジェストで紹介される。会長功労賞の受賞者のひとり、小林旭が出席し、スピーチもしていたのにはちょっとぞくぞくさせられる。小林旭は今の受賞者たちをどう見ていただろう。最後に最優秀作品賞が発表、「ゴジラ-1.0」が選ばれた。

 深夜にSNSを開き、今度はTARAKOの訃報を知った。63歳。楽天マガジンで雑誌のチェックをすると、「週刊ポスト」のやくみつるの連載では、4コママンガの1本は高橋春男を、もう1本はエスパー伊東と南部虎弾をネタにして追悼していた。たけしの連載は、まずは大谷翔平の結婚について語る。「今回の報道でガックリきた人は多い気がするぜっての。実はかくいうオイラも今回のニュースを聞いて結構ショックを受けたんだよ(笑)。これまで毎朝のように大谷の試合を見てきたからかな。アイドルの追っかけじゃないけど、誰か特定の人を選んだんだと思うと、どうも〝喪失感〟があってさ。」なんと、たけしが大谷の結婚に喪失感を感じているとは驚いた。大谷について語ったあとには、「ブラタモリ」が終了するタモリに対する感慨を語っている。「まァ、気持ちはちょっとわかるよ。オイラも最近はヘロヘロだからね。タモリはオイラよりも年上だから、なおのことそうなんじゃねェかな。」「ただ、オイラとタモリは芸人としての成り立ちというか、世に出てくるまでの流れがまるで違う。(略)目の前の客にウケなくて辛い思いをしたことはないんじゃない? そう考えると、オイラのほうが随分と泥臭い経験をさせられたもんだよ(笑)。ただ、泥臭い思いをしてやっと世に出たという自負はあったし、芸人というより文化人に近いポジションだったタモリに対して、お笑いでは負けていないという気持ちがあった。もう随分と昔のことだけどね。」

2024年2月22日木曜日

2月22日木曜日/オバケトンネル曲がる

◇ テレビ

 朝、録画していたテレビ番組をあれこれと。今朝の「ブギウギ」では「ヘイヘイブギー」が誕生。茨田りつ子はスズ子のもとに家政婦さんを手配し、その家政婦を演じるのは木野花だ。

 昨夜の「水曜日のダウンタウン」は、まず、前半は「ドッキリの仕掛人 どんなにバレそうになってもそう易々とは白状できない説」。パンサー尾形、ダイアン津田がだまされる逆ドッキリ。後半は「男女の知名度100%対0%クイズ」の第2弾。男チームは、浜田、くっきー、カズレーザー、令和ロマンくるま、那須川天心。女チームは、YOU、矢口真里、ホラン千秋、エルフ荒川、森日菜美というメンバー。司会は麒麟川島が務める。これはとても面白かった。松本がいなくなってもこの番組は面白く、単にフォーマットにかぎらず、松本が不在でも成立するほどのものを残し、松本は消えていった。

 昨夜の「あちこちオードリー」は恒例企画の「グッときたニュース」。みなみかわ、菊地亜美、蓮見翔、カカロニ栗谷というメンバー。蓮見は、渋谷のTSUTAYA が一時閉店したというニュースを選ぶ。蓮見はかつてバイトしていた TSUTAYA が無人餃子販売店になっていたそうで、蓮見「いちばん悔しくないですか?」「なんかほんとに、「えっ、カルチャーつぶれて餃子屋できんの?」って思って。」 若林「本屋もことごとくなくなってるよね。愕然とするよな。」「渋谷のH&Mってあれ、本屋だったんだよ、ぜんぶ。あそこ、ブックファーストだったんだよ、ぜんぶが。8階ぐらいまであったんだよ、うん。東急本店もなくなっただろ。」「由々しき問題ですよ!(笑)東急本店、俺、写真撮りに行ったんだから。なんかあの、紙書いて、なんかこうポストイットみたいなこう、みんなが「ありがとう東急本店」…、あそこの本屋にってこう、俺も書いたもんね。「悔しいとき、この本屋に助けられて」みたいな。ほかのひとのメッセージ読んで泣いちゃって。」

◇ 泉岳寺

 午後から都内に。横浜から京浜急行に乗り、泉岳寺まで。なか卯に入り、牛とじ丼を食べる。600円。小雨が降っている。寒い。芝浦に行く用があり、オバケトンネルをくぐっていくと、まっすぐだったトンネルが途中で曲がるようになっていて、そこからは立って歩ける高さになっていた。芝浦側の出口に看板があり、工事の進捗にともない、迂回されるように変化したということが案内されていた。このトンネルはもうずっとこういうもので、変化するようなものだとはぜんぜん思っていなかったから、なんだか不思議だ。オバケのように、このトンネルもいつか消えてしまうのか。

◇ 読書

 帰りの電車内で、ビートたけし・ホーキング青山「日本の差法」を読み終えた。2004年刊、新風舎文庫。親本は2002年刊。読みそこねていた本だが、ホーキング青山が亡くなったこのタイミングで読んでおきたくなった。時期としては、ホーキング青山も出演している「Dolls」が公開されたころか。たけしと初めて会ったのは「ここがヘンだよ日本人」だったようで、それ以前から、高田先生や談志師匠とは関わりはあったホーキング青山だから、意外と遅かったんだなという感じもする。この本ではおもに差別について対談しているのだが、それはともかく、読み進めていたら、村上麗奈の名前が出てきたのには驚いた。バイク事故のあとに顔面麻痺になり、自殺しようかと思う寸前だったという話をたけしがしているのだが、「でもね、何が助かったってね、エロビデオだな。」「包丁持った瞬間に、エロビデオが横に転がってたの。それでそのエロビデオ見てオナニーしたとき、「生きよう!」と思ったんだ(笑)。」「いや、本当に。その女優に会いたい!って。村上麗奈(笑)。」 「週刊新潮」の記事には「会ったことも見たこともない」とか反論してたのに、どうやら、ちゃんと知ってるぞ。あの記事、本当なんじゃないのか。

 プラス・マイナス岩橋のことも気になってしかたがなかったのだが、SNSから、岩橋が吉本を契約解除となったというニュースを知った。あれよあれよという間に、なんでこんなことになるんだろうか。真木よう子は否定しているようだが、これは吉本興業の問題、ハラスメントの問題であると同時に、いやもしかすると、それ以上にSNSの問題だろう。弱い人間から調子を崩していく。

 夜遅くに帰宅し、「アメトーーク!」の「せっかち芸人」をオンタイムで観てしまう。ナイツ塙、中川家礼二、バカリズム、土田晃之、ますだおかだ岡田、アインシュタインゆずる、ダイアン津田というメンバー。MC側には、ブラマヨ小杉、大自然ロジャーが座る。録画していた「NHKニュース7」を観ると、日経平均株価がバブル期以来に最高値を更新したとのニュース。ラジオを聴きながら、深夜に眠る。

ブログ アーカイブ

4月21日日曜日/野毛大道芸

◇ 大道芸  朝、録画残量が足らず、数年前の番組を確認しては消去していく。こんなことのために、いったいいつまで忙しなく過ごしていくんだろうな。今夜までの録画残量をなんとか確保したら、今度は出掛ける支度をしなければならない。家を出るまではラジオをつけておく。「安住紳一郎の日曜天国」...