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2025年2月28日金曜日

2月28日金/ブックの日とファスト教養

◇ テレビ・ラジオ

 朝、ブログの更新をひとつ。楽天マガジンで雑誌のチェックをすると、「FRIDAY」に渡邊渚のインタビューが載っていた。TVer を使い、テレビ番組をいくつか。昨夜の「アメトーーク!」は「マンガ大好き芸人」。ハライチ岩井と熊元プロレスがこの企画は初登場、そのほか、ケンドーコバヤシ、バカリズム、川島明、野田クリスタル、MC側には千鳥ノブが座る。バカリズムが紹介した「ベー革」が面白そう。

 昨夜の「私のバカせまい史」は、せいやがプレゼンターの「古畑任三郎 パロディーで生き続ける史」。せいやの古畑シリーズはこれでファイナルだって。古畑のものまねが初めて披露されたのはファーストシーズンから1年半後の 1995年、栗田貫一が「ものまね王座」でやっていたものだという。同時期には北海道テレビの「水曜どうでしょう」の前身番組「モザイクな夜」でパロディが行われ、古畑を鈴井貴之、今泉を大泉洋がやっていた。1996年に「古畑任三郎」シーズン2が放送され、「スマスマ」と「みなさんのおかげです」でパロディが行われる。「スマスマ」のパロディにも三谷幸喜が脚本を提供していた。「みなさん」のほうの脚本は秋元康、ゲストに、和田アキ子、桂文枝、美川憲一、沢口靖子が出演していたようだ。マンガでは「新コータローまかりとおる!」、アニメでは「金田一少年の事件簿」「かいけつゾロリ」でパロディが確認される。マギー審司が「ものまね紅白」に初出場したときにも古畑のものまねを披露、フォーリンラブハジメ、我が家坪倉のものまねの映像も流された。「徹座」のフライヤーのデザインもじつは古畑のパロディ。そして、古畑のものまねを究極形に押し上げた人物として、まずはツートン青木の存在があげられる。さらにもうひとり、ハリウッドザコシショウの存在もあり、これがともに 2016年に登場と紹介されたが、ツートン青木はもっと前から活躍していなかったかな。古畑シリーズの監督、河野圭太のコメントもあり、今回のこの番組はエンドクレジットも古畑パロディになっていた。

 昼はラジオ。「ビバリー昼ズ」を聴くと、オープニングでは「山藤亭」の話をする。主催の中村さんも熱があったんだそうで、打ち上げは松村、松本明子、山田雅人といういつものメンバーだったって。そのあとには塙さんの怪我の話になる。続けて、「中川家 ザ・ラジオショー」を聴くと、こちらのオープニングでも塙さんの怪我の話。

 注文のお届け先がどうも怪しく、検索してみるとホテルのようなのだが、マンションがなくなり、ホテルになったということなのか。お届け先はそのマンションの名前ではないかと思うのだが、これはもうわからないからその住所で出してしまうことにする。こうしてまた返送されてくるパターンもあるのだが。

◇ ブックの日

 午後から外出。暖かいが、昨日も夜になるとそれなりに寒くなったから、ジャンパーを着ていく。2月のブックの日は29日がないから28日になる。ブックオフをまわらなければならないため、まずは鶴ヶ峰に出る。先に昼食、ココロットのすき家に入り、温玉黒ビビンバ牛丼を食べる。740円。ブックオフ、1店目では、220円の単行本を1冊、330円の雑誌を1冊買う。

 鶴ヶ峰から横浜に移動し、2店目はビフレのブックオフ。なかなかいい本が見つからず、苦労しながら、110円の文庫本を1冊、220円の文庫本を1冊買っていく。横浜から横須賀線に乗り、東戸塚に移動。電車内では、先週金曜の「伊集院光のタネ」を聴いた。パートナーは安田美香、テーマは「嘘だと思っていたら本当だった話」。以前、干支がパンダ年とウソをついたというリスナーのメールがあったが、その後、パンダ年というのが本当にあった時代があるというメールが届いたようで、伊集院が調べたら本当だったというのだけど、にわかには信じられないな。そのほか、お父さんが歌っていた「駐車場の猫がアクビをしながら…」という歌が、お父さんが適当に作って歌ってる歌だと思っていた娘さんが、高学年になったときに本当にあった曲だと知って驚いたという話。このテーマ、どんでん返しがあるからどれも面白い。

 3店目は東戸塚のオリンピックのブックオフ。ここも苦戦し、110円の文庫本を2冊、新書を1冊買うが、いずれもたいした本ではない。駅のほうに戻り、マクドナルドに入り、ひと休み。アイスコーヒーとアップルパイを食べながら、読書をする。最後は東口のブックオフ。110円の文庫本を1冊、220円の新書を2冊、ここでようやくいい本が買えた。横須賀線で帰ってくるが、暖かくなってなにが嬉しいかというと、ホームで電車を待つあいだにポケットから手を出して本を開けることだ。帰りの電車内もひたすら読書を続ける。

◇ テレビ・読書

 夜遅くに帰宅し、TVer を使い、テレビ番組をいくつか。今日の「徹子の部屋」は林真理子がゲスト。昨年、古希を迎えた。日大の理事長の仕事が忙しく、7本あった連載を今はエッセイ2本だけに減らしているという。林真理子は手書き原稿なのだ。1984年放送、30歳のときに出演した回の映像が流され、その自分のすがたを観た林真理子は「やっぱり、テレビで観ると異質な感じしますよね。どうですか、この頃、よくテレビ出てましたけれども、やっぱり、なんか変ですよね。今、こんなひと出ていないもんね。すごいなあと思って、今、観てますけど。(笑)」 1994年放送、40歳のときに出演した回では結婚のことを語っていた。その当時はそのまま放送されていたんだろうが、夫の写真には改めて顔を隠す加工が施されていた。

 深夜、部屋で読書の続き。図書館で借りている、レジー「ファスト教養 10分で答えが欲しい人たち」を読み終えた。2022年刊、集英社新書。なにしろ、明日返却しなきゃならないからがんばって読んでいた。読む前にはなぜかすぐ読める本だと思っていたのだが、これがなかなか読み応えのある本だった。ファスト教養に批判的な内容だが、単にファスト教養の合わせ鏡のように批判しているのではなく、細やかな分析が積み重ねられていく。著者は1981年生まれのライターであり、ブロガーでもあるというひとだが、この肩書きにも先入観があって、専門家ではないブロガーによる分析というものに警戒心があり、ちょっと軽んじていたのである。しかし、この本はそのような先入観も批判の対象だろう。以下、引用がやや多くなる。

P12「文化を愛する人たちは、ファスト教養の「浅さ」や「不完全さ」を否定する。確かにその指摘は正しいかもしれないが、そういった意見は日々の仕事に追われるビジネスパーソンの焦燥感を理解していないからこそ発せられるものである。(略)ファスト教養が流布している今の状況は批判的に捉えられるべきというのが筆者の基本的な意見である。ただ、だからと言って、ビジネス系のインフルエンサーを見下し、「古き良き教養に戻れ」といったメッセージを出したところで何の役にも立たないこともよく理解しているつもりである。本書が目指すのは、理想を示しながらも、より現実的で、かつ実践的な行動指針を導き出すことだ。」

P17-18「「教養」や「リベラルアーツ」という高尚な言葉で語られる概念は、現代の日本において結局のところ「個人の小金稼ぎのツール」として位置づけられている――まずはこんな仮説に基づいて論を進めていきたい。そうした価値観のもとで、教養という言葉の持っていたさまざまな意味が剥ぎ取られた結果、「ビジネスの場で使える小ネタ」としての機能が残り、そしてそこに多くの人たちが飛びついている。それが昨今の教養をめぐる状況なのではないだろうか。」

P22-23「そもそも出口(注:出口治明)が掲げる教養の意義において、「ビジネスシーンで話を合わせるために必要」という側面は一部にすぎない。(略)あくまでも「結果として」蓄積した教養がビジネスの助けになるケースもある、というのが出口の基本的な考え方である。起業家として成功を収めたあとにアカデミズムの世界に転じた出口の本は、ビジネスパーソンにとって「ビジネスにおいて必要な教養について学べる本」として受容されているように見える。ただ、出口のベースにあるのは「教養のためにはビジネス書ではなく古典を読むべき」という考え方である。(略)このようにビジネス書に対して冷淡な態度をとる出口の著作が、ビジネス書を熱心に読むビジネスパーソンに受け入れられているのは何ともアイロニカルな状況である。」

P27「「楽しいから」「気分転換できるから」ではなく「ビジネスに役立てられるから(つまり、お金儲けに役立つから)」という動機でいろいろな文化に触れる。その際自分自身がそれを好きかどうかは大事ではないし、だからこそ何かに深く没入するよりは大雑把に「全体」を知ればよい。そうやって手広い知識を持ってビジネスシーンをうまく渡り歩く人こそ、「現代における教養あるビジネスパーソン」である。着実に勢力を広げつつあるそんな考え方を、筆者は「ファスト教養」という言葉で定義する。」

P30-31「ここには大きく二つの切り口があるように思える。一つ目は「精神的に豊かになる」「自分自身のなかで咀嚼して育て広げていく」「人生を豊かにする」「存在の深さを耕す」という言葉に象徴される、知識をじっくりと自分の中にしみこませることで生き方そのものを見直そうとするスタンス(ちなみに英語で「耕す」を表す cultivate には「才能・品性・習慣などを養う、磨く、洗練する」という意味もある)。二つ目は「役に立つから、利益があるから知識を得ようとする、のではない」、言い換えると「学びたいからこそ学ぶ」とでも言うべき考え方。これらの考え方は、先ほど説明したファスト教養の特徴でもある「手早く大雑把に知りたい」「いかにお金儲けの役に立つかが大事」というスタンスとは完全に真逆の価値観を提唱している。いわば「古き良き教養」といったところだろうか。こういった古き良き教養がファスト教養に押されつつある、というのが昨今の状況に対する見立てである。教養のあり方が「人生」や「存在」と結び付く以上、「人生」や「存在」のあり方を規定する時代の流れが教養というものに対して影響を与える。現在のムードからすると「人生を豊かにする」と「お金儲けをする」はダイレクトにつながりやすく、それゆえファスト教養が「今の時代らしい教養」となるのも無理のない話ではある。」

P34-35「もともと教養と隣接する文化圏にあった明治後期の「修養」という考え方は「努力して人格を向上・完成させること」を指しており、その発想は立身出世主義ともつながっていた。人格に目を向ける修養と成功を目指す立身出世主義の関係性について当時から課題として捉えられていたことを考えると、ファスト教養の「教養と金儲けを一直線に結ぶ」発想は決して突然変異ではなく、教養という概念の大きな流れの中で登場するべくして登場した(あるいは時代の変化の中で満を持して再登場した)現象ともいえるだろう。古き良き教養を「教養のベーシックな姿」と固定して現状把握を進めようとすると二〇二〇年代に浸透している「ファスト教養」のあり方との乖離が大きくなり、またファスト教養を毛嫌いしすぎるとこの考え方に(ほんの少しではあるが)含まれていると思われる「歴史的な正当性」を見逃してしまう。ファスト教養以降における教養のあるべき姿(理想的かつ現実的な姿)を構想するにあたっては、双方に「橋を架ける」発想が必要になってくる。」

P39-40「ビジネスシーンで使える「話を合わせるのに最適なネタ」をクイックに仕入れて、「うまく立ち回る」ことによってお金を稼ぐ。そのためのツールとして最適なのが教養である、といった風潮をファスト教養というキーワードで説明してきた。(略)その背景にあるのは、「うまく立ち回る」ことを是とする時代の空気の移り変わりである。たとえば、昨今定着した感のある「ワンチャン」という言葉は「『がんばれば報われる』という成長神話が崩れた『偶然性の時代』を生きる感性」とつながっているのではないかという指摘がある。」

P45「かつて慶應義塾の塾長を務めた小泉信三は一九五〇年に出版した自著でこんなエピソード(注:谷村豊太郎のエピソード)を引きつつ、続けて「すぐ役に立つ人間はすぐ役に立たなくなるとは至言である。同様の意味において、すぐ役に立つ本はすぐ役に立たなくなる本であるといえる」と述べている。七〇年以上前に示されたこの考え方は、情報が流通してから忘れられるまでのスピードがますます加速している今の時代にこそ重要度を増していると言えるだろう。「すぐ役に立つ」を突き詰めたものは基本的に普遍性を失う。なぜなら、それはすなわち個別事情に最適化したものだからである。」

P48「一方で、「教養はすぐに役に立つものではないが大事」と伝えたいはずなのに結果的には「教養は役に立つツール」というメッセージが伝わってしまう……という状況においても出口(注:出口治明)と池上(注:池上彰)は共通している。」

P50-52「教養を「人生を豊かにするツール」ではなく「ビジネスシーンですぐに役立つツール=ファスト教養」として捉え返す風潮の背景にあるのは、「時代が変化する中で生き残らなければならない」というビジネスパーソンの焦燥感である。(略)ここで指摘したいのは、「この状況を過剰に煽るために教養が都合よく持ち出されているのではないか」という点である。「変化の激しい時代には教養を学ぶべし」となった時に、では本当に学ぶべき教養とは具体的に何なのか。その教養を学ぶことで、時代の変化にどういう形で対応できるようになるのか。そんな話は当然示されることなく、「教養が必要」という漠然としたメッセージと「教養を学ばないとやばい」というそこはかとない不安が増幅されていく。そこから生まれるのは「学びの楽しみ」や「自己成長への期待」といったポジティブな感情ではなく、「転落への恐怖」とでも言うべきネガティブなものである。」

P67「最近ではビジネスにおいて自身の気づきから発想する「アート思考」と呼ばれる考え方が徐々に浸透しつつあり、また佐藤可士和のように従来はクリエイティブ領域で仕事をしていた人間が企業経営における参謀のような立ち位置を確保するケースも出てきている。そのような状況において、「美意識を鍛えろ」というメッセージは目端が利くビジネスパーソンほど魅力的なメッセージとして受け取るはずである。」

P69「東京大学教授の中村高康は著書『暴走する能力主義―教育と現代社会の病理』の中で、昨今の社会で必要なものとして政府などから提示される「コミュニケーション能力」「協調性」「問題解決能力」といった「新しい能力」が実際には「これまでも求められていたし、これからも求められるであろう陳腐な能力であって、新しい時代になったからはじめて必要ないし重要になってきた能力などでは決してない」と看破している。そのうえで、「いま人々が渇望しているのは、『新しい能力を求めなければならない』という議論それ自体である」という仮説を提示する。」

P76-77「受験における偏差値が高くても、その能力をおかしなことに使ってしまっては元も子もない。カルトにはまらないための多様な視点を身につけるとともに、人としての倫理を獲得するための方策として教養というものが求められた――そんな過去の流れと現在の状況を改めて見比べた時に、ビジネスシーンで振り回すための大雑把な知識をコスパ重視で学ぼうという今のファスト教養のあり方は「オウム」的なものへの対抗策になっているのだろうか。ビジネスでの成功に何よりも高い価値を置く人たちの示す教養が主流になることで、経済的なメリットのために深い思考プロセスや守るべき倫理観を平気で放棄できる新しい「オウム」が生まれかねないのではないか。」

P79-80「Daigo の一件に関連して「税金」という切り口からの論考を行っているのが、教師として働きながら批評家としても活動する矢野利裕である。矢野は自身の note にアップした記事「《メンバーシップ》と《共感》について―Daigo の発言から」において、社会における「メンバーシップ」について考える際に学生の中で「税金を払っているか否か」がとくに重要視されがちだと指摘している。(略)矢野は当該記事において「ここ数年の実感で言うと、この《メンバーシップ》をめぐって、税金(そして、税金を払える《能力》)というイシューがヘンに存在感を持っている」と自身の実感を述べているが、こういった「税金を払っているからこそサポートが受けられる(=税金を納めていない人はサポートを受けられなくても仕方がない)」という考え方は社会に明確に巣食いつつある。」

P81「結論を先取りすると、キーワードは「自己責任」「スキルアップ」、そして「公共との乖離」。小泉内閣の構造改革路線に合わせてとくに叫ばれ始めた「自己責任」という概念とリンクするタイミングで、自らの力で旧来の社会システムを変えようとする新たなプレーヤーたちが注目を集めるようになった。」

P83「もともとこの「自己責任」という言葉は、「金融商品への投資において損失を被るリスクは自らとらなくてはいけない」といったシチュエーションを説明するために使われる言葉だったという。そういった経済用語が人々の一般的な行動や思想を説明する概念として広まったのは二〇〇四年である。」

P88-89「次に、堀江の文化に対する関心の薄さについても触れておきたい。(略)このこと自体はとくに悪いというものでもないし、ビジネスで明確に成果を出している人にとってこういった指摘は野暮なのかもしれない。それにしても、金を稼ぐという彼のイメージする成功のロールモデルの中にカルチャーの入り込む余地を感じられないことには何ともいえない不気味さを覚える。(略)文化との距離が遠いからこそたどり着けたとも言えるだろう思考プロセスは、以降の「ビジネスで一発当てたい人たち」にとっての標準装備になっていく。堀江貴文の登場は自己責任の風潮を加速させるとともに、ビジネスがカルチャーの上位に陣取る空気を醸成することにもなった。そのキャラクターの強烈さと成し遂げようとしていたことのダイナミックさによって、堀江のスタンスは瞬く間に多くの人に伝播した。」 

P94-95「「拝金主義」の悪評の裏に「若い世代で新しい社会を作っていきたい」という自身のビジョンを持っていたのが当時の堀江だった。こう言うと「堀江とライブドアを美化しすぎている」と思われるかもしれないが、何か新しいことが始まりそうな予感は確実にあった。近年堀江は世の中の注目を集め始めた時代の発言について「露悪的」だったことを認めている。これは収監を経て二〇一三年に刊行した書籍『ゼロ』以降における、自身の人間らしさを開示していくというスタンスの変化によるものである。より素直な自己開示を進めること自体は価値判断が挟まれることではない。ただ、そういった流れの中で、時に大言壮語でありながらも社会全体のあり方に向けられてきた視点はどこかにいってしまった印象を近年の堀江からは受ける。」

P97「公に対する意識が消えうせ、個々人のライフハック的自己啓発に特化するようになった堀江が、教養を語る。この構図はファスト教養のわかりやすい事象であり、「周りを出し抜いてお金を稼げ」「そのためには教養も必要」というコンテンツの典型例である。第一章で述べた出口、第二章で述べた池上のケースと同様に、メディア側が教養をファストに扱う構図がここでも現出している。」

P105-106「勉強すれば年収が上がる、努力をすれば幸せになれる、といった勝間(注:勝間和代)の話は徹頭徹尾「自分の話」だけである。そしてそこには「自分に対して責任をすべて持てるのは、自分一人だけ」(『断る力』)という自己責任の発想が内在化されている。(略)ゼロ年代初頭に語られた「自助」と「自己責任」、そして堀江のブレイクによって浸透した「稼ぐが勝ち」精神、さらには堀江の逮捕による新たな社会へのビジョンを掲げる存在の失墜。そんな流れの中で「自分で努力をしてお金を稼ぐことこそ重要」「そのためのキャリアアップ・スキルアップを志すべき」「それに向けて自分の生活を管理して捧げよう」というメッセージを発信する勝間和代が支持されたのは今考えれば必然だったのだろう。そして、彼女の言うキャリアアップ・スキルアップとは「お金儲けにすぐに役立つ武器を身につける」こととほぼ同義であり、ファスト教養の世界観と完全に合致している。」

P112-113「まずは教養を身につける前に「基礎スキル」を身につけよ、というのが彼女(注:勝間和代)の主張である。ではその「基礎スキル」とは何なのかというと、「さらば!スキルアップ教 教養こそ力なり」では「ツールにすぎない」とされていた「英語、会計、IT」だという。(略)勝間の言うとおり、本来教養というものは年収アップとは関係のないものである。その観点でいえば教養は「役に立たないもの」であり、そんなものを身につけても仕方ないという発想は受け入れられやすいものだった。ただ、こういった考え方が広がりすぎた結果、ビジネスパーソンの多くはこの三つの領域については何らかの形で手をつけてしまった。(略)ここで改めて注目されたのが教養という概念である。(略)世の中が大きく変わる時期に「歴史に学ぶべき」「文系と理系の垣根を乗り越えるべき」といった観点から教養の重要性が語られ、それが多くの人に支持されていたタイミングと、「お金儲けに直接役に立つスキルアップ(英語、会計、IT)」が飽和し始めたタイミングが一致した。これによって、ビジネスシーンに教養が流れ込んでいく動きは不可逆なものとなった。こういった流れから登場したのが、「すぐに役に立つ」ツールとして教養を取り扱うファスト教養の世界観である。昨今の「教養ブーム」と呼ばれる動きは、ゼロ年代初頭から今に至るまでの大きな流れの中で発生したものであり、決して突発的な現象ではない。」

P116「露悪的に振る舞い、勝つためにはルールの抜け道を探すことをいとわず、努力を競争とお金に徹底的に価値を置く。橋下(注:橋下徹)の言動は、ここまで名前を挙げてきた面々の特徴を併せ持っている。こういう観点で見ると、彼が圧倒的な支持を得た理由も改めて理解できる。」

P118-119「たたき上げで名を成してきた橋下にとって、「教養がない」という指摘は実は自身のコンプレックスを刺激するものなのかもしれない。ただ、こういった態度は「大衆に受ける」からこそとっている側面もあるように思える。橋下は「学者やインテリは教養などといった概念を持ちだす割には役に立たない、つまりは金を稼いでいない」といったスタンスを強めに出す方が大衆の共感を得られることをよくわかっているのではないだろうか。その背景にあるのは、「自己責任」と「自助」をベースにした「能書きをたれずに自力で金を稼いでいる人にこそ価値がある」という世の中の空気である。」

P120-121「彼(注:ひろゆき)の書籍に目を向けてみると、メッセージ事態は実は思った以上に「まとも」な部分もある。(略)ただ、優しさと切れ味が両立する魅力的なパーソナリティという印象をそのまま受け取ってよいのだろうか。たとえば彼の話の中にたびたび登場する「バカ」という言葉は、他人を見下すことを是認するだけでなく、「そういう人は置いていけばいい」「自分さえ良ければいい」というスタンスと一直線でつながっているとも言えるはずである。」

P123-124「ここまでいくつかのキープレーヤーを紹介しながら論を展開してきたが、大きく共通しているのは「公共との乖離」である。彼らは人々が支え合う社会といったモデルをうっとうしいと否定するかの如く、個人としてのサバイバルを重視する。堀江や橋下、およびひろゆきそれぞれがベーシックインカムの導入を主張するのも、「一定程度金を渡すからあとはそれで何とかしろ」という手法が強烈な個人主義的思想と相性が良いからだろう。また、中田敦彦にしろ Daigo にしろ、自身の学びを社会全体や弱者に対して還元するような姿勢は見受けられない。」

P150「筆者の実感として、特定のジャンルに明るくなるためには、「はずれ」も引きながら身体でその分野の空気を覚えていく必要がある。また、自分で見つけたという感覚自体がそのカルチャーにのめりこんでいくきっかけにもなり、そのような経験も過去に何度もしてきた。しかし、稲田(注:稲田豊史)の記事を読むと、もはやこういった考え方自体が古いものになってきていると認識すべきなのかもしれないとも思わされる。いずれにせよ、表面的にでもその領域の大枠を「ざっくりと」「コスパ良く」把握することこそが、ファスト教養隆盛以後の時代の空気である。」

P164「ファスト教養の文脈で影響力を持った面々が、その影響力に乗じて雑なカルチャー観を拡散しているのが昨今の状況である。一方で、カルチャーに造詣のある人々は、この手の動きを遠巻きに馬鹿にして取り合わないことが多い。そういったスタンスは、本来広がるべきではない言説の拡散を間接的に助長しているともいえる。」

P187-188「正直に言うと、本書の執筆にあたってここまで挙げてきた関連書籍に多数目を通してきた筆者は、もともと懐疑的なスタンスでその文章に触れていたにもかかわらず、そこにある乱暴なロジックにたびたび心を持っていかれそうになった。ビジネス書を読む中で筆者の頭にふと思い浮かんだのは、「我々がファスト教養をのぞく時、ファスト教養もまたこちらをのぞいているのだ」というフレーズだ。ファスト教養とは距離をとっていると自認している人たちがその甘美な世界にはまらない保証はどこにもない。」

P190-191「第四章で触れたインタビューや読書会を通じて感じたのは、多くのビジネスパーソンが抱える「成長したい」というモチベーションだった。この成長というドグマは、今の日本社会においてかなり強固なものとなっている。(略)このような言説では、なぜ成長したいかは重要ではなく、成長することそのものが絶対正義となっている。ビジネスパーソンにとって本来必要なのは、この前提を問い直すこと、すなわちなぜ成長したいのかをもっと考えることである。深い考えもなく成長を目指したところで、自分の中での指標や具体的な目標がなければ、自己実現を果たすどころか労働者として使い倒されるだけである。」

P192「この「自己啓発ではなく知識」という考え方は、ファスト教養の世界から脱却するうえでの一つのキーワードとなる。ここで重要になってくるのは、知識への入り口は人文知ではなくビジネスにまつわるものであっても問題はないという点である。いわゆる「古き良き教養」にロマンを抱く人たち、もしくは文化を愛好している人たちは、とかく「ビジネス書」というだけで忌避する傾向がある。しかし、その発想は、すべての映画を名作から商業的に量産された作品まで同じ価値のものとして捉えるくらい乱暴である。」

P206-207「自分のここまでの趣味嗜好が形成されるプロセスには、さまざまな要素が絡み合っている。それを理解することはすなわち、今の自分は自分一人によって作られたものではないことを認識するプロセスにもなる。ファスト教養と密接に結び付く自己責任の発想は、自分の成功をすべて自分の手柄に還元する考え方も内包している。自身の構成要素をルーツとシーンから捉え直すことは、自己責任の磁場から自分のあり方を切り離し、社会のさまざまな事象が複雑に絡み合っているという世の中の基本的な仕組みに思いを馳せることにつながる。」

P213「こういった思考プロセスをカジュアルな形で自分のものとするためにヒントになるのが、雑談を基調としたコンテンツである。一つの大きなテーマをベースに思い付くままに会話を広げていき、思わぬ場所に着地する。こういった雑談のあり方は、「結論を最初に述べよ」といったビジネスシーンの常識とは相容れないものである。ただ、枠をはめずに思考とアウトプットを繰り返し、さまざまな世界を飛び回りながら、発想の自由を獲得していくプロセスこそ、主流の価値観が「ビジネスの役に立つ」「コスパ」に固まりつつある今の時代に大切にすべきものではないだろうか。」

P217「マイケル・サンデルは『実力も運のうち』の結びにおいて、「自分の運命が偶然の産物である」と理解することから生まれる謙虚さが「われわれを分断する冷酷な成功の倫理から引き返すきっかけとなる」と述べている。「圧倒的な努力」や「強い意志」とは違うところで動いている「偶然」に心を開く。これこそ、ファスト教養と決別するために求められている視点である。」

P221-222「そんな状況を改めて俯瞰した時に思うのは、もしビジネスパーソンにとって教養が必要なのだとしたら、そこに含まれるべきは小銭稼ぎを進めるための考え方ではなく、成功者を正しく支えて評価する受け皿になるためのリテラシーなのかもしれないということである。(略)この「文化の水準を左右する受け手」に求められる振る舞いこそ、本章で述べてきたポストファスト教養の哲学に他ならない。」 

P225-226「結局のところ、ファスト教養とは何なのか。その本質にあるのは、ビジネスやお金儲けに関係しない物事を無駄なものと位置づける姿勢にある。この考え方を採用すると、世の中には大量の無駄が溢れている。ファスト教養は、そんな無駄なものを「無駄ではないもの=ビジネスやお金に関係すること」に変えようとするムーブメントであるともいえる。」


2024年10月28日月曜日

10月28日月曜日/「ものまね紅白歌合戦」など

◇ ラジオ・テレビ・雑誌

 朝、ブログの更新をひとつ。昼はラジオ。ニッポン放送をつけ、「伊集院光のちょいタネ」からオンタイムで聴く。パートナーは前島花音、今週のテーマは「うちだけ語」。続けて「ビバリー昼ズ」を聴くと、昨日の「爆笑問題の日曜サンデー」に出ていた磯山さやかを話題にしていた。これはまだ聴いていないんだった。

 午後、録画していたテレビ番組をあれこれと。土曜に放送された「ものまね紅白歌合戦」を観る。前回、東野幸治が司会を卒業し、後任に剛力彩芽が就任したのかと思いきや、今回はまた別の司会者がやってくる。登場したのはなんと、中山秀征だった。まさか、今田と中山秀征が一緒に司会をするとは、与野党が手を組んだみたいなことが先に起きていた。いや、今田よりもむしろ、中山秀征のほうがこの番組にはいちばんうってつけの司会者だろう。まずは昭和アイドルメドレーから始まり、ななみななが小泉今日子を、レッツゴーよしまさが近藤真彦を、針谷紀久子が松田聖子を、ミラクルひかるが中森明菜を、よよよちゃんが早見優をものまねする。そこに、ご本人登場みたいにキンタローの早見優が加わった。かと思ったら、さらに本物の早見優も現れる二段重ねだった。前回登場した、JP率いる「音ものまねオールスターズ」が再び、ケント・フリック、レイパー佐藤、立川真司、こばやしけん太、藤井靖大というメンバーに、今回は新たに Mr.No1se が加わった。Mr.No1se はもともとは石黒ツトムという名前で「ものまね王座」などに出ていたんじゃなかったか。これはオールドものまねファンには嬉しい企画。そのほか、栗田貫一のもしもシリーズをオールスターメンバーで行う「もしもシリーズ2024」も、クリカンへのリスペクトのあるいい企画だった。霜降り明星が司会のショートネタコーナーでは、まーなの MEGUMI、JPのハリソン山中、キンタローの松本まりか、ハギノリザードマンのスーパーのビニール袋と相性のよくないアイス、エハラマサヒロの「おそらく会社のPRで TikTok を踊らされているおじさん」、ヤジマリー&河合郁人の木村拓哉、レッツゴーよしまさのほいけんたなどがあったが、このコーナーのMVPに選ばれたのはキンタローだった。まーなは面白いのになかなか売れないな。ジョニー志村のタモリが司会をする「MONOMANE STATION」というコーナーでは、顔と声が別のひとになっているものまねを特集した。顔は中井貴一、声は玉置浩二のきくりんや、顔は吉田羊、声は椎名林檎の中垣みならが出演。このコーナーの最後は、ジョニー志村が顔はタモリのまま、綾小路翔の歌まねをした。番組終盤には、ホリとJPが、今田耕司と中山秀征のオープニングをさっそく再現してみせる。最後は、霜降り明星が司会の「顔だけそっくりさん」のコーナーで終わり、なんだかしまらない終わりかただった。

 今日の「徹子の部屋」は池畑慎之介がゲスト。恒例の誕生日ライブというのがあって、そこではものまねをやりまくっているんだな。昨日の「ボクらの時代」は、オアシズといとうあさこという顔合わせ。2020年にもこの3人で出ていて、そのときはリモートだったのだ。昨夜の「おかべろ」は萬田久子がゲスト。画面端にはL字型に開票速報が出されている。

 今夜の「NHKニュース7」で選挙の結果を改めて確認したが、萩生田光一は当選してしまったのか。驚いたな。有田芳生は2位だったが、比例で当選していた。小泉進次郎は選対委員長を辞任、石破は続投の考えのようだ。続投でいいと思う。

 先週土曜に放送された「さんまのお笑い向上委員会」を。ザ・ギース尾関、ラブレターズ溜口が初登場。尾関はさんまの本名と同じ「高文」という名前なんだ。この収録は「キングオブコント」の放送前。溜口はいちばんのライバルはロングコートダディだとここで言っている。「ゲスト向上芸人」にはかもめんたるが登場。コンビで登場するのは初めてだったか。う大は数年前、スタジオの玄関で、さんまとすれ違ったときにあいさつしたら「がんばってください」と言われたそうで、さんまが松尾スズキと間違えていたことが判明する。しかし、さんまはWAGEも認識していた。う大のカリスマ性が可笑しい展開になるが、この回にはさらば青春の光のふたりも出演していて、そういえば、かもめんたる、さらば青春の光、ラブレターズの3組は一緒にコントライブをやっていたから、う大の演出を受けてるんだ。

 先週土曜の「ゴッドタン」は恒例企画の「気づいちゃった発表会」。ラブレターズ、鬼越トマホーク、きしたかの、吉住が出演。こちらは「キングオブコント」準決勝前の収録だったようだ。ラブレターズは決勝には過去4回出場し、そのたびに審査方法が違っているんだ。「THE SECOND」は「キングオブコント」初回のタイマン形式の反省が活かされたのだという。溜口によると、「キングオブコント」は中国でも人気があり、ジグザグジギーの出待ちの中国人がナルゲキにきているそうだ。

 楽天マガジンで雑誌のチェックをすると、「週刊ポスト」に「石破、退陣!」という見出しの記事がある。選挙前からこんな記事を作っていたのかと思ったが、読んでみると、自民が議席を減らしたことを書いているのだ。どういうスケジュールでこんな記事が出せるんだろう。石破が退陣すれば高市が総裁になることを心配するが、政治ジャーナリストの宮崎信行によるとその可能性は高くないようだ。たしかに、高市の推薦人は多く落選し、選挙後には影響力は落ちるだろうというわけか。そうなると、自民党から高市支持派が抜け、立民とまさかの大連立という可能性もある。右派、中道、左派の3グループに再編されていくということになるだろうか。ほかのページには、筒井康隆の独占インタビューがあり、筒井康隆は90歳になり、老人ホームに入居していた。今春に倒れ、入院した近くの病院がひどいところで、リハビリ病院に移ったら一気によくなったという。これからどうしたらいいだろうと考えていたら、新潮社の「波」の編集長が施設を調べてくれたそうだ。8月から夫婦一緒の部屋に入居し、施設にはパソコンだけをもちこんだという。ちょうど、たけしの連載も特別編として終活について語っていて、たけしは犬のゴンの心配をしている。

 日が暮れてから、ブログの更新をもうひとつ。深夜には、ラジオを聴きながら明日出すゴミの準備をしていた。ゴミをまとめていたら、鼻水がひどくなる。ほこりがひどいのだろう。深夜3時前に眠る。

2023年11月27日月曜日

11月27日月曜日/Kアリーナ周辺を歩く

◇ みなとみらい

 昨日は昼は寒かったのに、夜はやけに暖かかった。朝から外出。桜木町に用があり、午前中にクイーンズのベローチェに入り、モーニングセットのカイザーサンドスクランブルエッグ・ベーコンを食べた。480円。しばらく読書をしていく。図書館で借りている、スージー鈴木「桑田佳祐論」を読み終えた。2022年刊、新潮新書。もとは「水道橋博士のメルマ旬報」の連載だったのだね。読みながら、Spotify で実際の楽曲にあたっていくのが楽しかった。初めて聴く曲もあったし、魅力を再発見する曲もあった。

 先週木曜のことだったか、Kアリーナで女性が刺されたというニュースがあり、のちに自作自演だったことがわかったが、Kアリーナ周辺はどのようになっているのかと改めて歩いてみたくなった。表通りのほうからはよく眺めているが、裏側にはまわってみたことがなかった。Kアリーナからしてみると、裏側のほうが正面ということなんだけれども。この裏側に公園があるということも初めて知った。貨物の線路をまたぐように、運河沿いに細長い公園がある風景を新鮮に感じた。Kアリーナが建つ前だって、こんなところは歩いたことがなかった。公園のすぐ前に搬入口があり、その上がステージにあたるのだろうか、リハーサルでもやっているようで音楽が漏れ聴こえてくる。

◇ ポートサイド地区

 Kアリーナの裏側(正面なんだけど)をぐるっとまわり、戻ってくる。昼食はまたOKの弁当。ここのところ、頻繁に利用している。和風唐揚げのり明太弁当、お茶と合わせて、400円弱。上階のイートインスペースで食べていく。それから、横浜駅まで歩き、ベイクォーターのマクドナルドに入り、ひと休み。ここでもまた読書。しかし、読書は早々に切りあげ、Kアリーナ周辺を歩いたついでに、今度はポートサイド地区も歩きたくなった。いったいいつぶりになるか、横浜駅にはしょっちゅうきているのに、こちらを歩く機会はなかなか作れないものだ。ポートサイド地区に出てみると、こちら側から見えるKアリーナはずいぶん近くに見える。ポートサイド公園も記憶とはずいぶん変化しているのではと思うが、さきほど、Kアリーナの裏手にあった公園の運河を挟んだ向かい側にあるのがポートサイド公園だった。この運河はシーバスの通り道でもあった。さて、そろそろ戻ろうかと考えていると、公園の端のほうに歩いていくひとがちらほらいて、どうやらそちらにも抜けるルートがありそうだ。公園の端っこまで進むと、橋の下を抜けるトンネルがあり、ここがなんと、ベイクォーターとつながっていた。いや、こんなトンネルがあるなんて今までまったく知らなかった。歩いてみないと気がつかないことはあるものだ。思いがけず、今日はたくさん散歩をすることになったが、昨日みたいな寒いだったらそんな気にはならなかったろう。体調も悪くない。

◇ テレビ・雑誌・ラジオ

 夕方には帰宅し、録画していたテレビ番組をあれこれと。今朝の「ブギウギ」を観て、それから、昨日の「ボクらの時代」を観る。ウエストランド井口、空気階段かたまり、ハナコ秋山という岡山出身の3人。昨日の「サンデージャポン」は、成田悠輔、松村沙友理、藤田ニコル、みちょぱらが出演。政治資金問題をトップに扱い、宮崎謙介・金子恵美夫妻が解説をする。そのあとには池田大作の死去、ビッグモーター問題、ジャニーズ問題、違法スカウトグループの問題。最後にはやす子とさゆりんごの食リポがあり、これは早送り。

 土曜に放送された「ものまね王座決定戦」は年末恒例のトーナメント戦。まずはAブロックからEブロックまで、4組ずつが対戦する。Aブロックでは、レッツゴーよしまさが小林幸子と美川憲一のものまねで「もしかしてPARTⅡ」を歌い、終わったあとに「僕は、純度100パーセント、ザ・ものまねをやりたかったです。」と言っていたのがかっこよかったのだが、Aブロックは米津玄師のものまねをした松浦航大が1位になった。Bブロックは、なんといっても、ミラクルひかるの工藤静香がふざけきっていて素晴らしかった。ミラクルひかるには神田愛花が100点をつけたが、しかし、勝ち抜けたのは B'z のものまねをした NASUMI。Cブロックでは、栗田貫一が森進一のものまねで「いとしのエリー」を歌い、これぞ、ものまね芸人の矜持。この矜持を受け継いでいるのがレッツゴーよしまさであり、ミラクルひかるだ。ところが、Cブロックを勝ち抜いたのは、堂本剛のものまねをした成田寛巳。Dブロックでは、布施辰徳が五木ひろしのものまねで絢香の「三日月」を歌い、これもクリカンイズムかと思ったが、この曲は五木ひろし本人もカバーしているようだ。ビューティーこくぶ、よよよちゃんという巧者が並ぶが、Dブロックは倖田來未のものまねをしたありさブリリアントが勝ち抜いた。Eブロックは、JP、ななみなな、ほいけんたを押さえ、エハラマサヒロが勝ち抜け。エハラマサヒロは「リトルマーメイド」のセバスチャンを演じた上條恒彦のものまねだった。エハラと松浦航大はともかく、この5名の決勝戦はしょぼすぎるだろうと思ったが、敗者復活枠が2名あり、1位は高橋洋子のものまねをしたななみななだったが、2位はレッツゴーよしまさとほいけんたが同点だった。ほいけんたとレッツゴーよしまさがジャンケンをして、さんまのものまねで「アミダばばあの唄」を歌ったほいけんたが決勝進出を決めた。7組による決勝戦、松浦航大の和田アキ子から始まり、ありさブリリアントの安室奈美恵、エハラマサヒロの山崎まさよしと続き、ななみなながここで十八番のドリカムを出してきた。成田寛巳はTMレボリューション、ほいけんたは爆風スランプ、ラストは NASUMI という無名のひとになり、ただでさえ誰だよと思うのに、MAN WITH A MISSION のものまねをして、ますます誰だかわからない。優勝はななみななに決まり、途中まではどうなることかと思ったが、これは悪い結果ではない。

 楽天マガジンで雑誌のチェックをすると、「週刊ポスト」には「ブギウギ」のふせえりに注目した記事が出ていた。たけしの連載は3ページの拡大版。映画公開に合わせたのかと思えば、この連載の新刊が出るようだ。「週刊現代」で始まった堀井憲一郎の連載は、やっぱりテレビについて書いていくコラムだ。2回目では「ブギウギ」のあとの華丸大吉のコメントに着目し、きっちりとネタっぽくしあげている。このふざけたコラムを読む感覚、ひさしぶりに味わうもので、こういうコラムがたくさん載っているのがかつての「テレビブロス」だった。

 タイムフリーで、土曜に放送された「ナイツのちゃきちゃき大放送」のニュースの部分を確認すると、池田大作の訃報は扱っていなかった。「常連さん」は丸山ゴンザレス。Spotify のポッドキャストで、松尾潔のRKBラジオのコーナーを聴くと、最新回では「レコード大賞」を話題にしている。毎週2本あるもう1本では小室哲哉について話していて、ZONEはもともと小室哲哉と松尾潔が一緒にプロデュースするはずだったという秘話があった。

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2023年10月9日月曜日

10月9日月曜日/ガイドが必要だ

◇ ニュース・ラジオ・テレビ

 朝、ブログの更新をしようとするが、書きあげられず、録画していたテレビ番組を観る。今朝の「ブギウギ」を観て、録画を止めると、ハマスのイスラエル攻撃のニュースをやっていた。民間人が連れ去られる動画がじつにショッキングだ。今朝は津波警報もあり、昼に「ビバリー昼ズ」を聴いていると、そのニュースが差し込まれる。「ブギウギ」でも、画面の端、L字型に注意報を出していた。「ビバリー」の12時台ゲストは船越英一郎。14年ぶりの出演。高田先生とは日芸の先輩後輩なんだ。今日は「徹子の部屋」も船越英一郎がゲスト。明治座の舞台があり、そのプロモーションであちこちに出ているのか。このキャリアにして、舞台は初挑戦だそうである。「徹子の部屋」には、34年前、28歳のころに初登場。2時間ドラマが激減するようになったそうだが、今は2時間ドラマのセルフパロディのような役をもらうようになっているという話をしていた。2時間ドラマの記憶がみなさんのなかから消えないようにする役目を担わせていただいているのかもしれないと船越は考える。

◇ 二俣川

 夕方から外出。雨降り。急に寒くなり、ジャンパーを着ていく。まず、かつやに入り、フェアメニューの牛バラ焼きとロースカツの合い盛り丼を食べた。869円。それから、二俣川に出て、ジョイナステラスで買いものをする。無印良品とユニクロ。ついでに、くまざわ書店を覗いていく。ドトールに入り、ひと休み。今季初のホットコーヒーを飲んだ。

 ドトールで、図書館で借りている「ミュージック・マガジン」2冊を順に読んでいく。1冊は今年3月号の高橋幸宏追悼特集。北中正和による追悼文、スティーヴ・ジャンセンのインタビュー。「高橋幸宏・想い出の1曲」というページのなかでは、ナイツ塙さんが「随自意の生き方を体現された偉大な方でした。」と、創価学会用語で追悼していた。全アルバムガイドも読み応えがあり、これは古本で見つけたら買いなおしておきたいな。もう1冊は、今年6月号の坂本龍一追悼特集。高橋健太郎による追悼文がとてもよかった。後藤正文、テイ・トウワ、大友良英のインタビュー。高橋幸宏特集と同じく、「坂本龍一・想い出の1曲」とディスクガイドが載っている。高橋幸宏、坂本龍一とそれぞれ、アルバム解説を読むことで、ようやく流れをざっとつかめたという感覚が得られた。膨大な作品を闇雲に聴いていくだけでは理解できないことも多い。あとの時代から追いかけるにはガイドが必要だ。

◇ テレビ・ラジオ

 夜に帰宅し、録画していたテレビ番組のなかから、土曜に放送された「ものまね紅白」を観る。レッツゴーよしまさがドリフ5人を真似分ける「ズンドコ節」が素晴らしかった。これぞ「ものまね王座」の王道スタイル。栗田貫一が河野太郎のものまねで、郷ひろみの「マイレディー」を「マイナンバーカード」に替え歌したのもよかった。途中から麻生太郎のものまねも入り、オールドものまねファンとしては、やっぱり「ものまね王座」はこうでないとという感触がある。すなわち、歌にのせて芸を見せるという形式。「勝手に予想紅白歌合戦」という企画では、ラパルフェ都留が大泉洋になって司会をするのだが、橋本環奈役のひとがなんにも似てなくてひどかった。この企画のなかでは、最近の話題曲を網羅していく。よよよちゃんの YOASOBI、キンタロー軍団の LE SSERAFIM、ミラクルひかるの宇多田ヒカル、松浦航大の米津玄師、エハラマサヒロの三山ひろしなど。新しい学校のリーダーズをフジテレビの女性アナウンサーたちにやらせていたのは、会社の宴会を見せられているような恥ずかしさがあった。歌マネ以外では、「VIVANT」のパロディを、松村邦洋、ラパルフェ都留、レイザーラモンRGというメンバーでやったのだが、これはドラマを観ていないとなにをやっているのかわからない。山本高広と Rocky石井が「イット!」のパロディをやっていたのもそうだが、当たり前のようにパロディをやられても知らないよという話だ。つまり、元ネタを知らない視聴者を惹きつけるほどのレベルには至っていない。そのほか、本人とものまねの声を聴きわけられるかを試す「ご本人はどっち?」のコーナーや、「倖田來未だらけのものまね王座決定戦」などの企画は面白かったのだが、最後の「霜降り明星の秒殺ものまね」のコーナーは、これは日本テレビでやってる企画そのままじゃないか。ハリウリサが「リトル・マーメイド」のアリエルのものまねをするのに顔をうっすらと塗っていて、これは大丈夫なのかなという気にさせられる。浜田がエディ・マーフィーになって炎上したことがあったが、そんなところまで真似しなくてもいい。

 タイムフリーで、ラジオ番組も。昨日の「爆笑問題の日曜サンデー」は、14時台ゲストにプチ鹿島が登場。先週の予告から楽しみにしていた。鹿島さんの「俺のバカ」というコンビを、爆笑問題のふたりは覚えていた。「タイタンライブ」の若手コーナーに出ていたんだな。太田は「センキョナンデス」も「シン・ちむどんどん」も観ていて、鹿島さんが新聞を擬人化していることまで把握していた。「東京ポッド許可局」を始めたそもそもの話から、話題はジャニーズ問題、沖縄の基地問題と移っていく。太田はダースレイダーにも興味を示していた。最後に、鹿島さんは立川藤志楼の会で爆笑問題を観ていることを本人たちに伝えた。

 深夜にブログの更新をようやく。確認する必要があったことを書き起こしていたら、そんなことで深夜2時までかかってしまった。いや、今日はたいした用事もなかったのだから、なんにも更新しないのはさすがにまずいだろうってなもんで、けっこうがんばった。

2022年10月18日火曜日

10月18日火曜日/ひろゆきをめぐり

◇ テレビ・ラジオ・雑誌・映画

 朝に起きあがり、まず、ブログの更新をひとつ。録画していたテレビ番組をいくつか。観そびれていた先週月曜の「スーパーバラバラ大作戦」の3番組合体スペシャルをようやく観た。「激レアさんを連れてきた。」「キョコロヒー」「ハマスカ放送部」という3番組のそれぞれの出演者がほかの2番組にも出演するという企画だが、普段は「キョコロヒー」しか観ておらず、ほかの2番組は初めて観た。「激レアさんを連れてきた。」には、ヒコロヒー、ハマ・オカモトが出演し、「キョコロヒー」には、つるちゃんの「いじわる選手権」に、「ハマスカ放送部」のコンビ、ハマ・オカモト、齋藤飛鳥がVTR出演した。ふたりとも、ヒコロヒー、齋藤京子よりもいじわるが上手い。「ハマスカ放送部」には、弘中綾香、「キョコロヒー」のコンビがVTR出演。ヒコロヒー、ハマ・オカモトのふたりは3番組ともに出演していたのだが、しかし、オードリー若林は自分の番組にしか出演していない。「合体大使」として、トム・ブラウンも3番組に登場し、3回ともきちんとネタを変えていた。昨夜の「キョコロヒー」も観ると、こちらではヒコロヒーがやりたいことを叶えるというロケ企画があり、「パルプ・フィクション」のダンスに憧れているというヒコロヒーが人生初のクラブで踊りまくろうとするのだが、まず、ダンススタジオに連れていかれ、TAKAHIRO先生のレッスンを受けるところから始める。これはかなり面白かった。

 昼はラジオ。「ビバリー昼ズ」(ゲスト・朝日奈央)から、午後は「ナイツ ザ・ラジオショー」。火曜のオープニングはだいたいいつもドラマの話をする。14時台は、井戸田潤がゲスト。今週のゲストコーナーは「グルメトークWEEK」という特集になっていて、食レポクイズなどの企画もあった。

 ラジオを聴きながら、楽天マガジンで雑誌のチェックもする。「FLASH」の巻末ページ、「寄港めし」の欄にくわばたりえが登場していた。くわばたは中学生のときに、NGKで観たどんきほ~てのとんでもないウケかたに鳥肌が立ち、漫才師になりたいと思ったのだという。やりたかったのはあくまでも漫才で、テレビの仕事には苦手意識があったというのは少々意外だ。「エンタの神様」で丸刈りになった事件というのをすっかり忘れていたが、それがきっかけで注目を集めたんだったっけ。くわばたは今でも漫才には執着があり、現在、相方の小原は関西で子育てをしているが、「それが落ち着いたとき単独ライブができたらいいなと考えてます。」 と語っている。

 ひろゆきが辺野古の座り込み抗議を揶揄するツイートをした件がいくつか話題にされていて、「週刊朝日」では武田砂鉄の連載コラムが、「SPA!」では巻頭コラムのページで石戸諭がそれについて書いている。毎回人物評の武田砂鉄のコラムは、はっきりとひろゆき批判。石戸諭は、ひろゆきを導入にし、沖縄米軍基地問題について書いているのだが、ひろゆきにはもちろん批判的には読めるものの、ちょっとわかりにくくもあり、「批判しやすい対象を見つけ、持論を展開する姿勢はその対極にあるように思える。」と文末を締めている。「SPA!」の巻頭コラムは複数の書き手が担当していて、武田砂鉄もそのひとりなのだが、武田砂鉄はこの号では、マイナンバー実質義務化について書いている。「SPA!」には、ひろゆきも連載しているのだが、かつての小林よしのりと宅八郎のように、誌上で論戦をやりあうというようなことは今はないだろうか。いっぽう、「サイゾー」も読んでみると、「カルトと宗教」という特集が組まれていて、こちらでは、ひろゆきは統一教会を批判する立場として取材を受けている。聞き手は飯田一史。

 今日は外出せず、午後も録画していたテレビ番組を片づけていく。先週土曜に放送された「ものまね紅白」では、栗田貫一がひろゆきのものまねをしていた。スターのものまねしかしないと発言していたこともある栗田貫一がひろゆきのものまねとはなかなか意外だった。ひろゆきのものまねのあいだに、田原総一朗、河野太郎のものまねも挟む。このふたりならば、栗田貫一が指向するものまねに合う気はするが、栗田貫一が考えるものまねの対象として、ひろゆきは小物すぎないだろうか。栗田貫一のひろゆきは本人よりもかなりあいまいな言いまわしをしてみせ、これがクリカンによるひろゆきの理解ということだろう。

 同じく先週土曜の「お笑い向上委員会」は、今週もなすなかにしを中心にした松竹芸人多めの回が続いていて、そこに追加のゲスト、怪奇!YesどんぐりRPG、ヤジマリー、とにかく明るい安村が登場する。ヤジマリーはこの番組のときだけはなぜか異常に面白く、大活躍していた。今日放送の「さんま御殿」もさっそく観てしまうと、全員が番組初登場という回だったのだが、こちらにも、なすなかにし、みなみかわが出演していた。さんまはそれぞれにきっちりとネタをふってみせ、「向上委員会」で鍛えられた成果が「さんま御殿」で発揮されている。

 アマゾンプライムで映画を1本。去年公開、バカリズムが脚本を担当した「地獄の花園」を観た。ヤンキー漫画をOLの世界に置き換えるというワンアイデアだが、そのうえで、崩すところもあり、ケレンもあり、最後までゆるむことなく、ふざけきっていた。何度も声を出して笑う。キャストも面白く、室井滋、遠藤憲一ら、ベテラン勢が楽しんで演じている。

 深夜0時を過ぎ、ブログの更新をもうひとつ。ツイッターを覗いてみると、仲本工事がクルマにはねられて重症とのニュースに驚いた。夕方17時半前のニュースを、深夜0時近くなってから知った。事故現場はなんと、横浜の浅間町だというのでさらに驚く。なぜそんなところを歩いていたのだろう。

 深夜、Spotify のポッドキャストで、ピーター・バラカンの番組「The Lifestyle MUSEUM」を聴いた。先週の放送は、赤塚りえ子がゲスト。フジオプロ旧社屋のイベントの話をしていて、チケットを買いそこねたのがまた悔しくなる。聴きながら眠るつもりが、なかなか眠れなくなった。

2022年4月24日日曜日

4月24日日曜日/コメディアンたち

◇ テレビ

 朝に目覚め、ラジオを聴こうとすると、地域判定がまた狂っていて、北海道になっている。ラジオは聴けず、録画していた昨夜の「ものまね紅白歌合戦」をざっと早まわしで観ていく。JPはフジテレビのものまね番組には初登場。ほかの出演者とともに「すべらない話」のパロディをやったほか、JPひとりでは「ラヴィット!」をベースに、麒麟川島を始め、松本以外のレパートリーもたくさんやってみせた。みかんもフジテレビは初登場。Mr.シャチホコも日本テレビのイメージが強いが、出演者の住み分けはなくなったものの、布施辰徳とシャチホコで、五木ひろしと和田アキ子のものまねで「うっせぇわ」を歌うような、このスタイルは老舗の味だ。そもそもが、かつての「ものまね王座決定戦」は番組専属のバンドがいて、歌番組の形式が基礎にあり、それを崩すから笑いになる。栗田貫一が、二階俊博、田村憲久、麻生太郎、河野太郎といった政治家のものまねを、「港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ」にのせてメドレーでやってみせるのも、その形式を踏まえているからだ。ずいぶん前に、栗田貫一がスターのものまねしかしないと発言している記事を読んだことがあるが、芸能人が小粒になった時代に、栗田貫一が政治家のものまねに向かうことはとても理解できる。ご本人登場もこの番組の名物だったが、今回登場したご本人は、錦鯉と、オセロの中島知子で、(ミラクルひかるとみかんがオセロのものまねをした。)そもそもの趣旨とはまるっきり違う。

 今朝の「桂文枝の演芸図鑑」にもJPが出演。この番組では演芸形式で、「すべらない話」をベースに、松本、千原ジュニア、ケンドーコバヤシ、ブラマヨ吉田、くりぃむ有田、かまいたち濱家、オズワルド伊藤、バナナマン設楽、南海キャンディーズ山里、しずちゃん、和牛川西のものまねをやってみせた。そのほか、瀧川鯉斗の「強情灸」も。対談ゲストは卓球の水谷隼。

 今朝の「ワイドナショー」は松本不在。松本がいない週はコメンテーターの人数が増えるようで、安藤優子、田村淳、石原良純、菊地亜美、ふぉ~ゆ~の辰巳雄大が出演した。「サンジャポ」も観ると、こちらにはアンジェリーナ1/3が初登場。「TVタックル」に出演したボグダンさんが、この番組にもキーウから中継で出演する。成田悠輔という経済学者がまた出演し、どういうつもりなのか、左右非対称のメガネをまたかけている。ほかのメガネはもっていないのだろうか。

 午後はラジオ。「爆笑問題の日曜サンデー」をつけっぱなしにしておく。今週は恒例の「全日本ラジオ新番組選手権」。プレゼンターとして、タイムマシーン3号が出演した。ラジオを聴きながら、楽天マガジンで雑誌のチェックをすると、「散歩の達人」は都電荒川線の特集だが、「街には笑いが必要だ!」というサブ特集もあった。高田文夫先生のインタビューがあり、取材・文は高野ひろし。そのほか、桂宮治、金属バット、ヨネダ2000という独特な人選のインタビューが並ぶ。

 今日は雨降り。梱包をして、近所の郵便ポストまで投函に行ってくるが、アマゾンから注文が増えたと思ったら、メルカリですでに販売済みのもので、キャンセルをせざるをえないものが1点。今週木曜からキャンセルがいくつか続いてしまい、ちょっと多すぎると思い、猛省したくなった。あまりにも管理が杜撰だ。眠くなり、昼寝する。

 夜も録画していたテレビ番組をいくつか。「週刊さんまとマツコ」は、先週に引き続き、忘れ去られた芸能ニュースの特集。ゆうたろうが占い師になっていたというのは知らなかった。スタジオに登場するが、占い師になっていたことよりも、弦哲也の運転手をやっていたという経歴に、さんまとマツコもびっくりする。ものまねの芸人さんって、けっこう不思議な経歴のひとが多いのだ。今日の「笑点」は、演芸コーナーは母心、大喜利の助っ人は今週も南光。昨夜の「お笑い向上委員会」は「伝説の一日」直後の収録だったようだ。ニューヨーク屋敷が、「さんまの駐在さん」を「老人版向上委員会」と。

 昨夜の「太田光のつぶやき英語」では、ウィル・スミスのビンタ事件を改めて扱っていた。太田が「他人事じゃないなと思いました。」と言うと、鳥飼玖美子先生が「私ね、(太田が)日本のクリス・ロックってのは違和感があるんですよ。なぜかっていうと、太田さんて、言いたい放題おっしゃってるようでいて、叩く相手って権力者だったりね、偉いひとだったりするんですよ。弱者を叩くっていうこと、それを笑いにネタにするってことは、私はなさってないと思うので。」 太田「いや、意外としてるんですよ。(笑)」 そのあとには、こがけんが出演し、こがけん流英語学習法を伝授する。こがけんのハリウッドネタに、鳥飼先生も大ウケ。ミア・ファローがクリス・ロックのジョークを擁護するツイートをしていたそうで、知らなかったが、さすがはミア・ファローで、コメディアンをよくわかっている。

 金曜放送の「アナザーストーリーズ」は「笑いの革命者たち よしもとNSCの挑戦」という特集。番組はダウンタウンの昔のラジオの音源から始まった。1985年放送、ラジオ大阪「心斎橋わしらはお笑い探検隊」という番組。同じく1985年放送、関西テレビ「ダウンタウン劇場」の映像も流れ、大崎洋とダウンタウンを中心にした吉本史をたどる。2丁目劇場のオープニング公演のチラシが映され、「心斎橋筋2丁目物語」というその公演には、ダウンタウン、ピンクダック、非常階段、けん太・ゆう太、未知やすえ、内場勝則らの名前があった。その演出家、湊裕美子の証言も興味深いものだ。しかし、「4時ですよーだ」最終回の映像からすぐに、ダウンタウンがキー局のゴールデンの番組を席捲とつなぐところなどは、だいぶ端折りすぎではないか。そして、吉本は全国各地に劇場を作ったといい、それから急に、「あなたの街に住みますプロジェクト」に話は飛んでしまう。震災直後に「福島県住みます芸人」になったぺんぎんナッツというコンビを追いかけ、後半は、ぜんぜん別のドキュメンタリーになってしまった。最後はNSCの講師に注目し、大工富明という構成作家や、本多正識も登場するが、なんだか期待はずれな番組だった。

 アマゾンプライムでドキュメンタリーをひとつ。「ファット・チューズデー」という番組、全3回の1回目を観た。ブラック・コメディの歴史をたどるドキュメンタリーなのだが、ウィル・スミスとクリス・ロックの件にしても、あれを深く理解するためには歴史を知る必要があるはずだ。しかし、登場するのは知らないコメディアンばかりで、テンポも速いからなかなか覚えきれないことも多い。深夜1時頃に眠る。

2021年12月4日土曜日

12月4日土曜日/読書芸人・新旧ものまね

◇ テレビ・ラジオ

 目が覚めると、早朝6時ぴったり。ラジオをつけると、「木梨の会」に B'zの松本孝弘がこれから出演するというので、珍しいのでずっと聴き続けてしまった。ブログの更新をひとつしてから、もう少し眠りなおす。

 録画していた「アメトーーク!」の「本屋で読書芸人」を観た。収録はスタジオではなく、映ってすぐに、下北沢のB&Bだとわかった。カズレーザーのほかは新しいメンバーになり、Aマッソ加納、ティモンディ前田、ラランドニシダ、ゾフィー上田の4名が初登場。MC側にはケンドーコバヤシも出演する。それぞれが紹介した本のリストはネットのどこかに出ているだろうが、ニシダは純文学が好きなようで、「文學界」や「現代思想」も入れているのにはちょっと驚いた。ラランドニシダには今までなんの興味もなかったが、内田百閒を紹介するニシダに初めて興味をもつ。それぞれの自宅の本棚を映した場面は、一時停止しながらいちいちチェックしてしまうが、加納の本棚には、和田誠「お楽しみはこれからだ」が7巻そろっていたほか、司馬遼太郎、星新一、古川ロッパ「ロッパ随筆」、井上ひさし「喜劇役者たち」、景山民夫「転がる石のように」などが確認できた。上田の本棚には、談志、モンティ・パイソン、山崎努「俳優のノート」、「別役実のコント教室」、平田オリザ「演技と演出」、いとうせいこう「今夜、笑いの数を数えましょう」「マルクス・ラジオ」、宮沢章夫「東京大学地下文化論講義」などが確認でき、勉強熱心さが窺える。上田の祖父が有隣堂の元副社長だというのにも驚いた。

 昨夜の「ものまね王座決定戦」も、いつも録画しっぱなしで忘れたころに観たりということになるが、珍しく、すぐに観た。形式もよく把握していないが、トーナメント方式の決戦というのが年に一度の恒例になっているようで、日本テレビに出ていた荒牧陽子がフジテレビに初参戦というのが今回の目玉になっていた。それからもうひとつ、新旧の対決という趣向にもなっていたのだが、新だか旧だかよくわからない出演者も多かった。最初に登場した「新」のほうの出演者は、ブルーノ・マーズのインパーソネーターというひとで、インパーソネーターというのもなんだかわからなかったが、本人にかぎりなく同化するのが今のモードのひとつとしてある。その対戦相手は栗田貫一で、森進一のものまねで「ラヴ・イズ・オーヴァー」を歌った。似顔絵に例えるならば、片や、写真と区別がつかないところまでたどりつこうとしているのに対し、栗田貫一には栗田貫一のタッチが明確にある。すると、かつてはこの番組で、針すなおの似顔絵が使われていたことともパラレルに感じられる。ざっと早まわしで観ていくが、面白く観たのは、まず、ビューティーこくぶの杉山清貴。ビューティーこくぶも、この番組では「旧」の側になる。ノブ&フッキーは、フッキーが沢田研二の「TOKIO」を歌っていると、ノブが扮する現在の沢田研二本人が登場する。エハラマサヒロが、美輪明宏「メケメケ」をやったのもよかった。この番組でつねに面白いのはミラクルひかるだが、今回は、広瀬香美、工藤静香、八代亜紀という3人のものまねで決勝まで進み、工藤静香で歌う中島みゆきの「ファイト!」がとりわけ面白かった。そして、荒牧陽子は、MISIA、坂本冬美、倖田來未を披露し、あっさりと優勝をかっさらっていった。この4時間という長さの特番、早まわししながらでも一気に観るつもりはなかったが、思いのほか、面白く、一気に観てしまった。過去の名場面も流れ、なんと、おぼん・こぼんの和田アキ子のものまねの映像を観ることができた。いくつも流れない名場面に、おぼん・こぼんが選ばれるというところにまで事態は進んでいる。

 ラジオも、オンタイムで聴いたり、タイムフリーで聴いたりしていると、なにを聴いて、なにをまだ聴いていないか、聴いている番組が多すぎるため、わからなくなってしまう。今日は「ナイツのちゃきちゃき大放送」をつけながら雑務をこなし、途中で、聴きそびれていた「田村淳のNewsCLUB」の先週の放送を聴いていた。それから、今日の「田村淳のNewsCLUB」を聴いていると、どっちが今週の放送だったか、聴いてるそばから記憶がごちゃごちゃになる。今日は、ニュース解説に速水健朗が登場し、そのあとのゲストコーナーには、テレビ朝日の平石直之アナウンサーが登場した。テレビのアナウンサーでも、なんの番組に出ているのかも知らず、顔がわからない。

 夕方、すっかり薄暗くなってから、ヤマトの営業所まで。それから、二俣川に出て、くまざわ書店に寄ると、少量だったが、「アメトーーク!」で紹介された本のコーナーができていた。在庫があるものでなんとか作ったという感じで、版元や取次には事前に情報は流れていないのかな。西友のイタリアントマトに入り、2時間ぐらい読書をして、かつやに寄り、カツカレーを食べてから帰る。年末感謝祭だそうで、明日まで550円なので、せっかくだから食べておきたくなった。サイズは松竹梅の竹で、量が多いのではと心配したが、無理なく食べられた。


◇ 読書

 夜に帰宅し、読書の続きをし、千野帽子「物語は人生を救うのか」を読み終えた。2019年刊、ちくまプリマー新書。ブックオフで見つけた本だが、この本には前著があり、その続編だとは読み始めるまで知らなかった。しかし、まえがきには、続編というよりも、この本だけでも読めるように書いたと書いてあるので、気にせずに読んでしまう。物語論の本だと思って読んでいくと、終盤にいきなり著者の体験が語られ、その内容に驚きつつ、なんだこの本はという戸惑いを感じながら読み終えることになった。

 23時からはラジオをつけ、「HONMOKU RED HOT STREET」をオンタイムで聴いていたが、終盤で眠ってしまい、30分ぐらいで目覚め、録画していたテレビ番組を少し観て、深夜1時頃に眠りなおした。

2021年9月12日日曜日

9月12日日曜日/若者はきょとんとする

◇ テレビ・ラジオ

 朝7時前に目覚め、録画していた昨夜の「ものまね紅白歌合戦」をざっと早まわしで観た。一時期、やたらと長時間の放送になっていたが、今回は2時間10分の放送。このくらいの長さがちょうどいい。しかし、今回、審査員の顔ぶれが、森崎ウィン、みちょぱ、山之内すず、高橋優斗、小川菜摘という5名で、小川菜摘はともかく、ほか4名の人選はなにも考えてなさすぎるのではないか。栗田貫一とコージー冨田の対戦では、栗田貫一が田原総一朗を、コージー冨田が関口宏のものまねをやったが、せっかくいい対決だったのに、若い審査員たちのきょとんとした顔を映すのは邪魔でしかなかった。あるいは、喉押さえマンのような YouTuber も登場し、「奇跡」という名前の女性と共演していたが、このひとも YouTuber だろうとは思うものの、「奇跡」なんて名前では検索しても見つけようがない。そのほか、ミラクルひかるの華原朋美にはご本人が登場、ノブ&フッキーは吉田鋼太郎と古田新太で「うっせぇわ」を歌い、そのあたりは早まわしをしないで観た。終盤には、友近(上沼恵美子)と、なだぎ武(エリオ・グレイシー)の対決があったが、友近となだぎの共演を、今田・東野がいじらないのも謎だった。

 午前中に、ブログの更新をひとつ。録画していた今朝の「ワイドナショー」を観ると、冒頭で、たけしの襲撃事件を扱っていた。それから、自民党総裁選を扱い、そのあとには、太平洋往復を終えた辛坊治郎が出演していた。ニッポン放送の「ズーム」も聴きそびれていて、もう帰国していたことを知らなかった。

 13時からはラジオ。「爆笑問題の日曜サンデー」をつけておく。14時台は、柴田勲がゲスト。プロフィール紹介の際に流す曲に、伊東ゆかりの曲を選ぶが、伊東ゆかりとつきあっていたことを爆笑問題がふたりとも知らないのが意外で、選曲の理由を訊いて、びっくりしていた。検索してみると、ウィキペディアにも書いてあるくらいなのに、柴田の狙いでは、曲を流した瞬間にウケるはずだったんじゃないのか。ラジオを聴きながらクリックポストを作り、15時前に、近所の郵便ポストまで投函に行く。

◇ 映画

 今日は部屋で読書。夜にまた、駅前まで買いものに行き、帰ってきて、アマゾンプライムで映画を観た。黒沢清監督の「散歩する侵略者」を観るが、イキウメの舞台の映画化ということだけは知っていて、内容は知らずに観たのだが、想像していたよりもスケールが大きく、キャストも豪華で、娯楽度が高いと思った。俳優陣、それぞれの演技が面白かったのと、画面の構図がいちいちきれいだった。2017年公開の映画だが、感染症が登場する。深夜に読書をもう少し。読みかけのの本を読み終えたかったが、眠くてだめ。深夜2時過ぎに眠る。

2021年5月12日水曜日

5月12日水曜日/呆然

 朝8時過ぎには目覚め、10時までには近所のローソンに着き、円楽・伊集院二人会のチケットを買おうとしていたが、あえなく瞬殺。先に誰かが Loppi を使っていたらどうしようかと思っていたが、Loppi は空いていて、店内の放送で10時の時報を聴くと同時にチケットの画面に入り、そのときには残席がマルになっていて、これはいけるかと驚くが、そこで安心せずにすいすいと画面を進めなければならなかった。席を選び、つぎの画面に進んだらもう売り切れ。夜の部を買おうとしていたが、念のため、昼の部も確認すると、やっぱり売り切れ。一瞬の油断のせいだったのだろうか。ローソンには10時5分前には到着し、少し時間をもてあまし、ツイッターを見ていて、らく朝さんが亡くなったことを知った。チケットを買おうとする直前に呆然とすることになった。67歳。昨夜に訃報が出たようで、一門のみなさんもネットニュースで知ったのか。

 ただチケットを買い逃すためだけに出てきたのでは面白くないので、マクドナルドに寄り、朝マックでも食べようかと思ったが、カウンターにメニューがない。この店舗は朝マックはやってないのだろうか。店員にたしかめることもせず、アイスコーヒーだけ飲んだ。本ももって出てきたが、まったく読書はできなかった。

◇ ラジオ

 午前中に帰宅し、「ビバリー昼ズ」を聴く。水曜は落語応援月間ということで、今週は桂宮治がゲスト。三題噺の企画は吉笑さんが担当した。続けて、「ナイツ ザ・ラジオショー」も聴いた。14時台ゲストはイジリー岡田。キッドカットというコンビがスタートかと思っていたが、ホリプロに入るきっかけは、フジテレビの素人ものまね番組だったというのは知らなかった。ものまねの評価というよりも、あのねのねとのトークが面白くて敢闘賞を獲得したという。ホリプロのお笑い部門第1号であり、若手時代のエピソードが面白い。「全日本前説選手権」という番組があり、決勝を争った相手がなんとホームランで、イジリーはそこで優勝しているとか。あるいは、平成元年1月に始まったホリプロの事務所ライブは、初回のトップバッターがイジリー岡田で、客席には水道橋博士や松村邦洋が観にきていたという。

 なにをしていたというわけでもなく、夕方になってしまい、ヤマトの営業所まで。やや肌寒い。二俣川に出て、ドトールで読書をしていく。金の計算をしてみると、チケット代が浮いて余裕ができるかと思ったら、どういうわけかそうはならないので、しばらく悩んでいた。ライフに寄り、買いものしてから帰る。

◇ テレビ・ポッドキャスト

 夜に帰宅し、録画してあったテレビ番組をいくつか。先週土曜に放送された「爆笑そっくりものまね紅白歌合戦」をざっと早まわしで観た。ノブ&フッキーが五木ひろしと吉幾三で歌う「夜に駆ける」、栗田貫一の河野太郎などに芸を感じる。ものまね勢とお笑い勢の混合戦になっているが、ものまねの本職のなかに友近が混じるとどうもなじまないが、霜降り明星のせいやは意外となじんでいる。この芸質の違いはなんだろうか。

 Spotify のポッドキャストで、昨日今日の「大竹まこと ゴールデンラジオ!」を聴いた。15年目突入記念で、今週はゲストが豪華なのだ。昨日は、元レギュラーの山本モナがひさしぶりに登場。今日は、きたろう、斉木しげるが登場し、シティボーイズがそろった。ポッドキャストといえば、「Roots of 電気グルーヴ」の2回目も配信されていた。2回目はDAFについて。卓球「政治的な感じが一瞬するんだけど、じつはそんなことなくって、それを、パロディというか…。」 瀧「なんすかねえ」 卓球「政治的なメッセージではない、っていうか。」 瀧「そこをあえていじることで…、ちょっと、なんだろう」 卓球「高度だよね。」 瀧「高度なんだよね。」 卓球「談志のやりかた!」 瀧「ああ、なるほどなるほど。」 深夜0時過ぎに眠る。

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◇ ラジオ・テレビ  朝、目覚めたときには鼻がすっきりしているのだが、口呼吸しているからのどが痛い。SNSから、小倉智昭の訃報。77歳。タイムフリーで、聴きそびれていた昨日の「ビバリー昼ズ」を聴く。高田先生は土曜にイッセー尾形の公演に行ってきて、隣りの席がたまたま松本明子だったそ...