◇ ブックオフ
正午前に外出。夜に南大沢まで「M-1」のライブビューイングを観に行くため、めったに行かない土地に行くときはいつもそうするのだが、寄り道できるブックオフはないだろうかと事前に調べておいた。大和経由、小田急線。町田までは別の機会もあるだろうから、狙いは町田よりも先だ。まずは新百合ヶ丘店に。まあ、新百合ヶ丘に寄る機会はまだあるほうだが、今日は偶然にも注文のひとつが新百合ヶ丘からだった。ついでに直接お届けも済ませてしまう。
新百合ヶ丘から多摩線になると、いよいよ未知のエリアだ。多摩永山店というのがあるが、グーグルマップで検索すると、駅からかなり離れている。あとに予定がなければいいが、ライブビューイングの前に疲れたくもない。今日は駅から近いところだけにしておこうか。それ以外の古本屋も探してみると、ブックスーパーいとうの本店に惹かれるが、ここもやっぱりかなり歩くことになる。永山に佐伯書店という古本屋も見つけた。永山で京王線に乗り換えればついでに寄れると思い、行ってみたが、ここでは買うものはなかった。
京王永山から京王堀之内に移動し、ブックオフ八王子堀之内店に。結局、2店しかまわることができなかった。八王子堀之内店は新百合ヶ丘店よりもはるかに大きい店だったが、いい買いものができたのは新百合ヶ丘のほうだった。店の大きさといい本があるかはけして釣り合わない。
◇ 準決勝
小雨が降るなか、多摩ニュータウン通りを南大沢まで歩いた。17時頃にはもう着いてしまい、fab南大沢というショッピングビルの3階にサンマルクカフェを見つけ、上映時刻までそこで時間をつないでいた。
TOHOシネマズも同じ建物のなかにある。上映開始は19時。都内近郊は完売の劇場も多いなか、なぜか南大沢は売れ残っていて、空席だらけの客席にゆったりと座れた。ぶっちゃあさんのツイートで気がついたが、この時間には準決勝はじつはもう終わっている。ライブビューイングと謳っているが、本当はディレイビューイングなのだ。上映が始まり、スクリーンには司会のはりけ~んずが登場する。
準決勝進出は26組。出演順に、ラランド、タイムキーパー、金属バット、ウエストランド、ニッポンの社長、ランジャタイ、MC、祇園、マヂカルラブリー、からし蓮根、カベポスター、ゆにばーす、キュウ、アキナ、MC、おいでやすこが、オズワルド、ロングコートダディ、インディアンス、東京ホテイソン、コウテイ、MC、学天即、ダイタク、見取り図、ぺこぱ、滝音、ニューヨーク、錦鯉。
トップのラランドが大スクリーンに映されると、顔が緊張している様子がよくわかる。そのことだけでも映画館で観る意味はあると思った。
準決勝の上映終了後は、映画館では、そのまま21時半から決勝進出者発表の生中継になる。なるほど、ここからはたしかにライブビューイングだ。全組終了後、発表までの短い時間に決勝進出者9組を予想し、ツイッターのフリートに投稿しておいた。自分の予想は、ウエストランド、からし蓮根、キュウ、おいでやすこが、オズワルド、コウテイ、滝音、ニューヨーク、錦鯉。
結果は9組中5組が当たり。吉本勢がいつもわからなくて、3組が外れていた。吉本6組、非吉本3組という数は不思議と合っている。いちばん大好きなランジャタイは今回のネタはちょっと弱いかなと思ったけど、キュウは残ってもいい出来だと思った。やっぱり難しいかなと思ったのは東京ホテイソンで、しかし、ホテイソンは残った。予想は外れても、これは嬉しい。
それぞれのネタにはどこまで触れていいのか、決勝や敗者復活戦ではおそらくこの準決勝と同じネタをやるので、ネタバレ禁止がアナウンスされていた。文句なしの爆笑だと思ったのはニューヨークと錦鯉。そんな2組がラスト2組だった。最初に大きくウケたと思ったのはウエストランド。おいでやすこが、オズワルドと続いたところも笑いが大きくなった。特に、おいでやす小田には空気が味方している。ベテランの苦労人が残るのは喜ばしいことなのだが、しかし、フレッシュなコンビが皆無な顔ぶれともなった。コウテイは残すのではと思っていたが。戦略もなにもない審査なのだという結果に感じられた。