◇ ラジオ
朝に目覚め、まず、ブログの更新をひとつ。更新しながら、タイムフリーで、聴きそびれていた先週金曜の友近の「シン・ラジオ」を聴いていた。爆笑問題の番組で名前がよく出る「ドッキリ!ハッキリ!」の三代澤さんの話をこの番組でもしている。17時台は、ちゃらんぽらん冨好が電話出演するコーナーが毎週あり、この日の放送では、玉置浩二のしゃべりかたのものまねを初披露していた。芸歴43年の冨好、桑田佳祐の曲では今までは「SKIP BEAT」がいちばんものまねしやすかったが、今は「SMILE」がいちばんになっているそうで、花月でものまねするといちばん拍手がとれるそうだ。
先週金曜の「中川家 ザ・ラジオショー」も今ごろ聴いていた。14時台は、古賀シュウがゲスト。芸人を始めたのは 34歳からで、それまでは生命保険のセールスマンをやっていたという経歴は知らなかった。コージー冨田とは素人ものまね番組で知り合った仲で、コージーのブレイクに刺激を受けてプロになったというのはいい話だ。最後に、今、やろうとしているものまねを訊かれると、枝雀師匠という意外な答え。じつはちゃんと芸事が好きなひとなのかもしれない。
11時半からは「ビバリー昼ズ」。12時台は、春風亭ぴっかり改め蝶花楼桃花がゲスト。女としてのいい時期を落語の修業に費やさなければならなかったというようなことを言っていて、恋愛など、私生活のことを言っていたのだと思うが、しかし、演者としてもこれはそうじゃないだろうか。ぴっかりの高座をたまに目にすると、いつの間にかババ臭くなってしまったと感じていたが、これは男の場合もそうで、真打ちになるころにはみんなジジ臭くなってしまう。苦労してようやく真打ちになるのが当たり前のような空気すらあるが、若いうちからどんどん売り出してやるような環境がもっとあってもいいんじゃないか。期待の若手のように呼ばれていた落語家が、ようやく真打ちになったときには、期待の若手でもなんでもなくなっているということを今までもけっこう目にしてきた。それでも、落語界の内側にこもり、かぎられた落語ファンだけを相手に商売をしていれば済むような世界だが、落語会の外側ではまるで通用しないようでは悲劇だ。
ラジオを聴きながら、梱包作業をするが、プリンターが紙詰まりを起こし、無駄に時間を食った。15時前に、いったん近所の郵便ポストまで投函に行き、それからまたすぐに改めて外出する。まず、かつやに寄り、気になっていた大人様ランチをようやく食べた。759円。お子様ランチのおとな版ということだが、しかし、お子様ランチとは構造が違い、オムカレーをベースに、トッピングを乗せているというものだ。そのトッピングとは、チキンカツ、エビフライ、揚げウインナー。いや、これは四十代のおとなには胃の負担がすごい。
そして、二俣川まで歩いていく。二俣川のらあめん花月の前を通りがかると、YouTuber の SUSURU から花が贈られていた。ジョイナステラスのくまざわ書店を覗き、それから、ドトールに入り、読書をする。
◇ 読書
ドトールで、村上春樹「風の歌を聴け」を読んだ。2004年刊、講談社文庫の新装版。若いころに一度読んでいるはずだと思っていたが、読書メーターに登録しようとすると、すでに登録されていて、たった5年前に読んでいた。そんなに記憶に残らないかとびっくりするが、しかし、もしかすると、三度目の再読だったのだろうか。それにしては、内容を覚えてなさすぎるにもほどがある。若いころならば、あまり理解できなかったんだなと思えるが、5年前とはどういうことなんだ。本はなにげなく読んでも、なにも残らないというわけか。今回、読みなおしたくなったのは、村上春樹について書かれている評論を立て続けに読んだからで、さすがに今回は意味のある読みかたができたと思う。そうはいっても、元ネタになっているアメリカ文学の知識がまるでないから、理解したとはなかなか言いにくいのだが、ジョークの部分に新たに気がつけたのではという気はする。
◇ テレビ・ポッドキャスト夜に帰宅し、録画していたテレビ番組をいくつか。日曜の「おしゃれクリップ」のゲストが木梨憲武だったので録画しておいた。「おしゃれイズム」のあと、リニューアルされてから初めて観たが、憲武の幼少期を知るご家族にインタビューしたりなど、取材力がすごい。それから、「ホリケンのみんなともだち」もひさしぶりに録画しておいたが、こちらにも木梨憲武が登場した。TBSラジオの生放送に迎えにあがり、行き当たりばったり、ノープランのドライブになり、名倉潤・渡辺満里奈夫妻の自宅にいきなり押しかけ、そのあとには、所ジョージの世田谷ベースを訪れる。
放送中の「水曜日のダウンタウン」も追っかけ再生で観てしまうと、こちらは1時間まるまる、「伝説の女〝K.カズミ〟の真相に迫る」という企画。都市伝説のようなこの話をそもそも知らなかったから、あんまり興味がないないままに観始めたが、真相が気になり、最後まで惹きつけられた。都市伝説というものがいったいどうやって作られていくのか、その発生の解明でもあり、とても面白いノンフィクションだった。「水曜日のダウンタウン」という番組はいろんなことができる器だ。しかし、こういうひとがいるのだとすると、落語の「そば清」も、タネとなる実話があったのではないか。
Spotify で、今日から配信が始まった「聴漫才」というポッドキャストを聴いた。22組の漫才師が約30分のノンストップ漫才を聴かせるという企画で、どこが制作しているのかはわからないが、出演する漫才師は吉本だけだとわかり、ちょっとがっかりしたものの、平日毎日配信というのはすごい。初回の配信は笑い飯。しかし、聴いてみると、完成された漫才を配信するというわけではなく、このポッドキャストのための漫才だから、かなりいい加減なものだった。次回はジャルジャルだというから、もうちょっと期待してみようか。