2023年7月17日月曜日

7月17日月曜日/「枝太郎まつり」

◇ 日ノ出町・桜木町・伊勢佐木町

 朝に目覚め、まず、ブログの更新をひとつ。正午過ぎから外出。暑い。京浜急行に乗り、日ノ出町まで。平沼橋から歩こうかと思っていたけど、さすがにこの暑さはちょっとと思い、電車に乗った。京急ストアに寄り、パンをひとつ買って食べておく。中央図書館に寄り、読みかけの本を借りなおす。今日は借りる本は決まっているので、あまり時間はかからなかった。思いのほか、時間をもてあましてしまった。まともに食事をする時間はないかと思い、先にパンを食べてしまったが、こうなるのだったらまともに食べてもよかった。野毛坂をくだり、桜木町のほうまで、用もないのにぶらぶらしてくる。

◇ 落語会

 14時半を過ぎ、横浜にぎわい座に。にぎわい座にくること自体、けっこうひさしぶりな気がする。今日は「三代目枝太郎まつり」という公演。ゲスト陣の顔合わせの珍しさが気になり、チケットを購入しておいた。客席に行ってみると、トートバックとバッジが全席に配られてあった。購入した時点で席はだいぶ埋まっていて、観やすさを考え、サイド席の上手側、後ろ寄りのブロックをとったが、この席は舞台からも目立つだろうから、あんまりだらしなく観ているわけにもいかない。15時開演、幕を開ける前に枝太郎が登場する。今日の会は、10周年、10回目のメモリアルな会なのだが、挙手をとると、大多数が初めての客だった。このゲスト陣ならそうなるだろうが、ちょっと悲しいものがあるなあ。普段の枝太郎のお客さんはどこに行ってしまったんだろう。出演者についてここでお知らせがあり、ゲストのひとり、出演予定だった三宅右近は、楽屋まできていたのに、体調がおかしくなり、出演ができなくなったようだ。82歳だというから心配になる。枝太郎は自分で前説をし、一席目も枝太郎。師匠歌丸が若いころに作った「狐裁き」という新作をやった。続いて、ひと組目のゲスト、三宅狂言会の登場だが、ここでもまた枝太郎が先に登場し、若い狂言師が呼び込まれた。この三宅近成というひとは、右近の代わりに、たまたま横浜能楽堂にいたところを呼び寄せたんだそうで、演目も変更になった。能舞台とは違う狂言に興味もあったが、しかし、不覚にもちょっとうとうとしてしまったなあ。笑いが起きているのはわかったが、朦朧として、筋を追うことすらできなかった。そして、ふた組目のゲスト、志の輔が登場。狂言の所作を真似ながら現れた。後半のゲストである西野亮廣とは、「プペル」の映画に声優として志の輔が出演しているというつながりがあるが、西野を志の輔につないだのは枝太郎だったのだ。志の輔はこういう会ではどうせ新作だろうと思っていたら、やっぱり新作で「親の顔」だった。仲入りを挟み、後半にはもうひと組のゲスト、西野亮廣が登場。なにをやるんだろうとは思ったが、まあ、どうってことはない、枝太郎と西野の対談の時間だ。今日は謎の客層なのだが、志の輔師匠目当ての客は西野のことは認識してるんだろうか。客席では子どもが走りまわり、その後も、ロビーから子どもが遊んでいる声が聴こえていた。西野と枝太郎は、枝太郎のほうが歳上で先輩なのだが、「西野さん」「枝太郎」と呼び合う関係。枝太郎はインパルス堤下とも仲がいいようだ。西野との出会いは枝太郎が出演した「いいとも」だったという。その後、どこで親しくなったのかがよくわからなかったが、お〜い!久馬が演出する神保町花月の舞台とかいうことを言っていたかな。それから、志の輔と西野をつないだ、この3人で鰻屋に行ったときの話。西野がテレビをやめようと思った経緯についても語られ、西野には転機がふたつあり、ひとつは後藤ひろひとの舞台を観たときだったというのも知らない話だったが、もうひとつが「志の輔らくご」で観た「ガラガラ」という新作落語だったという。それにショックを受けたというのはわかるのだけど、それがその後の西野の活動にどうつながっているのかはどうもよくわからない。そして、トリはもちろん枝太郎。客席の照明が落とされ、大ネタをやるんだなと思ったら、マクラもふらずに「芝浜」を始めた。花緑に習ったんだそうで、花緑は談志に習ったから、ルーツは談志の「芝浜」なんだ。この会は最後はいつもサイン色紙のプレゼントがあるようだが、今回は権利の関係でなしとのこと。志の輔、西野、どっちの権利なんだろう。志の輔も西野も最後まで残り、客席を背にして記念撮影があった。客にも写真を撮らせてもらえるのかと思ったが、それはなかった。まあ、サインがNGなくらいだからだめなんだろうな。


(この写真は、後日、桂枝太郎のツイッターアカウントに投稿された。)

 

 イセザキモールに向かい、昼食にしようと思うが、食欲も半端で決められない。黄金町方面に歩き、ひさしぶりにバーグで食べようかと、店の前まで行ったが、間の悪いことに定休日だった。18時にもなると、ランチをやっている店もないし、結局、また関内に近いほうまで戻ってきた。とんかつはまやに決め、おろしかつ丼を食べた。900円。ブックオフに寄り、80円の文庫本を1冊、220円の単行本、330円の単行本を1冊ずつ買う。ベローチェに入り、ひと休み。しばらく読書をしていく。ベローチェを出て、横浜駅までは歩いて帰る。風が吹いていて、涼しいかなと最初は思っていたが、地面からの熱がすごいんだ。横浜駅まで歩いたらさすがに暑くなった。


 夜遅くに帰宅し、録画していたテレビ番組をいくつか。深夜にコインランドリーに行くつもりでいたが、Spotify で、ポッドキャストを聴いていたら眠ってしまった。深夜1時頃だったか。

2023年7月16日日曜日

7月16日日曜日/「ナイアガラ盆踊り」

◇ テレビ・ラジオ

 早朝から少し眠り、起きあがり、まず、ブログの更新をひとつ。録画していたテレビ番組をいくつか。昨夜の「Nキャス」は、この日、TBSでは「音楽の日」の特番があり、その日恒例の演奏からスタートする。湯山玲子がドラムを叩けるとは知らなかったよ。それから、タイムフリーでラジオも。金曜の「中川家 ザ・ラジオショー」を聴くと、NGKに男闘呼組の3人が観にきた話をしていた。岡本健一のキャラを面白がる剛。午後、家を出るまでは「爆笑問題の日曜サンデー」をつけていた。

◇ 渋谷

 午後から都内に。家のなかが暑いから、外に出た瞬間は外のほうが涼しいんだけど、結局は暑い。渋谷に出て、まず、センター街を抜けて、まんだらけに寄る。階段の百均目当てだが、階段が暑い。じっくりと物色できず、それでも2冊、サイズの大きい写真集を買っていく。昼食にしようと、松濤のほうに歩き、なか卯に入ろうかと思っていたが、決められない。NHKの手前からまたセンター街に戻り、坂をあがり、公園通りに進んだ。信号待ちする交差点に、目の前のビルの入り口から、冷房の空気が冷たい風になって吹いてくるのが気持ちよかった。結局、はなまるうどんに入る。おろししょうゆ小に、とり天、ちくわ天をつけ、570円。空いていたのをいいことに、この暑さでは外に出るのもつらいから、はなまるうどんに30分ぐらい長居していた。







 17時を過ぎ、代々木競技場第一体育館に向かう。場所をうろ覚えで、きちんと確認せずに向かうが、NHKホール前のけやき並木を歩いていくと、その先の広場では「ブラジルフェスティバル」というイベントも開催されていた。目的はこちらではない。代々木競技場第一体育館では今日は J-WAVE 主催の音楽イベントがあり、そのなかの催しのひとつとして、「ナイアガラ盆踊り」というものが開催されると知り、これは入場無料だからぜひ行ってみたいと思った。昨日、今日、明日と、この3連休、3日間の開催だが、今日だけ金沢明子が出演する。ぐるっと原宿駅のほうに進み、原宿側の入り口から入った広場にそのやぐらは建てられていた。17時開始だったはずだが、到着したのは 30分ほど経ったころだった。やぐらの上で踊っているのは花柳糸之社中だ。大瀧詠一のナイアガラ関連の音頭で踊ろうという催しなのだが、音頭にかぎらず、ナイアガラ関連楽曲が流され、お客も輪になって踊っている。そのまわりにはそれをのんびりと眺めている観客たち。盛りあがりすぎるわけでもなく、ゆるやかな雰囲気だった。石段に腰掛けようとすると、この天候で焼けるように熱くなっている。カバンに入っていたトートバックをまるめ、尻の下に敷いて座った。この暑さでは花柳社中もたまらない。司会の渡辺祐が登場し、休憩を入れ、音楽だけが流されている時間が何度かあった。金沢明子の登場は 18時20分頃。金沢明子の生歌唱が今になって聴けるとは嬉しいじゃないか。もちろん「イエロー・サブマリン音頭」、それから、「花笠音頭」と「東京音頭」のリミックスも歌った。15分ほどの短いステージ。19時に近づくと、だんだん日が暮れていく。予定では開催時間は19時までになっているのだが、まだまだ続きそうだ。19時を過ぎると、今度は野宮真貴が登場。昨日は夜7時ぴったりに「東京は夜の七時」を歌ったようだ。ところが、始まってすぐに電気が落ちるハプニングがあり、提灯のあかりが消え、なにより、音が出なくなってしまった。マイクも使えないような状態で野宮真貴がつなぎ、どうなることかと思うが、数分で復旧する。今日も「東京は夜の七時」など、ピチカート・ファイブの曲の音頭アレンジをいくつか、カジヒデキが作曲した渋谷のPRソングも歌った。



















 帰りも代々木公園のほうにまわり、公園通りを下る。トイレに入りたくなり、HMV & BOOKS SHIBUYA に寄っていく。ついでに涼みたくもあった。東映プラザのマクドナルドに寄ろうとするが、混んでいたのでやめる。新南口まで移動し、新南口のマクドナルドに入り、ひと休み。インスタに投稿などして、それからまた東横線で帰ってくる。しゃっくりが出てしまい、帰りの電車内では読書に集中できず、妙に気分が昂揚していた。

◇ テレビ

 夜遅くに帰宅し、録画していたテレビ番組をいくつか。今朝の「サンデージャポン」には、壇蜜がひさしぶりに出演した。今日はりゅうちぇるのニュースを扱うだろうとは思ったが、番組冒頭はあまりにも能天気だ。今日の放送もじつは出演予定だったというのだが、りゅうちぇるのニュースはトップに扱い、過去の出演の名場面集が流される。壇蜜がこの場でコメントすることにも逡巡していたのが救いに感じられた。話題はSNSの誹謗中傷問題にも移っていく。成田悠輔は、りゅうちぇるの死因をSNSの誹謗中傷に単純に結びつけること、死を利用して自分の主張を通すことはやるべきではないと、真っ当なことを前置きしつつ、一般論として語る。太田「われわれ勘違いしちゃいけないというか、この世の中ってやっぱり不快ですよね。不快なんですよ。誰がいても。誰の生き方…。たとえば、りゅうちぇるは自分の生き方を一所懸命探してて、で、でも、じつは成功してるように見えるひとでも、やっぱり、みんな一生、たぶん、自分の居場所を探してるじゃないですか。僕なんか本を読むの好きなんだけど、やっぱり、立派な思想家、有名な哲学者でも、答え見つけたひと誰もいないですよ。今の歴史の、人類のあれで、ここが居場所だって答えを見つけたひとはいなくて、あたまのいいひとであればあるほど、自分の居場所どこだろうって、一生、たぶん見つからないまんま過ごしていく。だから、そもそも前提として、この世の中が生きづらいものであるっていう前提はあって、自分が不快だって思ったときに、誰かにこうぶつけたくなる気持ちもわかるけど、みんな不快な思い…、不快っていうのはその、なにかすごい具体的なことじゃないけれども、人間がこの世の中で生きてくって、生きにくいんだって前提がみんなもってるといいなあと思いますね。」 成田「だからやっぱり、生きることは傷つけ合うことって側面はあると思うんですが、今のネットとかが、生きものとしての人間が耐えられないくらいまでその傷つけ合いを強化したり、増幅したりする方向に行っちゃってると思うんですよね。長い目で見ると、たぶん、発信税とかコミュニケーション税みたいな方向が議論されるんじゃないかなって気がするんですよ。(以下略)」 太田「条例とか法整備と同時に、考えかたと、あらゆる方向でたぶん進んでいくものだと思うし、俺もやっぱりね、ここまで匿名でひとに悪意をぶつけるっていう、これは僕はつねづね思ってるんだけど、人類はここまで堕ちたっていうか、今がいちばん人間が卑怯になったと思ってるんですね。だから、それはやっぱり、このつぎの世代や、そのまたZ世代のあとの世代は、親を見てあんなふうにはしたくないって、思ってって、だんだん改善されていくんだけど、やっぱり、言葉は言霊だから。すると、誰からも見つからなくても、やっぱり、そこにいったんでもひとに対して書き込んだひとは、自分は絶対覚えてますよね。それは、誰にも見つからなくても、自分はきっと一生覚えてるだろうってことは、あのう、もしかしたら考えたほうがいいかもしれないね。」

2023年7月15日土曜日

7月15日土曜日/その偶然がある

◇ ラジオ・テレビ・ポッドキャスト

 早朝から少し眠り、ラジオをつける。「ナイツのちゃきちゃき大放送」を数週ぶりに聴いた。ポッドキャストでも配信されるようになってから、いつでも聴けると思い、むしろ、放送では聴かなくなってしまっていた。「常連さん」は能町みね子。山下達郎のジャニー喜多川についての発言を扱うが、能町みね子のコメントよりも、この件に関しては、松尾貴史の出演回だったらよかったのにと思った。

 ブログをひとつ更新し、これだけでもう午前中はつぶれてしまった。録画していたテレビ番組をいくつか。今朝の「週刊フジテレビ批評」を観ると、フジテレビの番組審議委員会では「日曜報道 THE PRIME」をとりあげていた。スパイ防止法に対する橋下徹の発言について、岡室美奈子が「とりたててそういう説明もないままに、やられたらやり返せ的なことが言われて、大変驚いた次第です」と、日本でも廃案になっている歴史的な経過を説明する必要があると指摘していた。後半は「日本楽曲が世界でバズるワケ」というテーマで、柴那典と博報堂の谷口由貴の対談があり、これも興味深く聴いた。

 午後、ラジオを聴きながら少し眠る。昨夜はろくに眠らず、さすがに眠い。所持金を確かめるとまるで余裕がなく、今日は外出は控える。連休に突入することをもうちょっと考えておくべきだった。しかし、暑いから仕事も減らしたいのだ。ブログの更新を続け、夜になり、スーパーに買いものにだけ行ってくる。

 スレッズを見ていたら、ベッキーが昨日からアメブロを始めたと書いていて、共感なのかなんなのかわからないが、好ましい感情をもった。フォローしていない芸能人たちの投稿がタイムラインに流れてくるのは、むしろ利点と捉えるべきなのか。今朝の「フジテレビ批評」の対談では、TikTok にはその偶然があるという話が出ていた。スレッズに現れる、有吉弘行、田村淳、若槻千夏ら、第一線で活躍している芸能人たちのバランス感覚、空気を読むプロたちの動向に倣うべきことはあるだろう。

 夜もまた、録画していたテレビ番組をあれこれと。NHKの「ニュース7」では、毎日毎日、災害のニュースばかり。観そびれていた先週の「ワルイコあつまれ」は「子ども記者会見」に冨永愛が登場していた。韓国語を学習する「ワルイコハングル」という新コーナーも始まる。今朝の放送では、「慎吾ママの部屋」に六角精児が登場し、野口英世を演じる。昨夜の「ネタパレ」にはダウ90000 が出演し、「やついフェス」で観たのと同じコントをやっていた。「やついフェス」では8人が横一列に立っていたが、ここではテーブルと椅子があり、違うフォーメーションになっていた。

 Spotify で、いとうせいこうと九龍ジョーのポッドキャスト「だいじなケモノ道」を聴くと、7月6日の配信では、「演劇とコントの笑いはどう違うか」というテーマで、宮沢章夫の話を多くしている。その続き、7月13日の配信では、中島らもについて語られていた。中島らもとダウンタウンの関係は考えたこともなかった。中島らもは個人的にはどういうわけか縁のなかった作家で、世代的にも、読書傾向的にも、読んでいてもぜんぜんおかしくないのだが、エッセイの1冊も読んだことがない。しかし、雑誌などに載っているものを読んだり、それ以上に、テレビなどで本人に触れる機会は多い作家だった。

 アマゾンプライムでドラマを1本。「僕は乙女座」というドラマを、まず1話だけ観てみたら、これがなかなか面白い。身長4メートルの黒人男子の青春ドラマという、このアイデアだけで可笑しい。ブーツ・ライリーという監督の名は初めて知った。1話30分程度で観やすく、これはたぶん、引き続き観ることができそうだ。


2023年7月14日金曜日

7月14日金曜日/東のお笑いの大将

◇ テレビ・ラジオ・雑誌

 早朝に起きあがり、ブログの更新をひとつ。今朝は涼しい。もう少し眠りなおしてから、録画していたテレビ番組をあれこれと。火曜深夜に放送された「M_IND」という音楽番組、インディペンデント・アーティストにスポットをあてるという番組だが、出演者は登場順に、Repezen Foxx、SARUKANI、たかやん、SKRYU、舐達麻、高瀬統也、cono、Tani Yuuki、GEZAN、Kinami といった顔ぶれ。司会はハライチ澤部とみちょぱ。GEZAN を観たくて録画しておいたのだが、舐達麻が出ていて、えっ、つい最近も逮捕されてなかったっけと思い、検索して確認してしまった。地上波の番組に出すってすごいなと驚いたが、有名人なわけではないからむしろ出せるのかもしれないな。舐達麻の曲の最中にトークを挟むという編集をしていて、放送を観たら怒らないだろうかとはらはらするが、そのトークでは、たけしに憧れていたという話をしていた。

 からだがだるく、横になり、音楽を聴きながら、ブログをもうひとつ更新しようとするが、集中力がもたない。Spotify のポッドキャストで、聴きそびれていた「大竹まこと ゴールデンラジオ!」を聴いていくと、先月6月22日木曜日の「大竹紳士交遊録」のコーナーは、天久聖一はこの日がレギュラー最終回だった。残念だな。このコーナーはメンバーに少し変更があったのか、ポッドキャストでしか聴いていないから、放送では発表されてるのかがわからないのだが、月曜には古谷経衡が出るようになっている。

 昼もラジオ。「ビバリー昼ズ」を聴くと、オープニングでは、一昨日の「ザ・東京漫才」の話をする。松村は今日のこの放送を、高田先生に怒られるから休もうとしていたんだそうで、本番前には泣き出したという。いやいや、そんなに怒られるような内容とは思わなかった。

 午後になり、駅前まで。日高屋に入り、冷麺を食べた。640円。ドトールに入り、しばらく読書していく。図書館で借りた「ミュージック・マガジン」の山下達郎特集を2冊、今年の5月号と、昨年の7月号をぱらぱらと読んでいく。今年の号は、RCA/AIR時代の作品が再発されるというタイミング。能地祐子による山下達郎インタビューのほか、DAOKO、Night Tempo のインタビュー、柴崎祐二、天辰保文の評論。昨年の号は新アルバム発売のタイミング。松永良平による山下達郎インタビューのほか、矢野利裕さんによる Kan Sano のインタビュー、23人のミュージシャンが選曲する「山下達郎・私の1曲」、それと、山下達郎全アルバムガイドが載っている。これは発売時にも少し立ち読みしたことを思い出した。


 夜に帰宅し、ブログの更新をひとつ。それからまた、録画していたテレビ番組をいくつか。今日の「徹子の部屋」は追悼特集。扇千景、笑福亭笑瓶、奈良岡朋子、大江健三郎、陳健一の過去の出演回の映像が流れる。笑福亭笑瓶は、1991年放送、34歳のときの映像だった。NHKの「ニュース7」では、宮崎駿の「君たちはどう生きるか」が今日から公開されたというニュースを扱っていた。スレッズを見ていて今日から公開だったのかと知ったが、情報を出さないという戦略だったんだということも今日まで知らなかった。

 ひさしぶりに ABEMA を開き、「石橋貴明 お礼参り THE WORLD」という番組を観る。太田光が出演した回を観ておきたかった。太田と貴明が対談する、その後ろにはとんねるずと爆笑問題それぞれの年表が掲げられている。「ラ・ママ新人コント大会」にとんねるずが出演した話から始まるが、貴明にはその記憶がない。ウンナン、ちびっこギャング、パワーズ、B21スペシャルら、「お笑い第三世代」を太田が貴明に説明するが、これも貴明は意識したことはないのだろう。コント赤信号との関係では、貴明はラサール石井の家によく泊まっていたようだ。「お笑いスター誕生!!」に出場し、太田プロと人力舎に誘われたというのも初めて知る話だったが、とんねるずは日企のあずかりとなる。とんねるずはほかの芸人とはからまなかったから、爆笑問題はとんねるずとはなかなか会えなかったといい、初めて会ったのは「ポップジャム」に野猿として出演したときだったとふり返る。貴明は「ボキャブラ天国」はぜんぜん観たことがなかったようだ。そして、ふたりに共通して接点のある人物として、森田芳光の話にもなった。爆笑問題が「11PM」でコントをやっていたのを森田芳光が観ていて、太田を「バカヤロー!4」の監督に抜擢する。いっぽう、「そろばんずく」のメイキングの監督を務めていたのが堤幸彦であり、それがきっかけで、堤幸彦も「バカヤロー!」で監督デビューするのだが、堤幸彦は「コラーッ!とんねるず」のディレクターでもあった。共通して接点があるといえば、三谷幸喜は憲武の友だちの友だちだったんだそうで、とんねるずの初めてのコントライブをやったときに、三谷幸喜が照明の手伝いにきていたという。「みなさんのおかげです」でもコントを書いたことがあったが、原稿が遅く、チーフADが「おめえ遅えよ」と怒ったら、それが怖くて辞めちゃったんだそうで、そのチーフADは現在の共同テレビの社長だという。太田がいつもの調子で三谷幸喜の悪口を言っていると、「仲良くしなさいよ」と貴明はたしなめる。太田と貴明は東武東上線沿線の文化で育ったという共通点もあり、そこには尾崎豊や山下達郎も登場する。テレビについて、太田が「シャボン玉ホリデー」みたいな番組をやりたいというと、貴明も、「シャボン玉ホリデー」の最後に歌で終わるというかたちを「みなさん」では踏襲し、「星降る夜にセレナーデ」を玉置浩二に作ってもらったという話をした。貴明は太田を、今の「東のお笑いの大将」と考え、「東のお笑いの大将でやってるわけで、やっぱり、そういうのは意識するの? 関東の笑いだとか、東京の笑いだとかっていう」と訊くのだが、いや、東京の笑いを誰よりも意識しているのは貴明ではないのか。貴明には「きっちり、漫才みたいなものにチャレンジしたことがないから」という引け目もあるのか。貴明が「「タイタンライブ」にひとりで出てみるかなあ」と言うと、「タイタンライブ」には、談志、たけしも出たことがあることを太田は説明する。貴明は「太田が作る「シャボン玉ホリデー」みたいなバラエティに俺も出させてください」とも言ってみせた。最後に太田から、とんねるずとしては今後はどうするのかという質問があると、スタッフからも「もっと観たいですけどねえ」「待ってるひといっぱいいるんですよ」との声が出た。太田は、爆笑問題ととんねるずの2組で特番はどうかと提案し、最終的には、佐久間を降ろして「オールナイトフジコ」をわれわれでやろうという話で終わった。54分の番組だが、とても濃い会話をしていた。

 Spotify のポッドキャストで、太田光がゲストの「植竹公和のアカシックラジオ」の最新回も聴いた。太田の読書遍歴をたどるインタビュー。知る話も多いのだが、村上春樹は最初は好きだったとか、芥川賞では又吉や綿矢りさなんかは読んでるとかいうことも言っていた。最後に豊崎由美にも触れる。

 スレッズもあいかわらず頻繁に見ているのだが、インスタから検索したほうが、誰がスレッズをやっているかが一目瞭然だ。しかし、ツイッターのやりかたに近づけることがいいのか。模索を続け、同時に、インスタについても今さら理解することが増えている。眠れなくなり、夜が明け始めたころにようやく眠る。





◇ テレビ・ラジオ・雑誌

 早朝に起きあがり、ブログの更新をひとつ。今朝は涼しい。もう少し眠りなおしてから、録画していたテレビ番組をあれこれと。火曜深夜に放送された「M_IND」という音楽番組、インディペンデント・アーティストにスポットをあてるという番組だが、出演者は登場順に、Repezen Foxx、SARUKANI、たかやん、SKRYU、舐達麻、高瀬統也、cono、Tani Yuuki、GEZAN、Kinami といった顔ぶれ。司会はハライチ澤部とみちょぱ。GEZAN を観たくて録画しておいたのだが、舐達麻が出ていて、えっ、つい最近も逮捕されてなかったっけと思い、検索して確認してしまった。地上波の番組に出すってすごいなと驚いたが、有名人なわけではないからむしろ出せるのかもしれないな。舐達麻の曲の最中にトークを挟むという編集をしていて、放送を観たら怒らないだろうかとはらはらするが、そのトークでは、たけしに憧れていたという話をしていた。

 からだがだるく、横になり、音楽を聴きながら、ブログをもうひとつ更新しようとするが、集中力がもたない。Spotify のポッドキャストで、聴きそびれていた「大竹まこと ゴールデンラジオ!」を聴いていくと、先月6月22日木曜日の「大竹紳士交遊録」のコーナーは、天久聖一はこの日がレギュラー最終回だった。残念だな。このコーナーはメンバーに少し変更があったのか、ポッドキャストでしか聴いていないから、放送では発表されてるのかがわからないのだが、月曜には古谷経衡が出るようになっている。

 昼もラジオ。「ビバリー昼ズ」を聴くと、オープニングでは、一昨日の「ザ・東京漫才」の話をする。松村は今日のこの放送を、高田先生に怒られるから休もうとしていたんだそうで、本番前には泣き出したという。いやいや、そんなに怒られるような内容とは思わなかった。

 午後になり、駅前まで。日高屋に入り、冷麺を食べた。640円。ドトールに入り、しばらく読書していく。図書館で借りた「ミュージック・マガジン」の山下達郎特集を2冊、今年の5月号と、昨年の7月号をぱらぱらと読んでいく。今年の号は、RCA/AIR時代の作品が再発されるというタイミング。能地祐子による山下達郎インタビューのほか、DAOKO、Night Tempo のインタビュー、柴崎祐二、天辰保文の評論。昨年の号は新アルバム発売のタイミング。松永良平による山下達郎インタビューのほか、矢野利裕さんによる Kan Sano のインタビュー、23人のミュージシャンが選曲する「山下達郎・私の1曲」、それと、山下達郎全アルバムガイドが載っている。これは発売時にも少し立ち読みしたことを思い出した。


 夜に帰宅し、ブログの更新をひとつ。それからまた、録画していたテレビ番組をいくつか。今日の「徹子の部屋」は追悼特集。扇千景、笑福亭笑瓶、奈良岡朋子、大江健三郎、陳健一の過去の出演回の映像が流れる。笑福亭笑瓶は、1991年放送、34歳のときの映像だった。NHKの「ニュース7」では、宮崎駿の「君たちはどう生きるか」が今日から公開されたというニュースを扱っていた。スレッズを見ていて今日から公開だったのかと知ったが、情報を出さないという戦略だったんだということも今日まで知らなかった。

 ひさしぶりに ABEMA を開き、「石橋貴明 お礼参り THE WORLD」という番組を観る。太田光が出演した回を観ておきたかった。太田と貴明が対談する、その後ろにはとんねるずと爆笑問題それぞれの年表が掲げられている。「ラ・ママ新人コント大会」にとんねるずが出演した話から始まるが、貴明にはその記憶がない。ウンナン、ちびっこギャング、パワーズ、B21スペシャルら、「お笑い第三世代」を太田が貴明に説明するが、これも貴明は意識したことはないのだろう。コント赤信号との関係では、貴明はラサール石井の家によく泊まっていたようだ。「お笑いスター誕生!!」に出場し、太田プロと人力舎に誘われたというのも初めて知る話だったが、とんねるずは日企のあずかりとなる。とんねるずはほかの芸人とはからまなかったから、爆笑問題はとんねるずとはなかなか会えなかったといい、初めて会ったのは「ポップジャム」に野猿として出演したときだったとふり返る。貴明は「ボキャブラ天国」はぜんぜん観たことがなかったようだ。そして、ふたりに共通して接点のある人物として、森田芳光の話にもなった。爆笑問題が「11PM」でコントをやっていたのを森田芳光が観ていて、太田を「バカヤロー!4」の監督に抜擢する。いっぽう、「そろばんずく」のメイキングの監督を務めていたのが堤幸彦であり、それがきっかけで、堤幸彦も「バカヤロー!」で監督デビューするのだが、堤幸彦は「コラーッ!とんねるず」のディレクターでもあった。共通して接点があるといえば、三谷幸喜は憲武の友だちの友だちだったんだそうで、とんねるずの初めてのコントライブをやったときに、三谷幸喜が照明の手伝いにきていたという。「みなさんのおかげです」でもコントを書いたことがあったが、原稿が遅く、チーフADが「おめえ遅えよ」と怒ったら、それが怖くて辞めちゃったんだそうで、そのチーフADは現在の共同テレビの社長だという。太田がいつもの調子で三谷幸喜の悪口を言っていると、「仲良くしなさいよ」と貴明はたしなめる。太田と貴明は東武東上線沿線の文化で育ったという共通点もあり、そこには尾崎豊や山下達郎も登場する。テレビについて、太田が「シャボン玉ホリデー」みたいな番組をやりたいというと、貴明も、「シャボン玉ホリデー」の最後に歌で終わるというかたちを「みなさん」では踏襲し、「星降る夜にセレナーデ」を玉置浩二に作ってもらったという話をした。貴明は太田を、今の「東のお笑いの大将」と考え、「東のお笑いの大将でやってるわけで、やっぱり、そういうのは意識するの? 関東の笑いだとか、東京の笑いだとかっていう」と訊くのだが、いや、東京の笑いを誰よりも意識しているのは貴明ではないのか。貴明には「きっちり、漫才みたいなものにチャレンジしたことがないから」という引け目もあるのか。貴明が「「タイタンライブ」にひとりで出てみるかなあ」と言うと、「タイタンライブ」には、談志、たけしも出たことがあることを太田は説明する。貴明は「太田が作る「シャボン玉ホリデー」みたいなバラエティに俺も出させてください」とも言ってみせた。最後に太田から、とんねるずとしては今後はどうするのかという質問があると、スタッフからも「もっと観たいですけどねえ」「待ってるひといっぱいいるんですよ」との声が出た。太田は、爆笑問題ととんねるずの2組で特番はどうかと提案し、最終的には、佐久間を降ろして「オールナイトフジコ」をわれわれでやろうという話で終わった。54分の番組だが、とても濃い会話をしていた。

 Spotify のポッドキャストで、太田光がゲストの「植竹公和のアカシックラジオ」の最新回も聴いた。太田の読書遍歴をたどるインタビュー。知る話も多いのだが、村上春樹は最初は好きだったとか、芥川賞では又吉や綿矢りさなんかは読んでるとかいうことも言っていた。最後に豊崎由美にも触れる。

 スレッズもあいかわらず頻繁に見ているのだが、インスタから検索したほうが、誰がスレッズをやっているかが一目瞭然だ。しかし、ツイッターのやりかたに近づけることがいいのか。模索を続け、同時に、インスタについても今さら理解することが増えている。眠れなくなり、夜が明け始めたころにようやく眠る。

2023年7月13日木曜日

7月13日木曜日/竹芝






◇ 竹芝・大森

 あまり眠れないまま、朝から都内に。昼食は竹芝、ゆで太郎に入り、ミニカツ丼セットを食べた。730円。竹芝駅のまわりを散策し、外のベンチで休もうかとも思っていたが、蒸し暑くてこれは無理だ。客船ターミナルのベンチで、少し仮眠する。

 夕方には大森に移動し、ベローチェに入り、ひと休み。タイムフリーで、今日の「ビバリー昼ズ」を聴くと、ナイツが昨夜の「ザ・東京漫才」の話をするのだが、ナイツはいつも要約が下手だ。読書もするつもりでいたのに、ひどい眠気がなかなかとれず、とりかかるまでにだいぶ時間がかかった。西友のブックオフに寄り、220円の単行本を2冊買う。帰りの電車内で、ようやく読書の調子が出てくる。横浜駅に戻り、西口の地下を通り抜け、かながわ県民センターまで行って、返却ポストに図書館の本を1冊返却する。有隣堂を覗き、「文藝春秋」の最新号を少し立ち読みすると、秋元康ロングインタビューという連載が始まっていた。インタビュアーも秋元康。目を通してみたら、せんだみつおやセントルイスといった名が出てくる。これは面白いかもしれないな。図書館できちんと読もうか。

◇ テレビ

 夜遅くに帰宅し、録画していたテレビ番組をあれこれと。今日の「徹子の部屋」(ゲスト・山本耕史)と、昨夜の「あちこちオードリー」(ゲスト・ぼる塾&四千頭身)を。NHKの「ニュース7」を観ていると、毎日毎日、災害のニュースばかりだ。

 録りためてあるNHKの「演芸図鑑」をこつこつ観ていて、ようやく今年の2月の放送までたどりついた。林家正蔵と日髙のり子の対談があり、もちろん、「タッチ」の声優として共演した間柄だが、正蔵師匠は「タッチ」はオーディションを受けて採用されたんだそうで、日髙のり子もそのことを知らずに驚いていたから、あまり知られていない話ではないだろうか。そのころ、正蔵師匠が劇団青年座の映画放送部に在籍していたということも知らなかったが、「タッチ」のオーディションはそこの紹介だったという話だった。

2023年7月12日水曜日

7月12日水曜日/「ザ・東京漫才」

◇ 御徒町・上野・浅草

 早朝から眠り、遅い時間に起きあがる。ブログの更新をひとつ。録画していたテレビ番組をいくつか。昨夜の「刺さルール」は「モンダイ川柳」という新企画。あいかわらず内容が定まらない番組だ。「アンタウォッチマン!」は狩野英孝の特集。

 午後から都内に。御徒町に出て、まず、遅めの昼食。ぱすたやに入り、とり塩炒めパスタを食べた。700円。上野広小路のブックオフに寄るが、ここも値上がりしてしまい、買える本がぜんぜん見つけられず、店内をぐるぐると2周まわり、110円の文庫本をなんとか2冊買っていく。このあとは浅草に行くのだけれども、上野から歩いて、稲荷町のブックオフに寄っていこうというつもりでいたが、この暑さではやっぱりきついと思いなおし、上野から銀座線に乗り、田原町まで乗った。



 浅草演芸ホールの裏にちょうどセブンイレブンがあり、ここでチケットを引き換えておく。ROXのドトールに入り、ひと休み。アイスコーヒーとブリオッシュショコラを食べた。日記の下書きをして、それから、しばらく読書をしていく。ちょうど、浅草について書いてあるエッセイがあったので、これは浅草に行く用があったときに浅草で読もうと思っていた。そのほか、複数の本をつまみ読み。


◇ 演芸会

 18時半を過ぎ、ドトールを出て、浅草東洋館に。高田文夫プロデュース「ザ・東京漫才」の第4弾。開場してすぐに入ろうかと行ってみると、入り口に行列ができていたから、並んでいるのもかったるいと思い、向かいのドン・キホーテに入り、しばらく涼んでから開演10分前に戻ってきた。エレベーターは待つことになるので、階段であがる。ここはまだ、チケットの半券は自分でもぎるかたちだ。ロビーの物販にはオキシジェンとマリアがいたようだが、なにも買わないからあんまりそっちのほうは見ないで通り過ぎようとすると、空さんがチラシを配っていて、ひさしぶりに会えた。

 開演前に今回は前説があり、幕が閉まっている状態で、漫才56号が登場した。今回の「ザ・東京漫才」はものまねの特集だが、このコンビは野球のものまねをする。この前説の時間は写真撮影可だった。19時開演、まず、司会のナイツが登場。客席後方にはどうやら坂本冬休みがいるようだ。さて、一番手はマリアが登場。一応、漫才協会の新人大賞は獲っているコンビだが、ずいぶんテンポが間延びする。今日はものまね特集なのだから、ものまねをもっとやればいいのにと思った。二番手はオキシジェン。おなじみの師匠ものまね。ここは安心して観ていられる。三番手はHEY!たくちゃん。これも専売特許のアゴものまね。HEY!たくちゃんはもともと好きなのだけど、政治家のものまねなど、レパートリーが独特だ。春風亭昇太のものまねなんかは今日の会に合わせたネタだろうか。浅草キッドのふたりをものまねするなんてひともほかに知らない。さらには、いろんな YouTuber、猿のものまね、犬のものまねに至っては捧腹絶倒の馬鹿馬鹿しさだ。最近はテレビのものまね番組でも目にしないが、影の実力者だろう。人間的な悪評ばかりが聞こえてくるひとだが、そんなダーティーな部分も芸人らしくて面白いじゃないか。最後はナイツの漫才があり、前半は終わり。休憩を挟み、後半はトーク。ナイツがまず登場し、高田先生を呼び込む。ゲスト、ひとり目は松村邦洋。まあ、松村邦洋に関しては知る話が多いのだが。そしてもうひとり、はたけんじが登場。ほかのメンバーが舞台上にいる状態のまま、まずはその真ん中で芸を披露した。「もしもシリーズ」の元祖というのだが、栗田貫一の「もしもシリーズ」とはぜんぜん違って、歌手のものまねで童謡を歌うということをやる。むしろ、これと同じことをやっているのはコロッケだ。それはさておき、田村正和のものまねをするときに田村正和の説明をするのだが、(そもそも説明不要だが、)「古畑任三郎」を知らないのかと思うような古すぎる認識で説明をしていて、つまり、はたけんじが全盛期のころのまま、化石のように芸が再現されている。むしろ、ここまで時代と無関係にいることのほうが難しいんじゃないかと思うくらいだったが、しかし、そのあとのトークになると、貴重な証言があふれるように引き出される。漫才ブーム直前のものまねの歴史のなかでは、はたけんじという存在は超キーパーソンなのだ。「ものまね」という名称もはたけんじが元祖なんだそうで、ある番組で「ものまねジョッキー」と名づけられたのだが、「ジョッキー」がわからないから取ってしまい、「ものまね」になったという説明をしていた。佐々木つとむについて語られることもあまりないが、高田先生がタモリが佐々木つとむをパクったというと、じつはそうではなく、はたけんじはタモリのほうが先だと証言する。佐々木つとむの渥美清のものまねも桜井長一郎から盗んだものなんだそうで、佐々木つとむにはそういった器用さがあったということだろう。ほかに、ワタナベマサミというかなわない芸人がいたというのだが、これは高田先生も知らない名前だった。このメンバーだから太田プロのショクナイの話にもなるのだけど、「ショクナイ」が「内職」の逆だということを、ナイツがわかっていなかったのにはちょっと驚いた。いや、こんなことはシロウトでも一瞬でわかる。ナイツのふたりはときどき異常に鈍いところがある。今回も終演まであっという間だった。最後はオキシジェン三好が扮する國村隼と、マリアのイーちゃんが扮するナンチャンが登場した。このかっこうで物販をやっていたのだね。


 帰りは都営浅草線、京浜急行直通で帰ってくる。電車内で、ツイッターを開いて目にした、りゅうちぇるの自殺のニュースに驚いた。

◇ テレビ

 夜遅くに帰宅し、録画していた「FNS歌謡祭」を観る。これを録画するために残量をかなり空けなければと思っていたのだが、タイムテーブルが発表されてほっとした。新しい学校のリーダーズと和田アキ子のコラボだけ録画したかったのだ。楽しみにしていたこのコラボは、「古い日記」と「オトナブルー」のマッシュアップから「古い日記」というメドレー。しかし、さすがに今の年齢の和田アキ子とではぎこちなさを感じはするが、のちに貴重なコラボだったということにはなりそうだ。コラボ企画では、平原綾香とアバンギャルディのコラボもあり、YOASOBI の「アイドル」をカバーしていたのだが、アバンギャルディというのはインスタを見ているとよく動画が流れてきて、なんだこれはと思っていたのだが、制服でパフォーマンスをするこういう集団なんだというのをここで初めて把握した。いや、新しい学校のリーダーズの動画をよく観ているからこれが流れてきたんだと思うが、制服で踊ってる動画が好きなわけじゃあないんだよ。ぜんぜん違うということがAIにはわからんかな。

 Spotify のポッドキャストで「大竹まこと ゴールデンラジオ!」を聴きながら、深夜にブログの更新をもうひとつ。明日は朝早くから出かけなければならないのに、眠れなくなった。

2023年7月11日火曜日

7月11日火曜日/帰りは歩いていく

◇ 瀬谷

 朝に起きあがり、まず、ブログの更新にとりかかるが、なかなか集中できずに時間を食う。スレッズをやたらと見てしまい、スレッズがまだまだ面白いからだが、ブログの更新は仕上げられずに中断した。スレッズのフォロー数は 50人まで増やしてみたが、だいぶ落ち着いた空気になってきたかなという気がする。

 午前中は、録画していたテレビ番組をいくつか観て、午後から外出。瀬谷まで、歩いてもいい距離だが、暑いから電車に乗る。まず、昼食。れんげ食堂に入り、ランチメニューのジャージャー麺を食べた。649円。コスパランチと書いてあったが、玉のようになった麺がこじんまりと皿の上に乗っていて、まるでコスパ感がない。そのあとは、マクドナルドに入り、ひと休み。窓際の席しか空いておらず、日差しが強くてたまらない。しばらく読書していく。いくつかの本をつまみ読みし、そのうちのひとつ、大橋裕之「夏の手」は一気に読む。タイトルからして、これは夏に読みたいと思っていた。2020年刊、幻冬舎文庫。親本は2012年刊。10年以上前の作品なのか。こういうオルタナティブなマンガというか、サブカルチャー的な漫画家は、10年前と今とでは、立ち位置にはずいぶん違いがある気はする。文庫解説は渡辺大知。


 マクドナルドを出て、瀬谷図書館に向かう。瀬谷までわざわざやってきたのは、瀬谷図書館で「ミュージック・マガジン」を借りたいと思っていたからだ。つい最近の山下達郎特集、それと、去年の山下達郎特集の号も借りる。ほかにも2冊、計4冊を借りていく。ここはマンガもけっこう置いてあるんだな。返却も1冊。読み終わらなかったが、借りなおせるのは来月になるだろうか。それから、まだまだ暑いが、瀬谷駅からはかなり離れているブックオフにも寄っていく。ここも目的のひとつ。110円の文庫本を2冊、220円の単行本を1冊買う。ブックオフを出ると、外は暗くなっていた。帰りは、30分ぐらいかけて歩いていく。これだけの距離は、この暑さでは、昼間に歩くのはさすがに避けたほうがいいな。

◇ ラジオ・テレビ

 歩きながら、聴きそびれていた先週火曜の「ナイツ ザ・ラジオショー」をタイムフリーで聴いた。産休中のケイさんの代打パートナーにはカンニング竹山が再登場。竹山が代打の日は特に面白く、これは聴いてよかった。中野サンプラザが閉館する話題から、中野の街の歴史をたくさんしゃべっていた。ナイツのふたりだと、こういった知識がいつもいい加減なんだ。

 夜に帰宅し、録画していたテレビ番組をあれこれと。今日の「徹子の部屋」は吉田羊がゲスト。放送直後の「さんま御殿」は「超絶せっかち有名人」という特集。一之輔さんが二度目の出演。

 朝に中断したブログを仕上げ、いったん眠り、深夜に目覚めた。「爆笑問題カーボーイ」を聴こうとするが、パソコンのラジコの地域判定がまた狂ってしまい、鹿児島になっている。「星野源のオールナイトニッポン」はネットされていて、聴いてみたら、細野晴臣がゲストだった。ラジオを聴きながら、楽天マガジンで雑誌のチェックをすると、「FLASH」には塙新会長のインタビューが載っていた。「SPA!」を読むと、岩崎う大の連載では、とんねるずのことを書いている。「昭和40年男」の特集は「俺たちの読書史」。太田光インタビューのほか、松浦弥太郎、新井素子、町田康のインタビューもあった。しかし、ひと世代上だと、読書体験もだいぶ違うのだけどね。「昭和50年男」でもぜひ読書特集をやってもらいたいものだ。深夜、眠る前にブログの更新をもうひとつ。

ブログ アーカイブ

4月18日月曜日/それぞれの戦争

◇ 飯田橋  深夜に映画でも観るつもりだったが、朝まで眠ってしまった。タイムフリーで、土曜に放送された「田村淳のNewsCLUB」を聴く。湯川れい子がゲストなので、これは聴いておきたかった。この番組の出演は、なんと、湯川れい子の逆指名によるものだったようだ。湯川れい子は 1936...