◇ 学校化したバラエティ
マキタスポーツさんのツイートで知った、矢野利裕さんが note で公開した「『M‐1グランプリ』とお笑い民主主義」と題した評論がとても面白かった。バラエティ空間が学校化しているという重要な指摘。松本人志論として重要。2014年に書かれた記事の転載だが、しかし、6年経った今もなにも変わっちゃいないどころか、「M‐1」が復活したことでますます強化されていると感じる。「正解」「不正解」という言いかたに着目しているところは特に目からウロコだった。
◇ 買いもの
今日は昼から都内に。神田から始まり、半蔵門で解散。半蔵門にきたら、東京チカラめしに寄りたくなってしまう。最盛期にはすさまじい勢いで店舗が増えていた記憶があるが、今や、都内には新宿と半蔵門の2店だけしかない。食べるのはいつも、定番の焼き牛丼。
半蔵門線で渋谷に出て、まんだらけに寄っていく。百均の棚に、なんと、「黒沢清の映画術」が。天久聖一の初期作、「やんちゃブック」と「僕が固い石をぶつけると、君は「痛い」といってくれるだろうか。」も買えた。
東横線で横浜まで戻り、ヨドバシカメラにも寄った。笑組ゆたかさんからラジオ番組の貴重なテープをお借りしていたが、テープを再生する機械が部屋から見つけられず、ラジカセを買わなければと思っていた。売っているのかなという心配がまずあったが、意外と普通に売っているのでほっとする。改めて買おうとするといくらなのかもわからなかったが、いざ現物を見てみると、今は、マイクロSDカードやUSB接続が使えるものがさほど高くない価格で売っているので驚いた。カセットテープをデータ化してパソコンに取り込もうとすると、なにも調べてなかったくせに、恐ろしく手間がかかることのような気がしていたのである。うちに眠っている古いカセットテープのことを考えれば、せっかくだからこっちのほうがいいと思い、五千円弱のものを買った。
ゆたかさんからはCD‐ROMもお借りしていて、それをパソコンに取り込むDVDドライブも壊れてしまったのでそれも買っていく。それらを買わなければならないことを考えると憂鬱にもなったが、ヨドバシカメラはポイント還元率が素晴らしく、思ったよりもかなり安く済んだ。買いそびれていた来年の能率手帳も、ここで売っているのを見つけ、ついでに買っていく。
◇ 今日のテレビ
深夜、年末恒例の「ビートたけしの公開!お笑いオーディション」を観る。矢野さんの評論を読んだせいで、ここはいったいどういう学校なのかと思うが、ここでは学校的な論理はまるで通用しない。しかし、この番組を学校化される以前のバラエティと考えるのもなにか違う気がする。とはいえ、たけしの趣向を知るには面白い番組で、とろサーモン、ハリウッドザコシショウがすんなり合格していた。