◇ 習慣
いつものように昼からラジオを聴こうとすると、今日は「ミュージックソン」のために、「ビバリー昼ズ」と「ラジオショー」はお休みだった。ラジオで生活のリズムができているので、こういうのは調子が狂う。「ミュージックソン」は聴く気にならず、かといって、他局も聴かない。聴きそこねていた番組をタイムフリーで聴く時間になった。そういうふうにしているとどうももたもたするもので、習慣というものがいかに時間の節約になっているかがわかる。
映画を観に行こうかと思っていたが、時間が遅くなった。ばたばたしながら映画を観ても面白くない。迷い始めると、金を使うのも惜しい気になり、やっぱりやめることにした。
◇ 小林信彦
夕方から外出し、ヤマトの営業所で用を済ませてから、くまざわ書店に寄った。「週刊文春」を立ち読み。楽天マガジンを利用していて、「週刊文春」も読めるのだが、すべての記事を読めるわけではないのが少々困る。小林信彦の連載が楽天マガジンでは読めないので、毎週、わざわざそれだけ立ち読みすることになる。
今週の小林信彦には驚いた。なんと、エムカク氏の本、および、さんまについてたっぷりと書いているのだ。さんまについて、小林信彦がこれほど肯定的に書いたことはかつてあったろうか。なんだか最近の小林信彦は、かつて冷たい書きかたをした人物を整理しているようにも感じられる。ほかにも、それぞれ別の話題を並べて書いているのだが、「週刊プレイボーイ」のオール巨人の連載を読んでいるということにも驚いたし、ガースーの話題からダウンタウンの名を出していることも珍しいと思って読んだ。(ガースーの発祥についてはぜんぜんわかってない感じではある。)
ドトールで2時間ほど読書してから帰る。帰り道、金網にサンタ帽。
◇ クリスマス
深夜、クリスマスに関する映画をなにか観ようと思い、アマゾンプライムで「クリスマス・キャロル」を観た。1938年版。ジム・キャリー主演のロバート・ゼメキス監督版は映画館で観たが、たしか、3Dで観たんじゃなかったか。ろくに覚えてないので、眠ってしまったのかもしれない。有名作品だがストーリーもあいまいにしか記憶しておらず、だからこそきちんと観ておきたいと思ったのだが、今回、1938年版を初めて観て、ようやく物語を楽しんだ。素朴な物語なのだから、素朴な演出のほうがうそがない気がする。