2021年8月15日日曜日

8月15日日曜日/愛宕

◇ 貧乏暇なし

 深夜にいったん目覚め、眠りなおし、早朝6時過ぎにはもう起きた。昨夜も涼しく、うっかりすると眠りすぎてしまいそうだ。録画していた「ゴッドタン」の「ラジオ芸人サミット」を観て、それから、7時からはラジオをつけておく。「石橋貴明のGATE7」には、谷繁が出演していた。梱包を作ろうとするが、クリックポストに接続できず。うちのネット環境の問題かと思ったが、あまりにもつながらないので、ツイッターで検索してみると、どうやら、サイトのほうの障害のようで、これはあきらめるしかない。



 今日は朝から都内に。連日の雨降りで、半袖ではやや肌寒いくらいだった。火曜日に東陽町に行ったばかりだったが、東陽町なんて今までぜんぜん訪れたことがなかったのに、どういうわけか、続けてまたすぐに、別の用件で行くことになった。昼は新橋に移動し、ニュー新橋ビルの岡むら屋で、肉めしを食べた。百円引きの券が、ちょうど財布に入っていた。それから、マクドナルドに入り、ひと休み。スマホを充電して、しばらく読書をしていく。

 虎ノ門から神谷町のほうにまわり、そのあと、どこかで郵便局に寄らなければと思っていたが、今日は日曜だ。ゆうゆう窓口が開いている郵便局を探すと、芝郵便局がいちばん近かった。愛宕のあたりを歩くのがかなりひさしぶりで、大学生のころに、先輩に連れられ、NHKの放送博物館に行ったことがあったが、それ以来だ。周辺はよく歩いているのに不思議なものだ。雨のなか、芝郵便局にたどりつき、昨日の3センチ以上の品を初めて定形外郵便で出してみようとしたが、510円だというから、安いといってもレターパックとあんまり変わらない。レターパックのほうが早く着くというので、結局、10円高いレターパックプラスにした。本当に510円だっけと疑問が湧き、スマホを出し、その場で日本郵便のホームページを確認してみると、たしかに510円だった。250グラム以内からが、350円になるのだった。再び、新橋まで歩き、どこかでもう少し読書をしていこうと、ベローチェに入り、ブレンドとクリームパンを食べた。ドリンク50円引き券が、ちょうど財布に入っていた。


◇ 読書

 福田和也「「作家の値打ち」の使い方」を読み終える。2000年刊。ブックオフで見つけて買っておいたが、今さらと思いながらも、読み始めてみたら、挑発的、刺激的で、めっぽう面白く、昨日から二日で一気に読んでしまった。「作家の値打ち」をいつ読んだのかは覚えていないが、刊行されたのはもう20年以上前になるのだ。しかし、あとがきに載せている読者の感想が、かなり高齢なことにはちょっと驚いた。当時25歳の自分よりも歳下の感想がまったくなく、若い読者は意外といなかったのだろうかと、今になって思うことになった。当時、福田和也は 40歳手前。坪内祐三との連載対談や「en-taxi」はこの本よりあとになる。今はどこでなにを書いているのか、まったく視界に入ってこないひとになった。

 新橋から、山手線で五反田に移動し、ブックオフに寄っていく。アプリの20パーセントオフセールが今日まで。110円の文庫本を5冊買った。大崎広小路駅から、東急線を乗り継ぎ、横浜まで戻り、有隣堂に少し寄る。ここ数日は本屋にぜんぜん寄っていなかった。ジョイナスの地下を通ったが、高島屋の地下もずいぶん変貌しているようだ。夜遅くに帰宅し、録画していた今朝の「サンジャポ」を観て、23時過ぎには眠った。

2021年8月14日土曜日

8月14日土曜日/体調が悪い・運も悪い

◇ 不調

 3週間ぶりに朝から県央地区に。雨の予報だが、家を出るときには止んでいた。涼しくて過ごしやすい。しかし、愛甲石田まで行く用があり、ちょっと動きまわっていたら、昼前にどうも体調がおかしくなり、気持ち悪くなってしまった。考えられるのは、睡眠不足か、それとも、水分が不足していたか。電車で眠ればよかったのだが、眠らずに、ずっと読書をしていた。呼吸器が弱く、数年前に救急車で運ばれたことがあるから、少し息苦しくなると警戒をしているが、そのときに、体内の酸素が少なくなるという症状を経験し、報道を観ていると、コロナの症状とどうも似ている。コロナだったらどうしようということもよぎる。今日もブックオフに寄りたいと考え、本厚木に寄ってから、町田に行くつもりだったが、体調が心配になり、町田に直行することにした。ひとまず、電車で数分でも眠りたかったのだ。


 昼間は食欲がぜんぜんなくなってしまったが、夕方にはなんとか食べられるようになった。小田急の町田駅の南口に出てみると、面白い飲食店がけっこうあることに初めて気がつく。町田にはちょくちょくきているわりには、あんまり食べ歩いたことがなかった。串あげ三昧なかなかという店に入り、レバカツ定食を食べた。550円。(町田駅の南口って、南にないような気がするんだけども。)それから、ブックオフがある通りにあるベローチェに入り、ひと休み。涼しいので、ホットコーヒーを飲んだ。一昨日、ブックオフで買った、「クイック・ジャパン」のかまいたちの特集をざっと読み、2時間ほどで出て、ブックオフに寄る。いつもどおり、上階からじっくりまわり、1時間半ほどかけて、9冊買った。

◇ 不運

 帰りは雨になり、ダイエーで買いものしてから帰るが、道路に水たまりができていたようで、勢いよく走ってきたクルマに盛大に水をひっかけられた。間の悪いところを通りがかってしまったもんだ。本当にこんなことがあるのかと思うくらいにひどいのだが、バケツで水をぶっかけられたみたいに、ジーパンとTシャツがずぶ濡れになった。これでは、なんのために傘を差しているのかわからない。天から降ってくる雨水よりも、水たまりの水のほうが汚いに決まっている。今日は涼しい一日だったが、夜になると寒くなり、なぜこんなずぶ濡れになって帰らなきゃならないんだと、この世の不条理を感じてならなかった。

 帰宅は夜遅くなり、録画していた昨夜の「タモリ俱楽部」を観て、それから、「Nキャス」を追っかけ再生で途中まで観た。23時からはラジオ。「HONMOKU RED HOT STREET」をつける。ラジオを聴きながら梱包もするが、メルカリのまとめ買いがあり、なんとかしてクリックポストで送ろうと、パズルのようにして、厚さ3センチ以下に収めた。しかし、角形2号の封筒には入らなくなり、ワンサイズ大きい封筒を使い、端をなるべく折り曲げたりして、これも工夫がいった。サイズはぎりぎりクリアするが、こうなると重さが心配で、本当は、簡単な量りが手元にあったほうがいい。もう1点、これはどうしても厚さ3センチ以上になるものがあり、3センチ以上はレターパックで送るしかないとずっと思っていたが、改めて検索してみると、定形外郵便が安いという記事を見つけ、定形外郵便なんて調べたこともなかったので、信じがたい気持ちになった。何年やってるんだという話だが、もはや、あらゆることに自信がなくなってきた。

 ツイッターから、ジェリー藤尾の訃報を知った。検索していて、ジェリー藤尾が「夜もヒッパレ」で「ラブリー」を歌っていたことも知り、YouTube でその動画を観た。「夜もヒッパレ」という番組は、放送されていたときにはその価値に気がつかず、きちんとチェックをし、録画保存しておくべきだった番組だが、それをしなかったのは、中山秀征的なものを見くびっていた不幸だ。そう思いながら、深夜1時過ぎに眠った。

 

2021年8月13日金曜日

8月13日金曜日/涼しくなって

◇ テレビ

 昨夜は涼しく、心地好く眠れた。早朝に目覚め、録画していたテレビ番組をいくつか観る。まずは、一昨日の「水曜日のダウンタウン」を。喫茶店での打ち合わせ中に、隣席の老紳士にネタのアドバイスをされるが、その老紳士は、じつは、テレビ局の取締役だったというドッキリ企画。老紳士のアドバイスを受け入れるのかどうかというものだが、錦鯉、ジョイマン、クールポコがターゲットにされ、ジョイマンだけが受け入れず、意外に芯のあるところを見せた。しかし、ジョイマンへのアドバイスだけが社会性が強く、これが軽薄なネタだったなら、やっぱり、ひどいネタでも受け入れたかもしれない。また別に、社会性の強いネタは受け入れるのかというドッキリをやったとしたら、どういう結果になるだろうか。「あちこちオードリー」も観ると、こちらは、東京03とかが屋がゲスト。紳助の一件はもう、ついにおおっぴらに語られるようになったのか。

 昼は「ビバリー昼ズ」を聴いて、午後はまたテレビの録画を片づけていく。「お笑い実力刃」の録画はたまるいっぽうだが、今週は休止だったから、これで追いつけた。まず、2週前の放送は即興漫才の企画。4つのキーワードを使い、30分で漫才を完成させるという対決で、なすなかにし、ラニーノーズ、プラス・マイナス、Aマッソ、オズワルドという5組が出演した。なすなかにし、プラス・マイナスは早く作ってしまい、演じながら完成させるというやりかただったが、いっぽう、時間ぎりぎりまで台本を作っていたオズワルドは対照的だった。作家としての面と、演者としての面、どちらの比重が大きいか。続けて、先週の放送はチョコレートプラネットで1時間。コントだけでは捉えきれない、どうもルーツの見えないコンビだ。

 今日は朝から雨降りで、少し寒いくらいになってきた。なんという気候の変動だろう。出かけるのも躊躇していたが、夕方、かつやまで行って、豚ロースタレカツと牛焼肉の合盛り丼を食べた。よっぽど食欲がないと、これはなかなか食べられないと思っていたが、今日は涼しく、今日なら食べられると思った。スーパーで買いものしてから帰る。ツイッターからニュースを見ると、東京の新規感染者数は 5773人に。神奈川は 2281人。埼玉は 1696人。千葉は 1089人。大阪は 1561人。福岡は 951人。沖縄は 721人。

◇ ラジオ・読書・映画

 タイムフリーで聴いた、火曜の「ナイツ ザ・ラジオショー」は、ヒコロヒーがゲストだった。近畿大学の落研出身だということを今さら知ったが、大学から金をもらうためだけに存続しているような、麻雀ばかりやっているだらしない落研だったというので、いよいよ親近感が湧く。そんな落研でも、ヒコロヒーは落語をやったことがあるようだ。

 部屋で読書も。島田雅彦「小説作法ABC」を読み終えた。2009年刊、新潮選書。小説論かと思って買っておいたが、読んでみたら、(小説家を職業にするための)ビジネス書みたいな本だった。タイトルに反して、ABCよりも先のことばかりが書いてあり、なんだかこざかしくないかと思いながら読んでいた。その当時の旬の作家の文章が多く引用されていて、その目配せもいやらしい。

 アマゾンプライムで映画を1本。公開時に観そびれてしまった「三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実」を観た。三島由紀夫の本はどういうわけか縁がなく、一冊も読んだことがないが、この映画は観たいと思っていた。三島由紀夫の映像を、ここまでじっくり観たこともなかったから、それがまず面白かった。こういう声で、こういうしゃべりかたで、こういう表情、しぐさをするというのを初めて知った。四十代半ばの僕らの年齢でも、三島由紀夫というのは国語の教科書で知るような名前だったから、明治の文豪たちの仲間のように子どものころは錯覚をしていたが、つい数年前まで生きていた人物だとイメージできるようになったのは、おそらく、もっとおとなになってからだったはずだ。この映画を観ると、三島のスター性がわかるし、それがわかると、三島の自決の衝撃というものが初めて生々しく迫ってくる。討論会は、芥正彦という人物が登場して、白熱するが、寺山修司とも関わりがあったこの人物は、もしかしたら、名前くらいは目にしたことはあったかもしれない。赤ん坊を抱いた若き芥正彦は、じつに魅力的な論客として現れるが、現在のインタビューが出ると、態度も口調も、どうもつまらない老人になってしまったように見え、この芥正彦のすがたこそが、全共闘の結末だという感じがした。もうひとり、木村修というひとは、穏やかなおじいさんになっていて、時間をかけて、おそらくなにかを受け入れたのではないか。この映画では、さまざまな人物が登場し、証言をするが、橋爪大三郎が、芥正彦の演劇仲間だったということにも意外性があった。この討論のひとつの見どころは三島の誠実さで、意見が対立するからといって、学生たちを相手に、追い込んだりするようなところがまったくないということを、内田樹が熱を込めて指摘していた。

 ツイッターのトレンドを見ると、メンタリストDaigo がホームレスへの差別発言で炎上しているようだ。発言を確認もせずに批判をする気もなく、そんなことに労力を使いたくもないのだが、この件にかぎらず、ホームレス差別が問題になるたびに思い出すのは、「その男、凶暴につき」の冒頭のシーンだ。観なおしたくなり、YouTube を検索してみたら、その冒頭のシーンだけを切りとった動画があった。ホームレスに暴行を加えた少年たちのひとりの家に、たけし演じる刑事が踏み込んでいく。この映画が公開されたのは平成元年だが、ホームレスを襲撃する事件が社会問題化したのは80年代で、もう30年以上も経っているというのに、今もなお、たけしのこの怒りが有効であるという現状は非常に情けないものだ。そう思いながら、深夜0時半過ぎに眠った。

2021年8月12日木曜日

8月12日木曜日/綾瀬・稲荷町・上野




◇ 貧乏暇なし

 朝から都内に。つい先週に綾瀬に行ったばかりなのに、また綾瀬に行くことになり、それまではめったに訪れることはなかったのに妙なものだ。昼食は富士そばで、冷麺風そうめんを食べた。珍メニューだと思って食べてみたが、あまり充実感のない食いものだった。ベローチェに入り、ひと休み。アイスコーヒーとブリオッシュクリームパンを食べる。ブックオフにも先週寄ったばかりだが、一応寄ってみると、それなりに買うものがあり、110円の本ばかり、4冊買っていく。アプリのセールが今日から始まっていて、20パーセント引きになった。セール中であれば、今日はもうちょっと、ブックオフをまわってみようかと考える。

 綾瀬から、千代田線、日比谷線、銀座線を乗り継ぎ、稲荷町に移動する。ブックオフ、2店目。この店舗もしばらく寄っていなかったが、隣りにあったジョナサンは閉店して、そのあとはセブンイレブンになっていた。110円の文庫本にいいものがさっそく見つかるが、そのあとはまったくなく、ストックを自由に見ていいという貼り紙がわざわざしてあるから、タレント本のストックを開けてみると、買うものが1冊あった。この2冊だけ買っていく。稲荷町のブックオフは、いつも、浅草の帰りに寄ることが多いが、地図で見ると、上野からの距離とあまり違わない。この距離感が、わりと最近までわかっていなかった。稲荷町から上野まで歩いてしまい、たまには知らないルートを通ってみようと思い、上野駅の西側には進まず、首都高沿いを歩いていく。小雨がぽつぽつと降り始めるが、傘を買うほどでもなし。しばらく進み、そろそろ御徒町かというあたりで、アメ横を横切り、上野広小路のブックオフにたどりついた。本日、3店目のブックオフ。かまいたち特集の「クイック・ジャパン」など、ここでは3冊買っていく。



 御徒町から山手線に乗り、品川からは京浜急行に乗って帰る。ツイッターからニュースを見ると、東京の新規感染者数は 4989人に。神奈川は 1807人。埼玉は 1528人。千葉は 1038人。大阪は 1654人。気になるのは、福岡が 1040人になり、初の千人超え。沖縄は 732人。夜に帰宅し、タイムフリーで、今日の「ビバリー昼ズ」を聴きながら、金の計算をして、それから、オンライン将棋を1局指した。ブログの更新をひとつしてから、23時頃には眠る。

2021年8月11日水曜日

8月11日水曜日/源流には

◇ テレビ

 朝、録画していた「紙とさまぁ~ず」を観た。ゲスト不在、ゲストのアンケートの答えだけを見ながらトークする番組だが、今回のゲストは内田理央で、この番組はここまでずっと女性ゲストばかりだ。若い女性ゲストのアンケートをもとに、おじさんふたりで勝手に盛りあがっているという構図が可笑しく、しかし、女性アナウンサーも同じ場にいるため、男だけの会話にもならないのがうまくできている。次週のゲストは泉里香で、今週は初めて、2週にまたがずに1週だけで終わった。月曜の深夜は、さまぁ~ずの番組が続けてあり、「さまぁ~ず論」はゲストにも寄るが、ここ3週は児嶋一哉が出ていて面白かった。

 昨夜に放送された、所ジョージの「ファミリーヒストリー」も録画していた。この放送は楽しみにしていて、すぐに観たかった。母型の祖父が飴売りの芸人だったということにまず驚くが、70年代に、その映像が資料として残されているくらいのひとなのだ。所ジョージはそのことを知らずに、芸能の道に進むというのはいったいなんなんだろうか。いっぽう、父は整備兵をやっていて、戦後は警察予備隊にいたが、露天商だった母型の祖父は警察が嫌いだったため、最初は結婚を認めてもらえなかったという。この番組はいつもそうだが、両親の結婚の過程に今回も感動させられる。なにしろ、ここがいちばん本人の存在に係わるところで、タイムトラベルものの映画みたいに、結婚できなかったら所ジョージが消えちゃうという気にさせられる。後半は、所ジョージ本人の道のりになっていくが、ここにもやはり、両親それぞれと似た部分をどうしても感じていくことになるのだから、この番組の構成は巧妙だ。



 夕方、駅前まで買いものに出て、吉野家にも寄り、牛カルビ丼を食べた。読書をするため、ドトールに入り、アイスコーヒーとクイニーアマンを食べる。ツイッターからニュースを見ると、東京の新規感染者数は 4200人に。神奈川は 1565人。埼玉は 1227人。千葉は 955人。大阪は 1490人。感染者数は2週間前の結果だというのは、「グッとラック!」で北村義浩教授がさんざん言っていたことだが、オリンピックの影響がそろそろはっきりしてくる。神奈川は二千人以下に戻り、少しほっとする。

◇ 雑誌・映画

 ドトールでは、少し前にブックオフで買った、「本の雑誌」4月号の津野海太郎特集を読んでいた。佐久間文子によるロングインタビュー、本人のエッセイと「津野海太郎がつくった本25冊+3」、それから、近しいひとたちが寄稿している「私が知っている津野海太郎」、最後に年譜もあり。ぱらぱらと読むだけでは済まず、特集ページすべてを興味をもって読んだ。津野海太郎の名は、ちょうど、今年読んでいた「決定版 日本の喜劇人」のあとがきにも出てきたところだった。あの本の誕生に津野海太郎が関わっているとは、晶文社の本だから言われてみればそうかとも思うが、このあとがきを読んで改めて知った。植草甚一もそうだが、自分の好きなサブカルチャーの源流には、津野海太郎の存在がじつはとても大きい。特集では、小林信彦も植草甚一も、まだ浪人生だった高平哲郎に教えてもらったということが語られていて、それもすごい話だと思った。もし、高平哲郎が教えなかったら、サブカルチャーの歴史がまるっきり違ってしまっていた。

 夜に帰宅し、アマゾンプライムで映画を。大林宣彦監督の「さびしんぼう」を、昨夜に観ようとして中断してしまったが、その続きを今夜観た。しかし、今まで観た大林宣彦作品のなかでも、これはいちばん興味がもてなかった。富田靖子をなぜ白塗りにしたのだろう。大林作品では、未見の作品もまだたくさんあるが、叙情性よりも、「金田一耕助の冒険」や「HOUSE」のようなカオティックなもののほうが好きだ。

2021年8月10日火曜日

8月10日火曜日/失敗はめぐる



◇ 東陽町・門前仲町

 今日は朝から都内に。門前仲町で、早い時間に昼食になってしまい、日高屋に入り、黒酢しょうゆ冷やし麺を食べた。東陽町に移動することになり、古本屋を検索してみたら、そういえば、錆猫さんの「古本と肴 マーブル」が東陽町だった。東陽町に寄る用がまずなく、せっかくだから寄ってみようと思ったが、お店まで行ってみると、緊急事態宣言のためにお休み中だった。残念。どこかでひと休みしたくなり、ベローチェに入ろうとするが、レジに行列ができている。これはだめだと思い、どうしようかと迷ったが、隣りのデイリーヤマザキに、広いイートインスペースがあり、こっちに入ることにした。ボトル缶のカフェラテと、フレンチトーストを買って食べる。ベローチェよりも安あがりになり、かえってよかった。予定よりも時間が空いてしまい、このあとの予定を再考する。門前仲町に戻ることにして、ブックオフに寄っていく。わざわざ寄ったかたちだが、買うものがたくさんあり、寄った甲斐があった。9冊購入。おまけに、なんのセールだかわからないが、1割引きになっていた。嬉しい。


 それから、地下鉄を乗り継ぎ、渋谷にも寄っていく。まず、古書サンエーを覗くが、ここでは買うものなし。道玄坂を横切り、センター側からY字路の交番の前に出ると、ひげガールの宣伝カーが走っていた。通りすぎてから気がつくが、トラックの後部が、米山ババ子哀悼への感謝を表す広告になっていて、急いで写真を撮ろうとしたが、間に合わなかった。今さら気がついたが、この「米山ババ子」という名は「ヨネヤマママコ」をもじっているのだろうか。まんだらけにも寄るが、ここでもなにも買わない。門前仲町のブックオフだけで荷物が重くなり、じっくり物色する気力もなくなってしまった。渋谷から東横線で横浜まで戻ってくる。ツイッターからニュースを見ると、東京の新規感染者数は 2612人に。神奈川は 1572人。埼玉は 1166人。千葉は 860人。大阪府 697人。東京は落ち着いてきたようにも見えるが、気になるのは神奈川だ。

 もう少し読書していきたく、横浜西口のマクドナルドに入ろうかとも思ったが、西口のひとの多さに、やめたほうがいいんじゃないかという気になった。体感的には、ひとの密度は渋谷とあまり変わらないような感じがする。それから、今度、ムービルにネイキッドロフトが越してくることを知り、楽しみにしているが、ムービルに寄ってみても、その告知はまだ見当たらない。今日は10日だから、ムービルは料金が安い日で、本当は映画を観たかった。

 横浜から星川に移動し、ここでマクドナルドに入った。星川駅もずいぶん改築され、マクドナルドの入り口は改札からすぐだったものが、一度、外に降りて、階段でまた上がらなければならなくなった。マクドナルドはいい迷惑だろう。アイスコーヒーと、新商品のスパビーというのを食べた。当たり前のように「スパビー」とだけ書いてあって、スパイスビーフだとは思うが、あだ名をそのまま芸名にするタレントみたいだ。しばらく読書をして、それから、コーナンに寄り、ダンボール板を買っていく。3枚買って、束ねるようにお願いしたら、店員の青年が、ダンボールに直接テープを貼ってしまい、そのテープを剥がしたら、ダンボールが禿げてしまった。青年はかまわずそのまま束ねようとするので、ツッコミの声を思わず出しそうになるが、穏やかに静止し、交換をお願いした。しかし、その青年はなんだかちゃんと謝らないのだ。そばを通りがかったおばさんの従業員に、禿げたダンボールをどうしたらいいかを訊き始めたが、それよりもまず、ダンボールの交換が先だろう。おばさんの従業員がすぐに交換を申し出てくれたから、スムーズには済んだのだが、だめな若い店員に出会うことがやけに多い。もしかすると、自分がだめな書店員だった因果応報だろうか。いや、書店でバイトを始めたばかりのころはそうだったということだが、どうもそのときの失敗が、めぐりめぐってやってきているような気がする。ダンボール板はかさばるため、星川からは、空いてる電車を待ってから帰った。

◇ 読書・雑誌

 マクドナルドで、宮沢章夫「サーチエンジン・システムクラッシュ」を読み終えた。2005年刊、文春文庫。表題作の初出は「文學界」1999年10月号。芥川賞候補にもなったはずで、いずれ読もうと思いながら、もう20年以上も経っていた。読みながら思い浮かべるのは、やはり、宮沢章夫の舞台で、2000年代に観ていた遊園地再生事業団のトーンを感じていた。あれらの舞台に先行して、このような小説が書かれていたのだ。

 楽天マガジンで読んだ「婦人公論」の大鶴義丹のインタビューが面白かった。李麗仙の追悼記事なのだが、ここで語られているような唐十郎の様子は、どこか報じたところはあっただろうか。「母が亡くなった翌日、父はその遺体に対面しました。僕が母の死を知らせ、迎えに行ったのです。12年に転倒により脳挫傷の大ケガを負った父は、体もやや不自由です。その父が、母の亡骸に向かい、手を叩き、劇中の歌を歌ったりと、かぶいてみせるんですね。そして最後に、「李麗仙、また逢おう!」と。」

 深夜0時過ぎから、アマゾンプライムで映画を観始めてしまったが、そういえば、「爆笑問題カーボーイ」があると思い出し、映画は中断して、深夜1時からラジオをつけた。いつも聴いているラジオを、なぜ、忘れてしまうんだろう。オープニングは、オリンピックの閉会式について、肯定的な話をずいぶんしていた。聴きながら眠る。

2021年8月9日月曜日

8月9日月曜日/振替休日

◇ 連休

 早朝に目が覚め、まず、ブログの更新をひとつする。眠っているあいだは暑かったが、目覚めてから雨になり、涼しくなってきた。少し読書をして、聴きそびれていた先週月曜の「伊集院光とらじおと」(ゲスト・古舘伊知郎)をタイムフリーで聴いた。ラジオを聴きながら、オンライン将棋を毎日指しているが、7級相手にまるで勝てなかったのが、あっさり勝てるようになってきた。もう勝てるだろうと、相手を6級に上げてみると、あっさり負けた。昼もラジオ。「ビバリー昼ズ」(ゲスト・タマ伸也)をオンタイムで聴く。「ナイツ ザ・ラジオショー」は今日はお休み。録画している「徹子の部屋」(ゲスト・吉行和子)をすぐに観た。祝日が閉会式の日に移動し、今日はその振替休日で連休になっていて、自分の生活にはまったく関係がないようでも、聴いているラジオには影響がある。

 ダンボール板をもうすぐ切らしてしまいそうで、星川のコーナンまで買いに行かねばと思っていたが、雨は止んだものの、風がびゅんびゅん唸るような音をたてている。ヤフーの天気予報を見ると、強風注意報が出ていた。これではダンボール板は運べない。夜には静まるのかもしれないが、確実なことはわからず、今日はやっぱりやめておく。この3日間は、近所の郵便ポストまで出るだけで用が済み、外出らしい外出はせず、ひげもずっと剃っていない。日が暮れてから、駅前のスーパーまで買いものに行ってきた。ツイッターからニュースを見ると、東京の新規感染者数は 2884人に。月曜としては過去最多だそうだが、神奈川県は 2166人になり、いよいよ東京に迫る勢いだ。埼玉は 1160人。千葉は 952人。大阪は 995人。

◇ テレビ

 「お笑い実力刃」をしばらく観そびれていて、しっかり観たいと思っていたら、なかなか観ることができず、4週も録画がたまってしまった。いっぺんに観ることはできないが、まずは4週前から。「遅咲き実力刃」という特集で、4組が出演。登場順に、もう中学生、ヒコロヒー、空気階段、インポッシブル。それぞれが、7分を自由に使っていいという趣向。もう中学生と同じく、インポッシブルも「有吉の壁」をきっかけにブレイクしているとは知らなかった。ヒコロヒーはコントになると、やっぱりどうも、本領を発揮できていない感じがする。なにかもっと、ふさわしい形式がありそうだ。「ヒコロヒーのヒッコロコント」というコールから始まるのは、いかにも関西的で、松竹芸能の舞台で育ってきたのだと改めて思わせる。もう中学生の漫談というのも珍しかった。もう1週、その翌週は、ジャルジャルだけで1時間。この番組、再登場は初めてだ。ライブでよくやっている即興コント、それから、早着替えで入れ替わりながら、コントを数珠つなぎにノンストップで演じていく趣向、最後は、「M-1」でやった「国名分けっこ」のバンドバージョンと、ジャルジャルの独自性があふれていた。前のめりに観てしまう1時間だった。

 録画の再生を止めたら、たまたま映ったニュースで、アップダウンの特集をしていた。ツイッターで、アップダウンが長崎の原爆を題材にした漫才をやっているという記事は目にしていた。この特集を、途中からだが興味をもって観たが、なるほど、落語の人情噺のように、人情漫才はできないかという発想なのだ。試み自体は素晴らしく、難しいとは思うが、四十代になっても若手みたいな漫才を続けているコンビも多いなかで、けして器用なかたちではないながらも、歳相応の漫才を模索している姿勢は支持したくなる。

 夜遅くに、アマゾンプライムで映画を1本。コーエン兄弟の「ヘイル、シーザー!」を観た。映画業界の物語だが、この映画自体が映画的魅力にあふれていて、2時間弱のコメディにまとめあげる手つきが鮮やかだ。深夜0時過ぎに眠る。

2021年8月8日日曜日

8月8日日曜日/閉会式を少しだけ

◇ ニュース

 朝まで映画を観て、近所の郵便ポストまで投函に行こうと、早朝5時前に外に出ると、雨降りだった。戻ってきて、録画していた昨夜の「Nキャス」を観る。河村たかしが金メダルをかじった件で、たけしが「あいつはいい加減なやつで」と、名古屋で映画の上映をやった際に、舞台あいさつに出てきた河村たかしが映画の結末をしゃべってしまったことに怒っていた。オリンピックの話題一色で、小田急線の刺傷事件は扱わないのかと思ったら、最後の最新ニュースのコーナーで、「続報」を伝えた。この番組内ではここまで扱っていないのに、いきなり「続報」というのも変な感じがした。

 朝から3時間ぐらい眠り、ブログの更新をひとつしてから、録画していた今朝の「サンジャポ」を観た。金メダルを獲った女子ボクシングの入江聖奈選手がスタジオに生出演。別のスタジオには、やはり金メダルを獲った野球の選手たちも登場した。試合はまったく観ていないが、入江選手は「Nキャス」でもオリンピックが始まる前から追いかけていて、カエルが好きなあの選手かと認識していた。素朴なキャラクターも好ましく、二十歳の子が金メダルを獲って、芸能人に混じって座っているすがたにはなんだか感動する。河村たかしの件はいかにも「サンジャポ」好みのニュースだと思ったが、あんまり笑いにはせず、意外とシリアスに扱っていた。実際に金メダルを獲った選手が出演していれば、まあ、そういう扱いになるか。「ワイドナショー」は、オリンピック中継との兼ね合いで、今日は短縮版になり、50分の放送だった。河村たかしの件を、もちろん、こちらでも扱っていたが、松本も、自身の番組などで金メダリストに会う際の困惑を語っていた。金メダルを渡されることがあるが、拒むわけにもいかないし、どう扱っていいか困るというのだ。金メダルをかじるポーズを、記者が要求する悪習についても語られていて、この視点はほかの番組にはないものだった。

 午後はラジオ。「爆笑問題の日曜サンデー」を聴きながら、オンライン将棋を指し、それから、ラジオをつけたまま、少し眠った。目覚めて、また近所の郵便ポストまで行ってくる。朝から雨降りで涼しかったが、雨は止んでいた。しばらく、部屋で読書をして過ごすが、雨が止んでからは部屋が暑くなった。ツイッターからニュースを見ると、東京の新規感染者数は 4066人に。神奈川県は 1860人。埼玉は 1364人。千葉は 998人。大阪は 1164人。夜にまた、スーパーまで買いものに行くと、ついに、横浜市長選のポスターが掲示板に貼られていて、写真を撮ろうとしたが、暗くてよく映らないからやめた。

◇ 閉会式

 夜は、オリンピックの閉会式の放送があり、録画して、あとで観るつもりで、ほかの録画してある番組を観ていたが、ふと気がつくと、録画がもう終了していた。こんなに放送時間が短いはずがないと、意味がわからず、確認してみると、NHKのサブチャンネルでは放送されていて、メインチャンネルはニュースに切り替わってしまい、どうやらそちらを録画していた。メインとサブがあることに気がつかず、放送時間は確認したつもりだったが、なぜこちらを録っていたのか。サブチャンネルのほうで録画を再開するが、保存しようと思っていたのに、途中が抜けるという間抜けなことになった。これで大丈夫だと思い、あとで録画を確認すると、なんと、再開した録画も15分程度で切れていた。ネットニュースを見て、その原因がわかったが、どうやら、台風のニュースのためにサブチャンネルに切り替わったということのようだ。台風ならしかたがないとも思うが、オリンピックの閉会式がまともに放送されない国ってあるんだろうか。しょうがないから録画されていたところまで観ると、まず、古関裕而の「オリンピックマーチ」が使われたりしていて、開会式よりも、ぐっと落ち着いた雰囲気に感じられる。閉会式のほうは、さすがに立て直す時間があったということだろうか。そして、選手入場が終わると、なんと、スカパラが登場したのには驚いた。いや、これは誰とも共有できない個人的感慨かもしれないが、先月は「映画:フィッシュマンズ」を観て、たまらない気持ちになっていたところに、すぐさま、小山田圭吾の一件があり、あの開会式までのドタバタのなか、90年代サブカルチャーの負の部分ばかりがとりざたされ、それらを目にしては疲弊していた。そこにこのスカパラの登場だ。まさか、閉会式で、ドラムを叩く茂木欣一のすがたを観ることになるとは。誰がこれに興奮せずにいられよう。それから、「上を向いて歩こう」が流れ、盛りあがってきたところだったが、ここで録画は切れた。これ、地上波で再放送はしてくれないのだろうか。ツイッターで情報を追うと、DJ松永なども登場したようだ。しかし、今日は閉会式を観ればそれでいいやというつもりの日だったので、それがなくなると、がくっと気が抜けた。代わりに映画でも観ようかという体力もなく、眠くなり、そのあとの記憶はない。

2021年8月7日土曜日

8月7日土曜日/話したことがある

◇ ラジオ

 早朝に目覚めると、外はどしゃぶり。「木梨の会」を途中からつけた。ラジオを聴きながらオンライン将棋を指し、楽天マガジンで雑誌のチェックをするのがだいたい日課になっていて、ブログの更新もするし、どういうわけかやたらと日課が多い。それから、梱包をして、どしゃぶりのなか、近所の郵便ポストまで行ってきた。9時からはまたラジオ。「ナイツのちゃきちゃき大放送」をつける。土屋さんの「消しサカ」の YouTube に、ついに編集のひとを雇うことになったそうで、ナカバさんというのはもしかしてと聴きながら思っていたが、どうやら、道楽亭のねづっちさんの会の打ち上げでお話ししたことのあるナカバさんだ。白髪頭だけれども若いひとで、「仮装大賞」のマニアというので、間違いないと思った。たしか、名刺もいただいたんじゃなかったっけ。チャップリンのマニアでもあり、スマホにチャップリンの動画がたくさん入っているという、外見はにこにこした普通のおじさんのようだったが(若いのだけど)、かなり突き抜けたひとだった。今週の「常連さん」はえのきどいちろう。河村たかしが金メダルをかじった件について、河村はそのほかにも、その場で女性蔑視的な質問もしていて、そのほうが問題だとの指摘。謝罪はしたが、トヨタにひれ伏したというかたちでは、問題の解決にはならないという話をしていた。

 昼は録画していたテレビなどを観て、寝っ転がって読書をしていたら、そのまま昼寝をしてしまい、汗だくになって目覚めた。日が暮れてから駅前まで買いものに行くが、家にいる時間が多い日はいろいろ片づくかと思いきや、かえってだらしがない。そして、あっという間に夜になる。ツイッターからニュースを見ると、東京の新規感染者数は 4566人に。神奈川県は 1893人。埼玉は 1449人。千葉は 1075人。大阪は 1123人。

 Spotify で、柴田聡子の「GT」が配信されていた。少し前に「HONMOKU RED HOT STREET」で聴いて、アナログのみかと思っていたので、これは嬉しい。23時からは、その「HONMOKU RED HOT STREET」をオンタイムで聴く。クレイジーケンバンドの今度のカバーアルバムには「サマーヌード」も入れようとしていたが、うまくいかなくてやめたそうだ。CKBの「サマーヌード」、たまらなく聴きたいじゃないか。

◇ 読書・映画

 深夜にまた読書をして、津村記久子「この世にたやすい仕事はない」を読み終えた。2019年刊、新潮文庫。親本は2015年刊。古本で買ったものなので帯がついていないが、書店で見かけた帯に、誰のコメントか忘れてしまったが、「ガリバー旅行記」になぞらえたことが書いてあり、そこに興味をもったのだが、想像していたものとはちょっと違った。旅行記のように、この主人公にはそこまで旅行者の視点はあるだろうか。読書メーターを見ると、この小説は人気のようで、驚くほど読まれている。仕事というテーマは大きな関心事なのだ。

 夜が明ける前に、アマゾンプライムで映画を1本。大林宣彦監督の「HOUSE」を、見放題がもうすぐ終わってしまうので、ついに観た。1977年公開。大林監督初の商業映画で、この映画の革新性は知識としては知っていた。この映画がテレビで紹介されるときなど、家に人間が食われる場面なんかがよく使われ、ジャパニーズホラーの元祖のような印象が大きかったが、それよりも、18歳の池上季実子が脱いでいたりとか、そっちのほうのインパクトが公開当時は強烈だったんじゃないだろうか。改めてそんなことを思うのも阿呆らしいが、そこはテレビでの紹介には使われないから、観てみないとわからなかった。

2021年8月6日金曜日

8月6日金曜日/早稲田の箱根山

◇ 原爆の日

 朝早く目覚め、 TBSラジオをつけると、森本毅郎が夏休みで、喜入友浩アナが代打を務めていた。ラジオから、今日は広島の原爆の日だと気がつかされる。喜入アナがとても情緒的に語っていて、平成5年生まれだというので、そんなに若いのかと驚いた。いや、二十代後半は若いかどうかというところだが、ラジオだと顔が見えないから、若さがわからなかったりする。戦争との距離感が、われわれの世代ともまた違うだろう。子どものころにはその意味を特に考えることはなかったが、昭和50年代には、子どもが読むマンガにも戦争の影はかなりあった。(たとえば、「ドラえもん」でも。) ドリフでも、「ひょうきん族」でも、戦争のコントをよく観ていた。





◇ 箱根山

 朝から都内に。京浜急行の蒲田から空港線に乗り換え、天空橋という駅から、東京モノレールに乗り換える。モノレールに乗れるのが今日はちょっと楽しみで、何年か前に、根本敬の作品を観るため、京浜島に行ったとき以来に乗った。大井競馬場前駅で降り、八潮のほうに用があったが、どうやらオリンピックの会場が近くにあるようで、チケットの券売所があったが、なんの競技かはわからない。午後はまた大幅に移動することになり、大江戸線の若松河田の近くまで行くことになった。ドトールを見つけ、ひと休みしていく。アイスコーヒーとブリオッシュショコラを食べた。グーグルマップを確認すると、早稲田と新宿のあいだぐらいのところで、早稲田まで歩いてみたくなるが、大きな公園があり、せっかくだからそこを通っていこうと思った。戸山公園という、なかなか広大な公園だ。公園内には箱根山という山があり、これもせっかくだから登っていく。今朝は海のほうにいたのに、午後には山に登るとは思わなかった。




◇ 早稲田

 公園を抜け、早稲田まで降り、キッチンオトボケに入り、ジャンジャン焼き定食を食べた。630円。それから、マクドナルドに入り、もう一度ひと休み。のどがからからで、アイスコーヒーをMサイズにした。ツイッターからニュースを見ると、東京の新規感染者数は 4515人に。神奈川は 2082人となり、ついに二千人を超えた。大阪は 1310人。埼玉は 1220人。千葉も千人を超え、1057人に。

 マクドナルドは1時間ほどで出て、早稲田通りを高田馬場方面に、古本屋に順番に寄りながら歩いていく。この通りを歩いたことがないわけはないと思うが、どういうわけか、早稲田の古本屋をじっくりとまわったことは今までなかった。早稲田に用があるとすれば、早稲田大学で、演劇博物館か大隈講堂に行ったぐらいしか記憶がないが、そのときは、大学のなかを通っていったかもしれない。しかし、キッチンオトボケでは何度も食べているし、少し前までは早稲田にもブックオフがあった。どこをどう歩いていたのか。初めて寄る古本屋ばかりだったが、コツがつかめず、なにも買わなかった。そしてもちろん、古書現世にも寄っていく。3月以来の訪問で、向井さんとしばらく雑談し、近況をいろいろと教わり、村西とおるのサイン本を見せてもらった。また長居してしまったが、失礼する前に店内を見させてもらい、横山やすしの対談本を買っていく。800円だったが、500円に負けてもらった。








 高田馬場まで歩き、ブックオフにも寄るが、こちらでは買うものなし。 山手線で渋谷に出て、東横線の各停で、のんびりと眠っていく。 最寄り駅に着き、電車から外に出ると、まるで蒸し風呂だ。クリエイトに寄り、炭酸飲料と、アイスチョコモナカを買い、すぐに食べた。夜遅くに帰宅し、すぐに眠ろうとしていたが、またニュースを確認すると、小田急線で大変な刺傷事件が起きていた。23時過ぎに眠る。

2021年8月5日木曜日

8月5日木曜日/猛暑・雑誌・映画

◇ 雑誌

 深夜から眠らず、早朝、まだ暗いうちに、近所の郵便ポストまで投函に。この時間はこんなに涼しいものだろうか。夜明け前に眠り、10時頃に目覚め、ブログの更新をまずひとつする。楽天マガジンで雑誌のチェックをすると、「週刊文春」に、なんと、小林信彦のインタビューが載っていた。連載は楽天マガジンではカットされていたが、このインタビューは読めるのだ。連載コラムの最終回にあたり、これまでをふり返るインタビューだったが、大島渚に映画監督になるように勧められたという話は知らなかった。過去にどこかで書いてるだろうか。

 夕方、ヤマトの営業所まで。昼になるとやはり暑く、猛暑のなかを歩いていった。二俣川に出て、ドン・キホーテのサイゼリヤに入り、チョリソーとハンバーグの盛り合わせを食べる。ツイッターからニュースを見ると、東京の新規感染者数は 5042人に。ついに五千人を超えた。神奈川は 1846人。埼玉は 1235人。千葉も間もなく千人を超えるだろう。大阪は 1085人。

 昨日、綾瀬のブックオフで買った、「ミュージック・マガジン」の5月号をぱらぱらと読んだ。デイヴィッド・バーンのインタビューを読みたかったから買ったのだが、もちろん、「アメリカン・ユートピア」について訊いているインタビューだ。「舞台上のものをすべてなくすことで、観客たちは目の前にいる人物たちとつながることができる。」という、この発言は、舞台の客席に座るものの感覚として、とてもよく理解できる。扮装や小道具を多用するコントがなぜつまらないか。


◇ 映画

 夜に帰宅し、アマゾンプライムで映画を1本。「デッド・ドント・ダイ」を観た。公開時に観そこねていた、ジム・ジャームッシュのゾンビ映画。デイヴィッド・バーンのインタビューにはジャームッシュの名前も出てきて、それで、今夜、観てみようという気になった。ジャームッシュの作品はあまり観ていないから知らないが、まあ、これは異色作か。抑制的な笑いが効いていて、ずっと可笑しかった。映画を観たあとは、ラジオを聴きながら眠るが、暑さで、朝までに何度も目が覚めた。

2021年8月4日水曜日

8月4日水曜日/金メダルをなぜかじる


◇ 四ツ木

 朝から都内に。横浜から横須賀線に乗り、錦糸町まで。墨田区から北に向かい、荒川を渡り、葛飾区に入っていった。ある商店街に「キャプテン翼」ゆかりの地という看板があり、京成線の四ツ木駅の近くだったと思うが、「南葛」というからそうなのか、と思ったが、しかし、静岡の話じゃなかったか。小学生のころに読んだきりで、記憶がはっきりしなかったが、ウィキペディアにあたると、マンガのなかの南葛は静岡にあり、架空の土地のようだが、高橋陽一はまさに四ツ木の出身で、ここの「南葛」を由来としているのだとわかった。それにしても、少し外を歩いているだけで、息苦しくなるほどの暑さだ。




 昼には、綾瀬の近くまで行くことになり、バーミヤンに入り、ランチメニューの鶏肉と野菜の甘酢炒めランチを食べた。綾瀬なんてほとんど寄ったことのない街だと思っていたが、ブックオフを見つけ、ここは何度かきていると思い出した。いい本がいくつかあったが、傷んでいて迷い、結局、それらは買わなかった。読みたかった雑誌を2冊買っていく。綾瀬から千代田線に乗り、明治神宮前まで、熟睡して、一瞬も目覚めない。副都心線に乗り換え、東横線直通で横浜に戻ってくる。

◇ 読書

 東横線では読書をする。安藤礼二「吉本隆明 思想家にとって戦争とは何か」を読み終えた。読み始めてはみたものの、これは歯が立たないかと思い、序盤で何度も中断してしまったが、後半はわからないなりに調子よく読み進められた。吉本隆明が自らのうちにはらんでいた「詩人」と「批評家」の二面性。そして、吉本の批評につきまとう、わかりにくさの核心。吉本の批評は、対象となる作家と自らのあいだ、つまり、そのどちらにも帰属しない中間の領域にしか形成されないものであるとか、あるいは、親鸞のなかにある徹底的な解体への意思といった箇所に興味をもった。解体とは、知と愚、善と悪、生と死といった区別を解きほぐすことであり、最終的には「非知」に至るという。どうやら、「非知」に向かって着地することが、「知識」にとっての最終の課題らしいのだ。しかし、それが、最後は麻原彰晃の評価にたどりつきもした。

◇ ニュースなど

 横浜で、ヨドバシカメラに寄り、プリンターのインクを買っていく。有隣堂にも寄り、それから、ベローチェに入り、アイスコーヒーとあんぱんを食べた。ひと休みして、今度はビブレのブックオフに。ここでは4冊買う。地下のタワーレコードにも寄り、「bounce」をもらっていこうとするが、「bounce」はもうなく、代わりに「intoxicate」をもらっていく。ツイッターからニュースを見ると、東京の新規感染者数は 4166人に。大阪は 1224人。神奈川は 1484人。埼玉は 1200人。沖縄が 603人というのも、かなりまずいのではないか。文春オンラインからはまたオリンピック関連の記事があり、閉会式では、なんと、天皇陛下にマルバツクイズをやらせようという案があったのだと。そのほか、「クイック・ジャパン」の最新号が発売見送りというニュースも。

 夜に帰宅し、プリンターのインクをさっそく交換するが、インクのフィルムを剥がすと、インクが溢れ出したのかなんなのか、ふと気がつくと、指がインクまみれになっている。こんなことは初めてだ。その下に、たまたま今日もらってきた「intoxicate」があったからまだよかったが、その上にもインクがこぼれてしまった。売りものの本でも置いてあったら、とり返しがつかないことになっていた。

 また、ツイッターからニュースを見ると、河村たかしが金メダルをかじったという馬鹿としかいえないニュースがあった。映像でも確認した。すぐさま、「元気が出るテレビ」の高田純次を思い出したが、検索してみると、同じことを考えるひとはやはり多いようで、しかし、高田純次の場合は、レスリングの小林選手が電話ボックスに金メダルを置き忘れたという事件がまずあったから、バラエティ番組のネタにされたというわけで、そこを勘違いしてはならない。レスリングの小林選手は金メダルを大事にしているのか、とかなんとか、そんな企画だったように記憶しているが、高田純次が小林選手のアパートを訪ねていくと、たしか、押し入れの布団のあいだに金メダルが押し込んであった。そのアパートにはストロング金剛も連れていき、金メダルを手にしたストロング金剛が、感動のあまり、ちからが入り、金メダルを折り曲げてしまうというドッキリもあった。(もちろん、ニセモノとすり替えてのこと。)

 これもツイッターから、近田春夫に五輪開会式について訊くインタビューを読んだ。「Number」のサイトで、聞き手は下井草秀。この五輪開会式のドタバタのなかで、いちばん面白い動きをしていたのは近田春夫だと思った。いや、近田春夫ただひとりが面白かったといってもいいくらいで、これはとてもいいインタビューだった。近田「小山田圭吾にしても小林賢太郎にしても、自分から熱心に売り込んだわけじゃなく、あくまでも請負という認識だったと思う。そうだとしたら、責められるべきは彼らを選んだ組織委員会だよ。菅首相は、小林賢太郎のユダヤ人大量虐殺ネタに関し、言語道断だと言ってたけど、それだったら、森喜朗だって言語道断じゃん。俺、腹が立って『言語道断音頭』を作っちゃったよ」

 ラジオを聴きながら眠るが、1時間ぐらいで目覚めてしまい、深夜、ブログの更新をひとつ。それから眠りなおそうとするが、眠れず、映画を1本観ようとするにはもう夜が明けてしまいそうで、半端な時間だった。朝まで、録画していたテレビを観たりなど。

2021年8月3日火曜日

8月3日火曜日/ああそうかと思う

◇ 午前

 早朝に目覚め、ブログの更新をひとつして、タイムフリーでラジオを聴きながら、またしばらく眠っていた。「ザ・ラジオショー」をずいぶん聴きそこねていて、先週のぶんからつぎつぎに聴いていく。先週木曜のゲストはランジャタイ、金曜の中川家の日のゲストはおいでやす小田、昨日月曜のゲストはジグザグジギー。

 午前中、部屋で読書も。菊池寛「マスク」を読み終えた。文春文庫。昨年末に出た文庫オリジナルの短編集で、「スペイン風邪をめぐる小説集」という副題にするにはちょっと無理がないかとも思う内容だったが、菊池寛の小説を初めて読むきっかけとしてはよかった。フランスのロックダウンを経験した、辻仁成が解説を書いている。

◇ 午後

 夕方、ヤマトの営業所まで。吉野家に寄り、ネバとろ牛丼を食べる。二俣川に出て、くまざわ書店に少し寄り、それから、西友のイタリアントマトに入り、読書をしていく。読みかけの本、数冊をつまみ読み。ツイッターからニュースを見ると、東京の新規感染者数は 3708人に。大阪は 1079人。神奈川県の発表がなぜかいつもやや遅い時間になるのだが、1298人。埼玉は 1053人。

 夜に帰宅し、録画していたテレビ番組をいくつか。今日の「徹子の部屋」は、石丸謙二郎がゲスト。登山が趣味だそうで、2年前からピアノを初めて、山小屋にピアノがあるとそこで弾いたり、あるいは、駅ピアノでも弾いたりしているという。石丸謙二郎が日本初のストリーキングだと知っていると、急にそういうことをするひとなのだと妙に納得する。昨夜の「しゃべくり007」は、映画で共演している、赤楚衛二、SUMIRE がゲスト。SUMIRE は浅野忠信と CHARA の娘だが、浅野忠信はくりぃむしちゅーと同じ事務所だったそうで、初めて知ったが、ああそうかと思う話だった。浅野忠信の父が石倉三郎やポール牧のマネージャーをしていたというのは有名な話で、父の関係でプライムワンに所属していたのだろうとは思うが、その関係が、検索してみてもよくわからない。ブログの更新をもうひとつして、読書をもう少しして、23時過ぎに眠る。

2021年8月2日月曜日

8月2日月曜日/スピーカー

◇ 遅延

 今日は朝から都内に。新橋に向かうのに、横浜から東海道線に乗り換えようとするが、遅延が発生しているようで、大混雑していた。横須賀線のホームが空いていたので、横須賀線で行こうと思い、そちらに進んでしまったが、停まっていたのはどうやら横須賀線のほうで、横須賀線の乗客が東海道線に流れてきていたのだった。しかし、この感染者が増えているというときに、満員電車に乗るのはいやだ。混雑を避け、京浜東北線に乗ることにすると、アナウンスで、新川崎で人身事故だとようやくわかる。それで、横須賀線が停まり、だから、相鉄線から武蔵小杉への直通電車も停まっていた。時間はかかるが、京浜東北線でなんとか新橋にたどりつけるかと思ったが、ところが、今度は京浜東北線で急病人が発生した。混雑のせいもあったのだろうか、大井町、品川と、二度も救護活動のアナウンスがあった。おまけに、東海道線では車両点検をしているというアナウンスもあり、どれに乗ろうが結局はだめだったのか。予定よりもだいぶ遅くなり、新橋から内幸町のほうに用があり、昼過ぎ、虎ノ門のあたりで、阿曽山大噴火とすれ違った。

 午後は新宿のほうに移動する。昼食は、京王モールのカレーハウス11イマサで、パーコーカレーを食べた。ぽつぽつと雨が降っていたが、地上に出ると、もう止んでいた。南新宿のベローチェに入り、アイスコーヒーとクリームパンを食べる。頭痛がひどく、今日の「ビバリー昼ズ」をタイムフリーで聴きながら、少し眠った。しばらく読書をして、それから、ブックオフに寄り、220円の単行本を1冊だけ買った。スピーカーも買わねばと昨日から思っていて、ヨドバシカメラにも寄るが、どうも決められない。ツイッターからニュースを見ると、東京の新規感染者数は 2195人に。月曜では最多だというが、それよりも、神奈川県の新規感染者数が 1686人にまで増えていることのほうが不安だ。



◇ 買いもの

 代々木まで歩き、ブックオフにもう1店。なにもないかとあきらめかけたところで、ひょいひょいといいものが見つかる。110円の新書と、220円の単行本を1冊ずつ買った。山手線で渋谷に出て、東横線に乗り換える。急行でも運よく座れ、横浜に早く戻ってこれた。横浜でもヨドバシカメラに寄り、スピーカーを見ていくと、新宿よりも安いものがあり、新宿で買わなくてよかった。ロジクールというメーカーの二千円台のものに決める。夜に帰宅し、買ってきたスピーカーをさっそくパソコンにつなぎ、Spotify で音楽を試し聴き。音質が心配だったが、いや、部屋で聴くぶんには充分すぎるくらいだ。今まで使っていたスピーカーがいくらしたのか忘れてしまったが、新しく買ったスピーカーのほうが音がいい。音楽をしばらくじっくり聴きたくなったが、疲れてしまい、22時頃には眠る。

2021年8月1日日曜日

8月1日日曜日/90年代は高田文夫

◇ ラジオ

 タイムフリーで聴いた、昨夜の「東京ポッド許可局」は「90年代に何を見ていたか論」。小山田圭吾を知らなかったという鹿島さんから始まったこのテーマだが、あとのコーナーでもこの話が続き、思い出したように、そういえば、90年代は高田先生に夢中だったということで3人が一致し、これには大いに膝を打った。たしかにそうだ、よくよく考えてみれば、高田先生の大活躍は 90年代に入ってからで、高田文夫といえば、どうしても「ビートたけしのオールナイトニッポン」がふり返られることになるが、より広く認知されたのは「北野ファンクラブ」(1991年開始)だったはずだ。あの番組をきっかけに、ある時期にはテレビにもたくさん出ていた。なにしろ、「平成教育委員会」や「笑ってヨロシク」のレギュラーだったのだから。そして、なによりも、われわれが熱狂したのは関東高田組だ。浅草キッド、松村邦洋、春風亭昇太、立川ボーイズ、大川興業といった面々を、束ね、率いていたのが高田文夫であり、この面々を追いかけ、テレビやラジオ(「ビバリー昼ズ」は1989年開始)から、ライブ(あるいは落語会)へと導かれていく、というのがわれわれが体験していた 90年代だ。ここに導かれるまでには、もちろん、まず、ビートたけしという圧倒的な存在があり、そこからさらに、高田文夫により、立川談志にも導かれていった。高田文夫が東京の笑いの基準だったともいえる。少なくとも、追いかけていたわれわれはそう思っていた。歴史を整理すると、1994年にはビートたけしのバイク事故があり、1995年にはダウンタウンが社会現象となる。その時代のお笑いをふり返ると、90年代はダウンタウンということになり、その後、松本人志により、笑いの基準が意識的に作られていくことになるが、われわれはそれ以前に、高田文夫から(東京の)笑いの基準(および、芸の基準)を学んでいたということだ。

 日曜の朝は「サンデージャポン」と「ワイドナショー」を録画するため、録画残量を作る必要があり、忙しいときはこれがなかなかめんどうだ。消去する番組から観ていくという、つまらない作業に追われる。午後はラジオ。「爆笑問題の日曜サンデー」をつけておく。競馬コーナーに登場したリスナーは、五十代の男性で、娘が、地下の芸能界でバンドやお笑いをやっているというひとだったが、「イカのおすしちゃん」という名前で活動しているというので検索してみると、この娘さんはどうやら、NATURE DANGER GANG のモリィだ。地蔵中毒の公演に出演していたから認識していた。しかし、こんなに認識しづらい芸能活動を、ちゃんと認識しているお父さんも珍しい。

 東葛スポーツからメールが届いていて、なにかと思えば、今月後半にある公演の予約をしていたが、なんと、主宰の金山寿甲がコロナ感染のため、公演中止というお知らせだった。ああ、こういう時期だからこそ、いちばん観たい劇団なのに。

 夕方、ヤマトの営業所まで。吉野家に寄り、ネバとろ牛丼を食べた。二俣川に出て、銀行に寄り、それから、ドン・キホーテのヤマダ電機に寄った。パソコンにつないで使っているスピーカーが断線してしまい、買いなおさねばと思っているが、この店にはスピーカーが見当たらない。ドトールに入り、アイスコーヒーとクイニーアマンを食べる。読書など、2時間ほど。ツイッターからニュースを見ると、東京の新規感染者数は 3058人に。増減の幅が大きくなっている。神奈川県は 1258人。西友で買いものして、夜に帰宅し、今日は早めに眠った。

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5月20日土曜日/「THE SECOND」

◇ 神保町  朝から都内に。小雨だが、予報ではすぐに止みそうなので、傘はもたずに出た。気温も読めず、パーカーを着ていく。今夜は「THE SECOND」を観なければならないから、余力を残しておきたかったが、想定していたよりも時間に余裕が作れなかった。昼は神保町。土曜はランチをや...