2024年1月7日日曜日

1月7日日曜日/新年のテレビ・ラジオ

◇ テレビ・ラジオ・映画

 朝早くに起きあがり、ブログの更新を一気にふたつ。それから、録画していたテレビ番組をあれこれと。昨夜の「Nキャス」の残りを観ると、小島よしおの再ブレイクを特集していた。ニュースワードランキングでは、松本人志の性加害疑惑報道が8位にランクイン。

 今朝は「ワイドナショー」の放送はなし。「サンデージャポン」を追っかけ再生で観てしまう。カズレーザー、やす子、成田悠輔、金子恵美らが出演。当然、まずは能登半島地震のニュースに大きく時間を割く。やす子が元自衛官の立場からいいコメントをしていた。そして、羽田の事故のニュース。これもよくぞ全員避難させられたものだと驚く。海外では奇跡のように報じられているようだ。海上保安庁の飛行機は被災地に物資を届けようとしているところだったのだな。そのあとには、自民党の裏金疑惑の続報もきっちりと扱っていた。後半は芸能ニュース、田中みな実と亀梨和也の熱愛報道、安住紳一郎の結婚、篠山紀信の訃報。「サンタフェ」発売当時の報道の映像がなかなか可笑しかった。最後はやす子の築地グルメレポート。「おもしろ荘」で優勝した橘井と小池も同行していた。放送後の年始のロケなのか、それとも、放送前に優勝はわかっているから仕事を入れられるのかな。築地には、新しい店を年末にオープンしたというテリー伊藤も登場した。「サンデージャポン」では松本問題は扱わなかった。

 昨夜の「人生最高レストラン」は南原清隆がゲスト。ところが、放送開始10分弱のところで地震のニュースに切り替わった。この時間、能登半島に震度6の地震があった。この番組、再放送はあるのかな。

 1月3日に放送された「東西笑いの殿堂」の残り半分をようやく観る。後半は、ウエストランド、とろサーモンから始まった。新宿末広亭、心斎橋角座からの中継を少しずつ挟み、スタジオの演芸は、や団、タイムマシーン3号、桂吉弥「ちりとてちん」と続いた。そして、末広亭から中継のブロックになり、新宿カウボーイ、桂小すみ、春風亭昇太「看板のピン」と続く。中継のあとには、時間調整なのか、スタジオでは雛壇とのやりとりが長めにあった。ここでまた、ニュースの時間になる。北九州では火災も発生していた。なんという正月だろうか。スタジオに戻り、テンダラー、ナイツ、ザ・ぼんち、おぼん・こぼんの漫才が続く。おぼん・こぼんはサックスとトロンボーンを使った漫才。そして、心斎橋角座から中継のブロックは、アメリカザリガニ、チキチキジョニー、笑福亭松喬「初天神」。角座の楽屋には、横山ひろし・春けいこ、酒井とおるも登場した。最後はキャプテン対決、スタジオにて、中川家、爆笑問題の漫才があり、今年はこれで終わり。

 昼はラジオ。「爆笑問題の日曜サンデー」をオンタイムで少し聴いていた。タイムフリーで、昨日の「ナイツのちゃきちゃき大放送」のオープニングを聴くと、小遊三一門の新年会の話をしていた。一昨日金曜に放送された「中川家 ザ・ラジオショー」は、年末年始の話をあれこれとしゃべっているなかから、坂田利夫の思い出になり、さらには、いとしこいしの思い出にもなった。Spotify のポッドキャストでは、昨日の「木梨の会」を聴いた。新年1回目の放送に、所ジョージ、カンニング竹山も出演していた。エンディングにはTBSラジオの社長も登場した。

 夕方にまた、ブログをもうふたつ更新し、夜になってから買いものに行ってきた。コークオンの万歩計の歩数があと少しでスタンプに達するから、それを稼ぐため、わざわざ三ツ境のほうまで歩いて帰ってきた。40分ぐらいは余計に歩く。

 夜にもまた、録画していたテレビ番組をあれこれと。大河ドラマ「光る君へ」をちょっと観てみようかという気になり、放送されたばかりの初回を観た。観始めてみると、案外、好きなトーンのドラマかもしれない。今まで、大河ドラマは宮藤官九郎と三谷幸喜しか観たことがないが、もしかすると、思ってもみなかったが、大石静のほうが好きかもしれないな。大石静のドラマは今までひとつも観たことがないかと思ったけど、「トットちゃん!」は途中まで観てたんだっけ。

 今日の「笑点」は、元日に放送されそこねた友近のヒール講談と東西対抗大喜利が放送された。関西勢は、鶴光、鉄瓶、雀々、文枝、八方、方正というメンバー。

 今日の「ニュース7」も1時間の拡大放送だった。地震のニュースだけでなく、自民党の裏金問題、ウクライナのニュースも扱う。拡大放送の終わりのほうで、中村メイコの訃報が速報的に伝えられていたが、これはSNSから先に知り、思わず声が出た。89歳。

 観そびれていた番組をひとつ、昨年6月に放送された「石橋貴明お礼参り THE WORLD 地上波SP」を録画したままで観ていなかった。ABEMA のこの番組は、結局、太田と対談した回しか観なかった。この地上波の番組はそのダイジェスト。伊集院光、みやぞんとのロケ企画で、ふたり前にして石橋貴明が話していた。「なんかさ、俺らの下くらいの年代から、団体芸になっちゃってんだよね。雛壇のひとたちもそうなんだけど、団体芸で一個って。でも、笑いは俺は個人芸だと思うのよ。」「憲武はどう思ってたかだけど、俺はあくまで、エースじゃなきゃいやだったし、4番バッターじゃなきゃ。だから、ゲームを決めるのは俺だと思ってたし、ゲームが始まる第1球投げるのは俺だと思ってたしっていう、さっき言った個人芸だって俺は思ってるんだけど。」

 深夜にアマゾンプライムで映画を1本。ルネ・クレールの「奥様は魔女」を観た。ウィキペディアにあたってみると、有名なドラマの「奥さまは魔女」の原点といえる作品だと書いてある。新年からルネ・クレールの作品を連続して観ているが、ルネ・クレールは作風にずいぶん幅があるね。

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2024年1月6日土曜日

1月6日土曜日/年末から年始にかけて

◇ 五反田

 朝はラジオ。「ナイツのちゃきちゃき大放送」をつけていたら、「常連さん」のコーナーで、えのきどいちろうがしゃべっていた星稜高校のサッカーの応援に駆けつけたひとたちの話がとてもよかった。ラジオは中断し、午前中から今日も都内に。今日は暖かくなりそう。目黒線の不動前に用があり、それから、五反田のTOCビルまで歩いた。地下のゆで太郎に入り、ミニとりから丼セットを食べた。680円。ベローチェに入り、ひと休み。寒くないからアイスコーヒーにする。スマホの充電をしながら、しばらく読書をしていく。

 ブックオフに寄り、110円の文庫本を3冊、220円の単行本を1冊、雑誌を1冊買っていく。大崎広小路駅から東急線を乗り継ぎ、横浜まで戻ってきた。ビブレのGUに寄り、買いものをしようというつもりだったが、金の計算を改めてしてみると躊躇する。まだ買わなくていいだろう。

◇ 読書・テレビ・ラジオ

 帰りの電車内でも読書を続け、井伏鱒二「珍品堂主人」を読み終えた。2018年刊の増補新版、中公文庫。新年1冊目の読書。年末に図書館で借りた本だが、奇しくも、「能登半島」という短編が収録されていた。去年は神奈川近代文学館で井伏鱒二展があり、それと同時に、あるきっかけで古美術への興味もあったから、井伏鱒二作品ではまず「珍品堂主人」を読みたいと思っていた。巻末の白洲正子の解説が面白く、珍品堂主人のモデルにした秦秀雄について書かれている。ほかの登場人物に関しても、モデルが誰かわからずに読んでしまったが、もうちょっと予備知識を入れてから読んだほうが楽しめたかもしれない。失敗した。

 夜に帰宅し、録画していたテレビ番組をあれこれと。元日に休止になったタモリと鶴瓶の特番「タモリと鶴瓶のテレビDEお正月」が改めて今朝に放送された。タモリと鶴瓶のトークから始まり、それから、ゲストのあいみょんが登場する。40年前、NHKの正月番組に出演するタモリの映像が流される。今年は「ブラタモリ」と「家族に乾杯」の合体番組ではなく、スタジオで過去のテレビ欄を見ながら、正月番組をふり返る番組になった。まずは 30年前、1994年1月1日のテレビ欄は、タモリも鶴瓶も活躍している時代だ。タモリはBIG3ゴルフに出演。鶴瓶は、フジテレビの朝に「さんま&鶴瓶の初詣!爆笑生ムギ生ギャグ生放送」という番組に出演していた。「爆笑ヒットパレード」をやらなくなった年かなと思ったけど、ウィキペディアにあたるとこれも「爆笑ヒットパレード」のようだ。しかし、テレビ欄にはそのタイトルは書かれてなかったんだな。70年前、1954年1月1日のテレビ欄、60年前、1964年1月1日のテレビ欄とふり返っていく。NHKには 1961年元日に放送された「日本のツル」という番組の映像が残されていた。久米明のナレーションをタモリがものまねすると、あいみょんに「信じられないくらい似てないです。」と言われていた。45年前、1979年1月1日のテレビ欄を見ると、この年はタモリが大活躍していて、ピンクレディーの特番、「刑事マチャアキ謎の犯人タモリを追え!!」という番組、そして、NHKの朝に「にっぽんのうた」という番組に出演している。タモリとデビューした年が同じピンクレディーも大活躍している。同年、1979年1月2日に放送された「とびだせヤング!」で起こったハプニングの映像が流される。西城秀樹のステージの最中に、客席の女性がステージにあがってきて握手をする映像が残されているのだ。生放送ではないのに、この時代はカットができなかったのか。ここでタモリも「いいとも」で起きたハプニングを語る。1981年1月2日のテレビ欄には、ツービートの名前がたくさんあった。漫才ブーム直後の年だ。この年、鶴瓶は「上方お笑い大賞」に出演し、タモリはその裏番組、「オールスタービックリ寄席」という番組に出演していた。同じ日にはNHKでは「花の落語家大討論」という番組があり、その映像が流される。ここに出演しているのは鶴瓶かと思いきや、なんと、タモリが出演していた。三國一郎が司会、談志、枝雀、馬風、小朝、円楽、円蔵に混じり、タモリと泉ピン子が出ている。タモリは小朝に寺山修司のものまねをふられていた。この時代の鶴瓶の活躍の場はまだまだ関西にかぎられる。1985年1月1日放送、毎日放送の「突然ガバチョ!」の映像が出され、NHKでは、1987年1月3日に放送された「鶴瓶のおしゃべり家族」に出演していた。これが「家族に乾杯」の原点というわけか。最後は、2000年1月1日のテレビ欄を見て終わり。ああ、NHKの珍しい映像をもっと観たかった。

 今朝の「週刊フジテレビ批評」は「ドラマ辛口放談2023総まくりSP」。梅田恵子、吉田潮、木村隆志、大島育宙という4人の放談が毎回楽しみで、ドラマを観る際に参考にしている。大島が加わってから特に面白くなった。今回はいつものスタジオではなく、どこなんだろうと思うところで収録していた。グランプリはそれぞれ、梅田恵子が「ハヤブサ消防団」、吉田潮が「大奥」、木村隆志が「VIVANT」、大島が「ブラッシュアップライフ」を選んだ。

 年末23日に放送された「週刊フジテレビ批評」も観そびれていた。この回の後半には放送作家座談会があり、2023年のテレビ界をふり返る。宮地ケンスケ、勝木友香、矢野了平というメンバーが出演。それぞれがあげる「神番組」は、宮地ケンスケは「まつも to なかい」の初回と「秋山ロケの地図」、勝木友香は「27時間テレビ」と「水曜日のダウンタウン」の「名探偵津田」、矢野了平はNHKの「日本おもひで探訪」と「有吉弘行の脱法TV」。「名探偵津田」のミステリーの部分は、まさに矢野了平が手掛けていたものだった。矢野によると「まず大事なのはいかに津田さんをいらいらさせるか」 続いて、ブレイクタレントについて語るコーナーでは、宮地は満島真之介、勝木はあのちゃん、矢野は野々村友紀子の名をあげた。最後は重大ニュースについて、ドラマ枠の増加と「VIVANT」のヒット、スポーツ中継の盛りあがりと放送権料の高騰、BSプレミアムの終了、ジャニーズ問題などが話題にあがった。

 今朝の「ワルイコあつまれ」は「子ども記者会見」に錦鯉が登場。昨夜の「ネタパレ」は新年1回目の放送。チョコレートプラネット、ロッチ、アルコ&ピース、ナイツ、バイきんぐと、売れっ子だらけが出演し、過去の傑作選なのかなと思うほどだったが、セットに門松があったから新たに収録されたものなのだろう。ナイツは遺品のネタとウンコのネタって、正月番組でそれはないんじゃないか。寄席芸人なのにその感覚が欠けているのが不思議だ。

 今日の「ニュース7」を観ると、能登半島地震の死者は 126人に。死者が100人を超える地震は過去30年のなかでは4回しかないようで、阪神大震災と東日本大震災が突出しているが、2016年の熊本地震では 276人が亡くなっている。今日の「Nキャス」も冒頭だけ観ると、もちろん、地震のニュースから始まる。被災されたかたが撮っていた映像などは、ここで初めて観るものも多かった。改めて、愕然とさせられる。

 タイムフリーで、今日の「田村淳のNewsCLUB」を聴くと、この番組は事前に収録されたものだった。大きなニュースが多いのに、呑気に年末年始の予定などを話している。ニュース解説は速水健朗。2024年注目のニュースというテーマだったが、最後に「文春砲とはなにか」について語っていたのは面白かった。松本については触れないかと思いきや、淳のほうから触れた。12月30日の収録だとここで明らかにされていた。

 注文の品がまた見つからず、部屋を掻き分けて探していたら、本の山が何度も崩れるし、本当にひどいとしか言いようがない部屋の状況だ。情けない。今夜は映画を観る余力なし。深夜2時頃に眠る。

2024年1月5日金曜日

1月5日金曜日/ダークヒーロー

◇ 等々力

 今日は朝から都内に。まだ正月のような気でいるが、電車は意外と空いてはいなかった。電車内では、タイムフリーで、年末30日に放送された「サンドウィッチマン ザ・ラジオショー」のオープニングを聴いた。この日は生放送ではなく、事前収録だ。「M-1」のふり返りに長く時間を割いていた。SNSからは篠山紀信の訃報を目にする。

 大井町線の等々力に用があり、その後は、上野毛のブックオフまで足を延ばす。青い看板のブックオフ。正月のウルトラセールのあとなのに、なぜかいい本がごっそりと残っていた。110円の文庫本を2冊、新書を1冊、220円の文庫本を5冊買っていく。これが2割引きで買えればよかったのに。等々力駅に戻り、ここで昼食にする。すき家に入り、にんにく白髪ねぎ牛丼を食べた。640円。

 等々力のドトールで休んでいくつもりでいたのだが、電車が混む時間にぶつかるのもいやだなと思い、空いているあいだに横浜に戻ってきた。西口の有隣堂を覗き、「フリースタイル」のマンガ年間ベストを立ち読みしていく。横浜でもそれ以上は時間をつぶさず、街はごみごみしているから早く帰ることにする。しかし、年が明けてから、読書の時間をまだ満足に得られていない。

◇ ラジオ・テレビ・映画

 夕方には帰宅し、タイムフリーで、今日の「ビバリー昼ズ」を聴いた。新年最初の放送。高田先生が、清水ミチコの武道館公演を話題にしていた。「ブギウギ」のネタから、最後に中納良恵が登場したんだ。すごいな。エンディングには志らく師匠が登場。CM中には、つまみ枝豆と水道橋博士があいさつにきていたようだ。

 ブログをひとつ更新してから、録画していたテレビ番組をあれこれと。今朝の「ブギウギ」はで、茨田りつ子(菊地凛子)が特攻隊員たちに「別れのブルース」を歌う場面と、福来スズ子(趣里)が慰問先で「大空の弟」を歌う場面があった。今日の「徹子の部屋」は「おっさんずラブ」に出演する田中圭と林遣都がゲスト。田中圭が林遣都の印象を訊かれ、「チワワ」から「ドーベルマン」に変わったという、その言葉がフリップになっていてそれを出した。この番組で、トークのためにフリップが用意されているのを初めて観た。NHKの「ニュース7」は今日も能登半島地震のニュース。死者は94人に。そういえば、石川県の知事は馳浩だった。篠山紀信の訃報もここで改めて確認する。83歳、老衰か。

 年末に放送された「人志松本の酒のツマミになる話」を観そびれていた。松本と千鳥が福岡の屋台でゲストを迎える特番。最初のゲストには黒木瞳が登場、そして、二番目のゲストには椎名林檎が登場した。椎名林檎と松本の顔合わせが気になり、録画しておいたのだ。黒木瞳も椎名林檎も松本とは初対面のようだ。しかし、椎名林檎はおよそ30年前、中学生のころに松本たちとラーメンを食べたことがあるという。同級生の家がラーメン屋をやっていて、その店に松本たち、今田や東野も来店し、華丸大吉やおたこぷーらがアテンドしていたという話だった。椎名林檎は松本をダークヒーローと表していた。番組はその後、松本、千鳥が忘年会の場に移動し、カンニング竹山、バカリズム、小峠英二、村重杏奈という福岡にゆかりのあるメンバーが参加する。最後はまた屋台に戻り、ゲストに山田孝之が登場。ここでは演技に関するなかなか面白い話をしていた。

 松本問題にも進展があり、被害者とされる女性がお礼のメッセージを送っていたとするLINEの画像を「女性自身」が公開し、松本本人がそれをスクショして「とうとう出たね。。。」とポストした。合意の動かぬ証拠というつもりだ。松本も小沢も、自分たちの行為がまさか性加害だったとは思いたくないのだろう。しかし、この松本のポストに対する引用ポストはおおむねまともな反応のようである。

 深夜、アマゾンプライムで映画を1本。今夜もルネ・クレールの監督作から「巴里祭」を観る。ルネ・クレールでは、いちばん知られているのはおそらくこの作品になるのだろうか。恋愛ドラマだから入り口にはなりやすいだろうが、しかし、ルネ・クレールはどうもコメディのほうに本質がある気がする。

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2024年1月4日木曜日

1月4日木曜日/身分を証明できない

◇ ラジオ・テレビ

 朝に目覚めて、ブログの更新をひとつ。ラジオをつけっぱなしにしていたら、パンサー向井の番組は向井が不在、高橋ひかる、関取花、ヤーレンズ出井というメンバーで放送していた。映画「笑いのカイブツ」の特集をしていたが、しかし、これは観ないだろうなあ。録画していたテレビ番組をあれこれと。今朝の「ブギウギ」を観て、それから、昨夜の「ニュース7」を観ると、能登半島地震のニュースを中心にした1時間の拡大放送になっていた。石川県では死者は73人に。羽田の事故のニュースもあり、後半にはまた地震のニュースになった。

 今日の「徹子の部屋」は名取裕子がゲスト。独学で取り組んでいるコインマジックを披露した。タイムフリーで、今日の「ナイツ ザ・ラジオショー」を追っかけ再生で聴き始めると、新年1回目の放送だから、今度こそ、ハリセンボンの吉本退社の話をするだろうと思ったら、はるかさんの誕生日が1月1日で、そのお祝いが先だった。オンタイムのラジオに切り替え、文化放送の「大竹まこと ゴールデンラジオ!」をつけると、大竹まことが不在、はるな愛とタブレット純というコンビで放送していた。

 ひどく眠くなってしまったが、ラジオを聴きながら少し横になっていたらすぐに回復した。午後、近所の郵便ポストまで投函に行っただけで、今日はそれ以上の外出はしない。正月三が日を過ぎ、世の中がようやく平日になったので、年末に財布を盗まれたことによる諸問題にまた取り組まなければならない。こんなことに煩わされるのは本当にうんざりすることで、年始まで保留にしていたが、各種カードの再発行もしなければならないし、なにしろ身分証がないのだから、どこに行っても身分を証明できない。身分証は他人が手に入れても役に立たないものだが、しかし、なにが問題なのかというと、クレジットカードやキャッシュカードは他人に使われては困るから、使われないように真っ先に停止するのが常識だと思っていたが、そうすると、自分もいつ使えるのかわからなくなってしまう。なぜなら、自分が自分だと証明できないからだ。だから、このカードは停止しても問題ないか、ひとつずつ考えながら対処していかなければならなかった。ましてや、年末年始を挟んでしまうから、お金がどこからも出せないということになると死活問題だった。

 午後にもまた、ブログの更新をひとつ。仕様が変わったのかなんなのか、アマゾンのアソシエイトのリンクが、今まで表示されていたものがどうやら表示されなくなってしまった。今までのリンクはすべて無効になるのかよ。はあ、どいつもこいつも勝手にことをしやがって。

 夕方にはまた、録画していたテレビ番組に取り組む。昨日放送された「東西笑いの殿堂」を観ると、冒頭、NHKの浅野里香アナから被災されたかたがたにお見舞いの言葉があった。司会は爆笑問題と中川家。恒例の4元中継は、大阪千日前のNGKからは見取り図が、浅草演芸ホールはロケット団が、新宿末広亭は春風亭昇々が、心斎橋角座はなすなかにし中西とチキチキジョニーが担当する。スタジオの演芸はロングコートダディから始まった。続けて、ダイタクが登場。東軍西軍というのだけど、両方とも吉本だ。そのあとは、NGKからの中継のブロックになる。新喜劇の酒井藍、タイ住みます芸人のあっぱれコイズミ、そして、宮川大助・花子が、花子の車椅子を大助が押して現れた。NGKからの演芸では、見取り図の出囃子が流れるがなかなか登場せず、代わりに矢野・兵動が先に登場するというハプニングがあった。矢野・兵動のあとに、同じチェッカーズの出囃子が流れ、見取り図が登場した。そのあとのつなぎの時間を矢野・兵動が担当していたが、これも順序が入れ替わったせいかな。NGKの最後は文珍、新作落語の「メディアの海」。スタジオに戻り、安田大サーカスが登場。番組開始50分のところでニュースが入る。例年ならば、4時間の放送のなかで1回だけニュースが入るのだが、今回は1時間ごとにニュースを入れる。ニュースのあと、スタジオには海原はるか・かなたが登場、続いて、一之輔「堀の内」、三四郎の漫才。それから、浅草演芸ホールから中継のブロックになり、ロケット団の漫才、蝶花楼桃花「味噌豆」、柳亭市馬「山号寺号」と続いた。スタジオでは「NHK新人お笑い大賞」「NHK新人落語大賞」の受賞者が登場、天才ピアニストの漫才、桂慶治朗「皿屋敷」と続き、ここでまたニュースになった。4時間のうち、半分まで観たところで中断する。

 一昨日に放送された「星野源のオールナイトニッポン」は、震災に対応し、急遽、生放送になった。どんな放送だったかと、これは Spotify のポッドキャストで聴いたが、音楽が入るからラジコで聴いたほうがよかったかもしれない。

2024年1月3日水曜日

1月3日水曜日/初詣&ドーナツ

◇ テレビ

 朝に起きあがり、まず、ブログの更新をひとつ。ラジオをつけたままにしていたら、パンサー向井の番組が始まる。ラジオはもう通常営業か。この番組、当初はあんまり聴きたい番組ではなかったが、だんだん聴くことも増えてきた。まあ、裏番組も面白くないということもあるのだけど。

 今日も録画していたテレビ番組をあれこれと。今朝の「ブギウギ正月スペシャル」は、たった15分の番組だが、高瀬耕造アナ、富田望生、えなりかずきが出演し、思い出のシーンをふり返る。水上恒司もVTR出演。L字型の画面で地震の情報も伝えながら。

 昨日放送されたテレビ東京の「新春!お笑い名人寄席」を観ると、まずはテツandトモの演芸から始まった。客席には芸能人たち、あのちゃん、足立梨花、鈴木奈々、森日菜美のほか、貴景勝と常盤山親方、そこに並び、一ノ瀬ワタルが座っていた。司会は東貴博と中根舞美アナ。そのあとは、漫才6組がノンストップで続いた。出演順に、新宿カウボーイ、U字工事、錦鯉、ぺこぱ、サンドウィッチマン、ナイツ。サンド軍とナイツ軍の対決というのも恒例になっていて、まずは東京ホテイソンとウエストランドが対決する。チャンピオンなのにまだこのコーナーに出されるのか。続いては、三四郎とわらふぢなるおの対決。つぎはコラボ対決、マギー司郎とあのちゃんのコラボと、おぼん・こぼんとダチョウ俱楽部のコラボ。客席から東MAXが割り込むと、おぼん「おぼん・こぼんも仲悪いけど、あんたたちはもっと仲悪いよ! この10年間、Take2の漫才観たことないもん!」 東「Take2よりも相方と美佐子さんのほうが仲悪いわ!」 最後は、ロケット団と鈴木奈々、お見送り芸人しんいちの対決。大喜利企画もサンド軍とナイツ軍の対決になり、サンド軍にはあのちゃん、森日菜美、ナイツ軍には鈴木奈々、足立梨花が参加した。ここで、過去の映像からケーシー高峰の漫談が流される。この番組はなぜか毎年、ケーシー高峰の映像だけを流すのが不思議だ。「高座まであと3歩」というコーナーには、珍しく吉本からナイチンゲールダンスが登場。そういえば、「ツギクル芸人グランプリ」の優勝特典にこの番組の出演も入っていたっけ。しかし、漫才はやらせてもらえず、ショートネタのみ。このコーナーにはシティホテル3号室も登場し、優勝者と同等ではナイチンゲールダンスがかわいそうだ。終盤には、三平、小朝の高座が続き、どちらも短い漫談だった。トリは爆笑問題の漫才。最後に貴景勝が「貴景賞」を選び、おぼん・こぼんとダチョウ俱楽部のコラボに与えられた。

◇ 正月

 今日は映画館にでも行こうかと思っていたのだけど、録画してあるテレビ番組もまだまだ溜まっているし、映画ならばアマゾンプライムで観ればいいやと思い、金の心配もあるから気が萎えてしまった。外出しなくてもいいかと思っていたが、しかし、レターパックをひとつ出す必要があり、ゆうゆう窓口がある郵便局まで遠征しなければならなくなった。結局、午後から外出する。うちの近所には神社があるから、普段よりもひとが多く歩いているくらいで、道路にはクルマが何台も停められている。歩きながら、タイムフリーで、先週金曜に放送された友近の「シン・ラジオ」を聴いた。年末最後の放送。冒頭10分ぐらいからちゃらんぽらん富好さんが登場していた。この日は電話出演ではなく、bayFM のスタジオにやってきた。リスナーからのリクエストで語られた「お笑いスター誕生!!」の話がとても面白い。

 吉野家に寄り、牛すき鍋膳を食べていく。787円。最後はあまったご飯を鍋に入れて、鍋を傾け、汁まですくって食べていたら、傾けすぎて、鍋がテーブルに滑り落ちてしまった。なかなかの派手な事故だ。隣りの席に客がいなかったからよかった。

 レターパックを出し、郵便局の近くの神社にて、初詣を済ませる。こんな街の神社でも初詣をするひとの列ができていて、わざわざ並んでお詣りした。賽銭箱の上には参拝の作法のルールが貼られている。押しつけがましい神社だ。ここまで歩いたついでに、鶴ヶ峰のブックオフまで歩く。正月のウルトラセールだが、鶴ヶ峰店は水曜は雑誌半額でもあり、雑誌ばかりたくさん買ってしまう。雑誌を8冊と、220円の単行本を1冊。ウルトラセールは2割引きになるのだが、半額の雑誌は対象外だった。ウルトラセールをちっとも有効利用していない。

 鶴ヶ峰の駅前のドトールに入ろうとすると、新年の営業時間のため、18時には閉まっていた。しかたなく、ミスタードーナツに入る。まあ、映画館に行かなかったぶん、ドーナツぐらい食ったっていいだろう。ブレンドとダブルチョコレートを食べる。495円。少し読書をしていく。新年初読書。しかし、眠くなり、ほとんど読めなかった。帰りも歩くつもりでいたが、外に出てみると、雨がぽつぽつと降り始めていたため、電車で帰ることにする。

◇ テレビ・映画

 夜に帰宅し、夜もまた録画していたテレビ番組を観る。年末の「アメトーーク!」の特番を片づけてしまいたかった。年末恒例の特番だが、長時間なため、毎度、「家電芸人」「運動神経悪い芸人」の部分は観ないで消去している。観るのは「アメトーーク大賞」と「さんま vs 売れっ子若手芸人」の部分。「さんま vs 売れっ子若手芸人」には、せいや、草薙、オズワルド伊藤、EXIT、男性ブランコ、あいなぷぅ、カカロニ栗谷が出演。オズワルド伊藤は、この年、さんまに会うのはこれが初めてだという。さんまと男性ブランコの共演も珍しい。浦井が声が低いからガヤができないというと、さんまから出た「アホ声」という言葉に若手たちは首をかしげる。さんま「文字で書いておもろいもんと、言葉で出しておもしろいもんはまったく別やから。だから、こればっかりは。おもろい小説書くひとはそんなにおもろないやんか。」「わかりやすく言うと、ラジオのハガキ職人さんや。おもろいこと書かはんねんけど、電話で出てもうたらおもろいこと言えない。これがもう不思議なことに。」 伊藤から、話をふられてなんにも出てこなかったときはあるのかと訊かれると、さんまは「トークの駄菓子」はいっぱいもっていくと答えた。それから、さんまは芸能生活をどう終えるのかという話になり、太田の言葉で引退を思いとどまったという話は何度も聴いたことがあるのだが、奇しくも、松本のスキャンダルが出た年末にこういう話をしていたんだな。「アメトーーク大賞」では、流行語大賞とビジュアル大賞で、ぼる塾田辺さんが2冠を果たす。今年の大賞はかまいたちに。江頭と出川のダブルスタントは今年もあり、60歳前後でこれをまだやっているすごさを年々感じるようになってきた。

 深夜、アマゾンプライムで映画を1本。ルネ・クレールの「自由を我等に」を観なおす。去年の年始に初めて観て、そのときには序盤はぴんとこないまま観ていたのだが、今度は4Kデジタル・リマスター版で観たせいか、序盤から美しさを感じた。それに、ジャック・タチを観ても感じることだが、不思議と、北野映画に似ていると感じるところもあるんだな。北野映画がフランス映画に影響を受けているのか。今後の研究課題にしよう。

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2024年1月2日火曜日

1月2日火曜日/そのお宅がわからない

◇ テレビ

 寒さで眠ってられず、朝早くに目覚めてしまう。ブログをひとつ更新してから、もう少し眠りなおした。今日も録画していたテレビ番組をあれこれと。年またぎの「ぐるナイ おもしろ荘」は早めに観てしまいたかった。有吉、浜辺美波、あのちゃんは、大晦日は「紅白」に続いてこの番組に出ていたというわけだ。出演順に、夜歩き、めしあがれ、ツンツクツン万博、橘井と小池、じぐざぐ、リンダカラー∞、猫怪獣、バッチトゥース、リバーマン、骨付きバナナ、戦慄のピーカーブー、シンクロニシティ、そして最後にはタカアンドトシが登場し、ひさしぶりに「欧米か!」の漫才をやってみせた。そのあとには「新春パーツ芸メドレー」という企画。こちらは出演順に、清川雄司、ゼロカラン・ワキ、緑ヶ丘・矢吹、てるしょいサーカス・てる、未来の油田・飯野、フルスイングバント・さんぺさんぺいという6名。結果は、3位・バッチトゥース、2位・リンダカラー∞、優勝は橘井と小池に決まる。志尊淳賞はじぐざぐ、「パーツ芸」のほうはゼロカラン・ワキが優勝した。

◇ 近所

 午後に外出。注文が1点、たまたまなのだが、お届け先がうちから歩いて行ける距離のお宅だったので、直接届けてしまおうと考える。しかし、地図上は近いのだが、普段は決まった通り道しか歩かないものだから、意外と、それがどこなのかがぱっとわからない。いったいこの街には何年住んでいるというのか。グーグルマップを見ながら歩いていくと、ここを通るとここに出るのかという発見が今さらあった。ところが、そのお届け先の住所のところに行ってみると、その住所のお宅がどこにあるのかわからない。表示されるお宅はあるのだが、お届け先とは表札の名前が違う。その周辺のお宅の表札をひとつづつ確認しても、お届け先と同じ名前が見つけられない。その一角のまわりをぐるぐると、何周も歩いてみたが、どこにも見つけられないのだ。その一角の中心にはアパートがあり、ああここかと、勝手に侵入するのもためらわれるような小径を進み、そのアパートの郵便受けを確認してみると、その名前はそこにもない。いよいよお手上げだ。電柱に住所表示もないから、その住所に該当するのがどこからどこまでなのかもわからなかった。住んでいるひとが歩いてでもいれば訊いたのに、どういうわけかひっそりしていて、このあたりにはひとの気配がない。すぐそこに違いないはずなのだが、同じところを1時間ぐらい歩きまわり、あきらめるしかないという結論に至る。悔しいが、持ち帰り、クリックポストで出すことにしよう。去年は一回、間違って違うお宅に届けるという失敗をやらかしているから、もういい加減なことはやるまい。それにしたって、こんな変なことがあるだろうか。正月からキツネに化かされているかのようだ。

◇ テレビ・映画・ラジオ

 ただ歩きまわっただけで、1時間ほどで帰ってきた。録画しているテレビ番組の続きを。放送中の「さんまのまんま」を追っかけ再生で観てしまう。最初のゲストはまず、楽しみにしていた木梨憲武。新ドラマで共演する奈緒と一緒に出演した。そうだ、奈緒というひとは「徹子の部屋」で観たことがあった。さんまと憲武はテレビでの共演は少ないが、ゴルフなんかではよく会っているのかな。意外に相性がよく、互いに距離をはかるようなところがぜんぜんない。憲武はさんまたちと一緒にジャッキー・チェンとサッカーの試合したときの写真をもってきた。この試合はテレビで放送され、子どものころに観たなあ。島崎俊郎もたしか出ていたはずだ。憲武とさんまの会話をもっと聴きたかったが、ここに追加のゲスト、山崎賢人と山田杏奈が加わる。憲武と奈緒が抜け、そのあとにはまた追加ゲストに伊勢ヶ濱親方と熱海富士が加わる。入れ替わり、今度は、前田愛、勘太郎、長三郎の親子が登場。この弟、かわいくて大好き。前田愛は「あっぱれさんま大先生」の生徒だったが、あの番組はそもそも、勘三郎と三木のり平の番組をモデルにしているという不思議な縁がある。先代、十七代目勘三郎からさんまは中村屋とのつき合いがあり、そのひ孫たちがさんまとやりとりをしているのを観るのは感動的なものがあった。歌舞伎の手書きのチケットをさんまに渡してるのもかわいかったな。続いてのゲストは、平野レミと和田明日香。平野レミが作った雑煮が出され、その器は和田誠が使っていたものだという。さんまのうちは雑煮は関西風かと訊かれると、さんまは母親が箱根のひとだったそうで、これは初めて知る話だった。おそらく、育ての母になるのかな。入れ替わり、北村匠海と志尊淳が登場。最後は井上真央が7年ぶりの出演、今田耕司も加わり、新年恒例の「今田おすすめ芸人」のコーナー。マイファザー、友田オレ、中山女子短期大学、ビューティフルボーイズ、ラブリースマイリーベイビーが出演した。

 元日に放送された「爆笑ヒットパレード」を、ネットニュースで先に知ってしまったのだが、爆笑問題の出演部分だけを観てしまう。「助けてくれ!」の叫びで登場するのはおなじみだが、そのあとに「今の吉本興業の叫びです。」とひとこと。雛壇に向かって「どんよりするな!」というと、ニューヨークとかまいたちが追い払うしぐさをしていたのがいいやりとりだった。それはともかく、漫才がとても面白かった。「タイタンライブ」はネタおろしだから、それよりも磨かれているのか。アーバンベアのネタは初期の爆笑問題みたいな展開があった。グランドフィナーレでも太田は暴れまくる。「松ちゃん、元気!? 松ちゃん!」とカメラに向かいながら手をふり、「一緒にお笑いやろうよ!」 最高だったな。この番組、毎年録画はしているものの、ずっと観ていなかった。最後にみんなで「一月一日」を歌うんだね。

 大晦日に放送された「太田光のつぶやき英語」の特番には、とにかく明るい安村が登場。このためにわざわざ「TSUBUYAKI TARENT」と書かれたセットまで用意されていた。この番組では、「紅白」にクイーンが出るから安村も出るんじゃないかと言われていたが、実際に「紅白」には出演したけれども、出たのは山内惠介のところだったな。そのあとのコーナーでは「東京コミコン」を市川紗椰がレポートし、クリストファー・ロイドにインタビューしていた。ストーンズの特集もあり、布袋寅泰がVTR出演する。最後は XXCLUB のコーナー。今回は映画ではなく、グラミー賞ミュージシャンのジョン・バティステにインタビュー。安村はスタジオのゲストとして最後まで出演していた。こういう落ち着いた番組でも安村はとてもいい。

 録りためてあったニュースも順番に観ていくと、大晦日の「ニュース7」では、坂田利夫の訃報が扱われていた。コメディNo.1の漫才の映像も流れる。昨日元日の「ニュース7」は、この放送の前の時間から続くかたちで、地震と津波のニュースを伝え続けていた。時間も延長され、録画は途中で切れていたが、ぶっとおしで報じていたのだろう。今日の「ニュース7」は、羽田空港の航空機が炎上した事故のニュースから伝えられる。この事故は「さんまのまんま」の放送中にニュース速報が入っていた。今日はあらかじめ、地震のニュースを扱うために放送時間が拡大され、予定されていた「紅白」をふり返る特番は休止になっていた。正月から大きなニュースが続く。乗客は無事に全員脱出したようだが、この放送の時間でも航空機はまだ燃えていた。20分ほど経ってから、地震のニュースに移る。昨日、地震が発生してすぐの段階では、まず津波を心配したから、そこまでの被害にならなかったことにほっとする面もあったが、こうしてニュースの映像を観ると被害はやはりとてつもなく大きい。石川県では48名の死亡が確認される。

 夜になり、アマゾンプライムで映画を1本。ルネ・クレールの「ル・ミリオン」を観た。「文藝春秋」の小林信彦の外国映画ベスト50に入っていた作品だが、以前に調べたときにはアマゾンプライムでは配信されていなかったはずだ。それが、いつの間にか4Kデジタル・リマスター版が観られるようになっていた。ルネ・クレールは「自由を我等に」を先に観ていたが、「ル・ミリオン」のほうが惹き込まれるものがあった。美しい映画。ルネ・クレールを続けて観てみようか。

 深夜1時からはラジオ。「爆笑問題カーボーイ」を聴く。「爆笑ヒットパレード」の漫才の話をしていたから、録画を先に観ておいてよかった。「爆笑ヒットパレード」の打ち上げで、ノンスタ石田に爆笑問題は年齢的に無理なテンポでやっていると指摘されたそうで、石田とは「M-1」の話になったという。この放送は昨日に収録されたのかな。爆笑問題のふたりは今年の大晦日は仕事がなかったから、それぞれ、家で「紅白」を観ていたという話もしていた。ラジオを聴きながら眠る。

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2024年1月1日月曜日

1月1日月曜日/元日と地震

◇ テレビ

 朝から少し眠り、起きあがってからはまた録画していたテレビ番組の続き。昨夜の「紅白」の後半を観る。後半は Mrs.GREEN APPLE からスタート。「レコード大賞」とは別の曲だ。三山ひろしのけん玉企画は今年もあり、ここ数年の「紅白」はなんだか「かくし芸大会」も兼ねているかのようだ。けん玉は、タイムマシーン3号のふたりが、一番手、二番手だったが、三番目のパンサー尾形がいきなり失敗し、すぐにトップからやりなおしていた。歌のあいだには間に合わなかったが、ギネス世界記録はなんとか達成。伊藤蘭、46年ぶりの「紅白」は、キャンディーズのスペシャルメドレーだった。別スタジオから、かつての親衛隊たちを客席に入れて盛りあげていた。テレビ放送70年特別企画「テレビが届けた名曲たち」というコーナーでは、ポケットビスケッツ、ブラックビスケッツが登場。ウッチャンナンチャンに挟まれる有吉。そのあとには黒柳徹子が登場し、「ザ・ベストテン」風になる。有吉と徹子さんの共演を「紅白」で観ることになるとは思わなかった。このコーナーでは、薬師丸ひろ子が「セーラー服と機関銃」を、寺尾聡が「ルビーの指環」を歌った。続いては初登場の Ado。Ado の名前の由来って、やっぱり、狂言のアドからなのだね。京都の能舞台からの中継で、本人はシルエットしか映らずにライブを行った。ここで、さっきの三山ひろしのけん玉の記録がじつは失敗していたという訂正が入る。続いてのエレファントカシマシの前には、ファンとして、新しい学校のリーダーズの SUZUKA が再登場した。SUZUKA の挙動のルーツが宮本浩次だったとは知らなかったな。そりゃあ面白いはずだよ。番組もいよいよ終盤にさしかかり、有吉は藤井フミヤとも共演し、「白い雲のように」を一緒に歌う。YOASOBI「アイドル」はアバンギャルディとのコラボから、出場している本物のアイドルたちが総登場する豪華版。しかし、あのちゃんや橋本環奈まで参加していたのに、新しい学校のリーダーズがここに登場しなかったのはなんでだ。トリは白組が福山雅治、そして、紅組は MISIA のスペシャルメドレー。これでおしまい。結局、「ブギウギ」の特集はやらなかったか。面白いところは多々あったものの、驚くようなところはない、わりとあっさり味の「紅白」だった。有吉のような笑いの質では「紅白」の場ではまじめにやるしかないというような司会だったな。

 録画しているテレビ番組はまだまだたくさんある。MXで、年越し3分前から放送された「志らく・伯山の言いたい放だい元日SP」を観る。志らく師匠のひとり語りから始まる。昨年出版した「師匠」という本をドラマ化したいとオープニングでは語り、談志役は志らく師自身、志らくの役は佐藤健、伯山は吉川潮役だって。「M-1」の審査員を降板されられたことについて、伯山が本音をばんばんぶつけてくれるから笑うんだけど、志らく師匠もすべてに明解な答えがある。

 年明けすぐの「あちこちオードリー」の新春スペシャルは伊集院光がゲスト、ラジオ風のセットで、編集なし、ノーカットの放送。伊集院はマネージャーに注意される共演タレントが2組いて、ひと組がハライチ、もうひと組がオードリー。なぜかというと、嬉しくて「かかっちゃう」から。2023年はどんな年だったかというと、やっと売れたという伊集院。TBSラジオの「伊集院光とらじおと」が終わったことで、スケジュールが空き、いろんなところに呼ばれるようになっていったのだ。番組終盤には、ゾフィーを解散した上田航平も登場。

◇ 地震

 6時間ぐらい、ぶっ通しでテレビを観ていたらさすがに疲れた。テレビを観ている最中に地震があり、どうってことのない揺れのようにうちでは感じたが、ラジオをつけると、アナウンサーがかなり取り乱したような声で津波警報を何度もくり返している。16時10分に発生したその地震は、石川県で震度7を観測する大きな地震だったようだ。3メートルの津波が到着しているというからただごとではなく、ラジオのニュースを消せなくなってしまった。ラジオをつけたまま、少し眠っていた。NHKのラジオをつけていると、緊急地震速報のけたたましい音がその後も何度も鳴らされる。余震があるたびに鳴らしているのか、こんな放送は聴いたことがない。被害の状況が気になるが、しかし、その後のアナウンサーの声の調子から察するに、少しは安心していい状況になったのだろうか。

 20時近くになると、地震のニュースもやや落ち着いてきたのか、ラジオ局によっては通常どおりの放送に戻っている。腹が減り、大晦日に買っておいた弁当を食べながら、録画していたテレビ番組をまた観る。「笑点」の正月特番はメンバーの口上で始まった。オープニングアニメが新しくなり、木久扇師匠が作画を手がけたものに変わった。このアニメの最中に地震速報が入っていた。演芸はマキタスポーツが登場。マキタさんが出ることを知らなかったから喜んだのだが、始まった途端に緊急地震速報が大きなアラーム音とともに流れていた。星野源の童謡のネタを始めたところで、番組は中断され、ニュースに切り替わってしまった。

 録画するはずだったNHKのタモリと鶴瓶の特番、フジテレビの「ドリフに大挑戦」も、地震のニュースのためにつぶれる。各局、ニュースを放送していたが、テレビ東京だけは「出川哲朗の充電させてもらえませんか?」を放送しながら、L字の画面で情報を流すかたちにしていた。21時台の番組はどうなるかなと思っていると、NHK、TBS、フジテレビはニュースを続けていた。TBSはダウンタウンの「ドリーム東西ネタ合戦」が休止に。これは放送したくなかったんじゃないだろうか。フジテレビは有吉の特番を休止にする。

◇ 映画・テレビ・雑誌・ラジオ

 期せずして、テレビを観る必要がなくなり、ブログの更新をひとつ。アマゾンプライムで映画を1本。マルクス兄弟の「マルクス一番乗り」を観る。この映画を観るのはおそらく初めてだ。マルクス兄弟たちのコントも面白く、何度も笑うのだが、それ以上に、黒人たちの演奏と歌と踊りの場面が迫力の楽しさだった。この映画の評価の高さにも納得がいく。

 深夜になり、ラジオを聴きながら眠ってしまおうかと思っていたが、眠れずに起きあがる。録画していたテレビ番組はどれもこれも休止に。しかし、ツイッターから情報を追いかけてみると、フジテレビの有吉の特番は時間をずらして放送されたようだ。年末から観そびれていた番組を優先的に観ていく。12月21日に放送された「SONGS」の「紅白スペシャル」は、「紅白」の特集というよりも、これは大泉洋の特集だ。大泉洋と同じく、今回初出場の歌手からメッセージが届き、SEVENTEEN と新しい学校のリーダーズが登場した。

 読みそびれていた「週刊文春」新年特大号のキャンディーズ特集にようやく目を通す。松本の記事を読むために買ってあったが、この特集は楽天マガジンからもスクショを撮っておく。近田春夫、マキタスポーツとスージー鈴木、中森明夫による考察、そして、増田恵子、麻丘めぐみ、佐野史郎による回想。阿川佐和子の伊藤蘭インタビューでは「ブギウギ」の話もしていて、「同じNHKだから、紅白でお母さんと娘のコラボを期待している人もいると思う! ご予定は?」と訊くと、「どうなんでしょう。今、撮影がギリギリらしくて、出られないんじゃないかと思いますけどね。」と答えていた。

 タイムフリーで、今日元日の午後に放送された「志の輔ラジオ 落語DEデート」の特番も聴いた。レギュラー回とは違い、ゲストなし、誰ともデートせずに二席を放送する。まずは可笑の「三方一両損」、二席目は志ん生の「富久」。「富久」は 40分もあるため、通常の放送では流せないのだ。

新年のごあいさつ2024

 

あけましておめでとうございます。

本年もよろしくお願い致します。

2024年 正月 

佐藤晋 ドジブックス


辰年

(横浜中華街にて、2023年5月27日撮影。)

 

現在、未来のことはなにひとつわかっておりませんが、なにかありましたら、すべては当ブログでお知らせ致します。どうぞ、ご確認ください。

SNSではスレッズを愛用しております。おもに毎日の食事の報告や、あるいは、たわいもない駄話の放出場所として活用してますが、しかし、どうせ誰も検索しないのだから、あのころの鬼塚ちひろのように××××を××××してももういいんじゃないだろうか。(好きな言葉を入れてくださいね!)同じ轍は踏むまい。今年こそは本格的な2大SNS時代が到来しますように。

―1995年以来、松本人志が社会を揺るがす年末年始に。

(日記は現在、約5ヶ月遅れで絶賛更新中。5ヶ月前で更新が止まっているわけではありませんので。よろしくどうぞ。)

 

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執筆者:武田砂鉄・大石トロンボ・山下賢二(ホホホ座)・小国貴司(BOOKS青いカバ)・Z(せどらー)・佐藤晋・馬場幸治(古書ビビビ)・島田潤一郎(夏葉社)・横須賀拓

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〈前編〉1日に15店も回る!? 異常にブックオフが好きな男たちのオススメ店舗は?

〈後編〉【驚愕】ブックオフ通による、ブックオフ通のための、ブックオフの楽しみ方

2023年12月31日日曜日

2023年の十大事件

 1位:財布を盗まれた!(12月21日

 2位:ひさしぶりにクレジットカードの審査に通った!(8月)

 3位:ジーパンを履かなくなった!(9月~)

 4位:(このブログには書いてないことが4位。)

 5位:長年愛用していたトートバッグをネズミに食い破られた!(12月26日

 6位:図書館をよく利用するようになった!(1月~)

 7位:ひさしぶりに会うひとが多かった!

 8位:Threads をすぐに始めた!(7月6日

 9位:狂言に通った!(1月~)

 10位:地球沸騰化!

◆ 2023年に読んだ本・十選

 近田春夫「調子悪くてあたりまえ 近田春夫自伝」(2021/リトル・モア)(2月19日

 柴崎祐二「シティポップとは何か」(2022/河出書房新社)(3月25日

 猿渡由紀「ウディ・アレン追放」(2021/文藝春秋)(5月16日

 オークラ「自意識とコメディの日々」(2021/太田出版)(6月10日

 東浩紀「ゆるく考える」(2021/河出文庫)(7月4日

 土井敏邦「ガザの悲劇は終わっていない パレスチナ・イスラエル社会に残した傷痕」(2009/岩波ブックレット)(10月22日

 大杉漣「現場者 300の顔をもつ男」(2018/文春文庫)(11月25日

 山本東次郎・近藤ようこ「中・高校生のための狂言入門」(2005/平凡社ライブラリー)(12月20日

 斎藤幸平「人新世の「資本論」」(2020/集英社新書)(12月26日

 津野海太郎「最後の読書」(2021/新潮文庫)(12月31日

(読んだ順)

今年は121冊の本を読んだ。→ 読書メーター

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◆ 2023年によく聴いた音楽・五選

 新しい学校のリーダーズ「オトナブルー」(2020 ※シングル)

 大瀧詠一「大瀧詠一 NOVELTY SONG BOOK」(2023)

 GEZAN「あのち」(2023)

 リル・ヨッティ「Let's Start Here.」(2023)

 Fila Brazillia「Retrospective Redux 90 > 22」(2023)






◆ 2023年・ベストライブ

 コーネリアス @ 六本木ヒルズアリーナ「TOKYO M.A.P.S」(5月6日

 新しい学校のリーダーズ @ Spotify O-EAST「YATSUI FESTIVAL!」(6月17日

 T字路s @ 寿町健康福祉交流センター広場「寿町フリーコンサート」(8月12日

◆ 2023年・ベスト映画

 「福田村事件」(監督・森達也)(9月13日

 「首」(監督・北野武)(12月1日

◆ 2023年・ベストテレビ

 「ブラッシュアップライフ」(日本テレビ)

◆ 2023年・ベストラジオ

 「SAYONARAシティボーイズ」(文化放送)

 「伊集院光のタネ」(ニッポン放送)

◆ 2023年・ベストタレント

 バカリズム

◆ 2023年・ベスト漫才師

 ヘンダーソン

◆ 2023年・ベストご飯

 戸部・バーグのスタミナカレー

・・・そのほか、忘れてしまったことも多数。

 

(注:有料部分にはなんにも書いてありません。)

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12月31日日曜日/今年も終わり

◇ テレビ・ラジオ

 昨夜からずっと眠らず、読書をしていたら急に胸が痛くなってきた。限界だろうか。外は雨降り。午前中に少し眠る。ブログをひとつ更新してから、昨夜に放送された「日本レコード大賞」の録画を観た。わざわざ録画して観るのは初めてだ。新国立劇場から中継、司会の安住紳一郎と川口春奈が登場し、司会があいさつをしたあとは、受賞アーティストたちがステージにいきなり勢ぞろいする。4時間半の放送をぜんぶ観るつもりはなく、あとはざっと早送り。優秀作品賞にノミネートされた新しい学校のリーダーズの「オトナブルー」と、特別国際音楽賞を受賞した YOASOBI「アイドル」の香港からのライブ中継、それと、imase の「NIGHT DANCER」を観た。大賞は Mrs. GREEN APPLE の「ケセラセラ」。

 午後はラジオ。「爆笑問題の日曜サンデー」をつけると、今日は山本恵里伽アナと外山惠理アナがそろって出演している。年末恒例の「列島年の瀬中継」を2年ぶりに開催。各系列局のアナウンサーと中継をつないでいく。

 いつの間にか、雨は止んでいた。昼下がりに外出。二俣川まで歩きながら、タイムフリーで、火曜の「伊集院光のタネ」を聴いた。先週からのしっちゃかめっちゃかな生活で、聴き逃した回があるような気がしていたが、確認してみたらどうやらまだ一度も欠かさずに聴けているようだ。

 二俣川の相州蕎麦にて、ミニカツカレーセットを食べる。790円。ここ数年はいつもここで年越しそば。ミニカツカレーセットが通常よりも50円安かったので、これにしてしまった。隣りのドトールに入り、読書をしていく。

◇ 読書

 図書館で借りている、津野海太郎「最後の読書」をなんとか年内に読み終えた。2021年刊、新潮文庫。親本は2018年刊。前著の「百歳までの読書術」もとても面白く、考えてみると、あの本にはけっこう影響されているような気がしていて、自分の今までの読書を肯定してもらえたような感覚があった。津野海太郎の読書観にしっかりと触れたのは「百歳までの読書術」が初めてだったが、この「最後の読書」はその続きのような本。どこがどうということもなく、書かれていることの端々にいい考えがあるというのかな。そういう本のほうが、うそがなくていい。文庫解説は鈴木敏夫。鈴木敏夫と対談していた「SWITCHインタビュー」も、そういえば、録画したまままだ観てないんだった。

 帰り道にも、タイムフリーで、水曜の「伊集院光のタネ」を聴いた。帰宅前にスーパーを何店かまわるが、食パンがどこも売り切れだ。三ツ境のイオンフードスタイルまで遠征すると、ここは元日も営業するようだから品物は豊富に残っていた。正月は外出しないで済むよう、食料を多めに買っておく。

◇ テレビ・映画

 夜になってから帰宅する。母は叔父の家に連れて行かれてしまった。録画していたテレビ番組をあれこれと。「ブラッシュアップライフ」の残り、第9話、第10話を年内に観てしまう。今年のあたまに録画してあったものを、年末になってようやく観ていた。最終回の浅野忠信の使いかたに唸る。浅野忠信のような俳優をたったあれだけの笑いのために登場させるとはすごい。だけど、浅野忠信のような重みのある俳優だからこそ笑いになるのだ。大事件を回避し、ごく日常的な場面でドラマを閉じていく。58年後の日常を描くラストにも感動させられた。

 今年もあと2時間ほどになるというのに、明日の番組を録画するための残量の確保に追われていた。こんなつまらないことで今年も終わっていくのか。「紅白歌合戦」を追っかけ再生で観始める。出演者たちがつないでいくグランドオープニング、大泉洋が司会をしようとするコントがあり、宙からゴンドラのようなもので本当の司会陣が登場した。紋付袴、和装の有吉弘行。「歌合戦」のトップバッターは新しい学校のリーダーズ。赤いセーラー服で登場し、「オトナブルー」を披露する。JO1、鈴木雅之「め組のひと」と続き、それから審査員たちの紹介になった。バカリズムを有吉が紹介する「紅白」だなんて、いったい誰が予想できただろうか。「紅白」も早送りしながら観ていくが、大阪新世界からの中継では、オール阪神巨人とココリコ遠藤が登場した。「笑ってはいけない」がなくなったから遠藤は出られるんだ。中継とはいえ、巨人と有吉の会話があったことにも注視したい。新世界からは天童よしみが歌った。

 「紅白」は中断し、テレビを消したら、外から除夜の鐘が聴こえた。うちでも聴こえるとは、今まで知らなかったな。年またぎはアマゾンプライムで映画を1本。レオ・マッケリー監督の「我が道を往く」を観ていた。

 年が明け、深夜にまた「紅白」の続きを観る。浅草寺からの中継には、とにかく明るい安村、ノブコブ吉村、アルコ&ピースが登場し、浅草の商店街を山内惠介が歌っているあいだに芸を見せるのだが、安村だけでなく、吉村とアルピー酒井もなぜか裸になる。水森かおりは今年はドミノ倒しとコラボしていた。演歌のひとたちはいろんなことをやらされている。前半のトリは大泉洋。1時間35分が経ち、ニュースに入ったところでまた中断する。

 録画残量を作るために、もう観るのをあきらめる番組を探し、いくつか消去していく。夜が明ける前に、眠気で朦朧としながら、ブログに新年のあいさつを書いた。ああ、こんなことでずるずると新年が始まってしまったな。

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2023年12月30日土曜日

12月30日土曜日/年末はテレビばかり

◇ ラジオ・テレビ

 寒くて眠ってられず、早朝に目覚めてしまう。ラジオを聴きながら、ブログの更新をひとつ。ラジオをつけたまま、眠りなおした。「ナイツのちゃきちゃき大放送」をつけていたら、今日は浅草演芸ホールで「漫才大会」が開催されるのだ。それを知ったのは昨日だったかな。すっかり忘れていて、開催される可能性も考えていなかったから、なんにも情報を調べていなかった。午後は文化放送、「田村淳のNewsCLUB」をつけていた。埋もれていた今年のニュースを扱うという企画。ニュース解説の古谷経衡がどんな話題をふられても語れる。そのあと、伊東四朗と吉田照美の「親父・熱愛」まで聴いていたら、伊東四朗がフワちゃんのイヤリングの大きさを心配していた。

 ラジオを聴きながら、部屋の掃除もする。昼になり、気がつくと、今日はどうも暖かいようだ。録画していたテレビ番組をあれこれと。観そびれていた「ワルイコあつまれ」数週分をまとめて。11月18日放送の回では「昭和歌謡合唱団」のコーナーに矢野顕子が出ていた。「ラーメンたべたい」の歌詞を解説する。高校の国語の教科書にも載っているようだ。11月25日放送の回では「子ども記者会見」に野村萬斎が登場。12月9日放送の回の「子ども記者会見」には蜷川実花が登場していた。「花垣吾郎」のコーナーには、クロちゃんだけでなく、リチも登場した。これはやりすぎだな。

 今朝の「ワルイコあつまれ」は年末スペシャル。オープニングアニメも特別仕様になっていた。まずは「子ども記者会見」に村上隆が登場。これがとても面白かった。それ自体が作品のような帽子をかぶったすがたで座っている村上は「ある時期から、コメントするっていうのを捨てようと思いまして。(略)わたくしはここに座っておりますということで、そういう意思表示でございますんで。」「コメントすればするほど、ネットで叩かれますんで。もう、日本でのコメントは極端に避けております。」 稲垣吾郎がそもそも現代アートとはなにかという質問をすると、村上はモナリザを例に挙げ、「時代時代で、そのときの気分をそのままできるだけダイレクトに表現したのが現代美術なんですけど、同時に、歴史のなかでどういう価値があるのかっていうことを考えてるのが現代アートなんですよ。みなさんが教育されたアートは、あるドイツの教育の逆にものすごい狭いところを教わっちゃったんで、自由という名の不自由をインプリントされちゃったんで、かわいそうだなあと思って見てます。」「もうちょっと歴史を勉強すると、美術館とか行って、みんなこう「うーん」って見てますよね。「うーん」て見てんのは、その絵一枚一枚の、いろいろ勉強してると「なるほど、この時代はこういう服着てたんだな」とか、「なんかこのひとたちタバコみんな吸ってる」とか、なんかそういうことが一個一個勉強してると入ってくるんですけど、日本の勉強だと「自由に見てください」っていうから、自由すぎて、「俺、嫌い」とか、「これ、汚い」とか、感想しかなくなっちゃうので、とても狭い意味とか価値しかないのが日本の美術の教育でみなさんが考えてる「芸術は自由」っていうことになっちゃってると思ってます。」 アートで生きていけると思ったのはいつかという質問には、村上は 40歳と答えた。ルイ・ヴィトンとのコラボをやったのが40歳。その反面、儲けられなかったとしても、芸術家は生きていけるとも語る。村上は、売れないころは魚の絵を描いていて、茶色い絵の具が安いから茶色い絵を描いていた。絵を描くのには勉強が必要かという質問には、村上「僕も絵が下手なんですよね。絵って何種類かありまして、たとえば、自分の描きたいイメージってのは誰でも描けると思います。誰でもね。今度、じゃあ、風景とか、たとえばひとの顔とか描くのはそれはトレーニングが必要です。今度、僕が描きたい、上手いとか下手とか言ってる絵って、マンガの絵なんですよ。マンガの絵って、みんな別になにも見てなかったり、すらすら描いてますよね。かっこいいキャラクターとかかわいいキャラクターとか、すぐ描けるじゃないですか。僕はああいう絵が描きたかったんですけど、描けませんでした。それでも、あのう、描きたいので、今、61なんですけど、まだ練習して。40歳ぐらいのときは少し上手くなりました。20年かかって。そういう意味で、毎日描けば上手くなると思います。」 香取慎吾が、今さらですが勉強したり学校に行ったりしたほうがいいと思いますかと質問すると、村上は、絵の上手いお爺さんの YouTube を観ていて、それが勉強になるという。そのお爺さんは、以前、この番組の「ヨネキンCH」のコーナーに出演していたひとだった。上手い絵は真似したほうがいいんですかという質問には、村上「えーと、目標によりますよね。僕、宮崎駿さんの絵、真似してました。」「オリジナルはなかなか出てこないと思うんですね。やっぱり、でも、たとえば、服とかでも、みなさん同じような服着てますけど、みなさん髪型違いますよね。みなさんこう、いろいろアクセサリーも違いますよね。同じフォーマットでも、ちょっとでも違ったその個性が出てくるので、真似してもそんなにオリジナルじゃないっていう感じではないと思います。真似するほうが早く上達するとは思いますね。」 絵にはルールや点数はあるのかという質問には、村上「点数はないんですけど、オリンピックのスポーツ選手とおんなじで、ちからがあるのとないのとでは、残酷なほど、決定的に、金メダルの作家は金メダル、メダルとれない作家はメダルとれないんです。残酷です、これ。じゃあ、それ、いつ決まるのかっていうと、アーティストが死んでから始まるんですよ、そのレースは。なぜかというと、始めてから終わるまで、それが芸術家のひとつのお話なんですね。このお話をみんなが評価したりしなかったりするので。生きてるあいだは、たとえば僕も、今、まだ売れてるといっても、死んだらある日あるとき突然評価されなくなっちゃったら、もう終わりなんですよ。」 その例として、村上隆はバスキアを挙げる。前澤友作が50億円で買ったために世界中で大ブームになり、今はピカソと同じくらいに重要な作家になってるんだって。村上「僕的にはもう、すべて、死後の世界の準備をしているつもりです。この世界では道化で。」 村上隆が最近いちばんびっくりしたことは「今の若手の芸術家さんたちは、ギャラリーでデビューしたいってまったく思わないです。(SNSにより)もう売れちゃってんですよ、世界中に。」 しかし、SNSは「飽きがくるのが早い」とも指摘する。村上「今、だから僕が戦ってんのは、飽きがこないように、どういうふうに見せかただったり、テーマを少しずつずらしていくのかっていうのを考えてます。」 ライバルはいるのかとの質問には、村上は奈良美智の名を挙げるが、ライバルというより同僚と答えた。村上「もう死んじゃったアーティストのかたたちが、何年後にこういうふうになるとか、過去をすごく学習してるので、今、生きてるその時点で、競り合ってるっていう気持ちはあんまりないです。」 やってみたいことはあるのかと訊かれると、本当はアニメーション監督がやりたいと答える。村上は「君たちはどう生きるか」に大変感動したと語り、「物語のようであって、物語ではなく、自分のあたまに明滅するそのイメージを、ひとに伝えるかたちをとるけれども、別にひとに伝えたいわけでもないような、自分が考えたものがきっちりと、ひとに伝えるような芸術のフォーマットになって完成している。あれはあのう、そうですね、冒険活劇とかを期待してたひとたちからすると、期待はずれだったようですけど、僕らのようなものづくりで、けっこう歳をとっちゃって、いろいろ挫折をしてるひとたちにとっては、大変感動的な作品でした。」 この回は「子ども記者会見」のコーナーだけで 30分弱、残りの時間には「社会の体操選手権」「ケミカルドラマ」「バブルランウェイ」「株式会社ジンタイ」「ワルイコソーラン」があった。

 NHKのBSで放送されていた「藤子・F・不二雄短編ドラマ」の地上波放送をすべて録画するつもりでいたのに、放送日を忘れていて、「どことなくなんとなく」は録りそこねてしまった。よくよく確認してみれば、地上波放送は二度あったようで、それなのに録りそこねている。また再放送されることを期待したいが、永山絢斗が出演する「箱舟はいっぱい」は地上波放送がなく、どうせコンプリートはできないからと思い、ちょっと気が抜けていた。これがあるから不祥事は困る。今月の再放送では「イヤなイヤなイヤな奴」前後編のみを録画することができた。脚本演出は「流血鬼」と同じ、有働佳史。増田貴久がこの役というのが想像がつかなかったが、思いのほか、とてもハマっていた。このドラマ、俳優の風貌を原作に近づけているのが見事で、竹中直人の船長の顔つきはまさに原作そのもの。竹中直人のコント的な演技は、「ガロ」的な作品よりも、藤子作品のような手塚系のマンガのほうがじつは相性がよいのではないか。

 これもずっと観そびれていた「ブラッシュアップライフ」の続きをようやく。今年のあたまに放送されたドラマを録画して、観そびれているうちに、この年末には一挙再放送もされてしまったが、これはなんとか年内に観てしまいたいものだ。第3話まで観ていたが、それ以降、ものすごく時間が空き、4話から8話までを続けて観た。いや、観てしまえばやはりとても面白いのだが、大事に観ようと思っていたから、むしろこんなに時間が空くことになる。四度目の人生を生きる安藤サクラは、1本のドラマのなかで四種類の職業を演じてみせることになり、この演技の幅は並ではないわけだ。第6話で、すぱっと死なせてしまう手際はお笑いの呼吸だ。事務的な対応をするバカリズムの芝居が可笑しい。しかし、第8話では、死の扱いが一転してシリアスに描かれている。喜劇的な死と悲劇的な死の両方がこのドラマにはある。

 深夜に、SNSから坂田利夫の訃報を目にした。82歳、老衰。

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4月18日月曜日/それぞれの戦争

◇ 飯田橋  深夜に映画でも観るつもりだったが、朝まで眠ってしまった。タイムフリーで、土曜に放送された「田村淳のNewsCLUB」を聴く。湯川れい子がゲストなので、これは聴いておきたかった。この番組の出演は、なんと、湯川れい子の逆指名によるものだったようだ。湯川れい子は 1936...