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2025年5月20日火曜日

5月20日火/グループホームの見学に

◇ 見学

 早朝に目覚め、燃えるゴミを5袋、2往復して出してきた。ラジオをつけ、朝のうちに楽天マガジンのチェックをする。今日はひさしぶりに朝から外出し、グループホームの見学に行くことになった。気温が高くなるという予報なので、今季初の半袖を着ていく。仲介の会社から紹介された6件のうち、2件の見学を予約してもらった。今日はそのうちのひとつ、グーグルマップを確認しながら迷うことなくたどりつき、まだ時間が早いかと思い、公園のベンチで少し時間をつぶしてから5分前に訪ねた。

 まるで普通のマンションのような外観だ。まずは施設内の案内をしてもらい、テレビのあるダイニングにはお婆さんたちが、5、6人いらっしゃったか、ごく普通に、和やかに生活してらっしゃる。テレビのニュースに反応した会話に、ずいぶんしっかりされてるという印象を受けた。その先にはそれぞれのお部屋があり、ひとつのお部屋を覗かせていただいたが、想像以上に家そのもの、ベッドがあり、テレビもある。手紙が入れてあるラックに気がつき、ご自宅からもってこられるんですかと訊いてみると、ここ宛に届いた手紙だそうだ。ここから年賀状も出してもらうのだという。ひととおり案内してもらったあとは、事務所のような小部屋で説明を受ける。用紙に記入をするのだが、うっかりしていたが、母のマイナンバーカードなどはもってきていない。仲介の会社はそういうことをなんにも教えてくれなかった。記憶していることだけを記入し、あとはパンフレットを見ながら説明されるのだが、見学はここが1件目だということも話し、本当に初歩的なことから教えてもらった。1件目だからまだわからないが、今、お世話になっている老健よりかははるかにいい。病院に近いような生活から、ごく普通の生活になる。入居するとしたら家具などもこちらで用意するというから、ほとんど引っ越しみたいなもんだ。母の年齢、78歳と書いたら若いと言われたので、訊いてみたら、ここの入居者は 90歳以上が多いというので驚いた。それにしては元気そうなみなさんだった。クルマできたんですかというので、駅から歩いてきたといって、坂道がちょっと大変そうだということも正直に言った。自分は大丈夫でも、誰かに面会にきてもらうとすると、ほかは高齢者ばかりだから大変なのだ。

◇ 快活CLUB

 二俣川駅のほうまで戻ってくる。午前中から出てきて、すぐに帰るのもつまらないと思い、以前から利用してみたかった快活クラブに行ってみることにした。昨日のうちにアプリを入れ、仮登録を済ませておいた。受付で本登録をして、それからセルフレジで席をとる。飲み放題カフェはどんなものかわからなかったから、最初は個室にしようと思い、マッサージチェアのある部屋を選んだ。以前に利用したことのあるネットカフェよりも、ここは清潔感がある。部屋に荷物を置き、ドリンクバーから飲みものをもってくる。さっそく、マッサージチェアを使ってみるが、全身をぼこぼこに刺激され、悲鳴をあげたくなるほどだ。1回15分、マッサージのモードが3種類あり、ひととおり試してみた。1回目はただマッサージに専念してしまったが、2回目からはラジオを聴いた。ちょうど「ビバリー昼ズ」の時間になる。東貴博は先週は体調不良で休んだが、その後、三社祭りに参加したそうで、タトゥーが入ったカップルに写真をお願いされたときの対応の話が面白い。黒沢もそうだというのだが、タトゥーが入ってるからだめだよということを、気軽に言うようにしているんだな。

 マッサージを体験したあとはマンガを読もうと思い、書棚に行ってみる。なにを読もうかという計画もなかったが、横山光輝の「三国志」が並んでいるのを見て、急に読んでみたくなった。1巻をとって、個室に戻る。ただ読むのではもったいないと思い、やはり、マッサージをしながら読んだ。もう1冊読もうかとも思ったが、ここで昼食もとってしまうことにして、個室のパソコンから油淋鶏丼を注文する。750円。店員さんが部屋まで運んできてくれる。3時間パックにすると、食べ終わったらもう残り30分ぐらいしかない。マンガを1冊読むには忙しなく、あとはマッサージをくり返すだけで終わりになってしまった。しかし、利用法がわかったから、つぎからはもっとうまく利用できる。飲み放題カフェも覗いてみたが、こちらでもぜんぜんよさそうだ。5分前に個室を出る。3時間パック、1250円。食事と合わせ、二千円ちょうど。

 いろいろと買わなければならないものがあるから、ドン・キホーテを覗いていく。母の服も用意しなければならないと思うが、なにを買っていいかわからない。ジョイナステラスのユニクロも覗き、それから西友にも寄った。上階のしまむらも覗いてみるが、婦人服の売り場にいることが恥ずかしく、じっくりと探すこともできなかった。

◇ あんぱん

 ジョイナステラスに戻り、ドトールに入る。ここで、今朝の「あんぱん」を観てしまう。のぶ・今田美桜が「ただいま帰りました…」といって帰ってきたら、祖父母が正座をして待ちかまえていた。祖父・吉田鋼太郎「おおのぶ、待っちょったがじゃ。まあ、座れ。」「はい…」 祖父母と向かい合って座る。お見合い写真を差し出す祖母・浅田美代子に、のぶが「またお見合い? こないだも言うたとおり、うちは…」と言うと、遮るように祖父が「ええき、聞け! これは、結太郎が引き合わせてくれた縁談じゃ。」「お父ちゃんが?」 笑顔の祖母が「今日ね、若松さんというご婦人がお見えになって、旦那さんは船の機関長で、古くから結太郎と親交があったがやって。」 昨日の回の最後に現われた婦人・神野三鈴はその後、祖父母と向き合い、話をしていた。「結太郎さんがまだお元気なころ、主人は船の上で、お嬢さんのお話をよううかがっちょったがです。三人姉妹の長女は、ハチキンおのぶと呼ばれゆう面白い子やと。」 祖父「ほう、結太郎がそんなことを?」「主人は結太郎さんにお願いしちょったがです。」「えっ?」「船乗りの女房は留守の家を守らんといかんき、強いおなごほどえい。うちには息子が三人おるけんど、誰かひとりが船乗りになったら、ぜひ、結太郎さんの娘さんを嫁にくださいと。」 婦人はあたまを下げる。祖母「へええ~」 母・江口のりこは「たまるかあ…!」と驚きの表情をして、父の帽子を見上げる。場面が戻り、祖父「そこで、のぶに白羽の矢が立ったというわけや。」 のぶも「たまるかあ…!」といって表情が変わり、お見合い写真を開く。「このひとがその?」 祖母「素敵なひとやろう? いっぺん会うだけ会うてみたら?」 母「次郎さん、船の上でお父ちゃんにも会うたことあるがやと。お父ちゃんの話も聞けるかもしれんねえ。」 家族全員が笑顔になる。お見合い写真に写っている若松さんの息子は中島歩だ。そして、のぶは晴れ着姿になり、父の帽子に話しかける。「お父ちゃん、行ってまいります。」 ナレーション「朝田のぶ、人生初のお見合いです。」 朝田パンの店先、メイコ・原菜乃華がのぶのすがたを見て、「はああ、お姉ちゃん、きれいやあ…。」 ヤムさん・阿部サダヲは母のすがたを見て、「はああ、馬子にも衣裳ですねえ。」 母は照れ笑いしながら「そうですろうか?」 ヤムさん「なに照れてんですか? 衣裳に中身がともなってないってことですけど?」 怒った顔になり、「のぶの見合いで、わては付き添いです!」「なんだそうなんだ。」「高知まで行ってきますき、お店お願いします。」「はい…」 メイコ「のぶ姉ちゃん、がんばりよ!」 のぶ「ほいたら、行ってきます。」 母は優しい声で「ほいたらメイコ、店番頼むで。」 ヤムさんには怖い声で「行ってきます。」 母とのぶは出かけていく。メイコ「行ってらっしゃい!」 そこにちひろ・中沢元紀がやってくる。ヤムさん「おお、ちひろくん。なんだ? あんぱん?」「のぶさんたち、どこへ?」「わざわざ高知まで行って、見合いに行くんだとさ。」「えっ!? のぶさん、お見合いするがですか…?」 メイコ「あっ、ちひろさん、大丈夫です。のぶ姉ちゃんのところには縁談がこじゃんときちゅうけんど、お姉ちゃんにはぜんっぜんその気がないがです。きっと今日も断ってきますき。」 場面は替わり、お見合いの場に。若松親子と朝田親子が向かい合って座っている。若松母「本当にこちらがハチキンおのぶさんですやろか? かわいらしいお嬢さんのこと。」 母「若松さんこそ、ご立派な息子さんですこと。」「若松次郎です。よろしくお願いします。」 のぶ「初めまして。」 のぶはうつむき気味で目を合わせない。母「次郎さんのお父さまには、うちの主人が親しくさせていただいちょったそうですねえ。」「はい、僕も昔、船の上でお父上にお会いしたことがあります。商社の仕事で、いろいろな国へいらした話をしてくださいました。おしゃれな紳士で、ソフト帽がお似合いだったのをよく覚えています。」 母とのぶは顔を見合わせ、一緒に「あの帽子や!」 次郎「はっ?」 のぶ「父のその帽子、今もうちにあるがです。わたしと妹らは、父やと思うて、いっつも帽子に話しかけよります。」 場面は庭に移る。のぶと次郎がふたりで歩いている。のぶ「あのう、わたし、謝らんといかんことが…」 ふたりは立ち止まる。「なんですか?」「ごめんなさい。わたしは結婚する気がまだないがです。それやのに、父の話を聞きとうて、のこのこきてしまいました。ほんまにすみません。」「あっ、謝るのはこっちのほうです。じつは僕…」「えっ?」「もう三十なので、まわりから早く身をかためろとせっつかれていますが、一年のうち、ほとんどは海の上なので、結婚の必要性を感じたことがないんです。」 のぶは「はあ…」と小さい声を出す。「おふくろが、見合いだけでもしろとあんまりうるさいので…。その気もないのにきてしまって、すみません。」「いえ、それやったら、ほっとしました。」「はい、僕も。」 ふたりはまた歩き始める。「でも、あの朝田結太郎さんの娘さんには会ってみたいと思いました。」「じつはわたし、父から仕事の話を聞いたことがあまりないがです。船に乗って、父がどんな景色を見よったのか、なんでもええき、教えてください。」「あっ、それならいくらでも。じつは、僕は今、その船の機関士をしています。」「そうながですか?」「ええ、パタゴニア丸という大きな船です。機関士は航海のあいだ、ほとんど機関室にいますが、たまに甲板に出たときの空気の旨さは格別で、空と海の青さが目に沁みます。」「へええ。」 庭にいるふたりを母と若松さんが部屋から見ている。若松母「あのふたり、話が弾んでますね。」 母「ほんまですね。」「さ、あたしらはこちらに。」「はい。」 庭のふたりは縁台に腰かけている。「今は神戸から大陸に物資を輸送しています。食料などを運ぶこともあれば、武器、弾薬も運ぶ。ときには、戦地の負傷兵や、戦死者の遺骨を運ぶことも。負傷者のなかには、慰問袋を大事そうに抱えてるひともいます。」「学校で子どもらと作りよる慰問袋、役に立っちゅうがですね。」「もちろんです。」「その話、早う子どもらに伝えたいです。あの子ら、どんなに誇らしゅう思うか。」「のぶさんは、教師のお仕事が本当に好きなんですね。」「はい、子どもらと触れ合うがは大好きです。」 のぶは次郎が手にしているカメラを見て、「カメラ、お好きながですか?」と訊く。「はい、僕の相棒みたいなもんです。どこへ行くときも一緒で。じつは、船の仕事のかたわら、打ち込んでいることがあります。終わらない戦争はありません。のぶさんは、この戦争が終わったら、なにをしたいですか?」 のぶを見る次郎。のぶは少し考え、「さあ…、考えたこともないがです。」 目の前から飛び立つ鳥の音に、のぶは「あっ」と声をあげ、笑顔になり、鳥を目で追う。次郎はその横顔を見ている。場面は替わり、汽車のなか。母とのぶが並んで座っている。「ええひとやったねえ。」「うん、お父ちゃんが乗っちょった船の話もこじゃんと聞けたし。でも、あちらもまだ結婚する気ないのに、断りきれずきてしまったがやて。」「そうかい?」「ええお見合いの経験やったわ。」「そうかい。」 母は思い出したように「のぶ、たかしくんとはあれっきり?」「うん、あれから音沙汰ない。」 場面は替わり、夜、たかし・北村匠海が部屋で手紙を書いている。「あのときはごめんなさい、テン、テン、テン…。」と小さい声でつぶやいていると、寝ていたケンちゃん・高橋文哉が起きあがる。「手紙ば、書けたとね?」「いや、手紙なんて書いてないけど…」といって、たかしはあわててごまかす。「柳井くんね、手紙ん書くとき、声に出とうとよ。前略、のぶちゃん、」「あっ、やめてやめて!」「あのときはごめんなさい、」「やめて! やめてケンちゃん!」「テン、テン、テンって。隠すことなかろうもん!」「うん…。離れてみて、やっとわかったんだ…。失いそうになって、やっとその大切さに気づくことって、あるんだなあ…。」「遅すぎるとって。早う手紙書きんしゃい。」 たかしの肩をたたき、ケンちゃんは部屋を出ていく。場面は替わり、朝田パンの前。「ありがとうございます。」というメイコが店番をする声。男が朝田家に向かっていく。石を叩く音。祖父が仕事をしているところに「原豪さんの留守宅はこちらですね。」と声をかける。「はい。」という祖父。「このたびはまことにご愁傷さまです。」 男が一枚の紙を祖父に渡す。後ろでは、祖母、母、メイコが様子をうかがっている。祖父は紙をゆっくりと受け取り、じっと見る。視線をあげ、男の顔を見ると、よろけるように一歩近づき、「ご苦労さまでございました…。」と弱い声を出す。男は去っていく。事態を察した母の顔、祖母の顔、メイコの顔が順番に映される。祖父は「おおおおお!」と慟哭の声をあげ、ひざから崩れ落ちた。声を聞いた蘭子・河合優実が、なにもわからずに祖父のところにやってくる。それを見る母の顔。蘭子「おじいちゃん…?」 泣き崩れている祖父のそばに蘭子が駆け寄る。祖父が手にしている紙に気がつき、紙を覗き込む蘭子の表情。今日はここで終わった。

 今日の「あんぱん」はドトールで観るようなものではなかった。実在の人物が亡くなったかのようなショックを受ける。読書もするが、眠気がひどくなり、あまり読めなかった。ジョイナステラスの行政サービスコーナーに寄り、図書館の本を1冊返却していく。結局、あまり買いものはせず、荷物が増えなかったから歩いて帰ることにする。歩きながら、タイムフリーで、今日の「ビバリー昼ズ」の続きを聴いた。12時台ゲストは三宅裕司と森三中大島。寺尾聡の主演映画「父と僕の終わらない歌」に出演しているふたり。

◇ テレビ・ラジオ

 夕方に帰宅して、すぐに眠る。夜遅くに起きあがり、テレビ番組をいくつか。今日の「徹子の部屋」のゲストは現代美術家の松山智一。まったく知らない名前だったが、作品はどこかで見ているだろうか。上智大学出身だというのでウィキペディアを見てみると、1976年生まれだというから、同時代にキャンパスにいたことがあったのか。学生時代はスノーボードの選手だったそうで、まったく共感するところがない人間だ。

 昨夜の「耳の穴かっぽじって聞け!」はモグライダー芝の回の続き、ゲストは須賀健太。子役タレントがからんでみたい芸人ランキングが発表され、井口も26位に入っていた。「松井ケムリのモクモク旅」の3回目はみりちゃむとダウ90000 吉原が同行、「鯖の助」という焼き魚のお店を訪ねる。今日の「#バズ英語」はIMALUがゲスト。IMALUはカナダに留学経験があるのだ。

 深夜1時からはラジオ。「爆笑問題カーボーイ」を聴く。玉袋と共演した「町中華で飲ろうぜ」を、太田も TVer でくり返し観たそうで、こんな日がくるなんてと感慨深そうにしている。恵ともいつか打ち解けるかもしれないと言っている。そして、「ビバリー」の3バカの話をまだやってる。その「ビバリー」でしゃべっていた話からまたお笑い第三世代の話になり、「THE SECOND」のザ・ぼんちの話になった。爆笑問題ははりけ~んずともよく一緒になったことがあるんだな。

2025年5月19日月曜日

5月19日月/眠らなければならないのに

◇ あんぱん

 朝、NHKプラスで、今朝の「あんぱん」を観る。のぶ・今田美桜が尋常小学校の教師になって、もう1年半が経った。昭和14年10月。のぶが教室に入っていくと、生徒たちが起立、礼をする。「朝田先生、おはようございます!」「おはようございます。」 着席する生徒たち。「昨日、みなさんに書いてもろうた綴り方、とてもよう書けちょって感心しました。あとでひとりひとり、読んでもらいましょうね。」「はい!」という元気のいい返事。つぎの場面、男の子が作文を読んでいる。「ヒットラー総統のドイツ軍がポーランドに勝ちました。ニッポンの兵隊さんらあも、支那でがんばって戦こうてくださっています。そのおかげで、僕らはこうして、勉強や生活ができます。僕も勉強や体操をがんばって、早うお国のためにご奉公したいと思います。」 のぶは教室を歩きながら、笑みをたたえた表情で聴いている。「ヘイキチくん、よう書けました。立派な心がけです。」 のぶと生徒たちが拍手する。「つぎは…」「はい!」と手をあげる生徒たち。場面は校長室に替わる。校長・中尾隆聖、伊達先生・樫尾篤紀、のぶがいる。校長が立ちあがり、歩きながら話す。「朝田先生の受け持ちの児童らは、じつに迷うことなく、すくすくと愛国の心が育っちゅうと聞きました。」 伊達「はい、それはもう。」「つまり、朝田先生の指導に迷いがないということです。」 校長はのぶのほうを向く。「まさに、愛国の鑑!」 褒められて笑顔ののぶ。「まだまだ未熟なわたしですが、児童らとともに、尽忠報国の道を進みたいと思うちょります。」 校長「本当ならきみも、そろそろ嫁にいき、お国のために元気なおのこをなしたいやろにのう。」「え?」 伊達「朝田先生ももちろん知ちゅうろうけんど、先日、政府が発表した結婚十訓。」「ああ…、はい。」 校長「きみも、今年ハタチや。結婚して強い子をなすのも、銃後の女性として、立派なご奉公である。ま、そのときは遠慮のう相談してくれたまえ。今日は、それだけ伝えちょきとうてね。」「ありがとうございます。けんど、今はお国にご奉仕する子どもらをしっかり教育し、ひたすら精進したい一心でございます。失礼致します。」 町を歩くのぶの後ろから子どもの声がする。「突撃に進めえ! おお~」といって、駆け寄ってくる3人の子。無邪気に兵隊ごっこをしている。「朝田先生に敬礼!」 のぶは笑顔。「みんな、自分で作ったがかえ?」「はい!」と元気のいい返事。「ヘイキチくんの弟さん?」「僕も兵隊さんになって、お国のために戦います!」 のぶは「えらいえらい」といって、あたまをなでる。「じゃあ、さよなら。」「さよなら。」 子どもたちはまた「おお~!」といって、走っていく。のぶは微笑ましく見ている。場面は銀座、街に貼られた「ぜいたくは敵だ!」「決死敢闘!!」といった貼り紙が映される。ナレーション「中国での戦争が始まって2年が経ち、生活のすみずみで、徐々に戦時体制が強化されていました。」 たかし・北村匠海とケンちゃん・高橋文哉が並んで歩いている。ケンちゃん「なんか楽しくなか。」 たかし「楽しんじゃだめってことでしょ?」「どげんなるっちゃろうかね、俺たちは。」「どうなんだろうね…。」 「強く育てよお國の為に」という看板にたかしの目がとまる。のぶの言葉が思い出される。「うちらとおんなじばあの若もんらあが、お国のために戦いゆうがで。その若もんらあのこと、考えてみいや…!」 ケンちゃん「柳井くん、なにしょっとよ。行くばい。」「あ、ごめん…。」 場面は高等芸術学校に替わる。ナレーション「たかしは、来年の卒業に向けて、作品制作に精を出す毎日でしたが…。」 座間先生・山寺宏一がたかしが描いている絵を覗く。「柳井、お前、タッチ変えたのか?」「どうでしょうか?」「うーん、お前のよさが、ぜんぶ消えてるな。産業デザインの卒業制作で、こんなにわかりにくい絵を描いてどうするの? あんなにわかりやすくて、楽しい絵を描いていた柳井が。どうしたんだ? スランプ?」「スランプは、もともと上手いひとがなるものなんで…。」「どうした? 人生がスランプなのか?」 場面は替わり、たかしの部屋。たかしが息を吐くと、寝ていたケンちゃんが飛び起きる。「10回!」「えっ?」「柳井くん、ため息10回目。部屋中にため息が充満しとうばい。」「ごめん…。」「ため息ん原因、高知んのぶさんやろ?」「いや…、違うよ。」 たかしの顔を覗き込み、「顔にそうですって、書いとうやんか? 手紙でも書いたらよかろうも。」「うん…、きっと、のぶちゃんまだ怒ってるから…。」「いつまでもいつまでもしよんのなかねえ。もうとっとと忘れんしゃい! のぶさんは絶対忘れとうけん。」「はあ…。」「11回目。」「もう数えるのやめてくれないか!」と、たかしは大声を出す。ケンちゃんが横になると、たかしはまたため息。すかさず飛び起き「12回目!」 場面は替わり、朝田家の前。のぶが帰ってくると、婦人たちが「ほうら、見てください、見てください。」としゃべっている。祖父・吉田鋼太郎の声「おう、のぶ、もんたか?」 母・江口のりこ「お帰り。」「のぶさん!」 割烹着にタスキをかけた婦人3人のリーダー・池津祥子が登場。母「こちらは国防婦人会でお世話になりゆうみなさん。」 のぶ「初めまして。」「初めましてやないでえ。なんべんも商店街ですれ違うちゅうき。」「それは失礼致しました。」「ええき、ええき。やっぱりうわさどおりの、健康そうで、しっかりとしたお嬢さんやろ、みなさん。」といって、婦人会のリーダーはのぶの両肩をたたき、ひっくり返して背中を見る。「そうやねえ、そうやねえ。」と残りのふたりが調子を合わせる。のぶ「あの…、今日はなにか?」 祖母・浅田美代子「みなさんが、のぶに縁談をもってきてくださったがよ。」 祖父母がお見合い写真の束をのぶに見せる。リーダー「時局柄、これから兵隊に行かれるひとも、予備役のひとも、お嫁さんを探しゆうひとが多てねえ。まずは、愛国の鑑たるのぶさんにと思うてねえ。お国が出したあれ、当然、ご存じやろ?」「はあ、結婚十訓ですか。」 婦人会の3人がそれぞれ、「ひとつ、一生の伴侶として、信頼できるひとを選べ!」「ふたつ、心身ともに健康なひとを選べ!」「なによりも、産めよ育てよ国のため!」 笑う3人。「さあさ、釜次さん、くらさん、ひとりひとりご説明します。」 祖父は「あなたがた、お茶を…」といって、うちのなかに招き入れる。のぶは声をひそめ、「お母ちゃん!」「ごめんで、どういても話だけでもと押し切られて。」といって、母もうちに入っていく。のぶはため息をつく。リーダー「のぶさんも! 早う、早う!」 つぎの場面では、お見合い写真を見ながら祖父母が盛りあがっている。祖父「3丁目のタケサワくん、ほら、いっつも鼻たらしちょった。予備役の上等兵じゃけんど、お嫁さん探してるらしいでえ。」 祖母「いやいや、軍人よりも、庄屋の長男のほうがええやろう。」 メイコ・原菜乃華も祖父母と一緒に「いやいや、カツオ取りいう漁師さんもええなあ。」 楽しそうな祖父母とメイコ。母と蘭子・河合優実は料理をしている。蘭子「メイコォ。」 母「お嫁に行くがはのぶですき。」 祖父はのぶを見る。「なんなあ、気のない返事やにゃあ。」 祖母「のぶが早う嫁にいかんと、あとがつかえちゅうきねえ。」 蘭子と母の微妙な反応。メイコは「あと1年で、豪ちゃん満期除隊になってもうってくるもんねえ。」と甘い声を出す。祖父「豪がもんてきたらすぐ、蘭子と祝言あげさせるき、もうぱあっと、盛大に祝っちゃる。」 蘭子は笑顔でうなずきながら聞いている。祖父「そいたらのぶも、うちにいづろうなるやろ。おまんのためにも、このうちのためにも、ちゃんと真剣に考え!」「はい。でも、まだ子どもらを教えたいき、結婚は考えられんがです。」「そんなこと言いよったら、行き遅れるぞ。もうハタチやろが!」 場面は替わり、三姉妹の部屋。のぶと蘭子が机の前に並び、メイコは後ろで布団を敷いている。のぶ「ハタチの風圧は強いなあ…。」 蘭子「あのぶんやと釜じいら、強引にお姉ちゃんの縁談まとめてしまうかもしれんねえ。」 メイコがふたりのあいだに入ってくる。「お父ちゃんとお母ちゃんのときみたいに…。」「えっ…!」 のぶは深くため息をつく。メイコ「うち、てっきり、お姉ちゃんにはこころに決めたひとがおると思うちょった。」「まさか…! とにかく、今は子どもらのことであたまがいっぱいながやき。」 蘭子「ほんまにそうなが?」「ほんまちやあ。やき、蘭子は順番らあ気にせんで、豪ちゃんもうってきたら祝言あげて、ふたりで石屋を継いで。」 メイコ「蘭子姉ちゃん、石屋のおかみさん、めちゃくちゃ似合いそうやあ。」 笑う3人。蘭子「あと、二百七十九日…。」 メイコ「蘭子姉ちゃん、豪ちゃんが満期除隊になるまでの日にち、指折り数えゆうがよ。」 のぶ「豪ちゃんも、おんなじ気持ちでおるがやろうなあ。」 メイコ「思い合っちゅうひとがおるって、ええなあ。」 冷やかされた蘭子が顔を手であおぐ。「なんか、あついねえ…。」といって、蘭子が立ちあがる。楽しく笑う三姉妹。メイコ「どこ行くのお?」「うるさい…!」と小さい声でいって、蘭子は部屋を出ていく。笑うのぶとメイコ。メイコ「よし! で、のぶ姉ちゃんはどうするが?」「えっ?」 蘭子は豪の満期除隊までの日付が書かれた紙にバツ印をつけていた。ひとつバツをつけると、豪の半纏をぶらさげ、裏に隠してしまう。蘭子は半纏を触り、握りしめる。座敷にひとり座っている祖父の視界にも蘭子のすがたはあった。祖父はつぶやく。「豪よ…。豪…、早よ、もんてこい…。」 場面が替わり、着物の婦人・神野三鈴が朝田家を訪ねてくる。祖父母がいるところに「突然、お邪魔しまして…」 祖父「はい?」「ぶしつけなことをお聞きしますけんど、こちらにのぶさんというお嬢さんがいらっしゃいますよね?」 祖父母は一瞬、顔を見合わせる。祖父「ああ、はい。」「もうどっかに嫁がれましたか?」「ええ…、まだ片づかず、教師をしよりますけんど…。」「まあ、それはよかった。」「え?」 祖母「どちらさまですろうか?」 ナレーション「のぶに、さらなるハタチの風圧なのでしょうか? ほいたらね!」といって、今日は終わり。

◇ 雑誌・ラジオ・テレビ

 楽天マガジンのチェック。「週刊ポスト」には中村計によるザ・ぼんちの記事があった。さすがに「THE SECOND」の結果は反映されていないが、ノックアウトステージのことは書かれていて、敗れたハンジロウのしゅうごパークのコメントもとっている。ぼんちは去年はハンジロウに敗れ、今年は「もう出場しないつもりだったそうだが、去年の夏から秋にかけて冒頭の「気をつけ!」というボケと、もう1つの似たような意味不明のボケをおさむがやり始めたことで、まさとの気持ちに火がついた。」 それについて、ぼんちのふたりにも質問している。まさと「おさむさんが新しく思いついた2つのギャグを全国のみなさんにどうしても見てもらいたかった。それだけ。僕も最初は『急に何しとんの?』って思いましたけど、しばらくやらせると、これはおもしろいな、と」 おさむ「意味なんてないんですよ。僕はうまい漫才を目指してないんで、咄嗟に思いついたことをそのまま口にしただけ。そうしたら、たまたまウケたんです。漫才中はいつも宇宙から何か降りてきてへんかな思うてます。地球とうまく交わると降りてくるんですわ」 まさと「45年前、漫才ブームに乗れた人と外れた人がいた。僕らは『THE MANZAI』という絵の中にどうしたら残れるかわかっていたから乗れたんです。同じように『THE SECOND』という絵の中で残るにはどういう漫才をすればいいかわかっていますから。そりゃあ、当然ですよ」 ノンスタ石田にも取材している。石田「繊細な出汁のきいた料理って、めちゃくちゃうまいじゃないですか。でも、ニンニクの丸焼きをたくさん食べたあとに食べたらどうですか? どうしたってニンニクのほうがインパクトは強くなっちゃいますよね」「ごく少数だけど客席の支配能力の高い芸人というのがいて、おさむ師匠はその筆頭格でしょうね。わかりやすく言うと、『お、お、おさむちゃんでーす!』だけで爆笑を取る。」

 少し眠りなおし、昼はラジオ。「ビバリー昼ズ」を聴く。12時台ゲストはビビる大木。ワタナベの師岡専務の話で盛りあがる。ラジオを聴きながら、今週の予定の整理をする。施設の見学があるからあわただしくなった。

 Spotify のポッドキャストで「大竹まこと ゴールデンラジオ!」を聴くと、先週水曜の「大竹紳士交遊録」で、きたろうが「あんぱん」の話をしていた。土曜にBSの再放送でまとめて観ているようなのだが、今田美桜の素直な演技を褒めていて、しかし、今田美桜のことは今まで知らなかったようだ。きたろうの「あんぱん」の感想をもっと聴きたかったが、話題は「アンパンマン」のほうに移っていった。

 テレビ番組をあれこれと。今日の「徹子の部屋」は秋野暢子がゲスト。ステージ3の癌だったが、今は元気そうだ。50歳から絵を始めたという、スタジオではその作品も多く公開された。昨夜の「おしゃれクリップ」は野呂佳代がゲスト。昨夜の「おかべろ」のゲストは劇団ひとり。

 昨夜の「ガキの使いやあらへんで!」は、千原ジュニアを迎え、2019年以来、6年ぶりの「着ぐるみトーク」。ダウンタウン不在のこのときにダウンタウンについてトークする。方正とダウンタウンの出会いは「ガキの使い」で、TEAM0は2回目から登場している。公開収録のときに東京では無名だったダウンタウンの反応が悪く、盛りあげる前座が必要になり、東京事務所のTEAM0が呼ばれた。千原兄弟は上京時は不遇だったが、松本との関係は「わらいのじかん」から始まったのか。「笑ってはいけない」に対して、方正だけが思いが違うのも面白かった。方正は今はからだを張る仕事はすべて断っているという。

 明日は朝早くから出なければならないから眠らなければと思っていたが、先週月曜の「ビバリー昼ズ」を聴きそびれていたことを思い出した。これは聴き逃したらまずい。12時台ゲストは石倉三郎。「浅草21世紀」に出演し、真木淳とコントをやったというのをぜんぜん知らなかった。今月も出演していて、その予告をしているのにオンタイムで聴かなかったからもう終わってしまっていた。知っていたら観たかったが、また出るだろうか。高田先生も真木淳を認識している。石倉三郎は高田先生のひとつ上、小遊三と同い年だと高田先生がいうと、石倉三郎が「ぬう生が1個上だったけどね。」 高田先生が「ぬう生って旭生のことでしょ? 前座のとき「ぬう生」っていって、そのあと「旭生」になった三遊亭でしょ?」と言うのだが、ぬう生は円丈のことだ。誰も気がつかないんだな。石倉三郎と坂本九の関係もよく知らなかったが、高田先生も一緒にNHKの番組の慰安会で箱根に行ったことがあるという。スタッフたちもいて、石倉三郎は宴会の司会。そのときに、坂本九が落語が好きだったから、高田先生が落語を一席やった。石倉「うわ、こんなやつがいるのかよ。ちくしょう、どうしようもねえなこの世界、きついなと思ったことがある。」 高田先生との二十代での出会いだ。

 深夜になり、もう眠らなければと思うが、こうなるとかえって眠れない。テレビをもう1本、昨夜の「EIGHT-JAM」を観る。星野源の特集、スタジオには、STUTS、imase、離婚伝説が出演。星野源のインタビューがとても面白い。楽曲制作には Logic Pro を使用。ファミコンの音を人力で弾く工夫がすごい。1曲の制作にかかる時間はさまざまで、新アルバムのなかでは「Glitch」は5年かかり、「Eureka」は1日でできたという。シンガーソングライター的な作りかたからトラックメイカー的な作りかたに変わった。歌詞について、星野「だいたいは歌詞がいちばんあとのことが多いですね。」「歌詞を入れちゃうと、世界観がそこで止まっちゃう感じがあって、音楽を作ってるあいだはなるべく無限に広げたい、いろんな可能性のなかにいたいですよね。」「なんかもう伝えたいことがないんですよね、ぜんぜん。メッセージとかないし、言いたいことがないんですよね。面白い音楽が作りたいっていうだけなので、曲を作ってるあいだとか、音を聴いてるあいだに広がるなんか景色みたいなところから、こうなんか、言葉を編んでくみたいな感覚がいちばんおっきいですかね。」 古田新太「源ちゃんは俳優もやってるから、しかも、映像の俳優だけじゃなくて舞台俳優もやってて、だからその、伝えたい言葉っていうのはないのかもしれないけども、面白い言葉みたいなのは、きっとあるんじゃなかなあと。」 ファーストアルバムから聴いているという古田は「途中から「ソウルに行くのお前?」みたいな。今までそんなやつじゃなかったのにみたいなさ。」 音楽性の変化について、星野は「どんどん変わっていってるんですけど、自分が飽き性なのもあるとは思うんですけど、こんなジャンルをやりたいんだっていうのはなんか今なくて、面白い音楽をやりたいなっていう、自分にしかできない。なんかそれが、できたらなんでもいいなっていうのが今ですね。」

2025年5月16日金曜日

5月16日金/投資の世界はわからない

◇ あんぱん・ラジオ

 早朝にゴミを出し、昨日の「あんぱん」をもう一度観て、日記の下書きを済ませてからようやく眠る。昼前に起きあがり、今朝の「あんぱん」を観る。朝、のぶ・今田美桜は布団のなかで目を覚ますと、隣りで寝ている蘭子・河合優実がいない。起きあがり、そっと蘭子を探しにいくと、蘭子は外の作業場で、豪ちゃんが残していった半纏を見ていた。半纏を触り、目を閉じ、ぎゅっと握りしめる。官能的な描写。のぶはそれを静かに見ている。ナレーション「豪の出征から数ヶ月が経ち、のぶたちが女子師範学校を卒業する日が近づいていました。」 昭和13年1月、のぶとうさ子・志田彩良が女子師範学校の廊下を歩いている。うさ子「お正月、うちに帰ったら、結婚せえ、結婚せえてもううるそうて。お見合い写真がこじゃんと…。のぶちゃんは?」「どこの学校に配属になるか、まだわからんがよ。母校に行けたらええがやけんど。」「のぶちゃんも大変やねえ。」 のぶたちが寮の部屋で慰問袋を作っていると、ノックをする音がして、黒井先生・瀧内公美が入ってくる。すぐに立ちあがる4人。うさ子「黒井先生、どうなさったがですか?」 黒井「朝田さん、気になる話を聞きました。柳井嵩子、という差出人の手紙を何通も受け取っていますね。」 黙るのぶ。「答えなさい!」「はい…」と小さく返事をする。「その手紙はどこに?」 のぶは答えられない。黒井「小川さん、朝田さんの引き出しを調べなさい。」「はい」といううさ子の声にかぶるように「自分で、開けます…。」 のぶが引き出しを開けると手紙が入っているのが見える。「手紙をすべて持ってきなさい。いいですね?」といって、黒井は部屋を出ていく。場面は教室になり、黒井が手紙の差出人の名をのぶに見せる。「これは偽名ですね?」「はい…」 教室には黒井先生とのぶのふたりだけ。「手紙の相手は?」「柳井嵩さんという、尋常小学校からの友だちです。」「女子師範学校生でありながら、ふしだらにもほどがある。」「けしてやましい関係ではありません。」「信じられませんね、男女間の友情など。」 黒井が手紙の中身を確かめる。銀座の街を楽しむたかしのイラストをじっと見ている黒井を見て、笑いがこみあげたのぶはうつむく。「なにが可笑しいんですか?」「わたしが子どものころ、このひとの絵に救われたんです。」「救われた?」 子どものころ、改札で父を見送るのぶを描いたたかしの絵を見せてくれた場面が回想される。「わたしがしんどいとき、いっつもそばにおってくれたひとです。」 そう話すのぶにはこみあげてくるものがある。「けんど…、もう手紙がくることはないと思います。」といって、涙をこらえる表情をすると、黒井も心情を汲みとった顔つきになる。「あなたはやっぱり弱い。」 のぶは先生の顔を見る。「結婚して、家庭に入り、子どもを産み、忠良なるニッポン国民に育てあげる。それも女性として、正しい、忠君愛国の道でしょう。そちらの道に行くなら、わたしはあえて、引き止めません。この手紙のことも、学校に報告するつもりはありません。」 黒井は手紙を机に置き、教室を出ていこうとする。のぶ「ひっとつ、うかがってもよろしいですか…?」 黒井は立ち止まり、ふり返る。「先生は、なぜそちらの道を選ばず、教師になったがですか?」 少しの間のあと、黒井はとつとつと語り始める。「一度…、結婚したことがあります。女子師範を卒業してすぐに、嫁ぎました…。3年間…、子どもができず…、婚家を追われました。」 話しながら、黒井はくちびるをふるわせる。のぶは眉間にしわを寄せて聞いている。黒井はまた強い口調に戻り、「ほかに質問は?」「いえ…」 黒井は教室を出ていく。黒井先生の背景が初めてうかがわれる場面だった。オープニングタイトルを挟み、寮の部屋、後輩ふたりとのぶが掃除をしている。「朝田さん、卒業後は決まったがですか?」「まだ。地元に戻れたらええがやけんどね。」「淋しくなりますね。」「泣いてもええがで。」 笑う3人。ノックの音、黒井先生が入ってくる。立ちあがる3人。「朝田さん、卒業後の配属先が決まりました。」といって、その通知をのぶに渡す。「ありがとうございます。」 黒井は出ていく。のぶは通知を開くと笑顔になる。「たまるかあ…!」 そこには「御免与尋常小学校訓導ニ任ス」と書いてあった。場面は道場に替わり、のぶとうさ子がなぎなたの稽古をしている。うさ子「引き分けやね。」 のぶ「うん。」「ありがとうございました。」と互いに礼をして、笑うふたり。ナレーション「うさ子は学校に残り、黒井先生のもとで、後輩たちの指導にあたることになりました。」 のぶ「黒井先生には感謝しちゅう。先生のおかげで、うちの進む道がはっきりわかったがよ。御免与尋常小学校の教師になれるらあて、最高や。きっと夏休みにうさ子ちゃんが一緒にいって、お願いしてくれたおかげや。」「のぶちゃん…、がんばってよ。」「うさ子ちゃんも。」「うん。うちは黒井先生を一生お支えする。」 笑顔のふたり。ナレーション「そして、卒業式の日。」 場面は教室、机にはそれぞれ、筒状に丸められ、リボンが結ばれた卒業証書が置いてある。黒井先生「2年間にわたる、女子教員としての修練を終え、本日、高知県立女子師範学校を卒業せんとするみなさん、まことに、おめでとうございます! いよいよこれからは、みなさんがこの学び舎でつちかった知識と、技能を実践し、祖国ニッポンの礎となり、宝となる、有為の人材を育成してゆく日々が始まります。熱き血と、涙をもって、しっかりおやりなさい!」「はい!」と生徒たち。「目下の大陸での戦いは、わが皇軍の大勝利で終わることは疑いありませんが、その日までは、まだしばらくかかるでしょう。さて、ここで改めて問います。みなさんは、この国家非常のとき、女子教員として、いかなる覚悟でおられますか? 小川うさ子!」「はい!」と立ちあがり、「わたしたちは、あらゆる苦難にもめげず、自身に課せられた教師の務めを、完遂する覚悟であります。」「朝田のぶ!」「はい!」と立ちあがり、「勝利の日まで、一命を落として銃後を支え、学びの庭で、がんばり抜きます!」 黒井「この戦いの、究極の目的はなんでありましょうか?」 生徒たちは声をそろえて、「東洋の平和、世界の安泰、御国の栄光!」「まさにそのとおり! みなさんは今ここに、本校を卒業する最後の資格を得られました。自信をもって、安んじていきなさい。わたしたちは、つねに、みなさんを見守ってます!」「ありがとうございます!」 場面は校舎の外、のぶが校舎から出てくると、黒井先生が校門の手前に立っている。黒井のすがたを見つけ、一瞬、歩くのが遅くなるが、黒井のほうに向かっていく。「黒井先生、2年間、お世話になりました。」といって、深くあたまを下げる。のぶが校門を出ていこうとすると、黒井が「朝田さん」と呼び止める。ふり向くのぶ。黒井「愛国の鑑たれ!」 のぶはもう一度、黒井先生におじぎをして、学校をあとにする。ナレーション「こうして、昭和13年3月、のぶは女子師範学校を卒業しました。」 のぶは朝田家に帰ってきた。祖父・吉田鋼太郎が「おお!」と声をあげる。のぶ「ただいま。」 祖父と祖母・浅田美代子が並んで座っている。その奥にいる母・江口のりこも「お帰り、のぶ!」 祖母「のぶう、この町で教師になるがやってえ?」 祖父「さすがわしの孫じゃ。故郷に錦を飾ったにゃあ。」「釜じい、くら婆、お母ちゃん、また実家暮らしになるき。よろしゅうお願いします。」 のぶは父の帽子に敬礼する。「お父ちゃん、ただいま帰りました。」 母も隣りで帽子に敬礼する。「あんた、のぶ、こじゃんとがんばりましたよ。」 場面は替わり、のぶは尋常小学校にやってきた。校門の前に立ち止まり、息を吸い込む。桜の花が舞っている。ナレーション「のぶは、母校の御免与尋常小学校で、新米教師として、第一歩を踏み出しました。」 のぶは廊下を歩き、3年1組の教室の前に立ち止まると、扉を開けて入っていく。笑顔ののぶが教壇に立つ。「おはようございます。今日から3年1組の担任をすることになった、朝田のぶです。みなさん、よろしゅうお願いします!」 ナレーション「新米先生、おはようございます! ほいたらね。」といって、今週は終わり。

 昼はラジオ。「ビバリー昼ズ」を聴く。友田オレのラジオに出演したという松村が、友田オレのネタの歌を一緒に歌ったといって、ここでもまた歌いまくる。ラジオを聴きながら、ブログの更新を一気にふたつ。「中川家 ザ・ラジオショー」のオープニングまで聴いて、今朝の「あんぱん」をもう一度観る。

◇ はま寿司・投資

 夕方から外出。三ツ境のほうに歩き、eモールのはま寿司に。豚塩カルビ、合鴨、えび天握り、北海道産つぶ貝のキムチ和え軍艦、サーモン、まぐろ、まぐろレアステーキつつみ。770円。瀬谷の手前のマクドナルドに入り、読書していく。図書館で借りている「投資のきほん」をなんとか読み終えた。2023年刊、日経文庫。投資に関する入門書をなにか読んでみようとこの本を手にとったが、これが基本なのだとすると、投資の世界はわからないことだらけだ。いや、本を読んで知ろうとしてもだめか。自転車の乗りかたを本を読んで学んでも乗れるようにはならないのと一緒で、乗り始めてみるしか理解の方法はないのかもしれない。

 ブックオフに寄り、110円の文庫本、220円の単行本を1冊ずつ買っていく。クリエイトで買いものして、夜に帰ってくる。

◇ テレビ

 テレビ番組をあれこれと。今日の「NHKニュース7」と、今日の「徹子の部屋」(ゲスト・鎌田實)を観る。火曜の「The Wakey Show」は「コントライターズ」のコーナーだけ観ている。今回の作家はザ・マミィ林田、合唱のコントを書いていた。

 火曜に放送された「心おどる あの人の本棚」は牟田都子の回。大学時代に出会ったという本が「移動図書館ひまわり号」。夏葉社の本が出されていたが、大学時代だから実際に読んだのは復刻ではない本だろう。校正者の仕事をするうえで頼りにしている偉大な先輩たちの本のひとつが西島九州男の「校正夜話」。個人では200冊の本を校正してきた、そのなかで印象深かった本として、高橋久美子「いい音がする文章」をあげる。

 今夜の「ミュージックステーション」は、Jairo というヒューマンビートボックスのユニットのパフォーマンスから始まった。郷ひろみと「GOLDFINGER'99」のコラボがあって、そのまま、演奏ありの「GOLDFINGER'99」に突入した。提供バックの番組テーマ曲も今回は Jairo のヒューマンビートボックスだった。Number_i、XG、CUTIE STREET、&TEAM ら、ダンスグループが面白い。トークでは、イノッチが三宅健に偶然会ったという話から、郷ひろみは高倉健に会った話、タモリは陣内孝則に会った話をしていた。

 月曜から放送していた「THE SECOND」の事前特番は、今夜は東野幸治による解説の回だった。10分番組のあとに、今夜はもうひとつ1時間の事前特番もあった。ギャロップ、ガクテンソクのインタビューから始まるが、しかし、この番組は10分番組と内容が重複している。むしろ、10分番組のほうがこの番組のダイジェストなのか。こちらでは予選の対戦相手たちも多く映していた。

2025年5月15日木曜日

5月15日木/東葛スポーツは北千住で

◇ あんぱん・ラジオ

 朝、NHKプラスで、今朝の「あんぱん」を観る。昨日の石置き場の会話から、たかし・北村匠海「のぶちゃんが先生になったら、子どもたちにもそんなふうに教えるの? そんな先生、僕はいやだな。」 朝田家、のぶ・今田美桜は玄関に腰かけ、たかしの言葉を思い返している。母・江口のりこが声をかける。「どういたがで?」 のぶは立ちあがり、「なんちゃあない…。ちょっと、散歩してくる。」「行ってらっしゃい。」 柳井家、ちひろ・中沢元紀が机に向かっていると、赤いハンドバッグを抱えたたかしがなにも言わずに入ってくる。すぐそばに立つたかしに気がつき、びくっとしてたかしのほうを見る。「兄貴!? どういたがな…?」 動かないたかし。ちひろ「のぶさんに渡せんがったがか?」 たかしはハンドバッグをちひろの机の上に置く。「お前にやるよ。」 ちひろは「えっ!?」と大きな声を出す。「なに言うが!? わし、こんなものもろても…。」「好きな子ができたら…、プレゼント…、しろよ…。」といって、たかしはとぼとぼと部屋を出ていく。困惑するちひろ。場面は替わり、のぶが町をとぼとぼと歩いている。ケンちゃん・高橋文哉がすれ違い、のぶに気がつき、声をかける。「あっ、のぶさん…!」 のぶもケンちゃんに気がつく。「柳井くんに会えましたか? あのみやげん中身、なんやったとですか? たかしに訊いても教えてくれんとです。」 のぶは視線をさまよわせ、「すみません。」とあたまを下げる。「なんで俺に謝るとですか?」「健太郎さんは楽しゅうて、ええお友だちですね。たかしのこと、よろしゅうお願いします。」と、もう一回あたまを下げると、小走りで行ってしまう。場面は団子屋、ケンちゃんとメイコ・原菜乃華が並んで座っている。ケンちゃんをちらっと見るメイコ。「あの…、健太郎さん、わたしに用って…?」「ま、どうぞ、団子食べて。」「はい」といって、団子を手にとるメイコ。「メイコちゃん、がんばってくれたとに。柳井くんはしよんのなかねえ。」「ん?」「まあたのぶさんば怒らせてしまって、買ってきた贈りもんも、結局、渡せんやったみたいや。」「そんな…。」「さっき、のぶさんに会ったら、あいつんことよろしゅうって頼まれたっちゃけど、しょげかえって、どげんもならんとよ。」 たかしは部屋であぐらをかいてぼんやりしている。団子屋の会話が続く。ケンちゃん「柳井くん、高知に引っ越してきたころ、つらかったっちゃけど、ハチキンの女の子と、パンば焼く不思議なおじさんに出会って救われたあって。」 笑うメイコ。「のぶ姉ちゃんは、まっすぐで気が強いけんど、誰よりも優しゅうて、うちには、こじゃんとええお姉ちゃんです。」 うなずくケンちゃん。「そげん言うメイコちゃんも、よか女の子ったい。」 メイコはケンちゃんの顔を見る。BGMが流れ始める。笑顔のケンちゃん。メイコは手に持った団子を皿に置く。ケンちゃんが「このまま帰るげなあ。」とつぶやく。メイコはケンちゃんの表情をうかがう。「今日の何時の汽車ながですが?」「最終の汽車やけど。」といって、ケンちゃんは団子を食べる。「淋しいですね…。」というメイコに、ケンちゃんが「俺もったい!」とちからを込めると、メイコはケンちゃんのほうを見て、「え!?」と目を丸くする。「このままケンカ別れげな。切なかあ。」「え?」といって、わかってないメイコ。「柳井くんとのぶさん。」「あ、ああ…。うち、てっきり…。」「どげんしたと?」「いえ、また御免与にきてくださいね。」 うなずくケンちゃん。「またくるけん。」といって、団子を食べる。メイコが急に立ちあがる。「あの…」といって、ケンちゃんのほうを向く。「ん? 団子、もっと食べる?」「いえ、お団子やのうて…。」 メイコはケンちゃんの顔を見て、恥ずかしがりながら切り出す。「うち…、好きなひとができたがです…! 面白うて、一緒におると楽しゅうて、笑顔が素敵で…」「メイコちゃんも、面白くて、よか女の子ったい。きっとうまくいくばい!」 メイコは目を丸くする。「えっ!? えっ、たまるかあ…。」と喜びの顔になるメイコ。ケンちゃんも立ちあがり、メイコに近づき、顔をじっと見る。動揺するメイコ。驚きの表情になり、少し後ずさりする。ケンちゃん「誰かに似とうと思いよったら…、メイコちゃん、目がきらっきらして、のらくろみたばい!」「えっ、のらくろ…?」 予期せぬ言葉に表情が変わるメイコ。「読んだことなかね? のらくろ。面白かよお。描いちゃあね。」といって、ケンちゃんは手帳を取り出し絵を描き始める。それを見るメイコの表情。場面は朝田家に、メイコはのらくろの絵を手にして、柱にあたまを寄りかからせている。「のらくろ…」といって、ため息をつく。蘭子・河合優実が「ただいまあ」といって、帰ってくる。メイコの様子に気がつき、店にいる母に「メイコどういたが?」「もんてきてから、ずっとああながよ。」 つぎの場面では、のぶが庭で洗濯している。メイコはまだ柱に寄りかかっている。「ねえ、お姉ちゃん。たかしさんら、最終の汽車で帰るがやって。」 メイコは立ちあがり、のぶに近づく。「うちは、好きなひとに気持ち伝えたで!」 のぶがメイコを見上げる。メイコ「そのひとにはうち、マンガの犬に見えゆうみたいやけんど。」「え?」「それでも、伝えることができてよかった…。のぶ姉ちゃんは、たかしさんとケンカしたままでええが!?」 のぶは答えず、視線をさまよわせ、洗濯を続ける。つぎの場面では、三姉妹が座敷にいる。どうやら慰問袋を作っている。蘭子「うち、もうできたで。」 のぶ「蘭子はていねいで上手やね。」「貸いて。お姉ちゃんのぶんもうちが縫うき。」 手をもてあますのぶは、なにも言わずに少し考え、「ちっと、出かけてくる。」といって、外に走っていく。町を走るのぶがスローモーションになる。石置き場での会話が思い返される。「これだけでも受け取ってくれないかな? 今は持てなくても、いつか…」「いらんとゆうたらいらん! しゃんしゃん東京いね…。」 のぶは息を切らしながら駅に着く。降りてくる乗客たち。のぶは改札のなかを覗き、時刻表を確認する。そこにたかしの叔父のひろし・竹野内豊が改札から出てくる。「おう、のぶちゃん。どういたがな?」「ひろし先生…!」「たかしを見送りにきてくれたがか?」「うち、たかしにひとこと謝りとうて…。」 叔父が駅員に「うちのたかしは見んかったですか?」と訊くと、「ああ、ひっとつ前の汽車に乗られたと思います。」「最終で帰るといいよったけんどにゃあ。どういたがじゃろ?」 のぶ「うちのせいです…。うちが悪かったがです…。たかしさんに、ひどいこと言ってしもうたき…。」「ひどいこと?」「しゃんしゃん、東京にいねって…。」「そうかい…。」といって、ひろしは苦笑する。汽車のなか、たかしとケンちゃんが並んで座っている。「しゃんしゃんいねって、どげん意味とね?」「さっさと東京に帰れ。」「ハンドバッグも返されて、そりゃあ強烈やねえ。それで、汽車1本早めたとね? 柳井くん、のぶさんは素敵な子やったとに、そげん言われたとね…。」「わかってるから、それ以上言わないで。」 たかしは窓の外を見ている。ケンちゃん「ま、元気出しんしゃい!」 御免与駅、のぶ「うち、子どものころからちっとも成長してのうて、またたかしさんを傷つけてしまいました。」 のぶとひろしは四角いベンチに直角の向きに座っている。「のぶちゃんとたかしの仲や。今度もうってきたときに、仲なおりしたらええやいか。」「今度会うたら、もっとひどいケンカしてしまうかもしれません。うち、きっとまた、ひどいこと言うてしまうような気がして…。たかしさんとは、いつの間にか…、考えや進む道が違うてしもうたみたいながです。」「そうか。のぶちゃんは信じる道を、正直に、走っていけばえい。たかしは自由気ままにのんびり、自分の道を進んでいくやろう。そのうち、どっちかが、立ち止まることがあるかもしれん。今は平行線に思えても、いつか、ふたりの道が交わる日がくるかもしれん。わしはのぶちゃんにお礼が言いたいがよ。生まれたところも別々で、性格も正反対のたかしが、この町で、のぶちゃんに出会うて、ぶつかりおうて、一緒に涙を分けてきたがや。」 考えながら訥々と話すひろしの言葉に、のぶは涙を流す。「ほんっとに、ありがとにゃあ、のぶちゃん。」 のぶは号泣する。今日はここで終わり。

 ブログの更新を一気にふたつ。昼はラジオ。「伊集院光のちょいタネ」からオンタイムで聴く。パートナーは前島花音、今週のテーマは「こんな夢を見た」。続けて、「ビバリー昼ズ」を聴く。ナイツとミチコさんが「爆笑問題カーボーイ」で三馬鹿呼ばわりされ、太田が問題にしているそのときの音声が改めて流された。聴いてみると、じつはそんなに変なことを言っている感じはしないのだ。つぎの「カーボーイ」ではまたなにかリアクションがあるだろうか。

◇ 北千住・雑誌・演劇

 午後から外出。横浜から東横線、明治神宮前から千代田線に乗り換え、はるばる北千住まで。2時間近くも電車に乗ることがひさしぶりな気がする。北千住の東口に出て、まず、昼食。迷う時間なし、日高屋にすぐ決める。黒酢しょうゆ冷し麺、餃子セットを食べる。940円。向かいのマクドナルドに入り、30分ほど、時間をつなぐ。

 西口に移動し、丸井の上階、シアター1010 の稽古場に。例のごとく、東葛スポーツの新作公演だが、今回も予約をしそこね、当日券に並ばなければならなかった。前回はどうだったかと、この日記を確認してみたら詳細がなんにも書かれていなかった。なんのための日記なのか。しかし、余裕で買えた記憶はあったから、のんびり向かえばいいとは思っていた。開演1時間前からの発売。つまり、18時から販売開始だが、東口からはあっさりと移動できてしまい、17時37分には到着した。当日券、四千円。無事に購入した。前回と同じく、当日券はキーホルダーになっていて、8番の番号がついている。いつの間に増えていたのか、後ろにはずいぶんひとが並んでいた。

 開演まで、下の飲食店のフロアのベンチに座り、楽天マガジンのチェックをして時間をつないだ。「週刊文春」の一之輔さんの連載では、以前にクドカンの連載でも先に書かれていた「オール日芸寄席」のことが書かれている。クドカンの母が一之輔さんのファンで、肩に手をかけて一緒に写真を撮った。高田先生、クドカンも一緒にいるその様子がイラストにもなっている。書評欄の「ベストセラー解剖」には「みなさんのおかげです 木梨憲武自伝」が取り上げられている。発売から1年以上が経つのに、今、ベストセラーになってるのか。

 「週刊新潮」には「水曜日のダウンタウン」の桑田佳祐のものまね企画にアミューズが猛抗議という記事があった。TBSのコンテンツ制作局が「桑田佳祐及びサザンオールスターズのモノマネに関する今後の方針について」と題する社内向けの通達を出したらしいのだが、この記事では、アミューズに対するTBSのこの対応のほうを問題視している。TBSに取材すると、アミューズから抗議があったという事実はないと広報室が答えている。なにが事実なのかよくわからない記事だ。

 「FRIDAY」には「あんぱん」の女中のしんちゃん役、瞳水ひまりのインタビューが載っていた。

 開演5分前までに会場に戻る。ラブレターズ塚本を見かけ、出演者だったかなと思ったが、客として観にきていたようだ。当日券の番号順に入場、入り口からは奥にあたる上手側の壁に場所を確保する。開演前、スクリーンには万博開会式で石破があいさつする映像が流されていた。舞台は円形になっていて、万博の大屋根リングを模したものだが、正面には花道がついている。今回の公演のタイトルは「東スPO2025」。金山寿甲のあいさつがあり、開演すると、冒頭からがんがんラップで攻めてくる。明るく、メロディアスな曲調に、びりびりと振動が伝わってきた。出演者は5名、アンゴラ村長の出演が今回の目玉だが、そのほか、おなじみの川崎麻里子、川合凛、名古屋愛、そして、唯一の男性、FUNIというこの大柄な男はラッパーのようだ。ジャムおじさんとして登場し、日本列島のかたちをした「ジャパン」というパンを作る。アンゴラ村長はティアラをつけ、ラップも上手く、かわいらしい声は東葛スポーツの出演者には意外と貴重なタイプだ。万博開会式に現れたバーチャルヒューマンの司会者のパロディ、川﨑麻里子の漫談は東葛スポーツではおなじみ、東葛スポーツのエックスが乗っ取られたことについて、その成り行きを語る。客層を変えるためにインスタに移行しようとしていた、その直後の乗っ取りだったことから推測が広がり、エックスへの皮肉がこもっている。金山の妻のことや、パチンコ屋を廃業して古物商の資格を取得したことなど、今回もオートフィクションだが、後ろ暗さからは逃れている。アンゴラ村長の明るさが爽快ですらあった。

 80分の予定が、90分ぐらいはやっていたようだ。終演後は時間差退場になり、エレベーターで下に降りる。北千住に古本屋はなかったかと、グーグルマップを検索すると、ぶっくらんどという店が見つかり、終演後でもまだ開いているからと思い、行ってみると、古本屋ではなく新刊書店だった。少し店内を覗いてから、北千住駅まで戻ってくる。やってきたルートを逆戻り、北千住から千代田線、明治神宮前から副都心線、東横線直通で帰ってきた。

◇ テレビ

 夜遅くに帰宅し、テレビ番組をあれこれと。今日の「NHKニュース7」を観て、それから、「SONGS」は星野源の特集。今日の「徹子の部屋」は傑作選「懐メロ熱唱!」。過去の出演回から、山本リンダが「狙いうち」を、ロザンナは「愛の奇跡」を三原綱木とデュエット、秋川雅史は「千の風になって」、麻倉未稀は「ヒーロー」を、それぞれスタジオで歌う映像が流された。

 昨夜の「ひっかかりニーチェ」は、ついに松井ケムリがスタジオに登場した。永野は「ダウンタウンDX」に一緒に出演したときに、ケムリの吉本のイチ芸人みたいなふるまいに失望したと語る。「DX」は吉本制作だから、ひとのシマにきた感がすごいそうだ。最後に「本編とバランスをとる時間」もいつもどおりあるんだ。

 「THE SECOND」の事前特番、昨日の3夜目は第1試合、モンスターエンジンとツートライブの対戦を紹介する。モンスターエンジンは2008年に神様のコントで注目され、2008年、2009年に「M-1」ファイナリスト、「ピカルの定理」のレギュラーにもなった。今回は、アモーン、ドドんを破ってきた。対するツートライブは、1回戦ではジャルジャルを、2回戦ではななまがりを倒しているのだ。続けて、今夜の4夜目は第4試合、金属バットとザ・ぼんちの対戦を紹介。金属バットは3年連続ファイナリスト、今回は、エル・カブキ、リニアを破ってきた。「選考会で爆笑をかっさらったエル・カブキ」というナレーションが入っていて、17点差がついたが、勝った瞬間には友保がしゃがみこみ、「よかったあ」と漏らしていた。それほど、エル・カブキは脅威だったのか。対するザ・ぼんちは、1980年の「THE MANZAI」からふり返られる。このときで結成8年目。今回は、モグライダー、ハンジロウを破ってきた。去年のぼんちはハンジロウに負けたのだ。

 今夜の「アメトーーク!」は「今熱い女子プロレス芸人」。有田哲平、豊本明長、レイザーラモンRG、ユリオカ超特Q、ジグザグジギー宮澤、や団本間キッドが出演。MC側にはタカアンドトシトシ、エルフ荒川が座る。令和の髪切りマッチは美容師が切るそうだ。

2025年5月14日水曜日

5月14日水/星野源と若林の会話

◇ あんぱん

 朝、NHKプラスで、今朝の「あんぱん」を観る。朝田家の前、ラジオ体操の場面から始まる。のぶ・今田美桜は笑顔で、前に立ってお手本をやってみせる。祖父母・吉田鋼太郎と浅田美代子、母・江口のりこも体操をするが、祖父は眠そう。蘭子・河合優実とメイコ・原菜乃華も体操をしているが、メイコはどこかうわの空な表情。のぶ「みなさん、ご苦労さまでした。今日も一日、がんばりましょう!」 子どもたちが返事をする。朝食をとる朝田家。祖父「ラジオ体操、やけに楽しそうやったにゃあ。ええ?」 のぶ「こじゃんと楽しかった。うちは、やっぱり、子どもらに体操の楽しさを教えたいなって、腹の底から思った。できれば、御免与に戻ってこれたらいちばんええがやけど。」 祖父「のぶやったら、どこに行っても大丈夫やろ。」 祖母「学校が決まったら、そのつぎは縁談やねえ。」 のぶ「うちはまだええき。」 祖母「そんなこと言いよったら、じきにええ年になってしまうでえ。」 のぶ「メイコはどうするがや?」 ぼんやりと味噌汁を飲んでいるメイコ。のぶ「メイコ…?」 蘭子もメイコの腕をたたき、「どういたがで? ぼうっとして。」 メイコは宙を見つめ、「うち、お嫁さんになりたい…。」 母「えっ…?」 メイコ「相手も見つけたき…。」 祖父は咳き込み、味噌汁を吹き出す。「どこの、どこのどいつじゃあ!?」 味噌汁の具を食べるメイコ。朝田パンの店先、「椰子の実」の歌を歌いながらメイコがパンを並べている。それを覗いていた祖母が、のぶと母がいる台所にやってくる。「メイコの言いよった相手って、誰だがで?」 母「わてもわからんがです。のぶ、知らん?」 のぶ「さあ…?」 そこに加わる蘭子「もしかして、一緒に海に行ったひとやないが?」 のぶが「えっ、健太郎さん!?」と大きな声を出す。店先からすごい勢いでメイコが扉を開ける。「今、誰か…、健太郎さんて言うた?」 母は「そのひとのお嫁さんになりたいがかえ?」と優しい声を出す。メイコは動揺し、「違うけん!」と大声を出すと、扉をおもいっきり閉め、店先に戻る。のぶたちは顔を見合わせる。蘭子「図星やねえ。」 のぶ「蘭子、あんたの勘、すごいねえ。」「お姉ちゃんが鈍すぎるがやき。行ってきます。」といって、蘭子は出ていく。のぶがメイコのそばに寄ると、そこにちょうどケンちゃん・高橋文哉がやってくる。メイコは目を丸くしてケンちゃんを見る。のぶのほうを向き、「違うき…!」「うち、なんちゃあ言うてないって…。」「こんにちは」といって入ってくるケンちゃんに「違いますき!」「えっ?」「えっ? いや、あの…」「どうも…。あんぱんひとつ買いにきました。昨日食べたのが美味かったとです。」 メイコは笑顔になり、「ひとつですね。かしこまりました。」 のぶ「どっかへお出かけですか?」「高知市内ば、見てまわろうかなあと思って。」「いいですね。」 メイコはパンを渡しながら「健太郎さん、いつまでいらっしゃるがですか?」 ケンちゃんはお金を渡しながら「ああ…、ずっとおりたかですけど、学校の課題があって、そげんも言っておられんけん、明日帰るとです。」「えっ、明日?」「はい。」 柳井家では、たかし・北村匠海が縁側に座っていると、ちひろ・中沢元紀が「兄貴」と言いながら、お茶の入ったコップをたかしに渡し、近くに座る。「改めて、コンクールおめでとう。」「ありがとう。」 食卓にいた叔父・竹野内豊が「わしはいっつも、たかしのことが心配やったけんど、ちひろ、今はおまんのほうが心配じゃ。」といって、ふたりのそばにやってくる。食卓には叔母・戸田菜穂とケンちゃんがいる。「たかしは父親に似いて、いごっそうじゃ。いごっそうは自分の道を見つけて、歩き出した。」 叔父は「ちひろ」と言って、一緒に座る。「おまんはがまんしすぎる。遠慮しよったら、いかんこともある。もっとわがままに生きりゃいいがじゃ。」 ちひろはうなずく。「わかりました、お父さん。」「そんな簡単にわかるな。ちひろ、もっと逆らえ。いごっそうになれ!」といって、叔父はちひろのひざを叩く。ケンちゃんも近くにやってきて、「あのう、いごっそうってどげな意味ですか?」 叔母「頑固で、大胆不敵なことで。」「ああ、青竹割って、へこにかくってことですね?」 叔父は「おお、博多弁ではそういうがかい? ちひろ、へこにかけ!」といって、ちひろの肩をたたく。たかし「叔父さん、飲みすぎですよ。」 笑う叔父。叔母「ごめんなさい。」 たかしの部屋、たかしとケンちゃんが布団を敷いている。たかし「いごっそうか…。」 ケンちゃん「なんか言った?」「いや別に、なにも…。」 机の上には包装紙に包まれた箱が置いてある。「それ、いったいなんが入っとっと? 東京帰る前にのぶさんに渡さんと。」 通りがかったちひろが窓から部屋を覗いている。たかし「そんな簡単に言わないでよ…。」 ちひろは「兄貴、仲なおりしただけでええがか? 後悔せんようににゃあ。」といって、離れていく。悲しげなBGMとたかしの表情、机の上の箱。そのBGMのまま、場面は朝田パンに替わる。店番をするメイコはもの思いにふけっている。そこにちひろがやってくる。メイコ「おはようございます。」「おはよう。ええと、あんぱん5個ください。」「はい。」「ああ、それと、のぶさんいらっしゃいますか?」「ああ、ちょっと待ってくださいね。お姉ちゃあん、ちひろさんでえ!」と、メイコが奥に向かって声を出すと、のぶがすぐに出てくる。白い稽古着、手には長い棒をもち、もう片手では汗を拭きながら「ああ、ちひろくん。どういたがで?」「あのう、兄貴が、のぶさんに渡したいもんがあるそうです。」「えっ?」 パンを詰めながら聞いていたメイコのほうが目を丸くして笑顔になる。「空き地で待っちゅうき、行っちゃってください。」「わかった。ありがと。メイコ、ちっと行ってくるき。」「はーい。」というメイコの声が楽しそう。出ていくのぶを、ちひろが目で追う。笑顔のメイコがパンの紙袋を渡そうとしても、ちひろはのぶが出ていったほうを見ている。ちひろはゆっくりとメイコのほうを向く。呆然とするメイコ。「もしかして、ちひろさん、のぶ姉ちゃんのこと…。」 ちひろは動揺し、少しの間のあと、「ああ、え…、二十銭やね…。」「はい…。」 メイコはお金を受け取り、パンの紙袋を渡す。「誰にも言わんき、心配せんといてください…。」 言葉が出ずに苦笑いするちひろに「生意気言うて、ごめんなさい…。」「いえ…。メイコさん、ありがとう。」 場面は石置き場に替わる。たかしが待っているところに、のぶがやってくる。のぶの稽古着を見て、たかし「勇ましいね。」「なぎなたの稽古しよったき。」「そうか…。急に呼び出してごめん。」 のぶは小さく首をふる。「どういたがて?」 なにも感じ取っていない様子ののぶに、たかしの表情は曇る。のぶはそれを察し、「今日、東京に帰るがやって?」といって、丸太のシーソーに腰をおろす。「うん、最終の汽車で…。」「そう…。」「のぶちゃんに、あのときのお礼が言いたくて。」「えっ?」「いつか言ってくれただろ? たかしは絵を描くために生まれてきたひとやって。」「うん。」「あの言葉で、受験がんばれたし、コンクールで佳作になったのも、のぶちゃんのおかげだよ。」「なにいいゆうがでえ。」「のぶちゃんが認めてくれたから…、今の自分がいる。そういうのもぜんぶひっくるめて、お礼がしたくて…。これ、気に入ってくれるといいんだけど…。」といって、たかしは後ろに隠していた包みをのぶに渡す。「なんやろ?」といって、のぶは受け取り、包装紙を開け始める。たかしも丸太に腰をおろす。箱のフタを開けると、なかには赤いハンドバッグが入っていた。「たまるかあ…」と声を出すのぶ。「こんな美しいもん…。」「このハンドバッグを見たときに、のぶちゃんの顔が浮かんだんだ。のぶちゃんがこれをもって、銀座の街を歩いたら、素敵だろうなって…。」 たかしはのぶの表情をうかがう。「のぶちゃん…?」 のぶは困惑の表情。箱のフタを閉めながら「ありがとう…。でも、こんなぜいたくなもん、もらうわけにいかん…。」といって、箱をたかしに返す。たかしも困惑の顔。「どうして…?」「どうしてもこうしても、こんなもの、欲しがったらいかんが…。たかしも、戦地の兵隊さんのこと考えてみいや…。」「うん…、わかるけど…。でも、戦争はいつか終わるだろう? その日がきたら、のぶちゃんも銀座の街を歩いてほしい。きっと、どんな女のひとよりも、のぶちゃんが…」 言葉をさえぎるように「たかしはなんちゃあわかっちゃあせん…!」 のぶは声をふるわせながら「うちらとおんなじばあの若もんらあが、お国のために戦いゆうがで…! 豪ちゃんも命懸けで…。その若もんらあのこと、考えてみいや? こんなぜいたくなもんに使うお金があったら、たかしも戦地の兵隊さんのために献金するべきや。そう思わん?」 黙って聞いていたたかしは「思わない…。」「えっ…?」「のぶちゃんだって、さっき、こんな美しいもんて言ったじゃないか? 喜んでくれたと思った…。」「うちは、ちっとも嬉しゅうない…。」「美しいものを、美しいと思ってもいけないなんて、そんなのおかしいよ…。そんなの…。のぶちゃんが先生になったら、子どもたちにもそんなふうに教えるの? そんな先生、僕はやだな。僕が知ってるのぶちゃんは、正直すぎるぐらい正直で、面白い女の子だった…。」「うちも、変わったかもしれん…。けんど、たかしも変わった…。もう、あのころみたいにはなれんて、わかったやろ…。」といって、のぶは立ちあがり、離れようとする。たかしも立ちあがり、「待って、のぶちゃん!」 立ち止まるのぶ。たかしはのぶの後ろすがたに向かい、「これだけでも、受け取ってくれないかな…。今はもてなくても、いつか…」 のぶはふり向き、また言葉をさえぎるように「いらんと言うたら、いらん! しゃんしゃん東京にいね…。」と吐き捨て、走っていく。たかしは箱を抱えたまま、ひとり残される。今日はここで終わり。


◇ 音楽・テレビ・雑誌

 Spotify で、配信が始まった星野源の新アルバムを聴きながら、ブログの更新を一気にふたつ。テレビ番組をあれこれと。昨夜の「キョコロヒー」は恒例企画「まだ無い相場を調べる会」。登坂淳一がVTR出演。後半は京子の疑問を専門家にぶつける「学問の入り口」。昨夜の「勝手にテレ東批評」では、伊集院と佐久間が「秋山アーカイブ映像センター」について話していた。ゲストは「世界卓球」に出演する水谷隼。中根アナはじつは審判の免許をとっていたくらいの卓球好きだった。「THE SECOND」の事前特番、2夜目は第3試合、囲碁将棋と吉田たちの対戦を紹介。囲碁将棋は1回戦はシャンプーハットに歴代最高得点で勝利、2回戦ではタモンズを破る。吉田たちは「M-1」は準々決勝止まりだったが、今回は天津、母心を破ってきた。

 楽天マガジンのチェック。月曜から読めていなかった「週刊現代」から読んでいくと、悠仁様がご学友たちともんじゃ焼き屋に行っているというスクープがあった。もんじゃ屋にいた目撃者が「悠仁様はもんじゃを作るのは初めてなのでしょう。非常に混乱されていました。最初は具材だけを鉄板に敷くものなのですが、悠仁様は具材と出汁も同時に放出してしまったのです。結果的に具材が半液状態になり、土手を作りにくそうにされていました」と証言している。「このままでは4人でもんじゃを食べられない――悠仁様が絶望と白煙により目をつむって覚悟したとき、ご学友が店員を呼び出した。」 ここからはまた目撃者の証言。「具材も出汁も半分近く残っていたことが幸いして、店員は無事にもんじゃを作っていました。すると一緒にいた学生が『田中はもんじゃが焼けんからな』『田中は意外に不器用なところがあるよな』と、何度も名字を連呼していることに気付きました。(略)彼らの会話によると、外で遊ぶときは毎回『山田』『鈴木』などと、その日限りの『コードネーム』をつくって悠仁様のことを呼んでいるようです。周囲にバレたら面倒でしょうからね。店内ではご学友とずっと雑談で盛り上がってましたよ」 それにしてもよくしゃべる目撃者だ。

 「週刊プレイボーイ」には「THE SECOND」の特集記事があり、マシンガンズのインタビューが載っていた。インタビュアーは鈴木旭。対戦相手のはりけ~んずについて、滝沢「実は僕、駆け出し時代に「ヨシモトファンダンゴTV」を見ていて「こんな面白い漫才があるんだ」って衝撃を受けたコンビがはりけ~んずさんなんです。それこそ、おふたりのネタを書き起こしたり、言い方をまねしたりしてたぐらい。」 西堀「もしかしたら最強の敵かもしれないです。まず、自分たちより声が汚い(笑)。あと、ご本人たちは否定されてましたけど、どっちもぼやき系でやり口の方向性も似てるし、「先攻でよかった」って安心感と「でも、やってみなきゃわかんねぇな」って気持ちの五分五分ですね。」

 「女性自身」には、浜田雅功のセカンドライフに関する記事があった。「この一時休養の間にも浜田さんは〝60代をどう生きようか〟と、今後の人生プランを練り続けていたといいます」という演芸関係者なる人物の証言。なぜ演芸関係者がそんなことを知ってるんだ。演芸関係者はさらに「浜田さんは〝テレビには松本と一緒に出ないと意味がない〟という意向だそうで、コンビとしての活動は『ダウンタウンチャンネル』のほうに絞っていくつもりだといいます。またバラエティ番組のMCを長らく一人で行ってきた浜田さんですが、これに関しても『そろそろ後輩に道を譲ってもええんやないか』と周囲に話しているそうです」と語っている。そして、別の制作関係者が明かすには、Netflix のクドカン脚本ドラマに出演することが決定したんだとか。テレビ司会者から俳優に比重を移していくのだとしたら大歓迎ではないか。ほかのページには、中居正広の潜伏生活に関する記事も載っている。

 「FLASH」には石破茂の独占インタビューがあるほか、「テレビドラマに起用したいお笑いタレント」のランキングという記事があり、ドラマ関係者に調査した広告代理店のデータに基づいたものだが、1位にはだんとつの得票数で原田泰造が選ばれ、2位・塚地武雅、3位・角田晃広、4位・田中直樹と続く。「SPA!」の「エッジな人々」にMEGUMIが登場、インタビュアーは樋口毅宏だった。「週刊大衆」には磯山さやかインタビュー、巻末「シリーズ人間力」には長野智子が登場している。

 夕方に少し外出。郵便局に寄らなければならなかったついでに銀行にも寄っていくが、トートバッグひとつで出てきて、銀行のカードをうちに置いてきてしまった。クリエイトで買いものだけして、すぐに帰ってくる。

◇ テレビ・ラジオ

 引き続き、テレビ番組をあれこれと。今日の「徹子の部屋」は、オートクチュール・ビーズ刺繍デザイナーの田川啓二がゲスト。誰だか知らなかったが、先日のコシノ三姉妹との番組にも少し出ていて、徹子さんの衣装を管理しているひとでもあるんだな。スタジオには徹子さんが過去に着た衣装が飾られる。そごう美術館では徹子さんのコレクションを集めた展覧会があるそうだが、値段を調べてみたら二千円もするので驚いた。

 先週水曜に放送された「徹子の部屋」の特番も観る。「50年目深掘りSP」と題し、マツコ・デラックスと一緒に豪華名優&スターの名場面をふり返る。まずは初回、1976年放送の森繫久彌の回から、高倉健(1980年)、菅原文太(1981年)、石原裕次郎(1977年放送)、渡哲也(1979年放送)、寺尾聰(1981年放送)、松田優作(1980年放送)、水谷豊(1990年放送)、田村正和(1993年放送)、ここからは世代が若くなり、阿部寛(1990年放送)、織田裕二(1991年放送)、小栗旬(2007年放送)、大泉洋(2008年放送)、神木隆之介(2007年放送)。ここからは女優のブロック、吉永小百合(1978年放送)、夏目雅子(1984年放送)、大原麗子(1987年放送・1990年放送)、岩下志麻(1990年放送)、桃井かおり(1979年放送)、野際陽子(1980年放送)、浅野ゆう子(1981年放送)、太地喜和子(1982年放送)、森光子(1983年放送)、若い世代になり、常盤貴子(2004年放送)、内田有紀(1998年放送)、ともさかりえ(1998年放送)、長澤まさみ(2011年放送)。番組中盤から、スタジオには大竹しのぶが加わり、大竹しのぶの出演回がふり返られる。1981年から始まり、1985年の回は長男出産後の出演、1990年はさんまと結婚後、1996年は離婚の4年後、2008年、2017年、2023年と続いた。続いて、大竹しのぶが観たい回から、越路吹雪(1976年放送)、高峰秀子(1980年放送)、美空ひばり(1985年放送)。美空ひばりはこの1回だけの出演だったそうだ。大竹しのぶと入れ替わり、今度は鈴木京香が登場する。2009年放送の鈴木京香の出演回では、砲丸投げの経験がある鈴木京香に投げるときの掛け声をやってもらっているのだが、2015年、2021年と、出演するたびに同じことをやらされていて、今回もマツコのフリでやっぱりやらされる。鈴木京香が観たい回から、まずは朝ドラで共演していたいしだあゆみ(1982年放送)、それから、樹木希林(1990年放送)、京マチ子(1987年放送)。朝ドラで共演した樹木希林に撮影最後の日に手帳にサインをしてもらったら、毛筆で短歌を書いてくれ、のちに、富小路禎子という歌人の短歌だとわかった。調べたら、樹木希林のそのときの役のイメージにそっくりの人生を送ったひとだったという。名場面に戻り、渥美清と倍賞千恵子(1979年放送)、三船敏郎(1981年放送)、緒形拳(1986年放送)。

 日曜には「はやく起きた朝は…」の特番が、予告されていたとおり、地上波放送が終了したばかりだが、さっそく復活していた。今回は母の日スペシャル。松居直美は ChatGPT と会話をしているようだ。

 今夜の「水曜日のダウンタウン」は今田耕司がMCを担当する。まずは「猫の名前全部覚えるまで帰れません」という企画に、みなみかわ、岡野陽一、きしたかの高野、ちゃんぴおんず大崎が挑戦する。あるお宅にいる27匹の猫の名前をぜんぶ覚えたひとから帰れるというルール。みなみかわが6時間20分でイチ抜けしたが、夜になると、お宅を出て、外でロケを続行する。実物の猫ではなく、パネルを見て当てる形式になり、岡野と高野が10時間かかって正解した。番組後半は「代役MCホントドッキリ」。そんなわけない芸人8人に浜田の代役をオファーする。まずはななまがり初瀬だが、ちゃんと「水曜日のダウンタウン」のMCということも伝えてオファーするのだ。初瀬は4分32秒で承諾。2人目はニッチェ近藤。この人選の妙。10分25秒でしぶしぶ承諾したものの、スタッフが入っていくと、ドッキリだと思ってほっとする。しかし、ホントだと明かされると、やらなければならないと思ってものすごく嫌がり、すぐには趣旨を理解できない。3人目のパンサー尾形は、37秒ですんなりと承諾する。4人目は東京ホテイソンたける。長時間の説得のすえ、39分30秒かかった。5人目はニッポンの社長ケツ。ケツはドッキリを疑い、すぐにカメラを探し始めてしまい、カメラに気がついたために失格になった。6人目のや団中嶋は、なんと、19秒で承諾した。7人目はナユタのホリコシ。吉本入り10日目、業界のことはなんにも知らないからどうするかというところだったが、ホリコシは辞退した。最後8人目には宮川大助花子の大助が登場した。この人選はすごい。ダウンタウンとの思い出話を始めてしまうが、1分8秒で承諾した。代役MCは19秒で承諾したや団中嶋に決定、パネラーは今週と同じメンバーのまま、中嶋がMCの収録を行う。

 今夜の「あちこちオードリー」は星野源がゲスト。4年ぶりの出演。コロナ禍で時間ができ、打ち込みの勉強を始め、楽曲制作の方法が変わったという星野は、音楽を始めた中学生ぐらいの気持ちに戻ったと話す。パンチラインで世の中をぶっ刺してやろうというような気持ちはあったのかと若林が訊くと、前はあったというが、今はなにかを伝えたいとか、なにかを言いたいというのはまったくないという。若林は中川家の漫才をソデから観ていたときに、剛が漫才中に屁をこいたが、礼二に突っ込まれても、それに対し、剛はなにも返していなかった。「それでお客さんはすごい喜んでるんですよ。かといって、屁ぇこけばいいわけじゃないじゃないですか。でもなんか、それが自然に無理なくできてるっていうのってなんなんだろうなって、初めてそんなこと考えて。大喜利のフリップのなんか角度いいやつを漫才のなかにいっぱい並べるとか、合ってない気がするみたいな、俺と春日に今のみたいなのが、でも、答えがわかんないんで。」 春日「まあそうね、年齢と、われわれのテンポというかね。」 春日にオードリーの漫才の変化を訊かれる星野源だが、「なんとなく思うのは、それこそ、意味がない高みみたいなのを目指されてるのかなっていうのは、最近の漫才を観て、特に感じますね。」「最近の僕が書いてて楽しいのは、もうこうですよねっていうことだけを書いてく。意味とかどうでもいいんで、とにかく面白い音楽ができたらもう、それでもう最高みたいな、なんかそういうのを目指すようになりました。」「でも今、ほんとなんにも興味がなくて…。」という星野に、「いやあ、ありがとう星野さん。」と若林が共鳴する。4年前に若林を「テレビ界の希望」と呼んだことを後悔しているという星野。「その日から若林さんの苦悩が始まった気がしてて。」「そこでもがいてるさまをテレビで観て、俺のせいだ…。(笑)」 「LIGHTHOUSE」では、星野は若林が飽きていることを言い当てる。希望ではなく、同じ失望、同じ絶望をしていた。絶望しても幸せだなというのが発見だという星野。若林は、芸能界を駆けあがっていく話はいろんなところに転がっているが、降りる話は誰も書いていないという。星野源のマイブームはホラー小説、若林は人気のない大学教授のひとりしゃべりを聴いている。

 夜、ブログの更新をもうひとつ。タイムフリーで、今日の「ビバリー昼ズ」(12時台ゲスト・友田オレ)を聴く。聴きそびれていた先週水曜の「ビバリー昼ズ」(12時台ゲスト・吉田玉助)も聴くが、聴きながら眠ってしまった。

2025年5月13日火曜日

5月13日火/メイコとケンちゃん

◇ あんぱん・ラジオ・テレビ

 早朝にゴミを出してから、もう少し眠りなおす。NHKプラスで、今朝の「あんぱん」を観る。昨日の朝田家の場面、ケンちゃん・高橋文哉とメイコ・原菜乃華は、のぶ・今田美桜とたかし・北村匠海の仲なおりの作戦を立てようとする。柳井家の食卓では、家族に混じり、ケンちゃんも一緒に夕飯をいただいている。食卓にはちらし寿司や刺身が並ぶ。美味しそうに食べるケンちゃん。叔母・戸田菜穂「遠慮のうめしあがってくださいねえ。」 叔父・竹野内豊「たかし、ええ友だちができてよかったにゃあ。」 たかし「まあ…、はい。」 ケンちゃん「柳井くん、明日、海に行かんね?」「いいけど、なんで? 実家の福岡でも海珍しくないんじゃない?」「玄界灘の潮風とどげん違うんかと、確かめたかとよ。」 笑う叔母。ちひろ・中沢元紀「面白いひとやねえ。」「ちひろくんも、一緒に行かんですか?」「えっ、わしも?」 ケンちゃんは声をひそめ、「俺ひとりじゃ、うまくいくかどうか…。」 たかし「ん? なに?」「なんもなかよ。」 叔母「ちひろさん、受験勉強は大丈夫?」 たかし「こいつは、勉強しなくても合格するよ。」 ケンちゃん「ちひろくん、そげん優秀とね?」 叔父「まあ、たまには羽を伸ばしてこい。」 叔父はワインを飲んでいる。ちひろ「はい。」 それまでのコミカルなBGMが止まり、叔父「ところでたかし、なんでのぶちゃんを怒らせたがな?」 のぶを怒らせたことは叔父にも伝わっていた。たかし「あの…、銀座は自由に満ちてて、楽しいところだって伝えようと…。そしたら、かんかんに怒っちゃって…。お前と同じぐらいの若い男がどんどん兵隊にとられているんだから、へらへら浮かれてるんじゃない!って…。」 ちひろ「わしはのぶさんの気持ちわかる。うちの学校もやけんど、女子師範学校はそういう空気ながやろ。」「そうだけどさ…」 場面は替わり、のぶとメイコがあんぱんを売り歩いている。メイコは楽しそうに歌いながら歩いている。「♪あーんぱん! あーんぱん! ほっぺが落ちたよ朝田パンー! 朝田パンー! みんながにっこりあんこのパン!」 通りがかりのおばさんが「美味しいあんぱんちょうだい」と、5個買ってくれる。「食パンはないんが?」 メイコ「お店に行ってもらえたら、なんぼでも。今はないがです、ごめんなさい。」「そうがな。今度、寄らせてもらうき。」 あんぱんを袋に詰めるのぶ。メイコ「またよろしゅうお願いします。」 メイコは歌を続ける。のぶは笑顔で「あんた商売上手やねえ。」 メイコ「今日はがんばるがい!」 ふたりは朝田家に帰ってくる。のぶ「ただいま。」 母・江口のりこ「お帰りい。」 のぶ「メイコのおかげでぜんぶ売り切った。」 母「おお。ありがとねえ。」 のぶが「メイコ、ほんまにようがんばったねえ。」といって、メイコが首からぶらさげていた箱を外してあげる。「お姉ちゃん。」「ん?」「うちのお願い、訊いてくれる?」「そうきたかあ。」といって、笑顔ののぶ。笑うメイコ。場面は海岸に。誰もいない海に、たかし、ちひろ、ケンちゃんが並んで座っている。後ろにはギターケースがある。ケンちゃん「こんねえ。ヒロシ先生のギターまで借りてきたとに。」 たかし「誰か、待ってるの?」「いや…、この海、誰もおらんけん。淋しかろうも。」「ケンちゃんがきたいって言ったんでしょ?」「えっ? うん…。」 ちひろ「辛島さん、ギター弾けるがですか?」「なんか歌わん? 弾くばい。」「いや、わしは、そういうがは…。」 たかし「あっ、ヤムさんと豪さんも呼べばよかったかな。」 ここでたかしが豪の名前を出すのがちょっと意外なのだが、ちひろ「豪さんはおうちにはおらんで。」「えっ…?」「赤紙がきて、出征したがよ。」 ちひろの顔を見るたかし。たかしはここで初めて豪が出征したことを知る。「そうだったのか…。俺たち、これからどうなるんだろう…?」 ちひろ「わしらも、いずれは兵隊にとられる…。」 ケンちゃん「早く終わってくれんかいな、戦争…。」 たかし「豪さん、無事に帰ってくるよな。」 ちひろ「当たり前や。」と強く言う。遠くから「おーい!」というメイコの声。ふり向く3人、手をふるメイコ。メイコはのぶを連れてやってきた。「えっ? どういうこと?」といって、たかしは動揺する。ケンちゃん「たまたまやなかと?」 のぶとメイコも海岸にやってくる。のぶ「メイコ、どういうこと?」 メイコ「たまたまやない?」「急に海に行きとうなったらあて、変やと思うた。」「早う!」と急かすメイコ。「たかしさんらも一緒にあんぱん食べませんか?」 ケンちゃん「よかねえ。あっ、のぶさんですか?」 メイコ「こちら、たかしさんのお友だちの健太郎さん。」 のぶ「初めまして。」 ケンちゃん「初めまして。」 のぶはたかしのほうをぜんぜん見ない。ちひろはたかしを見る。メイコが「ほらお姉ちゃん、配って配って。」といって、のぶにあんぱんを配らせる。「どうぞ」とケンちゃんにあんぱんを渡す。「美味そうばい!」 ちひろにはメイコが渡す。のぶはたかしにあんぱんを渡すが、たかしの目は見ない。みんなであんぱんを食べ始める。ケンちゃん「美味かねえ!」 たかし「ひさしぶりだけど、やっぱり美味しいな…。」 のぶがようやくたかしに話しかける。「たかし、ヤムおんちゃんに銀座のパン屋さんのこと訊いたがやけんど、話しとうないみたいや。」「僕も、訊こうとしたんだけど…。」「誰でも、知られとうないことあるって、お母ちゃんに止められた。」「そうだよね…。」 今度はたかしが話を切り出す。「のぶちゃん。」「なに…?」「こないだは、ごめんなさい。」 たかしはあたまを下げる。それを見て、メイコとケンちゃんが視線を交わす。たかし「恥ずかしいよ…。豪さんが出征したことも知らなくて…」 のぶ「うちも言いすぎたちゃ。ごめんなさい。」 ござを敷いて、たかしとのぶが並び、両脇にちひろとメイコが座っている。ケンちゃんは4人の前に立っている。ケンちゃん「柳井くんは天才ばい! こないだもコンクールで佳作になったとよ。」 メイコ「えっ? すごいですねえ。」 たかし「いや、うちの学校には、僕なんか足元にも及ばないぐらい天才いるよ。」 ちひろ「上手いとか下手とかじゃのうて、兄貴の絵は、なんていえばええがやろ…。」 のぶ「優しい…。見たひとが優しい気持ちになる絵を描くがやき。」 ちひろは小さくうなずき、「のぶさんの言うとおりや。」 メイコとケンちゃんが目配せする。ケンちゃん「なんか歌うばい。メイコちゃん、一緒に歌おう。」 メイコも「はいはい、歌う歌う。」といって、立ちあがる。ケンちゃんがギターを弾き、メイコがゆったりと歌い始める。「♪名も知らぬ、遠き島より流れ寄る椰子の実ひとつ」 島崎藤村の「椰子の実」という歌だ。ケンちゃん「俺も歌うけん、柳井くんも一緒に歌おう。」 たかしも歌に加わり、のぶとちひろが手拍子する。歌い終わると、メイコは小さく飛び跳ねる。ケンちゃん「メイコちゃんの歌声は素敵やねえ。こころばきれいに洗われるようばい。」 メイコはケンちゃんの顔を見て、「えっ!?」と声を出し、両頬に手をあてる。のぶ「そろそろ行こうか、ちひろくん受験生やし。」 火照った顔を手であおぐメイコ。海岸から帰っていくみんな、メイコが後ろからケンちゃんに追いつき、並んで歩いていく。「仲なおりできて、よかったですね。」「メイコちゃんのおかげやね。」「えっ?」といって、メイコはケンちゃんの顔を見る。立ち止まるふたり。ケンちゃん「よかねえ。」 メイコはケンちゃんから離れ、前の3人のほうに走っていこうとすると転んでしまう。「大丈夫?」といって、手を差し出すケンちゃん。「すみません」といって、ケンちゃんの手を取り起きあがるメイコ。「行こう。」といって、ケンちゃんは先に進む。「メイコちゃん」と呼ばれ、メイコが「はい」といって追いかけていく。海岸を歩く5人のすがたが遠くから映される。今日はここで終わり。

 昼はラジオ。今日の「ビバリー昼ズ」はゲストは剛力彩芽だったのだが、東MAXが体調不良になり、垣花正が代打を務めていた。

 テレビ番組をあれこれと。昨夜に放送された「THE SECOND」の事前特番を観ると、あれっと思って確認してしまったが、第2試合から始まっている。初回を録りそこねたのかと思ってしまった。第2試合はマシンガンズとはりけ~んずの対戦。マシンガンズは、見取り図、祇園を破ってきた。はりけ〜んずは、タナからイケダ、ヘンダーソンを破ってきた。今年ははりけ〜んずに期待してしまう。優勝すればドラマチックなのはもちろん、今までの傾向からいっても本命ではないかな。

 昨夜の「耳の穴かっぽじって聞け!」は、先週に予告されていたとおり、久保田は復帰したが、モグライダー芝と収録した回がまだ残っていた。VTRにはアインシュタイン河井ゆずるが出演し、ヤングケアラーの経験を語る。芝はゆずると同期なのか。井口は東日本大震災のときの太田の言葉を紹介した。「なにもできないって、悩むことも今できることのひとつ。」

 昨夜の「松井ケムリのモクモク旅」は2回目。先週に引き続き、ゴー☆ジャス、Hiro と焼肉屋で話している。Hiro は「ダウンタウンDX」に出たくて、ホームページから自分で売り込んだ。3人はつぎのモクモクスポットに移動し、ホテル泰山荘の霧を使った庭園演出を見に行く。

 先週火曜にNHKで放送された「本日の司会はオードリー若林!」を観る。これが第2弾になるが、昨年末に放送された第1弾は録画したまま、観そびれていた。その第1弾の放送を観た袖ヶ浦の市役所から依頼があった。若林が担当するのは「ふるさと納税戦略会議」の司会。さらに、YouTube の企画会議にも参加し、そこに市長も登場した。

◇ 面会・はま寿司

 午後から外出。天気がいい。三ツ境のバスターミナルから長坂まで、老健の面会に行く。母の友だちが先に面会にいらしていて、お菓子をいただいた。うっかりしていて、まるで考えていなかったが、母が暑がっていたというので、この季節に合わせた服を用意しなければならない。真冬からずっと同じトレーナーを着ているのだ。まさかこんな季節までお世話になるとも思っていなかった。

 いつもどおり、はま寿司に寄っていく。まぐろ、サーモン、えび天握り、ハンバーグ、静岡県焼津産とろかつお軍艦、活〆はまち、とろびんちょう。7皿、792円。九州風さしみ醤油というのを初めて使ってみたら、少しとろっとした甘口の醤油だった。

 鶴ヶ峰まで歩きながら、タイムフリーで、先週木曜の「トーキョー・エフエムロヒー」を聴いた。「キャスター」の撮影を始めたばかりの緑山スタジオで、「クジャクのダンス」のケータリングのコーヒーを間違えて飲んでしまった話をしていた。リリー・フランキーの差し入れだったらしい。鶴ヶ峰のブックオフに寄り、110円の文庫本を1冊、220円文庫本を2冊買っていく。鶴ヶ峰駅前のドトールに入り、ひと休み。

 ドトールで、図書館で借りている、岡室美奈子「テレビドラマは時代を映す」を読み終えた。2024年刊、ハヤカワ新書。初出は毎日新聞に連載されたテレビ評のコラムだが、扱われている番組の大半をドラマが占める。著者はこの連載時期には早大演劇博物館の館長も務めていた。演劇や文学のたしかな専門知識に支えられたドラマ評だ。連載時期は、2019年4月から2023年3月まで、コロナの期間がまるまる含まれ、タイトルのとおり、必然的にコロナ禍の時代を映したドラマが多く評されている。脚本家でドラマを観てきたという岡室美奈子の評価はテーマに注がれるが、しかし、楽しんで観ているさまが感じられるから信頼できる気がしている。

◇ テレビ・ラジオ

 夜に帰宅し、夜もまたテレビ番組をあれこれと。「NHKニュース7」を観て、それから、今日の「徹子の部屋」を観る。ゲストは宮川一朗太。来年還暦だそうだが、もう孫がいるのだ。元妻を看取った話や、演劇塾を開いていることなどを話していた。

 放送直後の「#バズ英語」を観ると、そういえば、今日5月13日は太田の誕生日だった。60歳。同じ誕生日の有名人は、スティービー・ワンダー、マリー・アントワネットの母など。1965年の出来事もふり返られるが、太田の知らないことが多かった。太田は、1964年にオリンピックがあり、その周辺の出来事として記憶しているという。名前が同じ新幹線のひかり号に親近感をもっているという話は今まで聴いたことがなかった気がする。XXCLUB のコーナーは、BUSというタイのボーイズグループにインタビュー。

 今夜の「さんま御殿」は「習い事をしていた有名人SP」。武田双雲、東京ホテイソンたけるが初登場、そのほか、出川哲朗、小倉優子、武井壮、内田篤人、吉田沙保里、てぃ先生、堀田茜、上田竜也、福田麻貴&かなで、河野玄斗が出演。福田麻貴が空手の黒帯だとは知らなかった。

 ブログの更新をひとつ。それからラジオをつける。「高橋文哉のオールナイトニッポンX」の終わりのほうだけ聴いて、深夜1時からは「爆笑問題カーボーイ」を聴く。TBSにいたジョニ男のこと、橋田壽賀子賞を獲ったクドカンのことを話し、そのあとには木曜の「ビバリー」のことをまた言ってる。ミチコさんとナイツは有楽町で有名な3馬鹿トリオ、ドロンジョと子分みたいな感じだって。太田の誕生日だからと思って最後まで聴いたけど、誕生日にはまったく触れなかった。そういえば、今までも誕生日を祝ったことはなかったかな。

2025年5月12日月曜日

5月12日月/かなり好きなタイプの映画

◇ あんぱん・ラジオ

 朝、NHKプラスで、放送直後の今朝の「あんぱん」を観る。のぶ・今田美桜は、電話でたかし・北村匠海と大ゲンカした。朝、女子師範学校の教室で、のぶはそのことを思い返している。教室に黒井先生・瀧内公美がやってきて、生徒たちはいっせいに起立する。黒井「戦地から、お手紙が届きました。あなたがたに感謝していると。」 うさ子・志田彩良はふり向き、のぶに目配せして、一緒に照れ笑いする。「朝田さん、前へ!」「はい!」といって、のぶが前に出ると、黒井先生から手紙の束を渡される。「戦地の兵隊さんらからですか?」「銃後の指揮昂揚のため、あなたたちでできることを考え、朝田さんが、みんなを引っぱって行きなさい。」「はい。」 昭和12年の夏休み、のぶは御免与町に帰ってきた。朝田パンにいるメイコ・原菜乃華、のぶの「ただいま」という声にふり向き、「お帰りなさい! のぶ姉ちゃん、戻ってきたで!」といって、家族に知らせる。庭には母・江口のりこ、祖母・浅田美代子、祖父・吉田鋼太郎がいる。祖父「のぶ、今度は長くおれるがか? 」 のぶ「うん、来年は卒業やき。夏休みのあいだに、採用してくれる尋常小学校をなんとか見つけんと。」 祖父「おまんは愛国の鑑や。教師のくちならなんぼじゃしはらあよ。」といって、祖父は笑う。のぶは父の帽子に敬礼する。「お父ちゃん、ただいま帰りました。」 釣り竿をもったヤムさん・阿部サダヲが帰ってくる。「おう、愛国の鑑! 敬礼が本物の軍隊みたいになってきたな。」「ねえ、ヤムおんちゃん!」といって、のぶがヤムさんに駆け寄る。「ヤムおんちゃんは、銀座のパン屋さんで働きよったが?」「うう…」と顔をそらし、ヤムは外に向かって歩いていく。「たかしの手紙に書いちょったけん。銀座のパン屋さんにヤムおんちゃんにそっくりなひとの写真が…」と訊くと、「うるせえのが帰ってきたなあ。」といって、ヤムは行ってしまう。メイコ「お姉ちゃん、今の話ほんま?」 母「のぶ、あんまり詮索したらいかんで。誰でも知られとうないことはあるがやき。」 メイコ「お母ちゃんは気にならんが?」 母「そりゃあ、ちっとは…。いや、こじゃんと気になるけどね。」といって、外の様子を覗く。のぶ「こないだ、たかしに電話でいろいろ訊こうとしたけんど、うち…」 母「どういたが?」「かあっとあたまに血がのぼって、電話切ってしもうたがよ。」「あんたのことやき、きついこと言うたがやろ?」といって、母は仕事を続ける。メイコが「お姉ちゃん」といって、冷たいお茶を持ってきてくれた。場面は銀座のカフェに替わる。座間先生・山寺宏一と生徒たちが、たかしの入選を祝い、乾杯していた。座間「入選おめでとう!」 たかし「まあ、佳作なんですけどね。」 ケンちゃん・高橋文哉「いや佳作でもすごかよお。」 たかし「特賞とるのはヘンミくんみたいなひとだよ。応募しなかったの?」 ヘンミ「うん、俺は柳井の絵、好きだよ。」 大柄の男も「わしも。柳井の絵は味がある。」「今日はなんでも飲んで。」というたかし。座間はウエイトレスに「ああ、すいません。この店で、いちばん高い酒ちょうだい。」 たかしに向かって「心配すんなって。ここは俺がもつ。かわいい教え子のお祝いだ!」 ケンちゃん「かっこよかあ。」 財布の中身を確認する座間「柳井、ちょっと金貸してくれる?」「かっこよくなかあ。」「はっはっは」と笑い、「たまたま持ち合わせがね、うん。ちゃんと返すからね。」 たかしは座間の向こうにある電話ボックスを見ていた。夜、たかしとケンちゃんが銀座の街を歩いている。「夏休みは高知に帰ると?」「うん、そのつもり。」「俺も、ついてってよかかなあ?」 たかしは笑いながら「なんでだよ。福岡帰らないの?」「親父とケンカ中とよ。美術の学校げな行くんやったら、うちい敷居は二度とまたがせんて。」「そうなんだ。」 ショウウインドウの前で、たかしは立ち止まる。マネキンの手には赤いハンドバッグがぶらさがっていた。「なんばしよっと?」「ああ、なんでもない…」 場面は朝田家に替わり、三姉妹が布団を敷いている。蘭子・河合優実「たかしさん、明後日もんってくるがやってね?」 のぶ「え?」 メイコ「ええ? 東京の話、聞きたいっちゃあ。」「ちひろさんが郵便局にきて、教えてくれたがあ。お姉ちゃんにも手紙で知らせちゅうと思うちょったけんど、知らんかった?」「うん。」「のぶ姉ちゃん、たかしさんと電話で大ゲンカしたがやって。」「ええ? どういて?」「たかしがちゃらちゃら浮かれちょったき、腹が立って…。うちもちっと、言いすぎた…。」 場面は御免与駅、メイコが駅にやってくる。改札で待っていると、たかしが出てくる。「あっ、たかしさん! お帰りなさい。」「メイコちゃん、ひさしぶり。」 後ろからケンちゃんも一緒に出てくる。「御免与駅って、おかしか名前やね。駅が謝っとうばい。」 メイコを見たケンちゃんが、気がついたように「あっ、ああ! この子がのぶさん?」 たかしは「違う! 違う!」と否定する。きょとんとするメイコに「辛島健太郎です。ひまやったけん、ついてきたとです。」とあいさつする。「初めまして。」と笑顔のメイコ。歩きながら話す3人。メイコ「姉のこと、どういてご存じながですか?」「柳井くんが、毎日毎日のぶさん宛てに手紙ば書いとってですね…。」 あわてるたかし「いや、5通しか書いてないよ。」「ちなみに返事はまったくこんと。」「えっ、お姉ちゃん返事書いちゃあせんが? ひどいい…。電話でケンカしたって言いよりましたけど。」「ああ、そうなんだ…。まだ怒ってるだろうな…。」「なんでそげん怒らしたとよ?」「いや、ケンちゃん…。きみたちがわいわい騒ぐから! もういい…。」「のぶ姉ちゃんもくよくよしちゅうき。会うて話したら、きっと大丈夫ですよ。」「そうかな…。」 3人は朝田家にやってくる。「のぶ姉ちゃあん、お姉ちゃん。」「あっ、メイコちゃん、別に呼ばなくていいから。」「なに言うがですか。ちゃんと話したほうがええと、うちは思います。」 奥からヤムさんが芝居をしながら出てくる。「あっ、たかしさん、ひさしぶり! 会いたかったわ!」 ケンちゃん「このひとがのぶさん?」 たかし「そんなわけないだろ。ヤムさん、おひさしぶりです。」「おう、元気そうだな。」 ケンちゃん「あれっ、どっかで会ったことあるとですよね?」「ありませんよ。誰?」「あっ、パン屋に飾ってあった写真のひとばい!」 たかし「ヤムさん、銀座のパン屋…」「ううん、ひと違いだよ! ったく。どいつもこいつも。」と、たかしの言葉をさえぎり、ヤムさんは釣りに行ってしまう。奥から母も出てくる。「あれえ、誰かと思ったらたかしくん!」「おばさん、ご無沙汰してます。」「やっぱり、東京の学生さんは違うねえ。すっかり垢抜けて。」 メイコ「お母ちゃん、のぶ姉ちゃんは?」「さっき出かけたで。近所やと思うけんど。」 のぶはうさ子と尋常小学校にいた。廊下を歩いていると、伊達先生と再会する。「おお、ふたりとも立派になったにゃあ。そうや、のぶ。慰問袋の新聞読んだぞ。わしも誇らしい。」 のぶ「ありがとうございます。あのう、今日は先生にお願いがあってまいりました。」「なんだ?」「来年、女子師範を卒業したら、体操や国語を教える教師になりたいと思うちょります。できれば、母校で働かせてもらえんろうかと。」 うさ子「朝田さん、故郷に錦を飾りたいそうです。」「そう言われてもにゃあ。気持ちだけは校長に伝えちょくき。」「ありがとうございます。」 御免与町を歩いているのぶとうさ子。のぶ「暑いなか、付き合わせてごめんね。」 うさ子「ううん、うちも懐かしかったき。」「うさ子ちゃんは卒業したらどうするが?」「うちは女子師範を離れとうないが。」「え?」「できることやったら、学校に残って、黒井先生のお手伝いをしたいと思うちゅ。」「へええ。入学したころは、黒井先生にボウフラ扱いされて、泣いてばっかりおったのにね。」「ほんまやね。」 笑いながら話すふたり。のぶ「あっ、うち、ちょっと切手買うていくわ。手紙も書いて、お願いしてみる。」「がんばりい。」「ありがとう。ほいたらね。」といって、横の道に消えていくと、すれ違いに、たかし、ケンちゃん、メイコが歩いてくる。ケンちゃん「よか商店街やねえ。おっ、団子屋やんかあ。」 メイコ「のぶ姉ちゃん、どこ行ったがやろ…。」 朝田家、のぶは帰って手紙を書いていた。「地元の小学校やったら、家の手伝いもできると思うけんど…。」 そばでは蘭子が裁縫をしている。そこにメイコが帰ってくる。「のぶ姉ちゃん、もうちょったが? もうどこ行っちゃったがで?」「小学校やけんど。」「たかしさん、友だち連れてもうってきたで。のぶ姉ちゃんに会いたがっちょった。」「そう…」「いつまでおるかわからんし、早う仲なおりしたほうがええで。」「会うても、またぶつかるような気がするき…。」 のぶの態度にメイコは憮然とする。「のぶ姉ちゃんの意地っぱり!」「メイコ!」 蘭子「お姉ちゃん、意地はってないで、切手はらんと。」 セリフがシャレになってる。たかしとケンちゃんは朝田家の前にまたやってきた。ケンちゃんはもじもじしているたかしに「柳井くん、のぶさんにさっさと会いに行くったい。」「いやあ、いいって…」「家、すぐそこっちゃろうもん。」「なんか、気まずいんだよ。」「俺がなんで高知まできたと思いようとねん。」「それはひまだからでしょ。」「そげんやけどさ、柳井くんの背中ば押してやりたかあっちょってきたとよ。」「別に会えないんなら、それでいいんだって、俺は。」「なんばいいよっとねえ。それ、のぶさんに渡すつもりで買ったっちゃろ?」 たかしは四角い風呂敷包みを抱えている。「あっ、叔父さん検診そろそろ終わるから…。帰ろう! ケンちゃん紹介する。」といって、たかしは先に帰ってしまう。ケンちゃんはため息をつき、たかしについていこうとすると、そこにメイコが出てきた。「あっ、メイコちゃん。」 近寄るふたり。「柳井くん、うじうじして話にならんとよ。」「のぶ姉ちゃんも意地張って、会わんほうがええとか言うちょります。」「めんどくさかねえ。」 ケンちゃんを見るメイコ。「あの、せっかくやき、仲なおりさせませんか。」「なんか、いい案あるとね?」といって、考えるふたり。今日はここで終わり。

 どうも胃腸がすっきりせず、ここ数日はずっとそうで、困ったものだ。家にいる時間が増えて、食生活に問題が出てきているのかもしれない。寝っ転がったまま、楽天マガジンのチェックをする。母の入居の相談をしている会社から電話があり、来週、つぎの施設に見学に行くことになりそう。昼はラジオ。「ビバリー昼ズ」を聴く。高田先生がラジオで「せんじゃふだ」と言っていたら、文扇堂の荒井さんから電話がかかってきて、江戸っ子は「せんしゃふだ」っていうんだと怒られた話をしていた。

◇ 伊勢佐木町・映画

 午後から外出。曇り空。涼しい。まず、横浜に出て、駆け足でビブレのブックオフに寄っていく。110円の文庫本を1冊見つけ、すぐにレジにもっていく。それから、京浜急行に乗り、日ノ出町に移動。昼食はイセザキモールの杜記にしようかと思っていたが、間が悪く、定休日だった。隣りの黄金に入り、日替わり定食の玉子ときくらげ炒め定食を食べる。680円。いよいよ本格的に食が細くなってきたのか、満腹になり、苦しくなってしまった。マクドナルドに入り、ひと休み。アイスコーヒーとアップルパイを注文したが、アップルパイは食べられず、これは持ち帰ることにする。

 横浜シネマリンにて、「ドマーニ! 愛のことづて」を観る。17時50分の回。イタリアでは大ヒットを記録した作品なんだそうで、監督のパオラ・コルテッレージはコメディエンヌでもあり、主演も務めている。1946年、戦後のローマの貧しい庶民の生活がモノクロで描かれる。男尊女卑の時代と社会におけるシリアスなテーマを、センスばつぐんの手つきで扱う、かなり好きなタイプの映画だった。笑いの趣味がいい、音楽もいい、しかも、可憐な映画になっている。


 イセザキモールのブックオフに寄り、110円の文庫本を1冊、220円の文庫本を2冊買っていく。横浜駅まで歩き、平沼のブックオフにも寄り、110円の文庫本を1冊買う。

◇ テレビ

 夜遅くに帰宅する。ずっと腹が痛く、胃薬を飲む。テレビ番組をあれこれと。「NHKニュース7」を観ると、中居正広側が第三者委員会の性被害認定に反論というニュースが速報で入っていた。続けて、配信終了が迫る先週月曜に放送された「全身芸術家 横尾忠則88歳」を急いで観てしまう。4年前から密着、世田谷美術館の展覧会に向けた制作風景を映している。

 今日の「徹子の部屋」は美川憲一がゲスト。1990年に出演した回の映像が流されたが、このときには「僕」と言っていて、徹子さんも「僕」に反応する。研ナオコからのコメントのVTR、それから、二十七回忌になる親しかった淡谷のり子の思い出が語られ、淡谷のり子の過去の出演回の映像も流された。

 先週火曜の午前中に放送された「トットちゃんの宝物」という特番を録画していたのだが、3月15日に放送されたものだというテロップが出て、これが再放送だということを知らなかった。徹子さんのほか、YOU、吉岡里帆も出演、NHKの江原啓一郎アナウンサーが執事のような役割をする。スタジオには徹子さん所蔵の宝物が並べられている。これらが順に紹介され、宝物を通じて、エピソードが語られていく。まず最初に紹介されたのは、坂本九から贈られたというぐいのみ。NHKの豊富なアーカイブから、徹子さんが坂本九と共演していた「夢であいましょう」の映像が流される。それから、坂本九が「紅白」に夫婦で出演していた映像があり、それを現在の柏木由紀子に観てもらうのだが、日航機墜落事故のこともふり返られ、その当時に徹子さんから送られたという手紙が公開された。そのぐいのみは事故から1年後に柏木由紀子から贈られたものだった。坂本九が作ったものだそうだが、そのぐいのみが入れられた木箱には「九ちゃんやいたもの」「柏木さんから」とマジックででっかく書かれていて、いろんなものと一緒になるといけないからというので、徹子さんが書いたというのが可笑しい。続いての宝物は、冷凍庫に保存しているという使いかけの美容クリーム。これは越路吹雪のものだった。「紅白」の第2回で、松島詩子という歌手が交通事故に遭い、その代打で出ることになったのが越路吹雪だった。若いころから越路吹雪を知る人物として、美川憲一がVTR出演する。「徹子の部屋」に越路吹雪が出演するときはいつもと座る位置が逆になるそうで、越路吹雪は自分の左側が好きだからだった。つぎの宝物は渥美清が吹き込んだ留守番電話のカセットテープ。そのつぎの宝物は、カメラと誰かの手を撮影した写真だった。ニューヨークの留学から帰国した徹子さんが出演した「銀座わが町」というドラマの映像が流され、その当時、動物の撮影に夢中だった徹子さんは動物の写真集を出したそうだが、2作目に選んだテーマが働く男の手だった。宝物の写真は王貞治の手の写真。ところが、この写真集は完成しなかった。「ふたり撮ったところで飽きちゃった。」という徹子さん。道理で、今まで聞いたことがないはずだ。続いての宝物は、森光子から贈られた着物とファックス。1972年、カンカンとランランのパンダブームの上野動物園の映像には徹子さんが映っていて、どうしてもパンダを見たくて、収録を抜け出してきたというのだが、2009年放送「おめでとう森光子さん」という番組の映像では、徹子さんは子どものころからパンダの研究をしていたが、パンダが日本にくる前には誰も話を聞いてくれず、森光子だけがパンダの話を聞いてくれていたという話をしている。だから、パンダが来日したときには森光子を連れて、パンダを見せに行ったんだそうだ。徹子さんは「銀座わが町」でも森光子と共演していた。

 土曜の「紙とさまぁ~ず」には、珍しく、狩野恵里アナが登場。いつもの竹崎アナの代打に山本アナが出演するはずだったが、山本アナも病欠になってしまった。ゲストは平手友梨奈。

2025年5月9日金曜日

5月9日金/「あんぱん」の繊細な演出

◇ あんぱん

 早朝にいったん目覚めるが、もう少し眠りなおす。NHKプラスで、今朝の「あんぱん」を観る。蘭子・河合優実の「豪ちゃんのお嫁さんになるがやき。戻ってきてよ。」という昨日の名場面から始まる。歩いていくふたりの後ろすがたを見ながら、のぶ・今田美桜は涙を流していた。女子師範学校の寮の部屋で、のぶは戦局を伝える新聞を見ている。「豪ちゃん、大丈夫やろか。」 うさ子・志田彩良「赤紙きたがやったね…。」「無事に戻ってきてもらわんと。」「ニッポンは負けんし、豪さんもきっと、手柄をたてて戻んてくるき。」「ねえうさ子ちゃん、うちらにできることはないがやろか。」「え…?」「今も、豪ちゃんやほかの兵隊さんは、命懸けでお国のために働いてくれや。それを思たら、いてもたってもおられん気持ちになるがよ。なんじゃっちええき、できることがあったらしたいがよ。」 床に座っていたうさ子ちゃんは立ちあがり、ベッドに座っているのぶの隣りに座りなおす。「そうやねえ。」 のぶはぱっと思いついたように「慰問袋はどうやろ?」 机に向かっていた後輩たちもふり向く。「慰問袋?」「兵隊さんに送るがですか?」 うさ子「ええと思う。うちのお婆ちゃんもロシアとの戦争のときに作ったっていいよった。袋のなかに、お守りやお手紙、日用品らを入れて、戦地の兵隊さんに送って応援したがやと。そのおかげで勝ったって。」「ええっ?」といって、のぶは目を輝かせる。場面は教室に替わり、のぶとうさ子が前に立っている。うさ子「みなさん、聞いてください。朝田さんの発案ながですけんど、みなさん、支那で戦いゆう兵隊さんのために慰問袋を作りませんか?」 ざわつく教室。のぶ「みなさんの協力が必要ながです。わたしらみんなで、兵隊さん応援しゆう気持ちを伝えたいので。」 生徒たちは口々に「兵隊さんに喜んでもらえるがやったら、うちも協力したいです!」「私も賛成です!」「賛成です!」 のぶたちは「兵隊さんに慰問袋を!」というチラシを作った。のぶはチラシを掲示板に貼り、通りがかった同じ部屋の後輩ふたりにもチラシを渡す。「シシドさん、モトキさん、これ、協力してくれん?」「はい、うちも慰問袋を作りたいです。」「なにしたらええですか?」「まず、1年生のみんなに声かけてほしいがよ。」 のぶは廊下を歩く生徒にもチラシを渡し、説明する。それを通りがかった黒井先生・瀧内公美が見ている。ナレーション「こうして、のぶの発案は学校全体に広がっていきます。」 寮の部屋、のぶたち4人が慰問袋を作っている。うさ子が袋の束を抱え、「これが、黒井先生のおっしゃりよった、忠君愛国やね。勝利に向かって、一致団結する。」 のぶは針仕事をしながら「ほんまにありがたいわ…。」 制服姿ののぶたちは街頭でもチラシを配り、献金を募る。「前線で戦う兵隊さんらの慰問袋に入れる日用品購入のため、献金お願いします!」 生徒たちは「億兆一心」「八紘一宇」といった垂れ幕を掲げている。のぶたちは道行くひとびとに「がんばって!」と声をかけられる。場面は教室に、授業中に校長先生たちがいきなり入ってくる。「失礼! 朝田のぶくんはおりますか?」 のぶは「はい!」といって立ちあがる。校長「きみは、まことに愛国の鑑じゃ!」といって、のぶの席までやってくる。「この新聞を見たまえ。」 新聞には街頭で献金を募るのぶの写真が載っていた。「朝田くんにかぎらず、この師範学校の生徒全員が褒められちゅう。きみたちはみな、立派なニッポン帝国の女教師になるに違いない! わたしは、まことにきみたちを誇りに思う。これからも励みたまえ。」 のぶ「ありがとうございます。」 拍手が起こる教室。ナレーション「これをきっかけに、のぶは愛国精神の鑑として、全校生徒の注目を集める存在になっていきました。」 黒井先生は感情のわからない表情をして、黙ってのぶを見ていた。場面は道場、のぶとうさ子がなぎなたの稽古をしている。のぶのところに後輩ふたりがやってきて、「朝田先輩、ご指導お願いできますか?」「あ…、ええよ。」「私の太刀筋も見てください。」「わかった。」 その様子を見ているうさ子の表情。寮の廊下をのぶが歩いていると、事務員さんに「朝田さん」と呼び止められる。「新聞の記事、読みましたよ。感動しましたあ。」といって、笑顔の事務員さん。「またいつものかたからお手紙ですよ。」 部屋に戻ったのぶは、たかし・北村匠海からの手紙を読む。「また銀座で遊び呆けゆう自慢かや…」「前略のぶちゃん、返事がないのは元気な知らせと思ってます。前に東京みやげであんぱんを買ったパン屋さんの壁に、気になる写真が飾ってあります。そこに写っているパン職人のひとりがどう見てもヤムさんみたいなんだ。」 驚くのぶ。「ヤムさんはどうしていますか。ヤムさんの人生は謎めいているけど、今度、御免与町に帰ったら、いろいろ訊いてみたいと思います。」 のぶは朝田家に帰ってきた。「ただいま」 朝田パンにはメイコ・原菜乃華と母・江口のりこがいる。メイコ「お帰りなさい!」 母「お帰りい!」 祖父母もすぐに出てくる。祖父・吉田鋼太郎「おお、戻ってきたかあ。愛国の鑑!」 祖母・浅田美代子「もう町中でうわさになっちゅうでえ。」 母「のぶ、ほら、お爺ちゃんが。」「へっへっへっ」と笑う祖父。母が視線で示したほうには額装されたのぶの新聞記事が飾ってある。のぶ「ええ、恥ずかしいわあ!」 祖父「なにゆうがなあ。」 メイコ「のぶ姉ちゃん、うちの学校でも担任の先生がみんなあの前で新聞の記事読んだがねえ! うちのお姉ちゃんですって、うちまで鼻高々やったあ。」「まだまだ献金集めも慰問袋も始まったばかりやあ。もっとがんばらんと。」 そこに蘭子も帰ってくる。のぶの顔を見て、「お姉ちゃん、お帰りい。」と笑顔の蘭子。蘭子はおでこを出した髪型に変化している。「そや、うちも献金させて。」といって、財布からお札を取り出す。「こんなに…?」 メイコ「豪ちゃんのためやき。」「うん。」とうなずく蘭子。のぶは「ありがとう。」といって受け取る。笑っている家族。のぶはパンを作っているヤムさん・阿部サダヲのところにやってくる。「ヤムおんちゃん…。」「俺は、お国のための献金なんかしないからな。」「うん…」 のぶがヤムさんを見ていると、見返すヤムさん。「なんだよ?」「ヤムおんちゃん、銀座のパン屋さんで働きよったことあるが?」 ヤムさんの表情が変わる。視線をさまよわせ、少し間を置くと、「銀座のパン屋なんて、知らねえな。」と言いながら道具を片づける。場面は銀座のカフェになり、ケンちゃん・高橋文哉と同級生がカレーを美味そうに食べている。たかしは店内の電話ボックスから電話をしている。電話の相手はちひろ・中沢元紀だった。「もしもし、ちひろか。」「おう兄貴、電話代大丈夫か?」「大丈夫だよ、気にするな。図案コンクールに応募したら佳作に入選したんだよ。賞金なんと50円だぞ。気が大きくなって電話したんだ。」「へええ、すごいにゃあ、兄貴! あっ、このあいだ、のぶさんも新聞に載ったがで。」「えっ、のぶちゃんが新聞に? いったいなにしたの?」といって、たかしは声をひそめる。場面は替わり、朝田家にちひろがやってくる。「すみませえん、のぶさん、帰ってませんろうか?」「どういたがて、ちひろくん。」といって、のぶが出てくる。「兄貴が電話で、のぶさんと話したいって。10分後にもう一回電話するってゆうき、きてもらえませんか?」といって、のぶを柳井家に連れていく。叔母・戸田菜穂と女中のしんちゃん・瞳水ひまりが待っているところに、ちひろがのぶを連れて帰ってきた。電話が鳴り始める。のぶ「ほんまにこれで東京と話せるがですか?」 のぶは電話は初体験。「早う出てください」 ちひろが受話器を取って、のぶに持たせる。「もしもし。」「もしもし、のぶちゃん? 新聞に載ったんだって? すごいね。」 のぶは戸惑いの顔。「それより、ヤムおんちゃんのことながやけんど…。」 電話の向こうからはにぎやかな歌が聴こえる。たかしは電話ボックスの扉を開け、図案科の歌を歌っている仲間たちに「うるさいよ、聞こえないから!」といって注意する。「あっ、ごめんね。東京の仲間たちがうるさくて。」「それより、ヤムおんちゃんのこと、もっと詳しゅう教えて。」「柳井くん、誰と電話しようとね。」 電話ボックスにケンちゃんが入ってきた。「ケンちゃん、やめろって。」「怒ることなかろうもん。あ…、女ね? もうそげな彼女ができたとね? まさか、デッサンのモデルのあの子やないと?」「やめろ、ケンちゃん!」「もしもーし!」「やめろ!」 会話がのぶにはぜんぶ聞こえている。「電話代もったいないき…、もう切るで。」「あっ、もしもし! もしもし、のぶちゃん、切らないで。」「たかしは東京へなにしに行ったがで…。」「それは…、のぶちゃんみたいに新聞に載るような立派なことはしてないけど…。のぶちゃんもきたらわかるよ。街も、お店も、道を歩いているひとも、みんなすごく素敵なんだ。ここには、自由がある。」「自由…?」といって、のぶは声をふるわす。「うん、のぶちゃんもいつかおいでよ。」「たかし…、お国のために働きゆう兵隊さんのこと、ちっとでも考えたことあるがか?」「えっ?」「たかしがちゃらちゃら遊びゆう今このときにも、兵隊さんは命懸けで戦いゆう。たかしと同じばあの若もんがどんどん兵隊さんに取られゆう。そんなときにたかしはなにをしゆうらあ!」「のぶちゃん…。」「たっすいがあのドアホ!」と怒って、のぶは電話を切る。呆然とするたかし。のぶは悔し泣きの表情。冷静になると、横では、ちひろ、叔母、しんちゃんがのぶを見ていた。「ごめんなさい…、勝手に電話切ってしもうて…。」 ちひろ「のぶさんは正しいこと言いよったとわしは思います。」 叔母「そうよ、のぶさんは正しいき。」 しんちゃんもうなずく。のぶ「ほんまに、ごめんなさい…。失礼しました。」 のぶは帰っていく。カフェは図案科の歌で盛りあがっているが、たかしはまだ電話ボックスから出られない。のぶは丸太のシーソーがある石置き場にいた。「高知と東京、その距離よりも遠く、ふたりのこころはすれ違ってしまったようです。ほいたらね。」というナレーションで、今週は終わり。

 続けて、「あさイチ」も観てしまう。プレミアムトークのゲストが細田佳央太なのでこれも録画しておいた。細田佳央太は髪が伸びている。豪ちゃんは今朝の回にはぜんぜん出ていなかったのだが、さっそく紹介された視聴者からのメールには「あさイチ」には出ないでという声が多数、100通を超えるメールが届いているという。この番組に出るということは豪ちゃんに不吉なことが起こるのではという予測があるのだ。豪ちゃんの役柄とは違い、細田佳央太は柔らかい雰囲気のよく笑う明るい青年だった。まずは昨日の名場面がふり返られる。その映像を観なおし、華丸大吉と鈴木奈穂子アナがもう涙ぐんでしまう。華丸「(蘭子が)言われたあとのこの髪、いじる感じとか、家でやってみたもんね。(笑)」 河合優実からコメントのVTRがあり、そのシーンと、その前のよさこい節のシーンについても話す。細田は体重を落とすために、現場ではお菓子を食べていなかった。細田によると、よさこい節のシーンと、出ていったあとのシーンは別の日の撮影なのだ。華丸があの汽車はどこに行ったんだという疑問をもっていたが、きちんと観ていればわかる。お婆ちゃんがいる足摺岬に寄ってから出征するのだ。しかし、現場でも浅田美代子が「豪ちゃんどこ行ったやろね?」と言っていたそうだ。華丸が「ただ一個だけ、われわれ謝らなきゃいけないですよね。」と言い出す。「われわれ、一瞬ですけど、イワオを応援したときが…」 イワオは日によって大吉に似ているときと華丸に似ているときがあると「あさイチ」では言っていたようだ。まさにそのイワオが蘭子に結婚を申し込みにきたシーンだが、映画ナタリーの記事にも書かれていたが、無口な豪ちゃんが石を叩く音で感情を表現するという演出について、ゆっくり叩くパターンと早く叩くパターン、蘭子の表情の変化も気になるからというので、2パターン演じたそうで、じつに繊細な演出がなされていた。改めてその場面の映像が流されると、言われてみればたしかにという感じはするが、現場の空気の演出という意味合いが強いだろうか。焦点は細田の素顔に移り、「ドラゴン桜」で共演して仲良くなったという鈴鹿央士からもコメントのVTRがあった。視聴者からのメッセージの紹介があり、話題は再び「あんぱん」に戻る。細田が印象深かったというシーンは、朝田家の父・加瀬亮が亡くなったあとに家族があんぱんを食べるシーン。あの場面では、ヤムさんは外にいた豪にもあんぱんを渡していて、そこは台本の段階ではない演出だったのだ。そして、ヤムさんと豪が釣りをする場面の映像も流され、これも映画ナタリーの記事に書いてあったが、この釣りの場面が細田のクランクインだったという。「このシーンがいちばん最初だったからこそ、監督がたとも、豪ちゃんのわりと指針が決まったというか、軸が一本決まった、どこまで笑おうかとかくだけようかっていうのが決まったので、結果的にはすごくよかったなあと思いますけど、すごい緊張してましたねえ、このときは。」 細田は4歳から芸能活動を始めていた。16歳のときにオーディションで抜擢された主演作「町田くんの世界」の映像も流され、石井裕也監督がこの番組の電話取材に答えた音声が流される。母からの手紙を鈴木アナが読み、細田は涙する。ニュースを挟み、後半にも視聴者からのメールが続々と届き、やっぱり、昨日の名場面に関する声が多い。このあとは素顔を深掘りするトークが続いた。「特選エンタ」のコーナーにはかりゆし58が登場。続いて、園芸のコーナーが挟まり、エンディングでは視聴者からのメールがさらに紹介される。オリンピックのラジオに興奮した吉田鋼太郎にあたまをひっぱたかれるところを名場面にあげていたメールがあったが、まさに、役の上でも、現場の関係性でも、かわいがられている様子が伝わる場面だった。細田によると、あれはやはり吉田鋼太郎のアドリブ。細田「笑っちゃったんで、すっごい悔しかったです。」

◇ ラジオ・はま寿司

 昼はラジオ。「ビバリー昼ズ」を聴くと、高田先生は昨夜のNHKの音楽番組を観ていたようで、その話をする。「だめだよもっと世界に目を広げなきゃ、お前。こないだのLA観たか、Adoとよ、YOASOBI とよ、リーダーズが3組がやったんだよお前、LAで超満員の…。」 オープニングのあとにはゲスト、「お笑い有楽城」で優勝したヒロ・オクムラが登場。ひとりコントを披露し、お笑いプロレスのリングネームでも笑いをとっていた。短い時間なのが惜しい。

 午後から外出。夜は雨の予報なので、傘をもって出る。三ツ境方面に歩き、eモールのはま寿司に入る。まぐろ、サーモン、合鴨ガーリックソース、いか天握り、真あじ軍艦、活〆はまち、とろびんちょう。7皿、814円。瀬谷の手前のマクドナルドに入り、アイスコーヒーとポテトを食べる。楽天マガジンのチェックをすると、「週刊ポスト」には「「あんぱん」の「奇跡の3姉妹」に癒やされて…」と題した記事があり、一之輔さんが河合優実ファンとしてコメントしていた。たけしの連載はトランプについて、最後には「マカオ国際コメディフェス」に参加してきたことも語られている。「Broken Rage」を上映したようで、「ありがたいことに会場じゃ大笑いしてもらったんで、ほっとしたよ。」

 読書はあまり進まず、外に出ると小雨が降っていた。ブックオフに、先週も寄ったばかりだが、220円の文庫本を1冊だけ買っていく。クリエイトでも買いものしてから帰る。歩きながら、タイムフリーで、先週土曜の「HONMOKU RED HOT STREET」をようやく聴く。「剣さんイイネ」のコーナーには半田健人が登場。剣さんに会ったことがないとは意外だ。

◇ テレビ

 夜に帰宅し、テレビ番組をあれこれと。今日の「徹子の部屋」は渡辺大がゲスト。渡辺謙に息子がいて、俳優をやっていることもよく知らなかったが、渡辺大は初出演ではなく、2008年、24歳のときに出演していた。1988年放送、渡辺謙が28歳のときに出演した回の映像が流されると、4歳の息子の話をしている。2000年放送、渡辺謙が40歳のときには犬と一緒に出演し、現在の渡辺大と同い年だが、息子が高校1年生だという話をしている。

 昨夜の「アメトーーク!」は「アメトーークCLUB傑作選」。配信オリジナル回をテレビ初出し、まずは「東ブクロ大好き芸人」だが、配信オリジナルでもテレビと変わらないレベルの出演者たちだ。そのほか、「尿管結石芸人」「最近解散した芸人」「芸能人のいらん情報もってる芸人」「前説芸人」「ライス関町大好き芸人」「すぐチビっちゃう芸人」というラインナップ。

 火曜に放送された「心おどるあの人の本棚」には金原ひとみが登場。「蛇にピアス」でデビューしたあと、すぐに読んだのが「カラマーゾフの兄弟」だった。「当時の担当編集者が、「えっ、ドストエフスキー読んでないの?」みたいな。「えっ、そんなことある?」みたいに言われて、(笑)で、なんか、ああそうなんだみたいな。そういう感じのものなんだと思って。」「読み始めたらマジでつまんなくってしょうがなくってこの上巻が。もう、ほんとこれに3ヶ月ぐらいかけて、「ほんとにこんなもの読まなきゃいけないの?」みたいな(笑)感じで言ってたんですけど、中下巻がものすごいこうドライブ感でばあっと読めてしまったのほんと魔法のような体験でしたね。これ(上巻)に3ヶ月で、これ(中下巻)2、3日で読めちゃいました。」「会話劇の面白さだったりとか重要性っていうものは、けっこうここから学んだところもあると思います。」 本棚には松尾スズキの著書が並ぶ一角があり、十代のころに「ふくすけ」を観て好きになり、小説も追いかけるようになったという。松尾スズキの本の並びにはデータハウスの「危ない薬」や「人の殺され方」といった本もある。「世界観が、ちょっと本当に松尾さんじゃないと書けないなあって思うものしかないので。やっぱり、そうですね、そこが魅力ですね。」 芥川賞が決定したときの会見の映像が出され、そこでも好きな作家を訊かれ、松尾スズキの名をあげていたのだが、本人はそのことをぜんぜん覚えていなかった。あの会見はシャンパンを飲みまくってから行ったので、じつは酔っていたそうだ。綿矢りさは19歳だったけど、金原ひとみはハタチだったんだな。執筆をしているダイニングの本棚にはブロックで作った黒猫が飾られている。これは金原ひとみが自分で十数時間かけて組み立てたもの。「ひとの言うことは聞きたくないですけど、説明書のとおりだったらできる、っていう。(笑)」 神楽坂の本屋に出かける場面もあり、原田宗典の本を手にとったのが意外だった。「原田宗典さん、6年ぶりの新作です。どうしているのかなあって、すごく、気になっていたので。」「ひとってけっこう、人生のフェーズによって書くものが変わっていくので、それをなんかリアルタイムで見届けられるっていうのがすごく、ひとつのこう、面白さだなあって思うので。」

 高田先生が話題にしていた、昨夜の「NHK MUSIC SPECIAL」の「J-POP 世界への挑戦」という番組も観る。ロサンゼルスで行われた、Ado、YOASOBI、新しい学校のリーダーズのライブを放送する番組だと思っていたのだが、そのライブが中心ではあったが、もっと広く、海外から注目されるJ-POPの最前線を特集する番組だった。「MUSIC AWARDS JAPAN」という音楽賞が新設されるそうで、そのPRをする番組でもある。終盤には、オースティンのイベントで特集された日本のアーティストを紹介する企画の模様を伝える。ここにはなんと、眉村ちあきが参加していた。無名のアーティストたちに混じり、打首獄門同好会もこの企画に挑戦するのだが、打首獄門同好会のことを知らずに観ている海外の観客たちがじわじわと盛りあがっていく様子が面白かった。アメリカの敏腕エージェントだという人物も高く評価していた。

2025年5月8日木曜日

5月8日木/「あんぱん」最大の名場面

◇ あんぱん

 早朝から眠る。起きあがり、NHKプラスで、今朝の「あんぱん」を観る。今日もオープニング映像からスタート。朝田家では、豪・細田佳央太の壮行会の準備をしていた。壁には寄せ書きされた日の丸と「祝 出征 原豪」と書かれた幕がぶらさがる。メイコ・原菜乃華が食器を運んでくる。のぶ・今田美桜、母・江口のりこ、祖母・浅田美代子が料理を作っている。のぶが出かけようとすると、豪はまだ外で石屋の仕事をしていた。祖父・吉田鋼太郎「おい豪、早う着替え! もうじき客がくるぞォ。」 祖父はもう正装している。豪「あと石置き場だけ、整えてきます。」「ええ?」という祖父。のぶは酒を買いに行っていた。道すがら、蘭子・河合優実を見つけ、呼び止める。「ちょっと持って」といって、2本の瓶の1本を蘭子に渡し、並んで歩く。のぶ「こんな日にも仕事は大変やね。」 蘭子「いつもどおりのことしてないと、変になりそうやき。」「そうか、ごめん。」というのぶ。「豪ちゃんも石置き場でしゆう。もうすぐこじゃんとお客さんがくるき、話すがやったら最後のチャンスで。」 蘭子は黙って歩いている。のぶが「蘭子」と呼び、ふたりは立ち止まる。のぶ「こころに思うちゅうことを伝えんがは、思うちゃあせんのとおんなじことやき。」 のぶの顔を見て、蘭子は考える。夕暮れ、石置き場で働く豪のところに、蘭子がそっとやってくる。気がついているのかどうか、豪は見向きもしないで仕事を続けている。あのシーソーの丸太のある場所は石置き場だったのだ。蘭子が近づき、「あのよ。」と声をかけると、豪がぱっとふり向く。「豪ちゃん。」「…はい。」 少し間を置き、「うち、ずっと…」 黙って言葉を待つ豪の顔。しかし、蘭子はつぎの言葉が出ない。豪「蘭子さん。」「…なに? 豪ちゃん。」「ずっと…」 今度は蘭子が言葉を待つ。「長いあいだ、お世話になりました。」といって、あたまを下げる。蘭子の表情の微妙な変化。「いえ、うちこそ…」といって、蘭子もあたまを下げる。あたまを起こした蘭子が「そろそろ、壮行会始まるね。」と笑う。豪は息を吐き、「そうですね。」「ほいたら。」「ほいたら。」と言い合い、蘭子は先に離れていく。後ろ向きの蘭子が、歩きながら両手の指で目を押さえるようなしぐさをする。帰っていく蘭子の後ろすがたを見ながら、豪は苦い表情になり、ため息をつく。場面は壮行会に、座敷では大勢のお客さんがにぎやかに飲み食いしている。豪は黒紋付き袴になった。和尚・斉藤暁と団子屋・小倉蒼蛙が「おめでとう」といって、豪に酒を注ぎにくる。姉妹たちは働いている。のぶの近くにメイコが座り、「蘭子姉ちゃん、伝えれんかったがやろか?」 のぶは洗いものをしている蘭子の後ろすがたを見て、メイコに小さくうなずく。「淋しくなりますなあ。」と言われた祖父が「十五のときにうちにきて、じつの息子よりも息子らしゅうしてくれましたき。」と話している。祖母「結太郎が亡うなって、豪ちゃんまで兵隊にとられるなんて…」 団子屋と和尚は豪と話していた。団子屋「なんじゃあ、今度のいくさも、すんぐに片づくかあよ。ニッポンの威風を、世界に示しちゃれ。」 豪が「はっ」と返事する。「青龍刀をみやげにしてくれよ。」 笑うみんな。そこに「黙れ団子屋!」というヤムさん・阿部サダヲの声。場が静まりかえる。「勝とうが負けようが、兵隊は虫けらみたいに死ぬんだよ。」 姉妹たちはヤムさんのほうを見る。「ヤムぅ! おまん、不吉なこと言うな!」といって、立ちあがる祖父をまわりがなだめる。和尚「まあまあ、ケンカはやめい! めでたい席じゃ。」 ヤム「敵と殺し合いに行くのに、どこがめでたいんだよ!」 豪の表情を映す。祖父がまた立ちあがるのを祖母が押さえる。騒然となりそうなところに、母が「豪ちゃん!」と呼びかける。「みなさんにあいさつしいや。」と優しい声を出す。「さあ、立って!」「はい」といって立ちあがる豪。「親方、みなさん、今日はこのように立派な会を開いていただき、ありがとうございます。こんなわしを、家族同然にかわいがってくださった朝田家のみなさん、ほんまにありがとうございます。」 豪はあたまを下げる。「その恩返しもできんと、兵隊に行くことだけが心残りです。お国のため、みなさんのため、わしは戦うてきます。親方、おかみさん、ハタコさん、ヤムさん、お世話になりました。」 ヤムさんは立ちあがり、出ていってしまう。「のぶさん、メイコさん…」 少し間を置き「蘭子さん。」 微笑む蘭子。豪は「ありがとうございました。」と強く言い、おじぎをする。蘭子は下を向いてしまう。その様子を母が気にしている。祖父「おまんら、豪の武運長久を願って、よさこい節、早よ歌え!」 のぶが笑顔になり、蘭子も笑う。客たちから「よっ、待ってました!」の声と拍手。姉妹三人が並び、手拍子をしながらよさこい節を歌う。客たちも手拍子と合いの手を入れながら盛りあがる。豪も笑顔で見ている。豪の視線の先にいるのは蘭子。蘭子も歌いながら豪を見ていた。笑顔だった豪の表情がくもり、息を吐くと、立ちあがっていってしまう。蘭子は心配な表情をする。夜、にぎやかな声がまだするなか、荷物をまとめた豪は外に出て、朝田家に向かって一礼すると出ていってしまう。豪が決意の目をして歩いていくと、「豪ちゃん」といって、蘭子が走って追いかけてきた。ふり向く豪。「蘭子さん…、どういたがて…?」 息を整わせる蘭子。「豪ちゃん…、は…、足が遅いき、弾に当たらんか心配や。」 のぶも追いかけてきたが、ふたりの様子を見て立ち止まる。蘭子は目に涙をためている。「きっと戻ってきてよ。きっとやのうて、ぜったいやん。」 豪は小さくうなずく。「蘭子さん。わしからも、お願いがあります…。無事、戻ってきたら…、」 つばを飲む豪。「わしの嫁になってください!」 蘭子の表情。「え…」と小さくつぶやき、少しあとずさりする。右手をひたいからあたまにやり、涙をこらえるように眉にしわを寄せ、視線をさまよわせる。「うん…」と小さい声。「豪ちゃん…。どういて今、そんなこと言うが…。」「すいません」と謝る豪。戸惑う蘭子が後ろを向くと、のぶが立っている。「蘭子、ちゃんと返事せんと、豪ちゃん行ってしまうがで…。」 のぶの顔を見た蘭子が小さくうなずく。豪のほうに向きなおり、涙声になりながら言葉をしぼり出す。「うち、おまさんのこと、うんと好きちゃあ…。豪ちゃんのお嫁さんになるがやき。戻ってきてよ…。」「蘭子さん…。」 少しの間のあと、「ありがとう。戻ってきます、絶対に!」 顔を見合わせるふたり。そこに母も走ってやってきた。息を切らしながら、蘭子に風呂敷包みを渡す。「これ、着替え。豪ちゃん、明日行ってしまうがで。今夜は戻ってこんでええ…。」「お母ちゃん…。」「豪ちゃん、蘭子をよろしゅうお願いします。」といって、母は豪にあたまを下げる。豪もあたまを下げる。それを見ているのぶ。母は蘭子に「花嫁衣装も用意しちゃれんで、ごめんね。」 母の顔を見て、蘭子は小さく首をふる。「早よう行き。」といって、母は蘭子の背中を押す。豪の顔を恥ずかしそうに見る蘭子。ここで初めて、豪は蘭子の手をとり、ふたりは手を握る。蘭子が豪の顔を見ると、豪はうなずく。手を取り合って歩いていくふたり、その後ろすがたを母とのぶが見送る。汽車のなか、豪の肩に蘭子があたまをもたれて座っている。ここで今日は終わり。いや、早くも最大の名場面が出てしまったという回だった。河合優実の演技が圧巻。

◇ ラジオ・雑誌・テレビ

 昼はラジオ。「ビバリー昼ズ」を聴くと、さっそく、「爆笑問題カーボーイ」でしゃべっていたことを話題にしていた。午後にブログの更新をひとつ。

 楽天マガジンのチェック。「週刊文春」の「シネマチャート」がリニューアルされ、中野翠が抜けてどうなるのかと思えば、マライ・メントラインという著述家がゲストとして評者に加わった。月替わりのゲストを入れていくというかたちになるのだろうか。扱う映画は1本だけになってしまった。しかし、それぞれのコメントの文字数は増えているのか。その隣りのページには「シネマ★ヒット調査隊」という新連載が始まった。話題の人気映画を忖度なしに調査するという趣旨のようで、初回は「片思い世界」がターゲットにされている。執筆者の名前もなく、「文春」の記者が書いているのかわからないが、批評未満のしょうもない記事だ。宮藤官九郎の連載コラムは、仙台で行われた「オール日芸寄席」のことを書いている。

 「週刊女性」には、森香澄主演ドラマの撮影現場でスタッフたちが路上喫煙をして、住民に注意をされていたという記事があった。どこのテレビ局かと訊かれ、毎日放送なのにテレビ東京だとウソをつき、適当に追い払おうとしていたという。「消えたあの芸能人を追え!」という特集記事では、ショーンK、プラスマイナス岩橋、ジャングルポケット斎藤、ボビー・オロゴン、元ザブングル松尾、オスマン・サンコンを取りあげる。この並びにサンコンさんを入れるのは妙だが、岩橋、松尾、サンコンさんは取材に応えていて、サンコンさんは、徳田虎雄がギニアのために透析機器の新品を10台寄付してくれた話をしている。

 「サンデー毎日」の山田美保子の連載コラムは特別編、2ページまるまる新浜レオンのインタビューになっている。レオン「バラエティー番組はまだまだ勉強中ですね。でも出演が決まると、木梨さんが番組のメイン出演者の方やMCの方に「今度、レオンが行くんでヨロシク」と事前連絡をしてくださっているんです。明石家さんまさんや笑福亭鶴瓶さん、ヒロミさんに加えて、ハイヒール・リンゴさんにまで木梨さんが電話をしてくださっていた時は、そのネットワークに驚かされました。」

 「ダ・ヴィンチ」には古田新太の小さいインタビューがあり、秋浜悟史「ある地方高校生の日記 一九五〇~一九五三」という本を紹介していた。「ダ・ヴィンチ」で芸能人が紹介している本はだいたいどうでもいいような本ばかりなのだが、この本には興味を惹かれる。秋浜悟史という名前を初めて知ったが、古田によると「東の蜷川、西の秋浜」と称されたという人物。古田が大阪芸術大学2年のときに秋浜が講師になり、それから師弟関係が続いたそうだが、検索してみると、2005年に亡くなっていた。そのほか、アニメ「アン・シャーリー」の特集もあり、川又浩、土屋堅一、山田尚子の座談と、太田光のインタビューが載っている。太田「孤児院という過酷な環境にいたときも、本を読んで、創造力を育てることで生き抜いてきた彼女と同じように、僕も、友達が一人もいなかった学生時代、小説のなかに逃げ込むことで救われてきた。何を奪われようと、拷問されようと、頭のなかだけは誰にも邪魔されることなく自由でいられる。それが人を救う最後の砦だと思うからこそ、アンの物語が広く届いてくれたらいいなと思います。」

 テレビ番組をあれこれと。今日の「徹子の部屋」はイルカがゲスト。続けて、火曜に放送された番組を、徹子さんとコシノ三姉妹が出演するから、なんの番組かよくわからずに録画をしておいたが、小泉孝太郎と高嶋ちさ子の「プラチナファミリー」という番組の特番だった。実業家が登場している部分は早送りすると、そのあとには内田裕也&樹木希林ファミリーの映像が流されていた。これはすでに放送された回の未公開集のようだが、ここからスタジオに徹子さんが登場する。内田裕也が出演した1980年の「徹子の部屋」の映像が流され、内田裕也が開催した「ロックンロールBAKA」というコンサートの初回に徹子さんが出演し、浪曲を披露したという話をしている。樹木希林が悠木千帆という名前をオークションで売ったというのは有名な話だが、それが徹子さんの番組だったというのは今まで知らなかったような気がする。1977年の「わが家の友だち10チャンネル・徹子のナマナマ10時間半」という番組。それから、万博会場で収録された「徹子の部屋」の特集があり、ここにコシノ三姉妹が登場する。収録の舞台裏に藤森慎吾が密着する。徹子さん「でもあなた、あれですよね、話が違いますけど、「きみきゃわうぃね〜」とかって可笑しくて。こんな軽薄なひとがいるかと…。(笑)」 徹子さんにおねだりされ、藤森慎吾が「徹子ちゃんきみきゃわうぃね〜!」とやってみせると徹子さんは大喜び。徹子さんとコシノ三姉妹の収録後の食事会の様子をこの番組では放送する。ここでは藤森が聞き手になり、トークを広げるのだが、「徹子の部屋」よりもこっちのほうがざっくばらんに面白い話をしていた。番組はここで終わらず、その翌日、地元岸和田に集まり、コシノ三姉妹の母の慰霊祭にも密着した。

 昨夜の「あちこちオードリー」は、日向坂の4人、小坂菜緒、松田好花、平尾帆夏、藤嶌果歩がゲスト。前回、声が出なくなった若林は、裏でモニターで観ていたようだ。昨夜の「ひっかかりニーチェ」は、先週に引き続き、槙野智章がゲスト。愛犬のオフ会を開いているという槙野に、永野は愛犬家事件の心配をする。火曜の「キョコロヒー」は「春のキョコロまつり」の舞台裏に密着。錦鯉のふたりがこの番組にそろって登場するのはこれが初めてだったか。

 夜、NHKプラスで、今朝の「あんぱん」をもう一度観る。ほぼ毎日、セリフの書き起こしをしながら感情を揺さぶられているが、今日は特にやばい。「とと姉ちゃん」の再放送も観ているが、「あんぱん」と比べると、セリフがかなりわざとらしく聴こえる。

2025年5月6日火曜日

5月6日火/とにかく「あんぱん」

◇ テレビ・ラジオ

 ゴミをまとめていたが、雨の予報だということを忘れていた。じきに降り出すだろうから、ゴミを出すのはやめて、眠ってしまう。早朝から眠り、起きあがったらNHKプラスで、今朝の「あんぱん」を観る。女子師範学校、のぶ・今田美桜は掲示板に体育大会の貼り紙を見つける。教室にいる黒井先生・瀧内公美に「体育大会に応募したいがですが。」とお願いすると、「私の一存では決めかねますが、志願する理由は?」「走りたいきです。」 黒井はのぶの顔を見て、目をぱちぱちさせる。「私は子どものころから、いつも走ってました。ただ走りたいがです。」「それなら、そのへんの野原でも走ってなさい。」 のぶが外のベンチに座っていると、そこにうさ子・志田彩良もやってきて、隣りに座る。「のぶちゃん、だめやって。あんなこと言うたら、出してもらえんに決まっちゅうやろ。」「わかっちゅう…」「ほいたらなんで? 走りたいきらあて、子どもやあるまいし。」「女子師範学校の名誉のために走ります、というたらよかったかえ?」「それじゃあまだ足りん。学校の名誉と、忠君愛国の精神や。」「走るときにそんなこと考えれんて…。」「うちはのぶちゃんのため思うて言うがで。うちらは、黒井先生の精神に倣うべきや。そうせんと、大会にも出してもらえんし。なにより、のぶちゃんがいちばんつらいやろ。」 昭和12年7月。朝田家では、家族が朝食をとっていた。豪・細田佳央太が勢いよくたいらげる様子を蘭子・河合優実が見ている。「豪ちゃん、おかわり?」「いただきます。」 蘭子がご飯をよそいにいく。メイコ・原菜乃華「のぶ姉ちゃん、夏休み戻ってくるろうかね?」 母・江口のりこ「うん、そりゃ戻ってくるやろ。」 メイコ「ちゃんとやりゆうがやろか?」 蘭子「うちはあんたのほうが心配や。」 メイコ「えっ、なんで?」 ラジオからは盧溝橋事件のニュースが流れる。ヤムさん・阿部サダヲが外から入ってきて、ラジオを見る。母「また支那といくさですか?」 豪は神妙な顔をする。祖父・吉田鋼太郎「うーん、ま、すぐ片づくじゃろ。」 場面は女子師範学校の教室に。黒井「ニッポンは一丸となり、勝利に向かって一致団結する。そうなればおそらく、敵などは外周一色、しかし、油断はなりません。ひとたび男子が戦場におもむけば、その銃後を守るのは女子の役目。女性教師は、その規範となるべき存在です。時勢にうかれず、日々の務めをまっとうせねばなりません。今こそ! 忠君愛国の精神を肝に銘じなさい!」「はい!」と返事をする生徒たちだが、のぶだけはその声を出せずにいる。たかし・北村匠海の学校では、ヌードデッサンをしていた。ケンちゃん・高橋文哉「こりゃあ天国ばい。俺ちょっと、向こうの角度からも見たかとせず。」 座間先生・山寺宏一「とりあえず、手を動かそうか。」 たかしの絵を覗き込み、「うん、悪くない。」「ありがとうございます。」「でも、こことか、ここのタッチが硬いなあ。ヘンミくんの見てみようか。」といって、たかしは座間とヘンミの絵を見に行く。あの馬の絵を描いていた生徒だ。たかしは驚きの表情になる。座間「ヘンミくん、ひょっとして天才?」「だめです。なんか変だ。こんなもんじゃないです。」「そんなもんでいいよ。これ以上上手いと、私の立場がなくなるし。」 校舎の外、たかしとケンちゃんが並んで座っている。たかし「どうしたらあんな絵が描けるんだろう。」 ケンちゃん「考え込むのやめりい。どげんもならんとよ。そげんとよりも、見てみい、あそこば。」 廊下ではヌードモデルの女性が帰ろうとするのを座間先生が呼び止めていた。「今日はありがとうございました。銀座にいい店を知ってるんですけど、ご一緒にどうです?」「ごめんあそばせ。」といって、ヌードモデルは帰ってしまう。ケンちゃん「先生、ふられたばい!」「ケンちゃん、声が大きいんだって。」 歌い出す座間「ワッサワッサワッサリンの、モンチキリンのホーイ。」 ケンちゃん「なんか、呪文唱えだしたとよ。」 座間「ヤカンリッカンが、ヒッキリモッキリのリー。」「なんかこっちきよっちゃけど…。」とおびえるふたり。場面は教室に替わる。座間はさっきの歌の歌詞を黒板に書く。「これ、図案科の歌だ。」 たかし「歌ですか?」 ケンちゃん「ぜんぜん意味がわからんちゃけど。」「まあ、俺もわからん。」 たかし「先生もわかってないんですね?」「つまり、自由ってことだ。柳井、お前、この歌詞を解釈してみろ。」 たかし「えっ?」 ケンちゃん「先生、こげんヘンテコな歌詞に意味とかなかでしょ?」 しかし、たかしは独自の解釈を始める。「嬉しいじゃないか、みんなで騒ごうぜ…。」 ケンちゃん「適当に言うやろ?」 座間「柳井くん、きみいいね。」 たかしは立ちあがり、続ける。「難しい理屈なんて、茶化してしまえ。自由に生きよう。」 画面にはセリフのとおりにテロップが出る。先生「ワサビ酒ひっかけ、シャッポふってブラボー。」 たかし「鬱な気分よ、バイバイ。」 座間は笑顔になり、「柳井くん、いいね。いいよ!」「いっちょもわからんちゃけど、柳井くん、よかよか。」といって、ケンちゃんが拍手を始めると、まわりの生徒たちも拍手する。たかしは銀座の街に立ち、スケッチブックに絵を描く。場面は女子師範学校の教室に替わる。暗くなった教室に、のぶがひとり座っている。黒井先生の「今こそ! 忠君愛国の精神を肝に銘じなさい!」という言葉が思い返される。いっぽう、たかしは銀座の本屋だろうか、書棚から井伏鱒二の「厄除け詩集」を抜き出し、手にとっていた。場面は替わり、カフェにいる座間先生と生徒たち。ウエイターに「先生、あの歌聴かせてよ、あのヘンテコな歌。」と言われ、「うん、いいよ、お前らももう覚えたよな?」「はいっ、完璧です。」「さすが年の功、9年浪人したキュウちゃん!」 たかしとぶつかったあの生徒だ。ヘンミ「あんな変な歌、ここでは歌いたくないです。」 座間は無視して、「店長、ギターあったよね?」 たかし「座間先生、ギター弾けるんですか?」「いや。」「えっ?」「誰か弾けない?」 つぎの場面では、みんなであの図案科の歌を元気よく歌い始める。ギターを弾いているのはケンちゃんだ。ほかのお客からも「アンコールだ! もう一回歌ってくれ!」と声がかかる。そこに軍人がふたり店に入ってくる。盛りあがっていると、軍人がふり向き「騒がしいな…」とつぶやく。「おい、そこの学生!」 静かになる店内。「ふざけた歌はやめろ。うるさくて話ができん。」 座間「ふざけた歌? わが校の図案科で歌い継がれた名曲ですよ。」「なにい?」「もういっぺん、あたまからいこう。弾け! ほい、ほれ!」と、ケンちゃんにギターを弾かせ、座間だけがひとり元気よく歌い続ける。「やめろといったらやめんか!」 座間は「やめん!」と言い返し、歌うのをやめない。「その精神、たたきなおしてやる!」 カフェのウエイターが軍人を止め、替わりに謝る。たかしたちは戸惑いの表情。場面は替わり、朝田家。豪がなにかに目を落としている横顔。帰ってきた母が「豪ちゃん、どういたがて。」と声をかける。「豪ちゃん?」と言われ、豪がふり向く。豪が赤い紙を手にしているのがぼんやりと映る。母はそれに気がつき、豪は母と一緒にうちのなかに入ってくる。座っている祖父母に「親方、入隊が決まりました。」と声をかける。祖母・浅田美代子は立ちあがり、「豪ちゃん…」とつぶやく。豪は笑顔を作り、「わしも、ひとなみにご奉公できます。」 祖父も嬉しいことのように「おめでとう、豪。」 母も「おめでとうございます。」 豪「ありがとうございます。親方、すみません、石屋の仕事ができんなるので、入隊までしっかり働きます。」「ああ」といって、祖父は豪の肩をたたく。そこに蘭子が「ただいま」といって帰ってくると、赤紙に気がつき、表情が変わる。豪の顔を見る蘭子は、少しの沈黙のあと、「おめでとうございます。」といって、あたまを下げる。つぎの場面では、のぶが走って帰ってくる。朝田パンでは蘭子がひとりで店番をしていた。のぶはぼんやりしている様子の蘭子をいぶかしみながら「蘭子、ただいま。」と声をかける。蘭子は普段の蘭子に戻り、嬉しそうに「おかえり」と答える。「豪ちゃん、どうしゆう?」「ずっと作業場におる。入隊までに少しでも多く仕事するがやって。」 小さくうなずく蘭子に、のぶも小さくうなずき返す。母はのぶに説明する。「豪ちゃんのご両親はとうにいのうなっておらんけんど、足摺岬にひとりで暮らしゆうお婆ちゃんがおるがやと。そこに寄ってから入隊するがやって。せめて、壮行会でも開いちゃりたいと思うて。」「そやね。」 豪にはその会話が聞こえていたかどうか、目の届くところで仕事をしていた。蘭子の部屋、蘭子がひとりでいるところにのぶが入ってくる。「こないだ、好きなひとがおるって言いよったでね。」 蘭子は笑う。「あれは、豪ちゃんのことやないが?」「なに言いゆうがで。」 蘭子の顔を見ているのぶの顔を蘭子は見返す。蘭子はまた違うほうを向き、「そうやとしても、どうにもならんがやない。」「そんなことない。ちゃんと伝えたほうがいいと思う。」「どういて…?」「蘭子の気持ち知ったら、豪ちゃん、なにがなんでも死なんと、戻ってくるかもしれん。豪ちゃん、優しいき、蘭子を悲しませんために、必死に生き抜いてくるって。」「でも…」「戻ってきてほしいがやろ?」 のぶの顔をちらっと見て、蘭子は黙ってうなずく。蝉の鳴く声。今日はここで終わり。

 配信終了間近の番組に「あんぱん」のスペシャルトークショーというのがあり、録画しそこねてしまったと思ったが、これは3月に放送されたものの再放送で、一度観ていた番組だった。しかし、もう一度観なおしてしまった。ドラマをここまでの1か月観て、どんなドラマかをわかってから観るとなお面白い。登場人物たちにすっかり情が入ってしまう。

 5月3日放送「インタビューここから」は今田美桜がゲストだった。インタビュアーは「あんぱん」ではナレーションを担当している林田理沙アナ。「あんぱん」のオーディションが行われた部屋でインタビューが行われたのだが、今田美桜ぐらいのすでに売れてる女優でもこういうシビアなオーディションがあるんだな。書類審査、ビデオ審査、グループオーディション、最終カメラテストという段階を踏み、ビデオ審査では「アンパンマンのマーチ」の歌詞にお芝居をつけるというものがあった。なぎなたをふる審査もあったのだ。今田美桜は、福岡ではモデルをやりながら地元のテレビの情報番組のリポーターをやっていた。ドラマで共演した中井貴一が「お前は30点でいけ」と言ってくれた話など。やなせたかしについては「なんかきっと、やなせさんってすごく、深いけど、でもわりとシンプルで、今、みんな、当たり前にしてることの大切さみたいなのを教えてくれてる気がしてて。食べるとか、よく笑うとか、そういうのを改めて気づかされるなあって思う日々ですね、作品撮りながら。」 戦争を追体験しているかたちでもあるこのドラマのなかで、どんなことを感じますかという質問があり、このインタビューのときにはちょうど戦時中、戦後を撮っていたようだ。「のぶさんは学校の先生でもあり、学生のときから愛国の鑑と呼ばれてるひとだったので、子どもたちに、戦争はこうあるべきだ、男の子はこうでなくてはいけない、戦争に行くために立派な兵隊さんになりなさいって教えを説いてるんですけど、でも、当時の先生もきっとそうだっただろうし、だけどやっぱり身内が亡くなったり自分の大切なひとが亡くなったらそういうわけにもいかないし、ていうその、学校の先生としての正義と、ひとりの人間としての正義と、なんかやっぱりそれはいろんな角度でまったく違うもので、どちらかが見たらそれは悪だし、どちらかが見たらそれは正義で、ひとつの戦争をいろんな角度から描いてると思うので、うーん、なんかそこの感情を、揺れ動く感情みたいなのは、あの、ぜひ、なにか感じ取ってもらえたら嬉しいし、より身近に起こってたみなさんの思いっていうのを、今回「あんぱん」では表現してるんじゃないかなあとは思います。」

 昨日、こどもの日に放送された「探検ファクトリー」には、永瀬ゆずなちゃんと木村優来くんが出演。中川家とすっちーが工場見学をする番組だが、今回はあんぱんの工場を訪れている。ゆずなちゃんは江口のりこと一緒に食堂に行っていたとか、優来くんは阿部サダヲとめっちゃ仲良くなったということなどを話していた。

 今日の午後に放送された「あの日あのときあの番組」では、「あんぱん」に合わせ、2011年9月放送「爆問学問」のやなせたかしの回を再放送した。司会は森田美由紀アナ、ゲストに河合優実を迎え、一緒にこの番組を観る。蘭子のモチーフはロールパンナちゃんなんだそうで、正義の心と悪の心をあわせもっているというキャラクターなのだ。そして、「爆問学問」。爆笑問題がやなせたかしの仕事場を訪ねる。やなせたかしは 92歳、爆笑問題も40代。当時も観ているはずだが、震災後に「アンパンマンのマーチ」が脚光を浴び、この番組はそのタイミングだったのだ。手塚治虫についてずいぶん語っていたんだな。やなせたかしがのぶさんについて話している映像も、2004年放送「スタジオパークからこんにちは」、1999年放送「土佐熱烈観察団」という番組から流された。

 昨日放送された「視点・論点」の再放送では、中野晴行がやなせたかしについて語っていた。中野はやなせたかしの忘れられない言葉として、やなせが90歳のときに言った「僕はサンカク人生だ」という言葉をあげる。「僕は絵を描く 詩を書く 恥をかく」の「3カク」という意味、失敗を恐れずに大いに恥をかく人生ということだ。やなせは、1960年には永六輔のミュージカルで舞台美術を担当、このときの音楽を担当したいずみたくと「手のひらを太陽に」を作る。談志師匠との「まんが学校」にも触れられた。そして、「千夜一夜物語」の美術監督を担当、それが虫プロとの縁になり、自身の絵本「やさしいライオン」を原作にしたアニメを監督。そのフレーベル館からもう一冊と頼まれて出したのが「あんぱんまん」なのだ。1973年には「詩とメルヘン」が創刊。1999年には「ノスタル爺さん」でメジャーデビュー。Spotify で検索してみたら、配信されていた。

 NHKプラスで、昨日から再放送が始まった「とと姉ちゃん」も観始める。その前に、高畑充希がインタビューされていた再放送のPR番組も観たのだが、「暮らしの手帖」の大橋鎮子と花森安治の物語がこのドラマだったと改めて認識し、これは観ておいたほうがいいんじゃないかと思った。しかし、「あんぱん」と同じような深度で観ていたら時間がいくらあっても足りなくなってしまう。2016年放送、脚本は西田征史。まず初回、物干し台に登るシーンは、なにで観たのかはわからないが見覚えがあった。ただ、1話を観たかぎりでは、やっぱり「あんぱん」ほどは惹かれるものはないのだ。逆に、「あんぱん」は自分にとっては突出して好きなドラマなのだとも確信する。

 テレビ番組をあれこれと。今日の「徹子の部屋」も万博の会場から公開収録、ゲストはコシノ三姉妹。コシノ三姉妹は岸和田出身なのだ。コシノジュンコは今度の万博に参加もしている。

 昨夜の「耳の穴かっぽじって聞け!」は、元日の東野幸治がゲストの回の続き。東野と井口の出会いはテレビ朝日の「みえる」という番組。最近気になる芸人はいますかという井口からの質問に、東野はランジャタイの名をあげる。

 バラバラマンスリー枠で、昨夜から始まった「松井ケムリのモクモク旅」という番組。ケムリが「モクモクスポット」をめぐる番組ということなのだが、初回は、森進一の息子のHiroとゴー☆ジャス、3人で焼肉屋に行く。ケムリとHiroは同い年、もともと友だちなんだそうだが、ケムリとゴー☆ジャスは初対面。スタッフなし、手持ちカメラで撮影される。

 先月、2週にわたって放送された「秋山アーカイブ映像センター」は、家に眠るホームビデオをなんとかする番組。調布市でチラシを配布して募集した。ロバート秋山のアシスタントはなぜか剛力彩芽。まず、最初のビデオは現在54歳の女性から、36年前のハワイの家族旅行の映像が出される。1989年のハワイだが、これはドキュメンタリーとしてすごく面白い。なんの作為もない面白さ、なんてことのないこのホームビデオを、テレビの編集のプロのスタッフたちが秋山の指示で加工していくという企画なのだが、加工する前のほうがだんぜん面白いのだ。2組目の家族がもってきたのはDVDだったが、なんと、56年前の8ミリフィルムをコピーしてきたものだという。老夫婦の若かりしころのデートの映像に感動させられる。2週目、3組目の家族は29年前に撮影された祖母の古希祝いで行われたかくし芸大会の映像。クロマキーにより、秋山がここに参加する映像に加工される。応募された映像には子どもやペットのショート動画が多かったそうで、この番組ではそれらの映像もなんとかしてみせ、「何も起こらない調布の日常映像10連発」として流された。

 録画残量を空けねばならず、ずっと観そびれていた「ランジャタイのがんばれ地上波!」をようやく観る。去年2月の放送はAマッソとバンドを組む企画。3月には「お笑い蠱毒王」という企画があり、永野、ダブルブッキング川元、みなみかわ、エル上田が出演していた。エル上田は5年ぶりのテレビ出演。永野は、エル上田と川元は「負け顔」ができないと指摘する。「PON!」の企画で、屋上に100人の芸人が立っているなかにエル・カブキもいたそうだが、まったく面識のない上田のところに永野がやってきて、「お前のそういう複雑な心模様、テレビいらねえんだからな。」と言われたという。最終回の前週には、「ブチギレ-1」をふり返るというニセ企画で集められたメンバーが「がんばれ地上波!」はなぜ終わるのかというテーマで討論をする。最終回は「終王ノブ」。千鳥ノブを使ってやりたい放題、最終回なのにランジャタイは最後までまったく出てこなかった。

 今夜の「さんま御殿」は「旅のトラブル大報告会」というテーマ。銀シャリ鰻が先週に引き続き出演。この番組の歴史のなかで、2週連続の出演は初めてだそうだ。浜野謙太や元NHKの中川安奈が初登場、「地球の歩き方」の元編集長も出演した。

 ブログの更新をようやくひとつ。一回中断してしまうと、また一週間ぐらい空いてしまう。深夜はラジオ。「爆笑問題カーボーイ」を聴く。ラランドニシダが太田の「笑って人類!」の書評を書いてくれたそうで、お返しに、太田がニシダの小説について語る。それから「デララバ」にやってきた清水ミチコの話になるのだが、そのときの会話を「ビバリー」で話していたことがぜんぜん違うといって怒っている。名古屋では内田恭子と古舘伊知郎に会い、古舘がゲストだった「ビバリー」の話にもなった。

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