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2025年5月8日木曜日

5月8日木/「あんぱん」最大の名場面

◇ あんぱん

 早朝から眠る。起きあがり、NHKプラスで、今朝の「あんぱん」を観る。今日もオープニング映像からスタート。朝田家では、豪・細田佳央太の壮行会の準備をしていた。壁には寄せ書きされた日の丸と「祝 出征 原豪」と書かれた幕がぶらさがる。メイコ・原菜乃華が食器を運んでくる。のぶ・今田美桜、母・江口のりこ、祖母・浅田美代子が料理を作っている。のぶが出かけようとすると、豪はまだ外で石屋の仕事をしていた。祖父・吉田鋼太郎「おい豪、早う着替え! もうじき客がくるぞォ。」 祖父はもう正装している。豪「あと石置き場だけ、整えてきます。」「ええ?」という祖父。のぶは酒を買いに行っていた。道すがら、蘭子・河合優実を見つけ、呼び止める。「ちょっと持って」といって、2本の瓶の1本を蘭子に渡し、並んで歩く。のぶ「こんな日にも仕事は大変やね。」 蘭子「いつもどおりのことしてないと、変になりそうやき。」「そうか、ごめん。」というのぶ。「豪ちゃんも石置き場でしゆう。もうすぐこじゃんとお客さんがくるき、話すがやったら最後のチャンスで。」 蘭子は黙って歩いている。のぶが「蘭子」と呼び、ふたりは立ち止まる。のぶ「こころに思うちゅうことを伝えんがは、思うちゃあせんのとおんなじことやき。」 のぶの顔を見て、蘭子は考える。夕暮れ、石置き場で働く豪のところに、蘭子がそっとやってくる。気がついているのかどうか、豪は見向きもしないで仕事を続けている。あのシーソーの丸太のある場所は石置き場だったのだ。蘭子が近づき、「あのよ。」と声をかけると、豪がぱっとふり向く。「豪ちゃん。」「…はい。」 少し間を置き、「うち、ずっと…」 黙って言葉を待つ豪の顔。しかし、蘭子はつぎの言葉が出ない。豪「蘭子さん。」「…なに? 豪ちゃん。」「ずっと…」 今度は蘭子が言葉を待つ。「長いあいだ、お世話になりました。」といって、あたまを下げる。蘭子の表情の微妙な変化。「いえ、うちこそ…」といって、蘭子もあたまを下げる。あたまを起こした蘭子が「そろそろ、壮行会始まるね。」と笑う。豪は息を吐き、「そうですね。」「ほいたら。」「ほいたら。」と言い合い、蘭子は先に離れていく。後ろ向きの蘭子が、歩きながら両手の指で目を押さえるようなしぐさをする。帰っていく蘭子の後ろすがたを見ながら、豪は苦い表情になり、ため息をつく。場面は壮行会に、座敷では大勢のお客さんがにぎやかに飲み食いしている。豪は黒紋付き袴になった。和尚・斉藤暁と団子屋・小倉蒼蛙が「おめでとう」といって、豪に酒を注ぎにくる。姉妹たちは働いている。のぶの近くにメイコが座り、「蘭子姉ちゃん、伝えれんかったがやろか?」 のぶは洗いものをしている蘭子の後ろすがたを見て、メイコに小さくうなずく。「淋しくなりますなあ。」と言われた祖父が「十五のときにうちにきて、じつの息子よりも息子らしゅうしてくれましたき。」と話している。祖母「結太郎が亡うなって、豪ちゃんまで兵隊にとられるなんて…」 団子屋と和尚は豪と話していた。団子屋「なんじゃあ、今度のいくさも、すんぐに片づくかあよ。ニッポンの威風を、世界に示しちゃれ。」 豪が「はっ」と返事する。「青龍刀をみやげにしてくれよ。」 笑うみんな。そこに「黙れ団子屋!」というヤムさん・阿部サダヲの声。場が静まりかえる。「勝とうが負けようが、兵隊は虫けらみたいに死ぬんだよ。」 姉妹たちはヤムさんのほうを見る。「ヤムぅ! おまん、不吉なこと言うな!」といって、立ちあがる祖父をまわりがなだめる。和尚「まあまあ、ケンカはやめい! めでたい席じゃ。」 ヤム「敵と殺し合いに行くのに、どこがめでたいんだよ!」 豪の表情を映す。祖父がまた立ちあがるのを祖母が押さえる。騒然となりそうなところに、母が「豪ちゃん!」と呼びかける。「みなさんにあいさつしいや。」と優しい声を出す。「さあ、立って!」「はい」といって立ちあがる豪。「親方、みなさん、今日はこのように立派な会を開いていただき、ありがとうございます。こんなわしを、家族同然にかわいがってくださった朝田家のみなさん、ほんまにありがとうございます。」 豪はあたまを下げる。「その恩返しもできんと、兵隊に行くことだけが心残りです。お国のため、みなさんのため、わしは戦うてきます。親方、おかみさん、ハタコさん、ヤムさん、お世話になりました。」 ヤムさんは立ちあがり、出ていってしまう。「のぶさん、メイコさん…」 少し間を置き「蘭子さん。」 微笑む蘭子。豪は「ありがとうございました。」と強く言い、おじぎをする。蘭子は下を向いてしまう。その様子を母が気にしている。祖父「おまんら、豪の武運長久を願って、よさこい節、早よ歌え!」 のぶが笑顔になり、蘭子も笑う。客たちから「よっ、待ってました!」の声と拍手。姉妹三人が並び、手拍子をしながらよさこい節を歌う。客たちも手拍子と合いの手を入れながら盛りあがる。豪も笑顔で見ている。豪の視線の先にいるのは蘭子。蘭子も歌いながら豪を見ていた。笑顔だった豪の表情がくもり、息を吐くと、立ちあがっていってしまう。蘭子は心配な表情をする。夜、にぎやかな声がまだするなか、荷物をまとめた豪は外に出て、朝田家に向かって一礼すると出ていってしまう。豪が決意の目をして歩いていくと、「豪ちゃん」といって、蘭子が走って追いかけてきた。ふり向く豪。「蘭子さん…、どういたがて…?」 息を整わせる蘭子。「豪ちゃん…、は…、足が遅いき、弾に当たらんか心配や。」 のぶも追いかけてきたが、ふたりの様子を見て立ち止まる。蘭子は目に涙をためている。「きっと戻ってきてよ。きっとやのうて、ぜったいやん。」 豪は小さくうなずく。「蘭子さん。わしからも、お願いがあります…。無事、戻ってきたら…、」 つばを飲む豪。「わしの嫁になってください!」 蘭子の表情。「え…」と小さくつぶやき、少しあとずさりする。右手をひたいからあたまにやり、涙をこらえるように眉にしわを寄せ、視線をさまよわせる。「うん…」と小さい声。「豪ちゃん…。どういて今、そんなこと言うが…。」「すいません」と謝る豪。戸惑う蘭子が後ろを向くと、のぶが立っている。「蘭子、ちゃんと返事せんと、豪ちゃん行ってしまうがで…。」 のぶの顔を見た蘭子が小さくうなずく。豪のほうに向きなおり、涙声になりながら言葉をしぼり出す。「うち、おまさんのこと、うんと好きちゃあ…。豪ちゃんのお嫁さんになるがやき。戻ってきてよ…。」「蘭子さん…。」 少しの間のあと、「ありがとう。戻ってきます、絶対に!」 顔を見合わせるふたり。そこに母も走ってやってきた。息を切らしながら、蘭子に風呂敷包みを渡す。「これ、着替え。豪ちゃん、明日行ってしまうがで。今夜は戻ってこんでええ…。」「お母ちゃん…。」「豪ちゃん、蘭子をよろしゅうお願いします。」といって、母は豪にあたまを下げる。豪もあたまを下げる。それを見ているのぶ。母は蘭子に「花嫁衣装も用意しちゃれんで、ごめんね。」 母の顔を見て、蘭子は小さく首をふる。「早よう行き。」といって、母は蘭子の背中を押す。豪の顔を恥ずかしそうに見る蘭子。ここで初めて、豪は蘭子の手をとり、ふたりは手を握る。蘭子が豪の顔を見ると、豪はうなずく。手を取り合って歩いていくふたり、その後ろすがたを母とのぶが見送る。汽車のなか、豪の肩に蘭子があたまをもたれて座っている。ここで今日は終わり。いや、早くも最大の名場面が出てしまったという回だった。河合優実の演技が圧巻。

◇ ラジオ・雑誌・テレビ

 昼はラジオ。「ビバリー昼ズ」を聴くと、さっそく、「爆笑問題カーボーイ」でしゃべっていたことを話題にしていた。午後にブログの更新をひとつ。

 楽天マガジンのチェック。「週刊文春」の「シネマチャート」がリニューアルされ、中野翠が抜けてどうなるのかと思えば、マライ・メントラインという著述家がゲストとして評者に加わった。月替わりのゲストを入れていくというかたちになるのだろうか。扱う映画は1本だけになってしまった。しかし、それぞれのコメントの文字数は増えているのか。その隣りのページには「シネマ★ヒット調査隊」という新連載が始まった。話題の人気映画を忖度なしに調査するという趣旨のようで、初回は「片思い世界」がターゲットにされている。執筆者の名前もなく、「文春」の記者が書いているのかわからないが、批評未満のしょうもない記事だ。宮藤官九郎の連載コラムは、仙台で行われた「オール日芸寄席」のことを書いている。

 「週刊女性」には、森香澄主演ドラマの撮影現場でスタッフたちが路上喫煙をして、住民に注意をされていたという記事があった。どこのテレビ局かと訊かれ、毎日放送なのにテレビ東京だとウソをつき、適当に追い払おうとしていたという。「消えたあの芸能人を追え!」という特集記事では、ショーンK、プラスマイナス岩橋、ジャングルポケット斎藤、ボビー・オロゴン、元ザブングル松尾、オスマン・サンコンを取りあげる。この並びにサンコンさんを入れるのは妙だが、岩橋、松尾、サンコンさんは取材に応えていて、サンコンさんは、徳田虎雄がギニアのために透析機器の新品を10台寄付してくれた話をしている。

 「サンデー毎日」の山田美保子の連載コラムは特別編、2ページまるまる新浜レオンのインタビューになっている。レオン「バラエティー番組はまだまだ勉強中ですね。でも出演が決まると、木梨さんが番組のメイン出演者の方やMCの方に「今度、レオンが行くんでヨロシク」と事前連絡をしてくださっているんです。明石家さんまさんや笑福亭鶴瓶さん、ヒロミさんに加えて、ハイヒール・リンゴさんにまで木梨さんが電話をしてくださっていた時は、そのネットワークに驚かされました。」

 「ダ・ヴィンチ」には古田新太の小さいインタビューがあり、秋浜悟史「ある地方高校生の日記 一九五〇~一九五三」という本を紹介していた。「ダ・ヴィンチ」で芸能人が紹介している本はだいたいどうでもいいような本ばかりなのだが、この本には興味を惹かれる。秋浜悟史という名前を初めて知ったが、古田によると「東の蜷川、西の秋浜」と称されたという人物。古田が大阪芸術大学2年のときに秋浜が講師になり、それから師弟関係が続いたそうだが、検索してみると、2005年に亡くなっていた。そのほか、アニメ「アン・シャーリー」の特集もあり、川又浩、土屋堅一、山田尚子の座談と、太田光のインタビューが載っている。太田「孤児院という過酷な環境にいたときも、本を読んで、創造力を育てることで生き抜いてきた彼女と同じように、僕も、友達が一人もいなかった学生時代、小説のなかに逃げ込むことで救われてきた。何を奪われようと、拷問されようと、頭のなかだけは誰にも邪魔されることなく自由でいられる。それが人を救う最後の砦だと思うからこそ、アンの物語が広く届いてくれたらいいなと思います。」

 テレビ番組をあれこれと。今日の「徹子の部屋」はイルカがゲスト。続けて、火曜に放送された番組を、徹子さんとコシノ三姉妹が出演するから、なんの番組かよくわからずに録画をしておいたが、小泉孝太郎と高嶋ちさ子の「プラチナファミリー」という番組の特番だった。実業家が登場している部分は早送りすると、そのあとには内田裕也&樹木希林ファミリーの映像が流されていた。これはすでに放送された回の未公開集のようだが、ここからスタジオに徹子さんが登場する。内田裕也が出演した1980年の「徹子の部屋」の映像が流され、内田裕也が開催した「ロックンロールBAKA」というコンサートの初回に徹子さんが出演し、浪曲を披露したという話をしている。樹木希林が悠木千帆という名前をオークションで売ったというのは有名な話だが、それが徹子さんの番組だったというのは今まで知らなかったような気がする。1977年の「わが家の友だち10チャンネル・徹子のナマナマ10時間半」という番組。それから、万博会場で収録された「徹子の部屋」の特集があり、ここにコシノ三姉妹が登場する。収録の舞台裏に藤森慎吾が密着する。徹子さん「でもあなた、あれですよね、話が違いますけど、「きみきゃわうぃね〜」とかって可笑しくて。こんな軽薄なひとがいるかと…。(笑)」 徹子さんにおねだりされ、藤森慎吾が「徹子ちゃんきみきゃわうぃね〜!」とやってみせると徹子さんは大喜び。徹子さんとコシノ三姉妹の収録後の食事会の様子をこの番組では放送する。ここでは藤森が聞き手になり、トークを広げるのだが、「徹子の部屋」よりもこっちのほうがざっくばらんに面白い話をしていた。番組はここで終わらず、その翌日、地元岸和田に集まり、コシノ三姉妹の母の慰霊祭にも密着した。

 昨夜の「あちこちオードリー」は、日向坂の4人、小坂菜緒、松田好花、平尾帆夏、藤嶌果歩がゲスト。前回、声が出なくなった若林は、裏でモニターで観ていたようだ。昨夜の「ひっかかりニーチェ」は、先週に引き続き、槙野智章がゲスト。愛犬のオフ会を開いているという槙野に、永野は愛犬家事件の心配をする。火曜の「キョコロヒー」は「春のキョコロまつり」の舞台裏に密着。錦鯉のふたりがこの番組にそろって登場するのはこれが初めてだったか。

 夜、NHKプラスで、今朝の「あんぱん」をもう一度観る。ほぼ毎日、セリフの書き起こしをしながら感情を揺さぶられているが、今日は特にやばい。「とと姉ちゃん」の再放送も観ているが、「あんぱん」と比べると、セリフがかなりわざとらしく聴こえる。

2025年5月7日水曜日

5月7日水/十日市場の図書館に

◇ テレビ・ラジオ

 朝、だいぶ眠ってしまい、録画残量を空けられていないのにこれはまずい。まず、ダビングのセットをする。そのあいだに、TVer を使い、昨夜の「勝手にテレ東批評」を観る。ゲストはビビる大木。中根アナはなぜ「ビビる」なのかがわからなかった。昨日の「あんぱん」の二度目を観ていたらもう午後になってしまった。午後はラジオ。「ナイツ ザ・ラジオショー」をつけておく。13時台にゲスト、「お笑い有楽城」で優勝したヒロ・オクムラが登場。お笑いプロレスの実況もやっているそうで、登場するリングネームがいちいちくだらない。金曜の「ビバリー」にも出るのだろうが、この話ならば高田先生の反応も期待できる。

 今朝の「あんぱん」を観るのは午後になってしまった。今日はオープニング映像からスタート。銀座の街をたかし・北村匠海とケンちゃん・高橋文哉が歩いている。東京の暑さにまいっているケンちゃんが「博多の暑さはからっとしよっちゃけど、こっちは蒸すんやねえ。まんじゅうの気持ちがわかるとよォ。まんじゅう食いたくなってきたばい。」といって、街灯の柱に抱きつく。たかし「まんじゅうじゃなくて、あんぱん食べようよ。」「よかやんか。」「ときどき無性に食べたくなるんだよね。」「あんぱんが? なんでなん?」 たかしは小さいころは東京に住んでいて、父が死んでから高知に引っ越したことをケンちゃんに話す。「あのころはつらくて…。でも、そこでパンを焼く不思議なおじさんと、ハチキンの女の子に出会ったんだ。」 たかしはさらに続ける。「あのふたりに出会ってなかったら、今ごろ俺はどうなってたかわからない。」 ヤムさんとのぶからの影響をここではっきりと語らせている。美村屋に入るふたり。「ここのあんぱんの味と、その朝田パンの味がそっくりなんだ。とびきり美味いんだ。」「あんぱん研究家なんねえ、柳井くんは。」「まあ店はこっちのほうがよっぽど立派だけどね。」 パンを眺めるケンちゃん。たかしは壁にかかった写真を何気なく見ていて、そのなかにヤムさん・阿部サダヲを見つけて驚く。「えっ? ヤムさん…! 間違いない、ヤムさんだ…。」 朝田家、寝転がっているヤムさんが神妙な顔をしている。そういえば、ヤムさんは豪・細田佳央太と一緒の部屋に住んでいたのだった。布団を敷いている豪に「豪、今からそのへんの石を足にどーんとやったらどうだ? 手伝ってやろうか?」「は?」「痛いのがだめだったら、醤油だ、醤油。一升かっくらって倒れてしまえ。」「なに言いゆうがですが。」 少しの沈黙のあと、ヤムさんは真剣な顔になる。「行くな。」 ふり向く豪。ヤム「戦争なんてろくなもんじゃねえや。」「お気持ちはありがたいがですけんど、わし、もう覚悟はできちょります。」 ヤムさんの顔を見て、豪は向き合って座りなおす。「ヤムさん、今までお世話になりました。お国のため、立派に戦ってきます。」 ヤムさんも豪の顔を見る。「なんでそんな澄んだ目して言うんだよ。」 ヤムさんは横になり、寝てしまう。朝、朝田家では家族で朝食をとっている。祖母・浅田美代子「ねえ、ハタコさん。豪ちゃんの壮行会はにぎやかにやろうやんか。」 母・江口のりこ「はい、そうですね。」 祖父・吉田鋼太郎「おう、豪の好きなごちそう、ようけ作っちゃれ。」 豪「もったいないです。わしのためにそんな…。」 のぶ・今田美桜「豪ちゃん、みんなの気持ちやき。遠慮したらいかん。」 メイコ・原菜乃華「でも、豪ちゃんおらんようになったら、うち淋しいっちゃ。」 蘭子・河合優実はメイコをちらりと見る。蘭子は食べ終わった食器を片づけながら「お国のためにご奉公するがやき、そんなこと言うたらいかんで。ごちそうさまでした。」 蘭子を見る豪の顔。のぶと母は蘭子を気にしている。「いってきます。」といって、蘭子は出勤していく。つぎの場面では、豪が仕事をしている。「あとはなにをしましょうか?」 祖父「今日はゆっくりせい。」「親方…」「軍隊に入ったら自由はのうなる。好きなことに時間を使え。」「わしが好きなことは、ここで親方の手伝いをすることながです。」 豪の顔を見て、笑う祖父。そこにやってきたヤムさんが、釣り竿をもって豪に声をかける。「おい! たまには釣りでも行かねえか?」「いえ、まだ仕事が…」「おまんが精を出しすぎて、急ぎの仕事は残ってないき。行ってこい。」「けんど…」「ええから行け!」 豪は親方におじぎをして、ヤムさんから釣り竿を受け取る。「おい!」といって、祖父がヤムさんに詰め寄る。少し怯えるヤムさんに近づき、「おまんも、たまにはええこと言うにゃあ。」 場面は河原に替わり、ヤムさんと豪が釣りをしている。ヤム「なあ、このままどっかに逃げちまったらどうだ? 足すべらして、川に流されたことにしてやっから。」「ほんまに、お気持ちがありがたいがですけんど…」「勇ましく戦おうなんて、思うなよ。逃げて逃げて、逃げまわるんだ。戦争なんて、いいやつから死んでくんだからな。」 少しの間のあと、豪「ヤムさんは、戦争に行ったことがあるがですが?」 ヤムさんは川のほうを向いたまま答えない。釣り糸をいじりながら、「まっ、地獄に行くと思って、やりたいことぜんぶやってから行ったほうがいいぞ。食っときたいもんとか、会っときたい女とか、いねえのか?」 豪は「毎日会ってます。」と答える。ヤムさは「へへっ」と笑い、「誰よ?」と訊く。「言いませんき。」「のぶじゃねえな? メイコはガキだし…」「それ、いつか当たりますき、やめてください。」 ヤムさんは「あっ」と気がついた声を出す。「あっ、歳上好み? ハタコさん?」 笑いながら「ヤムさん、もう勘弁してくださいって。」「えっ? くら婆?」 朝田家では「急がんと! 戻ってくるやろ!」といって、のぶが、祖母、母、メイコを2階の部屋に集めていた。のぶは「うちね、蘭子に後悔してほしゅうないがよ。」と切り出す。「蘭子は…、豪ちゃんのことが好きながやろ。」というと、祖母とメイコが「えええ!?」と驚きの声をあげる。「うん」とうなずく母。「お母ちゃん、知っちょったが?」「そりゃ母親やき、あの子は子どものころからずうっと、豪ちゃんのことが…」 のぶ「ほいたら、どういたらいいか教えて。うちはこういうの疎うて。」 メイコ「うん、のぶ姉ちゃんは奥手やき。」 のぶ「お、奥手!? あんたが言う?」 祖母「それより、蘭子と豪ちゃんのことやろ。あのふたりは、気持ちをおもてに出さんきねえ。」 のぶ「お母ちゃん、どういたらええがやろ? うちは、あのふたりお似合いやと思うがよ。」 メイコ「うちもそう思う。」 母「でもよ、蘭子がちゃんと気持ちを伝えて、豪ちゃんが受けとめてくれて、思いが通じおうても、ふたりともつろうなるだけやないろうか?」 のぶ「そんな…」 そこに「ただいまあ」という蘭子の声がする。あわてる4人、くら婆を押し入れに隠れさせ、のぶとメイコは蘭子を出迎えに行く。のぶ「お帰り!」 メイコ「蘭子姉ちゃん、今日は早かったね。」 様子が変な姉と妹。そこにヤムさんと豪も釣りから帰ってくる。蘭子が帰っていることに気がつき、ヤムさんが大きな声を出す。「おっ! 豪が大物を釣りあげたぞ!」 メイコ「ほんまに!?」 ヤム「おう、今夜はごちそうだな!」 のぶ「蘭子、豪ちゃんが魚釣ってきてくれたがやって。」といって、蘭子のからだを揺する。ヤム「見て驚くなよ。でかいぞお~!」 豪「ヤムさん…!」 豪がビクのなかからそろそろと取り出してみせたのは、一尾の小さい魚だった。メイコ「これ、一尾だけ…?」 豪「すいません。」 のぶとメイコとヤムさんが大笑いすると、蘭子も笑う。豪は戸惑いの表情になり、「すいません。」とくり返す。夜、三姉妹は寝ていたが、蘭子は眠れず、起きあがる。それに気がつき、のぶも目を開ける。蘭子はそろばんを弾いている母の部屋に入り、母の隣りに座る。「どういたがて?」「ひとつだけ訊きたいことがあって。」「なんで?」「お父ちゃんとお母ちゃんはどうやって結婚したが?」 後ろの階段に、のぶとメイコもこっそりやってくる。「お父ちゃんとの馴れ初め、知りたい?」「うん。」「しゃあないね。蘭子にだけ教えちゃろ。」というと、メイコが「ずるい! 蘭子姉ちゃんだけ…」と声を出す。母がふり向き、「メイコ! のぶも? 起きちょった?」 気がつかれて、のぶとメイコももやってきて並んで座る。のぶ「お父ちゃんとお母ちゃんはお見合いで結ばれたがね。」「そうよ。お父ちゃんとは、婚礼の日に初めて顔合わせたがよ。」 メイコ「初めて?」「お父ちゃんが仕事ばあっかりして、いっこうに嫁をもらおうとせんき、お爺ちゃんが勝手に縁談決めてしもうたがよ。」 メイコ「勝手に?」 母は嬉しそうに「金物屋の娘で、気立てのええ働きもんのおなごがおる言うて。」 のぶ「それがお母ちゃん?」「うん。」 メイコが「ちっともロマンチックやないねえ。」と無邪気に言うと、のぶと蘭子がメイコの顔を見る。母も笑いながら「あんた…」と呆れる。蘭子「でもよ、お父ちゃんは結婚してから、あつあつのラブレターを、お母ちゃんにこじゃんとくれたがね。」「ええ?」といって、のぶとメイコは驚く。母は手紙の箱を開けてみせる。のぶ「この手紙?」「ぜんぶお父ちゃんからで。」 のぶとメイコは「たまるかあ!」と大きな声を出す。大阪、函館、京城、出張先からの手紙を母は三姉妹に見せる。のぶ「知らんかった!」「お母ちゃんも知らんかった。お父ちゃんがそんなにあてのこと思うてくれちゅうがて。お父ちゃんは結婚してから、あてに恋をしてくれたがやって。あてもおんなじや。嫁いだ日に初めて会うて、それからゆっくり、お父ちゃんを好きになった。あての初恋のひとや。」 のぶ「そういう夫婦もおるがやね。どんなこと書いちゅうがやろ?」 父・加瀬亮が手紙を書いている、そのそばには父の帽子がかけられていた。「ハタコさん、みんな元気にしていますか? ここは毎日、氷点下の寒さですが、あなたを思えば、わしのこころは暖こうなります。どんなに離れちょっても、あなたはわしのここにおります。」 手紙を読んでいるメイコが「あなたはわしの、ここにおります。」といって、笑う三姉妹。メイコ「お母ちゃんもスミにおけんねえ。」「母親を冷やかすがはやめんかえ。もうええやろ。」 のぶ「「ここにおる」のここってどこなが?」 蘭子「うちは、ここやと思う。」といって、蘭子は胸に手を置く。母は蘭子をじっと見る。「ねえ、蘭子。」「ん?」と母の言葉を待つと、母は「もう寝なさい。」 蘭子は笑顔になり、「はい。お休みなさい。」といって、立ちあがる。母は手紙を箱にしまう。「あんたらも」というと、「お休みなさい」といって、のぶとメイコも寝床に戻っていく。ひとり残された母の表情。「豪と蘭子はどうなるのでしょうか? ほいたらね。」というナレーション。最後の画面では、父の帽子を誰かが見つめていた。

◇ 面会・十日市場・図書館

 午後から外出。天気がよく、暖かい。三ツ境のバスターミナルまで、またバスに乗り遅れてしまいそうで、急ぎ足で向かい、なんとか間に合った。車内では、今日の「ビバリー昼ズ」のオープニングをタイムフリーで聴いた。昇太師匠は着る服がなく、奥さんのカーディガンを着てきたという。横浜旭陵高校の生徒が今日もぞろぞろと乗ってきたが、連休中ほどではなかった。ズーラシアから乗るひともいたが、遅延するこももなく、乗降に苦労もなかった。

 老健の面会にやってくると、入り口のところでケアマネージャーさんにさっそくあいさつされた。今日は面会のあとに約束をしてあったから、バスに遅れそうでも明日にしようというわけにはいかなかった。母のスマホはだいぶバッテリーが残っていて、もうなにも言わなくても充電してくれてるんだろうか。着信があったひとに折り返し電話をかけさせる。電話の内容をメモしたいようだったからボールペンを渡すが、メモ用紙がないから、ペーパータオルをたたんだようなものに書く。しかし、あとから読んでもわからないだろう。

 1階の事務室を覗くと、ケアマネージャーさんが出てきた。つぎに移る施設について、仲介の会社が入居の紹介をしてくれるそうで、早くも、候補の施設が6件、一覧表になった紙を見せてもらった。なんでも、6月中には申し込んでもらいたいということだが、むしろ、もっと早く移ることになるのかと思っていた。6月まではここでまだお世話になるわけか。

 四季の森公園を抜け、中山まで歩く。四季の森公園の池の上には鯉のぼりがたくさんぶらさがっていた。中山のブックオフに寄り、110円の文庫本を2冊買う。そのあとはひさしぶりに十日市場に移動。今までは北口のブックオフに寄るだけたったが、南口のほうに出てみると、商業施設はこちら側のほうが充実していた。十日市場に寄りたいと思ったのは、市立図書館の緑図書館があることに気がついたからだ。だいぶ前から寄りたいとは考えていたが、開館時間や、借りられる本の冊数の問題で、なかなかうまくいかなかった。端から端まで、本棚をじっくりと眺めてまわるが、読みたい本はいくらでもあるのだが、これを読むのだったらそれより先にうちにあるあの本を読まねばという順序があるものだから、すぐに読み始められる本はというと、ぐんとしぼられてしまうのが読書の現実だ。なんとか読めそうな本を2冊だけ選んでいく。

 日が暮れかけてから、ようやく昼食。グーグルマップから岡もとを見つけた。肉めしを食べる。759円。駅前のドトールに入り、ひと休み。インスタ投稿、SNS巡回、日記の下書きをしてから読書も少し。北口のブックオフにもしばらく寄っていなかったが、110円均一の新書の棚がまだあるのが嬉しい。110円の新書を3冊、220円の文庫本を2冊、390円の単行本を1冊買っていく。十日市場から横浜線、新横浜で乗り換える。新横浜のフィットケアエキスプレスがまだ開いていて助かった。ここで買いものしてから帰ってくる。

◇ テレビ

 夜遅くに帰宅し、今日も帰宅してから咳を出し始めると、しばらく止まらなくなる。外では咳を出さないようにしていれば苦しくもならないのだが、のどになにかが詰まっているような気持ち悪さはずっとある。テレビ番組をあれこれと。今日の「NHKニュース7」を観ると、南北線に刃物をもった男が現れたというニュースを速報で伝えていた。

 今日の「徹子の部屋」は松岡昌宏がゲスト。初出演は1995年、TOKIO5人の出演だったようだが、そのときの映像は流されず、松岡だけが映る静止画が出されるだけだった。松岡ひとりの出演は1998年放送、21歳のとき、この映像は流された。21歳の自身のすがたを見て、松岡は汗を拭きまくる。松岡が徹子さんに、今まででいちばん印象に残っているゲストは誰かと訊くと、徹子さんはさほど迷う様子もなく、「言ってよければ、ゴルバチョフさんです。」と答えた。松岡は北海道出身、小学校のときに学校の作文でゴルバチョフに手紙を書いたことがあるそうだ。

 今夜の「水曜日のダウンタウン」はサバンナ高橋がMCを担当。今回で5回目となる恒例企画の「30-1グランプリ」。審査員は、バカリズム、さらば森田、劇団ひとり、小籔千豊、伊集院光という5名。劇団ひとりはこういう審査員を引き受けるのは初めてのようだ。ひとり「お話はいただいてるんですけど、あんまりそういうのは好きじゃなくて断ってるんですけど、まあこれくらいだったらいいかな…。(笑)」◆ まずはAブロック。登場順に、や団、レインボー、春とヒコーキ、ヨネダ2000、シテントル、クロコップ、うるとらブギーズ、ななまがり。ななまがりのグラビアモンスターがいちばんくだらなかったかと思ったが、審査は、森田と小籔が春とヒコーキ、ひとりがヨネダ、伊集院がレインボー、バカリズムがななまがりに投票し、2票獲得した春とヒコーキが勝ち抜けた。教祖の話を倍速で聴いている春とヒコーキのこのコントは「タイタンシネマライブ」で観ていたから知っていたのだが、たしかに秀逸なネタだ。◆ Bブロックは、お見送り芸人しんいち、ぴろしき、ガクヅケ、サツマカワRPG、ダブルアート、ウォーターズ、大自然、チャンス大城。Xの TOSHI が出待ちにキノコを渡されるコントのガクヅケ、脱獄のために足を切り落とすコントのウォーターズに笑ったが、ワンアイデアのウォーターズよりはガクヅケかと思ったが、審査は、バカリズム、森田、ひとりがウォーターズ、小籔と伊集院がぴろしきに投票し、3票獲得のウォーターズが勝ち抜けた。◆ Cブロックは、いぬ、サスペンダーズ、わらふぢなるお、ぶったま、鳥居パラダイス、お宿、カゲヤマ、キンタロー。コンビニの年齢確認をする三島由紀夫のコントをやったお宿に笑ったが、審査は、バカリズム、森田、ひとりがお宿、小籔がキンタロー、伊集院がいぬに投票し、3票獲得のお宿が勝ち抜けた。ようやく審査結果と一致した。◆ Dブロックは、インポッシブル、天才ピアニスト、ボブスレー黒岡、マジメニマフィン、ファイヤーサンダー、レイザーラモン、歩子、ラブレターズ。大きく笑ったものはなかったが、天才ピアニストの部屋にコンテンポラリーダンスが入ってきたコントが面白いかと思ったが、審査は、バカリズムと伊集院がファイヤーサンダー、ひとりと小籔がインポッシブル、森田は天才ピアニストに投票、2票ずつの同点になり、森田の再投票により、ファイヤーサンダーに決まった。ファイヤーサンダーはカツラの先生の内面をからかう生徒のコント、インポッシブルは海水浴場にジョーズが出たかと思ったらインド人だったというネタ。◆ Eブロックは、スタミナパン、泥まみれ、ザ・ギース、牧野ステテコ、脳みそ夫、ニッポンの社長、シティホテル3号室、永野。永野はイケメン4人の男性器を触る妖精というネタ。「恋とマシンガン」という選曲もくだらなかった永野の横綱相撲という感じだったが、審査は、伊集院だけが泥まみれ、ほか4名が永野に投票し、永野の圧勝。◆ 5組の決勝進出が決まったが、今回はワイルドカードが設けられ、負けた35組のなかから審査員5名が1組ずつ投票。全員ばらばらになる可能性もあるなかで、バカリズムと伊集院がニッポンの社長、ひとりと小籔がインポッシブル、森田がザ・ギースを選び、また森田の再投票となり、インポッシブルに決まった。決勝戦は、まず、春とヒコーキから。野球のまわれまわれの手で突風が起こるコント。ウォーターズは、和洋中かと思ったら和か幼虫かだったというコント。お宿は2本目もコンビニにやってきた三島由紀夫だった。ファイヤーサンダーは、電話しながらクビを宣告する上司のコント。永野は巨大化したXの TOSHI というネタ。インポッシブルは「ノート貸してくれる」かと思ったら「脳溶かしてくれる」だったというネタ。永野が圧倒的に面白いんだけども、春とヒコーキは2本とも優れたアイデアのコントだ。審査は、バカリズムとひとりが永野、森田と伊集院がウォーターズ、小籔が春とヒコーキに投票、小籔の再投票により、優勝は永野に決まった。

2025年4月25日金曜日

4月25日金/浅野忠信と山田五郎

◇ テレビ・ラジオ・雑誌

 早朝から眠り、10時前に起きあがる。吉笑の真打昇進披露興行のチケットを買わねばと待ちかまえたが、直前になって気がついた、発売は明日だ。これを気にしていたから眠りも浅く、だったら、もう少し眠っていればよかった。せっかく発売日を忘れずにいられたと思ったのに、明日もきちんと覚えていられるか不安だ。

 NHKプラスで、今朝の「あんぱん」を観る。次女の蘭子・河合優実が急ぎ足で帰ってくる。クールな蘭子が走ってくるのがいい。「お姉ちゃん、合格したがやって!? おめでとう!」 家族が集まっているなかに、ヤムさん・阿部サダヲも混じっている。のぶ・今田美桜「ありがとう、蘭子。」 母・江口のりこ「ほんまにようがんばったねえ。お母ちゃん、泣きそうやけえ。」 笑う家族。三女のメイコ・原菜乃華はみんなにパンを配る。祖父・吉田鋼太郎「わしは、受かると信じちょったぞ。」 祖母・浅田美代子「ウソばっかり言うて。ねえ、豪ちゃん。」 のぶ「みんな、ありがとう。うち、こんなお祝いしてもろて、ええがやろが。蘭子も働きゆうのに、うちだけずっと勉強させてもろて。」 蘭子「なに言うがあ。学費も免除やし、寮に入ってくれたら3人で寝ゆう部屋もメイコとふたりで広うなる。いいことづくめやんか。お姉ちゃんが夢を叶えてくれることが、うちの夢や。」 のぶ「ありがとう。」 柳井家では重い空気が流れていた。家族5人が食卓を囲んでいる。たかし・北村匠海「叔父さん、叔母さん、母さん、すみませんでした…。」 叔父・竹野内豊「なにを謝る必要があるがな。結果はともかく、たかしはせいいっぱいようやった。」 女中さん・瞳水ひまりが玄関から入ってくる。「のぶさんらが、あんぱんを届けてくださいました。」 のぶ、ヤムさんも入ってくる。のぶ「あの…、うちの家族は、嬉しいときも、しんどいときも、あんぱん食べるがです。さしでがましいかもしれませんけんど。」といって、紙袋に入ったあんぱんを食卓に置き、「元気出して。」と、たかしに声をかける。たかし「ありがとう。」 のぶが「では、わたしらはこれで…。」といって、帰ろうとすると、母・松嶋菜々子「のぶさんは合格したんですってね。だからそんなふうに明るく言えるのよ。」 のぶは立ち止まる。母「あなた、たかしに勉強を教わりにきてたのよねえ。そのあなたは受かって、たかしは落ちたの! たかしはあなたのせいで勉強ができなかったんじゃないかしら?」 黙って聞いていたちひろ・中沢元紀がくちを開く。「のぶさんに八つ当たりするなんて最低や…」「今、なんて…?」と、母はちひろをにらむ。ちひろ「兄貴が高知高校行こうと、誰のためにがんばっちょったと思うちゅうがな。あんたのためやろ! 母親やったら、どういて理解しちゃろうとせんがな! 兄貴、もうこのひとの言いなりになるがはやめちょげや。」といって、ちひろは部屋を出ていく。ヤム「あのう、お取込み中、すみません。あんぱん10個で、しめて40銭になります。」 のぶが「おおっ、お金はいりません!」といって、ヤムさんをあわててさえぎる。「うちも商売なんで。」「お金はいりません! お邪魔しました。」 のぶはヤムさんを引っぱって帰っていく。場面が替わり、たかしの母がトランクケースをもって歩いていく。たかしが追いかけてきて、「母さん!」と大きな声を出して呼び止める。「行っちゃうの? 僕のせいだよね?」というたかし。「叔父さんに頼んだんだ。1年浪人させてくれって。叔父さん、承諾してくれた。」「そう。」「つぎこそ、高知第一高等学校に受かってみせるから。」「1年なんて、待てないわ。」という母。「もういいわ、好きにしなさい。私の言いなりになるなって、ちひろにも言われたでしょ?」 たかしは黙っている。「ふたりとも、このおなかを痛めて産んだ子なのにね。」 母は「じゃあね、たかし。」といって、また歩いていく。「駅まで送るよ!」というたかしに、「いいの、ここで。」という母。「ごきげんよう。さようなら。」 たかしが川原にたたずんでいると、釣りにやってきたヤムさんがたかしを見つけ、「よっ」と声をかける。「びっくりした…。」というくらいにたかしは周囲に意識がない。「ヤムさん、僕ってなんのために生きてるんだろう。受験で取り寄せた戸籍を見て、思った。僕って、ひとりぼっちなんだなあって。」 ヤムは釣りを始めながら「ひとりぼっちも気楽でいいじゃねえか。」 たかし「叔父さんが言ってた。なんのために生まれて、なにをして生きるのか。」「今日は釣れる気がしねえな。」というヤムさん。「どうせ一回こっきりの人生だよ。自分のために生きろ。」 朝田家では、のぶが朝田パンの店番をしながら元気がない。母「なんか元気ないねえ。」 のぶ「たかしは落ちるわけないって、勝手に思い込んじょった。なんちゃあ、いえん気持ちや。」 そこに友だちのうさ子ちゃん・志田彩良がやってくる。うさ子ちゃんはのぶを店の外に呼び、話をする。「うさ子ちゃん、まさか、お嫁に行くの?」「違う違う」といううさ子、じつはのぶに感化され、のぶには黙って、女子師範学校を受験していたのだ。のぶ「たまるかあ!」 うさ子「ほんでね、合格した。」「たまるかあ!」と手を取り合って大喜びするふたりだが、通行人の邪魔になって謝る。ナレーション「このときまだ、のぶたちは知りませんでした。女子師範学校の寮生活がどんなにきびしいものか。」 怖い雰囲気で廊下を歩く先生・瀧内公美の影。夕方、のぶとヤムさんが外で片づけをしていると、朝田家にちひろが訪ねてくる。「ちひろくん、どういたが?」「こんな時間にすみません。兄貴がまだ帰ってこんがです。」「へっ!?」と驚きの顔をするのぶ。「あれからずっと、ふさぎこんじょって、心配で。あっ、ヤムさんも、兄貴の行きそうなところ知りませんか?」「昼間、川原で会ったぞ。」 のぶとヤムさんは大声でたかしの名を呼びながら走りまわる。叔父が自転車で帰ってきて、そこに遭遇する。「裏のおばあがなっかなか帰してくれんで遅うなった。のぶちゃんも一緒にどういた?」 ちひろ「兄貴が行方不明ながやき。」「ええっ!?」と驚く叔父。家では叔母・戸田菜穂が心配して待っている。柱時計は深夜0時を指していた。のぶ、ちひろ、ヤムさんは駅にやってきた。ヤム「汽車でどっか行っちまったのかな?」 叔父もそこに駆け込んでくる。「おお、みんなそろうちょったか。」 叔父は顔に汗をかいている。「御免与町はひととおり探したがやけんど。」 ヤムさんがなにかを思い出したように急に立ちあがる。「あそこかもしれない。」 みんなで駆けつけたのは線路だった。たかしは線路を枕にして寝ていた。のぶ「おった…。たかし…、たかし…。」と、たかしの名を呼びながら駆け寄るのぶ。しゃがみこんだのぶは「たかしのドアホ!」と叫ぶ。たかしは目を開き、のぶに気がつき、起きあがる。「なに…? のぶちゃん…。」 のぶは泣きながら「こんなところでなにしよがかえ。死にたいがかえ!」 たかし「みなさん…、心配かけて…。」「ほんまや…。どれば…、どれば心配したと思いちゅるかね…!」「違うんだ、のぶちゃん。」「なにに違うのん…!」「僕は…、母さんひとりも笑顔にできんかった。」 のぶは泣き顔になり、たかしの顔を見る。「僕はなんのために生きてるんだろう。そんなことを考えてたら…。」 ヤムさんがたかしの言葉をさえぎり、「バァカ。ここで寝てたのか?」 たかし「はい。」「無事でよかった…。」と泣き声ののぶ。「うちは…、うちは死ぬば心配してたがやき…。」 夜が明けて、周囲が明るくなる。叔父「泣いても笑おうても、日はまた昇る。」 叔父はたかしに向き、言葉をかける。「たかし、絶望の隣りはにゃあ、希望じゃ。」 線路の上にいる5人のすがたを映し、今週は終わり。

 昼はラジオ。「伊集院光のちょいタネ」からオンタイムで聴く。続けて、「ビバリー昼ズ」の12時台ゲストは名取裕子。名取裕子のファンだという磯山さやかだけでなく、松村も「金八」のものまねを連発。午後は文化放送に切り替え、「大竹まこと ゴールデンラジオ!」のオープニングを聴いた。「中川家 ザ・ラジオショー」のオープニングはタイムフリーで聴いた。もし、中川家のドラマを作るとしたら、両親は誰が演じるかという話をしていた。

 楽天マガジンのチェック。「WiLL」に上祐史浩のインタビューが載っているのだが、その前に編集部による文章があり、前号の記事が国会で問題視されたということが書いてある。「特別研究 日本保守党の素顔」という記事なのだが、「オウム真理教の再来であり、社会の敵」ということが書かれていたようで、それを日本保守党の議員が問題にし、SNSでも話題になっていたようだ。その記事も読んでいないし、ぜんぜん知らなかった。今号の記事を読むと、オウムと日本保守党の類似点として、「異議を認めない」「最初は面白がってメディアが報じた」「陰謀論」「閉鎖性」「国粋主義的一面とポピュリズム的政策」「代表のカリスマ性」「目的が手段を肯定」があげられている。そのあとの上祐のインタビューでは、「ほとんど知られていない事実ですが、麻原には国粋主義的側面がありました。一九九五年に出した『日出づる国、災い近し』(オウム出版)の中で、麻原は国粋主義者の一面があると明言しています。」 ここから続く、宗教政党はなぜ右派的政策と結びつきやすいのかという上祐の分析が面白い。「現在、世界的に陰謀論などを背景として、「カルト性」を帯びた政治家が増えているように思われます。その心理的な特徴は、自分は常に正しく、他者は間違っているという極端な思考にあります。(略)「聖なる自分」と「邪なる他者」という構図が形成されると、違法な手段でさえも肯定されてしまいます。これは宗教でいえば「聖域」の構図と同じです。私はこれを「カルト的世界観」や「カルトマインド」と呼んでいます。(略)カルトは宗教的なものに限りません。「政治カルト」「経済カルト」「国家カルト(ナショナルカルト)」といった分類も可能です。(略)当時、アメリカ政府は、日本を「宗教カルト国家」と認定していたとされます。こうした政治カルトや陰謀論が国家に広がれば、国際対立が激化し、世界情勢はさらに不安定になります。今現在の日本においては、こうした傾向は比較的抑えられているように思います。日本は戦争の敗北という深い傷と、過去の過ちに対する反省があるため、極端な思想には比較的染まりにくいのです。さらに、お前が言うなという話になりますが、オウム真理教や統一教会といった宗教団体による事件を経験したことも、カルトに対する社会的免疫となっていると思います。」

 「男の隠れ家」はやなせたかし特集。全ページ、スクショを撮っておくが、しかし、「あんぱん」のドラマの画像は楽天マガジンではカットされている。ほかの週刊誌なんかでは、ドラマの画像も普通に配信されているのにな。今田美桜のインタビュー、そして、里中満智子のインタビューが載っている。日本漫画家協会の会議のときにやなせたかしがうなだれていて、妻に癌が見つかったという。癌を治療していた里中満智子は実体験をもとにアドバイスをし、そこから親交が深くなっていったようだ。暢さんが亡くなったあと、やなせの喜寿のパーティーの際に、里中満智子に花嫁役を頼み、架空結婚式を行ったこともあった。その後、やなせは舞台演出に目覚め、主催するパーティーは本格的なミュージカル仕立てになっていったという。

 午後、NHKプラスで「あんぱん」もう一度観るが、二度観てもまた感動してしまう。ほぼ毎日、この深さで観ている。今週は歩きすぎたせいか、腰が痛くてしかたがなく、夕方、ラジオを聴きながら少し眠る。しゃきっとせず、夜になってから、ラジオを聴きながら掃除をする。今日放送、友近の「シン・ラジオ」は川西賢志郎がゲスト。けっこう真剣な芸論を話していた。

 夜もまた、テレビ番組をあれこれと。今日の「徹子の部屋」はGLAYのTERUがゲスト。放送されたばかりの「タモリステーション」は新幹線の特集。木村佳乃はこの番組はレギュラーなんだろうか。新幹線同士がすれ違うのが好きだと木村佳乃が言うと、タモリが「あれはね、僕と亡くなられた小松政夫さんと一緒に「新幹線のすれ違い」とう芸があるんですよ。」といって、少し実演してみせた。

 先週と今週の「スイッチインタビュー」は、浅野忠信と山田五郎の対談。山田五郎は浅野の指名だそうで、浅野忠信は絵を描きながら山田五郎の YouTube を観ている。初対面のふたり、浅野は山田五郎の事務所を訪ねる。浅野は山田の話術にも注目していて、なにかの役で真似したいと思っているという。浅野の絵が並べられたのを観た山田は「ぱっと見上手いですよね。」「描き慣れてるひとの絵だなって。」「言葉悪いけど、どれもそれなりにいいじゃん。」「欲しいっていうひといる絵じゃん、これみんな。そこがすごいなあと思って。」 山田五郎のプロフィール紹介で「実家はカトリック」というナレーションがあったが、配信では「「実家がカトリック」という情報は誤りでした」というテロップが大きくつけられていた。山田は絵自体は子どものころから観ていたが、「自分で好きになった最初って、たぶん横尾忠則さんなんですよ。」 といって、横尾忠則が表紙をデザインしていた黄金期の「少年マガジン」の話をする。エッシャーを日本で紹介したのは「少年マガジン」がいちばん早かったそうだ。その話を受け、浅野忠信は父が横尾忠則のファンで、「忠信」という名前はじつは「忠則」からとられていることを明かした。ウィリアム・ターナーが好きだった浅野は、「どうやって行き着いてんだろう?」「なんでこういうことになったんだろう?」と思いながら描いているんだそうで、その話を聞いた山田は「論理的に絵を描いてるんですね。」といって、浅野がたくさん描いている白黒の絵は「なんかやってるひとが多い」と指摘し、ゴッホが描く穴を掘るひとを思い出したというと、浅野はまさに「DIGMAN」というマンガを描いていた。アメリカでアニメを作ろうとしていたが、同名のアニメを先に作られてしまい、お蔵入りしたという。山田は「線の絵はもっと進化すると思ってるんですよ。」「ほんとに僭越ながら、まだ線多い気がするんですよ。もうちょっと洗練できると思ってる。」「線を多くするのは迷いだよ。迷いが線を増やすよ。」 高校中退でまったく勉強してこなかった浅野は、山田五郎が学校の先生だったらよかったということを言うと、山田は先生はコンプライアンスがあるから大変だという。どの学問も細分化・専門化されすぎていて、研究者が言えないことが多いが、山田は乱暴なことも言えるから、そこが学者でも先生でもない自分の役割だと思っているということだ。

 そして、今日放送された後編では、山田が浅野に演技について訊く。ゴールデングローブ賞の受賞スピーチのことだが、バンドをやってるからMCに慣れていたというのが大きかったようだ。修行期間として、つまらない脚本ほど率先して引き受けるようにしていたという話も面白い。父親がマネージメントをしなくなってからは仕事のやりかたを変え、もう嫌われてもいいから、本当に感じる役しかやりたくないと思ったという。それまでの修行期間で充分に挑んできたから、賞をもらったときに、神様からもういい加減やめろと言われた気がしたという。山田に、本当にやりたい役とは具体的なイメージはあるのかと訊かれると、浅野は「50歳のなんでもないひとりの男ですね。」と答える。「世の中の事件にからめてない話がいいです。なんかどうしてもやっぱり社会的なテーマだったりとか、なんか、弱者を描くようなことがありがちだと思いますけど、そういうものではなく、なんでもない普通の話がいいですね。」 絵やバンドをなぜ続けられるのかという山田の疑問に、浅野は若いときに「役者なんかやることないじゃん」と思ったという。俳優の練習ってなんだろうと思ったときに、浅野は生活以外ないだろうと考えた。「じゃあ、バンドちゃんとやっとかなきゃとか、絵ぇ描かなきゃってなって、そうすると、なにかをやってるひとになるじゃないですか、僕も。役者ではなくて。そうすると、役がきたときに、あっ、あんときのこれに当てはめられるとか、絵ぇ描いてるときの自分のあれと同じだとかって当てはめられやすくなって、それからはだからもうほんとに、なんかやってなきゃって思いました。俳優のために。」

 今夜の「A-Studio+」は多部未華子がゲスト。めんどくさがりな多部未華子が面白い。近所に住む二宮和也に鶴瓶が取材し、多部未華子が言うには、ニノの家のテレビは映っている人間の色がおかしいそうで、さんまの家のテレビと同じだな。鶴瓶は松尾スズキにも取材。松尾スズキとの出会いは2010年、野田秀樹の「農業少女」を、松尾が演出、多部未華子のほか、山崎一、吹越満、江本純子が出演していた。藤ヶ谷太輔は、ヘアメイク、スタイリストに取材する。多部未華子は自分にセンスがないと思っていて、まわりにプロがいてくれるのだったらなんでもいいよと任せてしまう。

 昨夜に放送された「NHK MUSIC SPECIAL」はAdoの特集。浜辺美波との対談があり、浜辺美波が「Adoのオールナイトニッポン」に出演したのがきっかけで仲よくなったそうで、「どんちゃん」「かっちゃん」と呼び合う仲。Adoが「どんちゃん」というのが先に決まり、それに対応するように、「太鼓の達人」のキャラクターから「かっちゃん」になった。1曲目は「うっせぇわ」、2曲目は「紅白」初出演時の東本願寺で歌った「唱」をまるまる放送。「唱」の作曲者のひとり、TeddyLoid のインタビューもあった。そのあとには海外のファンたちとオンラインでトークをするコーナーがあり、ファンたちの話を聴いているうちに、ファンたちに励まされていることを実感し、Adoは涙声になってしまう。

 深夜になっても眠気が飛んでしまい、Netflix で、配信が始まったばかりの「新幹線大爆破」のリメイクを観ようとするが、観始めたらかなり眠くなってしまった。人間ドラマの部分が安っぽく、まるで惹きつけられない映画だ。

2025年4月17日木曜日

4月17日木/海岸で相撲をとるシーン

◇ テレビ・雑誌

 朝、NHKプラスで「あんぱん」を観る。のぶ・今田美桜は祖父・吉田鋼太郎に向かって夢を決意した。夜中に起きあがり、並んで寝ている妹たちに、パン食い競争のときに転びそうになったのぶの背中を押して助けてくれたひとがいたことを話す。あれは誰だったのだろうかとのぶは不思議に思っていた。のぶは歩きながらもノートを見て勉強していた。うさ子ちゃんと一緒に歩いていると、中尉が休暇が終わって海外に帰ってしまうことをうさ子ちゃんが教えてくれる。お礼を言ってなかったことを思い出したのぶは、走って、駅まで中尉を追いかけに行った。のぶは中尉のおかげで夢が見つかったことを話し、もうひとつ、転びそうになったのぶを助けてくれたのは誰だったかを訊くと、2等の学生だったと教えてくれた。助けてくれたのはちひろ・中沢元紀だったのだ。たかし・北村匠海は封筒の中身を覗きながら嬉しそうに歩いていた。朝田パンの前に座っていたヤム・阿部サダヲに呼び止められ、「お前のマンガ、面白かったよ。」と言われる。たかしは為替を換金してきたところだった。ヤムはその金を取って、のぶの妹たちに「たかしが奢ってくれるってさ。」「たまるかあ!」と大喜びする三女のメイコ・原菜乃華。たかし「だめ、だめです、このお金は。弟に小遣いやらないと。あいつのおかげで賞金もらえたから。だからだめ。」 のぶがそこに帰ってくる。「ちひろくんは?」と訊くと、ちひろは柔道部の合宿に行っているとたかしは答える。「ちひろくんに会うたら、ちゃんと言わんといかんことがあるがよ。」と言われ、たかしは複雑な表情になり、「そうなんだ。」と答える。メイコがのぶにたかしがマンガで賞金をもらったことを教えると、「ええっ!」と大きな声を出す。のぶ「たかし、すごいやんか。おめでとう!」 みんなに拍手されて、嬉しそうなたかし。うちに帰ってきたたかしは、自分のマンガが載った新聞を見る。つぎの日曜日、のぶが机に向かって勉強していると、母・江口のりこが部屋に入ってきて、パン食い競争のおかげで大口の注文が入ったと言う。ヤムおじさんと一緒に、のぶたち三姉妹は配達に行くことになった。配達を済ませたらしい4人、海岸に座り、かき氷を食べている。メイコが無邪気に「美味しい!」と声をあげる。ヤムおじさんが奢ってくれたようだ。そこにたかしとちひろもやってくる。ふたりはヤムに呼ばれたようだ。たかし「あれっ、のぶちゃんたちもきてたの?」 のぶ「うん、配達の帰りや。そっちは?」 たかし「ヤムさんに呼ばれて。」 次女の蘭子・河合優実「そういえば、お姉ちゃん。ちひろくんに言わんといかんことがあるがやって。」 ヤムは「さあっ、今日はたかしの奢りだ!」と勝手に決めてしまう。メイコ「じゃあ、たかしさん! ラムネもええですか?」 海岸にふたり、のぶとちひろが向き合う。「ちひろくん、ずっとお礼言いたがったがよ。」といって、パン食い競争で助けてくれたことをのぶはちひろに訊いた。「ありがとう。」「いえ、あのときはとっさにからが動いただけで。」 いつの間にかふたりきになっていたのぶとちひろに、ラムネをもって戻ってきたたかしと妹たちが遠くから気がつく。のぶはラジオのお礼を話し、それから、1等になれたおかげで大切なことを思い出したという。「おなごでも思いっきり夢を追いかけていいがやって。」 のぶは配達の残りのあんぱんを「食べて」といってちひろに渡す。「わし、大好きです。」 ちひろに言われ、のぶの表情が少し変わる。それを見ていたたかしの表情も変わる。少しの間のあと、「朝田パンのあんぱん。」 と言うちひろ。のぶとたかしの表情が細かく変化する。メイコ「たあまるかあ。お姉ちゃんのことかと思った!」 のぶ「たかしのぶんもあるで。」 小さくうなずくたかし。三姉妹が海岸をはしゃぎながら歩く。たかしはちひろに小遣いをあげる。「お前のおかげで賞金もらえたから。」「すまんにゃあ、兄貴。また頼むき。」 メイコが遠くから大きな声で、「たかしさん! かき氷とラムネ、ごちそうさまでした!」「どういたしまして!」 三姉妹は手をふって先に帰っていく。ちひろ「三人、仲ええねえ。」 たかし「なんか、俺、めちゃめちゃ暴れたくなった。」 たかしは立ち上がり、伸びをすると、たかしは笑顔で「ちひろ、かかってこい!」と言う。「子どものころ、お前はからだが弱かったから手加減したけど、今日は手加減しないから。」 海岸で相撲をとる兄弟、押し倒されるちひろ、投げ返されるたかし。三姉妹はそれをまだ遠くから見ていた。「男ってアホやねえ。」「ほんまやねえ。」 メイコは「おなか空いた。早よ、帰ろう。」 団子屋の店先、たかしがヤムさんと並んで座っている。ヤム「どうしたんだよ、浮かない顔して。なんなんだよ、そのため息は。」 たかし「ヤムさん、ジェラシー感じたことはありますか?」 ヤム「ジェラシー? 焼きもちか? 俺が焼くのはパンだけだ。」というと、たかしに「そうですか」と流され、ヤム「なんだよう」という呼吸が可笑しい。ヤム「焼いて焼かれて、だからこそ、人生は面白いんじゃないか。うん? ぴんときてない顔だなあ。」 そこにのぶが走ってやってくる。「あっ、ここにおった。」といって、ヤムを見つけると、「ヤムおいちゃん、たまにはうちでご飯食べたら?」と訊く。ヤムは「いや、やめとく。」 たかしに向き、「今日はごちそうさま。」「うん」といって、たかしが帰っていこうとすると、通りの向こうから歩いてきたのは母・松嶋菜々子だった。たかしに気がつき、「たかし?」と声をかける。「ひさしぶり、元気だった?」 たかし「お母さん…。」 母「たかし、こんなに大きくなって。」 ナレーション「8年間音沙汰のなかった、たかしとちひろの母、登美子が町に帰ってきました。」

 午前中にブログの更新をふたつ。昼はラジオ。「ビバリー昼ズ」を聴く。楽天マガジンのチェックをすると、「週刊文春」では、能町みね子のコラムが古市憲寿の中居擁護の発言をちくちくと批判していて、内容には賛同する部分はあるが、「昭和」が悪口だと思っているのがよくわからない。能町の論理はまるで人間のすべての行動は意志に基づいているかのようだ。

 テレビ番組をあれこれと。今日の「徹子の部屋」は傑作選「痛快!「オンナ友達」に乾杯」。草笛光子と岸恵子(2011年)、中尾ミエと和田アキ子(2018年)、北斗晶と辻希美(2021年)という3組のダイジェストだったが、どの回も観た記憶があいまいで、中尾ミエと和田アキ子の回は徹子さんも含めた3人のやりとりが新鮮に面白かった。北斗晶と辻希美の回は観なかったのか、ひどいバッシングをされていた辻ちゃんを北斗晶が励ましてくれたといって、思い出して涙する辻ちゃんにもらい泣きしそうになった。

 昨夜の「ひっかかりニーチェ」にはニューヨーク屋敷が登場。ニューヨークやさらば青春の光はお笑い界の希望だといって、ニューヨークには初期のとんねるずみたいになってもらいという永野は、「ひっかかりニーチェ」のスタッフをいつか野猿みたいにしたいと言い始める。永野とさらば森田の違いは、森田はゴシップ好きだが、じつは悪口は言わない。永野は陰口が好きで、嫌いな言葉は「文句あるなら本人の前で言え」。芸人になったらおもてで会話をたくさんするようになるから、ひとの気持ちがわかるようになったという話も面白かった。三谷アナが「やべっちFC」をやっていたとき、矢部に子どもがいないころは毎週飲み会があったそうで、スポーツ選手との関わりがない永野は楽しくないのではと心配するが、次回のこの番組のゲストが槙野智章であることが明かされる。ゴールがわかっているのに行かず、いやなことを手前でずっと言ってるのが楽しいのに、槙野は解決してくれそうという勝手なイメージ、「警察がきたみたいな」という例えに笑う。この番組はくるまがいなくなってから、ゲストを迎える側になった永野の面白さをすごく感じられるようになった。

 TVer で、去年放送された「そのコントやってみます」という番組が配信されていた。オードリー、ハライチ、アルコ&ピース、ノブコブ吉村、ベッキーが出演、ナレーションはノブコブ徳井。お題に沿って、即興コントを演じる番組。設定は「恋愛リアリティショー」、途中のマスト演出として「「糸」の音楽に合わせて悲しい過去を告白」、オチのセリフは「全部、ベッキーのせい」というのが決まっている。観客を入れた公開収録なのだが、しかし、「スジナシ」なんかと比べるとあまり緊張感がないし、リアリティの擦り合わせもないままに進行してしまう。「さんまのお笑い向上委員会」とも違うのはコンダクターが存在しないからだろう。2本目のコントは「バカヤロウ、まだ始まってもいねえよ」というオチのセリフが決められたが、「キッズ・リターン」のセリフとしては不正確だ。マスト演出はミュージカルだったが、誰もミュージカルがわかっていないのもひどい。構成は樅野太紀、谷口マサヒト。

 今夜の「アメトーーク!」は「ボケツッコミ分かりにくい芸人」。アンガールズ、三四郎、ウエストランド、さや香、囲碁将棋が出演、MC側にはノンスタ石田、渋谷凪咲が座る。

 日付が変わり、深夜にも楽天マガジンのチェック。「週刊ポスト」の横山剣さんの連載コラムは最終回。最後はオフコース「さよなら」を取りあげる。オフコースのベーシストだった清水仁が在籍していたザ・バッド・ボーイズのライブの手伝いを、剣さんは17歳のころにやっていたことがあるという縁があるのだ。20代のころには付き合っていた女番長が熱狂的なオフコースのファンだったために、武道館公演に連れて行かれたことがあるって。聖光学院出身の小田和正と鈴木康博も横浜の出身。ウィキペディアを見ると、鈴木康博は屛風ヶ浦の出身なのだ。たけしの連載はトランプについて、後半には万博にも触れている。「そもそも今「万博」というものをやる意義みたいなものがぼやけているのが気になるんだよな。それは、この万博が「カジノ誘致」と密接に結びついていることが透けて見えてしまうからなんだろうな。」「カジノができたらどうなるか。いの一番に「パチンコ業界」が苦しくなるだろう。」

 「日経エンタテインメント」には今田美桜のインタビューがあり、「あんぱん」のオーディションの話をしている。「オーディションは、グループ審査やカメラテストがありましたが、最初のビデオ審査でけっこう悩みました。『アンパンマンのマーチ』の歌詞の1番から3番まで、それぞれに設定が設けられて、その感情に乗せてお芝居をするというもので、今まで受けたオーディションのなかで1番難しかったです。でも改めて、歌詞にある「そんなのはいやだ!」のフレーズがすごく好きだと思いました。」

 中園ミホ脚本作をもっと観たいと思い、アマゾンプライムで「ドクターX」を観始める。2012年放送。内容をほとんど知らずに観始めたが、ナレーションが田口トモロヲで、「プロジェクトX」を思わせる作りになっているんだな。

2025年4月11日金曜日

4月11日金/ボードゲームは遊戯の思想

◇ テレビ・ラジオ・雑誌

 早朝、ゴミを出してから眠り、昼前に起きあがる。NHKプラスで、今朝の「あんぱん」を観る。母を訪ねたたかし、お屋敷から母・松嶋菜々子が出てきたところで昨日は終わった。母に「なにしにきたの?」と訊かれ、たかしは「ちひろが熱を出して、母さんに会いたいって…。」と説明し始める。「ううん、本当のこと言うと、僕のほうが…。」 母は黙って聴いている。「母さん、ずっと会いたかった。」「たかし…、ここには…。」と、母が言いかけたところに、ここの主人が人力車に乗って帰ってきた。主人は娘を抱いている。「登美子、どういたがな?」と訊かれた母は「なんでもないんです。突然、親戚の子が訪ねてきて…。」 それを聞いたたかしの表情が変わる。主人は屋敷に入っていく。「お母さま?」と訊く女の子に「ちょっと待っててね。」というと、女の子も屋敷に入っていく。「お母さん」というたかしを母は抱きしめる。「たかし、いい? ここにきちゃもういけないの。叔父さんのところに帰りなさい。」 母が「おなか空いてるでしょ?」といって、お金を渡そうとすると、たかしはそれを払いのけて走っていってしまう。朝田家ではたかしを心配していた。そこにヤムおじさん・阿部サダヲが自転車でやってくる。たかしの叔父・竹野内豊と女中さんも集まっている。たかしがヤムとしゃべっていたのを目撃していた祖父・吉田鋼太郎がヤムを問い詰めると、「ああ、好きな女に会いに行ったんですよ。」 祖父「アホ! 小学生やぞ。」 ヤム「小学生の好きな女んて言うたら。」 祖母・浅田美代子「のぶかよ。」 母・江口のりこ「のぶはここにおります。」 弟子・細田佳央太「おかあ、ですろか?」 のぶ「ああ、やっぱり…。」 ヤム「ああ、高知の町中に行きたいっていうから、道を教えてやった。それだけ!」 そのころ、たかしはとぼとぼと海岸を歩いていた。叔父はうちに帰ると、叔母・戸田菜穂に「迎えに行かんでええでしょうか?」と訊かれるが、叔父は「あの子を信じて待とう。」 叔母「あんなかわいい子を捨てるなんて、信じられん!」 叔母は呉服屋さんからたかしの母の噂を聞きつけている。のぶはたかしに言ったことに責任を感じていた。どこかに行ってしまったヤムに祖父はまた怒っている。母「ヤムさんは売れ残ったパンを売りに行きました。」 弟子「ええひとですね。」 母「うん、くちは悪いけんど。」 祖父「まだ腹のなかはわからん。」 母はのぶに、うちらもあんぱんを売りに行こうと誘う。きれいな夕焼け。たかしはまだとぼとぼと歩いていた。母さんに会いたがっていたちひろ、そして、母の態度が思い出される。しゃがみこんだたかしにあんぱんが差し出される。たかしに出会えたのぶ親子。たかしはあんぱんをむしゃむしゃと食べる。のぶは水筒を差し出す。ここもまた、悲しいことをあんぱんを食べて乗り越える場面だ。帰ってきたたかしはヤムおじさんにあんぱんのお礼を言った。「ちゃんと金払えよ」というヤムを、祖母とのぶの妹たちがたしなめる。たかしは柳井家に帰ってきて、叔父と叔母に心配をかけたことを謝る。叔父「ちょっとした冒険やったにゃあ。」 熱を出して寝ているちひろに、たかしは約束を破ったことを謝る。夜、たかしはスケッチブックをめくり、母の後姿を描いた絵をびりびりに破ってしまう。翌朝、のぶとたかしは一緒に学校まで走っていく。画面は青空を映し、地上に戻ってくると、時代はあっという間に流れる。通学する学生は、本を読みながら歩くたかしと弟のちひろ、その後ろから着物の女の子が追いかける。「お先に失礼致しますう。」といって、女の子は追い越していく。「マンガ読みながらのろのろ歩きよったら遅刻するでえ、ボケ!」 ふり向いて、一瞬、おどけた顔をし、顔をあげる。成長したのぶ、今田美桜の顔がここで初めて映される。兄弟を置いて、走っていく今田美桜。成長したたかし、北村匠海の顔もここで初めて映される。「のぶは高等女学校の4年生になりました。ほいたらね!」というナレーションがあり、今週はここで終わり。ああ、あのかわいい子役たちとは今週でお別れか。

 昼はラジオ。「伊集院光のちょいタネ」からオンタイムで聴く。「ビバリー昼ズ」のオープニングは、仙台で行われた「オール日芸寄席」の話。クドカンの母は一之輔さんのファンなのか。楽天マガジンのチェックをすると、「FRIDAY」には例のフジテレビ社員と不倫関係にあったという元ADの女性が告白の記事が載っている。前号に引き続き、ブラザー・コーンのインタビューの後編があるほか、Mr.マリックがハンドパワーで究極の焼きそばを作ったという謎の記事もあった。

 テレビ番組をあれこれと。昨夜の「アメトーーク!」は「小物MC芸人2025」。ハライチ澤部、チョコプラ長田、パンサー向井、ダイアン津田、シソンヌ長谷川、せいやが出演、MC側には千鳥ノブが座る。5年前にもやっていたようで、観そこねたのか覚えていないのだが、若林の持ち込み企画で、千鳥ノブ、川島明、バカリズム、小峠が出ていたようだ。今回も面白そうなメンバーだったが、しかし、なんだか話を聴いてるうちに、だんだんただの職場の愚痴を放送してるだけなんじゃないかという気がしてきた。

 今夜の「ミュージックステーション」は「最強イントロソングBEST30」というランキング企画があり、昭和と平成以降、それぞれベスト15を発表した。木村カエラはCMソングを19年ぶりに披露。布袋が木村カエラをインスタでフォローしていた。木村カエラはME:Iのコラボも披露、ぜんぜん知らなかったが、木村カエラがプロデューサーなのだ。ちゃんみながプロデュースするHANAも登場。布袋寅泰は Char とコラボ。SNSで大バズり中の「イイじゃん」という曲もぜんぜん知らなかったが、M!LKというグループの曲で、サビになるとまったく違う曲になってしまう。こんな曲は「ハイそれまでョ」以来だ。

 今夜の「A-Studio+」はアンガールズがゲスト。広島で行われたアマチュアのお笑いライブに出演したときに、吉本にきたら採るかもしれないと言われたのを真に受けた。吉本のホンダ先生というのは本多正識だろうか。それぞれ別の相方と組んでいて、2組一緒に上京したのだ。山根の妻が取材されていたが、顔が隠されていて、山根はタレントと結婚しているような気がしていたから、ついウィキペディアを確認してしまった。おさると混同していたようだが、そんな勘違いがあるだろうか。

 NHKプラスで、配信終了間近の「名将たちの勝負メシ」を観た。歴史上の名将が食べていたメシをネプチューンが再現するという番組で、過去に何度か特番があり、今回からレギュラーということらしい。解説は本郷和人。初回は武田信玄、今日放送の回では上杉謙信を扱った。レコーダーを探すと、昨年5月に放送された伊達政宗の回が録画してあったまま、観そびれていた。この回はネプチューンのコントから始まっていて面白い。

 先週放送の「スイッチインタビュー」も配信終了前に観てしまうが、今回は坂元裕二と新海誠の対談だった。坂元裕二が新海誠を指名したそうで、まずは坂元裕二が新海誠の仕事場を訪れる。しかし、挿入される新海誠の作品が配信ではカットされていて、会話もそこで途切れてしまう。映像は消しても、会話だけは残してもらうわけにはいかないのか。今夜放送された後編も続けて観る。

 先週土曜に放送された「週刊情報チャージ!チルシル」という番組は、子ども向けのニュース解説番組。司会を佐々木希が務め、子どもがふたり出演している。影の声はみちょぱが担当。初回のゲストには小森隼が登場した。NHKの岸正浩という解説委員がトランプの関税引き上げを解説するが、なんだか説明があまり上手くないと思った。

◇ 読書

 夜、外は雷雨になった。図書館で借りている、與那覇潤・小野卓也「ボードゲームで社会が変わる 遊戯するケアへ」を読み終える。2023年刊、河出新書。ボードゲームというものはまったく知らない世界なのだが、「遊戯するケアへ」というサブタイトルに興味が湧く。小野卓也というひとは知らなかったが、ボードゲームジャーナリストという肩書きだが、寺院の住職でもある。與那覇潤は鬱状態からの回復をきっかけにボードゲームにハマった。日本では、東日本大震災をきっかけにボードゲームのブームが始まったとされているようで、2015年頃からボードゲームカフェの出店ラッシュがあり、「タモリ俱楽部」や「ガキの使い」でもボードゲームが特集されたようだ。「ボードゲームで社会が変わる」というのがこの本の主張だが、「社会のためになるから」というニュアンスが強すぎると、ゲームがゲームらしさを失い、悪い意味で「タスク」になってしまうという。有益さを強調することが副作用をもたらさないかも意識され、だから「遊戯」という言葉が出てくるのだが、「遊戯」は仏教用語で「ゆげ」と読むそうで、菩薩はいろんなひとを助けるが、それは遊びでやっているんだという思想を指す。つまり、崇高な目的を設定し、無理やがまんをしてでも貢献せよと唱える発想とは逆のものなのだということが語られている。第2章では、6人の識者がゲストに招かれ、それぞれ、6種のボードゲームを実際にプレイしてみた感想を寄稿している。三宅香帆が「ディクシット」を、辻田真佐憲が「主計将校」を、安田洋祐が「ナショナルエコノミー」を、小川さやかが「ハイソサエティ」を、安田峰俊が「ドラゴンイヤー」を、三牧聖子が「京都議定書」をプレイしている。これらのゲームはひとつも知らないが、それぞれの専門分野とリンクするゲームが選ばれているというわけか。以下、気になった箇所をいくつか引用。

P32-33 小野「近日知って興味深かったのですが、ある地方都市のボードゲームカフェでは、お客さんどうしの「自己紹介は原則しない」というルールを設けているそうです。なぜかというと、お店で相席した初対面のメンバーでプレイする場合、自己紹介で相手の属性がわかると、自由に振る舞えなくなってしまうことがあるでしょう?」(略)與那覇「昨年刊行した『過剰可視化社会』で使った用語でいうと、「逆カミングアウト」になりますね。(略)重要なポイントは。まさにボードゲームと同じく、逆カミングアウトの効果は「対面」でないと十分に発揮できないことです。」

P163 與那覇「プレイヤーによって「なにを前提として話を聞くか」が違うので、それを見抜いてインストする側が合わせていかないと、うまく伝わらない。(略)」 小野「仏教の世界でも「人を見て法を説く」という言葉があります。(略)そうした対面での関係における「個別性」への配慮がないと、ダイバーシティ・アンド・インクルージョン(包摂)のうち、後者が落ちてしまうんですよ。」 與那覇「気になるのはいま社会的に、そうした「個別のケア」をないがしろにする傾向があることです。いわば、誰に対してもそのまま読み上げるだけでいい「究極の説明書」を作ってくれよと。それさえ読み上げたら、多様性に十分配慮したことになるので、後はもういいですみたいな。そうしたアリバイ作り的な形での「ダイバーシティのマニュアル化」が進んでいます。」

P168 與那覇「(略)つまり現実の社会がいま、あまりにも「実力と運」とを両極端の存在のように理解して、自力でコントロールできない偶然(親ガチャ)については「あがいてもムダだから、もう諦めよう」と。そうした空気に覆われてしまっています。これに対してボードゲームが教えてくれるのは、「完全な運」と「完全な実力」の間にグラデーション(濃淡を持った連続性)があり、もしプレイの最中にどちらかが偏ったとしても、修正する方法がいくつもあり得るということです。そうした中庸の感覚を取り戻すことが、ゲームの外でこそ、いま喫緊の課題ではないでしょうか。」

P172-173 小野「人生における選択って、往々にして「自分が主体的に行う」というよりも、今の私にはこれしか選べないといった形で「到来」するところがありますよね。ボードゲームが「カードは〇枚までしか出せない」のように、ルールの形で「選択できる範囲」を狭く規制するのは、どんな内容の選択――本人にとってのベストがプレイヤーに到来しても、ゲームが壊れないように守るガードレールを設けているわけです。」

2025年4月7日月曜日

4月7日月/老衰はいやだ

◇ テレビ・ラジオ・雑誌

 早朝から、ラジオを聴きながら眠る。大島由香里の新番組を初めて聴いた。昼前に起きあがり、NHKプラスで、今朝の「あんぱん」を観る。2週目に突入。先週の放送から、機関車と並んで走るのぶ、そして、父・加瀬亮との別れの場面を見せ、父の死を視聴者にわからせるところから始まった。祖父・吉田鋼太郎が墓石を完成させる。建てられたばかりのお墓にのぶは父の帽子をかぶせ、家族は手を合わせる。のぶとたかしが並んで帰ってくる。たかし「僕の家も、父さんが亡くなったとき、お母さんは泣いてたけど、僕とちひろは泣かなかった。」 そこに現れるヤムおじさん・阿部サダヲ。そろそろチビんちに行こうと思っていたというヤムおじさんに、母・江口のりこと祖母・浅田美代子はお礼を言うが、祖父・吉田鋼太郎だけが冷たい目を向けている。あんぱんを配り、「おとな4人で40銭です。」というヤムおじさんに怒る祖父、コミカルな音楽が流れるドタバタな場面。殴りかかろうとする祖父を家族が止め、祖母・浅田美代子が穏やかにへそくりから支払った。たかしが「おじさんは悪いひとじゃないんです。ただお金がなくて困ってて、汽車賃も払えなくて…。」と言うと、ヤムおじさんは「余計なこと言うな!」と止める。夕方、母・江口のりこはまんじゅう屋さんに内職の仕事をもらってきた。お前らの食いぶちは心配するなという祖父だが、母「結太郎さんはおなごも遠慮せんと大志を抱けと言うちょりました。」 夜、まんじゅうの箱を作る内職を始める母を、祖母と娘たちも手伝う。一緒にやろうとして箱をつぶしてしまう末っ子。翌朝、のぶが学校に走っていくと、和尚・斉藤暁とすれ違う。和尚はのぶのうちにやってきた。祖父は和尚に仕事をくれと頼む。精力的に働くことで、朝田家は悲しみを乗り越えようとしていた。のぶがまんじゅう屋さんに箱を届けに行くと、その途中にたかしに出会う。ちひろが「お兄ちゃん!」といって追いかけてきて、「3人でぎっこんばったんしたい!」と言う。のぶはちひろが「お兄ちゃん」と言ったことに気がつくが、たかしは「親戚のお兄ちゃんていう意味だよ。」 ちひろはのぶにも「お姉ちゃん、3人でぎっこんばったんしよう!」と言うが、しつこいちひろをたかしは強い口調で叱りつける。箱を届けに行くのぶは別れ、今度はたかしの叔父・竹野内豊とすれ違う。叔父は兄弟と出会い、たかしに「たかしは弟思いの優しいお兄ちゃんやと、登美子さん(母)が褒めよったで。」 たかし「母さんはいつになったら帰ってくるんですか?」 叔父は、たかしは好きな絵を描いて、わしらの家で待っていたらええという。「ええもん見せちゃる。」といって、うちに帰ってきた叔父はたかしのために本棚から本を探し出した。たかしの父は雑誌を作っていた。その雑誌、「少年倶楽部」をぱらぱらとめくり、マンガを見つけ、たかしは声をあげる。たかしは「少年俱楽部」を何冊も借りていき、夢中になってそれを読みふける。部屋に入ってきたちひろと一緒に並んでマンガを読み、たかしはちひろに「これ、僕たちのお父さんが作った雑誌なんだぞ。」と誇らしげだ。そのころ、のぶたちはうちでまんじゅうの箱を作っていた。次女の蘭子は器用で、箱を作るのが上手い。末っ子のメイコは外に出て、紙風船で遊んでいた。そのそばでは祖父たちが墓石を作っている。弟子っ子・細田佳央太が、危ないからといって、メイコを連れていこうとすると、そのとき、墓石を止めていた木片にぶつかり、墓石が倒れようとする。「危ない!」と言うのぶの表情で、明日に続く。

 昼はラジオ。「ビバリー昼ズ」を聴く。12時台ゲストは梶芽衣子。ラジオを聴きながら、楽天マガジンのチェック。「週刊ポスト」には、フジテレビ被害者女性Aさんの独占告白という記事が2ページ。読んでみたら告白の部分は短く、おおむねはほかでも報道されている話で、驚くようなことはなにも語られていないのだが、それよりもフジテレビの人事に関する記述が面白い。横山剣さんの連載コラムは「およげ!たいやきくん」を取りあげ、この歌詞に影響を感じる曲として、所ジョージ「中国民話・白蟹傳」も紹介している。「紙の爆弾」には「マスコミ幹部を飼い慣らした「みのもんた伝説」」という記事。

 テレビ番組をあれこれと。今日の「徹子の部屋」は下重暁子がゲスト。徹子「このごろ、「やばい」って言うじゃない? あれ、わたしすごく気になるわ。」 下重「わたしはね、たまに使ってみるの。どんな気持ちかしらと思ってね。「やばい」っていうとね。あれ、両方の意味があるらしいのね。(略)でもね、わたし、けっこう言葉っていうのは、やっぱり時代のものだから、変化していくことはいいと思うんですよね。面白い言葉はね。だけど、TPOがあるじゃないですか。ある場所ではきちんとしゃべれなきゃいけないと思うんですよね。それができたうえで、勝手なこと言ってもいいけれど。」 下重暁子はフリーになって講演に行ったときに「ラジオみたい」と言われたのがいやだったという。「今、AIがしゃべってるっていうのがよくあるじゃない? あんな感じかなあと思うとね、人間味がなくて。」 最後に「怖い日本語」という新刊が紹介される。徹子「このごろ、わたし気になってるのは「老衰」?」 下重「わたしは絶対、老衰では死なない。」 徹子「わたしもやだ。」 下重「自然に死んじゃうと名前がないんですって、病名が。だからね、「老衰」って。失礼でしょ? 絶対、老衰はやめましょうね。」 徹子「お互いにね。「わたしはこれから死にますけど、老衰ではありません」って言いながら死にたい。」

 先週土曜に放送された「土スタ」は浅田美代子がゲスト。司会は木村昴と近藤春菜、浅野里香アナ。「あんぱん」で共演する、江口のりこ、吉田鋼太郎、永瀬ゆずな、今田美桜からコメントのVTRがあり、それぞれが語る浅田美代子の撮影現場のエピソードがどれもこれも可笑しい。そのあとには、さんまからのVTRもあった。

 先週月曜に放送された「脱教養番組」という特番は、お笑い芸人を通して、哲学的思考を実践するという番組。アルコ&ピース平子が司会を務め、アルコ&ピース酒井、福田麻貴、中村海人、國分功一郎が出演し、VTRを観ていく。まず始めに謎のゲームが始まり、参加者はひとりずつ段階的に明かされ、みなみかわ、エルフ荒川、ザ・マミィ酒井、パンプキンポテトフライの5人が賞金をかけて騙し合いのゲームをする。このゲームだけでは、これといって目新しさはなく思えてしまうが、このゲームは「囚人のジレンマ」をモデルにしていた。そのほか、「テセウスの船」の思考実験をもとにした企画では、ハリウッドザコシショウの個性を変換し、どこまでハリウッドザコシショウだと認識されるかを実験する。黒田みゆアナを笑わせるまで顔出しされない街ブラロケの企画では、隠されていた3人が、Aマッソ加納、オダウエダ植田、カーネーション吉田だということが順に明かされ、正体は男性ではないかと思い込んでしまう「アンコンシャスバイアス」がこの企画のテーマだった。企画・演出、島本理緒。構成、西村隆志、斉藤ほのか。

 今夜の「しゃべくり007」は2時間スペシャル。ゲストは爆笑問題、この番組には初登場だ。まずは太田の夫婦関係から、光代社長になぜ「アーリン」と呼ばれているか、「ダーリン」と呼ばれると濁点にびっくりしちゃうから「アーリン」と呼ばれるようになったという理由は初めて知ったかもしれない。NHK「ふたりのディスタンス」のドッキリの映像も流される。それから、「ビートたけしのオールナイトニッポン」代打事件について、その音源が流されたが、これも初めて聴くかもしれない。それぞれの幼少期からがたどられ、「ウーチャカ大放送」の音源もたっぷりと流された。観覧席には田中の同級生たちがいて、田中への文句が止まらない。そして、芸人時代になり、爆笑問題から「消えた天才」として鮫島伸一の名があげられたが、くりぃむしちゅーもネプチューンも知らないというのが意外だ。その鮫島伸一がスタジオに登場し、爆笑問題と30数年ぶりの再会を果たした。番組後半のゲストは棚橋弘至とスターダム女子プロ軍団、ダンプ松本も乱入する。

 昨夜放送、TBSの「ドキュメンタリー「解放区」」は「証言 オウムと山梨30年目の真相」という特集。当時の山梨県上九一色村富士ヶ嶺、テレビ山梨に残るいちばん古いオウムの映像が1990年5月、無許可で施設を建てようとしていたオウムに住民が抗議している。この先頭に立っていた竹内精一さんが撮り続けていた写真があり、その写真がおよそ1000枚。武内さんは現在96歳。富士ヶ嶺公園には今は慰霊碑が建てられている。ここに「第一上九」と呼ばれた最初の教団施設があり、「サティアン」と呼ばれるその施設が増築されていく様子を竹内さんは写していた。1994年4月30日、竹内さんは警察官たちと防毒マスクをつけた信者を目撃していた。その2ヶ月後に松本サリン事件が起こる。江川紹子のインタビューや、オウムに関わったさまざまな証言、山梨県中央児童相談所の課長だった保坂三雄さんは、職員たちに対する児童たちの不信感、敵対心が、どう取り除かれていくのかを語った。それまでのオウムの教えが否定されていくわけだから、まるで戦争中の話みたいだ。竹内精一さんは風化に危機感をもつ。慰霊碑には「慰霊碑」としか刻まれておらず、「オウム真理教という世の中の不思議なものがきて、富士ヶ嶺でいろんなことをやって、最後は地下鉄サリン事件を起こした」ということが、これでは未来永劫残らない、なんにもないことに竹内さんは怒っている。竹内さんは撮影隊を「開拓之碑」に案内する。富士ヶ嶺は戦後の開拓地であった。竹内さんはもともとは泣き虫ではなかったが、このごろはよく涙が出るという。スタッフが、それはオウムとは関係がないのかと訊くと、オウムとも戦争とも関係があると竹内さんは答えた。

2025年4月4日金曜日

4月4日金/優しいがいいひとではない

◇ ラジオ・テレビ・雑誌・読書

 朝、ラジオをつけ、今日から始まった「今田耕司のお耳拝借!金曜日」を聴く。パートナーは良原安美アナだった。今田がTBSラジオで新番組だとは唐突な気がしたが、そういえば、今田東野は「バックインミュージック」をやっていた。今田は「パックイン」が東京での初冠番組になるようで、文化放送でも番組をやっていた記憶があったが、ウィキペディアにあたると、文化放送の「Lips」のほうがあとになるのか。1993年の「ラジオプレス」がブースにはあるようだが、良原アナは1995年生まれ、そのころにはまだ生まれていないのだ。この新番組、今田イチオシのタイトル候補は「モーニングコージー」だった。10時台ゲストは米倉涼子。

 NHKプラスで、今朝の「あんぱん」を観る。のぶの父、加瀬亮の弔いの場面から始まる。白装束であぜ道を歩いていくのぶの家族たち、たかしと叔父、竹野内豊が遠くから手を合わせる。しかし、のぶはひと粒の涙も出なかった。教室、のぶはしばらくお休みするとみんなに知らせる先生だったが、そこにのぶが登校してくる。食欲がなくなった祖母、浅田美代子の様子を見に、医者でもある竹野内豊がやってくる。「先生、結太郎(加瀬亮)はなんのために生まれてきたがやろう。」 「アンパンマンのマーチ」の詞にもあるやなせたかしの大きなテーマがここに現れる。団子屋の小倉一郎が団子をもってきてくれる。「くら婆(浅田美代子)はあんこに目がないじゃろ。」というが、くら婆こと、祖母は「いらん」と言う。のぶが川原を歩いていると、後ろからたかしが追いかける。釣りをしていたヤムおじさん、阿部サダヲが、今日は走っていないのぶに遠くから大声で声をかける。つぎの場面では、たかしとヤムおじさんが並んで座り、たかしはヤムおじさんにのぶの父が亡くなったことを説明した。ふたりも居合わせていた駅の改札の見送りの場面が思い出される。たかしの父も死んじゃったことをヤムおじさんはここで教わり、たかしを慰めようとする。「たったひとりで生きてきて、たったひとりで死んでいく。人間ってそんなもんだよ。お前の父ちゃんも、あのチビの父ちゃんも、俺も、お前も、あのチビも。人間なんておかしいなあ。」 夜、縁側にぽつんと座るたかしを叔父夫婦が心配する。叔父が声をかけると、たかしは考えていた。「どうしたら、のぶちゃんに元気になってもらえるのかな? 僕にできることはないのかな?」 叔父「そればっかりは医者には治せん。時という薬しかない。でも、それが生きちゅうことやないかい。」 のぶの祖父、吉田鋼太郎は息子の墓石を彫りながらうなだれる。やはり、ぽつんと座るのぶの様子を、母、江口のりこは針仕事をしながら気にしている。残された父の帽子を見つめ、なにかを思いついたように、のぶは外に駆け出していく。一生懸命に走っていくのぶ、向かった先は駅だった。駅の待合室にはスケッチブックを抱えたたかしが座っていた。のぶは改札から出てくる乗客のなかに父のすがたを探すが、父は見つからない。父を見つけられなかったのぶに、たかしはスケッチブックを見せる。そこにはのぶに帽子をかぶせる父のすがたが描かれていた。この絵を見て、のぶは涙を流す。たかしの絵がのぶの感情を初めて動かす場面。とぼとぼと歩いて帰ってくるふたり、その後ろからかごを手にしたヤムおじさんが追い越していく。ヤムおじさんが向かったのはのぶの家だった。ヤムおじさんはのぶのうちにかごいっぱいの焼きたてのあんぱんをもってきた。最初に手を伸ばしたのは祖父、吉田鋼太郎だ。「美味い」ともらす祖父に、ヤムおじさんは「お代はあとでちゃんといただきますよ~。」 たかしとのぶもあんぱんを食べると笑顔になる。沈んでいた祖母もあんぱんをひとくちかじると笑顔になった。「結太郎にも食べさせちゃりたかったね。」 祖父「こんな美味いもん食わんと死ぬらああて、馬鹿なやつやあ。」 ナレーション「朝田家のひとびとは、ほかほかのあんぱんに生きるちからをもらったのです。」

 今朝の「あさイチ」プレミアムトークは阿部サダヲがゲスト。華丸大吉と阿部サダヲは同い年なのだ。江口のりこがVTR出演、阿部サダヲについて江口は、めちゃくちゃ優しいけど「いいひとではない」と断言する。「あんぱん」に出演する阿部サダヲの場面も流されつつ、江口のりこは阿部サダヲが演じるヤムおじさんもいひとではないと言う。「屋村さんにも阿部さんにも通じるけど、とても軽やかなんですよね。そこまでひとのことを考えてないのかもしれないですね。たぶん、そんなに考えてないのかもしれない。」 阿部サダヲがパン職人に指導を受けるメイキングの映像も流され、パン職人の竹谷光司さんの千葉のお店まで番組は取材に行く。竹谷さんはパンのシーンなのに立ち合いにこない日があったそうで、戦後の小麦粉がない時代なのに、竹谷さんはパンが美味しく見えないといやだといって、時代考証とぶつかったそうだ。阿部サダヲは来月、竹谷さんと一緒に「きょうの料理」に出演するようだ。江口のりこからは舞台共演時のエピソードも語られ、今田美桜からもコメント、さらに、映画で共演した水上恒司からもコメントがあった。

 昼はラジオ。「ビバリー昼ズ」(12時台ゲスト・ロッチ)を聴く。楽天マガジンのチェックをすると、「女性セブン」にはフジテレビの報告書をもとにした記事が4ページ。もうひとつ、「チャンハウス」で不祥事があったというのが大きな記事になっている。「週刊文春」では、藤田晋の連載エッセイに島田紳助の誕生会に出席した様子が詳しく書かれていたほか、草笛光子の連載が特別編として復活。「週刊新潮」の巻頭グラビアには3月28日に撮影されたという中居正広のすがたが捉えられ、しかし、肝心の特集記事は楽天マガジンではカット。「文春」だけでなく、「新潮」もカットするか。「結婚」の欄にはこぼんの娘、泉水いづみが登場、夫は作曲家の浅野勝盛というひとだが、ノブ&フッキーのツアーに関わっていたようだ。「FRIDAY」にはブラザー・コーンのインタビュー、そして、「不適切にもほどがある!」のスペシャルを撮影中の河合優実を捉えた記事もあった。

 夕方から読書をして、文藝別冊「丸谷才一」を読み終えた。2014年刊、河出書房新社。丸谷才一は 2012年に亡くなり、表紙には「追悼総特集」と書いてある。少し前に集英社新書の「書物の達人 丸谷才一」を読み、改めて丸谷才一に関心が湧いている。

 ラジオを聴きながら、1階の部屋の掃除を進める。腰が痛くなり、テレビ番組をいくつか観てから深夜に眠る。

2025年4月1日火曜日

4月1日火/フジテレビの会見の裏では

◇ 雑誌・テレビ・ラジオ

 雨降り。やけに元気になってしまい、朝まで眠らずにいたが、鼻つまりは悪化しているようだ。楽天マガジンのチェック。「サンデー毎日」には姜尚中と小山明子の対談があり、小山明子が姜尚中のファンなんだそうで、姜尚中は大島渚にすごく似ているという。小山明子は現在90歳か。やなせたかしの特集記事もあったが、巻末グラビアには、ドラマではなく、本物のあんぱんの特集があった。

 「FLASH」には芸人小説の特集記事があり、今は第3次ブームと位置づけ、第1次から東国原英夫、第2次からふかわりょう、第3次からはクロちゃんのインタビューが載っている。それを解説する杉江松恋さんのインタビューもあり、杉江さんは第1次で異色だったのは東国原と松野大介のふたりだったと語っている。第2次を牽引したのは劇団ひとり。ひとりの叔父が川島ゆぞというSF作家だというのは知らなかった。ほかのページには、なべおさみのインタビューがあり、吉本に所属していた時期があることは知っていたが、去年まで所属していたとは知らなかった。今は新しい事務所になったようで、それで最近、やけにちらほら見かけるのか。吉本入りするきっかけを作ったのは、以前から交流があった安倍晋三。妻が亡くなったなべを心配し、吉本の大﨑に話をつないだということだったのだ。

 朝から少し眠り、NHKプラスで今朝の「あんぱん」を観る。昨日の続き、たかしが阿部サダヲにあんぱんを食べさせてもらうところから始まる。それを見ていたのぶたち、子どもたちにはパンがふるまわれるが、祖父の吉田鋼太郎が食べようとすると、阿部サダヲにおとなは10銭だと言われてしまう。たかしのうちは夕飯に洋食を食べるのだが、たかしはナイフとフォークが上手く使えない。授業中におなかを鳴らしている同級生に気がつくたかし、弁当を食べていると、同級生たちによこせと言われるが、たかしはおなかを鳴らしていた子に弁当をあげてしまう。ここでも空腹に対する感覚が印象づけられる。川べりでスケッチブックを開いているたかしに再会する阿部サダヲは居場所のなさに共振する。そこにのぶもやってくると、阿部サダヲが「あの子、いっつも走ってるし、変な子だな。」と、たかしに語りかける。駆けつけるなり、のぶは阿部サダヲを「おんちゃんはどっからきたか? なんであんな美味しいパンが焼けるか? どこで修行したか?」と質問攻めにする。阿部サダヲは「そうとう変だな。」とまたたかしに語りかけ、少し嬉しそうだ。のぶは自分とたかしの名前を阿部サダヲに教え、阿部サダヲにも名前を訊くと、「屋村だ」「ヤムおんちゃんか?」「ヤムおんちゃんじゃなくて、屋村。おいチビ、聞いてんのか?」 このあたりはコメディの呼吸。この名前はもちろん、ジャムおじさんを思わせる。たかしはおじさんのパンと同じくらい美味しいパンを食べたことがあるといって、銀座で買ってきてくれたパンの絵を描く。そのころ、加瀬亮は竹野内豊に診察してもらっていた。その夜、のぶは父と夢を語る。のぶは銀座への憧れがふくらむ。たかしの回想、父と母、弟と食べる銀座のパンの記憶をたかしは絵にする。

 テレビ番組をあれこれと。「The Wakey Show」2回目を観ると、芸人がコントを書く「コントライターズ」のコーナーが今日から始まった。初回はかが屋の加賀翔が脚本を書き、演出も加賀が務めている。演者はレギュラー陣なのだが、子ども番組の大げさな芝居のままでコントをやるからこれは上手くいかないだろう。マツモトクラブは今日もセリフなし。いつになったらしゃべるんだろうか。

 今日の「徹子の部屋」は松崎しげるをゲストに迎え、亡くなった西田敏行を偲ぶ。松崎しげるが六本木のクラブで弾き語りをしていたところに西田敏行が柴俊夫と一緒に現れ、すぐに意気投合し、出会ってから51年。「お客さんから「らくごのご」じゃないですけど、即興の歌をふたりで。で、いろんな曲がきてて、それを歌ってるうちに「豚とゴボウ」っていうので有名になって。まだ僕たち、顔も名前もまったく芸能界で売れてないころで。でも、なんか、片や、ビジーフォーっていうバンドがいて、片や、豚とゴボウっていう、六本木では2巨頭で。」 ここにビジーフォーの名前が出てくるとは思わなかった。スタジオでは「愛のメモリー」を歌う。

 昨夜に放送された「世界まる見え!テレビ特捜部」3時間特番、年に一度のさんまがゲストの回。そのほか、石田ひかり、松村北斗、神田愛花、劇団ひとり、渋谷凪咲が出演し、一緒にミステリークイズに答えていく。番組最後に、たけし、さんま、所の楽屋トークがあり、これを楽しみにしていた。今や、たけしとさんまが年に一度共演する貴重な番組になっていて、昨夜はこの裏ではフジテレビの会見が放送されていたわけだが、フジテレビこそ、なぜこういう番組をやらないのか。さんまに「まだ女に興味ある?」と訊くたけし、たけしは5、6年前に興味がなくなったという。たけし「こうやって横から見ると老けたなあ。ほんとにあの、どす黒くなっちゃったな、顔。」「手足がもうじき動かなくなるだろ?」「下手すっと、死体で発見される可能性もあるだろ?」「そっちは死後1ヶ月ぐらいで、誰にも見っかんなくて、ほとんど屍になったところをハエが飛んでて、あの部屋からハエがよく飛んでんなってうわさを聞いて、管理人が見てみたらほとんど白骨化…(笑)」 さんま「右手にはリモコンもってんねん。画面がシャーッて、俺の画面が。」 たけし「ネットなんか見っと、明石家さんまの不思議とかいって、どんなことしてもサインしてるってなんかあれ書いてあったよ。」 たけしも妙なネット記事を見ているものだ。

 昨夜の「耳の穴かっぽじって聞け!」は東野幸治が元日以来の出演、井口とふたりきりのトークになる。東野はレギュラー出演者が不在になる経験として、「行列のできる法律相談所」から紳助がいなくなったときの話をする。この春、東野はレギュラー番組が一気に3本なくなり、元日の出演時にはすでにそのことを知っていたが、この番組ではMC番組が増えているタレントとして扱ってくれていたから再登場したかった。「旅猿」「行列」「ワイドナショー」の終了はいずれも12月に順番に知らされた。東野は井口のレギュラーがこの1本という現状に驚く。東野は「バラバラ大作戦」全番組が集まった長時間生放送をやったらいいといって、「ほんまに生放送誰が強いか決めようぜ!」と提言する。

 同じく昨夜放送、バラバラマンスリー枠の「松井ケムリの老後ドリーム」は、山田邦子とみなみかわがレポーターになり、ケムリと荒井理咲子アナが高級老人ホームを案内する。ほんの10分番組なのに豪華な出演者なのだが、内容もお笑い番組ではなく、まじめな番組だった。

 これもバラバラマンスリー枠から、配信終了が迫る「山里亮太と平成デトックス」という番組も観る。どんな番組かまったくわからなかったが、山里とヒコロヒーがサウナにいて、スチャダラパーの「サマージャム'95」が流れている。山里が平成時代への負の感情を汗とともにデトックスする番組だそうで、初回は「平成の恋愛文化」が、第2夜は「平成のコミュニケーション」がテーマになっていた。

 先週土曜に放送された「浦沢直樹の漫勉neo」は大友克洋の特集。この番組、何本か録画はしてあるのだけど、録画したままで、まだ一度も観たことがなかった。こういう番組だったんだと初めてわかった。「童夢」の原画を観ながら、浦沢直樹が大友克洋にインタビューしていく。そういえば、こういうマンガの技術論が大好きだったことを忘れていた。実作者同士の会話は面白いのだが、歴史的な解説はどこまで正確なのか。いしかわじゅんがスレッズで「それは違うなあと思うところもあったが、面白かった。」と書いていたが、しかし、研究者が解説するとまた違う番組になってしまうとは思う。

 タイムフリーで、先週金曜の「伊集院光のタネ」を聴く。30分の放送はこの回が最後、ナイターシーズンはまた20分番組になるというお知らせが最初にあった。パートナーは前日と同じく、飯田浩司と新行市佳。テーマは「三代食品おでん2025ファイナル」。

 先週土曜に放送された「SAYONARAシティボーイズ」最終回をようやく聴く。オープニングは、斉木しげるが演じるもっともあたまのいい男のコント。最終回なのに「つづく!」で終わってしまった。そのあとのトークでは、あたまがいいとはなにかという話になる。最後に大竹まことだけはきちんと最終回をしめくくる言葉を綴ってきていた。今まで100本に及ぶ新作コントは「ゴールデンラジオ!」金曜を担当するサワキという作家がおおむね書いていたようだ。最終回を惜しみ、えのきどいちろうもきてくれたり、前のマネージャーから連絡があったりなどもしたそうだ。テーマ曲が流れ、「みなさんとはまた、お会いしたい。」という大竹の言葉で終わった。しかし、本当に最終回なのか。最終回という気がしない。シティボーイズが現役であるかぎりは続く番組だと思っていたのに、たまには特番で復活してもらいたいな。

 深夜1時からは「爆笑問題カーボーイ」をオンタイムで聴く。太田の第一声「江頭はTBS出禁だな。」 太田「ネットとかではさ、エガちゃんのあれはもう許されないのかみたいなさ、昔だったらあんなのはね、許されたのにっつうけど、そんなことありません、一回も許されたことありません。(笑)江頭は私の記憶のかぎり、一度たりとも許されたことないですからあいつは。(笑)」 そのあとは、おなじみの開花宣言の話題になる。第一報を伝えてくれた三遊亭鬼丸の「ゴゴモンズ」の再現をたっぷりとやってみせる。サンドウィッチマンが代打だった「ラジオショー」や、飯塚と石山蓮華の「こねくと」、「ゴールデンラジオ!」の砂山圭太郎も協力してくれていて、太田がラジオ全局をまきこんでいるさまが楽しい。今週も深夜3時まで聴く。

2025年3月31日月曜日

3月31日月/「あんぱん」が始まる

◇ テレビ・ラジオ・雑誌・フジテレビ

 早朝から眠り、昼前に起きあがる。NHKプラスで、今朝から始まった「あんぱん」第1話を観る。「正義は逆転する。信じられないことだけど、正義は簡単にひっくり返ってしまうことがある。じゃあ、けっしてひっくり返らない正義ってなんだろう? おなかを空かせて困っているひとがいたら、ひときれのパンを届けてあげることだ。」 この冒頭のセリフからさっそくつかまれてしまった。これはやなせたかしの言葉だ。晩年のやなせたかしのすがたから始まり、北村拓海が想像以上にやなせたかしに見える。その妻、老けづくりをした今田美桜も登場し、「おなか空いた」というセリフ。RADWIMPS の主題歌がどうもやなせたかしにそぐわない気がするけど、これは次第になじんでくるだろうか。主題歌のあとは幼少期の世界になり、足の速い女の子が走っている。機関車と並んで走る場面がいい。気の強い女の子が気の弱い男の子に衝突する、これがふたりの出会いだ。声をかける阿部サダヲ、女の子のお父さんは加瀬亮、お母さんは江口のりこ、男の子のお母さんは松嶋菜々子、叔父が竹野内豊。この共演も面白い。転校してきた男の子は学校で女の子と再会する。ここは王道の展開だ。からかわれる男の子を強気な女の子が助けてあげるが、しかし、女の子は男の子にひどいことを言ってしまう。男の子のスケッチブックには家族の絵が描かれている。阿部サダヲと再会し、阿部サダヲは男の子に「坊主、腹減ってないか?」と訊く。空腹がカギになる。うちに帰った女の子は、母たちから、あの転校生の子はお父さんが急に亡くなり、叔父を頼ってやってきたということを教わった。そんなうわさがもうまわっているのだ。女の子がとぼとぼと歩いていくと、ひとだかりに出会い、そこには阿部サダヲにあんぱんを食べさせてもらう男の子がいた。あんぱんとの出会いが強く印象づけられたところで初回は終わり。初回からぐいっと惹きつけられるポイントがいくつもあった。

 ついでに、これも今日から始まった新番組「The Wakey Show」も観る。コントをやるというのはこの番組だと思ったが、初回にはそれらしきところはなかった。妙にお行儀のいい王道の子ども向け番組のようだが、コーナー構成として、クレジットには倉本美津留の名があった。出演者にはマツモトクラブの名があり、気がつかなかったからオープニングからもう一度観なおしてみたら、たしかにマツモトクラブのすがたがある。セリフはなにもなかったが、今後、活躍する場面はあるだろうか。

 昼はラジオ。「ビバリー昼ズ」を聴く。「オールスター感謝祭」の江頭さんを観ていた高田先生は、今朝の「あんぱん」も観ている。「マキタスポーツもすべってたよ」って、「笑点」も観ているのだが、高田先生はなぜかミスチルを Little Glee Monster と間違えてしゃべっていて、松本明子は話をさえぎらないのだが、磯山さやかだったら訂正していただろう。そのあとには亡くなった芦屋小雁にも触れていた。12時台ゲストは坂本冬美。

 楽天マガジンのチェックをすると、「週刊現代」はホラン千秋が表紙。御厨貴の連載が始まっていたことに気がついていなかったが、「メイクルームの政治学」と題し、延江浩が聞き手になり、出会った政治家の素顔を語っている。今回は第5回、宮澤喜一について。もうひとつ新連載、檀ふみと阿川佐和子の交換日記が始まった。梅沢富美男の連載エッセイはみのもんたについて語っている。

 「週刊プレイボーイ」には「「ポスト石破」まさかの名前」という記事があり、自民党内からささやかれているのは玉木雄一郎と野田佳彦だという。玉木を首相に担ぐと約束し、自公国の連立政権という線、あるいは、自民と立民が大連立し、時限を区切った救国内閣という線。これが参院選のタイミングであるのかどうか。

 「サイゾー」には「中居正広・フジテレビ問題とはなんだったのか?」と題した週刊誌記者匿名座談会があり、これまでの経緯が整理され、それぞれの思惑もよくわかり、とても面白い。TBSの乱交パーティーのことなんて、まったく記憶から消えていた。そのほか、渋谷ドリカムシアターをオープンさせる中村正人と堤幸彦の対談や、大阪万博について語る大崎洋インタビュー。バーニングの代表を退いた周防郁雄の記事には、中森明夫、本多圭が寄稿していた。本多圭の顔写真を初めて目にしたが、芸能取材歴50年というけっこうな爺さんなんだな。

 ブログの更新をようやくひとつ。ここ数日の体調の悪さからなんとか抜け出し、あたまがまわるようになった。調子が悪いときにはこれが永遠に続くような気がして、なにもできなくなってしまうが、抜け出してみればなんてことはない。

 夕方、駅前の郵便局まで投函に行き、そのついでに、アマゾンで注文した録画用DVDを駅前のロッカーで受け取る。ダイソーにも寄ろうかと思っていたが、この箱が大きく、カバンがいっぱいになってしまった。ロピアで買いものして、すぐに帰ってくる。SNSを見ると、ダウンタウンが万博のアンバサダーを辞退というニュース。

 フジテレビで生放送中の第三者委員会の会見を録画していて、追っかけ再生で観始めると、番組表のとおり、16時50分から録画が始まっているが、この時間は「イット!」の途中のようだ。会見は17時から始まる。委員長の竹内朗という人物が要点を説明する。まず驚いたのは、女性は守秘義務の全面解除に応じると回答したが、中居側は守秘義務の解除を認めないと回答したところ。フジテレビのアナウンサーであることは女性の同意を得て公表された。結論的な部分が早々に発表されたが、業務の延長線上の性暴力であることが認定される。類似事案が2件確認され、その2件に共通することとして、フジテレビの男性社員が女性を置き去りにしたということもはっきりと語られた。30分ぐらい経ったところで、竹内氏は水を飲み、少し咳をする。こんな状況でしゃべるのはさぞのどが渇くだろう。社内のハラスメントも4件確認、件のAプロデューサーがセクハラを行っていたことも明らかにされた。説明には42分が費やされた。

 そういえば、大学の先輩でフジテレビに入ったひとがいたよなと思い、初めて思い出したわけでもないのだが、名字だけ知っていたから検索してみると、それらしきひとを見つけてしまった。ウィキペディアにも項目があり、1973年生まれ、上智大学出身、大学4年時にNSCに通っていたと書いてあり、たしかにそんなことを言っていた記憶がある。画像検索してみたらまさにその先輩で、当時の面影がある。なんと、映画監督になっていた。「ミステリと言う勿れ」や「信長協奏曲」など、有名作品を撮っている。フジテレビではドラマの演出家をしていたのだ。最後に会ったのは1998年だったはずだ。葬儀に行くために一緒に新幹線に乗ったのが最後じゃないか。連絡先も知らないし、その後、まったくなんの情報も知ることはなかった。一方的に近況を知っただけだが、嬉しい再会に興奮してしまった。

 NHKプラスで「ニュース7」を観ると、フジテレビの第三者委員会の会見をトップに扱っていた。つぎにミャンマーの地震のニュース、死者は1700人になった。その後、TVer のリアルタイム配信で、フジテレビの会見はいつまでやるのかと思いながら観ていたが、気がついたら、テレビのほうはもう放送されていなかった。番組表のとおり、21時に終わり、ドラマが放送されていた。TVer のリアルタイム配信のほうも、22時半頃には終わる。今回の会見は前回の半分ほどの時間で終わった。

 テレビ番組をいくつか。先週土曜に放送された「喫茶しのぶ」という番組、今回で3回目の特番だが、過去2回は観そこねている。喫茶店の設定、大竹しのぶがオーナー、坂上忍が店長、長谷川忍が店員を務める「しのぶ」3人によるトーク番組。そこにお客として、ゲストの広瀬すずが登場。大竹しのぶとは「海街diary」で共演している。是枝監督の現場は子役に台本を読ませず、広瀬すずは15歳だったからどちらか選べて、台本なしを選んだ。だから、大竹しのぶや樹木希林が出演することも現場で知ったという。広瀬すずはじつは長谷川とも仲がいい。津田軍団として、津田と長谷川と3人だけでご飯を食べに行ったことがあり、シソンヌの単独ライブも観に行ってるのだ。さらにゲストがもうひとり、尾野真千子が登場する。尾野真千子は沖縄に住んでいて、広瀬すずはこの前日に沖縄に遊びに行っていた。このふたりは「阿修羅のごとく」で共演した仲なのだが、大竹しのぶも「阿修羅のごとく」に出演していたことには触れられなかった。この優れた俳優だらけのメンバーで「はぁって言うゲーム」をやるのだが、当たらなくて盛りあがっていたけど、俳優としては正解されないほうがまずいんじゃないか。

 先週金曜に放送された「スギるヤツ」というコント番組も録画しておいた。さらば青春の光とニューヨークを中心とした番組なのか。ほかに、シソンヌじろう、ハナコ岡部と菊田、見取り図盛山、マヂカルラブリー、マユリカ、大久保佳代子、SixTONES 髙地が出演。「匂わせ講座」の講師をする大久保佳代子がさすがの芝居だったが、しかし、どうも面白くない番組だった。脚本構成、渡辺佑欣、上野耕一郎、谷口マサヒト。企画演出、廣瀬隆太郎。この番組は次週もある。

 深夜1時になり、ラジオをつける。「深夜の馬鹿力」は毎週聴くわけではないが、第一声、「芸能界きっての伝説の巨根、伊集院光です。」というどうかと思うようなシモネタから始まり、そのあとにエイプリルフールとかではないですといって、エイプリルフールに毒づくのだが、それはあまりにも手垢がついていないか。「伊集院光のタネ」はずっと面白いのだが、深夜の伊集院にはたまに聴くとちょっとズレを感じる。その点、爆笑問題は純度をキープしている。伊集院と太田とでは、同じようなシモネタでもまったく印象が違うのだ。

 このタイミングで「永野芽郁のオールナイトニッポン」が放送されていたと知り、タイムフリーで、さっそく聴いてみた。深夜0時からの「オールナイトニッポンX」の枠で、今日から始まった新パーソナリティなのだ。永野芽郁は江頭さんの話をきちんとしていた。オープニングにはエイプリルフールの話をしていて、平和なウソっていいじゃないですか、今日はハッピーなウソをいっぱいついてみんなで面白がりましょうといって、伊集院よりも永野芽郁のほうがよっぽど好ましい。明日は撮影現場で阿部寛にウソをつくと言っていて、なんだか阿部寛が楽しそうだ。

2024年6月10日月曜日

6月10日月曜日/高田文夫と大人計画

◇ テレビ・ラジオ・映画

 朝、ブログの更新をひとつ。録画していたテレビ番組をいくつか。今朝の「虎に翼」は花岡の死から始まる。轟とよねさんがひさしぶりに登場した。戦争のあと、生きているかもわからなかった。

 昨日の「ワイドナショー」は、今田耕司、鈴木おさむ、河井ゆずる、三田友梨佳が出演。今田耕司が鈴木おさむのお疲れ会を開催したそうで、お笑い勢に混じり、談春師匠も参加したようだ。靖国神社の落書き事件は、TBSの番組では観なかったニュースだが、フジテレビのこの番組では扱っていた。しかし、このニュースを扱いながら、政治的なこと、歴史的なことを話せるコメンテーターがひとりもいないのはまずいんじゃないか。そのあとには、ボディビルの大会で優勝した東京ホテイソンのショーゴが、コンビでスタジオに登場した。

 昨夜の「だれか to なかい」は杏とロバート秋山がゲスト。先に杏が登場し、10分ぐらいしてからロバート秋山が登場した。杏がギターを弾き、「TOKAKUKA」をコラボした。

 昼はラジオ。「伊集院光のちょいタネ」からオンタイムで聴いた。この番組をオンタイムで聴くのは初めて。パートナーは増山さやか、テーマは「ブームに乗りました」。続けて、「ビバリー昼ズ」を聴く。TBSの武田砂鉄の番組を聴いたという高田先生、太田がゲストだったから聴いたんだろう。武田砂鉄がタブレット純のライブに行った話をしていたそうで、客席にいた高田先生の名前を出していたようだ。12時台ゲストは阿部サダヲ。「不適切にもほどがある!」で使われた「チョメチョメ」という言葉だが、山城新伍の「アイ・アイゲーム」のクイズは高田先生が作っていたというのは初めて知ったかもしれないな。作家陣の下には三谷幸喜もいたという。高田先生は「笑アップ歌謡大作戦」の作家もやっていたそうで、山城新伍の話はあんまりしないけど、座付き作家のように仕事をしていた時期があったんだな。阿部サダヲがまた改めて話していたけど、阿部サダヲはトラックの運転手をしながら、当時、始まったばかりの「ビバリー」を聴いていて、「OWARAIゴールドラッシュ」で優勝した吹越満のライブを観に行くようになり、そこで大人計画のチラシと出会ったのだ。宮藤官九郎もそうだが、松尾スズキもまた「ビートたけしのオールナイトニッポン」を聴いていたわけで、高田文夫という存在が大人計画にもたらしている影響はまったく小さくないものではないだろうか。それにしても、今日は高田先生のツッコミがぽんぽん飛び出る。笑いっぱなし、ずっと面白かった。

 聴きそびれていた先週火曜に放送された「トーキョー・エフエムロヒー」は、前週に予告されていたとおり、ミイナ・オカベがゲストだった。ミイナ・オカベのファンだというヒコロヒーだが、ミイナ・オカベもヒコロヒーのことを認識していた。

 夕方から外出。明日の予定がなかなか決まらず、この時間まで身動きができずに困っていた。どうも疲れていて、だるさがある。二俣川に出て、ジョイナステラス3のフードコートに行ってみるが、ここは無駄に値段の高い店ばかりだ。下の階に戻り、相州蕎麦に入り、かき揚げ天せいろを食べる。530円。隣りのドトールに入り、読書をしていく。

 夜に帰宅し、夜もまた録画していたテレビ番組をいくつか。今日の「徹子の部屋」は小林幸子がゲスト。16年ぶりの出演。1980年に出演した回の映像が流れたが、この前年に「おもいで酒」がヒットし、そのときに知名度があがったということなのかな。小林幸子はいかりや長介にアフリカに行くことを薦められていたそうだ。

 今夜の「しゃべくり007」は大泉洋がゲスト。大泉洋の娘が中学生になったそうで、今どきの中学生の気持ちを学ぶため、娘と同世代の中学生女子たちがスタジオに集められた。番組後半には、大泉洋の娘の推しだというIVEが登場した。大泉洋とレギュラーメンバーが即興コントになる場面もたくさんあって面白かった。

 深夜、アマゾンプライムで映画を1本。ジャッキー・チェンの「プロジェクトA」を観た。ジャッキー・チェンの新作映画が公開されていて、劇場で観たいと思っているのだが、その前に過去作をいくつか観ておきたくなった。ジャッキー・チェンの映画はアマゾンプライムではたくさん配信されているのだが、まずはこの代表作。ところが、「プロジェクトA」を字幕版で観ようとすると、「見放題」になっているのはどうやら吹替版のみのようだ。いきなり出鼻をくじかれたようだが、しかたなく、吹替版で観ることにする。「プロジェクトA」を観るのは、もしかすると、小学生ぶりかもしれない。それも、小学生だから意識的に観ているわけではなく、テレビで放送されていたものを、おそらく、ところどころ観ているだけなのだが、こうして改めて観てみると、覚えている場面はたくさんあったが、終盤の展開はまるで記憶になかった。当然、惹き込まれるのはアクションシーンで、しかし、時計台から落下してみせるようなシーンよりも、ダンス的に華麗な部分が楽しい。ドラマとして惹き込まれるかといったら難しい。コメディとしてもかなり無邪気で、大笑いするような場面はなかった。香港映画の無邪気な時代でもあるだろうか。吹替のちからで笑いにしている部分も多い。

2024年3月12日火曜日

3月12日火曜日/弁当が売れ残っている

◇ テレビ・ラジオ

 早朝に起きあがり、日記の下書きをしてからもう2時間ぐらい眠りなおす。録画していたテレビ番組をあれこれと。今朝の「ブギウギ」では、愛子ちゃんの8歳の誕生会があり、育って、別の子役になった。

 今日の「徹子の部屋」は堺正章がゲスト。2000年放送、53歳のときに出演した回の映像が流され、娘の幼稚園でかくし芸をやった話をしていた。現在は 77歳、喜寿を迎える。父・堺駿二は享年54歳。親子で共演した写真が残っていて、その2000年に出演した回でも同じ写真を公開していた。そのときには、父の亡くなった年齢になるという話をしている。現在の話では、カトリーヌ・ドヌーヴが主演の「スピリット・ワールド」という海外の映画に出演したようで、検索してみると、監督はエリック・クーというシンガポールのひとだ。辰巳ヨシヒロの映画を撮った監督か。公開は来年になるようだ。

 タイムフリーで、オープニングだけ聴いていた昨日の「ビバリー昼ズ」の続きを聴いた。12時台ゲストは怒髪天の益子直純。音声が消されている箇所があって、クドカンの話もさんざんしていたのだが、そのそばからいったいどんな不適切な発言があったのか。そのあとには、通りがかったという好楽師匠が登場。エンディングまで聴くと告知があり、金曜にはついに伊集院が出るようだ。

 朝から午後にかけて、ラジオを聴きながらブログの更新を3本。調子が出始めると、一気にぽんぽん書けるようになるものだ。昼間は大雨だったが、雨が止んだころを見計らい、夜になってから近所のスーパーまで買いものに行ってきた。ついさっきまで激しい豪雨だったから、弁当がずいぶん売れ残っていて、欲張って多めに買っていく。

 夜もまた、録画していたテレビ番組をあれこれと。「不適切にもほどがある」を観そびれていたら、ずいぶんたまってしまった。5話から7話までを続けて観る。第5話では、純子(河合優実)の高校の先生役に矢作兼が出演した。1986年の世界では「大沢悠里のゆうゆうワイド」が始まる。第4話の最後に登場した古田新太は純子の結婚相手、仲里依紗は孫だったことが判明する。神戸で暮らす娘家族を阿部サダヲが訪ねる、その日が1995年1月16日。第6話では、仲里依紗の同僚として、ファーストサマーウイカが登場した。昭和に戻った阿部サダヲは、純子を令和の未来に連れていく。阪神大震災で死ぬ未来がわかってしまった人生。松村雄基に会って、無邪気に喜びの声をあげる純子に胸を打たれてしまった。ミュージカル場面では、池田成志と松村雄基がさすがの活躍を見せていた。第7話では、池田成志が演じる脚本家がエゴサーチをして、降板するという流れになる。いつの段階で書かれたのか、現実とシンクロしているかのような脚本だ。純子の江ノ島デートがエモかった。そして、ムッチ先輩(磯村勇斗)がついに未来にやってくる。

 今日の「さんま御殿」は恒例の沿線対決。さんまが小岩に住んでいた時代のエピソードから始まった。初登場のあおぽんってひとは「水曜日のダウンタウン」で100万円を払って出演していたあのひとか。

 先週の「あちこちオードリー」は録画しそこねてしまい、これは TVer で観た。U字工事、タイムマシーン3号、なすなかにし中西というロケが得意な3組が出演。最終的にはチャンカワイのロケのスキルが高く評価されていた。今夜の「アンタウォッチマン!」は「お父さん、どんな子育てしてますか?」という新企画。どうも企画が定まらない番組だが、この番組でもチャンカワイの子育て術が注目を集めていた。

 深夜、「爆笑問題カーボーイ」が始まる前に眠ってしまい、朝方近くなってからタイムフリーで聴いた。先日の「ENGEIグランドスラム」の裏話があり、オープニングのあとには街裏ぴんくが登場した。「R-1」では、本来は10分のネタを4分に縮めていたから、あの早さでテンションをあげていたというわけか。

2024年2月2日金曜日

2月2日金曜日/明るい芸人・暗い芸人

◇ テレビ・ラジオ

 朝、ブログの更新をひとつ。それから、録画していたテレビ番組をあれこれと。昨夜の「ダウンタウンDX」は、浜田ひとりになり、初めての通常回だった。「有名人の秘密大暴露SP」というイニシャルトークをする企画に、陣内智則「浜田さん、このタイミングでイニシャルトークするのやめません?」 さらば森田「Mはどこ行ったんですか?」 浜田「あのMじゃなしにしてえ!」 森田「打ち合わせを12月の中旬ぐらいに、この企画でやるってなって、そのあとに記事が出て、まさかやらんと思ったらやんの!?」 カンニング竹山は、たけしに映画の構想をもちかけられたがそれっきりになってしまっているエピソードを話した。山田邦子が言うには「でもね、ちょっと惜しかったね。Tさんはすごく恥ずかしがり屋で照れ屋で、後輩がいっぱいいるんで、連絡が欲しかったんだと思う、逆に。そいで、連絡がこないってことは俺のことあんまり好きじゃない…、あんなに人気者で、あんなに世界なのに、そういうところがあんの。俺のこと嫌いかも、とか。」

 昨夜の「アメトーーク!」は「実は苦労している根が明るい芸人」。見取り図盛山、さらば森田、ジャングルポケットおたけ&太田、EXITりんたろー、コットンにふたり、ちゃんぴおんず日本一おもしろい大崎というメンバー。インディアンス田渕も遅れて加わる。MC側には、イワクラ、笑い飯西田、矢作兼が座る。矢作「センス系っていうけどさ、芸人、センスなきゃだめに決まってるじゃんな。」

 昼はラジオ。今日の「ビバリ―昼ズ」は、12時台ゲストに柳沢慎吾が登場した。昨年9月には月曜日に呼ばれ、半年も経たないうちに金曜日にも呼ばれた。タイムフリーで、今日放送された「トーキョー・エフエムロヒー」も聴くと、こちらのゲストは FUJIWARA原西。ヒコロヒーとは仕事では意外と接点がないようだ。「原西フィッシング倶楽部」という YouTube をやっていて、釣りの話題が中心になる。

 昨日の「伊集院光のタネ」は、スペシャルウィークのスペシャルパートナーに上柳昌彦を迎えるはずだったが、のどの不調のため、代打に三村マサカズが登場した。木曜、金曜と出演するが、収録順は金曜が先で、木曜は生放送だった。木曜のテーマは「老いるショック」の第2弾。さっそく、おねしょしちゃったことを告白する三村。今日の放送も続けて聴くと、今日のテーマは「昭和あるある令和ないない」。

 先週土曜深夜に放送された、J-WAVE の「TOKYO M.A.A.D SPIN」もタイムフリーで聴いた。近田春夫と小泉今日子の会話がネットニュースになっていたのだが、知らなかったが、月イチ、このふたりで放送しているようだ。小泉今日子の「バラエティくだらない」発言やダウンタウンについてしゃべっている部分がネットニュースになっていたが、「紅白」についてしゃべっているところなども面白く、この番組は気がついたらまた聴いてみよう。2時間番組だから聴ける時間がなかなか作れないなと思っていたが、トークは前半1時間だけで、後半1時間は DJ MIXという構成なんだと初めてわかった。

 ラジオを聴きながら、ブログの更新をもうふたつ。夕方に駅前まで出て、買いものをしてすぐに帰ってくる。

 夜もまた、録画していたテレビ番組をあれこれと。今日の「徹子の部屋」は「49年目突入ウィーク」の最終日、高橋英樹と山本陽子がゲスト。放送されたばかりの「不適切にもほどがある!」もすぐに観る。第2話は仲里依紗を中心にしたテレビ局の物語だ。観そびれていた先週の「A-Studio+」は阿部サダヲがゲストだった。鶴瓶は松たか子に取材し、野田秀樹のダメ出し中に阿部サダヲがこっそり時計を進めたエピソードが語られる。

 今日の「A-Studio+」は木梨憲武がゲスト。登場するなり、椅子には座らず、スタジオのへりに座り、しばらくそのまま番組は進んだ。帝京高校サッカー部の監督、サッカー部の同級生たちが取材されていた。高校2年のときにタバコを吸っていたところを見つかった事件があり、サッカー部を辞めさせられそうになったときに、憲武のお母さんが監督のお宅に行って土下座をしたという憲武も知らなかった話を監督から聞き出してきた。それを初めて知る憲武の顔には、東京人のシャイネスが表れている。憲武「テレビのワンコーナーから絵を描いて、ずーっとそれが二十代から。ああ、お笑いも免許ないし、歌手も免許ないし、役者も免許ないじゃない? そうすると、自分が今日か役者ですっていえば、その気持ちになればそうなれちゃうでしょ? それが上手い下手はおいといて。だから、どのジャンルやってもおんなじように見えてしょうがないの。」 とんねるずの今後について鶴瓶が訊くと、憲武「なんかタイミングがあれば」「そういうお話もいただいてて」

 今日の「ネタパレ」には、ヤーレンズ、モシモシ、や団が出演。後半には「チャレンジパレード」という新企画があり、芸人たちがやったことのないネタに挑戦する。納言はボケとツッコミを入れ替えたネタを、ななまがりはリズムネタ、トム・ブラウンはインパクトキャラに挑戦した。どうだろうかと思うような企画だったが、ななまがりは面白かった。

2023年2月13日月曜日

2月13日月曜日/値札を貼ってくれた


◇ 大手町・八重洲

 深夜から眠らず、早朝から、昨日の「サンデージャポン」と「ワイドナショー」を観ていた。ツイッターから、信藤三雄の訃報を知る。今日は朝から都内に。東京駅まで出て、昼食は、たまには知らない店を開拓してみようかと、ビルからビルへと地下通路を歩きまわってみるが、どこも混んでいるし、値段も高い。結局、決められず、おなじみの大手町ビルヂングに落ち着き、Bamboo という店に入り、肉野菜炒め定食を食べた。800円。天気予報をまったく気にしていなかったが、午後は雨降りになった。小雨だから、傘は買うほどでもない。八重洲のベローチェに入り、ひと休み。眠気で朦朧としている。音楽を聴きながら、しばらく眠る。読書も少し。

 京浜東北線に乗り、鶴見に移動し、ブックオフに寄っていく。220円の単行本の棚に、あるタレントのサイン本を発見し、ところが、値段を確認すると、220円の値札がついていなかった。すぐそばにちょうど店員さんがいたので、220円の棚にあったんですけどとダメモトで訊いてみたら、特に迷う様子もなく、220円の値札を貼ってくれた。柔らかい対応のお兄ちゃん、ありがたい。そのほか、110円の文庫本も1冊だけ買っていく。

◇ テレビ・ラジオ・読書

 雨に濡れながら、夜に帰宅する。録画していた今日の「徹子の部屋」は、秋野暢子がゲスト。闘病していたというニュースは目にしていたような気がするが、ステージ3の癌から復帰したというのはすごい。若いころには、左とん平の付き人のようなこともやっていたんだな。知らなかった。同じ事務所の先輩だった竜雷太からは、VTRでメッセージが届いた。

 タイムフリーで、今日の「ビバリー昼ズ」を聴くと、高田先生、昨日は玉川奈々福の会にゲスト出演し、能楽堂の舞台に立ったようだ。12時台は阿部サダヲがゲスト。聴きそびれていた先週火曜の「ナイツ ザ・ラジオショー」も聴くと、オープニングでは、去年の「たけし杯」が思い出せないという話をしていた。そのほか、東京二・たかしが再結成、改名し、「JJ京二・たかし」という名前になったという衝撃の情報も。

 眠る前に読書の続きを。葛西聖司「教養として学んでおきたい能・狂言」を読み終えた。2020年刊、マイナビ新書。狂言に関する本をなにか読んでみたいと思っているときに、この本をブックオフで見つけた。同じシリーズでは、堀井憲一郎が落語の本を出している。著者は元NHKアナウンサー。今まで意識的にチェックをしたこともなかったが、歌舞伎や文楽に関する著書も多いようだ。何度か狂言の舞台を観てみると、狂言を理解するには勉強が必要だと感じる。落語に関しては勉強らしいことはまったくしたことがなかったから同じように考えてしまっていたが、単純に、狂言よりも落語のほうが難しくないということもあるかもしれないが、落語の場合は、落語家自身が高座で落語についてしゃべることがあるから、高座に触れていれば自然と学習するようなところがあるんじゃないか。

2022年4月22日金曜日

4月22日金曜日/とんかつカレーが効いた


◇ 御徒町・小石川・秋葉原

 朝から都内に。ようやくまた暖かくなり、パーカーを着ていく。まず、御徒町に出るが、どういう計算違いをしたか、予定よりも1時間早く着いてしまい、時間をもてあましてしまった。しかし、革財布を拾うようなこともなく、今日は東京の北側をあっちこっちにやたらと移動する日で、昼食も食べそこね、小石川のまいばすけっとに寄り、サンドイッチを買って食べる。昼はやや暑くなる。夕方頃、秋葉原にたどりつき、ようやくまともな食事をとれるかと思い、まるで足を踏み入れたことのない東口のほうをあてもなく歩いてみるが、決められず、先にベローチェに入り、ひと休みする。なにか食べたかったが、食べたいパンがなく、アイスコーヒーのみ。スマホの充電をする。それから、ブックオフに寄り、上階からじっくりまわるが、たいしていいものはなかった。220円の単行本を1冊、110円の文庫本を3冊買っていく。



 秋葉原駅改札内で、今度こそまともな食事をとろうと、総武線のホームまで昇り、立ちそば屋の新田毎に入り、とんかつカレーを食べた。590円。しかし、変な時間に食べたせいか、苦しくなり、ぜえぜえ言いながら、やっとのことで完食する。

 帰りの電車内で、タイムフリーで、今日の「ビバリー昼ズ」を聴いた。今週のゲストは全員「ビバデミー賞」受賞者ということで、今日は阿部サダヲが登場した。芸能生活30周年の阿部サダヲ、ヒット曲が欲しいというと、30周年だから星野源に頼めって話になり、星野源に頼む練習をさせられる流れ、電車のなかで聴いてて、マスクのなかで爆笑した。

 帰宅は夜遅くなるが、とんかつカレーがかなり効いたようで、からだが重く、テレビを観る気にもなれない。部屋のなかもだいぶ暑くなってきた。音楽を聴きながら横になり、すぐに眠ってしまった。

2022年4月20日水曜日

4月20日水曜日/降りてもらいたい

◇ 霞が関・南麻布

 朝から都内に。今日もまだ寒い。のどのかゆみと鼻水がひどく、風邪薬を飲んでおいた。東横線は混んでいたが、なんとか座れたものの、乗っていた車両のすぐそばで乗客同士のトラブルがあり、田園調布で少し停止する。駅員がやってきて、この駅で降りてもらおうとするが、どうやら、ケンカをふっかけたほうがなかなか降りない。ふっかけられたほうが降りたくないのはわかるが、降りることになるに決まってるのに、降りたくないやつがケンカをふっかけるのが馬鹿だ。中目黒から日比谷線に乗り換え、霞が関に出る。にわか雨が降り出し、木陰に入り、雨やどりをした。

 それから、南麻布のほうに行くことになり、昼食にしようと思うが、歩いても歩いても、手頃な飲食店がない。どこまでも歩いていくというわけにはいかず、ちょっと入りにくい雰囲気だったが、利華という店に入り、回鍋肉定食を食べた。800円。すぐ近くに小川書店という小さい古本屋があり、少し覗いていくが、なにも買わない。



 天王洲アイルから新馬場まで歩き、ベローチェに入り、ひと休み。スマホの充電をしながらラジオを聴き、読書をしたかったが、疲れてしまい、音楽を聴きながら少し眠った。新馬場から京浜急行に乗り、京急鶴見で降りる。ブックオフに寄り、220円の単行本を2冊、110円の文庫本を1冊買っていく。店内には、なかやまきんに君のCMが流れていた。

◇ テレビ・ラジオ・雑誌

 夜に帰宅し、録画していたテレビ番組をいくつか。今日の「徹子の部屋」は、土田晃之がゲスト。昨夜の「イワクラと吉住の番組」は3回目の放送だが、やっぱり、この番組はちょっと面白い気がする。前回の放送で、イワクラがお菓子のパッケージが好きだと言っていたのを受けて、今週はお菓子をたくさん用意し、ふたりでパッケージを見ながら、まったりしゃべるという内容だった。昨夜の「相席食道」の特番も録画しておいた。この番組は今まで一度も観たことがなかったが、志らく師匠が登場するというので初めて観た。志らく師匠が山形県・肘折温泉を訪ねる。千鳥のふたりがそのVTRを観ながらツッコミを入れていくという番組だが、師匠はどのくらい把握して出演しているのだろうか。温泉をハシゴしながら、(おそらく若いスタッフに向かって、)えんえんと落語論を語り続けている。「クセスゴ」に出たがってもいたが、ひとりコントをやる気なのだろうか。ひとりコントをテレビでやるのならば、もっといい扱いをしてくれる番組のほうがいいのにと考えるのが普通だと思うが、しかし、人気番組に出たいという欲が、志らく師匠にはまだまだあるのだろう。

 タイムフリーで、今日の「ビバリー昼ズ」を聴く。12時台は、Creepy Nuts がゲストだったが、せっかくの出演なのに、月曜の鈴木拓に続き、DJ松永もコロナになってしまい、R-指定のみの出演になった。ラップバトルでディスり合うのがわからないという昇太師匠に、あれは「笑点」の大喜利のやりとりに近いものだと説明し、あっさりと納得させていたのはさすがだった。こんな大衆的な番組に適応できるラッパーというのもほかにいない。

 ラジオを聴きながら、楽天マガジンで雑誌のチェックもする。「DVD&動画配信でーた」に阿部サダヲのインタビューがあり、思い出の映画に「鉄男」を挙げていた。「これはトモロヲさんにも言ったことがないけど、実は阿部サダヲの〝ヲ〟はトモロヲさんの〝ヲ〟を意識してもいるんです(笑)」「トラックを運転しながら聴いていた高田文夫さんのラジオ番組で、トモロヲさんがラジカル・ガジベリ・ビンバシステムの舞台に出ると知って観に行ったのが、演劇に興味を持ち始めたきっかけじゃないかな。」

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