◇ 音楽
昨夜に佐藤千亜妃を聴いて、その関連をどうたどったのか、泰葉がいつの間にか Spotify に入っていることに気がついた。現時点で、オリジナルアルバム4枚と、シングルでは「フライディ・チャイナタウン」が聴ける。ツイッターで検索してみると、5月末からサブスク解禁されていたようだが、特にニュースにもなっていない。そのついでに、泰葉の YouTube のチャンネルも確認してしまったが、2年前にもう、泰葉自身が、演奏、解説する動画をアップしていた。今のシティポップブームを泰葉も把握していて、そりゃそうだろうとも思うが、現在の泰葉に明るい話題が届いていることには、ちょっと安心もしたくなるじゃないか。
◇ 品川・新橋
今日も朝から都内に。まず、品川のほうまで用があり、それから、昼には新橋に移動する。ニュー新橋ビルの地下に降り、美食小屋という店に入り、回鍋肉定食を食べた。500円。この店は二度目。安くていい店。正午過ぎという時間帯だったが、1階の飲食店は混んでいたのに、地下は意外とひっそりとしていた。
◇ 代々木・新宿
今度は新橋から山手線に乗り、代々木に移動しようとするが、ぐったりと眠ってしまい、代々木で降りそこねた。もうずっと眠ってしまいたくなり、1周近くまわり、東京駅まで眠ってから中央線に乗り換え、新宿からまた山手線に乗り、代々木にようやくたどりついた。1時間以上は乗っていたんだろうか。まず、ブックオフに寄る。110円の文庫本を2冊、新書を1冊、それと、新しめの文芸誌も見つけ、「すばる」と「三田文學」を各220円で買えた。新宿方面に歩き、南新宿のベローチェに入り、ひと休み。スマホの充電をしたかった。
買ったばかりの「三田文學」夏季号をぱらぱらと読んでみると、目次にあった「浅草の笑い」という文字が目に留まり、なんと、岡進平、大上こうじが連載しているので驚いた。この連載に興味をもつものの誰がこれを自力で見つけられるだろうか。逆に、「三田文學」の読者はこの連載に興味をもつんだろうか。
ベローチェでしばらく読書をし、それから、新宿西口のブックオフにも寄り、110円の文庫本を2冊、220円の単行本を1冊買う。新宿駅の南側を通り、東口に進むと、ドン・キホーテがある。最近調べていてわかったが、どうやら、ドン・キホーテの場所が、かつてのムーランルージュだったようだ。靖国通りまで出て、マツモトキヨシに寄り、栄養ドリンクを買い、三平ストアにも寄り、エクレアを買って食べておく。このあとは演劇を観るために新宿までやってきたのだが、まだ少し時間があり、紀伊國屋を覗き、時間をつないだ。高橋源一郎の「ぼくらの戦争なんだぜ」という新刊が「ぼくらの民主主義なんだぜ」と並べて平積みされていたが、なんだかスギちゃんみたいだ。
◇ 演劇
19時を過ぎ、地蔵中毒の公演を観るため、シアタートップスに。シアタートップスが復活してから初めて足を踏み入れることになるが、松竹の角座の時代はついに一度も入ることがなかった。さっき、ベローチェにいるあいだに地蔵中毒のツイッターを確認してみたら、どうやら今日は、ちょうどシアタートップスの1周年なんだそうだ。階段を4階まで昇る。受付が密にならないよう、階段で少し待たされてから、チケットの精算をする。3800円。自由席だということを忘れていたが、2列目に空席があり、右端に座った。第15回公演「『中待合室にお入り下さい』を待ちながら」。19時半、開演。高田馬場で初めて観た公演は何回目だったんだろうか、それ以降はほぼ観ているはずだが、そもそもは、がじらさんが出演しているからというのがきっかけだった。これはけして贔屓目ではなく、初期のころに比べて、がじらさんの活躍の場面は確実に増えていると感じる。おそらく、相対的に、がじらさんの経験値が高くなっているのだろう。今作では、武論尊先生や昇太師匠を演じ、落語のスキルも見せていた。ほかの俳優たちの経験値はどうなのだろうか。今回は、大人計画の顔田顔彦が客演。作・演出の大谷皿屋敷も出演した。物語は、並行するふたつの人間ドラマが描かれていたはずだが、大半はなにをやっているのかわからず、終盤になると急に緊迫し、大騒ぎになり、コーネリアスが流れて終わった。21時半過ぎに終演。
靖国通りのブックオフにも行きたかったが、時間が遅いのでやめる。新宿三丁目から副都心線に乗ると、この駅始発の電車がちょうどやってきた。読書をしていたが、菊名を過ぎてから少し眠ったら、すうっと寝過ごしてしまい、みなとみらい駅まで乗ってから戻ってくる。
◇ 読書・テレビ
電車内で、とり・みき「とりの眼ひとの眼」を読み終えた。1994年刊、ちくま文庫。おそらく、四半世紀以上ぶりの再読。この本は、たまたま最近、ブックオフで見つけたので読みなおしたくなったのだが、とり・みきの笑いを再確認してみたいという気もしていたのだ。エッセイも、マンガも。とり・みきは、十代、二十代と、間違いなく多大なる影響を受けた作家のひとり。
夜遅くに帰宅し、録画していたテレビ番組をいくつか。今日の「徹子の部屋」は、勝俣州和がゲスト。昨夜の「紙とさまぁ~ず」は、ユースケ・サンタマリアがゲスト。昨夜の「水曜日のダウンタウン」は、「事務所が痛みを伴う罰ゲームのために「特別な訓練」の講習を開催しても昨今の状況なら受け入れちゃう説」という企画が、この番組らしく、とても挑発的。吉本興業の藤原副社長まで登場し、手が込んでいるのだが、しかし、挑発する相手を間違えてるんじゃないだろうか。以前、佐久間宣行が話していたことで気がつかされたが、BPOというのはそもそも、問題を防止するための組織であり、取り締まる立場ではない。このあたりは「放送禁止歌」と同じような構造を感じる。