2022年3月15日火曜日

3月15日火曜日/日比谷公園



◇ 日比谷

 朝、梱包をひとつだけ、ぱっぱと作ろうとしていたら、注文がもう1点増え、あわただしくなった。今日も朝から都内に。霞が関から、昼は有楽町に移動し、適当に歩き、おでん屋たけしという店に入り、鶏天定食を食べた。858円。料理には満足したが、会計になぜか時間がかかる店で、千円札を出したら、厨房の奥にその千円札を渡し、お釣りがなかなか出てこない。あとから PayPay で会計をしたお客さんのほうが早く済み、現金の会計ってそんなに珍しいんだろうか。あんまりお釣りが出てこないので、忘れられたのかと思い、店員に訊ねてしまった。厨房の奥には、いったいなにがあるというのだろうか。そのあと、トイレに行きたくなり、トイレを探しに日比谷公園まで行ってみると、心地好くて、少しのんびりした。ベンチに座っているひとがとても多い。天気がいい日の日比谷公園は快適だ。

◇ 読書

 夕方には八重洲に移動し、ベローチェに入り、ひと休み。アイスコーヒーと、チョコチャンクスコーンを食べた。スマホの充電しながら、ラジオを聴き、聴きながら眠ってしまおうかと思っていたが、意外と眠くならず、読書をする。キネマ旬報社から出ていたムックのシリーズ、「アクターズ・ファイル」の「西島秀俊」を読んでいた。2006年刊。西島秀俊という俳優にどの段階で興味をもっていたかは正確には思い出せないが、北野武監督の「Dolls」に出演したときにはもう、好きな俳優だとは思っていたはずだ。細かいプロフィールをよく知らなかったが、篠崎誠によるインタビューを読むと、俳優になりたかったわけではないのになんとなくなってしまったような感じが、たけし的な世界にどうもなじむ。本格的な俳優デビューが「はぐれ刑事純情派」だったというのもここで初めて知ったが、どうやら、藤田まことにお世話になったということをいろいろなインタビューで語っていたらしく、このムックに収録されている黒沢清との対談でも藤田まことの話が出てくる。「藤田まことさんがすごくよくしてくださったことが大きかったですね。藤田さんは舞台出身で、台本をばんばん変えるんですよ、現場で。(略)で、その場で新しいセリフを5分で覚える、というようなことを日常的にやっていました。」「これは僕の思い込みかもしれないけど、上手くやることを藤田さんはそれほど認めてらっしゃらなくて。当然上手いということも必要なんでしょうけど、僕は初めて演技するわけで、当然ながらものすごく下手くそなんです。でもそのことをむしろ喜んでくださって、「今のよかった」と言ってくださったり。上手いことがいい演技では決してないということを教えられた気がします。」 

◇ 雑誌

 東京駅から東海道線に乗り、帰りの電車は眠ってばかりで、読書はできなかった。夜遅くに帰宅し、録画していた今日の「徹子の部屋」(ゲスト・大和田伸也&五大路子夫妻)を観て、「さんま御殿」を観て、テレビを観ながら、楽天マガジンで雑誌のチェックをする。「週刊朝日」を読むと、カトリーヌあやこのテレビ評コラムが「徹子の部屋」のロバートの回を取り上げていて、いつもは読まないコラムだが、この番組は自分も観たから読んでみると、じつに見当外れなことを書いている。「芸人の「墓場」徹子の部屋でロバート散る」という見出しからしてまるでわかっていないのだが、あの場は間違いなく、ロバートがイニシアティブを握っていたのだ。黒柳徹子が「芸人殺し」という前提から始めていることがまず、そんな一般視聴者のような認識を、週刊誌にテレビ評を書くコラムニストが得意げに語ってどうするのかと思うレベルであり、黒柳徹子に対する理解もなければ、深い興味もないのだろう。「週刊朝日」には、かつてはナンシー関がコラムを連載していたのだが、未だにナンシー関の不在を惜しまざるをえない。じつに情けないと思いながら、23時頃には眠った。

2022年3月14日月曜日

3月14日月曜日/チェーホフに導かれて


◇ 溜池山王

 今日も朝から都内に。目覚めたときには雨が降っていたが、家を出るときには止んでくれて助かった。だいぶ暖かくなり、ジャンパーの下にはTシャツを着る。東横線、武蔵小杉から目黒線に乗り換えると、とても混んでいた。今年何度目かの溜池山王だが、地下鉄の出口に未だに迷う。昼食は、雑居ビルの地下にあるテツジという店に入り、三元豚生姜焼き定食を食べた。850円。昼はますます暖かい。夕方には天王洲アイルに移動し、新馬場まで歩き、ベローチェに入り、ひと休み。アイスコーヒーと、カレーパンを食べた。本当は甘いパンを食べたかったが、売り切れていた。


 ベローチェでしばらく読書をして、それから、向かいのファミリーマートで、昨日買いそびれたチケットを、改めて、チケットぴあから購入しようと試みるが、どういうわけか、検索に引っかからない。近くのセブンイレブンにも寄り、今度はPコードを入力してみたが、どうやらもう、取り扱いは終わってしまったようだ。迷うけれども、あきらめるよりしかたがないのか。なにがなんでもこの公演を観たいという熱意が欠けているから買いそこねてしまう。

◇ 読書

 新馬場から京浜急行に乗り、電車内でも読書を続け、宮沢章夫「チェーホフの戦争」を読み終えた。2009年刊、ちくま文庫。親本は2005年刊、青土社。ロシアが戦争を始めたという状況で、ここ最近は戦争に関する本に意識が向くが、そういえば、この本がずいぶん前から手元にあった。1月にチェーホフの戯曲を2冊読みたくなったのはなんの偶然か、つぎにはこの本を読もうという考えもあったはずだが、そのときには、チェーホフがロシアの作家だとは意識することはなかった。偶然に導かれるようにして、この本にたどりつく。自分が47歳になろうという年に、たまたま読んだ「ワーニャ伯父さん」に登場する、ワーニャ伯父さんがまさに 47歳だという偶然にも驚いたが、宮沢章夫もやはり、47歳のときに「ワーニャ伯父さん」に取り組み、その符号について考える。さらにそのとき、石破茂も47歳だったことから、憂鬱と戦争が関連性をもつ。批評的な文体で書かれてはいるが、「もっと多義的な文章としてこれが存在すると理解してほしい。」と、宮沢はまえがきに書いている。「私にできるのは、チェーホフを読むことがそのまま、まったく小説らしくない小説のような、お話らしくないお話にようなものであればいいと考えた。小説とは、どんな姿をしていてもいいという。それほど自由な形式の文学だ。だとしたら、こうした「読み物」があっても許されるのではないだろうか。」

 夜遅くに帰宅し、冷凍パスタを食べながら、録画していた今日の「徹子の部屋」(ゲスト・AI)を観た。それから、タイムフリーで、今日の「ビバリー昼ズ」(ゲスト・松尾貴史)も聴く。ラジオを聴きながら眠り、深夜に目覚め、確定申告にとりかかる。

2022年3月13日日曜日

3月13日日曜日/将門の首塚



◇ 飯田橋・大手町

 朝早くに起きあがり、「石橋貴明のGATE7」を途中から聴くと、清原和博がゲスト。続けて、本仮屋ユイカの「ONE-J」も、家を出るまでつけておく。朝から都内に。やや暖かくなり、服装が難しい。日曜だから、朝の電車が空いているのが助かる。どこに行くにしても帰りは疲れがちなので、朝から外出する場合は、なるべく、行きの電車で読書したほうがいいとは思うものの、混んでいると読めないのだ。昼は飯田橋に行くことになり、ブックオフの上階にある魚民に入り、ランチメニューの唐揚げ&牛焼肉定食を食べた。800円。個室で、テレビもついている。コンセントもあり、いつもは観ることのない「アッコにおまかせ!」を観ながら、食べ終わったあとも長めに残り、スマホを充電しておいた。それから、ブックオフに寄るが、ぜんぜんいい本がない。220円の単行本を、1冊だけ買っていく。

 夕方頃に大手町を通ったが、ビルの脇に将門の首塚があり、そこだけよけるようにして建物がある。将門の首塚というものがあるというのは有名だが、こんなところにあるんだということを今まで知らなかった。調べたこともなかった。




 東海道線で横浜に戻り、もう少し読書したく、東口のドトールに入る。パンを食べたかったのに、売り切れていてがっかりした。読みかけの本を読み終えたかったが、閉店時刻に間に合わなかった。帰宅前にローソンに寄り、買いたいチケットがあったのだが、Loppi からそのチケットの情報の画面には入れるのに、なぜか購入に進めない。だからといって、なんの案内もなく、不親切な仕様だ。ネットでしか買えないということなのだろうか。だとすると、とんでもない手数料泥棒だ。

◇ テレビ・ラジオ

 夜遅くに帰宅し、カップ焼きそばを食べながら、録画していたテレビ番組をいくつか。今日の「笑点」は、演芸コーナーにはナオユキが出演。そういえば、ナオユキだって「R-1」で知られるようになったひとだが、そんなことはすっかり忘れられてしまったかのようだ。大喜利の助っ人には、鶴光が登場。「TVタックル」は、ペットの問題を特集。たけし「捨てられた犬やなんかの施設、将来、俺、全財産、そこに寄付してやろうかと思うんだけど」って、さらっとすごい発言をした。たけし、以前は犬に靴を履かせるのはおかしいと言っていたと言いつつ、最近は、犬に靴を買ったり、レインコートを買ったり、エルメスの首輪をつけたりしているのだと。

 北京パラリンピックの閉会式を録画していたのだが、なぜか予定の時間よりも早く録画が停まってしまった。式が早く終わったということなんだろうか。録画中だから再生できないと思っていた今朝の「サンデージャポン」を観ると、今週も冒頭から、ウクライナのニュースにたっぷりと時間を割く。山本里菜アナの番組卒業の発表もあったが、これは先にネットニュースで知ってしまった。後任はなんと、良原アナ。ところが、タイムフリーで、今日の「爆笑問題の日曜サンデー」を聴くと、良原アナは「サンジャポ」と「日曜サンデー」と連投になるのかと思いきや、良原アナは良原アナで、「日曜サンデー」のほうを卒業するということだ。14時台は、大和田伸也がゲスト。

 昨夜の「東京ポッド許可局」は、前半は「ゴハンどうしてる?論」。後半には珍しくゲストが入り、「うっせぇわ」の作詞作曲を手がけた syudou が出演した。今の今まで、「うっせぇわ」は作詞作曲も Ado だと思い込んでいた。syudou というひとは「許可局」のリスナーなんだそうで、ウィキペディアにあたると、なんと、1995年生まれの26歳だというからたいそうお若い。リズムネタについてしゃべっていたことがかなり面白かった。

 ラジオを聴きながら梱包をするが、注文が少なくて、じつに情けない。本はネズミに齧られるし、対策をなにもしないまま、あまりにも放置している。オンライン将棋も1局指し、待った15回で、なんとか勝った。深夜1時前に眠る。

2022年3月12日土曜日

3月12日土曜日/過ぎる一日

◇ テレビ・ラジオ

 午前中、録画していたテレビ番組をいくつか。昨夜の「タモリ俱楽部」は、造花を使ったインドア花見の特集。ブラマヨ小杉が初登場のほか、阿佐ヶ谷姉妹が出演。「バズリズム」は、ヒロミがゲストなので録画しておいたが、たいした話はなかった。ブログをひとつ更新して、9時からは「ナイツのちゃきちゃき大放送」をつける。「常連さん」はやくみつる。午後は「サンドウィッチマン ザ・ラジオショー」。オープニングでは、お見送り芸人しんいちに電話をつなぎ、サンドがふたりして、しんいちをからかいまくる。タイトルコールのあとは、さらっと震災の話題に移った。14時台は、山寺宏一がゲスト。山寺宏一も宮城県出身なのだ。

 昨夜の「日本アカデミー賞授賞式」も録画していた。「ドライブ・マイ・カー」が最優秀作品賞のほか、西島秀俊が最優秀主演男優賞、濱口竜介監督が最優秀監督賞、裏方の賞もたくさん受賞していた。

 夜になり、Netflix で「トークサバイバー!」の第4話を観た。この回から新メンバーが登場する。ドラマパートは、どうも俳優を軽んじている感じがしてしまうが、芸人陣と制作陣はある種の共犯関係にある。トークになると、さすがに面白くはなるものの、しかし、地上波でないことを意識している結果か、どうもシモネタに頼りすぎている。「イカゲーム」を観たときに、日本ならば、これはバラエティに注がれるアイデアだと思ったが、「トークサバイバー!」のようなものを観ると、バラエティに吸収されてしまうのだというべきか。

 「Nキャス」を録画しながら追っかけ再生で観ると、今週もやはり、ウクライナ情勢のニュースから始まる。小児科や産科病棟も爆撃される被害の状況を伝える映像は、とてもじゃないけど、平常心では観ていられない。そのあとは、経済への影響も詳しく分析されていたが、伊沢拓司はコメントを言う前に「まあちょっと、あの映像のあとでビジネスの話になっちゃって申し訳ないですけど」と、ひとこと挟んだ。

 23時過ぎからはラジオ。「HONMOKU RED HOT STREET」を途中からつけ、聴きながら眠る。やけに暖かくなったようで、布団にくるまっても、なかなか眠りに導かれなかったが、かといって、起きあがって、配信でなにか観ようかという気になるにはちょっと体力が足りなかった。今日はブログの更新をしたほかはテレビばかり観ていて、録画残量を確保する必要があったからなのだが、あまりにもするすると過ぎていくだけの一日だった。日記を書く際に、出来事の取捨選択が自然と行われるが、そこから漏れるものももちろんあるわけで、それらをどう日記に表せばいいのかというのが難しいところだ。

2022年3月11日金曜日

3月11日金曜日/ドラえもんと戦争


◇ 溜池山王・有楽町

 早朝から眠り、3時間ぐらいで起きあがる。録画していた昨夜の「アメトーーク!」は「ヤングマガジン芸人」。「ヤンマガ」は雑誌は読んでなかったけど、単行本で読んでいる作品はいくつかあるし、今でこそ、マンガはあまり読まなくなったが、ある時代までのマンガ界の状況はよくわかる。マンガのマーケットもそこまで巨大ではなかったのだ。大学生になったときに、まわりに青年誌を読んでるやつは多かった。出演メンバーは全員40歳オーバー。同い年のバカリズムが「稲中」が好きというのも、芸風的には意外に思うが、世代的にはなるほどと思う。自分は古谷実にはハマらなかった。

 昼はラジオ。「ビバリー昼ズ」をオンタイムで聴くと、12時台にはなんと、お見送り芸人しんいちが早くもゲストに登場。途中まで聴いて、午後は都内に。溜池山王まで出て、まず、昼食。南国亭に入り、ランチメニューのニラレバ炒め定食を食べた。850円。この店はたしか二度目。夕方には有楽町に移動し、電気ビルの地下、ドトールに入り、ひと休み。アイスコーヒーと、ブリオッシュショコラを食べた。コンセントがなく、スマホの充電はできなかった。

◇ マンガ

 ドトールで、マンガを1冊読む。今日はカバンに「のび太の宇宙小戦争」を入れてきた。何度目の再読になるだろうか。それこそ、子どものころにはくり返し読んでいるはずだが、ほんの数年前に「大長編ドラえもん」をまとめて読むことがあり、「ひとつき十冊」(という読書のイベント)でしゃべったことがあった。そのときにわかったのは、「大長編ドラえもん」ではやたらと戦争が描かれているということだ。今年のドラえもん映画がこのリメイクということもあり、ウクライナの情勢とも重なるのではと思い、今一度、読みなおしておきたくなった。数年前の再読時に、「大長編ドラえもん」のなかでは「のび太の宇宙小戦争」がいちばん完成度が高いのではと思ったが、のび太たちが遠い星の戦争に巻き込まれていく過程に無理がない。しゃべりだすと止まらなくなるロコロコの存在、そして、道具の効き目が切れるという、フリがちゃんと効いているし、このテーマをコメディとして描いていることにも改めて震える。戦闘シーンでは、スネ夫としずかちゃんが撃ち落とす相手は無人機だ。ラストシーンでは、逃げた独裁者は国民によって捕らえられる。


◇ ラジオ・映画

 東海道線に乗り、夜遅くに帰宅する。タイムフリーで、今日の「中川家 ザ・ラジオショー」を聴くと、14時台は、マキタスポーツさんがゲスト。珍しい共演に期待したが、なんだかぎくしゃくしていて、どうも芸人同士の会話というふうではない。マキタさんが中川家を初めて認識したのは「お笑いダンクシュート」だそうだが、中川家の分析をそんなに本人の前でしなくてもと、聴きながら思った。今日は3月11日であり、震災のときにはなにをしていたかという話にもなった。

 Spotify のポッドキャストで、昨日木曜の「大竹まこと ゴールデンラジオ!」のオープニングを聴いた。大竹まこと、大久保佳代子、吉住というメンバーで、この日もまた「R-1」の話になった。大竹まことは月曜にもしゃべっていた感想をここでも話すが、吉住は褒められてるような返答をする。お見送り芸人しんいちは、吉住によると、メディアに出るとこの芸風はみんなに嫌われるんじゃないかと思い始めているそうで、「今、めっちゃ普通のことしか言わないんですよ。だから、優勝したあとからぜんぜん面白くないんですよ。」 大竹が、あいつがあんなに泣くとは思わなかったと言うと、吉住「ただそれがですね、ファイナリストみんなで見てたんですけど、あれ、泣いてないです。」 ラジオを聴きながら、楽天マガジンで雑誌のチェックをすると、「FRIDAY」には、さっそく、お見送り芸人しんいちの記事が載っている。

 少し眠り、深夜に目覚め、アマゾンプライムで映画を1本。1985年公開の「のび太の宇宙小戦争」を観た。小学3年生だったのかという時間の経過に気が遠くなるが、この映画はテレビで放送された際に、録画して、冒頭から数分のセリフを暗記するほどくり返し観た思い出がある。劇場で観ているかというと、その記憶はどうもあいまいだ。改めて気にしたこともなかったが、脚本も藤子F先生によるものなのだ。しかし、コメディセンスは原作ほどには冴えず、演出のせいだろうか。武田鉄矢の「少年期」のインストバージョンが流れると、じつに辛気臭くなる。フォークソングと反戦というテーマについても考えたくなるが、アジトで「少年期」が歌われる場面には、60年代の影がもろにあるようで、苦笑せざるをえなくなった。こんなことは子どものころには気がつかないのだ。ギルモア将軍の声は、これは公開当時から認識していた(「コロコロコミック」で紹介されていた。)が、悪役商会の八名信夫が演じている。饒舌なロコロコは誰かと思えば、三ツ矢雄二が演じていたのだ。これはさすがの芸で、改めて唸らされた。

 深夜、だいぶ暖かくなったようで、靴下と腹巻をはずして眠りなおす。

2022年3月10日木曜日

3月10日木曜日/ツイートを見てみると

◇ 大手町・品川

 深夜からそのまま眠らずにいられるかと思っていたら、ラジオを聴きながら、やっぱり少し眠ってしまった。朝の時間というものは、途端に余裕がなくなるものだ。朝から都内に。霞が関から大手町に移動し、大手町ビルヂングの地下、庄屋という店に入り、鶏テキ定食を食べた。880円。夕方には品川にたどりつき、やけに腹が減ったものだから、マルエツを見つけ、飲みものとパンを買い、歩きながら食べた。それから、アレア品川のドトールに入り、さっきパンを食べたばかりだが、もうひとつ食べたくなり、ブレンドと、ブリオッシュショコラを食べた。スマホの充電をしながら、1時間ぐらい、読書をしていく。

◇ テレビ・ラジオ・ポッドキャスト

 品川から東海道線に乗り、夜に帰宅する。録画していたテレビ番組をいくつか。昨夜の「あちこちオードリー」は、新内眞衣とファーストサマーウイカがゲスト。「キョコロヒー」は、謎解き企画に登坂淳一が登場する。「紙とさまぁ~ず」(ゲスト・上白石萌歌)は今週から放送日が水曜の深夜に移り、毎週録画に設定してあるから気がついたのだが、先週の放送で告知はされていたんだろうか。録画しているバラエティ番組がどういうわけか水曜の夜に集中していて、これでさらに増えることになった。

 タイムフリーで、今朝の「伊集院光とらじおと」を聴き始めると、柴田理恵と喜入アナがしゃべっている。伊集院は発熱のためにお休み。残り少ない放送がこんなことで削られるとは。Spotify でポッドキャストを聴き始めたら、眠ってしまい、4時間ほど眠り、深夜に目覚め、ポッドキャストをまた聴きなおした。火曜日の「大竹まこと ゴールデンラジオ!」のゲストがブッチャーブラザーズだった。以前、別の場でも語られていたが、宮沢章夫がブッチャーブラザーズにコントを書いていたそうで、竹中直人、宮沢章夫と、4人で集まってネタを作っていた時代もあったというから、考えてみれば、シティボーイズとはすぐ近い距離にいたのだ。聴きそびれていた先週金曜の「中川家 ザ・ラジオショー」を聴くと、14時台は、間寛平がゲスト。新喜劇GMに就任し、今後の新喜劇についての真剣な話にもなった。

 ネットニュースで、志らく師匠がコロナに感染したことを知り、師匠のツイートをひさしぶりに追いかけてみると、「新ニッポンの話芸」の広瀬和生の発言を批判していた。「新ニッポンの話芸」のポッドキャストは Spotify でも聴けるので、一応、聴いておくかと思い、その回を聴いてみると、志らく一門で行われたという「S-1グランプリ」についてしゃべっている。広瀬氏が調子に乗ってしゃべっているのだが、馬ること声が似ていて、どっちがしゃべっているのかわかりにくい。まあ、広瀬和生というひとは、落語界の状況認識については信用できるが、センスが悪い面も多々ある。笑いがわかるひとだとは思わない。そのついでに、ツイッターで情報を漁っていたら、志ら松さんが廃業したことを「ごくらくらくご」のツイートで知った。変な知りかたをしてしまった。志らく一門の下の世代のひとたちとはほとんど関わりはないのだが、志ら松さんとは縁があり、志ら玉さんや志らべさんにかわいがられていたから、お会いすることが比較的多かった。二ツ目も目前だと思っていたのに、単純に残念がるのも失礼だとは思うが、もうちょっと志ら松さんの高座を観ておけばよかった。

 ラジオを聴きながら、楽天マガジンで「週刊文春」を読むと、「私の読書日記」の執筆陣に橋本愛が加わっていた。紹介している本が自己啓発本ばかりなんだけど、大丈夫なんだろうか。Netflix で「トークサバイバー!」第3話を観て、早朝から眠りなおす。

2022年3月9日水曜日

3月9日水曜日/眠ると一日が終わる

◇ テレビ・配信

 早朝から4時間ぐらい眠り、目覚めて、まず、ブログの更新をひとつ。昼はラジオ。「ビバリー昼ズ」から、「ナイツ ザ・ラジオショー」のオープニングまで聴いた。聴きながらオンライン将棋を1局指し、梱包を片づけ、近所の郵便ポストまで投函に行ってくる。それから、録画していたテレビ番組をいくつか。今日の「徹子の部屋」は、宮崎美子がゲスト。「ドラえもん」の声優が入れ替わったとき、しずかちゃんの声のオーディションに応募していたとは驚いた。これは知られる話なんだろうか。月曜の「しゃべくり007」は、前半のゲストが阿佐ヶ谷姉妹、後半のゲストがTRF。テレビを観ながら冷凍パスタを食べて、そのあとはまた、ラジオを聴きながら少し眠った。3時間ぐらいは眠っていただろうか。目が覚めると夕方になり、一気に一日が終わってしまった感じだ。ブログの更新をもうひとつ。

 Netflix で、配信が始まったばかりの「トークサバイバー!」を観た。佐久間宣行プロデュース。とりあえず、第2話まで観るが、なんだか、千鳥ノブのMCパートが邪魔な感じもするし、テロップのタイミングが気になる。それぞれのトークはさすがに面白いが、しかし、地上波のバラエティとなにが違うのだろう。ドラマパートは「全裸監督」にも参加する河合勇人が監督を務めるが、クレジットを見ると、脚本は土屋亮一だから、これでは本格的なドラマにはなりようがない。

 

 夜、「水曜日のダウンタウン」を観ると、「長い説タイトルランキング」という傑作選をやっていて、これは松本のコロナ対策だろうかと思った。タイムフリーで、昨夜の「爆笑問題カーボーイ」と、それから、聴きそびれていた先週の「問わず語りの神田伯山」を聴いた。パンサー向井の新番組と伊集院を、伯山がいじり倒していて笑う。ラジオを聴きながら、オンライン将棋を1局指すが、待った16回の末、どうやっても負ける。なんだかまた弱くなってしまったみたいだ。ブログをもうひとつ更新し、ラジオを聴きながら、また2時間ぐらい眠った。深夜に目覚め、アマゾンプライムでドキュメンタリー番組を観る。アダム・マッケイの名が製作にある「ジャイアント・ビースト ~グローバル経済の謎を解き明かせ」という番組。まず、初回だけを観たが、これは面白いので続けて観ていこう。

2022年3月8日火曜日

3月8日火曜日/とんかつを食べた



◇ 代々木・新宿

 今日も朝から都内に。ここ数日はだんだん暖かくなっていると感じていたが、今朝はまた寒い。小雨が降っていたが、どうせ止むだろうと思い、傘をもたずに出た。午前中に千駄ヶ谷のあたりまで行くことになり、時間があったので、代々木まで歩き、ブックオフに寄っていくが、買うものが見つからず、長考するはめになる。220円の単行本から、やっとのことで1冊見つけて買っていく。予定よりもずいぶん長い時間をブックオフで使ってしまった。昼食に悩む時間は削減し、駅のすぐ近く、ぱっと目に留まったとんかつ屋に入った。代々木庵というお店、入ってみると、店内は意外と広く、古くて雰囲気がある。お婆さんが注文をとりにやってきて、とんかつ定食にした。700円。しじみの味噌汁も品がよく、美味しい。テーブルに置いてあった緑の液体はドレッシングだろうかと思ったが、わからないので使えなかった。そのあとは、短い時間だがマクドナルドに入り、スマホを少し充電しておく。

 西新宿五丁目のほうに用があり、新宿中央公園、都庁の脇を通り、新宿西口までたどりつく。ここでもブックオフに寄り、110円の文庫本を3冊、220円の単行本を2冊買う。それから、南新宿のベローチェに入り、アイスコーヒーと、ブリオッシュクリームパンを食べた。気が済むまでスマホの充電をし、読書をする。数日前に川崎の近代書房で買った「國文學」の中上健次と村上春樹の対談を読んだ。1985年3月号。対談中の発言によると、この当時、中上健次は38歳、村上春樹は35歳。村上龍、糸井重里、高橋源一郎、田中康夫といった同時代の作家の名前も出てくる。


◇ 読書・テレビ・ラジオ・雑誌

 新宿から小田急線で帰るつもりが、うっかり、JRの改札を通ってしまった。ぼんやりしていてだめだ。しかたがないので、山手線で渋谷に出て、東横線の各停に乗り、読書を続けながら帰ってきた。小林信彦「一少年の観た〈聖戦〉」をベローチェで読み始め、帰りの電車で一気に読み終えた。1998年刊、ちくま文庫。親本は1995年、戦後50年の年に出版されている。1932年生まれの小林信彦が、太平洋戦争とその前後の時代(1940年~1947年)を、一少年として、「聖戦」をどのように見て(観て)、どのような大衆文化を享受していたかが綴られていて、映画の記憶が特に細かく、そのなかには国策映画も含まれている。日本軍が勝っているあいだは、毎日がお祭りのようだったというのが当時の一般的な少年の感覚であり、現実が面白すぎたために、小林信彦は漫画映画に冷めてしまったという。そのあとの歴史を知っていると、わかりにくくなるのはこのような部分だ。「だが、戦争が楽しいだけのものではないのは子供心にもわかっていた。楽しい時期は終り、不安だった。空襲にそなえろ、といわれるが、まだ空襲のイメージがない。」「前年まで、戦争は新聞記事やスクリーンの中にあるものであった。品不足とか若干の不自由さがあったのせよ、戦争は遠くにあった。だが、一九四四年に入ってからは、戦争が家の中まで入ってきた。」 その後の疎開体験は、のちに「東京少年」(新潮文庫)に詳しく描かれたが、中学1年生の小林信彦は、「新型爆弾」投下の記事を疎開先で読む。「ぼくが思い悩んだのは次の一事である。――なぜ正しい側が負けるのか? この世にそんなことがあってよいものだろうか?」

 夜遅くに帰宅し、録画していたテレビ番組をいくつか。今日の「徹子の部屋」は、アルフィーがゲスト。坂崎幸之助がものまねをやらされまくっていた。「さんま御殿」は、芸能界のお友だち特集。フワちゃんと磯山さやかがついに出会ったというのはこの番組だったのか。タイムフリーで、聴きそびれいていた先週木曜の「ナイツ ザ・ラジオショー」を聴くと、14時台は、マシンガンズがゲスト。西条昇のお笑いスクールで出会ったコンビだというのは知らなかった。前年にはねづっちが、後年にはギース尾関も在籍していたそうだ。西条昇の名が出ると、ナイツのふたりは、ああと声に出し、すぐに認識するが、マシンガンズはふたりとも、西条昇がどういう人物だか未だにわかっていないような話しぶりだった。

 楽天マガジンで雑誌のチェックをすると、「週刊朝日」の「ドン小西のイケてるファッションチェック」では、プーチンのファッションを俎上に乗せている。点数は5DON満点の2DON。「ちなみにジーンズは色落ち具合から見て、けっこうなこだわりがありそうなんだよ。」とドン小西。嵐山光三郎の連載エッセイは石原慎太郎論になっていた。最後になぜか、樋口毅宏の慎太郎評が唐突に引用されていたが、嵐山光三郎と樋口毅宏に接点はあるのだろうか。横尾忠則の連載は、寺山修司について書いていた。「FLASH」を読むと、馳浩が石川県知事選に出馬していることも知らなかったが、その選挙戦に高見恭子が不在との記事。馳浩があまりにも保守的なために、夫婦関係が悪くなっているらしい。昨年9月に出所していたという羽賀研二独占インタビューも読んだ。ラジオを聴きながら、23時前には眠ってしまい、深夜に目覚め、朝までにブログの更新をひとつ。

2022年3月7日月曜日

3月7日月曜日/竹橋・ラジオの話も




◇ 霞が関・竹橋・神保町

 早朝に目覚め、朝から都内に。まず、霞が関に出て、昼は竹橋に移動する。地下鉄の竹橋駅の入り口に直結している、パレスサイドビルの地下に飲食店街があるとわかり、ここで食べていこうと思うが、全体的に値段が高い。しかし、唯一、おきらく食堂という店が安く、ここに決める。セルフサービス、メインのおかずひとつと、小鉢ふたつを自分で選び、味噌汁、ご飯がつき、500円。こういう店は初心者には難しく、じっくり選ぶこともできず、目についたものをぱっぱと取っていくしかない。自分の意志とは関係なく、カツ煮、アジフライ、筑前煮という組み合わせになった。

 竹橋まできてしまったら、ついでに神保町まで歩きたくなるもので、そうなると、どうしても古本屋を覗いていくことになる。アットワンダーの店の外の棚をざっと眺めていくが、横の棚ではなく、靖国通りに面した正面の棚から「ユリイカ」を2冊買っていく。その並び、長島書店の店頭からは、山藤章二「全体重」を500円、「はらたいらのゲバゲバ時評」を200円で買う。交差点から、すずらん通りに入り、東京堂書店の店内をまわると、石川九楊のサイン本が置いてあり、書道家のサインというのはすごいんじゃないかと思い、開いてみると、さすが、おおっと声が出そうになるような迫力あるサインが書かれていた。三省堂古書館も覗くが、こちらではなにも買わなかった。



 靖国通りの反対側に渡り、ベローチェに入り、ひと休み。アイスコーヒーと、ブリオッシュクリームパンを食べた。ラジオを聴き、読書も少しして、1時間ほどで出る。半蔵門線に乗り、渋谷からは東横線に乗り換え、夕方には帰宅した。

◇ テレビ・ラジオ・雑誌

 録画していたテレビ番組をいくつか。今日の「徹子の部屋」は、宇崎竜童・阿木燿子夫妻がゲスト。昨夜の「おかべろ」は、岡田圭右がゲスト。土曜の「お笑い向上委員会」は、なかやまきんに君、あぁ~しらき、あかつが登場した。昨日の「週刊さんまとマツコ」は、麒麟川島がMCを務め、セーラーズの再ブームを特集する。関西でセーラーズを広めたのが西川のりおだというのは知らなかった。さんまがとんねるず周辺の話題に触れるのも珍しく、その当時は、小錦、マイケル・ジャクソン、マイク・タイソンもセーラーズを愛用したという。これは80年代史だ。思いがけず、この特集は面白かった。

 タイムフリーで、今日の「ビバリー昼ズ」を聴くと、高田先生、なんと、お見送り芸人しんいちの話題からしゃべり始める。高田先生も半年前にお見送りされていたのだ。そのあとには、高田先生がゲストに出た、土曜の「ロケット団定例集会」の話もした。

 Spotify のポッドキャストで「大竹まこと ゴールデンラジオ!」を聴くと、先週木曜のゲストがお見送り芸人しんいちだった。その日は、光浦靖子がカナダからリモート出演。大竹まことにも、光浦にも、邪険にされていて面白かった。続けて、今日のオープニングも聴くと、大竹まことと阿佐ヶ谷姉妹が、「R-1」について、けっこうたっぷりとしゃべっていた。もちろん、お見送り芸人しんいちについても多く触れる。大竹「やっぱりなんかこう、観てて、まあ、思うけど、あれだねえ。やっぱし、あたまだけで構築したネタと、なんかこう、からだもそれにくっついたネタ? ZAZYとか、吉住だっけ? めちゃくちゃ面白いんだけど、やっぱしなんか、あたまんなかで作ったネタ感がとってもするんだよね。」「なんかこう、お見送り芸人のほうは、そんな感じじゃないんだよね。なんかこう、客と呼吸してて、ウケたネタだけもってきたみたいな。(笑)」「でもそれが、「R-1」やってても、少ない客だけど、客と行ったりきたりしてる感じ? なんかそういうのを、やっぱし、ひとりで脳内で構築してるネタは、客がどこまでついてくるかっていう話じゃない?」

 昨日の「石橋貴明のGATE7」で、どうやら植木等の話をしていたということをネットニュースで知り、これは聴かねばと思った。野球の話をする番組だが、それまでの話題とは関係なく、昨日の夜中に急に探し当てたといって、植木等の「FUN×4」をオープニングにかける。曲を聴いたあとに、貴明は植木等の軽さについてしみじみと語った。「このねえ、この軽さが出ないんだよね。あのやっぱ植木さんの、この軽さってもう、天性なんだよ。こんなにねえ、抜けて、歌と、エンターテインメントできないんですよ。もう植木さんのこの声と…、うん、この軽さってねえ…。まあ、僕らドラマ、13話、「時間ですよ」でご一緒して、一緒にいつも、空いてる時間、相撲観てたんですけど。植木さん、おとなしくて、ほんと、もの静かなかたで。紳士で。でも、すごくとんねるずを好きでいてくれて。「あいつらはいい」って。(笑)やっぱ、大瀧さんのアレンジも最高だよね。」

 ラジオを聴きながら、楽天マガジンで雑誌のチェックもする。「週刊現代」の井筒監督の映画コラムは「ファーゴ」を楽しく語っている。今、再上映されてるのか。「週刊プレイボーイ」には、JPのインタビュー記事あり。オール巨人の連載は「浅草キッド」を観たという導入から、キャバレーの営業の話に。おぼん・こぼんとの対談にも触れられ、そういえば読みそびれていたと思い、検索して、探して読んだ。「Number」のウェブでの対談だったのだ。巨人の連載と同様、この対談も構成は中村計。

 ブログをひとつ更新するが、すいすい更新するつもりが、ずいぶん時間を食った。とりとめのない日について書くほうがかえって難しい。ツイッターを見ると、昨日、確認し損ねていたが、「G-1グランプリ」の決勝進出者が発表されていた。「R-1」と同じ日に準決勝が開催されていたのだ。準決勝のチケットは売り切れを確認していたが、決勝はどうしようか。谷頭和希が「ブックオフ大学」について書いている記事の第3回が公開されているのも見つけ、さっそく読む。もうひとつ、昨日、トレンドにあがっていた、ヤフーニュースの木梨憲武インタビューも読んだ。先に貴明もインタビューされていた「RED Chair」というシリーズ。時間を覚えていないが、深夜0時前には眠ったんじゃなかったっけ。

2022年3月6日日曜日

3月6日日曜日/「R-1グランプリ2022」

◇ ラジオ

 早朝に目覚め、まず、ブログを更新。ラジオを聴きながら、もう少し眠りなおし、タイムフリーで、聴きそびれていた月曜の「伊集院光とらじおと」を聴いた。錦織一清がゲストで、つかこうへい、ジャニー喜多川から受けた演出についてしゃべっていたことがとても面白かった。今やすっかり、メインの仕事は演出家なのだ。最後に時間があまり、伊集院が、CM中に話していたことだといって、つかこうへい作品の演出はやらないんですかと訊いたら、「熱海殺人事件」の木村伝兵衛役を神田伯山がやったら面白いんじゃないかと答えたという会話を明かした。火曜の「らじおと」も聴くと、こちらは石井竜也がゲスト。「カールスモーキー」の意味が「軽く煙に巻く」という意味だとは、今さら初めて知った。伊集院とは古い関係で、ニッポン放送の番組のつながりなのかと思ったら、円楽のおかみさんがまだ無名だったころの米米CLUBのファンで、円楽宅にライブを知らせる電話がかかってきていたのだという。伊集院は「河童」が大好きなようで、映画監督の経験について掘りさげた質問をしているのが珍しく、愚痴も引き出している。石井が茨城の出身だということも認識していなかったが、福島に近いところだそうで、震災の被害も東北同様に大きかったのだ。

◇ ニュース

 録画していた昨夜の「Nキャス」を観ると、冒頭から40分、ウクライナ情勢を扱っていた。扇情的なBGMが気になったが、ウクライナの被害状況、それから、ロシア国内の様子もたっぷりと伝えていた。文字情報でしかニュースを追っていなかったから、改めて映像で観ると、呆然とさせられる。ウクライナからの避難民が多くやってきているという、ポーランドとの国境、コルチョバからの生中継もあり、ショッピングセンターが避難所になっていて、よちよち歩きの子どものすがたも映される。

 今朝の「サンデージャポン」も、冒頭から46分、ウクライナ情勢を扱う。扮装解決のスペシャリストだという永井陽右が出演していて、どういう人物なのかよく知らないが、プーチンはサイコパスだとデーブ・スペクターが言うと、サイコパスだとしても、たとえ悪魔のような人物だとしても、対話をして、理解をする必要があるという点で、永井と太田の意見は一致していた。しかし、ウクライナからの国外退避を選択肢のひとつとする、橋下徹の別の番組での発言をわざわざ紹介していたのはどういう意図だろうかと思う。この番組の意図を考えようと、録画を何度か観なおしてしまうが、世界からは降伏すべきという声もあるという流れで、橋下の発言を紹介し、そのあとには、ウクライナ人 YouTuber のサワヤン兄弟にインタビューし、彼らは、現地の人間からすると、降伏という選択はありえないという。橋下の発言は、一見、平和的にも感じられ、橋下らしからぬ意見であるために、なにを言ってるのかわかりにくかった。デーブが言うには、出国を禁じていても、兵士になる強制はしていないという誤解がひとつ、なおかつ、降伏したほうがいいというのは平和ボケだと、強い言葉を使う。太田も、ウクライナ人の歴史から考えるべきだという意見。杉村太蔵も、ロシアは非難されるべきであり、共感する必要はないが、理解する必要があるとは言っている。アメリカよりも、ロシアとウクライナのほうがじつはわかりあえるはずだという太田の発言は曲解されそうだが、ツイッターを見ると、案の定、変な批判がちらほらとある。橋下についても検索すると、右寄りの連中からの批判がどうも目立っている。

 「ワイドナショー」は松本がコロナから復帰し、コメンテーターは、田村淳、乙武洋匡、根本宗子というメンバー。ウクライナ情勢のニュースでは、中村逸郎という学者がまた登場していた。根本宗子は初めて知ることが多いといい、自分の歴史認識の浅さを恥じつつ、松本はいつどのようなタイミングで歴史を学んだのかという質問をしていたが、根本宗子は、なぜ、松本が歴史に詳しいと思っているのだろう。松本はウクライナの国旗すら知らなかったと言うが、「でも、やっぱり、ロシアと中国は絶対なにかしでかすだろうなっていうのは、けっこう、十年…、それ以上前から思ってましたね。」と、まるでマンガのような認識を語る。それから、今回、みんながウクライナを守ろうとしていることに感動していると松本は続けたが、「サンジャポ」で太田が警戒していたのは、まさに、このような単純な図式での理解ではないのか。中村逸郎の服装がGジャンなのが気になったが、そこは最後に松本も指摘し、服が間に合わなかったと答えていた。番組終盤には、この番組で連続して追いかけている「乙武義足プロジェクト」の続きもあり、わかっていながらも、これには感動させられた。

 「TVタックル」はコロナの話題をやっていたが、医療ガバナンス研究所理事長の上昌広という人物がしゃべっているときに、たけしが半ばにらみつけているような怪訝そうな顔をしてじっと見ているので、思わず、録画を巻き戻して話を聴きなおしてしまった。たけしは話に割り込むことはせず、なにを思ってその顔なのかはわからなかったが、たけしのそのその顔をわざわざアップで映している編集の狙いはなんだろうか。シリアスな話題なのに、竹田恒泰がにやにやしながらしゃべっているのも不愉快だった。

◇ 賞レース

 夜は「R-1グランプリ」の放送があり、昨夜に放送された事前特番を先に観て、それから、録画しながら、結果を知ってしまわないように、放送中に追っかけ再生で観ていく。司会は今年も、霜降り明星と広瀬アリス。昨年から司会が霜降り明星に替わったことで、番組としては、まだまだ成長の余地はあるのではないだろうか。番組は、お台場、フジテレビの外からの中継で始まった。それからまず、昨年のチャンピオン、ゆりやんのまじめなインタビューがあり、スタジオに移り、オープニングとなった。そして、審査員紹介となるが、すでに着席しているのも「M-1」などとは違うところだ。陣内智則、バカリズム、小籔千豊、野田クリスタル、ハリウッドザコシショウという5名が並んでいる。それから、いよいよ本戦。決勝進出者は8名、登場順に、kento fukaya、お見送り芸人しんいち、Yes!アキト(復活枠)、吉住、サツマカワRPG、ZAZY、寺田寛明、金の国渡部おにぎり。まず、お見送り芸人しんいち、吉住が面白く、このふたりは予想どおりだったが、サツマカワRPGはまさかのひとりコントで、今まできちんと観損ねていたと思い、認識を改めた。昨年から進化を見せたZAZYには驚きはあったが、しかし、笑うまでにはなにか足りない。ギャガ―とフリップ芸はもう食傷気味なのだ。審査では、バカリズムの点がトップからいきなり辛く、これはいいぞと思った。「舞台上の本人以外の要素があまりにも大きかった」というのが、バカリズムの kento fukaya 評。審査員5名のうち、バカリズムひとりだけが、圧倒的にシビアで的確なコメントをしていた。結果は、1位はZAZYになるが、2位はまさかの3名同点。お見送り芸人しんいち、吉住、渡部おにぎりで再投票となり、しんいちが3票、吉住が2票を獲得し、しんいちが決勝進出。個人的には吉住のほうがいいと思ったが、吉住には、小籔とバカリズムが投票していた。全組の点数を見ると、バカリズムはなんと、意識してかどうか、全員に違う点数をつけるという松本人志方式だ。ファイナルステージは、しんいち、ZAZYという順になり、しんいちは1本目も2本目もほぼ変化がなく、これはZAZYに決まりかなと思ったが、3対2で、お見送り芸人しんいちが優勝した。かなり意外な結果になったと思ったが、安定感はしんいちがいちばんだったかもしれない。しかし、吉住のコントが、メッセージ性が強いといういじられかたをするのはどうかと思い、それよりも悪口を喜ぶというのは、審査員たちは総じて、人間的な成熟度にちょっと問題があるんじゃないか。「M-1」がうまくいっているのは、審査員に、上沼恵美子、オール巨人というおとながいるせいもおそらくあり、このふたりが抜けるとすると、一気に幼稚化するのではという心配があるが、しかし、単におとなの判断でもだめなのがお笑いというものだろう。

 ツイッターから、西村京太郎の訃報を知る。タイムフリーで、「爆笑問題の日曜サンデー」を聴きながら、23時頃には眠る。

2022年3月5日土曜日

3月5日土曜日/新橋・時間が空いた

◇ ラジオ・テレビ

 朝、やや遅い時間に目覚め、「ナイツのちゃきちゃき大放送」をオンタイムで聴く。「常連さん」はえのきどいちろう。銀座のロシア食品店の看板が壊される事件があったが、店主はウクライナ人だった、というニュースがあり、えのきどいちろうはこのニュース原稿の書きかたについて、店主はロシア人であろうとやってはならないことだと指摘する。11時台は、JPがゲスト。

 午前中に、録画していたテレビ番組をいくつか。昨夜の「タモリ俱楽部」は、ひさしぶりの「空耳アワー」。安齋肇のほか、ビビる大木、青山テルマという謎の顔ぶれ。昨日の「徹子の部屋」は、ロバートがゲスト。梅宮辰夫の体モノマネを披露し、秋山と梅宮辰夫の交流の話が多くなるが、秋山の父が大部屋俳優だったというのはぜんぜん知らなかった。有名な話なのだろうか。最後に、ロバートの「邪念ゼロ」のコントを黒柳徹子と一緒にやるのは出色の面白さだった。これは笑ったなあ。ロバートが自分たちの笑いを貫いたかたちだが、徹子さんも、この趣旨をけっこうちゃんと理解していて、邪念ゼロをやってみせる。その状態のまま、番組のエンディング曲が流れ始め、徹子さんがもうひとこと聴こうとするが、ロバートの3人は邪念ゼロを続け、徹子さんをあきらめさせたのがすごい。番組終了間際に、徹子さん「それで、なんなのこれ?」

◇ 新橋

 午後から外出。風が強く、すぐに髪がぼさぼさになる。横須賀線に乗り、新橋に出て、ニュー新橋ビルで食べようと思い、ひさしぶりに地下に降りてみるが、決められない。チャーハンの店に行列ができていたが、有名店なのだろうか。土曜はどこも混んでいていやだ。1階の岡むら屋に入ろうとすると、なんと、岡むら屋がなくなっているので驚いた。いつの間になくなってしまったのか、代わりにスンドゥブの店になっていた。こうなるともう、候補がなくなってしまう。あてもなく歩き、新橋十番という店を見つけ、豚トロ丼を食べた。780円。富士そばの居抜きだろうかと思うような店内だったが、岡むら屋の安さにはかなわないものの、この値段ならば満足の味だ。虎ノ門ヒルズの手前のベローチェに入り、ひと休み。アイスコーヒーと、ブリオッシュクリームパンを食べた。スマホの充電をするつもりで入ったが、ソファー席にコンセントがなく、しかたなく、高い椅子の席に座るが、この席はくつろげないからいやだ。


 ベローチェで、読書を1時間ほどして、それから、内幸町で用があったのだが、それがなしになってしまった。時間がぽっかりと空いてしまい、とりあえず、虎ノ門から銀座線に乗り、渋谷に出た。古書サンエーを覗くが、なにも買わず、道玄坂を横切り、センター街に進み、まんだらけに寄っていく。階段の百均から3冊買う。渋谷を離れ、東横線の渋谷始発の各停に乗り、のんびりと横浜に戻ってきた。ビブレのブックオフに寄り、220円の単行本を1冊、110円の文庫本を4冊買っていく。今月のアプリのクーポンをもう使ったような気がしていたが、まだ残っていた。もう少し読書をしていきたく、駅から遠いほうのマクドナルドに入り、アイスコーヒーと、チーズバーガーを食べた。ひさしぶりにチーズバーガーを食べたら、記憶よりもだいぶ旨かった。

◇ 読書・テレビ・ラジオ

 赤染晶子「うつつ・うつら」を読み終えた。2007年刊、文藝春秋。収録作は「初子さん」(初出2004年)と「うつら・うつら」(初出2005年)の2作。芥川賞受賞作の「乙女の密告」を以前に読み、すごく面白かったのだが、書かれた順番はこちらのほうが先なのだ。「文學界」1月号の「笑ってはいけない?」という特集で、藤野可織がこの作品に触れていたのだが、期待したような笑いは意外と少ないと感じた。「乙女の密告」を先に読んでいなければ、読もうとはしなかったかもしれないが、しかし、マドモアゼル鶴子という漫談家を主人公にした演芸場の物語だから、おそらく、笑いや芸人に特別な関心があったのだろう。今の時代とは違い、2005年に芸人を題材にした小説は珍しいはずだ。(2005年は「タイガー&ドラゴン」の年でもある。)

 年中、鼻がぐずぐずなのでわからなかったが、眼がかゆくなり、どうやら今日は花粉がひどい。昨日もずっと鼻水が止まらなかった。春は好きではない。疲れ気味。夜遅くに帰宅し、録画していたテレビ番組をいくつか。「アメトーーク!」の「しずる池田大好き芸人」がかなり面白かった。もうひとつ、昨夜の「バズリズム」に、奥田民生が出るので観てみたいと思ったのだけど、録画を観ると、バカリズムはコロナで休みだった。フジファブリックの山内というひとが代役でMCを務めていた。奥田民生が日本テレビに出演した古い映像がいろいろと流れたのが貴重だったが、日本テレビの初出演は「爆風スランプのお店」なのだ。

 ブログをひとつ更新し、それから、聴きそびれていた先週の「東京ポッド許可局」をタイムフリー切れ前に聴くと、奇しくも、マキタさんの選曲で「アジアの純真」を流していて、その当時の、マキタさんが公園通り劇場に出入りしていたころの気分が語られていた。ラジオを聴きながら、オンライン将棋を1局指し、深夜0時頃に眠る。

2022年3月4日金曜日

3月4日金曜日/品川シーサイド



◇ 三田・両国・品川シーサイド

 朝から都内に。電車内では読書をしようとするが、眠気がひどく、ろくに読めなかった。横浜から京浜急行に乗り、泉岳寺に出る。三田まで用があり、今日はちょっと力仕事をするはめになり、筋肉が痛くなった。あっちこっちにやけに移動する日で、昼食は両国になり、キッチン南海があるのを見つけ、あんまり混んでいないなと思い、ここでしょうが焼きライスを食べる。700円。ボリュームたっぷり。ライスの量が多く、食べきるのがなかなか大変だった。しかし、入り口に消毒液もなく、どうも清潔感のない店だと思い、不安にもなったが、食べ終わって外に出ると、外に出してある看板の上に、消毒液が乗せてあった。これは気がつかない。





 そのあとは、品川シーサイドまで行くことになり、スマホの充電をしたかったが、充電できる店が見当たらない。青物横丁まで歩き、京浜急行で横浜に戻ってくる。ベローチェに入り、ひと休み。甘いものが食べたかったが、パンは売り切れていた。しばらく読書をして、夜遅くに帰宅する。

◇ ラジオ・テレビ

 タイムフリーで、今日の「ビバリー昼ズ」を聴くと、昨日もしゃべっていた野末陳平先生とのランチ会の話をまたしている。松村邦洋によると、90歳の野末陳平先生、高橋しょう子がお気に入りだそうで、深田えいみ、三上悠亜も認識していることに、松村が驚いていた。聴きそびれていた先週土曜の「HONMOKU RED HOT STREET」もようやく聴いた。剣さん、意外と YouTube をよく観ているようで、ひろゆき、ヒカル、はじめしゃちょーといった名前が挙がる。

 録画していたテレビ番組もいくつか。「ミュージックステーション」はだいだいいつも録画しておくが、今日の放送は、上原ひろみの「上を向いて歩こう」のところだけ観た。ここだけは「タモリの音楽は世界だ」みたいな雰囲気があったが、「卒業式で歌いたい曲」のランキングなんかは、今さらそんなことを言ってもしかたがないが、タモリの趣味嗜好とはなにひとつ関係がない。水曜放送の「キョコロヒー」は、太陽の小町(という男女コンビ)のつるがいじわるな言い返しかたを添削する「いじわる選手権」がすっかり定着。同じく水曜放送の「ぺこぱポジティブNEWS」は、飲み会企画の第2弾。今回は、ぺこぱとアラサーアイドルの飲み会。だらだらとテレビをひととおり観て、ブログをひとつ更新し、ラジオを聴きながら、深夜1時過ぎに眠る。

2022年3月3日木曜日

3月3日木曜日/観ていなかった番組

◇ テレビ・ラジオ・雑誌・映画

 朝、録画していたテレビ番組をいくつか。昨夜の「水曜日のダウンタウン」では、「芸人が今までで一番スゴいと思ったコメント調査」の第2弾があり、ハリウッドザコシショウが、オール巨人の「弟子やったらパンパンやな」というセリフを挙げていた。ものまねネタにもされるかなり有名なセリフなのだが、当時、「ガチンコ!」という番組はまったく観ていなくて、実際のこの映像を観るのは初めてだった。しかし、今、四十代後半になる自分よりも、下の世代にはこの場面は絶大な認知度があるようだ。「ガチンコ!」や「学校へ行こう!」といったジャニーズの番組が、どうやら、TBSの現在のバラエティの源流にあたり、「リンカーン」から「水曜日のダウンタウン」に至る番組につながっていくということはあとからわかるが、リアルタイムではわからず、まるで追いかけていなかった。世代的に、自分には「元気が出るテレビ」の亜流に見えていたのである。80年代、90年代のテリー伊藤、および、たけし、とんねるずを本流と考えるならば、現状は、亜流がそれらに取って替わられているかのようだ。ノブコブ吉村が挙げた、有吉がハマコーを追いかける番組も知らなかったが、「悪魔の契約にサイン」という番組で、これもゼロ年代終盤のTBSのバラエティ番組だ。

 昨夜の「あちこちオードリー」は、新企画「思ってたのと違う発表会」。ラランド、真空ジェシカ、コットン、ゾフィー、ウエストランドが、ひと組ずつ順番に出演した。「爆笑問題さんが優しすぎる」という真空ジェシカ。

 ツイッターを見ると、テンダラー浜本が不倫というニュース。これはダメージになるんだろうか。

 昼はラジオ。今日の「ビバリー昼ズ」は清水ミチコが春休みで、高田先生とナイツという組み合わせ。高田先生、野末陳平先生、松村、伯山というメンバーのランチ会があったそうで、陳平先生と松村で、スマホをとり出し、お気に入りのAV女優を見せあっていたというからくだらない。それから、タイムフリーで、昨日の「ビバリー」を聴くと、オープニングのあとに秋元康が登場していた。幻冬舎から歌詞集を発売するとかで、少し前に松田聖子が登場したときと同じく、この日は一日中、秋元康はニッポン放送の各番組に出ていたようだ。続けて、昨日の「ナイツ ザ・ラジオショー」を聴くと、こちらは、秋元康は 14時台のゲストとして登場していた。

 楽天マガジンで雑誌のチェックをすると、「週刊新潮」の五木寛之の連載は石原慎太郎について書いていた。五木寛之と石原慎太郎は生年月日が同じなのだ。読書欄、栗原裕一郎の連載コラムでは、「文學界」3月号掲載のAマッソ加納の小説を「これまでの短編には感心したことがなかったが、今作なら芥川賞候補の射程内だろう。」と評価している。

 午後もまた、録画していたテレビ番組を観る。今日の「徹子の部屋」は、内田有紀が 24年ぶりの出演。観そびれていた「お笑い実力刃」もまとめて観たが、1月放送の回では、ビビる、ノンキーズの再結成があり、また別の回では、アンタッチャブル、サンドウィッチマンが嫉妬した芸人という特集があり、佐久間一行、U字工事が出演した。U字工事が高校生のときに「AHERA」に出ていたというのはぜんぜん知らなかった。あの番組は欠かさず観ていたから、ということは、「浅草お兄さん会」で初めて認識する前に、知らないうちにテレビで観ていたということか。栃木弁の漫才にした理由を語るところで、浅草キッドと「浅草お兄さん会」についてももちろん触れられる。

 夜、Netflix で映画を1本。「チック、チック…ブーン!」という映画を観たが、どんな映画かもあまり調べもせず、じつにいい加減なものだが、楽しそうな映画だと思って観始めたら、ジョナサン・ラーソンという35歳で亡くなった作曲家の物語で、これはもう少し調べてから観たほうがよかった。しかし、スピルバーグの「ウエスト・サイド・ストーリー」を観たときにも感じたことだが、アメリカ人にとってのミュージカルというものを、うまく理解できないもどかしさがまだまだある。


 夜もまた、録画していたテレビ番組を観る。放送直後の「太田光のつぶやき英語」を観ると、2週前の放送でもウクライナの情勢をこの番組では扱っていたが、その後、情勢は激変し、2週前の放送に登場した、キエフの街歩き動画を配信していたウクライナの男性が、今日の放送では番組のリモート取材に答えていた。今週は XXCLUB の映画のコーナーもあり、「ザ・バットマン」を紹介し、ロバート・パティンソン、ゾーイ・クラヴィッツにリモートインタビューをする。早乙女が俳優としてのアドバイスを求めると、絶句されてしまったのが可笑しい。

 今日は外出もせず、ブログの更新をふたつ。テレビやラジオばかりという一日になり、この日記には、ある程度、整理して書いているが、本当はもっと順番は入り乱れていて、書き残すほどでもないものもなかにはある。深夜には、Spotify のポッドキャストで「大竹まこと ゴールデンラジオ!」を聴いた。昨日水曜は、間寛平がゲスト。大竹まこととは同い年。ステージ4の癌だったというのをよく知らなかったが、そこから回復するまでのすさまじい話をしていた。それから、木登りしていて、木から落っこちて肋骨を折ったという話もして、大事故なのだが、どういうわけかいずれも可笑しい話になる。深夜1時過ぎに眠る。

2022年3月2日水曜日

3月2日水曜日/川崎に寄り道


◇ 霞が関・川崎

 朝から都内に。また霞が関まで行くことになり、昼は虎ノ門に出て、昼食にはまだ少し早い時間かと思ったが、ランチタイムサービスの貼り紙を店頭に見て、リトルタイガーという店に入り、虎ノ門カレーというのを食べた。380円。セルフサービスで、ゆで卵とコーヒーがついたが、あとからやってきた客たちは、ほとんどみんな、店に入るとすぐにゆで卵を手にとり、それから席に着いていて、じつに慣れている。

 新橋駅まで歩き、東海道線で川崎に移動する。モアーズのブックオフに寄るが、しかし、まるで買うものがない。雑誌の棚から、林家ペーの本をなんとか見つけ、220円の本を、100円引きクーポンを利用して買った。銀柳街に出て、トイレに行きたくなり、チネチッタのほうまでまわるが、チネチッタの裏のあたりをひさしぶりに歩いてみると、ちょっと歩いたところにロック座はまだしっかりとあるし、ソープランドがいくつもある。この街のいかがわしさを長らく意識せずに過ごしていた。おもて通りに戻り、ベローチェに入り、ひと休み。アイスコーヒーと、あんぱんを食べた。昨日読んだ「BRUTUS」の歌謡曲特集がまだ効いていて、Spotify で、BOOWY やチェッカーズをしばらく聴き、それから、ラジオを聴きながら、少し眠る。そのあとにようやく読書を始めるが、衝立ひとつ隔てた隣りの席の客が、電話でしゃべっていてうるさい。うるさいからもう出ようかなと思っていると、別の客が注意してくれて、電話がうるさい客は外に出ていった。せっかく静かになっても、店に入ってから3時間も経つので、自分も出ることにする。近代書房に寄り、外の百均から、中上健次特集の雑誌を2冊買った。朋翔堂にも寄るが、こちらではなにも買わなかった。



◇ 読書

 川崎から東海道線に乗り、横浜に戻り、もう少し読書したく、東口のドトールに入った。柄谷行人「世界史の実験」を読み終える。2019年刊、岩波新書。あとがきによると、丸善ジュンク堂で行われた講演をもとにした本で、世界史の本かと思って読むと、柳田国男論について多く語られている。難しいとは思いながらも、しかし、語り口のうまさのせいか、あまり苦労なく読み進められた。ノマドについて書かれたところ(P114~)などは興味をもって読んだが、定住以前のノマドと、定住以後のノマドがあるというのは、言われてみればそうだ。前者が「山人」、後者が「山地民」であり、柳田はこれらを区別した。遊牧民や芸能的漂泊民は山地民に類似し、柳田の考えでは、日本の武士は山地民であったという。「このタイプのノマドは、現存する国家に対抗するとしても、国家それ自体を否定するものではない。むしろ新たな国家を作り出すだけである。」「重要なのは、定住農民に依拠したと見なされる柳田国男が終生追求した「山人」こそ、まさに網野がいう「原無縁」に対応するということである。私自身はそれを、「原遊動性」(U)と呼んでいるのだが、それは定住以後には失われ、また忘却されたものである。それについて実証的に語ることはできない。」

 ぽつぽつと雨降りになった。夜遅くに帰宅し、タイムフリーでラジオを聴いているうちに眠ってしまう。深夜に目覚め、ラジオを聴きなおしながら、オンライン将棋を1局指し、待った10回の挙句、あきらめて負ける。

2022年3月1日火曜日

3月1日火曜日/歌謡曲を聴きたい

◇ テレビ・ラジオ・雑誌

 朝に目覚め、まず、ブログの更新をひとつ。ようやく今年の元日までたどりつき、トンネルを抜け出したようで晴れ晴れとする。午前中に、録画していたテレビ番組をいくつか。昨夜の「霜降りミキXIT」は、蛍原徹がゲスト。この番組は初めて観たが、「バナナサンド」と同じで、トークだけで面白いのに、後半のゲームコーナーが余計だ。タレントがゲームをしているのが好きな視聴者がそんなにいるのかと、いつも不思議なのだが、この種の番組はなぜか絶えずある。スポーツや麻雀のようなものではなく、そのコーナーだけのオリジナルのゲームをやっている。子どもが喜んで観るのはまだ理解できるが、深夜にそんな番組を誰が観ているのだろうか。

 昼はラジオ。「ビバリー昼ズ」の終わりごろからつけ、午後は「ナイツ ザ・ラジオショー」を聴いた。14時台は、マンボウやしろがゲスト。現在、かつての相方と「ニューカリカ」としての活動も始めたそうだが、やしろのほうは芸能活動を続けているのに、FMのパーソナリティなどをやっているあいだにテンポが遅くなり、コントの息が合わなくなっているという。引退していた林のほうが、むしろ、YouTube をよく観ているためにテンポが速くなっているのだと。続けて、聴きそびれていた昨日月曜の「ラジオショー」もタイムフリーで聴いた。14時台は、次長課長がゲスト。賞レースの時代以前に売れていた次長課長のすごさは、今となってはかなりわかりにくいかもしれない。女子高生の TikTok の生配信に、河本が「おめえに食わせるタンメンはねえ!」とコメントしたら、ギャグだとはまったく認識されずに、言葉どおりに怖がられたという話に笑った。先週金曜の「中川家 ザ・ラジオショー」も後半を聴きそびれていた。14時台は、TKO木本がゲスト。中川家とは、若手時代の松竹と吉本の関係の話になる。それなりのキャリア、紆余曲折もあるから、話が面白い。横山ひろしのエピソードには爆笑。たかしひろしの説明から滑らかで、そうとうしゃべり慣れている感じがあった。

 楽天マガジンで雑誌のチェックも。「週刊朝日」の「似顔絵塾」は、松尾貴史の講評がだんだん楽しみになってきた。黒木華は、松尾貴史が京都芸術大学で客員教授をやっていたときの教え子なのだ。「FLASH」には漫才協会の特集記事があり、事務局の空さんが、名前を出してコメントしていた。

 夕方に外出し、二俣川まで歩き、支払いや返済を順に済ませていった。月のあたまから、金のことが片づくのはじつに気持ちがいい。松屋に入り、ラタトゥイユカレーを食べた。580円。店内、暖房が効きすぎていて、熱い味噌汁を飲むと汗をかく。ジョイナステラスのくまざわ書店に寄り、「キネマ旬報」を立ち読みする。志らく師匠の連載にしばらく目を通してなかったが、読者賞を獲ったので、また改めて読んでおきたくなった。最新号ではやはり、読者賞について書いている。この連載、田山力哉に褒められたのがきっかけで読者の評価があがったというのは知らなかった。それから、西友のイタリアントマトに入り、読書をしていく。今日は疲れてないから読書がはかどるかと思いきや、あたまが回転するぶん、かえって余計な思考が多くなり、本に没入できなくなった。西友で買いものして、夜になってから帰宅する。


 夜も、録画していたテレビ番組をいくつか。今日の「徹子の部屋」は傑作選。スターたちの意外な特技の特集で、高嶋政伸の瞬間芸をひさしぶりに観た。1989年の放送。風間杜夫が落語を披露した回もあり、これは 2009年の放送。さまぁ~ず大竹がバイオリンを弾いた回も 2009年放送だが、どうも観た記憶がない。続けて、放送中の「さんま御殿」も追っかけ再生で観る。こちらは「家事ウマ vs 家事ヘタ」という特集で、ロバート馬場の家事の知識がとても実用的だ。

 楽天マガジンでまた雑誌を読むが、「BRUTUS」の歌謡曲特集がとても面白く、これはじっくり読みたかった。冒頭、近田春夫の歌謡曲論からもう面白い。小室哲哉のヒットの本質は詞にあったという指摘。小室作品には戦略がなく、広告代理店的なマーケティングからはほど遠いスタンスだが、対して、つんくにはメタな視点があり、商品を作っているという自覚があったという。秋元康は根っからの博奕打ちだから、それまでの自分とはまったく違うポリシーの作品も平気な顔して発表してしまうのだと、時代を築いたプロデューサー3者を比較する。そして、「歌謡曲の基底を成す価値観は、「不幸せ」に対する被虐的な興奮」だと論じ、近田はそのルーツを敗戦という体験だとする。小西康陽が「ぼくの好きな歌謡曲」を 20枚選ぶ企画も意外性たっぷりだった。小西は、70年代には好みが偏向していて、「すごくいい時代の歌謡曲と一緒に生きてきたのに、その良さをわかってなかった」のだそうで、7、8年前に覚醒し、昭和・平成の歌謡曲をDJするパーティーを定期的に開催しているおかげで、今、夢中で追いかけているところだという。シャ乱Qや BOOWY をDJで使っているというからびっくりする。挙げられている曲が Spotify にあるかどうか、いちいち確認しながら読んでいたら、やたらと時間がかかってしまった。そのほかのページでは、小宮悦子が「今夜はブギー・バック」に衝撃を受けていたという話にも驚いた。「ブギー・バック」の翌年、1995年には、小沢健二は「ニュースステーション」に出演しているのだ。

 深夜にまた、ブログの更新をひとつ。未更新を溜めるのがいやで、ラジオもつけずに更新していたが、深夜2時過ぎまでかかってしまい、ちょっと後悔した。明日も朝早いというのに、睡眠時間の計算がまるでできていない。部屋はだいぶ暖かくなり、ストーブをつけなくても平気になった。


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5月20日土曜日/「THE SECOND」

◇ 神保町  朝から都内に。小雨だが、予報ではすぐに止みそうなので、傘はもたずに出た。気温も読めず、パーカーを着ていく。今夜は「THE SECOND」を観なければならないから、余力を残しておきたかったが、想定していたよりも時間に余裕が作れなかった。昼は神保町。土曜はランチをや...