◇ テレビ
早朝に起きあがり、録画していたテレビ番組をあれこれと。昨夜の「太田上田」は「全国絶名モノマネスターベスト5」として、アグネスちゃんこ鍋、水前ジジイ清子、山本ノンダ、長渕強くないし、長生きつよしがリモート出演したのだが、全員が同じ鹿児島の店からの出演、しかも、水前ジジイ清子と長生きつよしは同一人物だった。昨夜の「ネタパレ」は、なすなかにし、囲碁将棋、ぱーてぃーちゃん、ネルソンズが出演。「勝ち抜きパレード」には、山椒魚、群青団地、モシモシが挑戦し、モシモシが5週勝ち抜きを達成。
今朝の「週刊フジテレビ批評」では番組審議会の様子を伝える。ジャニーズの性加害問題について、岡室美奈子「タレントさんに罪はないというそれ自体はそのとおりだと思いますけれども、ただやっぱりその、ジャニーズのタレントと契約するということはジャニーズ事務所と契約するということであって」「個人と契約すればいいんじゃないかというお話が出て、本当にそういうことが可能であれば、それはとてもいいことだと思いますが、ただジャニーズ事務所が存続しているかぎり本当にそんなことが可能なのか、っていうところが、私は大いに疑問に思います。」
◇ 渋谷
ツイッターから、市川猿翁の訃報を知って驚いた。83歳。昨夜の23時過ぎにはニュースが出ていた。朝から都内に。まず、東京駅に出て、午後は渋谷に。まんだらけに寄り、階段の百均からカセットテープをひとつ買っていく。今日は三連休の初日で、昼食にしたいが、どこの店も混んでいた。結局、富士そばに決めて、カレーかつ丼を食べた。680円。
そういえば、今朝、渋谷109 が火事になったというニュースを目にし、せっかくだから見物したくなった。1階から行ってみたら、入り口に貼り紙があり、コーンの柵が立てられている。今朝の出来事だからもう何事もないかと思っていたが、全館休業になったのだな。火元は地下3階、漏電によるボヤだったようで、地下にも降りてみるが、シャッターが閉まっているだけで被害の痕跡はわからなかった。
渋谷で時間をつなごうかと思っていたが、混雑を避けたくなった。渋谷を離れることにして、東横線のホームに降りていくと、渋谷始発の各停がちょうどやってきた。ぐっすりと眠りながら、綱島に移動する。ブックオフに寄るが、いい本がぜんぜん見つからず、この店はここのところはいつもそう。220円の文庫本を2冊選び、これだけであきらめようかと思っていたら、雑誌の棚に買いたいものがあった。110円の雑誌も3冊買う。ドトールに入り、ひと休み。スマホの充電、しばらく読書をしてから、今度は白楽に移動した。
◇ 六角橋商店街
六角橋商店街のドッキリヤミ市場に。ずっとフリマもないし、ここのところは来なかった回も多いが、今回はギリヤーク尼ヶ崎が観ないわけにはいかなかった。出番は20時から。19時半には六角橋商店街に到着し、鐵塔書院の外の箱を少し覗いていく。商店街の端っこまで歩いてから仲見世を戻り、食品館あおば裏の駐車場に進む。駐車場では、ギリヤーク尼ヶ崎の前の出番の民謡が終わるところだった。ブルーシートが敷かれ、客席が作られているのだが、客が入れ替わるがそちらには座らず、後ろの立ち見のほうが観やすいのではと思った。商店街の会長、石原さんがマイクをとって前説をする。そして、紀あささんが今回も黒子に扮し、最初にあいさつをする。ギリヤークさんは93歳、今年は大道芸歴55年になるそうで、ここがその芸歴55年最初のパフォーマンスになるという。紀さんに車椅子を押され、ギリヤーク尼ヶ崎が登場する。最初の舞踏があり、そのあと、車椅子に座ったまま、ゆっくりと長くしゃべる時間があった。しかし、なにを言っているのかはほぼ聴きとれず、どうやら、過去の海外公演などの話をしていたのだと思うが、そのあいだに、紀さんと石原さんはマイクフォローしつつ、つぎの演しもののために着替えさせる。言葉が不明瞭な部分を、紀さんが代わりにしゃべってしまう部分もあったのが可笑しい。今回は、カメラを入れて、映像をビルの壁に映してもいたから、表情はそちらでよくわかる。93歳の老人にここまでして芸をさせることの意味も考えたくなるが、最近、ネットのニュースで読んだ根本敬の言葉があたまをよぎる。それは蛭子さんの展覧会に関する取材に答えていたもので、作品を作る人間の残酷さについて話していた。根本「絵を描いたり作品をつくったりする人たちには、どこか、自分に対しても、他人に対しても、残酷な部分があります。蛭子さんもそういった残虐性をうまく作品に向けて成功しました。僕が認知症の人を虐待するように捉えられても仕方ない。それは僕の中の残虐さですね。でも後ろめたさはありません。結果的に残った作品で、いい展覧会ができればいい」 ギリヤーク尼ヶ崎の芸はこのドッキリヤミ市場で毎年のように観てきたが、やることはほぼ変わらない。今回も、客から引っぱり出されたひとたちと一緒に踊り、バケツの水をかぶったりもした。バケツの水をかぶるすがたを見て、そういえば、いつも寒い時期にやってなかっただろうかと思ったが、その点、今日はまだ暑く、水をかぶることの怖さはなかった。最後まで演じ終えると、テレビの取材らしきカメラと音声がギリヤークさんに近づいていった。
広場を出て、商店街を見物しながら、白楽駅に戻っていく。シャーミィ鈴木さんやフラメンコ、さまざまなバンド、ザディコキックスの演奏も、少しずつ眺め、写真を撮っただけで通りすぎ、白楽駅から東横線で帰る。足腰がふらふらだ。帰宅は夜遅くなった。ポッドキャストをいくつか聴き、テレビの録画を確認してから、深夜0時頃に眠る。