2024年12月26日木曜日

12月26日木曜日/トレンド「中居正広」

◇ 雑誌・ラジオ・テレビ

 早朝に目覚め、SNSを開くと、トレンドに「中居正広」の名がある。最初にどこで目にしたのかを忘れていたが、中居正広のスキャンダルが「週刊文春」でもとりあげられて広がったのか。そもそもは「女性セブン」のスクープだと改めて知り、楽天マガジンでその記事を確認して、スクショを撮っておく。今日配信の「週刊文春」は、案の定、中居正広の記事は電子版では読めない。新年特大号だし、雑誌をちゃんと買っておこうか。たしか去年もこんな感じだった気がする。夜が明けてからもう少し眠りなおし、SNSを開くと、今度は星野源が「紅白」の歌唱楽曲の変更を発表していた。「地獄でなぜ悪い」を歌うことを批判されていたのがこういう結果になった。

 昼はラジオ。「ビバリー昼ズ」を聴くと、清水ミチコさんとナイツがここでも「M-1」を話題にしている。ミチコ「私、トム・ブラウンだけはなんか、優勝狙ってきたんじゃなくて、時空を曲げるためにきたって感じがして。(笑)私のなかで、ぐにゃってなるの。」 

 楽天マガジンのチェックをほかにもすると、「週刊新潮」には、武田鉄矢が西田敏行を語るインタビューが載っている。「紅白」の特集記事には、布川敏和、美川憲一、水前寺清子のインタビューがあり、そのほか、蓮舫が「無職生活」を語るインタビューもあった。

 録画していた今日の「徹子の部屋」は真由子がゲスト。津川雅彦と朝丘雪路の娘だが、なんだかただのおばさんみたいになってしまったな。現在50歳、徹子さんは5歳のときから知っているという。朝丘雪路、津川雅彦が、2018年に続けて亡くなった。ふたりが過去に出演した回の映像がたくさん流される。

 夕方から外出。鶴ヶ峰に出て、ココロットの TSUTAYA  に寄り、「週刊文春」を買っていく。1階のサイゼリヤに入り、ラムと野菜のグリルというのを初めて食べてみた。ライス小、ドリンクバーをつけて、1170円。

 食べ終わってから「週刊文春」を読んだ。まずは中居正広の記事からだが、この記事が出たことで、これがどれだけの広がりを見せるだろうか。「文春」では、「女性セブン」の記事が出たその日に、フジテレビの港浩一、日枝久にも直撃取材しているのだが、「文春」の取材に真っ当な対応をしているのは遠藤龍之介だけではないか。ほかのページには「男はつらいよ」の特集があるほか、西田敏行追悼特集もある。三谷幸喜、井筒和幸のコメントが並んで掲載されていることにもざわつくが、そこに宮藤官九郎も並んでいる。阿川佐和子の対談ゲストはロバート秋山。吉本のタレントでもここに登場するんだな。そのほか、喬太郎と二楽の「川柳のらりくらり」はイッセー尾形がゲスト。宮藤官九郎と吉田恵里香の対談もある。STARTO の福田淳社長のインタビューもあり、これが中居のスキャンダルと同じ号に載るのも皮肉だ。

 夜に帰宅し、録画していたテレビ番組をあれこれと。録りためてあった「アメトーーク!」がようやく今日の放送分まで追いついた。今日は年末特番の予習スペシャル。毎年、早送りするだけで観ていない「運動神経悪い芸人」と「家電芸人」の名場面集をここでようやく観ることになる。

 先週土曜の「トーキョー・エフエムロヒー」をタイムフリーで聴いていると、人間関係について、ヒコロヒーが感情的なひとをまわりに置かないほうがいいということを言っている。「もう、この1年はしんどかったあ」と言っていて、どうもいつもと様子が違う。脚本を担当したドラマが情報解禁になり、その発表をした場面では、ヒコロヒーは感極まって泣いてしまっていた。ブースのなかのスタッフたちの暖かさに感極まったようだが、よっぽど、いっぱいいっぱいだったのか。エンディングでもまた感極まり、ぐずぐずになっていた。

2024年12月25日水曜日

12月25日水曜日/映画と読書とクリスマス

◇ テレビ・ラジオ

 朝、SNSのトレンドに「松本人志」の名があるからなにかと思えば、中西正男による松本人志インタビューがヤフーニュースに出ていた。「M-1」が終わると松本に動きがあるというのは年末の風物詩なのか。来春に「ダウンタウンチャンネル(仮)」を開設するようで、配信で復帰というのはおおかたの予想どおりだが、ダウンタウンとしてやるというのはどこにも出ていなかった話ではないか。スピードワゴン小沢らもここに呼ぶという構想だが、それは小沢にとってはどうなんだろう。しかし、松本個人の番組よりも、ダウンタウンとしての番組ならば共演者も呼びやすいということかな。それより、NGK復帰案はなくなってしまったんだろうか。

 録画していた昨夜の「明石家サンタ」を観ると、冒頭、さんまの声の調子を話題にしていて、さんまもさすがに高齢だからこれは本当に気をつけてもらいたい。番組半ばに「向上芸人枠」として中津川さんが電話に出た。さんまが「芸能人につながりましたんで」って、中津川さんがさんまに「芸能人」と呼ばれているのがすごい。去年からか、電話ではネタを話さず、「お笑い向上委員会」で話したVTRが流され、電話ではパネルを選ぶのみ。「お肉」が当たったのに、そのあとに披露したクリスマスの小咄を噛んだためにお肉は剥奪になってしまった。電話からおカヨ坊さんの声もする。八木「奥さんも楽しいかたですね。」 さんま「そりゃお前、弦さんと結婚するくらい、明るいひとしかもたへんからね。」 最後にさんまは「イエイ」もやってくれた。「また「向上委員会」でよろしく~」と言うさんま、来年も中津川さんは出続けるのか。

 ラジオをつけ、「TBSラジオ大感謝祭」を少し聴いた。今日は「ビバリー昼ズ」は「ミュージックソン」終了後の正午からスタート。ゲストは桂宮治。ラジオを聴きながら、アマゾンで無料だった「フリースタイル」の最新号を購入し、キンドルで読む。恒例の「このマンガを読め!」だが、これは時間があるときにゆっくりとチェックしよう。

◇ 映画・読書

 午後から外出。横浜に出て、東口から日産ギャラリーを抜け、みなとみらいに進む。キノシネマみなとみらいにて、「太陽と桃の歌」を観る。16時半の回。今年最後に観る映画はなにがいいかと考え、この映画がよさそうだと思った。スペインのカルラ・シモンという監督のベルリン国際映画祭金熊賞受賞作。優しくてかわいらしい映画かと思っていたら、だんだん社会的なテーマがわかってくる。なかなかビターな映画だった。しかし、劇場内がちょっと薄ら寒かったな。


 横浜美術館前に歩いていくと、広場にメリーゴーランドができている。マークイズみなとみらいには大きなクリスマスツリーがあった。横浜駅のほうにまた戻ってくると、地下のポルタの八角のあとにはえきめんやができていて、ちょうど、今日からオープンだった。クリスマスのにぎわいだが、東口から西口に移動し、天理ビルまでやってくると空いている。中華彩園に入り、ユーリンチーと餃子の定食を食べた。900円。地下のドトールに入り、ひと休み。ここで読書をしていく。

 ドトールで、図書館で借りている、柄谷行人「政治と思想 1960-2011」を読み終えた。2012年刊、平凡社ライブラリー。60年代からの政治の流れが勉強できるかと思って読んだ。柄谷行人のインタビューが収録されていて、3部からなり、それぞれ、小嵐九八郎、明石健五、平凡社編集部が聞き手を務めている。以下、気になった箇所の引用だが、特に、190ページ以降のデモがなぜ衰退したかという話は重要と思った。

P7「現代の民主主義は一般に、国民(people)が選挙で代議士を選ぶ、代表制民主主義として考えられている。しかし、代表制は民主政とは異質である。モンテスキューがいったように、代表制は寡頭政の一種にすぎない。そのため、代表制民主主義は寡頭政に帰着する。実際、日本の代議士の有力者はほとんど世襲的である。だから、民主主義が活きて存在するためには、代表制でないような直接行動、すなわち、「動く集会」がなければならない。個々人が主権者として、自らを代表する者として登場しうるのは、匿名選挙ではなく、デモにおいてである。」

P21「たとえば六〇年安保闘争のとき、僕は学生運動に参加したわけですが、当然、学生だけがいたわけではない。七〇年となると、デモはほとんど学生に限定されていました。しかし、六〇年では、あらゆる階層と世代が参加していた。」

P24「僕は昔ある論文の中で書いたのですが、たとえば、「昭和」という言葉が意味をもつのは、昭和三〇年代までですね。最近でも、昭和三〇年代を取り上げた「ALWAYS 三丁目の夕日」という映画が流行りましたね。以前から、漫画の『こちら葛飾区亀有公園前派出所』では、「昭和三〇年代」が特権化されていた。昭和三〇年代というと、このように日本的文脈が出てきます。ところが、一九六〇年代というと、何かグローバルになるんです。」

P30「僕は運動においてアナーキズムを認めるけれども、いわゆるアナーキストは好きになれなかった。彼らはほとんど三流の文学者・芸術家にすぎない。文学をやるのなら、根本的にやらないといけない、と思いました。」

P47-48「一般にマルクス主義者は、恐慌は資本主義の崩壊、社会主義の到来をもたらすと考えますが、宇野弘蔵はちがった。彼は、『資本論』に書かれているのは、恐慌の必然性である、しかし、それは革命の必然性や社会主義の必然性ではないのだ、といったわけです。資本主義は、「労働力商品」という特殊な商品にもとづくので、恐慌や不況を避けることができない。しかし、宇野は、資本主義経済から社会主義が必然的に出てくるものではない、と考えた。社会主義は、倫理的な問題だ。つまり、各人の自由な選択の問題だ、と。」

P51「この時期は、古井由吉・後藤明生・黒井千次などの、いわゆる「内向の世代」が出てきたころで、僕は彼らを擁護し代弁することになった。彼らは、非政治的で「内向的」だということで批判されたのですが、「内向的」であることが、別に非政治的であるわけではない。われわれは一度深く「内向的」になるのでなければ、真に外に向かうことはできない、というようなことを書いたんですね。」

P61「一九六〇年代までのデリダの仕事は素晴らしいですよ。現象学の内在的な批判からはじめて、構造主義への内在的批判に及ぶ。哲学の仕事として画期的だった。しかし、七〇年代以降、彼は哲学者よりも「作家」になろうとしたのです。すでに、戦前のハイデガーがそうでした。彼は詩を哲学よりも根底的だとみなしたわけです。しかし、彼がそうしたのは、ナチに参加して、それに失望したあとからだと思います。本当の革命は、ナチ的政治ではなく、文学にしかない、と考えたのでしょう。このように、政治的な挫折・不可能性から、文学に向かうのは、別に珍しいことではありません。その場合、言葉の力に頼る、ということになるのです。マルクスは、ドイツの観念論および(自分自身をふくむ)ヘーゲル左派のイデオローグについて、「哲学者たちは世界を変えるのではなく、世界の解釈を変えてきただけだ」(「フォイエルバッハ・テーゼ」)といいました。それでいうと、フランスの現代思想は、いわば、世界の解釈を変えれば、世界は変わる、という事態をもたらしたのです。だから、テクストをどう読むかということが大事になった。ここから出てきたのは、テクスト的観念論ですね。」

P62-63「とにかく、こういう思想が流行るときは、現実の政治的な挫折がある。いくら政治的にみえても、その根本に無力感がある。実際、米ソの冷戦構造のなかでは、それを超える可能性はない。ゆえに、それを思弁的な想像力に求めることになる。だから、哲学であれ、何であれ、それは文学的なものになります。日本でも七〇年代以降、吉本隆明が優位に立ったのはそのせいですね。」

P63「僕をポストモダンな思想家の代表のように思う人が多い。しかし、それを最初に批判したのは僕ですよ。これを書いた一九八四年の時点では、「ポスト・モダン」という言葉は建築とか一部の領域でしか使われていなかったので、そういう言葉を使った僕自身が、ポストモダンの思想家だと思われたのかもしれませんね。僕があえて「ポスト・モダン」という言葉を使ったのは、戦前の日本にあった「近代の超克」が念頭にあったからです。」

P68「アドルノは「否定の弁証法」で、否定の否定は止揚でなく、否定の徹底化にならないといっていました。つまり、何か目的やゴールがあるのではなく、現状に対する批判・否定を永続するしかない。」

P70「ポストモダニストは、歴史のいっさいの理念を物語だといって否定した。つまり、理念は仮象だというわけです。しかし、それは別に新しい考えではない。そもそもカントは、理念は仮象だといっています。ただ、それは、感覚に由来するような仮象とはちがう。それなら、理性によって訂正できる。ところが、理性から生じる、理性に固有の仮象がある。たとえば、昨日の自分と今日の自分は同じ自分だと人は思う。しかし、ヒュームがいったように、同一の「自己」など仮象にすぎない。ところが、もしそのような幻想をもてないとどうなるか。統合失調症になるでしょう。」

P73「カントにとって、道徳性は善悪の問題ではない。自由の問題です。そして、自由というのは、自発性という意味です。」

P76「たとえば、「文学者の集会」をやったのは、文学者を特権化するものではない。その逆に、文学は政治から自立した立場だ、というような通念を否定したかったのです。だから、文学者の集会を催したのです。」

P82-83「一九九〇年代に、日本で「新自由主義」が進行した。いつでも戦争ができる体制ができあがっていた。僕は、「批評空間」をやっている間、それに抵抗しようとしましたが、無力でした。たんなる批評ではだめだと思うようになった。だから、社会運動を開始しようと思ったのです。」

P84「日本で中間勢力がほぼ消滅したのが二〇〇〇年です。そこに、小泉政権が出てきた。もう敵はいない。彼は中間勢力の残党を、「守旧派」「抵抗勢力」と呼んで一掃したわけです。」

P85「近代資本主義は、労働力商品がつくった商品を、労働者自身に買わせる、というシステムです。」

P94「『トランスクリティーク』では、僕はむしろ、マルクスはアナーキストだということを肯定的な意味で強調したのです。それまで、マルクス主義者はマルクスがいかにアナーキスト(たとえばブルードンやシュティルナー)と異なるかを強調してきた。他方、アナーキストもバクーニン以来、マルクスを集権主義的だとして批判してきた。しかし、僕は、こと社会主義あるいはアソシエーションの見方にかんして、マルクスはブルードンと根本的にちがわないということを書きました。」

P106「くりかえすと、日本の場合、近衛はボナパルト的だと思います。さらに、近衛の甥、細川も同様です。」

P107「じつはもう一つ、困ったことがあったのです。この年表を延長していくと、僕は書かなかったけれども、一九九九年が昭和一六年に照応するということがわかります。そこで、オウム真理教が、僕の年表にもとづく見通しから、一九九五年に地下鉄サリン事件を起こしたとう噂を聞いて、二度と口にしないようにしました(あとで、オウムのリーダーの一人、上祐史浩という人がそれを認めていたから、噂ではなかったのです)。」

P134「一般に、平和とは戦争がない状態を意味している。しかし、カントのいう「平和」は、「いっさいの敵意が終わること」です。それは、国家が存在しないこと、あるいはホッブズ的な自然状態が全面的に終わることを意味します。すなわち、カントのいう「平和」は諸国家の揚棄を意味するわけです。だから、カントのいう「目的の国」あるいは「世界共和国」は、国家と資本が揚棄された社会を意味しているのです。」

P142「たとえば、宮崎学は『法と掟と――頼りにできるのは、「俺」と「俺たち」だけだ!』という本の中で、「個別社会」ということをいっています。(略)たとえば政治学などでは、習俗とか村落などを、国家と個人との間に実在するさまざまな集団の象徴として、中間団体あるいは中間勢力といいます。この中間団体、中間勢力というのは、モンテスキューの考えなのですが、宮崎のいう個別社会は、それとほぼ同じ意味です。」

P145「前にもいいましたが、一九九〇年代に、日本のなかから中間勢力・中間団体が消滅しました。国労、創価学会、部落解放同盟……。教授会自治をもった大学もそうですね。このような中間勢力はどのようにしてつぶされたか。メディアのキャンペーンで一斉に非難されたのです。封建的で、不合理、非効率的だ、これでは海外との競争に勝てない、と。小泉の言葉でいえば、「守旧勢力」です。」

P147-148「代議制においては、個々人が投票します。しかし、そのとき、個々人は、具体的な個別社会を捨象した、抽象的な個人としてしか存在できない。各人は密室のように隔離されたところで投票用紙に名を書き込む。個人は他人と出会うことはありません。では、主権者である国民は、どこにいるのか。代議制において、国民は、いわば「支持率」というかたちでしか存在しません。それは、統計学的に処理される「幽霊」的存在である。たとえば、テレビの業界では視聴率が支配しています。誰がテレビをみているのかはわからない。ただ、統計学的な数値が支配する。国民が主権者であるといっても、どこにも明確な個人は存在しない。視聴率と同様に、正体不明の支持率が存在するだけです。各人は、あたえられた候補者や政党から、選びます。しかし、これは政治的な参加だろうか。各人に可能なのは、代表者を選ぶことだけです。モンテスキューは、代議制は貴族政ないし寡頭政だといいました。それに対して、民主主義の本質は、くじ引きにある、と。つまり、行政における実際上の権利において平等であることが、民主政なのです。(略)現在の日本は、国家官僚と資本によって、完全にコントロールされている。だから、専制国家だ、というのです。では、専制国家から出るためにどうすればよいか。一言でいえば、代議制以外の政治的行為を求めることですね。代議制とは、代表者を選ぶ寡頭政です。それは民衆が参加するデモクラシーではありません。デモクラシーは、議会ではなく、議会の外の政治活動、たとえば、デモのようなかたちでのみ実現されると思います。」

P190「安保闘争というと、全学連のような学生運動が中心だったように見られますが、全国で百万人以上の人がデモに参加していた。あらゆる階層、グループの人たちが参加していたのです。この当時、僕は、デモに行くのは当たり前だと思っていましたが、日本の歴史において、それほど多数の人間がデモに行った例はないのです。それに感銘を受けた丸山眞男とか久野収といった人たちは、やっと日本に市民社会が成立した、ということを書いていました。一方、私のような学生は、つまらんことを言ってやがるな、という感じでそれを見ていました。そういう考え方を、進歩主義、近代主義として馬鹿にする風潮がありました。そして、そのような傾向は以後も続き、一九六〇年代の終わりごろ、全共闘と言われる運動の時期にはその頂点に達したわけです。しかし、この時期には、すでに、六〇年にあったような厖大な市民のデモはなかったのです。学生や新左翼の活動家が主であり、さらに、運動が減退するにつれて、デモの参加者は一層限定されていきました。それと反比例して、デモが暴力的になった。ますます一般の人が行けるようなデモではなくなった。その結果、デモが一般に衰退してしまったのです。」

P191-192「デモに対する考え方がだめだったからですね。もちろん、日本の左翼はデモを重視しましたが、それはデモを革命のための手段として見ていたからで、デモ自体が重要であるとは考えなかった。だから、おとなしいデモはブルジョア的でくだらない、それを戦闘的にし、暴動のようなものにしてしまうことが望ましい、……そのような考えが昔からあるのです。たとえば、左翼活動家が民衆のデモのなかに潜んでいて、突然、火焔瓶、投石、その他武力闘争をはじめる。それを警察が弾圧し、反射的に民衆が抵抗する。その結果、見たところ、革命的な情勢が出現する。それを自画自賛する左翼がいたのです。(略)しかし、一度これをやられると、大衆的なデモは消えてしまいます。危なくて行けないからです。革命家たちは、大衆を真に革命的な闘争に導いたと考えるけれども、それは一時的な現象であって、結局、大衆運動を破壊しているだけです。」

P194「六〇年代後半の新左翼諸党派は、六〇年ブント幹部が作ったものであり、その延長です。こういう連中が、市民のデモを重視するはずがないのです。「全共闘」というのは、新左翼諸党派とは別に、各大学で自然発生的にできあがった評議会であって、ある意味で、一九六〇年六月の状態と似ています。また、それは学生運動ではあっても、案外、社会的な広がりがあったのです。しかし、それが衰退してくると、党派が前面に出てきた。大衆的なつながりがなくなった。さらに、党派の間の陰惨な内ゲバが増大し、デモも過激化しました。それは当然ながら衰退していった。と同時に、ふつうのデモも衰退しました。ドイツでもイタリアでも、新左翼は末期段階では似たようなことをやったのですが、過激派が増えると、市民のデモが復活した。というより、それはそれで、ずっと続いていたわけです。そこが日本との違いです。日本ではむしろ、かつての過激派がそのまま残存したのに、ふつうの市民のデモがなくなった。つまり、過激派の存在がふつうのデモを抑圧してきたのです。」

P195-196「デモがなくなってしまった時期になって、僕は遅まきながら、丸山眞男や久野収のいったことを再考しはじめたのです。特に久野収は、デモのような直接行動がなければ、代議制だけでは民主主義は存在できない、ということを強調していました。デモがないような社会は専制国家です。もちろん、日本は専制君主や独裁者が支配する社会ではありません。国民主権の体制であり、代表制民主主義の国です。(略)そこでは主権者としての個々人が投票しますが、その場合、各人は密室のように隔離されたところで投票用紙に書き込む。つまり、個々人は、具体的な社会的関係を捨象した、抽象的な個人としてしか存在していない。だから、国民が主権者であるといっても、そこにも明確な個人は見えない。それは「支持率」というかたちでしか存在しません。では、個人が主権をもった主体として存在するためには、どうすればよいか。それは割合、簡単です。直接行動、すなわち、議会選挙以外の政治的行為を求めることですね。つまり、それは、デモのようなかたちでのみ実現されると思います。議会選挙があるのだから、デモで政局を変えようとするのは、民主主義的でない、という人たちがいます。しかし、代議制だけならば、民主主義はありえない。それは、寡頭政になってしまいます。」

P197-198「日本人は、デモの権利を得るために、事実上なにもしていない。戦後の憲法でその権利を与えられた。しかし、それは敗戦の結果であり、いわば、占領軍によって与えられたようなものです。自分らの闘争によって得たのではない。だからデモを抑圧されたり制限されたり、あるいはデモをしなくても平気なのだと思います。ただ、日本でも、沖縄の人たちは違います。ふつうにデモをします。彼らは「琉球処分」以来、日本国家からひどい扱いを受けてきたし、戦後は米軍の支配下にあった。彼らはデモによって抵抗してきたのです。」

◇ テレビ・雑誌

 夜遅くに帰宅し、録画していたテレビ番組をあれこれと。今日の「徹子の部屋」(ゲスト・羽鳥慎一&玉川徹)を観てから、昨夜の「さんま御殿」の続きを観る。2番目のブロックは「クリスマスひとりぼっち有名人」という特集。筒井真理子、角田夏実、有森也実、城田優、本仮屋ユイカ、井上咲楽、大久保佳代子、又吉直樹、塚地武雅、アインシュタイン、ゆりやんレトリィバァ、宮世琉弥、小西克幸が出演。このブロックはゆりやんがずっと可笑しかった。3ブロック目は、梅沢富美男、松下由樹、城島茂、百田夏菜子、上地雄輔、長州力、アンタッチャブル、おぎやはぎ、ヒコロヒー、やす子、あのちゃん、村重杏奈が出演。雛壇両脇に陣取るアンタッチャブルとおぎやはぎがさすがに面白い。長州力の娘のサプライズ出演はいらない演出だったけれども、なぜこの特別扱いなんだろう。このブロックでも過去の名場面集があり、じつは10年前に初登場していたヒコロヒーの映像を観ることができた。番組終盤にはさんま50年の名場面集もあり、大竹しのぶからのコメントもあった。エンドクレジットには、リサーチとしてエムカクさんの名前が出てきた。

 楽天マガジンから「週刊文春WOMAN」を読むと、佐藤愛子に101歳の誕生日のインタビューをするはずが、骨折で入院していたため、娘と孫が取材を受けていた。前号をちゃんと読んでいなかったが、前号もそうだったのか。佐藤愛子は20年前に石破茂が「ごひいき」と書いていたようで、娘の響子によると「顔が面白いから、好きなんです、母は。石破さんが選挙期間中に日焼けして、尋常ならざる黒さになったことがありましたよね。もう焦げたみたいに黒くて話題になっていたけど、母も「何、この黒さ?」って喜んで見てました。」 孫の桃子「けっこう最近まで「M-1グランプリ」を見ていて、ミルクボーイを面白いって言っていました。ものすごい早口の漫才が多い中、わかりやすい笑いだって。」 響子「母は、文章は結局リズムだって言うんですよ。リズムが人を表すって。たぶん笑いもそうなんだと思うんです。文章の中にあるリズムとか、そういったものに対しては人よりもずっと感度が高いのだと思います。」「そういえば、おばあちゃんはあの人も好きだったよね、「安心してください、はいてますよ」の人。」 桃子「とにかく明るい安村さん。太り具合も調整しているのに、忙しすぎて痩せてしまうという話を聞いて、「涙ぐましい」って。」

2024年12月24日火曜日

12月24日火曜日/フードコートは空いている

◇ ラジオ・雑誌・テレビ・読書

 早朝に目覚めてしまい、タイムフリーで、昨日の「大竹まこと ゴールデンラジオ!」を聴いた。カミナリたくみのお母さんからイモが届き、電話をつなぐ。平和に始まるオープニング。それからやはり、「M-1」の話題になった。大竹まことは珍しく最初から最後まで観たという。阿佐ヶ谷姉妹は十九人が出るので敗者復活戦から観ていた。

 ゴミを出してから眠りなおし、横になったまま、またラジオを聴いた。タイムフリーで、一昨日の「爆笑問題の日曜サンデー」の続きを聴くと、14時台ゲストには阿川佐和子が登場。「サワコの朝」で一緒に仕事をしていたディレクターの女性が能登の出身で、帰省中に被害に遭い、制作の人間なのにレポートをしていた。それがあったから1月にも連絡をとったら、高台に避難しているところだったという。その縁で、4月に阿川佐和子も珠洲市に行ってきたそうだ。そのあとに風邪を引き、7月末まで長引いていたというのだが、そういえば、たけしが「TVタックル」で進行していたときがあったが、そういうわけだったのか。兄の阿川尚之が亡くなったのも今年だった。検索して確認すると、つい先月のことだ。

 楽天マガジンで雑誌のチェックをすると、「FLASH」では「ブラタモリ」が復活するタモリを散歩中に直撃取材している。「サンデー毎日」には、中森明夫によるのんインタビュー、山田美保子の連載は「ワイドナショー」終了について書いている。「SPA!」には年末恒例企画の「男が選ぶ好きな男・嫌いな男」。福山雅治と吉田豪の対談もある。「エッジな人々」にはトム・ブラウンが登場。

 録画していたテレビ番組をあれこれと。観そびれていた「アメトーーク!」から、9月に放送された「出川哲朗祝還暦ナイト」前後編を今ごろ観る。堀内健、天野ひろゆき、飯尾和樹、土田晃之、ロッチ中岡、狩野英孝、三四郎小宮が出演、MC側にバカリズム、ぼる塾あんりが座る。キャイ~ンとは「お笑いウルトラクイズ」で共演、そのころに新人グループで最年長だった出川が「隊長」と呼ばれるようになった。土田は「やるならやらねば」にエキストラで出ていた。その土田を、エキストラなのに笑わないから出川は覚えていた。テレビ朝日に残る出川の映像集、1995年放送「走れ!GET」というまったく知らない番組では、街のワルを連れてくるという企画をやっている。1999年放送「志村&所の戦うお正月」では、山崎邦正と熱闘風呂対決をしていた。そのほか、「ぷらちなロンドンブーツ」や「内村プロデュース」の映像もあった。リアクション期の三十代から、四十代は天然ポンコツ期に移り、この時期は「アメトーーク!」の映像が中心になる。「リアルガチ」「WHY?」など、おなじみのフレーズがこの時期に出ている。16年ぶりの「出川大陸」もあり、昨年から1年間の長期密着をしていた。最後は出川がやりたかった「出川哲朗のお笑いヤバイよクイズ」が実現、ダチョウ俱楽部、パンサー尾形、ロッチ中岡、三四郎小宮、相席スタート山添、霜降り明星せいや、オズワルド伊藤が参加した。

 ラジオでは、今日は「ミュージックソン」が正午から始まっていた。メインパーソナリティーは出川哲朗。オープニングからタイムフリーで聴くと、有楽町の屋外から中継していたようだが、そこからニッポン放送に移動してくるところから始まる。最初のゲストには欽ちゃんと研ナオコが登場。そういえば、このふたりの特番があったのに聴きそこねてしまっていた。出川みたいなボケ役を前にしたときの欽ちゃんは可笑しい。研ナオコのフォローも効いていた。

 夕方から外出。まず、二俣川に出て、ジョイナステラスの行政サービスコーナーに図書館の本を返却する。二俣川から星川に移動し、遅めの昼食。ゆで太郎に入り、ミニから揚げ海苔弁セットを食べた。730円。無料券を使い、海老天もつける。そのあとは、イオン天王町のフードコートに行ってみるが、クリスマスイブだから混んでるかなと思ったけど、逆だ。クリスマスイブだから、みんなフードコートなんかでは食わない。いつもはカウンター席に座るが、今日は4人掛けの席を広々と使った。マクドナルドのホットコーヒーとアップルパイを食べながら、読書していく。しかし、眠くなり、思ったように読み進められなかった。

 帰りの電車内で、図書館で借りている田中久稔「経済数学入門の入門」を読み終えた。2018年刊、岩波新書。10月に経済学の本を読んだが、その流れで今度はこの本を読んだ。著者は1974年生まれの経済学者。ほんの160ページ程度の薄い本なのだけど、それでも、すいすいとは読めない。一応、理解しながらは読んだつもりだが、これは記憶に残る気がしない。

 夜遅くに帰宅し、夜もまた、録画していたテレビ番組をいくつか。今日の「徹子の部屋」は森山良子がゲスト。来年77歳。元夫が去年に亡くなったことは森山直太朗が出演したときにも語っていた。小木は森山良子のコンサートには一度も行ったことがないらしい。

 今夜の「さんま御殿」はクリスマス4時間スペシャル。これは追っかけ再生で観始める。最初のブロックは、さんまの芸歴50周年を記念した「50周年メモリーズ」として、ヒロミ、ナインティナイン、長嶋一茂、ウエンツ瑛士、高島礼子、ハリセンボン、陣内智則、若槻千夏、滝沢カレン、道枝駿佑、国本理沙が出演。さんまが長嶋一茂に「「バカ息子」とペンキで書かれて、こいつ、犯人、俺やと思ってたんやで。」と言うと、一茂「僕、まだ思ってますよ。さんまさんが書いてくれたんだなあって。」 過去の名場面集があり、石破茂が出演した映像も流れる。終盤にはスペシャルゲストとして小池百合子が登場。これはさんまにもサプライズのゲストだったのか。小池百合子の席は中央に設けられた。「玉川さんてどう思いますか?」と訊く一茂。小池百合子は途中参加で途中退席。1時間半ほどのところでつぎのブロックに移ったが、ひとまず、ここで中断する。

 トム・ブラウンが「M-1」2本目に用意していた漫才を「ラヴィット!」でやったというので、これは TVer で確認した。剛力彩芽の顔を替えるネタ。これが「ラヴィット!」でなく「グッとラック!」だったらと志らく師匠が悔しがってないだろうか。

 夜もまた、ラジオを聴く。昨日月曜の「ナイツ ザ・ラジオショー」をタイムフリーで聴くと、もちろん、さっそく「M-1」の話をしている。くるまの制圧力を語る塙さん。放送後には、若林、石田と同期3人で飲みに行ったそうだ。「M-1」の話をもっと聴きたかったのだが、途中から、兄はなわの息子の結婚式の話になってしまった。そのあとにはバッテリィズが電話出演し、ここだけ事前収録だったが、30分しか寝れずにすごく疲れている様子だった。

 深夜1時からは「爆笑問題カーボーイ」をオンタイムで聴くと、ニッポン放送の「ミュージックソン」の話題から始まる。中居正広のスキャンダルもいじりつつ、聴いているうちに少しうとうとしてしまったが、そのあとには「M-1」の話もたくさんしていた。大阪の西川きよしの公演に出演したときに、じつはバッテリィズに会っていた。喫煙所での会話を再現するが、たしかに以前にこの番組で聴いた記憶がある。太田「「ツギクル」でもさ、全員満場一致でエバースって言ってたんだよ、裏では。」 それから、真空ジェシカとトム・ブラウンが出演する「検索ちゃん」の話になっていった。そのあと、ニッポン放送の「ミュージックソン」に替えてみたら、出川哲朗と堀内健だけでなく、小泉今日子が出ていた。

 眠れなくなり、NHKプラスで「カムカムエヴリバディ」の続きを観る。それから、ひさしぶりに Netflix を開き、「LIGHTHOUSE」の続きを観た。ずいぶん前に初回を観ただけで、すっかり間が空いてしまった。第2回、第3回を続けて観ていくと、若林と星野源の会話に共感することしきり。早朝にゴミを出してから眠る。

2024年12月23日月曜日

12月23日月曜日/今度はインフルエンザ

◇ テレビ・雑誌・ラジオ

 朝、録画していたテレビ番組をいくつか。昨日の敗者復活戦の裏では「笑点」でナイツが漫才をしていた。土曜に放送された「ネタパレ」はラブレターズ特集。川島明、アルピー平子が推す野球拳のコント、塚地武雅が推す義理の兄のコントが披露される。ラブレターズがプロになるきっかけとなったのはバナナマンだそうだが、設楽統からのメッセージもあった。最後は「キングオブコント」優勝ネタの「光」が演じられる。

 昨日の「ワイドナショー」は、今田耕司、安藤優子、武田鉄矢、EXIT兼近が出演。この番組も「103万円の壁」の話題から始まり、岩田明子が解説をする。みんなゴルフで例える流れになったのが可笑しい。番組終盤には今年の芸能ニュースをふり返る。武田鉄矢は西田敏行の思い出を語った。兼近がエックスのアカウントを削除したらしいが、これは兼近の考えが正しいだろう。しかし、松本には触れられずに終わってしまった。

 楽天マガジンで雑誌のチェックをすると、「週刊ポスト」には、来年に石破退陣、玉木首相誕生のシナリオという記事がある。そのほか、松本は私財を投じ、配信番組をプロデュースするとの説。フワちゃんは YouTube で復帰かという説。安倍昭恵とトランプの面会は石破に恥をかかせるために麻生太郎が仕掛けた説。いっぽう、佳子さまが表紙の「週刊現代」はいつもの「週刊現代」とはずいぶん雰囲気が違っている。「オードリー若林がM-1審査員を引き受けた深いワケ」という小さい記事があり、読んでみれば、「M-1」と松本に対する恩返しだというたいして深いワケでもなかった。そのほか、亀井静香と玉木雄一郎の対談もある。「週刊プレイボーイ」では、爆笑問題とピエール瀧が今年をふり返る対談をしていた。瀧に会ったとラジオで言っていたのはこれだったか。ほかには、オール巨人とガクテンソクの対談もある。安齋肇の連載は宮藤官九郎のことを語っている。

 昼はラジオ。「ビバリー昼ズ」を聴くと、オープニングにはもちろん「M-1」の話をする。高田先生「しかし、昨日の「M-1」は出来がよすぎちゃったね、面白かったね。もうみんな、うまいね。あきれるくらい面白いね、みんな。言葉もないね。いや、素っ晴らしい。あんなさあ、バッテリィズ、(笑)あんな隠し技があった…、いたんだね、ああいう子がまだ日本に。ふざけきってるよ。ホンモンだな、ありゃ。いいの見つけてきたねえ、ほんとに、古墳から発掘したような子だもんなあれ。俺たちも昔っから漫才観てっけど、あれなんだよ、漫才っていうのは。だからほんとにね、寛平ちゃんとジミーちゃん以来! あんだけホンモノの天然が…、ホンモノが現れたろ。あれが正しい漫才なんだよ。」「みんなすごいよ。あと、あのほら、桜の木の下で待ち合わせ何十年後にしましょうって、あれもよかったねえ。すごいよ、うるう年だろ? あれは素晴らしいな、わかるよああいうのな。エバースっていうの? いやあ、すごいね。なんで縦でその食べる店ばっかり、縦で。(笑)ワンフロアでいいだろって。あれは言えないよなかなか。いやあ、あれもすごい。令和ロマンは申し分なしだね。あのひとたちほら、テレビずーっと1年間出ないで、ああやってネタずーっと作ってたんだろうな。堂々としてたもんな。(略)あれさ、渡辺とかって名字でさ、遊ぶのが素晴らしいね。ちょっと言われたらそうだなと思うけど、気がつかないよ。斎藤の「斎」で遊ぼうとか思わないもん、俺たちだって。(略)憎たらしいくらい上手いね、ああいう目のつけどころが。その点、あれだな、塙だけしか1票入れなかった、なんつったっけ? (スタッフから真空ジェシカと教えられる。)惜しかったな。1本目のあの偏った政党しかポスターがないっつうのは、死ぬかと思ったな、可笑しくて。(略)ほんとうまいこと言うね、みんな。おじちゃんたちはもうね、呆然と観るね、俺なんか。すごいこと言うなあ、みんなと思ってさあ。そんなとき、ほっとさせてもらったのはトム・ブラウン! いいねえ、馬鹿で。(略)もう、あたま使わなくていいんだもん。少年と同じような目で見てればいいんだろ? 動物を観るような目でさ。バーン! ヒューン! ってやってんだ。あれはできそうでできないんだよ、じつは。えらいなと思ったのは「合体!」しなかったことだよ。合体、昨日はしなかったからね。合体を放棄した。えらい。素晴らしい。」 そして、12時台ゲストはカンニング竹山。来年は「放送禁止」とは別に各地の小さい劇場をまわって漫談をしたいと思っているという。竹山「普通に、村本の映画観てたんですよ、ドキュメンタリーの。村本がそれやってて。あ、こいつすげえなあと思って。それだったら俺もやってみようかなって。」 高田「ああ、村本に刺激されたんだ?」 竹山「村本に刺激されたっていうとすげえいやなんですけど。(笑)」 竹山のリクエスト曲は吾妻光良。高田先生に音楽をよく知ってるって感心されていた。

 今日は面会に行くつもりで準備をしていたら、老健から電話があり、今度はインフルエンザが出たというのでまた面会中止になった。まいったな。先週に1回会っただけで、このまま年を越すことになるのか。

 夕方から外出。まず、二俣川に出て、ジョイナステラスの行政サービスコーナーに図書館の本を4冊返却していく。それから、あてもなく、横浜に移動。遅めの昼食、天理ビルのカレーの市民アルバに入り、スタミナひき肉カレーを食べた。750円。有隣堂を覗いていくと、ナンシー関「信仰の現場」が星海社新書から復刊されていた。こんな方法があるとは驚いたな。地下のドトールに入り、ひと休み。

 ドトールで、図書館で借りている「ミュージック・マガジン」2冊を読んだ。2月号、ZAZEN BOYS の特集は向井秀徳のインタビューだけ読んだが、松鶴家千とせにシンパシーを感じていて、浅草に観に行ったときにいきなり楽屋を訪ねていった話が語られている。しかし、この号を借りたのは、もうひとつの特集「2024年はこれを聴け!」を読みたかったからだ。Spotify で、実際の音源にあたりながら読んでいく。もう1冊は9月号、「2010年代Jポップベスト・ソングス100」という特集を確認したかった。これは発売時に立ち読みもしたから、ざっと目を通しなおす程度。

 夜に帰宅し、夜もまた、録画していたテレビ番組をあれこれと。今日の「徹子の部屋」は小田貴月がゲスト。二度目の出演だったかな。高倉プロモーション代表という肩書きのひとだが、没後10年、高倉健を偲ぶという趣向。高倉健は愛犬家だったが、1970年1月、高倉健は自宅を全焼させたことがあって、十何匹もいた犬を焼死させてしまったことがあるという。高倉健は「徹子の部屋」に二度出演したことがあり、1988年放送、57歳のときに出演した回の映像では、サハラ砂漠での撮影について話している。1980年放送、48歳のときの回では、進駐軍が一度淹れて捨てたコーヒーが安く売られていたのを黄金町のほうまで買いに行っていた思い出を話している。

 昨夜の「ガキの使いやあらへんで!」は「結果発表オーディション」の続報として、浜田のアルバム発売が発表された。来年は「WOW WOW TONIGHT」30周年。そういえば、今年は「遺書」30周年でもあったんだよな。同じく、昨夜の「おかべろ」は兵動大樹がゲスト。毛量が増えて、30年ぶりにパーマをあてたそうだ。

 土曜に放送された「さんまのお笑い向上委員会」は年末恒例の「委員会的流行語大賞」。コロナ禍からさんまひとりの放送が恒例だったが、今年は陣内智則も出演。まずは「ニューフェイス部門」のノミネートが3名、アタック西本の赤ちゃん対決、おばあちゃんが飛びあがったときに発した「ヘイ!」、「27時間テレビ」の冷蔵庫マンだったが、この部門はアタック西本が受賞。続いて、「オフガヤ部門」も3名がノミネート。ひとり目は野田クリスタル、ふとっちょカウボーイに言った「センスゼロ!」と、もうひとつ、「さんま御殿」のVTRを何度も観るさんまに「偉いなあ。偉いのか?」。ふたり目はウエストランド井口、すがちゃんに言った「あいつ貧乏でつまんねえから最悪だよ!」。3人目は飯尾和樹、タモリ、志村との芸風の違いを語るさんまに言った「おっちょこちょい侍」と、ライブに客が入らなかったナダルに言った「90パーオフ!」。この部門は野田クリスタルが受賞した。最後は「魔の委員会'sハイ部門」。TKO木下、ヤジマリー、永野にキレる陣内がノミネートされ、このVTRのあとには永野もスタジオに加わり、あの乱闘が再現される。

 Spotify で、吾妻光良の今年出た新アルバムが聴けることに今さら気がついた。なぜか配信はないように思い込んでいて、確かめもしていなかった。


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2024年12月22日日曜日

12月22日日曜日/「M-1グランプリ2024」

◇ テレビ・ラジオ・賞レース

 今日はテレビの予定に合わせなければならないので、睡眠時間が難しい。午前中はラジオ。「安住紳一郎の日曜天国」(ゲスト・松たか子)をつけておく。

 録画していた今朝の「サンデージャポン」を観る。正門良規が初登場のほか、成田悠輔、カズレーザー、藤田ニコルらが出演。この番組では、またまた玉木雄一郎に独自取材をしている。北九州のマクドナルドの事件は秋山博康がスタジオで解説、トランプが孫正義と共同会見をしたというニュースは湯浅卓が解説する。渡辺恒雄の訃報も扱われる。ホリエモンが近鉄を買収しようとしたのは2004年だったか。ホンダと日産が経営統合のニュースでは加藤久美子がコメント。加藤久美子が大学時代に女子プロレスをやっていたとは驚いた。成田悠輔のものまねをしているガリベンズ矢野に、成田悠輔が法的措置を検討だって。

 先週日曜に放送された「M-1」の事前特番を先に観ておく。司会はブラックマヨネーズ、堀田茜も出演。まずは「M-1豆知識20」という趣向。優勝トロフィーが「アホカー像」という名前だとは知らなかった。ラストイヤーの優勝は笑い飯ととろサーモンだけだったか。結成からの最短優勝はフットボールアワーの4年8か月、敗者復活からの優勝はサンドウィッチマンとトレンディエンジェルの2組。敗者復活戦の会場は神宮球場や有明コロシアムの時代もあったんだっけ。ブラマヨ吉田は自分が優勝した年のエントリー数をちゃんと覚えている。そのあとには「1万組のエントリー物語」として、3回戦で敗退したモグライダーに密着するほか、4人漫才に挑戦するふぉ~ゆ~、高級マンションでルームシェアをする「コウキシン」というコンビ。中学生コンビの「バスター」、全盲の子と母のコンビ「おちゃのは」が紹介される。大阪の西淀川区に「こどもお笑い道場」というのがあって、横山チョップが教えている。優勝を目指すドラマとはまた違うドラマがこの大会の裾野のほうには広がっている。この番組内の最後に、敗者復活戦も合わせた審査員が発表された。

 午後、ラジオを聴きながら、台所の掃除をする。「爆笑問題の日曜サンデー」のオープニングににぼしいわしが登場。それから、録画していた「TVタックル」も観てしまう。韓国の情勢を特集、ANNソウル支局長の山本志門、金慶珠、石原伸晃、眞鍋かをりらが出演。

 さあ、いよいよ「M-1グランプリ」。敗者復活戦を録画しながら、追っかけ再生で観始める。司会は陣内智則と齋藤飛鳥、会場は新宿住友ビル三角広場。本戦同様、敗者復活戦も前段が長い番組になっている。審査員は、とろサーモン久保田、錦鯉渡辺隆、野田クリスタル、ウエストランド井口、トレンディエンジェル斎藤という5名。そういえば、久保田には審査員と因縁があったことを忘れていた。◆ まずはAブロック。出演順もここで初めて知る。決めかたが明らかにされておらず、去年もわからなかったが、単純に準決勝の点が低い順というわけではないのかな。トップは十九人。おばあちゃんに席をゆずるという、準決勝とは違うネタだった。2組目は今夜も星が綺麗。ヒッチハイクのネタ、これも準決勝とは違うネタだ。ホラー調の展開。十九人も好きなのだが、今夜も星が綺麗が勝ち残った。3組目はフースーヤ。これは準決勝と同じネタだったか、記憶があいまいだが、同じギャグは入ってる。ひとつひとつのギャグは他愛もないのに、キレのよさや表情、動きの可笑しさで笑わせる。これはフースーヤが勝った。4組目はドンデコルテ。恋愛事情を聴かせるこれは準決勝と同じネタだった。歌舞伎役者みたいな顔、口調もいい。これはドンデコルテのほうがずっと面白いと思ったが、僅差でドンデコルテが勝った。5組目はダンビラムーチョ。ここもとても面白かった準決勝と同じ、蝶と蛾のネタ。これは惜しい戦いだ。ダンビラムーチョに勝たせてやりたかったが、ダンビラムーチョが7割超えのスコアで勝った。6組目は金魚番長。興味のないコンビ、準決勝の記憶もない。英語の勉強の歌のネタ。これはダンビラムーチョの圧勝だろうと思ったが、49対51の僅差で金魚番長が勝ってしまった。そんな馬鹿な。このブロック、最後はカベポスター。動物の絵本を描こうと思っているというネタだが、なんだか平坦な感じがしてしまう。しかし、この対決ならばカベポスターだろうと思ったが、なんと、金魚番長が勝ち抜いた。いちばん興味のないコンビがAブロックを制した。観客席からおいでやす小田がリポートし、観客にも感想を訊く。◆ 続いて、Bブロック。トップはカラタチ。アイドルオタクのネタ。準決勝とは違うネタだったかな。2組目はナイチンゲールダンス。サッカー選手と監督という設定、動きのある派手なネタ。ナイチンゲールダンスが75パーセントをとって勝った。3組目は滝音。準決勝と同じネタだったかと思うが、言葉遊びのネタが可笑しい。これは滝音のほうがいいと思ったが、僅差で滝音が勝った。4組目はマユリカ。舞妓さんのネタだが、設定に入る前から阪本がキャラ作りしているのになんの意味があるのかがわからないのだ。これも滝音のほうがいいと思ったが、マユリカが6割超えで勝利する。5組目は家族チャーハン。副業でカレー屋をやるという準決勝と同じネタ。準決勝のときから気迫は感じたが、どうも作為が目立つ。鮮度では家族チャーハンのほうが勝るかと思ったが、僅差でマユリカが勝った。6組目は男性ブランコ。ひとの性と理性という準決勝とは違うネタだったが、これは面白かった。男性ブランコの勝ちだろうと思ったが、これも僅差でマユリカが勝った。最後は豪快キャプテン。ここも準決勝の記憶がない。漫才を辞めてイルカのトレーナーになるというネタで、古風でシンプルな漫才だ。豪快キャプテンのほうがちょっと面白いかと思ったが、結果はマユリカの圧勝だった。Bブロックはマユリカが勝ち抜く。審査員たちは豪快キャプテンの山下ギャンブルゴリラにひどい目に遭ってもらいたいといういじりをする。◆ ここでニュースが挟まり、最後はCブロック。トップはシシガシラ。浜中クイズというネタ。準決勝は違うネタだったかな。ハゲネタは隠し味程度になっている。2組目は豆鉄砲。これは準決勝と同じネタだったか、ハンバーグがわからないというネタ。論理がそこまでうまくない気がする。これはシシガシラが6割の勝ち。3組目はオズワルド。これは準決勝と違うネタか。もしも明日で地球が終わりだったらというネタだが、伊藤の漫才の口調に、もはや、普段のバラエティに出ているときの伊藤との誤差が見える。漫才の作為が露呈している。これもシシガシラの勝ちでいいような気がしたが、オズワルドが7割をとって勝った。審査員たちには伊藤の劇場出禁をいじられる。4組目はスタミナパン。「ほーんとにウンチしてまーす!」からのスタート。準決勝とは違うキャバクラのネタ。準決勝のネタのほうが強かったと思うが、ここはスタミナパンに勝たせたい。結果はスタミナパンが僅差で勝った。5組目は例えば炎。準決勝の記憶がないコンビ。刑事の張り込みのネタだったが、なんと、まさかの制限時間オーバー。当然、これはスタミナパンの勝ちだろうと思ったが、スタミナパンが6割をとる。6組目はインディアンス。準決勝と同じネタだったろうか、「もうええわ」についてネタにするのだが、常連のインディアンスがメタ漫才みたいなことをこの場でやるのはいやらしい。スタミナパンを勝たせたかったが、僅差でインディアンスが勝った。最後はひつじねいり。準決勝とは違うたこ焼きパーティーのネタ。ふたりの個性がぶつかる可笑しさ。ひつじねいりを勝たせたいところだが、51対49の僅差でインディアンスが勝ち残った。金魚番長、マユリカ、インディアンスという3組による最終審査。どこが勝っても面白くない結果になった。これは審査員も難しそうだが、誰が誰に投票したかは明らかにされない。審査は割れた。金魚番長が1票、マユリカが2票、インディアンスが2票獲得し、決選投票によってマユリカが3票獲得、敗者復活を決めた。

 そして、本戦も追っかけ再生で観ていく。例のごとく、始まるまでが長い。2001年からの歴史をたっぷりと見せるVTRの最後を島田紳助の言葉で締めた。番組開始5分を過ぎ、司会の今田耕司と上戸彩が登場。ABCテレビの大仁田美咲アナがテレビ朝日の外から中継。それから、今回の予選のドキュメント。17分過ぎにファイナリスト9組が紹介される。おなじみの半裸のファイティングポーズ。18分に「M-1グランプリ2024」のタイトルが出た。ここからようやくスタジオ、司会の今田耕司、上戸彩がしゃべり始める。大仁田アナがファイナリストたちの控え室からリポートする。真空ジェシカ川北は陣内の眼をしている。敗者復活のマユリカがおいでやす小田と一緒にクルマでテレビ朝日に向かっている様子も映された。29分過ぎから審査員の紹介、登場順に、博多大吉、ナイツ塙、笑い飯哲夫、オードリー若林、ノンスタイル石田、かまいたち山内、アンタッチャブル柴田、海原ともこ、中川家礼二という9名。礼二が唯一、登場時にふざけてみせた。42分頃から「笑神籤」の説明をする。くじを引くのはやっぱりオリンピックのメダリストたちだ。まずは阿部一二三が登場、いよいよくじが引かれる。トップに引かれたのはなんとまた令和ロマンだ。これはさっそく盛りあがる展開になった。くるまの風貌がもう悪役の貫録充分。子どもの名字のネタだが、準決勝でも見せた横綱相撲だ。どっしりしているものの、笑いの面ではどうだろうか、内容が薄いのではないか。しかし、審査員たちの点はかなり高くなった。哲夫、礼二、塙はやや抑えた点をつけたと思った。2組目に引かれたのはヤーレンズ。これも驚きの順番になり、阿部一二三はすごい。ヤーレンズは準決勝と同じ、おにぎり屋のネタだった。フリースタイルっぽい令和ロマンよりも、考えた形跡、稽古の形跡を感じるのだが、しかし、驚くような笑いはない。審査員たちは令和ロマンに比べ、だいぶ抑えた点をつけたが、ただひとり、哲夫だけが令和ロマンよりも1点高くした。楢原が審査員席に向かって「じゃあ、松本さん!」とボケると、今田「家で観てはると思います。」 ここまではまるで「THE MANZAI」のような雰囲気というか、滑らかすぎて、引っかかりがない。3組目は真空ジェシカ。またもや連続出場組が続く。ここも堂々たるもの。準決勝が素晴らしかったから大いに期待していたが、その準決勝と同じ商店街のロケのネタをやった。かなり面白かったのだが、準決勝のほうが笑いがうねっていたかという感じはした。審査員たちの点は高かったが、令和ロマンには1点及ばなかった。ここで「笑神籤」を引く係が交代し、卓球の早田ひな選手が登場する。4組目、ここで敗者復活のマユリカを引いた。同窓会のネタ。敗者復活のネタとは変えてきた。しかし、マユリカも手のうちは知られている。審査員の評価は低調、ここまでの最下位になる。5組目はダイタク。ここで初めて、初出場組が登場。ヒーローインタビューのネタは準決勝のネタだったかな。劇場だったら申し分なしという漫才だけれども、大きな笑いがないからどうだろうかと思った。やはり、審査員の評価は低調だったが、塙さんの点は比較的高かった。ダイタクのソフトな漫才は東京の寄席に合う芸という感じがする。ここでおなじみの「話題ワードランキング」が挟まり、「上戸彩 かわいすぎる」が3位、くるまのセリフ「終わらせましょう」が2位、1位は「阿部一二三」だった。6組目はジョックロック。無名のコンビがここで登場した。医療ドラマのネタ。冒頭から緊張している様子が感じられるが、しかし、決めポーズがきっちりとハマっていく。「NHK新人お笑い大賞」で初めて観たときよりも面白く感じられた。芸歴3年目と10年目が組んだコンビだとはここで初めて知った。審査員の評価は低調、ここまでの最下位になるが、哲夫の点が意外と高かった。7組目はバッテリィズ。新星が続く。登場時に迷ったような足取りを見せるエース。偉人の名言のネタ、スタイルは古典的だが、テクニカルな漫才が続き、ここまでくるとストレートなアホ漫才がやたら可笑しくなってしまう。審査員たちも高得点をつけ、バッテリィズがここでまさかの首位に躍り出た。「笑神籤」の係がここでまた交代、体操の萱和磨選手が登場。8組目にはママタルトが登場。銭湯のネタは準決勝と同じネタだ。ママタルトは風貌のわかりやすさの反面、笑いはテクニカルで、檜原のツッコミが可笑しい。ところが、大鶴肥満が暴れまわるところでは意外と笑いが起きなかった。パワー系のわりには爆発に至らずか。審査員の評価は低調、ここまでの最下位になった。出番順の不運もあったか、低い点をつけやすいめぐりあわせになってしまった感じがする。礼二「檜原くんが、ツッコミを立てすぎるとこはもうちょっと減らしてもいいんじゃないかなとは思うんですけど」 9組目に期待のエバースがようやく登場。初恋の女の子に再会するというネタ。遅すぎる出番にちょっと心配になったが、しかし、この流れで、落ち着いた漫才をしっかりとやりきってみせる。エバースのこの力量はすごい。最高得点をつけていいくらいだと思ったが、審査員たちの評価は中間を漂うような点数になり、3位の真空ジェシカにわずか1点及ばずという結果になった。礼二「うまいっすねえ。(略)感心しかなかったです。」 最後はトム・ブラウン。ホストクラブに通う女の子の肝臓を守りたいというネタ。動きまわって、みちおは少しバテてしまっていた。とびっきりくだらないラストに笑うが、しかし、本来ならば、トム・ブラウンは去年に決勝に進むべきだったのではと思う。審査員たちの評価は割れた。大吉は高得点をつけたが、やはり、去年の敗者復活のほうが面白かったという。塙さんは最高得点をつけたが、石田、柴田、礼二は低評価だった。

 バッテリィズ、令和ロマン、真空ジェシカという3組が勝ち残り、いよいよ最終決戦。トップは真空ジェシカ。長渕剛のライブと間違えて、ピアノがでかすぎるアンジェラ・アキのライブに行くというネタ。1本目と比べると笑いの数が少なく、展開もゆったりしている。これは勝ちきれるネタだろうか。2組目は令和ロマン。戦国時代にタイムスリップするネタ。準決勝のネタをここに出してきた。強いネタを2本目のほうに残してあったのだ。スキルだけでこなしたような1本目よりも練られているし、ひょっとして、2連覇の可能性があるのかということをここで感じた。最後はバッテリィズ。世界遺産のネタ。これは去年の敗者復活のネタだっただろうか。ここまではバッテリィズが主役の流れのようにも思えたが、1本目ほどはハマらなかったという気がする。審査員たちはどう判断するか。今年も上戸彩の「CMのあとで」があり、さあ、ついに結果発表。大吉、石田、山内、柴田、ともこが令和ロマン、塙が真空ジェシカ、哲夫、若林、礼二がバッテリィズに投票し、5票獲得した令和ロマンが2連覇という結果になった。見事、史上初の2連覇を達成。すごくドラマチックな大会になった。結果を見れば、令和ロマンだけが2本目に強いネタを残していたのが明暗を分けたようだが、1本目だけを比べてみれば、令和ロマンはそこまでいい出来だとは思わなかった。もし、順番がトップでなければあの高得点にはならなかったのではとも思うが、しかし、ことによると、トップになったからあのネタでいけると踏んだのかもしれない。運が味方したのか、それとも、何番目でも対応できるだけのネタの種類を用意していたのだろうか。そして、真空ジェシカと1点差で負けたエバースは惜しかったが、エバースの力量をきちんと証明する場にはなったのではないか。真空ジェシカの1本目は準決勝で観たときから最高に面白かったのだが、もし、エバースの2本目があったら、審査員たちがエバースに傾いた可能性も考えられたという気はする。だがなにより、審査員の顔ぶれが大幅に入れ替わり、どうなることかと思った今回の「M-1」は、はっきりと新しい章に進めたという感じがする。この変化の回を成功させたことは大きい。「M-1」は運も味方につけている。

2024年12月21日土曜日

12月21日土曜日/瀬谷の「あじぷら亭」

◇ テレビ

 朝、録画していたテレビ番組をいくつか。今朝の「週刊フジテレビ批評」は、年末恒例の放送作家座談会「放送作家が振り返る2024年のテレビ界」。伊藤正宏、矢野了平、勝木友香が出演。それぞれの「神番組」に、伊藤正宏は「FNS27時間テレビ」と「クイズタイムリープ」を、矢野了平は「イシナガキクエを探しています」と「淳×ジュニア×有吉」を、勝木友香は「有吉クイズ」のLINEグループの回と「耳の穴かっぽじって聞け!」の戦場カメラマンが伝えたい戦地の本音の回をあげた。矢野了平は「有吉クイズ」と「クイズタイムリープ」にはスタッフとして関わっている。矢野によれば、「クイズタイムリープ」はスポーツ局の社員による企画で、総合演出もスポーツ局のひとなのだ。過去のクイズ番組の映像から誰をCGで消すのか、その権利の問題を伊藤が疑問にすると、解答者はじつはひとりも消していないのだという。つぎに、それぞれが選ぶブレイクタレントに、伊藤はレインボー、勝木は藤本美貴、矢野は青木マッチョ、ひょうろく、松田元太という3人をあげた。矢野は番組とひもづいたブレイクタレントが目立ったというのが今年だったというが、伊藤によると、自分たちがデビューしたころは多かったという話でもあった。最後に、3人が選んだテレビ界のトピックは「新番組がヒットしづらい」「テレビ界に世代交代が!?」というものだった。

◇ 落語会

 午後から外出。風が強い。電車に乗って瀬谷まで、駅から直結しているイオンの上階にあるあじさいプラザという会場にて開催される「あじぷら亭」という落語会にやってきた。こんな落語会をやっていることも今まで知らなかったのだが、以前、瀬谷にきたときに、ここに貼り出されているチラシを見て、らく次さんが出ることを知った。こんなにうちから近いところなら行かない手はないと思い、昨日、電話で予約したのだった。当日精算、二千円。ホームページには座席表が載っていて、3列目の右端の席を選んだのだが、備えつけの椅子ではなく、並べてある椅子だった。14時開演、まずは前座の笑王丸さん。初めて観るひとだが、談笑師匠のお弟子さんだ。噺は「道具屋」。さすが、らく次さんが頼むだけあって、しっかりした前座さんだ。あとはらく次さんの独演会だが、なんと、四席もやった。一席目は「宮戸川」だったが、最後までやらずに切る。二席目は「三方一両損」。仲入りを挟み、三席目は「岸柳島」。最後は「死神」だったが、かなり志らく師匠のかたちどおりだった。16時頃に終演し、ロビーにらく次さんが立っていたからあいさつしていこうとすると、先に別の客が近づいて話し込んでしまっている。ロビーで少し時間かせぎをしていたら、らく次さんが気がついてくれて、あいさつはできたけれどもほんの一瞬だけ、なにも話せなかった。狭い会場だったが、客席にいたのにも気がついてなかったみたいだ。

 瀬谷駅の北口に移動すると、駅前の天一書房の様子がおかしい。近づいてみると貼り紙があって、10月末に閉店していたことを知った。ああ、残念無念。瀬谷図書館まで足を延ばし、年始に読む本を考え、雑誌を含めた4冊を借りていく。

 遅めの昼食、ひさしぶりに壱鵠堂に入り、赤味噌肉らーめんを食べた。890円。からだが温まる。南口に戻り、イオンのドトールに入り、ひと休み。インスタの投稿をしてから、少し読書していく。帰りは瀬谷のブックオフに寄りつつ、歩いていく。瀬谷のブックオフは棚の配置がだいぶ変わっていた。110円の文庫本を1冊、220円の単行本を2冊、390円の単行本を1冊買う。スーパーにも寄り、明日は家にこもるつもりで食べものを多めに買った。

◇ ラジオ

 夜遅くに帰宅し、タイムフリーで、今日放送された「サンドウィッチマン ザ・ラジオショー」のオープニングを聴いた。明日の「M-1」の話を期待したからだが、富澤が審査員を辞退したことについて、伊達「「なに? 富澤が審査員断った?」っつって、俺が腕ふりまわして待ってたんですけど、まあ、こなかったですね。(笑)」 審査員のメンバーを見て、伊達「なんの異論もないでしょ。」と言いつつ、「まあ、欲を言えばですけど、ますだおかだの増田さんね。(略)あとは吉田さんね、ブラマヨの。」 富澤「だから、その、ネタ作ってるひとってのもあるけど、ボケ目線、ツッコミ目線もあると思うから、そういう意味ではね。」 伊達「俺なんか出たらもう完全にツッコミの技術で決めるからね。」 伊達「山田邦子さんもいてほしかったですけどね。(略)僕ら世代でいうともう、あのなんだろう、ほんっとに、このひとたちに評価してほしいっていうひとが全員そろってたよね。」 富澤「うん…。」 伊達「あれっ?(笑)」 富澤「まあ、まあ、はい、そうですね…。」 伊達「そして、このかたたちに票を入れてほしいっていうひと、全員いただいてんのよ、われわれ。」 富澤「うーん…。」 伊達「なんでだよ!(笑)なんでそこ温度差あんだよ。いやだって、紳助さん、松本さん、上沼さん、巨人師匠ですよ。この4票ですよ。」 富澤「僕らはね、票いただいて。いやだから、なんで、関東のひと入れてくんねえなっていうのあったね。」 伊達「ラサールさんとね、大竹さんとね、うん。」

 続けて、昨日金曜の「中川家 ザ・ラジオショー」のオープニングも聴く。剛「トミーおらんやん、トミーが。」 礼二「はい、トミーね。」 剛「トミー、逃げたな。」 礼二「はい、「もう、ちょっと…」みたいな感じで。僕はもう春から聞いてましたけど。」 剛「こっから、ほら、石田とか。」 礼二「山内とかね、柴田とか、若林とか。」 剛「これ、だんだん…、だんだん、君ももうこっからハブかれて…。」 礼二「ハブかれますよ。来年、たぶんおらんと思いますよ、ハブかれて。」 剛「だから、若い子大会になってくるでしょ、これから。」 礼二「そう、芸歴15年ちゅうたところでね、別に。若いんやもん、だって、15年つったって、はい。僕がたぶん、先、はじかれる…。はじかれる可能性ありますね。(笑)」

 Spotify のポッドキャストで、3週前の「大竹まこと ゴールデンラジオ!」も聴く。エバースがゲストの回を聴いておきたかった。この回のパートナーははるな愛。ラジオを聴きながら雑務を片づけ、毎度のごとく、明日の録画残量を空けるためのダビングにも苦労する。ようやく眠れたときには早朝だった。

2024年12月20日金曜日

12月20日金曜日/ハヤシビーフを食べる

◇ テレビ・雑誌・読書・ラジオ

 早朝にいったん目覚め、NHKプラスで「カムカムエヴリバディ」を観てから眠りなおそうとするが、なかなか眠れなくなった。部屋が寒い。ラジオを聴きながら、ようやくもう少し眠りなおし、ブログの更新をひとつ。録画していたテレビ番組をあれこれと。昨夜の「紙とさまぁ~ず」(ゲスト・松重豊)を観て、それから、録りためてあった「アメトーーク!」を順番に観ていく。

 夕方、すっかり暗くなってから外出。とりあえず、横浜に出る。地下の有隣堂で、雑誌の立ち読みを少し。「オール読物」新年号は「読書と安眠」という特集。佐藤愛子の談話があり、骨折で入院中だとかで、去年百歳のときの談話が掲載されている。娘によると、認知症も出ているようだ。そうはいっても百一歳だからな。「ミュージック・マガジン」は年間ベストアルバム発表号。ぱらぱらと見るかぎり、自分の聴いていたものはほぼ見当たらない。これはまた改めて図書館で借りることにしよう。

 天理ビルのカレーの市民アルバで食べるつもりでいたが、行ってみたら休みだった。調子が狂う。先にダイソーに寄り、イヤホンをスマホにつなぐアダプターを買いなおしておく。ジョイナス地下2階のカレーハウスリオに入り、ハヤシビーフを食べる。900円。地下のドトールに入り、読書をしていく。

 図書館で借りている、中村計「笑い神 M-1、その純情と狂気」を読み終えた。2022年刊、文藝春秋。初出は「週刊文春」に、2021年11月から2022年4月に掲載されたもの。楽天マガジンではカットされていたから連載中には何度か立ち読みした程度だった。しかし、現在の吉本と文春の関係だったらこんな企画は通らないんじゃないのか。中村計というひとはスポーツ畑出身のライターという認識だが、近年はお笑いに関する記事をよく書いている。スポーツノンフィクションの手法でお笑いを扱っているのだが、この本は笑い飯のヒストリーを中心に、2010年に中断するまでの第一期の「M-1」の歴史をたどっていく。読みながら、忘れていたことをずいぶん思い出したが、リアルタイムの感覚では、やっぱり、島田紳助と吉本の色がものすごく濃厚な大会だったはずだ。中心にいるのは、笑い飯、千鳥、麒麟の3組、それに対する吉本内の派閥争いという側面があった。非吉本の出場者たち、おぎやはぎ、サンドウィッチマン、ナイツ、オードリーらの印象は、その後の存在感が大きく増したために、今となっては錯覚されている部分もあるだろう。しかし、中村計は塙さんの本も手掛けていながら、この本のなかではナイツの存在感が薄かったり、なぜだろうと思うようなバランスがいくつかあった。取材を断られたひともおそらくいたのではないだろうか。

 閉店時刻に間に合うと思い、ビブレのGUに寄り、冬用の靴下を買ってから帰る。夜遅くに帰宅し、夜もまた、録画していたテレビ番組をこつこつと。今日の「NHKニュース7」を観て、あとはまた録りためてあった「アメトーーク!」を観ていく。10月放送「ネタ書いてるVSネタ書いてない芸人」の回には、ウエストランド、さや香、ラランド、コットン、ニッポンの社長が出演。MC側にフットボールアワー後藤が座っていたが、フットボールアワーはふたりでネタを作っているのだ。

 タイムフリーで、今日の「ビバリー昼ズ」(ゲスト・丘みどり)を聴き、もうひとつ、途中までしか聴けなかった昨日の「ビバリー」も聴く。木曜には珍しく、12時台にゲストがあり、森山良子が登場した。少し読書を進めてから、深夜に眠る。

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2024年12月19日木曜日

12月19日木曜日/「文七元結」あれこれ

◇ 雑誌

 朝、ラジオをつけっぱなしにしていたら、渡辺恒雄の訃報が速報で伝えられた。録画していたテレビ番組をいくつか観て、それから、楽天マガジンで雑誌のチェック。「週刊文春」の宮藤官九郎の連載を読むと、クドカンは親子でエバースのファンなのだ。単独ライブにも行っている。「週刊新潮」の横尾忠則の連載では、椹木野衣を介して、楳図かずおのマネージャーからメッセージが届いたということが書かれている。楳図かずおは横尾忠則の連載を読むために「週刊新潮」を買っていて、亡くなる最後の週まで読むのを楽しみにしていたという。横尾忠則と楳図かずおは同い年、88歳。横尾忠則も楳図かずおのファンだった。「墓碑銘」の欄はぜん馬師匠。吉川潮、広瀬和生、毒蝮三太夫、さこみちよがコメントしている。隣りのページの「結婚」の欄はばってん荒川の息子。肥後ドッコイというコンビを組んでいて、今年の「M-1」2回戦で敗退している。

◇ 病院

 午後から外出。3ヶ月に一度の呼吸器内科の検診なのだが、前回から今日までのあいだにも母のために病院に通ってばかりだったからなんだか妙な感じだ。前回、薬樹薬局で借りたビニール傘も忘れずにもっていく。横浜駅から市民病院までは歩いていくが、歩きながらスマホのラジコで「ビバリー昼ズ」を聴こうとすると、Gemini がいちいち反応してしまい、ラジコの音声が途切れ途切れになる。昨日からどうも様子がおかしかったのだが、Gemini をオフにする方法がわからない。それとも、イヤホンをつなぐアダプターの問題かな。

 市民病院には 14時半の予約だったが、15分ほど遅刻する。いつものように、受診案内票を発行する機械に向かおうとすると、その手前に今まではなかった受付が作られている。機械を使おうとすると呼び止められ、受付のほうで保険証の確認があった。なんなんだろうか。前回は予約票を入れる場所を間違え、ずいぶん待たされる失敗をしたが、今度は受付の女性にすぐに予約票を受け取ってもらった。30分ほど待たされ、診察はすぐに終わる。鼻をぐずぐずさせていたのがすぐにわかったようで、風邪気味ですかと訊かれ、鼻炎ですと答えた。診察の順番はすぐにまわってきたが、その代わりに会計のほうは渋滞していた。そのあとは薬樹薬局に向かう。こちらでは、受付に置いてある機械で、マイナンバーカードの登録が行われた。目の前の貼り紙でようやく気がついたが、紙の保険証がもう廃止になったからだ。さんざん病院に通っていたのに、まったく無頓着でいた。マイナンバーカードを登録してから、借りていた傘をお返しする。

 横浜駅までまた歩いて戻る。岡野の交差点に新しいラーメン屋ができていたが、それだけでなく、八起がつぶれてしまったようで、替わりに大阪王将になっていた。何度か入っただけの店だが、もっと行っておくんだったと思ったときにはもう遅い。

◇ 関内・長者町

 横浜から関内に移動。地下のマリナードをひさしぶりに通り、ラブレターズが一日店長を務めたシークレットシューズの店を初めて確認した。マリナードもずいぶん店が変化している。まいばすけっとがあることも知らなかった。イセザキモールの元祖中華つけ麺大王に入り、肉野菜炒め定食を食べる。680円。この店は二度目の利用。有隣堂を覗いてから、ブックオフに寄る。しかし、買いたい本が見つからず、110円の新書をなんとか1冊買っていく。ベローチェに入り、ひと休み。ベローチェもブレンドのレギュラーがいつの間にか320円になっていた。

 夜になり、試聴室その3の「ぼんやりバープレゼンツ~文七元結Xmas2024~」というイベントに向かう。去年はこれを観に行こうとする直前に財布を盗まれたのだ。あれから1年。19時半開演の時間に合わせて到着すると、ここにくるまで知らなかったが、なんと、MELODY KOGA さんはインフルエンザのためにお休みになったって。エックスを見ていないからぜんぜん知らなかった。毎年、なにかしら変なことになるもんだな。しかし、ここまできて帰るのもつまらないから、せっかくだから、ほかの出演者を観ていくことにする。料金も千円で安い。ドリンクはホットコーヒーにする。三沢さんは顔を覚えてくれていた。気を遣ってもらったようで、席にきて少しお話もしてくれた。ドジブックスと言ったら思い出してもらえたようだ。インスタを見ると、KOGA さんも休むことをお知らせしていた。こういうときにかぎって見ていなかったんだよな。出演者がひとり少なくなり、開演は少し遅れ、19時50分からになった。まずは「影絵職人イワゴン」というひとの「文七元結」が披露される。スクリーンがあって、その裏側でシルエットになって演じる。着物を着ていたのか、衣装を替えたり、まげのカツラをかぶっていたようだ。落語ではなく、登場人物をひとりずつ、ひとり芝居で演じていた。これがたっぷり、50分ぐらいあった。続いては「スーパー田口くん」というひとの「文七元結」。今度は高座が用意されたが、演者は普段着であがる。コートを羽織りのようにしている。お名前は目にしたことのあるひとだったが、自己紹介で、普段はライターをやっているようなことを言っていた。これも普通に落語をやるわけではなく、落語のパロディで、途中からプロレスラーのものまねになった。登場人物は猪木や前田日明、長州、藤波など。まあ、今日はこういう趣向だということはもともとわかっている。最後まで観て、三沢さんに会釈して失礼した。終演したのは、21時半頃だった。

 横浜駅まで歩いて帰るのにスマホのラジコを使いたいが、やっぱり、アダプターの接触が悪いみたいだ。壊れるのが早すぎるな。今日の「ビバリー昼ズ」を途切れ途切れに聴きながら歩いてきた。普通に聴いていれば聴き終わっていたくらいだが、オープニングしか聴けずに着いてしまう。

 夜遅くに帰宅し、録画していたテレビ番組をいくつか。「NHKニュース7」を観ると、北九州市のマクドナルドの事件の犯人が捕まったニュースをやっていた。今日の「徹子の部屋」は小川菜摘がゲスト。和装で登場。浜田のほうがひとつ歳下だとは初めて知ったかもしれない。「ゆうひが丘の総理大臣」で共演した恩師、中村雅俊のことを話すのだが、浜田とともに「マサトシ」だとはこれも今まで気がつかなかった。文学座の同期だった渡辺徹の話もする。

2024年12月18日水曜日

12月18日水曜日/3週間ぶりの面会

◇ テレビ

 朝、ゴミを出してからもう2時間ぐらい眠りなおす。録画していたテレビ番組をあれこれと。観そびれていた「みんなテレビ」を2週分、先々週の放送は「はじめてのクソババァ!」という企画、実家暮らしの26歳のADが母に初めて「クソババァ」と言ってみる。「目黒川猥談」という企画は、川を挟んで猥談をする。先週土曜に放送された回は「先生の直しを直そう」という企画が面白かった。一般のひとが作った俳句を俳句の先生がなおし、なおした句をまた別の先生になおしてもらう。そのリレーが続き、最後にまた最初の先生のところに戻されてきた。「ドアをバーンと閉めよう!」という企画には玉森裕太が出演。昨夜の「新しい学校のリーダーズの課外授業」はゲストとトークをするだけの企画、鬼龍院翔が登場した。MCとして、コットン西村がまた出ている。

 今日の「徹子の部屋」は島田歌穂がゲスト。1989年放送、25歳のときに出演した回の映像が流される。デビュー50周年を記念し、ディズニーの公式カバーアルバムを作った。スタジオでは「ウエルカム・トゥ・クリスマス」を歌唱する。セットの窓の外の風景もちゃんとクリスマス仕様になっていた。島田歌穂に舞台を長く続ける秘訣を訊かれた徹子さん「そうね、まあ、私は歌を歌うひとになろうと思って音楽学校に行ったんだけど叶わず、やっぱり、うまくいかなかったんでね。そこで最初の挫折がありましたけど、それからNHK入って、それで俳優のほうに入っていったんですけど。そうね、なんていったらいいかしら…、やっぱり、ご飯をちゃんと食べる。」 島田「(息を飲み、)睡眠をとる?」 徹子「睡眠をとる。そうそれ、それですね。あなたどうですか、そこんとこ?」 島田「(略)やっぱり、からだが資本ですね。」 徹子「それからあんまりくよくよしない。」

◇ 面会

 午後に出発し、鶴ヶ峰のバスターミナルから長坂まで。バスは混んでいて、ずっと座れなかった。3週間ぶりの老健。初日以来、入所の翌日にはコロナが出てしまい、ただ面会にくることも初めてなのだ。玄関でスリッパに履き替え、窓口に置いてある面会用紙に記入し、箱に入れていく。職員は誰も出てこない。これだけでいいのかなと不安になりながら、エレベーターで3階にあがり、扉が開くと近くにいた介護士さんが近寄ってきたので、面会にきたことを告げると、母を呼んでくれた。そのあいだに、3階でも用紙に名前を記入する。面会場所は初日にもそこで話した、吹き抜けになっている窓際のテーブルで待っていると、母はすたすたと歩いてきた。自宅訪問にきた介護士のお兄さんにも教わっていたが、もう車椅子を使わずに歩けるんだ。この3週間、忘れられてしまわないかということをいちばん心配していたが、顔を見るとすぐに息子だと介護士さんに教えていた。初日の不安はどこへやらという感じで、元気に過ごしているようだ。慣れない環境に疲れているような様子はまったくない。症状が幸いしてと言っていいかどうか、3週間という長さもじつはあまり感じていないのかもしれない。リハビリをやっているようで、その話を短い時間にくり返し聞いた。面会時間が終わる16時まで、40分ぐらい、同じところに座って話を聞いていたが、本当は部屋の様子も見てみたかった。トイレに行きたいというので、戻ってくるのを待ってから帰るが、母が戻ってくるときに少し小走りになったのがちょっとひやひやした。エレベーターにはロックがかかっていて、帰るときには職員の誰かに開けてもらうのだが、下に降りる介護士さんがいたので一緒に降ろしてもらった。初日にも見かけたお兄さんだが、よく見るとけっこう年配のひとだった。このお兄さんに3週間ぶりなので様子を知りたかったと話すと、1階で立ち止まり、いろいろと教えてくれた。集団生活にも苦労せず、母の明るい性格が幸いしている。骨折の回復は順調なようで、こうなると、いつまでここにお世話になればいいのかもわからなくなってきた。うちに帰る準備を進めなければならないか。

 近くのかつやに入り、遅めの昼食。鯖とロースの味噌たまカツ丼を食べる。935円。100円引きのクーポン券を使う。バスがくるまで、フォレオで少し時間をつなぐ。バスは遅れてやってきたが、着いてから、車椅子の乗客を乗せていたためだとわかる。

 長坂から鶴ヶ峰に戻り、ブックオフに寄っていく。110円の文庫本を1冊、コミック文庫を1冊、コミックを1冊、それから、水曜は雑誌が半額になり、330円の音楽雑誌を3冊買っていく。鶴ヶ峰から二俣川に移動、ドトールに入り、読書してから帰る。

◇ テレビ

 夜遅くに帰宅し、夜もまた、録画していたテレビ番組をいくつか。今夜の「水曜日のダウンタウン」は2時間スペシャル、2時間まるまる「名探偵津田」完結編。オープニング曲、オープニング映像もこの2時間スペシャル用のものに替えられている。虚構と現実を「1」と「2」と言い表し始める津田に笑う。家族旅行にきていたみなみかわに遭遇し、みなみかわが仲間になるという展開、それから、津田のじつの母が他人の設定で登場し、津田がキスしそうなくだりを見守る津田の母に爆笑した。怪盗ダイアの正体は津田の母だった。先週の前半、関係のない企画かと思われた卒業アルバムの企画がじつは伏線になっていたことが明らかになる。知らないからその部分は録画を消してしまった。痛恨のミスだ。野呂佳代が現場に現れる。犯人は野呂佳代だった。野呂佳代はずっと「1」の野呂佳代だったんだな。

 今夜の「あちこちオードリー」はウエストランドとラブレターズがゲスト。芸歴15年、同期の2組。区民センターのフリーのライブのネタ見せで、井口が初めてしゃべった芸人がラブレターズだった。幸福度を目指す人生ゲームについて、子育てでどうしようと思っていたのが優勝してすごく気が楽になったという溜口は、しゃらくさい感じに思ってしまうという。若林がお金の心配がなくなったのは「M-1」の2ヶ月後、1日みっつのテレビ局に行かなければならないあいだに時間が空き、漫画喫茶に入るために金を降ろしに行ったら、残高が33万円というのを見たときだった。番組最後、収録が終わってほしくない井口のタイタンイズムが可笑しい。

2024年12月17日火曜日

12月17日火曜日/羽根付き餃子を食べる

◇ テレビ・ラジオ・雑誌・読書・東戸塚

 早朝にいったん起きあがり、ゴミを出してからもう少し眠りなおす。ようやく鼻がすっきりして、元気になった。録画していたテレビ番組をあれこれと。先週土曜の「さんまのお笑い向上委員会」は「ゲスト向上芸人」のトータルテンボスに加え、とにかく明るい安村、ゆんぼだんぷ、シューマッハ、チェリー吉武という4組の「ゴット・タレント」たちが登場した。同じく、先週土曜の「ゴッドタン」は若手メンバーの実験企画「ダサい笑いチャレンジ」。サンタモニカ、素晴らしき人生、イチゴ、めっちゃ最高ズ、十九人、ポテトカレッジ、村上元気そうでよかったが出演した。

 昼はラジオ。「ビバリー昼ズ」を聴く。東貴博「なんかへこんだことありません?」 黒沢かずこ「ぜんぜん私、欽ちゃんに怒られてませんから!(笑)」 東「まったく怒られてないよね?(笑)」 黒沢「ぜんぜん怒られてませんよ! びっくりしましたね。(笑)」 東「清水(ミチコ)さんがだまされてましたよ。」 12時台ゲストは内田慈と池田良。

 楽天マガジンで雑誌のチェックをすると、「FLASH」に「週刊文春」ではやらなくなった「顔面相似形」をそのまま真似た企画があってびっくりした。ほかのページには、亡くなった小倉智昭について、みのもんたを直撃取材している記事。にぼしいわしのインタビューもさっそく載っている。

 午後から外出。今日もあてもなく出てきたが、駅に向かいながら東戸塚に行ってみようかと決める。横浜から横須賀線に乗ったはずなのだが、東戸塚を通過してしまい、なにか別の路線に乗ってしまったようだ。戸塚から東戸塚に戻ってくる。まず、昼食。オリンピックのフードコート、ピッコリーにて、羽根付き餃子定食を食べる。590円。

 フードコートで、そのまま、読書もしていく。宝島SUGOI文庫の「自民党 失敗の本質」を読み終えた。今年4月刊。親本はなにかと思えば、2021年、2023年に出した2冊の新書を合わせて一冊の文庫にしているのだ。そんな文庫化のやりかたがあるのか。計7人、8本のインタビューが収録されていて、収録順に、白井聡、石破茂、井上寿一、内田樹、石破茂、村上誠一郎、前川喜平、小沢一郎。石破のインタビューだけが2本ある。この顔ぶれがひとつの本のなかに収まっていることもなかなかなさそうだ。この本はたまたまブックオフで見つけ、今年のうちにぱっと読んでしまいたいと思ったのだが、しかし、衆院選を境に状況はまたずいぶんと変化している。

 オリンピックのブックオフに寄り、110円文庫本を2冊、コミックを1冊買う。もう1店、東口のブックオフにも寄り、220円の文庫本を1冊、単行本を1冊買った。もう少し読書がしたく、東口のマクドナルドに入ろうとすると、混雑している。東戸塚は西口にもマクドナルドがあり、そっちのほうに行ってみようと思い、西口のマクドナルドにものすごくひさしぶりに入った。終電を逃して、ここで朝まで過ごしたことがあったが、もう20年以上は前のことだったか。

 夜遅くに帰宅し、夜もまた、録画していたテレビ番組をいくつか。今日の「徹子の部屋」は井上順がゲスト、没後12年の森光子を偲ぶ。1995年に森光子が出演した回の映像では、徹子さんと共演した舞台「縮図」の話をしている。「NHKニュース7」はNHKプラスで観てしまう。NHKプラスでは倍速で観られるから便利だ。しかし、ニュースを録画保存したい場合もあるから、録画はしながら、NHKプラスを利用するというのが効率的かもしれない。

 深夜1時からはラジオ。「爆笑問題カーボーイ」を聴くと、オープニングの終わりのほうで、爆笑問題が出演した「花形演芸会」の話をしていた。そのときのトリが玉川太福。太田は太福さんにもともと興味があったのだ。「花形演芸会」以前に、ももクロの番組に呼ばれていた、太福、昇々とテレビ朝日でたまたま会い、浪曲の話をしたのだという。

 深夜、老健のホームページを確認してみると、面会可になっていた。ようやくか。ならば、明日行かなければならない。もっと早い時間にホームページを確認するんだった。

2024年12月16日月曜日

12月16日月曜日/天丼を食べる

◇ テレビ・雑誌・ラジオ

 朝、ブログの更新をひとつ。録画していたテレビ番組をあれこれと。昨日の「ワイドナショー」は、関口メンディーが初登場のほか、田村淳、権田修一、豊崎由里絵が出演。小倉智昭の訃報を伝える原稿を読みながら佐々木アナが涙ぐむ。そのあとには「THE W」王者のにぼしいわしが登場、「W」でやったシャネルのおばんざいのネタを披露した。優勝後、いちばん最初にメールを送ってきたのはスーパー3助だって。今日の「徹子の部屋」は追悼特集。桂米丸、正司照枝、中尾彬、真島茂樹、大山のぶ代。

 楽天マガジンで雑誌のチェックをすると、「週刊ポスト」の巻頭グラビアページに「M-1」の特集記事があった。「M-1グランプリ関東芸人の受難と逆襲」と題し、中村計が、磁石、流れ星、品川庄司に取材している。

 夕方から外出。あてもなく、横浜まで出て、まずは遅めの昼食。ヨドバシカメラの地下に今日からオープンしたてんやに入り、天丼を食べた。590円。南幸のドトールに入り、読書してから夜に帰宅する。

 タイムフリーで聴いた先週水曜の「TOKYO SPEAKEASY」は、立川談春と今田耕司の対談。ふたりが鈴木おさむの舞台で出会ったのは 2013年、互いに「今やん」「談ニィ」と呼び合う仲だ。その舞台の話から始まり、「下町ロケット」の裏話。談春師匠は「M-1」での今田の司会術にも関心をもつ。

 夜もまた、録画していたテレビ番組をいくつか。「藤子・F・不二雄SF短編ドラマ」の続きを4本。山寺宏一が主演の「3万3千平米」では、劇団ひとりが原作のキャラクターにぴったり。再現度が高かった。泉谷しげる主演の「じじぬき」もかなり可笑しかった。長男夫婦がマキタスポーツと池谷のぶえ、孫の友だちがラランドニシダと10億円永見、医者がジョニ男。天国の戸籍係が今野浩喜、次男が般若。キャストが絶妙なのに加え、コメディの呼吸で描かれていた。

2024年12月15日日曜日

12月15日日曜日/欽ちゃんのライブ

◇ 新宿

 早朝にいったん目覚め、眠りなおしていたら、なにかひどい悪夢を見ていたようだ。テレビを観ている時間なし、ラジオをつけっぱなしにしておく。「安住紳一郎の日曜天国」のゲストは吉野ママ。正午過ぎには出発し、横浜から東横線、副都心線直通、新宿三丁目まで。昨夜はたくさん眠ったはずなのに、ひどく眠い。スギ薬局に寄り、メガシャキを買って飲んだ。

 SNSから、今日放送の特番で発表された「M-1」の審査員を確認した。松本、富澤、山田邦子がいなくなり、ノンスタイル石田、オードリー若林、笑い飯哲夫、アンタッチャブル柴田、かまいたち山内が加わる。7人から9人に増員された。NEWSポストセブンが出していた記事がおおむね当たっていて、それを読んでいたから驚きはなかったが、しかし、これは大幅な変化だ。審査員たちよりも今田耕司が最年長ということにもなる。

 新宿バティオスで開催される「欽ちゃんライブ」を初観覧。このライブのことは火曜の「ビバリー昼ズ」で東貴博がよく話しているのだが、芸能史に名を刻む老コメディアンが新宿バティオスみたいなところで毎月のようにライブをやっているというのは驚くべきことだ。バティオスはエル・カブキのライブを観て以来だが、一般的にはあまり知られていないレベルの若手芸人が使うような小さい劇場である。自由席なので早めに到着すると、会場前の歩道に列ができている。なかなか開場されずに並んでいると、開演15分前ぐらいに開場が始まり、メールからQRコードを出そうとすると、パスワードを入れねばならず、ちょっとあせってしまった。狭い客席のなかほどの列、左端に座る。開演前に前説に出てきたひとは、あとで画像検索して確かめてしまったが、鶴間政行だった。今回のライブには「勝俣州和の可能性はどこまであるの?」というサブタイトルがついている。15時開演、幕が開くと、赤い忍者のような服を着た欽ちゃんが舞台に立っている。狭い会場だから、幕が開く前から欽ちゃんの声は聴こえていた。しかし、こうやって間近に観ると、そうとうなお爺さんだと思った。続いて、軽やかに登場したのは勝俣州和。つぎに呼ばれた若い女性は、出演者に名前がなく、紹介もされずに誰だかわからなかったが、あとで調べたら小野木里奈というタレントだった。そして、最後に登場したのは増田恵子だ。まさか、こんな小さな劇場で欽ちゃんとピンク・レディーを観ることができるとは、70年代の人間がタイムリープしてきたら腰を抜かすだろう。このメンバーが並び、いったいどういうライブなのかというと、欽ちゃんはボケとツッコミではなく「ふり」と「こなし」という言葉を使うのだが、欽ちゃんの「ふり」を出演者たちが「こなし」ていく。たとえば、発言するときは椅子から立ちあがるなどというルールを作る。そのようなルールをこなしていくことが笑いになっていくというのが欽ちゃんの方法論だ。これを目の当たりにすると、さんまのやっていることは欽ちゃんの方法をかなり踏まえているとも思う。1時間強のライブ。そろそろ終えようとしてからがまたけっこう長くなった。

 新宿西口のブックオフに寄り、390円の単行本を1冊買っていく。地下に降り、カレーハウス11イマサに入り、パーコーカレーを食べた。750円。靖国通りのブックオフにも足を延ばし、こちらでも 390円の単行本を1冊買った。新宿三丁目から副都心線、東横線直通の各停に乗り、眠りながらのんびりと帰ってきた。

◇ テレビ

 夜に帰宅し、録画していたテレビ番組をあれこれと。今朝の「サンデージャポン」は、松村沙友里、みちょぱ、磯山さやか、石田健らが出演。「103万円の壁」の駆け引きについて、スタジオでは岸博幸が解説する。番組後半では、小倉智昭の訃報を扱っていた。「ギミア・ぶれいく」など、小倉智昭といえば、キャスター以前にナレーションの達人という印象があるのだが、そのナレーションの技がTBSの番組にはたくさん残されている。スタジオでは「とくダネ!」で共演していたデーブ・スペクターが思い出を語った。

 今日の「笑点」の演芸は友近の西尾一男。今夜の「だれか to なかい」は名場面&未公開トークスペシャルだったのだが、ムロツヨシの後任となる新MCが発表されるので、これだけは先に観ておきたかった。登場したのは岡田准一だ。この番組は3月で終了するようなので、3ヶ月だけの登板ということになるのか。

2024年12月14日土曜日

12月14日土曜日/鰻重を食べる

◇ 西小山・武蔵小山・綱島

 早朝、ゴミを出しにいくと、まだ真っ暗だが、こんな時間にゴミを出すひとはほかにもいるもので、どこかのおじさんに出くわした。すぐに戻ってきて、ラジオをつける。「木梨の会」を聴きながら眠り、「ナイツのちゃきちゃき大放送」で目が覚めた。「常連さん」はえのきどいちろう。録画していたテレビ番組をいくつか。楽天マガジンで雑誌のチェックをすると、「週刊現代」が昨日配信されていたのを見落としていた。山田五郎の連載対談には泉麻人が登場。「あの日のごちそうさま」の欄には桂雀々が登場していた。亡くなる前、10月に取材を受けていたのだ。

 髪を切ったら、ずいぶん急に老けた感じがする。ようやく年相応の顔になってきたのか。今日は午前中に出発して、西小山まで。不動産屋に叔父たちと集まる約束になっていた。用件が済んだあとは、ふたりの叔父と武蔵小山まで歩き、浜田屋という鰻屋に入り、五千円もする鰻重を食べさせてもらった。そのあとは高級ドトールに入り、500円もするコーヒーを飲んだ。

 叔父たちと別れたあとは、ひとり綱島に寄っていく。ブックオフにて、110円の文庫本を1冊、220円の文庫本を1冊買う。東横線で眠り、帰宅前には星川に下車、マクドナルドに入り、読書していく。ホットコーヒーとアップルパイを食べ、たった260円。

◇ 読書

 マクドナルドで、太田光「芸人人語」の2巻を読み終えた。2022年刊、朝日新聞出版。初出は「一冊の本」の連載コラム、2020年12月号から2022年8月号に書かれたもので、「コロナ禍・ウクライナ・選挙特番大ひんしゅく編」という副題がついている。オリンピックの時期がまるまる含まれるのだが、小山田圭吾についてもしつこく書かれていて、その時期、テレビやラジオでも語られていたが、このあたりはとても興味深く読んだ。問題になった「ロッキング・オン・ジャパン」のインタビューを引用しつつ、P152-153「その頃私はこの手のカルチャー誌のような気取った雑誌が嫌いで、「スカしやがって」と思っていた。私もこの頃「テレビブロス」という媒体に連載していて、今もそれは続いているが、ブロスは「サブカル系」とされ、コラムが多く、他のテレビ誌と違いテレビを斜めから見るような態度が嫌で、当時の担当編集者に他の連載の文句を言ってたのを覚えている。そういえば、小山田氏も同じブロスで当時連載を持っていた。あまり興味がなくて読んではいなかったが、タイトルだけは引っかかったのでよく覚えてる。「猿は猿を殺さない」「コーネリアス」というのは、映画「猿の惑星」に出てくる猿で、確かタイトルになっているのは、映画の中の彼の台詞だったと思う。つまり同種間で殺し合いをするのは愚かな人間だけだ。という意味だったと思うが、私は「本当かよ?」と思っていた。(略)当時はこういうことを知ったように語るのが流行りだった。ネットの時代のこの手の「気取り」は当たり前すぎて、違和感を感じないが、思えばこの辺の雰囲気が今のネット上の雰囲気の始まりだった気がする。素人が何でも上から知ったようなことを言う。ブロスではないが、「消しゴム版画家」と名乗るナンシー関という人物がいて、笑いのこともテレビの現場のことも何も解りもしないくせに、ただテレビ番組を評論するようなことをやっていて、大嫌いだった。こんなことが仕事になるのか?と驚きだった。「私、人と違って見方のセンス良いでしょ? 目の付け所が違うでしょ?」という態度が嫌だった。しかも言ってることのほとんどが的外れだった。今はネット上にそんな人間が溢れている。」 P157-158「「当時のサブカルチャーの一部にあの発言を許容する価値観があったのではないか。その時代の価値観を今の時代の価値観で裁くのは違う」と私は「サンデー・ジャポン」で発言し、大バッシングを受けた。事務所にもたくさんのクレームの手紙が来た。「あんなヒドいことをした人物を擁護するのか?」と。私の発言も含め小山田氏の記事そのものに対しても多くの評論家や文化人、タレントがコメントした。その多くが、件の「ロッキング・オン・ジャパン」の記事を許容する価値観など当時から存在しなかった、というものだった。(略)印象的だったのは、「あの記事を当時から知っていた」というサブカルチャーに近い人々の意見だ。彼らは「当時から『アレはない』と思っていた」「あの記事は発売当時、物議をかもした。当時から批判があった」「ネットで掘り起される度に自分は不快に感じていた」と言う人間が多いことだ。だから自分は許容したわけじゃない、と。本当かよ?と私は思う。じゃあなぜ雑誌は残り続けた? なぜ当時論争にならなかった? なぜ抗議運動が起きなかった? なぜ出版業界は放置し続けた? 音楽業界はなぜあの記事を拒絶しなかった? 黙ってたじゃないか。傍観してたんだろ?と。「時代の問題じゃない。当時も今も、小山田のいじめ自慢を受け入れた世界などどこにもなかった」 私はこのような言葉を聞く度に「嘘つけよ」と思う。この連載でも何度も書いているが、「我が校にいじめはありません」という教師や、「笑いといじめは違う」と言う芸人と同じ綺麗事に感じる。私が「小山田を責め、吊し上げ、この世界から退場するまで続けるのか?」と言った時、「あんなひどいことをした人物は許されるべきではない。断罪されて当然だ」「あの行為は時代性とは関係ない特別なもので、どの時代でも許されない」「いじめなんてものじゃない傷害事件だ。お前はその小山田を擁護するのか? だとすればお前も同罪だ」と言う人々に聞いてみたい。普段「いじめを傍観することもいじめに参加することと同じです」と言いながら、今でも続いているであろう小山田氏のSNSや事務所に大量に届く、「消えろ」などと書かれた手紙などに関してはなぜ文句も言わず放置し続けているのか?と。お前も傍観者じゃないか?と。私はこういう連中にインチキ臭さを感じる。」 あるいは、衆院選の開票特番の最中に起きた京王線の事件、ジョーカーの仮装(この日はハロウィンだった)をしていた犯人について、犯人は「ジョーカー」という映画を理解していないという意見が当時はあったが、それに対し、太田はつぎのように反論する。P201-202「この連載でもしつこいぐらいに書いている、「お笑いはいじめじゃない」「この学校にいじめはない」「私は人の失敗で笑ったことがない」というインチキ臭い考え方の先にある、あるいは元になる考え方だ。「作品に罪はない」。何度も言うが作品に罪はある、と私は考える。今までいろんな表現が私を「悪くした」実感があるからだ。悪くしたとは、一般的な倫理観と違う倫理観を持たせたということだ。」 また別の箇所では、太田はつぎのようにも語る。P51「あるいは自分も過去にはそんな考えがあったかもしれないが、今は「アップデート」してるので過去の自分は跡形もなく消えました、というような「令和の私です」といった顔をしてる男をっ見ても、「アップデート? お前はパソコンか」と言いたくなる。「簡単でいいな」と。」

 夜に帰宅し、録画していたテレビ番組をいくつか。今日の「NHKニュース7」と「勝手にテレ東批評」(ゲスト・野田クリスタル)を観て、「Nキャス」を追っかけ再生で少しだけ観た。23時からはラジオをつけ、「HONMOKU RED HOT STREET」をオンタイムで聴きながら眠る。

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8月12日月曜日/「徹子の部屋」と戦争

◇ テレビ  午前中がいちばん涼しいからよく眠れる。じわじわ暑くなってきたころに起きあがり、ブログを更新。録画していたテレビ番組をあれこれと。今朝の「虎に翼」は、ユミちゃんが大きくなって、別の子役になった。寅子、ハナエちゃんも老けづくりになり、いよいよ終盤になってきた感がある。 ...