2024年11月8日金曜日

11月8日金曜日/田名網敬一からとんねるず

◇ テレビ・ラジオ・雑誌

 朝、ブログの更新をひとつ。上白根病院の相談室から電話があり、施設の面談の準備ができたということで、そちらにも電話して、日時を決める。ろくに確認もしていなかったのだが、とんとんと進んでしまいそうだ。

 録画していた昨夜の「私のバカせまい史」は、バカリズムがプレゼンターの「野呂佳代の女優風史」。事務所に承諾をとろうとすると、事務所は本人の出演を希望し、いったん保留になるが、バカリズムが野呂佳代本人にじかに許可をとり、本人不在で企画が進められていくと、過去のインタビューを検証してもボロを出していないことがわかり、「野呂佳代の女優風いじり警戒史」に企画が変更された。悪いようにしないとか言いつつ、しかし、これははっきりと足を引っ張ってるんじゃないのか。

 Spotify のポッドキャストで聴いている「大竹まこと ゴールデンラジオ!」だが、今週は月曜に「浜祭」があったが、そのあとは大竹まことは休みにしたのかな。木曜の「大竹紳士交遊録」は関口靖彦の担当。「BUN-1グランプリ」というのをここで初めて知った。

 昼はオンタイムのラジオ。今日の「ビバリー昼ズ」はオープニングのあとにゲストがあり、「お笑い有楽城」で優勝したちぇく田が登場した。まったく知らないひとだったが、漫談を聴くと面白い。ウィキペディアにあたってみると、38歳だからけっこういい歳で、なかなかのキャリアだ。現在はSMAに所属している。12時台ゲストにはヒコロヒーが金曜日にも登場。高田先生もつるちゃんを認識していた。

 楽天マガジンで雑誌のチェックをすると、「週刊ポスト」のたけしの連載は西田敏行追悼。「FRIDAY」にはMC芸人極秘ギャラリストという記事があり、1位、2位はウッチャンナンチャン、3位、4位はくりぃむしちゅーなのだ。SNSからは、松本人志が訴えを取り下げたというニュースが流れてきた。なぜ取り下げたのか。もしかすると、松本復活のシナリオを誰かが考えているのか。

 午後から外出。部屋にいても薄ら寒く、寒暖差のせいか鼻水が止まらない。横浜から東横線、明治神宮前から千代田線に乗り換え、乃木坂に出る。旧ジャニーズのビルから社名の看板がなくなっていることを確認しつつ、コンビニに寄り、パンをひとつ買って食べておく。

◇ 乃木坂

 国立新美術館で開催中の「田名網敬一 記憶の冒険」に。国立新美術館に入るのも初めてだ。一般、2000円。撮影自由、写真を撮りまくりながらまわる。田名網敬一という名前を知ったのはいつだったか、スーパーカーのジャケットを手掛けたときには知っていたはずだから、90年代の終わり頃に認識したような気がする。展示は、オブジェ、映像作品もたくさん、赤塚不二夫とのコラボ作品や、田名網敬一がアートワークを手掛けたタモリとマイルスが対談した雑誌なんかもあった。コロナ禍には大量のピカソの模写をしていたというその展示にいちばん驚かされる。奇しくも、田名網敬一はこの会期中に亡くなってしまい、そのことを知らせるパネルが最後に置かれていた。約1時間強でまわり終える。解説らしき紙をもって歩いているひとがいたが、どこに置いてあったのか、その紙はもらいそこねてしまった。

◇ 九段下

 美術館を出て、すぐに乃木坂駅に向かい、今度は九段下に移動する。田名網敬一展を観ていた45分後には武道館に着いていた。19時から始まるとんねるずのライブを、チケットは抽選に外れてしまったが、この歴史的ライブの会場周辺の様子を記憶しておきたいと思った。武道館に着いてみると、音漏れを聴こうという集団が正面入り口前にできていて、そのなかに加わる。前方にはマッコイ斎藤がいて、どうやら YouTube の撮影をしている。そうか、うっかりしていたが、「貴ちゃんねるず」を観て集まってきたひとが多かったのか。かすかに音漏れしてきた1曲目は「情けねえ」。それから少し間が空き、聴こえてきた曲がなにかわかった誰かが「みのもんたの逆襲」だと声をあげた。異常な連帯感で楽しかったのだが、向こうのほうが音漏れが聴こえるという情報が伝わってきて、40分ぐらいしたところでそちらに移動してみる。チェッカーズの「ONE NIGHT GIGOLO」が聴こえるのがはっきりとわかった瞬間があった。

 武道館のまわりにいたのは1時間強ほど、九段下駅まで戻り、渋谷に移動する。明治通りの富士そばに入り、ようやくまともな食事をとった。肉富士そばを食べる。710円。帰りの電車内では、Spotify のポッドキャストで、飯塚悟志の「こねくと」に憲武が出た回をようやく聴いた。放送されたのは先月だが、ポッドキャストがある安心感でずっと聴きそこねていた。

 夜遅くに帰宅し、録画していたテレビ番組をいくつか。今日の「徹子の部屋」は神野美伽がゲスト。スタジオで「ラッパと娘」を歌う。「NHKニュース7」を観ると、松本が訴えを取り下げたニュースも扱っている。

 ヤーレンズが担当の「#ふらっと」にゲストで出た山田邦子がしゃべっていたことが気になり、これは YouTube で探して聴いた。10月24日の放送だが、オンタイムでも少し聴いていたのだが、ポッドキャストで聴きなおせると思っていたら、ポッドキャストは期間限定だったようでいつの間にか配信がなくなっていた。山田邦子が今年の「M-1」審査員について訊かれたときにしゃべっていたことが気になっていた。「今年はないかもわかんない。どうだろう? やりかた変えるんじゃないかしら。」「あれがあれだからさ」「あれ、出るみたいなのよ」 このときには本気の話とは思わずに聴いていたが「あれ」とはなんだろうか。ちょうど1年、誰かがそれを企んでいたとしてもおかしくはあるまい。

2024年11月7日木曜日

11月7日木曜日/面会者は用紙を書く

◇ テレビ

 早朝、ブログをひとつ更新してから、ラジオを聴きながら眠る。昼前に起きあがり、録画していたテレビ番組をあれこれと。昨夜の「ひっかかりニーチェ」は男子校女子高は必要かというテーマ。くるまの持論に三谷紬アナが反論し、本気の討論番組みたいになった。今日の「徹子の部屋」は清水ミチコがゲスト。石破茂、河野太郎、小池百合子のものまねを立て続けに披露。徹子さんとの仲がいいやりとり、定期的に聴きたいな。恒例の武道館公演には今度は松尾スズキが岡本太郎の役で出演するそうで、その写真が出される。その流れで、1986年放送、岡本太郎が出演した回の映像も流された。

 午後から外出。つい最近まで夏のようだったのに、あれよあれよという間にずいぶん寒くなった。しかし、服の準備がないからまだ同じような服で出る。冬はどんな服を着ていたのか毎年わからなくなる。鶴ヶ峰のバスターミナルから上白根町まで。まず、昼食。なか卯に入り、カツ丼とはいからうどんのセットを食べる。820円。

◇ 病院

 上白根病院に向かうが、30分ぐらい前に着信があることに気がつき、すぐに着いてしまうから折り返し電話せずに直接受付で訊くと、面会者の用紙を書いてくださいというので、なにを言われたのかすぐにわからなかったのだが、本当は面会者はここで用紙を書いていかなければならなかったんだ。そんなことは知らず、今までまったく無視してエレベーターからすぐに病室に向かっていた。着信はそれとは関係なく、相談室のかたからだった。待っているとやってきて、お話があったのだが、区役所に確認しなければならないことができる。病室に入ると、今日は珍しく4床のベッドがすべてカーテンを開けていた。母はわりと元気そう。置いてある歯磨き粉をふと見ると、ほかのひとの名前が書かれたテープが貼ってあり、うちからもってきた歯磨き粉ではない。病室の名前を確認すると、隣りのベットのひとの名前だった。通りすがりの看護師さんを呼び止め、歯磨き粉を見せると、隣りのベッドの歯磨き粉と入れ替わっていたようで、新人らしい看護師さんはなんでもないことのように取り替えてくれたが、しかし、些細なことだけれども気持ちが悪い。

 病院を30分程度で出て、鶴ヶ峰まで歩く。歩きながら、タイムフリーで、先週金曜の「中川家 ザ・ラジオショー」を聴く。14時台ゲストは松本明子。83年デビュー組のアイドルの話から始まり、不遇の時代からバラエティでの活躍、果てはキャンピングカーをレンタルする副業や、溺愛する息子について。松本明子のトークのじつに面白いこと。四国の出身だが、中川家に合わせて、その口調は関西弁になった。

 旭図書館に寄り、3冊返却し、また2冊借りていく。そのまま、ブックオフまで歩き、110円のコミックを1冊だけ買っていく。鶴ヶ峰から星川に移動し、イオン天王町のフードコートにて、ひと休み。マクドナルドのホットコーヒーと、三角チョコパイの新商品、クッキー&クリームを食べた。少し眠ってから読書する。

◇ 読書

 図書館で借りている、杉山恒太郎「広告の仕事 広告と社会、希望について」を読み終えた。2022年刊、光文社新書。著者は「ピッカピカの一年生」で知られる電通の広告クリエイター。読み始めてみると、先に読んでいた「応援消費」と同じく、「利他」「ボランティア」について語られている。中身を確認して借りたわけではないのに、これは思いがけない偶然だった。「「利他」とは何か」の中島岳志の文章が引用され、中島岳志の本も並行して読んでいたから、自分の関心でばらばらに選んだ読みかけの本がじつはすべてつながっていたことに興奮があった。文章は平易で読みやすく、二枚目の文章という感じがする。ほかの著書からの発言の引用も多い。最終章は山口周との対談。杉山は「広告批評」とは距離を置いていたが、天野祐吉が亡くなる前にいちばん会っていたのは杉山で、「広告批評」について、天野から「君なら全部渡す」と言われていたという。気になった箇所をいくつか引用。

P41「もっというと「相手の価値観の変容を促す」のがアドバタイジングで、日本の広告はどちらかというとSP(セールスプロモーション)に近い、ということになる。実は僕は、どちらかというと「アドバタイジング」の意味で「広告」という言葉を使っていることが多い。」

P59「この四、五年、コンシューマー(消費者)なんてどこにもいないということがいわれ始めている。「消費者なんていない、そこには生の人間がいるだけだ、人を見て仕事しろ」と。僕はこれが基本だと思う。コンシューマーなんてマーケティング用語に過ぎず、人をコンシューマーと定義するのは、本来、失礼なことだ。自分たちは消費するために生きているわけでも、消費するために生まれてきたわけでもない。」

P61「人間には形式知と暗黙知があって、自分が欲しいものは九〇%ぐらいわかっていないといわれる。消費者は自分が欲しいものを知らないというのと同じことだ。」

P70「彼ら(シドニー五輪のプレゼンコンサルチーム)がいうには、プレゼンテーションというのはボイストーンなんだと。プレゼンテーションは内容ではない。ボイストーンだ、説得力というのは声の質だ。それぞれ、おまえはこのボイストーンの領域で話せと決められ、トレーニングを受けた。それを初めて体験して驚いた。」

P83「「コンテンツ」という言い方は、インターネットが出てきたからだよね。当時、クリエイティブなんて面倒くさいことをする必要はない、コンテンツだから買えばいいんだっていう言い方があった。」

P118「ビジネスに置き換えると、テクニックとはマニュアル化できるものだろう。(略)一方、スキルというのは状況判断なので教えられない。でも、間違いなくスキルがある人とない人がいる。それはかなり全人格的なものだ。」

P178 杉山「アマチュアとはプロになれない人をいうのではなくて、プロになりたくない人のことをいうんだ。話が錯綜しちゃうかもしれないけど、アマチュアといっても素人ではないのよ。プロのアマチュアなんだね(笑)。(略)僕はそれがすごくいいと思っている。良くないのは「えせプロ」。」

P181 山口「(略)マーケティングの手段やスキルを知らないことがアドバンテージになっている、ということなんです。こういうことが二一世紀に入っていろんなところで起こっていると思うんです。「知らない」「スキルがない」ということが競争優位の形成につながっている。このことを僕は「ネガティブ・アドバンテージ」といっています。逆にいうと「ポジティブ・ディスアドバンテージ」でしょうか。」 

 帰宅前、財布からパスモを出し入れする際に、パスモの上のポケットが空になっていることに気がつく。クレジットカードがないんだ。スーパーのセルフレジに置いてきてしまったかと焦ったが、カバンのなかに見つけた。無意識に変なところに入れていた。怖いな。ほぼ毎日使っているものだから、またいつやらかすかわからない。

 夜遅くに帰宅し、録画していたテレビ番組をいくつか。今日の「NHKニュース7」はアメリカ大統領選の話題から。今夜の「アメトーーク!」は「芸人矢印トーク」の第2弾。モグライダー芝、ジャングルポケット太田、岡野陽一、コットンきょん、きしたかの高野、さらば青春の光森田、ニューヨーク屋敷、ビスケットブラザーズ原田、マユリカ阪本、真空ジェシカ川北というメンバー。さらば森田は川北からどう見られているかを気にしている。宮迫は蛍原の名前を使う際に、いちいち確認の電話がかかってくるという。ブログを途中まで書いてから眠る。夜がいよいよ寒くなってきた。

2024年11月6日水曜日

11月6日水曜日/トランプが当選確実

◇ テレビ・ニュース・配信

 早朝に起きあがり、ゴミを出してからもう少し眠りなおしたかったが、目が冴えてしまう。ブログを途中まで書いてから眠りなおすが、それからブログを更新しようとすると、今度はあたまがまわらない。録画していたテレビ番組をあれこれと。観そびれていた昨夜の「NHKニュース7」を観ると、アメリカ大統領選の話題から始まる。昨日の時点では、全米の支持率はわずか0.1パーセントの僅差で競っている。

 昨夜の「新しい学校のリーダーズの課外授業」は、オープニング曲が「Change」になり、オープニング映像も新しくなった。特別編として、ひとりずつが体験したいことを1時間やってみる企画が始まる。まずは、SUZUKA がメガネのバリエーションを増やそうということで、コットンと一緒にメガネ屋を訪れる。きょんがメガネをかけるたびに、西村がタイのビッグスターや韓国のバラエティタレントに例えるのはどうなんだろうか、ほかの番組ならまだしも、リーダーズのファンはタイや韓国にもいるのにそこをいじるのはちょっとはらはらする。

 昨夜の「アンタウォッチマン!」は恒例の名言企画、矢作兼をゲストに迎えた「レジェンド芸人の金言」。談志師匠の言葉として、「落語というのは、常識に対する非常識の肯定。悪徳のにおいのしないものは、芸として楽しくない。」 というものが紹介される。矢作から、談志師匠の弟子になろうかと思っていたという話が出て、これはまったく知らなかった。談志師匠とは「M-1」のときにも、その後にも共演しているのも何度も観ているが、ぜんぜんそんなそぶりは見せていなかったのではないか。矢作「俺、でも、本当はあれだよ、談志師匠の弟子になろうかなっと思ったことあんだよ。俺、立川流に入ろうと思って、志らくさんに会ったときに言ったんだもん。俺、ほんとは志らくさんのつぎくらいの弟子だったかもしんないんだと。」 山崎「ああ、談志師匠のじゃあ落語とか好きなんだ?」 矢作「好き。談志師匠が好きなの。って思ってたけど、落語ってなんかさあ、大変そうじゃない。弟子に入ってさあ。一応さあ、こんな俺でも野望があったわけ。お年寄りがきてるね、寄席ってきてるイメージがあるけど、俺が入ってって新しい落語をね、」 山崎「ああ、ちょっと革命を。」 矢作「そう、起こして、落語界にすごくこう風穴を、みたいなことを思ったの。でも、俺なんかにできるわけねえだろ!(笑)偉そうになに言ってんだと思って、入んなかっただけなの。本当は思いあったんだよ。で、小木を誘って、漫才・コントのほうにいったってだけで、本当は談志師匠をいちばん尊敬している。」

 今日の「徹子の部屋」はアメリカ大統領選のニュースのために休止。午後、ブログをようやく更新して、ラジオを聴きながら少し眠る。SNSから浅草芸能大賞の受賞者が発表になったのを知った。大賞は五街道雲助、奨励賞は神田伯山、新人賞は市川團子。

 夜、DOMMUNE の配信が気になり、ひさしぶりに DOMMUNE を開いてみた。吉田豪、コンバットREC、しまおまほの書評の番組だと思うのだが、冒頭の雑談コーナーが吉田豪が今回のトラブルについて語る時間になった。神妙なトーンの3人。一見するとわからないが、吉田豪は現在も鼻の骨が折れている。それ以前に、ストレスにより、そうとう弱っていたようだ。言われているような不倫はいっさいないと吉田豪は断言した。後藤まりこの誤解のすえによるこのトラブルというわけなのか。しまおまほもコンバットRECも優しいのだが、コンバットRECが「ひとんちのプライベートを娯楽として消費したがっているひとにサービスする必要はない」ということを言ったが、しかし、吉田豪がそれを言える立場だろうか。水道橋博士がポストしていたのを見かけたが、「ダンマリを決め込むことの方が豪ちゃんへの裏切りだと思います。」「親しき中にもスキャンダル」のほうがこの件に関してはスジが通っている感じがする。

 そして、録画している「NHKニュース7」を追っかけ再生で観始める。アメリカ大統領選のため、今日は1時間の拡大放送になっていた。先にSNSから速報を見ていたが、冒頭からトランプの当選確実を伝えている。日本では都知事選も衆院選も第三の存在が強かったが、しかし、シンプルにトランプが強いアメリカっていうのはなんだかわからないな。大阪に似ているようにも見える。いや、大阪がアメリカに似ているのか。

 YouTube で、ゲンロンカフェのこの前の衆院選の選挙特番の動画を観そびれていたから観てみたいと思っていたのだが、ちょうど生配信をやっていて、そっちのほうを追っかけ再生であたまから観始めてしまう。初めて観るのでなんの放送なのかよくわからずに観始めたのだが、ゲンロンカフェの会場で、無観客のなか、東浩紀がひとりでしゃべっている。自身のジムの体験の話をしていると思ったら、これからは節制がテーマだという話になっていった。これが大統領選の結果ともつながる。欲望の存在を認めながらどうコントロールするかということと、欲望を悪だと考えることは違う。レイシズムのような醜い欲望は人間にはあるのであって、リベラルはそれを悪だとする方向に行っているが、それらの欲望は認めながらコントロールする。古い知識人は理想主義対本音主義という構図で考えるが、欲望そのものを断罪するやりかたが通用しなくなっていったのが現在だと、そのようなことを話していた。

 夜もまた、録画していたテレビ番組をあれこれと。今夜の「水曜日のダウンタウン」は「電気イスゲームトーナメント」という企画だが、すでに予告されていたとおり、番組のイチ企画の枠を超えた豪華メンバーがそろった。第1試合は田村淳と小籔千豊の対決。じつは同期のふたりだが、このふたりが並んでいることがまず新鮮だ。初回の勝負から淳の読みの正確さがあったが、しかし、大きくリードしたかに見えた淳が逆転されてしまう。ついに、考えずに靴をまわして向いたところに仕掛けるという行動に出る。淳が次第に動揺を隠せなくなっていった。これは釘づけになってしまうな。淳は3回アウトを免れたが、先に40ポイントを獲得したのは小籔だった。小籔は淳のフリをすべて見切っていたのだ。この1試合だけで30分を超える。番組後半は別の企画になり、パネラーも違うメンバーになった。「電気イスゲーム」はいったい何週に分けて放送されるんだ。

 今夜は「週刊ナイナイミュージック」に木梨憲武が AK-69 と一緒に出演していたから、これも録画した。先日のとんねるずの特番で収録風景が少し映っていたのがようやく放送された。AK-69 は歌唱のみの出演だったはずが、憲武に急に連れられ、ナイナイとのトークにも出演するということになったようだ。アルバムは聴いているのだが、憲武がこの曲をパフォーマンスするすがたはこの番組で初めて観た。なにしろ、60歳を過ぎて、第一線のラッパーたちとこれだけのパフォーマンスができるひとはほかにいないだろう。加藤茶の「ラップミヨちゃん」だって、50代のときだからな。

 今夜の「あちこちオードリー」は、堀内健、すがちゃん最高No.1、リンダカラー∞Den というワタナベの3人がゲスト。すがちゃんと Den は一緒に住んでいるという。リンダカラーのりなぴっぴはピンで売れているらしい。しかし、かなり身のない内容だった。

2024年11月5日火曜日

11月5日火曜日/選挙の記事を読んだり

◇ ラジオ・ポッドキャスト・テレビ・雑誌

 早朝、まだ暗いうちにゴミを出し、もう少し眠りなおす。ラジオをつけっぱなしにしていたたら、「#ふらっと」のゲストが蛍原徹だった。そういえば、先々週の山田邦子の回をタイムフリーで聴きそこねてしまったが、今さらながら、ポッドキャストでもゲストコーナーが聴けることに気がついた。これはいずれ聴こう。井桁弘恵のポッドキャストを聴き始めたのだが、9月に配信された回では能條桃子をゲストに迎え、都知事選の話をしている。ブログの更新をひとつ。SNSからは、なんと、楳図かずおの訃報。88歳。

 録画していたテレビ番組をあれこれと。昨夜の「キョコロヒー」はおなじみの「街角いじわるつる散歩」。つるさんは最初からスタジオに登場。今回、つるさんがていねいに紹介がされていて、ようやくこの番組から売り出そうという気になったのだろうか。ロケは太陽の小町のコンビで、今回はタクシー会社を訪れる。一平は芸人と兼業して、タクシー運転手もやっているのだ。

 日曜早朝の「立川志らくの演芸図鑑」は、タブレット純の漫談、春風亭三朝「寄合酒」があり、対談は先週に引き続き、伍代夏子がゲスト。杉良太郎は自宅で落語会を開いていて、かつては江利チエミも観にきていたそうだ。7月25日は伍代夏子の日というのは初めて知った。「725」で「ナツコ」。

 今日の「徹子の部屋」には仲野太賀が初登場。30年前、1994年放送、中野英雄が29歳のときに出演した映像が流されると、太賀は爆笑。そういえば、中野英雄は柳葉敏郎の付き人だった。太賀によると、毎年正月には家族で「柳葉詣」をしていたという。30年前は太賀が1歳のとき。中野英雄は「太賀」という名前の由来について話していた。「大河ドラマに出れるようにと思ったんですけど、ちょっと字は変えてね。」「僕が無理なんで。子どもにだけは大河に出て、主役でも張っていただかないとと思って。頼むぞっていう望みをこめて。」

 楽天マガジンで雑誌のチェックをすると、「週刊プレイボーイ」の兵庫県知事選の記事が気になる。斎藤元彦の支持がなぜか高く、「斎藤ガールズ」なるものも現れているようだが、ただのミーハーなファンというわけでもないらしい。石丸フィーバーのようなことがここでも起きているのか。斎藤元彦本人にも取材し、対する候補、元尼崎市長の稲村和美にもインタビューしている。斎藤元彦とは知事と市長の関係でもあった。稲村「斎藤県政の一番の課題はコミュニケーション不足、対話不足だったと思います。それは県庁内だけでなく、県内の市町村の首長さんらとの間でもあったと思います。というのも、私が尼崎市長をやってた頃、斎藤さんとは市長と知事の関係だったんです。」 井戸敏三前知事の井戸県政からの脱却を図ってきた斎藤県政の3年間を、稲村和美は評価している部分もある。このインタビューを読むと、斎藤元彦とはけして対立する立場ではないのだ。稲村「井戸県政をすべて否定するわけではありませんが、戻すことは絶対にありません。(略)だからこそ、井戸県政を変えようとする斎藤さんが当選したときは私もすごく期待していました。ところが、ふたを開けてみれば、改革が抜本的に進むこともなく、さらに組織上のマネジメントの問題が露出して、今回のような混乱まで引き起こした。外から見ていて、非常に歯がゆく、もどかしい思いなんです」 そして、同じく候補者の立花孝志にも取材をしている。立花は斎藤を応援する立場なのか。それについて斎藤は「立花孝志さんのことはメディアで拝見させていただいただけで、直接お会いしたことも、お話ししたこともないんです。私自身はこれまでの駅立ちや街頭活動など自分がやるべきこと、やるべき準備を一日一日愚直にやっていく。それに尽きるんじゃないかと思っています」

◇ 病院

 午後から外出。鶴ヶ峰のバスターミナルから上白根町まで。なか卯に入り、牛すき丼とはいからうどんのセットを食べる。760円。それから、上白根病院に。リハビリ担当のお兄さんが向かいのベッドのお婆さんのリハビリをしに病室にきていた。先日は、骨折したほうの足に体重の3分の1までかけられるようになったと教わったが、今日は2分の1と言っていた。母の足は着実に回復している。いや、このまま回復しても、この先はどうなるのか。不思議な気にもなってくるのだけれど。

 30分ぐらいで病院を出て、鶴ヶ峰までは歩いていく。歩きながら、タイムフリーで、今日の「ビバリー昼ズ」を聴いた。東MAXが「極悪女王」の話題にアツくなる。12時台ゲストは光浦靖子。そういえば、Take2とオアシズは同時期にライブに出ていたんだった。光浦は早くから売れていたから、東京の若手たちがそのあとに「ボキャブラ天国」でいっぺんに売れていくのとは別の軌跡をたどっているのだが、考えてみれば、Take2とオアシズは「OWARAIゴールドラッシュ」の同じ回にも出ていたはずだ。

 鶴ヶ峰から横浜駅に移動し、県立図書館の本を返却するため、ひさしぶりに県民センターまで、返却ポストに本を放り込んでいく。有隣堂を覗き、新しく出た「現代用語の基礎知識」を少し立ち読みすると、今年「笑点」のレギュラーになった晴の輔さんが載っていた。南幸のドトールに入り、ひと休み。

◇ 読書

 ドトールで、図書館で借りている、水越康介「応援消費」を読み終えた。2022年刊、岩波新書。著者のことはまったく知らなかったが、1978年生まれの学者だ。なにか経済に関する本を読みたいと思い、書名への興味から手にとったが、新自由主義の問題もからみ、知識が追いつかないところがありながらも、関心をもって読んだ。以下、気になった箇所をいくつか引用。

P12「飲んで食べることが応援であることは、確かに今の私たちにとって違和感はないが、被災地を助けるのであれば、やはり寄付やボランティア、さらには国に支援を要請することもできるだろう。しかし、「僕らにできること」は、ただ消費行動なのである。」 

P23「贈与は寄付と結びつき、贈与の対を交換と考えれば、消費は交換と結びつく。贈与と交換の関係への注目は、応援消費はもとよりボランティアなどを捉える上でも重要な意味を持つ。」 

P43「日本人は、個人はもとより、企業としても伝統的に寄付したことを公言しない傾向があるともいわれる。この考え方は陰徳と呼ばれる。(略)江戸時代にはすでにこうした考え方が存在し、フィランソロピーの基底となっていたという。」 

P157-158「規律訓練型の権力では、権力の志向性が人々に内面化される。主体として自由に振る舞うことができるのは、そもそも権力によってそう振る舞うように訓練されてきたからである。(略)規律訓練型の権力を踏まえつつ、統治性では別の形の権力が提示される。(略)統治性のもとでは、権力の形は司牧的であるともされる。司牧的な権力は、根本的に善行を旨とする権力である。」 

P180「寄付も、ボランティアも、そして応援消費もまた、決して純粋な贈与たることはできず、交換化され、市場化される可能性を伴ってしか実現できない。それを嫌だというのならば、改めて選択できるのは、陰徳や自己効用論か、この消費社会からの離脱くらいしかない。」

◇ テレビ・ラジオ

 夜遅くに帰宅し、夜もまた、録画していたテレビ番組をあれこれと。今日の「#バズ英語」は世界のBBQ事情を特集。BBQ芸人のたけだバーベキューというひとが登場したが、ウィキペディアのコンビ歴を見てもひとつも知らないひとだ。

 今日の「さんま御殿」は「体調すぐ悪くなる有名人」。津田寛治、体操の橋本大輝選手、マリーマリーえびちゃんが初登場のほか、中田喜子、藤本美貴、後藤真希、磯山さやか、栗原恵、松田元太、榎木淳弥、さや香、シソンヌ長谷川といったメンバー。「極悪女王」に出ていたえびちゃんだが、えびちゃんはこの番組の前説をやっていたんだ。

 土曜に放送された「さんまのお笑い向上委員会」は、「ゲスト向上芸人」のかもめんたるに加え、みなみかわ、牧野ステテコ、ハンジロウの「マキオカリー軍団」が登場した。槙尾におっぱいを見せてくるバイトの話からの流れに爆笑。「閉店ギャグ」では、ラブレターズ溜口のシークレットブーツを長身のギース尾関が履いた。

 横になって、タイムフリーでラジオを聴く。昨日の文化放送は毎年恒例の「浜祭」を開催していて、「大竹まこと ゴールデンラジオ!」は増上寺から公開生放送だった。月曜のレギュラー陣、大竹まこと、阿佐ヶ谷姉妹、森永卓郎、砂山圭太郎だけでなく、光浦靖子、いとうあさこ、はるな愛も出演。あとのコーナーには伊東四朗も登場した。

 深夜1時からは「爆笑問題カーボーイ」をオンタイムで聴く。太田は新幹線が停まるかどうかというときに、ナイツ塙に遭遇し、選挙の話になった。中津川弦さんにも会ったようだ。ラジオを聴きながら、深夜2時過ぎには眠る。

2024年11月4日月曜日

11月4日月曜日/神保町のシンポジウム

◇ 神保町

 朝、録画していたテレビ番組をいくつか観て、午前中から外出。横浜から東横線、渋谷から半蔵門線に乗り換え、神保町まで。神保町にはつい先週にもきたばかりなのだが、「神田古本まつり」は今日が最終日だ。時間に余裕があり、せっかくだから少しぶらぶらしてみたが、ひとが多く、普段のほうがよっぽどのんびり古本を探せる。通りすがりの大学生ぐらいの兄ちゃんが、一度も本読んだことないんだよねと力強く言っていたのが聞こえた。

 裏通りにまわると真新しい店があり、店名に記憶があったからなんだったかなと思い出そうとしていたが、店内で今村翔吾が撮影をしていて、今村翔吾の本屋というのはこれかとわかった。店内にも入ってみたのだが、今村翔吾がいるから落ち着いて棚を眺められず、すぐに出てしまう。

 共立講堂にて、「鴎外・漱石・一葉の神保町」というイベントを観る。14時開演、15分ほど前にのんびりと入場してしまったが、自由席だということをうっかりしていて、すでに満席に近くなっていた。客席後方になんとか空席を見つけて座る。このイベントはどこで知ったんだったか、日本ペンクラブが企画する「ふるさとと文学」という活動のひとつという位置付けになるのだと思うが、今まで知らなかったが、いつも神保町で開催しているわけではなく、毎年、全国各地をまわっているのだ。まずは開会のセレモニーから始まる。茶木環という女性が登場し、司会をする。最初に登場したのは「神保町を元気にする会」会長、三省堂の亀井忠雄だったが、このひとのあいさつがいきなり話が長くて閉口する。それから、千代田区長の樋口高顕、共立女子大学長の堀啓二のあいさつが続いた。

 イベントは3部構成になっていて、第1部は映像ライブステージ。「時代は走る、私は止まる 〜鴎外・漱石・一葉が生きた夢と悪夢〜」と題し、四位雅文という映像作家の作品だが、脚本・演出を吉岡忍が手掛けている。無声映画のように、片岡一郎さんが弁士を務め、佐藤久成というバイオリニストが音楽をつけた。10分休憩を挟み、第2部は朗読。神田松鯉が森鴎外「護持院原の敵討」、中村敦夫が夏目漱石「夢十夜」、中井貴恵が樋口一葉「十三夜」を朗読するという豪華メンバーなのだが、ひとりずつ朗読をするのかと思ったら、シャッフルされた順番で代わる代わる読んでいくという変わった構成になっていた。また休憩を挟み、第3部はシンポジウム。京極夏彦、中島京子、今村翔吾が登壇し、ドリアン助川が司会を務めた。始まった時点で、予定終了時刻の17時まではあと30分ほどしかなく、最初にドリアンから、1時間はしゃべりたいから延長すると予告された。まずは登壇者それぞれの、鴎外、漱石、一葉との出会いが順番に語られていった。今村翔吾が、スマホが現れた現代以上の変化があったのは明治維新だろうと分析すると、京極夏彦からは漱石の女性嫌悪について、明治の急激な変化のなかで、女性嫌悪する古臭い価値観の自身への嫌悪が厭世につながるという解釈があった。この部分は現在にも置き換えられる話で、大きなヒントをもらえた気がする。シンポジウム後半は話題が変わり、神保町がテーマになり、出発不況の話になっていった。最後は出演者全員がステージに登場。3時間を超えるイベントだが、全員が最後まで残っていた。日本ペンクラブ会長の桐野夏生が閉会のあいさつをして、桐野夏生が岩波ホールで働いていたということも知らなかったのだが、短いあいさつにするはずが、思い出話がずいぶん長くなる。

 17時半頃にイベントが終わり、遅い昼食にしようと、すずらん通りから靖国通りに歩いていくが、祝日だから閉まっている店も多い。ぐるっとまわって、結局、すずらん通りに戻ってきた。から好しに入り、甘とろ合盛り定食を食べた。胡麻にんにくダレ&レモンを付け、780円。マクドナルドに入り、インスタの投稿だけしていく。

◇ テレビ・ラジオ

 夜遅くに帰宅し、録画していたテレビ番組をあれこれと。今日の「徹子の部屋」は和田秀樹がゲスト。前に出たのは2年前だったか。「後悔しない老後」として、お金、医者、人間関係という3点について語っていた。この話は切実に勉強になる。幸福度のアンケートをとると世界的にあまり変わらず、いちばん不幸せなのが48歳ぐらい、いちばん幸せなのが82歳以上なのだという。

 今日の「NHKニュース7」はアメリカ大統領選の話題から。トランプがよく使う「内なる敵」という言葉。トランプは民主党左派のことをこう呼んでいる。そして、今日も闇バイトの事件があり、捕まる若者たちがみんな犯罪者らしい顔をしていない。電車で現地まで行って、必要なものを駅の近くで買っていくとか、犯行までの手順が本当にバイトっぽいのだ。

 観そびれていた「それぞれの孤独のグルメ」第3話は、マキタスポーツが病院に運ばれ、その病院の看護師の板谷由夏がこの回の主人公になる。最後は相撲中継の場面から行司のユースケ・サンタマリアが登場し、次週に続いた。

 深夜、掃除をしながらラジオを聴く。今日の「ビバリー昼ズ」をタイムフリーで聴くと、ベイスターズ優勝の話題から始まり、三浦大輔、岩井ジョニ男、タブレット純が50歳なことに高田先生が気がついていた。12時台ゲストはつぶやきシロー。

2024年11月3日日曜日

11月3日日曜日/ブックオフを考える本

◇ テレビ

 朝、ブログの更新をひとつ。ラジオを聴きながらもう少し眠りなおし、録画していたテレビ番組をあれこれと。今朝の「サンデージャポン」は、金子恵美、石田健、武藤十夢、ひまひまちゃんらが出演。まずは大谷翔平とワールドシリーズの話題をたっぷりと扱う。デコピンって犬はそんなに人気があるのか。スタジオでは田口壮と井上貴博が解説する。そのあとは政治の話題。玉木雄一郎に注目した特集。杉村太蔵が衆議院第一議員会館を訪れ、玉木雄一郎を直撃取材する。玉木雄一郎の選挙期間中の YouTube 視聴数がぶっちぎりの1位だったというのだが、グラフの3位以下には、原口一博、大石あきこ、萩生田光一、高市早苗が並び、ネガティブな理由で観られているひとばかりではないのか。続いては、アメリカ大統領選の話題。スタジオでは湯浅卓が解説する。石井てる美が TOKYO COMEDY BAR を取材、店のオーナーは爆笑問題のファンだった。

◇ 病院

 午後から外出。鶴ヶ峰のバスターミナルから上白根町まで。バスは空いていた。まず、なか卯に入り、牛あいがけカレーを食べる。730円。それから、上白根病院に。入院して以来、ずっと2日に一度はお見舞いにきていたが、初めて、もう一日空いた。日曜は時間外出入口から入る。16時過ぎ、3階の病室に入っていくと、母はからだを起こしていて、今日は元気そうだった。左足は肌の色がだいぶもとに戻っている。ほかのベッドの患者さんのところに看護師さんたちが出入りしていて、何度か会っているひともいるのかもしれないけど、マスクをしているから、ぜんぜん顔が覚えられない。30分ぐらいで病院を出る。

 今日は天候がよく、鶴ヶ峰まで歩いていく。歩きながら、Spotify のポッドキャストで「大竹まこと ゴールデンラジオ!」の「大竹紳士交遊録」を聴く。水曜はきたろうの担当。亡くなったせなけいこの絵本の朗読をするのだが、きたろうはせなけいこと面識もあったのだ。木曜は高橋源一郎の担当。衆院選に少し触れてから、「シビル・ウォー」の話をしていた。

 鶴ヶ峰から横浜に移動し、ビブレのブックオフに。110円の文庫本を1冊だけ買う。地下のGUにも寄り、買いものしていく。地下街に降り、有隣堂を覗いてから、ドトールに入り、読書していく。

◇ 読書

 図書館で借りている、谷頭和希「ブックオフから考える」を読み終えた。2023年刊、青弓社。この本は「マガジン航」というウェブマガジンの連載がもとになっていて、連載時に「ブックオフ大学」のことが書かれているのを見つけ、そのときに読んでいるのだが、執筆者たちをロスジェネと括って理解しようとしていることには違和感があった。少なくとも自分の書いたものはロスジェネとは関係がないと思うのだが、しかし、「ブックオフ大学」については、「消費者目線からのブックオフについての語りをまとめたものとして最も大きなインパクトを与えた存在です」と、著者の評価は高い。てっきり、谷頭の連載は「ブックオフ大学」の後追いかと思っていたのだが、連載が始まったのは「ブックオフ大学」の発売よりも前だった。この本のなかでは、ブックオフめぐりの先駆者、とみさわ昭仁さんにもインタビューしている。「三千円ブックオフ」というのはわれわれよりもあとに始まったようだ。谷頭和希は宮沢章夫の大学の教え子で、宮沢章夫のツイッターを見ていたから、谷頭の名前はずいぶん前から認識していたような気がするのだが、この本のなかには、宮沢章夫の文体模写かと思うような影響がもろに出ている文章が収められている。教え子だったことはあとがきにも書かれているが、宮沢章夫が生きていれば、ひょっとすると、この本を通じて「ブックオフ大学」を読んでもらえたのかもしれない。

◇ テレビ・ラジオ

 夜遅くに帰宅し、夜もまた、録画していたテレビ番組をあれこれと。今朝の「ワイドナショー」は、田村淳、カンニング竹山、浅田舞、国山ハセンが出演。ハセンは年収がTBS時代の倍になったそうだ。まずはドジャースの優勝から扱い、スタジオでは五十嵐亮太が解説する。続いて、衆院選の話題。スタジオでは青山和弘という人物が解説をしたのだが、元日本テレビの政治ジャーナリストだそうだ。言ってることがどうも薄っぺらい気がするのだが、参院選まで石破が続けることはないと予測していた。ハセンが、誰に投票したかを言える空気じゃないというと、その流れで、ハセンは立憲民主党に投票したことを明かした。淳「今、ハセンくんが言ったじゃないですか。でも、ずーっとハセンは立憲民主なんだっていう、今度、レッテルを貼り出すから。(略)一回言ったらレッテル貼られるからそこも怖いよね。」

 今日の「笑点」は、通常は演芸コーナーの時間に、笑点メンバーと落語協会の新真打が大喜利対決する企画があった。披露口上が恒例だったが、これからはこうなるのだろうか。新真打の柳家花ごめ、古今亭志ん橋、春風亭梅朝、古今亭伝輔が並び、両脇に一之輔とたい平も並ぶ。しかし、この企画はリスキーだな。ぜんぜん面白くない。

 今日の「NHKニュース7」で報じられていた千葉県で発生した強盗傷害事件、五十代の男性が寝ていたところを押し入ってきた男が馬乗りになって殴られたというのだが、盗られたのは1万2千円だという。たった1万2千円のためになんという愚行だろう。金があるかどうかもわからずにやってるのか。

 タイムフリーで、今日の「爆笑問題の日曜サンデー」を聴く。14時台ゲストはタブレット純。さっそく1曲、「ラブユー東京」の替え歌で来年還暦の爆笑問題を祝う「涙の爆笑」を歌ってみせる。タブレット純は中学生のときに爆笑問題のファンだったという今さらの告白。「笑いの殿堂」や「鶴ちゃんのプッツン5」の爆笑問題のコーナーだけを録画してチェックしていた。「オモスルドロイカ帝国」も聴いていて、最終回の記憶を語る。あるいは、「お笑いスター誕生!!」を急いで帰って観ていたそうで、東洋館ではイエス玉川が出番前に酒盛りをしているといって、こんなにイエス玉川の話をしている番組もないのだが、そうか、「お笑いスター誕生!!」でウッチャンナンチャンを観ていて、それで「笑いの殿堂」を観たということなのか。田中がキャラバンの名前を出せば、タブレットがキモサベ社中という名を出し、爆笑問題のふたりのほうが当時の芸人の名前に疎い。タブレットはものまねもたくさん、TBSラジオで加藤諦三のものまねをする。CM明けにはいきなり曲がかかり、談志師匠が作詞したという灘康次とモダンカンカンの歌だった。それから、談志師匠とマヒナスターズの関係を語る。タブレットは今月から落語協会の寄席に本格的に出演するそうだ。

2024年11月2日土曜日

11月2日土曜日/雨降りの日はテレビ

◇ テレビ・ラジオ・映画

 朝、ブログの更新をしようとするが、書きあげられず、録画していたテレビ番組をあれこれと。今朝の「週刊フジテレビ批評」は恒例の「秋ドラマ辛口放談」。梅田恵子、吉田潮、木村隆志、大島育宙が今期のドラマベスト3を選ぶ。1位にはそれぞれ、梅田恵子は「マイダイアリー」、吉田潮は「3000万」、木村隆志は「ライオンの隠れ家」、大島育宙は「宙わたる教室」を選んだ。観てないどころか知らないドラマばかりだ。「3000万」は梅田恵子も3位に選ぶ。2位はそれぞれ、梅田恵子は「全領域異常解決室」、吉田潮は「ライオンの隠れ家」、木村隆志は「嘘解きレトリック」、大島育宙は「海に眠るダイヤモンド」を選ぶ。3位以降は次週に続く。

 今日の「勝手にテレ東批評」では、佐久間が「それぞれの孤独のグルメ」を話題に出していた。太田光、マキタスポーツが出演した回だが、伊集院は観ていなかった。ゲストは「巨大なモノをどうやって壊す?解体職人」という番組に出演するカズレーザー。

 今日は病院に行くつもりでいたが、雨降りなので明日にする。雨のなかでバスを待つのはつらい。午後はラジオ。「田村淳のNewsCLUB」を途中まで聴いていた。ニュース解説はテレビ朝日の平石直之アナ。夕方になってから、ブログをようやくひとつ更新して、少し眠る。

 夜もまた、録画していたテレビ番組をあれこれと。今日の「ネタパレ」は、タイムマシーン3号がお世話になったひとにお礼漫才をするという企画。もうぜんぜん違う番組になってしまったな。これは早送りして消去する。

 観そびれていた「それぞれの孤独のグルメ」をようやく観る。先月放送、第1話は太田光が中華屋の店主を演じる。太田の風貌は店主に似つかわしくないとは思うが、太田の演技、存在感もあって面白い。高田先生が言うような棒読みではないと思うんだけどな。「孤独のグルメ」というドラマ自体も初期のころに少し観ただけでぜんぜん観ていなかったが、ナイツ土屋が松重豊に似てるというのは「孤独のグルメ」の松重豊に似てるんだというのが少しわかった。第1話の最後に松重豊が乗るタクシーの運転手がマキタスポーツ。このひとが第2話の主役になるという仕掛け。続けて、第2話も観ると、今度はゲストが食べる役になる。かと思えば、同じ店に松重豊も現れる。第2話の最後に追突され、マキタスポーツが病院に運ばれる。そこにいた看護師が第3話の主役。

 これも観そびれていた先月放送「爆チュー問題 25チュー年おめでとう&ありがとうスペシャル」をようやく観る。最初のゲストに「裸出歯ねずみ」こと、さんまが登場。長時間収録したようだが、わずか10分程度の出演だった。続いて、ナインティナインが登場。若手時代の確執、天然素材時代に太田が攻撃していた思い出。その当時、田中は太田に、ナインティナインの小さいやつはすごいから、お前があれくらい動けて笑いのセンスがあったらどんだけよかっただろうと言われていたって。ナイナイも10分程度で終わり、今度はハライチが登場。25年間の名場面集が流されるが、初回は台本に忠実にやっている。続いて、菊池桃子が登場。最後は、ウエストランド、シティホテル3号室も加わり、みんなで「アララの呪文」を歌った。

 今夜の「Nキャス」では、ハロウィンの仮装をしているひとたちに衆院選でどこに投票をしたかを訊く街頭インタビューをやっていた。国民民主党が若い世代の支持を得たというニュースのなかで、国民民主党のショート動画というのをここで初めて観た。石丸伸二を真似た戦略のはずだが、ここではそのような指摘はされていない。

 タイムフリーで、聴きそびれていた先週の「トーキョー・エフエムロヒー」を聴こうとしたら、先週は放送が休みだったんだ。替わりに、放送直後の今日の放送を聴く。ミイナ・オカベと仲良くなっているヒコロヒー、ミイナ・オカベが「#バズ英語」に出演していたことも把握していた。ヒコロヒーは「お笑いの日」で活躍していたようだが、録画はしてるけど、まだまったく観ていない。

 夜、ブログの更新をもうふたつ。SNSを覗くと、吉田豪と後藤まりこの夫婦にトラブルが発生したようだ。いよいよツイッターの時代が本格的に終わろうとしているのか。

 アマゾンプライムで映画を1本。アレックス・ガーランド監督の「エクス・マキナ」を観る。「シビル・ウォー」の監督の別の作品を観てみたいと思ったからだが、「シビル・ウォー」とは違うSF作品で、ちょっと難しくてよくわからなかった。

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2024年11月1日金曜日

11月1日金曜日/神保町で唐十郎を観る

◇ 音楽・テレビ・ラジオ

 朝、Spotify のニューリリースから、細野晴臣「Hosono House」のカバーアルバムを聴きながら、ブログの更新をひとつ。少し眠りなおしてから、録画していたテレビ番組をあれこれと。昨夜の「アメトーーク!」は「親が先生芸人」。堀内健、青木さやか、横澤夏子、紅しょうが稲田、カミナリたくみ、金魚番長箕輪、土佐兄弟が出演。昨夜の「私のバカせまい史」は、さらば森田がプレゼンターの「庶民派ママタレ史」。せいやがアグネス論争もよく知っている。昨夜の「ひっかかりニーチェ」は、視聴者から「おじさんになると新しい友だちができない」という投稿があった。永野は、岩井ジョニ男、野沢ダイブ禁止と友だちだそうだ。

 火曜の「アンタウォッチマン!」はランジャタイ国崎の応援企画。VTRでは、野田クリスタル、天竺鼠川原、そしてなぜか、ダウ90000の飯原と上原が証言する。飯原と上原は国崎自らインタビューしたが、国崎とは半年以上会ってない間柄だった。そして、国崎はピンネタを披露。鳥のマスクを脱いだらオール巨人のお面、さらに、アンタッチャブル、サンドウィッチマンの映像をリアクションとして勝手にコラージュする。それだけでなく、コントがもう1本用意されていた。これには、エキストラのお爺さん、お婆さん、子どもたちを参加させた。

 今日の「徹子の部屋」はいっこく堂がゲスト。現在、61歳。去年、孫が生まれたそうだ。さっそく、腹話術を披露。そのあとは「師匠」を抱えたままのトークになるが、普通にトークをしているのに人形の顔はつねに動いているし、ときどきあいづちが入る。もう無意識にできるレベルになっているんだろうな。徹子さんに英語のネタをリクエストされて、気の弱いカーナビというネタを披露する。そのあとには腹話術のものまねを披露し、谷村新司、八代亜紀の人形も出てきた。現代の名人と呼んでいいレベルの芸だろう。

 タイムフリーで、今日の「ビバリー昼ズ」のオープニングを聴き、それから、聴きそびれていた「爆笑問題の日曜サンデー」の「サンデー芸人ランキング」のコーナーを聴いた。この日は磯山さやかが担当。「松村邦洋あるあるベスト3」と「名取裕子が出演する好きなドラマベスト3」を発表していた。

◇ 神保町

 午後から外出。やるべきことがなにも進まず、出かけるのはどうしようかと迷っていたが、むしろ、今のうちにしか動けないかと思い、やっぱり出かけることにした。雨雲レーダーを見ると雨になっているが、外に出てみると降っていない。一応、傘はもっていく。

 横浜から東横線、渋谷から半蔵門線に乗り換え、神保町まで。そういえば、今は「神田古本まつり」の最中だった。すずらん通りに入り、先に神保町シアターに向かう。今日のお目当ては唐十郎特集の「新宿泥棒日記」。上映までまだ1時間半ほどあるが、どのくらい混むのかわからないから、早めにチケットを買っておいたほうがいいと思った。チケットを買ってから、ひとまず、東京堂書店を覗き、それから遅めの昼食。小諸そばに入り、舞茸天せいろを食べた。590円。食べ終わり、食器を返そうとすると返却口がトレイで埋まっていた。店員さんに声をかけるが、忙しそうでぜんぜんきてくれないから、自分で食器をよけて、トレイを重ねて置こうとしたら、店員がすっ飛んできて、こっちのトレイを奪うようにされた。すっ飛んでこれるのなら最初からそうしろっつうの。ドトールに入り、ひと休み。少し読書をする。

 18時40分の回の大島渚監督「新宿泥棒日記」を観るため、上映開始10分前に神保町シアターに戻る。もう入場が始まっているかと思ったらまだだった。整理番号は11番。あんまり混むこともなく、4列目の観やすい席に座れた。予告編もなく、映画はいきなり始まる。唐十郎特集だが、この映画の主役は唐十郎ではなく、横尾忠則が主役なのだが、映画は唐十郎から始まる。新宿の風景に現われる状況劇場の俳優たち。紀伊国屋の田辺茂一が登場し、流れるような棒読みを見せる。渡辺文雄たちが性談義をする場面に、談志師匠らしきひとが一瞬映ったが、クレジットにはなかった。60年代の空気が充満しているようなこの映画は唐突に終わる。

 夜遅くに帰宅すると、どうやら子ネズミが産まれたようで、ネズミ捕りに一気に5匹も捕まっていた。しかし、図体の大きい親ネズミは捕まらない。自然に老衰してくれればいいんだけども、ネズミの寿命はどのくらいだろうな。

◇ テレビ・雑誌 

 夜もまた、録画していたテレビ番組をいくつか。「NHKニュース7」によると、石破内閣発足1ヶ月。そして、能登半島地震から10ヶ月でもある。月曜に放送された「モンスター」第3話は、精子提供の経歴詐称トラブルの物語。趣里のコメディセンスがだんだん出てきているような気もするけど、しかし、もっとコメディのほうがいい。終盤に古田新太がちらっと出てきた。古田新太はいつから本格的に物語にからんでくるのか。そういえば、今週はYOUが出てこなかった。

 楽天マガジンで雑誌のチェックをすると、「週刊現代」の梅沢富美男の連載では西田敏行のことが語られていた。「淋しいのはお前だけじゃない」で共演して以来、「アニさん」と呼ぶ関係だったんだ。撮影後には西田敏行がしょっちゅう飲みに連れていってくれて、シメには決まって、下北沢の珉亭で江戸っ子ラーメンを食べていたという。ほかのページでは、山田邦子の連載対談のゲストに桂宮治が登場。井筒監督の映画評では「シビル・ウォー」を評価。「核のボタンを押す輩は現れなかったが、銃を持つ国の忌まわしい近未来がリアル過ぎて、もう絶句だ。」 「ジャーナリストの目」の欄では、鈴木エイトが統一教会と関係のあった議員を追跡している。ほかにも、衆院選後の分析記事、「ザ・炎上」と題する炎上を詳細に分析した16ページにも渡る特集記事があり、読みたい記事ばかりだが今週は読みきれないな。

 「東京人」最新号の特集は「劇場に行こう!」。これも読む時間が作れるかはわからないが、ひととおりスクショは撮っておく。タイミングよく、唐十郎追悼の座談会があり、これだけは先に読んだ。メンバーは、渡辺えり、佐野史郎、久保井研という3人。サルトルからの影響を渡辺えりが指摘していて、状況劇場の旗揚げ公演はサルトルの「恭しき娼婦」なのだ。渡辺「シュルレアリスムといえば、唐さんはアンドレ・ブルトンを読んでいる世代でしょう? 自動筆記にも影響を受けたでしょうね。脳を使わず何かを狙ったりせずに言葉を綴る。」 「佐川君からの手紙」にある「ファウストからメフィストへ!」という一文は渡辺えりの父の話がもとになっているという。

2024年10月31日木曜日

10月31日木曜日/フードコート最後のひとり

◇ テレビ・雑誌

 朝、ブログの更新をひとつ。録画していたテレビ番組をあれこれと。昨夜の「あちこちオードリー」は NON STYLE がゲスト。テレビから逃げたことに後悔しているという石田。火曜に放送された「新しい学校のリーダーズの課外授業」は、横浜にある東洋化成のレコード工場を見学する。同じく、火曜に放送された「ワルイコあつまれ」は、「慎吾ママの部屋」にモーツァルトが登場、演じるのは満島真之介。新コーナー「おせっかい美術館」には神田うのが出演。美術館にやってきた神田うのと外国人のカップル、神田うののムンクの「叫び」の解釈に、稲垣吾郎がおせっかいな解説をする。演技をする神田うのをひさしぶりに観た。

 タイムフリーで、先週金曜の「伊集院光のタネ」を聴くと、火曜と同じく、前島花音、田中美和子と自由律俳句。伊集院が阿久悠の日記を生前に見せてもらったことがあるという話をしていた。楽天マガジンで雑誌のチェックをすると、「週刊文春」の宮藤官九郎の連載は「タイガー&ドラゴン」と西田敏行について書いている。

◇ 病院

 午後から外出。鶴ヶ峰のバスターミナルから上白根町まで。まず、昼食。なか卯に入り、鶏から丼を食べた。590円。それから、上白根病院に。16時過ぎに3階の病室に入っていくと、リハビリ中らしく、ベッドは留守にしていた。病室で待っていると、じきにリハビリ担当のお兄さんに車椅子を押されて戻ってきた。年寄りを子ども扱いする看護師も少なくないのだが、このひとはきちんとしたしゃべりかたをする感じのいい男だ。母は左足に体重の3分の1まではかけられるようになったそうで、しかし、認知機能の問題でそれが守れないようだ。からだを動かしたせいもあるのか、母の話は今日はだいぶループする。

 帰りは鶴ヶ峰まで歩いていく。歩きながら、タイムフリーで、先週土曜の「SAYONARAシティボーイズ」を聴いた。冒頭のコントは、陰謀論にハマる高齢者のコント。銀行に寄ってから、星川に移動。保土ヶ谷図書館に寄り、借りている本がぜんぜん読み終わらないのに、また2冊借りていく。イオン天王町のフードコートにて、ひと休み。マクドナルドのアイスコーヒーと、三角チョコパイのおいもとキャラメルを食べる。読書をするが、眠気がひどい。調子が出るまで、なかなか時間を食ってしまった。

◇ 読書・テレビ・ラジオ

 松尾スズキ「ファンキー! 宇宙は見える所までしかない」を一気に読む。1997年刊、白水社。この年の岸田國士戯曲賞受賞作。戯曲を読むのに慣れていないから、配役を確認しながら読んでいたが、どれが誰だかなかなか覚えられなかった。この時代にはわからない俳優もいるんだよな。岸田賞の選評が付録の小冊子になっているが、今となっては、井上ひさしの選評がじつに的確だということがよくわかる。「それにしても、これは史上空前と言っていいほど躁的な作品である。〈金玉を弾くとシンセドラムになる〉といったようなC級のギャグ(笑わせる工夫)がじつに多く、その一つ一つは、あるいは愚劣、あるいは低級、あるいは下手糞であるが、それらが速射され、間断なく繋げられ、ここまでびっしりと詰め込まれると、どれもこれも不思議な光り方をしはじめるから奇態である。ギャグそのものはC級でも、それらを構成する枠取りの仕方が知的なのだと思われる。科白は金ピカで安手な飾り(明日には消えていそうな流行語、テレビ画面に氾濫する奇妙な語尾群、甘ったれの若者言葉などなど)だらけで、飾りを取ったら意味の量はほとんどゼロに近いが、しかしこの過剰な飾りが才能でもあるのだろう。また、「宇宙」を持ち出したり、マルクス兄弟に目くばせしたりして、知的ハッタリも相当なものだが、しかしやはり底流に、これだけは質のいい抒情が流れている。それにまことに通俗的な人情話を、ここまで躁的なスラップスティック劇に仕立て上げるという戦略もしたたかだ。たとえ時流が変わっても、つまり、C級ギャグやケバケバ飾りなどが今ほど流行らなくなっても、松尾さんは、この「戦略」と「抒情」で十二分に御自分の仕事を続けて行くことができるにちがいない。」

 ここのフードコートは遅くまで開いてはいるのだが、店は先に閉まっていて、気がつけば、最後のひとりの客になっていた。1階のスーパーで買いものしてから、夜遅くに帰宅する。

 夜もまた、録画していたテレビ番組をいくつか。今日の「徹子の部屋」は錦野旦がゲスト。3年前にフルートを始めたそうだ。そして、「NHKニュース7」では、連日の政治の動きが気になる。兵庫県知事選には斎藤元彦を含む7人が立候補、立花孝志が出ているのか。アメリカ大統領選では、共和党のトランプの集会に出たトニー・ヒンチクリフというコメディアンの発言が問題になっている。プエルトリコを「ゴミの浮き島」と呼んだ発言に対し、バイデンが「唯一のゴミはトランプの支持者たち」と発言したとの報道が出て、「支持者」ではなく「発言」のことと釈明した。ハリスは「誰に投票したかでひとを批判することに反対だ。誰に投票するかに係わらず、すべての国民のための大統領になる。」と言っていて立派なのだが、トランプは「ハリスとバイデン大統領への敬意だ」といって、ゴミ収集車に乗っている。

 深夜にコインランドリーに行くつもりだったが、眠気がひどくなった。横になり、タイムフリーで、先週金曜の「中川家 ザ・ラジオショー」のオープニングを聴いた。この日にゲストで出た「ビバリー昼ズ」の話をするかなと思って聴いていると、リスナーからの感想メールに答えるのみ。高田先生のことが本当は苦手なんじゃないか、特に剛が。リスナーもそれを共有しているような雰囲気がある。ラジオを聴きながら、深夜0時過ぎには眠る。

ブログ アーカイブ

8月4日金曜日/長袖が見当たらない

◇ 赤坂見附  午前中に眠り、昼はラジオ。「ビバリー昼ズ」をオンタイムで聴き、午後から都内に。赤坂見附に出て、まず、昼食。ランチタイムよりも遅くなってしまうとなかなか店を決められず、赤坂まで歩くが、結局、赤坂見附まで戻り、富士そばにする。ミニ梅だれ豚丼セットを食べる。660円。マ...