2022年3月23日水曜日

3月23日水曜日/「江戸東京落語まつり」

◇ テレビ

 明け方近くから眠り、3時間ぐらいで起きあがる。録画していたテレビ番組をいくつか。土曜の「お笑い向上委員会」をようやく観ると、流れ星が登場し、ギャグの作者がちゅうえいか瀧上かを当てる「ちゅうえいギャグクイズ」になる流れに笑う。天才ピアニストも持ちネタが豊富だ。先週木曜の「ダウンタウンDX」もようやく観る。こちらは「地下芸人の実態SP」。ハリウッドザコシショウ、チャンス大城、ぺこぱ、オズワルド、モグライダー、ランジャタイ、真空ジェシカが出演。今のお笑い界の潮流を表している地下芸人特集だ。オズワルド伊藤がしゃべった話を、すぐさま、同じ話をそのまま堂々としゃべるランジャタイ国崎がすごかった。番組終盤からのランジャタイの肝の強さがすさまじい。芸と狂気、肝の強さ、そのどれもがすさまじい。

◇ 落語会

 録画残量を作る必要があり、ダビングをして、それが終わるまでは家を出られず、午前中には出発するが、だいぶもたついた。昼から都内に。セブンイレブンに寄り、チケットを引き替えてから電車に乗る。電車はけっこう混んでいた。横浜駅の乗り換えがうまくいき、時間を挽回し、東海道線では座れた。東京駅に出て、地下通路を通り、よみうり大手町ホールまで。三遊亭円楽プロデュース「江戸東京落語まつり」の初日の初回の公演を観る。東京駅からは意外と時間がかかり、1本遅かったら本当にぎりぎりになるところだった。13時開演、15分前に到着し、エスカレーターで上階にあがる。まず、手指の消毒と検温。さらにもう1階あがり、チケットの半券を自分でもぎり、プログラムも自分でとっていく。この会場は過去にきたことはあっただろうか。席は 14列目。会場では真ん中あたりの席になるが、座ってみると、高座が遠いと感じる。寄席の最後列の席よりも遠い。席に着いたときにはもう開演10分前。前座なし、一番手には兼好が登場し、「時そば」をやった。しかし、いきなり眠くなってしまい、続く、小遊三、小朝は、演目がわからないくらいに朦朧としてしまった。小朝は見台と膝隠しを置き、照明も暗くして演じていたが、なんだったんだろうか。平日昼間ならではの客席の重さというか気だるさというか、とはいえ、これが初回というプログラムなのだからしかたがない。客席は高齢者がかなり多かったと思うが、左隣りの席の中年男が、落語の最中に扇子をぱたぱたあおいでいるのにはうんざりさせられた。年寄り手前ぐらいの年格好の男だったが、無駄に大股を開いて座り、そこからもう鈍さを感じさせる。こういう男はたいがい笑うところもピントがずれていて、さらには、カバンをがさごそとまさぐりだしたかと思えば、オペラグラスを取り出し、高座を眺め始めたので、手のつけようのない田舎っぺだと思った。右隣りの席は最初は空いていたが、兼好が終わってから入ってきて、こちらもやっぱり中年男だった。自分も含めて、中年男のひとり客が並んでいるという構図がいやだ。6000円という高額のチケットを買うこともひさしぶりだったが、このような大規模な落語会は、東京では「大銀座落語祭」以来だと思い、観逃しては後悔するのではと思ったが、前半がまるで楽しめず、高額なチケット代をまるっきり無駄にしている。15分の仲入りのあとは、志らく師匠が登場。志らく師匠が出るから目撃しておきたいという気もあったのだが、「親子酒」で、さすがに笑わせるものの、志らく師匠にしては並のウケだろう。6000円払って、志らく師匠の並のウケだけではあんまりだが、トリの文珍が見事に面白く、志らく師匠は客との駆け引きをまるでしないが、文珍は客との駆け引きをていねいにやっていく。現代的なことをしゃべっても、小朝のようなひとりよがりの現代性とは違い、庶民的な感覚とまるでズレがない。時間をかけてしゃべっていくので、なんの噺をやっているのかと思ったが、「壺算」とわかったときには余計に愉快になった。まあ、小朝が大きなネタをやっていたようだから、トリで軽くというバランスがいい。文珍のセンスのよさを改めて感じた会だったが、しかし、会の規模のわりには不満は少なくない。15時35分頃に終演。退場は、密を避けるために、列ごとに案内される。驚いたのは、ロビーに出ても演目を貼り出していないことだ。いや、演目を貼り出すというのもここ十数年程度に定着したことだが、今や、ホール落語でそれをやらないのはかなり珍しい。眠ってしまったからすっかりあてにしていたのに、小遊三、小朝の演目は、あとで検索して調べるしかない。


 昼食は大手町ビルヂングで、とんかつまるやに入り、ロースかつ定食を食べた。700円。ランチタイムにはいつも混んでいる店だが、この時間は空いていた。先に食べておかなかったのも失敗で、落語会の最中、のどがかさかさになり、咳が出そうでならなかった。脳に酸素がまわっていなかったのではとも思うが、食べたほうが眠くなるのか、食べないほうが眠くなるのかは、未だに判断がつかないところである。八重洲に移動し、ベローチェに入り、ひと休み。アイスコーヒーと、チョコチャンクスコーンを食べた。読書をする気も湧かず、気候の影響もあるのか、ここ数日はずっと疲れている感じ。普段は開きもしない YouTube で、志らく師匠のランジャタイ評を観たりなどしていた。


 帰りの電車内で、ツイッターを検索し、小遊三「蜘蛛駕籠」、小朝「男の花道」と判明する。しかし、ツイートしているひとはとても少なく、いったいどういう客層なんだろう。ツイッターからは、木下ほうかの女優への性加害を告発する文春オンラインの記事にも驚いた。榊英雄という監督のことは名前も知らず、なんの驚きもなかったが、木下ほうかには驚く。これは完全に俳優生命を絶たれるだろう。文春オンラインでは、ほかには、天竺鼠瀬下の不倫報道もあった。

◇ テレビ・雑誌

 夜に帰宅し、録画していた「徹子の部屋」(ゲスト・ビリーバンバン)を観た。ブログの更新をしようとするが、書きあげられず、ラジオを聴きながら、早い時間に眠ってしまい、深夜に起きあがる。録画していた「水曜日のダウンタウン」を観ると、「リアルに「へぇ」と言わせるの難しい説」という企画で、ナイツ塙さんが仕掛け人になり、なんと、大空遊平師匠が登場していた。「あちこちオードリー」も観ると、こちらは、ナイツと磯山さやかがゲスト。完全に「ビバリー」のリスナーのためのような組み合わせで、オードリー、佐久間プロデューサーも含めて、ニッポン放送色の濃い回だった。テレビを観ながら、楽天マガジンで雑誌のチェックをすると、「週刊朝日」の「この人の1週間」の欄に、宝田明が登場していた。3月6日から12日の一週間が記録されているのだが、3月14日には亡くなっている。亡くなったことには、なぜかどこにも触れられていなかった。

2022年3月22日火曜日

3月22日火曜日/雪混じりの雨


◇ 霞が関

 昨夜、眠る前にダビングをしておく必要があったのに、忘れていて、眠ってしまった。早朝に目覚め、家を出る前にダビングをする。今日も朝から都内に。雨降り。寒い。疲れがひどく、だいぶ無感情になってきた。スケジュールを考えないと、ちょっと限界だ。有楽町から霞が関に移動し、昼食は某所食堂にて、牛すじカレーを食べた。460円。雨は雪混じりになる。夕方、天王洲アイルから帰ることになり、雨は小降りになり、傘を差さなくても平気なほどにはなるが、しかし、肌寒い。新馬場のベローチェに入り、ひと休み。ブレンドと、カレーパンを食べた。甘いパンが売り切れていたが、昼もカレーだったのを忘れていて、カレーパンを食べてしまった。スマホの充電をしながら、タイムフリーで、今日の「ナイツ ザ・ラジオショー」のオープニングを聴くと、途中にニュースが入り、この放送中に大きな停電があったようで、横浜市のうちの地域も含まれていた。うちは震災のときも計画停電にはまったく引っかからなかったくらいで、なんらかの理由で停電にできない地区なのではと思っているが、それでも少しは心配になる。

◇ 読書・テレビ・ラジオ

 新馬場から、京浜急行の各停に乗り、読書をしながら帰る。西村京太郎「十五歳の戦争 陸軍幼年学校「最後の生徒」」を読み終えた。2017年刊、集英社新書。西村京太郎の経歴に関心をもつことが今までなかったが、十四歳で、陸軍幼年学校に入学しているのだ。「子供が純粋で損得など考えないというのは嘘である。これから、どうするのが一番トクかを考えるのだ。どうせ十九歳になれば、兵隊になるのだが、階級は、一番下の初年兵(二等兵)である。やたらに、殴られると聞いていた。それなら、早くから兵隊になった方がトクに違いない。」 西村京太郎は昭和20年4月に入学するが、もちろん、その時点では8月に敗戦を迎えることは誰にもわからない。西村京太郎は1930年生まれ、小林信彦(1932年生)よりも2歳上で、同じ東京生まれだが、この2歳の差はなかなか大きい。前半の体験の部分は大いに関心をもって読んだが、後半は戦法の分析になり、ここはかなりわからなかった。

 最寄り駅まで戻ってくると、ゴミ箱がついに撤去されてしまっていて、以前から予告はされていたが、これは不便だ。夜遅くに帰宅し、録画していたテレビ番組をいくつか。「徹子の部屋」を、昨日今日の放送をまとめて2本、昨日の放送は宝田明追悼、今日の放送は反町隆史がゲスト。日曜の「笑点」もようやく観ると、演芸コーナーはミルクボーイ、大喜利の助っ人には市馬会長が登場。それから、タイムフリーで、先週金曜に放送された「村上RADIO特別版 戦争をやめさせるための音楽」を聴いた。いったん眠り、深夜に目覚めて、ブログの更新をひとつ。「村上RADIO」は月曜にも放送があり、これも聴いてみると、2月の再放送だった。バブルガム・ミュージックの特集。聴きながら、オンライン将棋を1局指し、眠りなおす。

2022年3月21日月曜日

3月21日月曜日/銀座・目やにか皮膚か

◇ 東京・銀座・新橋

 早朝に目覚め、まず、ブログの更新をひとつ。もう1時間ほど眠りなおすが、寒くて、なかなか起きあがれない。朝から都内に。東海道線に乗り、東京駅まで出る用があり、昼頃、トイレに入ったときに鏡を見ると、右目のまぶたの下に目やにがこびりついている。驚いて、洗い落とそうとするが、なかなか落ちず、目やにに見えたけれども、皮膚から垢が出ているのか、それとも、別のなにかなのか、赤くなっていて、箇所が箇所だけに怖い。朝、家を出る前には鏡を見ているから、その段階でこうなっていたら気がつきそうなものだが、いつからこうなっていたのだろうか。なにか重大な体調不良のサインかもしれず、怖いから自撮りしておき、指でつまむようにして、皮膚のカスのようなものは取り除いた。



 地下通路を通り、国際フォーラムに抜け、有楽町駅まで歩いた。有楽町で昼食にしようかと、交通会館の地下なども覗いてみるが決められない。有楽町の駅前では、若い兄ちゃんがボールを使ったパフォーマンスをやっていた。銀座側に進み、泰明小学校の前を通り、そういえば、談志師匠が通っていた美弥というバーがこのあたりだったはずだと思い、確認したくなり、グーグルマップで検索した。店はもう閉店してしまったが、それでも検索には引っかかる。当然、美弥には入ったことはないが、美弥の上階にある中華屋には一度だけ入ったことがあり、それもひとに連れられて入ったので、場所をはっきりとは覚えていなかった。線路沿いに新橋駅まで歩くが、新橋には昨日もきたばかりだ。なんの面白みもないなと思いながら、あてもなく、新橋駅前ビルに入り、地下にカリカルという店を見つけ、欧風カレーを食べた。920円。食券制、カウンターだけの店だが、カレーポットで出すような、なかなか本格的なカレーだった。まだ時間が早いのだが、どうも気力が落ちていて、寄り道する気も起きず、新橋から東海道線に乗り、横浜まで戻ってきた。祝日は混雑していて面白くない。夕方には帰宅する。



◇ テレビ・ラジオ

 録画していたテレビ番組をいくつか。昨日の「サンデージャポン」を観ると、小浜桃奈という18歳のタレントが、ウクライナ情勢について語るホリエモンの分析をにこにこして聴いていて、なんとも珍妙に感じられた。なにも考えずにただ笑顔にしているのか、それとも、共感の笑顔なのか。なんにしても、にこにこするような話題ではまったくない。「ワイドナショー」は先週は休みだったんだっけ。昨日の放送は「R-1」から2週経ち、お見送り芸人しんいちが出演。あとからZAZYも登場する。「TVタックル」を観ると、この番組でもついにウクライナ情勢を扱っていた。スタジオには、ひろゆき、海野素央、中村逸郎など。中村逸郎は「ワイドナショー」にも出演していた。

 今日の夕方にNHKで放送された「笑いの正体」という番組、「漫才を解き明かす」というテーマで、松本人志、水道橋博士、フットボールアワー後藤、ナイツ塙、かまいたち、粗品、野田クリスタルにインタビューし、スタジオパートには、中居正広、劇団ひとり、ケンドーコバヤシ、松嶋尚美が登場するという豪華さだ。40分、集中して観ていたらあっという間だったが、「笑いの正体」とか言いつつ、あまりにもダウンタウンを中心にした内容であり、これはこれで興味はあるものの、なにか肩透かしを食ったような気になる。構成は高須光聖。水道橋博士はツービートからの影響を語り、これで少しはバランスをとってみせたということかもしれないが、博士にもダウンタウンの衝撃を語らせている。ならば、松本のインタビューをもっと掘り下げてくれればいいのだけど、紳助竜介からの影響などは今さら驚くような話ではないし、じゃあ、紳助竜介は誰から影響を受けたんだということにもなると思うが、そこは追究してくれない。重要かと思えるのは、松本の根本は「日本語遊び」にあると語っているところと、ダウンタウンはハイヒールやトミーズに比べると、じつは売れるのが遅く、京都花月で鍛えられたという証言か。

 タイムフリーで、今日の「ビバリー昼ズ」を聴くと、4月から火曜レギュラーになる黒沢かずこが、オープニングのあとに登場した。高田先生の話を聴くだけで知恵熱が出るという黒沢に笑う。12時台は、山内惠介がゲスト。こちらは高田先生とトークが弾みまくるのだが、まだ三十代だというのにはやはり少しびっくりする。今日は祝日で、「ナイツ ザ・ラジオショー」はお休みだった。聴くもの観るものが多すぎるので、むしろ、ほっとする。ラジオを聴きながら眠ってしまおうと思っていたが、眠気が飛んでしまい、深夜1時からは「深夜の馬鹿力」をオンタイムで聴いた。伊集院、コロナから復帰。ラジオを聴きながら、深夜2時前に眠る。

2022年3月20日日曜日

3月20日日曜日/新橋・たけしとタモリ


◇ 新橋

 早朝に目覚め、まず、ブログの更新をひとつ。「石橋貴明のGATE7」を聴きながら、もう少し眠りなおした。昼前から都内に。新橋に行く用があり、そういえば、「黄金の定食」で観た、四季煲坊というお店に初めて入ってみようと思った。店の前は通ったことがあり、なんとなく記憶にあったが、店の前には写真がびっしりと貼られていて、知らなければちょっと入りにくい雰囲気の店だ。ほかの番組でもたくさん紹介されているようで、その写真がたくさん貼ってあるのだが、「サンジャポ」によく登場しているのもここの女性店主だと初めてつながった。よく観ているのに、あの番組は料理が紹介されることもないから、どこの店だろうと調べる気にもならなかった。定食メニューから、キクラゲと玉子の豚肉炒めを注文する。825円。中国人の店員さんが、注文がちゃんと伝わったのかどうも不安になる対応で、まずいきなり、お茶がジョッキで出てきて、お茶は注文してないけど、タダのお茶だよなと警戒しながら飲む。少し経ってから、キクラゲと玉子の豚肉炒めだけがやってきて、やっぱり、定食だと伝わっていなかったんじゃないかと思い、店員さんに言うべきか、このまま食べるべきかと悩み始めるが、ご飯はあとからやってきた。ご飯が届くまでの時間が、ずいぶん長く感じられた。写真を撮ってから食べ始めるが、そのあとにスープもやってきて、少し食べてしまったが写真を撮りなおした。まだ正午過ぎだったのですんなり席につけたが、あとから客が続々とやってくる。狭い店だが、二階もあるようで、外の階段を案内していた。

 セキュリティが厳重なビルに入る必要があり、タッチパネルに名前を書き込むが、タッチペンがなぜか途中で反応しなくなり、別のタッチパネルでやりなおすが、今度は顔認証がうまくいかない。マスクは外しているのに、メガネのせいだろうかと、メガネも外してみるが、顔だと認識してくれない。そんなことがあるだろうか。自分の顔が、顔じゃないと言われるのはつらいが、しかし、これは自分が登録の順序を間違えていただけだった。新橋に戻り、ベローチェに入り、ひと休み。ブレンドと、ベーコンマヨパンを食べた。

◇ テレビ

 夜に帰宅し、録画していた昨夜の「Nキャス」を観た。たけしの出演はこの回が最終回。1時間拡大スペシャルになり、前半1時間はたけしの特集を放送した。2008年にこの番組は始まり、たけし、このとき、61歳。今のとんねるずが還暦というのが目安になるが、たけしも、映画監督としての評価も定着し、この時期にはかなりキャリアが落ち着いている。(しかし、それでもこのあとに「アウトレイジ」という代表作を作るのだが。)13年間という長さのわりには、ゆるい総集編だと思ったが、実際、たけしの出演場面はいつも短いし、派手な場面もなく、密度も濃度もないのだろう。たけしの歴史のなかでも、そこまで重要な番組ではないだろうという気はする。それでも、13年間の大きな事件事故に、たけしがどんなコメントをしてきたかをつないでみせれば、意義のある総集編になりそうなものだが、かつてのTBSのニュース特番のクオリティからすると、編集力はずいぶん落ちてるんじゃないだろうか。そのようなたけしの鋭さよりも、面白くて楽しい場面ばかりを集めていて、これがこの番組のたけし観なのかと思わされる。ビートきよしが登場して漫才をやっている映像などは面白かったが、大杉漣の訃報の際のコメントを流すのは酷な気もした。番組後半はがらりと通常放送になり、ウクライナ情勢を伝える。終盤には、森且行が大事故から復帰に向かう独占記録の映像があり、観ながらウィキペディアを見てみると、たけしのバイク事故が47歳のときだと知り、(ワーニャ伯父さんと同じ47歳!)改めてその符合に驚くが、森且行の事故もまた47歳になる年だ。森且行が足立区出身であることも初めて知った。たけしとの写真をスマホの待ち受けにしているという森且行が、「いいとも」最終回で、タモリを送ったSMAPとも重なるようで、これはこの日にふさわしい特集だった。番組最後にまた改めて、たけしの名場面のダイジェストとともに「哀しい気分でジョーク」を流していたのはとてもよかった。

 ウクライナ情勢の番組を連続して観るのもしんどいのだが、昨日に半分まで観た「タモリステーション」の残りも観てしまう。この番組の成り立ちがわからないが、おそらく、「タモリステーション」の放送はウクライナ侵攻が始まるよりもずっと前から決まっていて、このような状況になったから内容を変更したということだろう。ツイッターでは、ほぼしゃべらなかったタモリを評価するムードがあるようだが、そもそも、「ミュージックステーション」にしたって、タモリはほとんどしゃべらないと(批判的に)言われ続けてきたのに、過剰に盛りあがるような話ではないだろう。たけしだって、「TVタックル」でもそれに近いことはしょっちゅうある。まるで「報道ステーション」の特番のようで、そこにタモリがまぎれこんでいるような番組だと思ったが、この日は「報道ステーション」の通常の放送もこの番組のあとにあったようだ。

 深刻な番組ばかりを観ていられず、「ゴッドタン」も観ると、こちらは「コンビ大喜利グランプリ」の後編。前半とは打って変わって、ラランドニシダのクズエピソードに笑う。錦鯉の雅紀さん、モグライダーともしげのバカが強く、真空ジェシカがセンスがよすぎてポイントがとれないという逆転現象が起きていた。それから、タイムフリーで、今日の「爆笑問題の日曜サンデー」を聴く。良原アナは今週と来週でこの番組は最後。聴きながら、オンライン将棋を1局指し、待った19回でどうやっても勝てず、あきらめて投了した。深夜0時前に眠る。

2022年3月19日土曜日

3月19日土曜日/東京・睡眠不足


◇ 東京

 夜に眠れず、早朝からようやく3時間ぐらい眠る。「ナイツのちゃきちゃき大放送」を途中まで聴き、午前中から外出。横浜駅で乗り換える際に正午を過ぎ、そういえば、チケットを買わねばならないことを思い出し、スマホから購入する。あっさりと獲れてしまい、売り切れを心配していたが、その必要はまったくなかったか。東京駅まで出て、午後、遅めの昼食を。八重洲地下街のアルプスで、タイムサービスのチキンカレーを食べた。300円。トッピングに、80円のから揚げもつけてもらう。睡眠不足がひどく、ココカラファインに寄り、栄養ドリンクを買って飲んだ。東海道線で横浜に戻ってくるが、混んでいて座れなかった。

 横浜東口のドトールに入り、ひと休み。アイスコーヒーを注文するだけのやりとりでも、のどが弱っているようで、声がすっと出ない。読書はできず、音楽を聴きながら、しばらく眠る。ドトールを出ると、雨が降っていた。タイミングが悪い。駆け足で横浜駅に飛び込み、クリエイトで買いものをしてから、夜に帰宅した。

◇ テレビ・ラジオ

 録画していたテレビ番組をいくつか。昨夜の「朝まで生テレビ」を録画しておいたが、冒頭だけ観て、顔ぶれに興味がもてず、これは消去する。続けて、これも昨夜に放送された「タモリステーション」を、とりあえず、半分まで観た。1月に放送された第1回の放送は、録画したままでまだ観ていないのだが、この番組はほぼ「報道ステーション」なのではないだろうか。番組はウクライナ侵攻を扱い、ポーランドからの生中継で始まる。タモリは真ん中に座っているだけで、ほぼしゃべらない。

 タイムフリーで、今日の「サンドウィッチマン ザ・ラジオショー」を聴くと、オープニングでは、水曜の地震のこと、それから、東北の状況をたっぷりとしゃべっていた。今朝の「ナイツのちゃきちゃき大放送」の続きも聴くが、聴きながら眠ってしまう。2時間ぐらい眠り、深夜に目覚め、「田村淳のNewsCLUB」を聴きながら眠りなおした。今日は疲れがひどくてだめ。

2022年3月18日金曜日

3月18日金曜日/雨のなかを病院まで

◇ テレビ・ラジオ

 夜中に何度か目覚め、早朝に起きあがり、録画していたテレビ番組を観て、もう少し眠りなおしてから、またテレビを観た。昨夜の「アメトーーク!」は「第七世代、その後」。霜降り明星、EXIT、四千頭身、宮下草薙が出演。観そびれていた日曜の「ボクらの時代」は、イワクラ、オズワルド伊藤、森本サイダー、大鶴肥満というルームシェアのメンバーがそろった。ツイッターを見ると、宝田明の訃報が。昼はラジオ。「ビバリー昼ズ」をオンタイムで聴く。番組終盤に重大発表があるというのでなにかと思えば、火曜の山根千佳が卒業になるというのは火曜の「ナイツ ザ・ラジオショー」で知ったが、その後任が、なんと、森三中黒沢になるというのだ。こうなると、今まであまり聴いてなかった火曜もこれからは聴かなければならなくなる。

◇ 病院

 午後から外出。雨降り。また寒くなった。横浜に出て、ムービルの金太郎に入り、焼きメシカツカレーを食べた。880円。今日は3ヶ月に一度の呼吸器内科の検診。雨のなか、市民病院まで歩いていく。せっかく気候がよくなってきたと思っていたら、今日にかぎって、雨降りで寒い。手袋ももうカバンに入れてこなかった。風も強く、これで傘を壊しでもしたら、本当にみじめだ。14時半の予約だったが、20分遅刻して到着する。待ち合いスペースが混んでいて、いちばん端っこまで行かなければ、席が空いていなかった。整理番号が表示される画面は遠くて見えず、音声でも知らせてくれるのだが、集中していなければならないから疲れてしまう。待っているあいだに少し空き、もう少し真ん中寄りに移動するが、この待っている時間が眠くてたまらない。30分ぐらい待ち、ようやく診察になる。診察といっても、いつも、酸素の数値を計るくらいのものなのだが、今回はこの酸素の数値がやや低く、百未満だった。ここしばらくはやってなかったと思うが、ひさしぶりに背中から聴診器をあてられ、吸ったり吐いたりした。そういえば、昨日からやたら眠いと思い、眠いのは関係があるかと訊いてみたら、それは関係がないと言われた。診察代、430円。処方箋をもらい、薬局に寄り、シムビコートを3本買う。2310円。

◇ マンガ

 横浜駅のほうまでまた歩いて戻り、ビブレのブックオフに寄った。なかなかいいものが多く、110円の文庫本を6冊、220円の単行本を1冊買っていく。ベローチェに入り、ひと休み。パンが売り切れていて、がっかりする。マンガを1冊、今日は「水木しげるの遠野物語」をカバンに入れてきた。先日、柄谷行人の柳田国男論(「世界史の実験」という本)を読んだので、その流れでこれを読むのがいいだろうと思った。2010年刊、小学館。「ビックコミック」の連載だ。単行本は、マンガの合間に、別のライターによるコラムも収録され、遠野ガイドのようで、どうも妙な作りになっている。「まんがで読破」じゃないんだから、水木しげる御大をつかまえて、編集者は、名作文学の読み解き程度にしか思ってなかったんじゃないのか。

 講談社文庫から出しなおした「浅草キッド」を確認したいと思い、有隣堂に寄ったが、ポストカード付きで、シュリンクがかけてあって中身を確認できなかった。

◇ テレビ・ラジオ・雑誌

 夜遅くに帰宅し、録画していた今日の「徹子の部屋」(ゲスト・中川晃教)を観る。そのあとは、録画残量を確保するため、観たい番組を優先的に観られず、観そびれていた数年前の番組をざっとチェックしたりなど。いったんは終了したはずの「ザ・カセットテープ・ミュージック」のテレビ神奈川の再放送が、いつの間にか再会されていることに気がつき、また録画するようにしていたのだが、またすぐに終了になってしまっていた。この放送に気がついたのは、「白黒アンジャッシュ」の放送に注意していたからだ。

 タイムフリーで、今週の「ナイツ ザ・ラジオショー」を順に聴いていく。水曜の14時台は、みなみかわがゲスト。そういえば、湘南デストラーデが優勝した年の「漫才新人大賞」に、ピーマンズスタンダードも出ていたのだ。たしか、あの年を最後に、漫才協会外部からの出場はなくなってしまったのだが、今にして思えば、出場者がなかなか豪華で、客席で観ていたが、その年の年末にすぐに「M-1」決勝に進んだ、馬鹿よ貴方は、メイプル超合金も出場していた。そして、そのときに初めて観て、強烈な印象を残したのがランジャタイだ。続けて、昨日木曜のオープニングを聴くと、BSで「笑点」の再放送を観ているという土屋さんの話から、笑組の漫才について、かなりたっぷりとしゃべっていた。土屋「笑組さんの、そのときたぶん三十代とかの、漫才のスピードとか、ハンパないなと思った。」 塙「笑組さん、すごいよね。初めて観たとき、やっぱすごいと思った。」 土屋「めっちゃくちゃキレキレで、もう、ああいうひとはたぶん関東で三十代であんなしゃべれるひといない、って思わせる…。あんなしゃべるひと、なかなかいないと思うよ、ほんとに。「M-1」決勝のひとでも。」 塙「だからちょっとその、一時期、笑組さんもゆたさんがサスペンスドラマの説明みたいの、ばあーっと言うときあったじゃん。そのネタでしょ? あんときもめちゃくちゃ早かったでしょ? 一回も噛まないで、ばあーって言うんですよ。ああいう芸風のひとって、あんまり今…、村本くんとか? ウーマンラッシュアワーのねえ。」 土屋「いや、ほんとにそんな感じ。それを十何年も前にやってたっていうね。」

 楽天マガジンで「週刊現代」を読むと、「わが人生最高の10冊」に三宅裕司が登場していた。1位は高野和明「ジェノサイド」。6位までがミステリーを占めるほどのミステリー好きとは知らなかった。8位には小林信彦「日本の喜劇人」が入り、9位の「じみへん」は世代的にまだしも、10位にはなんと、藤岡拓太郎作品集を選んでいる。

 Spotify のポッドキャストで、「大竹まこと ゴールデンラジオ!」のゲストコーナーの気になる回をいくつか。木曜には桐野夏生が、月曜には酒井順子が出演していた。聴きながら眠るつもりでいたが、眠れず、ブログの更新をひとつ。もう少しで2ヶ月遅れになるところで、数日ぶりの更新。眠るのはあきらめ、録画していた「タモリ俱楽部」を観た。「居抜き物件グランプリ」という企画。

2022年3月17日木曜日

3月17日木曜日/1時間早かった


◇ 新日本橋・八重洲・新木場

 昨夜は地震があり、ろくに眠れないまま、朝から都内に。また少し肌寒くなり、セーターを着ていく。横須賀線に乗り、新日本橋まで。着いてから気がついたが、予定を勘違いしていて、1時間早く着いてしまった。眠くてしかたがなかったのに、もう1時間眠れたのか。革財布を拾うようなこともなく、とりあえず、ベローチェに入り、モーニングセットのカイザーサンドスクランブルエッグベーコンを食べた。440円。ここで少し仮眠する。早起きは三文の得とはいうが、眠っていたほうがよっぽど得だ。昼は八重洲にたどりつき、CELTSという店に入り、チキン南蛮を食べた。700円。それからまた、ベローチェに入り、ひと休み。あたまがどんよりする。夜にはどういうわけか、新木場まで行くはめになり、デイリーヤマザキで、コロッケパンを買って食べた。




◇ 読書・テレビ・ラジオ

 ヤフーの乗り換え案内で、料金の安いルートを探し、新木場から有楽町線に乗り、新富町と築地は同じ駅の扱いになり、ここで日比谷線に乗り換えるが、いったん地上に出て、やたらと歩かされることになり、これは別の駅で乗り換えたほうがよかった。中目黒から東横線に乗り換え、横浜まで戻ってくる。電車内で、嵐山光三郎「口笛の歌が聴こえる」を読み終えた。2003年刊、新風舎文庫。親本は1985年。いずれ読まなければとずっと思っていて、だいぶ前から手元にあった本だが、この本、読むまでずっとエッセイだと思い込んでいた。嵐山光三郎の自伝的青春小説なのだ。おおっと思う人物の名が出てくるたびに付箋を貼りながら読み進めていたが、最後まで読むと、巻末にはご丁寧に人物索引が載っていた。唐十郎との関係は、これを読むまでぜんぜん知らなかった。唐十郎はこの文庫の解説も書いている。安西水丸とも古いつきあいで、最初は本名(?)で登場していて、途中でこれは安西水丸なのではと気がつく。嵐山本人だけが実名でなく、どれが嵐山なのかよくわからずに読んでいたが、あとがきを読むと、ふたりの登場人物が嵐山の分身ということだ。嵐山光三郎といえば、われわれの世代にとっては「いいとも増刊号」編集長であり、テレビに出ているひととして認識したのだが、今の時代からすると考えられないくらいに、あの時代は、なんだかわからないひとがたくさんテレビに出ていた。まさにその時代に最初の単行本は出ている。

 夜遅くに帰宅し、録画していたテレビ番組をいくつか。今日の「徹子の部屋」は、五木ひろしがゲスト。後半には村治佳織も登場する。昨夜の「あちこちオードリー」は、ニューヨークと井上咲楽がゲスト。番組30分過ぎたあたりで、緊急地震速報が入っていた。観そびれていた先週の「ゴッドタン」は「コンビ大喜利グランプリ」という企画。ラランド、真空ジェシカ、モグライダー、錦鯉が出演する。モグライダーは先日の「刺さルール」でも大喜利をやっていたが、ともしげの馬鹿な面白さは「刺さルール」ではまるで引き出されていなかった。タイムフリーで、聴きそびれていた先週の「問わず語りの神田伯山」もようやく聴くと、海老蔵批判のツイートについて、名前は出さずにだが、喜利彦氏のことをしゃべっていたのにははらはらさせられる。ラジオを聴きながら、オンライン将棋を1局指し、深夜0時前に眠る。

2022年3月16日水曜日

3月16日水曜日/伊勢佐木町・夜の地震

◇ テレビ

 ようやくたっぷり眠れた。やや遅めに起きあがり、録画していた月曜放送の「しゃべくり007」を観た。キングコングの初登場を楽しみにしていたが、前半のゲスト、川崎宗則の子どもたちがかわいくて、早まわしするつもりが、しっかりと観てしまった。昨夜の「刺さルール」は新企画。赤プルに密着取材し、そのVTRを観ながら、いつもとは違うクイズ形式の大喜利をする。田中が回答者にまわるのが珍しい。土曜の「お笑い向上委員会」もようやく観ると、モグライダー、オダウエダ、天才ピアニストが初登場。この3組では、意外や、基本に忠実な天才ピアニストがいちばん手堅く笑いをさらっていく。

 午後から外出。風が強く、外に出ると、髪がすぐにぼさぼさになる。京浜急行に乗り、黄金町に出て、めしきんぐにひさしぶりに入り、きんぐスタミナカリーを食べた。880円。ろくに動かないうちに、満腹になってしまった。




◇ 映画

 シネマジャック&ベティのスタンプカードがあとひとつで満点になるのだが、有効期限が近いため、なにか観なければと思い、劇場のホームページを見て、さんざん吟味した結果、「MORE モア」という映画を観ることにした。水曜サービスデー、1100円。14時40分の回。知らない映画だったが、席は意外と埋まっていて、2列目の席に座る。ミムジー・ファーマーという女優の主演作を2作同時上映ということだが、この女優の名前を見るのも初めてだし、どういう映画かということは公式サイトを手がかりにするしかなかったのだが、こちらの作品は、1969年公開、同時代には「イージー・ライダー」があり、カウンターカルチャーの教養として、観ておいて損はないだろうとは思うものの、わからないことはかなり多い。冒頭とラストにははっとさせられ、十代のころに観ていれば刺激を得たかもしれないとは思うものの、退屈して眠くなる場面もあった。満点になったスタンプカードで、同時上映のもう1本、「渚の果てにこの愛を」も観てしまおうと思っていたが、吸収できるだけの素養が自分にないとなると、別の映画のほうがいいんじゃないかと迷う。

 

◇ 伊勢佐木町

 映画を観たあとは、イセザキモールに進み、馬燈書房の外の均一棚を覗いていくが、なにも買わない。続けて、雲雀洞にも寄るつもりでいると、店の前にひとだかりができている。なにかと思えば、どうやら、ドラマか映画の撮影をやっているようだ。あんまりじっくりと、立ち止まって眺めるようなことはしなかったが、路上に屋台のようなものを作り、エキストラやスタッフの人数もかなり多いようだった。雲雀洞はシャッターが閉まっている。撮影のために店を閉めたのかと思ったが、雲雀さんのツイッターを見てみると、ついさっきまでは開けていたようで、古本祭りの撤収のために早く閉めたようだ。近くにきたときは寄ろうとはしているのに、どういうわけか、ことごとく、タイミングが合わない。

 イセザキモールを関内方面に進み、ブックオフに寄っていく。なかなかいいものあり、110円の文庫新書を4冊、220円の単行本を3冊買う。それから、カトレヤプラザのGUにも寄り、買いものを。有隣堂も覗いてから、ベローチェに入り、ひと休み。アイスコーヒーと、ブリオッシュクリームパンを食べた。スマホの充電をしながら、ラジオを聴く。昨日火曜の「ナイツ ザ・ラジオショー」のオープニングを聴くと、相席ケイさんが「浅草キッド」のプロモーションでもらったグッズを捨てようか迷っているという話をしていて、すると、土屋さんが、出演者だということもあるが、そういうことは公の場で言うもんじゃないと良識的なことを言っていた。

 気候もよくなってきたので、ベローチェを出て、横浜駅まで歩いてしまう。平沼のブックオフにも寄り、店内を1周まわり、なにも買うものはないかとあきらめかけたが、もう1周まわってみると、これは見落としてはまずいという本を発見する。伊勢佐木町でもいい本が買えたとは思ったが、今日はもう、この1冊だけで充分なくらいだ。

 夜遅くに帰宅し、録画していた今日の「徹子の部屋」(ゲスト・押尾コータロー)と、観そびれていた「日曜日の初耳学」を観た。こちらは、林修による今田耕司インタビュー。それから、タイムフリーで、昨夜の「爆笑問題カーボーイ」を聴くと、コロナで休養中の伊集院の話題に始まり、そのあとには、太田がアンバサダーを務める「TBSドキュメンタリー映画祭」の話をしていた。「解放区」でも放送された石破茂の番組について。ラジオを聴きながら、梱包を始めようかとしていたら、地震が発生する。23時40分頃、大きめの揺れが長く続き、本の山が盛大に崩れた。テレビのニュースをつけると、東北で震度6、津波警報も出ている。とりあえず、「爆笑問題カーボーイ」を聴き続けながら、崩れた本をなおさないことには部屋に居場所がない。それからようやく、本の梱包をするが、発送する本が傷まなかったのが幸いだ。届け先がたまたますべて西日本だったことにもほっとするが、ひと段落し、ラジオをつけてみると、TBSラジオでは、「山里亮太の不毛な議論」は休止になったようで、荻上チキが地震情報を伝えていた。ラジオをつけたまま、深夜1時過ぎに眠ろうとするが、なかなか眠れなくなった。

2022年3月15日火曜日

3月15日火曜日/日比谷公園



◇ 日比谷

 朝、梱包をひとつだけ、ぱっぱと作ろうとしていたら、注文がもう1点増え、あわただしくなった。今日も朝から都内に。霞が関から、昼は有楽町に移動し、適当に歩き、おでん屋たけしという店に入り、鶏天定食を食べた。858円。料理には満足したが、会計になぜか時間がかかる店で、千円札を出したら、厨房の奥にその千円札を渡し、お釣りがなかなか出てこない。あとから PayPay で会計をしたお客さんのほうが早く済み、現金の会計ってそんなに珍しいんだろうか。あんまりお釣りが出てこないので、忘れられたのかと思い、店員に訊ねてしまった。厨房の奥には、いったいなにがあるというのだろうか。そのあと、トイレに行きたくなり、トイレを探しに日比谷公園まで行ってみると、心地好くて、少しのんびりした。ベンチに座っているひとがとても多い。天気がいい日の日比谷公園は快適だ。

◇ 読書

 夕方には八重洲に移動し、ベローチェに入り、ひと休み。アイスコーヒーと、チョコチャンクスコーンを食べた。スマホの充電しながら、ラジオを聴き、聴きながら眠ってしまおうかと思っていたが、意外と眠くならず、読書をする。キネマ旬報社から出ていたムックのシリーズ、「アクターズ・ファイル」の「西島秀俊」を読んでいた。2006年刊。西島秀俊という俳優にどの段階で興味をもっていたかは正確には思い出せないが、北野武監督の「Dolls」に出演したときにはもう、好きな俳優だとは思っていたはずだ。細かいプロフィールをよく知らなかったが、篠崎誠によるインタビューを読むと、俳優になりたかったわけではないのになんとなくなってしまったような感じが、たけし的な世界にどうもなじむ。本格的な俳優デビューが「はぐれ刑事純情派」だったというのもここで初めて知ったが、どうやら、藤田まことにお世話になったということをいろいろなインタビューで語っていたらしく、このムックに収録されている黒沢清との対談でも藤田まことの話が出てくる。「藤田まことさんがすごくよくしてくださったことが大きかったですね。藤田さんは舞台出身で、台本をばんばん変えるんですよ、現場で。(略)で、その場で新しいセリフを5分で覚える、というようなことを日常的にやっていました。」「これは僕の思い込みかもしれないけど、上手くやることを藤田さんはそれほど認めてらっしゃらなくて。当然上手いということも必要なんでしょうけど、僕は初めて演技するわけで、当然ながらものすごく下手くそなんです。でもそのことをむしろ喜んでくださって、「今のよかった」と言ってくださったり。上手いことがいい演技では決してないということを教えられた気がします。」 

◇ 雑誌

 東京駅から東海道線に乗り、帰りの電車は眠ってばかりで、読書はできなかった。夜遅くに帰宅し、録画していた今日の「徹子の部屋」(ゲスト・大和田伸也&五大路子夫妻)を観て、「さんま御殿」を観て、テレビを観ながら、楽天マガジンで雑誌のチェックをする。「週刊朝日」を読むと、カトリーヌあやこのテレビ評コラムが「徹子の部屋」のロバートの回を取り上げていて、いつもは読まないコラムだが、この番組は自分も観たから読んでみると、じつに見当外れなことを書いている。「芸人の「墓場」徹子の部屋でロバート散る」という見出しからしてまるでわかっていないのだが、あの場は間違いなく、ロバートがイニシアティブを握っていたのだ。黒柳徹子が「芸人殺し」という前提から始めていることがまず、そんな一般視聴者のような認識を、週刊誌にテレビ評を書くコラムニストが得意げに語ってどうするのかと思うレベルであり、黒柳徹子に対する理解もなければ、深い興味もないのだろう。「週刊朝日」には、かつてはナンシー関がコラムを連載していたのだが、未だにナンシー関の不在を惜しまざるをえない。じつに情けないと思いながら、23時頃には眠った。

2022年3月14日月曜日

3月14日月曜日/チェーホフに導かれて


◇ 溜池山王

 今日も朝から都内に。目覚めたときには雨が降っていたが、家を出るときには止んでくれて助かった。だいぶ暖かくなり、ジャンパーの下にはTシャツを着る。東横線、武蔵小杉から目黒線に乗り換えると、とても混んでいた。今年何度目かの溜池山王だが、地下鉄の出口に未だに迷う。昼食は、雑居ビルの地下にあるテツジという店に入り、三元豚生姜焼き定食を食べた。850円。昼はますます暖かい。夕方には天王洲アイルに移動し、新馬場まで歩き、ベローチェに入り、ひと休み。アイスコーヒーと、カレーパンを食べた。本当は甘いパンを食べたかったが、売り切れていた。


 ベローチェでしばらく読書をして、それから、向かいのファミリーマートで、昨日買いそびれたチケットを、改めて、チケットぴあから購入しようと試みるが、どういうわけか、検索に引っかからない。近くのセブンイレブンにも寄り、今度はPコードを入力してみたが、どうやらもう、取り扱いは終わってしまったようだ。迷うけれども、あきらめるよりしかたがないのか。なにがなんでもこの公演を観たいという熱意が欠けているから買いそこねてしまう。

◇ 読書

 新馬場から京浜急行に乗り、電車内でも読書を続け、宮沢章夫「チェーホフの戦争」を読み終えた。2009年刊、ちくま文庫。親本は2005年刊、青土社。ロシアが戦争を始めたという状況で、ここ最近は戦争に関する本に意識が向くが、そういえば、この本がずいぶん前から手元にあった。1月にチェーホフの戯曲を2冊読みたくなったのはなんの偶然か、つぎにはこの本を読もうという考えもあったはずだが、そのときには、チェーホフがロシアの作家だとは意識することはなかった。偶然に導かれるようにして、この本にたどりつく。自分が47歳になろうという年に、たまたま読んだ「ワーニャ伯父さん」に登場する、ワーニャ伯父さんがまさに 47歳だという偶然にも驚いたが、宮沢章夫もやはり、47歳のときに「ワーニャ伯父さん」に取り組み、その符号について考える。さらにそのとき、石破茂も47歳だったことから、憂鬱と戦争が関連性をもつ。批評的な文体で書かれてはいるが、「もっと多義的な文章としてこれが存在すると理解してほしい。」と、宮沢はまえがきに書いている。「私にできるのは、チェーホフを読むことがそのまま、まったく小説らしくない小説のような、お話らしくないお話にようなものであればいいと考えた。小説とは、どんな姿をしていてもいいという。それほど自由な形式の文学だ。だとしたら、こうした「読み物」があっても許されるのではないだろうか。」

 夜遅くに帰宅し、冷凍パスタを食べながら、録画していた今日の「徹子の部屋」(ゲスト・AI)を観た。それから、タイムフリーで、今日の「ビバリー昼ズ」(ゲスト・松尾貴史)も聴く。ラジオを聴きながら眠り、深夜に目覚め、確定申告にとりかかる。

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8月21日土曜日/横浜のあちらこちらで

◇ 伊勢佐木町  昨日は、昼間は暑かったが、夜中は涼しくなり、今朝も涼しい。朝から黄金町まで行く用があり、それがすぐに終わり、伊勢佐木町のマクドナルドに入り、アイスコーヒーとエッグチーズバーガーを食べた。しばらく読書をして、午後になってから、雲雀洞に寄った。3月以来、ひさしぶり...