2022年7月15日金曜日

7月15日金曜日/鼻水が止まらず・映画

◇ 市ヶ谷・川崎

 昨夜は早い時間に眠ったものの、眠ったり起きたりをくり返し、変な夢も見るし、どうもすっきりしない。早朝に目覚めるが、鼻水とくしゃみがひどく、風邪薬を飲んでおく。今日も朝から都内に。雨降り。昼食は市ヶ谷のカレーの王様に入り、牛ハラミ焼肉カレーを食べた。990円。しっかりと栄養をつけておこうと思い、店頭の広告を見て決めたのだが、出てきたものは広告の写真よりもだいぶ貧弱で、この値段ならば、ほかのものを食べればよかったと思った。鼻水が止まらず、手持ちのティッシュは尽きてしまい、スギ薬局に寄り、栄養ドリンクと一緒にポケットティッシュを買った。ポケットティッシュを金を出して買ったのは初めてだ。昼頃、ツイッターから、山本コウタローの訃報を目にする。

 明日はなんの予定もないので、今夜は映画を観に行ってしまうことにする。本当は、水曜が安いから水曜に観ようとしていたのだが、なかなかタイミングが合わず、映画のためにいちいち出なおすくらいなら、レイトショーで観てしまったほうがいいだろう。映画の時間を調べ、川崎で観ることに決める。スマホの充電をしたかったから、まず、ベローチェに入りたかったが、川崎に着いたらひどいどしゃぶりで、しかし、どうしても外を歩かねばならず、ベローチェに着くまでに、ズボンの裾がずぶ濡れになった。アイスコーヒーと、コーヒーデニッシュを食べ、スマホの充電をしながら、タイムフリーで、今日の「ビバリー昼ズ」を聴いた。高田先生、吉幾三の公演を観に行ったら、そこでばったり出会った斉藤清六のこと。そして、月曜の西村賢太のお別れ会で会った玉袋筋太郎のこと。12時台は、カミナリがゲスト。

◇ 映画

 ラジオを聴いているあいだに、雨は止んでくれたようだ。ベローチェを出て、モアーズのブックオフに寄り、220円の単行本を3冊買った。ダイスの1階のドラッグストアで、今日2本目の栄養ドリンクを買い、それから、上階のTOHOシネマズ川崎に。「リコリス・ピザ」を、21時20分の回で観た。レイトショー料金で観るつもりでいたが、シネマイレージのポイントが貯まっていて、思いがけず、無料でチケットが買うことができた。助かった。ポール・トーマス・アンダーソンという監督は「ブギー・ナイツ」(1997年)で知り、「マグノリア」(1999年)はオールタイムベスト級に好きな映画なのだが、その後の作品にはそこまで惹かれるものはなかった。今作は評判がいいから期待していたが、期待どおり、冒頭からさっそく、画面いっぱいにあふれかえるような映画的魅力は、90年代のポール・トーマス・アンダーソンが帰ってきたかのようだ。主役のふたりがまるで美男美女ではなく、ぶかっこうな恋愛ドラマがいちいち可笑しく、くり返し観ると、ますます愛おしさを感じるようになりそうな映画だった。



 しかし、ひどい寝不足の状態で、2時間以上の映画をがんばって観ているのはなかなかの疲労だ。帰りは終電になるが、左隣に座っていた男が熟睡して寄りかかってくるので、右の席が空いた隙に、右側に詰めて座ったら、今度は右側に立っていた男がふらふらして倒れかかってきた。挟み撃ちにあってはたまらない。車内はだいぶ空いてきて、立ちあがり、遠くの席に避難する。

◇ ラジオ・雑誌

 帰宅は深夜1時過ぎになった。録画していた「徹子の部屋」(ゲスト、セイン・カミュ)を観て、それから、タイムフリー切れぎりぎりで、先週金曜放送の友近の「シン・ラジオ」を最後まで聴いた。途中までは聴いていたが、3時間の放送だから、なかなか一気に聴くというわけにはいかない。17時台に安倍晋三が亡くなったニュースが入り、18時台の冒頭には、友近が「ご冥福をお祈りいたします」とひとこと。そのあとは通常どおりの放送に戻るが、さすがにトーンはやや沈んでいた。

 ラジオを聴きながら、楽天マガジンで雑誌のチェックをすると、「週刊ポスト」のたけしの連載では、安倍晋三銃撃事件と参院選について語っていた。「今回の事件があって、どのメディアも安倍さんのことをジャンジャン報じていた。少し気になったのが、安倍さんの政治的功績ばかりがクローズアップされているところでさ。安倍さんは政治家として評価されている部分も多いけど、モリカケ問題や桜を見る会の疑惑は払拭されていなかった。これまで追及してきたメディアも、今回そういう面にはフタをしちゃってるよね。もちろんオイラには真偽の程は分からない。だからこそ、ハッキリさせるためにも風化させずに公の場でちゃんと検証するべきなんじゃないかっての。」「で、事件からの流れでオイラが改めて痛感したのは、やっぱり参議院はいらないってことだよ。参院選が安倍さんが亡くなった2日後ということもあって、自民党は〝弔い合戦〟という感じだったけど、ろくに安倍さんのことを知らないような候補者が「きっと天国から見守ってくれています」と言っていたり、相変わらず売れなくなったタレントの天下り先みたいになっていたからね。」

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