2023年7月14日金曜日

7月14日金曜日/東のお笑いの大将

◇ テレビ・ラジオ・雑誌

 早朝に起きあがり、ブログの更新をひとつ。今朝は涼しい。もう少し眠りなおしてから、録画していたテレビ番組をあれこれと。火曜深夜に放送された「M_IND」という音楽番組、インディペンデント・アーティストにスポットをあてるという番組だが、出演者は登場順に、Repezen Foxx、SARUKANI、たかやん、SKRYU、舐達麻、高瀬統也、cono、Tani Yuuki、GEZAN、Kinami といった顔ぶれ。司会はハライチ澤部とみちょぱ。GEZAN を観たくて録画しておいたのだが、舐達麻が出ていて、えっ、つい最近も逮捕されてなかったっけと思い、検索して確認してしまった。地上波の番組に出すってすごいなと驚いたが、有名人なわけではないからむしろ出せるのかもしれないな。舐達麻の曲の最中にトークを挟むという編集をしていて、放送を観たら怒らないだろうかとはらはらするが、そのトークでは、たけしに憧れていたという話をしていた。

 からだがだるく、横になり、音楽を聴きながら、ブログをもうひとつ更新しようとするが、集中力がもたない。Spotify のポッドキャストで、聴きそびれていた「大竹まこと ゴールデンラジオ!」を聴いていくと、先月6月22日木曜日の「大竹紳士交遊録」のコーナーは、天久聖一はこの日がレギュラー最終回だった。残念だな。このコーナーはメンバーに少し変更があったのか、ポッドキャストでしか聴いていないから、放送では発表されてるのかがわからないのだが、月曜には古谷経衡が出るようになっている。

 昼もラジオ。「ビバリー昼ズ」を聴くと、オープニングでは、一昨日の「ザ・東京漫才」の話をする。松村は今日のこの放送を、高田先生に怒られるから休もうとしていたんだそうで、本番前には泣き出したという。いやいや、そんなに怒られるような内容とは思わなかった。

 午後になり、駅前まで。日高屋に入り、冷麺を食べた。640円。ドトールに入り、しばらく読書していく。図書館で借りた「ミュージック・マガジン」の山下達郎特集を2冊、今年の5月号と、昨年の7月号をぱらぱらと読んでいく。今年の号は、RCA/AIR時代の作品が再発されるというタイミング。能地祐子による山下達郎インタビューのほか、DAOKO、Night Tempo のインタビュー、柴崎祐二、天辰保文の評論。昨年の号は新アルバム発売のタイミング。松永良平による山下達郎インタビューのほか、矢野利裕さんによる Kan Sano のインタビュー、23人のミュージシャンが選曲する「山下達郎・私の1曲」、それと、山下達郎全アルバムガイドが載っている。これは発売時にも少し立ち読みしたことを思い出した。


 夜に帰宅し、ブログの更新をひとつ。それからまた、録画していたテレビ番組をいくつか。今日の「徹子の部屋」は追悼特集。扇千景、笑福亭笑瓶、奈良岡朋子、大江健三郎、陳健一の過去の出演回の映像が流れる。笑福亭笑瓶は、1991年放送、34歳のときの映像だった。NHKの「ニュース7」では、宮崎駿の「君たちはどう生きるか」が今日から公開されたというニュースを扱っていた。スレッズを見ていて今日から公開だったのかと知ったが、情報を出さないという戦略だったんだということも今日まで知らなかった。

 ひさしぶりに ABEMA を開き、「石橋貴明 お礼参り THE WORLD」という番組を観る。太田光が出演した回を観ておきたかった。太田と貴明が対談する、その後ろにはとんねるずと爆笑問題それぞれの年表が掲げられている。「ラ・ママ新人コント大会」にとんねるずが出演した話から始まるが、貴明にはその記憶がない。ウンナン、ちびっこギャング、パワーズ、B21スペシャルら、「お笑い第三世代」を太田が貴明に説明するが、これも貴明は意識したことはないのだろう。コント赤信号との関係では、貴明はラサール石井の家によく泊まっていたようだ。「お笑いスター誕生!!」に出場し、太田プロと人力舎に誘われたというのも初めて知る話だったが、とんねるずは日企のあずかりとなる。とんねるずはほかの芸人とはからまなかったから、爆笑問題はとんねるずとはなかなか会えなかったといい、初めて会ったのは「ポップジャム」に野猿として出演したときだったとふり返る。貴明は「ボキャブラ天国」はぜんぜん観たことがなかったようだ。そして、ふたりに共通して接点のある人物として、森田芳光の話にもなった。爆笑問題が「11PM」でコントをやっていたのを森田芳光が観ていて、太田を「バカヤロー!4」の監督に抜擢する。いっぽう、「そろばんずく」のメイキングの監督を務めていたのが堤幸彦であり、それがきっかけで、堤幸彦も「バカヤロー!」で監督デビューするのだが、堤幸彦は「コラーッ!とんねるず」のディレクターでもあった。共通して接点があるといえば、三谷幸喜は憲武の友だちの友だちだったんだそうで、とんねるずの初めてのコントライブをやったときに、三谷幸喜が照明の手伝いにきていたという。「みなさんのおかげです」でもコントを書いたことがあったが、原稿が遅く、チーフADが「おめえ遅えよ」と怒ったら、それが怖くて辞めちゃったんだそうで、そのチーフADは現在の共同テレビの社長だという。太田がいつもの調子で三谷幸喜の悪口を言っていると、「仲良くしなさいよ」と貴明はたしなめる。太田と貴明は東武東上線沿線の文化で育ったという共通点もあり、そこには尾崎豊や山下達郎も登場する。テレビについて、太田が「シャボン玉ホリデー」みたいな番組をやりたいというと、貴明も、「シャボン玉ホリデー」の最後に歌で終わるというかたちを「みなさん」では踏襲し、「星降る夜にセレナーデ」を玉置浩二に作ってもらったという話をした。貴明は太田を、今の「東のお笑いの大将」と考え、「東のお笑いの大将でやってるわけで、やっぱり、そういうのは意識するの? 関東の笑いだとか、東京の笑いだとかっていう」と訊くのだが、いや、東京の笑いを誰よりも意識しているのは貴明ではないのか。貴明には「きっちり、漫才みたいなものにチャレンジしたことがないから」という引け目もあるのか。貴明が「「タイタンライブ」にひとりで出てみるかなあ」と言うと、「タイタンライブ」には、談志、たけしも出たことがあることを太田は説明する。貴明は「太田が作る「シャボン玉ホリデー」みたいなバラエティに俺も出させてください」とも言ってみせた。最後に太田から、とんねるずとしては今後はどうするのかという質問があると、スタッフからも「もっと観たいですけどねえ」「待ってるひといっぱいいるんですよ」との声が出た。太田は、爆笑問題ととんねるずの2組で特番はどうかと提案し、最終的には、佐久間を降ろして「オールナイトフジコ」をわれわれでやろうという話で終わった。54分の番組だが、とても濃い会話をしていた。

 Spotify のポッドキャストで、太田光がゲストの「植竹公和のアカシックラジオ」の最新回も聴いた。太田の読書遍歴をたどるインタビュー。知る話も多いのだが、村上春樹は最初は好きだったとか、芥川賞では又吉や綿矢りさなんかは読んでるとかいうことも言っていた。最後に豊崎由美にも触れる。

 スレッズもあいかわらず頻繁に見ているのだが、インスタから検索したほうが、誰がスレッズをやっているかが一目瞭然だ。しかし、ツイッターのやりかたに近づけることがいいのか。模索を続け、同時に、インスタについても今さら理解することが増えている。眠れなくなり、夜が明け始めたころにようやく眠る。





◇ テレビ・ラジオ・雑誌

 早朝に起きあがり、ブログの更新をひとつ。今朝は涼しい。もう少し眠りなおしてから、録画していたテレビ番組をあれこれと。火曜深夜に放送された「M_IND」という音楽番組、インディペンデント・アーティストにスポットをあてるという番組だが、出演者は登場順に、Repezen Foxx、SARUKANI、たかやん、SKRYU、舐達麻、高瀬統也、cono、Tani Yuuki、GEZAN、Kinami といった顔ぶれ。司会はハライチ澤部とみちょぱ。GEZAN を観たくて録画しておいたのだが、舐達麻が出ていて、えっ、つい最近も逮捕されてなかったっけと思い、検索して確認してしまった。地上波の番組に出すってすごいなと驚いたが、有名人なわけではないからむしろ出せるのかもしれないな。舐達麻の曲の最中にトークを挟むという編集をしていて、放送を観たら怒らないだろうかとはらはらするが、そのトークでは、たけしに憧れていたという話をしていた。

 からだがだるく、横になり、音楽を聴きながら、ブログをもうひとつ更新しようとするが、集中力がもたない。Spotify のポッドキャストで、聴きそびれていた「大竹まこと ゴールデンラジオ!」を聴いていくと、先月6月22日木曜日の「大竹紳士交遊録」のコーナーは、天久聖一はこの日がレギュラー最終回だった。残念だな。このコーナーはメンバーに少し変更があったのか、ポッドキャストでしか聴いていないから、放送では発表されてるのかがわからないのだが、月曜には古谷経衡が出るようになっている。

 昼もラジオ。「ビバリー昼ズ」を聴くと、オープニングでは、一昨日の「ザ・東京漫才」の話をする。松村は今日のこの放送を、高田先生に怒られるから休もうとしていたんだそうで、本番前には泣き出したという。いやいや、そんなに怒られるような内容とは思わなかった。

 午後になり、駅前まで。日高屋に入り、冷麺を食べた。640円。ドトールに入り、しばらく読書していく。図書館で借りた「ミュージック・マガジン」の山下達郎特集を2冊、今年の5月号と、昨年の7月号をぱらぱらと読んでいく。今年の号は、RCA/AIR時代の作品が再発されるというタイミング。能地祐子による山下達郎インタビューのほか、DAOKO、Night Tempo のインタビュー、柴崎祐二、天辰保文の評論。昨年の号は新アルバム発売のタイミング。松永良平による山下達郎インタビューのほか、矢野利裕さんによる Kan Sano のインタビュー、23人のミュージシャンが選曲する「山下達郎・私の1曲」、それと、山下達郎全アルバムガイドが載っている。これは発売時にも少し立ち読みしたことを思い出した。


 夜に帰宅し、ブログの更新をひとつ。それからまた、録画していたテレビ番組をいくつか。今日の「徹子の部屋」は追悼特集。扇千景、笑福亭笑瓶、奈良岡朋子、大江健三郎、陳健一の過去の出演回の映像が流れる。笑福亭笑瓶は、1991年放送、34歳のときの映像だった。NHKの「ニュース7」では、宮崎駿の「君たちはどう生きるか」が今日から公開されたというニュースを扱っていた。スレッズを見ていて今日から公開だったのかと知ったが、情報を出さないという戦略だったんだということも今日まで知らなかった。

 ひさしぶりに ABEMA を開き、「石橋貴明 お礼参り THE WORLD」という番組を観る。太田光が出演した回を観ておきたかった。太田と貴明が対談する、その後ろにはとんねるずと爆笑問題それぞれの年表が掲げられている。「ラ・ママ新人コント大会」にとんねるずが出演した話から始まるが、貴明にはその記憶がない。ウンナン、ちびっこギャング、パワーズ、B21スペシャルら、「お笑い第三世代」を太田が貴明に説明するが、これも貴明は意識したことはないのだろう。コント赤信号との関係では、貴明はラサール石井の家によく泊まっていたようだ。「お笑いスター誕生!!」に出場し、太田プロと人力舎に誘われたというのも初めて知る話だったが、とんねるずは日企のあずかりとなる。とんねるずはほかの芸人とはからまなかったから、爆笑問題はとんねるずとはなかなか会えなかったといい、初めて会ったのは「ポップジャム」に野猿として出演したときだったとふり返る。貴明は「ボキャブラ天国」はぜんぜん観たことがなかったようだ。そして、ふたりに共通して接点のある人物として、森田芳光の話にもなった。爆笑問題が「11PM」でコントをやっていたのを森田芳光が観ていて、太田を「バカヤロー!4」の監督に抜擢する。いっぽう、「そろばんずく」のメイキングの監督を務めていたのが堤幸彦であり、それがきっかけで、堤幸彦も「バカヤロー!」で監督デビューするのだが、堤幸彦は「コラーッ!とんねるず」のディレクターでもあった。共通して接点があるといえば、三谷幸喜は憲武の友だちの友だちだったんだそうで、とんねるずの初めてのコントライブをやったときに、三谷幸喜が照明の手伝いにきていたという。「みなさんのおかげです」でもコントを書いたことがあったが、原稿が遅く、チーフADが「おめえ遅えよ」と怒ったら、それが怖くて辞めちゃったんだそうで、そのチーフADは現在の共同テレビの社長だという。太田がいつもの調子で三谷幸喜の悪口を言っていると、「仲良くしなさいよ」と貴明はたしなめる。太田と貴明は東武東上線沿線の文化で育ったという共通点もあり、そこには尾崎豊や山下達郎も登場する。テレビについて、太田が「シャボン玉ホリデー」みたいな番組をやりたいというと、貴明も、「シャボン玉ホリデー」の最後に歌で終わるというかたちを「みなさん」では踏襲し、「星降る夜にセレナーデ」を玉置浩二に作ってもらったという話をした。貴明は太田を、今の「東のお笑いの大将」と考え、「東のお笑いの大将でやってるわけで、やっぱり、そういうのは意識するの? 関東の笑いだとか、東京の笑いだとかっていう」と訊くのだが、いや、東京の笑いを誰よりも意識しているのは貴明ではないのか。貴明には「きっちり、漫才みたいなものにチャレンジしたことがないから」という引け目もあるのか。貴明が「「タイタンライブ」にひとりで出てみるかなあ」と言うと、「タイタンライブ」には、談志、たけしも出たことがあることを太田は説明する。貴明は「太田が作る「シャボン玉ホリデー」みたいなバラエティに俺も出させてください」とも言ってみせた。最後に太田から、とんねるずとしては今後はどうするのかという質問があると、スタッフからも「もっと観たいですけどねえ」「待ってるひといっぱいいるんですよ」との声が出た。太田は、爆笑問題ととんねるずの2組で特番はどうかと提案し、最終的には、佐久間を降ろして「オールナイトフジコ」をわれわれでやろうという話で終わった。54分の番組だが、とても濃い会話をしていた。

 Spotify のポッドキャストで、太田光がゲストの「植竹公和のアカシックラジオ」の最新回も聴いた。太田の読書遍歴をたどるインタビュー。知る話も多いのだが、村上春樹は最初は好きだったとか、芥川賞では又吉や綿矢りさなんかは読んでるとかいうことも言っていた。最後に豊崎由美にも触れる。

 スレッズもあいかわらず頻繁に見ているのだが、インスタから検索したほうが、誰がスレッズをやっているかが一目瞭然だ。しかし、ツイッターのやりかたに近づけることがいいのか。模索を続け、同時に、インスタについても今さら理解することが増えている。眠れなくなり、夜が明け始めたころにようやく眠る。

2023年7月13日木曜日

7月13日木曜日/竹芝






◇ 竹芝・大森

 あまり眠れないまま、朝から都内に。昼食は竹芝、ゆで太郎に入り、ミニカツ丼セットを食べた。730円。竹芝駅のまわりを散策し、外のベンチで休もうかとも思っていたが、蒸し暑くてこれは無理だ。客船ターミナルのベンチで、少し仮眠する。

 夕方には大森に移動し、ベローチェに入り、ひと休み。タイムフリーで、今日の「ビバリー昼ズ」を聴くと、ナイツが昨夜の「ザ・東京漫才」の話をするのだが、ナイツはいつも要約が下手だ。読書もするつもりでいたのに、ひどい眠気がなかなかとれず、とりかかるまでにだいぶ時間がかかった。西友のブックオフに寄り、220円の単行本を2冊買う。帰りの電車内で、ようやく読書の調子が出てくる。横浜駅に戻り、西口の地下を通り抜け、かながわ県民センターまで行って、返却ポストに図書館の本を1冊返却する。有隣堂を覗き、「文藝春秋」の最新号を少し立ち読みすると、秋元康ロングインタビューという連載が始まっていた。インタビュアーも秋元康。目を通してみたら、せんだみつおやセントルイスといった名が出てくる。これは面白いかもしれないな。図書館できちんと読もうか。

◇ テレビ

 夜遅くに帰宅し、録画していたテレビ番組をあれこれと。今日の「徹子の部屋」(ゲスト・山本耕史)と、昨夜の「あちこちオードリー」(ゲスト・ぼる塾&四千頭身)を。NHKの「ニュース7」を観ていると、毎日毎日、災害のニュースばかりだ。

 録りためてあるNHKの「演芸図鑑」をこつこつ観ていて、ようやく今年の2月の放送までたどりついた。林家正蔵と日髙のり子の対談があり、もちろん、「タッチ」の声優として共演した間柄だが、正蔵師匠は「タッチ」はオーディションを受けて採用されたんだそうで、日髙のり子もそのことを知らずに驚いていたから、あまり知られていない話ではないだろうか。そのころ、正蔵師匠が劇団青年座の映画放送部に在籍していたということも知らなかったが、「タッチ」のオーディションはそこの紹介だったという話だった。

2023年7月12日水曜日

7月12日水曜日/「ザ・東京漫才」

◇ 御徒町・上野・浅草

 早朝から眠り、遅い時間に起きあがる。ブログの更新をひとつ。録画していたテレビ番組をいくつか。昨夜の「刺さルール」は「モンダイ川柳」という新企画。あいかわらず内容が定まらない番組だ。「アンタウォッチマン!」は狩野英孝の特集。

 午後から都内に。御徒町に出て、まず、遅めの昼食。ぱすたやに入り、とり塩炒めパスタを食べた。700円。上野広小路のブックオフに寄るが、ここも値上がりしてしまい、買える本がぜんぜん見つけられず、店内をぐるぐると2周まわり、110円の文庫本をなんとか2冊買っていく。このあとは浅草に行くのだけれども、上野から歩いて、稲荷町のブックオフに寄っていこうというつもりでいたが、この暑さではやっぱりきついと思いなおし、上野から銀座線に乗り、田原町まで乗った。



 浅草演芸ホールの裏にちょうどセブンイレブンがあり、ここでチケットを引き換えておく。ROXのドトールに入り、ひと休み。アイスコーヒーとブリオッシュショコラを食べた。日記の下書きをして、それから、しばらく読書をしていく。ちょうど、浅草について書いてあるエッセイがあったので、これは浅草に行く用があったときに浅草で読もうと思っていた。そのほか、複数の本をつまみ読み。


◇ 演芸会

 18時半を過ぎ、ドトールを出て、浅草東洋館に。高田文夫プロデュース「ザ・東京漫才」の第4弾。開場してすぐに入ろうかと行ってみると、入り口に行列ができていたから、並んでいるのもかったるいと思い、向かいのドン・キホーテに入り、しばらく涼んでから開演10分前に戻ってきた。エレベーターは待つことになるので、階段であがる。ここはまだ、チケットの半券は自分でもぎるかたちだ。ロビーの物販にはオキシジェンとマリアがいたようだが、なにも買わないからあんまりそっちのほうは見ないで通り過ぎようとすると、空さんがチラシを配っていて、ひさしぶりに会えた。

 開演前に今回は前説があり、幕が閉まっている状態で、漫才56号が登場した。今回の「ザ・東京漫才」はものまねの特集だが、このコンビは野球のものまねをする。この前説の時間は写真撮影可だった。19時開演、まず、司会のナイツが登場。客席後方にはどうやら坂本冬休みがいるようだ。さて、一番手はマリアが登場。一応、漫才協会の新人大賞は獲っているコンビだが、ずいぶんテンポが間延びする。今日はものまね特集なのだから、ものまねをもっとやればいいのにと思った。二番手はオキシジェン。おなじみの師匠ものまね。ここは安心して観ていられる。三番手はHEY!たくちゃん。これも専売特許のアゴものまね。HEY!たくちゃんはもともと好きなのだけど、政治家のものまねなど、レパートリーが独特だ。春風亭昇太のものまねなんかは今日の会に合わせたネタだろうか。浅草キッドのふたりをものまねするなんてひともほかに知らない。さらには、いろんな YouTuber、猿のものまね、犬のものまねに至っては捧腹絶倒の馬鹿馬鹿しさだ。最近はテレビのものまね番組でも目にしないが、影の実力者だろう。人間的な悪評ばかりが聞こえてくるひとだが、そんなダーティーな部分も芸人らしくて面白いじゃないか。最後はナイツの漫才があり、前半は終わり。休憩を挟み、後半はトーク。ナイツがまず登場し、高田先生を呼び込む。ゲスト、ひとり目は松村邦洋。まあ、松村邦洋に関しては知る話が多いのだが。そしてもうひとり、はたけんじが登場。ほかのメンバーが舞台上にいる状態のまま、まずはその真ん中で芸を披露した。「もしもシリーズ」の元祖というのだが、栗田貫一の「もしもシリーズ」とはぜんぜん違って、歌手のものまねで童謡を歌うということをやる。むしろ、これと同じことをやっているのはコロッケだ。それはさておき、田村正和のものまねをするときに田村正和の説明をするのだが、(そもそも説明不要だが、)「古畑任三郎」を知らないのかと思うような古すぎる認識で説明をしていて、つまり、はたけんじが全盛期のころのまま、化石のように芸が再現されている。むしろ、ここまで時代と無関係にいることのほうが難しいんじゃないかと思うくらいだったが、しかし、そのあとのトークになると、貴重な証言があふれるように引き出される。漫才ブーム直前のものまねの歴史のなかでは、はたけんじという存在は超キーパーソンなのだ。「ものまね」という名称もはたけんじが元祖なんだそうで、ある番組で「ものまねジョッキー」と名づけられたのだが、「ジョッキー」がわからないから取ってしまい、「ものまね」になったという説明をしていた。佐々木つとむについて語られることもあまりないが、高田先生がタモリが佐々木つとむをパクったというと、じつはそうではなく、はたけんじはタモリのほうが先だと証言する。佐々木つとむの渥美清のものまねも桜井長一郎から盗んだものなんだそうで、佐々木つとむにはそういった器用さがあったということだろう。ほかに、ワタナベマサミというかなわない芸人がいたというのだが、これは高田先生も知らない名前だった。このメンバーだから太田プロのショクナイの話にもなるのだけど、「ショクナイ」が「内職」の逆だということを、ナイツがわかっていなかったのにはちょっと驚いた。いや、こんなことはシロウトでも一瞬でわかる。ナイツのふたりはときどき異常に鈍いところがある。今回も終演まであっという間だった。最後はオキシジェン三好が扮する國村隼と、マリアのイーちゃんが扮するナンチャンが登場した。このかっこうで物販をやっていたのだね。


 帰りは都営浅草線、京浜急行直通で帰ってくる。電車内で、ツイッターを開いて目にした、りゅうちぇるの自殺のニュースに驚いた。

◇ テレビ

 夜遅くに帰宅し、録画していた「FNS歌謡祭」を観る。これを録画するために残量をかなり空けなければと思っていたのだが、タイムテーブルが発表されてほっとした。新しい学校のリーダーズと和田アキ子のコラボだけ録画したかったのだ。楽しみにしていたこのコラボは、「古い日記」と「オトナブルー」のマッシュアップから「古い日記」というメドレー。しかし、さすがに今の年齢の和田アキ子とではぎこちなさを感じはするが、のちに貴重なコラボだったということにはなりそうだ。コラボ企画では、平原綾香とアバンギャルディのコラボもあり、YOASOBI の「アイドル」をカバーしていたのだが、アバンギャルディというのはインスタを見ているとよく動画が流れてきて、なんだこれはと思っていたのだが、制服でパフォーマンスをするこういう集団なんだというのをここで初めて把握した。いや、新しい学校のリーダーズの動画をよく観ているからこれが流れてきたんだと思うが、制服で踊ってる動画が好きなわけじゃあないんだよ。ぜんぜん違うということがAIにはわからんかな。

 Spotify のポッドキャストで「大竹まこと ゴールデンラジオ!」を聴きながら、深夜にブログの更新をもうひとつ。明日は朝早くから出かけなければならないのに、眠れなくなった。

2023年7月11日火曜日

7月11日火曜日/帰りは歩いていく

◇ 瀬谷

 朝に起きあがり、まず、ブログの更新にとりかかるが、なかなか集中できずに時間を食う。スレッズをやたらと見てしまい、スレッズがまだまだ面白いからだが、ブログの更新は仕上げられずに中断した。スレッズのフォロー数は 50人まで増やしてみたが、だいぶ落ち着いた空気になってきたかなという気がする。

 午前中は、録画していたテレビ番組をいくつか観て、午後から外出。瀬谷まで、歩いてもいい距離だが、暑いから電車に乗る。まず、昼食。れんげ食堂に入り、ランチメニューのジャージャー麺を食べた。649円。コスパランチと書いてあったが、玉のようになった麺がこじんまりと皿の上に乗っていて、まるでコスパ感がない。そのあとは、マクドナルドに入り、ひと休み。窓際の席しか空いておらず、日差しが強くてたまらない。しばらく読書していく。いくつかの本をつまみ読みし、そのうちのひとつ、大橋裕之「夏の手」は一気に読む。タイトルからして、これは夏に読みたいと思っていた。2020年刊、幻冬舎文庫。親本は2012年刊。10年以上前の作品なのか。こういうオルタナティブなマンガというか、サブカルチャー的な漫画家は、10年前と今とでは、立ち位置にはずいぶん違いがある気はする。文庫解説は渡辺大知。


 マクドナルドを出て、瀬谷図書館に向かう。瀬谷までわざわざやってきたのは、瀬谷図書館で「ミュージック・マガジン」を借りたいと思っていたからだ。つい最近の山下達郎特集、それと、去年の山下達郎特集の号も借りる。ほかにも2冊、計4冊を借りていく。ここはマンガもけっこう置いてあるんだな。返却も1冊。読み終わらなかったが、借りなおせるのは来月になるだろうか。それから、まだまだ暑いが、瀬谷駅からはかなり離れているブックオフにも寄っていく。ここも目的のひとつ。110円の文庫本を2冊、220円の単行本を1冊買う。ブックオフを出ると、外は暗くなっていた。帰りは、30分ぐらいかけて歩いていく。これだけの距離は、この暑さでは、昼間に歩くのはさすがに避けたほうがいいな。

◇ ラジオ・テレビ

 歩きながら、聴きそびれていた先週火曜の「ナイツ ザ・ラジオショー」をタイムフリーで聴いた。産休中のケイさんの代打パートナーにはカンニング竹山が再登場。竹山が代打の日は特に面白く、これは聴いてよかった。中野サンプラザが閉館する話題から、中野の街の歴史をたくさんしゃべっていた。ナイツのふたりだと、こういった知識がいつもいい加減なんだ。

 夜に帰宅し、録画していたテレビ番組をあれこれと。今日の「徹子の部屋」は吉田羊がゲスト。放送直後の「さんま御殿」は「超絶せっかち有名人」という特集。一之輔さんが二度目の出演。

 朝に中断したブログを仕上げ、いったん眠り、深夜に目覚めた。「爆笑問題カーボーイ」を聴こうとするが、パソコンのラジコの地域判定がまた狂ってしまい、鹿児島になっている。「星野源のオールナイトニッポン」はネットされていて、聴いてみたら、細野晴臣がゲストだった。ラジオを聴きながら、楽天マガジンで雑誌のチェックをすると、「FLASH」には塙新会長のインタビューが載っていた。「SPA!」を読むと、岩崎う大の連載では、とんねるずのことを書いている。「昭和40年男」の特集は「俺たちの読書史」。太田光インタビューのほか、松浦弥太郎、新井素子、町田康のインタビューもあった。しかし、ひと世代上だと、読書体験もだいぶ違うのだけどね。「昭和50年男」でもぜひ読書特集をやってもらいたいものだ。深夜、眠る前にブログの更新をもうひとつ。

2023年7月10日月曜日

7月10日月曜日/爆発事故の現場から



◇ 新橋・赤坂見附

 朝から都内に。新橋に出る用があり、せっかくだから、先日の爆発事故の現場を見物に寄っていく。昼は赤坂見附のほうに移動。ひさしぶりに中国茶房8に入り、ランチメニュー、Aセットの三色かけ飯を食べた。550円。システムを忘れていて、サラダとスープを自分でとってきてしまったが、自分でとらなくても1杯ずつはもともとついてくるんだっけ。杏仁豆腐も山盛りでいただき、満腹になる。



 帰りは赤坂見附から銀座線、渋谷に寄り、まんだらけの階段の百均から雑誌を1冊だけ、表紙に誰かのサインが入っている「Kamipro」を買っていく。電車が空いてるうちに横浜に戻ってしまおうと、東横線に乗るが、車内が涼しく、熟睡していたら元町・中華街まで寝過ごしてしまう。戻るときにもまた眠り、白楽からまた横浜に戻ってきた。東口のドトールに入り、ひと休み。地下の席は冷房がぬるかった。しばらく読書をして、ビブレのブックオフに寄ってから帰った。

◇ テレビ・ラジオ

 夕方には帰宅し、録画していたテレビ番組をいくつか。今日の「徹子の部屋」(ゲスト・佐良直美&安奈淳)を観て、それから、放送中の「ニュース7」を追っかけ再生で観てしまう。

 昨夜の「まつも to なかい」は、今週は柄本明と古田新太がゲストだと思って楽しみにしていたのだが、今週は2部構成になっていて、前半には、とにかく明るい安村、ゆりやんレトリィバァが登場した。「ゴット・タレント」に出演したふたり。ゆりやんが出演して話題になったのは4年前だが、そのあとに2回応募して落されているとは知らなかった。バンクシーになりすまし、ウンコの絵を描いたら「ユニーク!」と言われて落とされたって。番組後半になり、いよいよ柄本明と古田新太という顔合わせ。まず先に柄本明が登場し、あとから古田新太が登場。このふたり、共演がないというのが意外だ。古田新太はこの日は舞台に出演したあと、焼酎を3杯飲んでからこの収録にやってきた。柄本明は古田について、「なんかな、古い芝居するひとだなあと思った。」「わりと大きいケレン味のあるねえ。ケレン味なんて、今、言葉使わないのかね。ケレン味ってのはなんだろうなあ。まあ、臭いっていうこととはちょっと違う。うん、だからいい意味での臭いみたいな。」 古田新太が、柄本、松本に、子どもとどんな話をしてるのかと訊くと、松本は13歳の娘とお笑いの話をしているんだそうで、ここはへええと思うところだった。柄本家は正月は奥田家と集まり、「爆笑ヒットパレード」を観ているという。そして、話題は柄本明と志村けんの関係について。柄本明から語られた、志村と初共演した「加トちゃんケンちゃんごきげんテレビ」のエピソードがとても面白かった。松本は志村と、どんな会議をしてるのかを話し合っていたそうで、柄本もそのネタ作りの会議に参加したことがあり、その描写も興味深いものだった。古田新太からは演出家を経験した話もあり、ここは濃い内容の会話だった。

 タイムフリーで、今日の「ビバリー昼ズ」を聴く。「文藝春秋」で、代表的な日本人をあげるという企画があったそうで、高田先生があげた5人は、青島幸男、黒澤明、森繁久彌、古今亭志ん朝、沢田研二。談志、たけしは入れなかった。しかし、これが高田先生の本来の趣味なのだろう。12時台ゲストはモロ師岡。ヴェンダースの映画にあがた森魚と一緒に出てるんだって。

 Spotify で、松尾潔のポッドキャストを聴こうとするが、まだ更新されていない。いつも毎週2本更新されるうち、1本は更新されてるのだけど。

 スレッズは5日経ち、ちょっと落ち着いてきたか、新しいアカウントは見かけなくなってきた。いちばん最初にフォローしたウディ・アレンのオフィシャルアカウントはなくなってしまったのか。なぜだろう。インスタのアカウントはまだあるからいいんだけど、理由が気になる。

2023年7月9日日曜日

7月9日日曜日/狂言・山下達郎

◇ ラジオ・テレビ

 朝に起きあがり、タイムフリーで、一昨日金曜の「トーキョー・エフエムロヒー」を聴いた。ヒコロヒー、オードリー若林、光浦靖子、西加奈子、TAIGA という5人で食事をしたそうで、そのときに、若林と西加奈子がケンドリック・ラマーが好きだという話をしていたという。そのあとには、ヒコロヒーがニューヨークのコメディクラブに行った話をしていて、日本の劇場に比べると、芸人と客の関係がフェアな感じがするということを言っていた。

 今朝の「サンデージャポン」は、ウエストランド、山崎怜奈、ゆうちゃみ、わかしんらが出演。安倍晋三銃撃事件から1年、スタジオには鈴木エイトも登場する。週刊誌の記事にもなっていたが、山上徹也と事件前にツイッターのDMでやりとりをしていたことが今年になってわかった、ということが、鈴木エイトの著書で明らかにされた。そのことにより、鈴木エイトは自身の責任を問われる覚悟もしている。犯行後も山上とは手紙のやりとりをしていて、この番組での初出し情報もあった。

 正午過ぎから外出。外に出ると、ぽつぽつと雨が降り始めようかという雰囲気だったが、予報を見ると止みそうなので、傘はもたずに出る。平沼橋に出て、紅葉坂まで歩く。フジスーパーに寄り、飲みものだけ買っていく。


◇ 狂言

 今月も横浜能楽堂、月イチの普及公演「横浜狂言堂」に。14時開演、20分前に到着し、当日券を購入する。脇正面、通路脇の席が空いていた。今日の公演は人気がないのだろうか。しかし、客席はどういうわけか若い女子がけっこう多いように感じられた。歩いてきたら、汗だくになった。開演まで、カバンに入れてあったタオルと飲みものを出し、ロビーに出て、ひたすら汗をぬぐっていた。開演すると、いつもどおり、まずはお話の時間があり、今回は内藤連というひとが務めた。ところが、この時点でもう眠くなり、目を閉じながら聴いていたのだが、まるであたまに入ってこない。前半の演目は「文山賊」。プログラムを読むと面白そうだったのだが、これも眠くなってしまった。短い演目で、朦朧としているうちに終わる。眠気がひどく、休憩になっても、席を立たずに座ったまま眠っていた。あとで考えたら、休憩中に水分をとらなかったのはまずい。後半の演目は「悪太郎」。後半もあたまはぼんやりしたまま。これも解説を読むと面白そうで、笑いも起きていたのだが、そこまで面白いとは感じられなかった。演者の力量が関係するだろうか。いや、それよりも自分の体調の問題か。今日はまるで集中できないまま、最後まで。まあ、こんな回もあるか。

 例のごとく、能楽堂のあとは県立図書館に寄っていく。1冊だけ借りる。野毛坂に出て、中央図書館にも寄る。いつも、まず、エレベーターで5階にあがり、5階、4階とまわっているうちに時間がなくなってしまうのだが、今日は3階もじっくりとまわれた。3階には各社新聞がずらっとそろっていて、ああ、図書館っていうものは使いようによってはすごく便利なものだなと今さらわかる。しかし、このあと、短い時間で1階も見てまわるが、今日は借りる本が決められず、ここではなにも借りなかった。なにしろ、買ってある本もたくさんあるわけで、なにをどう読んでいけばいいというのか。


 野毛坂をくだり、桜木町方面に歩く。ぴおシティにて、遅めの昼食。地下2階の横浜飯店に、ここは古い店だが、初めて入ってみた。豚肉のからし煮込み定食を食べる。880円。そのあとは、みなとみらいのほうに出て、クイーンズのベローチェに入り、ひと休み。いつの間にか改装されたようで、以前の古いベローチェの雰囲気もよかったのに、ちょっと惜しい気がする。

◇ ラジオ・テレビ

 ベローチェで、気になっていた今日放送の「山下達郎のサンデー・ソングブック」をタイムフリーで聴いた。スマイルカンパニーのホームページで告知されたとおり、松尾潔の件について、番組中盤にスピーチすると最初に予告し、30分ほど経ったところで語られた。まず、「憶測に基づく一方的な批判」というような言いかたに引っかかるものがあるが、ジャニー喜多川やジャニーズのタレントたちへの敬意、恩義はそのとおりだろう。これはまさに、松尾潔が「日刊ゲンダイ」の連載であらかじめ記していたとおり。松尾潔のあの文章は、誰よりも山下達郎を理解したうえでの嘆き、戸惑いに感じられたが、しかし、山下達郎のこの放送は、松尾潔に対してはなにも答えていないのではないか。ラジオを聴いたあとにも、ツイッターのリアクションを確認していると、読書する時間はほとんどなくなってしまった。SNSなんかに夢中になるもんじゃないな。帰りは横浜駅まで歩き、平沼のブックオフに寄り、110円の文庫本を1冊だけ買っていく。

 夜遅くに帰宅し、録画していたテレビ番組をいくつか。今朝の「ワイドナショー」には、日比野コレコという若い女性作家が初登場。まだ大学生なんだけど、松本人志の大ファンだという。ダウンタウンのおもな仕事はおおむねソフト化されていることがすごく大きくて、若い世代でも観てるんだよなあ。そのほか、今田耕司、ウエンツ瑛士、志らく師匠が出演。永山絢斗が保釈された話題で、今田が「お笑いって、大先輩でいないじゃないですか。」って言うのだけど、じゃあ、ヒロポンはどうなるんだ。

 夜になっても、山下達郎のことをツイッターで検索してしまうが、ヤマザキマリもスマイルカンパニー所属なのだと初めて知った。スマイルカンパニーのホームページを今さら確認してみると、鈴木おさむも所属していた。知らないことばかりだ。鈴木おさむもまたジャニーズとは縁が深い。今夜は、Spotify でポセイドン・石川を聴きながら眠る。

2023年7月8日土曜日

7月8日土曜日/「ツギクル芸人グランプリ」

◇ テレビ・ラジオ

 朝に起きあがり、まず、ブログの更新をひとつ。録画していたテレビ番組をいくつか観て、午後にラジオをつける。「田村淳のNewsCLUB」を聴くと、さっそく、スレッズの話をしている。ニュース解説は速水健朗。午後もまたテレビ。録画残量を空ける必要があるため、だらだらとテレビを観てばかり。まったくひどい生活だ。そのため、今日はろくに外出もできなかった。

 観そびれていた「さんまのお笑い向上委員会」を3週分、6月17日放送の回では最初のトークがたっぷりとあり、初登場の出演者がなかなか紹介されない。「ヤングタウン」でもしゃべっていた「FLASH」に直撃された話をここでしていた。「向上ゲスト」はぱーてぃーちゃん。その翌々週、7月1日の放送では、ジャッキーちゃんが活躍する。

 昨夜の「さんまのまんま初夏SP」は、最初のゲストにサンドウィッチマンとナイツが登場した。塙さんが漫才協会の会長に選ばれたその日の収録だったようだ。水道橋にできる吉本の新しい劇場のDMをさんまが務めるというので、そこでの「漫才サミット」の開催をオファーする。「DM」とはなにかというと「ドント・マネージャー」、なにもしませんという意味。ゲスト2組目は成田凌と小芝風花、あとからそこに田津原理音も加わる。3組目は、本田真凜、望結、紗来の三姉妹。4組目には成田悠輔がひとりで登場。非タレントを相手にするときこそ、さんまの真骨頂。ここにはあとから、アンミカ、石井亮次が加わり、成田悠輔と入れ替わった。

 これもずっと観そびれていた「イワクラと吉住の番組」。5月30日、6月6日の放送では、Aマッソ加納をゲストに迎えてトークをしていた。この3人では、Aマッソが意外とベテランなんだ。ネタ番組があんまり好きじゃないという加納は、ネタ番組だったら劇場のほうがいいという考えであるのだが、ネタ番組でネタの内容に口出しされるのはぜんぜんいやじゃないとも言っていた。6月13日、6月20日の放送は「拝啓、中の人」という企画。トンツカタン森本が進行役を務める。

 先週の「アメトーーク!」は「学生時代の友達とコンビ芸人」。ダイアン、ウエストランド、U字工事、Aマッソ、囲碁将棋が出演し、MC側にはアンタッチャブル山崎が座った。Aマッソが結成当初に出演したという2008年のインディーズライブの映像が流れ、後ろに貼られていた出演者名のなかに金属バットの名があるのを見つける。「村本・中川」というのはウーマンラッシュアワーだろうか。U字工事は高校生のころに「AHERA」に出演した映像が流れた。当時、この番組は欠かさず観ていて、録画もしてあると思うが、まるで覚えていないんだな。U字工事は「浅草お兄さん会」がデビューだとすれば、初舞台から目撃している数少ないコンビなのだが、しかし、それ以前にも知らずに観ていたというわけか。

 ダビングをする合間にブログをもうひとつ更新し、夜になってから駅前まで買いものに行ってくる。テレビの録画に追われるだけでなく、パソコンの容量もぱんぱんになってしまった。外付けハードディスクに画像を移したりなど。そのついでに、ハードディスクに保存してある音楽をだらだらと聴いた。たまには聴いてやらないと、なんのために保存してあるのかわからない。

 夜にはまたラジオをつける。23時から「HONMOKU RED HOT STREET」をオンタイムで聴こうとしていたが、そういえば、先週の放送を聴き逃していることに気がつき、今週の回が放送中なのに、この時間に先週の放送をタイムフリーで聴いてしまわなければ聴く時間が作れない。先週の放送では、剣さんが木梨憲武に詞を提供したとかで、とんねるずの話をしていた。帝京高校のライブで、とんねるず、スターダストレビューと一緒だった話、以前にも聴いたことがあったかな。オンエアする曲はとんねるず「YAZAWA」。剣さんの弾き語りによる「YAZAWA」も聴けた。

 深夜には、昼に生放送されていた「ツギクル芸人グランプリ」の録画を観た。結果を知らずに観たいから、これはあとまわしにできない。司会は爆笑問題と永島優美アナ。審査員には、渡辺正行、ますだおかだ増田、秋元真夏、元祖爆笑王のほか、民放の各テレビ局から、日本テレビの三浦伸介、テレビ朝日の舟橋政宏、TBSの浜田諒介、テレビ東京の小比類巻将範、フジテレビの日置祐貴といった顔ぶれが並ぶ。決勝出場者は15組。例年どおり、まずは5組ずつ、3ブロックに分かれて対戦をする。◆まず、Aブロックは、出演順に、インテイク、さんだる、ツンツクツン万博、さすらいラビー、三日月マンハッタンという5組。三日月マンハッタンみたいに「THE SECOND」に出ているコンビでも「ツギクル芸人」は問題なしなのか。出場資格はどうなってるのか。この5組では、インテイクのみが初見。ツンツクツン万博は昨夜の「ネタパレ」で初めて観たばかりだった。セットと小道具の仕掛が多いのだが、アイデアが面白いし、ネタはシンプルだ。ほかにはテクニック的にこなれているコンビもいて、判断が難しいけれども、新鮮さではツンツクツン万博が勝ってもいいかなと思った。結果は、ツンツクツン万博が5票獲得し、勝ちあがる。ほかは、さすらいラビーが3票、インテイクが2票獲得。テレビマンたちは5人中4人がツンツクツン万博に投票していた。◆続いて、Bブロックは、出演順に、群青団地、TCクラクション、ファイヤーサンダー、ママタルト、ひつじねいりという5組。このブロックでは、群青団地が初見。ゲームの登場人物の動きを模倣するコント。あらかじめ用意された会話の音に合わせ、ひとこともしゃべらずに、ただひたすら、ゲームの登場人物の動きにより表現をする。このアイデアにも発明がある。ママタルトはもはやおなじみのコンビ。紹介VTRでは漫才協会入りをアピールしていたが、たしかに、漫才の腕ははっきりとあがっているように感じられた。ひつじねいりは、ふたりのキャラクターのバランスのいいコンビ。ママタルトが勝つかなと思ったが、ひつじねいりが勝つと面白そうだと思った。結果は、ママタルト、ひつじねいりが4票ずつで並んだ。同点の場合は観客投票を獲得したほうが勝つというルールにより、ひつじねいりが勝ちあがる。今年はここまでは思ったとおりの結果だ。◆そして、Cブロックは、出演順に、ゼンモンキー、徳原旅行、まんじゅう大帝国、パンプキンポテトフライ、ナイチンゲールダンス。このなかでは唯一、まんじゅう大帝国は「タイタンシネマライブ」でコンスタントにネタを観ているコンビだが、それだけに弱さも承知している。しかし、予想外にいちばん気迫が感じられたのはまんじゅう大帝国だったような気がした。パンプキンポテトフライは優勝候補かなと思っていたのだが、軽い調子で面白いんだけど、決定打がなにかあればというところ。結果は、ゼンモンキー、ナイチンゲールダンスが5票ずつ獲得し、またもや同点。観客投票はナイチンゲールダンスに入り、ナイチンゲールダンスが勝ち抜けた。Cブロックだけは予想とは違う結果になった。◆ファイナルステージは、ナイチンゲールダンス、ツンツクツン万博、ひつじねいりの順に登場。ツンツクツン万博は、今度はどんなアイデアでくるかというところだったが、「ピッツァマン」という路上パフォーマーのコントを演じる。くり返されるフレーズが耳に残るが、2本観ると、ちょっと特色がわからなくなってくるとも思った。ナイチンゲールダンスはテンポがいいだけの漫才というか、インディアンスやミキと一緒で、笑うところがない。ひつじねいりは、関西弁のツッコミのひとの愛嬌が目立っていた。この勝負はひつじねいりではと思ったが、しかし、結果は、ナイチンゲールダンスが7票、ひつじねいりが2票、ツンツクツン万博が1票、優勝はナイチンゲールダンスに決まる。まさかこんなに圧勝になるとは思わなかった。去年は、Gパンパンダが勝つかと思っていたら準優勝に終わり、今年もまた気が合わない結果になった。ひつじねいりは最後の講評時にもいじられていて面白かったのだけれども。

2023年7月7日金曜日

7月7日金曜日/蒲田西口

◇ テレビ

 早朝から眠り、午前中に起きあがる。録画していたテレビ番組をいくつか。昨夜の「アメトーーク!」は「トム・クルーズ大好き芸人」。これはざっと早送り。「トンツカタン森本&フワちゃんの Thursday Night Show」は、神田外語大学でのロケ企画に、オードリー春日、Aマッソ加納が登場。水曜の「あちこちオードリー」は、黒沢かずこ、河合郁人、ぺこぱというメンバーで、おなじみの「自作自演占い」。ツイッターを覗いてみると、松尾潔の「日刊ゲンダイ」の連載コラムが全文公開されていた。「スマイルカンパニー契約解除の全真相」というもの。興味をもって読む。いっぽう、山下達郎は、松尾潔の7月1日のツイートについて今度のラジオで話すと予告されている。









◇ 蒲田・川崎

 正午前から都内に。蒲田に用があり、あまり歩いたことのない西口に出て、アーケード商店街を通り、蓮沼駅のほうに向かう。途中、テアトル蒲田という映画館があり、看板が残っているのだが、検索してみると、2019年に閉館した映画館だった。不思議と今まで縁がなかった。東口に移動し、ブックオフに寄るが、しかし、買うものがない。110円の文庫本を1冊だけ買う。京急蒲田駅に通じるアーケード商店街に、釜玉中華そばナポレオン軒という店を見つけ、ここで昼食にする。釜玉中華そばの並を食べた。590円。


 京急蒲田から、京急川崎で乗り換え、大師線の鈴木町に移動。ブックオフ川崎港町店にひさしぶりに寄ってみたが、ここもたいしたものは見つけられない。110円の文庫本を3冊買う。1階のベンチで少し休んでから、京急川崎に戻り、モアーズのブックオフにも寄るが、しかし、ここもぜんぜんだめな店だ。220円の新書を1冊だけ買う。3店もまわったわりには乏しい収穫に終わる。ベローチェに入り、ひと休み。今日はスレッズを頻繁に見ていて、バッテリーがずいぶん減った。スマホの充電をしながら、ここでもまたスレッズを徘徊する。昨日から今日のあいだに、ケラリーノ・サンドロヴィッチが、そして、電気グルーヴがふたりともスレッズを始めた。

 夜遅くに帰宅し、夜もまた、録画していたテレビ番組をあれこれと。今日の「徹子の部屋」はシシド・カフカがゲスト。「ミュージックステーション」の2時間スペシャルもざっと早送りで観ていく。初登場の Kroi を観たかった。ツイッターから、PANTA の訃報を目にする。タイムフリーで、今日の友近の「シン・ラジオ」(ゲスト・川島明)を聴きながら、深夜2時頃に眠る。

2023年7月6日木曜日

7月6日木曜日/スレッズ記念日

◇ テレビ・ラジオ

 朝、ブログの更新をひとつ。録画していたテレビ番組をいくつか。昨夜の「水曜日のダウンタウン」は、まず、前半に「解散ホントドッキリ」という企画。岡野陽一と、本当に解散する竹内ズが仕掛け人となり、鬼越トマホークがだまされる。逆ドッキリを明かしてから、ホントと明かす流れ。鬼越のふたりはじつにいいひとだ。後半の「津軽地方の不正選挙えげつない説」もとても面白かった。この番組ではたまにあるジャーナリスティックな企画。「津軽選挙」というものをそもそも知らなかったな。

 昼はラジオ。「ビバリー昼ズ」を聴きながら、1時間ぐらい眠ってしまう。眠気がひどい。それから、聴きそびれていたラジオ番組をあれこれと。先週金曜の「中川家 ザ・ラジオショー」と、先週土曜の「サンドウィッチマン ザ・ラジオショー」をそれぞれオープニングだけ、それと、先週土曜の「田村淳のNewsCLUB」と続けて聴きながら、部屋で雑務を片づけていく。昨日知ったばかりのSNS、スレッズというのが今日から始まるというので、さっそく登録してみた。

◇ 読書

 夕方から外出。駅前のドトールに入り、読書をしていく。俵万智「サラダ記念日」を読む。どうせならば、サラダ記念日として詠まれている七月六日に読みたいと思い、ついに今年、忘れずに果たすことができた。1989年刊、河出文庫。親本は1987年刊。およそ36年前に社会現象を起こした作品。俵万智は当時24歳。どのように社会に受け入れられたかを、この歌集を読みながら、今さらながらイメージできた気がする。サザンオールスターズが登場する歌があったが、この歌集がまさに、サザンが現れたときのような新しさがあったんじゃないだろうか。しかし、歌集というものをあんまり読んだことはないが、一気に読むようなものではないなと思った。もう少し間合いがほしい。だからというわけではないが、ちょうど、今日から登録したばかりのスレッズをときどき覗きながら読んでいた。そうすると、意外と時間がかかり、ほかの本もカバンに入れてきたのにそれらはほとんど読めなかった。

 夜に帰宅し、夜もまた、録画していたテレビ番組をいくつか。NHKの「ニュース7」を観て、それから、「徹子の部屋」を2日分。昨日のゲストは山内惠介、今日のゲストは研ナオコ。

 夜もまたブログを更新しようとするが、スレッズを覗いてみるたびにずるずると時間を奪われるようだ。疲れを増やすだけになると困るな。ラジオを聴きながら、2、3時間ほど眠り、またついついスレッズを覗いてしまうが、なぜだか検索がきちんと働かなくなった。有名人もどんどん始めているようで、タイムラインはうるさいくらいなのだけれども、初日はフォロー11人、まず最初に、ウディ・アレンのオフィシャルアカウントをフォローした。いとうせいこう、とり・みきをフォローし、ナタリーなどの情報系をいくつか、夜になってからバカリズムをフォロー。インスタを見ると、ヒコロヒーも始めたようなんだけど、検索が馬鹿になっていて見つけられない。と思ったら、チョコプラ長田のフォローからたどっていったらフォローできた。朝まで、ブログの更新をして、眠りそこねる。

Threads

2023年7月5日水曜日

7月5日水曜日/15時から得をする

◇ テレビ

 早朝に目覚め、少しずるずる過ごしていたが、起きあがり、ブログの更新をする。ひとつの日記を2日がかりでようやく更新した。録画していたテレビ番組をあれこれ。観そびれていた「アンタウォッチマン!」の2週前の放送は、「賞レースチャンピオンを含めた話題の3組SP」として、マシンガンズ、豆鉄砲、モダンタイムスが出演した。マシンガンズは「THE SECOND」、モダンタイムスは「G-1グランプリ」の優勝者。豆鉄砲というコンビは初めて観たが、「ワタナベお笑いNo.1決定戦」の優勝者。Aマッソらに勝ったというのだが、事務所ライブの優勝にそこまでの価値があるだろうか。続けて、昨夜の放送も観ると、昨夜はタカアンドトシの特集だった。タカトシ主催ライブ「新ネタやろうぜ!」の特集でもあり、オリエンタルラジオの「PERFECT HUMAN」の原型はこのライブで生まれたんだな。

 昨夜の「刺さルール」は、まず、トム・ブラウンみちおとランジャタイ伊藤のロケ企画があり、これがどうも面白くない。番組後半には「これ怒っても委員会」という企画があり、この企画のほうが伯山が活躍できるのだが、太田がしゃべっているエピソードのオチの手前でCMをまたぐ編集がじつにひどかった。話の間もなにもあったものじゃない、話術への介入行為だ。昨夜の「ランジャタイのがんばれ地上波!」は、先週に引き続き、「真夏のブチギレ王決定戦」という企画。先週は録画を切ってしまったのだが、思いのほか、ツイッターで評判になっているようだから今週は観てみるが、しかし、やっぱりたいして面白くない。この企画、以前にやったときも興味がもてなかった。

◇ 日ノ出町・黄金町

 午後から外出。京浜急行の日ノ出町に出て、まず、昼食にしようと、桜木町方面に歩くが決められず、桜木町の手前まで歩いてしまい、だったら、最初から桜木町駅で降りればよかった。東京情熱餃子という店に、17時までというランチメニューが外に出ていたので入ってみたら、もう終わりましたと言われる。まだ15時なのに。なぜ、だますのだ。つぎに、にぎわい座の裏の阿里山に行ってみたら、こちらも終わりだといって、外のランチメニューを片づけ始めた。15時前後という時間帯がよくないのか。結局、ちぇるるの松のやに入るという選択になり、ささみかつ定食を食べた。690円。しかし、こちらはちょうど、15時から増量のフェアというのが始まったところだった。こちらは逆に、15時から得をした。

 昼食を済ませたところで、ひさしぶりにカラオケ館に寄り、ひとりカラオケ。行きたい行きたいとはつねに思っているのに、去年は行ったことはあったかも記憶があいまいだ。以前は、頻繁に行っていた時期もあったのだが、コロナのせいで、近場のカラオケ屋が減ってしまったせいもあり、遠ざかっていた。あてがわれた部屋はビルのいちばん端っこにあたり、窓があり、部屋が明るい。今までカラオケ屋を利用していて、かつて経験がないような明るい部屋だ。ところが、さあ始めようかとすると、リモコンの調子が悪い。スタートの画面にならないため、さっそく店員を呼ぶと、機械の電源を入れなおしたりなどして、使えるようにしてくれる。念のため、ここまでの時間は引いてもらえるんですかと店員の兄ちゃんに訊いてみると、もちろんですと言って、無料で5分延ばしてくれた。ところが、伝票を見てみると、9分をボールペンで11分になおしてあり、計算が変だ。伝票を逆さに見て、6分だと思ったのか。しかし、こんなことで再び問い合わせるのもめんどうだから、これはあきらめることにした。1時間半、ワンドリンク、720円。



 イセザキモールに歩き、ブックオフに寄っていく。110円の文庫本を1冊、220円の単行本を1冊買う。有隣堂も少し覗いていく。イセザキモールを黄金町方面に歩き、マクドナルドに入り、ひと休み。2階の席に座るが、冷房が効いてるんだか効いてないんだか、少し蒸し暑かった。

◇ 映画

 夜になってから、シネマジャック&ベティに向かい、ホン・サンス監督「小説家の映画」を観た。20時45分の回。入場時には、ポストカードのプレゼントがあった。客席はほどよく空いていて、この映画のような、ドラマらしいドラマもない静かな作品を観るにはじつに快適な環境だった。スクリーンを観ているあいだじゅう、あれこれと別のことに考えがリンクしていく。この映画を観ているようで、ぜんぜん観ていないような妙な鑑賞法になった。いい時間の映画。劇場内は冷房が弱く、じんわりと暑くなる。



 外に出ると小雨。西横浜まで歩こうかと思っていたが、本降りになっては困るから、黄金町から京浜急行で帰る。電車内では読書をするが、眠気がひどく、あまり読めなかった。雨は本降りにならず、夜遅くに帰宅する。

 Spotify で、今日の「大竹まこと ゴールデンラジオ!」を聴くと、水曜パートナーに壇蜜が復帰していた。そして、ゲストはエレキコミック。単独ライブのプロモーションなのだろうが、後半は宮沢章夫の話になった。「やついフェス」のトークライブの様子をここで知ることができた。まるでモンティ・パイソンのような聖水の話、そして、そのトークライブの場に起きたハプニング。やついの話は止まらない。

2023年7月4日火曜日

7月4日火曜日/うるさくていらいら

◇ テレビ

 早朝から眠り、午前中にブログの更新をしようとするが、調子が出ない。録画していたテレビ番組をいくつか。日曜の「まつい to なかい」は内田篤人とさまぁ~ずがゲスト。この番組、落語会と同じで、独演会なら観たいのだけど、二人会だとこの顔合わせはちょっとというときがある。終盤には yama が登場し、小籔千豊が進行役を務める。ミュージシャンのコーナーももうトークと同じセットでやるようになったのかな。松本のツッコミに一歩も引かない小籔に笑う。

 夕方から外出。ライフのマクドナルドに入り、アイスコーヒーとスパチキを食べる。読書をするためにわざわざやってきたのだが、すぐ隣りの席にガキふたりがやってきて、中学生ぐらいかと思うが、わあわあしゃべっているのが耳障りだ。いらいら。ようやくいなくなったかと思うと、商品を買いなおして戻ってきた。がっかりする。この子らがようやくいなくなったと思ったら、今度は反対側の席にやはり中学生ぐらいの4人組がやってくる。またうるさくなるかと心配したが、彼らは静かにしゃべる子たちだったからほっとした。

◇ 読書

 マクドナルドで、東浩紀「ゆるく考える」を読み終えた。2021年刊、河出文庫。親本は2019年刊。400ページほどの本だが、面白くてすいすい読んだ。収録されているのは、2018年の「日経新聞」の連載と、2008年の「文學界」の連載、これだけで300ページほどになるが、その他は、そのあいだにあちこちの媒体に書かれた雑文。以下、気になった箇所をいくつか引用。P41「天才待望論は資本主義の論理である。才能を買い付け、売り抜ける。編集者もギャラリストも、いつからそんなひとばかりになってしまった。でもそれではだめなのだ。天才を理解し許す聴衆を育てなければ、文化は育たないのだ。いま日本に欠けているのは、その聴衆のほうである。」 P85「SNSの人間関係には面倒がない。だからSNSの知人は面倒を背負ってくれない。そんなSNSでも、たしかに人生がうまく行っているときは大きな力になる。けれども、本当の困難を抱えたときは、助けにならないのだ。」 P172「娯楽性とはなんでしょうか。それはひとことで言えば、こちらにふまじめにしか接してこない人間を、掴み離さない能力のことです(entertain という単語の語源をOEDで調べると、それがかつては「客を保持すること」の意味だったことがわかります)。」 P192「人間は自然には依存すべきだ(というかするしかない)が、社会には依存すべきではない。これがルソーの主張です。」 P231「ぼくは、「書くことで考えること」に心惹かれ、物書きになった人間です。そして、ぼくが文章を書き始めた一九九〇年代の前半には、まだ批評の読者は「書くことで考えること」を許していました。というよりも、それこそが批評だと言われていました。だからこそ、ぼくもまた批評誌で『存在論的』の元原稿を発表することができました。けれども、前述のように、批評をめぐる現在の状況はさまがわりしている。あらゆる言論がネタとして消費され、分析されるその空間では、単語ひとつひとつ、文末ひとつひとつの選択が思考と切り結ぶような悠長なリズムは許されない。ゼロ年代の読者、少なくともその大多数は、異なったタイプの文章を批評に求めています。」 P240「ちなみに、消費社会の問題とアウシュヴィッツの問題は、表面的には対局にあるような印象を与えますが、じつは本質的に繋がっています。そのことを見抜いたのは、ほかならぬハイデガーでした。彼は晩年のあるインタビューで、人間をモノとして処理するガス室のおぞましさは、大量生産大量消費の現代社会一般の問題と通底すると発言しています。この発言はたいへんな反響を呼び、同時に非難を招くことになるのですが(なんといっても、ハイデガーはナチスと関係した哲学者だったのですから)、その政治的かつ道徳的な不用意さは批判されるべきとしても、認識そのものとしては彼の指摘はまったく正しいと言わざるをえません。」 P285-286「というのも、多少とも現代思想に触れたことのあるひとであればご存じのように、二〇世紀後半の人文科学や社会科学はまさに、そんな「ツイッター的状況」について手を替え品を替え考え続けてきたという歴史があるからです。その例はデリダでもいいしルーマンでもいいしクリプキでもいいですが、彼らはみな口を揃えて、言葉が意味を伝えて理解を促進するというのはフィクションだ、コミュニケーションとは要は成立しているから成立しているとしかいいようのない危うい記号の連鎖なのであり、共通の前提などはなく、その根拠の底は抜けているのだと主張していました。コミュニケーションは成立するはずがないが成立する、その逆説について彼らはじつに難解な道具立てを使って語ったわけですが、ツイッターに参加すると、なるほどデリダ/ルーマン/クリプキが言っていたのはこの状況のことだったのかと、いつに素朴に体感することができます。」 P343「個人的な信頼関係などと記すと、それはそれで疑いの目を向けられそうだが、社会を変えるのは、結局のところ、独立した個人と独立した個人のあいだのそのような関係だけではないだろうか。政府は悪、電力会社は悪、「彼ら」が諸悪の根源で「わたしたち」はみな犠牲者だと世界をふたつに分割してしまえば、たしかに耳あたりはいい。政治とは友と敵を分割し、敵を殲滅することだと喝破したのは、ナチス支持で悪名高い法学者、カール・シュミットだが、まずは原発推進なのか反原発なのか、その分割こそを新しい政治の基礎にしようとした震災後の状況は、まさにその友敵理論の戯画的な具現化だったと言える。けれども実際には、政府も電力会社も個人の集合であり、話ができるひともいればできないひともいる。それを見定めてこそ、本当の改革、本当の政治が可能になるのであり、その態度は単純な友敵の分割からは生まれることがない。」

◇ テレビ・ラジオ

 夜に帰宅し、録画していたテレビ番組をあれこれと。今日の「徹子の部屋」は伊藤沙莉がゲスト。5歳上のオズワルド伊藤とのあいだにお姉さんもいるのだね。暗い雰囲気を感じさせないひとだが、じつは一家離散したことがある苦労している家庭だったんだ。昨夜の「しゃべくり007」を観ると、こちらも伊藤沙莉がゲスト。「徹子の部屋」ではテレビ朝日のドラマの宣伝をしていたが、こちらは映画の宣伝だった。同時期に別のプロモーションでバラエティに出ているというのも珍しい感じがする。

 タイムフリーで、聴きそびれていた先週火曜の「ナイツ ザ・ラジオショー」を聴くと、この週の代打パートナーは磯山さやかだった。それから、Spotify で、松尾潔のポッドキャストを聴き、聴きながら眠ってしまい、目覚めると深夜1時過ぎだった。「爆笑問題カーボーイ」をつけ、聴きながらまた眠った。

ブログ アーカイブ

4月18日月曜日/それぞれの戦争

◇ 飯田橋  深夜に映画でも観るつもりだったが、朝まで眠ってしまった。タイムフリーで、土曜に放送された「田村淳のNewsCLUB」を聴く。湯川れい子がゲストなので、これは聴いておきたかった。この番組の出演は、なんと、湯川れい子の逆指名によるものだったようだ。湯川れい子は 1936...