2021年2月20日土曜日

2月20日土曜日/ラジオを聴いてばかり

◇ ラジオ

 朝、「ナイツのちゃきちゃき大放送」を聴いていたら、ゲストがマヂカルラブリーだった。旬のお笑い芸人が登場すると、ニッポン放送のほうの番組かと錯覚しそうになる。これを聴くまで記憶になかったが、塙の著書「言い訳」のなかで、マヂカルラブリーのネタは漫才かという話をすでにしているのだ。吉本所属でありながら、むしろ、東京の地下ライブに通じている経歴は知らないものだった。13時からは文化放送の「田村淳のNewsCLUB」を聴く。ゲストに、山本太郎、ひろゆきが順に登場した。今朝は、ニッポン放送にはダウンタウンが出演していて、これももちろん、タイムフリーで聴く。和田アキ子の番組のゲストだが、ダウンタウンがふたりそろってゲスト出演するというのがテレビも含めてとても珍しく、出演することが大きなニュースになっていた。30年以上続く番組だが、この番組をまともに聴くのは初めてだった。2時間の番組中、ダウンタウンは1時間半近くは出ていたんじゃないか。 

 聴きそびれていた金曜の「ビバリー昼ズ」もタイムフリーで聴いた。おいでやすこががゲストで出るので楽しみにしていた。こがけんは売れない時代に弁当の配送をしながらこの番組を聴いていたという。なのに、「高田さん」とよそよそしい呼びかたをしていた。高田先生は去年の「R-1」を観て、おいでやす小田の巻き舌のネタをじつはとても気に入っていたのだが、そのことにも触れてくれた。それを覚えていたので余計にこの共演が楽しみだったのだが、おいでやす本人もさすがにそのことを知っていた。知っていたのに、言われるまでは自分からは切り出さなかった。

 夕方、ヤマトの営業所まで。二俣川のサイゼリヤで、シナモンプチフォッカを食べた。読書を1時間半ほど。くまざわ書店に寄り、西友で買いものしてから帰る。

2021年2月19日金曜日

2月19日金曜日/大手町の地下

◇ 貧乏暇なし

 今日も朝から都内に。東京駅から大手町の地下を歩いていたのだが、地下鉄の通路とビルの敷地が複雑に入り組んでいて、過去にも歩いたことはあるはずなのに位置関係を記憶していない。今でこそグーグルマップがあるからまだいいが、それでも、自分がどこにいるのか不安になり、あちこちに設置されている地図を頻繁に確認することになる。大手町ビルヂングの地階を初めて通ったが、まるで時代が止まったような飲食店街がここには広がっていた。ちょうど、ランチタイムの直前ぐらいだった。殺風景な地下通路から、生活の匂いのするその飲食店街がいきなり現れる。天井がとても低い。建物が古いのだろう、心地よい風景だった。

 夜は田町から帰ることになったが、京浜急行で帰ったほうが電車賃が安いので、泉岳寺駅まで歩いた。腹が減ったが、夜20時を過ぎていて、飲食店はどこも閉まっている。コンビニでパンを買って歩きながら食べた。遅い時間に帰宅して、すぐに眠った。

2021年2月18日木曜日

2月18日木曜日/櫻井翔の好きな本

◇ 貧乏暇なし

 今日も朝から都内に。目黒駅のトイレを利用したら、「いつもキレイにご利用いただき、ありがとうございます。」という貼り紙があったが、そのまわりには見事にゴミが散乱していた。

 昼食は目黒駅前の吉野家で、ねぎラー油牛丼を食べた。自由が丘で解散となり、ブックオフにも寄っていく。去年の2月までは毎月通っていた街なのだが、たまにしか訪れないようになると、街から受ける感触はだいぶ違うものだ。東横線で横浜まで戻り、有隣堂に寄ると、棚の配置が変化していた。よく寄る本屋はまわるルートが決まっているものだが、なじむまでにはしばらく違和感があるだろう。ベローチェで読書を2時間ほどしてから、夜に帰宅する。

◇ 好きな本

 夜、録画していた「グッとラック!」を観ていたら、番組中に「櫻井・有吉 THE夜会」のCMが流れ、今夜の放送に石橋貴明が出演すると知った。しかし、録画するにはもう間に合わない。そのときがちょうど放送中で、オンタイムで少し観ることができたが、ツイッターをチェックしていれば事前に知れたかもしれない。石橋貴明と櫻井翔の対談というか、櫻井翔によるインタビューだったのか、「情熱大陸」と同じく、戦力外通告から YouTube での復活というのがテーマである。最後に、石橋貴明の娘から櫻井翔への質問があるといい、好きな本はなんですかという質問が投げかけられた。これは予期せぬ面白い質問だった。櫻井翔は、あんまり本は読まないと言いつつ、辺見庸の「もの食う人びと」を挙げていた。

◇ ラジオ

 タイムフリーで、今朝の「伊集院光とらじおと」を聴いた。ゲストは古田新太。一昨日の岸谷五朗に続き、伊集院とは同じ時代にラジオの世界に現れ、ライバルのようでもあったという因縁がある。今日も楽しみに聴いたが、今日はラジオの話よりも舞台の話が多くなる。

 AuDee では、16日火曜日に放送されていた「TOKYO SPEAKEASY」も聴いた。カンニング竹山、おいでやすこがという顔合わせ。ちょうど、昨日放送の「バナナサンド」でも共演していて、竹山とおいでやすの芸風が似ていると思うひとが多いということなのだろうが、竹山が〈キレ芸〉と呼ばれたように、おいでやす小田も〈キレ芸〉なのかというとちょっと違うのではないかという気がする。番組終盤に竹山がアドバイスをしていて、「もってないものを無理してやろうとするのはよくない」というと、おいでやすこがのふたりも瞬時に同調し、ヤンキーの要素がない娘がその役をやってもセリフが不自然になるという例を竹山がしゃべっていたのだが、しかしこれは、先日の「ビートたけし杯」でのたけしの発言を聴いていると疑問に感じる。竹山は地に近いところでやっているのだろうが、おいでやすは芝居でやっている感じがしている。

2021年2月17日水曜日

2月17日水曜日/文章予測


◇ 貧乏暇なし

 今日は朝から横浜に用事があり、昼食は東口のモスバーガーで、テリヤキチキンバーガーとネーブルコーラを。ネーブルコーラというものを初めて飲んだ。平沼のブックオフにも寄ったが、なにも買わなかった。読書がしたく、ドトールにも2時間半ほど。夕方に帰宅する。

◇ ラジオ

 タイムフリーで聴いた「ナイツ ザ・ラジオショー」。今日のゲストはバカリズム。ナイツとはマセキ芸能の先輩後輩の関係で、ともにまだ有名でなかった時代の話が面白い。バカリズムが内海好江師匠の話をするのは初めて聴いたかもしれない。ウッチャンナンチャンと同じく、バカリズムも日本映画学校からマセキ芸能というコースで、日本映画学校では好江師匠のクラスだったのだ。「好江師匠には目ぇかけられてたから。で、おれらが卒業して2年ぐらいして、からだ崩されて。」「やる気あるんだったらうちの事務所に入ったらって言ってくれたのも好江師匠だから。あんたら、よくわかんないんだけど、なんかでもねえ、たぶん面白いはずだから、ほかにないからやってみたらみたいなこと言われて。」

 今朝の「伊集院光とらじおと」は野村萬斎がゲストで、これも面白かった。コロナ禍で公演が中止になっていったが、薪能などで、中止には慣れているというのである。われわれのやっていることは日々の研鑽で成り立っているものだから動じないのだということも言っていた。

◇ 今日の読書

 石黒圭「文章予測 読解力の鍛え方」を読んだ。角川ソフィア文庫。2017年刊。タイトルに興味をもち、薄い本だからすぐ読めるだろうと思って読んでみた。もともとは、ちくまプリマー新書で出ていた本だということもあり、平易でとても読みやすかった。文章予測の例文を読んでいくと、一文ごとに、読者によって予測される事柄が疑問文のかたちで挟まれていて、まるで漫才みたいだなと思いながら読んだが、続きを読んでいくと、そのあとには「文章理解は文章を媒介にした読み手と書き手の疑似対話」だと書いてあった。漫才というのはあながち間違いではなく、読み手は聞き役のようにして文章を読んでいくということだろう。そして、予測することが文章を読む推進力になっている。だから、さまざまな文学作品の冒頭には欠落感が用意されているというのは面白かった。娯楽作品における、怖がらせる、笑わせる、ほっとさせるテクニックは、読み手の予測を利用している。著者はまったく知らないひとだったが、冒頭にサンキュータツオ氏の文章が引用されていて、あとがきを読むと、タツオさんは早稲田のゼミの後輩なのだそうだ。

2021年2月16日火曜日

2月16日火曜日/人格者

◇ 貧乏暇なし

 今日も朝から都内に。2日連続で、品川シーサイドのイオンのフードコートを利用することになった。すき家の牛丼を食べる。青物横丁から京浜急行で横浜まで戻り、ビブレのブックオフに寄り、110円の文庫本を2冊だけ買った。

 今日はスマホを見るしかないような時間があって、そういうときにはツイッターを見ることになるのだが、5年前の自分のツイートがゴードンさんにリツイートされていた。なぜだろうと思ったら、おぎやはぎの小木がどうやら炎上していて、ラジオでの娘さんについての発言がミソジニーだといって批判されているらしく、それに関連づけてのものだった。自分のツイートは、当時の高嶋ちさ子の炎上について「爆笑問題カーボーイ」で太田が発言していたのを拾ったもので、自分で読みなおしてもこれはいい内容だと思った。親が叩かれていると知ることのほうが当の子どもにとってはかわいそうなことである。批判をしている勝部元気という人物も初めて知ったが、差別と戦っている人間が人格者であったらどんなに世の中が良くなることか。差別と戦う人間がいい人間であるとはかぎらないし、逆に、いいひとだから差別するはずがないと考えるのも間違いである。

◇ ラジオ

 タイムフリーで、今朝の「伊集院光とらじおと」を聴いた。岸谷五朗がゲストで、ラジオの裏番組同士だった時代に十代を過ごしたものとしては、これは楽しみな顔合わせだった。じつは、自分がよく聴いてたのは岸谷五朗の番組のほうで、「月はどっちに出ている」も映画館で観ているのだ。このふたりがほぼ初対面に近いとは意外だった。当時のお笑いは誰も仲良くなかったと伊集院が言えば、岸谷もそれにうなずいていたが、岸谷五朗の番組ではホンジャマカの恵俊彰が中継レポーターをやっていた。たぶん、仲が良かったんじゃないのか。

 「ナイツ ザ・ラジオショー」は青空球児・好児がゲストで、こちらも貴重な話をたくさんしていた。ホリプロ時代の話などはとても面白く、山口百恵の最後のテレビ出演の場にもいたというのだから驚く。ホリプロの歌手たちの歌謡ショーの司会をやっていたのだ。石原プロにいた時代もあったようで、芸能界のど真ん中で活躍してきたコンビなのである。

 深夜は「爆笑問題カーボーイ」を聴きながら眠る。今週の田中の代役は、おぎやはぎと山里亮太がそろって登場するという豪華メンバーで、これは面白いに決まっている。小木の炎上については触れられていなかったと思う。

2021年2月15日月曜日

2月15日月曜日/変な小説


◇ 貧乏暇なし

 雨降り。朝から都内に。京浜急行の青物横丁から歩いて、品川シーサイドというところに初めて寄った。イオンにフードコートがあり、ほっと屋という店で大山鶏親子丼を食べた。大山鶏がどんな鶏なのかはわからない。

◇ 今日の読書

 橋本治「幸いは降る星のごとく」を読んだ。なにでこの小説を知ったのか忘れてしまったが、〈女芸人ブーム〉を題材にしているというので読みたいと思い、買ってあった。裏表紙に「ときは1990年代前半、〝女芸人ブーム〟前夜。」と書いてあるが、そんなブームあったっけと悩んでしまう。ブームかどうかはともかく、「女芸人」という言葉が近年になってやたらと使われるようになったという事実はある。第1話の初出は2010年の「小説すばる」だというから、少なくとも、2010年には「女芸人」という言われかたはしていたというわけだ。読む前に検索していて、オアシズ、椿鬼奴、いとうあさこがどうやらモデルだと先に知ってしまったが、実際に読んでみると、モデルというにはだいぶ距離はあり、表面的な部分だけを借りて、あとは橋本治が書きたい人物を勝手に書いている。モデルだとすれば、ひどい書かれようだと思った。小説のかたちを借りた「女芸人」論のように読んだが、橋本治の「女芸人」の認識はかなりズレたものであり、なにより、ここには「お笑い」についての考察がなにもない。いや、「女芸人」を考察しようという意図がそもそもあるのかどうか。10年経ってみると、その違和感は余計にはっきりしている。この小説、リアルタイムではどういう評価だったのだろう。

 夜、アマゾンプライムで「さよなら2020年」 というドラマを観た。検索していて見つけた番組だが、ドラマというべきかなんなのか、7人の女性コメディアンが登場し、本人のまま、順番にスタンダップコメディのようなことをやっていくのだが、素ではなく、演技はしている。日本ではなじみのないひとばかりだが、「マーベラス・ミセス・メイゼル」の主演をしていたレイチェル・ブロズナハンにはますます興味を惹かれた。

2021年2月14日日曜日

2月14日日曜日/ラジオを聴いたり

◇ 疲労

 今朝は肉体的に疲れてしまい、なかなか起きあがる気になれなかった。遅めに起きて、録画していた昨夜の「Nキャス」と、今朝の「サンジャポ」を続けて観る。今週の田中の代役はぺこぱの松陰寺。報道番組のMCになりたいと「ロンドンハーツ」で言っていたそうで、ツイッターの裏アカで政治家に意見していることをシュウペイにばらされていた。芸人が政治を語ることについて、太田がよく例に出す志ん朝と談志の対比がここでも話される。本厚木の特集を「サンジャポ」と「Nキャス」の両方でやっていた。住みたい街ランキング1位ということになっているらしい。

 午後はラジオ。「日曜サンデー」を聴く。田中の代役として、今週は伊集院光が4時間出ずっぱり。さすがに「カーボーイ」に出たときほどの異常な昂揚感のある放送とはならなかったが、そこは伊集院が抑制する側にまわっているからだ。14時台ゲストには関根勤が登場。太田とは「27時間テレビ」の「ぜんぶ間違ってる」事件以来の初共演となるわけだが、そもそもがたいした事件ではない。「ぎんざNOW」の話が興味を惹かれるところで、「しろうとコメディアン道場」というコーナーは、関根勤のネタがたくさんあったために勝ち抜き制にしようということになったというエピソードなどが面白い。ここに伊集院がいることが過剰に豪華で、関根勤にインタビューをするのならば、また改めて別々に対談してもらいたいくらいだ。4時間の放送をすべて聴いているわけにもいかず、半分で中断。

 夕方、ヤマトの営業所に。二俣川のドトールで読書をしていく。今日は暖かく、アイスコーヒーを飲んだ。昨夜の地震のあとだと、この暖かさが少し不気味な感じもする。どういうわけか指先がやたらと傷だらけになるもので、帰りに西友で絆創膏を買った。

 Spotify で「奇奇怪怪明解事典」というポッドキャストを聴いた。しゃべっているひとたちはラッパーとバンドマンらしい。「ブックオフ大学」で検索していて、ここで話題にされていると知ったのだが、あの本の話は冒頭だけで、語られているのはおおむね彼らのブックオフ体験だった。

 Spotify で「ゴールデンラジオ」のポッドキャストも聴く。金曜のゲストが近田春夫だった。自伝が発売されたので、あちこちに出ているのだ。大竹まことが最後に思わず「楽しかったあ」と声に出す。聴きそびれていた2月4日放送の「TOKYO SPEAKEASY」も AuDee で聴く。こちらは近田春夫と下井草秀という組み合わせで、いつもはこの番組は対談をする番組なのだが、この回はほぼインタビューになっている。AuDee だと33分しかなく、放送では曲をばんばんかけていたというわけで、これは放送で聴けばよかった。


2021年2月13日土曜日

2月13日土曜日/夜の地震

◇ 貧乏暇なし

 今日も朝から都内に。穴守稲荷という駅で初めて降りた。昨日とはまったく別の用件だったのだが、偶然にも、最後はやっぱり大森になる。ブックオフには昨日寄ったばかりなので、今日は寄らない。

 横浜まで戻ってきて、プリンターのインクを買うため、ヨドバシカメラに寄った。事前にヨドバシドットコムで確認していた、リサイクルの安い商品が店頭で見つからない。店員さんに確認したら、探していたインクの売り場からはだいぶ離れた、そのリサイクルの商品だけの棚を案内された。知らなかったらここにはたどりつけない。ヨドバシドットコムで確認していた値段よりも高い値札がついていて、それも店員さんに訊いてみると、ヨドバシドットコムの値段にしてくれた。してくれたのか値札のほうが間違っていたのかわからないが、もしもヨドバシドットコムで確認していなかったら、知らずに高いものを買っていたかもしれない。知らなければ、こんなもんかと思う程度の値段の違いである。

 ベローチェに入り、読書を2時間ほど。ビブレのブックオフにも寄る。「聞いてみや~ち」でおなじみの、宮地佑紀生の本を買えた。

 帰宅して、インクの交換を。新たに買う必要のあったグレーを交換すると、今度は別の色が切れた。それも交換すると、また別の色がなくなり、順番に交換し、結局、すべてとりかえることになった。交換すると、がちゃがちゃ作動して、インク切れの表示が出るまでそのつど時間がかかる。ぜんぶ切れているとわかっていればいっぺんにとりかえた。

 ラジオを聴きながら眠ってしまったが、大きな地震で目が覚めた。23時過ぎだった。起き上がったら、そのあとに本の山が盛大に崩れた。寝たままだったら危なかった。ラジオをNHKにすると、震源は東北で、震度6だという。隣りの部屋の本の山も崩れている。しかし、東日本大震災のときのほうがもっと派手にひっくり返っていた。テレビのニュースもつけ、崩れた本の修復をせざるをえない。これに30分ほどかかった。注文が入っていた本が傷んでないかを心配したが、これはセーフ。余震があるかもしれないので、安全な場所に移しておく。ラジオを FM YOKOHAMA にすると、地震から少し時間は経っていたが、「HONMOKU RED HOT STREET」は普通に放送されていた。0時過ぎにはまたNHKにして、眠りなおした。

2021年2月12日金曜日

2月12日金曜日/その色がない


◇ 貧乏暇なし

 朝から都内に。大森のベルポートに初めて入った。杵屋麦丸で、カツ丼とぶっかけうどんのセットを食べる。ベローチェで読書を2時間ほど。西友のブックオフに寄り、時間をかけて物色したが、まるで買うものがない。なんとか1冊だけ買ったが、これだけで帰るのもつまらないので、鶴見にも寄った。鶴見のブックオフでは17冊買った。

◇ インク

 夜、納品書を印刷しようとすると、プリンターがインク切れになった。インクの買い置きがあったので、補充しようと開封すると、インク切れになったその色だけが入っていない。なんだこれはと思う。ヨドバシドットコムで買ったもので、購入履歴を確認すると、プリンターのインクは6色なのに、買ってあったものは5色セットだったのだと初めて気がついた。そんな馬鹿な。よりによって、狙ったように、ない色が切れる。前にインクを切らしたときに買ったものだが、それが届く前に、古いインクを入れなおしてみたら使えるようになってしまい、だから開封しなかったのだが、同じように入れなおしてみたら、やっぱり使えないままなのでふざけたプリンターだと思った。明日買うにしても、間が悪いことに、明日は朝から用事が入っている。

 録画してあった今朝の「グッとラック!」を観ると、この番組でもクラブハウスを特集する。金曜レギュラーは志らく師匠以外は全員やっているのだ。国山ハセンと上地雄輔は、淳が招待したそうだ。淳と上地が番組放送前にクラブハウスでしゃべっていたら、そこに海老蔵が現れ、番組プロデューサーもいるので、その場でゲストのオファーをしたら出演が決まったという。番組終了が決まってはいるが、面白い展開は起きている。

 早めに眠ろうとしたが眠れず、深夜に目覚めてしまい、アマゾンプライムでドラマを観た。ニック・フロストとサイモン・ペッグが製作する「トゥルース・シーカーズ」。コメディだと思って観始めるが、1話を観たかぎりではあまり面白くならない。続きは観ようかどうしようか。別の作品をもう1本、これもコメディのジャンルから探し、「フォーエバー 人生の意味」というドラマを。「サタデーナイトライブ」のコメディアンが夫婦を演じている。しかし、これにも惹き込まれない。人気のコメディアンを知らないとどうしようもないのだろうか。

2021年2月11日木曜日

2月11日木曜日/ビートたけし杯

◇ 今日の読書

 夕方、ヤマトの営業所まで品物を出しに行き、駅前のドトールで読書をしてから帰る。「日本の名随筆」の別巻、和田誠・編「芸談」を読み終えた。たしか、どこかの古本屋で、なにも買わずに出るわけにもいかず、なんとか選び出した本だった。「芸談」というタイトルから期待したものとは内容はちょっと違って、映画やクラシック音楽、テレビの演出などについての随筆も含まれている。「多岐にわたるアーティストによる広い意味での「芸談」」だと、あとがきにも書いてある。奥付を見ると、1996年に出た本なのだが、目次を見るともっと前に出た本なのかと思ってしまった。エノケン・ロッパについて書かれた徳川夢声の随筆で始まり、ほぼ時代に沿って構成されているが、最新のほうはせいぜいタモリが登場するくらいなのだ。しかし、あとがきでは、和田誠が直接集めた芸談が紹介されていて、そこにはさんまや小泉今日子の言葉もあった。「テレビの中では大阪弁の言い回しを変えたり、大阪弁を東京のリズムで喋るように工夫してます」という、さんまのこの発言はとても面白い。

◇ 寸評

 夜、YouTube の「江戸まちたいとう芸楽祭」の公式チャンネルで、「ビートたけし杯 お笑い日本一」の配信を観た。今朝のテレビでこの話題が扱われていたのをたまたま目にして、昨日開催されていたことを知ることになった。ツイッターを見ていないから、情報を知りそこねていた。過去2回は会場で観覧しているが、今年はリモート版になり、配信のみ。アーカイブが残されていてよかった。90分弱の動画。たけしを中央に、アル北郷、〆さばアタルが両脇に座る。会場はどうやら、雷5656会館にセットを作っていたようだ。

 出場者は8組。出場順に、オキシジェン、母心、女将、Yes!アキト、サスペンダーズ、ママタルト、ジーター、ニュークレープ。今年は、芸歴20年までという制限が設けられた。しかし、過去2回の出場資格がどうだったのかはよく知らない。この8組のネタを動画で観て、たけしが審査をしていくのだが、寸評の時間がたっぷりあって、これがとても面白かった。Yes!アキトみたいな芸にも真っ正面から寸評を語り、年末の公開オーディション番組のときとは姿勢が違う。会場での審査ではここまでの詳細な寸評は聴くことができず、リモート化したことによるありがたい副産物だ。特に、改善策が明解に指摘されるのが面白く、さすが、これは演出家の意見だと思うものがあった。たとえば、サスペンダーズの喫茶店のコントでは、コーヒーを置いてるのか、ケーキを置いてるのか、ちょっとした所作で違いをつける、それを実際にやってみせる。あるいは、椅子は正面ではなく、横に向けたほうがいいというのも目からウロコだった。ジーターのラーメン屋のコントには、怒ると地が出てしまうという指摘。地に近いほうがハマっているのではと、これは逆に考えるひとが多いだろうという気がするが、舞台は作りものだから、怒るときも芝居でないといけないというのだ。

 優勝がオキシジェンだということは事前に知ってしまっていたが、準優勝には母心が選ばれていた。優勝賞金は上限30万円というルールで、母心が10万円、オキシジェンが20万円と分配される。母心は落語をネタにした漫才だったが、歌舞伎のネタだったら優勝だったのではという気もした。

2021年2月10日水曜日

2月10日水曜日/アマゾンレビュー

◇ レビュー

 ツイッターで「ブックオフ大学」を検索していたら、アマゾンのリンクを貼っているものがあり、そういえばと思い、アマゾンレビューを初めて確認してみたら、投稿がいくつかある。よく知らなかったのだが、星をつける場合は必ずレビューを書くというわけではなく、レビューが書かれているものは3件あった。星の少ないレビューはないのだが、そのうちのひとつを読んだら、なんと、自分の文章が名指しで酷評されているではないですか。ギャグで書いてあることをまるで理解していないクソマジメな意見に、なんだこりゃと最初は笑ってしまったが、よくよく考えたら迷惑な話で、だんだんむかむかしてきた。やり場がない怒りが湧き起こり、新年からまったくツイートをしていなかったが、ついつい、スクショに撮り、フリートで投稿した。

 以下にその部分を引用する。

この新書の弱点は、9人の執筆者の文章にばらつきがあることです。
 上述の「Z」氏の直後に続く佐藤晋氏の「私の新古書店」は、ブックオフに対する複雑な思いを当人の推測と妄想にみちた癖の強い文章で綴っていますが、いくつかツッコミどころがあります。
 ブックオフは入店すると複数の店員が「いらっしゃいませこんにちは」と判で押したように連呼するのが特徴ですが、これに対して「それなりの複雑な歴史があるのかもしれない」ともやもやした気持ちを吐露しています。しかしこの連呼は、万引き防止の声掛けとして知られているものではないでしょうか。私たち店員は常にあなたをそばで見ていますよ、と万引き犯をけん制する合図として始まったと聞いていますが。
 また店員は商品を五十音順に並べるだけだから、「最初の一音さえ判読できればなにも問題ない」と佐藤は言い切っています。ですが、それは事実ではないでしょう。佐藤正午と佐藤優と佐藤健一を作家の名前順で並べるときには、下の名前の最初の漢字まで正確に把握しなければならないはず。
 さらには、先の「Z」氏が「ビームせどらー」の詳細な歴史を紹介したあとなのに、「れーざーが出る」機械を手にした金儲けを目的とした人たちが店内にいる話をざっくりと紹介しています。この新書一冊を編纂するうえでリーダーシップを発揮するひとりの人がいなかったことが透けて見えました。

 ギャグで書いていることを「事実ではない」と言われても苦笑するしかないのだが、せっかくだから反論してやると、このレビュアーが書いていることも事実ではない。佐藤正午と佐藤優と佐藤健一を、正確に五十音順に並べているブックオフがいったいどこにあるというんだ。しかし、自分の書いたものはギャグであり、そのようなつもりで書いたわけではない。

 「ギャグ」という言葉もなかなか通じない言葉で、この際、使いたくない言葉ではあるが、「ボケ」だということにしてもいいだろう。たとえば、文章のなかでずっと「ボケ」ているのだと説明すればわかってもらえるのだろうか。これが「ツッコミ」型の文章だったらこのような文句はおそらく出ないのである。(砂鉄さんのはそうでしょう?) お笑い芸人がボケ役を演じると本当に馬鹿なひとなのだと思われてしまう時代がかつてはあったが、文章でボケると、ただ間違えていると思う読者がやっぱり一定数いるのだ。現代は文字情報が肥大している。そのような読者を先まわりして封じ込めるような書きかたをするというのもひとつの手だが、自分が文章を書くとしたら、そういうガードの堅い文章は嫌いだから、やりたくはなかった。だいいち、そんなことをしたらギャグが死ぬことになる。

 もちろん、なんの問題もなくギャグとして笑ってくれている読者が多数いることもエゴサーチにより発見している。このレビュアー氏は「いくつかツッコミどころがあります」と宣言しているとおり、本人は気の利いたツッコミをやっているつもりなのだが、自分だけが見破った気になれてしまうというところがまったくのひどい勘違いである。こういう人間は、手品を観ればトリックがわかったと得意げになり、落語を聴けばオチがわかったと声に出す、そういったタイプの人間である。

◇ 二俣川

 夕方、ヤマトの営業所まで。二俣川のくまざわ書店に寄り、雑誌の立ち読みをした。「キネマ旬報」の年間ベストテンをざっと目を通す。ドン・キホーテのサイゼリヤで、ドリンクバーとシナモンプチフォッカを注文し、2時間ほど読書をした。それから、ジョイナステラスのQBハウスで散髪を。夜になってから帰ってくる。

◇ 配信

 YouTube で「電波少年W」を初めて観た。期間限定の配信とは知らず、最初の2回は観逃してしまった。この回のゲストはテリー伊藤。過去の映像がかなり流れているようで、この部分はWOWOWの放送でないと観ることができない。土屋敏男ってひとは普段はこんなしゃべりかたをするんだということも知らなかった。

 アマゾンプライムで映画を1本。サイモン・ペッグ主演の「マン・アップ! 60億分の1のサイテーな恋のはじまり」を観た。イギリスのコメディというと、モンティ・パイソンのイメージがあまりにも強いが、この映画はアメリカのコメディの印象と変わらない。引き続き、近年の海外のコメディをいろいろと観ていきたいと思っている。

2021年2月9日火曜日

2月9日火曜日/老害

◇ ニュース

 今朝の「グッとラック!」では、連日扱われている森喜朗の女性差別発言について、望月優大が3つの問題点を指摘していた。まず、これは失言ではなく、意図的発言であるということ。森喜朗は、これが赤信号だということは認識して渡っている。つぎに、問題は「老害」ではないということ。「かわいそうな耄碌した老人が世の中からいじめられていて、それをでも、余人に替えがたいことを理解している側近は身を挺して守っている、というようなストーリーはマジでやめてほしい。」と語り、つまり、老いていることは言い訳にならず、「老害」という批判には意味がない。問題は「女性差別」にあり、何歳であろうとだめな発言である。そして、その発言への容認や無関心は差別の共犯者であるということ。

 午後、ヤマトの営業所まで。二俣川に出て、くまざわ書店に寄り、イタリアントマトで読書を2時間ほど。西友で買いものをして、夕方に帰ってきた。

◇ 映画

 アマゾンプライムで映画を1本。阪本順治監督、藤山直美主演の「団地」を観た。コメディのジャンルでなにか面白そうなものはないかと探していて見つけた映画で、阪本順治と藤山直美という組み合わせのこの映画を今まで知らなかったことも不覚だが、しかも、観てみると、なんとSFなのである。藤山直美と岸部一徳の夫婦を始めとしたキャストたちの顔つきに、大友克洋の初期作のタッチを重ねたくなった。

◇ ラジオ

 深夜、「爆笑問題カーボーイ」をオンタイムで聴く。今週の田中の代役は、安住紳一郎、外山惠理、良原安美という、TBSアナウンサーの3人。日曜の昼のような安心感にさせられる顔ぶれだが、当然のごとく、太田は安住にずかずか踏み込んでいく。踏み込まれる安住が新鮮なのと、安住がまったく負けていないのが面白い。番組終盤には、テレビ論のような話にもなった。

 今週金曜の「タイタンシネマライブ」の出演者がぜんぜん発表されないと思っていたら、27日土曜に延期になったということが発表されていた。開催直前になってこんな変更があるんだ。

2021年2月8日月曜日

2月8日月曜日/2002年のテツandトモ

◇ 記憶

 いつものように「ラジオビバリー昼ズ」を聴くと、今日のゲストはテツandトモ。録画してあった昨夜の「おかべろ」を観ると、こちらもちょうど、テツandトモがゲストだった。岡村とテツが動きまわるコラボを期待どおりにやってくれる。この初共演は「めちゃイケ」の「笑わず嫌い王」で、テツトモがブレイクする大きなきっかけとなったのがこの番組だということを「おかべろ」で思い出させられた。ウィキペディアにあたると、2002年2月の放送である。その回の出演者を書き並べてみると、くりぃむしちゅー、テツandトモ、おぎやはぎ、レツゴー三匹、中川家、月亭可朝、さまぁ~ず、ミスターマッスルという8組。ミスターマッスルはともかく、ベテランを除けば、残るこの5組が〈若手芸人〉として横並びにいた時期があったということだ。中川家が「M-1」で優勝したあとにここに登場していることには改めて驚く。当時の「M-1」なんて、そんなもんでしかなかったのだ。テツandトモはこの年の年末の「M-1」ではファイナリストとなり、すさまじい大ブレイクとなったのはその翌年で、当時の記憶でいうと、年が明けた途端になぜかすさまじい大ブレイクになっていたという感じだった。その年末には、はなわとテツトモがそろって紅白出場歌手となり、応援に「オンバト」の常連出演者たちがたくさん出演した。この年を境に、テレビはお笑い芸人だらけになっていく。

 今日は、駅前の郵便ポストまで荷物を出しに行った以外は、ずっと家で作業をしながらテレビを観ていた。土日に放送している「Nキャス」「サンジャポ」「ワイドナショー」という3番組を録画しているが、この3番組がそろってクラブハウスの特集をしていた。クラブハウスというものがなんなのかは、先週の「ナイツのちゃきちゃき大放送」を聴いて初めて知ったのだが、それからわずか一週間でクラブハウスの話題をやたら聴くようになった。有名人たちから火がついているというのが初期のツイッターとはまったく違うところで、(アンドロイドなのでどうせ手は出せないのだが、)これははたして、無名人の武器になり得るものなのか。

  「しゃべくり007」のゲストは〈令和ものまねクイーン軍団〉。ミラクルひかる、みかん、丸山礼が出演した。昨日は明治座で、清水ミチコの室井佑月のものまねに笑ったが、みかんも室井佑月をやるのだ。室井佑月のものまねがちょっと流行っているのか。「さまぁ~ず論」も毎週観ている番組だが、先週今週はニューヨークがゲストだった。ニューヨークはどの番組に出ていてもトークが面白く、状況をきわめて冷静に分析していながら、不安ばかり語っている。

◇ 映画

 アマゾンプライムで映画を1本。「スタア」があることに最近まで気がついてなかった。タモリがヒットラーの役で出演しているということだけは知識として知っていて、密室芸の時代だと勝手に思い込んでいたが、1986年公開だから「いいとも」もとっくに始まっている。タモリってこうだったかなあと、当時の自分は小学生だから記憶は頼りないのだが。筒井康隆が演技を楽しんでいる。出演者がみな若いが、和田アキ子だけはすでに完成形であると思った。

2021年2月7日日曜日

2月7日日曜日/明治座

◇ 代役

 今朝の「サンジャポ」は、田中の代役はTBSの井上貴博アナウンサーだった。というか、井上貴博というこの若い男性アナウンサーを知らなかった。人気があるんだろうか。この番組に関しては最初の週の上田晋也が最大の助っ人で、代役の豪華さで盛りあげていくという方向にはいかなかった。ラジオで太田がしゃべっていたような、田中への配慮なのかといえば、午後に「日曜サンデー」を聴くと、こちらには木梨憲武が冒頭から登場する。これはツイッターに事前に情報が出ていた。「RADIO EXPO」での約束を守ったかたちだが、少し出るだけかと思ったら、たっぷり1時間出演した。憲武にずかずか踏み込んでいくひとがほかにいないだけに、太田との共演には新鮮な危なっかしさがあった。

 外出しなければならなかったが、「日曜サンデー」が面白く、スマホで聴き続けながら出た。14時台は瑛人がゲスト。ヤマトの営業所に寄ってから、都内に。横浜駅から東横線、中目黒から日比谷線に乗り換え、人形町まで。今日はわりと暖かい。




◇ 喜劇

 人形町にやってきたのは明治座の公演を観るためである。高田文夫先生が企画の「よみがえる明治座東京喜劇」。「ビバリー」のリスナーならば観ておかねばと思う公演だが、気軽に観られるような値段でもなく、3階席でも6500円というのは、自分にとってはなかなか思いきりがいる。しかし、明治座の公演を観るのは今回が初めてではなく、ツイッターを確認すると、2014年に欽ちゃんの舞台を観ている。そのときが初めての明治座だったはずだ。そのときも気軽に買えるチケット代ではなかったと思うが、欽ちゃん最後の舞台という触れ込みであり、これは観ないわけにはいかなかった。そのとき以来なのだ。

 入り口では厳重な感染対策、手指の消毒と検温、チケットの半券は自分でもぎるかたち。まあ、これはどこでもやっている。エスカレーターと階段を使い、はるばる3階席まで。座ってみると、舞台は意外と近い感じはする。ただし、サイドの席なので、きちんと座ってしまうと舞台全体は見えなくなり、姿勢を工夫しなければならない。ソーシャルディスタンスで一席ごとに空けてあるからまだマシだとは思えるが。しかし、下の席を眺めると、並んで座っているひともいる。まったくがらがらのエリアもあり、いったいどのような法則で席を販売しているのか。全体的に寂しい入りに見えるのだが、販売してない席なのか、単に空席なのかがわからない。

 早めに席に着いていたら、開演時刻になる前に出演者が登場し、前説が始まった。役の扮装をしっかりした状態で、宅間孝行と、もうひとりの男の俳優が誰なのかすぐにわからなかったが、やまもとまさみだ。「熱海五郎一座」なんかでは前説は東MAXの役割なのだが、と思っていると、あとから東MAXも登場。もうひとり、若い男の俳優も登場したが、このひとは知らない俳優だった。

 16時半開演、第一部「こちとら大奥様だぜぃ!」が始まる。三木のり平の舞台、小野田勇「俺はお殿様」を原案に、宅間孝行が脚色演出。しかし、始まってすぐに感じたことだが、どうも笑いの量が少ない。こんなもんなのだろうか。原案となっている舞台は知るはずもないが、唯一の明治座体験である欽ちゃんの舞台を比較対象とすると、この笑いの量ではまずいんじゃないかと思った。ただでさえ、客数が少なく、活気がないのである。そしておそらく、明治座のような劇場には不慣れなお客ばかりで、おとなしく観てしまったという感じもする。いや、けして客席のせいばかりではない。宅間孝行には人情ドラマのイメージはあるが、そもそも、喜劇にどのくらい理解があるひとなのか。しょうもないシモネタ、悪ふざけが頻繁にあり、これならば、宅間孝行のオリジナル作品のほうがよっぽどよかったのではとも思った。

 出演者では、予想どおりに、田中美佐子がだんとつによかった。欽ちゃん仕込みの動きの笑いをふんだんにやってみせるが、ツッコミ役が宅間孝行ではもったいない。田中美佐子のコメディエンヌとしてのすごさを知ったのは、まさに、2014年にこの明治座で観た公演でだったが、しかし、あれから7年経ち、年齢的にも、動きのギャグはなかなかいつまでもというわけにはいかないだろう。いっぽうでは、志村一座の磯山さやかもいて、田中美佐子とふたりでそれぞれの師匠のギャグをやってみせる場面もあったが、これは工夫がなさすぎる。磯山さやかを活かすアイデアがなぜないのだろう。前川清にも期待していたが、先日の「徹子の部屋」を観たときに、すっかりおじいさんだと思ってしまった。東MAXにしても五十過ぎ。新しくなにかを始めるにしては、とても高齢のチームなのである。

 第一幕が終わり、30分の休憩を挟み、第二幕に。第二幕は松村邦洋の登場から始まった。おなじみの「オールナイトニッポン」のパロディだが、松村は毎日出演するわけではなく、いない日はどうしているのだろうか。劇中でもものまねをやる場面がいくつもあり、松村に関しては、これで満足させられる。松村のいない日の公演は単純に損でしかないんじゃないか。

 第一部は休憩をのぞけば2時間弱の舞台だが、終わったときに時計を見ると、予定よりもだいぶ延びていた。15分の休憩を挟み、第二部は「ラジオビバリー昼ズ寄席」。まずはトークで始まり、日替わりのトークの出演者は事前に公表されていて、この回は松村邦洋と磯山さやか。司会は志ららさんだった。第一部が延びたのは、松村がものまねをやりすぎたせいだとここで判明する。トークは短めにということになるが、しかし、トークもなにも、ここでもものまねをやり倒すだけだった。

 トークコーナーが終わり、廻り舞台で寄席のセットが現れると、ここからが第二部の本番となる。安藤鶴夫が人形町末廣について書いた文章を読む、高田先生の朗読が流れる演出があり、日替わりの演芸のゲスト、清水ミチコが登場する。こうして登場してみれば、寄席にはいちばん縁がないゲストの回を選んでしまったと思ったが、明治座のキャパを考えれば、いちばん手堅いと思ったのだ。清水ミチコのアウェイも珍しく、思いのほか、導入はかしこまっていた。「100年の声の歌」で始まり、政治家ネタなど、清水ミチコもものまねを連発する。今日いちばんのまとまった笑いを起こしていて、この回でやっぱり間違ってなかった。

 20時終演。1500円のパンフレットを買おうか迷っていたが、結局は買わずに出る。腹が減ったが開いてる店もなく、人形町駅近くのマルエツでコロッケパンを買い、地下鉄に乗る前に食べた。行き帰りの電車では、「高田文夫と松村邦洋の東京右側「笑芸」さんぽ」を読んでいた。

◇ 映画

 夜遅く帰宅し、深夜にアマゾンプライムで映画を1本。細川徹監督の「オケ老人!」。2016年公開。細川徹監督作は「ぱいかじ南海作戦」も面白かったが、こちらはベテラン俳優ばかりを使い、きちんと面白いコメディ映画を撮っている。細川徹の名を知ったのはシティボーイズのライブの演出だったろうか。先鋭的な笑いをやっている舞台をいくつも観たが、映画では突飛な笑いはやらず、軽々と可笑しいドラマにしていることに驚いてしまう。

2021年2月6日土曜日

2月6日土曜日/渋谷を歩く

◇ 渋谷

 朝から都内に。昼は恵比寿の富士そばで、かき揚げそばとミニカレーのセットを食べた。恵比寿から渋谷まで歩く。山手線の西側、つまり、外側を、南口に着くだろうというつもりで線路沿いに歩いていくが、山手線の外側からは南口にはたどりつけないというのが歩いてみないとわからなかった。山手線の内側にはいつまでも入れない。やがて、工事中のフェンスに囲まれた歩行者用の通路に進むことになり、これが延々と続く。遊園地によくある巨大迷路のなかにいるようで、空しか見えない。ようやく抜け出せたと思ったら、もうそこは渋谷駅の西口で、歩道橋の上から眺めると、再開発の一帯のなかを歩いてきたのだということがわかった。オリンピックに向けた工事なのかと漠然と思っていたが、まだやっている。




 

 井の頭線の改札のすぐわきにカルビ丼の店があったが、少し前につぶれてしまっていた。コロナの影響だったのだろうか。この店のあった場所が〈新型コロナPCR検査センター〉というものになっていた。

 まんだらけに寄り、百均の棚から文庫本を1冊だけ買った。渋谷を離れ、東横線で横浜まで戻ってきて、東口のドトールで読書をしてから帰る。

◇ 今日の読書

 大竹まこと「俺たちはどう生きるか」を読んだ。2019年刊。集英社新書。PR誌の「青春と読書」に連載されていたエッセイをまとめたもので、連載初回が載った号をたまたま読み、自伝的なことを書いていくのかと思い、本になるのを楽しみにしていたのだが、できあがってみるとそういう内容の本でもなかった。本の仕上がりには不満はあるが、しかし、大竹まことの訥々とした文章はとても好ましい。ラジオのしゃべりと同じく、流暢な話術というわけではなく、言葉を探しながらゆっくりと語っていく。語り下ろしではない、大竹まこと本人が実際に原稿用紙を埋めた文章であることも今どき珍しい。その直筆原稿も載せてあるのだが、文豪じゃあるまいし、そんなにたっぷりページを割く必要があるのかというくらいに載せている。編集者にやる気がないのではと思う。

 夜、アマゾンプライムで映画を1本。大竹まことの本にクストリッツァの名前が出てきたので、なにか観ようと探したら「マラドーナ」のドキュメンタリーが見つかった。しかし、マラドーナに特別な興味があるわけでもないのに観てしまい、あまり理解はできなかった。サッカーのとてつもないスーパースターだとは思っていたが、それだけでは捉えきれない。国際政治や文化の状況を勉強する必要がある。

2021年2月5日金曜日

2月5日金曜日/ひとりカラオケ

◇ キャンペーン

 朝から都内に。早い時間に田町で解散となり、泉岳寺駅まで歩き、京浜急行で横浜まで戻ってくる。ご飯を食べようと西口をぶらぶらするが、思いのほか、ランチをやっている店が少なく、コロナは関係あるのだろうかと思った。吉野家で牛丼を食べる。そういえば、吉野家ではどういうわけか今年はまだ一度も食べていなかった。吉野家の隣りにはカラオケ館があり、緊急事態宣言中は室内無料のキャンペーンをやっている。せっかくだから、一回行っておきたいとずっと思っていた。2月7日、今度の日曜までだが、緊急事態宣言は延長でも、このキャンペーンは延長されないのだろうか。平日はもう今日しかない。ちょうどいい具合に時間があるのだから、ほかに手はない。カラオケ館はちょくちょく利用しているのだが、この横浜西口店は初めて利用する。何年か前からひとりカラオケの癖がつき、「ひとつき十冊」という読書のイベントをやっていたせいで、人前でしゃべる前に声を出しておきたいというのがおもな利用目的だった。しかし、ひとりカラオケというのはやっぱりちょっと恥ずかしいもので、できれば空いてる店のほうが入りやすいのだが、入ってみると、受付には数人の客がすでにいる。さすがはキャンペーン中で、満室で少し待たされるが、そのあいだにも受付にはお客がつぎつぎとやってきていた。この店は奥に別館があり、なかでつながっているということを入ってみて初めて知った。その別館のほうの部屋をあてがわれる。2時間ゼロ円なので、2時間にしたが、しかし、ひとりで2時間というのは少々長い。通常料金の場合は、1時間か、せいぜい1時間半しか歌わない。別途660円でソフトドリンク飲み放題というわけだが、ソフトドリンクなんてものもそんなに飲めるものではない。いちいち電話で注文して、店員がもってくるのを待たねばならないのもめんどうで、結局、2杯しか飲まなかった。これならば、通常料金のときで充分だと思ったが、キャンペーンとしてはうまくいっている。

(★あとで確認したら、カラオケ館の室内無料のキャンペーンは延長されていた。)

 ビブレのブックオフに寄ってから帰る。夕方には帰宅。タイムフリーで今日の「ビバリー昼ズ」を聴くと、舞台出演中の磯山さやかに代わり、増田みのりがひさしぶりに登場していた。録画してあった今朝の「グッとラック!」では、森喜朗の逆ギレ謝罪会見があまりにもひどく、じっくりと観てしまう。そのあとには、田村淳と西野亮廣の対談のVTRがあり、スタジオには四千頭身が生出演した。

◇ 今日の読書

 円城塔「道化師の蝶」を読んだ。2012年の芥川賞受賞作。円城塔の小説を読むのは初めてではないが、これはかなりわからなかった。鴻巣友季子の解説を読んでもなお、理解が難しい。この小説の解読に、そこまで時間を割かなければならない理由もないのだが。

2021年2月4日木曜日

2月4日木曜日/ジングルベル

◇ ニュース

 今朝の「グッとラック!」を観ると、森喜朗が「有名人は田んぼを走ればいい」と発言したそうで、その発言を受け、田村淳が聖火ランナーを辞退したという。その YouTube も確認する。有名人の役割はひとを集めることであるのに、ひとを集める必要がないのであればタレントは身を引きべきとは、まったくそのとおりだ。さらに、よくよく聴いてみれば、この発言への反発というだけではなく、いかなるかたちであってもオリンピックを開催するという森喜朗の姿勢に対する反対表明である。そのニュースの当事者がこの番組にいる。田村淳がこの番組に加わり、この番組は明らかに面白くなっているのだが、この番組を終わらせることはすでに決まっている。田村淳の加入から、半年も経たないうちの結論である。

 夕方、ヤマトの営業所まで。二俣川に出て、くまざわ書店に寄り、「週刊文春」だけ立ち読みした。読書する場所を求め、ドン・キホーテ上階のサイゼリヤに。ハヤシ&ターメリックライスを食べた。今日も複数の本を並行して読んでいく。ふと気がつくと、店内には「ジングルベル」が流れていた。それから注意して聴いていると、クリスマスソングがずっと流れている。サイゼリヤはメニューに間違い探しが載っていることでも知られるが、BGMが間違っている場合もあるのか。

◇ ネットでは

 夜、録画してあった昨夜の「バナナサンド」を観た。ゲストは中川家。「あれなら練習すればできるわ」と思う漫才師として、礼二がキングコングの名を言わされる展開に笑うが、いやしかし、それは中川家の力量だからできるという話だ。なんだかネットニュースになりそうだなと思い、検索してみると、案の定、やっぱりなっている。もちろん、収録は西野が吉本を辞める前だ。西野叩きに都合よく使われてしまうのは、礼二にとっても本意ではないだろう。この礼二の発言は伊達に引き出されたようなものだが、サンドウィッチマンが優勝した2007年の「M-1」で、最後まで優勝を競ったのがキングコングという因縁もある。

 ツイッターで、石野卓球が水道橋博士を「元お笑い芸人」とディスりまくっている(弄りまくっている?)ことを今になって把握した。日曜から始まったのか。菊地成孔と町山智浩のケンカもまだ続いていて、今朝は町山の反撃を見ていた。タイムラインを見てないのに、揉めごとのツイートばかり気になって追いかけて見てしまう。ぎすぎすしているツイートを追いかけ、勝手に疲弊していることに大いに矛盾を感じた。

 Spotify で「大竹まこと ゴールデンラジオ」のポッドキャストを聴いた。マキタスポーツさんが今日のゲストだった。ちょうど「週刊文春」では、朝井リョウの「私の読書日記」で「越境芸人」がとりあげられていた。「越境者の文章」と題し、芥川賞・直木賞の候補者に名を連ねる芸能人の話題で始まり、松井玲奈の小説、ふかわりょうのエッセイ本も紹介されている。冒頭の話題では、ある小説家が講演で語っていた、小説家は人生の最後に目指せばいいもの、という言葉が思い出されている。

 アマゾンプライムでドラマを。ロバート・ゼメキス製作総指揮の「プロジェクト・ブルーブック」を1話だけ観た。もはや思考力が低下しているのか、ぼんやり観ていたらよくわからなかった。

2021年2月3日水曜日

2月3日水曜日/メガネをかける

◇ 空気

 いつもどおり、昼は「ビバリー昼ズ」を聴く。今日のゲストは林家彦いち。先週の水曜は三遊亭好楽が、今週の月曜は桂竹丸がゲストで、緊急事態宣言下の寄席の空気はこの番組で知ることができている。情報を知るだけならばツイッターでもいいのだが、空気を知るにはラジオの会話を聴いたほうがいい。水曜に春風亭昇太、木曜にナイツがいることが心強い。

 新しいメガネをかけて、初めて外出する。駅前の郵便ポストまで。セブンイレブンでチケットの引き換えをして、ドトールで読書をしていく。複数の本を並行して読んでいるが、眠くなり、あまり読めなかった。どの本を先に読み終えるかがまだ決まらない。ロピアで買いものして帰る。

 録画してあった今日の「徹子の部屋」を観た。ゲストは萩本欽一と前川清。ふたりとも、すっかり老人のすがたになってしまった。前川清と藤圭子が共演している、40年前の「欽どこ」の映像が流れたのが貴重だった。離婚したあとにこの番組で共演しているのだ。

 アマゾンプライムで映画を1本。アーマンド・イアヌッチという監督の「スターリンの葬送狂騒曲」を観た。現在公開中の「どん底作家の人生に幸あれ!」の情報を調べていて、同じ監督のこちらを先に観てみたくなった。ジョークの応酬のような会話。派手に笑わせるようなところはないが、好きなトーンの映画だった。マイケル・ペイリンが出ていたのかと、エンドクレジットで気がついた。

2021年2月2日火曜日

2月2日火曜日/メガネを買う

◇ テレビとラジオ

 今朝の「グッとラック!」でやっていた、生活保護の特集はとても勉強になる内容だった。菅総理の「最終的には生活保護」発言を受けての特集だが、ハードルの高さとその問題点について詳しく解説されていた。親族に問い合わせがいってしまうことがハードルの高さの大きな理由のひとつになっているが、それによって、親族から支援が得られるケースは少ないのだという。つまり、効果が薄いうえに、窓口の職員も忙しくなってしまう。まったく意味がない仕組みだという、望月優大の解説がわかりやすい。

 昼はラジオ。「ビバリー昼ズ」から「ラジオショー」と、ニッポン放送の番組をつけっぱなしにしておく。TBSの「伊集院光とらじおと」も、オンタイムではなかなか聴かないが、気になるゲストのときはタイムフリーで聴く。今朝のゲストは西川美和だった。

◇ 買いもの

 午後、ヤマトの営業所まで。二俣川に出て、ジョイナステラスの Zoff に。昨日は新しいカバンを買ったが、今日は新しいメガネを買う。同じ日にまとめて買ってもよかったのだが、どちらも身につけるものだから、ひとつづつ、順番になじませていったほうがいいような気がした。いっぺんに買い換えては、まるで別の人間のようになってしまう。ほかに予定がないこともよかった。今までのメガネは、たしか、8年前から使っているんじゃないか。それまではコンタクトレンズを使っていて、メガネを常用するようになったのは三十代後半からである。それ以降に知り合ったひとがとても多いので、そのかたがたにしてみれば、メガネをかけていない顔はむしろイメージしづらいだろう。だから、メガネ歴は浅く、買いなおすのは初めての経験なのだが、だいたい、メガネはどのくらいの頻度で買いなおすものなのか。今までのメガネは、気がついたら、耳にかける部分が傷だらけになっていた。これはひどいと思ってからもなお、かけ続けていたのだが、そのうちにレンズの傷も目立つようになり、最近などは、街中を歩いていて、逆光になると反射して前が見えなくなってしまう。以前はそんなことはなかったので、これはレンズの傷のせいだろうと思った。こうなると危険にかかわるため、いよいよ限界だと思うようになった。

 昨日も Zoff に寄り、どれにしようかはだいたい目星をつけておいた。予算五千円台のなかから、さほど迷わずに決める。一応、試しにいくつかのフレームをかけてもみるが、こういうご時世だから、あんまりあれこれ触るのも気が引けて、じっくりと吟味はしなかった。しかし、今、新しいメガネを買うということは、五十まではおそらくこの顔で生きていくということになる。どうするんだっけと思いながら、フレームをもって受付カウンターに。それから、店内で視力検査をする。メガネを外す際、傷だらけのメガネを店員に差し出すのが恥ずかしかったが、まあ、そんな客はいくらでもいるのだろう。

 メガネができあがるまで、ドトールに入って読書をしていた。30分ほどでできあがるということだったが、2時間読書する。Zoff に戻る前に、おもいっきり鼻をかんだら、その拍子に三半規管がおかしくなったようで、メガネを受けとる際、店員さんに説明されているあいだ、ずっとめまいがしていた。

◇ 今日の読書

 絲山秋子「沖で待つ」を読んだ。2006年の芥川賞受賞作。併録されている「みなみのしまのぶんたろう」という短編は、石原慎太郎をモデルにしているのだとわかるが、単純な風刺というわけではなく、ひたすら可笑しい作品だった。これを芥川賞受賞作と一緒の本に入れてるのがやばい。

 夜に帰宅し、テレビを観たりしていたが、めまいのせいか、気分がすぐれない。横になって、先週の「爆笑問題カーボーイ」をタイムフリーで聴きなおしていたら、しばらく眠ってしまっていた。深夜には目覚め、今夜の「爆笑問題カーボーイ」をオンタイムで聴く。生放送。オープニングにはハライチが登場。そのあとには、鬼越トマホークが登場し、エンディングまでずっと出ていた。

2021年2月1日月曜日

2月1日月曜日/カバンを買う

◇ 真っ当

 「グッとラック!」の終了が金曜日のエンディングで発表されていたようで、番組開始から毎日欠かさず録画して観ているというのに、その日だけどういうわけか録画容量が足りず、最後の30分ぐらいが切れてしまっていた。こんなことは初めてで、なんという間の悪さかと愕然とする。終了の発表があったということは土曜か日曜かにツイッターを見ていて知ったが、YouTube にあがるような番組でもないので、実際の放送はもう確認のしようがない。

 今朝の放送では、菅総理を追及する蓮舫に批判があったという話題を扱っていたが、田村淳は、蓮舫の映像をくり返し放送すること自体に疑問を呈していた。「小川淳也さんみたいに、ほんとにきちんと理論を立てて追及するっていう政治家はたくさんいるのに」と、それをとりあげないメディアの問題を語る。メディアに扱われるから、蓮舫も辻元清美もそういう手法に出てしまうのだと。蓮舫を「人間として未熟」だと言ったテリー伊藤の発言も番組では紹介していたが、淳は自分たちも含めたメディアが未熟なのだという。じつに真っ当な感覚に思える。

◇ ラジオ

 昼はラジオをつけっぱなしに。「ビバリー昼ズ」のゲストは桂竹丸。この番組の古いファンにとっては嬉しいゲストだ。ツイッターから知ったが、明治座の公演は関係者に発熱の症状が出たために今日は中止になってしまったようだ。続けて、午後は「ナイツ ザ・ラジオショー」を聴く。平野ノラが産休に入り、代役にアンガールズ山根が出演した。今日はザブングルが解散というニュースもあり、その話題にもなった。14時台のゲストはダンディ坂野で、ここでの話もとても面白い。ダンディ自身が「お笑いに一気に時代が流れていく」と言い表していた、その前後を、ダンディは当事者として体験している。

◇ 買いもの

 夕方、ヤマトの営業所まで。二俣川に出て、ドン・キホーテに寄り、ついに新しいカバンを買った。今まで使っていたマンハッタンポーテージのリュックは、いったい何年使っていたのかわからないが、四十代前半の苦楽をともにしてきたという感慨がある。普段使っているものには愛着が湧いてしまい、なるべくなら買い換えたくなくなってしまうのだが、ずいぶん前からファスナーが壊れかけになっていた。勝手に開いてしまうようになると、さすがにまずい。新しく買ったカバンは、今までのカバンとはタイプが違うものにしたが、単純なこととして、加齢による変化がおそらく違うものを選ばせた。会計時には、ポイントカードが作れるというので作ってもらったが、お互いにマスクをしていて、あいだにビニールの幕があると、説明をしてもらってもなにを言ってるかかなりわからなかった。「追加の料金がかかるんですか?」ということだけ確認して、かからないというのであとはおまかせに。

 上階にあるダイソーにも寄り、イヤホンも買った。今までも百均のイヤホンを使っていたが、数年使っていると断線する。さらに上階のサイゼリヤに入り、ミートソースのスパゲッティを食べた。読書もするが、眠くなり、あまり読めなかった。

 深夜、オンタイムで 「東京ポッド許可局」を。〈教えてインスタ論〉を笑いながら聴いた。インスタ論の今さら感が可笑しいのだが、自分がツイッターから離れているせいで、〈脱ツイッター論〉のようにも聴いた。

ブログ アーカイブ

4月18日月曜日/それぞれの戦争

◇ 飯田橋  深夜に映画でも観るつもりだったが、朝まで眠ってしまった。タイムフリーで、土曜に放送された「田村淳のNewsCLUB」を聴く。湯川れい子がゲストなので、これは聴いておきたかった。この番組の出演は、なんと、湯川れい子の逆指名によるものだったようだ。湯川れい子は 1936...