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2025年3月31日月曜日

3月31日月/「あんぱん」が始まる

◇ テレビ・ラジオ・雑誌・フジテレビ

 早朝から眠り、昼前に起きあがる。NHKプラスで、今朝から始まった「あんぱん」第1話を観る。「正義は逆転する。信じられないことだけど、正義は簡単にひっくり返ってしまうことがある。じゃあ、けっしてひっくり返らない正義ってなんだろう? おなかを空かせて困っているひとがいたら、ひときれのパンを届けてあげることだ。」 この冒頭のセリフからさっそくつかまれてしまった。これはやなせたかしの言葉だ。晩年のやなせたかしのすがたから始まり、北村拓海が想像以上にやなせたかしに見える。その妻、老けづくりをした今田美桜も登場し、「おなか空いた」というセリフ。RADWIMPS の主題歌がどうもやなせたかしにそぐわない気がするけど、これは次第になじんでくるだろうか。主題歌のあとは幼少期の世界になり、足の速い女の子が走っている。機関車と並んで走る場面がいい。気の強い女の子が気の弱い男の子に衝突する、これがふたりの出会いだ。声をかける阿部サダヲ、女の子のお父さんは加瀬亮、お母さんは江口のりこ、男の子のお母さんは松嶋菜々子、叔父が竹野内豊。この共演も面白い。転校してきた男の子は学校で女の子と再会する。ここは王道の展開だ。からかわれる男の子を強気な女の子が助けてあげるが、しかし、女の子は男の子にひどいことを言ってしまう。男の子のスケッチブックには家族の絵が描かれている。阿部サダヲと再会し、阿部サダヲは男の子に「坊主、腹減ってないか?」と訊く。空腹がカギになる。うちに帰った女の子は、母たちから、あの転校生の子はお父さんが急に亡くなり、叔父を頼ってやってきたということを教わった。そんなうわさがもうまわっているのだ。女の子がとぼとぼと歩いていくと、ひとだかりに出会い、そこには阿部サダヲにあんぱんを食べさせてもらう男の子がいた。あんぱんとの出会いが強く印象づけられたところで初回は終わり。初回からぐいっと惹きつけられるポイントがいくつもあった。

 ついでに、これも今日から始まった新番組「The Wakey Show」も観る。コントをやるというのはこの番組だと思ったが、初回にはそれらしきところはなかった。妙にお行儀のいい王道の子ども向け番組のようだが、コーナー構成として、クレジットには倉本美津留の名があった。出演者にはマツモトクラブの名があり、気がつかなかったからオープニングからもう一度観なおしてみたら、たしかにマツモトクラブのすがたがある。セリフはなにもなかったが、今後、活躍する場面はあるだろうか。

 昼はラジオ。「ビバリー昼ズ」を聴く。「オールスター感謝祭」の江頭さんを観ていた高田先生は、今朝の「あんぱん」も観ている。「マキタスポーツもすべってたよ」って、「笑点」も観ているのだが、高田先生はなぜかミスチルを Little Glee Monster と間違えてしゃべっていて、松本明子は話をさえぎらないのだが、磯山さやかだったら訂正していただろう。そのあとには亡くなった芦屋小雁にも触れていた。12時台ゲストは坂本冬美。

 楽天マガジンのチェックをすると、「週刊現代」はホラン千秋が表紙。御厨貴の連載が始まっていたことに気がついていなかったが、「メイクルームの政治学」と題し、延江浩が聞き手になり、出会った政治家の素顔を語っている。今回は第5回、宮澤喜一について。もうひとつ新連載、檀ふみと阿川佐和子の交換日記が始まった。梅沢富美男の連載エッセイはみのもんたについて語っている。

 「週刊プレイボーイ」には「「ポスト石破」まさかの名前」という記事があり、自民党内からささやかれているのは玉木雄一郎と野田佳彦だという。玉木を首相に担ぐと約束し、自公国の連立政権という線、あるいは、自民と立民が大連立し、時限を区切った救国内閣という線。これが参院選のタイミングであるのかどうか。

 「サイゾー」には「中居正広・フジテレビ問題とはなんだったのか?」と題した週刊誌記者匿名座談会があり、これまでの経緯が整理され、それぞれの思惑もよくわかり、とても面白い。TBSの乱交パーティーのことなんて、まったく記憶から消えていた。そのほか、渋谷ドリカムシアターをオープンさせる中村正人と堤幸彦の対談や、大阪万博について語る大崎洋インタビュー。バーニングの代表を退いた周防郁雄の記事には、中森明夫、本多圭が寄稿していた。本多圭の顔写真を初めて目にしたが、芸能取材歴50年というけっこうな爺さんなんだな。

 ブログの更新をようやくひとつ。ここ数日の体調の悪さからなんとか抜け出し、あたまがまわるようになった。調子が悪いときにはこれが永遠に続くような気がして、なにもできなくなってしまうが、抜け出してみればなんてことはない。

 夕方、駅前の郵便局まで投函に行き、そのついでに、アマゾンで注文した録画用DVDを駅前のロッカーで受け取る。ダイソーにも寄ろうかと思っていたが、この箱が大きく、カバンがいっぱいになってしまった。ロピアで買いものして、すぐに帰ってくる。SNSを見ると、ダウンタウンが万博のアンバサダーを辞退というニュース。

 フジテレビで生放送中の第三者委員会の会見を録画していて、追っかけ再生で観始めると、番組表のとおり、16時50分から録画が始まっているが、この時間は「イット!」の途中のようだ。会見は17時から始まる。委員長の竹内朗という人物が要点を説明する。まず驚いたのは、女性は守秘義務の全面解除に応じると回答したが、中居側は守秘義務の解除を認めないと回答したところ。フジテレビのアナウンサーであることは女性の同意を得て公表された。結論的な部分が早々に発表されたが、業務の延長線上の性暴力であることが認定される。類似事案が2件確認され、その2件に共通することとして、フジテレビの男性社員が女性を置き去りにしたということもはっきりと語られた。30分ぐらい経ったところで、竹内氏は水を飲み、少し咳をする。こんな状況でしゃべるのはさぞのどが渇くだろう。社内のハラスメントも4件確認、件のAプロデューサーがセクハラを行っていたことも明らかにされた。説明には42分が費やされた。

 そういえば、大学の先輩でフジテレビに入ったひとがいたよなと思い、初めて思い出したわけでもないのだが、名字だけ知っていたから検索してみると、それらしきひとを見つけてしまった。ウィキペディアにも項目があり、1973年生まれ、上智大学出身、大学4年時にNSCに通っていたと書いてあり、たしかにそんなことを言っていた記憶がある。画像検索してみたらまさにその先輩で、当時の面影がある。なんと、映画監督になっていた。「ミステリと言う勿れ」や「信長協奏曲」など、有名作品を撮っている。フジテレビではドラマの演出家をしていたのだ。最後に会ったのは1998年だったはずだ。葬儀に行くために一緒に新幹線に乗ったのが最後じゃないか。連絡先も知らないし、その後、まったくなんの情報も知ることはなかった。一方的に近況を知っただけだが、嬉しい再会に興奮してしまった。

 NHKプラスで「ニュース7」を観ると、フジテレビの第三者委員会の会見をトップに扱っていた。つぎにミャンマーの地震のニュース、死者は1700人になった。その後、TVer のリアルタイム配信で、フジテレビの会見はいつまでやるのかと思いながら観ていたが、気がついたら、テレビのほうはもう放送されていなかった。番組表のとおり、21時に終わり、ドラマが放送されていた。TVer のリアルタイム配信のほうも、22時半頃には終わる。今回の会見は前回の半分ほどの時間で終わった。

 テレビ番組をいくつか。先週土曜に放送された「喫茶しのぶ」という番組、今回で3回目の特番だが、過去2回は観そこねている。喫茶店の設定、大竹しのぶがオーナー、坂上忍が店長、長谷川忍が店員を務める「しのぶ」3人によるトーク番組。そこにお客として、ゲストの広瀬すずが登場。大竹しのぶとは「海街diary」で共演している。是枝監督の現場は子役に台本を読ませず、広瀬すずは15歳だったからどちらか選べて、台本なしを選んだ。だから、大竹しのぶや樹木希林が出演することも現場で知ったという。広瀬すずはじつは長谷川とも仲がいい。津田軍団として、津田と長谷川と3人だけでご飯を食べに行ったことがあり、シソンヌの単独ライブも観に行ってるのだ。さらにゲストがもうひとり、尾野真千子が登場する。尾野真千子は沖縄に住んでいて、広瀬すずはこの前日に沖縄に遊びに行っていた。このふたりは「阿修羅のごとく」で共演した仲なのだが、大竹しのぶも「阿修羅のごとく」に出演していたことには触れられなかった。この優れた俳優だらけのメンバーで「はぁって言うゲーム」をやるのだが、当たらなくて盛りあがっていたけど、俳優としては正解されないほうがまずいんじゃないか。

 先週金曜に放送された「スギるヤツ」というコント番組も録画しておいた。さらば青春の光とニューヨークを中心とした番組なのか。ほかに、シソンヌじろう、ハナコ岡部と菊田、見取り図盛山、マヂカルラブリー、マユリカ、大久保佳代子、SixTONES 髙地が出演。「匂わせ講座」の講師をする大久保佳代子がさすがの芝居だったが、しかし、どうも面白くない番組だった。脚本構成、渡辺佑欣、上野耕一郎、谷口マサヒト。企画演出、廣瀬隆太郎。この番組は次週もある。

 深夜1時になり、ラジオをつける。「深夜の馬鹿力」は毎週聴くわけではないが、第一声、「芸能界きっての伝説の巨根、伊集院光です。」というどうかと思うようなシモネタから始まり、そのあとにエイプリルフールとかではないですといって、エイプリルフールに毒づくのだが、それはあまりにも手垢がついていないか。「伊集院光のタネ」はずっと面白いのだが、深夜の伊集院にはたまに聴くとちょっとズレを感じる。その点、爆笑問題は純度をキープしている。伊集院と太田とでは、同じようなシモネタでもまったく印象が違うのだ。

 このタイミングで「永野芽郁のオールナイトニッポン」が放送されていたと知り、タイムフリーで、さっそく聴いてみた。深夜0時からの「オールナイトニッポンX」の枠で、今日から始まった新パーソナリティなのだ。永野芽郁は江頭さんの話をきちんとしていた。オープニングにはエイプリルフールの話をしていて、平和なウソっていいじゃないですか、今日はハッピーなウソをいっぱいついてみんなで面白がりましょうといって、伊集院よりも永野芽郁のほうがよっぽど好ましい。明日は撮影現場で阿部寛にウソをつくと言っていて、なんだか阿部寛が楽しそうだ。

2025年3月28日金曜日

3月28日金/アメリカのふしぎな論理

◇ テレビ・ラジオ

 今朝は雨降り、強風のため、ゴミを出す準備はしてあったのだが出すのはやめる。朝、目覚めるとやはりのどが痛い。まずいな。今日は老健の面会に行くつもりだったが、どうも疲れがたまっている。面会は明日に変更する。

 テレビ番組をいくつか。昨夜の「アメトーーク!」は「スタッフの接し方分からない芸人」。ウエストランド井口、ヒコロヒー、銀シャリ橋本、ダイアン津田、フジモン、さや香新山、宮下草薙草薙、囲碁将棋根建が出演、MC側には田村淳が座る。井口やヒコロヒーは売れない時代にスタッフに見下されていた記憶が強くあるようだ。大阪芸人はスタッフと仲良くしても面白くなければ意味がないと考える。フジモンは若いスタッフとの付き合いかたに悩んでいる。

 先週土曜に放送された「みのもんたさん、ありがとう! 元祖!スポーツ珍プレー好プレー大賞」という特番を録画しておいた。みのもんた追悼の4時間超生放送、司会はアンタッチャブル、三宅正治アナ、佐久間みなみアナ。審査員がなぜかいて、徳光和夫、芳根京子、井森美幸、磯山さやか、そのほかにアスリートたちも、ラモス瑠偉、清水宏保、谷亮子、上原浩治、吉田沙保里、田中史朗、内村航平、達川光男が並んでいる。てっきり、みのもんたがナレーションをやった「珍プレー好プレー」だけで4時間の特番なのかと思ったら、そういうわけではなかった。プロ野球以外のスポーツの珍プレー好プレーもある。アンタッチャブルが「珍プレー好プレー」のナレーションを入れていたこともぜんぜん知らなかったが、基本的にはみのもんたのスタイルを踏襲している。しかし、これはかったるい番組だ。みのもんた追悼だけだったら保存したかったが、これはざっと観ただけで消去する。

 昼はラジオ。「ビバリー昼ズ」をつけておく。「芸能IQクイズ」で、鶴太郎がゲストの「人生最高レストラン」からの問題につけ加え、鶴太郎が「マッチでーす!」というのを今の若いひとはマッチ棒だと思ってるという「水曜日のダウンタウン」の「みんなの説」を高田先生がしゃべっていた。なんの番組で観たかは忘れてしゃべってるんだろうが、高田先生は「水曜日のダウンタウン」も昨夜の「アメトーーク!」もどうやら観ている。

◇ 読書

 夕方から外出。とても暖かい。まず、昼食。吉野家に入り、牛プルコギ丼を食べた。50円引きクーポンがあったので、これを使いたかった。駅前の郵便局に寄り、振り込みをしなければならなかった。それから、ドトールに入り、読書をしていく。

 森本あんり「宗教国家アメリカのふしぎな論理」を読み終えた。2017年刊、NHK出版新書。「企業トップが学ぶリベラルアーツ」というシリーズの1冊のようで、中谷巌が主宰する「不識塾」の講義が書籍化されたもの。講義が行われたのは2016年5月、最初のトランプ政権誕生前、候補者となって、トランプ旋風が吹き荒れる最中だったようだ。この本はトランプ政権誕生後に出されている。「ファスト教養」という本を先月に読んだばかりで、ビジネスパーソンのためのリベラルアーツを謳った本を読むのもどうなんだとは思うが、今のトランプ政権が誕生した背景を知るにはとてもいい本だった。以下、引用をたくさん。

P17-18「本書では冒頭で述べたとおり、以上のような矛盾に満ちた現代アメリカを、とりわけ独自の宗教性に着目することで読み解くことを目的としています。というのも、アメリカ独特の思考や論理が形成されるうえで、「アメリカに土着化したキリスト教」という要素が決定的な役割を果たしているからです。(略)みなさんのなかに、「アメリカはキリスト教の本場だ」と思っている人があれば、その考えは今日からきっぱり捨てていただかねばなりません。キリスト教は、アメリカにとっても外来の宗教です。アメリカだけでなく、キリスト教はヨーロッパにとっても、いや、どこの国のどの文化にとっても、異質な外来宗教です。その外来の宗教が、土着化の程度に応じて変異するのです。」

P20「ポピュリズムの隆盛とは神学的に言うと、「正統」と「異端」の関係に変化が生じているということです。」

P26-27「(略)物事は多面的ですから、どんなことでも肯定的な面を見ようと思えば見ることができると言えます。ピール牧師は、今日まで続く自己啓発的なセラピーの元祖でもあります。つまり、同じ事実でも見方によって変わる。これぞ、「ポスト真実」の世界ではないでしょうか。半世紀以上も昔の彼の本に、今日しばしば話題になるこの論理が展開されているのです。それを多くの人が実行に移す。その意味で、ポジティブ思考というのは、「何かを記述する方法」ではなく「何かを行う方法」なのです。だから、それが正しいかどうかを第三者に認定してもらう必要がない。ここには、アメリカが生んだ哲学、すなわちプラグマティズムの伝統がよく表れています。プラグマティズムでは、ある命題が真理であるかどうかは、迂遠な議論によってではなく、「そう考えることでうまく機能するかどうか」で決まります。」

P30「ここで重要なのは、トランプの奇妙な信心深さは、アメリカ的なキリスト教の文脈ではけっして特殊な例ではないということです。そこに伏在しているのは、むしろ一七世紀のピューリタン――イギリス国教会を批判し、信仰の自由を求めて新天地に渡ってきたプロテスタント――以来、アメリカのキリスト教史に一貫して流れる神学的な論理です。」

P31-33「もともと聖書には、神と人間との関係を「契約」の概念で理解する要素が含まれています。(略)その中心的なモチーフはあくまでも「片務契約」、すなわち神は人間の不服従にもかかわらず一方的に恵みを与えてくれる存在である、という点です。(略)ところが、ピューリタニズムがアメリカに移植され、「土着化」するにつれ、次第にその強調点が転移して「双務契約」化します。(略)神は、正しい者には祝福を与え、悪い者には罰を与えます。因果応報、信賞必罰の論理です。そうするとどうなるか。ひとたび人間が義務を果たしたら、今度は神が義務を果たす番になる。つまり、正しい者は神に祝福を強要する権利をもつ、ということになるのです。(略)しかし、やがてこの論理は逆回転を始めます。「正しい者ならば、神の祝福を受ける」が逆になり、「神の祝福を受けているならば、正しい者だ」となるのです。」

P35「その固有の発展の結果、作られた福音が「富と成功」です。」

P41「じつは「申命記」のように単純な道徳論は、聖書のなかではやや例外的です。聖書に限らず、およそ宗教というものは、単純な道徳論を超えて、「善人なおもて往生を遂ぐ、いわんや悪人をや」という逆説があるから宗教なのです。ところが、アメリカの歴史は、そのごく例外的なところから始まってしまいました。」

P44「みなさんはかつて世界史の授業で、「明白な天命」(マニフェスト・デスティニー)という言葉に出会ったことがあるかもしれません。この言葉を最初に使ったのが、ジャーナリストのジョン・オサリヴァンでした。彼は、一八四五年にテキサス併合を「明白な天命」として正当化します。すなわち、アメリカの大陸横断的な拡大は、神から与えられた使命だというのです。」

P47「ただし、「富と成功」の論理は明らかに「勝ち組」の論理です。自分の「勝ち」を説明するには役立ちますが、「負け」を説明することは難しい。」

P50-51「ふりかえってみると、アメリカは「負ける」という経験をしたことがありません。(略)だから、いざ二一世紀に入ってアメリカ国家が相対的に沈降を始めると、彼らはどうして自分たちが負けているのかを理解できないのです。理解というより、納得ができない。負けるということを神学的に説明する論理が欠落しているからです。」

P52「その意味で、アメリカのキリスト教は逆説の福音がない。双務契約であれ、幸福の神議論であれ、すべて順接の論理なのです。」

P56「シンギュラリティやポスト・ヒューマンという発想は、アメリカの「勝ち組」の論理ときわめて親和性が高いように思います。「有限である」という負けを認められない。身体や死を超えて、無限の命を手に入れることが、「明白な天命」だと考えているのです。」

P56-57「ヴェーバーの『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』によれば、成功によって得た富は、遊興や放蕩に費やされることなく、禁欲的に生産活動へと再投資され、ますます資本が増大して富が蓄積されていくことになる。この無限軌道の論理こそが「資本主義の精神」の要です。でも、そこには目的という概念がありません。(略)絶えざる前進がすなわち神の栄光を表す、という信仰があるうちはいいですが、その信仰が消失したら、富の追求は理由もなくただ稼働し続けるだけの巨大なマシンと化すでしょう。」

P58-59「(略)アメリカのリバイバリズム(信仰復興運動)の主たる担い手は、各地をまわって伝道する巡回説教師たちでした。彼らの出自は人それぞれ。共通しているのは、彼らがどこかの大学を卒業したわけでもなく、どこかの教会で任命されたわけでもない、ということです。そういう学歴や資格をまったくもたず、自分の信仰的確信だけを頼りに、ある日どこからともなく町にやってきては、人びとを集めて、怪しげな説教をするのです。」

P64「日本で「反知性主義」というと、知性そのものを蔑視する態度と捉えられることが多い。しかし、この言葉が最初に登場した時には、もう少し違った意味も含まれておりました。本来の反知性主義は、知性と権力の結びつきが固定化することへの反発を身上としています。」

P68「当時の牧師たちは、みなハーバードやイェール大学出身の知的エリートで、牧師として招聘されると、その町全体の精神的指導者として確固たる地位を築きます。ところが、新手の説教者たちは、大学教育も受けておらず、牧師としての正規の訓練を受けたこともない。つまり、どこの馬の骨ともわからぬ輩が、外から乗り込んできては、広場や河原に人を集め、平穏な暮らしを興奮と熱狂に包んでは、町を大混乱に陥らせるのです。」

P70「インテリ牧師の長々と続く難解な説教に対して、巡回説教師は単純素朴な言葉で、人の心をわしづかみにするような説教を行いました。」

P72「学者パリサイ人のたぐい――これこそ反知性主義の決めゼリフです。どんな宗教でも、その出発点では、インテリの言葉ではなく、素朴で平易な感覚が尊ばれます。反知性主義の究極の出発点は、「学者」と「パリサイ人」、つまり当時の学問と宗教の権威者を共に正面から批判したイエスの言葉なのです。」

P77-78「(略)政教分離を定めたアメリカという国家の本当の目的は、宗教が宗教として栄えることでした。ここがアメリカ史で躓きやすい箇所で、専門家にもよく理解されていないことがある、難しいところです。」

P78-79「政教分離の影響がいちばん具体的に見えるのは、お金です。教会は、国民の税金によってまかなわれるのではなく、自分たちで集めた献金によって運営されねばならなくなった、ということです。(略)教会は、いきおい大衆に迎合する路線を取らざるを得なくなりました。」

P86「アメリカは、出発点において、旧世界を批判して、新しい国家を作るという気概に満ちていた国です。(略)その意味では、アメリカそのものに、旧世界であるヨーロッパに対するセクト型精神がビルトインされているわけです。そしてそれは、宗教的な情熱や確信と密接不可分のものです。」

P100「「富と成功」の福音を支える vox populi, vox dei(人の声は神の声)の論理からすると、トランプはたしかに「成功者」と言われているから、きっと神が祝福しているに違いない、という理屈になるのです。」

P101「トランプは反知性主義の大衆駆動力を最大限に利用しました。繰り返しになりますが、反知性主義は、単なる知性への反発ではなく、知性と権力との固定的な結びつきに対する反発です。その観点から見ると、彼の言動は、反ワシントンで反ウォールストリート、つまり現在の政治や経済の中枢にいるエスタブリッシュメントへのアンチテーゼという点で一貫しています。こうした反知性主義の系譜につらなる大統領は、アメリカの歴史を見るとトランプだけではありません。そもそもアメリカの大統領に選ばれるのは、必ずしも知性にあふれた人物というわけではありません。というよりも、見るからに知性的である、目から鼻へ抜けるようなエリートは、逆にあまり好まれない。どちらかと言えば、マイナス要因なのです。」

P102-103「「反知性主義」という言葉は、この一九五二年の大統領選挙を背景にして生まれたものです。(略)現代を生きる私たちも、トランプの勝利によって、「知識階級と民衆のあいだには、巨大で不健全な断絶がある」ことを実感したばかりです。」

P115-116「さて、アメリカ人の政治的熱狂も、外野から見ると理解に苦しむ特徴の一つです。(略)こういう熱狂の背景は、政治学を学ぶだけでは理解できません。これはすべて、前章で紹介したリバイバル集会そのままの姿です。大衆伝道が用いてきた手法がそっくりそのまま使われている。なぜかと言えば、選挙と伝道は、目的が同じだからです。つまり、どうやって人びとにアピールして心をつかみ、こちらの思うような決断をしてもらうか、ということです。ですから、昔ながらのリバイバル集会には、大衆動員のノウハウがいっぱい詰まっています。」

P124「しかし政権の中枢部分に反知性主義が侵入したいま、権威への反発はアメリカ国内というより、外へ向かいやすい。それが京都議定書やパリ協定といった国際条約への反発というかたちをとって現れるのです。」

P129「(略)アメリカには反知性主義と同時に、パラノイアすなわち偏執病的な傾向がある。自分はつねに誰かから攻撃されているのではないか、知らぬ間に危険が身近に追っているのではないか。そういう妄想思考がアメリカ政治には染みついている、とホフスタッターは指摘しています。これはほとんど陰謀論です。」

P136「反知性主義者とポピュリストはよく似ています。いずれも反エスタブリッシュメント、反権威を軸足にして、大衆の代弁者を自認するからです。しかし、ポピュリズムによって体制が変わった場合、当のポピュリストは反権威を維持することができるのでしょうか。それとも、ポピュリズムそのものが権威やエスタブリッシュメントに変質してしまうのでしょうか。この問題は、「正統」と「異端」の複雑な関係を問うことでもあります。もし「大衆迎合」という意味の悪しきポピュリズムが「異端」ならば、民主主義は異端に乗っ取られてしまった、ということなのかもしれません。しかしもし「正統」が大多数の人びとの意見と同義なのだとすれば、ポピュリズムはむしろ現代民主主義の「正統」だ、ということになります。」

P144「しかし二一世紀を迎えて、民主主義がその内部から崩壊する危険にさらされている現実を私たちは目の当たりにしています。この危険は、民主主義が外部の敵と戦っているうちは顕在化しませんでした。しかしじつは、当初から民主主義に内在していたものです。トドロフによれば、その危険とは「意志力の過信」、すなわち人間の「ヒュブリス」(思い上がり)のことです。」

P146-148「世界中の誰もが、善への能力と意思を用いて理性的な判断や選択ができるのなら、善なる世界を作り出すことができるのかもしれません。これがペラギウスの想定でしょう。しかし、それが人間の驕りや思い上がりでしかないことは、歴史を見れば明らかです。(略)ポピュリズムが蔓延する現在、近代が称揚したペラギウス的な人間観そのものを問い直す必要性があるのかもしれません。」

P149「第1章でお話しした「富と成功」の福音は、先述したペラギウス主義そのままと言っていいでしょう。つまり、過剰なまでの意志力崇拝です。そしてイーグルトンによれば、イギリスと比較して合衆国を特徴づけるのは、「なんでもできる精神」(can-do spirit)です。」

P153「(略)アメリカの自由意志崇拝は、自己責任論とも直結しています。「やろうと思えばなんでもできる」の裏返しは、「できないのはやる気がないからだ」です。(略)こういう人びとにとって、「人生とはみずからが作者となって生み出すストーリー」にほかなりません。イーグルトンによれば、自分の意思だけではどうにもならない運命を背負う「オイディプス王」のような人生の不条理は、平均的アメリカ人にとってはとても想像できません。そんなまだるっこしい文学や芸術は受け入れられないのです。アメリカがここまで意志力を崇拝するのはなぜか。それは、アメリカという国がそもそもの初めから、能動的で計画的な意思の発動によって作られた国だからです。つまり、国家そのものが意思の産物だということです。」

P154-155「(略)アメリカでは「神の前での平等」という宗教的確信のもと、非常に強固な平等主義の倫理が確立しました。(略)この平等主義がエンジンとなって、反エリート、反権威の精神が形成されてきたのがアメリカです。それは大衆の反感・反発も味方につけやすい。」

P157-158「ポピュリズムはむしろ、トドロフが見たように、意志力の過信、人間の思い上がりという面で捉えたほうが見通しはよくなるように思われます。民主主義やそれが前提する人間理解に内在する危険です。ただ、このようにポピュリズムを「悪」と捉える見方自体が、じつは体制側の「上から目線」ではないか、という意見を唱える人もいます。元大阪府知事の橋下徹氏はその一人です。(略)ポピュリズムを悪と捉える見方から、ポピュリズムを擁護する意見まで、このように意見が大きく分かれるのは、ポピュリズムの定義が共有されていないからです。」

P158-159「民主主義が未熟なところでは、民主主義はポピュリズムという手法を用いて前進します。(略)しかし逆に、民主主義が成熟した西洋型社会では、近年に見られるように、むしろ反動的な力をもちやすい。じつは、このような捉えどころのなさにこそ、ポピュリズムの特徴があります。」

P161「常識的な抑制や均衡に対するこうした反発は、しばしば反知性主義と一体になって表現されます。(略)そのためポピュリストは、服装から言葉づかいに至るまで、あくまでも自分が専門家集団の外部に立つアマチュアであることを強調するのです。」

P163「ポピュリズムのもつ熱情は、本質的には宗教的な熱情と同根です。」

P164「政治とは本来、妥協と調整の世界です。一方的な善の体現者もいなければ、一方的な悪の体現者もいません。しかし、ひとたび全国民の「声なき声」を代弁する立場をまとうと、彼らの闘争には「悪に対する善の闘争」という宇宙論的な意義が与えられ、にわかに宗教的な二元論の様相を帯びてくる。だからポピュリストの発言は、妥協を許さない「あれかこれか」の原理主義へと転化しやすいのです。」

P170-171「要するに、政党政治の王道を歩まずとも、インターネットという経路を通って政治の中枢にアクセスすることができるようになった。かつて異端だったらけっして手に入れることのできないものが手に入るようになったのです。「異端であることの代償が小さくなった」と言えるでしょう。人びとは正統である必要を感じず、正統であろうと努力もしません。「みんな違ってみんないい」のであって、むしろ正統であろうとする努力こそ、自分や周囲に抑圧をもたらす根本悪だと言われてしまうのです。」

P176「(略)アメリカはいままで世界全体のことを考えてきたけれど、とうとう国益優先主義になったのか、と考えるなら、それは政治的にはナイーブすぎます。率直に言えば、アメリカが自国を後回しにしてまで他国の利益を優先させたことなど、これまでにただの一度もありません。そして、それはアメリカに限らず、どこの国の指導者も同じです。自国の利益を第一に考えなければ、政治家としてはむしろ背任行為になるでしょう。」

P181「よく知られているのは、丸山眞男という戦後の政治学者の議論です。彼によると、共産主義には正統と異端があるが、全体主義にはありません。共産主義は、かつてソ連と中国がそうだったように、自分こそ真の共産主義だという「正統争い」をしますが、ドイツと日本が自分こそ真の全体主義だといって「正統争い」をしたという話は聞きません。一般に、「正統」というと、折目正しくきちんとしていて厳格なイメージですが、歴史をふりかえると、じつは正統はいい加減で大雑把です。逆に、異端となるのは、知的にもすぐれており、道徳的にも立派な人びとばかりです。」

P185「私が言う正統とは、このような社会全体を支える基礎的な信頼関係のことです。ふだんは気づかないけれど、誰もが前提してそのうえに生活世界を構成しているような信憑性の構造のことです。」

P187「アメリカ的な反知性主義の拠り所は、神の前でのラディカルな平等意識でした。つまり、政治の権力とは別のところで、自分のことを是認してもらえる権威の源泉があったのです。しかし日本では、そういう別の軸をもつ経験がほとんどありませんでした。異端からの挑戦を受けなければ、正統も育ちません。その結果、正統の側も、普遍的な理念や目的を提示できず、系譜や前例や手続きといった官僚的な正統性に依存してことを進めてしまうのです。前著『反知性主義』にも書いたことですが、教育社会学者の竹内洋は著書『大衆の幻像』で、日本にあるのは知性主義でも反知性主義でもない、どちらも中途半端な「半」知性主義だけだと言っています。」

◇ テレビ・ラジオ

 夜に帰宅し、夜もまた、テレビ番組をあれこれと。「NHKニュース7」を観ると、ミャンマーで大地震があったというニュースを伝えていた。SNSからはぜんぜんその情報を目にしていなかった。

 今日の「徹子の部屋」はU字工事がゲスト。2011年以来、2度目の出演。漫才を披露すると、徹子さんになかなか好感触。栃木弁で会話してみてくださいという徹子さんのリクエストにすぐに応えていたのはさすがだった。学生時代に出演した 1996年放送「AHERA」の映像が流され、初めて観る映像ではないが、ウィキペディアには正式な結成が2000年になってるけれども、「浅草お兄さん会」に出ていたのはその前だったはずだ。都会に憧れ、横浜に住みたいと思っている福田は今は杉並区に住んでいる。

 今夜の「A-Studio+」は加藤シゲアキがゲスト。小説を書くようになったのは「A-Studio+」の二宮和也の回を観たのがきっかけだったという。

 先週と今夜の「スイッチインタビュー」を2週分、中川家礼二とピアニストの本田聖嗣の顔合わせ。番組は東京さくらトラムの車内で待ち合わせるところから始まる。本田聖嗣が礼二を指名したようで、初対面のふたり、同世代、電車好き同士の対談となる。本田聖嗣のマネージャーとして登場したのは南田裕介、本田聖嗣はホリプロ所属なのだ。礼二の妻がピアノ講師だというのもここで初めて知った。

 先週土曜の「NHKスペシャル」は「3世代が選ぶあの番組」という放送100年企画のひとつ、加藤浩次、鈴木奈穂子アナが司会を務め、今田美桜、糸井重里、ミッツ・マングローブが出演、NHKのアナウンサーたちも並ぶ。山川静夫が92歳でまだ元気なのだ。アナウンサーたちを前に番組を仕切ってみせる加藤浩次の司会術がすごい。加藤浩次が「ひょっこりひょうたん島」に反応するので、そんな歳だったかなと確認してしまったが、加藤浩次は1969年生まれ、6歳も上だとは意識したことがなかった。「ひょっこりひょうたん島」は1969年に終わっているのだが、再放送をやっていたのかもしれない。東京タワーの会場にも中継をつなぎ、そこには「オンエアバトル」の高山アナと小堺一機が登場した。「爆笑問題カーボーイ」で太田がこの場面を観た話をしていたが、小堺が思い出の番組として「少年少女ドラマシリーズ タイム・トラベラー」をあげていた、これは「時をかける少女」なのだ。

 「NHKスペシャル」をもうひとつ、「未完のバトン」という新しいシリーズが4月から始まる、そのプロローグにあたる番組。ヒコロヒーが出ていたので観ておきたくなった。

 深夜になってから、先週土曜の「ナイツのちゃきちゃき大放送」をタイムフリーで聴いた。「常連さん」には犬山紙子が初登場。11時台ゲストは森高千里。現在、55歳。25歳のお子さんがいるのか。ラジオを聴きながら部屋の掃除をする。ダイソーで買ったモップが役に立つ。少しモップをかけただけで、ほこりがかたまりになって出てくる。

2025年3月10日月曜日

3月10日月/とんかつが値上げしていた

◇ ラジオ・テレビ・雑誌

 朝、SNSから、浜田雅功が体調不良のために活動休止とのニュース。年齢を考えるととても心配になる。60歳を過ぎ、あれだけのことがあって、どれほどの心労だろうか。しかし、ダウンタウンの番組はいよいよふたりとも消えてしまうということになる。

 昼はラジオ。「ビバリー昼ズ」のオープニングは、まずは今日から復帰する塙さんを話題にする。「R-1」の友田オレを褒める高田先生、それから、お宮の松とアル北郷の舞台の話になる。パンを差し入れたら、帰ろうとしていたところをわざわざ呼び止められ、水道橋博士にあげてもいいでしょうかと訊かれたって。12時台ゲストは嘉門タツオ。嘉門タツオが万博マニアだとは知らなかった。「港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ」を替え歌にした万博の歌がオンエアされ、新アルバムに収録されているようだが、宇崎竜童は許可したんだろうけど、横浜の人間としてはこれはいやだなあ。

 午後は「ナイツ ザ・ラジオショー」を聴く。オープニング、塙さんが怪我をした経緯を初めて本人から聴けた。てっきり、富士吉田の病院にいたのかと思ったら、怪我したあとに自宅に帰っていたんだな。ラジオではなんの問題もないが、顔はまだ腫れているようだ。

 録画していたテレビ番組をいくつか。土曜の「Nキャス」をようやく観ると、安住と三谷幸喜が屋外から番組を始めていた。この日は雪が降ってたんだっけ。トランプの施政方針演説の様子、トランプがひとこと発するたびに共和党がスタンディングオベーションになる不思議なノリ。

 楽天マガジンのチェック。「週刊ポスト」には山本太郎の分析記事があった。横山剣さんの連載コラムは矢沢永吉の「時間よ止まれ」について。たけしの連載はコメの価格高騰、八潮の陥没事故について語っている。「週刊現代」には「大金持ちが見ている世界」という特集があり、プリンセス天功がアラブの王族に呼ばれてショーを披露したときのことを話している。食事会にラクダの丸焼きが出てきて驚いたそうで、プールサイドにはスーパーカーが並んでいて、それを眺めながらのティータイムは格別なものがあったそうだ。

◇ 関内・映画

 夕方から外出。服装に迷う暖かさだが、ジャンパーを着て、その下に薄手のセーターを着る。図書館の本を返却しなければならないことに気をとられていたせいか、せっかく梱包した品をうちに置いてきてしまった。馬鹿だな。二俣川まで歩き、ジョイナステラスの行政サービスコーナーに図書館の本を2冊返却する。月曜は17時までだと思い込んでいたが、ここは19時まで開いているようだ。

 関内に移動し、まず、昼食。セルテの外にあるとんかつはまやに入り、ロースかつ定食を食べた。940円。食券を買おうとして、こんなに高かったかなと躊躇してしまったが、店員がもうお茶を置いているから店を出るわけにはいかなくなった。その場ですぐにホームページを確認すると、2月末から値上げしていた。世知辛いな。それから、すぐそばのマクドナルドに入り、ひと休み。音楽を少し聴き始めたら、ころっと眠ってしまった。

 横浜シネマリンにて、「蝶の渡り」を観る。19時ちょうどの回。マクドナルドで危うく寝過ごすところだった。ジョージアの女性監督の作品。音楽の場面の楽しさ、冒頭は傑作の雰囲気だったが、あまりのめりこめなかった。


 ラジオを聴きながら横浜駅まで歩き、平沼のブックオフにも寄っていく。110円の文庫本を1冊だけ買う。帰りの電車内では、スクショした雑誌の記事を読んでいた。

 夜遅くに帰宅し、テレビ番組をいくつか。今日の「徹子の部屋」は武田鉄矢がゲスト、亡くなった西田敏行を偲ぶ。1980年放送、西田敏行が出演した回では武田鉄矢の話をしていて、この映像のなかでも、武田鉄矢が西田敏行についてしゃべっている映像を観ているのだ。武田鉄矢が語っているメロンにはしゃぐ娘たちの話は、たしか、西田敏行の追悼の回でも西田敏行が同じ話をしていた。スタジオでは、武田鉄矢が「もしもピアノが弾けたなら」を歌う。それから武田鉄矢は、西田敏行から聞いた、西田が売れないころの渥美清とのエピソードを話した。西田が小さい劇場で公演を行ったら客が10人いるかいないかという入りだったが、最前列に渥美清が座っていたんだそうで、西田敏行が演じた部分だけ、渥美清が笑っていたのだという。武田「お酒も入ってたんですが、「武田さん、私とあなたはあの背中を追いましょう。」っていう。渥美清という背中を追いましょうって。追っかけましょうって。みんなかっこいい男ばっかりやりたがるけど、本当にすごいのはあのひとなんだ。だあれもそのことに気がついてないんで、渥美清を追っかけるふたりでありましょうって、誓い合ったのを覚えてますね。」

 Netflix で、昨夜放送の「ホットスポット」第9話を観る。じつは超能力者だった志田未来、池松壮亮たちが撮った映像を消していたのは志田未来だった。ところが、宇宙人の角田は超能力者も信じない。

2025年2月25日火曜日

2月25日火/「山藤亭」・アルタ閉館

◇ テレビ・ラジオ

 朝、TVer  を使い、昨夜の「しゃべくり007」を観る。ゲストは THE ALFEE。3人そろって70歳、スタジオには3人の同級生たちがたくさん集められる。「紅白」で若者にバズったというので、Z世代の「アル中」も観覧席にいる。3人の学生時代からデビューの経緯がふり返られるが、このあたりの話は坂崎幸之助の本にも書いてあった。一度だけ大ゲンカしたことがあり、3人で部屋飲みしたときに加山雄三のお父さんが誰かがわからずに高見沢と桜井がつかみ合いになったという。

 SNSから、漫才協会の「漫才新人大賞」で2世代ターボが優勝したことを知った。昨日開催だったのだ。外部の出場者を入れず、漫才協会内だけの大会になってからずっと興味がもてなくなっていたが、これは嬉しい結果だ。テレビに出る機会があるといいな。

 昼はラジオ。「伊集院光のちょいタネ」からオンタイムで聴く。今週のテーマは「マイカー・マイバイクの話」。「ビバリー昼ズ」は東貴博と黒沢かずこの日。東が首にあざができた原因がわからずにブログで問いかけたら、それがヤフーニュースになったという。先週の IMALU がゲストの回を大竹しのぶが聴いていて、イモ欽トリオがゲストの回は鈴木杏樹が聴いていたそうで、火曜を聴いてないのは太田だけだって。今日の12時台ゲストは紺野ぶるま。

 続けて、「ナイツ ザ・ラジオショー」も聴くと、今日は土屋さんがお休み、代打になぜかライス田所が登場していた。ただでさえイレギュラーなメンバーなのに、塙さんは声が出なくなっていた。田所は塙さんと仲がよくなり、これから「ホットスポット」のロケ地に旅行に行くという。オープニングの終盤には「漫才新人大賞」で優勝した2世代ターボにも触れた。優勝後の取材で、河崎さんがまじめに語っていたようだ。

 発送するものがひとつ、ささっと片づけようとしたら、クリックポストのラベルがなぜかうまく印刷されない。アマゾンの納品書は問題なく印刷されるのに、どういうわけだか、ラベルは途中で印刷が切れてしまう。インクを交換してもだめで、原因がわからず、しかたがないからラベルをスクショに撮って、それを印刷してみたらなんとかなった。いったいなんなんだろうな。

◇ 新宿・演芸会・アルタ

 午後から外出。明日から春の暖かさになるという予報だが、今日もけっこう暖かい。横浜から東横線に乗り、副都心線直通、新宿三丁目まで。都内に出ることもめっきり少なくなった。まず、昼食。新宿一丁目に小諸そばがあることを思い出し、小諸そばに入り、鶏から丼セットを食べた。650円。この店から靖国通りに出ていくと、ちょうど向かいにブックオフがある。110円の文庫本、220円の単行本、385円の単行本を1冊ずつ買っていく。

 新宿三丁目駅まで戻り、どこかでコーヒーを飲みたかったが、意外と時間がなくなり、適当に時間をつぶすかという計画に変更する。伊勢丹の裏手のまいばすけっとまで戻り、栄養ドリンクとプロテインバーを買って食べておく。

 紀伊国屋に移動し、店内を少しまわってから、紀伊国屋ホールに入る。今夜は山藤章二先生追悼の「寄席山藤亭」。開場時刻から10分ほど経ってから入場した。前方のいちばん端っこ、壁に寄りかかれるいい席だった。18時開演、開口一番はいきなり談春。談春師は楽屋でいちばん歳下であることを喜んでいる。客席も年齢層が高い。高田先生の会の思い出を話すが、かと思えば、緊張しているというそのわけは、今は演劇の公演中だから楽屋が使えないんだそうで、舞台のすぐ裏に仮の楽屋を作ってあり、あとの出演者たちがすぐ後ろで聴いているというのだ。談春師は独演会ばかりだからそういう経験がめっきりないのだという。「東西落語研鑽会」の初回で、高田先生、玉置宏、山藤章二に褒められた、その「替り目」をやる。その「東西落語研鑽会」は客席で観ていて、高田先生のすぐ後ろの席だったことを思い出す。談春師は時間を気にしたか、最後までやらなかった。続いては、小遊三と米助が登場。プログラムには「掛け合い」と書いてある。小遊三師匠は一応、スーツに蝶ネクタイというすがただが、米助師匠はパーカーで出てきた。完全に普段着。打ち合わせなしの漫才だが、山藤先生ではなく、米丸師匠の思い出話になってしまう。小遊三師匠は野球選手の形態模写、安田と江川をやってみせる。最後は青春歌謡を歌い、このふたりの青春歌謡は「たまにはキンゴロー」で30分まるまる歌いまくった回の記憶があるから期待したのだが、もうふたりともお爺さんになってしまい、あのころのような勢いではぜんぜんできない。つぎに登場したのは松尾貴史。松尾貴史も高田先生の会の思い出を語り、そこで披露した上方落語四天王のものまねをまずは順番にやってみせる。そのとき、客席には矢野誠一、小林信彦、中野翠、星新一らがいたという。それから代表作の「朝生」だが、まずはそのネタが生まれた経緯を話す。きっかけは中島らもにもらったビデオだったのだ。「朝生」のものまねをここでたっぷりやるのを期待したが、いたって控えめ。今日はみんな、ほどほどでやめてしまうメンバーだ。仲入りを挟み、後半は「思い出咄」。ここから高田先生が登場し、「日枝です」とあいさつ。まずは談春師と高田先生で少ししゃべり、それから、小遊三、米助、松尾貴史も着席。ソデにいた松村邦洋も呼ばれて加わった。まずは松村が勢いよくしゃべるが、小遊三、米助がとにかく元気がなく、ぜんぜん思い出を語らない。小遊三師匠は似顔絵を描いてもらった話をしたが、米助は再婚して緑園都市に越してしまったから、うちが遠いというので早く帰りたがってる。高田先生は山藤先生の作った俳句のメモも用意してきていて、きちんと語りたそうな感じだったが、しかし、なんだか盛りあがりに欠ける座談会になってしまった。最後にこの会を企画した中村尚紀も壇上にあがる。2時間ほどであっさりと終演する。

 西口のブックオフに寄ってから帰ろうと思っていたのだが、そういえば、アルタが今月いっぱいで閉館してしまうことを思い出した。20時半まで開いていたからよかった。「山藤亭」が長かったら寄ることはできなかった。しかし、アルタの館内なんて何十年も入ってなかったんじゃないだろうか。スタジオアルタにはそれこそ1回だけ、高田先生が司会の落語の番組の観覧で入ったことがある。正月の生放送だった。アルタには今、タモリを始め、閉館に寄せられた有名人たちのコメントがポスターになってあちこちに貼られている。SNSにもよく流れてくるそれらのポスターをじかに見てみたかった。エスカレーター沿いに貼られているものを写真に撮りながら上階まで昇り、下に戻ってくる。小堺一機、関根勤、鶴瓶、爆笑問題、中山秀征など。新宿育ちの玉袋筋太郎はわかるが、アルタとのゆかりがあるのかよくわからないひとのポスターもあった。外に出てから大型ビジョンの写真も撮る。さんまがコメントする映像が流されていて、向かいの広場からそれを撮っていると、そこにいるほかのひとたちの多くは隣りの立体のネコが出るビルの写真を撮ろうとしていた。

 西口に移動し、ブックオフに寄り、390円の単行本を1冊だけ買う。マクドナルドに入り、ひと休み。ホットコーヒーとアップルパイを食べながら、スレッズ、インスタの投稿。新宿三丁目まで戻り、副都心線、東横線直通の各停で帰ってくる。

 電車内では、楽天マガジンで雑誌のチェック。「サンデー毎日」には中森明夫が「フジテレビ物語」と題した記事を寄稿していた。中森明夫は 1985年に「新人類の旗手」として「いいとも増刊号」に出たことあるのだ。しかし、「FNSからSNSへ」という結論は話が雑すぎないか。

 深夜に帰宅し、「爆笑問題カーボーイ」をオンタイムで聴く。オープニングは珍しく田中が話し、巨人のキャンプの沖縄を訪れた話をたっぷりとする。そのあとに、リスナーのメールから、2世代ターボの「漫才新人大賞」優勝に触れられた。川崎さん、65歳って言ってるけど、本当は72歳なんだって。それから、ネコのコーナーにはハライチ岩井が登場し、岩井はこのコーナーだけで帰ってしまう。今週は最後まで聴いた。深夜3時過ぎに眠る。

2025年2月14日金曜日

2月14日金/撮ることの暴力性

◇ テレビ

 昨夜も眠れず、早朝から眠り、昼前に起きあがる。TVer で、テレビ番組をいくつか。昨夜の「アメトーーク!」は「立ちトーーク」。小峠英二、ヒコロヒー、ハナコ岡部、ニッポンの社長辻、バッテリィズ、小籔千豊、シソンヌ長谷川、熊元プロレス、モンスターエンジン西森、とにかく明るい安村というメンバー。バッテリィズエースが中心になり、ことごとく面白い。前列の客がもっていたボストンバッグを犬だと思ったというエピソード。「さんま御殿」に出演したときに高畑淳子に握手されたが高畑淳子を知らなかった。初めて見た女性の裸は熊元プロレス。小峠のセリフ「なんて日だ!」が出てこなくて、「ここだよねえ?」と答える。軽井沢がわからないエースに、蛍原が夏は涼しいから避暑地になると説明すると、「でも、どこでもいいですよね、それやったら。」と答えたエース、それを「新しいひろゆき」と呼ぶヒコロヒー。

 昨夜の「私のバカせまい史」は、ヒコロヒーがプレゼンター「男性アナウンサーとオタクどっちが先なのか史」。桝太一は生物オタクのほか、コンビニオタクでもあった。安東弘樹は自動車オタク、現在は自動車ジャーナリストでもある。日本初のオタクアナウンサーは1925年にさかのぼり、元東京放送のアナウンサー京田武男にたどりつく。京田は水泳オタクだった。テレビ初のオタクアナウンサーは山川静夫の歌舞伎オタク。徳光和夫は巨人オタク、しかし、これは普通は巨人ファンと呼ぶんじゃないのか。フジテレビの男性アナは全員なんらかのオタクだそうだが、西山喜久恵によると、入社試験のときにはオタク系が多い印象はなく、スポーツ実況をするアナウンサーは膨大なデータをまとめるため、それがオタクに見えるのではという見解。倉田大誠アナの実際のスポーツ実況のための自作の資料が公開されたが、「13歳、真夏の大冒険」という名ゼリフはこのひとなんだ。

◇ 面会

 午後から外出。今日はだいぶ暖かい。風もなく、穏やか。ジャンパーではやや暑い。鶴ヶ峰のバスターミナルから上白根町まで。上白根町のバス停から歩き、老健まで面会に。エレベーターで3階にあがると、ベトナム人の女の子の介護士さんが母を連れてきてくれる。いつものテーブルに座っていたが、眠っていたようで、ちょっとぼんやりしている感じだった。壁に貼られた写真が節分の写真に貼り替えられ、真ん中に母の写真があった。いつもどおり、30分ほどで失礼する。エレベーターを開けてくれた介護士さんに母に似ていると言われた。マスクをしているのに、目元だけでも似てるんだな。

 今日は長坂からバスに乗り、鶴ヶ峰にすぐに戻ってきた。行き帰りの車内では、タイムフリーで、今日の「ビバリー昼ズ」を聴いた。昨日木曜のオープニングで話していた「紅白」リマスター版の話題で、ナイツ土屋が司会が水前寺清子と言っていたのを高田先生が伊東ゆかりだと訂正する。スタッフが誰もわからないのかともダメ出し。このときの「紅白」は塚田茂が構成していたからコントが多いのだ。12時台ゲストはエバース。クロスドミナンスの漫才の披露から始まる。ふたりとも野球経験者で、まずは野球の話になった。エバースはふたりとも面白いし、落ち着いた会話をするのがいい。磯山さやかが会話の世代差を埋めるいいお姉さんになっていた。

◇ 日ノ出町

 鶴ヶ峰から横浜に移動、京浜急行に乗り換え、日ノ出町に。まずは中央図書館に寄っていく。じっくりと棚をまわり、読みかけで返した本を含む3冊を借りる。読みたい本はいくらでもあるのだけど、読むペースを考えないとなかなか借りられない。

 イセザキモールまで歩き、遅めの昼食。黄金に入り、ホイコーロー定食を食べる。から揚げがふたつつき、680円。マクドナルドに入り、ひと休み。とても混んでいて、アイスコーヒー1杯もらうだけなのにかなり時間がかかった。立って待っているだけで、あたまがふらふらする。酸素が足りてないのかもしれない。SNSから、くるまがオンラインカジノに関与とのニュース。ちょっとは謹慎するのかもしれないけど、くるまの能力ならばすぐに復帰はするんじゃないだろうか。むしろ、ダイタクら、ほかの謹慎者たちにとっては心強いんじゃないか。

◇ 映画

 シネマジャック&ベティにて、「どうすればよかったか?」を観る。20時40分の回。スタンプカードがひさしぶりに満点になり、期限までになにか観なければならず、この映画、新年に観るには重いからいったんは避けたのだが、公開期間が意外と長く、やっぱり観ておきたくなった。統合失調症の姉を記録したドキュメンタリー映画なのだが、観る前の想像よりも特異な家庭の出来事ではないと思った。撮ることの暴力性をとても感じさせられる。25年経って、姉が初めて入院したあとの変わりよう。この年月はなんだったんだろうという気になる。この映画は姉が亡くなるところまでを映すのだ。どうすればよかったかじゃねえだろう。

 黄金町から京浜急行で帰る。鼻つまりがずっと続いているせいか、三半規管に関係するのかわからないが、電車に乗って座っているのに軽い乗りもの酔いのようになった。数日前にも同じ症状があったからちょっと気になる。

 夜遅くに帰宅し、NHKプラスを使い、今日の「ニュース7」を観る。天気予報によると、来週はまた寒くなるようだ。TVer で、テレビ番組をいくつか。今日の「徹子の部屋」は佐藤弘道がゲスト。昨年、脊髄梗塞を発症し、腰まわりの感覚が今でもないのだという。CM明けから、妻の久美子さんも加わる。

 昨夜の「透明人間キンタロー。」は猪狩蒼弥が登場し、ドミノに挑戦させられるが、1000個並べられなければ罰が与えられる。その部屋にレディー・ガガになったキンタローが入ってくるが、透明人間なので猪狩蒼弥には見えないことになっている。レディー・ガガと入れ替わり、北大路欣也、片岡鶴太郎がやってくる。最後は罰として、猪狩蒼弥も透明人間の鶴太郎になった。

2025年2月10日月曜日

2月10日月/人間は変わっていける

◇ 面会

 ようやく鼻で息ができるようになり、結局、気温の問題か。今週は少しは暖かくなりそう。ラジオを聴きながら、ブログの更新をひとつ。「ビバリー昼ズ」のオープニングを聴くと、金曜の「たけし杯」の話をしていた。

 午後から外出。鶴ヶ峰のバスターミナルから上白根町まで。上白根町のバス停から歩き、老健の面会に。いつもどおり、15時半頃に到着し、エレベーターで3階にあがると、面会の場所にはすでに母が座っていて、あれっと思ったら叔父夫妻が先にきていたのだ。叔父がまたクルマで送ってくれると言ってくれたが、今日は買いものをしなければならないので、ひとりで帰る。いつもどおり、昼食ははま寿司。まぐろ、活〆ぶり、大とろサーモン、合鴨、煮あなご、北海道産つぶ貝のキムチ和え軍艦、とろびんちょう。7皿、814円。

◇ ラジオ

 鶴ヶ峰まで歩きながら、タイムフリーで、今日の「ビバリー昼ズ」の続きを聴いた。12時台ゲストは片岡鶴太郎。鶴太郎の「ゴーストブスターズ」を堂々と流すこの番組もすごいが、高田先生がこの曲を聴いて、景山民夫、鶴太郎と3人で、「ゴーストバスターズ」が公開されたときの武道館の記念試写会にゴーストバスターズのかっこうをして登場したことを思い出した。鶴太郎のプロフィール紹介では、紹介されるものまねをいちいちやっていくから、プロフィール紹介だけで11分もかかってしまった。恒例のベスト3は「べらぼうだった仕事ベスト3」。3位は鵜飼いの鵜をやった仕事。鉄アレイを手足につけ、鵜匠だったたけしに水槽に落とされた。2位はマッチになってイカダに乗った仕事。その当時、マッチがニースに行ったからというので、油壷でイカダに乗せられ、イカダが流されてしまい、漁船に助けられた。フジテレビのひどい仕事の話ばかりしていて、この時期に大丈夫かと思いながら聴いていたが、1位はぐんと近年になり、「水曜日のダウンタウン」のビルとビルのあいだを通り抜けるロケ。17センチの隙間を矢部太郎と競って優勝した。そのあと、鶴太郎は霜降り明星の番組にも呼ばれ、隙間の旅をしてくれというオファー。くだらない話連発で笑いっぱなし。最後に、ラジオをお聴きのみなさんにひとことと言われると「キューちゃん、オハヨ!」 いや、今になって、鶴太郎がまたここまで馬鹿馬鹿しくなるとは誰が予想できただろうか。われわれの世代にとっては鶴太郎がお笑いを離れてがっかりした時代もあったのだが、人間は変わっていけるものだな。

 続けて、今日の「ナイツ ザ・ラジオショー」のオープニングも聴いたが、こちらでは「たけし杯」の話はしなかった。TBSで話したからこちらではいいということなのか。替わりに、平野ノラが出演する映画の話をする。

 17時を過ぎてもまだ日が落ちなくなったが、気温はだいぶ下がる。ブックオフに寄り、220円の単行本を1冊だけ買う。鶴ヶ峰駅に戻り、天王町に移動。天王町にはクリエイトがあるからと思い、豆乳を買いたかったのだが、この店舗は食品を扱っていなかった。失敗。イオン天王町まで歩き、フードコートにてひと休み。マクドナルドのホットコーヒーとアップルパイを食べる。読書して、コーナンで買いものしてから帰る。

◇ テレビ

 夜遅くに帰宅し、帰宅するなり、スマホのNHKプラスを開き、「NHKニュース7」を雑用をこなしながら観てしまう。落ち着いてからは TVer を使い、テレビ番組をあれこれと。今日の「徹子の部屋」(ゲスト・草野仁)を観て、それから、土曜に放送された「さんまのお笑い向上委員会」を観る。「ゲスト向上芸人」はトム・ブラウン。そのほか、真空ジェシカ、モグライダー、錦鯉、マヂカルラブリー、ロングコートダディらが出演。TVer では配信限定の収録後インタビューもあるんだ。

 日曜の「ボクらの時代」は、令和ロマンくるま、バッテリィズエース、伊沢拓司という顔合わせ。まず、くるまにオファーがあって、くるまがほかのふたりを選んだそうだ。同い年の3人だが、くるまよりもエースのほうが先輩にあたる。エースと伊沢は初対面。高学歴のふたりに対し、どうも所在なさげなエース。この番組、2対1になってしまうパターンがたまにある。この鼎談は次週に続く。

 TVer の配信がないものは録画していたものを観るしかないのだが、昨夜の「おかべろ」を観ようとしたら別の番組が録画されていた。真空ジェシカ、エバース、ママタルトがゲストだったのに関東では放送なしか。もう1本、昨夜の「ガキの使いやあらへんで!」は「ダウンタウン vs ココリコ 炎の3番勝負」という企画、ダウンタウンチームには陣内智則が加わる。そこに板尾と板尾の嫁が登場。板尾の嫁と陣内、どっちがポスト松本にふさわしいかを競う。板尾の登場は4年ぶりになるのか。芝居も自然体になり、ひさしぶりに登場した板尾の嫁は白人になった。

2025年2月3日月曜日

2月3日月/はま寿司まで

◇ ラジオ・雑誌・テレビ

 昼近くまで眠ってしまったが、鼻詰まりは少し緩和されたか。しかし、こんな時間になってはもうだめだ。今日も予定どおりに動けない。昼はラジオ。今日の「ビバリー昼ズ」はもちろん、明治座の話をする。高田先生のお孫さんがトム・ブラウンのファンなんだそうだ。12時台ゲストは阿部サダヲ、恒例の「ビバデミー賞」。続けて、「ナイツ ザ・ラジオショー」も聴くと、高田先生はこちらにも移動し、しばらくしゃべっていった。生島ヒロシから届いた年賀状に大喜びしている高田先生。高田先生が帰ったあとには「THE SOCOND」の話題もあった。モグライダーの出番の前が笑組さんで、モグライダーによると、笑組さんはとてもウケていたようだ。

 楽天マガジンで雑誌のチェック。「週刊ポスト」にはフジテレビ問題の記事があり、X子さんは「週刊文春」だけでなく、「ポスト」の取材にも応えていることはあまり知られていないのではないか。しかし、新しい情報は見当たらない。中野美奈子、加藤浩次も取材に応えている。あとはフジテレビの経営の問題だ。ひととおり追いかけて読んではいるが、この問題もだいぶ食傷気味になってきた。ほかのページには、生島ヒロシの降板に関する小さい記事があり、「ブロンド美女のセクシー画像や春画などを冗談のつもりで親しい知人に送ることがあり、今回は女性スタッフにそのような不適切動画を送ったことが問題になったようです。」「ラジオスタッフのチームが一新されたばかりのタイミングだった」という芸能関係者の証言が載っている。横山剣さんの連載コラムは森進一「冬のリヴィエラ」について。たけしの連載は正月の年賀状について、後半には企業の給料があがっていることについて語っていた。「週刊プレイボーイ」にはフジテレビ経営危機の記事が3ページ。ほかのページにはトム・ブラウンのインタビューもあった。

 録画していたテレビ番組をいくつか。昨夜の「おかべろ」は、みなみかわ、お見送り芸人しんいち、ウエストランド井口がゲスト。前後編の後編のようなのだけど、前編は関東では放送されてないんじゃないか。井口の計算では、吉本は1億稼いでいるタレントが60人いるらしい。

 今日の「徹子の部屋」は50年目突入ウィーク、初日のゲストは高橋英樹・美恵子夫妻。夫婦での出演は初めてだそうだ。過去に出演した回の映像もたくさん流れ、1983年に高橋英樹が出演した回では娘の真麻が産まれたときの話もしている。結婚50年、夫婦喧嘩は今まで2回だけ、そのうちのひとつは料理を多く作りすぎてしまうのが原因だったそうだが、かと思えば、結婚したときには高橋英樹には 4000万円の借金があったという。今までに出演した作品、映画、ドラマ、舞台の台本が1800冊ほど、きちんと残されているというのもすごい。

◇ はま寿司・ポッドキャスト・テレビ

 ひどい寒気がして、体調がまた悪化しているような気がするのだが、夕方から外出する。昨日は出かけるつもりだったのに家にいたから、食べるものが尽きてしまった。いつもより厚着にして、三ツ境の先、eモールのはま寿司まで行ってくる。えび天そば、牛カルビ、合鴨、活〆ぶり、煮あなごを食べる。スーパーで買いものしただけで帰ってきて、すぐに2時間ぐらい眠った。

 夜、起きあがれず、横になったまま、Spotify のポッドキャストを聴く。「永野はミスターTBS」の最新回は、太田がゲストの回が終わり、永野のひとりしゃべりの回だった。永野は太田の回が去年の自身の出来事のなかではけっこうでかかったといって、食らっちゃったと言っていた。BUCK-TICK のライブをヒロシと一緒に観に行ったときに、今井寿が太田と同い年であることに気がついたという。それから、「ダークナイト」のヒース・レジャーのジョーカーと重ねた話になっていったのだが、ジョーカーの話こそ、太田にぶつけてもらいたい話だった。

 聴きそこねていた「大竹まことゴールデンラジオ!」の「大竹紳士交遊録」を、関口靖彦、きたろう、中島岳志、望月衣塑子と連続して聴いていった。中居が引退を発表した木曜が望月衣塑子の担当だったのだが、被害者女性を「局アナ」と言ってしまっているのはまずいんじゃないのか。この回のパートナーだったヒコロヒーは、望月衣塑子がしゃべっているあいだはまったくくちを挟まなかった。

 録画していたテレビ番組をいくつか。今日放送の「鶴瓶の家族に乾杯」はゲストのイモトアヤコとともに山梨県丹波山村を訪れる。北鎌倉の会でマキタさんが言っていたとおり、マキタさんの奥さんが鶴瓶に捕まるのだが、マキタスポーツの妻だとなかなか明かさず、鶴瓶とイモトアヤコを近所の老夫婦のお宅に連れていくと、そこの老夫婦に夫がテレビに出ているひとだと教わり、夫がマキタスポーツだと明らかになった。後日の収録で、マキタさんがこの地にやってきている様子も映される。マキタ学級の曲が使われていたのもよかったな。

 昨夜の「情熱大陸」はアンガールズ田中に密着。1976年生まれ、理系という印象もなかったが、広島大学の建築科の出身なんだ。下北沢のアンガールズ主催ライブの楽屋風景、参加メンバーを打ち上げに誘うのを遠慮しているアンガールズのふたりだったが、くるまがむしろ、打ち上げにはぜんぶ行きたいタイプだった。田中が広島に帰省するすがたを追いかけ、父と兄が登場する。母は4年前に他界していた。番組で共演する所ジョージがコメント。所「田中くんのいいところ、普通のおじさんっていうことだね。(略)テレビの前で普通のおじさんができるっていうのは、これはね、勘がよかったりね、そのなんつうんだろうね、お行儀がよかったりとか、ていうのが、ちゃんとベースにないと、普通のおじさんはできない、これは。テレビは茶の間に向けてやるわけだから、お行儀が悪いとだめなんです。どっかお行儀が、根っこのところにいいものがないとだめ。」 田中は現在、2級建築士の資格をとるために勉強しているそうで、休みの日に隈研吾が設計した角川武蔵野ミュージアムを訪れる様子に密着し、田中の建築への興味になにかを見出そうとして番組は終わった。

 Netflix で「ホットスポット」を観てしまう。第3話には木南晴夏が登場。クライマックスに電気グルーヴ「富士山」が流れた。第4話では、自転車泥棒の伏線がきちんと回収された。最後に現れた池松壮亮は何者なんだろう。

2025年2月1日土曜日

2月1日土/明治座の不穏なゲストたち

◇ 明治座

 朝早くに目覚めてしまい、もう眠りなおしたらまずいと思い、横になったまま、ラジオを聴きながらしばらくぼんやりする。テレビを観るのはやめて、家を出るまでラジオをつけていた。「ナイツのちゃきちゃき大放送」の「常連さん」は能町みね子だったが、小島慶子もそうだが、フジテレビの会見をあまり観なかったと言いつつコメントしている。トイレ休憩があったことは把握してるんだろうか。

 午前中に出発し、うちの近所のセブンイレブンでチケットを発券していきたかったが、レジに列ができていてやめる。横浜から京浜急行に乗り、浅草線直通、はるばる人形町まで。人形町でセブンイレブンに寄り、チケットを発券してから明治座に向かう。高田文夫プロデュースの「あっぱれ!明治座名人芸」という公演、昼夜あるのだが、昼の部だけ、なんとかチケットを買った。前回、3年前は金がなく、手も足も出なかった。買ったといっても安いほうの席だが、3階席のいちばん前だ。しかし、正直に言って、これで五千円は高い。昼の部は「立川志らく芸歴40周年大落語会」。正午に開演すると、志らく師匠の出囃子が流れ、さっそく一席目だった。志らく師匠はもともとは馬生ファンだったが、それから談志に弟子入りするというその経緯、われわれにとってはおなじみのエピソードだが、ここまで詳細に語るバージョンは聴いたことがない。それからさらに高田先生との出会いまで語られる。一席目は「疝気の虫」。続いて、ゲストのランジャタイ国崎が登場。国崎のピンネタをまさか明治座で観るとは、いったいなにをやるんだろうとどうしても意識はそちらに向けられる。鳥かと思ったらオール巨人だったというネタだったのだが、途中から客席に降りていってしまい、大部分はそれだけで終わった。3階席からはなんにも見えず、ただただ不穏な空気が流れる時間だった。ゲストがもうひと組、トム・ブラウンも不穏さでは負けないが、ショットガン、ボウガン、ウィンドウズ、剛力彩芽が出てくる漫才だった。前半の最後はトークコーナー、高田先生がここでようやく登場する。ゲストの二階堂ふみはセリからあがってきた。3人のトークかと思ったら高田先生は退場し、志らく師匠と二階堂ふみのふたりだけのトークになってしまい、ドラマで親子を演じたふたりだが、まったくよそよそしく、映画の話などをするのだがぜんぜん盛りあがらない。二階堂ふみはなぜこの仕事を受けたのだろう。30分休憩を挟み、志らく師匠の二席目。ドラマの撮影秘話、それから、談志とハワイのエピソードなどを語ってから「らくだ」をやった。しかし、今日の会はゲストの印象が強すぎる。エンディングにはランジャタイ国崎とトム・ブラウンが再び登場、高田先生も出てきたが、二階堂ふみは残らずに帰ってしまった。トム・ブラウンは高田先生の首をへし折るとか冗談でも言わないでほしい。15時頃に終演。

 明治座から馬喰町のほうに歩き、昼食にしようと思っていたが、土曜に開いている飲食店はチェーン店ばかりだ。まるで決められず、小伝馬町、新日本橋、神田まで歩いてしまい、結局、神田駅改札内の立ちそば屋で妥協する。そばいちという店で、カレーそばを食べた。680円。

 神田から山手線に乗り、五反田に移動する。ドトールに入り、ひと休み。読書はできず、ラジオを聴きながら、ぐったりとただ眠るだけの時間になった。ブックオフに寄り、110円の文庫本を1冊、220円の文庫本を2冊、新書を2冊、コミックを1冊、単行本を2冊買っていく。ブックオフを何店かまわろうかと思っていたけど、ここだけでいい本が買えてしまい、荷物が重くなった。大崎広小路駅から東急線を乗り継ぎ、横浜に戻ってくる。帰りの電車内では、楽天マガジンからスクショを撮っておいた「モノ・マガジン」の「ラジオ100周年」特集を読んだ。坂崎幸之助、宮崎哲弥、高田文夫、パンサー向井らが寄稿、神田伯山のインタビューも載っている。

◇ テレビ・ニュース

 夜に帰宅し、録画していたテレビ番組をあれこれと。昨夜の「太田上田」は山崎育三郎がゲストの後編。「いとしのエリー」を使って、ポップスとミュージカルの歌いかたの違いをやってみせたのが面白かった。ミュージカルはリズムには乗らず、芝居をするように歌い、歌のあとからピアノがついてくる。まるで浪曲と同じようなことをやっている。

 今朝の「週刊フジテレビ批評」を観ると、今週は最初からフジテレビの会見を扱っていた。30分まるまるこの問題のみ、セットもいつもとは違う真っ白なバックにしていた。上智大学の音好宏教授と石田健の対談があり、7000件を超えるという視聴者の声の一部を紹介したのだが、かなりきびしい声ばかりだ。労働組合は日枝の会見出席を求めたのに日枝は欠席したというのだが、石田健は「日枝氏のみに問題を帰するのも違う」と語っていた。

 今日の「勝手にテレ東批評」は原口あきまさがゲスト。過去にやっていたヒロミのものまねが、ヒロミがコメンテーターをやり始めたことでまた改めてできるようになったという。東野幸治のものまねも、東野が司会の仕事が増えてきたからフレーズが決まったというわけだ。

 放送中の「Nキャス」は追っかけ再生で観てしまう。オープニングには北海道陸別町の「しばれフェスティバル」の会場から中継があり、極寒のなかからのこの中継が思いがけず面白かった。レポーターのひとも可笑しかったのだが、安住が上手いんだな。そして、トップに扱われるのはやはりフジテレビの問題だ。「週刊文春」の訂正から扱うが、この番組は「週刊文春」に批判的なトーンだった。文藝春秋の社員に取材し、ひとりの社員のインタビューが音声を変えたかたちで放送されたが、これはこの社員の言うとおり、「誤り」とまでいえる内容ではないんじゃないのか。取材された4人の社員が4人ともこの訂正を評価している。テレビは自分たちでは取材をせず、週刊誌の報道をベースに質問していることのほうが問題だろう。スタジオのコメンテーターは湯山玲子と山崎晴太郎、もうひとり、弁護士の野村修也も出演。フジテレビの問題のあとは、八潮の道路陥没事故、アメリカの飛行機事故、そして、生島ヒロシの降板も扱っていた。

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2025年1月31日金曜日

1月31日金/ご飯を大盛りにしたかった

◇ 雑誌・テレビ・ラジオ

 早朝に起きあがり、ゴミを出してからもう少し眠りなおす。楽天マガジンで雑誌のチェックをすると、「FRIDAY」にスクープがあり、渦中のフジテレビ編成幹部A氏の取材に成功している。中居の問題とは別に不倫問題を抱えているというのが新情報だが、中居の問題との関わりはどうなのか。「中居さんがX子さんと二人で会ったことも知らない。会自体の存在も知らない。誘われてもいないし、キャンセルもしてない。間違った報道がされて悔しいです」「〝上納〟なんてありません。アナウンサーも含めてみんな大切な仲間で、接待要因に使うことはありません」 中居のトラブルの実態については「いまだに中身さえ知らない」と言っている。

 ブログをようやくひとつ更新してから、録画していたテレビ番組をいくつか。昨夜の「アメトーーク!」は「熊元プロレス大好き芸人」。アインシュタインゆずる、せいや、イワクラ、ガンバレルーヤ、マユリカ、ビスケットブラザーズきん、カベポスター浜田というメンバー。MC側にはアインシュタイン稲田も座る。熊元プロレスにはピン芸人時代や、田津原理音とトリオを組んでいた時代もあった。村上ショージの娘のつみきに芸名の相談をしたら「熊元プロレス」か「熊元肉饅頭」がいいと言われ、「熊元プロレス」を選んだ。

 SNSから「THE SECOND」の記事を読み、笑組さんが出場することを初めて知り、これにはびっくりした。昼はラジオ。「ビバリー昼ズ」を聴く。高田先生、「小学校」というドキュメンタリー映画を観ていたら、校歌を歌う場面で高田先生の母校だと気がついたそうだ。

◇ 横浜・鶴見

 午後から外出。うちにあったサプリメントを食べてみたら、のどの痛みが軽減されたような気がする。検索してみると、ビタミンCがのどの痛みには効くようだ。横浜に出て、まず、ビブレのブックオフに寄っていく。お年玉クーポンの期限が今日までなので使いたかった。110円の新書にいい本がすぐ見つかるが、150円引きクーポンなので、これ1冊では使えない。もう1冊、110円の本を見つけたかったが、これに時間を食った。店内をぐるぐるまわり、なんとか1冊、文庫本を見つけ出す。

 横浜から京浜東北線に乗り、鶴見に移動。東口の松のやに入り、遅めの昼食。店舗限定メニューの味噌ささみかつ定食を食べる。600円。食券を買うときに合計金額が1200円と出てしまい、おそらく、ご飯を大盛りにしようと画面を戻したら、普通盛りで注文したのが取り消されずに両方注文されてしまったのだが、クレジットカード払いだったから、あれっと思ったときにはもう遅かった。幸い、店員さんがすぐに気がついてくれて、ほかに客もいなかったからすぐに対応してもらえた。現金で600円返してもらう。ご飯はどうやら普通盛りのほうだったけれども。

 鶴見図書館をひさしぶりに利用し、1冊返却し、3冊借りていく。西口に移動し、鶴見でもブックオフに寄っていく。アプリのクーポンとは別に紙の新春クーポンもあったから、これも使わなければと思っていたのだが、会計前に確認してみると、このクーポンは使用できる店舗がかぎられていた。鶴見では使えず、わざわざ鶴見までやってきたのに無駄なことになってしまった。110円の文庫本を1冊、220円の文庫本を4冊、新書を1冊買っていく。

 西口からまた東口に移動し、ドトールに入り、ひと休み。レモンティー用のレモン汁があり、これを水に入れて飲んでみると、一瞬、のどの痛みが楽になる。ラジオを聴きながら少し眠り、それから読書する。

◇ テレビ・読書

 夜遅くに帰宅し、夜もまた、録画していたテレビ番組をいくつか。「NHKニュース7」と「ミュージックステーション」を観る。Omoinotake が体調不良のために出演できず、マカロニえんぴつが替わりにもう1曲披露。ランキング企画の「今週1番聴かれた曲TOP50」は毎回恒例になるのかな。

 深夜、部屋で読書の続き。村上靖彦「客観性の落とし穴」を読み終えた。2023年刊、ちくまプリマー新書。読者メーターに登録しようとすると、1600人を超える登録者数があり、とてもよく読まれている本だ。著者は1970年生まれ、基礎精神病理学・精神分析学博士、専門は現象学的な質的研究とプロフィールには書いてある。「数値に過大な価値を見出していくと、社会はどうなっていくだろうか。客観性だけに価値をおいたときには、一人ひとりの経験が顧みられなくなるのではないか。そのような思いが湧いたことが本書執筆の動機である。」「一見すると、客観性を重視する傾向と、社会の弱い立場の人に厳しくあたる傾向には、直接の関係はなさそうだ。しかし、両者には数字によって支配された世界のなかで人間が序列化されるという共通の根っこがある。そして序列化されたときに幸せになれる人は実のところはほとんどいない。勝ち組は少数であるし、勝ち残ったと思っている人もつねに競争に脅かされて不安だからだ。」 この本では、数値化、序列化がもたらすものへの疑問がかなりしつこく書かれている。客観性が支配する世界はじつはたかだか200年弱の歴史しかないのだ。本の後半では、客観性に替わるものとして、経験を回復するための語りの重要性、そして、経験そのもののもつ偶然性について論じられている。

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