2022年5月21日土曜日

5月21日土曜日/新橋古本まつりなど

◇ 霞が関・新橋

 あまり眠れず、朝から都内に。やや肌寒いが、家からTシャツで出た。まず、霞が関に用があり、昼食はまともに食べられず、コンビニのパンのみ。夕方、虎ノ門でようやくまともな食事になり、瀬戸うどんに入り、肉ぶっかけうどんを食べた。500円。昼には雨が降っていたが、帰るころには止んでくれて助かった。


 虎ノ門から地下鉄で帰ってもよかったのだが、そういえば、新橋古本まつりがやっているはずだと思い出し、新橋駅前まで歩いてみる。雲雀洞さんが出店しているはずで、どこにいるかなと探して歩いたら、すぐに見つけることができた。半年ぐらい会わないかと思いきや、2日連続で会うというのも妙なものだ。18時終了までまだ2時間もあるのに、もう片づけを始めているところだったが、せっかくだからなにか買おうと思い、安い本を2冊、寺山修司、大橋巨泉の本を選んで買っていく。ほかには知っている店は出ているかなと探してみるが、看板が出ているわけでもなく、値札を見ないと店の名前がわからない。ざっとまわってみたところ、年配の店主がどうやら多い。ほかの店もほとんど片づけ始めていて、客からしたらまだ2時間もあると思うが、あと2時間ならそろそろ終わりという感じなのか。やや若いひとが片づけている横で、店主らしきお爺さんが激しく小言を言っている場面に出くわした。台車の乗せかたかなにかが下手だったのか、ずいぶんカンカンになって怒っているなと思い、なんていう店かと、値札をこっそり確認してみると、古書カンカンという店だった。

 スマホを充電したいと思い、ベローチェに行くが、混んでいて引き返してきた。どこの席でもいいというわけでもなく、眠気がひどく、ソファーの席に沈むように座らないとつらいと思った。ニュー新橋ビルまで戻り、スギ薬局に寄り、栄養ドリンクとシュークリームを買って食べた。横須賀線に乗り、ぐったりと眠りながら、横浜まで戻ってくる。相鉄線でも眠り、海老名まで眠り、戻ってくるときにようやく少し読書をする。今月は読書のペースがすっかり落ちている。帰宅前にコンビニに寄り、チケットの引き換えもしたかったが、スマホのバッテリーが切れたためにできなくなってしまった。明日が期限だから、明日はなにも用事がないのに、またコンビニまで出かけなければならない。

◇ ニュース

 夜に帰宅し、録画していた今朝の「週刊フジテレビ批評」を観た。上島竜兵の訃報について、匿名の意見が紹介されていたが、訃報が出た当日に、フジテレビは街頭インタビューなんてやっていたようだ。この匿名の意見はそのインタビューに批判的な意見。今夜の「Nキャス」は、山口県の 4630万円誤給付問題を冒頭から扱う。三谷幸喜は「この事件、大好きなんですよ」と面白がっていたが、どうも雲行きが変わってきた。実名報道だけでも驚いていたが、容疑者とされる男の顔写真、さらには、小学校の卒業アルバムまで引っぱり出されているのはちょっと異様なんじゃないか。なんだか、本人のキャラクターを見て、こういうやつならやっちまえというようなムードが感じられる。そのあとにマスコミ対応した、容疑者と接見した弁護士は首から下しか映さないのも妙だ。

 Spotify で、ジミ・テナーの新アルバムを聴きながら眠り、深夜に目覚め、ブログを更新しようとして途中まで書いた。

2022年5月20日金曜日

5月20日金曜日/ジョージア映画祭など

◇ 伊勢佐木町

 ラジオを聴きながら、深夜から眠ったり起きたりをくり返し、朝6時過ぎに起きあがる。録画していた昨夜の「アメトーーク!」は「売れてないのに子供いる芸人」。この特集はともかく、最後に流れた上島竜兵の名場面集がたまらなかった。素晴らしい追悼。

 午前中から外出。はっきりと暖かくなり、Tシャツで出る。京浜急行に乗り、日ノ出町からイセザキモールに。今日もまた横浜シネマリンで映画を観るのだが、少し早く着いてしまい、関内方面にぶらぶらと歩き、活刻堂を覗き、なにも買わずに戻ってきた。





◇ 映画

 横浜シネマリンで開催中の「ジョージア映画祭」から、AからGまであるプログラムのうち、Dプログラムのミヘイル・コバヒゼ監督特集を観ておきたくなった。ホームページによると、その作風はジャック・タチに例えられることもあるというので、どれか観るならばこれだろうと思った。13時5分の回。さすがに、一昨日の濱口竜介特集よりはだいぶ空いていた。上映作は「結婚式」「傘」「音楽家たち」「井戸」という短編4本。上映時間はそれぞれ、20分、19分、13分、21分。4本目の「井戸」だけはコバヒゼ監督ではなく、エルダル・シェンゲラヤという監督が、盟友であるコバヒゼに捧げた作品だそうで、作中に携帯電話が登場し、いつの映画なのだろうかと思ったが、この作品だけは 2020年と新しい。コバヒゼは 2019年に亡くなっている(1939年生)。前3本のコバヒゼ監督作品はいずれも60年代の作品で、無声映画だった。「音楽家たち」にはコバヒゼも出演していて、音楽と振付も担当している。どれがコバヒゼなのかはわからなかったが、コメディアンというわけではないのだろうか。しかし、いちばん面白かったのは「傘」という作品だった。1本目の「結婚式」は弁士付きで観てみたい気がしたが、「傘」はこれだけで充分。

 

 映画のあと、雲雀洞に行ってみると、珍しいことに今日は開いていた。どのくらい珍しいかというと、雲雀さんに会うのは今年に入ってから初めてだ。外の百均ワゴンから1冊買い、ちょっと立ち話していく。しかし、面白い話があるときに寄ろうとして、閉まっていたから話しそびれた話がいくつかあったのだが、改めて、思い出しながら話そうとしてもどうも面白くならない。こんな話をしたかったんだっけと、すっきりしない気持ちで店をあとにした。

 関内方面に歩き、ブックオフにも寄る。一昨日にも寄ったばかりだから、さすがにいいものはなく、220円の単行本を1冊だけ買う。また、とんかつはまやに入り、タレカツ丼を食べた。850円。ベローチェに入り、ひと休み。ラジオを聴きながら、しばらく眠った。どういうわけかやたらと眠くなり、ぐったりしている。読書は少ししかできなかった。ベローチェを出て、横浜駅まで歩き、平沼のブックオフにも寄った。ここでもまるでいい本が見つけられず、通常は見向きもしない 220円の文庫本の棚から1冊買っていく。

◇ テレビ

 夜遅くに帰宅し、録画していたテレビ番組をいくつか。今日の「徹子の部屋」は、石原良純がゲスト。亡くなった石原慎太郎のこと、そして、その1ヶ月後に亡くなった母についても語る。「ミュージックステーション」も追っかけ再生で観ると、「神イントロBEST10」という企画があり、小田和正「ラブ・ストーリーは突然に」が1位に選ばれていた。もちろん、タモリと小田和正の関係に触れる出演者はここには誰もいない。米米CLUBが25年ぶりの出演というのも今日の目玉のひとつだったが、少しだけ流れた25年前の映像がふざけていて面白かった。米米の代表曲は「浪漫飛行」ということになるのだろうが、それだけではあまりにも漏れるものが多い。

 今日はツイッターから、乙武洋匡も参院選出馬表明とのニュースを知った。ブログを更新してから、深夜0時過ぎに眠る。

2022年5月19日木曜日

5月19日木曜日/眠くてしかたがない

◇ テレビ・ラジオ・雑誌

 朝に目覚め、まず、ブログの更新をしようとするが、あたまが働かない。あたまを動かそうと、オンライン将棋を1局指してみると、あっという間に負けた。録画していたテレビ番組をいくつか。昨夜の「あちこちオードリー」(ゲスト・EXIT&ぺこぱ)と「キョコロヒー」を観て、それから、Spotify のポッドキャストで、「大竹まこと ゴールデンラジオ!」の「大竹紳士交遊録」のコーナーを聴いた。きたろうが出る水曜だけはよく聴いているが、火曜の隔週レギュラーに今週から中島岳志が加わり、これも聴くようにしよう。

 昼はラジオ。「ビバリー昼ズ」を聴くと、清水ミチコとナイツが水道橋博士の出馬に触れていた。ラジオを聴きながら、楽天マガジンで雑誌のチェックをすると、「週刊文春」には、巻頭グラビアに上島竜兵の記事があり、ラサール石井、西条昇がコメントを寄せていた。特集記事もあるようだが、これは電子版では読めない。ラサール石井は「日刊ゲンダイ」の連載コラムに上島竜兵の思い出を書いていて、これはラサール本人がツイッターに全文の写真をあげていた。上島、ジモンとはテアトルエコーの先輩後輩であり、肥後は杉兵助門下の弟弟子にあたり、渋谷道頓堀劇場にも出ていた。ダチョウ倶楽部を結成以前からよく知るとても近い関係のラサールであるから、その上島評は的確で、短いコラムのなかにダチョウ倶楽部の歴史、上島評を詰め込み、そして、最後にはラサールの感情も書いている。中村勘三郎、藤山直美にも愛され、志村けんの舞台では二番手の役を立派にこなしていた上島の芝居を、それらの舞台の演出家だったラサールがきちんと証言している。すごくいいコラムなのに、普段から政治的なツイートをしていると、こんなツイートにも馬鹿なからみかたをしてくるやつがいるから悲しい。

 上島の記事は「週刊新潮」にもあり、巻頭ページのほか、特集記事もこちらは電子版でも読める。冒頭には密葬の様子が書かれ、おもに有吉との関係に焦点を当てたもので、西条昇、川田利明、高田文夫がコメントしていた。「FRIDAY」には通夜にかけつけた面々の写真が載っていて、山田邦子と、なぜかTKO木下がコメントしている。

 午後は「ナイツ ザ・ラジオショー」。今週の14時台は、連日、ボキャブラ芸人が登場し、今日は古坂大魔王がゲスト。しかし、底ぬけ AIR-LINE は「ボキャブラ天国」でも1軍ではなかったというのは、そういえばそうかと思う話だ。ランキング外の溜まり場では、アニマル梯団や松本ハウスらとの戦いがあったというのが当時の底ぬけ AIR-LINE の位置。なべやからM2カンパニーに至る流れが詳細に語られていたのも面白かった。聴きそびれていた昨日水曜の放送も聴くと、この日は BOOMER がゲスト。それこそ、爆笑問題と並び、1軍でばりばり活躍していたのが、ボキャブラ芸人のなかではキャリアがやや古い BOOMER だ。AKIKO というトリオの前に「時代錯誤」というアイドルグループだったことはそれなりに知られる話だが、出会ったのは劇団ひまわりというのは初めて知ったかもしれない。石塚英彦の半年後輩にあたるのだ。

 ラジオを聴きながら、少し眠る。どういうわけか眠くてしかたがない。ブログの更新をしようとするが、日によっては、事実関係のチェックだけでもやたらと手間がかかり、なかなか書き進められないということになる。手順としては、まず、その日のうちに、このブログの下書きに、スマホからリアルタイムでどんどんその日の出来事を書いていく。それを整理して更新するというわけだが、当然、スマホを開けない時間も出てくるので、その日のうちにまるで直す必要のないくらいに書いてしまうこともあれば、おおまかにしか書けないときもある。これはあとで調べればわかるからと思って省略していると、意外とわからなくなってしまうものだ。それが積もり積もって、1ヶ月半遅れの更新というペースになっている。

 夜も録画していたテレビ番組をいくつか。日曜に放送された「桂文枝の演芸図鑑」をようやく観ると、前週の対談に登場したヒコロヒーが、今週はコントで出演している。「藤井風テレビ」なんかを観ると、ヒコロヒーの演技は面白いはずなのに、ひとりコントになるとなぜか面白さが損なわれてしまうのが不思議だ。そのほか、伯山の「鹿政談」があり、対談のゲストには松鯉先生が登場した。会話を聴いていると、文枝は意外と講談には詳しくなさそうで、知らないふりをして訊いている部分もあるのかもしれないが、吉本の場合は落語家と講談師の共演はどのくらいあるのだろうか。ましてや、文枝のようなテレビで売れっ子だったタレントならば、状況はさらに違うだろう。松鯉先生の声は、医者に訊くと空気のスピードが時速300キロなんだそうで、声帯に擦過傷が起こるというからすごいと思って聴いていたが、しかし、平均がどのくらいなのかがわからない。

 観そびれていた「ニューヨーク、蛙亭のキット、くる!!」も3週分まとめて観た。おそらくコロナだが、蛙亭が休みで、代役をインディアンスが2週、もう1週を鬼越トマホークが務めていた。Jaaたけやというひとを初めて観たが、「エンタの神様」にも出ていたというから意外とベテランだ。それでも、ニューヨークもインディアンスも知らないのだな。先週の放送には、なんと、竹井輝彦が登場した。これまでの道のりを語るトークだけでも濃密なものになる。新人発掘的な番組ではあるが、有望な新人もそうしょっちゅう現れるわけではないから、紆余曲折あったひとに話を訊くほうがよっぽど聴き応えがある。

 深夜、Netflix でなにか観ようと思い、「ザ・ペンタベレート」というドラマの第1話を観た。楽天マガジンで読んだ「DVD&動画配信でーた」で知った、マイク・マイヤーズ主演のコメディだというので、これは観たくなったのだが、しかし、マイク・マイヤーズ、老けたなあ。いくつだろうと検索してみると、1963年生まれだから、ダウンタウンと同い年だ。笑いのセンスもなんだか古い。続けて観るほどのものかどうか。

2022年5月18日水曜日

5月18日水曜日/古本屋と映画・その他

◇ ラジオ

 朝に目覚め、まず、ブログの更新をひとつ。午前中に録画していたテレビ番組をいくつか観て、昼はラジオ。「ビバリー昼ズ」の水曜は、今月は「落語演芸応援5ウィークス」と題し、12時台には、桂小すみがゲストに登場した。最近、やけに評判を目にするが、観たことあったかなと思って自分のツイートを検索してみると、伯山の真打昇進披露のときに一度観ていた。年齢を聴いてちょっと意外だったが、高座に出るようになってからはまだ浅いが、お囃子さんとしてはベテランなのだ。「日本文化のいっちばんいけないところは、間口狭くして、深く行かせようとするんですよ。」と昇太師匠。

 ネットニュースでは、末広亭が存続の危機という毎日新聞の記事が出ていた。「「昭和元禄落語心中」に登場する「雨竹亭」のモデルにもなった貴重な建物」と紹介されていて、そういうことじゃないだろうと思ったが、書き手は油井正和という演芸をわかっている記者だから、若い世代に関心をもってもらおうという狙いか。クラウドファンディングを始めたようだが、だったら、若者よりも、経済的に余裕がある中高年に訴えかけるべきだし、いや、それよりも文化庁がなんとかすべきではないのか。

◇ 関内・伊勢佐木町・黄金町

 午後から外出。今日は暖かくなるのかと思えば、そうでもなく、パーカーを着ていく。横浜駅、相鉄線の改札の近くに吉野家ができていた。いつオープンしたのだろう。横浜から根岸線に乗り、関内に移動する。関内駅北口の改札前も、しばらくずっと工事をしていたが、いつの間にか終わり、すっきりしていた。



 イセザキモールに進み、吉野家のあとにできたとんかつはまやを初めて利用し、ロースかつ定食を食べた。700円。黄金町方面に向かい、雲雀洞の前を通るが、例のごとく、シャッターが閉まっている。開いている確率がとても低い。時間があるから、周辺の古本屋をまわることにして、まずは馬燈書房に。外のワゴンから、3冊220円の文庫本を3冊選び、セルフ会計で、外に置いてある箱にお金を入れていく。セルフ会計の場合は消費税はサービスで、200円になる。川崎書店にも寄るがなにも買わず、続いて、バイアップでは、外の棚から110円の文庫本を2冊買う。交差点を渡り、博文堂書店にも行ってみるが、こちらもシャッターが閉まっていた。




 京浜急行を潜り、黄金町駅の向こう側に進む。グーグルマップで検索すると出てくる「楕円」という店があるのだが、以前、一度探してみたが見つけらず、再度探してみるも、やっぱりわからない。店舗ではないのかなと思うが、グーグルマップには店内のような写真が載っているのが不思議だ。線路沿いに日ノ出町方面に進み、黄金町アートブックバザールを目指すが、その手前のY字路にあった建物がなくなってしまっていた。スナックかなにかだったような気がするが、記憶はたちまちあやふやになるものだ。過去に写真に撮ってあるはずだから、探せば確認はできるのだが。そのあとはイセザキモールに戻り、ブックオフに寄り、110円の文庫新書を3冊、220円の単行本を3冊買った。多めの買いものになり、ゴールデンウイークにもらった11パーセントオフクーポン券を利用した。



◇ 映画

 からだがどうも重く、だるい気がする。ベローチェに入り、ひと休み。ラジオを聴きながら、少し眠り、読書もした。2時間ほどでベローチェを出て、横浜シネマリンに。濱口竜介の特集上映にもう一度、20時50分の回の「PASSION」を観る。予算もないから全作品を観るというわけにはいかないのだが、初期の代表作といわれている「PASSION」は観ておきたかった。東京藝術大学大学院映像研究科の修了制作として作られた、2008年の作品だ。キャストがかなり「偶然と想像」と重なっているのだが、しかし、「偶然と想像」のようなわかりやすい面白さはなく、この当時にこれをいきなり観たとして、濱口竜介の才能を理解できたかというとちょっと自信がない。ときどき現れる才気走った監督のひとりぐらいには思うかもしれないが、初めて観た作品が「寝ても覚めても」だったのは自分にとってはいいタイミングだった。


◇ ニュース

 帰宅は深夜0時過ぎになった。ツイッターを見ていたら、山口県の 4630万円の誤給付問題のニュースで、ネットカジノで使ってしまったという報道があり、けっこう愉快なニュースぐらいに思っていたのだが、24歳の男が逮捕され、ニュース速報が流れたというのでなんだそりゃという気になった。録画していた「水曜日のダウンタウン」を観ると、たしかに速報が出ていた。しかし、実名報道までするのはちょっと異常なんじゃないか。振り込んだ役所がそもそも間抜けなのに、マスコミまで間抜けにつき合っている。

 もうひとつ、これもツイッターから知ったが、水道橋博士が阿佐ヶ谷ロフトのイベントで、れいわから参院選立候補を表明したようだ。TBSのニュースサイトが報じているが、テレビでは扱われたのだろうか。検索してみると、ラサール石井も現場にいたようで、客席にいたら登壇させられたようだが、集合写真を見ると、なんと、その場には長井秀和もいる。忘れていたが、そういえば、長井秀和は市議選に出るんだったか。その長井秀和がなぜこのイベントにいるのか。橋下徹と同じくタイタン所属であり、創価学会でもあるという立場でここにいるのだからめちゃくちゃだが、水道橋博士との共演は今まであったのかも記憶になく、考えてみると、それも不思議なくらいに芸風的には(むしろ、爆笑問題よりも)相性がいいはずだ。浅草キッドファンとしては、ここ数年は、失望、困惑させられることばかりだったが、これはどっちに転ぶだろうか。深夜2時頃に眠る。

2022年5月17日火曜日

5月17日火曜日/この部屋

◇ 大森・渋谷

 今日も朝から都内に。京浜東北線に乗り、混雑していたが、途中から座れ、ラジオを聴きながらうとうとしていたが、どうやら遅延していたようだ。大森で降りねばならなかったのだが、着いたと思い、あわてて降りたら、じつはまだ蒲田だった。ひとの流れに押され、改札を出てしまってから気がついた。あんまり利用したことのない南口だったのがまずかった。東急線の改札が見えて、そこでようやく変だとわかったのだから間が抜けている。降りてくる客の波に逆流するように改札内に戻り、改めて大森に向かった。馬鹿なことで電車賃を無駄に使った。

 午前中に渋谷に移動し、東急ハンズの手前にある鳥道酒場に入り、ランチメニューの鶏唐揚げ定食を食べた。500円。まんだらけに寄れるかと思ったが、開店は正午からだった。松濤のベローチェに入り、ひと休み。スマホの充電をしながら、ラジオを聴き、少し仮眠をするが、眠気がまるでとれない。読書も少し。それから、神山町の商店街を歩いたが、商店街中に「奥渋」というのぼりがずらりと並んでいる。商店街の真ん中には、PL教団の教会があった。



◇ テレビ・ラジオ・雑誌

 今日は眠気がずっと続き、首の凝りもひどい。あまり寄り道もせず、夕方には帰宅した。録画していた今日の「徹子の部屋」は傑作選で、「人気スター歌手初登場」という特集だった。和田アキ子、森山良子、美川憲一、坂本冬美の過去の映像が流れた。美川憲一の初登場は再ブレイク時にあたる1990年で、当時44歳だったとは驚く。「僕」と言っていて、まだ、現在のような過剰さはない。「ものまね王座」のご本人登場の裏話をしゃべっているのだが、つくづく、あれはテレビバラエティ史に残る名場面だ。

 タイムフリーで、今日の「ビバリー昼ズ」を聴くと、東貴博と黒沢かずこは上島竜兵の話をするだろうかと思うと、先週は東の母も亡くなっていたそうで、その話になった。通夜に欽ちゃんが現れ、お焼香のあいだもずっとしゃべっていたり、東の喪主挨拶にも突っ込み、さんざん盛りあげたようだ。明治座の公演の告知もあり、黒沢によると、ナイナイ矢部の息子が喬太郎師匠のファンなんだそうで、これは知らなかった。黒沢が番組に加わったことで、今までとは違う情報も入ってくる。

 今日の「ナイツ ザ・ラジオショー」は、14時台は爆笑問題がゲスト。ケイさんはオープニングから爆笑問題への愛を語る。土屋さんも、ケイさんも、学生のころからの「カーボーイ」リスナーなのだ。そのあとに別の話をしていたら、太田が早くも乱入した。談志、たけし、とんねるずと続く、東京の乱入の系譜というのがどうやらある。ゲストコーナーでは、笑組や浅草キッドとの関係、あるいは、コントらぶこーるやホームランらと営業に行っていた時代の話が珍しく、興味深く聴いた。先週の水曜以前は別世界のようで、「爆笑問題カーボーイ」も聴きそびれていた。ようやく聴いてみると、先週は生放送で、ロバート秋山がゲストだったのだ。

 ラジオを聴きながら、楽天マガジンで雑誌のチェックをすると、「サンデー毎日」の山田美保子の連載コラムでは、上島竜兵の訃報を伝えたワイドショーの違和感について書かれていた。自身もワイドショーに出演することのある山田美保子だから、内部事情もきちんと認識したうえでの批判だ。それから、水道橋博士の不定期連載は園子温について。「地位を射止めたい者と、その地位への人事権を握る者との〝コミュニケーション〟は、どこまでがギブアンドテイクで、どこからがセクハラなのか?」という認識は、マジだとすると、かなりまずいのではないか。近しい人間の悪事が明るみになったときに、困惑し、できれば擁護したいと考えるのは当然の感情ではあるとは思うが、博士の思考法はシャレをマジと誤認していくようなところがある。シャレをマジに、つまり、冗談を現実化させていくのが博士(および、浅草キッド)の面白さで、れいわから出馬かというネットニュースも出ているようだが、これなんかはまさに、冗談みたいなことを実際にやってしまおうとしている。しかし、シャレはシャレであって、論理的ではないだろう。

 「SPA!」を読むと、巻頭カラーページに上島竜兵の記事があり、水道橋博士のコメントが載っていた。「松竹新喜劇を率いた藤山寛美を尊敬していた志村けんさんは、'06年から舞台「志村魂」を続けていました。そこで竜さんに喜劇役者の道を示していたと思う。」

 「FLASH」にも上島竜兵の記事があり、「本誌は10名ほどに取材を申し込んだが、「気持ちの整理がついていない」との理由で、誰もがコメントを差し控えた。」とあるが、 CMの演出を担当したある映画監督からは、上島は主演映画をやりたがっていた、志村けんがやるはずだった「キネマの神様」の代役をやりたがっていたという証言を得ている。「上島さんが本当にやりたかった仕事は、個性的な俳優だったそうです。遠藤憲一さんみたいな独特な味のある役者に憧れているとも言っていましたね。コントで売れた人ですが、役者への思いが本物だとわかり、本気で実現させようかと考えていたんですが…」 

◇ 生活

 注文の本がまた見つからず、朝にも探していて、いったんあきらめてしまったが、その本は確実にあるはずだから、帰宅してから、部屋中をひっくり返して探していた。今までは意識していなかったが、コロナ以前は古本市にしょっちゅう参加していたから、そのたびに本の山を動かすことになり、それが自然と在庫のチェックにもなっていたのだ。長いあいだ、まったく手をつけていなかった本の山をどけてみると、山と山のあいだの空間に、ネズミの糞がごっそりと見つかり、悲鳴が出そうになった。ティッシュのクズも溜まっていて、おそらくゴミ箱から運び、ここで食っていたのだ。それを知らずに、ずっと放置していたとはおぞましい。この部屋にはまだ死角がたくさんあるから、これだけでは済まないのではないか。チラシ類など、保存のつもりで何気なく積み重ねてあったものが、気がつくと、かなり傷んでいるということを発見し、そのたびに悲しくもなるが、四十代後半にもなると、そろそろ執着してもいられない。いったいどれだけ、この部屋を散らかしたままにしているのか。

 全身ほこりまみれになり、深夜にシャワーを浴びた。いったん眠り、タイムフリーで、放送直後の「爆笑問題カーボーイ」を聴くと、今日の「ラジオショー」出演の話を楽しく語っていた。

2022年5月16日月曜日

5月16日月曜日/ある映画青年

◇ 蔵前・天王洲アイル

 朝から都内に。雨降り。また少し寒くなり、パーカーを着ていく。まず、蔵前のほうまで行かねばならず、それから、夕方には天王洲アイルのほうに移動する。夕方には雨は止んだが、肌寒い。まともな昼食は食べそびれ、腹が減り、天王洲で食べていこうかと思うが、決められず、新馬場まで歩いた。商店街の飲食店を覗きながら進むが、全体的に値段が高めな感じがする。京浜急行のガードを潜り、ガード下につけ麺の店を発見し、この先にはもうなにもないと思い、ここに決める。舎鈴という店で、味玉つけめんを食べた。850円。テーブルにはスープ割りのポットが置いてあり、この前、味奈登庵で間違えたお茶の入っていたポットとまったく同じだった。つけ麺の場合はポットが多く、その印象があったから間違えたのだろう。




◇ 読書・ラジオ・雑誌

 ベローチェに入り、ひと休み。スマホの充電をしながら、しばらく読書を。新馬場から京浜急行、各停に乗り、のんびりと読書の続きをしながら帰る。「なぜ柳家さん喬は柳家喬太郎の師匠なのか」を読み終えた。2018年刊、徳間書店。先日の喬太郎独演会に合わせて読んでいた。さん喬、喬太郎の師弟対談が2章分、それぞれのインタビューが1章ずつ収録されている。構成は椎野礼仁というひとが手がけている。さん喬による喬太郎評が、当然のことながら鋭い。P84-85「現代語で古典が喋れるんですよ。これはある意味、欠点でもあるんですけど、それがお客さんに聴きやすいんです。今の時代では長所です。彼の落語は、背景は古典なんですが、色は古典ではない。それがお客さんには馴染みやすい。」「彼の場合、侍が出てきても屑屋が出てきても、確かに古典落語の言葉で喋っているんですが、感覚的に現代語なんです。これは文字ではとても書き表せない発音の部分なんですが、「へいどうも、ありがとうごぜいやす」というセリフの〝ありがとうごぜいやす〟の部分は舌を巻いて言います。本当は「ありがとうございます」と言ったほうが、古典色なんです。だけども、彼は「ありがとうごぜいやす」と舌を巻くことによって古典を表そうとしている。そこが非常に現代的な、極端なことを言うと落研的。否定しているわけではなくて、そういう部分が、一般のお客さんにはとらえやすいですよ。特に若いお客さんにね。」(なぜ「ある意味、欠点」かというと、)「落語自体が古典的ではなくなってしまう。背景とか色とか、古今亭志ん朝師匠がよくおっしゃっていた「色合い」が。例えば、歌舞伎で舞台の背景に浅草の五重塔や観音様や満開の桜が描いてあるとものの見事に古典の背景になります。でも喬太郎の落語は、そこに東京タワーがぱっと描いてあるような印象が残る。」

 夜遅くに帰宅し、タイムフリーで、今日の「ナイツ ザ・ラジオショー」を聴くと、先週はまったく触れようとしなかった上島竜兵の話を、オープニングの最後でようやくしゃべっていた。早坂営業でインスタントジョンソンと一緒になり、そこで整理がついたのか。14時台は、X-GUN がゲスト。今週の「ラジオショー」は、連日、ボキャブラ芸人が登場する。聴きそびれていた先週月曜の「ラジオショー」もようやく聴いた。14時台のゲストは、ますだおかだの増田英彦が登場し、コロナ禍の松竹芸能の話や、「北の国から」のイベントに登壇させられた話をしていた。先週水曜より以前のお笑い界はまるで別世界のようだ。

 ツイッターで検索していて見つけたが、2018年に「週刊文春」の「新・家の履歴書」の欄に上島竜兵が登場していて、そこで映画について語っていたようだ。情報を探してみると、亡くなった日に文春オンラインに再録されていたインタビューがそれだとわかった。知らずに、今まで読んでいなかった。読んでみると、上島は「キネマ旬報」に批評を投稿するような映画青年だったのだ。そして、お笑いだけで芸能界を生きていくことの漠然とした不安がここでは語られていて、そのときに志村けんに声をかけられ、舞台に出るようになっていく。この数日、上島竜兵について考えていたことはその評価の不当さで、「リアクション芸人」というものがリスペクトされる時代になったことはいいことではあるが、そもそもは、もっと高い志をもっていたことはおそらく間違いない。ましてや、上島竜兵の世代ならば。その答えは、すでにこのインタビューで語られていたようなものだ。志村の死を安易に結びつける声も多いが、心情的なことはわかりようがないものの、客観的に見て、志村の死により、ダチョウ俱楽部の舞台での活躍の場が失われたという事実は大きい。

 楽天マガジンで雑誌のチェックをすると、「週刊ポスト」に上島竜兵の記事があり、南部虎弾が取材に応えている。キムチ俱楽部から改名しようと喫茶店で話し合っていたときに、「先輩の『コント21世紀』みたいな名前をつけたら、21世紀になったら何もできなくなるし、絶対売れないからな」と言っていたら、上島が南部の顔を見ながら「シーッ」とする。なにをしているのかと思ったら、後ろの席にコント21世紀がいたという。これが「当時の上島さんについて忘れられないエピソード」って、ほかにしゃべることなかったのか。(コント21世紀は、のちのホームラン。)

 くたくたに疲れてしまい、早めに眠り、深夜に目覚め、録画していた「徹子の部屋」(ゲストは瀬戸内寂聴の秘書、瀬尾まなほ。)を観た。朝までにブログの更新をひとつ。

2022年5月15日日曜日

5月15日日曜日/笑いのひとの悩み

◇ テレビ・ラジオ

 午前中にブログの更新をふたつ。それから、録画していた番組を、まず、今朝の「ワイドナショー」から観た。今週は松本が出演のほか、大黒摩季、モト冬樹、ハライチ岩井という顔ぶれで、上島竜兵の訃報を扱う。ダウンタウンとダチョウ俱楽部の共演は「ひょうきん予備校」からになるのか。松本が言葉を詰まらせる場面があったが、さも、痛みをともなう笑いができなくなったことが原因であるかのように、それだけが理由とは思わないですけどと言いつつも、「BPOさん、どうお考えですかね?」と語気を強める。はたしてそうだろうか。モト冬樹はダチョウ俱楽部とは「ものまね王座」で共演し、どうやら親しい間柄だったようで、長年一緒にやってきたマネージャーのことも気遣っていた。

 「サンデージャポン」も観ると、こちらでは、昨日発表された、肥後、ジモンのコメントが読みあげられ、笑いにしている肥後のコメントにまた涙が出てくる。生放送ではない「ワイドナショー」には間に合わなかったのだろう。ダチョウ俱楽部は爆笑問題との関係ももちろん深い。1989年放送「お笑い秋の祭典」という番組から、戦国武将のコントをやっている若手時代のダチョウ俱楽部と、同じ番組で漫才をする爆笑問題の映像を流し、太田プロの2年違いの先輩後輩であることを最初に説明した。それから、日本テレビの「お笑いウルトラクイズ」の映像が流れたが、「サンジャポ」にはテリー伊藤がいるからだろう。訃報なのに、この映像には笑わされる。テリー伊藤は今週はスタジオ出演ではなく、VTRでインタビューに答えていた。TBSだから、1993年放送「つかみはOK!」の映像も流れ、西遊記のコントにはデーブ・スペクターが出演していた。妖術師を演じるデーブ・スペクターの手下を演じていたのは、佐藤あつしと松原桃太郎だ。上島は「サンジャポ」にも何度も登場していて、取材された名場面をたっぷりと流し、そして、「タイタンライブ」に出演した際の田中とキスする場面も見せた。上島の面白さをきちんと伝えるいいVTRだった。スタジオでのコメントでは、デーブは、お約束のギャグ以外のその場のアドリブも天才的だったと語る。太田はなにを語り出すのかといえば、南部さんとダチョウの方向性の違いについて、これはほぼおなじみのネタだが、きちんと笑いにし、しかし、そのあとには、若手時代にはほとんどしゃべっていなかったが、独立してからしゃべれるようになったというダチョウと爆笑問題の関係性が語られた。太田「芸人は先に死んだやつが負けですからね。」「どういじられてもしょうがないんですから。だから、それがいやでみんな生きてるんですから。」 

 午後、「爆笑問題の日曜サンデー」を聴くと、ニュースコーナーで、こちらでも上島竜兵の訃報を伝える。ニュース解説の中村尚登さんからは、TBSの上司に連れられ、六本木のバナナパワーに出演していたダチョウ俱楽部を観たことがあるという思いがけない思い出話が語られた。太田も「サンジャポ」よりもこちらのほうがしっかりとダチョウについて語っていた。「ダチョウさんはとにかくね、われわれほんとに、南部さんがいたころから知ってるけど、後半はリアクション芸人みたいなね、からだ張ってっていうあれなんだけど、じつは、ダチョウ俱楽部っていうのは、間がいいんですよ、とにかく。間の芸人なんですよ。だからその、「聞いてないよ~っ!」とかいう、それが、あのひとたちの間じゃないと笑えない、だからこう、上島さんがさんざんやられて、「おいっ!」っていうときの、あの間なんだよね。あれをね、ほんとに練習するんですよ、ダチョウさんて、コントやるときに。まあ、やりすぎなぐらい練習してたのが、本番でわかるのね。間がぴったりすぎるから。それを逆に俺らは、間がよすぎるよって言ってたくらいで。だから、わりとその、からだを張って、とかって言われてるけど、じつは、ただからだを張ってもあの間にはならないんだよね。練習の鬼だったもんね。」「このひとたち、会議やって、稽古場で、ホワイトボードにこれどうかこれどうかって(ギャグを)100個ぐらい書いてな。それで選んで、実際に流行らせるって、なかなかね。流行語って、ぴょんと行ったのが流行るってのはあるけど、狙ってウケるってのはなかなかないんですよね。」

 録画していた「TVタックル」を観ると、ウクライナ情勢から経済の話題を扱い、成田悠輔がこの番組にも登場し、片目がマル、片目が四角のメガネをここでもやっぱりかけている。番組最後に上島竜兵にも触れ、東国原は「お笑いウルトラクイズ」での「人間カチカチ山クイズ」の思い出を語った。

 タイムフリーで、昨日放送された「伊東四朗・吉田照美 親父・熱愛」も聴くと、この番組ではニュースを扱うから、上島竜兵の訃報にも触れる。吉田照美は、上島と広川ひかるの結婚式の司会をやっているという縁があるのだ。伊東四朗「笑いのひとってのは、俺、なんとなくわかるんだよ。笑いのひとの悩みってのはね。でも、本人じゃないからまったく違うかもしれないけどね。なんとなく、うっすらわかるような気がするけど。」

 昼に放送された、ニッポン放送の「土田晃之 日曜日のへそ」も聴くと、冒頭に、遺体と面会した話をしている。夜には、放送されたばかりの「有吉弘行の SUNDAY NIGHT DREAMER」を、YouTube で探して聴いた。この番組を聴くこともまずないから、番組の形式がわからないのだが、この日の放送には、アルコ&ピース酒井と、宮下草薙の草薙も出演していた。土田は昼の番組という違いもあるかもしれないが、土田がかなり落ち着いて語っていたのとは違い、感情が行ったりきたりしているさまが生々しい。

 野沢直子のブログも読んだ。上島、ジモンとはテアトルエコーの養成所からの仲間であり、野沢もやはり「ひょうきん予備校」のレギュラーになり、そこでふたりと再会するのだ。野沢は「お笑いウルトラクイズ」でアシスタントを務めることも多かった。

 アマゾンプライムで映画を1本。これも上島竜兵が出演している「決算!忠臣蔵」を観た。2019年公開。同じ中村義洋監督でも、「怪物くん」とはまるでタイプの違う映画で、このアイデアを2時間の映画にするのは力業だが、俳優陣の芝居の応酬は観ていて楽しい。吉本興業製作で、岡村隆史を始め、西川きよし、桂文珍、板尾創路、木村祐一、村上ショージらも出演している。

 録画していたテレビ番組をほかにもいくつか。楽しみにしていた今日の「笑点」は、大喜利についに志らく師匠が出演し、演芸コーナーもなく、30分すべて大喜利。冒頭に、今までの因縁を説明するVTRがあり、「全身落語家読本」に書いてあることまで紹介されていた。

2022年5月14日土曜日

5月14日土曜日/再び吉田健一展・本牧

◇ テレビ・ラジオ

 今朝は大雨。録画していた昨夜の「タモリ俱楽部」は、「地球の歩き方」がコロナ禍で始めた「旅の図鑑シリーズ」の特集。そのボツ企画を、編集スタッフたちがプレゼンする。ハライチ澤部、市川紗椰が出演。9時からはラジオ。「ナイツのちゃきちゃき大放送」をオンタイムで聴いた。「常連さん」はやくみつる。一週間のニュースを紹介するなかに上島竜兵の訃報は含まれてはいたが、そのあとのトークではなかなか触れられない。まず、相撲の話題を語り、それから、最高齢のラッコが死んだニュースには触れるが、ダチョウの死には触れなかった。ナイツはまだまるで語ろうとしない。そのあと、11時からはニッポン放送に切り換え、「アッコのいいかげんに1000回」のオープニングだけ聴き、続けて、裏番組の文化放送の「おかしば」のオープニングも追っかけ再生で聴いた。

 雨上がる。昼から外出。やや蒸し暑くなり、Tシャツで出るが、一応、カバンにパーカーは入れていく。横浜から根岸線に乗ると、大混雑だったが、関内で空いた。石川町で降り、元町を進み、なにか食べておきたいと思うが、コンビニがない。元町・中華街駅まで歩き、改札前にあるデイリーヤマザキで、シュークリームを買って食べた。駅の案内表示を見ると、エスカレーターで、アメリカ山公園まで昇れるようだ。案内表示に従い、エスカレーターに乗ってみると、商業ビルになっていて、どこで外に出るのかと思いながらエスカレーターに運ばれていくと、最上階、4階から外に出るともう公園になっている。坂道を歩いていくよりも、うんと楽だ。つながっていると知らなければ、この公園をわざわざ通ることもないから、今まで気がつかなかった。



◇ 講演

 港の見える丘公園に進み、先週に続き、今週も神奈川近代文学館に。「吉田健一展」の展示は観ないで、今週は講演のみ。すぐに2階にあがる。余裕をもって出てきたつもりだったが、10分前の到着になってしまった。扇形の客席、右側後方に空いてる席を見つけ、あいだに入れてもらった。先週とだいたい同じような位置に座った。2週連続の講演、今週の講師は三浦雅士。先週は吉田健一の文学についての講演だったが、今週は批評がテーマになっている。14時から講演は始まり、三浦雅士は登場するなり、余談から始まった。ウクライナ、そして、中国の話をしていたような気がするが、先週の松浦寿輝がじっと座ったまま、静かに語っていたのとは対照的に、三浦雅士はテンション高く、立ちっぱなしで、右に左にうろうろしながら、身振り手振りを混じえ、ときおりアジるような口調でしゃべった。こういう感じのひとだとは知らなかった。いや、話は面白いのだが、うねうねと蛇行するような話で、なかなか要約するのは難しい。配られた資料には目次が記されているだけで、文体について、社交について、それから、「ユリイカ」の編集長として吉田健一とじかに交わした会話、折口信夫や小林秀雄との関係などが語られ、ゴシップ的に読み解いていくようなところが面白い。今週は両隣りの席が埋まっていて、腕を動かすには不自由だから、あまり細かくメモもとらなかった。三浦雅士は、結局、最後まで座ることなく、2時間、ノンストップでしゃべりまくった。



◇ 新山下・本牧

 今週は本牧に寄っていこうと思い、新山下のほうに降りる。味奈登庵に寄り、つけ天そばの大盛りを食べた。968円。食べ終わり、テーブルにそば湯のポットが置いてあると思い、そばつゆに注いで飲んでみると、ぜんぜん熱くない。季節によって冷たいバージョンもあるのかなと思い、飲み干してしまうと、そのあとから店員さんが四角い湯桶をもってきた。そば湯と思って注いだのは、どうやらお茶だ。やばい、恥ずかしい、と思うが、平静を装い、会計を済ませて逃げるように出てきた。「ごちそうさまでした」の声も出なかった。ひとつわかったことは、そばつゆはお茶で割っても飲めるということ。




 本牧まで歩き、まず、ブックオフに寄る。220円の単行本を2冊買った。本牧通りを山手方面に歩きながら、古本屋をいくつかまわる。池田屋に寄ると、自動ドアの内側に猫が座っている。店内に入ろうとすると、猫は外に出てきてしまい、店主が追いかけていった。なにも買わず、続いて、ブックスターにも寄るが、ここでもなにも買わない。山手駅のほうに折れ曲がり、自然林にも寄った。10代のころからある古い店だが、なかなかこちらまでくることもなく、せっかくだからなにか買おうと思い、外のワゴンから110円の新書を1冊と、店内からもう1冊、ショパン猪狩の本を500円で買った。



 山手から横浜駅に戻り、東口のドトールに寄ろうかと思っていたが、閉店時刻が早いかなと思い、やっぱりやめる。西口に移動し、有隣堂に寄ってから、地下のドトールに入った。ラジオを少し聴いて、それから、今日の講演の資料を広げておさらいをする。ツイッターから、お笑いナタリーの記事で、肥後、ジモンのコメントがようやく発表されたことも知った。

 夜遅くに帰宅し、タイムフリーで、「サンドウィッチマン ザ・ラジオショー」を聴くと、サンドは上島の話をしていた。伊達はブログに書いたというので、そのブログも読んだ。そのほか、YouTube で、すぐには観る気になれなかった、山田邦子の動画、南部虎弾の動画も観た。

 眠ってしまおうかと思っていたが、眠気が飛び、録画していた「Nキャス」を観る。冒頭に山梨県の女児行方不明の事件の速報があり、それからすぐ、上島竜兵の訃報を扱っていた。上島が亡くなってから、その日の朝に「スッキリ」を少し観たが、それ以外にはまとまった報道を観ていなかったから、ここで改めて、亡くなったのだと認識させられるような感覚が湧いた。中西正男の分析や著書からの引用はともかく、コロナ禍で持ちネタが制限されたこと、竜兵会の飲み会がなくなったことなどに原因を求めるような、深く理解する気のないVTRだと思ったが、三谷幸喜のコメントが聴けたことはよかった。上島竜兵とは同い年の三谷幸喜は、自然の風景を観て感動することはあっても笑うことはない、笑いは人間が作ることで自然界にはない、だからすりへらすのかなと、とつとつと語りながら涙した。

 YouTube で探し、今日放送のさんまの「ヤングタウン」を聴きながら、深夜2時過ぎに眠る。

2022年5月13日金曜日

5月13日金曜日/コントと映画2本

◇ テレビ・ラジオ・映画

 早朝に目覚め、まず、ブログの更新をひとつ。大雨の予報だが、思いのほか、静かで明るい。これから大降りになるのだろうか。録画していたテレビ番組をいくつか。昨日の「徹子の部屋」は、錦鯉がゲスト。さっそく漫才を披露するが、黒柳徹子はあたまを叩くのがあんまり好きではないからどうだろうかと思うと、愁いを感じるという感想だった。漫才の感想としてはともかく、そのあと、それぞれの家族の話になると、たしかに愁いたっぷりの内容になる。渡辺が藤十郎に似ているといきなり言い出す徹子さん。錦鯉は、さすが、ふたりとも言葉がていねいだ。通じにくい言葉はきちんとわかりいやすい言葉に言い換えてしゃべる。この番組を観ていると、これが意外とできないひとが多い。

 昨夜の「アメトーーク!」は「元々コンビ組んでた芸人」。錦鯉渡辺&だーりんず小田、おいでやす小田&モンスターエンジン西森、インディアンス田渕&ミキ昂生、アインシュタイン河井&アキナ山名という4組が登場したが、どうも興味のないメンバーが多い。録画を停めたときに「スッキリ」をちらっと観たら、ナレーションの声を聴いて、あれっと思う。小倉智昭の声だとわかり、あとで確認すると、これはネットニュースにもなっていた。この番組をあまりきちんと観たことはないが、金曜日は週替わりのゲストが「天の声」を務めるようだ。小倉智昭というひとはそもそも、僕らが子どもの時代にはナレーションで活躍していたひとだ。テレビの第一線から退いたからといって、この話芸を活用しない手はないだろう。

 昼はラジオ。金曜の「ビバリー昼ズ」を聴くまではどうも落ち着かないと思っていたが、訃報から2日経ち、思いのほか、いつもどおりの明るい放送になっていた。若いころの思い出をしゃべり始め、なぜか春一番を偲んでしまう流れに笑った。上島、肥後が1年前に出演したときの音声が少し流れ、松村とアクリル板越しのキスをする場面では大騒ぎしていて、肝心の上島の声はよく聴こえなかった。オープニングはさっぱりと終わり、8月にまた明治座でイベントがあるという発表がある。12時台は、瀧川鯉昇、桃月庵白酒がゲストで、これもまた明るくて面白かった。ふたりは「ツユクサ」という映画に出演しているようだ。エンディングには、ダチョウ俱楽部の「ダチョウダンス」が流れた。

 午後は「金曜たまむすび」を聴きたくなり、TBSラジオに合わせた。ひさしぶりに聴いてみたけど、玉さん、孫がいるのか。オープニングが終わり、ニッポン放送の「中川家 ザ・ラジオショー」に切り換える。

 今日は外出せず、大雨の予報が出ていたから予定をなにも入れなかったのだが、大雨にはならなかったようで、外の様子はいたって穏やかだ。録画していたテレビ番組をあれこれ観ながら、その合間にブログをふたつ更新した。

 今日の「徹子の部屋」は、三人娘、伊東ゆかり、中尾ミエ、園まりがゲスト。中尾ミエのトレーニング風景を見せていたが、うちの母よりも歳上だと思うと驚異的だ。三人とも後期高齢者だが、「70代なんて、ずっと昔だわ。」と徹子さん。

 月曜の「しゃべくり007」は、出川哲朗がゲスト。以前、さんまがゲストのときに面白かった「クイズ私のこと覚えてる?」という企画が再び行われた。5人の女性と再会し、いつどこで会った誰かを当てる企画だが、1名はハズレで、出川ではなく、レギュラーメンバーの誰かと会ったことがあるひとが混じっている。そのひとりがなんと、くりぃむしちゅーと同じプライムワンに所属していた、みかずき組の白石美樹なのでびっくりした。

 日曜に放送された「ドリフに大挑戦スペシャル」の第2弾もようやく観た。本当は、水曜に時間があったから観ようと思っていたのに、その日はさすがに観る気になれなくなった。3時間の放送、すべてが面白いというわけにはいかないが、実験的な意味合いが強かった前回に比べ、今回はもうその域は超えていたと思う。前回同様、アンタッチャブル柴田と劇団ひとりのコンビが異常に面白く、今回のCM撮影コントにも涙が出るほど笑わされる。柴田とひとりは別々にほかのコントに出ても面白く、時代劇撮影のコントでは、ハライチ澤部に翻弄される役まわりの柴田が、ツッコミとコケで、全身を使って動きまわる。貧乏すぎる飲み屋のコントでは、劇団ひとりとガンバレルーヤまひるが共演していたが、まひるの活躍も前回の発見のひとつだった。そのほか、駕籠屋のコントではバイきんぐ小峠と錦鯉まさのりが共演し、さすがにこのコンビは呼吸が合うのだが、意外とベタではない錦鯉の漫才よりも、この台本のほうがまさのりの可笑しさが発揮されている気もする。バイきんぐ西村とまさのりが共演するコントもあったが、西村も動きの芝居が意外と面白い。逆に、東京03飯塚が出演するコントなんかは、飯塚はまるで目立たない。そして、なにもなければ気にしなかったようなコントだが、看守と囚人のコントでは、肥後克広、上島竜兵が、加藤茶、ハライチ澤部、ハリセンボン春菜と共演していた。この部分は公開収録形式だったが、意識的に観てみれば、ちょっと動作がのろいようにも感じられる。

 アマゾンプライムで映画を1本。上島竜兵が出演している「映画 怪物くん」を観てみたくなった。2011年公開。藤子マンガのファンとして、ドラマ版は放送時に気になり、1話だけ観てみたのだが、原作の面白さをまったく殺しているドラマだと思った。それでもおそらく、藤子A先生は大野くんが主演してくれるというので大喜びしてたんじゃないかと思うが、改めてこの映画を観ても、大野智の俳優としての力量はまるでわからない。ヘタとも判断がつかないのは、ほかの俳優も、この映画のなかではほぼ魅力的に見えないからだ。(唯一、鹿賀丈史はさすがの芝居を見せていると思った。) 中村義洋監督だから、それなりの映画にはなってるのではとも思ったが、30分で集中して観るのはいやになった。上島竜兵、八嶋智人、チェ・ホンマンが怪物三人組を演じるが、この配役で、まともなコメディシーンをぜんぜん作らないという信じがたい映画だ。キャラクターデザインも藤子A先生のタッチとはほど遠い。

 Netflix で映画をもう1本。吉田恵輔監督「銀の匙 Silver Spoon」を観た。2014年公開。こちらにも上島竜兵が出演しているのだが、公開時の記憶はなく、原作も読んでおらず、どんな映画かもほぼわからずに観たが、思いがけずとても面白く、これは快作だと思った。上島竜兵の出番は少ないが、校長先生の役を好演している。深夜3時半頃に眠る。

2022年5月12日木曜日

5月12日木曜日/柳家喬太郎独演会


◇ 大森町・伊勢佐木町

 朝から都内に。京浜急行の大森町のほうまで用があり、昼食は嘉宴という店に入り、生姜焼肉定食を食べた。スープ、冷奴、杏仁豆腐、ドリンクがつき、800円。大森町から各停に乗り、1時間ぐらいかけて、のんびりと日ノ出町まで移動した。大森町にいるときに雨がぽつぽつと降り始め、まだ大降りにはならないものの、大雨の予報が出ているので、まいばすけっとに寄り、ビニール傘を買っていく。イセザキモールまで歩き、雲雀洞に寄ってみるが、またシャッターが閉まっていた。


 セブンイレブンに寄り、チケットを引き換えてから、関内方面に進む。ブックオフには先週も寄ったばかりだが、220円の単行本を1冊だけ買う。カトレヤプラザのGU、有隣堂を覗き、ベローチェに入り、ひと休み。アイスコーヒーと、ブリオッシュクリームパンを食べた。スマホの充電しながらラジオを聴き、それからしばらく読書をする。だいぶ薄暗くなってきてからベローチェを出て、小雨が降るなか、桜木町まで歩いた。



◇ 落語会

 「柳家喬太郎独演会 純情日記港崎篇」という公演を観るために、横浜にぎわい座まで。開館20周年記念公演のひとつなのだが、チケットは抽選制で、申し込んでみたら運良く当選した。抽選制のチケットを申し込むということもあんまりしたことがないのだが、こけら落としから通っていたにぎわい座だから、20周年記念公演をひとつぐらいは観ておきたかった。といっても、ここ数年は行く回数はめっきり減り、半年に一度ぐらいになってしまっているが、魅力的な公演がないのだからしかたがない。それでも、経営は成り立っているということなのだろうか。

 開場時刻の18時半を少し過ぎたころには到着し、1階の傘立てにビニール傘を預け、2階席がある4階までエレベーターであがる。指定席、2階のバルコニー席を選んだのだが、2階席を開けている公演はさらにひさしぶりだ。当然、満席なのだが、それにしてはどうも客席に熱がない気がする。19時開演、まずは前座の左ん坊が「寿限無」をやる。左龍の弟子だろうか。続いて、二ツ目の柳家やなぎ。「さよならたっくん」という新作をやった。そして、喬太郎が登場。一席目はおなじみの「純情日記横浜篇」。しかし、この噺も何年も聴いていなかったはずだ。続いて、一龍斎貞寿が「石川一夢」という講談を語り、仲入りになった。独演会というわりにはいろいろ出てくる会だが、後半はまるまる、喬太郎の「純情日記港崎篇」。仲入りのときに時間を確認しそびれたが、そうとうたっぷりとやっていたはずで、終演は22時近くなった。この「港崎篇」は横浜開港150周年記念の会のために作った噺だそうで、今回、初めて聴いたが、「横浜篇」ともリンクし、スケールの大きい噺だとは思うものの、今日の出来がよかったかというとちょっとわからなかった。気になる言い間違いがいくつかあった。お囃子は恩田えり。出囃子がそれぞれ横浜にちなんだ曲になっていて、「港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ」「伊勢佐木町ブルース」「よこはま・たそがれ」「ブルー・ライト・ヨコハマ」を弾いていた。

 終演後、貼り出された演目の前に写真を撮る列ができる。1階の傘立てのビニール傘を取りにいくと、なぜか外れていて、傘が下に落ちていた。思いのほか、大雨にはならず、横浜駅まで歩いてしまう。平沼のまいばすけっとに寄り、買いものをしてから帰る。

◇ ラジオ

 夜遅くに帰宅し、タイムフリーで、「欽ちゃんとオードリー若林のキンワカ60分」を聴いた。正月に放送された特番の2回目。先週木曜に放送されたもので、聴きそびれていて、タイムフリー切れぎりぎりになってしまった。今回はほぼ、若林による欽ちゃんインタビューになり、初回よりも面白い話が多かった。若林が欽ちゃんに軽演劇の定義を訊ねると、セリフの音程が違うという答えを返す。芸はからだで覚えるものというのが欽ちゃんの考えだが、しかし、テレビではそれをいっさい使わなかったという。芸は奥行きであり、テレビは奥行きがないから、芸を見せる場とは違うものだということをすぐに理解していたのだ。

 深夜1時からは、普段は聴いていない「ナインティナインのオールナイトニッポン」をオンタイムで聴いた。上島竜兵について、「お笑いウルトラクイズ」を始め、若いころにお世話になった思い出話。聴きながら眠る。

2022年5月11日水曜日

5月11日水曜日/現実感がない

◇ 訃報

 朝8時過ぎに目覚め、メールを確認すると、アマゾンから注文があり、ずっと売れ残っていた上島竜兵の本が売れていた。それから、ツイッターを見ると、トレンドに上島竜兵の名前があり、なにかと思えば訃報だった。先に本が売れたのを確認したせいか、不思議と驚きがない。まるで現実感がないということなのだろうか、有名人の訃報を目にして、こんな感覚は初めてだ。ネットにニュースが出てからは、まだあまり時間は経っていないようで、検索しているうちに、自殺だということもわかった。テレビをつけると、「スッキリ」で訃報を伝えていた。加藤浩次の番組だから変な伝えかたはしないだろうと思い、なにげなく観始めると、宮崎哲弥が発言していたことがとても真っ当だった。客観的に見れば仕事は順調だし、死ななければならない理由があったようには見えないのだけど、おそらくは、自身でなにか深い苦悩を抱えていただろうことは想像がつくと。しかし、それを必ずしも明らかにすべきかは疑問で、まわりから短絡的に結論づけるようなことはやるべきではないというようなことを言っていた。宮崎哲弥は同世代としてのショックも語る。

 普段どおりに、録画していたテレビ番組をいくつか観て、タイムフリーで、先週金曜に放送された友近の「シン・ラジオ」を聴きながら、雑務をいろいろと片づける。「シン・ラジオ」では2時間ドラマのエンディングに使われそうな曲の特集をやっていて、友近が間違ったデータを言うと、作家の寺坂直毅がすかさず訂正するのが見事だ。

 午前中に、近所の郵便ポストまで投函に行き、昼はオンタイムのラジオを。「ビバリー昼ズ」をつけると、昇太師匠だからどうかなとも思ったが、この番組とは縁が深いということで、冒頭にまず、上島竜兵の訃報に触れた。12時台は、江戸家小猫がゲスト。猫八を襲名することを知らなかったが、検索してみると、4月1日に発表されていた。演芸界のニュースにもすっかり疎くなってしまっている。午後はそのまま、「ナイツ ザ・ラジオショー」をつけておくが、ナイツは上島竜兵にはまったく触れなかった。14時台は、キンタローがゲスト。

 15時頃、駅前まで買いものに出かけ、そのついでに吉野家に寄り、ねぎ塩鶏丼を食べた。


 1時間ぐらいで帰り、録画していた今日の「徹子の部屋」を観た。ゲストは神田うの。弟であるハマカーンの神田伸一郎がサプライズ出演する。それからまた、友近の「シン・ラジオ」の続きを聴くと、ちゃらんぽらん冨好が純烈の新メンバーになりたがっていた。ラジオを聴きながら眠ってしまい、目覚めたときにはすっかり夜になっていた。朝からずっとぼんやりしていたが、やっとあたまを切り換えられたようになり、ブログをひとつ更新する。

 キドカラー大道のツイートから、たけしがホームページでコメントを発表したことを知った。


 Spotify のポッドキャストで、今日の「大竹まこと ゴールデンラジオ!」のオープニングを聴くと、16分半頃から、大竹まことが「この番組では、あんまりほかの芸能人のことを言ったりはしないんだけど」と断りながら、短い時間だが、上島竜兵のことをしゃべっていた。いとうあさこは、3月にダチョウ俱楽部の3人と共演したことをふり返りながら、次第に涙声になった。「泣けてはきますけど、まだ、ぴんときてないっていうかね。」 

 録画していた「水曜日のダウンタウン」と「あちこちオードリー」(ゲスト・ジャングルポケット&見取り図)を観て、それからまた、Spotify で「ゴールデンラジオ!」を続けて聴いていくと、小島慶子が火曜に移籍したようで、月曜のオープニングを聴いてみたら、人事異動が詳しく発表されていた。小島慶子と入れ替わり、火曜だったはるな愛が木曜に移ったのだが、木曜はややこしく、はるな愛、光浦靖子、大久保佳代子に加え、ヒコロヒーがパートナーに昇格し、4人が交代で務めるという。タブレット純も火曜から木曜に移籍し、コロナで休止していた中継コーナーがようやく復活するようだ。金曜はどぶろっくが隔週になり、なぜか青木理と交互出演になるという謎の人事。大竹まことが、誰も辞めてないんじゃないかと言っていたが、吉住がいなくなってしまった。

 眠れなくなり、面白そうなポッドキャストを探しながら、深夜2時半頃にようやく眠る。

ブログ アーカイブ

4月18日月曜日/それぞれの戦争

◇ 飯田橋  深夜に映画でも観るつもりだったが、朝まで眠ってしまった。タイムフリーで、土曜に放送された「田村淳のNewsCLUB」を聴く。湯川れい子がゲストなので、これは聴いておきたかった。この番組の出演は、なんと、湯川れい子の逆指名によるものだったようだ。湯川れい子は 1936...