2023年11月18日土曜日

11月18日土曜日/銀座

◇ テレビ

 早朝から少し眠り、午前中に起きあがり、録画していたテレビ番組をあれこれと。昨夜の「ネタパレ」は二階堂ふみがゲスト。ゾフィーが解散前の最後のテレビ出演だったのだが、そのあと、出演者たちはゾフィーには触れず、解散発表前の収録だったんだろうかな。披露したコントは、ゾフィーを有名にした腹話術のふくちゃんのコントだった。「勝ち抜きパレード」には、みたらし祭り、スカチャン、シカゴ実業という3組が挑戦。スカチャンはヤジマリーのコンビだが、コンビでは初めて観た。スカチャンが見事勝ち抜く。

 観そびれていた「週刊ダウ通信」は、先週、今週と2週に渡り、永野が再び登場し、蓮見の未来年表を永野が徹底解説する。ゾフィーはダウの登場により解散したと、永野のゾフィーいじりが絶好調だった。これも観そびれていた先週の「アンタウォッチマン!」は、ランジャタイプレゼンツ地下芸人特集。一番手は桐野安生、永野が推薦のコメントをする。2番手はバベコンブという初めて観るコンビで、カズレーザーが推薦した。3番手はギフト☆矢野、ぺこぱが推薦。4番手も初めて観るコンビで、いかすぜジョナサン。最後は冷蔵庫マンが登場した。

 テレビ東京の新番組「バカリヅカ」はバカリズムと東京03飯塚の番組。1回目は「飯塚さんの髪が薄くなってもカッコよく見える服装を探したい!」という企画。東京ソラマチでロケをするのだが、期待したほど面白くもなかった。ゆるゆるとしたロケ番組。放送されたばかりの「勝手にテレ東批評」もすぐに観てしまうと、こちらはさまぁ~ずのふたりがゲスト。「モヤさま」の神楽坂の回でギャラクシー賞を受賞しているのだけど、理由がわからないって。伊集院とさまぁ~ずが初めて共演したのは「おまかせ!山田商会」という番組。佐久間宣行は、2001年に放送された「ダチョウ&さまぁ~ずの若手で笑っちゃったよ!」という番組で、劇団ひとり、おぎやはぎと出会った。





◇ 銀座

 午後から都内に。大崎から山手線に乗り換えたが、この土日は渋谷駅の工事のために、山手線の大崎から池袋は、外まわり、内まわりと、順番に運行をやめている。大崎始発の山手線が停まっていたのが珍しい。有楽町に出て、東銀座のほうまで行く用があり、銀座の歩行者天国をひさしぶりに通り抜けた。土曜だからなかなかのひとの多さだ。高級ブランドの店が並ぶすぐそばに大黒屋もあるんだな。昼食は夕方になり、東銀座のなか卯に入り、鶏の照り焼き丼を食べた。590円。銀座二丁目のベローチェに入り、ひと休み。スレッズを開いてみたら、なんと、池田大作の訃報が飛び込んできた。昼にはもう訃報が出ていたようだが、夜になるまで知らなかった。






◇ 読書・ニュース

 帰りの電車内で、図書館で借りた滝久雄編著「東京〝偏愛〟論」を読み終えた。今年の3月刊、日経BP。著者に、隈研吾、大友克洋、日比野克彦という3人の名前が並んでいるのが気になり、読んでみたくなった。収録されているのは、この3人の座談会と、それぞれのインタビュー。面白い顔合わせ、面白い話ですいすい読んだ。座談会は去年に東京工業大学で開催された「〝偏愛〟という視座で、東京の未来を探る。」と題したシンポジウムで収録されたもの。司会は柳瀬博一。編著者の滝久雄もこの座談会には参加している。滝久雄という名前を始めて知ったが、「ぐるなび」の創業者というひとで、1940年生まれというからこのメンバーではいちばんの高齢者だ。隈研吾と大友克洋が1954年生まれの同い年、日比野克彦は少し歳下で1958年生まれ。隈研吾は、ほかに自伝的な本も読んだことがあるが、横浜の出身だ。大友克洋は宮城県出身、日比野克彦は岐阜県出身、それぞれ、吉祥寺と八王子に暮らし、中央線沿いの東京体験が語られている。

 夜遅くに帰宅し、録画していたテレビ番組をいくつか。今日の「ニュース7」で、池田大作の訃報を確認する。「Nキャス」を観ると、こちらではKANの訃報を扱っていた。そういえば、三谷幸喜の「ステキな金縛り」に出演していたんだっけ。三谷幸喜は、清水ミチコ、KANと一緒に、平井堅のライブに出たこともあるんだそうで、そこまで親しい関係だとは知らなかったな。

2023年11月17日金曜日

11月17日金曜日/それ以上の用はない

◇ テレビ・雑誌

 朝早くに起きあがり、まず、ゴミ出しに行ってくる。雨降り。それから、録画していたテレビ番組をあれこれと。今朝の「ブギウギ」を観ると、先週の「ラッパと娘」に続き、今週最後は「センチメンタル・ダイナ」のステージで終わった。毎週、このパターンになるのかな。このステージの部分だけ、編集して保存したい。

 昨夜の「ベストヒット歌謡祭」を観始めるとまず、香取慎吾とゆずのコラボで始まった。香取慎吾とゆずは同い年だそうだが、香取慎吾も横浜出身だとは今まで知らなかったかもしれない。司会はウエンツ瑛士と宮根誠司。3時間の放送を、ざっと早送りして、観たいところだけを観ていく。新しい学校のリーダーズは大阪の勝尾寺から中継で登場し、「オトナブルー」を、ダルマ落としのパフォーマンス入りで披露した。ほかには imase の「NIGHT DANCER」を観た。そういえば、関ジャニはまだ関ジャニのままなのか。

 火曜に放送された「新しい学校のリーダーズの課外授業」には、MIZYU の幼なじみでもあるちゃんみなが登場した。東京国際ミュージック・マーケットの舞台裏での邂逅。ふたりの小学6年生のときの担任の先生が招待されていて、先生もバックヤードに現れる。けっこう若い男の先生だったが、こんなに慕われてる先生がいるんだなというくらいに慕われている、しかもこのふたりにという驚きがあった。11月4日に放送された「おかえり音楽室」という番組も録画しておいた。NHKの「レギュラー番組への道」という枠で放送されたこの番組、新しい学校のリーダーズの SUZUKA が地元大阪に帰り、母校の中学校を訪問する。地元のおじさん、おばさんたち、母校では同級生たちと再会、メンバーたちも合流し、SUZUKA の母も登場した。番組最後に音楽室でライブパフォーマンスをするのが最大の山場。「オトナブルー」と「青春を切り裂く波動」の2曲をメドレーで、音楽室から校内を駆けまわり、最後は校庭に飛び出していった。

 楽天マガジンで「週刊現代」を読むと、梅沢富美男の連載では、ドラマデビュー作の共演者だった財津一郎の思い出が語られていた。井筒監督の映画評の隣りのページでは、堀井憲一郎の連載コラムが始まった。今まではこのページには福田雄一の連載コラムがあったのだが、いつも読まないから気がつかなかったけど、先週で最終回だったんだ。堀井の初回は「どうする家康」について書いている。テレビ番組について書くコラムになるのかな。

 昼はラジオ。「ビバリー昼ズ」のニュースのコーナーでKANの訃報を知った。午後から外出。雨は止む。まず、二俣川に寄り、ジョイナステラスの行政サービスコーナーに市立図書館の本を5冊返却していく。すぐに横浜駅に移動し、西口の県民センターにも寄り、こちらでは県立図書館の本を2冊返却する。

◇ 神谷町・田町

 東横線に乗り、中目黒から日比谷線に乗り換え、神谷町まで。地上に出ると、麻布台ヒルズの目の前だ。写真を撮りたくなるが、それ以上の用はなく、富士そばに入り、カツ丼を食べる。580円。夜には田町に移動し、ベローチェに入り、ひと休み。少し読書をして、そのあとは泉岳寺まで歩き、京浜急行で帰ってきた。





◇ テレビ・映画

 夜遅くに帰宅し、録画していた「徹子の部屋」を観る。ゲストは由紀さおり。77歳、喜寿を迎えるという年齢だ。芸能生活50周年のときに、芸者を演じるひとり芝居をやったのがきっかけで三味線を習い始め、今回は師匠である本條秀太郎も登場し、長唄の「松の緑」と都々逸を披露した。由紀さおりのコメディセンスについて、1982年放送「スターあるばむ」という番組で、共演者だった当時44歳の伊東四朗が語っている珍しい映像が流れた。由紀さんの大ファンなんですねと訊かれ、伊東四朗「そうですよ。いや、こういうことをやってくれるひとがまずいない(笑)って、いやそれじゃ悪いんだけどもね。やってできないひとのほうが多いんですね。やってもできるってことでね。貴重で。ファンです。」 由紀さおりは幼少期、童謡歌手のころに、コロムビア・トップに俺がこうこうこう言ったらこうやって答えるんだと、言われたとおりに言うと客が波打つように笑いが起きた、その体験がずっと抜けずに今につながっているという話をしていた。最後に、これからやりたいことを訊かれ、ハイヒールで歌うのが大変になってきたから着物で歌うことも考えたほうがいいと思っていること、それから、「できたら、三味線の漫談? ああいうことがこうできるように…。昔でいうと、三亀松さんとか、いらしたでしょう。ねえ。あたしなりの、今の若いかたにも、面白い、可笑しいなあと、でも、素敵だなっと、思ってくださるような、そういう…、ま、ネタというのもなんですけれども、話術と話芸を、若いかたたちにお伝えできるようなところまで、あきらめずにやれたらいいなあって。」「だから、「由紀さんは歌謡曲っていうジャンルですか?」って訊かれるの。「ううん、あたしはね、ジャンルはないの。あたしのジャンルは「由紀さおり」」って言って。(笑)」

 日曜の「笑点」をようやく観ると、木久扇師匠の座布団10枚獲得賞品として、若手大喜利の司会をやらせてもらう企画がまずあった。若手メンバーは、桃花、小痴楽、晴の輔、つる子、馬るこ、座布団運びはけい木が務める。これは木久扇師匠が司会をするといったいどんなめちゃくちゃなことになるのかを期待する企画だと思うのだが、若手メンバーが頼りなさすぎて、木久扇師匠がしっかりした司会に見えてしまう。録画したままで観そびれていた回もあり、8月放送の国立演芸場収録の回では、演芸コーナーにこばやしけん太が登場していた。今年の「花形演芸大賞」の銀賞を受賞したのだが、こばやしけん太はずいぶん昔、きぐるみピエロというコンビの時代に「花形演芸会」に出演したのを観た記憶がある。それをなぜ記憶しているかというと、そのとき、きぐるみピエロはものすごく苦戦していたからだ。ショートコントかなにかだったろうか、投げやりな態度にも感じられたのだが、まさか、こんな寄席に出るような芸人になるとは夢にも思わなかった。

 深夜にまた、アマゾンプライムで映画を1本。ヒッチコックの「鳥」を観た。これもまた、今まで観たことがなかった有名作品だが、子どものころに観ていたらおそらく仰天していただろう。それにしても、この映画のことをちっとも正しく知らなかったようで、「サイコ」はカラーと思っていたらモノクロだったが、「鳥」は逆に、カラーなのにモノクロだと思っていた。パロディかなにかによって、間違ったイメージが刷り込まれている気がする。

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2023年11月16日木曜日

11月16日木曜日/ワットマン助かる


◇ 鶴ヶ峰

 朝、やや遅い時間に起きあがる。今日はなんの用事もなく、のんびりするつもりでいたら、プリンターのインクが切れてしまい、買いに行かざるをえなくなった。午後から鶴ヶ峰に。ワットマンでインクが買えるんじゃないかと思い、試しに行ってみたら、店に入ってすぐのところにちょうど欲しかったインクがひとつ置いてあった。助かる。いや、前回、ここに寄ったときにも売り場を見ているのだが、インクが売っていたかどうかは確かめていなかったのだ。なのに、なぜ買いにきたのかがわからないのだが、つねにあるとはかぎらないだろうから、運がよかった。必要な用はあっさりと片づき、ついでにブックオフもぐるっとまわり、220円の文庫本を1冊だけ買っていく。鶴ヶ峰駅前まで戻り、ココロットのすき家に入り、牛カレーを食べてから帰る。720円。今日はやけに暖かい。

◇ テレビ・雑誌・映画

 録画していたテレビ番組をあれこれと。今日の「徹子の部屋」は清水ミチコがゲスト。娘さんが33歳になるんだっていうのにはちょっと驚いたな。ラジオではそんな話はあんまりしないが、この番組では前回の出演時にもしゃべっていたんだっけ。考えてみたら不思議ではないんだけど、ミチコさんも若々しいひとだ。ものまねのフリが雑な徹子さんに突っ込むミチコさん。草笛光子に会ったエピソードも可笑しい。

 昨夜の「水曜日のダウンタウン」は「名探偵津田」の後編。ドッキリ内ドッキリにパニックになる津田に笑う。昨夜の「あちこちオードリー」は恒例企画の「自作自演占い」。相席スタート山添、ジェラードン、ロングコートダディというメンバー。ロングコートダディはこの番組は初登場。山添が元カノと共演したという YouTube が話題になったというのを知らなかったが、その元カノが赤井沙希だとは驚いた。学生時代につきあってたのか。

 楽天マガジンで雑誌のチェックをすると、「週刊文春」の「新・家の履歴書」に斉木しげるが登場していた。取材構成は岸川真。1968年に早稲田大学に入学、劇団木霊に入団し、先輩には久米宏と田中真紀子がいた。1年上には佐藤B作がいて、斉木しげるの下宿によく遊びにきていたという。風間杜夫が同じく早稲田で、風間杜夫は自由舞台にいたんだな。1970年、俳優小劇場養成所に合格し、大竹まこと、きたろう、風間杜夫と出会い、翌年に表現劇場を旗揚げする。1979年、30歳の年にシティボーイズを結成、その翌年に玉川善治に誘われ、人力舎に所属する。推薦してくれたのはマルセ太郎だった。あるとき、大阪での舞台で追いつめられ、「もう台本通りに演るのはやめて、ネタの途中で延々ボケてツッコむを繰り返して制限時間になったらやめる。つまり僕らが信じてた方法を棄てた。そしたらウケた。笑いは理屈じゃないと初めてわかった後、浅草演芸ホールで同じネタをやるとガンガン笑いが湧きましてね。何事かと御大のWけんじ師匠から若手まで芸人が袖に観に来てて嬉しかったなあ。」「演芸ホールでトリを取れるようになっても、ギャラは一日数千円でしたからね。」って、シティボーイズが浅草演芸ホールでトリをとっていたということも知らなかったが、本当に浅草演芸ホールなのか。この記憶、あってるのかな。シティボーイズの歴史に興味をもって読んだが、最後にびっくり、なんと、自己破産したということを語っている。知人の連帯保証人になったためにそうなったようだが、2003年というから、そんなに大昔のことでもない。ぜんぜん知らなかったな。「その頃、間寛平さんと板東英二さんに慰められましたよ。「借金で殺されたやつはおらん。死んだらカネが入らんから」って。全然、慰めになってない(笑)。」

 深夜、眠いのに、眠気をこらえながらアマゾンプライムで映画を1本観てしまう。ヒッチコックの「サイコ」を観た。いや、今まで観たことがなかったんだ。有名な浴室のシーンからじわじわと惹きつけられていった。こういう映画だったんだな。観たことのない有名作品というのはまだまだたくさんあるのだけど、有名作品であるがゆえに、観る前に、いつの間にか作品のイメージがあちこちから仕入れられている。なぜかずっと、モノクロではないと思っていた。

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2023年11月15日水曜日

11月15日水曜日/ソースを選べたのか


◇ 目黒・五反田

 朝、録画していたテレビ番組をいくつか。しかし、どうもだいぶ疲れがたまっている感じがする。思考力が鈍っている。午前中から都内に。その前にセブンイレブンに寄り、チケット流通センターから買ったチケットを引き換えていく。なんの問題もなく、無事に完了。いい取り引きをした。

 まず、目黒に出て、それから五反田まで歩き、昼食にする。すてーき亭という店に入り、ビフテキを食べた。750円。ずいぶん前に入ったことのある店だったが、店のシステムはすっかり記憶になく、ソースを選べるとは知らず、店員に急に訊かれたものだから、考える余裕もなく、瞬間的にオニオンソースを選んだ。水がセルフサービスなのだが、その水が食券機のすぐ横に置いてあり、なのに、あとからつぎつぎに客がやってくるから、それが途切れるまでは水が飲めなかった。そのあとにはベローチェに入り、ひと休み。ツイッターを覗くと、トレンドに「ジャニー北野川」とあり、なにかと思えば、たけしが日本外国特派員協会で会見をしていて、そこで発した言葉だった。動画を探してみると、YouTube で生中継をしていた。途中からだったが終わりまで観てしまう。

 ベローチェを出たあとにはブックオフに寄り、110円の文庫本を3冊、新書を1冊買っていく。帰りは大崎広小路駅から東急線を乗り継いだ。横浜に戻ってくるが、しかし、読書をもう少し続けたく、星川で下車し、イオン天王町に寄っていく。フードコートのマクドナルドで、ホットコーヒーとスパチキを食べながら読書をした。

◇ 読書

 夜遅くに帰宅してからも読書を続け、図書館で借りた、栗原康「サボる哲学 労働の未来から逃散せよ」を読み終えた。2021年刊、NHK出版新書。栗原康という名前をいつ知ったのかも思い出せないのだが、その後、より詳しく知ることもまったくなく、1979年生まれ、自分よりも少し若いひとなんだということも改めて認識した。この書名には興味をもちながらも、読む前にはちょっと警戒もさせられたのだが、内容の面白さもさることながら、独自の文体をもっていることに驚く。文体の調子のよさに、ぐいぐい引っぱられていった。楽しい読書だった。以下、気になった箇所をいくつか引用。

P20「ところで、わたしはSNSがキライだ。(略)やればやるほど自分が何者であるのか、どんな立場にいるのかをはっきりとさせなくてはならなくなっていく。そのために意見の食いちがうやつをみつけ、どんなささいなミスでも揚げ足をとって猛バッシング。悪をたたき、みずからの正しさをまわりに承認してもらう。みんなで敵を殲滅しよう。かつて政治学者のカール・シュミットが、政治の本質は「友/敵」の関係をつくりだすことだといっていたが、SNSはそういう政治そのものになっている。どこもかしこも政治、政治。SNSは鬼である。おしゃべりがしたい。」

P28「では、アナキズムとはなにか。一般的には「無政府主義」という訳語でしられていると思う。むろんそれもまちがっていないのだが、語源をさかのぼれば、アナキズムはギリシャ語の「アナルコス」からきていて「無支配」という意味だ。それに「イズム」をつけて「無支配主義」。支配されたくない。それだけだ。」

P112「これはエリック・ウィリアムズの言葉なのだが、だいじなことなので強調しておこう。「人種差別が奴隷制に由来する」・レイシズムが奴隷制をつくるのではない。奴隷制がレイシズムをつくるのだ。」

 そのほか、人類学者のティム・インゴルドが語る人間の移動にはふたつのタイプがあるということ、すなわち、輸送と徒歩旅行。あるいは、哲学者の森田亜紀は荘子の「物化」を「中動態」という言葉で捉えかえし、中動態はアナキズムだと栗原は語る。あるいは、自発について。これがまた親鸞につながっていくんだな。

◇ YouTube

 昼にベローチェで観ていた、たけしの日本外国特派員協会の記者会見のフルバージョンを、深夜になってから YouTube で改めて確認した。学生運動の影響を受けて大学を辞めてしまったというのが現実だと、たけしの発言として聴くのは初めてかもしれないな。会見の最後にはたけしからお詫びがあり、30年か20年か前にも招待されていたことを最近になって知ったということが明かされた。当時のマネージャーなり社長なりがその情報をくれなかったが、知っていれば喜んでここに現れたので、断ったわけではないということを話していた。


2023年11月14日火曜日

11月14日火曜日/こっちのほうが安い

◇ テレビ・ラジオ

 朝、録画していた昨夜の「ニュース7」を観ると、「紅白」出場歌手の発表を扱い、新しい学校のリーダーズは海外公演中だから会見には不在だったが、きちんとVTRで紹介されてはいた。しかし、旧ジャニーズの出演なしについて、この他人事みたいな報道はいったいなんなんだ。朝から都内に。電車のなかで、タイムフリーで、昨日の「ビバリー昼ズ」の続きを聴いた。12時台はカンニング竹山がゲスト。ダウ90000 の吉原怜那とポッドキャストを始めたと言ったら、高田先生もダウ90000 をきちんと知っていたな。彼らが日芸出身ということも把握してるのかはわからなかったが。


◇ 蒲田・ 大森

 京浜急行の大鳥居まで行く用がまたあり、昼は蒲田のほうに移動。ひさしぶりにナポレオン軒に入り、釜玉中華そばを食べた。590円。卓上に置いてある、刻みにんにく、揚げネギ、キクラゲも試してみる。ブックオフにも寄り、短い時間で、110円の文庫本を1冊選んで買っていく。夕方には大森に移動し、ベローチェに入り、ひと休み。スマホのバッテリーが切れる寸前だった。充電しながら、金の計算をする。SNS徘徊、それから、しばらく読書をしていく。西友のブックオフにも寄るが、しかし、たいしたものは見つけられず、110円の新書を1冊、220円の新書を1冊買っていく。

 夜になり、帰宅前にセブンイレブンに寄り、チケットを引き換えたかったのだが、メールを開いてみると、引き換え期限は今日の21時までだった。マジかよ。十数分過ぎてしまっている。ちょっとの遅れで引き換えそこねた。今日が期限だとはわかっていたが、時間まではちゃんと確認していなかった。手数料が少ないからコンビニ払いにしたのに、しかし、引き換え期限が短すぎないか。「談志まつり」のチケットなのだが、帰宅してから買いなおそうとすると、e+では販売終了。なんてこった。ぴあとローソンでは買えるが、引き換えそこねたチケットよりも手数料がかかってしまうし、そのうえ、席も悪いので躊躇する。ぴあのリセールチケットを利用しようかと思いかけたが、ほかにリセールチケットを扱っているところはないかと検索してみたら、チケット流通センターが出てきた。これはリセールではなく転売だ。でも一応、どんなもんかと覗いてみると、なんと、4500円のチケットが 3000円で売っている。手数料を含めても3400円程度。こっちのほうがぜんぜんいいじゃないの。ちゃんと取り引きができるのかがやや不安ではあるが、郵送ではなく、発券番号を教わって自分で発券できるものもあったから、それを選んで、おもいきって買ってしまった。はたして、無事に発券はできるだろうか。

 深夜1時からラジオをつける。「爆笑問題カーボーイ」を聴くと、「ビバリー昼ズ」のイベントに出演することをこの時点で田中はまだ知らなかった。太田も昨日の放送を聴いて知ったようだ。ラジオを聴きながら眠る。

2023年11月13日月曜日

11月13日月曜日/来年の手帳を買う

◇ テレビ・ラジオ

 朝、遅めに起きあがり、録画していた今朝の「ブギウギ」を観る。趣里と伊原六花は人気者に。出演者に夙川アトムの名があり、どこに出てくるのかと思えば、趣里が訪ねるレコード会社の人間だ。そこには草彅剛の服部良一と、宮本亞門が演じる作詞家がいる。この作詞家のモデルは誰だろうと、検索してみると、野川香文説と藤浦洸説があるようだ。そこに菊地凛子の淡谷のり子が現れ、笠置シヅ子と淡谷のり子の初対面の場面。このふたりが同時代のひとだとは、子どものころにはわからなかったもんだ。ますます面白くなってきた。もう金曜の「ビバリー昼ズ」で再現されるところまでが目に浮かぶ。

 「紅白歌合戦」の出場者が発表になり、これはツイッターから確認した。注目されていた旧ジャニーズは出場なし。それよりも気になっていた、新しい学校のリーダーズは無事に出場決定だ。紅組には伊藤蘭もソロでは初出場となる。これも嬉しい。「ブギウギ」のコーナーが絶対にあるだろう。

 午後になってからラジオをつける。「ナイツ ザ・ラジオショー」を聴くと、14時台はラブレターズがゲスト。今回も斉木しげる伝説で盛りあがる。しかし、学園祭なんかで訊いてみると、今の学生たちはシティボーイズを知らないんだな。

◇ 横浜・日ノ出町・関内

 午後から外出。できないことがいろいろとたまっていて、本当に外出する必要があるのかと逡巡したが、今は定期券を買ってあるからそのあいだは動きまわることにしようか。横浜まで出て、まず、昼食。地下を抜け、天理ビルのカレーの市民アルバに入り、スタミナひき肉カレーを食べた。720円。スタンプカードを出そうと、店に入る直前まで思っていたのに出し忘れてしまった。食券の店はカードを出すタイミングがないからついつい忘れる。それから、ヨドバシカメラに寄り、買わなければと思っていた来年の手帳をようやく買った。





 京浜急行に乗り、日ノ出町に移動する。映画を観ようと思うが、時間に余裕があり、古本屋に寄ろうとすると、ナインブリックスは閉まっていた。イセザキモールに出て、横浜シネマリンに。「熊は、いない」というイランの映画を観る。17時半の回。イランでは上映禁止になるが、ベネチアでは審査員特別賞を獲得した映画。しかし、かなり眠ってしまった。昨日からだらしがなくてだめだ。この映画はまたいつか改めて観なおす。


 カトレヤプラザのダイソー、ユニクロ、GUを覗き、それから、関内駅の海側まで移動し、マクドナルドに入る。どうも腸の調子が悪く、安いコーヒーでいいやということにした。ホットコーヒーと一緒に三角チョコパイいちごカスタードを食べる。新しい手帳を開き、さっそく、書き込み始める。ツイッターを覗いてみると、ハライチ岩井が結婚したようで、なんと、相手は19歳。18歳の歳の差だ。関内から横浜駅まで歩き、歩きながら、タイムフリーで今日の「ビバリー昼ズ」を聴いた。国際フォーラムのイベントのゲストが発表され、それも先にツイッターから知ってしまったのだけど、しかし、一万円のチケットは気軽に買える値段ではないな。

◇ 読書・テレビ

 帰りの電車内で、図書館で借りている伊東順子「続・韓国カルチャー 描かれた「歴史」と社会の変化」を読み終えた。今年の7月刊、集英社新書。前著を読み、その続編のこの本も読んでおきたくなった。なにせ、刊行されたばかり。情報も話題も新しく、旧作も多く扱われてはいるものの知らない作品ばかりなのは自分の勉強不足なのだが、しかし、この本を入り口にしたいじゃないか。前著以降の大きな話題としては、なんといっても戦争がある。戦争を扱っている映画作品に興味をもつものが多かった。

 夜遅くに帰宅し、録画していた昨日の「サンデージャポン」を観た。三木雄信という人物が初登場のほか、わかしん、武藤十夢、ゆいちゃみらが出演。ホストクラブの売り掛け問題を土曜の「Nキャス」で扱っていたが、この番組でも扱い、スタジオでは佐々木チワワが解説する。佐々木チワワは慶応出身、わかしんの授業もとっていた教え子なんだね。

2023年11月12日日曜日

11月12日日曜日/眠くなるスケジュール


◇ 狂言

 朝、今季初めてストーブをつける。夜もだいぶ寒くなった。午前中は、テレビの録画残量を確保してから、タイムフリーでラジオ番組をいくつか。「伊集院光のタネ」と「トーキョー・エフエムロヒー」。そのあとはオンタイムのラジオに切り替え、家を出るまで、FMヨコハマの石井竜也の番組をつけていた。ゴスペラーズの村上てつやと酒井雄二がゲスト。

 昼から外出。平沼橋から紅葉坂まで歩き、横浜能楽堂に。月イチ恒例の「横浜狂言堂」。家を出るのが遅くなってしまい、開演10分前には到着したが、しかし、もうちょっとゆとりがほしかった。数日前に残席を確認するともう残り少なく、当日券では心配になり、今回も予約しておいた。QRコードを読ませて入場する。脇正面、いちばん後ろの席をとり、座ってみると、開演しても両隣りは空席だったのだが。14時開演。最初のお話(解説)の時間は野村又三郎が務める。古典になるほど、言語遊戯になる、という話をしていたのだが、前半に演じられた「菊の花」はその言語遊戯の演目だ。前半は品がいい演目、後半は品がない演目という解説もしていて、休憩を挟んだあとの後半は「若和布」。しかし、今日は眠気がひどかった。姿勢が保てないほどに眠くなり、休憩中も席から動けなかった。それとも、席を立ち、からだを動かしておいたほうがよかったか。後半もひどい眠気は続き、姿勢をもぞもぞさせ、まるで集中できない。こんな日もあるか。もっと余裕をもったスケジュールにしておかなければ、ただ無駄なことになる。



 いつもどおり、終演後は県立図書館に寄るが、借りなおそうと思っていた本が棚にはなかった。貸し出し中か。ほかの本を3冊借りていく。中央図書館は3日前に寄ったばかりだから、今日は寄らなかった。日ノ出町駅のほうに出て、サイゼリヤに入る。このあとの予定を考え、ここで時間をつなぐことにした。ミートソースボロニア風を食べる。ドリンクバーと合わせて、600円。今は木製風の器になっているのか。

◇ 品川

 夜になってから、日ノ出町から京浜急行に乗り、品川まで行ってくる。

◇ 賞レース

 深夜に帰宅し、今日の昼に放送されていた「NHK新人お笑い大賞」の録画を観る。今年は放送時間がやけに短くなり、70分になってしまった。司会のフットボールアワーもさっそくそのことに触れる。審査員は、大平サブロー、渡辺正行、清水ミチコ、YOU、濱口優、お~い!久馬、ふかわりょうという7名。面白いメンバーだなとは思うものの、この大会、司会にも審査員にも過去の大賞受賞者がまったくいないんだ。例年どおり、4組ずつ、2ブロックに分かれて対戦する形式。まずはAブロック、出演順に、サスペンダーズ、ジョックロック、プール、翠星チークダンス。審査は、渡辺、YOU、濱口、久馬の4名がジョックロック、サブロー、ミチコの2名がプール、ふかわが翠星チークダンスに投票する。プールというコンビが面白いかと思ったけど、ジョックロックが決勝に進出した。Bブロックは、出演順に、レインボー、チェリー大作戦、天才ピアニスト、いろはラムネ。レインボーは池田が女装しないコントをやっていて、ちょっともったいないんじゃないかと思った。NHKのこの賞は直球勝負でいいんじゃないかな。審査は、渡辺、ミチコ、久馬の3名が天才ピアニスト、サブロー、YOU、ふかわの3名がレインボー、濱口がいろはラムネに投票し、3票ずつの同点になるが、どちらにも投じなかった濱口による決選投票になり、天才ピアニストが勝ちあがる。決勝は、ジョックロック、天才ピアニストの順になり、審査は、サブロー、渡辺、濱口、久馬の4名が天才ピアニスト、ミチコ、YOU、ふかわの3名がジョックロックに投票し、1票差で天才ピアニストが優勝した。いや、結果だけを見るとまったく予想通りなのだが、この8組だったら天才ピアニストが圧勝するだろうと思っていたのだが、こんなに僅差の連続だったのか。

 続けて、昨日放送された「NHK新人落語大賞」も観てしまう。こちらの放送時間は80分。今年は生放送だったんだな。大阪収録、司会は桂吉弥が務める。吉弥は本戦には4回出場しているが、大賞は獲れなかったんだ。審査員は、桂文珍、金原亭馬生、片岡鶴太郎、日高美恵、広瀬和生という5名。日高美恵という演芸ライターの名はまったく知らなかったが、検索してみると「よせぴっ」の編集長だとわかった。出場者5名と演目は、出演順に、春風亭一花「四段目」、柳家吉緑「置泥」、春風亭昇羊「紙入れ」、桂慶治朗「いらち俥」、桂三実「あの人どこ行くの?」。すっかり若手に疎くなってしまって、関西勢はともかく、東京勢もひとりも高座を観たことがないひとばかり。慶治朗がだんとつで面白いと思ったが、結果はそのとおりになった。「落語大賞」のほうは審査は投票形式ではなく、各審査員が10点満点で採点する。広瀬は昇羊と慶治朗に10点、三実9点、吉緑8点、一花7点。日高美恵は、吉緑、慶治朗、三実に10点、ほか2名に9点。鶴太郎は昇羊と慶治朗に10点、ほか3名に9点。馬生は辛く、一花と慶治朗に9点、吉緑8点、ほか2名に7点。文珍は、昇羊、慶治朗、三実に10点、ほか2名に9点。結果は、慶治朗が49点で優勝。2位の昇羊は46点だった。審査員初登場の馬生、吉緑に対するコメントを求められ、古典落語の場合はおでこを見せたほうが得だとか、具体的なアドバイスをしていた。生放送のなか、時間があまってるときは文珍がすかさず入ってくる。このなかでテレビをいちばんわかっているのは文珍だった。

2023年11月11日土曜日

11月11日土曜日/ワンワンワンワン

◇ テレビ

 朝、録画していたテレビ番組をいくつか。今朝の「週刊フジテレビ批評」では、番組審議会の様子を伝えていた。先日に放送されたジャニーズの検証番組と「週刊ナイナイミュージック」について。そのあとには「秋ドラマ辛口放談」の後編があった。

 今朝の「ワルイコあつまれ」は、まず、「慎吾ママの部屋」に、要潤が演じるナポレオンが登場。稲垣吾郎が朗読する「げいのうかいむかしばなし」はキャンディーズの物語だった。アイドルとしての下積みからヒット曲を連発、コントにも挑戦し、そして、突然の解散を発表したキャンディーズの物語を、稲垣吾郎の朗読を通して聴いてみると、SMAPの道のりとも重なって感じられる。

 放送中の「勝手にテレ東批評」も追っかけ再生で観てしまう。伊集院「ほかの局が、僕のなかでは、お笑いのプロ同士が、わりとこう、ゴールデンの時間にしゃべりあってるみたいなやつは、なんか飽きるんだよね。こっちはテクニックがわかっちゃってるから、こういうふうに広げるんだなって。」 伊集院はそれから「家、ついて行ってイイですか?」について、自分たちタレントではたどりつけない、ディレクターの「待つ力」でしか引き出せないインタビューがあると語る。佐久間「ディレクターのロケっていうのは、要は、お蔵にできるんですよ。タレントさんを連れていくと、そのひとたちのぶんはオンエアしなきゃいけなくなる、するじゃないですか。だから、なんかかたち作っちゃうんですけど、ディレクターの場合、僕も行ってたからわかるんですけど、そのひとが傷ついたり、このひとはオンエアするべきじゃないなとか、これ以上引き出してもなあと思ったら、お蔵にできるから、その気持ちで行けるから、たまにとんでもない大当たりに出会うんですよね。」 番組後半は新番組「バカリヅカ」が紹介されるが、今週はゲストなしだった。佐久間によると、バカリズムは酒を一滴も飲まないのに打ち上げに最後までいるひとなんだと。伊集院からは、松本と初めて飲みにいったときに、そのメンバーにいたバカリズムの様子が語られる。

◇ 横浜・伊勢佐木町

 午後から外出。今日こそ、冬らしい寒さか。横浜に出て、地下を抜け、有隣堂を覗いていく。それから、天理ビルのカレーの市民アルバで食べようかと行ってみると、まさかのお休みだった。昼食はいったん保留にして、地上に出る。ビブレのブックオフに行ってみるが、いい本は見つけられず、220円の文庫本を1冊だけ買う。ビブレの前の広場にはテントがいくつも立ち、どうやら、子ども向けのイベントをやっていたようだ。


 跨線橋を渡り、平沼から戸部に歩いていく。バーグに入り、スタミナカレーを食べた。800円。そのまま、桜木町に向かって歩いていく。野毛を通り抜けていくと、飲み屋はどこもにぎわっているようだった。イセザキモールにたどりつき、こちらでもブックオフに寄っていく。110円のコミックを2冊、220円の単行本を1冊買う。ブックオフの隣りのビルは解体されるようで、フェンスで囲われ、足場が組まれている。


◇ マンガ・ライブ・ラジオ

 ベローチェに入り、ひと休み。スマホの充電をして、読書をする。読もうと思ってカバンにいれてきた本もあったのだが、ブックオフで買ったばかりの高野文子「るきさん」を読みたくなった。2015年刊、新装版。筑摩書房。最初の単行本は1993年刊。再読だが、いったい何年ぶりに読むだろうか。かなり若いころに読んだはずだが、そのときには、どうやら、このマンガの面白さをあまりわかってなかったんじゃないだろうか。読みなおしてみたらとても面白い。覚えている部分もあったが、まったく新鮮に楽しんだ。この可笑しみ。上質なコントのよう。

 ベローチェを出て、MELODY KOGA さんのライブを観るため、試聴室その3に。「MELODY KOGA 1111曲ライブ ~それいけ!ワンワンワンワンワンマン~」と題し、11月11日に1111曲を歌うというライブ。例のごとく、朝の10時から13時間にわたって行われる長丁場のライブだが、終わりのほうだけ観ようと、21時頃に入った。23時前に終演し、KOGA さんと少し話してから帰る。次回は来月、落語の「芝浜」を歌にするというのだけど、いったいどんなスタイルになるのだろう。




 視聴室を出て、横浜駅まで、ラジオを聴きながら歩いていく。聴きそびれていた先週の「HONMOKU RED HOT STREET」をタイムフリーで聴くと、この前週にはエンディングで「昴」をかけていたが、この週にも改めて谷村新司を追悼していた。剣さんが言うには、谷村新司は「フォークというよりもロックというよりもシャンソン」だと。剣さんとテツニで「昴」や「冬の稲妻」を生演奏で歌い、この週は小川知子とのデュエット曲をかけた。

 深夜に帰宅し、眠気でふらふらだが、録画残量確保のためにテレビを観なければならなかった。「Nキャス」では、スリックバックというダンスのステップが流行っているという話題を扱っていた。取材した女性ディレクターがスタジオでやってみせ、どのくらい練習したのかというと3時間だというんで、そんなに短時間で習得できるものなのかとびっくりした。

 Spotify で、趣里の「ラッパと娘」の配信が始まっていた。これ、劇中のステージを観て、配信してほしいと思ってたんだ。


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2023年11月10日金曜日

11月10日金曜日/天津麺を食べた

◇ テレビ・ラジオ

 朝、ブログをひとつ更新してから、録画していたテレビ番組をあれこれと。今朝の「ブギウギ」は、今週最後に「ラッパと娘」のステージをびしっと決めてくれた。趣里がいよいよ笠置シヅ子になってきた。しかし、当時の観客ってこんなにうまく手拍子できるかな。菊地凛子の淡谷のり子もついに登場。YouTube には「ラッパと娘」のフルバージョンがアップされているということを知り、これも確認する。先週土曜に放送された「土スタ」も「ブギウギ」特集なので録画しておいた。この番組、普段は観てないからよく知らないんだけど、この回は大阪から公開生放送。近藤春菜、足立梨花、佐々木芳史アナが司会を務める。ここに趣里と翼和希が出演し、柳葉敏郎、水川あさみ、橋本じゅん、蒼井優からもコメントのVTRが届いた。そして、客席には子ども時代のスズ子役の子がじつは最初から座っていて、歌いながら舞台に登場する。澤井梨丘さんというこの子、もっと小さい子なのかと思っていたが、じつは13歳なんだ。放送をリアルタイムで観ていたときよりも、今になって子ども時代の回の映像を観ると、この子があんなに成長したんだという感情にさせられる。

 昼はラジオ。「ビバリー昼ズ」を聴く。12時台ゲストは宅間孝行。午後もそのまま、「中川家 ザ・ラジオショー」を聴いた。今日は剛がお休み、ハリウッドザコシショウが代打を務め、14時台ゲストにはなだぎ武が登場した。礼二、ザコシショウ、なだぎのトーク。今日は中断できずに、オンタイムで最後まで聴いた。

 録画していた「徹子の部屋」もすぐに観た。ゲストは高橋ひとみ。寺山修司の晩年につき合いがあり、亡くなるまで3年間、ずっとそばにいたという言いかたをしていた。「仕事のことはわからないんですけど、プライベートでどっか行ったとか、ご飯食べたとか、一緒になにをしたとか、そういうことしかないんですけど。」 高橋ひとみの経歴をよく知らなかったが、ウィキペディアにあたると、寺山修司の舞台でデビューしてるんだ。高橋ひとみを有名にした「ふぞろいの林檎たち」も、寺山修司が山田太一にお願いして出演することになったという。「若者の群像劇を山田さんがお書きになるってうかがって、寺山さんは山田さんのおうちにひとりで行って、高橋ひとみという子がいるんだけど、出してくれないかって、お願いしてくださって。もともと、伊吹夏恵という役だったんですけど、その役はなかったんですけど、書いてくださって。」 1990年放送、30歳のときに出演した回の映像も流れ、そのときにもそのことを話していた。寺山修司が亡くなってからそのことがわかったのだ。

 夕方、少し外出する。雨上がり。駅前まで出て、遅めの昼食。餃子の王将に入り、天津麺と餃子を食べた。918円。天津麺が食べられる気候にようやくなったと思ったが、外に出てみると、半袖で歩いているひとがまだいる。買いものして、1時間ぐらいで帰ってくる。

 Spotify のポッドキャストで、昨日の「大竹まこと ゴールデンラジオ!」を聴いた。パートナーははるな愛、ゲストは井戸田潤。スタジオには錦笑亭満堂がきていて、満堂も登場させられる。末高斗夢の時代は、スピードワゴンと同じホリプロコムの所属だったんだ。真打の披露目の会を武道館でやることをここで初めて知ったが、金にものを言わせている感じがしてなんとも気持ちが悪い。小朝に名前を決めてもらっておきながら、小朝の武道館公演の価値を下げることにならないか。このスタジオには大竹まことに口上に出てもらいたいとお願いにきたわけだが、放送中には断られていた。武道館にはスピードワゴンも出演するようだ。

 ポッドキャストで「ゴールデンラジオ!」の聴きそびれていた回を順に聴いていく。一昨日水曜のゲストは酒井順子。新刊「本棚には裏がある」の話が中心になるが、学生運動に関心があるという酒井順子は、その時代にはまだ物心がついていない年齢だったが、大竹まことはその時代にはどうしていたのかということを訊いていた。大竹「わたしもその真っただ中におったわけですけど。わたしはね、傍観者でした。」「ノンポリっていうのが当時いてね。風間杜夫なんかは参加していたほうで、そこをどけえみたいな、こう、おまわりさんをちょっと、なんか、一生懸命、注目してるみたいな感じで、生きてたひとの横で、わたしはのほほんとなにも知らずに。大学行ってなかったもんですからね。」 あるいは、新刊のなかで紹介されている別の本には、サハリンを訪ねた宮沢賢治のことが書いてあり、大竹まことはそこに関心を寄せる。大竹は、宮沢賢治の詩集だけは読まずにカバンのなかにずっと入っているのだという。

 11月2日放送、中山秀征がゲストの回も聴いた。この日のパートナーはにしおかすみこ。中山秀征は大竹まこととは6年ぶり、この番組に出て以来だそうだが、大竹まこととの関係は「夕やけニャンニャン」が最初だ。はちゃめちゃなことを大竹がやっていたというと、めちゃくちゃな先輩がいたからねと、やしきたかじんと上岡龍太郎という「西の両巨頭」の話になっていく。そうだ、中山秀征がナイツの番組でも話していた、やしきたかじんが味の素がなくてキレたエピソードだが、そのときにその場にいたのが中山秀征と大竹まことなんだ。テレビ朝日の「M10」という番組だが、ウィキペディアを見ると、しゃべっていることは詳細なのだが、事実には少し違いがあるようだ。

◇ 映画

 アマゾンプライムで映画を観ようと、「ウディ・アレンの誰でも知りたがっているくせにちょっと聞きにくいSEXのすべてについて教えましょう」を見つけたので、これをまず観たいと思っていたのだが、いざ観始めてみたら、これ、日本語の字幕がどうやらないんだな。そんなのあるのか。英語の字幕で観るのはさすがに無理だ。しかし、映画を観る態勢をせっかく作ってしまったから、なにかしらほかの映画を1本観たく、これも観ようと思っていた「三文役者」を観ることにした。先日、「文藝別冊 竹中直人」を読んだから、竹中直人の出演作をなにか観たいと思ったのだが、アマゾンプライムには意外と少ないんだ。「三文役者」は 2000年の公開作。新藤兼人監督が殿山泰司の生涯を描いている。竹中直人と荻野目慶子が夫婦となり、若い時代から年をとるまで、かなりの年月を通して演じている。乙羽信子が語り手となり、殿山泰司が出演する実際の映画の映像もときどき差し込まれる。過去の話なのに風景は現代で、ジョナサンが映っていたりして、この時代はいったいいつなんだと思う場面もあった。ある種、ファンタジーのような映画だ。終盤には、今村昌平ら、映画監督たちの証言もあり、ドキュメンタリーのようになっていった。新宿ピットインの場面では、サックスを吹く菊地成孔のすがたがあった。

 録画残量を作る必要があり、録画していたテレビ番組を夜にも観て、深夜にブログをもうふたつ、がんばって更新した。深夜3時半頃に眠る。

ブログ アーカイブ

4月18日月曜日/それぞれの戦争

◇ 飯田橋  深夜に映画でも観るつもりだったが、朝まで眠ってしまった。タイムフリーで、土曜に放送された「田村淳のNewsCLUB」を聴く。湯川れい子がゲストなので、これは聴いておきたかった。この番組の出演は、なんと、湯川れい子の逆指名によるものだったようだ。湯川れい子は 1936...