★ 楽天ブログに公開されていた日記を修正し、こちらに移植しました。
2004年1月1日
元旦からビデオ録画で大忙し。
黄金町へ。シネマベティ、チャップリン映画祭。
チャップリンで新年をスタートさせるのも悪くない。
「キッド」、「モダンタイムス」。
横浜東口、ブックオフ。手塚治虫「ビッグX」全4巻。
ほかに、たけし、タモリ、いかりや長介、綾小路きみまろ、山藤章二、筒井康隆、岡崎京子。
2004年1月2日
テレビ。「爆笑ヒットパレード」。
1部、今田耕司の司会は適任。
2部、印象に残ったのは、長井秀和、劇団ひとり。テツandトモがぜんぜんパワーが落ちていなくて嬉しくなる。いっこく堂、ちゃんと新ネタなのはさすが。
夜、家族で親戚の家へ。だらだらする。
2004年1月3日
昼、横浜にぎわい座、「にぎわいバラエティ寄席」。
ブラ坊「平林」、一龍斎貞友、びいランチ、鶴光、ブラック「お血脈」、円丈「いたちの留吉」。
馬車道、ディスクユニオン。中古CD、スクービードゥー、スーパーカー。
夜、再び、にぎわい座、「志の輔noにぎわい」。
前座、志の春「つる」。続いて、志の吉! 二つ目になって初登場。「寿限無」。
志の輔「はんどたおる」。仲入り挟んで、津軽三味線、岡田修。志の輔「妾馬」。
いつもは19時開演だが、今回は正月公演なので17時開演だった。二席目前に最前列の空席を指し「19時からだと思ってるんでしょう」とギャグにしていた。
「妾馬」が終わったとき、絶妙のタイミングでひとりの中年男性が場内へ、そして最前列の席へ向かいながらひとこと。「いつも19時からじゃんかよ~」
2004年1月4日
一日中、テレビ。
2004年1月5日
本年、初バイト。さっそくうんざりする。
2004年1月6日
バイト。うんざりする。
2004年1月7日
バイト。
馬車道、ディスクユニオン。中古CD、「日本の態度」、近田春夫&ハルヲフォン。
中華街。できたばかりの「横浜大世界」に行ってみる。入場料500円は、どう考えても高い。
新山下、ドン・キホーテ。ミラーボール、購入。使わないかもしれないけど。
元町、アポロブックス。「夜想」、購入。
2004年1月8日
バイト。
桜木町、バーミヤンで時間つぶし。
横浜にぎわい座「特選志らくのピン」。
トークゲスト、高平哲郎。「キル・ビル」を評価しているのが嬉しい。
志らく師「堪忍袋」、「品川心中」、シネマ落語「マンハッタン」。
手塚治虫「ビッグX」全4巻、読了。手塚治虫のこの時期の絵はとても好き。
2004年1月9日
バイト。
桜木町、バーミヤンで時間つぶし。
横浜にぎわい座、桂小金治独演会。
前座、春風亭朝左久「やかん」。このひと、初めて観たけどめちゃくちゃ上手い。何者!?
続いて、笑志「反対車」。前座に負けてる。
小金治、スーツ姿で講演スタイル。半生を語るトークショー。
仲入り後、松旭斎すみゑ、高座マジック。
最後に小金治「三方一両損」。トークショーはともかく、落語は心地好く聞けた。
★ 2022年注:前座の春風亭朝左久は、のちの春風亭一之輔さん。
2004年1月10日
バイト。
赤坂Move、しみずまなぶライブ。
しみずの出演時間に合わせて入場。しみず、絶好調のステージ。オムニバスCD発売記念だからか、気合たっぷり。
今回はしみずだけ観て帰らずに、最後まで観た。
あとに出たふたり、後藤冬樹、さとうもとき。楽しめた。
終演後、CD買う。一応、しみずにサインもらっちゃう。
2004年1月11日
関内、ニュースパークへ。新聞マンガについてのシンポジウム。情文ホール。無料。
パネリストは4人。呉智英、清水勲、上智大のジャーナリズム論の教授、朝日新聞のマンガ担当。
まず、それぞれの話が20分ずつ。
呉智英が期待通りの飛ばしっぷり。配布された資料をめくりつつ、いしいひさいち、しりあがり寿、森下裕美が如何にレベルが高いかを説きつつ、産経新聞「サラリ君」をぶった斬り。さらには、一般読者の投稿マンガの低レベルさにまで容赦ない批判。まったく痛快。
朝日の記者の話も面白かった。いしいひさいち、しりあがり寿、採用の経緯。ほかに候補に挙がったことがある漫画家として、なんと、ねこぢるの名が出たのにはウケた。
客層はマンガ好きというより新聞好きな感じ。会場から質問を受け付けると、簡潔にまとめようとしないひとばかりでうんざり。質問だって言ってるのに、自分の意見をダラダラと語る。なんなんだろうね。
今どきの若い客もけっこういると思っていたら、呉智英が呼んだ学生たちだった。
帰りがけ、夏目房之介を目撃。
来週、お江戸両国亭で開催する「サタデー落語フィーバー」の顔合わせということで、渋谷へ。
ユーロスペース近くの、ジョナサン。集まったのは、僕を含めて4人。顔見知りではあるが、しゃべるのは初めてというメンバー。説明、簡単に済ませ、そのままドン・キホーテへ。必要な備品をそろえる。買い物終わり、あっさり解散。まあ、そこそこ有意義ではあったか。
2004年1月12日
休み。そうじ。テレビ。
両国亭の準備、少し。
2004年1月13日
バイト。
横浜西口、東急ハンズ。備品購入。
2004年1月14日
バイト。
有楽町、よみうりホール「東西落語研鑽会」。
雀々「田楽喰い」、喜多八「やかんなめ」、小朝「紺屋高尾」、仲入り、こぶ平「ねずみ」、文珍「胴乱の幸助」。
2004年1月15日
バイト。
昼間、次回の「東西落語研鑽会」の先行予約、無事に取れた。
家元が出るとなれば、買い逃がすわけにはいかない。
2004年1月16日
バイト。
先週見つけたものがやっぱり気になり、再び中華街へ。
雑貨屋「志成」。金持ちの家によく敷いてあるような、虎の全身の毛皮、それを模したぬいぐるみのマット。意を決して買ってしまう。店内に飾ってあるもののみということで、店員さんに壁から剥がしてもらう。
ニューイヤーセールだかで、10%引き。多少、助かる。でも、7000円ほど。
バカでかい紙袋を提げて、電車に乗って帰る。
2004年1月17日
サタデー落語フィーバー、当日。
大荷物抱え、お江戸両国亭へ。
会場着くなり準備。バタバタする。
ゲストの志らべさん、開場時間過ぎても現れず、不安になるが、開演前には到着。道に迷ったそうです。
19時開演。
客3人だけ。それも知り合いのみ。
宣伝不充分のため、当然なのだが、客を入れるのは今後の課題だ。
無事、終了。やるだけのことはやった。
両国駅近くの居酒屋で打ち上げ。
終電なくなり、観にきてくれたしみずまなぶとともに、出演者のひとりである後輩宅へ。吉祥寺。
部屋にあった「週刊プレイボーイ」の原史奈に夢中になる。
2004年1月18日
朝、帰宅。
休み。なにもしない。
2004年1月19日
バイト。どことなくむなしさが。
2004年1月20日
バイト。
「六人の会」のインタビュー本、「六顔萬笑」購入。すぐ読める。ほかの5人が主に自分の話ばかりなのに対し、小朝だけは全体を見ている。わくわくするような話、たっぷり。
綿矢りさ「インストール」読了。芥川賞受賞以前に、ブックオフで100円で買ったもの。これも、すぐ読めた。
2004年1月21日
バイト。
「映画秘宝」購入。恒例の年間ベストテン。1位はやっぱり「キル・ビル」。2位の「シティ・オブ・ゴッド」も納得。
ブラック師匠の邦画1位もやっぱり「キル・ビル」。
2004年1月22日
バイト。
永田町、国立演芸場「志らくのピン」。山本益博プロデュース。
前座なし。いきなり、志らく師、山本益博、登場。本日最後の演目でなにが行われるのか、この時点ではまだ明かされない。
一席目、シネマ落語「天国から来たチャンピオン」。
仲入り後、再び山本益博、登場。口上。ここで今日のトリの演目が初めて明かされる。「文七元結」のあらすじを語ってもらうと言う。まだどういうことかよくわからない。そんなものがトリで大丈夫なのか?
再び志らく師。「男はつらいよ」全作ひとり語り。シアターグリーンのひとり芝居などでも披露された芸。
そして、落語語り「文七元結」。はたしてどうなるか?
これが面白かった。登場人物の感情を分析し、過去の名人たちの演じかたを実演してみせる。師匠の批評家的な面が爆発していた。これができる落語家は、何人もいないだろう。
ひさびさに志らく師匠の真骨頂を見た思い。
両国亭のメンバー2名と、赤坂見附、ジョナサン。
早くも次回公演の話。6月から隔月でやることに。タイトルは「両国フィーバー」。
2004年1月23日
バイト。
リーダーに、お江戸両国亭、押さえてもらう。
6、8、10、12月、無事予約。
2004年1月24日
休み。
「両国フィーバー」の開催に若干の不安を感じる。
2004年1月25日
早くきて、まず券を買う。マックで時間つぶし。後輩、遅れてくる。開場時間に戻る。
左側、通路にしゃがんで鑑賞。
山陽 文治の代演の話、傑作。講談は題がわからず。
きくお 記憶なし。
爆笑問題 年末年始のテレビで観たネタがほとんど。
玉の輔 「粗忽の釘」
‐仲入り‐
ゲスト、木久蔵 「林家彦六伝」
マギー裕基 司郎、審司のネタをそのままやる。もろ学生ノリ。
花緑 「ろくろ首」
後輩と、ベルビー赤坂、旭屋書店。そのあとラーメン屋。
一緒に渋谷。本屋めぐり。タワーブックス、闘牛百科書店、ブックファースト、渋谷古書センター。Flying Books は定休日だった。渋谷駅で別れる。
| ★ 後日、マギー裕基さんご本人からコメントが書き込まれた。 |
学生ノリって鋭いですね。当時、僕は大学の4年生でした。舞台でいったっけ?まあ、本当にありがとうございます。 (2004年05月29日 12時07分25秒) 」
2004年1月26日
バイト。
松屋。BSEでもうすぐ牛めしがなくなるなか、豚めしを始めた。値段も290円で一緒。さっそく食べてみる。けっこういける。
新宿、紀伊国屋ホール「紀伊国屋寄席」。タダ券で。
トリの文治、昨日、山陽がインフルエンザだと言っていた。やはり代演となる。代演は雷門助六。
小駒 「持参金」
平治 「源平盛衰記」 柳昇のものまねが秀逸。
三語楼「碁どろ」
‐仲入り‐
馬生 「景清」
助六 なにをやるのか興味。文治が演るはずだった「禁酒番屋」はできないので、それに似た噺を、といって「肥相撲」という噺。汚い。短い。それだけじゃあんまりだからといって、最後に踊りも。
立ち読み。ぴあ。応募していた「ぴあコラム大賞」が発表がされている。告知では12月発表だったので、もう見逃してしまったのだと思っていた。
結果。最終選考で落ちている。333通中、ベスト12。しかし、名前が載る以外はなにもなし。
半年の連載権を得た、大賞の井苅智幸。小劇場の役者だ。どこかで観たことがあるように思うが。
しかし、今、立ち読みしなかったら永久に知ることはなかった。危ない。この号、後日、買おう。
2004年1月27日
バイト。
馬車道、ディスクユニオン。中古CD&DVD「蕎麦あんびえんと」購入。
近くの、サンマルクカフェで時間つぶし。
関内小ホール、喬太郎独演会。落語会には珍しく、若い客、多し。喬太郎が講師を務める関東学院大の学生のようだ。
前座なし。喬太郎「寿限夢」。「にほんごであそぼ」からのブームで、最近やるひとが多いが、あまり面白い工夫には出会っていない。喬太郎に期待するが、やはり驚けず。
喬之助「短命」。
再び喬太郎。マクラ、東横線桜木町駅、高島町駅がなくなることについて。横浜ローカルな話題がばんばん飛び出る。爆笑。そして「お菊の皿」。
仲入り後、三たび喬太郎。新作。タイトルわからず。ホワイトデーの話。こういう冴えない青春物はお手の物。
2004年1月28日
バイト。
東横線桜木町駅。ドトールがあった場所に駅員が立って、なにかを売っている妙な光景。桜木町散策きっぷ、つまり入場券だ。110円。日付も、ちゃんと最終日の1月30日になるという。これはもう買うしかない。列に並んで購入。
ならばと思い、そのまま高島町駅にも行って購入。
数日前より、桜木町駅、高島町駅、ともに写真を撮るひとが増えている。鉄道マニア風のひとはもちろんだが、普通のひとが撮っているのが目立つ。
今さらながら思う。なぜ、なくす?
「蕎麦あんびえんと」DVD。最近の小西康陽、いい仕事。横山剣、ちょっとだけ出演。
2004年1月29日
バイト。
雑務からようやく解放された感じ。
2004年1月30日
バイト。
東横線桜木町駅、最後の日。夕方にきてみると、案の定、ひとが多い。至るところに写真撮影するひとが。混じって、ケータイで写真撮りまくる。駅や電車よりも、このひとだかりを記録しておきたい。
桜木町から高島町へ移動。これほどにぎわっている高島町駅は、かつて見たことがない。狭いホームがひとでいっぱい。改札に降りると、きっぷを求める行列が。
高島町の駅員にとっても、生涯でいちばん忙しい日になるであろう。外の歩道橋からも写真を撮る。
そのまま歩いて横浜駅へ。
ムービル1階、松屋。ジョイフルで時間つぶし。
ヨコハマシネマソサエティ「アイデン&ティティ」。田口トモロヲ×みうらじゅん×宮藤官九郎という組み合わせだけで心躍るものがある。原作マンガに感動したのは、もう10年も前だ。隠れた名作だったが、これで有名になったのは喜ばしいこと。映画は原作に忠実。やっぱり沁みる。
気になって、再び東横線横浜駅へ。
桜木町に戻ってみる。22時過ぎだってのに、さらにも増して大混雑。報道陣のすがたも目立つ。
記念撮影をする家族連れ。小さい姉弟がかしこまって、気をつけのポーズをとっていた。
毎日利用していた駅だから名残惜しい。横浜桜木町間、数回往復してみる。
反町駅も地下に潜ってしまうといううわさを聞き、行ってみる。さすがに反町までにぎわってはいないが、写真、ビデオ撮ってるひと、若干。
また桜木町駅。きっぷに並ぶひとの列がいよいよすごいことに。地下道の入り口をぐるりとまわり、グラフィティのあるガード下まで伸びている。
なんだか異常な熱気に包まれている。最後までいたい気持ちもあったが、ほどよいところで切りあげた。
あとはニュースで見よう。
2004年1月31日
休み。眠い。夕方までぐったりする。
知人よりメール。文治師匠の訃報。インフルエンザだと聞いていたのに。あっさりしたものだ。もっともっと観ておくべきだった。
さそうあきら「神童」全4巻、読了。傑作。終盤の悲劇的な展開を除けば、さわやかに読めた。テクニック的にも面白かった。
テレビ。映画「けものがれ、俺らの猿と」。ミュージックビデオの長いやつみたいな感じ。鳥肌実などのキャストは面白い。終盤、ちょっとだけ志らく師匠が出ていて驚く。ぜんぜん知らなかった。絶対、師匠の好きなタイプの映画ではないと思うが。