◇ テレビ
朝、ブログの更新をひとつ。録画していたテレビ番組をいくつか。今朝の「ブギウギ」は、マネージャーの五木が楽団の金を持ち逃げし、代わりのマネージャーとして近藤芳正が登場した。
昨夜の「水曜日のダウンタウン」は90分スペシャル。まずは「怪しい自称プロデューサーから「100万円払ったら『水曜日のダウンタウン』に出してあげるよ」と持ち掛けられホントに払ったヤツがホントに出演できるホントドッキリ」という企画。飲み会の場面には妙なリアリティがあり、そのような持ち掛けのあるなしに関わらず、これはまずいんじゃないだろうか。仕掛けられた3人のうちのひとりはまんまと引っ掛かり、100万円払ったそのタレントに追い打ちのドッキリ、「バラエティに出たことのない新人タレントならスタジオ展開が一言一句台本通りでも信じちゃう説」を仕掛けるこの番組はぬかりがない。
今日の「徹子の部屋」(ゲスト・林家木久扇)も観て、それから、楽天マガジンで雑誌のチェックもする。「週刊文春」では、上沼恵美子の人生相談の新連載が始まった。外出する前にブログの更新をもうひとつ。
◇ 伊勢佐木町
午後から外出。平沼橋に出て、まず、昼食。戸部のバーグに入り、スタミナカレーを食べた。800円。紅葉坂のほうにあがり、県立図書館に寄っていく。中央図書館にも寄り、日ノ出町からイセザキモールにまわる。いつもならばブックオフに寄るところだが、今日はそれよりも、あとの予定のことを考え、なるべく休んでおく時間がほしいと思った。それが運命の分かれ道だったか。
イセザキモールのドトールに入ると、セルフレジが導入されていた。ブレンドを注文。レシートに印字された時刻によると、店に入ったのは 18時20分。疲れていたからソファーの席を選べばよかったのだが、店内は混んでいた。せめて、背後に壁がある席にしておけば、あたまを寄りかからせることができたのに、なぜかそうもしない。壁が横にある、壁際の二人掛けの席に着いた。後ろにもやはり、同じように二人掛けの席がある。読書をするが、眠くなり、少し眠る。目が覚めたときには、19時20分頃だった記憶。目が覚めてからはまた読書を続けていた。今日はこのあと、試聴室その3で行われる MELODY KOGA さんのライブに行くため、19時45分には出ようとしていた。立ち上がろうとしたときになって気がついた、なんということか、ズボンの後ろポケットに入れてある財布がない。ポケットから出てしまったかと思い、床を見るが、床にも財布はない。事態をすぐには飲み込めない。カバンのなかも確認するが、カバンのなかにはあるわけない。ポケットから落ちたか。最近はシェフパンツをよく履くようになっていたのだが、後ろポケットに財布を入れていると、座ると財布が出てしまうことがあるのは何度か経験していた。わかっていたのに、以前からの習慣は変えられず、後ろポケットに財布を入れていた。ジーパンを履いていたときは、財布が出てしまうなんてことは一度もなかった。財布が床に落ちたのだとすると、そのことに気がつかずに読書を続けていたことになる。眠っていた時間はおそらく 10分程度だ。そのあいだに誰かにもっていかれてしまったのか。ああ、後ろが壁の席に座っていればと思わざるをえない。まわりを見まわしてみるが、後ろの席にはこのときには誰もいなかった。動揺がおさまらず、いったん、トイレに入る。それから、店員に、財布の落としものが届いていないかを訊いてみたが、届いていない。盗まれたのか。店員さんに警察を呼んでもらった。もうライブどころではない。KOGA さんに申し訳ない。それからだいぶ時間が経ったような気がするが、ようやく、警官が2名やってきた。状況を説明、そして、財布にはなにが入っていたかを訊かれ、思い出しながら答えていく。今日にかぎって、現金もわりと多めにもっていたんだ。店員にもなにか訊いていたようだが、誰も目撃していないようだ。この店はセルフレジみたいなもんは導入しているくせに、防犯カメラがまったくないというのもちょっと信じがたいくらい不運だ。警官には1時間ぐらい説明していただろうか。だからどうということもなく、なにも解決しない。警官が去っていったら、途方に暮れた。財布は彼女からもらったものだった。別れたのに図々しく使い続けているから罰が当たったのかなとも思った。今までの人生がいきなりぶった切られた気分だ。とりあえず、横浜駅までは歩く。そのあとはどうすればいいんだ。もちろん、電車賃もない。まさか、うちまで歩くのか。横浜駅に着いたら、金が落ちてないか探しながら、西口を少し歩きまわった。相鉄の改札前の交番に入り、金を借りられないか訊いてみることにした。さっき、ドトールにやってきた警官にも訊いてみたら、貸せないと言われたのだったが、以前、有楽町の交番で金を借りた経験があったから、借りられると思っていたのだ。この交番で改めて訊いてみると、神奈川県では貸せない決まりになっているということを初めて知った。しかし、事情を説明したら、ひとりの若いお兄さんの警官が個人的に 250円を貸してくれた。助かった。こころから感謝の情が湧いた。
帰宅したのは 23時頃だったか。財布には家のカギも入れてあった。すでに寝ていた母をたたき起こし、カギを開けてもらった。激しく気疲れしていたが、ここからがまたひと仕事だ。まずはクレジットカードを停めなければならないのか。それぞれのサイトをひとつずつ調べていく。そのうちのひとつは 24時間対応だったので、さっそく電話した。再発行には千円とられる。年末年始を挟むから、届くまでには2週間ほどかかるって。銀行のキャッシュカードも同様に処理しようとするが、しかし、再発行されるまでは、窓口で金を降ろす際には身分証が必要となる。その身分証も財布のなかにあった。キャッシュカードをぜんぶ停めてしまうと、どこからも金が降ろせなくなる。
こんな状況だが、どういう神経なんだろうか、U-NEXT の無料期間が明日で終わるため、計画どおりに映画を1本観てしまいたかった。夜が明けるまで、ジョージ・ロイ・ヒル監督の「スローターハウス5」を観ていたが、どういう気分で観ていたのかうまく思い出せない。