2023年6月16日金曜日

6月16日金曜日/「怪物」ティーチイン

◇ ラジオ

 朝に目覚め、ダビングのセットをしようとテレビをつけたら、永山絢斗が大麻所持容疑で逮捕とのニュースが流れる。少し眠りなおし、それから、ブログの更新をひとつ。昼はラジオ。今日の「ビバリー昼ズ」は、12時台ゲストに柄本明が登場。磯山さやかが主演している「愛のこむらがえり」に出演している。高田先生との顔合わせが珍しいと思ったが、同い年のふたり、初期の東京乾電池とその時代の空気の話を興味をもって聴いた。自由劇場では串田和美のやっていることは高尚に感じられ、それよりも、佐藤B作の東京ボードビルショーに憧れてというので始めたのが東京乾電池なんだな。後半には勘三郎や志村けんの思い出も語られた。

 カバンを昨日買ったことを忘れていて、家を出る直前に気がつき、中身の入れ替えをする。今まで使っていたカバンと同じくらいのサイズのつもりで買ったが、新しいカバンのほうがでかかった。ブックオフをまわるときに便利になるか。

◇ 病院

 午後から外出。いよいよ夏らしい気候になってきた。横浜に出て、まず、昼食。ひさしぶりに岡野の八起に入り、日替わりメニューのAセット、豚肉と舞茸の炒め定食を食べた。830円。八起のすぐ近く、交差点の角のラーメン屋がなくなってしまっていた。向かいのラーメン屋も同じ家系なのに、なぜかいつも行列ができているのが不思議なのだが、角の店のほうは空いていて、空いているこちらの店しか入ったことがなかった。

 市民病院まで歩き、3ヶ月に一度の呼吸器内科の検診。今回は珍しく予約時刻に間に合い、たいして待たされず、すぐに診察が終わる。酸素の数値は「95」。これがやや低めなのだということもいつの間にかわかるようになった。薬局のほうは混んでいて、けっこう待たされた。シムビコートの価格がまた安くなったようで、とても助かる。



 また歩いて、横浜駅のほうまで戻る。Tシャツをもう1枚買っておきたく、ビブレのユニクロ、GUに寄るが、決められず、結局、地下街の無印良品で買った。有隣堂も覗いていく。地下のドトールに入りたかったが、満席で入れず、再び地上に出て、めったに利用しない南幸のドトールに入り、ひと休み。ダイソーで買うものがあったことを思い出し、ドトールを出たあとにまた地下街に戻った。それから、東急ストアにも寄り、エクレアを買って食べた。

◇ 映画

 エクレアを食べてから、エレベーターに乗り、T・ジョイ横浜に。是枝裕和監督の「怪物」の上映後に監督のティーチインがあることを知り、通常料金で映画を観ることもまずないのだが、横浜の劇場で是枝監督の話が聴けるのならば、この機会を逃しては惜しい。19時ちょうどの回だったが、エクレアをのん気に食べていたら、10分前になってしまった。忙しなく入場する。ほぼ満席、予約時には両隣りも埋まっているはずだったが、上映が始まっても右側の席が空いている。さらにその奥も空いていたようで、映画が始まってから男女4人組がぞろぞろとやってきて、前を横切っていくのには舌打ちしてやりたくなった。おまけにこいつら、階段をあがるのにスマホで足元を照らしてやがるんだ。階段ぐらい、暗闇でも昇れるだろう。右隣りの席もあとからこられてはたまらないなと思っていたが、こちらは最後まで現れず、空席のままだった。

 是枝監督の作品に関しては、欠かさず観ているというわけではなかったが、おおむね、初期の作品からリアルタイムでその動向は追いかけてきている。しかし、坂元裕二作品についてはあまり知らず、いくつかのテレビドラマを、それも途中まで観たことがある程度だ。いや、テレビドラマを全話観るのは大変なんだよ。映画の序盤にあった、校長室のシーンのコメディぎりぎりの会話劇などは、坂元裕二らしい味わいではないだろうか。映画は直線的には進まず、視点が変わり、複雑になっていく。子どもの世界が描かれている映画だった。そうだった、おとなからの視点とはズレがあった小学生時代の感覚がよみがえってくる。単純にエンターテインメントには進まない映画だとも思った。是枝監督自身の脚本のほうが作品が素直ではないかという気がした。

 ティーチインは上映後に45分ほど行われた。最前列の席が空けてあったが、ここには関係者や取材陣がぞろぞろとやってきた。監督が現れ、監督自身が客席から質問をとるかたちで進行する。自分みたいにせっかくだからっていうんでふらっとやってきたような客は少なかったのか、ティーチインのあいだはつぎからつぎへと手があがり、しっかりと勉強してきているお客さんがとても多いようだった。カテゴライズされることの悩みを描いている作品がカンヌでクィアに関する賞を受賞したことへの懸念はあったかという質問があり、監督からはLGBTQに対する配慮の話があったが、しかし、観ている最中にはそんなことはあまり意識させられなかったとも思った。子どもの友情と考えては鈍いのだろうか。脚本に関する質問も是枝監督が答えることになるのだが、制作期間にコロナが挟まったが、脚本はまったく変更なしだったそうで、コロナ禍に見られたような誤解の連鎖はどこにでも起こり得ることだと、坂元裕二の脚本は予見していたのではというような話が是枝監督から語られた。最前列にいたプロデューサーが答える場面もあり、坂元裕二には連続ドラマの坂本調を2時間に凝縮したようなというお願いをしたという。終盤はじつは脚本をカットしている部分もあるという演出の話が面白かった。すると、映画の後半は是枝調というところか。そのほか、田中裕子の演技のすごさについて、最後は坂本龍一の音楽について語られた。ティーチインが終わり、監督のあいさつの時間が撮影タイムになった。このあとにはパンフ購入者にはサイン会があったが、お金がないのでパンフは買わなかった。





◇ テレビ

 夜遅くに帰宅し、録画していたテレビ番組をいくつか。今日の「徹子の部屋」は熊谷真実がゲスト。静岡に移住した話は、この番組で以前に話してなかったかなと思ったが、離婚前に夫婦でもこの番組に出演し、そのときにはもう移住してたんだっけ。今回が14回目の出演だそうだが、徹子さん「それでそのあいだにあなた、離婚しただの、結婚しただの、なんとかだのっていうのが必ずあるってすごくない?」「いちばん最初のさ、ダンナさんってつかこうへいさんよね?」って、最後はつかこうへいとの離婚の原因にまで話題が及んだ。

 「ミュージックステーション」の2時間スペシャルも早送りしながらざっと観る。米米CLUBは視聴者生投票の企画があり、5曲のなかから投票上位3曲のメドレーを披露する。選ばれたのは「浪漫飛行」「FUNK FUJIYAMA」「TIME STOP」という3曲で、「アブラ・カダ・ブラ」と「愛はふしぎさ」が漏れた。いや、そもそものその5曲の選曲がやや不満だけども。米米CLUBは番組終盤にもう1曲、「いきなりサビソングTOP20」という企画も同時にあり、この2位に選ばれた「君がいるだけで」も披露したのだが、これ、ランキングの取材をしたあとに出演オファーしてるんだろうか。ざっと観て早く寝るつもりが、「いきなりサビソング」のランキングに興味が湧き、けっこうしっかりと観てしまった。BiSHの解散前最後の出演もあったのだが、アイナ・ジ・エンドと長屋晴子が共演した「ジャニス」というミュージカルをタモリが観に行ったとか言っていたのにはちょっと驚いた。タモリがミュージカル嫌いを公言していたことももはや記憶の彼方だ。

2023年6月15日木曜日

6月15日木曜日/複雑化する乗り換え

◇ テレビ・ラジオ

 朝、録画していたテレビ番組をいくつか。昨夜の「水曜日のダウンタウン」は、ひさびさに観た芸能人のキャラが3倍増しになっているというドッキリ企画があり、まず、3倍増しにゆっくりしゃべる渡部陽一がジェラードンをだます。続いては、ダンカンが3倍増しに虎キチになっているというもので、これは予告を観た段階から怖いと思った。ダンカンが箱根を案内するというニセのロケ番組に、岡野陽一、ザ・マミィ酒井、登坂絵莉が出演するという設定。そのロケにはダンカンの息子の虎太郎が同行し、収録中に、逐一、阪神の試合展開をダンカンに知らせ、ダンカンはみるみる不機嫌になっていく。このダンカンの恐ろしさは実際にそうじゃないかと思わせる。しかし、このドッキリ、岡野と酒井だけなら面白かったかもしれないが、登坂絵莉というひとはよく知らないのだが、このひとがいることで本当に心配になってしまう。ロケの信憑性のために入れられたんだろうか。

 昨夜の「あちこちオードリー」は、堀内健とゆうちゃみがゲスト。ゆうちゃみはじつは勉強が得意で、歴史に強く、新聞を読んでいるというのは意外性があった。いやいや、さすが、みんな伊達に売れっ子なわけじゃないんだ。若林からはネプチューンの記憶が語られ、ネプチューンが売れてから、ホリケンと名倉潤のふたりが「東京笑い者」というライブで漫才をやったことがあったという。若林が「すべる」ではなく「はずす」という言葉を使っていた。爆笑問題も「はずす」という言葉をよく使っていて、関東はもともと、「すべる」ことを「はずす」と言うはずだが、オードリーの世代でもまだ使われているんだな。

 家を出るまで、文化放送の「おとなりさん」をつけていた。よく聴いていると、高山一実がどうやら休みで、オテンキのりが代打を務めている。ゲストはかが屋。

◇ 新橋

 午前中から都内に。だんだん暑くなってきて、服装に迷う。横浜から東横線に乗り、武蔵小杉から目黒線に乗り換え、あとは南北線直通だから乗り換えなしだと思っていたら、気がついたらどうも停車駅が変だ。読書に没頭していてすぐに気がつかなかったが、乗っていた電車は三田線直通だった。南北線は白金高輪で乗り換えねばならなかったのだ。いや、ここ数年、やたらといろんな路線がつながり、乗り換えがどんどん複雑になっている。これだけ長距離を走らせることになると、どこどこ行きって、終点だけ表示されてもどこに向かってるのかわからないんだよ。終点まで乗ることなんかないんだから。

 まず、市ヶ谷のほうまで用があり、それから、日比谷のほうに移動する。昼過ぎから雨がぽつぽつ降り始め、止む気配がなく、次第に強くなる。日比谷シティの地下、ダイソーに寄り、550円のビニール傘を買った。新橋まで歩き、夕方に遅めの昼食。飲み屋街のほうに進み、天下一という店に初めて入った。いつも混んでいる印象があったが、たまたま空いていたから入ってしまおうと思った。スタミナ炒め定食を食べる。970円。もともとはなんの店だったのか、水商売の店のようなソファーの椅子が並ぶ。値段はけして安くないが、様子がわかったからまた利用してみよう。


◇ 読書

 ベローチェに入り、ひと休み。スマホの充電をしながら、しばらく読書をする。マヒトゥ・ザ・ピーポー「銀河で一番静かな革命」を読み終えた。2019年刊、幻冬舎。マヒトゥ・ザ・ピーポーの書き下ろしデビュー小説。マヒトゥ・ザ・ピーポーというひとに関心があったから読んでみたくなったのだが、行きの電車で読み始め、一日で読み終えたものの、最後まであまり惹かれないまま読み終えてしまった。帯には、吉本ばなな、後藤正文、植本一子、又吉直樹のコメントが並ぶが、こういうのは人望があるんだなと思うだけで、あんまり信用できないんだよな。

 新橋から東海道線で横浜に戻り、西口のドン・キホーテでカバンを買っていく。持ち帰るためのビニール袋も買ったら、4400円ぴったり。今、使っているカバンは、ファスナーが壊れてしまい、ファスナー以外は丈夫だから悔しいのだが、ファスナーが閉まらないのは不便だ。2年と数ヶ月の付き合いだった。

◇ テレビ・音楽

 夜遅くに帰宅し、夜もまた、録画していたテレビ番組をいくつか。今日の「徹子の部屋」は生島ヒロシがゲスト。9年ぶりの出演。TBSラジオの朝の番組はときどき聴いていて、身近に感じている部分もあるひとだが、震災で妹さんを亡くしていることを知らなかった。気仙沼の出身ということすらここで初めて知った。

 先週土曜に放送された「さんまのお笑い向上委員会」には、とにかく明るい安村、チェリー吉武、ヤジマリーが登場。安村は「ブリテンズ・ゴット・タレント」で活躍後、初めての出演だが、この番組では以前から安村の新ネタを観ることができていた。チェリー吉武の、大声でシャボン玉を割る芸の発展形、大声でタンポポの綿毛を吹き飛ばす芸に、野田クリスタルが挑戦し、これがすこぶるくだらない。チェリー吉武もヤジマリーも、この番組だけでは異様な面白さを発揮している。

 ラジオを聴きながら、ブログを更新しようとするが、眠気がひどくなり、あたまがまわらない。Spotify からニューリリースのチェックをすると、新しい学校のリーダーズ「オトナブルー」の「THE FIRST TAKE」バージョンの配信が始まっていた。深夜0時過ぎに眠る。


2023年6月14日水曜日

6月14日水曜日/同い年の感覚として

◇ テレビ・ラジオ

 早朝に目覚め、ゴミを捨てに行ってから、ラジオを聴きながら、もう少し眠りなおした。タイムフリーで、聴きそびれていた先週金曜の友近の「シン・ラジオ」を聴き始めると、いきなり、ちゃらんぽらん冨好さんのしゃべりからスタートする。水谷千重子の明治座公演が延びたために、冒頭から冨好さんがつないでいたのだ。

 録画していたテレビ番組をあれこれと。昨夜の「午前0時の森」を観ると、なんと、来週からリニューアルになるというので驚いた。「おかえりこっち側の集い」という番組になるのか。いつものオープニングトークだけが独立した番組になるということなのだろうか。この番組、今まで特集が面白かったのに、あまりにも唐突すぎやしないか。なぜこんな中途半端な時期にという疑問も湧く。

 日曜に放送された「ボクらの時代」は、錦鯉まさのり、とにかく明るい安村、なかやまきんに君という不思議な顔合わせ。まさのりさんときんに君はほぼ初対面だったようだ。ギャグをやる際の動きについて、「止まることは大事」だという点で意見が一致し、その流れから、3人が動きを止めて、CMに入るというパターンがくり返された。このアイコンタクトの妙。まさのりさんは子どものころ、芸人になりたいというつもりはなく、藤子不二雄が大好きで漫画家になりたかったんだそうで、小学生のころに漫才ブームが始まるが、お楽しみ会では手品をやっていたという。まさのりさんは1971年生まれ、自分(1975年生まれ)よりも少し上の世代の感覚として、これはなんとなく理解できる。

 今日の「徹子の部屋」は中村雅俊がゲスト。昨年9月に、渡辺徹と一緒に出演した回の映像から始まった。そのときに、デビュー当時に中村雅俊からもらったという「いつまでもあると思うな人気と仕事」と書かれた色紙が紹介されたが、1984年放送、渡辺徹が23歳のころに出演した回の映像も流され、その色紙はそのときにも紹介されていたんだ。あるいは、中村雅俊は結婚してすぐのころ、植木等のすぐ近所に住んでいて、よく遊びにくる仲だったんだそうで、この関係は知らなかった。

 午後にブログの更新をひとつ。余計な出費は控えるべきか悩んでいたが、腹が減っていたので、夕方に外出し、遅めの昼食にする。かつやに入り、フェアメニューの豚カルビ焼肉とチキンカツの合い盛り丼を食べた。869円。どこかで読書をしていくつもりで、本をわざわざ選んでカバンに入れてきたけれども、どうも考えが定まらない。金も時間も惜しくなり、必要最小限の買いものだけして、すぐに帰ってくる。

 夜もまた、録画していたテレビ番組をいくつか。観そびれいていた「アンタウォッチマン!」を3週分。5月30日、6月6日の放送は、2週にわたり、バカリズムの特集。バカリズムは1975年生まれ、アンタッチャブルのふたりは山崎が早生まれだが、バカリズムと同学年だ。VTRのなかで、バカリズムが子ども時代をふり返り、「もちろんお笑いは好きでしたし、めちゃくちゃ観てて、学校で、タケちゃんマンの真似とか、知っとるケの真似とかやってた記憶はあるんですけど。」 と語っていると、スタジオで観ていた山崎が「小学生で「タケちゃんマン」は早いかもね。」 バカリズム「そう、早いの。みんなドリフだから。」 この会話は同い年の感覚としてよくわかる。サンドウィッチマンとアンタッチャブルはどちらかというとドリフだったのだろうか。サンドのふたりは1974年生まれ、ひとつ上の学年にあたる。バカリズムの単独ライブのおしゃれな演出は「ひょうきん族」の影響というのも初めて知る話で、今まで気がつかないことだった。そして、学生時代、日本映画学校の漫才の授業では、内海好江師匠に「なんかあんたたち、よくわかんないけど面白いから、その気があるんだったらうち(マセキ)のライブに出てみたら?」 と言ってもらったエピソードが語られた。コンビ時代、デビュー時に黒い衣装を着ていたのは、映画学校で教わった基本衣装という考えかたによるもので、その手法をお笑いにもちこんだのは自分たちだと自負しているという話も面白かった。後編では、「ブラッシュアップライフ」に出演した木南晴夏が証言をする。バカリズムの脚本は、ひとつのシチュエーションに対して会話セリフが多いという特徴をあげ、前半は覚えるのが大変だったが、後半はなじんで覚えやすくなったという。他局だが、実際のドラマの映像も流れた。ネタについては、いとうせいこうが証言していたことが面白かった。いとうせいこうとは「ウンナンのホントコ!」の前説をバカリズムがしていたときに出会う。いとうせいこうがバカリズムに大喜利の方法を訊いたら、「捨てるということを早くする」と言っていたんだそうで、つまり、捨てる訓練をしている、それをいとうせいこうは編集の能力と表した。番組の最後には、バカリズムから、1本ぐらい映画を撮ってみたいという夢が出た。

 昨夜の「アンタウォッチマン!」は尾上松也の特集。これも面白かった。中村獅童が証言者として登場していたが、中村獅童と尾上松也は歌舞伎界で後ろ盾のない境遇が似ているのだ。松也は獅童のやりかたを真似て、歌舞伎界の外に出て行ったというわけか。

 オンタイムでは聴きそびれた今日の「ビバリー昼ズ」を、夜になってタイムフリーで聴いた。12時台ゲストは電気グルーヴ。生出演ではなく、先週に収録済み。予告から楽しみにしていて、これは今日中に聴いてしまいたかった。なにしろ、水曜に登場というのが嬉しい。電気グルーヴに関しては、ナイツよりも乾貴美子(1975年生まれ)のほうがだんぜん信頼できるのだ。昇太師匠とは静岡の話題になり、地元では知られるらしい、藤本房子「ごてんばあさん」という曲がかけられた。検索してみると、これ、作詞は伊集院静なんだな。後半、リスナーからの質問の答えも、ずっとくだらなくて笑いっぱなしの放送だった。

2023年6月13日火曜日

6月13日火曜日/掃除機を買う

◇ テレビ・ラジオ

 朝に起きあがり、まず、ブログの更新をひとつ。録画していたテレビ番組をいくつか。昨夜の「キョコロヒー」は、この土曜に放送されるゴールデン特番にそなえ、ゲストの黒柳徹子を予習する。清水ミチコをゲストに迎え、ミチコさんが語る黒柳徹子伝説がどれも面白い。ヒコロヒーとは初対面だったのかな。昨夜の「午前0時の森」は「60分で子どもに自慢できるカッコいい車を描きたいの森」という企画。漫画家アシスタントの佐藤敦弘というひとが登場し、村上信五と劇団ひとりに絵の描きかたを指導する。

 NHKラジオの「ふんわり」をつけてみたら、あんまりしっかり聴いたことのない番組だが、今日は木村祐一がパーソナリティーで、今田耕司がゲストだった。番組終盤にリスナーからのメールに答えるかたちで、上岡龍太郎の思い出を少し語っていた。昼は「ビバリー昼ズ」。こちらでは、東貴博が深沢の離婚についてしゃべる。深沢からは熱海五郎一座の稽古場のエレベーターでふたりきりになったタイミングで知らされたんだそうで、むしろ、田中美佐子から丁寧な連絡があったことを明かしていた。Take2のこの絶妙な距離感が可笑しい。

◇ 二俣川

 午後から外出。今日はやや暑くなった。一昨日買ったTシャツを着ていく。まず、駅前に出て、金の問題を済ませる。それから、二俣川まで歩き、今までためらっていた買いものを今日は一気に片づけてしまいたかった。ドン・キホーテを覗き、上階のダイソーにも寄り、こまごまとした買いものを。ドン・キホーテを出て、そのあとは大龍飯店まで足を延ばした。ランチメニューの、町中華のカレーライスというのを食べる。780円。店員さんに「町中華のカレーライス」と言ったらきょとんとされ、なんでだよと思ったのだが、この店ではランチメニューは「翠龍」「成龍」「大龍」「昇龍」という種類があって、「町中華のカレーライス」は「昇龍」と注文するのがおなじみになっているようだ。スープとシュウマイが付き、ボリュームたっぷり。満腹。


 二俣川駅に戻り、ジョイナステラスのくまざわ書店を少し覗いていく。西友のビックカメラにも寄り、ドン・キホーテと価格の比較。おおむねドン・キホーテのほうが安く、ドン・キホーテに戻り、ひとまず、必要だった掃除機を買った。

◇ 読書・テレビ・雑誌

 ドトールに入り、ひと休み。読書をしていく。片岡義男「彼らを書く」を読み終えた。2020年刊、光文社。ビートルズ、ボブ・ディラン、プレスリーについて、それぞれのDVDだけをもとにしてエッセイを書くというこのスタイル、このセンスのよさ。すごくかっこいい作家の本だ。装丁もいい。こういう本を、なにか別のテーマでも作れないものかな。

 夕方には帰宅し、帰宅するなり、掃除を始める。それからまた、録画残量を空ける都合もあり、録画していたテレビ番組をあれこれと。今日の「徹子の部屋」(ゲスト・君島十和子・憂樹親子)を観て、それから、「さんま御殿」を追っかけ再生で観てしまう。今週は「独身芸能人の恋愛事情SP」というテーマ。元光GENJIの内海光司と佐藤アツヒロが出演のほか、ジャーナリストの岩田明子が初登場。マジシャンGOという中国人のマジシャンも初登場で、このひとは「笑点」で観たことがあったが、どこから現れたひとなのかはわからなかった。「月曜から夜ふかし」で人気になったのか。カタコトの日本語でエロまる出しの発言を連発するのに笑わされる。マジックも含め、ぜんぶ面白かった。

 楽天マガジンで雑誌のチェックをすると、「FLASH」には、ぜんじろうの独占告白として、上岡龍太郎について語る記事があり。「SPA!」の「エッジな人々」には爆笑問題が登場、インタビュアーは九龍ジョー。「ニューズウィーク日本版」は、ジャニー喜多川のイラストを表紙にした「ジャニーズ帝国の落日」という特集記事があった。これはスクショを撮っておこう。深夜1時からはラジオ。「爆笑問題カーボーイ」を聴きながら眠ってしまい、深夜3時前に起きあがる。深夜にまた掃除をしていた。

2023年6月12日月曜日

6月12日月曜日/注文しろ


◇ 新御茶ノ水

 昨夜は何度も目覚め、よく眠れなかったのに今朝は不思議と眠くならない。朝から都内に。雨降り。パーカーを着ていく。昼食は新御茶ノ水駅の近く、裏に入ったところに易福菜館という店を見つけ、ホイコーロー定食を食べた。680円。マクドナルドに入り、ひと休み。混んでいる時間帯だとは思ったが、両隣りの客はなにも注文している様子がなく、スマホの充電だけしていた。夕方には横浜に戻り、ビブレのブックオフに寄ると、今日はやけにいい本がごろごろと見つかる。110円の文庫本を12冊、220円の単行本を4冊買い、カバンがぱんぱんになった。

◇ テレビ・ラジオ・雑誌

 夜に帰宅し、録画していたテレビ番組をいくつか。今日の「徹子の部屋」(ゲスト・山本譲二)を観て、それから、昨日に観そびれた「ワイドナショー」を観る。今田耕司、アンガールズ田中、EXIT兼近、柴田亜美というメンバー。とにかく明るい安村が「ブリテンズ・ゴット・タレント」の決勝に進出し、再びスタジオに登場。そのあとには、笑い飯哲夫の学習塾の特集があった。この塾は、以前、「刺さルール」でも紹介されていた。入塾を断ったことは今まであまりないというのだが、哲夫「ひとりだけいてはったんですけど、これあの、ちゃらんぽらん冨好さんの息子さんだけ断らせてもうたんです。」「年齢がハタチやったんで。」

 タイムフリーで、今日の「ビバリー昼ズ」を聴くと、オープニングでは、遅刻したマシンガンズへの小言。それから、明治座の水谷千重子の公演についてもしゃべっていた。そして、12時台のゲストはマシンガンズ。番組内ですでに語られていたとおり、金曜チームにより、すでに収録済み。西堀が遅刻し、滝沢だけが出演する状態で始まった。

 楽天マガジンで雑誌のチェックをすると、「週刊現代」の梅沢富美男の連載では猿之助について語られていた。兄・武生と段四郎が仲がよく、猿之助は小さいころから梅沢劇団をよく観にきていて、出演したこともあるのだ。

2023年6月11日日曜日

6月11日日曜日/面白い狂言は面白い

◇ テレビ

 朝、ラジオを聴きながらブログの更新をひとつ。「安住紳一郎の日曜天国」をつけていた。録画していたテレビ番組をいくつか。今朝の「NHK短歌」は6月の2週目。毎月、ヒコロヒーが司会を務める1週目と2週目だけ観ているのだが、ゲストがある2週目が特に面白い。この回のゲストは犬山紙子。山崎聡子さんの解説がまたいいんだな。同じくNHK、昨夜の「太田光のつぶやき英語」は3週間ぶりの放送。カンヌ映画祭の話題があり、たけしの「首」の映像が少し流れた。そのあとにはシニア世代のインフルエンサーたち、「グランフルエンサー」の特集。笑いに興味が出てきたという鳥飼先生は「タイタンライブ」にも行ったようだ。XXCLUB のコーナーは「リトル・マーメイド」のロブ・マーシャル監督にインタビュー。

 午後から外出。気温が低そうなので、パーカーを着ていく。雨は止んでいたから、傘をもたずに出てしまったが、家を出てから予報を確認すると、今日はこのあとも雨降りになっていた。平沼橋に出て、紅葉坂に向かって歩いていくと、さっそく、雨がぱらつき始める。


◇ 狂言

 今月も横浜能楽堂、毎月恒例の「横浜狂言堂」に。14時開演、20分前に到着し、今回も無事に当日券を購入する。2200円。当日券購入は二度目だから、今回は不安もなく、スムーズ。脇正面のいちばん後ろの席、両隣りが3席ずつ空き、前も空席、視界良好。開演前に、茂山あきらが体調不良のために休演になり、千五郎が代演を務めるとのアナウンスがあった。演目を始める前にはお話の時間があり、茂山茂が務める。舞台に出て、床に座ってしゃべったが、今まではみんな立ってたんだっけ。演目の解説は眠くなってしまってまるでわからなかった。しかし、演目に入ると、これがなんと面白かった。前半は「延命袋」。シテ、夫を千五郎、アド、太郎冠者を井口竜也、女房を茂山宗彦が演じる。この「横浜狂言堂」には今年の1月から通い始め、今まで6ヶ月観てきたなかでは、明らかに、今回は客席からよく笑いが起きていると思いながら観ていたが、茂山宗彦が登場してからは自分も笑わされる。茂山宗彦というひとはテレビドラマでも観たことがあったかもしれないが、まるできちんと認識していなかった。こんなに可笑しい俳優だとは知らなかった。笑いのツボを外さない。面白い狂言は面白いんだということを、6ヶ月目にしてようやく体感できた感がある。手紙を実際に破ってしまうような演出も、狂言を知らないものからすると新鮮に感じた。千五郎の声量もすごかったな。休憩を挟み、後半は「狐塚」。シテ、太郎冠者を茂山茂、次郎冠者を茂山千之丞、アド、主人を井口竜也が演じる。こちらはそこまで笑いはなかったが、鳴子を使ったり、小唄が入ったりなど、狂言にはこういうのもあるんだという面白さはあった。

 15時半頃に終演し、今月も県立図書館に寄っていく。腹がくだり、トイレにも駆け込んだ。昨夜から胃腸がまいっているようだ。今月は1冊だけ借りていく。ホームページから予約にしていたのに、なんの通知もなかったと思うが、普通に借りられるのか。なんのための予約なんだか。外に出ると、霧雨が降っていた。野毛坂の中央図書館にも寄り、こちらも上階から棚を眺めてまわるが、読む時間を作る苦労を考えると、なかなか借りる気が起こらない。こちらでも1冊借りるだけにする。



 霧雨が降るなか、日ノ出町駅前に出て、イセザキモールに歩いていく。17時過ぎに遅めの昼食。和記食坊に入り、豚肉とキクラゲの玉子炒めを食べた。720円。ここのうちの小さい女の子が会計をしてくれてかわいかったんだけど、1020円を出すという複雑なことをして、少し悩ませてしまった。そのあとはブックオフに寄り、110円の文庫本を4冊、220円の文庫本を1冊、単行本を1冊買っていく。カトレヤプラザのGUにも寄り、Tシャツを1枚買った。有隣堂も少し覗いていく。「週刊文春」の阿川佐和子の対談にヒコロヒーが登場していると知り、これを立ち読みしておきたかった。楽天マガジンではこの対談は読めないんだ。

 ベローチェに入り、ひと休み。スマホの充電をしながら読書をしようとするが、どうも落ち着かない。あまり長居はせず、横浜駅まで歩く。歩きながら、タイムフリーで、昨夜の「SAYONARAシティボーイズ」を聴いた。帰りの電車内で、ようやくまともな読書をする。

◇ テレビ

 夜遅くに帰宅し、夜にもまた、録画していたテレビ番組をいくつか。今朝の「サンデージャポン」には蝶花楼桃花が再登場。こしらさんだって一回きりなのに、まさか、桃花に二度目があるとは思わなかった。テニスの加藤未唯選手の話題から始まり、ウクライナのダム決壊のニュースでは、ボグダンさんが現地から伝える。続く、世界平和女性連合の話題では、鈴木エイトが取材をする。それから、ガーシー逮捕の話題。ガーシーを取材したことがある石戸諭がリモート取材に答えていた。そのあとには、やす子が最先端の歯科技術を体験する企画があった。やす子はすっかりレギュラーになっている。

 「TVタックル」では、上岡龍太郎の訃報を今日の放送で扱っていた。「TVタックル」にも過去に出演したことがあるはずだが、その映像は流してくれないんだな。今週は大竹まことが不在なのも惜しい。たけし「このひとがすごいのは、プロデューサーなのよ。このひとは「探偵ナイトスクープ」とか、このひとがぜんぶ企画して作って、企画力がすごいのよ。」「このひとはすごいちゃんと生活も計算してあって、あと何年生きて、いくら使ったらなんの仕事もしなくて済む、余分なことしなくて済むみたいな、計算ぱっとするひとだから。潔いことは潔いでしょ。」「大阪の芸人のなかのひとつの考えかたの柱みたいなとこあるよね。上岡さんが納得したらOKだとか、上岡さんに怒られたとか、上岡さんに褒められたとか、ひとつの基準になってる。それで、東京くると、談志さんとふたりで俺呼んで、俺になんか言ってくんだ。たけし、お前もうちょっとちゃんとした仕事しろとか、笑わせるだけがあれじゃないぞみたいなこと言われて。」

 「笑点」を観ると、今さら構成が変わり、オープニングアニメが最初になったんだな。今日は演芸なし、ずっと大喜利。「週刊さんまとマツコ」は、若槻千夏が芸能界のギャル不足を語る特集。こんなものはまともに観ないで早送り。テレビをひととおり片づけ、ラジオを聴きながら深夜に眠る。

2023年6月10日土曜日

6月10日土曜日/新百合ヶ丘・町田



◇ 新宿・新百合ヶ丘・町田

 朝から都内に。昼食は新宿西口、勝男という店のランチメニュー、から揚げ7個定食を食べた。700円。このあたりは土曜でもランチをやっている店がけっこうあるんだな。ブックオフに寄り、110円の文庫本を1冊だけ買っていく。新宿から小田急線に乗り、新百合ヶ丘に寄り道する。オーパのブックオフに寄るのもかなりひさしぶりだった。220円の単行本を2冊買う。ベローチェに入りたかったが、行ってみると大混雑だ。席を探すが、空いている席がまったくない。ベローチェはあきらめ、北口のマクドナルドも覗いてみるが、こちらも混んでいて、入る気がしない。ひとの多さと街の大きさが釣り合ってないんじゃないか。マクドナルドの隣りには三省堂があり、こんなところに三省堂があるとは記憶になかったが、少し覗いていく。


 新百合ヶ丘を離れ、町田に移動する。町田のベローチェに入り、ここでようやくひと休み。ここも混んでいていやになるが、なんとか空いている席を見つけた。スマホの充電をしながら、タイムフリーで、聴きそびれていた先週土曜の「HONMOKU RED HOT STREET」を聴いたら、1曲目に寺内タケシの「ノーエ節」をかけていた。ラジオを聴きながら、ぐったり眠ってしまう。それから読書。オークラ「自意識とコメディの日々」を読み終えた。2021年刊、太田出版。この本もずっと読みたい読みたいと思っていて、少し前に古本で買えたのだが、読み始めてみると夢中で読んでしまう。1973年生まれ、オークラのお笑い遍歴、お笑いに対する意識は、同世代のものとしてとてもよくわかるものだ。そして、お笑い芸人になり、やがて放送作家となる過程、そこで出会った仲間たち、バカリズム、バナナマン、アンタッチャブル、アンジャッシュ、おぎやはぎ、アルファルファ、ラーメンズといった面々を間近で見ていた貴重な証言にもなっている。現在からふり返れば、これが大きな潮流になっていったことははっきりとわかるのだが、リアルタイムではそれはわからないことだったからな。帯に佐久間宣行が書いているように、90年代以降のお笑い史であり、青春物語でもある、その青春物語の部分がアツい。大いに興奮させられる本だった。

 ベローチェを出て、こちらでもブックオフに寄る。町田のブックオフはブックの日以外にくることもめったにないが、それから半月もおかず、あまりめぼしいものは見つけられない。110円の文庫本を1冊、220円の単行本を1冊、雑誌を1冊買っていく。さて、帰ろうかと駅に向かうと、久美堂の前に古本マルシェという看板が出ている。こんな看板に出会ってしまったら覗いていかないわけにはいかない。この店のスペースを借りて、いくつかの古本屋が共同で古本を販売している催しなのだが、1階の売り場と、それから、4階でも販売しているというのでエレベーターであがった。町田のブックオフに寄るときは、久美堂の前はほぼ必ず通るのに、たまに寄っても1階の売り場しか覗いたことがなかった。4階まであるような大きな店だったとは、どういうわけか、今日の今日まで気がついていなかった。古本マルシェは4階のほうがメインの売り場になっているのかと思えば、4階も1階と同じくらいの商品が並べてあった。せっかくだからなにか買っていきたくなり、談志師匠のDVDが550円で売っているのを見つけ、中古で見ることもあまりなさそうだからこれだけ買っておく。


 帰宅は夜遅くなるが、帰宅前に腹立たしい電話があり、帰宅後にもメールをしていたら、急激に胃が痛くなってきた。録画していたテレビ番組をいくつか。今日の「Nキャス」は裏番組の都合で途中までしか録画できず、山本太郎と猪瀬直樹のニュースの前で録画が切れていたが、いったいなにがあったんだ。テニスの加藤未唯選手の失格の一件もよく知らなかったが、抗議したペアのほうが批判される事態になったわけか。昨日の「徹子の部屋」は南美希子がゲスト。現在26歳の息子と5年前に一緒に出演した回の映像が流され、そのときに起業をするといっていた息子は失敗し、現在はボカロプロデューサーを名乗っているという。その息子もスタジオに観覧にきていた。

2023年6月9日金曜日

6月9日金曜日/「タイタンシネマライブ」

◇ テレビ・ラジオ

 朝に起きあがり、まず、ブログの更新をひとつ。それから、録画していたテレビ番組をいくつか。一昨日の「水曜日のダウンタウン」は、プレゼンターにミラクルひかるが登場し、第2回「まだ誰もやってないモノマネ王座決定戦」。この企画、前回もとても面白かったから楽しみにしていた。ホリ、せいや、JP、神奈月、みかん、みはる、ミラクルひかる、キンタロー、原口あきまさ、Mr.シャチホコ、エハラマサヒロ、松村邦洋というメンバーがトーナメント形式で競う。対戦は両者が同じ人物のものまねを披露し、誰のものまねをするかは、くじ引きによりその場で決められる。ミラクルひかるとキンタローの渋谷凪咲のものまねはどちらもレベルが高く、惜しい対決だった。この勝負はキンタローの勝ち。エハラマサヒロと松村邦洋の対決では、松村のモグライダーともしげのものまねに涙を流して笑うが、勝ったのはエハラマサヒロだった。審査は対戦していないほかのメンバーによる投票で行われ、同点の場合は、司会を務める陣内智則の投票で決まる。JPと神奈月の清塚信也のものまねでは同点になり、陣内の投票により、神奈月が勝った。そのほか、ホリとせいやの対決は吉本の藤原寛のものまね、せいやの勝ち。みかんとみはるの対決はやす子のものまね、みはるが勝ち。原口あきまさとシャチホコの対決は那須川天心のものまね、シャチホコの勝ち。くじ引きではあるが、男性と女性のものまねくらいは分けてるのかな。2回戦は歌ネタ対決。せいやと神奈月の対決は H Jungle With t、これも同点になり、陣内の投票でせいやの勝ち。みはるとキンタローの対決はあのちゃん、キンタローの勝ち。シャチホコとエハラマサヒロの対決は hide、シャチホコの勝ち。シャチホコなんかは不器用なタイプに思えるが、今回は対戦の妙でうまく勝ち残ったという感じがする。せいや、キンタロー、シャチホコの決勝戦は、誰のものまねをするのかと思えば、和田まんじゅうが選ばれた。これも運があり、最後はせいやの圧勝となった。

 一昨日の「あちこちオードリー」は、マシンガンズ、とにかく明るい安村、ラバーガールがゲスト。がんばっている中堅芸人という3組。マシンガンズ西堀がひとりで「オールナイトニッポン」をやったっていうのは知らなかったな。西堀「リスナーの声なんか届かないはずなのに、スベってるのだけわかるの。」「終わってさあ、出たらさ、前室っていうの? スタッフのひともさあ、誰か亡くなったみたいな顔してんだよ、もう。」「山手線で帰ったんだけど、色なくなっちゃってさ、ショックすぎて。ぜんぶ白黒に見えんの。で、家帰って、奥さんがなにも言わずに味噌汁出してくれたの。そのあったかさでやっと、あっ、色が戻ってきた。(笑)」

 昼はラジオ。「ビバリー昼ズ」を聴くと、松村邦洋がさっそくモグライダーともしげのものまねをする。そして、ここでもまた改めて上岡龍太郎に触れられ、松村の横山ノックの弔辞のコピーは立て板に水だ。ちょうど、先週のこの放送中に訃報が入ってきたんだった。タイムフリーで、聴きそびれていた昨日木曜の放送も聴くと、ナイツと清水ミチコが話題にしているゴシップがわからない話ばかりで、いちいち検索してしまう。広末涼子の不倫相手の鳥羽周作というシェフは、以前、「サンジャポ」に出たことがあるひとだ。オープニングの最後では、やっぱり、「水曜日のダウンタウン」の松村のものまねに触れられていた。ここでしゃべると思っていたから、「水曜日のダウンタウン」を観る前には聴かないようにしていたのだ。

◇ 上大岡

 午後から外出。Tシャツで出るつもりでいたら、意外と涼しく、パーカーを着ていく。朝から雨降りだったが、外に出ると止んでいた。傘をもって出てしまったが、予報を見ると、もう降らないようだ。横浜駅の星のうどんに寄り、鶏天丼と冷やしうどんのセットを食べていく。660円。根岸線に乗り、洋光台まで。叔父宅に用があり、そのあとは上大岡まで歩いた。まいばすけっとに寄り、栄養ドリンクとパンをひとつ買って食べておく。中途半端に時間があり、どこか休めるところはないかと、ゆめおおおかの上階、ひまわりの郷のほうまで行ってみるが、座れるようなところはぜんぜん見つからなかった。





 19時半からは「タイタンシネマライブ」を観るため、TOHOシネマズ上大岡に。時間をもてあまし、30分前には着いて、ロビーのベンチに座っていた。今回の出演者は、出演順に、しびれグラムサム、春とヒコーキ、ネコニスズ、ダニエルズ、まんじゅう大帝国、脳みそ夫、キュウ、シティホテル3号室、ザ・マミィ、流れ星☆、マシンガンズ、ウエストランド、BOOMER&プリンプリン、爆笑問題という14組。タイタン勢、春とヒコーキの撮り鉄と弁護士のコントは設定が面白く、それからもうひとつ展開がひとつあるのがいい。ネコニスズはヤマゲンがキレるスタイルを作りつつある。しかし、今回はとにかく、マシンガンズの勢いに尽きる。マシンガンズの勢いがみんなに伝播したようで、ずっとテンションが高く、楽しい雰囲気だった。流れ星も「THE SECOND」のことをネタにしていた。エンディングはまず、ウエストランドが登場。今日は六本木の映画館の上映前に登壇してから時事通信ホールにやってきているのだ。それからゲスト陣、ザ・マミィ、流れ星、マシンガンズが順に登場。爆笑問題も一緒に、マシンガンズの飛び上がるツッコミを全員でやってみせる場面が大いに盛りあがった。非吉本、東京勢だらけのなか、井口が情報を補足する役割をこなしていたのもよかった。21時40分頃に終演。

 上大岡から京浜急行で帰ってくる。夜遅くに帰宅し、早く眠ろうとしていたが、眠りそこね、ブログの更新をもうひとつ。 深夜2時頃に眠る。

2023年6月8日木曜日

6月8日木曜日/すぐに帰る



◇ 赤坂

 午前中から都内に。だんだん暑くなりつつある。神田のほうから赤坂に移動し、夕方、遅めの昼食。小諸そばに入り、鴨ステーキ丼セットを食べる。680円。録画残量を空けそこねているため、今日はすぐに帰る。帰宅前に小雨。

◇ テレビ・ラジオ・雑誌

 すぐに帰宅し、録画していたテレビ番組をいくつか。観そびれていた昨日の「徹子の部屋」は傑作選、永六輔&中村八大「大八コンビ」の名曲特集として、九重佑三子、田辺靖雄、坂本スミ子の回(2018年放送)、ジェリー藤尾の回(2016年放送)、梓みちよの回(2015年放送)の映像が流れた。今日の放送は、高倉健のパートナーだった小田貴月というひとがゲスト。高倉健の養女となっていたそうだが、こういうひとがいたとは知らなかったな。検索してみると、生島企画室に所属している。番組では、高倉健はじつは饒舌、よく死んだふりをするなどのエピソードが語られていた。

 先週から地上波放送が始まった「藤子・F・不二雄SF短編ドラマ」の続きも。今週月曜に放送された第5話は「昨日のおれは今日の敵」。塚地武雅のほぼひとり芝居だった。風貌も見事に近づけていたが、コント的な芝居は、記号的な藤子作品と相性がいいのではないだろうか。脚本・演出は家次勲。火曜に放送された第6話は「親子とりかえばや」。吹越満が演じるお父さんが息子と入れ替わる。脚本・演出は松本壮士。水曜木曜の第7話、第8話は、「流血鬼」の前後編。鮮やかな色の演出がとてもマンガ的だ。地上波放送はこれでいったん終了。作品はまだまだあるから、いくらでも続けてもらいたいな。

 Spotify のポッドキャストで、今日の「大竹まこと ゴールデンラジオ!」を聴くと、パートナーは今週も光浦靖子。オープニングでは、カミナリたくみの実家からメロンのプレゼントがあり、たくみのお母さんと電話をつなぐ。タイムフリーで、聴きそびれていたラジオ番組もいくつか。先週金曜の友近の「シン・ラジオ」では、京葉線が止まったとかで、寺坂直毅が間に合わず、17時台の冒頭からちゃらんぽらん冨好さんが電話出演。先週土曜の「サンドウィッチマン ザ・ラジオショー」は、富澤がニッポン放送のトイレにウンコを見つけ、オープニングではえんえんとその話をしていた。

 ラジオを聴きながら、楽天マガジンで雑誌のチェックをすると、「週刊新潮」には上岡龍太郎の特集記事があり、百田尚樹が自分だけが知る話をひけらかしている。なんだいこりゃ。ぜんじろうなんかは百田と上岡の関係をどう思ってるんだろうか。「Tarzan」の自律神経特集も興味をもって読んだ。ステルス疲労というのは、たしかにあるなあ。自律神経にいいお笑いコンテンツを紹介するというページもあり、紹介者は、こがけん、長井短、ラリー遠田という3名。ラリー遠田ってやつはつねに、専門家に訊くまでもないわということしか言わないひとだね。

2023年6月7日水曜日

6月7日水曜日/どっちも茶化しにくい




◇ 生麦

 朝から外出。横浜駅に出て、吉野家に寄り、納豆牛小鉢定食を食べていく。437円。それから、京浜急行の生麦のほうに用があったのだが、ここもめったに訪れない土地だ。夕方には横浜駅に戻り、東口、ベイクォーターのマクドナルドに入り、ひと休み。アイスコーヒーとスパチキを食べる。読書をして、夜遅くに帰宅する。

◇ 読書・テレビ・ラジオ

 図書館で借りていた、石戸諭「ニュースの未来」を読み終えた。2021年刊、光文社新書。図書館に返さねばならないが、たくさん付箋を貼った。アツさもあり、昂揚させられる本だった。古本で見つけたら、この本は手元に置いておきたいな。以下、いくつか引用。P122-123「ある社会事象を取材するにあたり、どうしても必要になってくるのが、人や物事を知りたいという好奇心であることは多くの人が賛同してくれると思います。僕はニュースの書き手というのは本質的に軽薄であり、不謹慎であることからは逃げられないと考えています。(略)「社会を良くしたい」という正義感、弱い人の立場を代弁したいという義憤だという人もいるでしょうが、その根源にあるのは、結局のところ「知りたい」という好奇心ではないかと思うのです。より正確に言えば、単なる「好奇心」ではない、「思慮深い好奇心」です。他人の不幸に土足で踏み込むことをよしとせず、相手が語ってもいいと思えるまでの関係を構築し、「知りたい」を伝えること。これがベースにあると仕事を重ねて気がついたのです。知りたいと思わずに、正義感や義憤で社会と関わりたいという人に向いているのは、政治家や社会運動家でしょう。なぜニュースでなければいけないのか、という問いには十分に答えられていません。」 P215「これも東(浩紀)さんが指摘していますが、SNSが普及した現代は、言葉への過信が異様なほどに高まっています。正しい言葉と意見表明ばかりが求められ、何を実践しているかより、瞬間的に同じ思いを共有するもの同士が「今、ここ」でつながり、消費される正しい言葉にこそ価値があると思われている。彼らが無条件に前提としているのは、言葉だけで問題を理解し、解決できるという価値観に他なりません。「言葉と現実は常にズレている」にもかかわらず、無邪気な前提で言葉が交わされ、やがて論争は対立する相手への罵倒へと変わっていきます。」 P273-274「佐藤(卓己)さんは、現代のメディアリテラシーの核心を「あいまい情報に耐える力である」と記しています。(略)佐藤さんの定義は、精神医学の世界でネガティブ・ケイパビリティと呼ばれているものに接近します。直訳すると「負の能力」ですが、これには解説が必要でしょう。精神科医で作家の帚木蓬生さんによる、そのものずばりの『ネガティブ・ケイパビリティ 答えの出ない事態に耐える力』では、このように定義されています。「ネガティブ・ケイパビリティ(negative capability 負の脳力もしくは陰性能力)とは、『どうにも答えの出ない、どうにも対処しようのない事態に耐える能力』をさします。あるいは、『性急に証明や理由を求めずに、不確実さや不思議さ、懐疑の中にいることができる能力』を意味します」」

 録画していた昨夜の「午前0時の森」を観ると、スタジオに観覧客を入れている。水卜アナが登場し、今回はトークライブ形式の放送ということだが、つぎに登場したのは若林ではなく、山里亮太だった。若林は体調不良で欠席。「だが、情熱はある」というドラマは1話だけ観てやめてしまったのだが、山里という人物は、戦略家の面ばかりが前面に出るようで、どうも関心が湧かない。(「天才はあきらめた」という本は面白かったのだけど。)島田紳助がテレビから消え、直接的にその穴を埋めていたのは今田・東野だったが、案外、その位置に収まりつつあるのは山里亮太ではないだろうか。

 タイムフリーで、昨夜の「爆笑問題カーボーイ」を聴くと、太田が第一声から「あのう、俺、思うんだけどさ、…あっちゃんと松本さんね。ケンカはよくないと思う。」と始め、そのあとにはすぐにゲンロンカフェの話題になり、今週はこの話をたっぷりしてくれるではと期待していたのだが、古舘伊知郎とのトークライブにも触れ、そしてまた、松本と中田の話に戻ってきた。結局、オープニングはこの話をたっぷりとしゃべったのだけど、ここで語られていた内容がじつに素晴らしい。太田「ふたりのケンカなんだからさ、ふたりのことはふたりでしか解決できないんだよ。こんなのさ、笑い話にしたいわけじゃない? どっちもそうだろ、きっと。これね、タブーみたいなことにしちゃうと、何年もそれが触れないみたいなことになって、つまんないよう。おれがこう言うと言葉に重みがあるだろう?(笑)」「わりと吉本の大御所なんかも怒ってるみたいな感じで、まあ、どっちがどうなんだかよくわかんないけど、あっちゃん総スカンみたいな感じになってんだけど、まあ、そんな怒らなくてもたいした話じゃないからさあ。結局さあ、このぴりついた空気ってのはさあ。ただ、ここまでそのぴりつかせた原因の一端は俺にもあんのかなあなんて、(笑)ちょっと思っちゃったりなんかして。」「あっちゃんが思うほど、…これ言うと松本さん周辺はどう思うかわかんないけど、ほかの審査員の言葉もたぶん効いてるし、もっと言えばだよ、いちばん審査員が気にしてんのは客のウケだよ。あれだって、俺がやったとしても、客がウケたとこに入れるもん、絶対に。そう考えると、決めてんのは客なんだよ、どう考えても。じゃないと、とんちんかんな審査だと思われるからあんなの。俺はねえ、あっちゃんがいちばん過大評価してんじゃないかと、松ちゃんのことをだよ。そう思うわけ。これ言うとまた角が立つけどね、俺も。」「ただ、あっちゃんが言ってたなかでひとつ思ったのは、ダウンタウンを超えるコンビを輩出してないってね、…俺もよく詳しく観てんな。何回か観ちゃったからね。たしかそういうふうに言ってたんだよね。それは失敗でしょうと、大会として。ただねえ、それは俺はちょっとあっちゃんとは違うのは、今の連中ね、「M-1」出てくる、「キングオブコント」とか出てくる連中、ぜんぜん超えてるよ。超えてるっていうのはダウンタウンをって意味じゃなくて、俺らの時代の漫才やコントっていうのを、まあ、技術から話術から間からなにから、ネタのあれからなにから、かなわないもん、だって。」「ただ、あっちゃんが言ってる意味っていうのは、おそらく「権威」だと思うんだよね。そういう意味ではダウンタウンを超えてないってのはたしかだろうと思うのね。ある種の権威的なものってのはさ、あるじゃん。そうすっと、あっちゃんは俺のこと好きって言ってたけど、本当はこいつは権威が欲しいの? って、俺はちょっとあれ観てね、なんとなく、思われちゃうよっていうふうに、思っちゃったんだよね。たださあ、権威なんて邪魔なだけだよ、お笑いにとって。」「なにが言いたいのかというとさ、まあ、要するに、俺はこれ言うとまた波紋呼んじゃうかもしんないけど、あっちゃんと松ちゃんて似てんじゃねえかなって気がする。(笑)気質がよ、気質が。やっぱりさ、カリスマとパーフェクトヒューマンだからさ。わりとそういう感じにそぶりを見せるじゃない。いちばんの、俺、似てんなと思うのは、どっちも茶化しにくい。(笑)このね、ぴりついた空気。茶化しにくいんだよ。そういう意味でいうと、なんていうのかなあ、ふたりともそれでお笑い界のことを考えてるっていうような感じじゃん。」「そういう意味でいうと、ジレンマがあるわけ。それは、松本さんが審査員するずーっと前から、要するに、お笑い界のもってるジレンマとして、お笑いのことを教えるか教えないかなんだよ。(略)俺はなんで審査員やらないってずーっと言ってるかっていうと、まず、俺はね、お笑いを学問にしたくないと思ってるわけ。でも、スクールができちゃったろ? もうがんがん、うちもやってるわなあ。社長は俺のことわかってるから、俺に講師をやれとはひとことも言わないわけ。俺は、でも、それすらね、どうなんだろうなあって思ってるわけ。つまり、笑いを分析して、こうやってこう突っ込んでこの間でどうのこうのってえのは、学問になっちゃってる。学問になっちゃった時点ですべてはつまんなくなんだよ。」「あっちゃんが言ってる問題は、じつは松本さんにかかるんじゃなくて、じつはお笑い界全体が、いわゆるああいうコンテストで若手を発掘するっていう環境になっちゃってることに、自分はっていうさ。あっちゃん言うのはさ、1個ぐらい爆笑問題さんにゆずってくれませんかっつうんだけど、俺、ゆずられる立場なの? って。(笑)それもさあ、俺、ちょっとショックでさ。(笑)」 オープニングのあとには、ゲストのランジャタイが登場。「武勇伝」を覚えてきている国崎に笑う。

2023年6月6日火曜日

6月6日火曜日/誰の模倣をしたのか

◇ テレビ・ラジオ・雑誌・映画

 朝に起きあがり、まず、ブログの更新をひとつ。それから、録画していたテレビ番組をいくつか。昨夜の「キョコロヒー」は、「いじわる選手権」に、浜口京子、尾崎世界観、トム・ブラウンみちおが登場。昨夜の「午前0時の森」は、MSXという家庭用パソコンの特集。堀江貴文、ひろゆき、劇団ひとりが夢中になっていたというが、同世代なのに、こんなのぜんぜん知らなかったな。ファミリーベーシックは知っているが、それは後発だったのか。ゲームライターの前田尋之というひとが登場し、プログラミングの解説をするのだけど、なるほど、こんなの子どものころにやっていたら、そりゃあ論理が鍛えられるわ。

 ラジオを聴きながら、1時間ぐらい眠る。午後は「ナイツ ザ・ラジオショー」をオンタイムで聴いた。代打パートナーはニッチェ近藤くみこ。オープニングでは「地下芸人ラジオ」に出演したゆきおとこの話をする。13時台には、三日月マンハッタン仲嶺のクイズがついに正式なコーナーになった。14時台はマユリカがゲスト。

 楽天マガジンで雑誌のチェックをすると、「FLASH」に、さんまが「ヤングタウン」でしゃべっていた記事が載っていた。松本と中田敦彦の一件について、中田カウス、オール巨人、西川のりおにも取材したようだが、取材には応じてもらえず、最後にさんまを直撃し、「仕事増えてええやろ!」というコメントを得ている。見開き左半分は、ページいっぱいに、さんまが雨降るなかでクルマに乗っている写真が使われている。記事の最後には、このさんまの言葉をなぜかラリー遠田に分析させていて、「さんまさんの発言は『頼まれて出演しているくらい、仕事がたくさんあってええやろ』という意図のもので、松本さんは非難される筋合いはないと言いたいのでしょう。私も松本さんが地位を独占しているとまでは思えません」だって。こいつもずいぶん腰が引けているやつだ。

 「サンデー毎日」では、先週に引き続き、松尾潔の「『週刊朝日』休刊に捧げる雑誌文化論」の後編が掲載されている。この記事のなかで初めて知ったが、なんと、松尾貴史の「似顔絵塾」が「サンデー毎日」に移籍し、7月から月イチ連載になるようだ。

 今日は外出せず、午後にもまた、ブログの更新をもうひとつ。なんだかしゃきっとせず、買い置きの栄養ドリンクを1本飲んでおく。午後も録画していたテレビ番組をいくつか。今日の「徹子の部屋」(ゲスト・松島トモ子)を観て、それから、日曜に放送された「まつも to なかい」を観た。ゲストは郷ひろみと古舘伊知郎。プロとはなにかとの問いに、郷ひろみが「オリジナリティっていうのは完璧なコピーから生まれる」と語ったところから、模倣とオリジナリティについての話になっていった会話を興味をもちながら聴いた。中居正広が「誰かに認められたいから、僕は誰の真似でもない、誰かのレールの上を走ってるんじゃなくて自分がレールになる、みたいなことを言いたくなっちゃうんですよ。やっぱり、認められて、個性的だと思われたいから。」と言うと、古舘は「ひろみさんも、ものすごい若いときはそれは言えなかったでしょうね。」と言う。それを聴いているあいだ、松本もうなずいてはいたが、それはまさに若いころの松本ではないか。そこで中居が、松本は誰の模倣をしたのかということを訊くと、漫才は紳助・竜介の模倣だとは語ったが、「古典落語とかもそうですもんね」とかわし、自分が誰に影響を受けたかは明らかにしなかった。ここは松本にもっと語らせてほしかったところだ。番組後半には緑黄色社会が出演し、せいやが進行役を務める。

 夜になったら涼しくなった。アマゾンプライムで映画を1本。「はりぼて」(2020年公開)を観た。この映画、観たかったのだ。富山市議会の政務活動費問題を追いかけるチューリップテレビのドキュメンタリー。まるでコメディのようなドタバタな展開。不正を追究する熱い男だと思った議員もやばいやつだったのには笑ってしまうよ。しかし、最終的に、自分ら取材者をヒロイックに描いているようで、そこはちょっと余計と感じた。「センキョナンデス」について大島新が言っていたことを思い出したが、この映画もふたりの監督が主役のように登場している。

 Spotify のポッドキャストで、聴きそびれていた「大竹まこと ゴールデンラジオ!」を順に聴いていく。5月29日月曜日は阿佐ヶ谷姉妹がパートナー。ゲストの佐藤B作がすこぶる面白かった。斉木しげるとは早稲田の劇団「こだま」で一緒だったというのも初めて知る話だったが、坂本龍一と女をとりあったという噂を大竹がたしかめると、B作「あいつねえ、芸大の学生のころにねえ、自由劇場にきて、女と…」 大竹「あいつなんて言っちゃっていいの!?」 B作「そういう仲だから。坂本、B作の仲だから。」 大竹「世界の坂本龍一…」 B作「いや、知らないよそんなこと、俺。出会ったころは「世界」じゃなかったから。」 大竹「出会ったころはただの…」 B作「ただの芸大の学生だもん。スケベェな。(笑)とんでもないスケベですよ、あいつは。モテたねえ。」 大竹「じゃあ、とりあったら負けるでしょう?」 B作「負けましたよ。その子の、忘れもしない中央線のなんて駅だったかなあ、行ったらもうすでに坂本龍一がなかにいました。部屋のなかに。泣きながら帰ってきましたよ。」 そのあとも、笹野高史、風間杜夫ら、仲間の悪口が止まらない。そして、欽ちゃんの話にもなるのだが、大竹まことは「週刊欽曜日」という番組を知らなかった。5月30日火曜日は小島慶子がパートナー、ゲストは田嶋陽子。冒頭から豪快に楽しくしゃべっていたが、政治家時代の話になると口調が真剣になる。そのあとのテレビについての話もなかなか面白かった。

 鶴瓶の「日曜日のそれ」のポッドキャストも聴いてみるが、上岡龍太郎の話をしているだろうと思ったら、この回は収録で、上柳昌彦が金曜の午前だと言っていたから、訃報が出る前の収録だったのだ。聴きながら、深夜1時前に眠る。

2023年6月5日月曜日

6月5日月曜日/早稲田・佐藤信展








◇ 早稲田

 朝から都内に。気温があがりそうなので、家から半袖で出る。服装選びが難しくなってきた。副都心線の東新宿に出て、早稲田のほうを目指すのに戸山公園を通り抜けたが、いつぶりだろうか、せっかくだから、箱根山の山頂にも寄っていく。公園を抜けて、早稲田駅のほうに歩くはずが、どうも勘違いしていたようで、景色に違和感があると思っていたら、まったく逆方向に歩いていた。西早稲田駅の手前までやってきてようやく気がつくのだからぼんやりしている。勘違いのせいで、無駄に時間を食った。午後になり、昼食も食わねばならず、キッチンオトボケに。早稲田にきたときはいつもこの店だ。ジャンジャン焼き定食を食べる。720円。店内は早大生だろう若者たちで混んでいた。



 そのあとは早稲田大学の演劇博物館に。「佐藤信 演劇の確信犯」という展示を観たかった。開催は8月までだが、そう都合よく早稲田に寄る用事があるかわからない。入場無料。まあ、規模は小さく、1階の特別展示室をひと部屋使っているだけのものだが、無料のリーフレットが置いてあり、ずいぶんしっかりしたリーフレットなので、本当に無料なのか何度も確認してしまった。佐藤信という名前は、自分と似た名前なのでわりと早くから知ってはいたような気がするのだけど、演劇の歴史を多少は知るようになると、寺山修司、唐十郎と並ぶ重要人物だとわかるようになってくる。そのわりには一般的な知名度は低く、その足跡を詳しく知る機会もなかなかなかった。近年は劇場事業にも多く関わっているのだな。若葉町ウォーフでも、今年に入ってからけっこう公演をやっていたようだ。あの劇場の前はよく通るのに、ぜんぜん気がついていなかった。黒テントの公演は、そういえば、松本大洋が原作のものを一度観ていることを展示を観ているうちに思い出したが、その記憶ももはやあいまいだ。

 展示のなかに、「プロパガンダ」という映画が15時から別の部屋で上映されるという案内があった。YMOのこの映画の存在をここで初めて知ったが、せっかくだから観てみたいじゃないか。しかし、上映時間まではまだ1時間ほどある。上階で開催中の「推し活!展」と、それから、常設展ものんびりと眺めてまわるが、まだ30分ほどあり、飲みものがなくなりそうなので、この時間に買っておきたくなる。校内の売店に行ってみるが、安くないから外に出て、ドラッグストアでもないかと探しながら歩くが見つけられず、都電の早稲田駅の近くまでやってきてしまった。まいばすけっとを見つけ、飲みものと栄養ドリンク、エクレアを買い、歩きながら食べる。睡眠不足も心配だった。演劇博物館に戻ると、ちょうどいい時間だ。しかし、その部屋に行ってみると、もう上映される時刻なのに客席には誰もいない。ひとりで座っていると、スタッフのひとがやってきて、再生を始めた。始まると、お客さんはもう少し増えた。映画はDVDによる上映。「プロパガンダ」というこの映画は1984年に製作されたもので、前年1983年末にYMOは「散開」している。YMOと佐藤信がつながるとは思わず、アングラ演劇のイメージとYMOのイメージは遠い気がしていたが、もうちょっと時代状況を知りたいな。演奏が続く場面は少しうとうとしてしまったが、おおむね眠らずに観ていた。エンドクレジットまで観ると、この散開ツアーの演出も佐藤信なのだ。上映時間は90分弱。




 思いがけず、早稲田で長い時間を過ごすことになった。西早稲田まで歩き、副都心線で渋谷に移動する。まんだらけに寄り、階段の百均からコミック文庫を2冊買っていく。新南口のベローチェに入り、ひと休み。金の計算をすると、ため息しか出ない。疲れてしまって、今日は読書はまったくできなかった。

◇ テレビ・ラジオ

 夜遅くに帰宅し、録画していた「徹子の部屋」(ゲスト・ジュディ・オング)を観る。それから、タイムフリーで、今日の「ビバリー昼ズ」を聴いた。オープニングでは、金曜のエンディングでも話していたが、ここで改めてたっぷりと上岡龍太郎についてしゃべっていた。フジテレビでは、引退直前に談志師匠と一緒に出演した特番の映像が流れたようだ。高田先生は、上岡、紳助を尊敬する松本が引退するのではと、本気のトーンで心配していた。12時台のゲストには徳光和夫が登場し、これもとても面白かった。徳光さんは上岡龍太郎よりもひとつ歳上か。歌謡界、スポーツ界の話が多かったが、最近は「東京かわら版」をチェックし、寄席にも行っているようで、徳光さんから、奈々福、三三、あずみらの名前が出る。美空ひばりの「裏窓」という曲の前口上を実演してみせると、これはさすがに見事だった。深夜0時過ぎに眠る。

2023年6月4日日曜日

6月4日日曜日/地域判定は大阪に

◇ テレビ・ラジオ

 今日は外出せず、ブログの更新をしながら、録画していたテレビ番組をあれこれと。今朝の「サンデージャポン」では、まず、上岡龍太郎の訃報を扱う。爆笑問題との共演といえば、TBSの「はばたけ!ペンギン」を記憶していたのだが、その映像を流してくれたのが嬉しい。1998年放送、この番組で、爆笑問題は上岡龍太郎とトリオ漫才をやっている。スタジオでは、太田からは上岡龍太郎の番組で軍手を探すロケをやった思い出が語られた。そのあとにはウクライナ情勢が扱われたのだが、プーチン影武者説というとんでもない話も出てきた。中村逸郎も「もちろん本当です。」「今いるプーチンは全員影武者」と断言する。本物のプーチンは、2007年の秋から2008年にかけての時期に癌で亡くなったという説があるというのだが、デーブ・スペクターが「誤解あるといけないので」と断りながら「本当のプーチンいるんでしょ?」と訊くと、中村教授は「いないですよ」と即答。ウクライナ侵攻を始めた2014年には、プーチンはすでに別人。コバリチュークという銀行のオーナーが裏ですべてを操っているという説も出てきていると中村教授は語った。この番組では旧統一教会の問題もずっと扱っていて、今日の放送では、府中市に建設中の新たな教会について、鈴木エイトの独自取材により現地の様子を伝えていたのだが、炎上させていた連中はどうせ飽きちゃったから知ることはないんだろう。

 今朝の「ワイドナショー」は、田村淳、国山ハセン、武田鉄矢、神田愛花というメンバー。この番組でももちろん、上岡龍太郎の訃報を扱い、東野からは「いろもん」の思い出、武田鉄矢からは「上岡龍太郎にはダマされないぞ!」に出演した思い出が語られた。武田鉄矢は紳助と仲がよかったから、その関係もあるのだ。引退時のゴルフコンペにも参加しているんだな。「TVタックル」では上岡龍太郎の訃報には触れられず、収録日は訃報よりも前だろうか。今日の「笑点」は演芸はミルクボーイ。大喜利の冒頭に、ガーシーが成田空港で逮捕とのニュース速報が流れる。

 「週刊さんまとマツコ」は、先週に引き続き、山田邦子特集の後編。鬼越トマホークが失礼な発言を連発すると、さんまのほうが気を遣ってフォローにまわっていた。山田邦子からは「ひょうきん族」時代のさんまの女癖がいじられたりなど。後半は「バナナ大使」でおなじみのイニシャルトークになり、山田邦子の元彼、芸人Oというのは大森うたえもんのことか。西川のりお、桂文枝らのエピソードも語られ、文枝にはバッグを買ってもらったという。

 昨夜の「お笑い向上委員会」は、まず、錦鯉まさのりさんの「あにょにょにょにょ」という謎の返答に涙を流して笑う。そして、野田クリスタル発案の「おもしろイス座り選手権」が始まるというなかなか異常な回だった。後半には、大宮セブンから、すゑひろがりず、タモンズが登場。昨日の「ワルイコあつまれ」には、「昭和歌謡合唱団」のコーナーに尾崎亜美が登場。「オリビアを聴きながら」の歌詞を解説する。一昨日金曜の「A-Studio+」は夏木マリがゲスト。夏木マリと海原やすよともこの関係は知らなかったな。

 ラジオもあれこれと。今日の「爆笑問題の日曜サンデー」でも、ニュースのコーナーでは上岡龍太郎の訃報を扱っていた。「サンジャポ」でも触れられていたが、爆笑問題とは立川流の会でよく会っていた関係でもあった。その思い出が語られていたが、「EXテレビ」で聴いた発言として太田が記憶していたのは、もしかすると、談志師匠と共演していた特番ではなかったかな。

 パソコンのラジコの地域判定が狂ってしまい、「日曜サンデー」はスマホで聴いたのだが、パソコンのほうは大阪の設定になっている。聴きたい番組がぜんぜん聴けないなと思っていたが、しかし、大阪の番組を聴けるじゃないかと気がつき、さんまの「ヤングタウン」を聴いた。昨夜土曜の放送、冒頭から上岡龍太郎の話をする。木曜に珍しく鶴瓶から電話があり、上岡の息子から鶴瓶に連絡があったそうで、紳助に連絡したいというのでさんまのところにかけてきたという。さんまが紳助に連絡し、その時点では4人(?)しか知らず、翌日にマスコミに出るようにしてあるから今日のところは黙っていてくれと言われたが、その夜、大雨の日に「FLASH」の記者に追いかけられ、上岡師匠のことを訊かれるのだろうと思ったら、松本と中田敦彦の一件についてどう思いますかという取材だったという話だった。その一件についても触れ、枝葉を散りばめつつ、上岡龍太郎については簡潔に語り、11分のオープニングが終わった。

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7月7日日曜日/都知事選はどうなった

◇ テレビ・ラジオ  朝、録画していたテレビ番組をあれこれと。昨夜の「Nキャス」で、チョコレートプラネットがTT兄弟で「アメリカズ・ゴット・タレント」に挑戦した映像を初めて観た。藤井聡太の棋王就位式には、同郷の瀬戸朝香が駆けつける。昨夜の「にちようチャップリン」は、先週に引き続き...