2025年5月2日金曜日

5月2日金/うちもちゃんと停電する

◇ テレビ・ラジオ・停電・読書・音楽

 朝、のどの痛みがまだ続き、鼻水もひどい。気温も低くなったようで、ヒーターをつける。NHKプラスで今朝の「あんぱん」を観る。今日はオープニング映像からスタート。いよいよ合格発表、たかし・北村匠海が受験票を見ながらゆっくり歩いていると、試験会場で出会ったケンちゃん・高橋文哉に再会する。「また会ったやあ。怖かねえ。合格発表、見たくながよ。でも、結果知らんと、なんも始まらんけ。行くばい。」といって、先に進んでいくが、たかしは立ち止まってしまう。「どげんしたと?」「ごめん、用事があって…。先行ってて。」 柳井家では、叔母・戸田菜穂が女中のしんちゃん・瞳水ひまりと合格発表を待っていた。「そろそろやねえ。どきどきするわ。」「はい、今度こそ、受かっちゅうといいですね。」「落ちたら、また医者目指してくれるやろか。」「奥さま…。」「冗談やき!」といって、肩を叩く。「どうか、合格しますように!」といって、ふたりで電話のほうを向いて手を合わせる。合格発表の会場では、名前を見つけた受験生たちが喜びの声をあげている。少し離れたところにいるたかし、元気なく、石垣に腰をおろすと、そこに「なにしゆうがな。」という叔父・竹野内豊の声。驚くたかし。「なんでここに?」「学会の帰りに、東京まで足伸ばしたがじゃ。」「…なんで?」「決まっちゅうやろ。おまんが心配で。」 さびしい音楽が流れ始める。叔父は元気のないたかしの隣りに座り、「もう結果は見てきたがかい?」 たかしが黙っていると、「そうかい…。けんど、それは、おまんががんばった証拠ながや。恥じることらはない。結果はどうあれ、たかしは胸張って、高知に帰れ。おまんのことを嗤うやつはこのわしが許さん!」「叔父さん…。」「現実を受けとめて、前に進め。絶望の隣りは、希望や。」「はい。」「ほいたら、銀座で美味いもんでも食うて帰ろう。」 立ちあがる叔父を「あっ、叔父さん。」と呼び止める。さびしい音楽も止まる。「まだ合格発表、見てないです…。」「はあ!?」と叔父。ここはお手本のような喜劇だ。「わしゃ、てっきり…! なにしゆうがな、行ぐぞ!」といって、たかしの手を引っぱって合格発表を見にいく。すると、そこにうなだれたケンちゃんが歩いてくる。「ケンちゃん!」「世話になったばい…。」「なに言ってんだよ、こちらこそ…。」 ケンちゃんは叔父とたかしのあいだを通り、とぼとぼと去っていく。たかしは受験番号を手にして、自分の名前を探している。場面は柳井家、叔母としんちゃんがいるところに、柔道着のちひろ・中沢元紀が急いで帰ってきた。「ただいま! 結果は?」 しんちゃん「まだ、お電話ありません。」「なにをしゆるがな兄貴は。」 叔母「こんなに連絡が遅いっていうことは、ね…。」 そこに電話のベルが鳴る。おそるおそる電話に出る叔母。「たかしさん? どうやった?」 叔母の表情が驚きからうれし泣きに変わり、ちひろとしんちゃんのほうを向いてうなずいた。喜ぶふたり。叔母「おめでとう! たかしさん、ほんっまにおめでとう!」「兄貴がやったで。やりきったでえ。さすがわしの兄貴や!」と叫ぶちひろ。電話ボックスから出てくるたかし。「叔父さん、ちょっとまだ、夢のなかみたいで。もう一回見てきていいですか?」「はっはっは、なんべんでも見てみい。」 叔父と一緒にまた合格発表の名前を確認に行く。たかし「数学の試験のとき、叔父さんに丸暗記しろって言われた公式を使った問題がそのまま出たんです。」「たまるかあ! 出たかあ?」「たまるかあです。叔父さんのおかげです。」 丸暗記しろという叔父のセリフにはここにつながる意味があったのだ。この合格発表の会場には、なんと、母・松嶋菜々子のすがたもあった。叔父は「がんばったがは、たかしじゃ。たかし! おまんががんばったからじゃ!」といって、たかしを抱きしめる。「ようがんばった!」 その後ろでは母が見ていた。母はふたりには気がつかれずに去っていく。いっぽう、女子師範学校では、のぶ・今田美桜がなぎなたの授業を受けていた。黒井先生・瀧内公美「朝田さん! 小川さん! 試合をしなさい。」「えっ」と小さい声をあげるのぶだが、うさ子・志田彩良は「はい」と返事をする。真剣な表情のうさ子、のぶのなぎなたを払うと「のぶちゃん、本気出さんと試合にならん!」 いつの間にか強くなっていたうさ子に、のぶは戸惑う。なぎなたを払い落とされ、のぶは床に倒れ込む。のぶは座りなおし、「負けました。」とおじぎをする。「うさ子ちゃん、ほんまに強うなったね。」と声をかけるが、うさ子はそれを無視し、ほかの生徒たちのほうを向くと、教育勅語を大声で唱え始める。呆気にとられるのぶ。黒井先生「小川さん、修練に励んだ成果が出ましたね。教師として、あなたを誇りに思います。」「ありがとうございます。」「これからのおなごは小川うさ子! 彼女のようにたくましく、かつ、ニッポン女子の美徳であるしとやかさ、節度! 両方を兼ねそなえるべきです!」「はい!」と返事をする女学生たち。「朝田のぶ、あなたはおのれに負けたのです。信念のないおのれに負けたのです。」「信念…。」「まだわからないのですか? 愛する祖国のために、全身全霊で尽くすこころがないから、負けたのです。」 黙っているのぶの表情。場面は銀座に替わる。叔父「合格祝いやゆうのに、あんぱんか?」 店を探しながら歩くたかしは「美村屋」という看板の店を見つける。「ここにきたかったんです。僕がまだ東京で暮らしてたころ、父さんがよく、ここでパンを買ってくれて、母さんと、まだ小さかったちひろとよく食べたんです。母さんは、自分のぶんを僕たちにくれて、みんな笑ってて…。」 くり返し思い出される父・二宮和也と一緒に家族みんなでパンを食べている幼いころの場面。「ずっと消えない、幸せな記憶です。」 叔父はたかしの肩に手を置き、「きよしが生きちょったら、おまんの合格をさぞかし喜んだやろうにゃあ。たかし、なんのために生まれて、なんのために生きるか。わしは思うがよ。それは、ひとを喜ばせることや。おまんのあんな嬉しそうな顔見てわしもこじゃんと嬉しかったわ。」「叔父さん…」「人生は、喜ばせごっこや。」といって笑う叔父。「さあ、パンを買うぞ。」といって、ふたりは美村屋に入る。たかし「あんぱんを、8個と5個に分けてください。」 用意されるまでの時間に、たかしは店内に飾ってある写真に気がつく。その白黒写真には若き日のヤムさん・阿部サダヲが写っていた。場面は御免与駅、のぶが帰ってきた。改札を出ると、ヤムおじさんが待っている。「ヤムおんちゃん、どういたがで?」「ああ、ちょっとな。」「たかし、どうやったろか?」「知らねえのか?」といって、笑うヤムさん。「ほら、出てきたぞ。」「えっ? おんなじ汽車やったが。」 改札からたかしと叔父も出てくる。「たかし」といって、のぶが駆け寄ると、「のぶちゃん、聞いてくれ。」というたかし。ヤムさん「その学校、大丈夫か? たかしを合格させるなんて。」「へっ? 合格!?」「ちょっとヤムさあん。」「ほんまに?」「うん、ちょっとあのおじさんに先に言われちゃったけど。」「よかったねえ。おめでとう。」 叔父「のぶちゃん、いろいろありがとにゃあ。それ、たかしから東京みやげや。」 風呂敷包みを解き、箱を開けると、なかには美村屋のあんぱんが入っている。「あんぱんや!」 ヤム「あんぱん屋の娘にあんぱん!? おいたかし、みやげならもっと気の利いたもん買ってこいよ。ほれ、合格祝い!」といって、ヤムさんはたかしに紙袋を渡す。「ありがとう」といって、紙袋を開くと、「祝」の文字が入った大きなあんぱんが出てきた。「でか!」と声を出すたかし。笑うのぶ。ヤム「あんぱんとあんぱんの物々交換になっちゃったじゃねえかよ。」といって、たかしをげんこつで小突くと、たかしも小突き返す。3人は駅を出て、自転車を停めてあるヤムさんを置いて帰っていく。ヤムさんはあわてて自転車に乗って追いかけていく。「おめでとう、たかし。また来週。ほいたらね。」というナレーションで今週は終わり。明るく終わったが、次週予告ではいよいよ戦争に突入するようだ。

 昼はラジオ。「ビバリー昼ズ」を聴く。12時台ゲストは「うぉっしゅ。」の岡崎育之介監督と主演の中尾有伽。映画の製作費をクラウドファンディングで集めていたら、なんと、研ナオコからギャラの倍額の振り込みがあったという。

 テレビ番組をあれこれと。昨日の「徹子の部屋」は勝野洋・キャシー中島夫妻がゲスト。キャシー中島は浅野忠信の母と親しいんだそうで、浅野忠信の母の順子さん、サリーさんとは仲のいい3人組、ミッキー吉野も15歳のときからの友だちなのだ。番組終了間際に娘と息子が登場、その続きが今日放送された。勝野洋・キャシー中島夫妻に、娘の勝野雅奈恵、洋輔が加わり、一家4人での出演は初めて。いや、うちとはまったく違う家族だが、親子とも世代が近く、同じ横浜だから観ながら重ねてしまう部分があった。

 昨夜の「アメトーーク!」は「こんなにいたぞ!! 宮崎県出身芸人」。とろサーモン、永野、イワクラ、やす、かみちぃ、オカリナ、カラタチ前田が出演、MC側には博多華丸が座る。ずいぶん前に収録されたもののようだが、久保田が復帰したからようやく放送ということになったようだ。南郷旅館に泊まると不思議なパワーがあるという話で、とろサーモン村田が「オフレコなんですけど」と言いつつ、「日曜劇場が決まりそうです。」とマネージャーに言われたことを明かしたが、これはもうオフレコではなくなったということか。

 水曜の「5時に夢中!」には松田ゆう姫とヒコロヒーが出演、この曜日だけ面白くて観ている。以前にこの番組で扱った好楽師匠の写真集発売のその後を本人に取材していたのだが、好楽師匠はヒコロヒーに電話する仲のようで、ヒコロヒーだけでなく、松田ゆう姫とも共演したことがあり、よく知っているようだ。火曜に放送された「心おどる あの人の本棚」は鈴木敏夫の回。永六輔の蔵書をゆずり受けていたとは知らなかった。日曜深夜に放送された「Tiny desk concerts」にはASKAが登場。ASKAがこういう番組に出るのは新鮮だと思ったが、ASKA自身もやっぱり珍しそうにしている。楽天マガジンで読んだ「BUBKA」の西寺郷太と川谷絵音の対談にもちょうどASKAの名前が出ていたところだった。

 夕方、部屋で読書をしていたら、急に電気が消えたかと思うと、つぎの瞬間にはすさまじい落雷の音。停電になった。パソコンは充電式だから大丈夫だが、しかし、このうちに長年暮らしていて、停電なんていうのは初めての経験だ。あの震災のときでも計画停電は免れたから、なにか重大な施設が近所にあるのではと思っていたのだが、このうちもちゃんと停電するのだということがわかった。今日は朝から雨降り、天候は悪いものの、まだ真っ暗にはならない時間だった。スマホのバッテリーが切れたらまずいと思ったが、それほど心配する間もなく、数分であっさりと復旧してくれた。それにしてもすさまじい音だったが、電気が消えたあとに音がしたということは、それでも意外と遠くに落ちたということかな。

 なにごともなく、読書を続け、広末涼子「ヒロスエの思考地図」を読み終えた。2022年刊、宝島社。今回のスキャンダルがなければ手にとることはなかったかと思うが、開いてみると、この本は哲学者や思想家、賢人たちの言葉をピックアップし、その言葉を出発点にした60本のエッセイが書かれている。広末が早稲田に入学したことは有名だが、知的な面に触れられるかと思えば、しかし、実際に読んでみるとこれといった深い思索はなく、ごく平凡なタレントの身辺雑記だ。しかし、平凡なりに広末の知らなかった面を知ることはできた。「子どもの頃から私は『よしもと新喜劇』が大好き。好きなテレビ番組は、『志村けんのだいじょぶだぁ』に『ダウンタウンのごっつええ感じ』。高校時代は、『タモリのボキャブラ天国』が好きで、昨日も友近さんの舞台「神社にラブソングを」(2部構成で、第1部は友近さん主演のお芝居、第2部は水谷千重子と倉たけしのコンサート。笑)の昼公演を観るため明治座に行ってきた私。」 小学生のころには「『ごっつええ感じ』のコントのキャラクターを完コピしてクラスの友だちを笑わせたり、新喜劇のアホの坂田の真似やパチパチパンチで場を盛り上げたり、みんなが笑っている空気が好きな私は、まるでクラスのお笑い芸人だった(笑)。」というのだが、担任の女性教師からは「広末さん、女の子がやき、そんなふざけてばっかりおるがはやめなさい」と注意されたという。「女子はふざけたらいかんがか……。」と、高知弁で悩む広末に「あんぱん」ののぶを重ねたくなる。広末はハチキンだったということか。執筆時期はコロナ禍とまるまる重なり、文章には不安感もかなり反映されている感じがする。この本には写真も収録されているのだが、どうやら、広末はこの原稿を原稿用紙に手書きで書いていたようで、広末の浮き世離れした部分がここにもあるだろうか。こんな本を読んでいたら、ちょうどこのタイミングで、SNSから広末涼子の芸能活動休止が発表された。双極性感情障害であることも公表される。

 Spotify からニューリリースのチェックをしてみると、想像力の血というアーティストの新アルバムが面白い。初めて知ったアーティストだが、しかし、検索してみると、佐々木敦が絶賛していてなんだか萎えてしまった。鈴木慶一と一緒にライブをやっていたりもするようで、古い音楽ファンをすでにうまい具合に巻き込んでいるようだ。

2025年5月1日木曜日

5月1日木/うちのなかが不衛生

◇ テレビ・雑誌

 朝、NHKプラスで、放送直後の今朝の「あんぱん」を観る。のぶ・今田美桜がまた朝田家に帰ってきた。外にしゃがんでいる豪・細田佳央太に「豪ちゃん、ただいま。」と声をかける。豪「のぶさん、お帰りなさい。」「あれ?」「のぶ」「お帰り」「急にどういたが?」という声がする。祖母・浅田美代子、母・江口のりこ、メイコ・原菜乃華が座っている。のぶ「蘭子は? イワオと縁談進んじゅうってほんま? 蘭子どこ?」 メイコ「イワオさんに返事するゆうて、さっき出かけた…。」「えっ?」 団子屋にはたかし・北村匠海とちひろ・中沢元紀がいた。ちひろ「先に読みや、わしはあとでいいき。」といって、「受験の友」を兄に渡す。「お前、いいやつだな。」「兄貴のほうがせっぱつまっちゅうやろ?」 笑いながら「やな弟だな。」といって、たかしはにやにやしながら雑誌を開く。横から覗いたちひろがマンガに気がつき、「兄貴やないかい?」 雑誌には「珍舞踊浪人人形」というマンガが載っている。「そう、お前に言われて送ってみたんだよ。」「へえ。」 そのふたりの前を、のぶが全速力で横切っていく。たかしは団子をかじりながら「のぶちゃん!」 ちひろ「ただごとやないねえ。」 あとから「お姉ちゃん!」といって、メイコも追いかけていく。喫茶店、イワオ・濱尾ノリタカと蘭子・河合優実がテーブルに向かい合う。「お祖父さまが腰を痛められたそうですね。なんなら、うちの使用人を何人か手伝いにいかせましょう。」 おじぎをする蘭子。「それで、あの…、蘭子さん。」「はい。このあいだのお返事ですけんど…。」「はい。」といったところで足音が聞こえ、のぶが扉を開けて飛び込んでくる。息を切らしながら「蘭子! 早まったらいかん!」「なんなん、のぶやんか。」 のぶはイワオに向き合い、「いやあ…、別にあんたに、恨みはないけんど、蘭子はまだ、お嫁にはいかんき!」「は? おまんの返事は聞いちゃあせん!」「お姉ちゃんは引っ込んじょって!」「蘭子さんもこうおっしゃいゆうやんか。」「蘭子は、うちの家を助けるために結婚しようとしゆう。そうながやろ、蘭子。」「は…」と小さい声を出す蘭子。のぶは蘭子のほうに向く。「なんでひとりで背負いこむやけ。なんでうちにも背負わせてくれんがで。みんな、蘭子に幸せになってほしいがよ。」「それじゃまるで、蘭子さんは好きでもない男と金目当てで結婚するみたいやんか。」とイワオがいうと、蘭子とのぶが同時に「いいえ」「はい」 のぶに「はいやと?」とイワオ。そこにメイコも「蘭子お姉ちゃん!」といいながら入ってくる。「蘭子お姉ちゃん言いよったやんか、イワオさんがパン食い競争でズルしててたとき…。」 蘭子「メイコ! それは言うたらいかん!」「蘭子さんは、わしのことをなんと?」「食パンの角にあたまぶつけて死んでしまえあんなやつ! って…。」 強く印象づけられたセリフがここで再登場した。イワオは呆然とした顔で蘭子の顔に向きなおすと、蘭子は目をそむける。のぶ「イワオ、ごめんなさい、うちの姉妹は3人ともくちが悪うて。」 メイコ「なかでも蘭子姉ちゃんがもういっちばんきつうて。ほんまのこと言うて、ごめんなさい!」といって、のぶとメイコはあたまを下げる。「いえ…」とイワオはちからない返事。「そういうことやき、連れて帰ります!」といって、のぶとメイコは蘭子をむりやり引っぱっていく。「ご迷惑、おかけしました! 失礼します。」といって、のぶは扉を閉める。「違う、違います!」という蘭子の声がしながら、ふたりに連れていかれる。このあたりはドタバタコメディだ。場面は朝田家に替わり、部屋でぼんやりしている蘭子のところにのぶが入ってくる。「うんと悩んだがやろうね。ごめんね。」 蘭子「なんでお姉ちゃんが謝るが?」「うちがちゃんと長女らしゅう、みんなのそばにおったら、蘭子にそんな思いさせんかった。」 少しの間のあと、蘭子「お姉ちゃん…? うち、そんなええ子やない。」「え?」「お姉ちゃんが思うちゅうような、ええ子やないがやき。」 のぶは戸惑いの顔をする。「どういて…?」 蘭子はのぶに背を向けたまま、顔だけふり返っている。「好きなひとがおって、そのひとはうちのことらなんちゃあ思っちゃあせんてわかったがやき。そしたら、誰に嫁いだっておんなじやん。お金持ちなら儲けもんやし。」 蘭子の思いを知るのぶ。「蘭子…。」 のぶは蘭子のそばに座りなおし、蘭子を抱き寄せる。蘭子ものぶに甘え、抱き合うふたり。昭和11年8月、ナレーション「8月、ベルリンオリンピックが開催され、ひとりの女性選手の活躍に、日本中のひとびとが熱狂していました。」 柳井家では叔父・竹野内豊たちがラジオにかじりついていた。叔父「たかしも呼んでけ!」 叔母・戸田菜穂「勉強しゆる場合やないわ!」 部屋で勉強しているたかしをちひろが呼びにいく。「兄貴! 前畑が泳ぐで。早よ!」 ラジオを囲み、夢中になって前畑を応援する家族、叔父も珍しく「行げ! 行げ!」と大声を出している。同じころ、朝田家でもラジオに夢中になっていた。大声をあげて応援する家族、祖父・吉田鋼太郎が「静かにせえ! 静かに! 聞こえん!」といって興奮し、豪のあたまをひっぱたく。ここは可笑しい場面。ラジオの音声に耳を傾ける家族は、前畑が勝ったとわかり、盛りあがる。祖父は「あああ!」と声を出しながらラジオを抱きしめる。季節は秋となり、女子師範学校の道場では、のぶとうさ子・志田彩良がなぎなたの稽古をしていた。「うさ子ちゃん、いつの間にそんなに腕あげたがね。」と、うさ子の上達にのぶは嬉しそう。雑巾掛けをしながら、うさ子「うちね、のぶちゃんが週末、御免与町に帰っちゅうときも、ここに残ってずっと稽古しよったがよ。」「そうなが?」「先輩だけやのうて、黒井先生にも指導してもろた。」「えっ?」「うち、思うたがよ。もっと強うなって、黒井先生に認められたい。うちは、黒井雪子先生みたいに強うなるがやき!」 うさ子の変化にのぶは戸惑いの顔をする。うさ子は立ちあがり、教育勅語を暗唱しながら歩き始める。近くにいた室長とその子分の女学生、子分はうさ子と並び、一緒に暗唱を始める。室長はのぶのそばにやってきて、「なにボケっとしちゅう。朝田さんもやりなさい。」「はい」といって、のぶは立ちあがる。室長「小川さんも休みのときも励んで、感心なが。」 のぶの表情。暗唱する教育勅語にエコーがかかる。昭和12年3月、ナレーション「年が明け、いよいよたかしの受験の日がやってきました。」 まだ薄暗い早朝、柳井家の前では、学生服のたかしが家族に見送られる。「では、行ってきます。」 叔母「受験票、持った?」 たかしは胸ポケットの受験票を確認する。「はい、持ちました。」 叔父「たかし、もっとちからを抜け!」 叔父はたかしの両肩を叩き、「よし、がんばってこい!」「はい。」 叔母「名前、書き忘れんようにね。」 ちひろ「兄貴、やりきってこい!」「うん、行ってきます!」 ヤムさん・阿部サダヲに遭遇し、ヤム「おっ、いよいよ試験か?」「試験は明日なんです。今日は汽車と船を使って、京都へ。」「おう、ご苦労なこったな。どこ受けるんだ?」「まずは、京都の高等工芸学校、あとは東京の学校。」「うん、当たって砕けてこい!」「砕けちゃだめなんです。」「また、線路で寝ることにならきゃいいけどな。」「受験生のこころ不安にさせるのやめてください。もう僕は1年前と違うんです。」 たかしが朝田家を覗くと、ヤム「あっ、のぶならいねえよ。」「わかってますよ。ちょっと見ただけです。それじゃあ。」といって歩いていこうとするたかしに「おい! 忘れもんだ。」とって、ヤムさんは紙袋を放り投げる。たかしが紙袋を開くと、合格パンが入っていた。「ヤムさん、ありがとう。」「二度目だな。三度目はないといいな!」とからかうヤムさんに、呆れるように「行ってきます!」というたかしだが、たかしは紙袋を大事そうに抱えていく。場面は替わり、京都の高等工芸学校の試験会場。とんとんと進み、その合格発表が届く柳井家。家族みんなで覗き込みながら叔父が電報を開くと、「チル」の文字が書かれていた。叔母はため息をつき、「あとは、東京の学校やね。」 ちひろ「はい。」 女中さん・瞳水ひまり「どっちが、難しいがですか?」 叔父「倍率は東京のほうが…。」 ちひろ「うんと高いです。」 ナレーション「一縷の望みは東京高等芸術学校。全国から大勢の受験生が押し寄せ、たかしが受ける学科に合格するのは、わずか20名の狭き門です。」 場面は試験会場、近くの席の男がたかしのほうにふり返り、「あんた、京都にもおったろうも?」と笑顔で話しかけてきた。高橋文哉が初登場の場面。「あんた絵が上手かったけ。顔を覚えとったとって。」 試験官の先生を見て、「なあなあ、あのひと、誰かに似とらあ? 誰やったかいなあ。」 たかしが「フクちゃん?」というと、「ああ、フクちゃんばい!」と大声を出し、まわりに見られる。また小声になり、「俺な、フクちゃん好かんとって。最初、主人公ケンちゃんやったとよ。俺、カラシマケンタロウ。あだ名がケンちゃん。やけん応援しよったのに、いつの間にかフクちゃんが主役になっとっちょ。」 たかし「横山先生が、フクちゃんに思い入れが強くなったんじゃないかな?」 ケンタロウは感心して「詳しいやんか。マンガ好きと?」「同じ高知出身だから、横山先生は応援してる。」「高知からきとったとね?」 会話をしていると、「そこ、うるさいぞ!」と試験官に注意される。ケンタロウは立ちあがり、「すみません」と謝ると、「フクちゃんに怒られたばい。」といって、またたかしのほうを向く。御免与町では、のぶがお稲荷さんに手を合わせていた。そこにちひろもやってくる。「のぶさん、戻ってきちょったがですか?」「うん、春休みやき。たかし、がんばりゆうろうか。今度こそ受かるとええがやけんど。」「昔っから兄貴は、幸運と不運の分量が極端ながですよ。当たりゃあでかい。」「外れたら?」「やき、神頼みにきました。」 場面は試験会場に戻り、試験が始まる。ナレーション「サクラ咲くか、サクラ散るか。結果は明日。ほいたらね!」といって今日は終わり。

 少し眠りなおしたらもう昼になってしまった。昼はラジオ。「ビバリー昼ズ」をつけておく。楽天マガジンのチェックをすると、「ニューズウィーク日本版」には映画プロデューサー業を始めたMEGUMIのインタビューがあった。映画はずっと好きだったのだが、タレントの仕事が忙しくなり、事務所に映画に出たいとはなかなか言えなくなってしまっていたが、出産を機に、初めてお芝居の先生を付け、事務所に女優になると宣言した。コロナ禍になったときに、俳優はオファーがなければ動けないから自分もなにか発信しようと思い、それがプロデューサー業につながっていったという流れになる。「グラビアという、芸能界では本当にタフなフィールドから始まって、体を張って、バンジージャンプもして、毒舌も吐いて(笑)。でもあのときに頑張って、体力と気合を内蔵できたから今があるなと、昔の自分に感謝しています。気が付けば「日本の映画と文化を世界に」という活動をしていて、ふとわれに返るとびっくりしますね。」

 「FLASH」には「あんぱん」に便乗した本物のあんぱんの特集があり、真壁刀義、芝田山親方、横山めぐみ、安田美沙子がおすすめのあんぱんを紹介している。そのほか、松本人志のサプライズ復帰構想の記事もあった。「ダウンタウンDX」では今年最初の放送から松本が復帰する構想があり、最初はVTR出演がいいだろうということになり、そのVTRも収録済みだったというテレビ局関係者の証言。それが中居正広のスキャンダル報道があったために頓挫したようだ。しかし、読売テレビに取材をすると、そのようなVTRについては否定する解答があったという。復帰していれば番組終了もなかったのだろうが、浜田も休養したことにより、複数のスポンサーが撤退したという事情があるようだ。

 「週刊大衆」には研ナオコのインタビューがあった。映画「うぉっしゅ。」に関するインタビューが導入だが、芸能生活55年をふり返る話をしている。最近のテレビで面白い若手はいますかという質問に「千鳥。千鳥の番組は無条件で出演OKしてます。」「千鳥は受かれていないし、自分が育ってきたルーツをちゃんと、おなかの中に持っていて芯になっている。芸にも生かされていると感じます。相手をけっして軽んじないし、人間としてもステキだね。」 これまで印象に残っている出来事はという質問には「デビュー曲をレコーディングしているときと、中島みゆきちゃんに会ったとき。忘れられないです。」

◇ 面会・なか卯

 午後から外出。部屋にいても暖かく、ステテコを脱いでしまったが、外に出てみるとまだそこまでは暖かくはないか。三ツ境のバスターミナルから長坂まで。今日も旭陵高校の生徒がたくさん乗ってきて、そのあと、ズーラシアでも混むだろうなとは思っていたが、バス停には大行列ができていた。全員乗りきれないほど、バスは超満員になった。つぎのバス停では、後ろの扉を開けて乗せていた。乗降に時間がかかり、長坂には10分ぐらい遅れて到着する。車内では、タイムフリーで、今日の「大竹まこと ゴールデンラジオ!」のオープニングを聴いた。パートナーはヒコロヒー。

 老健の面会に到着する直前に母から着信があり、折り返し電話はせずに向かったが、スマホはまた充電してもらったようだ。スマホを見せてもらうと、ホーム画面のレイアウトが変わっていて、どうしてそんなにいじることがあるんだろうか。マスクを切らしてしまったようで、減っていたことに気がついてなかった。次回に買ってくるまで、一週間は空いてしまう。連休中にはほかに誰かくるだろうか。暖かくなり、介護士のベトナム人の女の子は半袖のポロシャツ姿になっていた。

 面会のあと、いつもははま寿司に寄るのだが、昨日もはま寿司だったから、今日はなか卯にする。親子丼とはいからうどんのセットを食べる。700円。ラジオを聴きながら、鶴ヶ峰まで歩く。

 鶴ヶ峰から星川に移動し、定期券が切れてからは行かなくなっていたからひさしぶりだ。保土ヶ谷図書館に寄り、本を2冊借りていく。イオン天王町のフードコートにて、マクドナルドのアイスコーヒーとアップルパイを食べる。朝から鼻水がひどかったが、また一段とひどくなってきた。気温の変化でも出る症状だからさほど気にしていなかったが、今朝はのども少し痛かった。体調を崩してはまずい。昨日は少し歩いただけでやけに疲れてしまったとも思ったが、もしかすると、もうまずい兆候だったのか。読書をするつもりだったが、音楽を聴きながら少しぼんやりする。

 21時閉店間際のコーナンに寄り、封筒とダンボール板を買ってから帰る。これを買わなければならなかったから、体調が心配でもすぐに帰るわけにはいかなかった。帰りもひどいくしゃみが続き、マスクのなかは鼻水でぐちょぐちょになった。

 夜に帰宅し、NHKプラスで「ニュース7」だけ観て、風邪薬を飲んでおく。階段がほこりっぽいのが気になっていたが、思い立ち、雑巾がけをしてみたら、たちまち雑巾が真っ黒になった。こんなところを行ったりきたりして生活していたら、からだが悪くなるのも無理はない。ずっとうちにいるだけなのになぜ体調を崩すのかというと、うちのなかが不衛生だからだ。

 読みかけの本を少し読んでから、横になって、ラジオを聴く。今日の「ゴールデンラジオ!」の続きを Spotify のポッドキャストで聴いた。ゲストはチャンス大城、3年ぶりの出演だそうだが、前回もヒコロヒーがパートナーの日だった。前回は自伝を出したタイミングだったが、今回は心霊の本を出版した。ヒコロヒーはじつは心霊が苦手だった。「大竹紳士交遊録」のコーナーは高橋源一郎の担当、生成AIの話をしていた。

2025年4月30日水曜日

4月30日水/普通郵便で送ることにした

◇ テレビ・ラジオ

 早朝にいったん目覚め、ゴミを出してからもう少し眠りなおす。NHKプラスで、今朝の「あんぱん」を観る。朝、例の男が黒紋付き袴姿で朝田家を訪ねてきた。「ごめんください!」という声に出ていく母・江口のりこ。「朝早くからすみません。」「うちはいつも早いき、ええがですけんど。なんでしょうか?」「失礼します!」といって入っていく男に、外にいる祖父・吉田鋼太郎が「おいおい、おいおい、おい」と声を出す。座敷にあがり、手をつく男。「蘭子さんを嫁にください!」といって、あたまを下げる。蘭子・河合優実は「えっ?」と小さく声を出す。正面には祖父、上手に母と祖母・浅田美代子、下手には蘭子とメイコ・原菜乃華が座っている。「パン食い競争の手伝いにきちょった蘭子さんに、わしはひと目惚れをしました。郵便局で働くすがたも麗しく、ずっと、お慕いもうしておりました!」といって、またあたまを下げる。祖父はくちごもりながら「徴兵検査も受けんうちに、なんじゃ…。」「お言葉ですが、お祖父さま。」「お祖父さま?」「わしも、家業を継ぐ目処が立ちましたので、お願いにあがった次第です。」と大きな声を出す。母が「あんまり急なお話なもんで…。蘭子はまだ若いですし。」とやんわり言っても、「わしの母も、数えで十七んとき、父に見初められて結婚しました。まだ女学生やったき、人力車でうちから女学校まで通うたと聞いちょります。」といってゆずらない。「それはそれは」と祖母。「蘭子さんも、なんなら、うちから郵便局まで、運転手付きの自動車で通わせてもええです。」 祖父は驚きの顔をする。祖母「じ、自動車で郵便局…? たんまあ。」 様子をうかがう蘭子が「すみません、出勤する時間なので。」と立ちあがると、「じつにええにゃあ!」と男はまた大声を出す。蘭子が「はい?」と言うと、「蘭子さんのそういうきちっとしたところに惚れたがです!」と言われ、蘭子は余計に戸惑う。「失礼しました! 返事はまた改めて聞かせてください。」とあたまを下げて、男は帰っていった。緊張が解けた母「いやあ、びっくりしたわあ。」 メイコ「玉の輿かええ?」 祖母「田川さんて、材木の商いで、大成功しちゅうがあろ?」 立ちあがっていた蘭子は家族のほうを向き、間を置いてから「行ってきます!」といって出ていく。「行ってらっしゃい」と送る家族。蘭子が外に出ると、豪・細田佳央太が後ろ向きで仕事をしていた。豪の背中をじっと見てから、蘭子はそろそろと出勤していく。場面は女子師範学校に。なぎなたの授業風景、フォームがきれいなのぶ・今田美桜に比べ、うさ子・志田彩良はうまくできない。「のぶちゃん、すごい…」とつぶやくうさ子。先生・瀧内公美「たしかにスジはいい、初心者にしては。」 のぶ「ありがとうございます!」「小川うさ子! あなたにも真剣になってもらいます。素振りではつまらんでしょうから、試合形式で。」と言われ、うさ子は弱々しい声を出す。うさ子は先生を相手になぎなたをかまえる。先生の掛け声、すぐになぎなたを払われ、うさ子は手を放し、尻餅をつく。なぎなたの先端をうさ子に向け、「立ちなさい! これからのニッポン婦人は、温順貞淑なだけではいけません。いったん国家が非常時となったら、男は勇躍戦場へ。女も決然として、あらゆる道で祖国のために、尽くさなければならなのです! 立ちなさい、ボウフラ!」 見かねたのぶが飛び出し、尻餅をついているうさ子に寄り添う。「あんまりです、先生!」「あなたは自分が強いとでも思ってるんですか? 弱いものを守れると?」「勇ましさは持ち合わせちゅうつもりです。」 先生はうさ子に突きつけていたなぎなたを持ちなおす。「準備なさい。」 今度はのぶを相手に試合をする。のぶが「やあ!」となぎなたをふりまわすと、先生はそれをあっさりと払い、のぶになぎなたを突きつける。「やああ!」と再びふりかかると、なぎなたを一発でふり落とされ、のぶは床に倒れた。互いにじっと見るのぶと先生。「朝田のぶ! あなたはじつに弱い。ボウフラを守ることさえできない!」 先生は並ぶ生徒たちのほうに向き、「もっと強くなりなさい! 強くなければ、お国の役に立てません! 強くなれ!」「はい!」と答える生徒たち。のぶとうさ子は道場に残り、縁側に座っていた。「うちのせいで、いつもごめんで。」「ううん、でも、悔しいわ。」「ねえ、のぶちゃん。一緒に、強うならん?」「うちもおんなじこと考えちょった。」 場面は柳井家に替わり、たかし・北村匠海は勉強をしている。猫の鳴き声。様子を見に、叔父・竹野内豊が部屋に入ってくる。ノートを後ろから覗き込み、「うん、それが解けんがか?」 何分粘ったかと訊くと、半日と答えたたかしに「さっさと答えを見てみい。」と背中を叩く。「たかし、どういても数学が苦手やったら、数学は丸暗記や。」 叔父が1階に降りていくと、縁側に叔母・戸田菜穂が座っていた。「千代子?」「あなたのウイスキー、どんな味がするがやろかと思って。」 お盆に乗ったグラスのウイスキーをひとくち飲むと、叔母は咳き込んでしまう。「ようこんなもんが飲めますね?」 妻の様子を感じとり、叔父は近づき、叔母の隣りに座る。優しい口調で「どういたがな?」と声をかけると、「柳井医院は、ほんまに、あなたの代で終わってしもうてええがでしょうか?」「そのことはもうええ。」「あなたはいっぺんも責めんけんど、跡取りを産めんかった、わたしのせいです…。」「なに言うがな…。」 叔父は座りなおし、正座になる。「そんなん誰のせいでもない。」「けんど…」といって、叔母はため息をつく。叔父は「きみはこの家と結婚したがか? わしと結婚したがやないがか?」といって、叔母の顔を覗き込む。「わしより、この家に縛られたいがか? ん?」 叔母は黙っている。「わしは、千代子に惚れて、一緒になれて、これ以上の人生はないと思っちゅう。」 涙をこらえる叔母。「ひろしさん…。」 頬に手をあて、「そんなに見つめんといてください。」といって笑うと、叔父は叔母の肩を引き寄せる。夕方、場面は朝田家に替わる。帰ってきた蘭子が、重い石をもちあげようと苦労している豪を見て、「そんなん、ひとりじゃ無理やき。お祖父ちゃんは?」「また、腰痛めて休んじょります。」 蘭子は「豪ちゃん…」とかわいい声を出す。「うちの縁談、どう思う?」 豪はそう訊かれると、少し間を置いてから「お金持ちやし、ええ話やと思います。」と答える。蘭子は複雑な表情を見せるが、「そう…。そうでね。」といって、笑顔になる。豪は無表情。蘭子はその場を離れていく。朝田家には白衣を着たたかしの叔父がきていた。母「どうもありがとうございました。」 祖母「ありがとうございました。」 外に出てきた叔父に、蘭子が「先生、お祖父ちゃん?」と訊くと、「ああ、心配するほどのことはないき。」といって帰っていく。夜、そろばんを弾いている母のそばに「お母ちゃん」といって蘭子がやってきた。「ん?」といって、母はそろばんを続けていたが、そばに座った蘭子のほうを見る。「うち、あの話、お受けしようと思う。」 母は「ええ?」と驚きの声を出す。「よさそうなひとやし、こんなええ縁談もないかもしれんき。」「ちっと待ちなさい。蘭子はこのうちがいちばんええ言いよったやろ。」「ちゃんと考えて決めたがや。」「そんな大事なこと、あわてて決めたらいかん。ちっと待っちょき。」といって、母は赤い箱をもってくる。フタを開けると、なかには父からの手紙が入っていた。「お父ちゃんが出張に行くたびにくれた手紙や。」「たまるかあ。こんなにようけ…。」「なか読んだら、もっと驚くでえ。お父ちゃん、出張でほとんどうちにおらんかったけんど、いっつも手紙で伝えてくれた。お母ちゃんのこと、とればあいっつもいっつも思うちゅうか。」 蘭子は笑顔で話を聞いている。「蘭子にも、そういう大切なひとがおるがやない? うちのこと考えてくれるがはありがたいけど、自分をいちばん大切にせんと、いかんで。」「これ読んでいい?」と蘭子が訊くと、母は「あんたが本当に好きなひとと結婚するがやったら、読んでええ。」といって箱を差し出す。「ほいたらええわ。」「蘭子。」「うちもう決めたがよ。」といって、蘭子は階段をあがっていってしまう。手紙の入った箱を抱きしめる母。「結太郎さん…、どうしたらええですろうか…。」 母が悩むところで、今日は終わり。

 昼はラジオ。「ビバリー昼ズ」を聴く。12時台ゲストはあぁ~しらき。ラジオを聴きながら梱包作業。大きなサイズの注文があり、今日は老健の面会に行くつもりでいたが、これを出さなければならなくなったからバスの時間には間に合わなくなった。ぼろぼろに傷んだ写真集なのだが、レターパックでは遅れないことはわかっていたが、いい値段をつけているからかまわないだろうと思って出品していた。測ってみると、長い辺は36センチを超えている。どう送っていいものか、郵便局のホームページを見ても判断がつかないから、とりあえず、梱包だけしておいて、郵便局で直接訊いてみるのがいいだろうと考えた。

◇ 郵便局・はま寿司・読書

 午後から外出。少し暑いくらいだが、金曜にまた寒くなるという予報なので、服を変えるのがめんどうになる。郵便局に行く前に、三ツ境の銀行に寄っていく。ゴールデンウィークに金の心配をせずにいられるとは、数年前からすると信じられないことだ。

 郵便局にて、梱包した本を見せ、どう送ったらいいかを相談すると、最初にまず、ゆうパックを提案された。これはホームページでも確認していて、ゆうパックならば1200円になるのだが、郵便局に直接持ち込むと100円ぐらい安くなる。ほかの方法としては、普通郵便でも送れるそうで、こちらは920円。届くのが連休明けになってしまうかもしれないというのだが、少しでも安いほうがいいから普通郵便で送ることにした。ただし、配送状況の確認はできず、そこは不安ではある。宛名のシールを記入し、お願いしたが、しかし、よく考えてみると、おそらく受取確認もないのだ。連休中に届かなかった場合、問い合わせでもあったらどう答えたらいいのか。

 荷物が軽くなり、eモールのはま寿司に。あぶらがれい、大葉真いか握り。肉じゃが、ハンバーグは初挑戦。えび天握り、豚塩カルビ、それと、今日までのクーポン券を使うため、濃厚ガトーショコラを初めて注文した。110円引きになり、924円。はま寿司にいるあいだに母から電話があり、しょうがないから出たが、要領をえない会話だ。老健の面会には明日こそ行くつもりだが、一週間以上空いてしまうのは施設の都合以外では初めてだ。

 瀬谷の手前のマクドナルドに入り、スイーツは食べてしまったから、ここではアイスコーヒーとポテトを食べた。320円。「bounce」をようやく読みながら新譜のチェック、少し仮眠をしてから、読書をする。

 図書館で借りている、速水健朗「1973年に生まれて 団塊ジュニア世代の半世紀」を読み終えた。2023年刊、東京書籍。速水健朗が「田村淳のNewsCLUB」でこの本の話をしていたのを聴いて、世代が近いこともあって面白そうだと思ったのだが、実際に読んでみると、この世代が体験してきた流行や事件を時系列に並べてみせただけで、かなり物足りない本だった。それぞれのトピックは別に「1973年生まれ」だけが体験しているわけではないだろう。速水健朗自身の体験もときどき書かれているのだけど、自分よりは2歳上という差はあるものの、うちにも2歳上の兄がいたからまったく知らないわけではないが、どうもあんまり共感のできないものが多かった。幼少期の体験は家庭ごとの差が大きくなってしまう。

◇ テレビ

 夜になってから帰宅し、テレビ番組をあれこれと。「NHKニュース7」を観てから、今日の「徹子の部屋」を観る。ゲストは研ナオコ・野口典夫夫妻、夫婦での出演は4年ぶり、2021年以来。

 月曜深夜に放送された「耳の穴かっぽじって聞け!」では、久保田が2ヶ月ぶりに復帰した。元日に放送された東野幸治がゲストの回の続きがお蔵入りになっていて、それがようやく放送された。コンビを組もうと思ったことはないのかと井口に訊かれると、東野は「ない」と即答する。さんま、紳助がヒーローだったから、ピン同士のそのスタイルに憧れたという。今田耕司とは若いときはずっと一緒にいて、同じような感性だったが、今は離れて仕事しているから考えがまったく違うようになってきているそうだ。今田と違う思考になっているから、コンビではないこのやりかたが正解だと思うようになったという話だった。

 昨夜の「キョコロヒー」は恒例企画の「芸能界もしものピンチ対策会議」。菊池風磨が出演。もらった著書を読んでなかったらどうするかという話題で、「ミュージックステーション」では、放送後にタモリの楽屋に並んでCDを渡すという流れがあるのだという話をしていた。Timelesz の新メンバー、原嘉孝もVTR出演。番組最後には、齊藤京子も出演している菊池風磨主演映画の宣伝があった。

 今夜の「水曜日のダウンタウン」はフットボールアワー後藤がMCを務めた。ついに「電気イスゲームトーナメント」の決勝戦だが、浜田は決勝を観ることがなく、休養してしまった。1回戦で負けた劇団ひとりが今回はパネラー席に座っている。決勝は小籔千豊と千原ジュニアの対決。ジュニアがまず電流を食らうが、得点をリード。かと思えば、互いに電流を食らい、0点同士になった。接戦になるが、最終的には小籔が電流を3回食らい、千原ジュニアが優勝した。7回にわたった電気イスゲームがこれで終了した。この完成度の高いゲームをこれっきりで終わらせはしないだろうが、これだけのメンバーでやってしまったあとにはどんなメンバーを集められるだろうか。番組後半は「ハニートラップ1年後に「今度はホントに…」と誘えば再び食らわせることも可能説」。お見送り芸人しんいちをターゲットにしたドッキリの1年ぶりの続編にあたる。この企画も電流によってドッキリが明かされる仕掛けで、どこで電流に引っかかるかを仕掛ける「電気イスゲーム ハニートラップ特別編」になった。一発目から引っかかるしんいちだが、しかし、なぜかドッキリだとは気がつかない。だんだん状況を理解していくしんいちだったが、理解したのに、勝ったらエッチできるとまだ思ってるのがくだらない。仕掛け人の女性、三輪晴香も電流に当たり、なぜかいい勝負になってしまい、最終的には三輪晴香が勝利し、5万円を獲得した。

 今夜の「あちこちオードリー」は、先週は若林が声が不調のまま出演していたが、今週は不在になった。春日ひとりだけの「あちこちオードリー」に、ゲストは、ウエストランド井口、ラランドサーヤ、蓮見翔という3人。この特殊状況で「自作自演ですが、反論してイイですか?」という新企画になる。サーヤは「「Xはおしまい」言ったのに続けてて草」という自作の悪口に「あなたが怒りを向けるべきは政治なんです。」と反論する。蓮見は「ダウは演劇の感じが苦手で見てられない」と自作、それに対し、「全体の空気がもう終わってるんで、演劇って。」「お前らが客足途絶えさせたんだろっていう。ねえ、佐久間さん!」 蓮見の演劇界への悪口が止まらなくなる。

2025年4月29日火曜日

4月29日火/牧野周一・牧伸二追善興行

◇ ラジオ・テレビ

 早朝、ゴミを出してからもう少し眠りなおす。ラジオをつけると「#ふらっと」が始まる時間で、ジョン万次郎がしゃべり出す。ビビる大木の声だ。向井は「ラヴィット!」に出演していた。

 NHKプラスで、今朝の「The Wakey Show」を観ると、隔週火曜にある「コントライターズ」のコーナーを、今回は作演出を上田航平が担当していた。チョウに名前をつけたらどれがどれだかわからなくなるという話だったが、今までではいちばんマシかな。

 続けて、今朝の「あんぱん」を観る。「絵を描いて生きていきたい」というたかし・北村匠海とちひろ・中沢元紀の会話を聞いた叔父・竹野内豊と叔母・戸田菜穂。叔父とたかしが食卓につき、その後ろでは叔母とちひろが見ている。「現実的やないにゃあ。絵ぇでは食うてゆけん。」と言う叔父。「それやったら、現実と折り合いをつけるしかない。」と言われ、たかしは真剣な顔で叔父を見る。叔父「図案やったら、食うていける。かもしれん。本の挿絵や広告の絵を描けたらや。いや、断言はできん。食えるかもしれん。「かもしれん」に人生を賭ける覚悟はできちゅうか?」 たかしは「はい」と答える。「よし」とうなずく叔父。たかしの目を見て、「たかしは美術系の学校に進め。自分が決めた道やきにゃあ、おまはんが責任を持て。」「はい」と答え、たかしは立ちあがる。「叔父さん、ありがとうございます。」 ふり返り、「叔母さん、言うこときかない兄弟ですみません。」とあたまを下げると、ちひろも「すみません。」 叔父「ほんまじゃ。」 たかしはちひろの部屋に入ってきて、ベッドに倒れ込む。ちひろ「どういたがな?」 たかし「美術の学校なのに数学の試験があるなんて知らなかったよ。」 ちひろが机の上から雑誌を取り出し、たかしの前に差し出す。「受験之友」という雑誌を見て、「なんだこのつまんなそうな雑誌は。」「数学の攻略法も載っちゅう。兄貴も読んだら?」と訊くと、たかしは「読まない。」「マンガも載っちゅう。」「読む」といって、雑誌を開く。ちひろ「受験生が投稿したマンガやと。」 ちひろがたかしに投稿を薦めると、「いや、マンガ描いてる場合じゃないよ。俺はなにがなんでも、苦手な数学を克服する。」 たかしは自分の部屋で勉強に向かう。場面は替わり、女子師範学校。のぶ・今田美桜とうさ子・志田彩良は同室の先輩ふたりに洗濯を命じられ、たらいと洗濯板で着物を洗っていた。うさ子「ほんまのこと言うたら、うち、逃げてきたが。」 気乗りのしない縁談を父に押しつけられそうになり、女子師範学校に受かったらあきらめてくれると思ったという。「けんど、こんなきついとこって知っちょったら、やめちょったのに。もういやや。うちに帰りたい。」といって泣き声になる。「うさ子ちゃん、今度の休みにはうちに帰ってみんなに会えるき、それまでがんばろう。」といって、のぶはうさ子をなぐさめる。先生・瀧内公美がそこに現れる。「ふたりとも、もうホームシックですか?」 声が聞こえ、すっと立ちあがるふたり。近づいてくる先生。「朝田のぶ、あなたがなぜ、合格できたかわかっていますか?」「なぜですか?」「体操の点数が、ほかの受験生に比べて極端に高かったからです。あなたの価値はそれだけです!」「今はまだそうかもしれません、でも…」 先生はのぶの言葉をさえぎり、「家族のために努力する、でしたっけ?」「はい。」「そんな甘ったれた精神だからホームシックにかかるんです!」 うさ子が泣きながら「先生、ごめんなさい! 朝田さんは悪うありません。私を、励ましてくれよう…」と言いかけると、「めそめそするな!」と一喝。「あなたは弱すぎる。鏡川のボウフラよりも弱い。お国のために、強くなりなさい!」 先生はそう言うと、去っていく。うさ子「ボウフラ…?」 のぶ「うちは負けんきね。うさ子ちゃんも負けたらいかん。」 朝田家では、ハガキを手にした母・江口のりこが店番をしている妹たちのところにやってくる。「のぶ、学校に許可もろうて、つぎの土曜には戻ってくるって。」 三女のメイコ・原菜乃華「ほんまあ?」 次女の蘭子・河合優実「あと一週間やで。」 そこに「こんにちは」といってやってきた男、あのパン食い競争で不正をした男だ。「郵便局休みの日はパン屋の手伝いかえ、感心ですね。」 蘭子「あんぱんですか? 食パンですか?」 このあたりの河合優実のセリフの演技が面白い。蘭子を見るメイコ。男「ほんなら、あんぱん6個、ちょうだい。」「24銭いただきます。」と、ゆっくりした言いかた。男「釣りは、とっちょいてええですき。」 メイコが「ありがとうございます!」といって両手を差し出すと、男は手を引っ込め、蘭子がパンを包むのを待ってから蘭子の手に渡す。男をじろっと見る蘭子の顔。両手を差し出したまま、きょとんとするメイコ。男「ほいたら、また。」 メイコ「なに、あのひと? 最近、ようこ?」 蘭子「続きやるで。」 場面が替わり、母と蘭子が並んで洗濯をしている。「ずっと気になっちょったがやけんど、蘭子もほんとは上の学校に行きたかったがやない? 蘭子がいちばん勉強できたし、蘭子もがまんせんと、行きたいところへ行って、したいことしてええがで。」「がまんなんかしちゃあせん。」「ほんまに?」「うちはどこっちゃあ、行きとうない。このうちがええが。」「ここのどこがそんなに? いっつもうるさいし。」 石を打つ音がかんかん鳴っている。蘭子「朝はふいごの音で目を覚まいて、ノミのかんかんいう音、焼きたてのパンの匂い、こつこつ石を削る音、そういうこのうちが好きながや。お姉ちゃんの志は、先生になること。うちの志は、このうちで、みんなあの役に立てること。それやったらいかん?」「ううん」という母は笑顔になっている。場面が替わり、朝田パンの前を制服姿ののぶが帰ってくる。ナレーション「入学して以来、のぶが初めて御免与町に帰ってきました。」 のぶ「ただいま帰りました。」 仕事をしていた祖父・吉田鋼太郎が「のぶ!」と大きな声を出す。「のぶ姉ちゃん!」といって、メイコも出てくる。のぶは息を吸い、うちの匂いを感じる。家に入ると、のぶは父の帽子に敬礼をする。「お父ちゃん、ただいま。」 のぶは着物に着替え、家族で食事をする。煮物をひとくち食べたのぶは「美味しい」と声に出す。メイコ「のぶ姉ちゃん、学校楽しい?」 祖母・浅田美代子「寮はどんなとこぞね?」 母「ご飯は? ちゃんと食べゆうが?」 蘭子「質問攻めやね。」 祖父「まず、わしからじゃ! のぶ、誰にいちばん会いたかった? おじいちゃんじゃろ?」 祖父に訊かれ、のぶは笑って「うん」とうなずいてあげる。「よしよし」と機嫌がいい祖父。豪・細田佳央太はのぶにあんぱんをもってくる。「これ、ヤムさんからです。」「食べたかったがやきい。」「売り切れんように隠しとってくれたそうです。」「ありがとう」といって、のぶはあんぱんをかじる。すると、抑えていたものがあふれるように、顔を歪めて涙ぐみ始める。のぶの様子に驚く家族たち。メイコ「のぶ姉ちゃん、大丈夫?」 祖母「そんなに学校つらいがかね?」 蘭子「寮で先輩にいびられたが…?」 祖父は「わしが怒鳴り込んじゃる…!」といって、立ちあがろうとする。「違うがやき」といって、のぶは鼻をすすりながらも笑って否定する。「うち、うちから離れて初めてわかった。うち、このうちに生まれてよかった。この家族でよかった。」 なんともいえない嬉しそうな表情になる家族たち。そこにたかしが「ごめんください」 といってやってくる。そばにいたヤムさん・阿部サダヲが「浪人生、あんぱん売り切れだ。間の悪いやつだなあ。」 母が出てきて「なんちゅうくちきくがですか!」と叱りつける。「すいません、たかしくん。」「のぶちゃん、帰ってきたそうですね。」「ちっと待っちょってね。」といって、母はのぶを呼びに行く。ヤムさんが「ぼっちゃんもすみにおけませんねえ。」と言うと、「うっさい!」といって、たかしに突き飛ばされる。母も出てきて、ヤムさんに無言で詰め寄っている。外に出てきたのぶに、たかし「のぶちゃん、お帰り。」「うん、たかし、どういたが?」「その節は、迷惑かけてすみませんでした。」「たかし、勉強しゆう?」「それが、してるんだ。前よりちゃんと。」「どういう風の吹きまわしで?」「じつは、美術の学校を受験することにした。」「ええ?」「のぶちゃん、僕は絵を描いて生きていく。」 のぶだけでなく、そばにいた母とヤムさんも表情が変わる。たかし「えっ? あれっ、のぶちゃん、ちっとも驚かないんだね?」 ヤム「呆れてものが言えねえんだ。坊っちゃん、もっと、現実を見たほうが…。」 しかし、のぶは「わかっちょったよ。」と答える。「たかしが最初に絵を描いてくれたときから、うち、わかっちょった。たかしは絵を描くために生まれてきたひとやき。」「のぶちゃん…、ありがとう。なんか…、なんか、ちからが湧いてきたよ。勇気100倍だ。」 たかしの顔を見て、のぶは笑顔になる。「ありがとう」というたかし、母たちにも「ありがとうございました」といって、去っていく。ヤムさん「絵に描いたような馬鹿だな。」 のぶの優しい表情で、今日は終わり。

◇ 浅草・演芸

 午前中から外出。暖かい。横浜から京浜急行、浅草線直通、浅草まで。今日は祝日、昭和の日。世間はゴールデンウィークだから座れないかと心配したが、青物横丁から座れた。浅草はさすがに観光客でにぎわっている。浅草公会堂の手前の角には、いつの間にか人力車の案内所ができていた。六区に入っていくと、パチンコ&スロットアミューズののぼりがずらりと並び、果てしなく続いているのが不気味だった。

 浅草東洋館にて、「牧野周一・没後50年 牧伸二・十三回忌追善興行」を観る。正午過ぎに到着し、並ぶこともなく、1階の窓口で当日券を買う。あまり把握せずに当日券で入ればいいのだろうと思ってやってきてしまったが、この興行は東洋館の下席、東京演芸協会が担当する10日間のうちの1日が特別企画になっているというかたちなのだと着いてからわかった。2、3時間で終わる公演なのだと思っていたが、プログラムを見ると、17時まではやりそうだ。客席は出演者の関係者が多いのではという気がするが、なんの公演かもわからずにたまたま入ってみたという観光客もいるだろうか。プログラムには、観たことも聞いたこともない芸人の名が並んでいる。

 開演前にまず、マグナム小林さんが前説をする。マグナムさんはハッピ姿で、1階の入り口の前で働いてもいた。12時半開演、まずは MINAMI という女性のベリーダンスから始まった。持ち時間は、およそ各10分。2番手は Mint という漫談の女性。続いて、3番手はバイオリン漫談の早川きょーじゅ。名前はときどき目にするが、けっこうなベテランのようだった。結婚式のスピーチをバイオリンの音で表現する。4番手、わがしというひとは腹話術の芸をする中年の女性、カラスの人形の造形がかわいかった。5番手は元はじめ、ベテランのマジシャン。トランプのカードをお客に引いてもらい、最後にペットボトルのお茶のなかにカードを移動させてみせた。ここで仲入り。仲入りはぜんぶで3回入る。客席は最初は空いていたが、だんだん増えていった。基本的に私語は多く、撮影禁止だと説明があったのに撮影するひとは撮影するのが浅草だ。6番手には、優ゆうという歌手が登場した。大須演芸場に一度だけ行ったときにも演芸に混じって歌手が出てきたが、東京演芸協会もそうなのだ。7番手、ノン老いる小林というひとは演目が介護漫談となっている。8番手は週刊少年ハート、今日唯一のコント。定食屋の会計があらゆる決済に対応しているというコントと、もう1本、方言の女のコント。9番手は牧のぼる。このひとは牧伸二の弟子だが、楽器はもたず、しゃべりだけの漫談だ。10番手はあさひのぼる。ようやく多少知名度のあるひとが出てきた。おなじみのギター漫談をやる。二度目の仲入りを挟み、11番手はフウフノカガミというコミックソングデュオ。その名のとおり、夫婦デュオだが、政治とカネの問題を「あの鐘を鳴らすのはあなた」の替え歌にしていた。12番手は牧ひろし、このひとも牧伸二の弟子。花火の音マネなど。13番手はマグナム小林。おなじみ、バイオリン漫談だが、この流れのなかで観るとマグナムさんの芸はスマートだ。YOASOBI「アイドル」は学校寄席なんかではよくウケるだろう。続いて、14番手はなっきー。ホイットニー・ヒューストンになった漫談といえばいいのか、以前にも観たことがある気がするが、笑いという点ではこのひとがいちばん面白かった。続いて、15番手は高田京子というベテランの歌謡歌手。芸人には芸人の匂いがあるように、プロっぽい歌手の匂いがあるといえばいいだろうか。16番手は牧正、このひとも牧伸二の弟子。牧伸二の弟子はいったい何人いるんだろうか。背の低いひとなのだが、スタンドマイクをわざと高くして出させてあり、なおさせると今度は極端に低くなる。シャツをめくると腹に顔が描いてあるという、じつにくだらなかった。三度目の仲入りを挟み、17番手のスージィーも腹話術。お婆さんの人形をあやつるのだが、デザインがあまりにもジブリだ。18番手は相撲漫談の一矢。このひとも名前はよく目にするが、落語の寄席にも出ているのかな。そして、トリはバラクーダー。ベートーベン鈴木は東京演芸協会の現会長だが、岡本圭司とコンビで出るのはなんと35年ぶりだという。本当に35年ぶりかどうかはいまひとつ信用できないのだが、まあ、貴重なステージには違いないのだろう。バラクーダーはボーイズと分類されることがあるが、このステージはカラオケ。かつては楽器は演奏していたんだろうか。「日本全国酒飲み音頭」で始まり、そのあとにはダジャレの短い歌を数曲、最後は「血液ガッタガタ」。端々に見える岡本圭司のセンスはかっこいいものに感じられた。最後にトークコーナーがあり、いったん幕を閉めて準備をし、幕が開くと出演者たちが並んで座っている。ゲストに林家木久扇が登場、司会はマグナム小林。牧正、あさひのぼる、一矢、山崎ひろし、バラクーダーのふたりが並んでいる。山崎ひろしという芸人も知らなかったが、もうすぐ90歳になるという老芸人で、玉川スミの弟子だという。最初にまず、木久扇に話がふられ、師匠の正蔵と牧野周一が親しかったという関係があるようだが、世代の近い牧伸二とはむしろあまり接点はなかったようだ。なぜこのゲストに選ばれたんだろう。それにしても、木久扇は口調がはっきりしていて、ほかのどの出演者よりもしゃべるテンポが早いのに驚かされる。ほかの出演者たちは、話がふられてもみんなオチをつけるから、本当かネタかよくわからなくなる。このコーナーでは、牧野周一の漫談の音源と、牧伸二の漫談の映像が流されもした。最後は岡田旬子という歌手が登場し、牧伸二とデュエットした歌を披露したのだが、木久扇に隣りに立っててくださいといって立たせたが、木久扇はこの歌を知らないし、カラオケには牧伸二の歌声が入っていて、普通にひとりで歌えばよかったんじゃないのか。最後にもう1曲、ほかの出演者たちも数人出てきて、みんなで歌った。17時過ぎに終演。終演後にロビーに出ると、その牧伸二と岡田旬子のデュエット曲のCDがお客に配られていた。色紙もいくつか配っていて、なんだかわからないから近寄らずに見ているうちに配り終えてしまったが、近づいてみたらどうやら牧伸二のサインで、これはもらっておけばよかった。

◇ ブックの日

 浅草を離れ、田原町から稲荷町に歩いていく。今日はブックの日でもあり、こんなに遅い時間になるとは思わなかったが、まわれるだけブックオフをまわろうと思う。まずは稲荷町のブックオフに寄り、110円の文庫本、220円の文庫本を1冊ずつ買っていく。

 さらに上野に歩き、歩きながら、今日の「ビバリー昼ズ」をタイムフリーで聴いた。先週の「#ふらっと」のことでリスナーからメールがあり、渡辺正行が時間を間違えていたラジオ出演の場に一緒にいた東貴博がそのときの状況を詳しく説明した。

 御徒町まで歩き、遅めの昼食。岡もとに入り、肉めしを食べる。759円。それから、上野広小路のブックオフに寄り、110円の文庫本を1冊、390円の単行本を2冊買っていく。さらに秋葉原まで歩き、秋葉原のブックオフにも寄り、220円の文庫本を1冊、390円の単行本を2冊買う。

 まっすぐ帰ろうかどうしようか、迷ったが、やっぱりいったん落ち着きたいと思い、ベローチェに寄っていく。秋葉原からは京浜東北線に乗るが、神田に着いたときに、近くにいたキャリーバッグを引いた少年がなぜかこっちに寄ってくるから妙だなと思ったら、スマホを見せられ、乗換案内の画面が出ている。今、自分がどこにいるのかわからないようで、画面には秋葉原から総武線の黄色い線が伸びていた。「秋葉原? 過ぎちゃってるよ。」と教え、「どうしたらいいですか?」と訊くから、「降りて、逆方向。」と教えると、扉が閉まる寸前にキャリーバッグを持ちあげて降りていった。ゴールデンウィークだから、どこか地方から訪ねてきたのか。とっさに的確な指示ができた自分に満足したが、しかし、少し経ってからあれっと思い、もしかしたら神田からでも行けたのかなと悩んでしまった。新宿方面だったのか、千葉方面だったのかまでは確認しなかった。

◇ テレビ・ラジオ

 夜遅くに帰宅し、テレビ番組をいくつか。今日の「徹子の部屋」は池波志乃がゲスト。2009年に夫婦で出演し、夫婦で出演したのはこの回が初めてだった。1985年放送、中尾彬が42歳のときに出演した回の映像も流される。今日の「さんま御殿」は「レア名字さん vs メジャー名字さん」という特集。レア側には、ISSA、本仮屋ユイカ、釈由美子、森久保祥太郎、銀シャリ鰻、トム・ブラウンみちお、ナレーターの四本木典子、津軽三味線奏者の八月朔日健太、伝統工芸士の躑躅森祐子が座る。メジャー側は、田中裕二、佐藤仁美、佐藤大樹、鈴木砂羽という顔ぶれ。みちおの名字が「道音」だとは知らなかった。銀シャリ鰻のうちでは鰻を食べてはいけないという言い伝えがあり、鰻を食べたことがないんだって。

 深夜になり、「爆笑問題カーボーイ」を聴く。さっそく、令和ロマンと永野芽郁の話を混同する太田だが、「でもあれだよな、やっぱ、令和ロマンてやっぱりさ、これからのひとの才能だからさ、これからもう芸能界背負って立つひとたちだからさ、ちゃんとやってあげてほしいやね、俺が言うのもなんだけど。なんかさ、まあ、俺らもほら、けっこうさあ、いろいろあったじゃない、そういう意味じゃさ。(略)まあ別に俺はね、今、自分がやったこと…、あれぜんぶ俺の判断ですからね。だからそういう意味では、もうしょうがないっていうかさ、ある意味、自分のやったことに後悔はないんだけど、ただやっぱりさ、重要な時期の、令和ロマンにとってはとっても重要な時期じゃないですか。この先3年でさ、どうなるかっていうのもさ、決まってくると思うんだよ、なんとなくね。まあ、別にそこの3年がもしね、うまくいかなかったとしても…、まあ、3年てことは、もう今の芸能界、昔と違うから、そんなことはないんだろうし、吉本興業も別にね、あれでそんななんか邪魔するみたいなこともしないだろうし、それはないと思うけれども、それとは別にさ、業界なりの忖度みたいなのって、まあ、多少はあるわけじゃない。なくなっていけばいいなって話だけど、才能はつぶさないでほしいよな。だからそこの重要な、コンビとしての重要な、なんつうの、タイミングっていうか時期だからさ。なんかさ、まあ、俺もこんな偉そうに言うのもなんだけどさ、でも、やっぱりその3年って、じつは重要だったなって、(略)別にあの経験があって俺はよかったと思ってるけども、まあ、スムーズに行くんなら行ってもさ、そっちのほうがよかったりもするじゃない。いろいろ考えんだ、俺も。」 それから話題は玉袋と共演した「町中華で飲ろうぜ」の話、そのあとには、バッテリィズ単独ライブのゲストに出た話になった。

2025年4月28日月曜日

4月28日月/損を被るのは失う側のほう

◇ 雑誌

 早朝、楽天マガジンのチェック。「週刊ポスト」の巻頭グラビアページには渡邊渚のインタビューがあった。たけしの連載では初めてフジテレビ問題を語っている。「ホリエモンも当時とはだいぶ感じが変わったように見える。(略)今も過激なことは言うものの、改良されたというか少し老獪になった感じがある。(略)一方で、「テレビ局はおかしい」と堂々と言えた純粋さは今も残っているのか? まァ、課題の多いフジテレビを本当に変えられる存在になるのか楽しみではあるね。」 横山剣さんの連載コラムは前号で最終回を迎え、今号では岩崎宏美と対談している。そのほか、「あんぱん」の今田美桜に好意的な評価の記事が2ページ、英勉監督と國村隼がコメントしている。永野芽郁の不倫報道に早くも唐田えりか方式の禊を予測する記事や、浜田の復帰は「ごぶごぶフェス」の可能性、そこに松本のサプライズ登場があるのではという記事なども。「週刊現代」には早くも参院選の予測記事が出ている。

 「週刊プレイボーイ」では、ピエール瀧の新連載が始まった。もやしソバをテーマにした「ピエール瀧の萌え萌やしソバ探訪録」。第1回では、後楽園にある新三陽という店のもやしソバを紹介する。王貞治が通っていたという店だそうで、王さんはいつもなにを頼んでいたのかと店員さんに訊いてみると、奇しくも「もやしソバです。」という答えが返ってきた。この連載は写真は掲載せず、文章とイラストだけでもやしソバと店の様子を伝えている。

 「アサヒ芸能」のテリー伊藤の連載対談は尾藤イサオがゲスト。テリー伊藤はビートルズの武道館公演のときに尾藤イサオを観ていた。10歳から16歳までは曲芸師、それから、大橋プロダクションというナベプロの下請けみたいな事務所に所属し、「フランツ・フリーデルとファイア・ボール」というバンドに入り、前歌をやっていたという。事務所の先輩だった鹿内孝が忙しくなり、ブルー・コメッツが空いたら今度はフランツがブルー・コメッツで歌うようになって、それで「尾藤イサオとファイア・ボール」というかたちになるというわけだ。

 「SPA!」の「エッジな人々」にはチャンス大城が登場。旧知の仲だというデザイナーのMUNEがインタビュアーを務める。ハードコアチョコレートの代表を務めている人物なのか。

◇ テレビ・ラジオ・SNS

 早朝にゴミを出してから眠り、目が覚め、今朝の「あんぱん」を観る。のぶ・今田美桜がいよいよ女子師範学校の寮に入る。この回は制服姿で登場だ。家族に見送られるのぶ。桜の花びらが舞っている。祖母・浅田美代子「つろうなったら、いつでも戻ってきてええがやきねえ。」 次女の蘭子・河合優実「くら婆、大げさやき。奉公に行くわけやないき。」 笑うのぶ。弟子っ子の豪・細田佳央太も出てきて、家族の後ろからガッツポーズを送ると、のぶもそれに応える。祖父・吉田鋼太郎だけは仕事を続けていて、三女のメイコ・原菜乃華が「かま爺、のぶ姉ちゃん、もう行くで。」と言うと、祖父は「おう。」と答える。メイコ「たまるかあ。かま爺、めそめそしゆる。」 のぶ「朝田のぶ、ええ先生になれるよう、一生懸命きばってきます。行ってきます。」 制服に帽子をかぶり、風呂敷包みを抱えて歩いていく。たかし・北村匠海は物陰からそっと見送っていた。そこに自転車を押したヤムさん・阿部サダヲが通りかかる。たかしはのぶが歩いていくほうを見続けている。ヤム「片や新天地へ、片や浪人、みじめだなあ。花に嵐のたとえもあるぞ、サヨナラだけが人生だ。」 これは井伏鱒二の言葉だ。「さよなら。がんばって。」とつぶやくたかしに、ヤム「お前もな! 二度と線路で寝るなよ。」「すいません」と謝るたかし。制服姿ののぶとうさ子ちゃん・志田彩良が女子師範学校にやってくる。ふたりは校舎を見上げ、のぶ「うさ子ちゃん、緊張するねえ。」 うさ子「うち、夕べ眠れんかったわ。」 場面は教室、着物姿の担任の先生・瀧内公美があいさつする。「みなさんには、ニッポン婦人の鑑たるべき、女性教師になっていただきます。覚悟はできていますか? 返事は?」「はい」という生徒たちを「声が小さい!」と叱りつける怖い先生だ。「ここでの2年の修練を経て、あなたたちは教師となります。ニッポン国の将来を担う、子どもたちを育成するために、あなたがたの役割はとても重要です! 肝に銘じること!」「はい!」と返事をしたときに、うさ子ちゃんが机に置いてあったペンを落としてしまった。緊張が走る教室。うさ子は身をすくませるが、隣りの席ののぶがゆっくりと立ちあがり、代わりに拾ってあげた。先生に礼をして、のぶが座ろうとすると、「あなたの覚悟を言ってみなさい。」と問われる。「はい! 私は、家族みんなの支えがあって、ここにきました。それに応えるための努力は惜しまんつもりです。」「家族のために?」「はい。」 先生は笑顔の表情から、さっと目を剥いてみせる。「愚かしい! みなさんの学費は官費です。お国のために尽くす覚悟がないものは、去りなさい!」 のぶは戸惑いの表情。寮の部屋に向かいながら、うさ子「ごめんね、うちのせいで。」 のぶ「強烈やね、あの先生。」 廊下の突き当たりには、メガネの背の低い女学生が腕組みをして立っていた。のぶ「あのう、203号のお部屋はどこでしょうか?」と訊くと、無言で右手を横に差し出す。部屋に入り、二段ベッドにうさ子が腰をおろすと、のぶも隣りに座る。うさ子「うち、くるとこ間違うたかもしれん。」 のぶ「えっ?」「先輩らあもみんな怖そうやし、ここで一緒に暮らすらあて、息が詰まって死にそうや。」 そこにさっきのメガネの女学生が、がちゃっと入ってきた。ふたりはさっと立ちあがる。のぶが部屋の真ん中に置いた荷物をどけると、女学生はため息をつく。女学生が二段ベッドの上に「タキさん、もう頭痛治りました?」と声をかけると、布団をはらって起きあがる。誰もいないのかと思ったら、ベッドで寝ていたのだ。「この新入りらあのせいで、ひどくなった。」といって、ベッドから降りてくる。「大変失礼致しました。1年の朝田のぶです。」「小川うさ子です…。」 大きな声ののぶと、消え入りそうな声のうさ子。メガネの女学生「2年のコウリヤマです。こちらは、室長のシラスさん。まず、廊下は私語禁止。先輩に会うたら一礼し、道をゆずること。」 うさ子が返事をしないでいると、「返事は?」とコウリヤマ。室長「このひとはもう、退学するがやと。」 うさ子「いえ、まだしません…。」 のぶ「先輩がた、よろしゅうお願い致します。」 うさ子「よろしゅう…」 コウリヤマ「声が小さい!」 ふたり「よろしくお願い致します!」 室長「うるさい!」 コウリヤマ「医務室でお薬をいただいてきましょう。」 コオリヤマは室長を連れて出ていく。翌朝、のぶが寝ていると布団をはがされて起こされる。寝ぼけながら「まだ6時前やろ…?」と言うと、室長「あたしらあは起床1時間前には起きちゅう。」 コウリヤマ「1年生は先輩より早う起きること!」 状況に気がつき、のぶは「はい!」といって、ベッドにぶつかりながら飛びあがる。ナレーション「朝は6時起床。先輩たちのお世話をしたあと、7時朝食、8時半登校。」 教室の風景になり、ナレーション「学校での授業を終えたあとは、寮に戻り、午後6時、夕食。」 廊下を歩いていると先生が通り、端に寄って一礼をする場面がある。ナレーション「7時から9時まで、自習。」 寮の部屋で、4人並んで自習をしている。のぶが声に出しながら覚えていると、室長「うるさい。呪文を唱えない。」「すみません。」 ナレーション「9時半、就寝。ようやく一日が終わったと思いきや…」 のぶが寝ていると、コウリヤマに起こされる。「室長がご不浄に行かれるき、洗面器。早う!」 ナレーション「先輩が夜中にご不浄に行くときは、洗面器に水を入れて待つのも、1年生の務めでした。」 のぶが抱えている洗面器の水で室長が指を洗い、のぶが手ぬぐいを渡す。いっぽう、浪人生のたかしは柳井家の食卓にいた。叔母・戸田菜穂がたかしにお茶を出しながら「ちひろさんは、ゆくゆくは4年生で全科目を修了して、1年早う、高知第一高等学校を受けることになったがよ。」「ちひろから聞きました。あいつはすごいです。」「弟に先を越されるかもしれませんよ。」「はい。」「あんなに優秀なのに、病院を継ぐ気がないなんて。たかしさん、もういっぺん、医大に行くことを考えてくれん?」 叔母はどうしてもたかしを医者にしたい。ちひろ・中沢元紀が「ただいま」と帰ってくると、叔母は「真剣に考えてみて」とたかしに言って、会話は終わる。たかしは部屋でマンガを描く。柳井医院の4コママンガを、「やっぱ違うな」と言って、まるめて捨てる。ちひろが部屋にやってくる。たかし「お前はいいよ。まずは高知第一高等学校に受かって、そのつぎは帝国大学の法学部か。」「そのつもりや」というちひろに「浪人生の兄を気遣って、少しは謙遜しろよ。」 ちひろは新聞をもってきた。「兄貴、共亜事件、知っちょうか?」「ああ…、うん。」とあいまいな返事をするたかし。「どう思う?」「大変な事件だよなあ。」「知らんことは知らん言うたほうがええぞ。」「すまん。」「拘留された政界や財界のひとたち、罪状を否認しゆう。無罪になるかどうか、まだわからんけんど。」 たかしは新聞を手にとる。ちひろ「わしは、正しいことが正しゅう認められる世の中にしたいがよ。そのために、一日も早う法の道に進みたい。民の味方になりたいがよ。」「そうか…。」「兄貴は、医者になりとうないがよ?」 たかしの表情が変わる。ちひろが「違うなにかを探しゆるがよ?」と訊くと、たかしは少しの沈黙のあと、もっていた新聞を机に置き、大きな声を出す。「こんな自分がいやになるんだよ! なんで生きてるのかわからないんだよ、俺は!」「ええぞ、兄貴。どんどん吐き出せ。」「このままなにもしないで死んでいくのかと思うと、怖くて夜も眠れないんだよ。」「そんなに悩みよったがか?」「叔父さんが言ってただろ? なんのために生まれて、なにをして生きるのかって。あれがぐるんぐるんまわってるんだよ、あたまんなか。俺は…、俺は…、」「なんな、遠慮せんで吐き出せ。」「ほんとは、絵を描きたいんだ。絵を描いて、生きていきたい…。」「それが、兄貴の答えか。」「叔父さんたちには絶対言うなよ。」というと、「そんな太い声出いたら聞こえじゃあ。」という叔父・竹野内豊の声。部屋の入り口には叔父と叔母が立っていた。叔父「たかし、本気なんがか?」 たかしの顔を映し、今日は終わり。

 昼は「ビバリー昼ズ」を聴く。12時台ゲストは怒髪天の益子直純。ラジオを聴きながら、1階の掃除をする。2階に戻り、ブログの更新をようやくひとつ。それから、「あんぱん」をもう一度観ていたら、あっという間に夕方になってしまった。

 テレビ番組をあれこれと。今日の「徹子の部屋」は千原ジュニアがゲスト。7年ぶりの出演。コント出身だが、改めて、話術の巧みなひとだ。下手に会話をしようとせず、ひとりしゃべりで完結させて、徹子さんを聞き役にさせてしまう。最後はジュニアが徹子さんに質問し、終始、ジュニアがイニシアティブを握っていた。

 昨夜の「ガキの使いやあらへんで!」を観ると、この番組もようやく浜田が不在の回になった。「小手伸也丁半博打」という企画は、以前、浜田でやった企画の小手伸也版。レギュラーメンバーに加え、フットボールアワー後藤も出演。これは次週に続く。

 昨夜に放送された「NHKスペシャル」は、タモリと山中伸弥の「人体Ⅲ」第1集。MISIAと澤穂希がゲスト。これは眠気で朦朧としながら、倍速で観てしまう。

 昨夜の「べらぼう」はお休み、これまでの放送をふり返る「ありがた山スペシャル」という特番になっていた。出演者から、尾美としのり、水野美紀、中村蒼、ファン代表としてファーストサマーウイカが出演。

 TVer の配信が今月末で終わってしまう「素敵な選TAXI」を、最終回までようやく観終わった。先に小説版を読んでいたからその確認のように観てしまったが、主題歌を歌っている aiko が登場する場面は小説にはなかった。

 SNSから、令和ロマンくるまが吉本退所という驚きのニュース。令和ロマンの YouTube で語られているというのでその動画を観ると、くるまが自ら飛び出したのかと思ったら、吉本から契約解除になったということなのか。動画ではふざけながら楽しくしゃべっている。くるまが真似ている口調からすると、藤原寛との話し合いがあったのか。オンラインカジノの問題が出たときに、令和ロマンが出した謝罪動画が問題視されたということのようだが、しかし、これが吉本にとっては契約解除しなければならないほどの不利益なことなのか。さっぱりわからないな。令和ロマンにとってはたいしたデメリットがあるようには思えない。損を被るのはくるまを失う側のほう、吉本と劇場の観客たちだろう。

2025年4月27日日曜日

4月27日日/「MXグランプリ」開幕

◇ ラジオ・テレビ・掃除

 早朝から眠り、いったん目覚め、ラジオをつけてからもう少し眠りなおす。つけっぱなしだったラジオは「ONE-J」になっていた。ゲストは燃え殻。ラジオを聴きながら、ブログの更新をようやくひとつ。また1週間ぐらい空いてしまい、いっこうにタイムラグが縮まらない。SNSを開くと、ピエール瀧の投稿から大宮エリーが亡くなったことを知った。同い年の有名人が亡くなることは今まであっただろうか。

 テレビ番組をあれこれと。今朝の「桂文枝の演芸図鑑」は、三拍子の漫才と、さん喬の「刻そば」。「時そば」でなく、この表記なのか。対談のゲストは加藤登紀子。文枝も「紅の豚」に出ていたんだったか。

 今朝の「サンデージャポン」は追っかけ再生で観てしまう。大島育宙がついに初登場、乃木坂の林瑠奈も初登場のほか、カズレーザー、石田健らが出演。まずはトランプを中心とした話題から、ローマ教皇の葬儀に参列したトランプとゼレンスキーがこの場で会談を行ったことがニュースになっていた。スタジオにはさっそく湯浅卓が登場する。話題は国内の政治に移り、消費税減税案について、青山繫晴、森永康平にインタビューしている。続いて、フジテレビの株主総会、それから、中山美穂のお別れの会が扱われた。埼玉の全裸男の事件というのはSNSではちらっと目にはしていたが、詳細はまったく知らなかった。リーゼント刑事の秋山博康が現場を取材する。映像もここで初めて観たが、1時間半のあいだに20件以上の事件を犯したって。こんなやつに出会ったらどうしたらいいんだろうか。エンディングの「本日のお詫び」は大島、「まず相棒の早乙女を何とかしてやれ」だって。

 午後はラジオ。「爆笑問題の日曜サンデー」を聴く。14時台ゲストは加護亜依。ハスキーな声になりたくてタバコを吸い始めたとか、すごいことを言ってる。加護ちゃん、自身のスキャンダルにさばさばしていて面白い。面白いのは客観視できているからだ。タイムフリーで、昨日の「木梨の会」も聴く。田中あいみのMVに参加するため、武田真治が出演。

 ラジオを聴きながら掃除を始めたら、調子が出てきて、止まらずに2時間ほど没頭していた。部屋を片づけていると思いもよらないものが出てくるもので、父が海外から子どもらに宛てて送った絵ハガキが出てきた。1978年という日付が入っているから、3歳になっていたかどうかというときだが、こんなハガキは初めて見た。自分が知っている父からはまったく想像がつかないすがただ。こういったものがわりと最近の折り込みチラシや郵便物なんかと混じっている。だからおそらく、何年か前に母がこういったものを見返していて、適当なところに入れてしまっているというのがたくさんあるのだ。

 タイムフリーで、木曜の「トーキョー・エフエムロヒー」を聴く。ゲストに奇妙礼太郎が登場し、ヒコロヒーとあんまり仲よさそうに話しているので、奇妙礼太郎は独身なのか検索してしまった。夕方から少し眠り、目覚めてからブログの更新をもうひとつ。

 夜もまた、テレビ番組をあれこれと。今日の「TVタックル」には、渡辺喜美、岸博幸、山口真由らが出演。物価高騰がテーマ、給付金がバラ撒きだと言われているが、減税もバラ撒きの一種だと岸博幸が言うと、大竹まことは両方やれよと強い口調になる。政治家はなんのためにいるのかと阿川佐和子に訊かれた渡辺喜美は「利権の表出と、利権のとりまとめ。」と答える。渡辺「政治の世界で、ひとを動かす原理ってみっつなんですよ。ひとつは利権の供与、ふたつ目は脅迫、みっつ目がマインドコントロールです。だから、こういうのを、みっつ合わせ技でもってるのが財務省なんです。」というと、東国原からツッコミが入った。

 昨夜の「Nキャス」を観ると、先週の日曜、三谷幸喜が鎌倉の流鏑馬に参加していたというので、知っていたらこれは観に行きたかった。番組冒頭にはTBSのハラスメント事案の調査結果の報告があり、今朝の「サンジャポ」でもこれはきちんと伝えられていた。埼玉の全裸男の事件をここでもまた観るが、詳細を知る前はただの滑稽なニュースかのような印象だったが、とんでもなくひどい恐ろしい事件だ。そのほか、大分のフェスに出演した中森明菜の映像をここで初めて観る。

 今朝の「ボクらの時代」は、永野、小嶋陽菜、ヒャダインという顔合わせ。日本テレビの「PON!」で共演していた3人だそうだが、永野以外のふたりに興味がない。今日の「週刊さんまとマツコ」は、先週に引き続き、ライバービジネスの特集。ピスタチオ伊地知も芸能人ライバー。今日の「笑点」は、演芸にミルクボーイが登場。

 昨日の「ミュージックフェア」では、鈴木雅之、佐藤善雄、桑野信義によるシャネルズメドレーがあった。こっちのけんと、&TEAM、ME:Iとのコラボもある。昨夜の「人生最高レストラン」のゲストも鈴木雅之だった。地元ではライブをやっていて怖いもの知らずだったシャネルズだが、ヤマハ主催の East West で決勝に進んだときに、サザンオールスターズやカシオペアに出会う。なにがすごいと思ったかというと、なによりも、大学のサークル出身だから応援団がすごいんだそうで、ものすごく売れてると思わせる演出に、すごいなあと思っていたという。

 今夜の「おしゃれクリップ」は新しい学校のリーダーズがゲスト。寺尾聰ともつながりがあるとは知らなかった。寺尾聰の右腕的なギタリストが、SUZUKA の母とつながりがあるそうで、寺尾聰とは「紅白」で会ってるんだ。リーダーズがアルバムに参加した香取慎吾は、「有名人になったからつけなさい」といって、グッチのサングラスを4人にくれた。香取慎吾はライブを観てアドバイスもくれるという。純烈の酒井一圭がVTR出演し、この関係もよく知らなかった。MIZYU の中学時代の通知表が公開され、先生の言葉が紹介されたが、今はライブにもきてくれるというのは、「新しい学校のリーダーズの課外授業」にも出た、ちゃんみなと同級生だったころのあの先生だろうか。そして、それぞれの両親にも取材していて、幼いころの写真とともに読まれる親御さんたちのコメントには、リーダーズだけでなく、司会のふたりも涙する。どんなときに娘のことを考えるかという質問に、SUZUKA のお母さんが「SUZUKA の世界は考えてもわからないので考えないようにしています。」と始めに書いているのは可笑しかった。

 MXテレビで新たに創設された賞レース「MXグランプリ」が今月から始まる。異端芸人を対象とした賞レースで、4ヶ月にわたる予選があり、9月に決勝が行われる。開局30周年記念番組でもある。司会はケンドーコバヤシと TOKYO MX キャスターの田中陽南、審査員は、ハリウッドザコシショウ、くっきー、マヂカルラブリーという4人。最初は「MX-1グランプリ」と発表されていたのにタイトルが変更されたことを野田が指摘していた。事前オーディションにより選ばれた5組の異端芸人がぞろぞろと登場、くじゃくだん、安原カラス、ボンボンハウス、フロントライン、池城どんぐしという見たことも聞いたこともない5組。審査方法はまず、3分のネタを披露し、4名が100点ずつ、400点満点で採点される。さらにフリータイム審査があり、審査対象には人間性や生き様も含まれることが先に説明されていた。決勝進出者が何名かも決まっていないのだが、決勝大会進出者には、スポンサーから「のむシリカ」半年分が贈呈される。1組目、くじゃくだんはTAP所属、ダンカンが推薦人としてVTR出演する。ツッコミが板で叩きまくるコント、ボケもいちいちくだらない。審査は、ザコシ100点、くっきー25点、野田31点、村上97点、計253点。芸歴22年、じつは野田クリスタルの同期だった。2組目は安原カラス、マセキ所属、推薦人はモグライダー芝。医者のひとりコントをする。審査は、ザコシ80点、くっきー25点、野田28点、村上89点、計222点。フリータイム審査では、世の中のすべてに噛みつけるとアピールする。3組目はボンボンハウス、松竹所属、推薦人なし。母と子の漫才なのだが、息子は35歳、芸歴15年。ネタは母が書いている。審査は、ザコシ90点、くっきー98点、野田8点、村上76点、計272点。4組目はフロントライン、広島吉本所属、推薦人はザ・パンチ。審査は、ザコシ70点、くっきー30点、野田22点、村上95点、計217点。ボケの石原はトラックの運転手、現在もデコトラを所有している。最後は池城どんぐし、松竹所属、このひとも推薦人なし。「いけあず」という女の子を演じる男のコント。審査は、ザコシ99点、くっきー100点、野田94点、村上72点、計365点。普段は行政書士の事務所で車庫証明をしている。フリータイム審査では、広瀬すずの困りかたのものまね、それから、いけあずのほかにも「夢来鳥むにゃ」というペルソナをもっているというので、着替えてむにゃちゃんになるのかと思いきや、代わりに「小田山がぎぐげご」がきてしまう展開に爆笑。結果発表、優勝は池城どんぐし、次点はボンボンハウスに決まった。

2025年4月26日土曜日

4月26日土/はま寿司はあとにする

◇ チケット・テレビ・ラジオ

 早朝、ゴミを出してから眠る。朝9時半過ぎには起きあがり、ラジオをつける。「ナイツのちゃきちゃき大放送」の「常連さん」のコーナーは丸山ゴンザレスの担当。10時になり、吉笑の真打昇進披露興行のチケット購入に挑戦するが、案の定、ぜんぜんアクセスできず、パソコンとスマホ、両方から挑戦するが、たまにつながるとどんどん売り切れていく。第一候補の回、第二候補の回が売り切れ。座・高円寺に電話もかけようとするが、これもつながらない。最終的には30分ぐらいがんばってからようやくスマホから画面に進めて、第三候補の回を買うことができた。まだ売り切れない回もいくつかあるが、積極的に観たい顔ぶれでもなく、まあ、1日だけ観ればいいか。

 テレビ番組をあれこれと。今朝の「週刊フジテレビ批評」と、今週の「あんぱん」のダイジェスト。昨夜の「太田上田」は「しゃべくり007」の広瀬すずの回に登場した捕鯨船の河野さんのこと、太田がエレベーターで出会った安田顕のことを話していた。見学にきていたダンシング谷村も登場。NHKプラスで、先週土曜放送の「ザ・グレイテスト・ヒッツ」という番組を初めて観た。司会はニューヨーク、NHKの過去の音楽番組の映像を流す15分番組、この回では、矢井田瞳、UA、相川七瀬の映像を流した。

 鼻水がひどく、睡眠不足だと如実に体調に影響が出る。正午過ぎから眠り始めたら、目が覚めたときには夕方になってしまった。こんなに眠ってしまうつもりはなかった。タイムフリーで、今日の「田村淳のNewsCLUB」を聴く。ニュース解説は堀潤。そのあとのゲストコーナーには「歩く マジで人生が変わる習慣」という本の著者、池田光史が登場。経済ジャーナリストで、元NewsPicks編集長。

◇ 読書・はま寿司

 夜に近くなってから外出する。Tシャツにパーカーで出てきてしまったが、少し寒い。歩きながらタイムフリーで、火曜の「伊集院光のタネ」を聴いた。パートナーは前島花音、ゲストに VTuber の犬山たまきを迎え、「なかった頃には戻れない」というタネ。

 はま寿司のクーポン券を使いたく、eモールのはま寿司までやってきたが、順番を待つ客で入り口がごった返していた。土曜のこの時間じゃそりゃそうか。このあとに行くつもりだったマクドナルドに先に行くことにする。マクドナルドのほうはまだ空いていた。ホットコーヒーとアップルパイを食べ、読書をする。

 マクドナルドで、桑田佳祐「平成NG日記」を読み終えた。1992年刊、講談社文庫。親本は1990年刊。初出は「ホットドッグプレス」の連載。何度か売ったことはある本だったが、ろくに開いたことはなく、てっきり、「稲村ジェーン」の撮影中の日記が書かれている本かと思っていた。読んでみると、日記の部分はメモ程度。あとは桑田佳祐のインタビューで占められている。佐伯明というインタビュアーのことはまったく知らないが、「稲村ジェーン」の撮影時期に行われたインタビューではあるが、話題は映画にかぎらず、音楽の話はもちろん、放談的に語られている。巻末には村上龍との対談を収録。そういえば、村上龍も映画を撮っていたんだった。

 帰りにはま寿司に寄り、あさりと菜の花の春うどん、いか天握り、豚塩カルビ、あぶらがれい、とろびんちょうを食べて帰ってきた。クーポン券を使い、715円。

◇ テレビ

 夜遅くに帰宅し、夜もまた、テレビ番組をあれこれと。今夜放送の「ブラタモリ」は「伊勢神宮への旅」4週目。この旅は次週も続くのか。ちょっと長いな。今朝に放送されていた「タモリ×山中伸弥の人体Ⅲ」直前スペシャルは、2017年からやっている番組の最終章ということだが、今までは録画したまま、一度も観ていなかった。

 今日の「ネタパレ」は、なすなかにしがラーメン屋をめぐるロケ企画。今夜の「さんまのお笑い向上委員会」にはスリムクラブが8年ぶりに出演。チャンス大城は「R-1」の2本目用のネタを披露する。「ゲスト向上芸人」はさや香。「すっかりにちようチャップリン」は「元気が取り柄なモンスター芸人SP」後半戦。トム・ブラウン、スタミナパン、アキラ100%、怪奇!YesどんぐりRPG、ザ・パンチが出演。「ゴッドタン」は恒例企画の「みなみかわの相談相手オーディション」。リンダカラー∞、コロコロチキチキペッパーズが出演。

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2025年4月25日金曜日

4月25日金/浅野忠信と山田五郎

◇ テレビ・ラジオ・雑誌

 早朝から眠り、10時前に起きあがる。吉笑の真打昇進披露興行のチケットを買わねばと待ちかまえたが、直前になって気がついた、発売は明日だ。これを気にしていたから眠りも浅く、だったら、もう少し眠っていればよかった。せっかく発売日を忘れずにいられたと思ったのに、明日もきちんと覚えていられるか不安だ。

 NHKプラスで、今朝の「あんぱん」を観る。次女の蘭子・河合優実が急ぎ足で帰ってくる。クールな蘭子が走ってくるのがいい。「お姉ちゃん、合格したがやって!? おめでとう!」 家族が集まっているなかに、ヤムさん・阿部サダヲも混じっている。のぶ・今田美桜「ありがとう、蘭子。」 母・江口のりこ「ほんまにようがんばったねえ。お母ちゃん、泣きそうやけえ。」 笑う家族。三女のメイコ・原菜乃華はみんなにパンを配る。祖父・吉田鋼太郎「わしは、受かると信じちょったぞ。」 祖母・浅田美代子「ウソばっかり言うて。ねえ、豪ちゃん。」 のぶ「みんな、ありがとう。うち、こんなお祝いしてもろて、ええがやろが。蘭子も働きゆうのに、うちだけずっと勉強させてもろて。」 蘭子「なに言うがあ。学費も免除やし、寮に入ってくれたら3人で寝ゆう部屋もメイコとふたりで広うなる。いいことづくめやんか。お姉ちゃんが夢を叶えてくれることが、うちの夢や。」 のぶ「ありがとう。」 柳井家では重い空気が流れていた。家族5人が食卓を囲んでいる。たかし・北村匠海「叔父さん、叔母さん、母さん、すみませんでした…。」 叔父・竹野内豊「なにを謝る必要があるがな。結果はともかく、たかしはせいいっぱいようやった。」 女中さん・瞳水ひまりが玄関から入ってくる。「のぶさんらが、あんぱんを届けてくださいました。」 のぶ、ヤムさんも入ってくる。のぶ「あの…、うちの家族は、嬉しいときも、しんどいときも、あんぱん食べるがです。さしでがましいかもしれませんけんど。」といって、紙袋に入ったあんぱんを食卓に置き、「元気出して。」と、たかしに声をかける。たかし「ありがとう。」 のぶが「では、わたしらはこれで…。」といって、帰ろうとすると、母・松嶋菜々子「のぶさんは合格したんですってね。だからそんなふうに明るく言えるのよ。」 のぶは立ち止まる。母「あなた、たかしに勉強を教わりにきてたのよねえ。そのあなたは受かって、たかしは落ちたの! たかしはあなたのせいで勉強ができなかったんじゃないかしら?」 黙って聞いていたちひろ・中沢元紀がくちを開く。「のぶさんに八つ当たりするなんて最低や…」「今、なんて…?」と、母はちひろをにらむ。ちひろ「兄貴が高知高校行こうと、誰のためにがんばっちょったと思うちゅうがな。あんたのためやろ! 母親やったら、どういて理解しちゃろうとせんがな! 兄貴、もうこのひとの言いなりになるがはやめちょげや。」といって、ちひろは部屋を出ていく。ヤム「あのう、お取込み中、すみません。あんぱん10個で、しめて40銭になります。」 のぶが「おおっ、お金はいりません!」といって、ヤムさんをあわててさえぎる。「うちも商売なんで。」「お金はいりません! お邪魔しました。」 のぶはヤムさんを引っぱって帰っていく。場面が替わり、たかしの母がトランクケースをもって歩いていく。たかしが追いかけてきて、「母さん!」と大きな声を出して呼び止める。「行っちゃうの? 僕のせいだよね?」というたかし。「叔父さんに頼んだんだ。1年浪人させてくれって。叔父さん、承諾してくれた。」「そう。」「つぎこそ、高知第一高等学校に受かってみせるから。」「1年なんて、待てないわ。」という母。「もういいわ、好きにしなさい。私の言いなりになるなって、ちひろにも言われたでしょ?」 たかしは黙っている。「ふたりとも、このおなかを痛めて産んだ子なのにね。」 母は「じゃあね、たかし。」といって、また歩いていく。「駅まで送るよ!」というたかしに、「いいの、ここで。」という母。「ごきげんよう。さようなら。」 たかしが川原にたたずんでいると、釣りにやってきたヤムさんがたかしを見つけ、「よっ」と声をかける。「びっくりした…。」というくらいにたかしは周囲に意識がない。「ヤムさん、僕ってなんのために生きてるんだろう。受験で取り寄せた戸籍を見て、思った。僕って、ひとりぼっちなんだなあって。」 ヤムは釣りを始めながら「ひとりぼっちも気楽でいいじゃねえか。」 たかし「叔父さんが言ってた。なんのために生まれて、なにをして生きるのか。」「今日は釣れる気がしねえな。」というヤムさん。「どうせ一回こっきりの人生だよ。自分のために生きろ。」 朝田家では、のぶが朝田パンの店番をしながら元気がない。母「なんか元気ないねえ。」 のぶ「たかしは落ちるわけないって、勝手に思い込んじょった。なんちゃあ、いえん気持ちや。」 そこに友だちのうさ子ちゃん・志田彩良がやってくる。うさ子ちゃんはのぶを店の外に呼び、話をする。「うさ子ちゃん、まさか、お嫁に行くの?」「違う違う」といううさ子、じつはのぶに感化され、のぶには黙って、女子師範学校を受験していたのだ。のぶ「たまるかあ!」 うさ子「ほんでね、合格した。」「たまるかあ!」と手を取り合って大喜びするふたりだが、通行人の邪魔になって謝る。ナレーション「このときまだ、のぶたちは知りませんでした。女子師範学校の寮生活がどんなにきびしいものか。」 怖い雰囲気で廊下を歩く先生・瀧内公美の影。夕方、のぶとヤムさんが外で片づけをしていると、朝田家にちひろが訪ねてくる。「ちひろくん、どういたが?」「こんな時間にすみません。兄貴がまだ帰ってこんがです。」「へっ!?」と驚きの顔をするのぶ。「あれからずっと、ふさぎこんじょって、心配で。あっ、ヤムさんも、兄貴の行きそうなところ知りませんか?」「昼間、川原で会ったぞ。」 のぶとヤムさんは大声でたかしの名を呼びながら走りまわる。叔父が自転車で帰ってきて、そこに遭遇する。「裏のおばあがなっかなか帰してくれんで遅うなった。のぶちゃんも一緒にどういた?」 ちひろ「兄貴が行方不明ながやき。」「ええっ!?」と驚く叔父。家では叔母・戸田菜穂が心配して待っている。柱時計は深夜0時を指していた。のぶ、ちひろ、ヤムさんは駅にやってきた。ヤム「汽車でどっか行っちまったのかな?」 叔父もそこに駆け込んでくる。「おお、みんなそろうちょったか。」 叔父は顔に汗をかいている。「御免与町はひととおり探したがやけんど。」 ヤムさんがなにかを思い出したように急に立ちあがる。「あそこかもしれない。」 みんなで駆けつけたのは線路だった。たかしは線路を枕にして寝ていた。のぶ「おった…。たかし…、たかし…。」と、たかしの名を呼びながら駆け寄るのぶ。しゃがみこんだのぶは「たかしのドアホ!」と叫ぶ。たかしは目を開き、のぶに気がつき、起きあがる。「なに…? のぶちゃん…。」 のぶは泣きながら「こんなところでなにしよがかえ。死にたいがかえ!」 たかし「みなさん…、心配かけて…。」「ほんまや…。どれば…、どれば心配したと思いちゅるかね…!」「違うんだ、のぶちゃん。」「なにに違うのん…!」「僕は…、母さんひとりも笑顔にできんかった。」 のぶは泣き顔になり、たかしの顔を見る。「僕はなんのために生きてるんだろう。そんなことを考えてたら…。」 ヤムさんがたかしの言葉をさえぎり、「バァカ。ここで寝てたのか?」 たかし「はい。」「無事でよかった…。」と泣き声ののぶ。「うちは…、うちは死ぬば心配してたがやき…。」 夜が明けて、周囲が明るくなる。叔父「泣いても笑おうても、日はまた昇る。」 叔父はたかしに向き、言葉をかける。「たかし、絶望の隣りはにゃあ、希望じゃ。」 線路の上にいる5人のすがたを映し、今週は終わり。

 昼はラジオ。「伊集院光のちょいタネ」からオンタイムで聴く。続けて、「ビバリー昼ズ」の12時台ゲストは名取裕子。名取裕子のファンだという磯山さやかだけでなく、松村も「金八」のものまねを連発。午後は文化放送に切り替え、「大竹まこと ゴールデンラジオ!」のオープニングを聴いた。「中川家 ザ・ラジオショー」のオープニングはタイムフリーで聴いた。もし、中川家のドラマを作るとしたら、両親は誰が演じるかという話をしていた。

 楽天マガジンのチェック。「WiLL」に上祐史浩のインタビューが載っているのだが、その前に編集部による文章があり、前号の記事が国会で問題視されたということが書いてある。「特別研究 日本保守党の素顔」という記事なのだが、「オウム真理教の再来であり、社会の敵」ということが書かれていたようで、それを日本保守党の議員が問題にし、SNSでも話題になっていたようだ。その記事も読んでいないし、ぜんぜん知らなかった。今号の記事を読むと、オウムと日本保守党の類似点として、「異議を認めない」「最初は面白がってメディアが報じた」「陰謀論」「閉鎖性」「国粋主義的一面とポピュリズム的政策」「代表のカリスマ性」「目的が手段を肯定」があげられている。そのあとの上祐のインタビューでは、「ほとんど知られていない事実ですが、麻原には国粋主義的側面がありました。一九九五年に出した『日出づる国、災い近し』(オウム出版)の中で、麻原は国粋主義者の一面があると明言しています。」 ここから続く、宗教政党はなぜ右派的政策と結びつきやすいのかという上祐の分析が面白い。「現在、世界的に陰謀論などを背景として、「カルト性」を帯びた政治家が増えているように思われます。その心理的な特徴は、自分は常に正しく、他者は間違っているという極端な思考にあります。(略)「聖なる自分」と「邪なる他者」という構図が形成されると、違法な手段でさえも肯定されてしまいます。これは宗教でいえば「聖域」の構図と同じです。私はこれを「カルト的世界観」や「カルトマインド」と呼んでいます。(略)カルトは宗教的なものに限りません。「政治カルト」「経済カルト」「国家カルト(ナショナルカルト)」といった分類も可能です。(略)当時、アメリカ政府は、日本を「宗教カルト国家」と認定していたとされます。こうした政治カルトや陰謀論が国家に広がれば、国際対立が激化し、世界情勢はさらに不安定になります。今現在の日本においては、こうした傾向は比較的抑えられているように思います。日本は戦争の敗北という深い傷と、過去の過ちに対する反省があるため、極端な思想には比較的染まりにくいのです。さらに、お前が言うなという話になりますが、オウム真理教や統一教会といった宗教団体による事件を経験したことも、カルトに対する社会的免疫となっていると思います。」

 「男の隠れ家」はやなせたかし特集。全ページ、スクショを撮っておくが、しかし、「あんぱん」のドラマの画像は楽天マガジンではカットされている。ほかの週刊誌なんかでは、ドラマの画像も普通に配信されているのにな。今田美桜のインタビュー、そして、里中満智子のインタビューが載っている。日本漫画家協会の会議のときにやなせたかしがうなだれていて、妻に癌が見つかったという。癌を治療していた里中満智子は実体験をもとにアドバイスをし、そこから親交が深くなっていったようだ。暢さんが亡くなったあと、やなせの喜寿のパーティーの際に、里中満智子に花嫁役を頼み、架空結婚式を行ったこともあった。その後、やなせは舞台演出に目覚め、主催するパーティーは本格的なミュージカル仕立てになっていったという。

 午後、NHKプラスで「あんぱん」もう一度観るが、二度観てもまた感動してしまう。ほぼ毎日、この深さで観ている。今週は歩きすぎたせいか、腰が痛くてしかたがなく、夕方、ラジオを聴きながら少し眠る。しゃきっとせず、夜になってから、ラジオを聴きながら掃除をする。今日放送、友近の「シン・ラジオ」は川西賢志郎がゲスト。けっこう真剣な芸論を話していた。

 夜もまた、テレビ番組をあれこれと。今日の「徹子の部屋」はGLAYのTERUがゲスト。放送されたばかりの「タモリステーション」は新幹線の特集。木村佳乃はこの番組はレギュラーなんだろうか。新幹線同士がすれ違うのが好きだと木村佳乃が言うと、タモリが「あれはね、僕と亡くなられた小松政夫さんと一緒に「新幹線のすれ違い」とう芸があるんですよ。」といって、少し実演してみせた。

 先週と今週の「スイッチインタビュー」は、浅野忠信と山田五郎の対談。山田五郎は浅野の指名だそうで、浅野忠信は絵を描きながら山田五郎の YouTube を観ている。初対面のふたり、浅野は山田五郎の事務所を訪ねる。浅野は山田の話術にも注目していて、なにかの役で真似したいと思っているという。浅野の絵が並べられたのを観た山田は「ぱっと見上手いですよね。」「描き慣れてるひとの絵だなって。」「言葉悪いけど、どれもそれなりにいいじゃん。」「欲しいっていうひといる絵じゃん、これみんな。そこがすごいなあと思って。」 山田五郎のプロフィール紹介で「実家はカトリック」というナレーションがあったが、配信では「「実家がカトリック」という情報は誤りでした」というテロップが大きくつけられていた。山田は絵自体は子どものころから観ていたが、「自分で好きになった最初って、たぶん横尾忠則さんなんですよ。」 といって、横尾忠則が表紙をデザインしていた黄金期の「少年マガジン」の話をする。エッシャーを日本で紹介したのは「少年マガジン」がいちばん早かったそうだ。その話を受け、浅野忠信は父が横尾忠則のファンで、「忠信」という名前はじつは「忠則」からとられていることを明かした。ウィリアム・ターナーが好きだった浅野は、「どうやって行き着いてんだろう?」「なんでこういうことになったんだろう?」と思いながら描いているんだそうで、その話を聞いた山田は「論理的に絵を描いてるんですね。」といって、浅野がたくさん描いている白黒の絵は「なんかやってるひとが多い」と指摘し、ゴッホが描く穴を掘るひとを思い出したというと、浅野はまさに「DIGMAN」というマンガを描いていた。アメリカでアニメを作ろうとしていたが、同名のアニメを先に作られてしまい、お蔵入りしたという。山田は「線の絵はもっと進化すると思ってるんですよ。」「ほんとに僭越ながら、まだ線多い気がするんですよ。もうちょっと洗練できると思ってる。」「線を多くするのは迷いだよ。迷いが線を増やすよ。」 高校中退でまったく勉強してこなかった浅野は、山田五郎が学校の先生だったらよかったということを言うと、山田は先生はコンプライアンスがあるから大変だという。どの学問も細分化・専門化されすぎていて、研究者が言えないことが多いが、山田は乱暴なことも言えるから、そこが学者でも先生でもない自分の役割だと思っているということだ。

 そして、今日放送された後編では、山田が浅野に演技について訊く。ゴールデングローブ賞の受賞スピーチのことだが、バンドをやってるからMCに慣れていたというのが大きかったようだ。修行期間として、つまらない脚本ほど率先して引き受けるようにしていたという話も面白い。父親がマネージメントをしなくなってからは仕事のやりかたを変え、もう嫌われてもいいから、本当に感じる役しかやりたくないと思ったという。それまでの修行期間で充分に挑んできたから、賞をもらったときに、神様からもういい加減やめろと言われた気がしたという。山田に、本当にやりたい役とは具体的なイメージはあるのかと訊かれると、浅野は「50歳のなんでもないひとりの男ですね。」と答える。「世の中の事件にからめてない話がいいです。なんかどうしてもやっぱり社会的なテーマだったりとか、なんか、弱者を描くようなことがありがちだと思いますけど、そういうものではなく、なんでもない普通の話がいいですね。」 絵やバンドをなぜ続けられるのかという山田の疑問に、浅野は若いときに「役者なんかやることないじゃん」と思ったという。俳優の練習ってなんだろうと思ったときに、浅野は生活以外ないだろうと考えた。「じゃあ、バンドちゃんとやっとかなきゃとか、絵ぇ描かなきゃってなって、そうすると、なにかをやってるひとになるじゃないですか、僕も。役者ではなくて。そうすると、役がきたときに、あっ、あんときのこれに当てはめられるとか、絵ぇ描いてるときの自分のあれと同じだとかって当てはめられやすくなって、それからはだからもうほんとに、なんかやってなきゃって思いました。俳優のために。」

 今夜の「A-Studio+」は多部未華子がゲスト。めんどくさがりな多部未華子が面白い。近所に住む二宮和也に鶴瓶が取材し、多部未華子が言うには、ニノの家のテレビは映っている人間の色がおかしいそうで、さんまの家のテレビと同じだな。鶴瓶は松尾スズキにも取材。松尾スズキとの出会いは2010年、野田秀樹の「農業少女」を、松尾が演出、多部未華子のほか、山崎一、吹越満、江本純子が出演していた。藤ヶ谷太輔は、ヘアメイク、スタイリストに取材する。多部未華子は自分にセンスがないと思っていて、まわりにプロがいてくれるのだったらなんでもいいよと任せてしまう。

 昨夜に放送された「NHK MUSIC SPECIAL」はAdoの特集。浜辺美波との対談があり、浜辺美波が「Adoのオールナイトニッポン」に出演したのがきっかけで仲よくなったそうで、「どんちゃん」「かっちゃん」と呼び合う仲。Adoが「どんちゃん」というのが先に決まり、それに対応するように、「太鼓の達人」のキャラクターから「かっちゃん」になった。1曲目は「うっせぇわ」、2曲目は「紅白」初出演時の東本願寺で歌った「唱」をまるまる放送。「唱」の作曲者のひとり、TeddyLoid のインタビューもあった。そのあとには海外のファンたちとオンラインでトークをするコーナーがあり、ファンたちの話を聴いているうちに、ファンたちに励まされていることを実感し、Adoは涙声になってしまう。

 深夜になっても眠気が飛んでしまい、Netflix で、配信が始まったばかりの「新幹線大爆破」のリメイクを観ようとするが、観始めたらかなり眠くなってしまった。人間ドラマの部分が安っぽく、まるで惹きつけられない映画だ。

2025年4月24日木曜日

4月24日木/「あぶない刑事」は横浜で

◇ ラジオ・テレビ

 朝、目が覚めると、つけっぱなしだったラジオから、ヤーレンズの「#ふらっと」が流れている。ゲストの渡辺正行が電話出演していたのだが、本当はスタジオ出演だったのに時間を勘違いしていたようだ。朝9時を夜9時と間違え、この時間は千葉にゴルフに行っていた。一緒にいた東貴博も電話に出る。

 NHKプラスで、今朝の「あんぱん」を観る。のぶ・今田美桜はたかし・北村匠海に受験票を届け、自分は遅刻寸前で受験会場にたどりつく。女子師範学校の受験科目は、数学、国語、歴史、地理、理科。音楽の試験では歌を歌い、当時の声楽の歌いかたをやっている。いちばんの難関は裁縫の試験。体操もあり、最後には面接もあった。面接官は男性と女性のふたり、女性のほうは瀧内公美だ。場面は朝田家に替わり。母と妹たちは料理仕事をしながら、のぶの帰りを待っている。三女のメイコ・原菜乃華「お姉ちゃん、遅いねえ。試験できたろうか?」 母・江口のりこ「できてもできてのうても、明るう迎えちゃろ。」 祖父・吉田鋼太郎と豪・細田佳央太も仕事をしている。その横をのぶがとぼとぼと帰ってきた。母と妹たちがそろそろと近寄り、声をかける。次女の蘭子・河合優実「お姉ちゃん、お帰り。」 メイコ「お帰りなさい。」 母「ご苦労さんやったねえ。」 笑顔で迎える3人に、のぶ「ただいま。3人とも、なんかええことでもあったが?」 そこにたかしがお礼を言いにやってきた。「今朝はありがとう、助かったよ。のぶちゃんは、試験、遅刻しなかった?」「大丈夫、なんとか受けれた。たかしは試験どうやった?」「おかげでがんばれたよ。苦手な数学もなんとかなった。」「たかしだけでも受かってくれたら、それが救いや。うちはきっとだめや。面接でも、えらい失敗してしもた。」 緊張感がある面接の風景が思い返される。志望動機を訊かれ、つぎに長所を訊かれたのぶは「はい、わたしの唯一の取り得は、足が早いということです。」 女性の面接官「足が早い? では、なぜ今朝は遅刻しそうに?」「ちょっと寄り道を…。」「寄り道? 遊び半分で試験受けにきたんですか?」 男性の面接官に家族は進学に賛成なのかと訊かれると、のぶは父が早く亡くなり、働く家族の事情を語るが、「それで?」と詰められる。「家族みんなに苦労をかけて、ひとりだけ進学させてもらう資格が、こんなわたしにあるがかないがか、正直…」 女性の面接官は「ここは悩みを相談するところではありません。」と強い口調。のぶ「申し訳ありません。」 朝田家の玄関にたかしとのぶが並んで座っている。たかし「まだ、わからないよ。のぶちゃん、あんなに勉強がんばったんだしさ、合格発表まで希望を捨てずにいようよ。」 のぶ「そやね。ありがとう、たかし。」 母がふたりにあんぱんをもってくる。母「ふたりとも、受かるとええねえ。」 たかし「おばさん、ヤムさんは?」 母「配達に行ったけんど。」 たかし「合格あんぱん、ありがとうございますって、お伝えください。」 柳井家では、食卓にはさっそく豪勢な料理が並ぶ。たかし「お赤飯?」 女中・瞳水ひまり「はい、奥さまと登美子さまが合格の前祝いということで。」 母・松嶋菜々子と叔母・戸田菜穂が料理を運んでくる。叔父・竹野内豊「赤飯は気が早すぎるやろ、まだ受かったわけやないのに。なあ、たかし。試験は水ものや。受かっても浮かれたらそれまでや。もし落ちちょっても、それで人生が決まるわけやない。」 叔母「あなた、縁起でもないことを。」 母「たかしのこと、これからもご指導お願い致します。たかしは将来きっと、ひろし先生や千代子さんに、ご恩返ししますから。」 叔父「ほいたら、いただきます。」 たかしは自分の部屋に戻ってくると、くたびれた様子で体育座りをする。「入るぞ」といって、叔父が入ってくる。「たかし、今、いちばんなにがしたい?」 叔父はあぐらをかいて座る。「今日でひと区切りや。今すぐ、なんかしたいことあるやろ? 今日ぐらい、そのしたいことをすればええ。」 たかしは「マンガ…」と答える。「ん?」と訊き返す叔父。「マンガです。」「やっぱりマンガか。」「あればああったマンガ、どこいった?」と訊かれ、たかしは押し入れの衣装ケースのなかにしまってあったマンガを出す。フタを開くと、いちばん上には「のらくろ」の本と、たかしが入選したマンガがある。「ここです。」といって、それらを見るたかし。「叔父さんも、小学生じゃあるまいしって、あきれますか?」 叔父「まあ、今日ぐらい、好きにしたらええ。」といって、たかしのあたまをなでて部屋を出ていく。たかしは嬉しそうな顔になり、机に向かってマンガを描き始める。1コマ目、受験会場にいるたかし、女学生に「キャー」「ステキー」と言われている。2コマ目、走ってきたのぶがなにかを投げる。3コマ目、たかしが受け取ったのは合格あんぱん。4コマ目、パンを食べるたかしと顔を見合わせるのぶ、「合格ハコノパンノオカゲダネ」「イイナア」という声。それを後ろから母が覗き込んでいた。「マンガ描いてたの?」「はい。」「いいんじゃない、今日ぐらいは。高知第一高等学校に入ったら、また大変な日々が始まるんですもの。つぎは医学部受験に向けてがんばらなきゃ!」「お母さん、僕は、医者には…」と言いかけると、母が「なれますとも。たかしはいつも最初は自信がないけど、やればできるのよ。今日も試験できたんでしょ?」「うん。」とうなずくたかし。母「たかしがみんなに尊敬されるお医者さんになったら、亡くなった父さんも喜ぶわ。母さんも嬉しい。」「うん。」 いよいよ合格発表の朝、朝田家では家族が朝食を食べている。のぶは食べ終わると、祖父に「お爺ちゃん、女子師範学校だめやったら、すぱっとあきらめて、家の手伝いを一生懸命します。」 今度はヤムさん・阿部サダヲのほうを向き、「ヤムおんちゃん、そのときは、うちを弟子にしてください。」というと、ヤムは「断る」と即答。のぶ「え?」 ヤム「お前、不器用だからな。」 祖父「おんしゃあ、うちのかわいい孫になに言うがせよ。のぶ、それより、花嫁修行じゃろ。」 祖母・浅田美代子「急がんと、お嫁に行きそびれるきねえ。」 蘭子「みんなあ、もう落ちたようなくちぶりやんか。」 メイコ「まだ落ちたと決まったわけやないのに。」 豪「のぶさんが落ちるわけないですき。」 のぶ「ああ、3回も! その言葉言わんといて…。」 のぶは立ち上がり、父の帽子に敬礼をする。汽車に乗り、合格発表に向かう。掲示板を不安そうに見に行くのぶ。いっぽう、たかしも合格発表を見に行っていた。のぶは笑顔になって走っていく。ちひろが駅までたかしを迎えにくると、待合室にはのぶが座っていた。ちひろ「あっ、のぶさん。のぶさんも今日、発表やないですか。」 笑顔ののぶは立ち上がり、「おかげさまで、合格した。」 ちひろも表情が明るくなり、「おめでとうございます!」「ありがとう。まだ信じられんけん。うちが受かったがやけん、たかしも必ず受かっちゅう思うて、待ちよったがやけん。」 そこに改札から、とぼとぼとたかしが出てくる。ちひろ「あっ、兄貴。」 のぶ「たかし」 たかし「のぶちゃん…。」 少しの間のあと、「だめだったよ。」 のぶの表情を映す。たかし「走って受験票もってきてくれたのに。ごめん…。」 たかしを見るのぶの表情で今日は終わり。

 昼はラジオ。「伊集院光のちょいタネ」からオンタイムで聴き、続けて、「ビバリー昼ズ」を聴く。ナイツとミチコさんでカンコンキンの話をしていた。

 ラジオを聴きながら、楽天マガジンのチェック。今週は忙しく、なかなか雑誌が読めずにいた。「週刊文春」の「原色美女図鑑」は今田美桜。「あんぱん」の特集もあり、これは買っておこうか。ちょっと驚いたのは、中野翠の特別インタビューがあり、シネマチャートをついに退任するようだ。「週刊新潮」には生誕100年の三島由紀夫特集があった。五木寛之の連載エッセイはタブレット純のラジオに出演したこと、坂上忍の連載コラムは「オールスター感謝祭」の江頭の騒動について書いている。ゴールデンウィークの読書特集があり、中江有里が5冊選んだなかにプチ鹿島「半信半疑のリテラシー」を入れている。「女性セブン」には中居正広が水面下で反撃の準備を進めているという記事があり、古市憲寿が指摘した空白の3日間というのがあるようだが、志らく師匠も自身のポッドキャストで態度を一変させたって。山田美保子の連載コラムは「あんぱん」について書いている。「サンデー毎日」の読書日記は近田春夫の担当、古市憲寿に嫌味を書きながら、プチ鹿島「お笑い公文書2025」を紹介している。

 「週刊大衆」の井筒監督の連載コラムでは映画製作現場の働き方改革に異議を唱えているのだが、それはともかく、「岸和田少年愚連隊」撮影時のナインティナインがヘリコプターでつぎの現場に飛んでいったとか、山城新伍が「ナイナイと共演したいから待っといて!」といって、徹夜で高速を飛ばして間に合わせてくれたなどのエピソードが面白い。そのほか、「たけし・さんま・タモリ 知られざる師弟の絆 壮絶秘話」という記事があり、てれびのスキマさん、西条昇が取材に応えているほか、ラッシャー板前、ジミー大西のインタビューがあり、吉田豪も短いコラムを寄稿している。

 テレビ番組をあれこれと。昨夜の「ひっかかりニーチェ」は、先週に引き続き、ニューヨーク屋敷がゲスト。「私も人見知り」という発言にひっかかるという投稿があり、じつは、永野も屋敷も三谷アナも人見知りだという。三谷アナが、逆にカメラの前のほうがオフの自然体だというと、永野と屋敷は共感する。屋敷が、こういう人見知りのやつのほうがものごとを深く見えているかのような風潮もだめだといって、「カリスマみたいになるのがいちばんだめだ」というと、永野「でも、それ、今、学んだというか、俺、カリスマだと思ってました。(笑)」 屋敷は仕事で一緒になるアイドルと話すと、憂いを見せないという。「芸人だけなんですよ、憂いで金稼ごうとしてんの。だから、逆に、アイドルのほうがもう芸人とか、今、俺のなかで…。」 永野「たしかに! 芸のひとだよね。」 

 火曜に放送された「キョコロヒー」は「自作自演トレーニング」という企画。活動休止後に芸能界にどうカムバックするか、理想の復帰をシミュレーションする。トーク番組出演や、それから、芸能レポーターの駒井千佳子の取材に対応する練習も。ゲストはハナコ岡部。

 月曜の「しゃべくり007」のゲストには、本が15万部売れているせいやが登場した。小学生のころは「お笑いクラブ」に所属、その顧問の先生との出会いが大きかったのだ。小学生のころに漫才で出演したテレビ番組の映像が流される。中学時代は大人気だったのが、高校生活でつまずいた。いじめられ、ハゲもできていたどん底だったせいやを、団地の友だちたちが救ってくれた。その友人たちがスタジオに登場する。せいやのその状況は1年生のときの文化祭で挽回される。いじめグループに台本を書く役目を押しつけられたのがきっかけで、せいやが台本を書いた劇で優勝した。3年生のときの文化祭の映像が流されたが、このときにはもう人気者で、今のせいやそのものだ。

 日曜の「おしゃれクリップ」のゲストもせいやで、ここで本の話を詳しくしていた。「しゃべくり007」で語っていた文化祭で挽回した話がこの本に書かれているのだ。小学生時代のテレビ出演の映像がこちらでも流された。付き合いの長いインディアンス、家族の様子を知るイワクラがVTR出演する。この番組では、せいやが家族の話をしているのが珍しい。最後には妻からの手紙も読まれた。

◇ 関内・雑誌・映画

 午後から外出。横浜に出て、まず、昼食。ムービルの松屋に入り、ニンニク野菜牛めしを食べた。890円。食券を買おうとしていると、後ろにつぎの客に立たれて、急かされるように食券を買ってしまった。ビブレのブックオフに寄ると、なんと、「ルーキー新一のイヤーンイヤーン人生」を390円で発見する。そのほか、220円文庫本を2冊、単行本を1冊買う。下の階のタワーレコードにも寄り、「bounce」をもらっていく。

 横浜から関内に移動。有隣堂に寄り、「週刊文春」を買っていく。イセザキモールのブックオフにも寄り、110円の文庫本、390円の単行本を1冊ずつ買う。黄金町方面に進み、マクドナルドに入り、ひと休み。アイスコーヒーとアップルパイを食べる。2階の席に、大声でずっと電話をしている関西弁のハゲオヤジがいて、うるさくてたまらなかった。

 マクドナルドで、「週刊文春」をざっと読む。今号はゴールデンウィーク特大号、「あんぱん」特集があるからこれは買っておくことにした。ひさしぶりにスキャンダル以外が目当てで「週刊文春」を買った。今田美桜は「原色美女図鑑」だけでなく、「あんぱん」特集にはロングインタビューも載っている。梯久美子と、やなせスタジオにいた越尾正子の対談もあり、梯久美子は「詩とメルヘン」の編集者だったのだ。ドラマとは違って、やなせたかしと暢さんは実際には幼なじみではないというのはこれを読まないと考えもしなかった。今週の「文春」は世間的には永野芽郁と田中圭の不倫記事が大騒ぎになっているが、ほかのページにはあだち充の特集もあり、阿川佐和子の対談には幾田りらが登場している。

 シネマジャック&ベティにて、「帰ってきたあぶない刑事」を観る。「全国ミニシアターキャラバン」という特集上映の作品のひとつ。去年公開された映画だが、ジャック&ベティで「あぶない刑事」は楽しそうだなと思って観たくなってしまった。20時ちょうどの回。レイトショー料金、1500円。入場時に小さいトートバッグをもらえた。去年、舘ひろしと柴田恭兵がこの映画の宣伝のために出ていた番組もいくつか観ていたからそのときから興味をもっていたのだが、とはいえ、ドラマが放送されていた時代には特に熱心に観ていたわけではなく、小学生のころだったが、兄が観ていたから一緒に観ていたくらいで、進んで観たという記憶もない。映画にいたっては1本も観ていないが、でも、なぜだかやっぱり好きなのは、東京の下町っ子が寅さんを好きなのと同じだろう。観ればやっぱりテンションがあがる。期待どおりの展開、見せ場も盛りだくさん、ただただ楽しい娯楽映画だった。カジノ誘致の企業が悪役になっていたのもよかった。しかし、浅野温子はあんな扱いでいいのかな。


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◇ テレビ・ラジオ・洗濯

 黄金町から京浜急行で帰ってくる。夜遅くに帰宅し、夜もまた、テレビ番組をいくつか。今日の「徹子の部屋」は内野聖陽がゲスト。17年ぶりの出演。最近まであまり認識もしていなかった俳優だが、気さくで面白いひとだな。徹子さんは内野の舞台を観て、ファンレターを書いたって。

 眠くてしかたがないが、深夜にコインランドリーに行ってくる。連休前に行っておいたほうがいいだろうと思った。洗濯中、タイムフリーで、先週木曜の「トーキョー・エフエムロヒー」を聴くと、ここでも「ラヴィット!」で暴れた話をしていた。そのあとには西加奈子の家に呼ばれた話をしていた。

2025年4月23日水曜日

4月23日水/アイス抹茶ラテを注文した

◇ 音楽・テレビ

 何度も目覚めながら、昼前にようやく起きあがる。日曜の疲れがとれないうちに昨日もたくさん歩いてしまい、からだじゅうが痛くてしかたがなかった。Spotify のニューリリースをチェックすると、DONGROSSO のアルバムがついに配信されていた。

 NHKプラスで、今朝の「あんぱん」を観る。朝田家、料理をしている祖母・浅田美代子と母・江口のりこ、裁縫をするのぶ・今田美桜、洗濯物をたたむ次女の蘭子・河合優実、勉強をしている三女のメイコ・原菜乃華。母「のぶ、あんた、たかしくん殴ったかやて?」 祖母「こんなときに、よう裁縫やできるねえ。」 のぶ「女子師範学校の受験科目に、苦手な裁縫もあるがよ。」 母「ハチキンから少しマシになったと思うちょったけんど。」 祖母「正義のために、一生懸命になるのは変わらんねえ。」 蘭子「今回はちょっと違う。兄弟ゲンカを止めに入ったらしいで。」 メイコ「じゃあ、ちひろさんのため?」 祖母「えっ、あの子、すっとしちょってかっこええもんねえ。」 メイコ「うちもそう思う!」 祖母「きっと、5年も経ったら、御免与町のゲーリー・クーパーやあ!」 メイコ「ゲーリー・クーパー!」 母「お母さん! ゲーリー・クーパーさんは今、どうでもええがです。とにかく暴力はいかんて。今度会うたとき、ちゃんと謝っちょきなさい。のぶ! 聞きゆうかえ?」 のぶ「はい、もう金輪際せん。」 いっぽうの柳井家では、叔父・竹野内豊がちひろ・中沢元紀のケガを診ていた。たかし・北村匠海もちひろと並んで座っている。「大丈夫じゃあ。」という叔父。「この際、ふたりにはっきり言うちょく。この家はわし一代でえい。跡取りはいらん。それから、ちひろはたかしに気兼ねして、医者になるがをやめたわけやない。」 昨夜の叔父とちひろの会話がふり返られる。たかしが立ち聞きしたあとに、ちひろは否定していたのだった。「お父さん、それは違います。わし、心の底から法学の道に進みたいと思うたがよ。兄貴のためなんやないです。」 それを聞いたたかしが「ほんとにそうなのか?」と訊くと、「もう兄貴と取っ組み合いするがいややき。」「僕もだ。」「わしがなんで医者になりとうないか、まだ言うてないことがあるがです。」 ちひろは血が苦手だった。叔父「それじゃあ、医者は無理やにゃ。」 たかし「早く言えよ。」 ちひろ「医者は無理やけんど、法学を学んで、ちからをもっちゃあせん弱いひとらを守りたいと思うたがは本当や。」 たかし「またかっこいいこと言いやがって。」 叔父「で、たかしはどうするがな?」 たかし「まだ、なりたいものがわからないんです。…ひとまず、高知第一高等学校に受かることを目標にしようかなって。」 どうして高知第一高等学校なのかと叔父が訊くと、たかしは「あのひとが、喜ぶ顔が見たくて。」と答える。団子屋で団子を食べている母・松嶋菜々子のすがたが思い返される。たかし「昔はよく笑ってたんですけど…。あ、でも、今の成績じゃあ、期待に応えられないのはわかってるんですけど。」 ちひろ「兄貴はやればできる男や。」 叔父「ええか、わしはおまんらに、あんときああしちょったらよかったと、悔いてほしゅうないがじゃ。なんのために生まれて、なにをしながら生きるがか。見つかるまで、もがけ。必死でもがけ。」 たかしは部屋で、机の横に積んであったマンガを押し入れにしまう。ナレーション「その日から、たかしも本気で受験勉強を始めました。」 朝田家では、のぶも机に向かって勉強していた。夏休みが終わり、のぶは女学校でも勉強していて、友だちのうさ子ちゃんは声もかけられない。柳井家、たかしの母が出かけようとすると、同時に叔母・戸田菜穂も出かけようとする。会話をしながら一緒に歩いていくふたりを見て、町のひとびとが驚いた反応をする。母「もう大丈夫、たかしは本気になりました。」 並んで歩き、朝田パンの前までやってくると、ヤム・阿部サダヲがそれに気がつく。のぶの母が「受験生さんにパンはいかがですかねえ?」と訊くと、叔母「ごめんなさい、今夜はたかしさんのためにうなぎを用意しますき。」 たかしの母「うなぎは記憶力にいいんです。ごめんあそばせ。」と言って、気が合ってしまったふたりは立ち去っていく。ヤム「あんなに仲悪かったのに。」 のぶの母「おんなじ目標ができたら、女は結束するがですよ。」 ヤムは「大丈夫かねえ。落ちたらどうすんだ?」といって笑う。祖父・吉田鋼太郎が出てきて、「おい、落ちるとかすべるとか、のぶの受験が終わるまで、けっしてくちにすなよ。」 年が明け、昭和11年。雪がちらほらと降るなか、たかしはぎっこんばったんの丸太に座っていた。たかしは戸籍謄本を見ている。登美子とちひろの名にはバツがしてあった。そこにのぶがやってくる。「たかし、なに見ゆうがで?」「ああ、ちょっと受験で使うやつ。」といって、たたんでカバンにしまう。たかし「勉強、はかどってる?」 のぶ「追い込みや。たかしも気張りよ。」 たかし「お互い、がんばろうね。」 受験当日、のぶは受験票を確認する。朝田家では母は仏壇に手を合わせ、柳井家では、母と叔母が神棚に手を合わせていた。通りがかった女中さん・瞳水ひまりに、たかしの母が「たかしは? そろそろ出る時間かしら。」と訊くと、「もうお出かけになりました。」と答える。「えっ、もう出かけた?」 神棚には受験票が置いてあった。朝田家では、受験に向かうのぶを家族みんなで見送っていた。母「忘れものなあい?」 祖母「試験ができんでも、ちゃんと家に戻ってくるがぞね。」 祖父は「気合じゃ! 気合じゃ、気合じゃ、気合じゃ! わからん問題でも、気合でなんとかしたれ!」と大声を出す。蘭子「がんばって、お姉ちゃん。」 メイコ「がんばれ!」 ヤムは「おう、これ持ってけ。」といって、「合格」と印が押されたあんぱんを渡す。ヤム「いつもより、粘り強い生地にしあげた。」 のぶ「ヤムおんちゃん、ありがとう。勇気100倍や。」 合格のあんぱんはもうひとつ、たかしのぶんも作ってあった。そこをあわてた様子で、たかしの母と叔母が通っていく。のぶの母「どうしました?」 たかしの母「たかしが受験票を…。」 叔母「こんなに早う出かけるなんて思わんで、登美子さんが神棚にお供えして、拝みよったがです。」 のぶは「ええっ!?」と驚く。「どうしよう」というたかしの母と叔母。ヤムが「ま、あいつはここまでの男ってことだな。」というと、のぶの母「ヤムさん!」 のぶは走っていき、汽車に乗る。そのころ、たかしは受験会場に着いていた。入場が始まり、ここでやっと受験票がないことにたかしは気がつき、カバンやポケットを探していると、そこに「たかしィ!」というのぶの叫び声が聞こえる。たかし「あれ、のぶちゃん。」 たかしのもとに駆けつけたのぶは、受験票と紙袋を黙って押し付けるとすぐに去っていく。紙袋を覗くと、なかには合格と書かれたあんぱんが入っている。「あ、のぶちゃん!」と呼ぶと、のぶはふり返り、「そんな大事なもん忘れるなんて、たかしのボケえ!」と叫び、また走っていく。「ありがとう。ありがとう、のぶちゃん。」とたかしはつぶやく。のぶが自分の受験会場に着いたときには門が閉められる寸前だった。門を閉めようとしていたのは瀧内公美だ。ここで初めて登場する。おじぎをするのぶを、じろりと見てから門を閉めたところで今日は終わり。

◇ 面会・はま寿司

 午後から外出。雨降り。三ツ境のバスターミナルまで、急ぎ足になるが、ちょっと急いだだけで息苦しくなってしまう。今日はこの天候だからズーラシアでは混まないだろうと思っていると、その手前で、旭陵高校の生徒がたくさん乗ってきた。ズーラシアからもけっこう混む。今日は空いてるだろうと思い、油断していた。老健の面会に、いつもどおり、3階にあがると、ベトナム人の介護士の女の子がすぐに気がついて母を呼んでくれた。先週から今日までのあいだに髪を切ってもらったようだ。今日は部屋のほうで面会した。先週、誕生日にお友だちがきてくれたことを訊いてみるとまだ覚えていた。ケアマネジャーさんと話したことも伝えると、少しは理解してくれたようだった。介護士さんにスマホの充電を頼んでから失礼する。

 雨は止んだ。今日もはま寿司に寄っていく。厳選素材の貝節塩ラーメン、あぶらがれい、合鴨ガーリックソース、活〆はまち、とろびんちょう、そして、クーポン券を使うためにアイス抹茶ラテを注文する。ドリンクはレーンからではなく、店員が直接持ってきてくれた。891円。

◇ ラジオ・映画

 鶴ヶ峰まで歩きながら、タイムフリーで、今日の「ビバリー昼ズ」を聴く。オープニングでは、昇太師匠が出演するラッパ屋の舞台の話をする。12時台ゲストはザ・ぼんち。以前からゲストが決まっていたそうだが、ちょうど、「THE SECOND」の決勝進出を決めたばかりというタイミングになった。まずは漫才を披露するが、どちらが見送るかと言い争う70代の漫才がすごい。「お前が先死ね!」というのは今の時代にはなかなか聴けないツッコミだ。ぼんちもデビューは大須演芸場、おさむはそもそもは歌手になりたかったが、のちに、歌手よりもコメディアンになりたいと思った。ジェリー・ルイスの大ファン、マーティン&ルイスが好きだったおさむは、ブロードウェイに出て、ボードビルをやって、歌ってしゃべってというのをやりたいという夢があった。ぼんちは「THE SECOND」以前から若手と一緒に学園祭に行くようにはなっていたそうだが、若手のファンばかり、アウェイでウケるのがスリルがあるという。このキャリアにして、どきどきするのを求めているのだ。まさとは趣味がお城めぐりだそうで、昇太も同じ趣味だとは知らなかったようだ。おさむは、昇太ともコラボしているスインギー奥田とジャズのライブをやっているそうで、昇太の噂を聞いていたようだ。恒例の「ベスト3」は、それぞれの「忘れられない昭和のお仕事ベスト3」。まさとはいずれも漫才ブームのころ、お客が殺到して中止になった唯一のイベントのこと、埼玉のスーパーの営業に入りきれなかったお客さんたちのこと、ダブルブッキングのために早い時間に出て移動したステージのことを語った。観てもらえなかった親子連れのお客とすれ違ったときのそのお客の顔を、まさとはいつまでも記憶しているという。「そっち見ないでください」といって、大崎洋は非情だった。おさむ「シビアでしたね、大崎はね。」

 鶴ヶ峰のブックオフに寄り、220円の雑誌を1冊だけ買っていく。水曜は雑誌半額。鶴ヶ峰駅から横浜に移動するが、この時間は混んでるんだな。星川から各停に乗り換え、座っていく。電車内でも、タイムフリーでラジオを聴いた。昨夜の「爆笑問題カーボーイ」を聴きなおすと、先週金曜の「タイタンライブ」の話をしていた。BOOMERだけの出演回にプリンプリン田中が誤解して怒った一件の経緯が改めて説明される。「タイタンライブ」には米倉涼子が観にきていたようで、爆笑問題がゲストだった「しゃべくり007」を観て、ライブを観たくなったんだそうだ。

 横浜東口から日産ギャラリーを抜け、みなとみらいに進む。グランモール公園のドトールに入るつもりでいたが、そういえばと閉店時間を確認してみたら、20時で閉まってしまう。30分程度しかいられず、ドトールはやめて、クイーンズのベローチェまで足を延ばす。SNSから、小島よしおがうちの近所の商店街の祭りにきていたことを知り、先日の日曜、「秦野丹沢まつり」に行っていた日だが、なんでこの情報を知ることができなかったんだろうな。駅の周辺ならば、おそらくポスターがあちこちに貼ってあったんじゃないか。

 キノシネマ横浜みなとみらいにて、「シンシン SING SING」を観る。21時10分の回。刑務所で行われる演劇のドラマ。「週刊文春」の「シネマチャート」の点数が高かったから観たくなったのだが、序盤こそ面白そうだったが、どうも集中力が続かなかった。どうやら期待したような映画ではなかったようで、演劇の場面をもっと観たかったが、このタイトルなのにまさか最後まで歌の場面がないとは思わなかった。音楽が流れる場面すらない。どういうことなんだ。


◇ テレビ

 帰宅は深夜になり、テレビ番組をあれこれと。今日の「徹子の部屋」のゲストは山口祐一郎というまるで知らない俳優だったが、劇団四季の出身、22年ぶりの出演だそうで、2003年放送、46歳のときの映像が流されたが、そんな年齢のひとだということもわからなかった。

 今夜の「水曜日のダウンタウン」はついに浜田が不在になり、代打MCは小籔千豊が務めている。パネラーは、矢作兼、ホラン千秋、バカリズム、松村沙友理。まずは鬼越トマホークがプレゼンターとして登場し、「素手原付チキンレース」という企画。鬼越の紹介、説のコールが小籔の声になるだけでかなり違和感がある。企画には、あかつ、みなみかわ、お見送り芸人しんいちが挑戦し、過酷なわりには地味な企画だ。番組後半は「ラーメンを10杯おかわりする大食いよりも1日に10回来店して食べていくタイプの大食いの方がおっかない説」。らあめん花月嵐の協力のもと、3人の店員にドッキリが仕掛けられる。ほかの客はスタッフが入らないように止めていて、大食いYouTuber 3人がつぎつぎと来店し、同じ光景がえんえんとくり返される。

 今夜の「あちこちオードリー」は恒例企画の「どんよりポエム」に、三四郎小宮、黒沢かずこ、宮下草薙が出演。若林が声が出ないという珍しい状況で、「水曜日のダウンタウン」と同じく、どちらの番組もあるはずの声が聴こえないと違和感があるものだ。

 昨夜の「勝手にテレ東批評」では、Toshi が出演した番組を話題にしていたのだが、いつの間にか「龍玄とし」という名前になっていたのか。当たり前のように言っているから検索してしまった。ゲストは「はらぺこぱ」に出演するぺこぱ。

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