◇ ラジオ・テレビ・生活
寒さのためにまるでよく眠れず、早朝に起きあがる。Spotify のポッドキャストで、昨日の「ちゃきちゃき大放送」のオープニングを聴いた。「M-1」の話をしているだろうかと聴いてみたら、塙さんが炎上について謝罪をしていて、まったく知らなかったからなんのことかと思いながら聴いた。検索してみると、11月14日の「ナイツ ザ・ラジオショー」でそれについて説明していた。もう1ヶ月以上も前のことだ。これもポッドキャストで聴けるから聴いてみると、オープニング、20分を過ぎたあたりからようやくその話をしていた。漫才協会のミーナに仕掛けたドッキリがひどいということらしい。
ラジオを聴きながらもう少し眠る。紛失したカード類の再発行の手続きを今日も確認しなければならず、あたまがおかしくなりそうだ。この月末に引き落とされるものがいくつかあり、それが正常に行われるのか、まったく気が気でない。キャッシュカードをすぐに停めた口座がひとつあって、すると、その口座の金は、なにしろ身分証もないのだから、キャッシュカードが再発行されるまでは動かせなくなるということに気がついていなかった。なにに悩んでいるのかというと、ぎりぎりでやりくりしているので、残額が足りているのかがわからないのだ。財布とは別にしていて紛失を免れたカードもあって、ある引き落としはその生きているカードの銀行に変更してみたが、引き落としが有効になるのは来月からだというので、それじゃあ、なんにもならない。
録画していたテレビ番組をあれこれと。今夜の録画をするための残量を作る必要があり、これも忙しい。昨夜の「Nキャス」を観て、それから、今朝の「サンデージャポン」を観る。ウエストランド、森香澄、小倉優子、若新雄純らが出演。安倍派の裏金問題の話題では、スタジオに自民党の佐藤ゆかりが登場した。午後はラジオ。「爆笑問題の日曜サンデー」(14時台ゲスト・阿川佐和子)をつけておく。
夕方から外出。まず、PASMOを再発行するために駅まで。一昨日に二俣川駅でもらった再発行の用紙を渡し、ここでもまた古い保険証を見せる。すんなりと無事に再発行はできたが、チャージが残り140円だというのでがっくりした。財布が盗まれた日、平沼橋駅でPASMOに千円チャージしていて、現金は失ってしまったが、その千円だけは助かっている可能性に期待していたのだが、それもすぐに使われてしまったというわけか。愕然として、いったん駅を離れたが、もしかすると履歴が残ってるんじゃないかと思い、また駅に戻る。駅員には不審な顔をされる。しかし、駅員に確認してみると、再発行したカードには履歴がないという。その日のうちにもじつは横浜駅でも履歴を訊ねていて、そこでも履歴は残らないと即答され、そんな馬鹿なと疑っていたのだが、それじゃあそのときには確認できたんじゃないのかとしつこく訊くと、履歴はカードそのものからしか確認できないんだそうで、どっちにしろ無理だったようだ。てっきり、PASMOみたいなもんはデータがまとめて管理されてるのかと思っていたが、案外、ローテクなものなのか。PASMOというのは役に立たないものだな。しかし、それにしたって、横浜駅の駅員には履歴が残らないとだけしか言われなかったが、利用は停められたんじゃないのか。そのときに停めていれば、チャージはまだ使われていなかったかもしれない。そのくらい教えてくれたらいいのに。不誠実な駅員だ。あのやろう、腹立たしいな。
なにか食べものを買ってから帰ろうというつもりでいたが、コークオンの万歩計を確認すると、もうちょっと歩けばスタンプがたまるから、遠くのスーパーまで遠征してみようという気になった。三ツ境のOKまで歩き、少しいい弁当とデザートも買っていく。今日はクリスマスイブだから、わびしいのはいやだ。
◇ 賞レース
2時間ほどで帰宅し、さあ、今日は「M-1グランプリ」を観るのだ。18時半、放送が終わるのを待ってから「M-1」敗者復活戦の録画を観始めた。司会は陣内智則と西野七瀬。審査員5名、ノンスタイル石田、かまいたち山内、錦鯉渡辺、野田クリスタル、アンタッチャブル柴田が並んでいる。今年はルールが変わり、会場は新宿三角広場に移った。21組が3ブロックに分かれ、観客投票による勝ち抜き戦を争う。この対戦方式は「THE W」に近い。◆まず、Aブロック。1番手は華山、2番手はぎょうぶ。それぞれ、準決勝とは違うネタだったかなと思ったが、記憶だから不正確だ。最初の対戦は、僅差で華山が勝ち残った。華山のキャラクターは準決勝のときにも印象に残っていた。しかし、この勝敗方式はちょっとテンポが出ないな。それに、登場順は準決勝の点が低い順ではないかと思うのだが、だとすると、準決勝の成績が見えてしまうのはこの方式の欠点ではないか。3番手はロングコートダディ。これも準決勝とは違うネタだったが、準決勝と同じなのは、去年のロングコートダディとは違うしゃべくり漫才をぶつけてきたという点。その結果、平凡になってやしないかと思ったが、しかし、これはロングコートダディの圧勝。4番手はニッポンの社長。これは準決勝と同じネタだった。コンプライアンスへの皮肉をこめていて、これは準決勝でも面白かったのだが、なんと、この敗者復活戦では時間切れになった。これはロングコートダディがダブルスコアの勝利。5番手は 20世紀というコンビ。準決勝の印象が薄い。幼稚なネタだと思ったが、これもロングコートダディが勝つものの意外と差がつかなかった。6番手はママタルト。準決勝と同じネタだったが、最近のニュースのネタも足してきた。ママタルトを勝たせても面白そうだがどうだろうかと思っていると、ママタルトが僅差で勝利した。このブロックの最後はヘンダーソン。準決勝はばつぐんの出来だと思ったが、その同じネタ。笑いどころたくさん、しっかりと面白かった。結果は、これも大差ではないが、ヘンダーソンが見事に勝ちあがった。客席では、おいでやす小田がレポーターになり、観客に感想を訊く。◆続いて、Bブロック。1番手は豪快キャプテン。ここも準決勝の印象が薄い。2番手は鬼としみちゃむ。キャラクターの強いコンビだが、ネタはどうだろうか。結果は鬼としみちゃむが圧勝。3番手はスタミナパン。準決勝のネタはとても印象に残った。「ほーんとにウンチしてまーす。」というこれ以外のネタはあるんだろうか。これは僅差でスタミナパンの勝ち。4番手はトム・ブラウン。このネタにも準決勝から笑わされた。これはちょっと圧倒的ではと思ったが、トム・ブラウンが僅差で勝った。5番手はエバース。トム・ブラウンのあとにじつに落ち着いた漫才。準決勝とは違うネタだったか、準決勝よりも出来がいい気がした。難しい対戦だと思ったが、結果はエバースの圧勝。トム・ブラウン、惜しくも敗退する。6番手はナイチンゲールダンス。準決勝と同じネタだったかな。これはエバースのほうがいいかなと思ったが、ナイチンゲールダンスがダブルスコアで勝利した。このブロックの最後はオズワルド。さて、どうなるだろうかというところだが、準決勝とは違うネタをぶつけてきた。しかし、おとなしい。このネタでオズワルドが決勝に進んでも面白くないだろう。ナイチンゲールダンスの勝ちでもいいのかなと思う微妙な対戦だったが、結果はナイチンゲールダンスが圧勝。Bブロックはナイチンゲールダンスが勝ちあがった。◆ニュースの時間を挟み、いよいよ、Cブロック。1番手はドーナツ・ピーナツ、2番手はきしたかの。ドーナツ・ピーナツのほうがうまいかなと思ったら、ダブルスコアでドーナツ・ピーナツの勝ち。3番手はシシガシラ。ここもひとつのネタしかないんじゃないかと思ったら、準決勝とは違うネタだ。ハゲネタのバリエーションだけなんだけど、可笑しいよなあ。結果はなんと、シシガシラが圧勝。4番手はダイタク。準決勝とは違うネタだった。きれいな漫才で好きなんだけど、ああ、ダイタクが負けてしまった。ダブルスコアでシシガシラの勝利。5番手はななまがり。準決勝と同じネタだったかな。シシガシラと比べたらななまがりに決まってるだろうと思ったら、なんと、僅差でシシガシラが勝利した。6番手はバッテリィズ。アホのキャラは印象に残るコンビ。これはシシガシラだろうと思ったら、シシガシラの圧勝。そして、Cブロックの最後はフースーヤ。ここも準決勝と同じネタだったか。こうなるとシシガシラを応援したいが、なんと、シシガシラが勝ちあがる。いい結果になったと思った。ヘンダーソン、ナイチンゲールダンス、シシガシラという3組の決戦。最後は、5人の審査員がこの3組に投票し、敗者復活の1組が決定する。結果は、番組放送終了5分前を切ってから発表された。なんと、結果はシシガシラが4票獲得、ヘンダーソンが1票獲得。敗者復活はシシガシラに決まった。クロウト審査ならばヘンダーソンに間違いないだろうと思ったのだが、そうなるか。びっくり。最終的にはとても意外な結果になった。誰が誰に投票したかはわからないシステムだが、ヘンダーソンに入れたのは誰だったのだろう。
そして、本編は録画しながら追っかけ再生で観ていく。前段が長いのは例年どおり、新宿のビルの屋上から生中継で、ウエストランドが漫才をする。井口が「プシュー」をやった。放送開始10分を過ぎてから、司会の今田耕司と上戸彩が登場した。そして、舞台裏のドキュメンタリーからファイナリストの紹介へとつながるオープニング。20分を過ぎ、ここで初めて今田耕司がしゃべるんだ。25分過ぎ、審査員が紹介される。中川家礼二、冨澤たけし、塙宣之、博多大吉、山田邦子、海原ともこ、松本人志が順に登場した。塙の炎上に松本がさっそく触れる。礼二は「ラジオショー」で予告していたとおり、今田の協力のもと、でたらめ中国語のあいさつをした。敗者復活戦の様子もここで伝えられる。三角広場に中継がつながり、パラレルワールドからきた上戸彩が「笑神籤」を引き、トップバッターは若貴に決まった。シシガシラはテレビ朝日に到着。レポーターだったおいでやす小田も一緒についてきている。今田が電車移動だったことを明かしてしまったが、これは秘密だったようだ。今年の「笑神籤」を引く役には栗山英樹と岡本和真が正装で登場。ほかの賞レースとは違うのはこのような部分で、「M-1」だけが国民的行事になり得ているところだ。
番組開始から45分を過ぎて、いよいよファイナルステージが始まった。1番手は令和ロマン。ネタに入るまでに時間を使いすぎな感じがする。余裕たっぷりなのだが、しかし、なにか散漫な印象のネタだった。審査員の点数は高め。2番手は敗者復活のシシガシラ。敗者復活は意外な結果に感じたが、しかし、視聴者投票ではむしろ勝ちあがらなかったかもしれない、ルール改正だからこその勝者か。準決勝のネタをここで出してきた。コンプライアンスへの皮肉だが、敗者復活戦のネタよりもこっちのほうがイージーな感じはする。うーん、ヘンダーソンだったらなあと思ってしまったな。審査員の点数は控えめ。3番手はさや香。ここできたか。準決勝と同じホームステイのネタだ。しかし、53歳のブラジル人を受け入れたくないという結論は、シシガシラとは逆に、あまりにもコンプライアンスに無頓着に感じられて心配になる。気迫と熱はこもっていたが、怒鳴り合ってボルテージを高めていくのもイージーではないかな。これは点が割れた。山田邦子は高得点、松本は低い点をつけた。4番手はカベポスター。ここも準決勝と同じネタ。落ち着いた漫才を引っぱっていく手腕はさすがだが、笑いはだいぶおとなしい感じがする。審査員は点が低かった。6分や8分、劇場のサイズの漫才ならいいのだけど、「M-1」の4分では難しいという意見が共通していた。ここでシシガシラの敗退が決まるが、シシガシラは敗者コメントできっちりと笑いをとった。5番手はマユリカ。準決勝とは違うネタだった。マユリカは準決勝の結果から疑問をもっていたが、漫才の腕はどうなのだろうか。審査員の点数はまあまあ高かった。富澤が特に高得点をつけたが、大吉は緊張を指摘していた。6番手はヤーレンズ。準決勝と同じネタだった。ヤーレンズも準決勝ではあまりいいとは思わなかったのだけど、ここでは準決勝よりも笑いがうまくハマっていった感じだった。審査員では、松本がここまでの最高点をつける。富澤、海原ともこも高得点。7番手は真空ジェシカ。準決勝と同じ映画館のネタ。準決勝ではすごく面白かったんだけど、しかし、ヤーレンズとは逆に、準決勝よりもなんだかうまくハマってない感じだった。審査は点が割れた。大吉が意外と高得点をつけるが、低得点の審査員にはどっちつかずに感じられたか。「笑いは遠近感」と語る松本は高評価。8番手はダンビラムーチョ。ダンビラムーチョが決勝でどう評価されるか、ここにはとても興味があった。爆発があるとしたらここだとも思っていたが、爆発はせずか。しかし、どこに出しても盛りあがる芸だとは思うんだよな。審査員たちは点が低かった。1曲目が長かったのが敗因だろうか。塙さんは点は低いが、寄席ではいちばんウケる芸だと評価する。9番手はくらげ。ここも決勝に残るとは思わなかったコンビ。準決勝と同じネタだが、滑舌が悪く、たいした発明があるようにも思えないし、なぜ勝ち残らせたのだろう。審査員たちの点も低い。トリはモグライダー。いちばんの売れっ子がよくぞ最後まで残った。ここも準決勝と同じネタ。準決勝と同じ調子であればと思ったが、ちょっとゆったりしすぎていたかな。どうも緊迫感に欠ける。審査員の点は低かった。最終決戦は、さや香、ヤーレンズ、令和ロマンの3組に決まった。さて、最終決戦。トップは令和ロマン。堂々としていて、勢いを持続している。2番手はヤーレンズ。ここも1本目の勢いをどう持続するかの勝負。最後はさや香。「見せ算」というこのネタには妙に惹き込まれてしまったのだが、いや、難しい。3組を比較すると、さや香が優勝でもいいのかなとも思ってしまったのだが、結果は、令和ロマンが4票、ヤーレンズが3票を獲得し、優勝は令和ロマンに決まった。最後の最後にコメントをふられた山田邦子、「さや香が最後のネタぜんぜんよくなかったもん。」のひとこと。最高。SNSをざっとチェックして、深夜3時頃に眠る。