2021年2月5日金曜日

2月5日金曜日/ひとりカラオケ

◇ キャンペーン

 朝から都内に。早い時間に田町で解散となり、泉岳寺駅まで歩き、京浜急行で横浜まで戻ってくる。ご飯を食べようと西口をぶらぶらするが、思いのほか、ランチをやっている店が少なく、コロナは関係あるのだろうかと思った。吉野家で牛丼を食べる。そういえば、吉野家ではどういうわけか今年はまだ一度も食べていなかった。吉野家の隣りにはカラオケ館があり、緊急事態宣言中は室内無料のキャンペーンをやっている。せっかくだから、一回行っておきたいとずっと思っていた。2月7日、今度の日曜までだが、緊急事態宣言は延長でも、このキャンペーンは延長されないのだろうか。平日はもう今日しかない。ちょうどいい具合に時間があるのだから、ほかに手はない。カラオケ館はちょくちょく利用しているのだが、この横浜西口店は初めて利用する。何年か前からひとりカラオケの癖がつき、「ひとつき十冊」という読書のイベントをやっていたせいで、人前でしゃべる前に声を出しておきたいというのがおもな利用目的だった。しかし、ひとりカラオケというのはやっぱりちょっと恥ずかしいもので、できれば空いてる店のほうが入りやすいのだが、入ってみると、受付には数人の客がすでにいる。さすがはキャンペーン中で、満室で少し待たされるが、そのあいだにも受付にはお客がつぎつぎとやってきていた。この店は奥に別館があり、なかでつながっているということを入ってみて初めて知った。その別館のほうの部屋をあてがわれる。2時間ゼロ円なので、2時間にしたが、しかし、ひとりで2時間というのは少々長い。通常料金の場合は、1時間か、せいぜい1時間半しか歌わない。別途660円でソフトドリンク飲み放題というわけだが、ソフトドリンクなんてものもそんなに飲めるものではない。いちいち電話で注文して、店員がもってくるのを待たねばならないのもめんどうで、結局、2杯しか飲まなかった。これならば、通常料金のときで充分だと思ったが、キャンペーンとしてはうまくいっている。

(★あとで確認したら、カラオケ館の室内無料のキャンペーンは延長されていた。)

 ビブレのブックオフに寄ってから帰る。夕方には帰宅。タイムフリーで今日の「ビバリー昼ズ」を聴くと、舞台出演中の磯山さやかに代わり、増田みのりがひさしぶりに登場していた。録画してあった今朝の「グッとラック!」では、森喜朗の逆ギレ謝罪会見があまりにもひどく、じっくりと観てしまう。そのあとには、田村淳と西野亮廣の対談のVTRがあり、スタジオには四千頭身が生出演した。

◇ 今日の読書

 円城塔「道化師の蝶」を読んだ。2012年の芥川賞受賞作。円城塔の小説を読むのは初めてではないが、これはかなりわからなかった。鴻巣友季子の解説を読んでもなお、理解が難しい。この小説の解読に、そこまで時間を割かなければならない理由もないのだが。

2021年2月4日木曜日

2月4日木曜日/ジングルベル

◇ ニュース

 今朝の「グッとラック!」を観ると、森喜朗が「有名人は田んぼを走ればいい」と発言したそうで、その発言を受け、田村淳が聖火ランナーを辞退したという。その YouTube も確認する。有名人の役割はひとを集めることであるのに、ひとを集める必要がないのであればタレントは身を引きべきとは、まったくそのとおりだ。さらに、よくよく聴いてみれば、この発言への反発というだけではなく、いかなるかたちであってもオリンピックを開催するという森喜朗の姿勢に対する反対表明である。そのニュースの当事者がこの番組にいる。田村淳がこの番組に加わり、この番組は明らかに面白くなっているのだが、この番組を終わらせることはすでに決まっている。田村淳の加入から、半年も経たないうちの結論である。

 夕方、ヤマトの営業所まで。二俣川に出て、くまざわ書店に寄り、「週刊文春」だけ立ち読みした。読書する場所を求め、ドン・キホーテ上階のサイゼリヤに。ハヤシ&ターメリックライスを食べた。今日も複数の本を並行して読んでいく。ふと気がつくと、店内には「ジングルベル」が流れていた。それから注意して聴いていると、クリスマスソングがずっと流れている。サイゼリヤはメニューに間違い探しが載っていることでも知られるが、BGMが間違っている場合もあるのか。

◇ ネットでは

 夜、録画してあった昨夜の「バナナサンド」を観た。ゲストは中川家。「あれなら練習すればできるわ」と思う漫才師として、礼二がキングコングの名を言わされる展開に笑うが、いやしかし、それは中川家の力量だからできるという話だ。なんだかネットニュースになりそうだなと思い、検索してみると、案の定、やっぱりなっている。もちろん、収録は西野が吉本を辞める前だ。西野叩きに都合よく使われてしまうのは、礼二にとっても本意ではないだろう。この礼二の発言は伊達に引き出されたようなものだが、サンドウィッチマンが優勝した2007年の「M-1」で、最後まで優勝を競ったのがキングコングという因縁もある。

 ツイッターで、石野卓球が水道橋博士を「元お笑い芸人」とディスりまくっている(弄りまくっている?)ことを今になって把握した。日曜から始まったのか。菊地成孔と町山智浩のケンカもまだ続いていて、今朝は町山の反撃を見ていた。タイムラインを見てないのに、揉めごとのツイートばかり気になって追いかけて見てしまう。ぎすぎすしているツイートを追いかけ、勝手に疲弊していることに大いに矛盾を感じた。

 Spotify で「大竹まこと ゴールデンラジオ」のポッドキャストを聴いた。マキタスポーツさんが今日のゲストだった。ちょうど「週刊文春」では、朝井リョウの「私の読書日記」で「越境芸人」がとりあげられていた。「越境者の文章」と題し、芥川賞・直木賞の候補者に名を連ねる芸能人の話題で始まり、松井玲奈の小説、ふかわりょうのエッセイ本も紹介されている。冒頭の話題では、ある小説家が講演で語っていた、小説家は人生の最後に目指せばいいもの、という言葉が思い出されている。

 アマゾンプライムでドラマを。ロバート・ゼメキス製作総指揮の「プロジェクト・ブルーブック」を1話だけ観た。もはや思考力が低下しているのか、ぼんやり観ていたらよくわからなかった。

2021年2月3日水曜日

2月3日水曜日/メガネをかける

◇ 空気

 いつもどおり、昼は「ビバリー昼ズ」を聴く。今日のゲストは林家彦いち。先週の水曜は三遊亭好楽が、今週の月曜は桂竹丸がゲストで、緊急事態宣言下の寄席の空気はこの番組で知ることができている。情報を知るだけならばツイッターでもいいのだが、空気を知るにはラジオの会話を聴いたほうがいい。水曜に春風亭昇太、木曜にナイツがいることが心強い。

 新しいメガネをかけて、初めて外出する。駅前の郵便ポストまで。セブンイレブンでチケットの引き換えをして、ドトールで読書をしていく。複数の本を並行して読んでいるが、眠くなり、あまり読めなかった。どの本を先に読み終えるかがまだ決まらない。ロピアで買いものして帰る。

 録画してあった今日の「徹子の部屋」を観た。ゲストは萩本欽一と前川清。ふたりとも、すっかり老人のすがたになってしまった。前川清と藤圭子が共演している、40年前の「欽どこ」の映像が流れたのが貴重だった。離婚したあとにこの番組で共演しているのだ。

 アマゾンプライムで映画を1本。アーマンド・イアヌッチという監督の「スターリンの葬送狂騒曲」を観た。現在公開中の「どん底作家の人生に幸あれ!」の情報を調べていて、同じ監督のこちらを先に観てみたくなった。ジョークの応酬のような会話。派手に笑わせるようなところはないが、好きなトーンの映画だった。マイケル・ペイリンが出ていたのかと、エンドクレジットで気がついた。

2021年2月2日火曜日

2月2日火曜日/メガネを買う

◇ テレビとラジオ

 今朝の「グッとラック!」でやっていた、生活保護の特集はとても勉強になる内容だった。菅総理の「最終的には生活保護」発言を受けての特集だが、ハードルの高さとその問題点について詳しく解説されていた。親族に問い合わせがいってしまうことがハードルの高さの大きな理由のひとつになっているが、それによって、親族から支援が得られるケースは少ないのだという。つまり、効果が薄いうえに、窓口の職員も忙しくなってしまう。まったく意味がない仕組みだという、望月優大の解説がわかりやすい。

 昼はラジオ。「ビバリー昼ズ」から「ラジオショー」と、ニッポン放送の番組をつけっぱなしにしておく。TBSの「伊集院光とらじおと」も、オンタイムではなかなか聴かないが、気になるゲストのときはタイムフリーで聴く。今朝のゲストは西川美和だった。

◇ 買いもの

 午後、ヤマトの営業所まで。二俣川に出て、ジョイナステラスの Zoff に。昨日は新しいカバンを買ったが、今日は新しいメガネを買う。同じ日にまとめて買ってもよかったのだが、どちらも身につけるものだから、ひとつづつ、順番になじませていったほうがいいような気がした。いっぺんに買い換えては、まるで別の人間のようになってしまう。ほかに予定がないこともよかった。今までのメガネは、たしか、8年前から使っているんじゃないか。それまではコンタクトレンズを使っていて、メガネを常用するようになったのは三十代後半からである。それ以降に知り合ったひとがとても多いので、そのかたがたにしてみれば、メガネをかけていない顔はむしろイメージしづらいだろう。だから、メガネ歴は浅く、買いなおすのは初めての経験なのだが、だいたい、メガネはどのくらいの頻度で買いなおすものなのか。今までのメガネは、気がついたら、耳にかける部分が傷だらけになっていた。これはひどいと思ってからもなお、かけ続けていたのだが、そのうちにレンズの傷も目立つようになり、最近などは、街中を歩いていて、逆光になると反射して前が見えなくなってしまう。以前はそんなことはなかったので、これはレンズの傷のせいだろうと思った。こうなると危険にかかわるため、いよいよ限界だと思うようになった。

 昨日も Zoff に寄り、どれにしようかはだいたい目星をつけておいた。予算五千円台のなかから、さほど迷わずに決める。一応、試しにいくつかのフレームをかけてもみるが、こういうご時世だから、あんまりあれこれ触るのも気が引けて、じっくりと吟味はしなかった。しかし、今、新しいメガネを買うということは、五十まではおそらくこの顔で生きていくということになる。どうするんだっけと思いながら、フレームをもって受付カウンターに。それから、店内で視力検査をする。メガネを外す際、傷だらけのメガネを店員に差し出すのが恥ずかしかったが、まあ、そんな客はいくらでもいるのだろう。

 メガネができあがるまで、ドトールに入って読書をしていた。30分ほどでできあがるということだったが、2時間読書する。Zoff に戻る前に、おもいっきり鼻をかんだら、その拍子に三半規管がおかしくなったようで、メガネを受けとる際、店員さんに説明されているあいだ、ずっとめまいがしていた。

◇ 今日の読書

 絲山秋子「沖で待つ」を読んだ。2006年の芥川賞受賞作。併録されている「みなみのしまのぶんたろう」という短編は、石原慎太郎をモデルにしているのだとわかるが、単純な風刺というわけではなく、ひたすら可笑しい作品だった。これを芥川賞受賞作と一緒の本に入れてるのがやばい。

 夜に帰宅し、テレビを観たりしていたが、めまいのせいか、気分がすぐれない。横になって、先週の「爆笑問題カーボーイ」をタイムフリーで聴きなおしていたら、しばらく眠ってしまっていた。深夜には目覚め、今夜の「爆笑問題カーボーイ」をオンタイムで聴く。生放送。オープニングにはハライチが登場。そのあとには、鬼越トマホークが登場し、エンディングまでずっと出ていた。

2021年2月1日月曜日

2月1日月曜日/カバンを買う

◇ 真っ当

 「グッとラック!」の終了が金曜日のエンディングで発表されていたようで、番組開始から毎日欠かさず録画して観ているというのに、その日だけどういうわけか録画容量が足りず、最後の30分ぐらいが切れてしまっていた。こんなことは初めてで、なんという間の悪さかと愕然とする。終了の発表があったということは土曜か日曜かにツイッターを見ていて知ったが、YouTube にあがるような番組でもないので、実際の放送はもう確認のしようがない。

 今朝の放送では、菅総理を追及する蓮舫に批判があったという話題を扱っていたが、田村淳は、蓮舫の映像をくり返し放送すること自体に疑問を呈していた。「小川淳也さんみたいに、ほんとにきちんと理論を立てて追及するっていう政治家はたくさんいるのに」と、それをとりあげないメディアの問題を語る。メディアに扱われるから、蓮舫も辻元清美もそういう手法に出てしまうのだと。蓮舫を「人間として未熟」だと言ったテリー伊藤の発言も番組では紹介していたが、淳は自分たちも含めたメディアが未熟なのだという。じつに真っ当な感覚に思える。

◇ ラジオ

 昼はラジオをつけっぱなしに。「ビバリー昼ズ」のゲストは桂竹丸。この番組の古いファンにとっては嬉しいゲストだ。ツイッターから知ったが、明治座の公演は関係者に発熱の症状が出たために今日は中止になってしまったようだ。続けて、午後は「ナイツ ザ・ラジオショー」を聴く。平野ノラが産休に入り、代役にアンガールズ山根が出演した。今日はザブングルが解散というニュースもあり、その話題にもなった。14時台のゲストはダンディ坂野で、ここでの話もとても面白い。ダンディ自身が「お笑いに一気に時代が流れていく」と言い表していた、その前後を、ダンディは当事者として体験している。

◇ 買いもの

 夕方、ヤマトの営業所まで。二俣川に出て、ドン・キホーテに寄り、ついに新しいカバンを買った。今まで使っていたマンハッタンポーテージのリュックは、いったい何年使っていたのかわからないが、四十代前半の苦楽をともにしてきたという感慨がある。普段使っているものには愛着が湧いてしまい、なるべくなら買い換えたくなくなってしまうのだが、ずいぶん前からファスナーが壊れかけになっていた。勝手に開いてしまうようになると、さすがにまずい。新しく買ったカバンは、今までのカバンとはタイプが違うものにしたが、単純なこととして、加齢による変化がおそらく違うものを選ばせた。会計時には、ポイントカードが作れるというので作ってもらったが、お互いにマスクをしていて、あいだにビニールの幕があると、説明をしてもらってもなにを言ってるかかなりわからなかった。「追加の料金がかかるんですか?」ということだけ確認して、かからないというのであとはおまかせに。

 上階にあるダイソーにも寄り、イヤホンも買った。今までも百均のイヤホンを使っていたが、数年使っていると断線する。さらに上階のサイゼリヤに入り、ミートソースのスパゲッティを食べた。読書もするが、眠くなり、あまり読めなかった。

 深夜、オンタイムで 「東京ポッド許可局」を。〈教えてインスタ論〉を笑いながら聴いた。インスタ論の今さら感が可笑しいのだが、自分がツイッターから離れているせいで、〈脱ツイッター論〉のようにも聴いた。

2021年1月31日日曜日

1月31日日曜日/時短の夜

◇ 時短営業

 午後から都内に。帰りは品川になり、富士そばで〈よくばりコンボ〉というのを食べた。品川という街もあんまり居場所のない街で、すぐに横浜まで戻ってくる。品川からは東海道線を使ったが、乗換案内を検索してみると、JRのほうが京浜急行よりも10円安いのだ。京浜東北線のおそらく浜松町より北は、横浜に帰ってくるときには、逆に、品川から京浜急行に乗り換えたほうが若干安くなることを知っていたので、これはちょっと不思議だった。10円単位の差をいちいち気にするような生活である。横浜に戻ってきたときにはもう19時過ぎで、どこも時短営業だから、どこかでひと休みしていこうというわけにもいかない。カバンを買いなおそうかと迷っていて、ドン・キホーテに寄ったあと、モアーズの東急ハンズも少し覗いたが、それよりも、ビブレのブックオフに寄ればよかったと思った。


◇ テレビ

 この緊急事態宣言下では、夜はうちに帰ってテレビを観るぐらいしか過ごしようがない。録画してあった「サンジャポ」を観た。田中の代役はサバンナ高橋。「日曜サンデー」もタイムフリーで聴くと、こちらには冒頭から玉袋筋太郎が登場していた。浅草キッドの古いファンとしては、太田と玉袋の共演が嬉しくてたまらない。今週のアシスタントがちょうど外山惠理アナだったこともよかった。

 テレビをほかにもいくつか。「情熱大陸」には石橋貴明が登場。YouTube での活動が改めて注目を集めているということで、期待して観たが、新鮮に感じるような場面はあまりなかった。フレッシュな人物を扱う番組という印象があるが、去年は所ジョージも登場していた。人選がどことなく「広告批評」的にも感じられる。「ガキの使い」は年頭恒例の「山-1グランプリ」。ランジャタイ、ロングコートダディといった、すでに一定の評価を得ているコンビが登場するいっぽう、素人同然の本当にどうしようもないのも出てくる。出場の基準がいつもわからない。広音というものまねのひとなんかも素晴らしかった。YouTube では「毎週キングコング」も観てしまう。西野亮廣の動向はずっと興味の対象である。

2021年1月30日土曜日

1月30日土曜日/五十円

◇ ラジオ

 土曜はたいがい、朝9時から「ナイツのちゃきちゃき大放送」を聴く。9時台のニュースのコーナーには〈常連さん〉と呼ばれるコメンテーターが登場するのだが、それが今週はたかまつななだった。「クラブハウス」という文字をツイッターで目にしたことはあったが、たかまつななの解説でそれがなんなのかを初めて知った。10時台は、今週は月末なので毒蝮三太夫が登場する。しかし、未だにロケはできず、事務所からのリモート出演でトークというかたち。この番組に移籍してきてからは、まだ通常のかたちでは行われていないはずだ。13時まで、4時間ぜんぶ聴くということはまずなく、ほかのことをしながらところどころ聴いているか、途中でやめる。今日は外出する用があり、途中でやめた。

◇ クーポン券

 今日は昼から都内に。渋谷から両国のほうまで行くことになり、帰りには秋葉原に寄った。岡むら屋でハンバーグ肉めしを食べる。財布にあった百円引きのクーポン券を出したら、予想した金額と違う。あれっと思ったが、確信がもてずに店の外に出てしまった。レシートを見ると五十円しか引かれていない。店員の間違いだとしても、戻って文句を言うほどのことでもないかとは思うが、なにか化かされたような気分になった。なんだか、そんなことばかりこの日記に書いているような気がする。ベローチェでひと休みするが、疲れてしまい、読書はぜんぜんできなかった。ブックオフに寄ってから帰る。

 秋葉原にいるときに、ツイッターから西野亮廣の吉本退社を知る。夜、カジサックの動画を初めて観た。

2021年1月29日金曜日

1月29日金曜日/ブックの日とツイッター

◇ ツイッター

 ツイッターを見ると、菊地成孔が現れて、町山智浩への反論をツイートしている。いや、用件は公開討論の提案で、そのなかに反論が含まれている。町山に送ったメールをここに公開したということだが、ツイートにして50個。2月いっぱいでアカウントは削除されるという。経緯をまるで把握していないが、菊地成孔のツイートにある町山批判の部分には賛同するものが多く、すべてスクショを撮っておいた。トランプをめぐる議論については、それぞれの発言を確かめねばならない。

 手元にある2010年刊「Kamipro」のツイッター特集には、ツイッターをやらない菊地成孔のインタビューが載っている。2010年という年はツイッターが流行り始めた時期だ。読みなおしてみると、ここで語られていることは今もなお有効と感じられる。 「ネットだけが危険なものかといえば、テレビもできた頃にはたくさんの狂人を生みましたし。」「いずれもニューメディアが人間を狂わすのはありふれた光景とも言えるし、メディアは人間を狂っていくふうに導く。シャブみたいなもんだよね。」「最初は凄く気持ちいいわけ。で、そのうちに狂っていくっていう。」「人間は単にドラッグが好きなのよ。万能感が得られるのがホントの目的で、便利だというのは〝釣り〟ですね。「シャブは仕事がはかどるよ」って言いますよ、みんな。うれしそうに(笑)。」

(★その後、2月2日夜にツイートされた、ADHDについての第三のツイート群はひどい蛇足だと思ったが、第二群までのツイートには賛同するところが多いという考えは変わらない。)


◇ ブックの日

 今日は29日。毎月恒例の〈ブックの日〉なのでブックオフめぐりをしなければならない。午後から鶴ヶ峰のブックオフに行く。しかし、買いたい本がないときはないもので、クーポンを使えるのは500円以上だが、本を5冊選ぶだけでもなかなか苦労した。なんとか5冊選んでレジにもっていき、クーポンを見せると、クーポンは500円以上からですという。レジの表示を見ると、440円になっていた。店員が打ち間違えてるのだと思い、5冊ですよというと、5冊なのはわかっているようで、どうも話が通じない。5冊ですよと、何度かくり返してしまったが、5冊で440円、つまり、20パーセント引きなのだということがやがてわかった。最初にそれをなぜ言わない。ブックの日なのに、20パーセント引きのセールも同時にやっているとは、そんなことがあるのか。レジに行列ができていたが道理だ。店内をもう一周まわり、なんとかもう1冊見つけ、500円以上にして300円引きクーポンを使った。こんな安い買いものをするだけのことで、無駄に時間を食った。2店目は平沼。平沼橋駅から歩いていく。しかし、ここでも買いたいものはなく、なんとか5冊だけ買った。



 跨線橋をわたり、横浜駅西口のエリアに。ムービル1階の金太郎で、ナポリタンを食べた。大盛りでも同じ値段だというので大盛りにしてみたが、四十代半ばの胃袋にはなかなかハードである。メガ盛りも同じ値段だったが、中年にはまるでありがたみがない。

 3店目はビブレのブックオフに。ここではなかなかいい本が見つかり、ブックの日の恩恵をようやく得られた気になった。11冊購入。伊勢佐木町にも行けたらと思っていたが、予定よりもだいぶもたついてしまった。時短営業でなければまだまだという時間だが、今月はあきらめるしかない。ひと休みして読書をするにも中途半端な時間になり、有隣堂に少し寄ってから、もう帰ることに。読書は電車内のみ。今日はツイッターを見てしまい、読書はさっぱり進まなかった。

 夜はこまごまと作業をしながら、テレビやラジオを。「問わず語りの神田伯山」を聴くと、30分まるまる、先日の「ナイツ ザ・ラジオショー」の反省をしゃべっていた。

2021年1月28日木曜日

1月28日木曜日/みぞれ

◇ みぞれ

 今日は一日中、外出せず。厳密には、近所の郵便ポストまでは郵便物を出すために行ってきたが、これは瞬間みたいなものだ。午前に一回、午後にもう一回。部屋にいると、いつの間にか雨の降る音が聴こえてきたが、午前に出たときには晴れていた。午後に出たときには、ややみぞれまじりだとわかる。しかし、部屋にこもっていると、それほど寒い気はしない。部屋にこもり、テレビやラジオでひたすら時間を埋めていくような一日を過ごしていた。

 Spotify で西寺郷太のポッドキャストを初めて聴いた。ツイッターを開いたら目に入ってきた石野卓球のツイートで知ったのだが、水道橋博士が出演して、電気グルーヴの話をしているらしい。卓球が聴いた回ではなく、そのひとつ前の回をまず聴いたのだが、1時間近くあるので、なかなかいっぺんに聴くというわけにはいかない。自分がツイッターから離れていったのとすれ違うように、水道橋博士は年末あたりからみるみる元気になっている。

 録画してあった「SWITCHインタビュー」、春風亭一之輔と篠原ともえの回を観た。一之輔さんが篠原ともえのアルバムを買ったというと不思議に思うひとも多いのではないかと思うが、同世代の電気グルーヴファンとしてはその道筋は当然だとわかる。

 夜、アマゾンプライムで映画を1本。ジョン・カーペンターの「透明人間」を観た。青山真治らの本を読んで、ジョン・カーペンターの映画をぜんぜん観たことがないのでなにか観てみようと思い、チェビー・チェイス主演のこれがいいだろうと思った。1992年公開。去年公開されたリブート版「透明人間」も映画館で観たが、ジョン・カーペンターのこの作品も定番というわけではないのか。引き続き、ほかのジョン・カーペンター作品も観てみようと思う。

2021年1月27日水曜日

1月27日水曜日/「COVERS」

◇ ラジオ

 昨日はラジオを聴けなかったため、今日は「ナイツ ザ・ラジオショー」を2日分聴いた。タイムフリーで聴いた昨日の放送は、サンドウィッチマンが冒頭から乱入していた。そのあとのゲストコーナーにはレイザーラモンRGが登場。伊沢拓司やラランドサーヤをものまねの対象にするその嗅覚に唸る。今日の放送はおおむねオンタイムで聴いたが、ゲストは岡野陽一だった。「R-1」でやった鶏肉を空に戻そうとするコントの話をしていたが、フライドチキンを飛ばすのでは「フライ」がかぶっているからだめだと考える感覚はかなりひねくれている。売れるとしたら俳優の仕事ではないかという気がする。

◇ 今日の読書

 午後、ヤマトの営業所まで。二俣川に出て、西友の2階のイタリアントマトで読書をしていく。今日は少し暖かいくらいで、アイスコーヒーを飲んだ。

 「ラストデイズ 忌野清志郎」を読んだ。2015年刊。この前年にNHKで放送された番組の書籍化だそうだが、この時期、テレビをあまり観ていなくて、この番組も観ていない。「COVERS」というアルバムがなぜ作られたのかを太田光が追い求めていくというのが番組の内容なのだが、太田個人の自問自答がくり返されるばかりで、清志郎ファンにとってはどういう番組だったのだろうか。「テレビブロス」の対談で清志郎と出会ったことが太田の大きな体験として語られるのだが、なにか一方的過ぎる思いに感じられる。「COVERS」が発売された1988年は爆笑問題の結成年でもあり、社会的なネタをずっと扱ってきた太田には、芸とメッセージという太田自身が考えてきた問題がまずあるのだが、それを清志郎にもあてはめようとする。1988年当時の太田の実感は重要だが、しかし、清志郎には「激しい雨」という曲もあり、それがすでに太田の問いの答えになっている。太田がこの曲を、この番組の取材中に知る、というくらいに清志郎のことを知らずに近しいひとたちに問いかけ続けていく、えんえんと太田のひとり相撲なのだが、これもまた、震災時の太田の正直な実感なのだろう。この番組は、震災時からの時間的距離を抜きにしては成立せず、2015年の放送を観ていない自分にはそこはおそらく正確には感じとれない。


 

 

2021年1月26日火曜日

1月26日火曜日/観客の視線

◇ 迂闊

 朝、クリックポストを作ろうとすると、カードの利用額がなぜか足りなくなっている。なにか把握していないものに使われているというわけで、不気味に感じるが、利用履歴を確認すると、ヤフージャパンで引き落とされている。いつの間にかプレミアム会員になっていたようで、その料金だ。日付を見ると、5月開始になっているから、どうやら半年無料かなにかで登録して、そのまま忘れていたのだ。料金は11月から発生している。忘れているくらいだから、まったく利用はしていない。会員特典を確認してみるとこれからも使わないだろうと思い、すぐに解約したが、無駄に3ヶ月分も払うことになった。つねに金がないというのに、どういうわけか迂闊なことをする。

◇ 今日の読書

 今日は朝から都内に。帰りに渋谷に寄り、古書サンエーの外の百均から文庫本を1冊だけ買った。横浜に戻り、帰宅前にベローチェで読書をしていく。

 新潮文庫になった「絶滅危惧職、講談師を生きる」を読んだ。杉江松恋さんが神田松之丞のインタビューをまとめた本で、読みたいと思いながらもずっと読みそびれていた。今さら読んでもツイッターには書きづらいと思っていたせいもあるのだが、読んでみるとやっぱりとても面白く、昂揚感が湧いてくる本だった。この文庫本は2019年11月の新刊で、翌年2月に神田伯山を襲名する。単行本は2017年刊で、わずか数年前だが、そのころにはまだテレビにはあまり出てなかったんだなということに改めて気がつく。なのに、当時の感覚では、すさまじくメディアに出ているという感じがしていた。この本が出てからだいぶ時間は経っているので、ほかの媒体を通じてすでに知る話も多いが、入門前に観客の視線をたたき込んだという話は、ほかのインタビューで読んでとても印象に残っていた。談志師匠への傾倒も伯山に興味をもった大きな要因だが、毒舌が談志師匠の影響というだけではない、この観客の視線こそが談志師匠と同じに思えて、個人的には伯山への信頼度があがるきっかけとなった。

 深夜、「爆笑問題カーボーイ」をオンタイムで。田中の代役にはアンジャッシュ児嶋が登場。太田が児嶋に喧嘩腰になるかたちもやってみせるが、状況をまじめに伝える話もかなりあった。代役の活躍に、田中が嫉妬する心配をしているのが可笑しい。聴きながら眠る。

2021年1月25日月曜日

1月25日月曜日/バカリズムのファミリーヒストリー

◇ ラジオ

 今日も昼からラジオを聴いていた。「ビバリー昼ズ」のゲストは原田龍二。明治座の公演の話をする。「ナイツ ザ・ラジオショー」のゲストは神田伯山で、「ビバリー」のエンディングにも登場した。ナイツと伯山といえば、お年玉の一件がラジオリスナーにはおなじみだが、土屋は映画の撮影だとかでこういうときにかぎってスタジオにいない。電話でつないで、わざわざそのお年玉の一件を蒸し返すが、そもそもが強引な難癖なので、どうやっても発展のしようがないエピソードだ。寄席での関係性はリスナーにどこまで理解されているのかわからないが、ほかに聴きたい話はいくらでもある。

◇ 今日の読書

 夕方になる前に、ヤマトの営業所まで。コーナンで買いものする必要があり、二俣川から星川に移動するが、まずはドトールで読書をしていく。

 年末に買ってあった「青山真治と阿部和重と中原昌也のシネコン!」を読んだ。2004年刊。体感的にはもっと以前の本のような気がしていたが、ゼロ年代の始めもいよいよひと昔前に感じるようになってきたな、という感慨が四十代の人間としてはある。つい先日読んだ「黒沢清の映画術」に、黒沢清の大学の後輩として青山真治の名が出てきて、その流れで今さら読もうという気になったのだが、自分よりも少し歳上のこの3人は当時はまだ三十代だ。ここでなにを評価して、誰に毒づいているか。そこにこの時代の空気がある。「黒沢清の映画術」は2006年刊で、この本と2年しか違わないことに意外な感じを受けたが、黒沢清のほうが(当たり前だが)はるかにおとなだった。

◇ テレビ

 夜、録画しておいた、バカリズムの「ファミリーヒストリー」を観た。この番組はいつもそうだが、今回も大いに感動させられた。都会的な芸風のようで、じつは荒っぽい土地で育ったひとだということはなんとなく知ってはいたが、福岡県田川市という炭鉱の町の出身なのだ。父方の祖父はもともとはこの炭鉱で働いていて、日中戦争では輜重兵というかなり有能な人物に与えられる職務についていたという。この町の風土というのがまたすさまじく、戦後の景気が悪化した時期には「スリの学校」ができたという話には笑わされた。一時期は韓国にわたり、裕福な暮らしをしていたようだが、戦後は財産を没収され、ゼロからの再出発となった。そこからさまざまな商売を始めていくこの祖父のバイタリティがすごいが、最終的には弁当屋で成功する。バカリズムの父は、集団就職で十代のころから川崎の工場で働いていたが、この弁当屋を継ぐために帰郷するのだ。その時期に母とお見合いをするが、強烈な祖父を見て、一回断ったというのが可笑しい。このあたりは藤子・F・不二雄のマンガのように、タイムマシンに乗って、結婚前の両親を目撃しているようではらはらする。

 後半は母方の家系をさかのぼるが、母方の祖父もまた別の種類の強烈な人物で、大変な資産家だったが、戦後、時代が急激に変化すると、賭けごとにのめりこんで財産を使い果たしてしまったという。バイタリティにあふれる父方の祖父とは逆に、母方の祖父は坊っちゃん気質で、生きる賢さのないひとだった。借家住まいで貧乏な暮らしをしていたという少女時代に過ごした土地を、番組では、バカリズムの母と妹が訪ねていく。坂道の途中にあるその住まいから、階段を登っていくと山の奥まで通じていて、母はそこに寝転がっていろいろなことを空想していたという。母は詩を書くのが得意な少女で、当時の先生のもとにも訪ねていくと、作家になるのではと思われるほどに文章が上手かったそうだ。こういう母から今のバカリズムは生まれた。祖父母は離婚し、生きる賢さがなかった祖父は哀れな最期を遂げる。

 バカリズムと同い年(1975年生まれ)なので、バカリズム(英知)の誕生以降は、自分の家族のその時期の状況と重ね合わせながら観ていく部分もあった。実家の弁当屋は、コンビニの時代になると経営が傾き、40歳だった父は工場に転職するが、45歳で亡くなってしまう。その1ヶ月後には、続けて祖父までもが亡くなる。母は家を売り、団地に引っ越し、新たな仕事についた。その年が1993年、高校三年生だ。野球部だったバカリズムが福岡大会に出場した映像が残っていたが、今よりも男っぽい、野球少年の雰囲気がある。空想癖のあった母の血を引くいっぽう、負けず嫌いの父の教えがバカリズムには生きている。父の死に、母からは落ち込んでいるように映っていたが、自分自身にはその感覚はなかったというが、ごく普通の18歳の少年の感覚としてはそこはむしろリアルだと思った。番組は最後に、両親の新婚時代が映されたフィルムを見せる。母が日記を26年間も書き続けていたことも明かされ、バカリズムが芸人を始めたころの様子が細かく記されていた。文章が上手かった少女は、ずっと文章を書き続けていたのだ。バカリズムは現在45歳であり、父が亡くなった年齢とちょうど同じだ。

2021年1月24日日曜日

1月24日日曜日/田中裕二の不在

◇ 代役

 今朝はまず、どうしても「サンデージャポン」が気になり、録画したものをさっそく観ると、生放送まで非公表だった田中の代役に、くりぃむしちゅーの上田晋也が登場していた。爆笑問題との関係性からすると、待ってましたという代役である。ことの経緯から現在の田中の状況についてももちろん詳しく伝えられたが、夜中に救急車を呼び、病院に着いたときには、驚くことにもうすでに治っていたという。山口もえと結婚したときにも思ったことだが、田中裕二というひとの人生には、なんでこんなにアメリカの映画みたいな奇跡が何度も起こるのか。

 13時からは「日曜サンデー」を聴こうとするが、駅伝の特番をやっていて、今日は14時からの短縮放送となっていた。こちらは田中の代役は立てず、太田と良沢安美アナのふたりでの放送となる。こうなると田中の不在をはっきりと感じることになり、良原アナ相手に太田が(いつもどおりに)シモネタを連発していると、なんだかもはや鶴光のラジオと変わらない。あとのコーナーには、これまた偶然だが、X-GUNが登場した。たまたまこういうときに、爆笑問題の古い仲間の登場には嬉しくなる。今日はゲストコーナーは16時台になり、そこには西野亮廣が登場した。番組最後まで、17時まで聴いてから外出する。

 夕方から、ヤマトの営業所まで。今日も雨降り。雪が降るのではという予報だったが、そうはならなかった。駅前のドトールで読書して、ロピアで買いものしてから帰る。


◇ 今日の読書

 沼田真佑「影裏」を読んだ。文春文庫、2019年刊。表題作の「影裏」は芥川賞受賞作で、映画化もされているようだが、受賞時にはまるで印象になかった。この文庫本にはほかに短篇が2作収められていて、芥川賞受賞作よりも、わずか30ページ弱の「廃屋の眺め」という作品がよかった。

2021年1月23日土曜日

1月23日土曜日/愛情

◇ 雨降り

 午前中に聴いていた「ナイツのちゃきちゃき大放送」は、ウエストランドがゲスト。河本が会社員を始めているというのは知らなかった。ラランドサーヤであるとか、あるいは、ハチミツ二郎のように、積極的に兼業するケースがいよいよ増えていくのか。マシンガンズ滝沢のケースもある。「アメトーーク!」ではバイトをやっている芸人の特集をやっていたが、これはまだ録画したまま観ていない。

 ひさしぶりの雨降り。夕方、ヤマトの営業所まで。二俣川のドン・キホーテにあるダイソーで買いものして、ドトールで読書していく。帰りは風が強くなり、ビニール傘がひっくり返ってしまって大変だった。傘の骨の一本を指でつまんで内側に少し折り曲げながら歩いていれば、それだけでひっくり返らなくはなるが、指が雨に濡れてすっかり冷えきってしまった。こんな日にわざわざ歩くもんじゃない。

◇ ドラマ

 夜、昨日放送された「俺の家の話」第1話を観た。宮藤官九郎の新ドラマ。冒頭からテンポよく、ギャグも散りばめ、目を離させない。さすがの手際だ。番宣では、レスラーの出で立ちの長瀬智也ばかりが印象に残っていたが、プロレス界のドラマでもあり、能の世界のドラマでもある。しかし、基本となるのは家族のドラマか。そこに老人介護の問題も入ってくるし、詐欺の問題もある。複数のテーマのどこに比重は傾いていくのだろう。ロバート秋山や、本人役の長州力といったキャストにも笑わされるが、長瀬智也をボケ役にした、江口のりこのツッコミ台詞がいちいち面白い。クドカンだから小ネタもいろいろあるのだが、「Google」を「GoodLuck」にしていたところには日芸の先輩への愛情を感じた。

2021年1月22日金曜日

1月22日金曜日/東京と読書



◇ 東京

 今日は朝から都内に。霞が関から始まり、千代田区周辺を動きまわる。昼食は神田の立ち呑み屋に入り、ランチメニューのから揚げカレーを食べた。六百円という値段は安いと思ったが、立ち食いは百円引きになり、五百円だというのでさらに驚いた。そんなに安くてやっていけるのだろうか。最後は浜松町で解散。マクドナルドでひと休みしていくが、木製の小さな椅子ばかりで、背もたれのある席が少ない。まるでくつろがせる気のない店内だと思った。浜松町から山手線で五反田に移動し、ブックオフに寄っていく。17冊買った。大崎広小路駅から東急線を乗り継ぎ、横浜に帰ってくる。

◇ 今日の読書

 小林信彦「私説東京放浪記」を行き帰りの電車内で読み終えた。ちくま文庫。1995年刊。だいぶ前に一度読んだような気がしていたが、読んでいてもぜんぜん思い出せない。東京ディズニーランドについての評価などはまったく記憶になく、ことによると、初めて読んだのだろうか。小林信彦のほかの著書でも、東京の街に関する考察はしょっちゅう出てくるので、どれを読んだのかわからなくなってしまう。だから、最近、小林信彦の東京に関する本を改めてひととおり読んでいこうとしているのだが、しかし、東京の本は東京で読むのがいいだろうと思っているので、横浜に住んでいるとなかなかいつでも読めるというわけにはいかず、間を置きながら読むということになる。ひととおり読み終わったころには、どうせまた最初に読んだのを忘れる。

 夜に帰宅して、今朝の「グッとラック!」を録画で観る。ラーメン店が窮地に追い込まれているという話題で、HEY!たくちゃんが取材に答えていた。倒産件数は過去最多になっているという。

2021年1月21日木曜日

1月21日木曜日/ラジオと雑誌と YouTube

◇ ラジオ

 今朝はまず、田中裕二の入院のニュースが気になり、「グッとラック!」を観ると冒頭から扱われていた。ラジオでもなにか話題にされるかと思い、朝は「伊集院光とらじおと」を、昼は「ラジオビバリー昼ズ」(清水ミチコとナイツ)を聴いたが、(ぜんぶ聴いたわけではないからどこかで触れていたかもしれないが、)少なくとも聴いていた部分では田中のことには触れていなかった。触れないことが余計に、デリケートに受けとめているのだと感じられた。

 午後の「ナイツ ザ・ラジオショー」は、鬼越トマホークがゲスト。ナイナイ矢部、サンド富沢、チュートリアルなど、そこに毒づくかというところを攻めていく。爆笑の連続だった。おなじみのケンカのパターンはネタとして作られたものだが、トークになると、楽屋でしゃべってることを単にそのまましゃべているかのようだ。オンラインサロンをやっていながら「詐欺ビジネス」と言い切っているのにも笑う。

◇ 立ち読み

 午後、ヤマトの営業所まで。それから二俣川に出て、くまざわ書店に寄り、雑誌を立ち読みしていく。雑誌以外にも話題の本がそれなりにそろっていて、こういう書店が徒歩圏内にあるのは助かる。

 「週刊文春」の小林信彦の連載は、今週は二宮和也について、映画俳優としての評価を書いていた。平松洋子の連載では、ミラクルひかるを絶賛していた。「映画秘宝」は年頭恒例の「ベスト&トホホ」で、これもぱらぱらと目を通し、気になる選者がどんな作品を挙げているかをチェックする。「映画秘宝」のベストとはいつもあまり気が合わないのだが、今年はベスト6までの作品を映画館で観ていた。公開延期が多く、観るべき映画が少なかったせいもあるだろうか。快楽亭ブラック師匠の日本映画ベストテンもいつも楽しみにしているが、7位以下は名画座で観た作品になっていた。「スパイの妻」はベストテン外で、黒沢清には点が辛いようである。

◇ 今日の読書

 そのあとは、相州蕎麦でカレー南蛮を食べて、ドトールで読書をしてから帰った。少しずつ読んでいた、山口瞳「人生作法入門」を読み終える。読んでいる最中に、四十六歳と書いてあるのを見つけて、今の自分と同じくらいの年齢に書かれたのかと思って読んでいたが、最後は阪神大震災のことが書いてあって、書かれた年代にずいぶん幅があるのだと思った。解説を読み、単行本未収録のエッセイをまとめたものだとわかるが、ならば、それぞれの初出情報を入れてもらいたい。エッセイって、いつ書かれたものかというのはけっこう重要じゃないのか。

◇ YouTube

 今週は家にいる時間が長く、聴くラジオもいよいよなくなり、YouTube のチェックが増える。「伯山ティービィー」では、山藤章二との対談が公開されていた。毎年恒例の「山藤章二の似顔絵塾」の年間大賞の審査員に、今年は伯山が選ばれた。「週刊朝日」の誌面でも読んだが、こちらの動画では誌面になかった話もしている。やはり、伯山にとって、山藤章二といえば「談志百選」だ。落語家の絵がばつぐんにいいという反面、中村江里子の絵はやる気がなかったと伯山が突っ込んでいたが、これは山藤先生自身が、談志師匠のなにかの会にゲストで出たときにまさにそんなことを言っていたのを聴いた記憶がある。その同じ客席に、入門する前の伯山もいたのではないかと思った。

 

 明日は朝早くから出かけなければならないのに、早く眠りそこねてしまった。「おぎやはぎのメガネびいき」をつけたら、この番組では冒頭から田中のことをしゃべっていた。朝のラジオではどこでも触れられなかったが、それからだいぶ時間は経過している。年末の「タイタンライブ」では、奇しくも、爆笑問題と健康の話をしていたおぎやはぎだった。

2021年1月20日水曜日

1月20日水曜日/「黒沢清の映画術」

◇ ブックオフ大学

 ツイッターで「ブックオフ大学」を検索していたら、ブックオフのサイトに島田さんがまた登場していた。今度は単独インタビュー。いちばん下まで読むと、座談会にリンクが貼られていて、自分の顔が出てくる。ブックオフオンラインでも販売を始めているのには驚いた。冗談みたいに言っていたことにどんどん近づいているかのようだ。新たな読者に、届け、届け、届けと願う。

 午後、瀬谷のブックオフまで。110円の本ばかり、13冊買った。サイゼリヤに寄り、ハヤシ&ターメリックライスを食べ、2時間ぐらい読書してから帰る。

◇ 今日の読書

 ここ数日は「黒沢清の映画術」をずっと読んでいた。2006年刊。「映画術」というタイトルだが、ロングインタビューによって語られる黒沢清の自伝だ。黒沢清の作品は、ある時期からはわりと観るようにはなったが、作品の多さからするとたいして観てはいない。ファンというようなファンではないが、古本で安く手に入ったため、これは読んでおきたくなった。読んでみるとやっぱり、知らないことが多い。まったく知らないわけでもなく、なんとなく知っていたことがつながっていく。

 黒沢清という名前を初めて意識したのはロッキング・オンの雑誌で、(「cut」だと思っていたが、検索してみたら「SIGHT」だとわかった。)たけしと哀川翔の表紙を強烈に覚えているが、注目の映画監督のようなかたちでそこにインタビューが載っていたのだと思う。三池崇史のインタビューも一緒に載っていて、三池崇史の名もおそらくここで初めて知った。Vシネマが面白いという時代だったのだ。だから、黒沢清はVシネマから登場した監督というイメージが長らくあったが、のちに、「スウィートホーム」の監督でもあったことを知った。「スウィートホーム」という映画は、子どものころに観ていた「パオパオチャンネル」に伊丹十三が出たりして、大々的に宣伝されていたことを覚えているが、映画は観たことがない。大学生のころには、深夜にテレビで放送されていた「ドレミファ娘の血は騒ぐ」を観ているが、これは洞口依子の裸が出てくるからである。これも黒沢清の監督作だということをいつ知ったのかはわからないが、黒沢清は伊丹十三と関係が深いんだという印象をもつことになる。ところが、ネットの時代になると新たに知ることも増えて、「スウィートホーム」という作品はどうやらトラブルを抱えている作品だぞということに気がつく。それがどういう経緯でそうなったのかが、この本を読んでよくわかった。伊丹十三との不幸な関係は、伊丹の自死により、永遠に修復されないままになる。黒沢清の語る伊丹評も含めて、ここはもっとも面白い部分だった。

 あるいは、リアルタイムでの印象としては、北野映画からの影響も感じられていた。当時、ダンカンや柳ユーレイがいろんな日本映画に出演するようにはなっていたのだが、黒沢清の「ニンゲン合格」には、アル北郷、ガンビーノ小林、バター犬たろうが出演している。たけしファンとして、これにはどうしても反応する。この本のなかでは、俳優・監督としてぐんぐん出てきたころの北野武からの直接的な影響についても少しだけだが語られていた。

 黒沢清の「映画術」っぽいところでひとつ、「ある状況に置かれた人間の心の揺れのようなものを、物語と考えることができない」「心の動きが物語であるという認識がない」というところは、去年、「スパイの妻」に関するインタビューのなかでも似たようなことを語っていて、一貫してあるものなのだろう。黒沢清作品への興味が強まり、共感もする部分だった。

◇ ニュース

 夜中にテレビをつけたらニュースが映り、芥川賞・直木賞が発表されたと知った。ツイッターではなく、テレビで知るこの感覚が懐かしい。芥川賞は宇佐見りん、直木賞は西條奈加。ツイッターで詳しい情報を確認しようとすると、トレンドに田中裕二の名があった。なにかと思えば、くも膜下出血、脳梗塞で入院だというのでこれにはとても驚いた。第一報からはもうだいぶ時間が経っていて、大事には至らないという報道がすでに出ていたのでひとまずほっとはするが、それにしても動揺させられる。

 録画を観ようと思ってテレビをつけたのだが、気持ちを思いがけないほうにもっていかれてしまった。「水曜日のダウンタウン」を観る。女子中高生の好きな芸人ランキング、ダウンタウンが依然として7位にランクインしているのが不思議だったが、親世代がダウンタウン直撃世代というわけか。親世代というのはつまり、われわれの世代だ。

 

2021年1月19日火曜日

1月19日火曜日/こん平師匠のエピソード

◇ 代役

 今日の「ナイツ ザ・ラジオショー」は、ドランクドラゴンの鈴木拓がゲスト。アンジャッシュ児嶋が俳優として活躍するようになったきっかけは自分だという話をしていて、もともとは鈴木拓に映画のオファーがあったが出演できず、代わりに児嶋が出たら、その映画がカンヌで賞を獲ったという。これは間違いなく、黒沢清の「トウキョウソナタ」のことだ。たしかに、その当時ならば、児嶋よりも鈴木拓にオファーがあるほうが自然な感じがする。代役だとは知らずに、黒沢清が児嶋の演技を買っているのだという印象を今まで勝手にもっていた。

◇ 町屋にて

 夕方、ヤマトの営業所に寄ってから、都内まで。東横線、千代田線を乗り継ぎ、町屋に着いたときにはすっかり夜になっていた。せっかく都内まで出たのに、どこにも寄り道する時間が作れなかった。ご飯を食べる余裕すらない。どこも時短営業だから、帰りにちょっと食べていこうというわけにもいかないのだ。

 いつものかふぇ若茶で、「サロン・ド・ロワジール」というトークの会。笑組ゆたかさんと林家たけ平さんのふたりで、そもそもはサスペンスドラマについてしゃべる会だったはずだが、いつの間にか楽屋話ばかりの会になった。個人的には、楽屋話のほうが嬉しい。今回は、お店に着いたときにはけっこう席が埋まっていて、今まで座ったことのない奥まった席に座る。開演前に、ゆたかさんが近づいてきて声をかけてくれた。ツイッターをあまり見なくなっていたため、ゆたかさんから送られたDMをしばらく放置してしまい、こちらが失礼なのに逆に心配をおかけしてしまった。

 今日のトークはまず、最近の寄席の状況から。初席の客入りの悪さは、小朝師匠がラジオでしゃべっていたのも聴いたが、ツイッターを細かく見ていなかったからそこまで詳しくは知らなかった。きびしい状況に驚く。そのあとはおおむね芸人のエピソードで、これが面白くてしかたがない。登場人物はあっちこっちに移るが、なかでも笑ったのは亡くなったこん平師匠のエピソードだ。たとえばそのひとつは、寄席のトリのときでも、呑みに行きたいから21時には終わらせるよう、「元犬」でも「宮戸川」でもサゲまでいかずに途中でやめてしまうという。どうやめるのかを、たけ平さんが実際にやってみせるのに爆笑した。扇橋師匠がいかに女好きだったかという話も抱腹絶倒だったが、これなんかは、それを面白いと思う視点があってこそ抱腹絶倒に語られるものだ。師匠たちの面白い部分を見ているたけ平さんの視点に拍手する会だった。


 町屋から、千代田線、東横線を乗り継いで帰ってくるが、換気のために窓が開いていて、車内がずっと寒い。横浜駅に到着すると、あまり見たことがないような淋しい雰囲気だと思った。

 深夜に帰宅して、「爆笑問題カーボーイ」を聴きながら眠る。

2021年1月18日月曜日

1月18日月曜日/配信ドラマなど

◇ しゃきっとしない

 なんだかどうもしゃきっとしない日が続いている。夕方、読書をするためだけに、駅前のドトールまで出かける。ロピアで買いものしてから帰る。

 スチャダラパーが YouTube を始めたのを数日前に知り、観よう観ようと思っていたら、もう3本もアップされていた。そんなペースで配信されていくのか。3人で雑談するだけの配信。ANIが井筒監督の「無頼」を観たというが、どうだったかと訊かれると歯切れの悪さを突っ込まれていた。



 昼間、「ビバリー」のゲストだった宅間孝行が、おすすめの配信ドラマとして「ザ・ボーイズ」と「フリーバッグ」を紹介していた。両方ともアマゾンプライムで観ることができ、試しにまず「ザ・ボーイズ」を1話だけ観たが、これはどうも興味がもてなかった。日本でもアメリカでもヒーローものには疑いをもつ性分なのか、その度合いにもよるが、たとえば、ティム・バートンの「バットマン」は好きだが、「ダークナイト」は好きじゃない。シリアスとファンタジーのバランスの問題だろうか。「フリーバッグ」のほうはすでにシーズン1は観ていて、とても面白かった。それからだいぶ日が経ってしまったが、シーズン2を観始めるとやはり面白く、2話まで続けて観た。物語よりもなによりも、この語り口にまず面白さがある。

 深夜、「東京ポッド許可局」を聴きながら、楽天マガジンで雑誌のチェックを。「サンデー毎日」巻末の「本棚探偵」は山田ルイ53世。武田砂鉄の本をよく読んでいるようだ。

2021年1月17日日曜日

1月17日日曜日/胡散臭さの魅力

◇ 胡散臭さ

 昨日に引き続き、今日も予定の変更に翻弄される。一日、外出もせず。

 録画しておいた今朝の「ボクらの時代」を。瀧川鯉斗、神田伯山、中田敦彦という顔合わせ。これはすぐに観ておきたくなった。鯉斗、伯山の出演が先に決まっていて、もうひとり誰に会いたいかというので、(ほかに候補もあったようだが)中田敦彦があとから選ばれたという。中田は吉本をもうすぐ辞めるというタイミングだったが、この顔合わせならというので出演を快諾したようだ。中田敦彦について、「なにがいちばん魅力って、ちょっと胡散臭いじゃないですか。」と伯山。中田は欲が強いともいい、歌丸師匠は亡くなる最期まで落語家としての頂点を目指し、欲が強かったという話をする。「中田さんて、お金好きですよね?」とストレートに訊き、芸とお金の話にもなった。

 一昨日の「問わず語りの神田伯山」をタイムフリーで聴いたら、「ボクらの時代」の裏話をしていた。中田敦彦について、こちらでも、インチキ臭いのに惹かれる、胡散臭いところが魅力と語っている。中田を詐欺師と呼びつつ、「講談なんて商売もモロ詐欺師」だと伯山は言う。タレントは詐欺師集団だと思ってるという、伯山のこの態度が、芸能に対する正しい認識という気がする。

 深夜に、アマゾンプライムで映画を1本。見放題がもうすぐ終了する、テリー・ギリアム監督の「Dr.パルナサスの鏡」を観た。俳優の顔がなんだか覚えにくいなと思って観ていたら、主演のヒース・レジャーが撮影中に急逝し、3人の俳優が代役を務めたということをウィキペディアで知った。覚えられないはずだ。

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4月21日日曜日/野毛大道芸

◇ 大道芸  朝、録画残量が足らず、数年前の番組を確認しては消去していく。こんなことのために、いったいいつまで忙しなく過ごしていくんだろうな。今夜までの録画残量をなんとか確保したら、今度は出掛ける支度をしなければならない。家を出るまではラジオをつけておく。「安住紳一郎の日曜天国」...