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2025年3月23日日曜日

3月23日日/狂気の11月戦争

◇ テレビ・ラジオ

 朝、TVer から昨夜の「ゴッドタン」を観てしまう。さや香新山の「マジギライ1/5」。番組中にはなんの説明もなかったが、ダイタクが出演していて放送が見送られていた回だ。結局、ダイタクの部分がカットされて放送された。「トラックぶんじゃねえよ!」という流れで「くるま」の名が出てきた。

 録画していた今朝の「サンデージャポン」を観ると、橋下徹が6年ぶりの出演のほか、成田悠輔、ゆうちゃみ、ひまひまちゃんらが出演。トップは石破の商品券問題から。TBSの星浩によると、石破はこの程度のことで辞めるわけにはいかないと考えているようで、野田佳彦も、退陣を求める声があるが私は簡単に求めない、むしろそれをやったら自民党は喜ぶんじゃないですかとはっきり言っている。石破はポケットマネーだと言っているが、星浩は官房機密費使用の可能性を指摘していた。20年以上前の資料を見ると、かつてはそういうことがあったようだ。橋下徹は強く批判するのだが、成田悠輔は「ダメっちゃダメだが小ネタすぎ」という態度をとる。太田が「これに集中しなきゃいけない状態が問題ってことですよね?」と訊くと、成田「日本も世界もとんでもない状態じゃないですか。で、なんか第三次世界大戦始まるかもしれない、日本人も毎年100万人減ってて、そろそろGDP成長もマイナスになるかもしれない、台湾もどうなるかわからない、みたいな国の存亡に関わる問題たくさんあるじゃないですか。そのなかで10万円の商品券…。まあ、平和っちゃ平和なのかもしれないですが、なんか、橋下さんみたいなコメンテーターが庶民の怒りを掻き立てて、またお金を稼ぐためのネタにしてる(笑)という気がしてしまってる次第です。」 橋下は「ひさびさにこういうコメント聞いて懐かしいなと思ったのは、こういうコメントって15年前になくなったのかと思ったんですよ。」 橋下は成田が言うように日本にはいろんな課題が山積してるが、日本の政治家は選挙を恐れてそれをやらない、だから、数千万円のポケットマネーがある生活を維持したくなるような環境に問題があるという理屈なのだが、杉村太蔵は「僕はちょっと、成田さんと考えかたが近くて、法的にね、問題ないことを問題だといって、政治不信を煽るようなことのほうが僕は問題なんじゃないかと思うんですよね。」 太田はこれに関しては橋下に同調する部分があり、意識の問題と考える。太蔵「個人のお金だっていうものを、あなたそれ官房機密費から出したんじゃないかって追究するのっていうのは、冤罪を生みませんか? そこはすごく危険な議論を今やってるなって思うわけ、僕は。」 太田「冤罪を生まないためにも、やっぱり領収書ぜんぶ必要ってしたほうがいいんじゃない?」 成田「規律、ルール、意識みたいのが時代に合ってない、それをアップデートするためにこういう機会を使いましょう、それならわかるっちゃわかるんですよね。まあ、ただ同時に、この問題自体がものすごく、ちっちゃい小ネタだっていうことも明らかだと思うんですよ。(略)どうしてもやっぱり、人間の感覚として、10兆円のことには怒りを感じられないが、10万円には怒りを感じられてしまうっていう問題があると思うんですよ。なので、ちっちゃくて身近で怒りやすい問題を順番に燃やして、国自体の大きな方向性とか議論できなくなっちゃうっていうのはよくないんじゃないかなあって。」 太田「僕はその成田さんのね、気持ちもわかるのは、僕は石破さんにすごく期待しているのは、ひとつはやっぱりあの、いわゆる森友問題の赤木さんの、その、あれを公開するのを、要するに非公開にするっていう裁判を、あのう、なんていうんですか、上告しないっていう決断をした、あれは僕はすごく支持してるんですよ。(略)だからこそ、こんな問題で、いわゆる成田さんがいう、この政治とカネの小さい問題で、これでまたその選挙で降ろされたり…、石破さんに期待してるひとっていうのは、成田さんが感じているジレンマを、たぶん今もうきっと感じていると思うのね。だから、こんな問題やってる場合じゃないじゃないっていうのは、たぶん、みんな感じてることだっていうふうに思いますよね。」 ここまで約40分、そのあとは斎藤元彦知事の第三者委員会の調査結果報告について。これに関しても、「虚しさも感じるんですよね」という成田に共感したくなる。成田「こうやって斎藤さん叩き、批判が、起これば起こるほど、ある種の陰謀論を生むって部分もあるじゃないですか。特に橋下さんみたいなひとが叩けば叩くほど、「オールドメディアのあやつり人形である橋下徹がまた!」(笑)みたいな話がネットで盛りあがって、むしろこの批判とか判定が、斎藤さん側の燃料になるような状況っていうのが前回の選挙でも生まれてましたよね。で、それに似たことっていうのは世界中で起きていて、トランプ大統領にまつわる話とかっていうのはそれを1万倍、1億倍大きくしたような話だと思うんです。だから、こういう事実とかルールがちからをもてなくなっている時代だなあっていう気もしますね。」 続いてはトランプの話題。サンジャポ初代専属弁護士だという湯浅卓が、2001年に出演した映像が出される。爆笑問題も36歳。二代目専属弁護士の橋下徹の映像も今日はそのつど出されていた。三代目は八代英輝だそうだが、太田「八代さんは恵に魂を売りました。」 橋下はウクライナに譲歩を迫ったトランプをやたらと評価している。トランプの言動はぜんぶ素なのか、それとも演出なのかというひまひまちゃんの質問に、湯浅は、表面的には100パーセント感情的に見えるが、マグマのレベルのトランプは非常に冷静だというよくわからない答え。番組終盤にいしだあゆみの訃報を、小倉智昭のお別れの会の様子も合わせて伝える。小倉智昭の会ではデーブ・スペクターが弔辞を読んだのだ。最後に扱っていた岐阜県のご当地映画トラブルというのはよく知らなかったが、「怪獣ヤロウ!」も同じような補助金を受けていたのか。「本日のお詫び」は橋下、「小銭かせぎのコメンテーターのようだった。」 田中「これは水道橋博士にね。」

 今朝の「ワイドナショー」は、田村淳、安藤優子、石原良純、泉谷しげる、バカリズムが出演。「ホットスポット」の話題から、東野が聞いた話によると、初期の設定では世の中に知られていない普通のおじさんを主役にしようとしていたが、日本テレビに全力で止められたというのだが、バカリズム「役柄的に、ほんとになんていうんですかね、芸人の間で面白くしてもらいたい場所が多かったんで、やっぱこれは、角田さんみたいに芸人さんにやってもらおうっていうことで最終的に決まって。」「このチームでやったのが「ブラッシュアップライフ」っていうドラマなんで、その打ち上げのときに安藤サクラさんが、なんかもう、こういうチームで、劇団みたいな感じでやっていこうよみたいな感じで、じゃあやりましょうっていう。」 最終話の山本耕史の役のキャスティングのときには、バカリズムは一応、東野の名前を出したそうだが、スタッフの反応は大爆笑。バカリズムは脚本の仕事が3年ぐらい先まで決まっているという。そのあとにはサッカーの話題、野球の話題が続き、それから、石破の商品券問題、斎藤知事の話題を扱う。「サンジャポ」と比べると、どうもこちらは議論がシロウト臭い。

 今日の「TVタックル」には、杉村太蔵、八代英輝、櫻井裕一、石原行雄、長谷川ミラらが出演。サンジャポ三代目専属弁護士は杉村太蔵と一緒にこっちに出ていた。犯罪の話題を中心に、特殊詐欺問題など、番組後半はこの番組でずっと追いかけている迷惑ヤード問題を扱う。

 昼はラジオ。「爆笑問題の日曜サンデー」を聴く。14時台ゲストは林家三平。爆笑問題との親しさがあまりわかっていなかったが、タイタンライブによくきていたというので、出演したことがあったのかと思ったら、観にきていたという話だったのかな。父の三平の話が多くなり、今の三平が子どものころにはキャンディーズのミキちゃんにひざ枕してもらったとか、松田優作に肩車してもらったとか、松田聖子が海老名家の茶の間で「青い珊瑚礁」を歌ったことがあるとかというエピソードが出てくる。たしかに、海老名家から中継される番組というのはけっこうあった印象がある。

 ラジオを聴きながら掃除をする。今日は暖かく、ベランダ側の窓を今年初めて開けた。夕方以降もテレビ。今日は一日テレビの日。今日の「笑点」は演芸にダンディ坂野が登場。ダンディの漫談のスタイル、口調を模倣しているピン芸人はじつはとても多いんじゃないか。ゆってぃがぱっと思い浮かぶが、ほかにもたくさんいるはず。

 今日の「NHKニュース7」を観ると、また山林火災が発生しているそうで、今度は岡山と愛媛だという。気候変動が原因だろうから、これから先はこんなことがよく起こるようになるのだろうか。恐ろしい。

 昨夜の「Nキャス」は天気の話題が先にあり、それから、石破の商品券問題を扱う。長引くこの問題をこの番組では呆れ気味の扱いをしていた。それから、警察官を装う詐欺事件が相次ぐとのニュース。電話番号のなりすましというのがあるのだ。いしだあゆみの訃報も扱われる。しかし、地下鉄サリン事件から30年という話題はこの番組では扱われなかった。

 金曜に地下鉄サリン事件のドラマがフジテレビで放送された。当時の実際の地下鉄の無線の音声、ニュース映像も使用されたドキュメンタリードラマというスタイル。事件当時の情報が錯綜していたのがよくわかる。爆発事故という情報がまわり、つぎにはガソリンが撒かれたという話になっていたのだ。被害者の描写、車内で動けなくなったひとたちの視界の異常も再現される。ドラマは医療現場を中心に描かれる。終盤のニュース映像、サリンと判明して、事件から2日後にオウム施設の家宅捜索があり、カナリヤの入った鳥かごをもった機動隊が突入する。村井秀夫刺殺事件の映像もあり、「激安」とかいう文字が窓に貼られているのはパソコンを売るマハーポーシャもあったからだ。取材に応える上祐、2ヶ月後に麻原彰晃が逮捕されるその映像もあった。そして、2018年7月、麻原と教団幹部13人に死刑執行。実際に被害に遭った女性が登場し、取材に応えていた。この女性は当時は高校生、小包が置かれた現場のそばにいたようで、それを絵に描いて説明する。あるいは、化学機動中隊だった男性、病院で治療にあたった医師の男性などの証言もあった。

 木曜に放送された「NHKスペシャル」も録画していた。「オウム真理教 狂気の‟11月戦争”」と題し、ナレーションは豊川悦司、音楽を砂原良徳がつけている。冒頭から最高なんだが、なんだろうか、このかっこいい番組は。オウムの中田清秀が取材に応えているかと思えば、麻原が20代のころに通っていたという寿司屋の店主も取材に応じている。鍼灸院を開いていた時代の麻原は、バブル景気の世の中に違和感を感じていた人間を肯定してくれる存在だった。1987年5月放送、日本テレビ「鶴太郎のテレもんじゃ」で行われたシャクティー・パットの映像が出たが、オウムが制作したビデオに使われていたのか。ウィキペディアにあたると、オウム真理教設立はこの年の6月だから、その直前の時期ということだ。もしかすると、鶴太郎にとってはこれが初めてのヨガ体験だったのではないだろうか。「TVタックル」の映像が出たのにも驚くが、これもオウム制作のビデオに収録されているのだろう。「タックル」が1991年12月、同年9月の「朝まで生テレビ」の映像も出る。このころには麻原はもう話題の人物だったわけだが、田原総一朗はこの番組の取材に応え、「面白いと思って、僕はオウムをむしろ肯定した。」ときっぱり言っている。当時の警視総監だった井上幸彦という人物によると、坂本弁護士事件、松本サリン事件ではオウムの尻尾は捕まえられなかったが、ターニングポイントとなったのは地下鉄サリン事件の1ヶ月前、そういえば、假谷さんの拉致事件というのがあったのだった。オウムは「11月戦争」にそなえ、資産家の信者に全財産を寄付させようとしていて、資産家を狙う事件を各地で起こしていた。3月22日の強制捜査は假谷さんの事件をきっかけに決められたものだったのだ。その警察の動きに気がつき、捜査を攪乱させるために行われたのが3月20日の地下鉄サリン事件。番組では、警察が撮影した施設内部の映像を独自に入手。そして、その2ヶ月後に麻原が逮捕される。

2025年3月20日木曜日

3月20日木/30年が経った

◇ テレビ・ラジオ・映画

 早朝から眠る。寝そべったまま、NHKプラスから今朝の「おはよう日本」という番組を観た。地下鉄サリン事件から30年、霞が関から生中継をつなぐ。これから慰霊式があり、地下鉄サリン事件被害者の会の代表世話人を務める高橋シズヱさんにインタビューをしていた。ほかにも「オウム」で検索して引っかかった番組をいくつか、火曜夕方の「Newsかいドキ」でもオウムの特集があり、教団を記録し続けた男性が取材されていた。火曜の「クローズアップ現代」は「オウム真理教の子どもたち」という特集。同じく火曜の「首都圏ネットワーク」も観る。

 昼はラジオ。「ビバリー昼ズ」をつけておく。木曜は清水ミチコとナイツ。午後は文化放送に切り換え、「大竹まこと ゴールデンラジオ!」を聴く。祝日は大竹まことがお休み、ヒコロヒーのパートナーにお見送り芸人しんいちが登場。中継レポーターのタブレット純としんいちのからみが新鮮で、タブレット純が「お見送り」に「近江俊郎」という強引なシャレをぶつけてくる。部屋の掃除をしながら「ゴールデンラジオ!」を最初から最後まで聴いた。

 TVer から、テレビ番組をあれこれと。今日の「徹子の部屋」は、神津カンナ、神津はづき姉妹がゲスト、一昨年末に亡くなった母、中村メイコについて語る。父・神津善行は仏壇の代わりに「メイコの部屋」というドールハウスを作り、ほぼ一日中、母としゃべっているという。母は2歳から女優だから、母親をやっているときのほうがはりきっていたそうで、学校も自身はあまり通っていないから、娘の学校が初めての学校のようだったという。過去の出演回の映像から、2006年放送、72歳のときにはカンナと一緒に出演している。1995年放送、61歳のときには孫の話をしていた。

 昨夜の「ひっかかりニーチェ」は今週もケムリがくるまの代役を務めていた。今日放送の「有吉ミュージックフェス」は、3時間半の放送だが、粗品のテレビ初歌唱に興味をもって録画もしておいた。

 今夜の「アメトーーク!」は「衣装決まってる芸人」。とにかく明るい安村、ナダル、納言みゆき、すゑひろがりず、四千頭身後藤、オズワルド伊藤、きしたかの高野、カカロニ栗谷が出演。MC側には、フットボールアワー後藤、狩野英孝が座る。安村はもともと、ガリットチュウ福島に教わり、女性用の水着を前後逆に履いていたという。オズワルド初期のサスペンダーは「タイタニック」のディカプリオを真似たもの。高野の黄色いスーツは本当にジム・キャリーの「MASK」を真似たものだったのか。

 今夜の「私のバカせまい史」は、バカリズムがプレゼンターの「恋愛ドラマの噛ませ犬史」。この番組では、日本初の恋愛ドラマの噛ませ犬は 1972年放送「かっこうわるつ」と決める。このドラマでは五木ひろしが噛ませ犬を演じていた。1980年代のトレンディドラマ全盛期は噛ませ犬ブーム。1991年は噛ませ犬の当たり年として、「101回目のプロポーズ」の竹内力、「愛さずにいられない」の東幹久が現われる。

 地下鉄サリン事件から30年という日なので、アマゾンプライムで、森達也監督「A」をひさしぶりに観ておきたくなった。劇場で観て以来だろうか、公開年を確認すると1998年だった。この映画はおもに荒木広報部長を追いかけ、荒木の「A」でもあるのだ。撮影されているのは1996年、この時代に自分はなにをしていただろうかということも当然思い出す。この映画はオウムを内部から映したことも衝撃的だったが、報道陣を映していることが画期的だった。世代間の対立も感じられ、オウムは理解不能な若者たちでもあったのだろう。映画半ばで「グッド・ナイト・ベイビー」が流れ始め、不当逮捕の場面がひとつのハイライトになり、随所に森達也の変なユーモアが顔を出してもいる。千代丸健二が登場していたことなんかは忘れていたが、森達也は最初はニュートラルな立場を守ろうとしたが、結局、映像を提供したんだったか。森達也が荒木に問いかける場面もあって、荒木に向かってけっこう持論を語っているのだが、こんなに語りかけていたんだなと思った。公開時には森達也の年齢を気にしていなかったが、森達也はこのとき、荒木よりもひとまわりぐらい上だったのか。改めて年齢を確認してみると、森達也は麻原と同世代であり、中心となる信者たちは下の世代になるのだ。映画のラスト、荒木が帰郷するシーンには過剰に音楽が流され、不当逮捕の場面とはまた違う、ここだけに唯一、エモーショナルな演出がなされている。

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