2022年1月6日木曜日

1月6日木曜日/雪・眠りそこねて

◇ テレビ・ラジオ

 早朝から5時間ぐらい眠り、起きあがって、録画していた昨夜の「あちこちオードリー」を観た。新年1回目の放送は、キングコングがゲスト。それぞれ、なにかと悪い評判がつきまとうコンビだが、ふたりそろって迎えているこの番組は、キングコングというコンビの面白さをきちんと差し示そうとしている。芸人を信頼している番組だ。

 昼はラジオ。「ビバリー昼ズ」をつけておく。ラジオの天気予報を聴き、外を見ると、雪が少し積もっている。今日は映画を観に行くつもりでいたが、外出する気が萎えてしまった。年末に観そこねた「偶然と想像」を観たく、シネマジャック&ベティのホームページからタイムテーブルを確認すると、2月でもまだ上映している。もうちょっと延期にしてもいいか。午後も引き続き、「ナイツ ザ・ラジオショー」をつけっぱなしにしておくと、14時台は、林家三平がゲストだというので、これはぜひともオンタイムで聴いておきたかった。

 雪が降るなか、15時前に、近所の郵便ポストまで投函に行く。ちょっとの距離だが、鶴ヶ峰のダイソーで買った手袋を初めて着けていった。雪景色を写真に撮ろうかと、近くの神社に寄っていくが、先に写真を撮りまくっているおじさんがいて、一緒に撮るのはいやだから、本堂の前まで進まずに、手前で引き返して帰ってきた。ツイッターからニュースを見ると、東京の新規感染者数は 641人に。昨日からの増加率がすさまじい。気になる府県を抜き出してみると、沖縄は981人、大阪は505人、京都は121人、山口は181人、広島は273人、兵庫は106人、愛知は159人、千葉は111人、埼玉は150人、神奈川は152人。神奈川県民としては、厚木基地で69人、キャンプ座間で12人という数字も怖い。

◇ さらにテレビ・ラジオ

 ブログの更新をしてから、早い時間にいったん眠り、夜にはまた、録画していたテレビ番組を観ていた。年末と年始に放送された「紙とさまぁ~ず」を2週分、尾田栄一郎がゲストの回をまとめて観た。この番組の形式ならば、テレビにはなかなか出ないようなゲストも迎えられるというわけだ。

 続けて、年末に放送された「ヒコロヒー×霜降り明星せいや 清純異性交遊」という特番を観た。ヒコロヒーとせいやは、近畿大学の先輩後輩という間柄なのだ。どういう番組かわからずに録画しておいたが、観てみると、これが想像以上に面白い番組だった。ヒコロヒーとせいやがクリスマスの横浜でデートをするという設定なのだが、恋愛リアリティショーでもなければ、街ブラ番組でもない。言うなれば、街のなかでコントをやっているような番組なのだが、ヒコロヒーがひたすらふざけ倒し、せいやがツッコミにまわるという、その役割分担がまず新鮮に感じられた。のびのびとふざけているヒコロヒーは、ほかの番組ではなかなか観ることがないんじゃないか。しかし、内容的にはまるで良質なラブコメ映画のようだ。日本のバラエティ番組を観ていると、即興芝居をあっさりやっていて、演劇として、じつはかなり高度なのではと思うことがよくあるが、寺山修司たちがやっていた街頭劇なんかも、バラエティ番組では、ずっとカジュアルなかたちで実現できている。この番組では、山下公園を歩いていると変なひとが入ってきて、収録が中断するところまで映していた。企画演出・井上将司、構成・堤映月、演出・田村優典。

 ブログをもうひとつ更新して、さっさと眠るつもりでいたら、やたらと時間を食った。深夜になり、Spotify のポッドキャストで、今日の「大竹まこと ゴールデンラジオ!」のオープニングを聴いた。大竹まことはまだ冬休みで、小島慶子、吉住、太田英明アナというメンバーだったが、CLP問題について、小島慶子がひとりでえんえんと説明を続けるという妙な放送になり、これはさすがにちょっとおかしいんじゃないかと思った。小島慶子のツイートを見ていないから、この問題のことはぜんぜん知らなかった。吉住はほぼしゃべることなく、つぎのコーナーの準備に移ってしまった。

 小島慶子のせいで、いよいよ眠れなくなり、同じく、Spotify のポッドキャストで、年末から配信が始まっていた、速水健朗とおぐらりゅうじの「すべてのニュースは賞味期限切れである。」という番組を聴いた。初回は、豊崎由美の TikToker 批判を俎上に乗せていたが、ツイッターから離れている身からすると、またツイッターのトラブルかという気にもさせられる。それでも眠れず、Netflix で「全裸監督」をついに観始めた。第1話には、桂雀々、板尾創路も出演していた。

2022年1月5日水曜日

1月5日水曜日/喜劇に関するものばかり

◇ テレビ

 録画しているテレビ番組をつぎつぎに観る日々。年末にNHKで放送され、いちばん気になっていた番組、「ロッパグラム 転生したら戦時中の喜劇王だった件」をようやく観た。古川ロッパとインスタグラムを合わせて「ロッパグラム」というわけか。ドラマといっていいのか、満島真之介と、元ブルゾンちえみの藤原しおりが出演する。満島真之介がロッパを演じるのはどうなのかと思うが、なぜかロッパに転生してしまったという設定なので、ロッパらしく演じる必要もなく、無理がないといえば無理がない。最後は現代に戻り、ここはドキュメンタリー調になり、満島真之介は役を離れ、早稲田の演劇博物館を訪れる。演出、下田彦太。

 これも年末にNHKで放送された「笑福亭仁鶴と訪ねる大阪の笑い100年」という番組を観ると、観るまでわからなかったが、2013年に放送された番組の再編集版だった。その2013年の番組は観逃している。エンタツ・アチャコの時代から始まり、漫才の珍しい映像をいろいろと観ることができたが、最新の時代になると、麒麟、かまいたちといったあたりも並べられ、これを歴史にするのはちょっと気が早いんじゃないのか。NHKばかり観ているようだが、大晦日に放送された「太田光のつぶやき英語」の特番には小林克也が登場し、これもとても面白かった。

◇ ラジオ

 午前中にブログの更新をひとつ。昼はラジオ。「ビバリー昼ズ」は、林家たい平がゲスト。オープニングからすでにその話題になっていたが、昇太、たい平がそろえば当然、「笑点」の人事問題について盛りあがることになり、新年から明るい放送で楽しかった。ラジオを聴きながら梱包を片づけ、近所の郵便ポストまで投函に行ってくる。午後にもまた、ブログの更新をもうひとつ。Spotify のポッドキャストで、「大竹まこと ゴールデンラジオ!」を聴いたりもしていたが、年末年始は大竹まことは休暇に入ってしまう。昨日火曜は、はるな愛とタブレット純がしゃべり、文化放送の女性アナウンサーもなじみのないひとが登場していた。

 らじるらじるで、1月3日放送の「東京ポーキュパインコレクション」も聴いた。今回、4回目の放送は、1曲目は「ホンダラ行進曲」、2曲目は「買物ブギー」、そして、3曲目にはなんと、円丈の「恋のホワンホワン」をかけた。ケラが円丈について語るのが意外だった。4曲目はアントニオ古賀の「クスリ・ルンバ」。続いて、松尾スズキの「キレイ」と、自作の「すべての犬は天国へ行く」のサントラからそれぞれ1曲ずつ、それから、「時効警察」のサントラが出ているとは知らなかったが、そのサントラから、麻生久美子が歌う短い曲を3連発。前半最後の曲は、ケラのカバーアルバムから「誰も知らない」をかけた。後半は、NO LICENSE、PANTA&HAL、あがた森魚&緑魔子、ヒカシュー、逆柱いみりの漏電銀座と続き、折坂悠太のアルバム「平成」から1曲、最後は、レインコーツ、スリッツと、洋楽2曲で終わった。

◇ 読書

 部屋で読書も。新年一冊目の読書は、チェーホフの「かもめ」を読んでいた。1998年刊、白水uブックス。小田島雄志の訳で、読みやすいなと思いながら読んだが、あとがきによると、1998年に上演された台本をもとにしてあるそうで、かなり新しい訳なのだ。上演を観たこともなく、なんの知識もない状態で、しかも、戯曲を読むことにも慣れていないが、すいすいと面白く読めた。テーマにも興味をもつ。こうなると、いずれ機会があれば、上演を観てみたくなる。続けてもう一冊、「ワーニャ伯父さん」も読み始める。

 ツイッターからニュースを見ると、東京の新規感染者数は 390人になり、一気に増えてきた。沖縄は 623人というから怖い。大阪は244人、神奈川は93人。都市部だけでなく、地方もいくつかの県は100人を超えている。山口県の米軍岩国基地が 182人というのはなんなんだろうか。基地は別扱いになるのか、山口県は104人という数になり、そのうち、70人は岩国市在住だという。

 夜になり、スーパーに買いものに行き、すぐに帰ってきた。テレビを観ながら弁当を食べ、ラジオを聴きながらオンライン将棋を指した。いったん眠り、深夜に目覚めて、少し読書をして、朝までにブログの更新をもうひとつ。ただ黙々と、ブログの更新をするだけの人間なのかもしれない。

2022年1月4日火曜日

1月4日火曜日/寒い・寒い・鶴ヶ峰

◇ ラジオ・雑誌

 何度か目覚めながら、朝7時半過ぎまで眠り、夢を見ていて、初夢だと思い、早朝には記憶していたが、眠りなおしているうちに記憶がぼんやりしてしまった。あんまりおめでたいような夢ではなかった気がする。まず、ブログの更新をひとつ。毎日毎日、こんなことに時間を費やしていていいのだろうか。昼はラジオ。「ビバリー昼ズ」は今日から通常運転。午後もそのまま、「ナイツ ザ・ラジオショー」を聴いた。相席ケイさんが談笑一門の新年会に参加した話をしていた。14時台は、ビックスモールンがゲスト。新メンバーのグリが、小学生のころからビックスモールンに憧れ続け、メンバーとして加入するまでの過程が、劇的というのかなんなのか、すこぶる面白さだった。

 楽天マガジンで雑誌のチェックをすると、「週刊プレイボーイ」のオール巨人の連載では、今年も「M-1」の総括をしていた。最終決戦で、オズワルドに投票した理由がていねいに説明されている。前年に、巨人は大きな声で突っ込むようにと、対して、松本は静かな感じがいいと、まるで逆の意見をしたことについて、巨人は部分的なこと、松本は全体的なことの指摘であり、けして違うことを言っていたわけではないとする。今回はそのふたつの意見を消化していたとの評価だが、2本目は前年のような「どっちつかずの漫才に戻ってしまった」といい、最終的には、1本目と2本目のトータルで判断したという。続いて、出場全組についてもていねいな評価が語られているが、文末には「来年は家で見ます。」のひと言があった。


◇ 鶴ヶ峰

 15時過ぎから外出。まず、かつやに寄り、カツ丼を食べた。ヤマトの営業所までDM便を出しに行き、二俣川に出て、それから、寒いからよっぽどどうしようかと思ったが、鶴ヶ峰まで歩いてしまうことにする。通り道にある本村神明社に寄り、五円でお詣りをしていく。寒いなかを歩いてきて、腹が冷えたせいか、おじぎをした途端に屁が出た。鶴ヶ峰に行きたかったのは、ブックオフに行きたかったからだが、ブックオフにたどりついたときには、すっかり手がかじかんでいた。まず、上階のダイソーで、手袋と、ついでに、腹巻きを買った。前々から、冬は腹巻きが必要だとずっと思っていたのだ。下階のブックオフに降り、鶴ヶ峰店はひさしぶりだったが、なかなかいいものが見つかり、わざわざやってきた甲斐があった。正月のウルトラセールは今日まで。4冊買い、550円から20パーセントオフ。

 ブックオフを出て、鶴ヶ峰駅のほうに歩いていく。ゆで太郎はつぶれてしまい、その場所は薬局になっていた。ミスタードーナツに入り、ブレンドと、ダブルチョコレートを食べる。ツイッターからニュースを見ると、東京の新規感染者数は 151人に。沖縄は 225人で、こちらも心配だ。大阪は124人、神奈川は55人になった。読書をするが、換気のために窓が開いていて、店内はずっと寒い。耐えられずに、1時間ほどで出た。

◇ テレビ

 夜に帰宅し、録画していた、年末の「アメトーーク!」の5時間半特番を観た。さんまの出演がすっかり恒例となり、この番組では、売れっ子若手芸人たちと共演する。松本が、お笑いを五輪書になぞらえているのを何度か聴いたことがあるが、さんまからも五輪書という言葉が出る発言があり、松本とのお笑い観の違いを考えたくなる。さんま「笑いの五輪書なんてものは1ページで終わりやから。あとはもう、ノートやから。新しいもの入れたり、言葉を考えたりするだけのことやから。」

 5時間半特番のすべてを観るのは大変なので、「家電芸人」と「運動神経悪い芸人」はざっと早まわしにする。いずれも、好評企画だからこそ、この年末特番のなかに組み込まれているのだが、この長時間特番のなかにあるために、ずっとまともに観たことがない。最後の「アメトーーク大賞」も年末恒例で、むしろ、この部分さえ観ておけば、この番組どころか、お笑い界全体の潮流すらもだいたいつかめるようなものだ。出川のカースタントと、江頭の逆バンジーもあり、「笑ってはいけない」は休止になったというのに、この企画はまるでそれに抗うかのようだが、お笑い界の潮流は、表面的には世間の目を気にしながらも、実態はこちらにあるのではと読める。大賞には麒麟川島が選ばれ、「ラヴィット!」など、この番組外での活躍も含めた受賞という感じだったが、意外や、川島はここで感極まるすがたを見せる。出川の最後の言葉もエモーショナルであり、番組内でふり返られるのは通常回のみだったが、本来ならば、この番組のこの年いちばんの事件は、まぎれもなく、雨上がりの解散だったはずだ。

◇ ラジオ

 タイムフリーで、聴きそびれていた年末のラジオ番組をいくつか。先週火曜放送の「劇団ひとりと鈴木保奈美のオールナイトニッポンGOLD」をようやく聴いた。もちろん、映画「浅草キッド」を宣伝するための番組だが、わりとなんでもないような会話から始まっていた。劇団ひとりが、マキタさんから「浅草キッド」がよかったという連絡があったことをしゃべっていたが、後半には柳楽優弥が電話出演し、柳楽優弥も、マキタさんからメールが届いたことを明かしていた。エンディングには「ハイサイおじさん」と「SOULコブラツイスト」が続けて流れた。

 先週水曜の「ナイツ ザ・ラジオショー」は、勝俣州和がゲストで、これも面白い話をしていた。まず、食レポのテクニック批判がなかなか痛烈で、食べ終えてからコメントを言うのならばわかるが、食べながらコメントを言うのは嘘だと語る。しかし、スタッフに要求されればそれもできるというから、タレントとしてはプロフェッショナルだ。そのあとには、勝俣がバラエティ番組に出始めた時代には存在した派閥について、さらに、アイドルだった CHA-CHA の時代の話と、さかのぼるように語られた。

 深夜に、昼間に寄った神社を検索して確認しようとすると、鶴ヶ峰に、大谷翔平が参拝した神社というのがあると知った。寄った神社とは別の神社で、鶴ヶ峰稲荷神社というのがそれなのだが、先に知っていれば、こちらにも寄りたかった。地図を見ると、そういえば、何年か前にこの付近でお祭りがあり、露店が出ているのをたどっていったらこの神社にたどりつき、お詣りしたことがあった。はまれぽの記事(2018年)によると、大谷翔平とのゆかりは地元のひとにもあまり知られていないようだが、現在はどうだろうか。

 夜に本を一冊読み終えたかったが、時間が足りずにあきらめる。ブログの更新をもうひとつしようとするが、これも書きあげられなかった。ことごとくだめだ。深夜1時過ぎ、「爆笑問題カーボーイ」を途中からつけると、のいる・こいるの話をしていた。ラジオを聴きながら眠る。

2022年1月3日月曜日

1月3日月曜日/映画と初詣

◇ テレビ・ラジオ

 昨日よりはよく眠れたが、しかし、寒くてなかなか起きあがれない。午前中、録画していたテレビ番組をいくつか。Eテレの年越し番組を、なんの番組かわからずに録画しておいたが、「Eテレ0655」「Eテレ2355」というミニ番組があり、どちらも観たことがない番組だが、それの特番だった。「たなくじ」というのはこの番組でやっていたのかと、今さら知った。佐藤雅彦のユーフラテスが製作している番組なのだ。テレビはたくさん観ているようで、いかに決まった番組を決まったようにしか観ていないか。昨日は「ワルイコあつまれ」を観たが、年末年始のほかの番組を観ていても、Eテレの番組は良質で、音楽あり、コントあり、本来の意味でのバラエティ番組の形式がここには受け継がれている。

 日本テレビの「笑う大晦日」も録画しておいたが、裏番組の「紅白歌合戦」ではずいぶん五輪開会式の模倣をしていたが、こちらはこちらで、ドローンショーで始まっていた。長時間の番組であり、ひとまず、冒頭だけ観て中断する。少しずつ観ることにしよう。

 正午からはラジオ。月曜だが「ビバリー昼ズ」はまだ始まらず、ニッポン放送は「萩原健太のシティポップ・クロニクル」という特番を放送していた。年末には爆笑問題の特番を聴いたが、年始にもシティポップの番組を聴くことになった。

◇ ウルトラセール

 午後、ヤマトの営業所まで。それから、二俣川に出て、横浜に移動する。正月恒例のウルトラセールを目当てに、ビブレのブックオフに。とはいえ、3日目だし、さほど期待はせずに物色するが、110円のコミックの棚に思わぬものを見つけ、びっくりする。たまたま補充されたばかりだったんだろうか。この店はもう、この1冊で充分。店内はとても混雑していて、文庫の棚では、店員が数名がかりで忙しく補充をしていて、まるで落ち着いて棚を見ることができないが、どうもたいしたものはなさそうだった。4冊買い、550円から20パーセントオフ。高額な買いものをするわけでもなければ、ブックの日(300円引き)のほうが得なのだが、それよりも、年末年始の買い取りの多さに期待ができるかもしれない。棚になにがまぎれているかわからない。

 今日は映画を観るため、横浜駅からは伊勢佐木町まで歩くつもりでいたが、例のごとく、家を出るのにもたついたために、そんな時間の余裕はなくなった。おとなしく根岸線に乗り、関内まで移動する。イセザキモール、カトレヤプラザのGUで買いものをして、それから、こちらでもブックオフに。それなりにいいものがあり、5冊買う。1階のレジには大行列ができていて、店員に、地下のレジが空いていると案内されるが、行ってみると、地下のレジも混んでいた。適当なことを言う店員だ。余計に待たされたのではと思う。夕方になり、和記食坊という店に入り、叉焼と玉子炒め定食を食べた。650円。この店は二度目だが、けっこう気に入っている。




◇ 映画

 横浜シネマリンで観る、今年最初の映画は「太陽を盗んだ男」。シネマリンでは「魔界転生」「ヒルコ 妖怪ハンター」とともに、沢田研二主演作を特集していて、この三択ならば、まあ、「太陽を盗んだ男」だろう。16時35分の回で観るのに、時間をもてあまし、やや早めに、20分前には劇場に入るが、すでに席はだいぶ埋まっていて、いつもうっかりするが、オンラインで予約するという発想が抜けている。しかし、ひとりぶんならどうとでもなるので、D列を選んだ。チケットの窓口の兄ちゃんは、ずいぶんかったるそうにしゃべる。席に着くと、両隣りには年配のおじさんが座り、窮屈になった。客席の年齢層はだいぶ高そうだ。上映時間を気にしていなかったが、2時間半もある。「太陽を盗んだ男」は、ずいぶん前にテレビ放送で一度観たっきりで、この映画の熱烈なファンは多いが、自分にはそこまでの情熱はない。序盤に少しうとうとしてしまい、初見ではないとはいえ、もったいないことをした。明確に覚えていたシーンも多いが、コメディ的なシーンがあちこちにあることには改めて注意を向けたくなった。皇居や国会議事堂、あるいは新宿の風景など、東京のロケ地にも関心がある。

 映画を観たあとにはベローチェに入り、ブレンドと、あんぱんを食べた。まず、「太陽を盗んだ男」を検索し、データ面をいろいろと確認したくなる。読書もするつもりだったが、年末に買った「レコード・コレクターズ」(2020年12月号)の大貫妙子特集を読むだけで時間がつぶれてしまった。年末年始はやけにシティポップに触れている。ツイッターからニュースを見ると、東京の新規感染者数は 103人に。21時閉店まで、2時間弱で店を出た。


◇ 初詣

 横浜駅まで歩きながら、ついでに、初詣を済ませようと思い、野毛坂に向かい、成田山に寄っていこうとするが、時間が遅かったか、閉まっていて、お賽銭は入れられなかった。柏手と礼だけしようとすると、背後にあった照明が急につく。防犯用によくある、ひとが通ると感知するようになっているあれだ。おかげで、写真は撮りやすくなった。例年ならば、年明けすぐの夜中か、あるいは、それ以降の昼間にお詣りすることはあったが、3日の夜がどうなっているかは知らなかった。成田山の裏に抜け、伊勢山皇大神宮にも進むが、こちらは入り口が柵でふさがれていて、境内に入ることすらできなかった。一応、路上から手を合わせてみるが、こんなことでご利益はあるんだろうか。




 横浜駅まで歩きながら、タイムフリーで、今日の「ナイツ ザ・ラジオショー」を聴いた。この番組は早くも通常どおり。ナイツはこの放送のすぐあとにNHKの生放送があるという無茶なスケジュールだ。年末には、三平、宮治、昇太と一緒の落語会があり、その話も改めてしていた。平沼のブックオフにも寄るが、なにも買うものなし。夜遅くに帰宅し、元日に放送された「あたらしいテレビ」を録画で観た。司会はかまいたち。いくつかの座談会のVTRを、かまいたちらがモニタリングするというかたちの番組だった。テーマ曲がなぜかエレカシで、新しくない。「あたらしいテレビ」という番組になってからは2年目だが、千原ジュニアが司会をしていた「新春TV放談」の和やかさと比べて、「あたらしいテレビ」は話がずいぶんシビアになっている。それぞれの話を聴いていたら、だんだん息苦しくなってきた。深夜1時半過ぎに眠る。

2022年1月2日日曜日

1月2日日曜日/正月はテレビとラジオ

◇ ラジオ

 深夜遅くから眠るが、寒くて眠っていられず、3時間ぐらいで目覚めてしまった。早朝にブログの更新をひとつ。それから、ラジオをつけると、「石橋貴明のGATE7」に高津臣吾が出ていた。そのまま、本仮屋ユイカの「ONE-J」を聴きながら眠り、3時間ぐらいして、「安住紳一郎の日曜天国」の声に目を覚ました。ヤマザキマリの話が面白くて起きあがるが、これは傑作選だったのか。

 今日も外出せずに、ラジオとテレビばかり。午前中にニッポン放送で放送されていた「欽ちゃんとオードリー若林のキンワカ60分!」という特番をタイムフリーで聴いた。ラジコの番組表からたまたま発見した番組だが、そういえば、「文學界」に載っていた國分功一郎との対談でも、若林はコント55号の名を出していた。考えに考えて作った革新的な漫才が、じつはコント55号と同じ構造で、革新を目指してたどりついたものは古典だったという話だった。若林は欽ちゃんに対し、タメ口混じりで、ばんばん突っ込んでいく。いつの間にやら、これが許される関係性だったのか。若林が東京の築地の出身だということも今さら知った。

◇ テレビ

 昼に放送されていた「さんまのまんま」の新春スペシャルをさっそく観る。ゲストが何組も入れ替わり立ち替わり登場するかたちだが、まず最初は、劇団ひとりと大泉洋が一緒に登場し、もちろん、「浅草キッド」の話にもなる。さんまの感想に対し、ネガティブな部分に、ふたりそろって過剰に反応してみせるのがコント的だったが、ここはもう少し、さんまの感想をまともに聴きたくもあった。バカリズムとさんまの共演も珍しく、注目して観たが、バカリズムもやっぱり「ひょうきん族」への愛着が強いんだなという部分がとても表れていた。そして、毎年恒例、今田耕司のおすすめ芸人コーナーには、今年は上戸彩が同席する。「M-1」の司会のコンビということになるが、「M-1」では見えない上戸彩の笑いの好みがここでは見えていて、そういう好みなのかとちょっと複雑な気にもさせられた。TCクラクション、無限グットマン、ハイツ友の会、下川はじメロディという4組が登場。番組最後には視聴者プレゼントがあり、バカリズム作成のマスクがほしくなり、番組のホームページを開いて、こういうものに初めて申し込んだ。100名分といっても、倍率はかなりのものだろう。

 元日には「ワルイコあつまれ」の第3回、第4回が放送され、これもしっかりと録画した。第3回には、慎吾ママが豊臣秀吉にインタビューするコーナーがあり、秀吉を竹中直人が演じていた。化学を学ぶコーナーでは、草彅剛が、國村準、平岩紙と共演し、なぜか韓国ドラマ風になっている。別のコーナーでは、稲垣吾郎が陶芸家に取材をしていると、そこに「マツケンサンバ」を踊る香取慎吾が登場する。教育番組の体裁をとりながら、この番組は良質のコントを作ろうとしている。第4回にはまた、子ども記者たちによる記者会見のコーナーがあり、欽ちゃんが質疑に答えた。第2回では「週刊文春」の新谷学が登場したコーナーだ。子ども記者に混じり、香取慎吾も欽ちゃんに質問をぶつける。そのあとには少年少女合唱団のコーナーがあり、荒木とよひさが登場し、テレサ・テンの詞を解説していた。第4回のエンドクレジットには、構成に戌井昭人の名もあった。

 深夜には読書。一冊読み終えたかったが、体力がもたなかった。Spotify で音楽を漁りながら、深夜3時過ぎに眠る。ツイッターからニュースを見ると、東京の新規感染者数は 84人に。

2022年1月1日土曜日

1月1日土曜日/元日

◇ 元日

 早朝にいったん目覚め、ラジオをつけると、「木梨の会」を放送している。聴きながら、もう少し眠りなおす。ラジオは通常どおりなのかと思うと、「ナイツのちゃきちゃき大放送」は休みで、駅伝を放送していた。元日はまず、ブログの更新から。日付順はまだあとまわしにして、新年のごあいさつを先にする。ツイッターに年賀のDMをわずかにいただき、その返信もしていた。

◇ テレビ

 録画していた「紅白歌合戦」を、今回は特に期待していた箇所もなく、ざっと早まわしで観た。ここ数年と比べると、極端なくらいに、ずいぶんバラエティ色が薄められている。お笑い芸人を排除しているのかと思うくらいだったが、裏では「笑う大晦日」をやっていた影響もあるのだろうか。司会は大泉洋と川口春奈。審査員では、三谷幸喜、小池栄子がお笑い要員のようになっていた。前半の最後には、五輪開会式の劇団ひとりのシーンの再現から「マツケンサンバ」につなぐ流れがあり、さらには、パラリンピックのパフォーマーたちも登場していた。この演出家は誰なのだろう。劇団ひとりの登場が、今回、ほぼ唯一のバラエティタレントで、これは大泉洋との関係もあるだろうか。後半は「ドラクエ」のテーマ曲から始まり、すぎやまこういち追悼の意味もあるからこれはいいとは思うが、今回の「紅白」は、なんだか五輪開会式のやりなおしのようなことをいちいちやっている。開会式の演出をさんざん模倣しながら、あとに登場した Perfume の振り付けには、MIKIKO の名がクレジットされていた。バラエティタレントはぜんぜん出ないのかと思っていると、三山ひろしのけん玉企画には、ぺこぱが参加していた。このけん玉も何年続いているのか知らないが、かつての小林幸子の衣装のように、「紅白」内だけで盛りあがる恒例企画になっている。中村佳穂とミレニアム・パレードの登場は、数少ない期待していた箇所だったが、このあたりから番組の流れもよくなってきたようで、そうなると単純なもので、どれもこれも面白く感じられていった。五輪の演出以外は、今がいつの時代かわからないような場面も多いが、藤井風、YOASOBI と続くあたりはさすがに今っぽい。とはいえ、鈴木雅之の「め組のひと」に、佐藤善雄と桑野信義が参加しているのなども前のめりに観てしまうのだが、薬師丸ひろ子の「Woman"Wの悲劇"より」に松任谷正隆がピアノで参加したりなど、新しい曲、新しいアーティストばかりが今の時代の反映ではない。石川さゆりの「津軽海峡・冬景色」には、KREVA、MIYAVI が参加していて、これなんかは本当に浅はかな今っぽさの演出なのだが、氷川きよしは美空ひばりの「歌は我が命」を歌い、この歌は知らなかったが、ここには現在の氷川きよしが溢れている。しかし、さだまさしの出演などは、どう解釈していいのかよくわからない。終盤、布袋寅泰、MISIA のステージにも、もちろん、オリパラをからめた演出があり、いつの間にやら国民的歌手のような扱いの MISIA だが、最後は藤井風とのコラボになった。これが最新の「紅白」だ。今回は、紅組白組の組分けは関係なしに進行していたが、結局、最後には紅組の勝利を発表するのだから、なんのために組分けがないかのような進行をしていたのかも意味がわからなかった。舞台転換中のスタッフのすがたを、おかまいなしに映している場面が多いのも気になったが、これも今までの「紅白」ではなかったんじゃないか。

 午後にラジオをつけると、「サンドウィッチマン ザ・ラジオショー」は通常どおりに放送していた。14時台は、U字工事がゲスト。聴きながらオンライン将棋を指し、梱包を片づけ、近所の郵便ポストまで投函に行ってくる。そのあとは、部屋で読書をし、眠くなり、昼寝をした。こうしていると、元日という感じがなんだかまったくない。今年もまた、外出しない元日になるが、しかし、部屋でなにをしたらいいのか、どうも定まらない。ツイッターからニュースを見ると、東京の新規感染者数は 79人に。

 外出しないでいると、正月はテレビだけで感じるということになるが、今年は「笑点」の正月特番を観た。毎年、この正月特番は観ていないのだが、今年は新メンバーの発表があるというので、まんまと観るはめになった。毎年恒例の綾瀬はるかが司会をする大喜利を初めて観た。それから、「ヒルナンデス」とのコラボ大喜利、女性ゲストを迎えた振袖大喜利、上方落語家との東西大喜利と続く。演芸は、ナイツの漫才と、玉川太福と一緒に城島茂が浪曲に挑戦する特別企画があった。そして、最後に新メンバーが発表される。新メンバーは桂宮治。いざ発表となると、ずいぶんあっさりとした発表だと思うものだったが、引っぱるような知名度ではないから、そりゃそうだろう。大本命の抜擢で、落語ファンならば驚きはないだろうが、紹介VTRがしっかりとあり、それからなんと、顔を売るために日本テレビの各番組にこれから出演するという。

 年明けすぐに放送された「おもしろ荘」も観る。出演順に、ブラゴーリ、ハナイチゴ、三匹、ゆめちゃん、あっぱれ婦人会、ニュートンズ、マリーマリー、チカトプライド、スナフキンズ、ぱーてぃーちゃんという10組。うわさのあっぱれ婦人会を初めて観ることができた。男女コンビのハナイチゴ、半魚人と人魚のコントをやった三匹が面白かったが、結果は、3位はブラゴーリ、2位はニュートンズ、優勝はゆめちゃんになる。ゆめちゃんは「ネタパレ」でも観ていて、ブルゾンちえみに似ていると思っていたが、それは出川が指摘していた。この番組で不思議とハマってしまったパターンか。今年は歌謡祭という企画もあり、このコーナーには、ねこ屋敷、シマッシュレコード、衝撃デリバリー、片倉ブリザードが出演した。歌謡祭はシマッシュレコードが優勝する。

◇ 音楽

 昨日、爆笑問題の音楽番組を聴いてから、泰葉の「フライディ・チャイナタウン」が気になり、Spotify で、ふと、「Flyday Chinatown」で検索してみると、この曲をネタに海外のラッパーがラップしている曲なんかが配信されている。すごい現象になっているものだが、サンプリングネタでは、泰葉には印税は入らないだろう。泰葉のホンモノの「フライディ・チャイナタウン」はなぜか配信されていない。YouTube でも検索してみると、藤井風が「フライディ・チャイナタウン」をカバーしている動画があった。


 Spotify で、MELODY KOGA さんの新譜「Fruits」も聴いた。大晦日に聴こうと思っていて、聴きそびれてしまった。3年前までは、大晦日は 毎年、MELODY KOGA さんの年越しライブに行っていたのだ。なんと、去年は4枚もアルバムを作っていて、年の瀬にこのニューリリースを見つけ、なんて精力的なのかと驚かされた。

新年のごあいさつ2022

 

あけましておめでとうございます。

今年もよろしくお願い致します。

2022年 正月

ドジブックス 佐藤晋

 

 (寅年にちなみ、千葉市美術館「大・タイガー立石展」より、おめでたい富士山をモチーフにしたネオン絵画。2021年7月3日撮影。)


◆ 古本市

 現在、古本市参加の予定はありません。

書籍

 夏葉社から絶賛発売中、「ブックオフ大学ぶらぶら学部」という書籍に執筆者のひとりとして文章を寄せております。「佐藤晋」の名で書いております。よろしくどうぞ。


執筆者:武田砂鉄・大石トロンボ・山下賢二(ホホホ座)・小国貴司(BOOKS青いカバ)・Z(せどらー)・佐藤晋・馬場幸治(古書ビビビ)・島田潤一郎(夏葉社)・横須賀拓

夏葉社 2020年11月 税込1430円 ISBN 978-4-904816-34-9

◇ とみさわ昭仁さんにブログで褒めていただいてます。2020年8月11日「ブックオフ大学ぶらぶら学部 - Pithecanthropus Collectus(蒐集原人)

◇ 柿内正午さんのポッドキャストで「ブックオフ大学ぶらぶら学部」について語られています。2020年7月「ポイエティークRADIO」第1回(17分頃から)

◇ 純文学YouTuber つかっちゃんに褒めていただいてます。2020年8月25日「【書評】ついにブックオフ大学に入学することができました!『ブックオフ大学ぶらぶら学部』岬書店【純文学・オススメ小説紹介】」

ブックオフオンラインでも購入可! → 「ブックオフ大学ぶらぶら学部

◆ 座談会

 ブックオフ30周年記念の公式サイト「ブックオフをたちよみ!」にて、2020年に公開された座談会に参加しております。

〈前編〉1日に15店も回る!? 異常にブックオフが好きな男たちのオススメ店舗は?

〈後編〉【驚愕】ブックオフ通による、ブックオフ通のための、ブックオフの楽しみ方

通常業務

 各サイトで古本を販売しております。こちらがもっとも重要なドジブックスの通常業務となります。よろしくどうぞ。

◇ メルカリ https://www.mercari.com/jp/u/569679254/

◇ アマゾン https://www.amazon.co.jp/s?me=A3PRJ4NGXH4EUM&marketplaceID=A1VC38T7YXB528

◇ FC2ショッピングカート http://dojibooks.cart.fc2.com/

2021年12月31日金曜日

2021年の十大事件

 

 1位:ブログを1年以上休まずに続けられた!

 2位:メガネを変えた!(2月2日

 3位:(このブログには書いてないことが3位。)

 4位:毎日録画チェックをしていた「グッとラック!」が終了し、生活リズムが変わった!(3月26日

 5位:東京オリンピック開会式の開催中、その周辺を歩いていた!(7月23日

 6位:閉館間際の油壺マリンパークに行ってきた!(9月30日

 7位:小林信彦のサイン本に興奮した!(5月22日

 8位:横浜市長選で、田中康夫の生演説を聴いた!(8月19日

 9位:「浅草キッド」を観るために、Netflix の利用を始めた!(12月12日

 10位:コロナが収束した!

◆ 2021年に読んだ本・十選

 斎藤環「世界が土曜の夜の夢なら ヤンキーと精神分析」(2015/角川文庫)(2月21日

 遠野遥「破局」(2020/河出書房新社)(3月3日

 村上“ポンタ”秀一「自暴自伝」(2006/文春文庫PLUS)(3月20日

 小林信彦・荒木経惟「私説東京繁盛記」(2002/ちくま文庫)(5月2日

 後藤明生「小説 いかに読み、いかに書くか」(1983/講談社現代新書)(5月23日

 小林信彦「決定版 日本の喜劇人」(2021/新潮社)(7月10日

 北野武「浅草迄」(2020/河出書房新社)(9月25日

 村上春樹「村上春樹 雑文集」(2015/新潮文庫)(9月30日

 中島岳志「「リベラル保守」宣言」(2015/新潮文庫)(11月15日

 吉川潮「コント馬鹿 小説〈ゆーとぴあ〉ホープ」(2010/芸文社)(12月21日

(読んだ順)

今年は112冊の本を読んだ。→ 読書メーター

◆ 2021年・ベスト映画

 「映画:フィッシュマンズ」(7月15日

 「ドライブ・マイ・カー」(9月1日

◆ 2021年・ベストアルバム

 クレイジーケンバンド「好きなんだよ」(9月8日

◆ 2021年・ベストテレビ

 「キョコロヒー」「紙とさまぁ~ず」

◆ 2021年・ベストタレント

 ヒコロヒー

◆ 2021年・ベストラジオ

 「ナイツ ザ・ラジオショー」「中川家 ザ・ラジオショー」

◆ 2021年・ベスト漫才師

 おぼん・こぼん

◆ 2021年・ベストご飯

 赤坂見附「中国茶房8」のランチ

 

・・・そのほか、忘れてしまったことも多数。

12月31日金曜日/大晦日

◇ テレビ・ラジオ

 寒さでよく眠れず、早朝5時には起きあがる。録画していた昨夜の「あちこちオードリー」は、爆笑問題がゲスト。爆笑問題ファンだったという若林には共鳴するところ大だ。爆笑問題のラジオではよくしゃべっているような話も、テレビでは意外と珍しいだろうか。ツイッターを見ると通知があり、爆笑問題に関する過去のツイートがリツイートされていた。

 大晦日の番組を録画するための残量がまだ作れず、観そびれていた「徹子の部屋」を連続して観ていく。こんなことに追われて、大晦日をつぶしているのはじつに阿呆らしい。ダビング待ちのあいだに、ラジオをつける。一之輔さんの「あなたとハッピー」を聴きながら、少し眠りなおしていた。目覚めて、ツイッターを見て、昭和こいるの訃報を知った。

 らじるらじるの聴き逃し配信で、昨日放送された「爆笑問題 ザ・ミュージック」という番組を聴いた。ラジコで検索していたらたまたま見つけた番組で、シティ・ポップを特集する特番だというので、これはすぐに聴きたくなった。松永良平が選曲、出演もし、解説もしていた。前半は、菊池桃子のラ・ムー、泰葉の曲などを紹介する。それから、大貫妙子、松任谷正隆が順にゲストに登場した。最後にまた松永良平が紹介した、SOTARO という10歳の少年がカバーする山下達郎「パレード」がとてもよかった。バックを務めているという冗談伯爵というバンドも、Spotify で調べて聴きたくなった。2時間弱、大晦日にのんびりと聴くにはいい番組だった。


 15時前に近所の郵便ポストまで投函に行き、それからまた、録画していたテレビ番組を観た。新しい地図の3人が出演する「ワルイコあつまれ」という番組、観そこねてしまった初回(9月放送)の再放送があり、今度はしっかりと録画することができた。香取慎吾が永野のギャグをやる場面があり、ワイプには、永野がそれをロフトプラスワンでやっている映像が出されていた。人間国宝、文楽の桐竹勘十郎も出演する。

 録画残量を確認し、なにしろ、明日元日の夕方まで録画が停まらないから、それまでの残量を大晦日の日中に作る必要があったが、がんばった甲斐あり、気がつけば、元日の深夜まで充分な余裕を作れていた。安心して、夕方から外出する。二俣川まで歩くが、寒さのせいか、歩く速度が早かったようで、いつもよりも短い時間で到着した。今年も、相州蕎麦に寄り、年越し蕎麦のつもりで、天丼セットを食べた。690円。それから、ドトールに入り、読書をしていく。


◇ 読書

 ドトールで、昨日に引き続き、「文學界」を読む。考えてみれば、「笑ってはいけない?」という特集は、大晦日に読んだほうが相応しかったか。特集以外では、國分功一郎とオードリー若林の対談も読んでおきたかった。1年前にもこの対談はあり、2回目となる顔合わせだが、前回の対談は読みそこねている。カストロのスピーチ、あるいは、カントの授業は面白かったという話から、若林は「三島由紀夫 vs 東大全共闘」を観たといい、三島、カント、カストロの話術を、それぞれ、芸人として捉えている。今はいろんな学問が守りに入っているという話も気になった。國分「細分化して、自分が扱う範囲を極端に限定して、「君、これを論じてないじゃないか」という批判を出来る限りあらかじめ封じておこうとする。つまり、何よりもケチを付けられないことに細心の注意を払うという傾向が、哲学に限らず、いろいろな学問に一つの傾向としてある気がします。」「大きな枠組みで学問することが非常に難しくなっています。」

 片岡一郎さんの「活動写真弁士」の続きも読み、第6章の途中まで。このぶ厚い本を今年中に読み終えたいと思っていたが、結局は半分も読めなかった。来年にもち越し。去年の大晦日もドトールで過ごしたが、1時間しかいられなかったので、今年は事前に閉店時刻を確認しておいた。19時閉店まで、2時間ほど、読書をしていた。

 ドン・キホーテに寄り、部屋着を買いたいと思っていたが、気に入るものがまったくなく、簡単に買えるだろうと思っていたのに、年内に買いそこねてしまった。失敗。今年は最後までどうも締まらない。西友に寄り、お菓子だけ買って帰るが、そういえば、ポリ袋を買う必要があったのを忘れていた。しかし、大晦日にお菓子がないというのは淋しい。

 20時過ぎに帰宅し、まず、ブログの更新をする。日付順の更新はひとまずおいといて、今年をまとめるエントリーをひとつ作ろうと思い立った。しかし、いざふり返ってみると、今年は誰とも会わず、じつに起伏に乏しい。変わらず過ごしているようなつもりでいたが、日記を見るとまるで違い、つまらない生活だ。これが身の丈にあった生活といえばそれまでだが、コロナをきっかけにして、ずいぶん生活は変わってしまったものだと感じる。むしろ、今までの生活がでたらめだったのだろうか。

 テレビは録画がフル稼働中のため、しばらく再生はできない。パソコンのラジコを使おうとすると、地域判定がまた狂っていて、福岡になっている。いい加減にしろと言いたい。Spotify のポッドキャストで、聴きそびれていた「大竹まこと ゴールデンラジオ!」を聴いた。大竹まことは冬休み、水曜のオープニングは、壇蜜、いとうあさこ、砂山アナというメンバーで、ぼんやりした話をずっとしていて、心地好かった。それから、Netflix で「モンティ・パイソン ライフ・オブ・ブライアン」を観た。この映画は、いつぞやの「したまちコメディ映画祭」で観たんだったか。「ライフ・オブ・ブライアン」を観ながら年越し。深夜1時頃には眠ったような気がする。ツイッターからニュースを見ると、東京の新規感染者数は78人に。

2021年12月30日木曜日

12月30日木曜日/暮れの伊勢佐木町

◇ ラジオ

 早朝から眠り、つけっぱなしのラジオの伊集院の声で起きあがる。「伊集院光とらじおと」は、今日は柴田理恵の代わりに、松居直美が出演していた。ラジオは消し、ブログの更新をひとつ。それから、タイムフリーで、先週の「サンドウィッチマン ザ・ラジオショー」を聴いた。オープニングで、サンドウィッチマンが藤子アニメの話をしているのが少々新鮮だったが、そういえば、自分とはひとつ違いの同世代だ。そのあとは「M-1」の話をしていて、漫才サミットでもさんざんしゃべっていたが、サンドふたりだけになるとまた違う話になる。テレビを少し観て、午後はまたラジオ。出かけるまで「大竹まこと ゴールデンラジオ!」をつけておくが、大竹まことは冬休みに入り、光浦靖子とやついいちろうがしゃべっていた。

◇ 伊勢佐木町

 14時過ぎから外出すると、風が強く、髪がすぐにぼさぼさになった。まず、ヤマトの営業所まで。それから、二俣川に出て、横浜に移動し、京浜急行に乗り換え、日ノ出町に向かっていた。シネマジャック&ベティで、15時35分から、濱口竜介監督の「偶然と想像」を観るつもりでいたのだが、しかし、もたもたしていたら間に合わなくなってしまった。年末までこんなドジなことをしているので、いやになる。予定をなにもなしにするのもつまらないから、代わりに、夜に別の映画を観ることにして、とりあえず、日ノ出町には向かうことにした。日ノ出町駅からイセザキモールまで歩き、まず、雲雀洞に寄ろうとすると、うっかりして、確認もしていなかったが、シャッターが降りている。雲雀さんのツイッターを見ると、年末年始は休むようだ。考えてみれば、そりゃそうか。しかし、それにしてもシャッターに貼り紙をするわけでもなし、なんて不親切な店なんだ。



 イセザキモールを関内方面に歩いていくと、古本屋はどこも休みかというと、活刻堂は開いていた。覗いていくが、買うものはなかった。有隣堂にも寄る。小三治特集の「ユリイカ」を、目次だけ確認した。それから、イセザキモールを戻り、ブックオフに寄っていく。ブックの日の翌日だから、なにも残ってないかというと、意外といいものがあるからわからないもんだ。110円文庫本を2冊買う。

 遅めの昼食になり、口福館にひさしぶりに入った。この店はしばらく改装工事をしていて、それ以降は初めてだが、ずいぶんこじゃれたカフェのようになった。タッチパネルは以前から導入していたが、おまけに、セルフレジにもなっていた。伊勢佐木町みたいな街に、こういう雰囲気の店は需要はあるのかどうか。ひょっとすると、コロナ禍で、変革する必要に迫られたのかもしれない。カウンター席に座り、魯肉飯を食べた。500円。セルフレジで会計を済ませて帰ろうとすると、店のおじさんが「シェイシェイ」と言ってくれて、感じのよさは以前と変わらない。そのあとはドトールに入り、読書をした。


◇ 雑誌

 昨日買った「文學界」1月号をざっと読む。「笑ってはいけない?」という特集が気になっていた。まずは、奥泉光、藤野可織の対談から読むと、文学の笑いについて語っている。藤野可織の小説は読んだことがないが、小山田浩子「小島」、赤染晶子「うつつ・うつら」といった作品を挙げていて、その2作も読んでいないが、それぞれの別の作品は読み、好みの笑いだと思っていたので共感する。藤野可織は内田百閒も挙げていた。対談がもうひとつ、Aマッソ加納愛子と、スタンダップコメディアンのサク・ヤナガワという顔合わせ。サク・ヤナガワは 1992年生まれ、霜降り明星と同学年なのだ。そのほか、岩崎う大のインタビューを興味深く読み、九龍ジョーの批評(見出しが「批評」になっている)では、快楽亭ブラック舌禍裁判のその後を知ることができた。ばつぐんに面白かったのは矢野利裕さんの批評で、お笑いのリベラル傾向を好ましく捉えながらも、「とはいえ、慎重にならなければいけないのは、この社会の歩みがそのまま笑いの世界にパラフレーズできるのか、ということだ。やはり、芸能の論理は、演芸の論理は、社会とは別の水準にあると考えるべきではないか。」と書いている。「現代的な芸人における、それ自体は好ましいと思える芸風は、本当に現代的なリベラル意識の高さから来ているのだろうか、と。演芸の論理を社会の論理とイコールで結んではいけない。そこでは、もうひとつメタの位置から考える必要がある。」「芸人は第一義的に笑いを求めている。この点を見誤ってはいけない。だから、漫才にしてもコントにしても、ネタにあらわれた程度のリベラルさを根拠に、その芸人を称揚する態度は安易である。演芸の論理を見すえたうえで、彼/彼女らはウケるためにやっているのだ、という冷静なまなざしをもっていなければダメだ。」「すなわち、現在の芸人のネタがリベラルな傾向にあるのは、芸人が笑いを求めた結果なのだ、と。ここには、《大衆》の動向とともにあろうとする演芸の論理がある。現代的な笑いにおけるリベラルさは、他ならぬ《大衆》性として発見されている。」「そこでは、道徳心や倫理以上に、舞台での現場判断が働いているのだ。」

◇ 映画

 19時過ぎ、ドトールを出て、黄金町のシネマジャック&ベティに向かう。リム・カーワイ監督の「カム・アンド・ゴー」を、19時半の回で観ることにした。興味はあったが、いずれ配信で観ればいいかなとも思っていたくらいの興味で、今年最後に観る映画を、第二候補に妥協するというのはどうも締まらない。しかし、映画には満足する。柔らかく、内省的な手触りの群像ドラマをなぜか想像していたが、想像とはちょっと違って、「サウダーヂ」や「バンコクナイツ」といった、空族制作の映画の手触りに近い感じがした。大阪のダークサイドも、こういうもんだという具合に、ひょいひょいと描いている。監督はマレーシア人だが、大阪を拠点に活動をしているという。


 黄金町から歩き、西横浜駅から帰った。歩きながら、スマホのラジコで、先週の「ナインティナインのオールナイトニッポン」を聴いた。毎年恒例、ノンスタイル石田を迎えた「M-1」答え合わせの回。石田はランジャタイを高く評価していた。そして、二番手に登場したランジャタイにより、全体のその後の流れが作られたと分析する。帰宅は夜遅くなり、「ナイナイのオールナイトニッポン」の石田の出演部分を最後まで聴き、それから、聴きそびれていた先週の「問わず語りの神田伯山」も聴いた。三平の「笑点」降板についてしゃべっていて、新メンバーを、伯山は木久蔵と予想していた。聴きながらうとうとし、深夜1時頃に眠る。

ブログ アーカイブ

8月21日土曜日/横浜のあちらこちらで

◇ 伊勢佐木町  昨日は、昼間は暑かったが、夜中は涼しくなり、今朝も涼しい。朝から黄金町まで行く用があり、それがすぐに終わり、伊勢佐木町のマクドナルドに入り、アイスコーヒーとエッグチーズバーガーを食べた。しばらく読書をして、午後になってから、雲雀洞に寄った。3月以来、ひさしぶり...