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2023年12月28日木曜日

12月28日木曜日/「M-1」のあと

◇ テレビ・ラジオ

 朝、やや遅めに起きあがり、まず、ブログの更新をひとつ。録画していたテレビ番組をあれこれと。「ブギウギ」の年内の放送は今朝が最後。東京大空襲で終わった。「徹子の部屋」も今日が年内最後の放送。一年の最後のゲストは今年もタモリ。タモリがギャラクシー賞受賞のスピーチで触れた、徹子さんが「テレフォンショッキング」に出演したときの話。それから、タモリのうちの猫と、その兄弟にあたる藤城清治のうちの猫、クレオとパトラのこと。藤城清治が出演した2010年の映像も流れた。最後は、最近の若者の「ヨーデル話法」について語るタモリ。

 昨夜に放送された「ブチギレ-1グランプリ」を観る。「ランジャタイのがんばれ地上波!」の企画が独立した特番になった。司会はランジャタイと日向坂の松田好花。本当は齋藤京子だったはずが、体調不良のために代打になったようだ。出場者は、ダイアン津田、ザブングル加藤、ハリウッドザコシショウ、永野、野呂佳代、ヤマゲン。レギュラー回のメンバーからはヤマゲンだけが出場した。第1試合「鏡の自分にブチギレろ!」から始まるが、ところが、放送上は時間がオープニングに撒き戻される。企画に入るまでの遊びの部分がえんえんとあり、オープニングが長すぎて、審査員の東野幸治は紹介される前に登場した。番組開始から 20分が経ち、ようやく「鏡の自分にブチギレろ!」に戻ってくるが、しかし、ここからまた東野の無茶ぶりが始まる。第1試合の勝者は津田に決まり、第2試合は「東野幸治にブチギレろ!」というものだったが、対戦とは関係のない津田がここでも勝利する。第3試合は「キレてる途中で歌え!」。これはレギュラー回のイベントでもやっていた。ヤマゲンがきれいにこなし、ここはヤマゲンの勝利。2回戦は「ランジャタイにブチギレろ!」。津田とヤマゲンがふたりそろって決勝に進出し、決勝戦は「面と向かってブチギレろ!」。ただひとり無名のヤマゲンが、東野の采配により優勝した。

 7月に放送されて観そびれていた番組「バカリズムと欲望喫茶」を今ごろ観たらとても面白かった。この12月に新たに3回放送されたが、この7月の回が初めての放送か。小さな欲望を満たしてくれる喫茶店に、勝地涼、松本まりか、玉森裕太、アルピー平子、ロバート秋山、バカリズムというメンバーが集まる。最初に提供されたのは「自分だけ知ってる」というメニュー。「知ってる」のカードを引いたひとの話を、ほかのメンバーは知らないという設定で話を聴き、優越感が味わえるというもの。「知ってる」を引いた玉森裕太が、「キス」について、そんなものは初めて聞いたかのようなほかのみんなに説明して教える。トークの番組かと思ったら、これは即興芝居の番組だ。つぎに提供された「ガチャ切りテレフォン」では、メンバーに有名人から電話がかかり、自分のタイミングで「ガチャ切り」して気持ちよさを味わおうというもの。玉森裕太にはデーブ・スペクターから、平子には有村昆から、勝地涼には的場浩司から電話がかかった。12月に放送された回もすべて録画してあり、これはまた日を改めて。

 午後になり、「ナイツ ザ・ラジオショー」を聴こうとすると、今日は特番のためにお休みだった。ハリセンボンの吉本退社の話が聴けるかと思ったが、年内の放送はもう終わりか。タイムフリーで、昨日の「ラジオショー」を聴くと、オープニングが始まり 10分ぐらいしたところで、サンドウィッチマン伊達が飛び入り出演した。土曜の「ラジオショー」の収録をしていたようだ。伊達「今日、小沢さんでしょ、ゲスト?」「なんかいろんなことしゃべってくれんのかな?」 塙「やめなさいよ、本当に。」 土屋「それを言いにきたんすか?」 伊達「みんなバツ出してんの、あれなに?」「いや、「M-1」のことですよ。あと、ミーナの話。」 土屋「伊達さん伊達さん、帰ってもらっていいですか?(笑)」 この日の14時台ゲストはスピードワゴン。「ラジオショー」のツイッターの告知からは名前が消えていたのだが、予定どおり、きちんと出演したんだな。井戸田がハンバーグ師匠のネタから入ると、塙さんが「マクドナルドのCMやってるんであんまり…」 とボケる。井戸田「ほんとにだめなやつ?」「そうでなくてもしゃべれないこといっぱいあるんだから。(笑)」 塙さんがすぐに「M-1」の話題に入ろうとすると、それまで黙っていた小沢が「早いよ。」「早いけど、なんか助かった。(笑)助かるも変だけど。」 井戸田「だってさ、俺もさ、きたらさ、(マスコミが)いっぱいいるだろうなと思ってさ。」「角曲がったところまでサングラスかけてたの。やばい、これ見映え悪いわと思って、あわてて取ったのよ。誰もいないじゃん。(笑)もし撮られたときに、「相方の井戸田、サングラスで威嚇してきた」みたいな、いやだから。」 小沢「こんなこと言うのもあれだけど、俺もコロナ禍以降、ひさしぶりに、今日、マスクしてきたもんね。(笑)こんなこと言ってる場合じゃないのよ。」 話題は結局、井戸田のDIYの話が長くなり、小沢は静かにしていた。それから、漫才協会に年をとってから入会したカンディ中野という芸人が、名古屋の吉本でスピードワゴンの後輩だったという話に。塙「今、いちばんたぶん、世間のひとが聴きたいカンディ中野さんの話を…」 土屋「聴きたくねえよ、誰も。(笑)いちばん興味ないと思いますけど。」 井戸田「このメンツがそろっててさあ、カンディ中野の話なんか聴きたくねえよ。」「カンディ中野のLINEがきてて、助かってるわ、じゃあ。(笑)ありがとな、カンディ。」

 続けて、火曜の「ラジオショー」も聴くと、オープニングはここでももちろん「M-1」の話をする。シシガシラのハゲてないほうがケイさんの同期なんだ。14時台ゲストは渡辺正行。渡辺正行は、この番組で「M-1」の話になるからというので、今年は敗者復活戦から観たようだ。そういえば、令和ロマンがNHKで優勝したときには渡辺正行も審査員だった。ヤーレンズがラ・ママに出ていないとは意外。ラ・ママには今、吉本も出るようになっているそうで、エルフやナイチンゲールダンスが出ているという。そのほか、ホリプロコムの学校の名誉校長に渡辺正行が就任したという話もあった。ホリがものまねを教えるというのもすごい。よその養成所ではものまねは教えないんじゃないか。

 そして、月曜の「ラジオショー」も、昨日、オープニングだけ聴いたが、その続きを聴いた。13時台後半からゲストがあり、ますだおかだ増田が登場する。「前向き漫才」と「横向き漫才」があると増田は分類し、敗者復活戦は横向き漫才が多く、決勝に残ったところは前向き漫才が多いと思ったそうだが、さや香は「前のめり漫才」だったって。敗者復活戦では、増田はダイタクを評価していた。14時台ゲストには、増田に加えて、スーパーマラドーナも登場した。

 月曜に放送された特番「M-1ネクストデイ」もようやく観る。前夜の「M-1」のセットのまま、司会は今田耕司とABCの斎藤真美アナが務める。ファイナリストが全員勢ぞろいのほか、DJ KOO、あのちゃん、道端淳平、山口もえ、おいでやす小田が出演。「ラジオショー」でも話題になっていたが、令和ロマンは事前のネタチェックに4本のネタを提出していたという。事前にネタチェックがあるというのは、去年の「Number」の「M-1」特集で知ったが、だからこそ、この番組は的確なカメラ割りができるのである。舞台裏では、ダンビラムーチョが楽屋に帰りながら「最初に長く歌うのが面白かったんだけどなあ。」とこぼしていた。モグライダーの点数に、令和ロマンくるまが「そんなに低い?」と驚く場面。歌ネタを先にやってしまったことで、モグライダーにダンビラムーチョが謝りに行く場面。ダンビラムーチョがもってきたユニフォームに岡本選手がサインする場面の映像など。放送終了直後、セットの裏側にファイナリストたちがみんな集まっているところを、審査員たちが通り、声をかけていくというのも初めて観る光景だった。山田邦子は「最後のさや香のネタ以外はぜんぶ面白かった。」 とダメ押しし、和やかな雰囲気だ。エンディングの曲が気になったが、日食なつこ「ログマロープ」という曲だとエンドクレジットでわかった。今年はこのエンディング映像が「アナザーストーリー」の代わりなのかなと思った。

 夜に放送された「令和ロマンの娯楽がたり」という特番もさっそく観てしまう。「M-1」前にこの特番が決まっていたのがすごい。さまざまな娯楽やカルチャーに関する疑問を分析し、語り合う番組。Aマッソ加納、山崎怜奈、蓮見翔、TaiTan が出演。くるまが提唱する「ベタ」「メタ」「シュール」の三すくみ理論が面白い。令和ロマンは漫才でしか知らなかったが、知性があるからこれは強いわ。加納が、最近のタレントはオモテの要素とウラの要素と2個必要な時代になっていると語り、蓮見は「嘲笑う風潮」を防ぐには「努力」「真面目」の属性が必要と語る。続いて、5年後に天下を獲るのは誰かという議題に移ると、ここからは山崎怜奈に代わり、ニガミ17才の平沢あくびが座っていた。「チェンジャー」という意味ではオードリー若林の名をくるまが挙げると、TaiTan も同調した。ここで、隣人という設定の永野が入ってくる。リアル天下は大手事務所の芸人だと永野。ひろゆきにネタがのってる状態が永野だとするくるまの分析。最後は、今の時代にリメイクしたらバズりそうな過去の傑作というテーマ。平沢あくびの席は新内眞衣に代わる。ここでもまた永野が入ってくる。くるまには愛嬌が一個もないという永野の指摘が鋭かった。

 Spotify で、博多大吉のポッドキャストでは今年も「M-1」のふり返りをしているので、それを聴かなければと確認してみると、なんと、1時間25分もある。しかし、先延ばしするのも厄介だから、覚悟を決めて、一気に聴いてしまうことにした。聴き手は、名前だけはよく耳にするミフネさんというスタッフが務める。大吉は、谷良一の「M-1はじめました。」を事前に読み、評価基準を昨年からは大幅に変えたという。最低点を80点、最高点を98点という幅に設定し、新しさを5点、技量を5点、オリジナリティを5点、残りの3点を爆発ポイントとして差をつける。ここからは順番に個別の評価が語られる。令和ロマンは、新しさ・3、技量・3、オリジナリティ・4、爆発・1、91点。くるまのやや上からうざい口調はあべこうじのキャラと指摘。シシガシラは、新しさ・3点、技量・2点、オリジナリティ・3点、爆発・0点、88点。さや香は、新しさ・3点、技量・5点、オリジナリティ・4点、爆発・2点、94点。うねる感じはすごかったと大吉。カベポスターは、新しさ・3点、技量・3点、オリジナリティ・3点、爆発・0点、89点。以前、小朝が言っていた「勝ち切るネタではない」という意味が、大吉は「あのときは俺、横で聴きながら、なんのことだろう小朝師匠と思ってたけど、うん、だんだんわかってきた。」「言葉きついかもしれんけど、可もなく不可もなく漫才やったかな。」 マユリカは、新しさ・3点、技量・3点、オリジナリティ・3点、爆発・1点、90点。展開の強引さ、そして、坂本がずっと腕を組んでいることについて、一般的にはこれは女性の所作と指摘。令和ロマンと比べてしまい、評価にブレーキをかけたとも明かす。ヤーレンズは、新しさ・3点、技量・3点、オリジナリティ・4点、爆発・1点、91点。ヤーレンズのことは大吉は今まで認識しておらず、面白くて、ここだけストップウォッチを止め忘れた。笑いのとりかたが古坂大魔王そっくりと指摘する大吉。渡辺正行も同じことを言っていたな。真空ジェシカは、新しさ・4点、技量・4点、オリジナリティ・5点、爆発・2点、95点。大吉は真空ジェシカのオリジナリティを絶賛する。昨年に比べて、会場の観客はやや男性が多かったそうで、男性のウケが真空ジェシカはあったようだ。しかし、ここで真空ジェシカは残らず、大吉は落ち込んだという。ダンビラムーチョは、新しさ・3点、技量・3点、オリジナリティ・3点、爆発・0点、89点。大吉が言うには、審査員世代からするとこれはもう「ありネタ」。大吉「どれだけこのスタイルでウケられても、劇場なら、拍手喝采だし、「おーし、終わってメシ行こうぜ」「ウケたなあ、すごいなお前ら」って言えるけど、「M-1」で漫才に点数つけてくださいって言われたときに、これやられると、つけられないよね。」「もともとの曲の面白さもあるじゃない? (略)それって考えたの、あなたじゃないじゃん、っていうことになってくるのよ。にゃんこスター現象ですよ。」 くらげは、新しさ・3点、技量・3点、オリジナリティ・1点、爆発・0点、87点。大吉「おじさんが若いのに詳しいみたいな、まあそういう笑いというか、なんだろなあってやっぱ思って観るじゃない。そっち系の漫才やってるから、わたし、どっちかというと。」 オリジナリティに辛く、大吉は練習すれば俺たちにもできると。モグライダーは、新しさ・3点、技量・3点、オリジナリティ・3点、爆発・0点、89点。前評判をいちばん聞いていたのはモグライダーだったそうだが、しかし、「とても」のところでどうしても凪になる。そして、決勝では審査基準をがらっと変え、爆発させた組の勝ちというシンプルな判断をとったという。いちばん大事なのは俯瞰で観ることかなと大吉。令和ロマン、ヤーレンズ、さや香の順に登場し、爆発力でいうと、ヤーレンズが終わったときには令和ロマンだと大吉は思ったそうだ。そして、さや香の「見せ算」について、芸人を笑わせるために作ったネタという情報を得ていた大吉は、あれは単独ライブのネタだと語る。放送後に今田との食事会でもこの話題になり、「僕と今田さんの思いは一緒で、やっぱ、漫才師たるもの、お客さまが観たがってるのを観せるのはもう最低条件ちゃうかと。お客さんは「見せ算」じゃないのが観たかったと思うなあって話になって、今田さん、生意気ですけど僕もそう思いますと。」「僕のなかでの基準は、コントでやったほうがもっとウケるじゃんはもうコントなのよ。」 投票については「俺のなかでは、令和ロマン一択だったのよ。」という大吉だが、最後の最後までわからなかったあのときの会場の爆発力はすごかったとも語る。3票ずつ、もし同点になっていたら、ファーストラウンドの点数で決まるからヤーレンズが勝っていた。大吉は、松本はさや香に入れるのではと思っていたそうだ。最後は、これも今田とのふたりきりの食事会で語られたという、大学のお笑いサークルの利点について。「M-1」獲りたいんなら大学に行け、という新しい時代になっていくのか。

 ツイッターを覗くと、松本が騒動後に初ポストをしていた。「いつ辞めても良いと思ってたんやけど… やる気が出てきたなぁ~。」 この余裕が不気味だ。

 アマゾンの注文がなぜか停まってしまい、不思議に思っていたら、出品ステータスが休止になっていることに気がついた。道理で注文が入らないわけだ。銀行口座とクレジットカードの情報を変更したから、そのときに変わってしまったのか。深夜、眠れず、ブログの更新をもうひとつ。今日はブログを5本更新した。

2023年12月24日日曜日

12月24日日曜日/「M-1グランプリ2023」

◇ ラジオ・テレビ・生活

 寒さのためにまるでよく眠れず、早朝に起きあがる。Spotify のポッドキャストで、昨日の「ちゃきちゃき大放送」のオープニングを聴いた。「M-1」の話をしているだろうかと聴いてみたら、塙さんが炎上について謝罪をしていて、まったく知らなかったからなんのことかと思いながら聴いた。検索してみると、11月14日の「ナイツ ザ・ラジオショー」でそれについて説明していた。もう1ヶ月以上も前のことだ。これもポッドキャストで聴けるから聴いてみると、オープニング、20分を過ぎたあたりからようやくその話をしていた。漫才協会のミーナに仕掛けたドッキリがひどいということらしい。

 ラジオを聴きながらもう少し眠る。紛失したカード類の再発行の手続きを今日も確認しなければならず、あたまがおかしくなりそうだ。この月末に引き落とされるものがいくつかあり、それが正常に行われるのか、まったく気が気でない。キャッシュカードをすぐに停めた口座がひとつあって、すると、その口座の金は、なにしろ身分証もないのだから、キャッシュカードが再発行されるまでは動かせなくなるということに気がついていなかった。なにに悩んでいるのかというと、ぎりぎりでやりくりしているので、残額が足りているのかがわからないのだ。財布とは別にしていて紛失を免れたカードもあって、ある引き落としはその生きているカードの銀行に変更してみたが、引き落としが有効になるのは来月からだというので、それじゃあ、なんにもならない。

 録画していたテレビ番組をあれこれと。今夜の録画をするための残量を作る必要があり、これも忙しい。昨夜の「Nキャス」を観て、それから、今朝の「サンデージャポン」を観る。ウエストランド、森香澄、小倉優子、若新雄純らが出演。安倍派の裏金問題の話題では、スタジオに自民党の佐藤ゆかりが登場した。午後はラジオ。「爆笑問題の日曜サンデー」(14時台ゲスト・阿川佐和子)をつけておく。

 夕方から外出。まず、PASMOを再発行するために駅まで。一昨日に二俣川駅でもらった再発行の用紙を渡し、ここでもまた古い保険証を見せる。すんなりと無事に再発行はできたが、チャージが残り140円だというのでがっくりした。財布が盗まれた日、平沼橋駅でPASMOに千円チャージしていて、現金は失ってしまったが、その千円だけは助かっている可能性に期待していたのだが、それもすぐに使われてしまったというわけか。愕然として、いったん駅を離れたが、もしかすると履歴が残ってるんじゃないかと思い、また駅に戻る。駅員には不審な顔をされる。しかし、駅員に確認してみると、再発行したカードには履歴がないという。その日のうちにもじつは横浜駅でも履歴を訊ねていて、そこでも履歴は残らないと即答され、そんな馬鹿なと疑っていたのだが、それじゃあそのときには確認できたんじゃないのかとしつこく訊くと、履歴はカードそのものからしか確認できないんだそうで、どっちにしろ無理だったようだ。てっきり、PASMOみたいなもんはデータがまとめて管理されてるのかと思っていたが、案外、ローテクなものなのか。PASMOというのは役に立たないものだな。しかし、それにしたって、横浜駅の駅員には履歴が残らないとだけしか言われなかったが、利用は停められたんじゃないのか。そのときに停めていれば、チャージはまだ使われていなかったかもしれない。そのくらい教えてくれたらいいのに。不誠実な駅員だ。あのやろう、腹立たしいな。

 なにか食べものを買ってから帰ろうというつもりでいたが、コークオンの万歩計を確認すると、もうちょっと歩けばスタンプがたまるから、遠くのスーパーまで遠征してみようという気になった。三ツ境のOKまで歩き、少しいい弁当とデザートも買っていく。今日はクリスマスイブだから、わびしいのはいやだ。

◇ 賞レース

 2時間ほどで帰宅し、さあ、今日は「M-1グランプリ」を観るのだ。18時半、放送が終わるのを待ってから「M-1」敗者復活戦の録画を観始めた。司会は陣内智則と西野七瀬。審査員5名、ノンスタイル石田、かまいたち山内、錦鯉渡辺、野田クリスタル、アンタッチャブル柴田が並んでいる。今年はルールが変わり、会場は新宿三角広場に移った。21組が3ブロックに分かれ、観客投票による勝ち抜き戦を争う。この対戦方式は「THE W」に近い。◆まず、Aブロック。1番手は華山、2番手はぎょうぶ。それぞれ、準決勝とは違うネタだったかなと思ったが、記憶だから不正確だ。最初の対戦は、僅差で華山が勝ち残った。華山のキャラクターは準決勝のときにも印象に残っていた。しかし、この勝敗方式はちょっとテンポが出ないな。それに、登場順は準決勝の点が低い順ではないかと思うのだが、だとすると、準決勝の成績が見えてしまうのはこの方式の欠点ではないか。3番手はロングコートダディ。これも準決勝とは違うネタだったが、準決勝と同じなのは、去年のロングコートダディとは違うしゃべくり漫才をぶつけてきたという点。その結果、平凡になってやしないかと思ったが、しかし、これはロングコートダディの圧勝。4番手はニッポンの社長。これは準決勝と同じネタだった。コンプライアンスへの皮肉をこめていて、これは準決勝でも面白かったのだが、なんと、この敗者復活戦では時間切れになった。これはロングコートダディがダブルスコアの勝利。5番手は 20世紀というコンビ。準決勝の印象が薄い。幼稚なネタだと思ったが、これもロングコートダディが勝つものの意外と差がつかなかった。6番手はママタルト。準決勝と同じネタだったが、最近のニュースのネタも足してきた。ママタルトを勝たせても面白そうだがどうだろうかと思っていると、ママタルトが僅差で勝利した。このブロックの最後はヘンダーソン。準決勝はばつぐんの出来だと思ったが、その同じネタ。笑いどころたくさん、しっかりと面白かった。結果は、これも大差ではないが、ヘンダーソンが見事に勝ちあがった。客席では、おいでやす小田がレポーターになり、観客に感想を訊く。◆続いて、Bブロック。1番手は豪快キャプテン。ここも準決勝の印象が薄い。2番手は鬼としみちゃむ。キャラクターの強いコンビだが、ネタはどうだろうか。結果は鬼としみちゃむが圧勝。3番手はスタミナパン。準決勝のネタはとても印象に残った。「ほーんとにウンチしてまーす。」というこれ以外のネタはあるんだろうか。これは僅差でスタミナパンの勝ち。4番手はトム・ブラウン。このネタにも準決勝から笑わされた。これはちょっと圧倒的ではと思ったが、トム・ブラウンが僅差で勝った。5番手はエバース。トム・ブラウンのあとにじつに落ち着いた漫才。準決勝とは違うネタだったか、準決勝よりも出来がいい気がした。難しい対戦だと思ったが、結果はエバースの圧勝。トム・ブラウン、惜しくも敗退する。6番手はナイチンゲールダンス。準決勝と同じネタだったかな。これはエバースのほうがいいかなと思ったが、ナイチンゲールダンスがダブルスコアで勝利した。このブロックの最後はオズワルド。さて、どうなるだろうかというところだが、準決勝とは違うネタをぶつけてきた。しかし、おとなしい。このネタでオズワルドが決勝に進んでも面白くないだろう。ナイチンゲールダンスの勝ちでもいいのかなと思う微妙な対戦だったが、結果はナイチンゲールダンスが圧勝。Bブロックはナイチンゲールダンスが勝ちあがった。◆ニュースの時間を挟み、いよいよ、Cブロック。1番手はドーナツ・ピーナツ、2番手はきしたかの。ドーナツ・ピーナツのほうがうまいかなと思ったら、ダブルスコアでドーナツ・ピーナツの勝ち。3番手はシシガシラ。ここもひとつのネタしかないんじゃないかと思ったら、準決勝とは違うネタだ。ハゲネタのバリエーションだけなんだけど、可笑しいよなあ。結果はなんと、シシガシラが圧勝。4番手はダイタク。準決勝とは違うネタだった。きれいな漫才で好きなんだけど、ああ、ダイタクが負けてしまった。ダブルスコアでシシガシラの勝利。5番手はななまがり。準決勝と同じネタだったかな。シシガシラと比べたらななまがりに決まってるだろうと思ったら、なんと、僅差でシシガシラが勝利した。6番手はバッテリィズ。アホのキャラは印象に残るコンビ。これはシシガシラだろうと思ったら、シシガシラの圧勝。そして、Cブロックの最後はフースーヤ。ここも準決勝と同じネタだったか。こうなるとシシガシラを応援したいが、なんと、シシガシラが勝ちあがる。いい結果になったと思った。ヘンダーソン、ナイチンゲールダンス、シシガシラという3組の決戦。最後は、5人の審査員がこの3組に投票し、敗者復活の1組が決定する。結果は、番組放送終了5分前を切ってから発表された。なんと、結果はシシガシラが4票獲得、ヘンダーソンが1票獲得。敗者復活はシシガシラに決まった。クロウト審査ならばヘンダーソンに間違いないだろうと思ったのだが、そうなるか。びっくり。最終的にはとても意外な結果になった。誰が誰に投票したかはわからないシステムだが、ヘンダーソンに入れたのは誰だったのだろう。

 そして、本編は録画しながら追っかけ再生で観ていく。前段が長いのは例年どおり、新宿のビルの屋上から生中継で、ウエストランドが漫才をする。井口が「プシュー」をやった。放送開始10分を過ぎてから、司会の今田耕司と上戸彩が登場した。そして、舞台裏のドキュメンタリーからファイナリストの紹介へとつながるオープニング。20分を過ぎ、ここで初めて今田耕司がしゃべるんだ。25分過ぎ、審査員が紹介される。中川家礼二、冨澤たけし、塙宣之、博多大吉、山田邦子、海原ともこ、松本人志が順に登場した。塙の炎上に松本がさっそく触れる。礼二は「ラジオショー」で予告していたとおり、今田の協力のもと、でたらめ中国語のあいさつをした。敗者復活戦の様子もここで伝えられる。三角広場に中継がつながり、パラレルワールドからきた上戸彩が「笑神籤」を引き、トップバッターは若貴に決まった。シシガシラはテレビ朝日に到着。レポーターだったおいでやす小田も一緒についてきている。今田が電車移動だったことを明かしてしまったが、これは秘密だったようだ。今年の「笑神籤」を引く役には栗山英樹と岡本和真が正装で登場。ほかの賞レースとは違うのはこのような部分で、「M-1」だけが国民的行事になり得ているところだ。

 番組開始から45分を過ぎて、いよいよファイナルステージが始まった。1番手は令和ロマン。ネタに入るまでに時間を使いすぎな感じがする。余裕たっぷりなのだが、しかし、なにか散漫な印象のネタだった。審査員の点数は高め。2番手は敗者復活のシシガシラ。敗者復活は意外な結果に感じたが、しかし、視聴者投票ではむしろ勝ちあがらなかったかもしれない、ルール改正だからこその勝者か。準決勝のネタをここで出してきた。コンプライアンスへの皮肉だが、敗者復活戦のネタよりもこっちのほうがイージーな感じはする。うーん、ヘンダーソンだったらなあと思ってしまったな。審査員の点数は控えめ。3番手はさや香。ここできたか。準決勝と同じホームステイのネタだ。しかし、53歳のブラジル人を受け入れたくないという結論は、シシガシラとは逆に、あまりにもコンプライアンスに無頓着に感じられて心配になる。気迫と熱はこもっていたが、怒鳴り合ってボルテージを高めていくのもイージーではないかな。これは点が割れた。山田邦子は高得点、松本は低い点をつけた。4番手はカベポスター。ここも準決勝と同じネタ。落ち着いた漫才を引っぱっていく手腕はさすがだが、笑いはだいぶおとなしい感じがする。審査員は点が低かった。6分や8分、劇場のサイズの漫才ならいいのだけど、「M-1」の4分では難しいという意見が共通していた。ここでシシガシラの敗退が決まるが、シシガシラは敗者コメントできっちりと笑いをとった。5番手はマユリカ。準決勝とは違うネタだった。マユリカは準決勝の結果から疑問をもっていたが、漫才の腕はどうなのだろうか。審査員の点数はまあまあ高かった。富澤が特に高得点をつけたが、大吉は緊張を指摘していた。6番手はヤーレンズ。準決勝と同じネタだった。ヤーレンズも準決勝ではあまりいいとは思わなかったのだけど、ここでは準決勝よりも笑いがうまくハマっていった感じだった。審査員では、松本がここまでの最高点をつける。富澤、海原ともこも高得点。7番手は真空ジェシカ。準決勝と同じ映画館のネタ。準決勝ではすごく面白かったんだけど、しかし、ヤーレンズとは逆に、準決勝よりもなんだかうまくハマってない感じだった。審査は点が割れた。大吉が意外と高得点をつけるが、低得点の審査員にはどっちつかずに感じられたか。「笑いは遠近感」と語る松本は高評価。8番手はダンビラムーチョ。ダンビラムーチョが決勝でどう評価されるか、ここにはとても興味があった。爆発があるとしたらここだとも思っていたが、爆発はせずか。しかし、どこに出しても盛りあがる芸だとは思うんだよな。審査員たちは点が低かった。1曲目が長かったのが敗因だろうか。塙さんは点は低いが、寄席ではいちばんウケる芸だと評価する。9番手はくらげ。ここも決勝に残るとは思わなかったコンビ。準決勝と同じネタだが、滑舌が悪く、たいした発明があるようにも思えないし、なぜ勝ち残らせたのだろう。審査員たちの点も低い。トリはモグライダー。いちばんの売れっ子がよくぞ最後まで残った。ここも準決勝と同じネタ。準決勝と同じ調子であればと思ったが、ちょっとゆったりしすぎていたかな。どうも緊迫感に欠ける。審査員の点は低かった。最終決戦は、さや香、ヤーレンズ、令和ロマンの3組に決まった。さて、最終決戦。トップは令和ロマン。堂々としていて、勢いを持続している。2番手はヤーレンズ。ここも1本目の勢いをどう持続するかの勝負。最後はさや香。「見せ算」というこのネタには妙に惹き込まれてしまったのだが、いや、難しい。3組を比較すると、さや香が優勝でもいいのかなとも思ってしまったのだが、結果は、令和ロマンが4票、ヤーレンズが3票を獲得し、優勝は令和ロマンに決まった。最後の最後にコメントをふられた山田邦子、「さや香が最後のネタぜんぜんよくなかったもん。」のひとこと。最高。SNSをざっとチェックして、深夜3時頃に眠る。

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11月1日月曜日/炎上する選挙特番

◇ 選挙特番  早朝に目覚め、録画していた昨夜の「選挙の日2021」を観始めた。太田はいつものバラエティの調子で、いきなりふざけたスタートだが、ツッコミがいない状態ではかなり危なっかしい。5時間の特番を一気に観るわけにはいかず、まず、最初の40分ぐらいまでを観ると、太田の政治家へ...