2022年6月22日水曜日

6月22日水曜日/「ザ・東京漫才」再び


◇ 赤坂見附・秋葉原・浅草

 早朝に目覚め、外出前に、録画していた昨夜の「刺さルール」だけ観ていく。バイク川崎バイクに密着し、小説家としての面を紹介していた。朝から都内に。横浜駅で降りる際に、パスモが反応せずに自動改札に引っかかってしまった。劣化していて、交換してしまわないと煩わしいことが続く。横浜から東横線に乗り換え、ホームには行列ができていたが、うまい具合に座れた。渋谷から銀座線に乗り換え、まず、赤坂見附まで。それから、岩本町のほうに移動し、まだ時間が早かったが、腹が減り、小諸そばに入り、鴨ステーキ丼セットを食べた。660円。食べている最中に店員のおばさんがそば湯をもってきてくれたのだが、まだ早いと思い、断りそうになってしまったが、置いといてもらえばいいだけのことだった。どうも、そば湯の作法がわからない。そういえば、サンドウィッチマンのラジオで、中尾彬はそば湯のときにネギを入れるという話をしていて、ちょっと試してみたが、しかし、中尾彬は小諸そばでは食べないだろう。

 ベローチェに入り、ひと休み。アイスコーヒー。スマホの充電をしながら、しばらく読書をする。夕方、秋葉原のブックオフに寄ると、なかなかいいものがあり、110円の文庫本を3冊、220円の文庫本を2冊、220円の単行本を1冊買う。今度は稲荷町に移動し、もう1店、ブックオフに寄るつもりでやってきたが、腹が減ってしまい、その前にマクドナルドに入り、アイスコーヒーとチーズバーガーを食べた。スマホの充電もしながら、また少し読書をする。稲荷町のブックオフでは、110円の文庫本を4冊、110円の新書を1冊、220円の単行本を2冊買った。浅草まで歩き、途中、まいばすけっとを見つけ、栄養ドリンクを買って飲んだ。今日は参院選の公示日で、歩いていると、選挙の掲示板にポスターが貼られているのを目にする。ツイッターを見ると、今日の昼には水道橋博士が浅草東洋館の前で街頭演説をやったようで、時間が合えば見物したかった。ダンカンも応援に駆けつけたようだ。




◇ 演芸会

 18時半過ぎ、浅草東洋館に。漫才協会の主催公演「ザ・東京漫才」の2回目。前回は昨年末に行われ、これが異常な面白さだったから第2回の開催を心待ちにしていた。エレベーターを上がり、入り口のところで、空さんにひさしぶりに会った。いつぶりだか覚えていないくらいだが、空さんが事務員になっていなかったら漫才協会の状況もかなり違っていたはずで、影の大功労者だ。今回もなかなかいい席を買うことができ、4列目の通路脇の席に着く。19時開演。まず、ナイツが登場し、企画説明など。それから漫才が5本。出演順に、おせつときょうた、カミナリ、ハマカーン、球児好児、ナイツ。今回は漫才協会のなかでは新しいメンバーが多く、カミナリ、ハマカーンと続くと、なかなか豪華だ。球児好児は逆さ言葉のネタだったが、カミナリも「てぶくろ」を逆さに言わせたりするネタで、まなぶが通風で動けなかったりするところなども、球児師匠と似てしまっていた。ナイツの漫才は、塙さんがやたらとカタカナ語を使いたがるところから、英語のヤホー漫才という展開になる。休憩を挟み、後半は前回と同じく、トークコーナー「漫才師の漫才史」。高田先生、球児好児、ナイツという顔ぶれも前回と一緒だが、今回は球児好児が登場する前に、前回のまとめを土屋さんが読みあげるところから始まった。そもそもは東京の漫才の歴史をふり返るという趣旨だったのだが、すっかり、球児好児の歴史をたどる会になってしまった。いや、球児好児というよりも、おもに球児師匠の歴史なのだが、それを詳細に記憶しているのが好児師匠なのが可笑しい。石原プロにいた時代の話になると、石原プロの入っていたビルのフロアマップから語られる。この石原プロからホリプロにいた時代の話は「ラジオショー」にゲストで出た際にもしゃべっていたような気がするが、ナイツがまるで記憶していないし、知識もないから細部を拾えないのが惜しい。球児好児がいかに華々しい時代の芸能界を経験してきたかということに改めて驚くし、迫力も感じる。そのころのホリプロには井上陽水や浜田省吾も所属していたことが新たに語られたりもしたが、なぜか話はいきなり飛び、相原勇の「ピーターパン」に出演した際に借金を返せたというところで今回は終わってしまった。

 21時過ぎに終演し、明日の予定もあるため、のんびりするわけにはいかず、すぐに帰る。浅草駅から浅草線、京浜急行直通で横浜まで。電車内で、井上麻矢「夜中の電話」を読み終えた。2021年刊、集英社文庫。親本は2015年刊。著者は井上ひさしの娘で、現在はこまつ座の代表。つい先日、赤塚りえ子と一緒に「徹子の部屋」に出ていたのを観て、それをきっかけに読んでみたのだが、そもそも、家族構成もよく知らなかったし、「徹子の部屋」を観ていなかったら、イメージをうまくつかめなかったかもしれない。今日は浅草つながりということでもあって読んでいたのだが、井上麻矢は自身の原風景として、幼いころに連れていかれた浅草の街を挙げ、乞食のキヨシと井上ひさしが立ち話をしていたすがたの記憶などが書かれている。

 横浜駅まで戻ってくると、いつ雨が降ったのか、地面が濡れていた。ドン・キホーテに寄り、買いものしてから、夜遅くに帰宅し、ポッドキャストを聴きながら深夜0時過ぎには眠る。

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