◇ テレビ・ラジオ
朝、ブログの更新をひとつ。パソコンのトラブルもあったため、一週間ぐらい空いてしまっただろうか。録画していたテレビ番組をいくつか。昨夜の「あちこちオードリー」(ゲスト・とろサーモン&山崎怜奈)と「キョコロヒー」を観た。「キョコロヒー」は、弱めのエピソードをいい歌にしてもらうという企画で、登場したのはなんと、奇妙礼太郎だ。ヒコロヒーのクレジットカードの審査に落ちた話をいい歌にする。奇妙礼太郎は、この番組を初回から観ているそうで、「バラバラ大選挙」の投票もしたという。
昼はラジオ。「ビバリー昼ズ」は、清水ミチコが夏休みで、黒沢かずこが代打のはずだったのがコロナになり、代打の代打で磯山さやかが登場した。午後は「徹子の部屋」(ゲスト・増田恵子)を追っかけ再生ですぐに観てしまう。
夕方になってから、少し外出する。駅前の日高屋に入り、カタヤキソバと餃子を食べた。860円。ドトールで読書をするつもりでいたが、なぜか8月いっぱいは時短営業になるようで、18時閉店になっていた。しかたなく、ライフのマクドナルドまで。
◇ 読書
マクドナルドで、大和田俊之・磯部涼・吉田雅史「ラップは何を映しているのか」を読み終えた。2017年刊、毎日新聞出版。あとがきを読むまで知らなかったが、梅山景央(九龍ジョー)による編集だった。「「日本語ラップ」から「トランプ後の世界」まで」という副題がついているが、2016年末、トランプ当選直後にゲンロンカフェで行われたトークイベントが本書のもとになっている。今から5年半以上前になるから、すでに状況が変化している部分もあるだろうが、それにしてもとても面白いことが語られている。P29-32 磯部「「ラップ・ミュージック=政治的」という見方がいかにステレオタイプかということ」「BLMを通して広まった、怒れるアフリカ系というカウンター・カルチャー的なイメージとはまた違った姿が、現実には存在しているということ」「ラップ・ミュージックの非政治化とでも言える動きがある」 P38 大和田「やはり黒人コミュニティがどんどん内向化しているのではないか」といったあたりの話は、知らなかったし、とても興味深かった。大和田はつぎのようにも語る。P84「これは多分に僕自身の個人的な見方によりますが、ブルース、ソウル、それにジャズやヒップホップなどの黒人音楽とそのアメリカ社会での受容についてそれなりに概観してみると、黒人だけでなく、むしろ白人が黒人音楽に政治性を求めてきた歴史がどうしても目立つんですよ。彼ら彼女たちは例外なくリベラルで良心的であって、黒人文化の評価という意味ではその功績も計り知れないわけですが、それがどうしても行きすぎてしまう。すると、政治的な黒人音楽は評価するけど、政治的でない黒人音楽は評価しない、というようになる。つまり、彼らにとって「正しい」黒人音楽と「正しくない」黒人音楽という価値基準ができるわけで、それは彼らがリベラルな価値観をマイノリティのカルチャーに投影してしまうからです。そしてそれは、日本の多くの音楽評論家にも共有されていた価値観だと思います。」 あるいは、ケンドリック・ラマーについて語られている部分。P26-27 大和田「もちろん「Alright」はものすごく重要な曲で、BLMのアンセムとしても歴史に残るはずですが、実はあの曲、まったく闘争的な曲ではないんですよね。」 吉田「(略)結果的にBLMのアンセムとしては捉えられたけれど、直線的ではなくて非常に複雑な感情が歌われている。ケンドリックは、自分の中にいろんな視点を設定して、ラップの中でもそれら複数のキャラクターの視点でヴァースを分け合い、複数視点から一つのサブジェクトを照射して説得力を持たせるという面がありますね。」 磯部「内省的ですよね。実際、ケンドリックはBLMのデモについて、「行動もよいけれど、葛藤しろ」というような微妙な発言もしているようです。」
◇ ラジオ・配信ドラマ・テレビ
夜に帰宅し、タイムフリー切れ前に、先週木曜放送の「ランジャタイのオールナイトニッポンX」を聴いた。オープニング曲に「チキンライス」をかけたかと思うと、エンディングまでずっと「チキンライス」で押しまくる。地下ライブの主催者大戦国時代だという話や、街裏ぴんくや三浦マイルドなど、地下芸人の名前多めの放送だった。1時間だけだから、聴きやすくて助かった。
深夜になり、Netflix で「ゲットダウン」というドラマを観始める。「ラップは何を映しているのか」ではこのドラマについても語られていて、このタイミングで観てしまいたくなった。2016年のドラマだが、前に読んだ「ネットフリックス大解剖」という本で知ったんだっけか、すでにマイリストに登録してあった。第1話は 93分という長さで、それでなかなか観始められなかったのだが、いや、これは面白い。音楽が流れ始めると、長さを感じなくなってしまう。ヒップホップと同時代にあったディスコカルチャーも描かれていて、ヒップホップの「正史」には描かれてこなかった歴史の在りかたを示唆しているというのが「ラップは何を映しているのか」で語られていたことだった。バズ・ラーマン監督作を観ることも今までなかったが、これは続けて観てみよう。
深夜にまた、録画していたテレビ番組をいくつか。放送されたばかりの「アメトーーク!」をすぐに観てしまう。「ジーンズ大好き芸人」というテーマだが、蛍原が濃厚接触者になり、狩野英孝が代打MCを務める。とはいえ、草彅剛も出演し、ケンドーコバヤシもいるし、まわりが強力だ。火曜の「イワクラと吉住の番組」は、先週から、イワクラとオズワルド伊藤の熱愛を話題にしている。こんなに彼氏のことしゃべる番組ってあるかな。最後には、伊藤もVTR出演した。
ツイッターを開くと、通知がやけに多く、ずいぶん前の「ハデジ」のツイートをのていさんがリツイートしてくれていた。なぜだろうと思ったら、ゆたかさんが「ナイツ ザ・ラジオショー」に出演するとツイートしていたのか。この情報は知らなかった。すごい。来週木曜、ついに出演か。メール送ろうかな。