開演前にまず、マグナム小林さんが前説をする。マグナムさんはハッピ姿で、1階の入り口の前で働いてもいた。12時半開演、まずは MINAMI という女性のベリーダンスから始まった。持ち時間は、およそ各10分。2番手は Mint という漫談の女性。続いて、3番手はバイオリン漫談の早川きょーじゅ。名前はときどき目にするが、けっこうなベテランのようだった。結婚式のスピーチをバイオリンの音で表現する。4番手、わがしというひとは腹話術の芸をする中年の女性、カラスの人形の造形がかわいかった。5番手は元はじめ、ベテランのマジシャン。トランプのカードをお客に引いてもらい、最後にペットボトルのお茶のなかにカードを移動させてみせた。ここで仲入り。仲入りはぜんぶで3回入る。客席は最初は空いていたが、だんだん増えていった。基本的に私語は多く、撮影禁止だと説明があったのに撮影するひとは撮影するのが浅草だ。6番手には、優ゆうという歌手が登場した。大須演芸場に一度だけ行ったときにも演芸に混じって歌手が出てきたが、東京演芸協会もそうなのだ。7番手、ノン老いる小林というひとは演目が介護漫談となっている。8番手は週刊少年ハート、今日唯一のコント。定食屋の会計があらゆる決済に対応しているというコントと、もう1本、方言の女のコント。9番手は牧のぼる。このひとは牧伸二の弟子だが、楽器はもたず、しゃべりだけの漫談だ。10番手はあさひのぼる。ようやく多少知名度のあるひとが出てきた。おなじみのギター漫談をやる。二度目の仲入りを挟み、11番手はフウフノカガミというコミックソングデュオ。その名のとおり、夫婦デュオだが、政治とカネの問題を「あの鐘を鳴らすのはあなた」の替え歌にしていた。12番手は牧ひろし、このひとも牧伸二の弟子。花火の音マネなど。13番手はマグナム小林。おなじみ、バイオリン漫談だが、この流れのなかで観るとマグナムさんの芸はスマートだ。YOASOBI「アイドル」は学校寄席なんかではよくウケるだろう。続いて、14番手はなっきー。ホイットニー・ヒューストンになった漫談といえばいいのか、以前にも観たことがある気がするが、笑いという点ではこのひとがいちばん面白かった。続いて、15番手は高田京子というベテランの歌謡歌手。芸人には芸人の匂いがあるように、プロっぽい歌手の匂いがあるといえばいいだろうか。16番手は牧正、このひとも牧伸二の弟子。牧伸二の弟子はいったい何人いるんだろうか。背の低いひとなのだが、スタンドマイクをわざと高くして出させてあり、なおさせると今度は極端に低くなる。シャツをめくると腹に顔が描いてあるという、じつにくだらなかった。三度目の仲入りを挟み、17番手のスージィーも腹話術。お婆さんの人形をあやつるのだが、デザインがあまりにもジブリだ。18番手は相撲漫談の一矢。このひとも名前はよく目にするが、落語の寄席にも出ているのかな。そして、トリはバラクーダー。ベートーベン鈴木は東京演芸協会の現会長だが、岡本圭司とコンビで出るのはなんと35年ぶりだという。本当に35年ぶりかどうかはいまひとつ信用できないのだが、まあ、貴重なステージには違いないのだろう。バラクーダーはボーイズと分類されることがあるが、このステージはカラオケ。かつては楽器は演奏していたんだろうか。「日本全国酒飲み音頭」で始まり、そのあとにはダジャレの短い歌を数曲、最後は「血液ガッタガタ」。端々に見える岡本圭司のセンスはかっこいいものに感じられた。最後にトークコーナーがあり、いったん幕を閉めて準備をし、幕が開くと出演者たちが並んで座っている。ゲストに林家木久扇が登場、司会はマグナム小林。牧正、あさひのぼる、一矢、山崎ひろし、バラクーダーのふたりが並んでいる。山崎ひろしという芸人も知らなかったが、もうすぐ90歳になるという老芸人で、玉川スミの弟子だという。最初にまず、木久扇に話がふられ、師匠の正蔵と牧野周一が親しかったという関係があるようだが、世代の近い牧伸二とはむしろあまり接点はなかったようだ。なぜこのゲストに選ばれたんだろう。それにしても、木久扇は口調がはっきりしていて、ほかのどの出演者よりもしゃべるテンポが早いのに驚かされる。ほかの出演者たちは、話がふられてもみんなオチをつけるから、本当かネタかよくわからなくなる。このコーナーでは、牧野周一の漫談の音源と、牧伸二の漫談の映像が流されもした。最後は岡田旬子という歌手が登場し、牧伸二とデュエットした歌を披露したのだが、木久扇に隣りに立っててくださいといって立たせたが、木久扇はこの歌を知らないし、カラオケには牧伸二の歌声が入っていて、普通にひとりで歌えばよかったんじゃないのか。最後にもう1曲、ほかの出演者たちも数人出てきて、みんなで歌った。17時過ぎに終演。終演後にロビーに出ると、その牧伸二と岡田旬子のデュエット曲のCDがお客に配られていた。色紙もいくつか配っていて、なんだかわからないから近寄らずに見ているうちに配り終えてしまったが、近づいてみたらどうやら牧伸二のサインで、これはもらっておけばよかった。
夜遅くに帰宅し、テレビ番組をいくつか。今日の「徹子の部屋」は池波志乃がゲスト。2009年に夫婦で出演し、夫婦で出演したのはこの回が初めてだった。1985年放送、中尾彬が42歳のときに出演した回の映像も流される。今日の「さんま御殿」は「レア名字さん vs メジャー名字さん」という特集。レア側には、ISSA、本仮屋ユイカ、釈由美子、森久保祥太郎、銀シャリ鰻、トム・ブラウンみちお、ナレーターの四本木典子、津軽三味線奏者の八月朔日健太、伝統工芸士の躑躅森祐子が座る。メジャー側は、田中裕二、佐藤仁美、佐藤大樹、鈴木砂羽という顔ぶれ。みちおの名字が「道音」だとは知らなかった。銀シャリ鰻のうちでは鰻を食べてはいけないという言い伝えがあり、鰻を食べたことがないんだって。
昨日の「ミュージックフェア」では、鈴木雅之、佐藤善雄、桑野信義によるシャネルズメドレーがあった。こっちのけんと、&TEAM、ME:Iとのコラボもある。昨夜の「人生最高レストラン」のゲストも鈴木雅之だった。地元ではライブをやっていて怖いもの知らずだったシャネルズだが、ヤマハ主催の
East West
で決勝に進んだときに、サザンオールスターズやカシオペアに出会う。なにがすごいと思ったかというと、なによりも、大学のサークル出身だから応援団がすごいんだそうで、ものすごく売れてると思わせる演出に、すごいなあと思っていたという。
MXテレビで新たに創設された賞レース「MXグランプリ」が今月から始まる。異端芸人を対象とした賞レースで、4ヶ月にわたる予選があり、9月に決勝が行われる。開局30周年記念番組でもある。司会はケンドーコバヤシと
TOKYO MX
キャスターの田中陽南、審査員は、ハリウッドザコシショウ、くっきー、マヂカルラブリーという4人。最初は「MX-1グランプリ」と発表されていたのにタイトルが変更されたことを野田が指摘していた。事前オーディションにより選ばれた5組の異端芸人がぞろぞろと登場、くじゃくだん、安原カラス、ボンボンハウス、フロントライン、池城どんぐしという見たことも聞いたこともない5組。審査方法はまず、3分のネタを披露し、4名が100点ずつ、400点満点で採点される。さらにフリータイム審査があり、審査対象には人間性や生き様も含まれることが先に説明されていた。決勝進出者が何名かも決まっていないのだが、決勝大会進出者には、スポンサーから「のむシリカ」半年分が贈呈される。1組目、くじゃくだんはTAP所属、ダンカンが推薦人としてVTR出演する。ツッコミが板で叩きまくるコント、ボケもいちいちくだらない。審査は、ザコシ100点、くっきー25点、野田31点、村上97点、計253点。芸歴22年、じつは野田クリスタルの同期だった。2組目は安原カラス、マセキ所属、推薦人はモグライダー芝。医者のひとりコントをする。審査は、ザコシ80点、くっきー25点、野田28点、村上89点、計222点。フリータイム審査では、世の中のすべてに噛みつけるとアピールする。3組目はボンボンハウス、松竹所属、推薦人なし。母と子の漫才なのだが、息子は35歳、芸歴15年。ネタは母が書いている。審査は、ザコシ90点、くっきー98点、野田8点、村上76点、計272点。4組目はフロントライン、広島吉本所属、推薦人はザ・パンチ。審査は、ザコシ70点、くっきー30点、野田22点、村上95点、計217点。ボケの石原はトラックの運転手、現在もデコトラを所有している。最後は池城どんぐし、松竹所属、このひとも推薦人なし。「いけあず」という女の子を演じる男のコント。審査は、ザコシ99点、くっきー100点、野田94点、村上72点、計365点。普段は行政書士の事務所で車庫証明をしている。フリータイム審査では、広瀬すずの困りかたのものまね、それから、いけあずのほかにも「夢来鳥むにゃ」というペルソナをもっているというので、着替えてむにゃちゃんになるのかと思いきや、代わりに「小田山がぎぐげご」がきてしまう展開に爆笑。結果発表、優勝は池城どんぐし、次点はボンボンハウスに決まった。
昨夜に放送された「NHK
MUSIC
SPECIAL」はAdoの特集。浜辺美波との対談があり、浜辺美波が「Adoのオールナイトニッポン」に出演したのがきっかけで仲よくなったそうで、「どんちゃん」「かっちゃん」と呼び合う仲。Adoが「どんちゃん」というのが先に決まり、それに対応するように、「太鼓の達人」のキャラクターから「かっちゃん」になった。1曲目は「うっせぇわ」、2曲目は「紅白」初出演時の東本願寺で歌った「唱」をまるまる放送。「唱」の作曲者のひとり、TeddyLoid
のインタビューもあった。そのあとには海外のファンたちとオンラインでトークをするコーナーがあり、ファンたちの話を聴いているうちに、ファンたちに励まされていることを実感し、Adoは涙声になってしまう。