2025年5月14日水曜日

5月14日水/星野源と若林の会話

◇ あんぱん

 朝、NHKプラスで、今朝の「あんぱん」を観る。朝田家の前、ラジオ体操の場面から始まる。のぶ・今田美桜は笑顔で、前に立ってお手本をやってみせる。祖父母・吉田鋼太郎と浅田美代子、母・江口のりこも体操をするが、祖父は眠そう。蘭子・河合優実とメイコ・原菜乃華も体操をしているが、メイコはどこかうわの空な表情。のぶ「みなさん、ご苦労さまでした。今日も一日、がんばりましょう!」 子どもたちが返事をする。朝食をとる朝田家。祖父「ラジオ体操、やけに楽しそうやったにゃあ。ええ?」 のぶ「こじゃんと楽しかった。うちは、やっぱり、子どもらに体操の楽しさを教えたいなって、腹の底から思った。できれば、御免与に戻ってこれたらいちばんええがやけど。」 祖父「のぶやったら、どこに行っても大丈夫やろ。」 祖母「学校が決まったら、そのつぎは縁談やねえ。」 のぶ「うちはまだええき。」 祖母「そんなこと言いよったら、じきにええ年になってしまうでえ。」 のぶ「メイコはどうするがや?」 ぼんやりと味噌汁を飲んでいるメイコ。のぶ「メイコ…?」 蘭子もメイコの腕をたたき、「どういたがで? ぼうっとして。」 メイコは宙を見つめ、「うち、お嫁さんになりたい…。」 母「えっ…?」 メイコ「相手も見つけたき…。」 祖父は咳き込み、味噌汁を吹き出す。「どこの、どこのどいつじゃあ!?」 味噌汁の具を食べるメイコ。朝田パンの店先、「椰子の実」の歌を歌いながらメイコがパンを並べている。それを覗いていた祖母が、のぶと母がいる台所にやってくる。「メイコの言いよった相手って、誰だがで?」 母「わてもわからんがです。のぶ、知らん?」 のぶ「さあ…?」 そこに加わる蘭子「もしかして、一緒に海に行ったひとやないが?」 のぶが「えっ、健太郎さん!?」と大きな声を出す。店先からすごい勢いでメイコが扉を開ける。「今、誰か…、健太郎さんて言うた?」 母は「そのひとのお嫁さんになりたいがかえ?」と優しい声を出す。メイコは動揺し、「違うけん!」と大声を出すと、扉をおもいっきり閉め、店先に戻る。のぶたちは顔を見合わせる。蘭子「図星やねえ。」 のぶ「蘭子、あんたの勘、すごいねえ。」「お姉ちゃんが鈍すぎるがやき。行ってきます。」といって、蘭子は出ていく。のぶがメイコのそばに寄ると、そこにちょうどケンちゃん・高橋文哉がやってくる。メイコは目を丸くしてケンちゃんを見る。のぶのほうを向き、「違うき…!」「うち、なんちゃあ言うてないって…。」「こんにちは」といって入ってくるケンちゃんに「違いますき!」「えっ?」「えっ? いや、あの…」「どうも…。あんぱんひとつ買いにきました。昨日食べたのが美味かったとです。」 メイコは笑顔になり、「ひとつですね。かしこまりました。」 のぶ「どっかへお出かけですか?」「高知市内ば、見てまわろうかなあと思って。」「いいですね。」 メイコはパンを渡しながら「健太郎さん、いつまでいらっしゃるがですか?」 ケンちゃんはお金を渡しながら「ああ…、ずっとおりたかですけど、学校の課題があって、そげんも言っておられんけん、明日帰るとです。」「えっ、明日?」「はい。」 柳井家では、たかし・北村匠海が縁側に座っていると、ちひろ・中沢元紀が「兄貴」と言いながら、お茶の入ったコップをたかしに渡し、近くに座る。「改めて、コンクールおめでとう。」「ありがとう。」 食卓にいた叔父・竹野内豊が「わしはいっつも、たかしのことが心配やったけんど、ちひろ、今はおまんのほうが心配じゃ。」といって、ふたりのそばにやってくる。食卓には叔母・戸田菜穂とケンちゃんがいる。「たかしは父親に似いて、いごっそうじゃ。いごっそうは自分の道を見つけて、歩き出した。」 叔父は「ちひろ」と言って、一緒に座る。「おまんはがまんしすぎる。遠慮しよったら、いかんこともある。もっとわがままに生きりゃいいがじゃ。」 ちひろはうなずく。「わかりました、お父さん。」「そんな簡単にわかるな。ちひろ、もっと逆らえ。いごっそうになれ!」といって、叔父はちひろのひざを叩く。ケンちゃんも近くにやってきて、「あのう、いごっそうってどげな意味ですか?」 叔母「頑固で、大胆不敵なことで。」「ああ、青竹割って、へこにかくってことですね?」 叔父は「おお、博多弁ではそういうがかい? ちひろ、へこにかけ!」といって、ちひろの肩をたたく。たかし「叔父さん、飲みすぎですよ。」 笑う叔父。叔母「ごめんなさい。」 たかしの部屋、たかしとケンちゃんが布団を敷いている。たかし「いごっそうか…。」 ケンちゃん「なんか言った?」「いや別に、なにも…。」 机の上には包装紙に包まれた箱が置いてある。「それ、いったいなんが入っとっと? 東京帰る前にのぶさんに渡さんと。」 通りがかったちひろが窓から部屋を覗いている。たかし「そんな簡単に言わないでよ…。」 ちひろは「兄貴、仲なおりしただけでええがか? 後悔せんようににゃあ。」といって、離れていく。悲しげなBGMとたかしの表情、机の上の箱。そのBGMのまま、場面は朝田パンに替わる。店番をするメイコはもの思いにふけっている。そこにちひろがやってくる。メイコ「おはようございます。」「おはよう。ええと、あんぱん5個ください。」「はい。」「ああ、それと、のぶさんいらっしゃいますか?」「ああ、ちょっと待ってくださいね。お姉ちゃあん、ちひろさんでえ!」と、メイコが奥に向かって声を出すと、のぶがすぐに出てくる。白い稽古着、手には長い棒をもち、もう片手では汗を拭きながら「ああ、ちひろくん。どういたがで?」「あのう、兄貴が、のぶさんに渡したいもんがあるそうです。」「えっ?」 パンを詰めながら聞いていたメイコのほうが目を丸くして笑顔になる。「空き地で待っちゅうき、行っちゃってください。」「わかった。ありがと。メイコ、ちっと行ってくるき。」「はーい。」というメイコの声が楽しそう。出ていくのぶを、ちひろが目で追う。笑顔のメイコがパンの紙袋を渡そうとしても、ちひろはのぶが出ていったほうを見ている。ちひろはゆっくりとメイコのほうを向く。呆然とするメイコ。「もしかして、ちひろさん、のぶ姉ちゃんのこと…。」 ちひろは動揺し、少しの間のあと、「ああ、え…、二十銭やね…。」「はい…。」 メイコはお金を受け取り、パンの紙袋を渡す。「誰にも言わんき、心配せんといてください…。」 言葉が出ずに苦笑いするちひろに「生意気言うて、ごめんなさい…。」「いえ…。メイコさん、ありがとう。」 場面は石置き場に替わる。たかしが待っているところに、のぶがやってくる。のぶの稽古着を見て、たかし「勇ましいね。」「なぎなたの稽古しよったき。」「そうか…。急に呼び出してごめん。」 のぶは小さく首をふる。「どういたがて?」 なにも感じ取っていない様子ののぶに、たかしの表情は曇る。のぶはそれを察し、「今日、東京に帰るがやって?」といって、丸太のシーソーに腰をおろす。「うん、最終の汽車で…。」「そう…。」「のぶちゃんに、あのときのお礼が言いたくて。」「えっ?」「いつか言ってくれただろ? たかしは絵を描くために生まれてきたひとやって。」「うん。」「あの言葉で、受験がんばれたし、コンクールで佳作になったのも、のぶちゃんのおかげだよ。」「なにいいゆうがでえ。」「のぶちゃんが認めてくれたから…、今の自分がいる。そういうのもぜんぶひっくるめて、お礼がしたくて…。これ、気に入ってくれるといいんだけど…。」といって、たかしは後ろに隠していた包みをのぶに渡す。「なんやろ?」といって、のぶは受け取り、包装紙を開け始める。たかしも丸太に腰をおろす。箱のフタを開けると、なかには赤いハンドバッグが入っていた。「たまるかあ…」と声を出すのぶ。「こんな美しいもん…。」「このハンドバッグを見たときに、のぶちゃんの顔が浮かんだんだ。のぶちゃんがこれをもって、銀座の街を歩いたら、素敵だろうなって…。」 たかしはのぶの表情をうかがう。「のぶちゃん…?」 のぶは困惑の表情。箱のフタを閉めながら「ありがとう…。でも、こんなぜいたくなもん、もらうわけにいかん…。」といって、箱をたかしに返す。たかしも困惑の顔。「どうして…?」「どうしてもこうしても、こんなもの、欲しがったらいかんが…。たかしも、戦地の兵隊さんのこと考えてみいや…。」「うん…、わかるけど…。でも、戦争はいつか終わるだろう? その日がきたら、のぶちゃんも銀座の街を歩いてほしい。きっと、どんな女のひとよりも、のぶちゃんが…」 言葉をさえぎるように「たかしはなんちゃあわかっちゃあせん…!」 のぶは声をふるわせながら「うちらとおんなじばあの若もんらあが、お国のために戦いゆうがで…! 豪ちゃんも命懸けで…。その若もんらあのこと、考えてみいや? こんなぜいたくなもんに使うお金があったら、たかしも戦地の兵隊さんのために献金するべきや。そう思わん?」 黙って聞いていたたかしは「思わない…。」「えっ…?」「のぶちゃんだって、さっき、こんな美しいもんて言ったじゃないか? 喜んでくれたと思った…。」「うちは、ちっとも嬉しゅうない…。」「美しいものを、美しいと思ってもいけないなんて、そんなのおかしいよ…。そんなの…。のぶちゃんが先生になったら、子どもたちにもそんなふうに教えるの? そんな先生、僕はやだな。僕が知ってるのぶちゃんは、正直すぎるぐらい正直で、面白い女の子だった…。」「うちも、変わったかもしれん…。けんど、たかしも変わった…。もう、あのころみたいにはなれんて、わかったやろ…。」といって、のぶは立ちあがり、離れようとする。たかしも立ちあがり、「待って、のぶちゃん!」 立ち止まるのぶ。たかしはのぶの後ろすがたに向かい、「これだけでも、受け取ってくれないかな…。今はもてなくても、いつか…」 のぶはふり向き、また言葉をさえぎるように「いらんと言うたら、いらん! しゃんしゃん東京にいね…。」と吐き捨て、走っていく。たかしは箱を抱えたまま、ひとり残される。今日はここで終わり。


◇ 音楽・テレビ・雑誌

 Spotify で、配信が始まった星野源の新アルバムを聴きながら、ブログの更新を一気にふたつ。テレビ番組をあれこれと。昨夜の「キョコロヒー」は恒例企画「まだ無い相場を調べる会」。登坂淳一がVTR出演。後半は京子の疑問を専門家にぶつける「学問の入り口」。昨夜の「勝手にテレ東批評」では、伊集院と佐久間が「秋山アーカイブ映像センター」について話していた。ゲストは「世界卓球」に出演する水谷隼。中根アナはじつは審判の免許をとっていたくらいの卓球好きだった。「THE SECOND」の事前特番、2夜目は第3試合、囲碁将棋と吉田たちの対戦を紹介。囲碁将棋は1回戦はシャンプーハットに歴代最高得点で勝利、2回戦ではタモンズを破る。吉田たちは「M-1」は準々決勝止まりだったが、今回は天津、母心を破ってきた。

 楽天マガジンのチェック。月曜から読めていなかった「週刊現代」から読んでいくと、悠仁様がご学友たちともんじゃ焼き屋に行っているというスクープがあった。もんじゃ屋にいた目撃者が「悠仁様はもんじゃを作るのは初めてなのでしょう。非常に混乱されていました。最初は具材だけを鉄板に敷くものなのですが、悠仁様は具材と出汁も同時に放出してしまったのです。結果的に具材が半液状態になり、土手を作りにくそうにされていました」と証言している。「このままでは4人でもんじゃを食べられない――悠仁様が絶望と白煙により目をつむって覚悟したとき、ご学友が店員を呼び出した。」 ここからはまた目撃者の証言。「具材も出汁も半分近く残っていたことが幸いして、店員は無事にもんじゃを作っていました。すると一緒にいた学生が『田中はもんじゃが焼けんからな』『田中は意外に不器用なところがあるよな』と、何度も名字を連呼していることに気付きました。(略)彼らの会話によると、外で遊ぶときは毎回『山田』『鈴木』などと、その日限りの『コードネーム』をつくって悠仁様のことを呼んでいるようです。周囲にバレたら面倒でしょうからね。店内ではご学友とずっと雑談で盛り上がってましたよ」 それにしてもよくしゃべる目撃者だ。

 「週刊プレイボーイ」には「THE SECOND」の特集記事があり、マシンガンズのインタビューが載っていた。インタビュアーは鈴木旭。対戦相手のはりけ~んずについて、滝沢「実は僕、駆け出し時代に「ヨシモトファンダンゴTV」を見ていて「こんな面白い漫才があるんだ」って衝撃を受けたコンビがはりけ~んずさんなんです。それこそ、おふたりのネタを書き起こしたり、言い方をまねしたりしてたぐらい。」 西堀「もしかしたら最強の敵かもしれないです。まず、自分たちより声が汚い(笑)。あと、ご本人たちは否定されてましたけど、どっちもぼやき系でやり口の方向性も似てるし、「先攻でよかった」って安心感と「でも、やってみなきゃわかんねぇな」って気持ちの五分五分ですね。」

 「女性自身」には、浜田雅功のセカンドライフに関する記事があった。「この一時休養の間にも浜田さんは〝60代をどう生きようか〟と、今後の人生プランを練り続けていたといいます」という演芸関係者なる人物の証言。なぜ演芸関係者がそんなことを知ってるんだ。演芸関係者はさらに「浜田さんは〝テレビには松本と一緒に出ないと意味がない〟という意向だそうで、コンビとしての活動は『ダウンタウンチャンネル』のほうに絞っていくつもりだといいます。またバラエティ番組のMCを長らく一人で行ってきた浜田さんですが、これに関しても『そろそろ後輩に道を譲ってもええんやないか』と周囲に話しているそうです」と語っている。そして、別の制作関係者が明かすには、Netflix のクドカン脚本ドラマに出演することが決定したんだとか。テレビ司会者から俳優に比重を移していくのだとしたら大歓迎ではないか。ほかのページには、中居正広の潜伏生活に関する記事も載っている。

 「FLASH」には石破茂の独占インタビューがあるほか、「テレビドラマに起用したいお笑いタレント」のランキングという記事があり、ドラマ関係者に調査した広告代理店のデータに基づいたものだが、1位にはだんとつの得票数で原田泰造が選ばれ、2位・塚地武雅、3位・角田晃広、4位・田中直樹と続く。「SPA!」の「エッジな人々」にMEGUMIが登場、インタビュアーは樋口毅宏だった。「週刊大衆」には磯山さやかインタビュー、巻末「シリーズ人間力」には長野智子が登場している。

 夕方に少し外出。郵便局に寄らなければならなかったついでに銀行にも寄っていくが、トートバッグひとつで出てきて、銀行のカードをうちに置いてきてしまった。クリエイトで買いものだけして、すぐに帰ってくる。

◇ テレビ・ラジオ

 引き続き、テレビ番組をあれこれと。今日の「徹子の部屋」は、オートクチュール・ビーズ刺繍デザイナーの田川啓二がゲスト。誰だか知らなかったが、先日のコシノ三姉妹との番組にも少し出ていて、徹子さんの衣装を管理しているひとでもあるんだな。スタジオには徹子さんが過去に着た衣装が飾られる。そごう美術館では徹子さんのコレクションを集めた展覧会があるそうだが、値段を調べてみたら二千円もするので驚いた。

 先週水曜に放送された「徹子の部屋」の特番も観る。「50年目深掘りSP」と題し、マツコ・デラックスと一緒に豪華名優&スターの名場面をふり返る。まずは初回、1976年放送の森繫久彌の回から、高倉健(1980年)、菅原文太(1981年)、石原裕次郎(1977年放送)、渡哲也(1979年放送)、寺尾聰(1981年放送)、松田優作(1980年放送)、水谷豊(1990年放送)、田村正和(1993年放送)、ここからは世代が若くなり、阿部寛(1990年放送)、織田裕二(1991年放送)、小栗旬(2007年放送)、大泉洋(2008年放送)、神木隆之介(2007年放送)。ここからは女優のブロック、吉永小百合(1978年放送)、夏目雅子(1984年放送)、大原麗子(1987年放送・1990年放送)、岩下志麻(1990年放送)、桃井かおり(1979年放送)、野際陽子(1980年放送)、浅野ゆう子(1981年放送)、太地喜和子(1982年放送)、森光子(1983年放送)、若い世代になり、常盤貴子(2004年放送)、内田有紀(1998年放送)、ともさかりえ(1998年放送)、長澤まさみ(2011年放送)。番組中盤から、スタジオには大竹しのぶが加わり、大竹しのぶの出演回がふり返られる。1981年から始まり、1985年の回は長男出産後の出演、1990年はさんまと結婚後、1996年は離婚の4年後、2008年、2017年、2023年と続いた。続いて、大竹しのぶが観たい回から、越路吹雪(1976年放送)、高峰秀子(1980年放送)、美空ひばり(1985年放送)。美空ひばりはこの1回だけの出演だったそうだ。大竹しのぶと入れ替わり、今度は鈴木京香が登場する。2009年放送の鈴木京香の出演回では、砲丸投げの経験がある鈴木京香に投げるときの掛け声をやってもらっているのだが、2015年、2021年と、出演するたびに同じことをやらされていて、今回もマツコのフリでやっぱりやらされる。鈴木京香が観たい回から、まずは朝ドラで共演していたいしだあゆみ(1982年放送)、それから、樹木希林(1990年放送)、京マチ子(1987年放送)。朝ドラで共演した樹木希林に撮影最後の日に手帳にサインをしてもらったら、毛筆で短歌を書いてくれ、のちに、富小路禎子という歌人の短歌だとわかった。調べたら、樹木希林のそのときの役のイメージにそっくりの人生を送ったひとだったという。名場面に戻り、渥美清と倍賞千恵子(1979年放送)、三船敏郎(1981年放送)、緒形拳(1986年放送)。

 日曜には「はやく起きた朝は…」の特番が、予告されていたとおり、地上波放送が終了したばかりだが、さっそく復活していた。今回は母の日スペシャル。松居直美は ChatGPT と会話をしているようだ。

 今夜の「水曜日のダウンタウン」は今田耕司がMCを担当する。まずは「猫の名前全部覚えるまで帰れません」という企画に、みなみかわ、岡野陽一、きしたかの高野、ちゃんぴおんず大崎が挑戦する。あるお宅にいる27匹の猫の名前をぜんぶ覚えたひとから帰れるというルール。みなみかわが6時間20分でイチ抜けしたが、夜になると、お宅を出て、外でロケを続行する。実物の猫ではなく、パネルを見て当てる形式になり、岡野と高野が10時間かかって正解した。番組後半は「代役MCホントドッキリ」。そんなわけない芸人8人に浜田の代役をオファーする。まずはななまがり初瀬だが、ちゃんと「水曜日のダウンタウン」のMCということも伝えてオファーするのだ。初瀬は4分32秒で承諾。2人目はニッチェ近藤。この人選の妙。10分25秒でしぶしぶ承諾したものの、スタッフが入っていくと、ドッキリだと思ってほっとする。しかし、ホントだと明かされると、やらなければならないと思ってものすごく嫌がり、すぐには趣旨を理解できない。3人目のパンサー尾形は、37秒ですんなりと承諾する。4人目は東京ホテイソンたける。長時間の説得のすえ、39分30秒かかった。5人目はニッポンの社長ケツ。ケツはドッキリを疑い、すぐにカメラを探し始めてしまい、カメラに気がついたために失格になった。6人目のや団中嶋は、なんと、19秒で承諾した。7人目はナユタのホリコシ。吉本入り10日目、業界のことはなんにも知らないからどうするかというところだったが、ホリコシは辞退した。最後8人目には宮川大助花子の大助が登場した。この人選はすごい。ダウンタウンとの思い出話を始めてしまうが、1分8秒で承諾した。代役MCは19秒で承諾したや団中嶋に決定、パネラーは今週と同じメンバーのまま、中嶋がMCの収録を行う。

 今夜の「あちこちオードリー」は星野源がゲスト。4年ぶりの出演。コロナ禍で時間ができ、打ち込みの勉強を始め、楽曲制作の方法が変わったという星野は、音楽を始めた中学生ぐらいの気持ちに戻ったと話す。パンチラインで世の中をぶっ刺してやろうというような気持ちはあったのかと若林が訊くと、前はあったというが、今はなにかを伝えたいとか、なにかを言いたいというのはまったくないという。若林は中川家の漫才をソデから観ていたときに、剛が漫才中に屁をこいたが、礼二に突っ込まれても、それに対し、剛はなにも返していなかった。「それでお客さんはすごい喜んでるんですよ。かといって、屁ぇこけばいいわけじゃないじゃないですか。でもなんか、それが自然に無理なくできてるっていうのってなんなんだろうなって、初めてそんなこと考えて。大喜利のフリップのなんか角度いいやつを漫才のなかにいっぱい並べるとか、合ってない気がするみたいな、俺と春日に今のみたいなのが、でも、答えがわかんないんで。」 春日「まあそうね、年齢と、われわれのテンポというかね。」 春日にオードリーの漫才の変化を訊かれる星野源だが、「なんとなく思うのは、それこそ、意味がない高みみたいなのを目指されてるのかなっていうのは、最近の漫才を観て、特に感じますね。」「最近の僕が書いてて楽しいのは、もうこうですよねっていうことだけを書いてく。意味とかどうでもいいんで、とにかく面白い音楽ができたらもう、それでもう最高みたいな、なんかそういうのを目指すようになりました。」「でも今、ほんとなんにも興味がなくて…。」という星野に、「いやあ、ありがとう星野さん。」と若林が共鳴する。4年前に若林を「テレビ界の希望」と呼んだことを後悔しているという星野。「その日から若林さんの苦悩が始まった気がしてて。」「そこでもがいてるさまをテレビで観て、俺のせいだ…。(笑)」 「LIGHTHOUSE」では、星野は若林が飽きていることを言い当てる。希望ではなく、同じ失望、同じ絶望をしていた。絶望しても幸せだなというのが発見だという星野。若林は、芸能界を駆けあがっていく話はいろんなところに転がっているが、降りる話は誰も書いていないという。星野源のマイブームはホラー小説、若林は人気のない大学教授のひとりしゃべりを聴いている。

 夜、ブログの更新をもうひとつ。タイムフリーで、今日の「ビバリー昼ズ」(12時台ゲスト・友田オレ)を聴く。聴きそびれていた先週水曜の「ビバリー昼ズ」(12時台ゲスト・吉田玉助)も聴くが、聴きながら眠ってしまった。

2025年5月13日火曜日

5月13日火/メイコとケンちゃん

◇ あんぱん・ラジオ・テレビ

 早朝にゴミを出してから、もう少し眠りなおす。NHKプラスで、今朝の「あんぱん」を観る。昨日の朝田家の場面、ケンちゃん・高橋文哉とメイコ・原菜乃華は、のぶ・今田美桜とたかし・北村匠海の仲なおりの作戦を立てようとする。柳井家の食卓では、家族に混じり、ケンちゃんも一緒に夕飯をいただいている。食卓にはちらし寿司や刺身が並ぶ。美味しそうに食べるケンちゃん。叔母・戸田菜穂「遠慮のうめしあがってくださいねえ。」 叔父・竹野内豊「たかし、ええ友だちができてよかったにゃあ。」 たかし「まあ…、はい。」 ケンちゃん「柳井くん、明日、海に行かんね?」「いいけど、なんで? 実家の福岡でも海珍しくないんじゃない?」「玄界灘の潮風とどげん違うんかと、確かめたかとよ。」 笑う叔母。ちひろ・中沢元紀「面白いひとやねえ。」「ちひろくんも、一緒に行かんですか?」「えっ、わしも?」 ケンちゃんは声をひそめ、「俺ひとりじゃ、うまくいくかどうか…。」 たかし「ん? なに?」「なんもなかよ。」 叔母「ちひろさん、受験勉強は大丈夫?」 たかし「こいつは、勉強しなくても合格するよ。」 ケンちゃん「ちひろくん、そげん優秀とね?」 叔父「まあ、たまには羽を伸ばしてこい。」 叔父はワインを飲んでいる。ちひろ「はい。」 それまでのコミカルなBGMが止まり、叔父「ところでたかし、なんでのぶちゃんを怒らせたがな?」 のぶを怒らせたことは叔父にも伝わっていた。たかし「あの…、銀座は自由に満ちてて、楽しいところだって伝えようと…。そしたら、かんかんに怒っちゃって…。お前と同じぐらいの若い男がどんどん兵隊にとられているんだから、へらへら浮かれてるんじゃない!って…。」 ちひろ「わしはのぶさんの気持ちわかる。うちの学校もやけんど、女子師範学校はそういう空気ながやろ。」「そうだけどさ…」 場面は替わり、のぶとメイコがあんぱんを売り歩いている。メイコは楽しそうに歌いながら歩いている。「♪あーんぱん! あーんぱん! ほっぺが落ちたよ朝田パンー! 朝田パンー! みんながにっこりあんこのパン!」 通りがかりのおばさんが「美味しいあんぱんちょうだい」と、5個買ってくれる。「食パンはないんが?」 メイコ「お店に行ってもらえたら、なんぼでも。今はないがです、ごめんなさい。」「そうがな。今度、寄らせてもらうき。」 あんぱんを袋に詰めるのぶ。メイコ「またよろしゅうお願いします。」 メイコは歌を続ける。のぶは笑顔で「あんた商売上手やねえ。」 メイコ「今日はがんばるがい!」 ふたりは朝田家に帰ってくる。のぶ「ただいま。」 母・江口のりこ「お帰りい。」 のぶ「メイコのおかげでぜんぶ売り切った。」 母「おお。ありがとねえ。」 のぶが「メイコ、ほんまにようがんばったねえ。」といって、メイコが首からぶらさげていた箱を外してあげる。「お姉ちゃん。」「ん?」「うちのお願い、訊いてくれる?」「そうきたかあ。」といって、笑顔ののぶ。笑うメイコ。場面は海岸に。誰もいない海に、たかし、ちひろ、ケンちゃんが並んで座っている。後ろにはギターケースがある。ケンちゃん「こんねえ。ヒロシ先生のギターまで借りてきたとに。」 たかし「誰か、待ってるの?」「いや…、この海、誰もおらんけん。淋しかろうも。」「ケンちゃんがきたいって言ったんでしょ?」「えっ? うん…。」 ちひろ「辛島さん、ギター弾けるがですか?」「なんか歌わん? 弾くばい。」「いや、わしは、そういうがは…。」 たかし「あっ、ヤムさんと豪さんも呼べばよかったかな。」 ここでたかしが豪の名前を出すのがちょっと意外なのだが、ちひろ「豪さんはおうちにはおらんで。」「えっ…?」「赤紙がきて、出征したがよ。」 ちひろの顔を見るたかし。たかしはここで初めて豪が出征したことを知る。「そうだったのか…。俺たち、これからどうなるんだろう…?」 ちひろ「わしらも、いずれは兵隊にとられる…。」 ケンちゃん「早く終わってくれんかいな、戦争…。」 たかし「豪さん、無事に帰ってくるよな。」 ちひろ「当たり前や。」と強く言う。遠くから「おーい!」というメイコの声。ふり向く3人、手をふるメイコ。メイコはのぶを連れてやってきた。「えっ? どういうこと?」といって、たかしは動揺する。ケンちゃん「たまたまやなかと?」 のぶとメイコも海岸にやってくる。のぶ「メイコ、どういうこと?」 メイコ「たまたまやない?」「急に海に行きとうなったらあて、変やと思うた。」「早う!」と急かすメイコ。「たかしさんらも一緒にあんぱん食べませんか?」 ケンちゃん「よかねえ。あっ、のぶさんですか?」 メイコ「こちら、たかしさんのお友だちの健太郎さん。」 のぶ「初めまして。」 ケンちゃん「初めまして。」 のぶはたかしのほうをぜんぜん見ない。ちひろはたかしを見る。メイコが「ほらお姉ちゃん、配って配って。」といって、のぶにあんぱんを配らせる。「どうぞ」とケンちゃんにあんぱんを渡す。「美味そうばい!」 ちひろにはメイコが渡す。のぶはたかしにあんぱんを渡すが、たかしの目は見ない。みんなであんぱんを食べ始める。ケンちゃん「美味かねえ!」 たかし「ひさしぶりだけど、やっぱり美味しいな…。」 のぶがようやくたかしに話しかける。「たかし、ヤムおんちゃんに銀座のパン屋さんのこと訊いたがやけんど、話しとうないみたいや。」「僕も、訊こうとしたんだけど…。」「誰でも、知られとうないことあるって、お母ちゃんに止められた。」「そうだよね…。」 今度はたかしが話を切り出す。「のぶちゃん。」「なに…?」「こないだは、ごめんなさい。」 たかしはあたまを下げる。それを見て、メイコとケンちゃんが視線を交わす。たかし「恥ずかしいよ…。豪さんが出征したことも知らなくて…」 のぶ「うちも言いすぎたちゃ。ごめんなさい。」 ござを敷いて、たかしとのぶが並び、両脇にちひろとメイコが座っている。ケンちゃんは4人の前に立っている。ケンちゃん「柳井くんは天才ばい! こないだもコンクールで佳作になったとよ。」 メイコ「えっ? すごいですねえ。」 たかし「いや、うちの学校には、僕なんか足元にも及ばないぐらい天才いるよ。」 ちひろ「上手いとか下手とかじゃのうて、兄貴の絵は、なんていえばええがやろ…。」 のぶ「優しい…。見たひとが優しい気持ちになる絵を描くがやき。」 ちひろは小さくうなずき、「のぶさんの言うとおりや。」 メイコとケンちゃんが目配せする。ケンちゃん「なんか歌うばい。メイコちゃん、一緒に歌おう。」 メイコも「はいはい、歌う歌う。」といって、立ちあがる。ケンちゃんがギターを弾き、メイコがゆったりと歌い始める。「♪名も知らぬ、遠き島より流れ寄る椰子の実ひとつ」 島崎藤村の「椰子の実」という歌だ。ケンちゃん「俺も歌うけん、柳井くんも一緒に歌おう。」 たかしも歌に加わり、のぶとちひろが手拍子する。歌い終わると、メイコは小さく飛び跳ねる。ケンちゃん「メイコちゃんの歌声は素敵やねえ。こころばきれいに洗われるようばい。」 メイコはケンちゃんの顔を見て、「えっ!?」と声を出し、両頬に手をあてる。のぶ「そろそろ行こうか、ちひろくん受験生やし。」 火照った顔を手であおぐメイコ。海岸から帰っていくみんな、メイコが後ろからケンちゃんに追いつき、並んで歩いていく。「仲なおりできて、よかったですね。」「メイコちゃんのおかげやね。」「えっ?」といって、メイコはケンちゃんの顔を見る。立ち止まるふたり。ケンちゃん「よかねえ。」 メイコはケンちゃんから離れ、前の3人のほうに走っていこうとすると転んでしまう。「大丈夫?」といって、手を差し出すケンちゃん。「すみません」といって、ケンちゃんの手を取り起きあがるメイコ。「行こう。」といって、ケンちゃんは先に進む。「メイコちゃん」と呼ばれ、メイコが「はい」といって追いかけていく。海岸を歩く5人のすがたが遠くから映される。今日はここで終わり。

 昼はラジオ。今日の「ビバリー昼ズ」はゲストは剛力彩芽だったのだが、東MAXが体調不良になり、垣花正が代打を務めていた。

 テレビ番組をあれこれと。昨夜に放送された「THE SECOND」の事前特番を観ると、あれっと思って確認してしまったが、第2試合から始まっている。初回を録りそこねたのかと思ってしまった。第2試合はマシンガンズとはりけ~んずの対戦。マシンガンズは、見取り図、祇園を破ってきた。はりけ〜んずは、タナからイケダ、ヘンダーソンを破ってきた。今年ははりけ〜んずに期待してしまう。優勝すればドラマチックなのはもちろん、今までの傾向からいっても本命ではないかな。

 昨夜の「耳の穴かっぽじって聞け!」は、先週に予告されていたとおり、久保田は復帰したが、モグライダー芝と収録した回がまだ残っていた。VTRにはアインシュタイン河井ゆずるが出演し、ヤングケアラーの経験を語る。芝はゆずると同期なのか。井口は東日本大震災のときの太田の言葉を紹介した。「なにもできないって、悩むことも今できることのひとつ。」

 昨夜の「松井ケムリのモクモク旅」は2回目。先週に引き続き、ゴー☆ジャス、Hiro と焼肉屋で話している。Hiro は「ダウンタウンDX」に出たくて、ホームページから自分で売り込んだ。3人はつぎのモクモクスポットに移動し、ホテル泰山荘の霧を使った庭園演出を見に行く。

 先週火曜にNHKで放送された「本日の司会はオードリー若林!」を観る。これが第2弾になるが、昨年末に放送された第1弾は録画したまま、観そびれていた。その第1弾の放送を観た袖ヶ浦の市役所から依頼があった。若林が担当するのは「ふるさと納税戦略会議」の司会。さらに、YouTube の企画会議にも参加し、そこに市長も登場した。

◇ 面会・はま寿司

 午後から外出。天気がいい。三ツ境のバスターミナルから長坂まで、老健の面会に行く。母の友だちが先に面会にいらしていて、お菓子をいただいた。うっかりしていて、まるで考えていなかったが、母が暑がっていたというので、この季節に合わせた服を用意しなければならない。真冬からずっと同じトレーナーを着ているのだ。まさかこんな季節までお世話になるとも思っていなかった。

 いつもどおり、はま寿司に寄っていく。まぐろ、サーモン、えび天握り、ハンバーグ、静岡県焼津産とろかつお軍艦、活〆はまち、とろびんちょう。7皿、792円。九州風さしみ醤油というのを初めて使ってみたら、少しとろっとした甘口の醤油だった。

 鶴ヶ峰まで歩きながら、タイムフリーで、先週木曜の「トーキョー・エフエムロヒー」を聴いた。「キャスター」の撮影を始めたばかりの緑山スタジオで、「クジャクのダンス」のケータリングのコーヒーを間違えて飲んでしまった話をしていた。リリー・フランキーの差し入れだったらしい。鶴ヶ峰のブックオフに寄り、110円の文庫本を1冊、220円文庫本を2冊買っていく。鶴ヶ峰駅前のドトールに入り、ひと休み。

 ドトールで、図書館で借りている、岡室美奈子「テレビドラマは時代を映す」を読み終えた。2024年刊、ハヤカワ新書。初出は毎日新聞に連載されたテレビ評のコラムだが、扱われている番組の大半をドラマが占める。著者はこの連載時期には早大演劇博物館の館長も務めていた。演劇や文学のたしかな専門知識に支えられたドラマ評だ。連載時期は、2019年4月から2023年3月まで、コロナの期間がまるまる含まれ、タイトルのとおり、必然的にコロナ禍の時代を映したドラマが多く評されている。脚本家でドラマを観てきたという岡室美奈子の評価はテーマに注がれるが、しかし、楽しんで観ているさまが感じられるから信頼できる気がしている。

◇ テレビ・ラジオ

 夜に帰宅し、夜もまたテレビ番組をあれこれと。「NHKニュース7」を観て、それから、今日の「徹子の部屋」を観る。ゲストは宮川一朗太。来年還暦だそうだが、もう孫がいるのだ。元妻を看取った話や、演劇塾を開いていることなどを話していた。

 放送直後の「#バズ英語」を観ると、そういえば、今日5月13日は太田の誕生日だった。60歳。同じ誕生日の有名人は、スティービー・ワンダー、マリー・アントワネットの母など。1965年の出来事もふり返られるが、太田の知らないことが多かった。太田は、1964年にオリンピックがあり、その周辺の出来事として記憶しているという。名前が同じ新幹線のひかり号に親近感をもっているという話は今まで聴いたことがなかった気がする。XXCLUB のコーナーは、BUSというタイのボーイズグループにインタビュー。

 今夜の「さんま御殿」は「習い事をしていた有名人SP」。武田双雲、東京ホテイソンたけるが初登場、そのほか、出川哲朗、小倉優子、武井壮、内田篤人、吉田沙保里、てぃ先生、堀田茜、上田竜也、福田麻貴&かなで、河野玄斗が出演。福田麻貴が空手の黒帯だとは知らなかった。

 ブログの更新をひとつ。それからラジオをつける。「高橋文哉のオールナイトニッポンX」の終わりのほうだけ聴いて、深夜1時からは「爆笑問題カーボーイ」を聴く。TBSにいたジョニ男のこと、橋田壽賀子賞を獲ったクドカンのことを話し、そのあとには木曜の「ビバリー」のことをまた言ってる。ミチコさんとナイツは有楽町で有名な3馬鹿トリオ、ドロンジョと子分みたいな感じだって。太田の誕生日だからと思って最後まで聴いたけど、誕生日にはまったく触れなかった。そういえば、今までも誕生日を祝ったことはなかったかな。

2025年5月12日月曜日

5月12日月/かなり好きなタイプの映画

◇ あんぱん・ラジオ

 朝、NHKプラスで、放送直後の今朝の「あんぱん」を観る。のぶ・今田美桜は、電話でたかし・北村匠海と大ゲンカした。朝、女子師範学校の教室で、のぶはそのことを思い返している。教室に黒井先生・瀧内公美がやってきて、生徒たちはいっせいに起立する。黒井「戦地から、お手紙が届きました。あなたがたに感謝していると。」 うさ子・志田彩良はふり向き、のぶに目配せして、一緒に照れ笑いする。「朝田さん、前へ!」「はい!」といって、のぶが前に出ると、黒井先生から手紙の束を渡される。「戦地の兵隊さんらからですか?」「銃後の指揮昂揚のため、あなたたちでできることを考え、朝田さんが、みんなを引っぱって行きなさい。」「はい。」 昭和12年の夏休み、のぶは御免与町に帰ってきた。朝田パンにいるメイコ・原菜乃華、のぶの「ただいま」という声にふり向き、「お帰りなさい! のぶ姉ちゃん、戻ってきたで!」といって、家族に知らせる。庭には母・江口のりこ、祖母・浅田美代子、祖父・吉田鋼太郎がいる。祖父「のぶ、今度は長くおれるがか? 」 のぶ「うん、来年は卒業やき。夏休みのあいだに、採用してくれる尋常小学校をなんとか見つけんと。」 祖父「おまんは愛国の鑑や。教師のくちならなんぼじゃしはらあよ。」といって、祖父は笑う。のぶは父の帽子に敬礼する。「お父ちゃん、ただいま帰りました。」 釣り竿をもったヤムさん・阿部サダヲが帰ってくる。「おう、愛国の鑑! 敬礼が本物の軍隊みたいになってきたな。」「ねえ、ヤムおんちゃん!」といって、のぶがヤムさんに駆け寄る。「ヤムおんちゃんは、銀座のパン屋さんで働きよったが?」「うう…」と顔をそらし、ヤムは外に向かって歩いていく。「たかしの手紙に書いちょったけん。銀座のパン屋さんにヤムおんちゃんにそっくりなひとの写真が…」と訊くと、「うるせえのが帰ってきたなあ。」といって、ヤムは行ってしまう。メイコ「お姉ちゃん、今の話ほんま?」 母「のぶ、あんまり詮索したらいかんで。誰でも知られとうないことはあるがやき。」 メイコ「お母ちゃんは気にならんが?」 母「そりゃあ、ちっとは…。いや、こじゃんと気になるけどね。」といって、外の様子を覗く。のぶ「こないだ、たかしに電話でいろいろ訊こうとしたけんど、うち…」 母「どういたが?」「かあっとあたまに血がのぼって、電話切ってしもうたがよ。」「あんたのことやき、きついこと言うたがやろ?」といって、母は仕事を続ける。メイコが「お姉ちゃん」といって、冷たいお茶を持ってきてくれた。場面は銀座のカフェに替わる。座間先生・山寺宏一と生徒たちが、たかしの入選を祝い、乾杯していた。座間「入選おめでとう!」 たかし「まあ、佳作なんですけどね。」 ケンちゃん・高橋文哉「いや佳作でもすごかよお。」 たかし「特賞とるのはヘンミくんみたいなひとだよ。応募しなかったの?」 ヘンミ「うん、俺は柳井の絵、好きだよ。」 大柄の男も「わしも。柳井の絵は味がある。」「今日はなんでも飲んで。」というたかし。座間はウエイトレスに「ああ、すいません。この店で、いちばん高い酒ちょうだい。」 たかしに向かって「心配すんなって。ここは俺がもつ。かわいい教え子のお祝いだ!」 ケンちゃん「かっこよかあ。」 財布の中身を確認する座間「柳井、ちょっと金貸してくれる?」「かっこよくなかあ。」「はっはっは」と笑い、「たまたま持ち合わせがね、うん。ちゃんと返すからね。」 たかしは座間の向こうにある電話ボックスを見ていた。夜、たかしとケンちゃんが銀座の街を歩いている。「夏休みは高知に帰ると?」「うん、そのつもり。」「俺も、ついてってよかかなあ?」 たかしは笑いながら「なんでだよ。福岡帰らないの?」「親父とケンカ中とよ。美術の学校げな行くんやったら、うちい敷居は二度とまたがせんて。」「そうなんだ。」 ショウウインドウの前で、たかしは立ち止まる。マネキンの手には赤いハンドバッグがぶらさがっていた。「なんばしよっと?」「ああ、なんでもない…」 場面は朝田家に替わり、三姉妹が布団を敷いている。蘭子・河合優実「たかしさん、明後日もんってくるがやってね?」 のぶ「え?」 メイコ「ええ? 東京の話、聞きたいっちゃあ。」「ちひろさんが郵便局にきて、教えてくれたがあ。お姉ちゃんにも手紙で知らせちゅうと思うちょったけんど、知らんかった?」「うん。」「のぶ姉ちゃん、たかしさんと電話で大ゲンカしたがやって。」「ええ? どういて?」「たかしがちゃらちゃら浮かれちょったき、腹が立って…。うちもちっと、言いすぎた…。」 場面は御免与駅、メイコが駅にやってくる。改札で待っていると、たかしが出てくる。「あっ、たかしさん! お帰りなさい。」「メイコちゃん、ひさしぶり。」 後ろからケンちゃんも一緒に出てくる。「御免与駅って、おかしか名前やね。駅が謝っとうばい。」 メイコを見たケンちゃんが、気がついたように「あっ、ああ! この子がのぶさん?」 たかしは「違う! 違う!」と否定する。きょとんとするメイコに「辛島健太郎です。ひまやったけん、ついてきたとです。」とあいさつする。「初めまして。」と笑顔のメイコ。歩きながら話す3人。メイコ「姉のこと、どういてご存じながですか?」「柳井くんが、毎日毎日のぶさん宛てに手紙ば書いとってですね…。」 あわてるたかし「いや、5通しか書いてないよ。」「ちなみに返事はまったくこんと。」「えっ、お姉ちゃん返事書いちゃあせんが? ひどいい…。電話でケンカしたって言いよりましたけど。」「ああ、そうなんだ…。まだ怒ってるだろうな…。」「なんでそげん怒らしたとよ?」「いや、ケンちゃん…。きみたちがわいわい騒ぐから! もういい…。」「のぶ姉ちゃんもくよくよしちゅうき。会うて話したら、きっと大丈夫ですよ。」「そうかな…。」 3人は朝田家にやってくる。「のぶ姉ちゃあん、お姉ちゃん。」「あっ、メイコちゃん、別に呼ばなくていいから。」「なに言うがですか。ちゃんと話したほうがええと、うちは思います。」 奥からヤムさんが芝居をしながら出てくる。「あっ、たかしさん、ひさしぶり! 会いたかったわ!」 ケンちゃん「このひとがのぶさん?」 たかし「そんなわけないだろ。ヤムさん、おひさしぶりです。」「おう、元気そうだな。」 ケンちゃん「あれっ、どっかで会ったことあるとですよね?」「ありませんよ。誰?」「あっ、パン屋に飾ってあった写真のひとばい!」 たかし「ヤムさん、銀座のパン屋…」「ううん、ひと違いだよ! ったく。どいつもこいつも。」と、たかしの言葉をさえぎり、ヤムさんは釣りに行ってしまう。奥から母も出てくる。「あれえ、誰かと思ったらたかしくん!」「おばさん、ご無沙汰してます。」「やっぱり、東京の学生さんは違うねえ。すっかり垢抜けて。」 メイコ「お母ちゃん、のぶ姉ちゃんは?」「さっき出かけたで。近所やと思うけんど。」 のぶはうさ子と尋常小学校にいた。廊下を歩いていると、伊達先生と再会する。「おお、ふたりとも立派になったにゃあ。そうや、のぶ。慰問袋の新聞読んだぞ。わしも誇らしい。」 のぶ「ありがとうございます。あのう、今日は先生にお願いがあってまいりました。」「なんだ?」「来年、女子師範を卒業したら、体操や国語を教える教師になりたいと思うちょります。できれば、母校で働かせてもらえんろうかと。」 うさ子「朝田さん、故郷に錦を飾りたいそうです。」「そう言われてもにゃあ。気持ちだけは校長に伝えちょくき。」「ありがとうございます。」 御免与町を歩いているのぶとうさ子。のぶ「暑いなか、付き合わせてごめんね。」 うさ子「ううん、うちも懐かしかったき。」「うさ子ちゃんは卒業したらどうするが?」「うちは女子師範を離れとうないが。」「え?」「できることやったら、学校に残って、黒井先生のお手伝いをしたいと思うちゅ。」「へええ。入学したころは、黒井先生にボウフラ扱いされて、泣いてばっかりおったのにね。」「ほんまやね。」 笑いながら話すふたり。のぶ「あっ、うち、ちょっと切手買うていくわ。手紙も書いて、お願いしてみる。」「がんばりい。」「ありがとう。ほいたらね。」といって、横の道に消えていくと、すれ違いに、たかし、ケンちゃん、メイコが歩いてくる。ケンちゃん「よか商店街やねえ。おっ、団子屋やんかあ。」 メイコ「のぶ姉ちゃん、どこ行ったがやろ…。」 朝田家、のぶは帰って手紙を書いていた。「地元の小学校やったら、家の手伝いもできると思うけんど…。」 そばでは蘭子が裁縫をしている。そこにメイコが帰ってくる。「のぶ姉ちゃん、もうちょったが? もうどこ行っちゃったがで?」「小学校やけんど。」「たかしさん、友だち連れてもうってきたで。のぶ姉ちゃんに会いたがっちょった。」「そう…」「いつまでおるかわからんし、早う仲なおりしたほうがええで。」「会うても、またぶつかるような気がするき…。」 のぶの態度にメイコは憮然とする。「のぶ姉ちゃんの意地っぱり!」「メイコ!」 蘭子「お姉ちゃん、意地はってないで、切手はらんと。」 セリフがシャレになってる。たかしとケンちゃんは朝田家の前にまたやってきた。ケンちゃんはもじもじしているたかしに「柳井くん、のぶさんにさっさと会いに行くったい。」「いやあ、いいって…」「家、すぐそこっちゃろうもん。」「なんか、気まずいんだよ。」「俺がなんで高知まできたと思いようとねん。」「それはひまだからでしょ。」「そげんやけどさ、柳井くんの背中ば押してやりたかあっちょってきたとよ。」「別に会えないんなら、それでいいんだって、俺は。」「なんばいいよっとねえ。それ、のぶさんに渡すつもりで買ったっちゃろ?」 たかしは四角い風呂敷包みを抱えている。「あっ、叔父さん検診そろそろ終わるから…。帰ろう! ケンちゃん紹介する。」といって、たかしは先に帰ってしまう。ケンちゃんはため息をつき、たかしについていこうとすると、そこにメイコが出てきた。「あっ、メイコちゃん。」 近寄るふたり。「柳井くん、うじうじして話にならんとよ。」「のぶ姉ちゃんも意地張って、会わんほうがええとか言うちょります。」「めんどくさかねえ。」 ケンちゃんを見るメイコ。「あの、せっかくやき、仲なおりさせませんか。」「なんか、いい案あるとね?」といって、考えるふたり。今日はここで終わり。

 どうも胃腸がすっきりせず、ここ数日はずっとそうで、困ったものだ。家にいる時間が増えて、食生活に問題が出てきているのかもしれない。寝っ転がったまま、楽天マガジンのチェックをする。母の入居の相談をしている会社から電話があり、来週、つぎの施設に見学に行くことになりそう。昼はラジオ。「ビバリー昼ズ」を聴く。高田先生がラジオで「せんじゃふだ」と言っていたら、文扇堂の荒井さんから電話がかかってきて、江戸っ子は「せんしゃふだ」っていうんだと怒られた話をしていた。

◇ 伊勢佐木町・映画

 午後から外出。曇り空。涼しい。まず、横浜に出て、駆け足でビブレのブックオフに寄っていく。110円の文庫本を1冊見つけ、すぐにレジにもっていく。それから、京浜急行に乗り、日ノ出町に移動。昼食はイセザキモールの杜記にしようかと思っていたが、間が悪く、定休日だった。隣りの黄金に入り、日替わり定食の玉子ときくらげ炒め定食を食べる。680円。いよいよ本格的に食が細くなってきたのか、満腹になり、苦しくなってしまった。マクドナルドに入り、ひと休み。アイスコーヒーとアップルパイを注文したが、アップルパイは食べられず、これは持ち帰ることにする。

 横浜シネマリンにて、「ドマーニ! 愛のことづて」を観る。17時50分の回。イタリアでは大ヒットを記録した作品なんだそうで、監督のパオラ・コルテッレージはコメディエンヌでもあり、主演も務めている。1946年、戦後のローマの貧しい庶民の生活がモノクロで描かれる。男尊女卑の時代と社会におけるシリアスなテーマを、センスばつぐんの手つきで扱う、かなり好きなタイプの映画だった。笑いの趣味がいい、音楽もいい、しかも、可憐な映画になっている。


 イセザキモールのブックオフに寄り、110円の文庫本を1冊、220円の文庫本を2冊買っていく。横浜駅まで歩き、平沼のブックオフにも寄り、110円の文庫本を1冊買う。

◇ テレビ

 夜遅くに帰宅する。ずっと腹が痛く、胃薬を飲む。テレビ番組をあれこれと。「NHKニュース7」を観ると、中居正広側が第三者委員会の性被害認定に反論というニュースが速報で入っていた。続けて、配信終了が迫る先週月曜に放送された「全身芸術家 横尾忠則88歳」を急いで観てしまう。4年前から密着、世田谷美術館の展覧会に向けた制作風景を映している。

 今日の「徹子の部屋」は美川憲一がゲスト。1990年に出演した回の映像が流されたが、このときには「僕」と言っていて、徹子さんも「僕」に反応する。研ナオコからのコメントのVTR、それから、二十七回忌になる親しかった淡谷のり子の思い出が語られ、淡谷のり子の過去の出演回の映像も流された。

 先週火曜の午前中に放送された「トットちゃんの宝物」という特番を録画していたのだが、3月15日に放送されたものだというテロップが出て、これが再放送だということを知らなかった。徹子さんのほか、YOU、吉岡里帆も出演、NHKの江原啓一郎アナウンサーが執事のような役割をする。スタジオには徹子さん所蔵の宝物が並べられている。これらが順に紹介され、宝物を通じて、エピソードが語られていく。まず最初に紹介されたのは、坂本九から贈られたというぐいのみ。NHKの豊富なアーカイブから、徹子さんが坂本九と共演していた「夢であいましょう」の映像が流される。それから、坂本九が「紅白」に夫婦で出演していた映像があり、それを現在の柏木由紀子に観てもらうのだが、日航機墜落事故のこともふり返られ、その当時に徹子さんから送られたという手紙が公開された。そのぐいのみは事故から1年後に柏木由紀子から贈られたものだった。坂本九が作ったものだそうだが、そのぐいのみが入れられた木箱には「九ちゃんやいたもの」「柏木さんから」とマジックででっかく書かれていて、いろんなものと一緒になるといけないからというので、徹子さんが書いたというのが可笑しい。続いての宝物は、冷凍庫に保存しているという使いかけの美容クリーム。これは越路吹雪のものだった。「紅白」の第2回で、松島詩子という歌手が交通事故に遭い、その代打で出ることになったのが越路吹雪だった。若いころから越路吹雪を知る人物として、美川憲一がVTR出演する。「徹子の部屋」に越路吹雪が出演するときはいつもと座る位置が逆になるそうで、越路吹雪は自分の左側が好きだからだった。つぎの宝物は渥美清が吹き込んだ留守番電話のカセットテープ。そのつぎの宝物は、カメラと誰かの手を撮影した写真だった。ニューヨークの留学から帰国した徹子さんが出演した「銀座わが町」というドラマの映像が流され、その当時、動物の撮影に夢中だった徹子さんは動物の写真集を出したそうだが、2作目に選んだテーマが働く男の手だった。宝物の写真は王貞治の手の写真。ところが、この写真集は完成しなかった。「ふたり撮ったところで飽きちゃった。」という徹子さん。道理で、今まで聞いたことがないはずだ。続いての宝物は、森光子から贈られた着物とファックス。1972年、カンカンとランランのパンダブームの上野動物園の映像には徹子さんが映っていて、どうしてもパンダを見たくて、収録を抜け出してきたというのだが、2009年放送「おめでとう森光子さん」という番組の映像では、徹子さんは子どものころからパンダの研究をしていたが、パンダが日本にくる前には誰も話を聞いてくれず、森光子だけがパンダの話を聞いてくれていたという話をしている。だから、パンダが来日したときには森光子を連れて、パンダを見せに行ったんだそうだ。徹子さんは「銀座わが町」でも森光子と共演していた。

 土曜の「紙とさまぁ~ず」には、珍しく、狩野恵里アナが登場。いつもの竹崎アナの代打に山本アナが出演するはずだったが、山本アナも病欠になってしまった。ゲストは平手友梨奈。

2025年5月11日日曜日

5月11日日/「大和市民まつり」

◇ テレビ

 朝、テレビ番組をあれこれと。今朝の「桂文枝の演芸図鑑」は、風藤松原の漫才、柳枝の「権助魚」、対談のゲストは池畑慎之介。1969年10月に「夜と朝のあいだに」でレコードデビュー、その発売前に新番組だった「ヤングおー!おー!」に出演した。当時、16歳。収録場所は最初はうめだ花月だった。父は吉村雄輝、上方舞の人間国宝。3歳のときに白塗りして初舞台。両親が離婚し、幼いころに鹿児島に移る。家出して東京にきていたときに、朝倉摂にスカウトされて映画に出た。その映画が「薔薇の葬列」。ピーターパンみたいねと言われて、いつの間にか「ピーター」になった。

 昨夜の「さんまのお笑い向上委員会」は太田プロ多め、マシンガンズ、センチネルのトミサット、はっしーはっぴーらが出演、「ゲスト向上芸人」はタイムマシーン3号。去年、「THE SECOND」の前にこの番組でフォームをいじられたが、今年は出場していない。昨夜の「すっかりにちようチャップリン」は「声に出して読みたいツッコミ」の特集。滝音、TCクラクション、ゼロカラン、カナメストーン、きしたかのが出演。昨夜の「ゴッドタン」は「銀シャリ橋本のテクニックを抜いてあげよう」第6弾。こちらもツッコミの企画。しかし、佐久間宣行のエロのセンスが嫌いなんだよな。

◇ 大和市民まつり

 午後から外出。天気がよく、とても暖かい。大和まで、昨日今日と、引地台公園で行われている「大和市民まつり」に行く。バスの車内広告を見て、ステージイベントに囲碁将棋が出演することを知り、行ってみたくなった。大和駅はよく利用しているのだが、駅周辺のことはほとんど知らない。引地台公園は大和駅からまっすぐ南に進んだところにある。ホームページによると徒歩20分という距離なのだが、駅の近くからすでにひとどおりが多く、今から向かうひと、帰ってきたひとが行き交っている。先日の秦野のお祭りを経験していたからそのイメージがあったが、考えてみたら、大和市のほうがずっと人口は多いだろう。

 半分ぐらい歩いたところにローソンストア100 があり、ここでパンと飲みものを買っていくが、ひとどおりが多いから歩きながら食べるのはやめて、公園に着いてから食べた。初めて訪れたが、大和にこんなに大きな公園があるとは知らなかった。にぎわいがすごいから、なかなか写真も撮りにくい。囲碁将棋のステージは15時からだが、それまでまだだいぶ時間がある。もうひとつ、日光さる軍団のショーもあり、それも観たいと思っていた。園内マップを確認し、それが行われている場所に行ってみる。猿まわしはその場所で一日に何度も行われていて、時間がうまく合うかわからなかったが、着いたらちょうど始めるところだった。中年男と老猿のコンビ、「ともきりき」と名乗っていた。猿はまるで言葉がわかるように、男の指示どおりに従うのが不思議だ。猿まわしは村崎太郎次郎とゆりありくぐらいしか知らないが、この「ともきりき」はそうとう上手いのではという感じがした。猿と掛け合いのようなことがきちんとできる。笑いの間もいい。つまり、男の間がいいんだろう。

 15時直前からステージ前の客の群れに加わるが、前の時間のダンスが延びていた。ステージ前には椅子が並べられてあったが、そこは満席になっていて、そのまわりから立ち見をする。子どもたちのダンスを終わりのほうだけ観ながら囲碁将棋を待っていると、司会者の女性が手話通訳者と一緒に登場。写真撮影、SNS投稿はOK、動画撮影は禁止という説明がされた。いよいよ、囲碁将棋が紹介され、予定よりもやや遅れてステージが始まった。登場するなり、動画撮影を認め、ひと笑いがある。心理クイズをやるのだが、オチがあるからそれまでも本当の心理クイズなのかがわからなくなる。それから、お客さんに手をあげてもらい、マイクをまわし、好きな球団を訊いていく。子どもが答え、つぎは囲碁将棋ファンのお姉さん、いちばん前に座っていたはしゃいでいる太ったお兄さんにもマイクをまわし、このお客さんいじりで爆笑。そのあとにはなぞなぞを出す時間もあり、これもオチがあるなぞなぞなのだが、子どもに手を挙げさせ、答えてもらう。このときに、真ん中の通路から堂々と前に進んでいってガラケーで写真を撮った男がいて、さっきのはしゃいでいたお兄さんと同じようにいじろうとするが、この男はちょっと大丈夫かなという雰囲気だった。男は通路を戻り、客席の外に出ていくときに、なぜか自分の立っているすぐ横を通っていった。出ていくときに、こっちの顔を見ていたのが怖かったが、去っていった男を振り返って見てみたら、まだこっちを見ていたからぞっとした。囲碁将棋は客いじりの営業ネタで大半の時間をつぶしたが、最後の5分はきっちりと漫才をやった。コンビニで年齢確認ができないというネタだが、このネタを終えて、きれいに帰っていった。30分ほどのステージを盛りあげ続ける手腕はさすがだった。

 このあとはなにも計画していなかったが、園内には野球場もあり、行ってみると客席を開放していたから少し覗いていく。グーグルマップを見ると、この公園からは大和駅よりも桜ヶ丘駅のほうが近く、公園の南側に進んでいった。桜ヶ丘は初めて訪れると思っていたが、駅前に着いてみると、バイトできたことがあるのを思い出した。ここで昼食にしたいと思っていたが、駅周辺にはたいした店がない。駅前に本屋の案内があり、ちょっと寄ってみたくなり、東口に移動する。駅のすぐ目の前、冒険研究所書店というお店。店主は冒険家だそうで、階段にあった貼り紙によると「クレイジージャーニー」にも出演しているようだ。店内は新刊と古本を扱っていて、古本をなにか買っていこうかと棚を眺め、大岡昇平「ながい旅」を200円で買った。

 桜ヶ丘駅から小田急線に乗り、町田に行くことにする。さて、町田で昼食にしようと店を探していると、にぎやかな音が聴こえてくる。大通りに出てみると、クルマの通行を止めて、エイサーをやっていた。「フェスタまちだ」という催しのようで、これが最後の団体のようだった。少しだけ観て、写真を撮っていく。

 夕方になり、ようやく遅めの昼食。ひさしぶりに餃山堂に入り、ビーフカレーに揚げ餃子をトッピングする。800円。町田ターミナルのドトールに入り、ひと休み。インスタに投稿をしたあと、無駄にインスタの動画を観てしまい、読書の時間がなくなってしまった。

 ブックオフに寄っていくと、ここはバーコードリーダーはおろか、検索すら禁止の店になっていた。110円の文庫本を1冊、コミック文庫を1冊、220円の文庫本を2冊、新書を1冊、ワイドコミックを1冊買う。町田から鶴間に移動すると、雨がぽつぽつと降り始めている。ブックオフにもう1店、わざわざ寄ったが、220円の単行本を1冊だけ買う。

◇ テレビ

 夜遅くに帰宅し、夜もまた、テレビ番組をあれこれと。今朝の「サンデージャポン」には、石田健、大島育宙、藤田ニコル、向井怜衣らが出演。国際情勢の話題が多く、解説に湯浅卓と中村逸郎も登場する。それから、嵐が来年活動終了、この話題では山田美保子が解説。そして、立川の小学校の事件をリーゼント刑事の秋山博康が取材する。訓練だと思い、そのまま教室にいた子もいたのだ。小学2年生の子をマスコミが囲んで取材していて、もちろん、配慮はしているだろうとは思うが、取材すること自体に慎重になるべきではないだろうか。大島育宙が「生徒たちに取材するのも、こころの傷をえぐるようなことがないようにしてほしいなと思います。」とコメント。メンタルの問題もあるが、どこの子が答えていたということも容易に知られるだろうから、それもまずいだろう。

 今日の「TVタックル」は野球の話題。古田敦也、五十嵐亮太、ナイツ塙、木佐彩子らが出演。塙さんはこの番組は初登場だろうか。ラジオファン的には大竹まこととの共演が嬉しい。

 今日の「笑点」は新真打が大喜利に挑戦するという企画。柳家花飛、春風亭鯉づむ、林家木久彦が出演、レギュラーメンバーからは、好楽、一之輔が一緒に並ぶ。これは面白くないから保存もしなくていいか。

2025年5月10日土曜日

5月10日土/生暖かいおかしな気候

◇ ラジオ・テレビ・ニュース

 早朝から眠り、起きあがり、ラジオをつける。「ナイツのちゃきちゃき大放送」を途中から聴いた。「常連さん」はやくみつる。10時から高田文夫先生の誕生日イベントのチケットが発売になり、この出演者、この値段でそんなにすぐに売り切れるだろうかとは思ったが、8分かかり、なんとか無事に購入した。それでももう2階席だ。手数料を入れて8千円超というのもきついな。それから、NHKプラスで、今朝の「あんぱん」ダイジェスト版を観る。

 深夜にスレッズの投稿をしたせいで、どうも落ち着かなくなった。本当に余計なことをしている。ブログの更新をひとつ。のどの痛みはいつの間にか治まったが、鼻づまりがまだ続いている。寒暖差はなんとかならないものかな。

 午後になってから、近所の郵便ポストまで投函に行ってくる。近所のお宅が解体工事をしていて、ひとつ隣りの通りから遠まわりしていった。朝から雨降りだったから、ゴミも出さなかったのだが、この時間には止んでいた。しかし、風が強く、生暖かい、おかしな気候。

 テレビ番組をあれこれと。昨夜の「太田上田」は、ゲストはチャンピオンになったお笑い芸人だというので誰かと思えば、登場したのはアンタッチャブル山崎だった。今さらのゲストだが、しかし、まともに会話をしている印象もないのだった。くりぃむしちゅーの付き人をしていた時代のことなどが話される。

 今朝の「週刊フジテレビ批評」は恒例の「春ドラマ辛口放談」。これを楽しみにしていた。おなじみの4人、吉田潮、梅田恵子、木村隆志、大島育宙が出演。おすすめ作品、まずはそれぞれの1位から発表する。吉田潮はTBS「対岸の家事」、梅田恵子はフジ「波うららかに、めおと日和」、木村隆志と大島育宙はフジ「続・続・最後から二番目の恋」。「最後から二番目の恋」は梅田も2位に入れている。対して、吉田潮はまったくハマれず、会話劇に対する感想が梅田と正反対だった。梅田の1位「波うららかに」は大島も2位に選び、吉田の1位「対岸の家事」は大島の3位だった。木村は「対岸の家事」にはネガティブな意見。吉田の2位はテレビ東京「夫よ、死んでくれないか」。しかし、ほかの3人は疑問を示す。木村の2位はNHK「しあわせは食べて寝て待て」。これには大島と吉田も好意的意見。3位は次週に持ち越し。

 今日の「ネタパレ」は「アラフィフ全力芸人SP」。ふかわりょう、TOKYO COOL、くまだまさし、AMEMIYA、あぁ~しらき、ハリウッドザコシショウが出演。今回はひさしぶりに充実の顔ぶれだった。バカリズム「ふかわさんが走ってきたの見て、俺、ちょっと泣きそうになっちゃいました。(笑)走るひとじゃなかったから。」 ふかわとバカリズムは若手時代、ファミレスで一緒にネタを作っていたという関係。

 NHKプラスで、「とと姉ちゃん」の再放送も観ているが、5話まではもう倍速で観てしまう。西田征史の脚本に感心するところはない。

 今日の「NHKニュース7」では、トランプの不法移民政策の余波で、留学生が理由もわからずに滞在資格が取り消されるケースが相次いでいるというニュースをやっていた。

 夜、ブログの更新をもうひとつ。ラジオを聴きながら1階の掃除をする。23時からは「HONMOKU RED HOT STREET」をオンタイムで聴いた。SNSからはエディ藩の訃報を知った。77歳。

 今夜の「Nキャス」を途中まで観たが、立川の小学校の事件が気になる。この番組も小学2年生に取材なんかして大丈夫なのか。南北線東大前駅の事件の犯人も、理由がどうもウソくさい。暴れるために見つけた適当な理由ではないのか。深夜2時頃に眠る。

2025年5月9日金曜日

5月9日金/「あんぱん」の繊細な演出

◇ あんぱん

 早朝にいったん目覚めるが、もう少し眠りなおす。NHKプラスで、今朝の「あんぱん」を観る。蘭子・河合優実の「豪ちゃんのお嫁さんになるがやき。戻ってきてよ。」という昨日の名場面から始まる。歩いていくふたりの後ろすがたを見ながら、のぶ・今田美桜は涙を流していた。女子師範学校の寮の部屋で、のぶは戦局を伝える新聞を見ている。「豪ちゃん、大丈夫やろか。」 うさ子・志田彩良「赤紙きたがやったね…。」「無事に戻ってきてもらわんと。」「ニッポンは負けんし、豪さんもきっと、手柄をたてて戻んてくるき。」「ねえうさ子ちゃん、うちらにできることはないがやろか。」「え…?」「今も、豪ちゃんやほかの兵隊さんは、命懸けでお国のために働いてくれや。それを思たら、いてもたってもおられん気持ちになるがよ。なんじゃっちええき、できることがあったらしたいがよ。」 床に座っていたうさ子ちゃんは立ちあがり、ベッドに座っているのぶの隣りに座りなおす。「そうやねえ。」 のぶはぱっと思いついたように「慰問袋はどうやろ?」 机に向かっていた後輩たちもふり向く。「慰問袋?」「兵隊さんに送るがですか?」 うさ子「ええと思う。うちのお婆ちゃんもロシアとの戦争のときに作ったっていいよった。袋のなかに、お守りやお手紙、日用品らを入れて、戦地の兵隊さんに送って応援したがやと。そのおかげで勝ったって。」「ええっ?」といって、のぶは目を輝かせる。場面は教室に替わり、のぶとうさ子が前に立っている。うさ子「みなさん、聞いてください。朝田さんの発案ながですけんど、みなさん、支那で戦いゆう兵隊さんのために慰問袋を作りませんか?」 ざわつく教室。のぶ「みなさんの協力が必要ながです。わたしらみんなで、兵隊さん応援しゆう気持ちを伝えたいので。」 生徒たちは口々に「兵隊さんに喜んでもらえるがやったら、うちも協力したいです!」「私も賛成です!」「賛成です!」 のぶたちは「兵隊さんに慰問袋を!」というチラシを作った。のぶはチラシを掲示板に貼り、通りがかった同じ部屋の後輩ふたりにもチラシを渡す。「シシドさん、モトキさん、これ、協力してくれん?」「はい、うちも慰問袋を作りたいです。」「なにしたらええですか?」「まず、1年生のみんなに声かけてほしいがよ。」 のぶは廊下を歩く生徒にもチラシを渡し、説明する。それを通りがかった黒井先生・瀧内公美が見ている。ナレーション「こうして、のぶの発案は学校全体に広がっていきます。」 寮の部屋、のぶたち4人が慰問袋を作っている。うさ子が袋の束を抱え、「これが、黒井先生のおっしゃりよった、忠君愛国やね。勝利に向かって、一致団結する。」 のぶは針仕事をしながら「ほんまにありがたいわ…。」 制服姿ののぶたちは街頭でもチラシを配り、献金を募る。「前線で戦う兵隊さんらの慰問袋に入れる日用品購入のため、献金お願いします!」 生徒たちは「億兆一心」「八紘一宇」といった垂れ幕を掲げている。のぶたちは道行くひとびとに「がんばって!」と声をかけられる。場面は教室に、授業中に校長先生たちがいきなり入ってくる。「失礼! 朝田のぶくんはおりますか?」 のぶは「はい!」といって立ちあがる。校長「きみは、まことに愛国の鑑じゃ!」といって、のぶの席までやってくる。「この新聞を見たまえ。」 新聞には街頭で献金を募るのぶの写真が載っていた。「朝田くんにかぎらず、この師範学校の生徒全員が褒められちゅう。きみたちはみな、立派なニッポン帝国の女教師になるに違いない! わたしは、まことにきみたちを誇りに思う。これからも励みたまえ。」 のぶ「ありがとうございます。」 拍手が起こる教室。ナレーション「これをきっかけに、のぶは愛国精神の鑑として、全校生徒の注目を集める存在になっていきました。」 黒井先生は感情のわからない表情をして、黙ってのぶを見ていた。場面は道場、のぶとうさ子がなぎなたの稽古をしている。のぶのところに後輩ふたりがやってきて、「朝田先輩、ご指導お願いできますか?」「あ…、ええよ。」「私の太刀筋も見てください。」「わかった。」 その様子を見ているうさ子の表情。寮の廊下をのぶが歩いていると、事務員さんに「朝田さん」と呼び止められる。「新聞の記事、読みましたよ。感動しましたあ。」といって、笑顔の事務員さん。「またいつものかたからお手紙ですよ。」 部屋に戻ったのぶは、たかし・北村匠海からの手紙を読む。「また銀座で遊び呆けゆう自慢かや…」「前略のぶちゃん、返事がないのは元気な知らせと思ってます。前に東京みやげであんぱんを買ったパン屋さんの壁に、気になる写真が飾ってあります。そこに写っているパン職人のひとりがどう見てもヤムさんみたいなんだ。」 驚くのぶ。「ヤムさんはどうしていますか。ヤムさんの人生は謎めいているけど、今度、御免与町に帰ったら、いろいろ訊いてみたいと思います。」 のぶは朝田家に帰ってきた。「ただいま」 朝田パンにはメイコ・原菜乃華と母・江口のりこがいる。メイコ「お帰りなさい!」 母「お帰りい!」 祖父母もすぐに出てくる。祖父・吉田鋼太郎「おお、戻ってきたかあ。愛国の鑑!」 祖母・浅田美代子「もう町中でうわさになっちゅうでえ。」 母「のぶ、ほら、お爺ちゃんが。」「へっへっへっ」と笑う祖父。母が視線で示したほうには額装されたのぶの新聞記事が飾ってある。のぶ「ええ、恥ずかしいわあ!」 祖父「なにゆうがなあ。」 メイコ「のぶ姉ちゃん、うちの学校でも担任の先生がみんなあの前で新聞の記事読んだがねえ! うちのお姉ちゃんですって、うちまで鼻高々やったあ。」「まだまだ献金集めも慰問袋も始まったばかりやあ。もっとがんばらんと。」 そこに蘭子も帰ってくる。のぶの顔を見て、「お姉ちゃん、お帰りい。」と笑顔の蘭子。蘭子はおでこを出した髪型に変化している。「そや、うちも献金させて。」といって、財布からお札を取り出す。「こんなに…?」 メイコ「豪ちゃんのためやき。」「うん。」とうなずく蘭子。のぶは「ありがとう。」といって受け取る。笑っている家族。のぶはパンを作っているヤムさん・阿部サダヲのところにやってくる。「ヤムおんちゃん…。」「俺は、お国のための献金なんかしないからな。」「うん…」 のぶがヤムさんを見ていると、見返すヤムさん。「なんだよ?」「ヤムおんちゃん、銀座のパン屋さんで働きよったことあるが?」 ヤムさんの表情が変わる。視線をさまよわせ、少し間を置くと、「銀座のパン屋なんて、知らねえな。」と言いながら道具を片づける。場面は銀座のカフェになり、ケンちゃん・高橋文哉と同級生がカレーを美味そうに食べている。たかしは店内の電話ボックスから電話をしている。電話の相手はちひろ・中沢元紀だった。「もしもし、ちひろか。」「おう兄貴、電話代大丈夫か?」「大丈夫だよ、気にするな。図案コンクールに応募したら佳作に入選したんだよ。賞金なんと50円だぞ。気が大きくなって電話したんだ。」「へええ、すごいにゃあ、兄貴! あっ、このあいだ、のぶさんも新聞に載ったがで。」「えっ、のぶちゃんが新聞に? いったいなにしたの?」といって、たかしは声をひそめる。場面は替わり、朝田家にちひろがやってくる。「すみませえん、のぶさん、帰ってませんろうか?」「どういたがて、ちひろくん。」といって、のぶが出てくる。「兄貴が電話で、のぶさんと話したいって。10分後にもう一回電話するってゆうき、きてもらえませんか?」といって、のぶを柳井家に連れていく。叔母・戸田菜穂と女中のしんちゃん・瞳水ひまりが待っているところに、ちひろがのぶを連れて帰ってきた。電話が鳴り始める。のぶ「ほんまにこれで東京と話せるがですか?」 のぶは電話は初体験。「早う出てください」 ちひろが受話器を取って、のぶに持たせる。「もしもし。」「もしもし、のぶちゃん? 新聞に載ったんだって? すごいね。」 のぶは戸惑いの顔。「それより、ヤムおんちゃんのことながやけんど…。」 電話の向こうからはにぎやかな歌が聴こえる。たかしは電話ボックスの扉を開け、図案科の歌を歌っている仲間たちに「うるさいよ、聞こえないから!」といって注意する。「あっ、ごめんね。東京の仲間たちがうるさくて。」「それより、ヤムおんちゃんのこと、もっと詳しゅう教えて。」「柳井くん、誰と電話しようとね。」 電話ボックスにケンちゃんが入ってきた。「ケンちゃん、やめろって。」「怒ることなかろうもん。あ…、女ね? もうそげな彼女ができたとね? まさか、デッサンのモデルのあの子やないと?」「やめろ、ケンちゃん!」「もしもーし!」「やめろ!」 会話がのぶにはぜんぶ聞こえている。「電話代もったいないき…、もう切るで。」「あっ、もしもし! もしもし、のぶちゃん、切らないで。」「たかしは東京へなにしに行ったがで…。」「それは…、のぶちゃんみたいに新聞に載るような立派なことはしてないけど…。のぶちゃんもきたらわかるよ。街も、お店も、道を歩いているひとも、みんなすごく素敵なんだ。ここには、自由がある。」「自由…?」といって、のぶは声をふるわす。「うん、のぶちゃんもいつかおいでよ。」「たかし…、お国のために働きゆう兵隊さんのこと、ちっとでも考えたことあるがか?」「えっ?」「たかしがちゃらちゃら遊びゆう今このときにも、兵隊さんは命懸けで戦いゆう。たかしと同じばあの若もんがどんどん兵隊さんに取られゆう。そんなときにたかしはなにをしゆうらあ!」「のぶちゃん…。」「たっすいがあのドアホ!」と怒って、のぶは電話を切る。呆然とするたかし。のぶは悔し泣きの表情。冷静になると、横では、ちひろ、叔母、しんちゃんがのぶを見ていた。「ごめんなさい…、勝手に電話切ってしもうて…。」 ちひろ「のぶさんは正しいこと言いよったとわしは思います。」 叔母「そうよ、のぶさんは正しいき。」 しんちゃんもうなずく。のぶ「ほんまに、ごめんなさい…。失礼しました。」 のぶは帰っていく。カフェは図案科の歌で盛りあがっているが、たかしはまだ電話ボックスから出られない。のぶは丸太のシーソーがある石置き場にいた。「高知と東京、その距離よりも遠く、ふたりのこころはすれ違ってしまったようです。ほいたらね。」というナレーションで、今週は終わり。

 続けて、「あさイチ」も観てしまう。プレミアムトークのゲストが細田佳央太なのでこれも録画しておいた。細田佳央太は髪が伸びている。豪ちゃんは今朝の回にはぜんぜん出ていなかったのだが、さっそく紹介された視聴者からのメールには「あさイチ」には出ないでという声が多数、100通を超えるメールが届いているという。この番組に出るということは豪ちゃんに不吉なことが起こるのではという予測があるのだ。豪ちゃんの役柄とは違い、細田佳央太は柔らかい雰囲気のよく笑う明るい青年だった。まずは昨日の名場面がふり返られる。その映像を観なおし、華丸大吉と鈴木奈穂子アナがもう涙ぐんでしまう。華丸「(蘭子が)言われたあとのこの髪、いじる感じとか、家でやってみたもんね。(笑)」 河合優実からコメントのVTRがあり、そのシーンと、その前のよさこい節のシーンについても話す。細田は体重を落とすために、現場ではお菓子を食べていなかった。細田によると、よさこい節のシーンと、出ていったあとのシーンは別の日の撮影なのだ。華丸があの汽車はどこに行ったんだという疑問をもっていたが、きちんと観ていればわかる。お婆ちゃんがいる足摺岬に寄ってから出征するのだ。しかし、現場でも浅田美代子が「豪ちゃんどこ行ったやろね?」と言っていたそうだ。華丸が「ただ一個だけ、われわれ謝らなきゃいけないですよね。」と言い出す。「われわれ、一瞬ですけど、イワオを応援したときが…」 イワオは日によって大吉に似ているときと華丸に似ているときがあると「あさイチ」では言っていたようだ。まさにそのイワオが蘭子に結婚を申し込みにきたシーンだが、映画ナタリーの記事にも書かれていたが、無口な豪ちゃんが石を叩く音で感情を表現するという演出について、ゆっくり叩くパターンと早く叩くパターン、蘭子の表情の変化も気になるからというので、2パターン演じたそうで、じつに繊細な演出がなされていた。改めてその場面の映像が流されると、言われてみればたしかにという感じはするが、現場の空気の演出という意味合いが強いだろうか。焦点は細田の素顔に移り、「ドラゴン桜」で共演して仲良くなったという鈴鹿央士からもコメントのVTRがあった。視聴者からのメッセージの紹介があり、話題は再び「あんぱん」に戻る。細田が印象深かったというシーンは、朝田家の父・加瀬亮が亡くなったあとに家族があんぱんを食べるシーン。あの場面では、ヤムさんは外にいた豪にもあんぱんを渡していて、そこは台本の段階ではない演出だったのだ。そして、ヤムさんと豪が釣りをする場面の映像も流され、これも映画ナタリーの記事に書いてあったが、この釣りの場面が細田のクランクインだったという。「このシーンがいちばん最初だったからこそ、監督がたとも、豪ちゃんのわりと指針が決まったというか、軸が一本決まった、どこまで笑おうかとかくだけようかっていうのが決まったので、結果的にはすごくよかったなあと思いますけど、すごい緊張してましたねえ、このときは。」 細田は4歳から芸能活動を始めていた。16歳のときにオーディションで抜擢された主演作「町田くんの世界」の映像も流され、石井裕也監督がこの番組の電話取材に答えた音声が流される。母からの手紙を鈴木アナが読み、細田は涙する。ニュースを挟み、後半にも視聴者からのメールが続々と届き、やっぱり、昨日の名場面に関する声が多い。このあとは素顔を深掘りするトークが続いた。「特選エンタ」のコーナーにはかりゆし58が登場。続いて、園芸のコーナーが挟まり、エンディングでは視聴者からのメールがさらに紹介される。オリンピックのラジオに興奮した吉田鋼太郎にあたまをひっぱたかれるところを名場面にあげていたメールがあったが、まさに、役の上でも、現場の関係性でも、かわいがられている様子が伝わる場面だった。細田によると、あれはやはり吉田鋼太郎のアドリブ。細田「笑っちゃったんで、すっごい悔しかったです。」

◇ ラジオ・はま寿司

 昼はラジオ。「ビバリー昼ズ」を聴くと、高田先生は昨夜のNHKの音楽番組を観ていたようで、その話をする。「だめだよもっと世界に目を広げなきゃ、お前。こないだのLA観たか、Adoとよ、YOASOBI とよ、リーダーズが3組がやったんだよお前、LAで超満員の…。」 オープニングのあとにはゲスト、「お笑い有楽城」で優勝したヒロ・オクムラが登場。ひとりコントを披露し、お笑いプロレスのリングネームでも笑いをとっていた。短い時間なのが惜しい。

 午後から外出。夜は雨の予報なので、傘をもって出る。三ツ境方面に歩き、eモールのはま寿司に入る。まぐろ、サーモン、合鴨ガーリックソース、いか天握り、真あじ軍艦、活〆はまち、とろびんちょう。7皿、814円。瀬谷の手前のマクドナルドに入り、アイスコーヒーとポテトを食べる。楽天マガジンのチェックをすると、「週刊ポスト」には「「あんぱん」の「奇跡の3姉妹」に癒やされて…」と題した記事があり、一之輔さんが河合優実ファンとしてコメントしていた。たけしの連載はトランプについて、最後には「マカオ国際コメディフェス」に参加してきたことも語られている。「Broken Rage」を上映したようで、「ありがたいことに会場じゃ大笑いしてもらったんで、ほっとしたよ。」

 読書はあまり進まず、外に出ると小雨が降っていた。ブックオフに、先週も寄ったばかりだが、220円の文庫本を1冊だけ買っていく。クリエイトでも買いものしてから帰る。歩きながら、タイムフリーで、先週土曜の「HONMOKU RED HOT STREET」をようやく聴く。「剣さんイイネ」のコーナーには半田健人が登場。剣さんに会ったことがないとは意外だ。

◇ テレビ

 夜に帰宅し、テレビ番組をあれこれと。今日の「徹子の部屋」は渡辺大がゲスト。渡辺謙に息子がいて、俳優をやっていることもよく知らなかったが、渡辺大は初出演ではなく、2008年、24歳のときに出演していた。1988年放送、渡辺謙が28歳のときに出演した回の映像が流されると、4歳の息子の話をしている。2000年放送、渡辺謙が40歳のときには犬と一緒に出演し、現在の渡辺大と同い年だが、息子が高校1年生だという話をしている。

 昨夜の「アメトーーク!」は「アメトーークCLUB傑作選」。配信オリジナル回をテレビ初出し、まずは「東ブクロ大好き芸人」だが、配信オリジナルでもテレビと変わらないレベルの出演者たちだ。そのほか、「尿管結石芸人」「最近解散した芸人」「芸能人のいらん情報もってる芸人」「前説芸人」「ライス関町大好き芸人」「すぐチビっちゃう芸人」というラインナップ。

 火曜に放送された「心おどるあの人の本棚」には金原ひとみが登場。「蛇にピアス」でデビューしたあと、すぐに読んだのが「カラマーゾフの兄弟」だった。「当時の担当編集者が、「えっ、ドストエフスキー読んでないの?」みたいな。「えっ、そんなことある?」みたいに言われて、(笑)で、なんか、ああそうなんだみたいな。そういう感じのものなんだと思って。」「読み始めたらマジでつまんなくってしょうがなくってこの上巻が。もう、ほんとこれに3ヶ月ぐらいかけて、「ほんとにこんなもの読まなきゃいけないの?」みたいな(笑)感じで言ってたんですけど、中下巻がものすごいこうドライブ感でばあっと読めてしまったのほんと魔法のような体験でしたね。これ(上巻)に3ヶ月で、これ(中下巻)2、3日で読めちゃいました。」「会話劇の面白さだったりとか重要性っていうものは、けっこうここから学んだところもあると思います。」 本棚には松尾スズキの著書が並ぶ一角があり、十代のころに「ふくすけ」を観て好きになり、小説も追いかけるようになったという。松尾スズキの本の並びにはデータハウスの「危ない薬」や「人の殺され方」といった本もある。「世界観が、ちょっと本当に松尾さんじゃないと書けないなあって思うものしかないので。やっぱり、そうですね、そこが魅力ですね。」 芥川賞が決定したときの会見の映像が出され、そこでも好きな作家を訊かれ、松尾スズキの名をあげていたのだが、本人はそのことをぜんぜん覚えていなかった。あの会見はシャンパンを飲みまくってから行ったので、じつは酔っていたそうだ。綿矢りさは19歳だったけど、金原ひとみはハタチだったんだな。執筆をしているダイニングの本棚にはブロックで作った黒猫が飾られている。これは金原ひとみが自分で十数時間かけて組み立てたもの。「ひとの言うことは聞きたくないですけど、説明書のとおりだったらできる、っていう。(笑)」 神楽坂の本屋に出かける場面もあり、原田宗典の本を手にとったのが意外だった。「原田宗典さん、6年ぶりの新作です。どうしているのかなあって、すごく、気になっていたので。」「ひとってけっこう、人生のフェーズによって書くものが変わっていくので、それをなんかリアルタイムで見届けられるっていうのがすごく、ひとつのこう、面白さだなあって思うので。」

 高田先生が話題にしていた、昨夜の「NHK MUSIC SPECIAL」の「J-POP 世界への挑戦」という番組も観る。ロサンゼルスで行われた、Ado、YOASOBI、新しい学校のリーダーズのライブを放送する番組だと思っていたのだが、そのライブが中心ではあったが、もっと広く、海外から注目されるJ-POPの最前線を特集する番組だった。「MUSIC AWARDS JAPAN」という音楽賞が新設されるそうで、そのPRをする番組でもある。終盤には、オースティンのイベントで特集された日本のアーティストを紹介する企画の模様を伝える。ここにはなんと、眉村ちあきが参加していた。無名のアーティストたちに混じり、打首獄門同好会もこの企画に挑戦するのだが、打首獄門同好会のことを知らずに観ている海外の観客たちがじわじわと盛りあがっていく様子が面白かった。アメリカの敏腕エージェントだという人物も高く評価していた。

2025年5月8日木曜日

5月8日木/「あんぱん」最大の名場面

◇ あんぱん

 早朝から眠る。起きあがり、NHKプラスで、今朝の「あんぱん」を観る。今日もオープニング映像からスタート。朝田家では、豪・細田佳央太の壮行会の準備をしていた。壁には寄せ書きされた日の丸と「祝 出征 原豪」と書かれた幕がぶらさがる。メイコ・原菜乃華が食器を運んでくる。のぶ・今田美桜、母・江口のりこ、祖母・浅田美代子が料理を作っている。のぶが出かけようとすると、豪はまだ外で石屋の仕事をしていた。祖父・吉田鋼太郎「おい豪、早う着替え! もうじき客がくるぞォ。」 祖父はもう正装している。豪「あと石置き場だけ、整えてきます。」「ええ?」という祖父。のぶは酒を買いに行っていた。道すがら、蘭子・河合優実を見つけ、呼び止める。「ちょっと持って」といって、2本の瓶の1本を蘭子に渡し、並んで歩く。のぶ「こんな日にも仕事は大変やね。」 蘭子「いつもどおりのことしてないと、変になりそうやき。」「そうか、ごめん。」というのぶ。「豪ちゃんも石置き場でしゆう。もうすぐこじゃんとお客さんがくるき、話すがやったら最後のチャンスで。」 蘭子は黙って歩いている。のぶが「蘭子」と呼び、ふたりは立ち止まる。のぶ「こころに思うちゅうことを伝えんがは、思うちゃあせんのとおんなじことやき。」 のぶの顔を見て、蘭子は考える。夕暮れ、石置き場で働く豪のところに、蘭子がそっとやってくる。気がついているのかどうか、豪は見向きもしないで仕事を続けている。あのシーソーの丸太のある場所は石置き場だったのだ。蘭子が近づき、「あのよ。」と声をかけると、豪がぱっとふり向く。「豪ちゃん。」「…はい。」 少し間を置き、「うち、ずっと…」 黙って言葉を待つ豪の顔。しかし、蘭子はつぎの言葉が出ない。豪「蘭子さん。」「…なに? 豪ちゃん。」「ずっと…」 今度は蘭子が言葉を待つ。「長いあいだ、お世話になりました。」といって、あたまを下げる。蘭子の表情の微妙な変化。「いえ、うちこそ…」といって、蘭子もあたまを下げる。あたまを起こした蘭子が「そろそろ、壮行会始まるね。」と笑う。豪は息を吐き、「そうですね。」「ほいたら。」「ほいたら。」と言い合い、蘭子は先に離れていく。後ろ向きの蘭子が、歩きながら両手の指で目を押さえるようなしぐさをする。帰っていく蘭子の後ろすがたを見ながら、豪は苦い表情になり、ため息をつく。場面は壮行会に、座敷では大勢のお客さんがにぎやかに飲み食いしている。豪は黒紋付き袴になった。和尚・斉藤暁と団子屋・小倉蒼蛙が「おめでとう」といって、豪に酒を注ぎにくる。姉妹たちは働いている。のぶの近くにメイコが座り、「蘭子姉ちゃん、伝えれんかったがやろか?」 のぶは洗いものをしている蘭子の後ろすがたを見て、メイコに小さくうなずく。「淋しくなりますなあ。」と言われた祖父が「十五のときにうちにきて、じつの息子よりも息子らしゅうしてくれましたき。」と話している。祖母「結太郎が亡うなって、豪ちゃんまで兵隊にとられるなんて…」 団子屋と和尚は豪と話していた。団子屋「なんじゃあ、今度のいくさも、すんぐに片づくかあよ。ニッポンの威風を、世界に示しちゃれ。」 豪が「はっ」と返事する。「青龍刀をみやげにしてくれよ。」 笑うみんな。そこに「黙れ団子屋!」というヤムさん・阿部サダヲの声。場が静まりかえる。「勝とうが負けようが、兵隊は虫けらみたいに死ぬんだよ。」 姉妹たちはヤムさんのほうを見る。「ヤムぅ! おまん、不吉なこと言うな!」といって、立ちあがる祖父をまわりがなだめる。和尚「まあまあ、ケンカはやめい! めでたい席じゃ。」 ヤム「敵と殺し合いに行くのに、どこがめでたいんだよ!」 豪の表情を映す。祖父がまた立ちあがるのを祖母が押さえる。騒然となりそうなところに、母が「豪ちゃん!」と呼びかける。「みなさんにあいさつしいや。」と優しい声を出す。「さあ、立って!」「はい」といって立ちあがる豪。「親方、みなさん、今日はこのように立派な会を開いていただき、ありがとうございます。こんなわしを、家族同然にかわいがってくださった朝田家のみなさん、ほんまにありがとうございます。」 豪はあたまを下げる。「その恩返しもできんと、兵隊に行くことだけが心残りです。お国のため、みなさんのため、わしは戦うてきます。親方、おかみさん、ハタコさん、ヤムさん、お世話になりました。」 ヤムさんは立ちあがり、出ていってしまう。「のぶさん、メイコさん…」 少し間を置き「蘭子さん。」 微笑む蘭子。豪は「ありがとうございました。」と強く言い、おじぎをする。蘭子は下を向いてしまう。その様子を母が気にしている。祖父「おまんら、豪の武運長久を願って、よさこい節、早よ歌え!」 のぶが笑顔になり、蘭子も笑う。客たちから「よっ、待ってました!」の声と拍手。姉妹三人が並び、手拍子をしながらよさこい節を歌う。客たちも手拍子と合いの手を入れながら盛りあがる。豪も笑顔で見ている。豪の視線の先にいるのは蘭子。蘭子も歌いながら豪を見ていた。笑顔だった豪の表情がくもり、息を吐くと、立ちあがっていってしまう。蘭子は心配な表情をする。夜、にぎやかな声がまだするなか、荷物をまとめた豪は外に出て、朝田家に向かって一礼すると出ていってしまう。豪が決意の目をして歩いていくと、「豪ちゃん」といって、蘭子が走って追いかけてきた。ふり向く豪。「蘭子さん…、どういたがて…?」 息を整わせる蘭子。「豪ちゃん…、は…、足が遅いき、弾に当たらんか心配や。」 のぶも追いかけてきたが、ふたりの様子を見て立ち止まる。蘭子は目に涙をためている。「きっと戻ってきてよ。きっとやのうて、ぜったいやん。」 豪は小さくうなずく。「蘭子さん。わしからも、お願いがあります…。無事、戻ってきたら…、」 つばを飲む豪。「わしの嫁になってください!」 蘭子の表情。「え…」と小さくつぶやき、少しあとずさりする。右手をひたいからあたまにやり、涙をこらえるように眉にしわを寄せ、視線をさまよわせる。「うん…」と小さい声。「豪ちゃん…。どういて今、そんなこと言うが…。」「すいません」と謝る豪。戸惑う蘭子が後ろを向くと、のぶが立っている。「蘭子、ちゃんと返事せんと、豪ちゃん行ってしまうがで…。」 のぶの顔を見た蘭子が小さくうなずく。豪のほうに向きなおり、涙声になりながら言葉をしぼり出す。「うち、おまさんのこと、うんと好きちゃあ…。豪ちゃんのお嫁さんになるがやき。戻ってきてよ…。」「蘭子さん…。」 少しの間のあと、「ありがとう。戻ってきます、絶対に!」 顔を見合わせるふたり。そこに母も走ってやってきた。息を切らしながら、蘭子に風呂敷包みを渡す。「これ、着替え。豪ちゃん、明日行ってしまうがで。今夜は戻ってこんでええ…。」「お母ちゃん…。」「豪ちゃん、蘭子をよろしゅうお願いします。」といって、母は豪にあたまを下げる。豪もあたまを下げる。それを見ているのぶ。母は蘭子に「花嫁衣装も用意しちゃれんで、ごめんね。」 母の顔を見て、蘭子は小さく首をふる。「早よう行き。」といって、母は蘭子の背中を押す。豪の顔を恥ずかしそうに見る蘭子。ここで初めて、豪は蘭子の手をとり、ふたりは手を握る。蘭子が豪の顔を見ると、豪はうなずく。手を取り合って歩いていくふたり、その後ろすがたを母とのぶが見送る。汽車のなか、豪の肩に蘭子があたまをもたれて座っている。ここで今日は終わり。いや、早くも最大の名場面が出てしまったという回だった。河合優実の演技が圧巻。

◇ ラジオ・雑誌・テレビ

 昼はラジオ。「ビバリー昼ズ」を聴くと、さっそく、「爆笑問題カーボーイ」でしゃべっていたことを話題にしていた。午後にブログの更新をひとつ。

 楽天マガジンのチェック。「週刊文春」の「シネマチャート」がリニューアルされ、中野翠が抜けてどうなるのかと思えば、マライ・メントラインという著述家がゲストとして評者に加わった。月替わりのゲストを入れていくというかたちになるのだろうか。扱う映画は1本だけになってしまった。しかし、それぞれのコメントの文字数は増えているのか。その隣りのページには「シネマ★ヒット調査隊」という新連載が始まった。話題の人気映画を忖度なしに調査するという趣旨のようで、初回は「片思い世界」がターゲットにされている。執筆者の名前もなく、「文春」の記者が書いているのかわからないが、批評未満のしょうもない記事だ。宮藤官九郎の連載コラムは、仙台で行われた「オール日芸寄席」のことを書いている。

 「週刊女性」には、森香澄主演ドラマの撮影現場でスタッフたちが路上喫煙をして、住民に注意をされていたという記事があった。どこのテレビ局かと訊かれ、毎日放送なのにテレビ東京だとウソをつき、適当に追い払おうとしていたという。「消えたあの芸能人を追え!」という特集記事では、ショーンK、プラスマイナス岩橋、ジャングルポケット斎藤、ボビー・オロゴン、元ザブングル松尾、オスマン・サンコンを取りあげる。この並びにサンコンさんを入れるのは妙だが、岩橋、松尾、サンコンさんは取材に応えていて、サンコンさんは、徳田虎雄がギニアのために透析機器の新品を10台寄付してくれた話をしている。

 「サンデー毎日」の山田美保子の連載コラムは特別編、2ページまるまる新浜レオンのインタビューになっている。レオン「バラエティー番組はまだまだ勉強中ですね。でも出演が決まると、木梨さんが番組のメイン出演者の方やMCの方に「今度、レオンが行くんでヨロシク」と事前連絡をしてくださっているんです。明石家さんまさんや笑福亭鶴瓶さん、ヒロミさんに加えて、ハイヒール・リンゴさんにまで木梨さんが電話をしてくださっていた時は、そのネットワークに驚かされました。」

 「ダ・ヴィンチ」には古田新太の小さいインタビューがあり、秋浜悟史「ある地方高校生の日記 一九五〇~一九五三」という本を紹介していた。「ダ・ヴィンチ」で芸能人が紹介している本はだいたいどうでもいいような本ばかりなのだが、この本には興味を惹かれる。秋浜悟史という名前を初めて知ったが、古田によると「東の蜷川、西の秋浜」と称されたという人物。古田が大阪芸術大学2年のときに秋浜が講師になり、それから師弟関係が続いたそうだが、検索してみると、2005年に亡くなっていた。そのほか、アニメ「アン・シャーリー」の特集もあり、川又浩、土屋堅一、山田尚子の座談と、太田光のインタビューが載っている。太田「孤児院という過酷な環境にいたときも、本を読んで、創造力を育てることで生き抜いてきた彼女と同じように、僕も、友達が一人もいなかった学生時代、小説のなかに逃げ込むことで救われてきた。何を奪われようと、拷問されようと、頭のなかだけは誰にも邪魔されることなく自由でいられる。それが人を救う最後の砦だと思うからこそ、アンの物語が広く届いてくれたらいいなと思います。」

 テレビ番組をあれこれと。今日の「徹子の部屋」はイルカがゲスト。続けて、火曜に放送された番組を、徹子さんとコシノ三姉妹が出演するから、なんの番組かよくわからずに録画をしておいたが、小泉孝太郎と高嶋ちさ子の「プラチナファミリー」という番組の特番だった。実業家が登場している部分は早送りすると、そのあとには内田裕也&樹木希林ファミリーの映像が流されていた。これはすでに放送された回の未公開集のようだが、ここからスタジオに徹子さんが登場する。内田裕也が出演した1980年の「徹子の部屋」の映像が流され、内田裕也が開催した「ロックンロールBAKA」というコンサートの初回に徹子さんが出演し、浪曲を披露したという話をしている。樹木希林が悠木千帆という名前をオークションで売ったというのは有名な話だが、それが徹子さんの番組だったというのは今まで知らなかったような気がする。1977年の「わが家の友だち10チャンネル・徹子のナマナマ10時間半」という番組。それから、万博会場で収録された「徹子の部屋」の特集があり、ここにコシノ三姉妹が登場する。収録の舞台裏に藤森慎吾が密着する。徹子さん「でもあなた、あれですよね、話が違いますけど、「きみきゃわうぃね〜」とかって可笑しくて。こんな軽薄なひとがいるかと…。(笑)」 徹子さんにおねだりされ、藤森慎吾が「徹子ちゃんきみきゃわうぃね〜!」とやってみせると徹子さんは大喜び。徹子さんとコシノ三姉妹の収録後の食事会の様子をこの番組では放送する。ここでは藤森が聞き手になり、トークを広げるのだが、「徹子の部屋」よりもこっちのほうがざっくばらんに面白い話をしていた。番組はここで終わらず、その翌日、地元岸和田に集まり、コシノ三姉妹の母の慰霊祭にも密着した。

 昨夜の「あちこちオードリー」は、日向坂の4人、小坂菜緒、松田好花、平尾帆夏、藤嶌果歩がゲスト。前回、声が出なくなった若林は、裏でモニターで観ていたようだ。昨夜の「ひっかかりニーチェ」は、先週に引き続き、槙野智章がゲスト。愛犬のオフ会を開いているという槙野に、永野は愛犬家事件の心配をする。火曜の「キョコロヒー」は「春のキョコロまつり」の舞台裏に密着。錦鯉のふたりがこの番組にそろって登場するのはこれが初めてだったか。

 夜、NHKプラスで、今朝の「あんぱん」をもう一度観る。ほぼ毎日、セリフの書き起こしをしながら感情を揺さぶられているが、今日は特にやばい。「とと姉ちゃん」の再放送も観ているが、「あんぱん」と比べると、セリフがかなりわざとらしく聴こえる。

2025年5月7日水曜日

5月7日水/十日市場の図書館に

◇ テレビ・ラジオ

 朝、だいぶ眠ってしまい、録画残量を空けられていないのにこれはまずい。まず、ダビングのセットをする。そのあいだに、TVer を使い、昨夜の「勝手にテレ東批評」を観る。ゲストはビビる大木。中根アナはなぜ「ビビる」なのかがわからなかった。昨日の「あんぱん」の二度目を観ていたらもう午後になってしまった。午後はラジオ。「ナイツ ザ・ラジオショー」をつけておく。13時台にゲスト、「お笑い有楽城」で優勝したヒロ・オクムラが登場。お笑いプロレスの実況もやっているそうで、登場するリングネームがいちいちくだらない。金曜の「ビバリー」にも出るのだろうが、この話ならば高田先生の反応も期待できる。

 今朝の「あんぱん」を観るのは午後になってしまった。今日はオープニング映像からスタート。銀座の街をたかし・北村匠海とケンちゃん・高橋文哉が歩いている。東京の暑さにまいっているケンちゃんが「博多の暑さはからっとしよっちゃけど、こっちは蒸すんやねえ。まんじゅうの気持ちがわかるとよォ。まんじゅう食いたくなってきたばい。」といって、街灯の柱に抱きつく。たかし「まんじゅうじゃなくて、あんぱん食べようよ。」「よかやんか。」「ときどき無性に食べたくなるんだよね。」「あんぱんが? なんでなん?」 たかしは小さいころは東京に住んでいて、父が死んでから高知に引っ越したことをケンちゃんに話す。「あのころはつらくて…。でも、そこでパンを焼く不思議なおじさんと、ハチキンの女の子に出会ったんだ。」 たかしはさらに続ける。「あのふたりに出会ってなかったら、今ごろ俺はどうなってたかわからない。」 ヤムさんとのぶからの影響をここではっきりと語らせている。美村屋に入るふたり。「ここのあんぱんの味と、その朝田パンの味がそっくりなんだ。とびきり美味いんだ。」「あんぱん研究家なんねえ、柳井くんは。」「まあ店はこっちのほうがよっぽど立派だけどね。」 パンを眺めるケンちゃん。たかしは壁にかかった写真を何気なく見ていて、そのなかにヤムさん・阿部サダヲを見つけて驚く。「えっ? ヤムさん…! 間違いない、ヤムさんだ…。」 朝田家、寝転がっているヤムさんが神妙な顔をしている。そういえば、ヤムさんは豪・細田佳央太と一緒の部屋に住んでいたのだった。布団を敷いている豪に「豪、今からそのへんの石を足にどーんとやったらどうだ? 手伝ってやろうか?」「は?」「痛いのがだめだったら、醤油だ、醤油。一升かっくらって倒れてしまえ。」「なに言いゆうがですが。」 少しの沈黙のあと、ヤムさんは真剣な顔になる。「行くな。」 ふり向く豪。ヤム「戦争なんてろくなもんじゃねえや。」「お気持ちはありがたいがですけんど、わし、もう覚悟はできちょります。」 ヤムさんの顔を見て、豪は向き合って座りなおす。「ヤムさん、今までお世話になりました。お国のため、立派に戦ってきます。」 ヤムさんも豪の顔を見る。「なんでそんな澄んだ目して言うんだよ。」 ヤムさんは横になり、寝てしまう。朝、朝田家では家族で朝食をとっている。祖母・浅田美代子「ねえ、ハタコさん。豪ちゃんの壮行会はにぎやかにやろうやんか。」 母・江口のりこ「はい、そうですね。」 祖父・吉田鋼太郎「おう、豪の好きなごちそう、ようけ作っちゃれ。」 豪「もったいないです。わしのためにそんな…。」 のぶ・今田美桜「豪ちゃん、みんなの気持ちやき。遠慮したらいかん。」 メイコ・原菜乃華「でも、豪ちゃんおらんようになったら、うち淋しいっちゃ。」 蘭子・河合優実はメイコをちらりと見る。蘭子は食べ終わった食器を片づけながら「お国のためにご奉公するがやき、そんなこと言うたらいかんで。ごちそうさまでした。」 蘭子を見る豪の顔。のぶと母は蘭子を気にしている。「いってきます。」といって、蘭子は出勤していく。つぎの場面では、豪が仕事をしている。「あとはなにをしましょうか?」 祖父「今日はゆっくりせい。」「親方…」「軍隊に入ったら自由はのうなる。好きなことに時間を使え。」「わしが好きなことは、ここで親方の手伝いをすることながです。」 豪の顔を見て、笑う祖父。そこにやってきたヤムさんが、釣り竿をもって豪に声をかける。「おい! たまには釣りでも行かねえか?」「いえ、まだ仕事が…」「おまんが精を出しすぎて、急ぎの仕事は残ってないき。行ってこい。」「けんど…」「ええから行け!」 豪は親方におじぎをして、ヤムさんから釣り竿を受け取る。「おい!」といって、祖父がヤムさんに詰め寄る。少し怯えるヤムさんに近づき、「おまんも、たまにはええこと言うにゃあ。」 場面は河原に替わり、ヤムさんと豪が釣りをしている。ヤム「なあ、このままどっかに逃げちまったらどうだ? 足すべらして、川に流されたことにしてやっから。」「ほんまに、お気持ちがありがたいがですけんど…」「勇ましく戦おうなんて、思うなよ。逃げて逃げて、逃げまわるんだ。戦争なんて、いいやつから死んでくんだからな。」 少しの間のあと、豪「ヤムさんは、戦争に行ったことがあるがですが?」 ヤムさんは川のほうを向いたまま答えない。釣り糸をいじりながら、「まっ、地獄に行くと思って、やりたいことぜんぶやってから行ったほうがいいぞ。食っときたいもんとか、会っときたい女とか、いねえのか?」 豪は「毎日会ってます。」と答える。ヤムさは「へへっ」と笑い、「誰よ?」と訊く。「言いませんき。」「のぶじゃねえな? メイコはガキだし…」「それ、いつか当たりますき、やめてください。」 ヤムさんは「あっ」と気がついた声を出す。「あっ、歳上好み? ハタコさん?」 笑いながら「ヤムさん、もう勘弁してくださいって。」「えっ? くら婆?」 朝田家では「急がんと! 戻ってくるやろ!」といって、のぶが、祖母、母、メイコを2階の部屋に集めていた。のぶは「うちね、蘭子に後悔してほしゅうないがよ。」と切り出す。「蘭子は…、豪ちゃんのことが好きながやろ。」というと、祖母とメイコが「えええ!?」と驚きの声をあげる。「うん」とうなずく母。「お母ちゃん、知っちょったが?」「そりゃ母親やき、あの子は子どものころからずうっと、豪ちゃんのことが…」 のぶ「ほいたら、どういたらいいか教えて。うちはこういうの疎うて。」 メイコ「うん、のぶ姉ちゃんは奥手やき。」 のぶ「お、奥手!? あんたが言う?」 祖母「それより、蘭子と豪ちゃんのことやろ。あのふたりは、気持ちをおもてに出さんきねえ。」 のぶ「お母ちゃん、どういたらええがやろ? うちは、あのふたりお似合いやと思うがよ。」 メイコ「うちもそう思う。」 母「でもよ、蘭子がちゃんと気持ちを伝えて、豪ちゃんが受けとめてくれて、思いが通じおうても、ふたりともつろうなるだけやないろうか?」 のぶ「そんな…」 そこに「ただいまあ」という蘭子の声がする。あわてる4人、くら婆を押し入れに隠れさせ、のぶとメイコは蘭子を出迎えに行く。のぶ「お帰り!」 メイコ「蘭子姉ちゃん、今日は早かったね。」 様子が変な姉と妹。そこにヤムさんと豪も釣りから帰ってくる。蘭子が帰っていることに気がつき、ヤムさんが大きな声を出す。「おっ! 豪が大物を釣りあげたぞ!」 メイコ「ほんまに!?」 ヤム「おう、今夜はごちそうだな!」 のぶ「蘭子、豪ちゃんが魚釣ってきてくれたがやって。」といって、蘭子のからだを揺する。ヤム「見て驚くなよ。でかいぞお~!」 豪「ヤムさん…!」 豪がビクのなかからそろそろと取り出してみせたのは、一尾の小さい魚だった。メイコ「これ、一尾だけ…?」 豪「すいません。」 のぶとメイコとヤムさんが大笑いすると、蘭子も笑う。豪は戸惑いの表情になり、「すいません。」とくり返す。夜、三姉妹は寝ていたが、蘭子は眠れず、起きあがる。それに気がつき、のぶも目を開ける。蘭子はそろばんを弾いている母の部屋に入り、母の隣りに座る。「どういたがて?」「ひとつだけ訊きたいことがあって。」「なんで?」「お父ちゃんとお母ちゃんはどうやって結婚したが?」 後ろの階段に、のぶとメイコもこっそりやってくる。「お父ちゃんとの馴れ初め、知りたい?」「うん。」「しゃあないね。蘭子にだけ教えちゃろ。」というと、メイコが「ずるい! 蘭子姉ちゃんだけ…」と声を出す。母がふり向き、「メイコ! のぶも? 起きちょった?」 気がつかれて、のぶとメイコももやってきて並んで座る。のぶ「お父ちゃんとお母ちゃんはお見合いで結ばれたがね。」「そうよ。お父ちゃんとは、婚礼の日に初めて顔合わせたがよ。」 メイコ「初めて?」「お父ちゃんが仕事ばあっかりして、いっこうに嫁をもらおうとせんき、お爺ちゃんが勝手に縁談決めてしもうたがよ。」 メイコ「勝手に?」 母は嬉しそうに「金物屋の娘で、気立てのええ働きもんのおなごがおる言うて。」 のぶ「それがお母ちゃん?」「うん。」 メイコが「ちっともロマンチックやないねえ。」と無邪気に言うと、のぶと蘭子がメイコの顔を見る。母も笑いながら「あんた…」と呆れる。蘭子「でもよ、お父ちゃんは結婚してから、あつあつのラブレターを、お母ちゃんにこじゃんとくれたがね。」「ええ?」といって、のぶとメイコは驚く。母は手紙の箱を開けてみせる。のぶ「この手紙?」「ぜんぶお父ちゃんからで。」 のぶとメイコは「たまるかあ!」と大きな声を出す。大阪、函館、京城、出張先からの手紙を母は三姉妹に見せる。のぶ「知らんかった!」「お母ちゃんも知らんかった。お父ちゃんがそんなにあてのこと思うてくれちゅうがて。お父ちゃんは結婚してから、あてに恋をしてくれたがやって。あてもおんなじや。嫁いだ日に初めて会うて、それからゆっくり、お父ちゃんを好きになった。あての初恋のひとや。」 のぶ「そういう夫婦もおるがやね。どんなこと書いちゅうがやろ?」 父・加瀬亮が手紙を書いている、そのそばには父の帽子がかけられていた。「ハタコさん、みんな元気にしていますか? ここは毎日、氷点下の寒さですが、あなたを思えば、わしのこころは暖こうなります。どんなに離れちょっても、あなたはわしのここにおります。」 手紙を読んでいるメイコが「あなたはわしの、ここにおります。」といって、笑う三姉妹。メイコ「お母ちゃんもスミにおけんねえ。」「母親を冷やかすがはやめんかえ。もうええやろ。」 のぶ「「ここにおる」のここってどこなが?」 蘭子「うちは、ここやと思う。」といって、蘭子は胸に手を置く。母は蘭子をじっと見る。「ねえ、蘭子。」「ん?」と母の言葉を待つと、母は「もう寝なさい。」 蘭子は笑顔になり、「はい。お休みなさい。」といって、立ちあがる。母は手紙を箱にしまう。「あんたらも」というと、「お休みなさい」といって、のぶとメイコも寝床に戻っていく。ひとり残された母の表情。「豪と蘭子はどうなるのでしょうか? ほいたらね。」というナレーション。最後の画面では、父の帽子を誰かが見つめていた。

◇ 面会・十日市場・図書館

 午後から外出。天気がよく、暖かい。三ツ境のバスターミナルまで、またバスに乗り遅れてしまいそうで、急ぎ足で向かい、なんとか間に合った。車内では、今日の「ビバリー昼ズ」のオープニングをタイムフリーで聴いた。昇太師匠は着る服がなく、奥さんのカーディガンを着てきたという。横浜旭陵高校の生徒が今日もぞろぞろと乗ってきたが、連休中ほどではなかった。ズーラシアから乗るひともいたが、遅延するこももなく、乗降に苦労もなかった。

 老健の面会にやってくると、入り口のところでケアマネージャーさんにさっそくあいさつされた。今日は面会のあとに約束をしてあったから、バスに遅れそうでも明日にしようというわけにはいかなかった。母のスマホはだいぶバッテリーが残っていて、もうなにも言わなくても充電してくれてるんだろうか。着信があったひとに折り返し電話をかけさせる。電話の内容をメモしたいようだったからボールペンを渡すが、メモ用紙がないから、ペーパータオルをたたんだようなものに書く。しかし、あとから読んでもわからないだろう。

 1階の事務室を覗くと、ケアマネージャーさんが出てきた。つぎに移る施設について、仲介の会社が入居の紹介をしてくれるそうで、早くも、候補の施設が6件、一覧表になった紙を見せてもらった。なんでも、6月中には申し込んでもらいたいということだが、むしろ、もっと早く移ることになるのかと思っていた。6月まではここでまだお世話になるわけか。

 四季の森公園を抜け、中山まで歩く。四季の森公園の池の上には鯉のぼりがたくさんぶらさがっていた。中山のブックオフに寄り、110円の文庫本を2冊買う。そのあとはひさしぶりに十日市場に移動。今までは北口のブックオフに寄るだけたったが、南口のほうに出てみると、商業施設はこちら側のほうが充実していた。十日市場に寄りたいと思ったのは、市立図書館の緑図書館があることに気がついたからだ。だいぶ前から寄りたいとは考えていたが、開館時間や、借りられる本の冊数の問題で、なかなかうまくいかなかった。端から端まで、本棚をじっくりと眺めてまわるが、読みたい本はいくらでもあるのだが、これを読むのだったらそれより先にうちにあるあの本を読まねばという順序があるものだから、すぐに読み始められる本はというと、ぐんとしぼられてしまうのが読書の現実だ。なんとか読めそうな本を2冊だけ選んでいく。

 日が暮れかけてから、ようやく昼食。グーグルマップから岡もとを見つけた。肉めしを食べる。759円。駅前のドトールに入り、ひと休み。インスタ投稿、SNS巡回、日記の下書きをしてから読書も少し。北口のブックオフにもしばらく寄っていなかったが、110円均一の新書の棚がまだあるのが嬉しい。110円の新書を3冊、220円の文庫本を2冊、390円の単行本を1冊買っていく。十日市場から横浜線、新横浜で乗り換える。新横浜のフィットケアエキスプレスがまだ開いていて助かった。ここで買いものしてから帰ってくる。

◇ テレビ

 夜遅くに帰宅し、今日も帰宅してから咳を出し始めると、しばらく止まらなくなる。外では咳を出さないようにしていれば苦しくもならないのだが、のどになにかが詰まっているような気持ち悪さはずっとある。テレビ番組をあれこれと。今日の「NHKニュース7」を観ると、南北線に刃物をもった男が現れたというニュースを速報で伝えていた。

 今日の「徹子の部屋」は松岡昌宏がゲスト。初出演は1995年、TOKIO5人の出演だったようだが、そのときの映像は流されず、松岡だけが映る静止画が出されるだけだった。松岡ひとりの出演は1998年放送、21歳のとき、この映像は流された。21歳の自身のすがたを見て、松岡は汗を拭きまくる。松岡が徹子さんに、今まででいちばん印象に残っているゲストは誰かと訊くと、徹子さんはさほど迷う様子もなく、「言ってよければ、ゴルバチョフさんです。」と答えた。松岡は北海道出身、小学校のときに学校の作文でゴルバチョフに手紙を書いたことがあるそうだ。

 今夜の「水曜日のダウンタウン」はサバンナ高橋がMCを担当。今回で5回目となる恒例企画の「30-1グランプリ」。審査員は、バカリズム、さらば森田、劇団ひとり、小籔千豊、伊集院光という5名。劇団ひとりはこういう審査員を引き受けるのは初めてのようだ。ひとり「お話はいただいてるんですけど、あんまりそういうのは好きじゃなくて断ってるんですけど、まあこれくらいだったらいいかな…。(笑)」◆ まずはAブロック。登場順に、や団、レインボー、春とヒコーキ、ヨネダ2000、シテントル、クロコップ、うるとらブギーズ、ななまがり。ななまがりのグラビアモンスターがいちばんくだらなかったかと思ったが、審査は、森田と小籔が春とヒコーキ、ひとりがヨネダ、伊集院がレインボー、バカリズムがななまがりに投票し、2票獲得した春とヒコーキが勝ち抜けた。教祖の話を倍速で聴いている春とヒコーキのこのコントは「タイタンシネマライブ」で観ていたから知っていたのだが、たしかに秀逸なネタだ。◆ Bブロックは、お見送り芸人しんいち、ぴろしき、ガクヅケ、サツマカワRPG、ダブルアート、ウォーターズ、大自然、チャンス大城。Xの TOSHI が出待ちにキノコを渡されるコントのガクヅケ、脱獄のために足を切り落とすコントのウォーターズに笑ったが、ワンアイデアのウォーターズよりはガクヅケかと思ったが、審査は、バカリズム、森田、ひとりがウォーターズ、小籔と伊集院がぴろしきに投票し、3票獲得のウォーターズが勝ち抜けた。◆ Cブロックは、いぬ、サスペンダーズ、わらふぢなるお、ぶったま、鳥居パラダイス、お宿、カゲヤマ、キンタロー。コンビニの年齢確認をする三島由紀夫のコントをやったお宿に笑ったが、審査は、バカリズム、森田、ひとりがお宿、小籔がキンタロー、伊集院がいぬに投票し、3票獲得のお宿が勝ち抜けた。ようやく審査結果と一致した。◆ Dブロックは、インポッシブル、天才ピアニスト、ボブスレー黒岡、マジメニマフィン、ファイヤーサンダー、レイザーラモン、歩子、ラブレターズ。大きく笑ったものはなかったが、天才ピアニストの部屋にコンテンポラリーダンスが入ってきたコントが面白いかと思ったが、審査は、バカリズムと伊集院がファイヤーサンダー、ひとりと小籔がインポッシブル、森田は天才ピアニストに投票、2票ずつの同点になり、森田の再投票により、ファイヤーサンダーに決まった。ファイヤーサンダーはカツラの先生の内面をからかう生徒のコント、インポッシブルは海水浴場にジョーズが出たかと思ったらインド人だったというネタ。◆ Eブロックは、スタミナパン、泥まみれ、ザ・ギース、牧野ステテコ、脳みそ夫、ニッポンの社長、シティホテル3号室、永野。永野はイケメン4人の男性器を触る妖精というネタ。「恋とマシンガン」という選曲もくだらなかった永野の横綱相撲という感じだったが、審査は、伊集院だけが泥まみれ、ほか4名が永野に投票し、永野の圧勝。◆ 5組の決勝進出が決まったが、今回はワイルドカードが設けられ、負けた35組のなかから審査員5名が1組ずつ投票。全員ばらばらになる可能性もあるなかで、バカリズムと伊集院がニッポンの社長、ひとりと小籔がインポッシブル、森田がザ・ギースを選び、また森田の再投票となり、インポッシブルに決まった。決勝戦は、まず、春とヒコーキから。野球のまわれまわれの手で突風が起こるコント。ウォーターズは、和洋中かと思ったら和か幼虫かだったというコント。お宿は2本目もコンビニにやってきた三島由紀夫だった。ファイヤーサンダーは、電話しながらクビを宣告する上司のコント。永野は巨大化したXの TOSHI というネタ。インポッシブルは「ノート貸してくれる」かと思ったら「脳溶かしてくれる」だったというネタ。永野が圧倒的に面白いんだけども、春とヒコーキは2本とも優れたアイデアのコントだ。審査は、バカリズムとひとりが永野、森田と伊集院がウォーターズ、小籔が春とヒコーキに投票、小籔の再投票により、優勝は永野に決まった。

2025年5月6日火曜日

5月6日火/とにかく「あんぱん」

◇ テレビ・ラジオ

 ゴミをまとめていたが、雨の予報だということを忘れていた。じきに降り出すだろうから、ゴミを出すのはやめて、眠ってしまう。早朝から眠り、起きあがったらNHKプラスで、今朝の「あんぱん」を観る。女子師範学校、のぶ・今田美桜は掲示板に体育大会の貼り紙を見つける。教室にいる黒井先生・瀧内公美に「体育大会に応募したいがですが。」とお願いすると、「私の一存では決めかねますが、志願する理由は?」「走りたいきです。」 黒井はのぶの顔を見て、目をぱちぱちさせる。「私は子どものころから、いつも走ってました。ただ走りたいがです。」「それなら、そのへんの野原でも走ってなさい。」 のぶが外のベンチに座っていると、そこにうさ子・志田彩良もやってきて、隣りに座る。「のぶちゃん、だめやって。あんなこと言うたら、出してもらえんに決まっちゅうやろ。」「わかっちゅう…」「ほいたらなんで? 走りたいきらあて、子どもやあるまいし。」「女子師範学校の名誉のために走ります、というたらよかったかえ?」「それじゃあまだ足りん。学校の名誉と、忠君愛国の精神や。」「走るときにそんなこと考えれんて…。」「うちはのぶちゃんのため思うて言うがで。うちらは、黒井先生の精神に倣うべきや。そうせんと、大会にも出してもらえんし。なにより、のぶちゃんがいちばんつらいやろ。」 昭和12年7月。朝田家では、家族が朝食をとっていた。豪・細田佳央太が勢いよくたいらげる様子を蘭子・河合優実が見ている。「豪ちゃん、おかわり?」「いただきます。」 蘭子がご飯をよそいにいく。メイコ・原菜乃華「のぶ姉ちゃん、夏休み戻ってくるろうかね?」 母・江口のりこ「うん、そりゃ戻ってくるやろ。」 メイコ「ちゃんとやりゆうがやろか?」 蘭子「うちはあんたのほうが心配や。」 メイコ「えっ、なんで?」 ラジオからは盧溝橋事件のニュースが流れる。ヤムさん・阿部サダヲが外から入ってきて、ラジオを見る。母「また支那といくさですか?」 豪は神妙な顔をする。祖父・吉田鋼太郎「うーん、ま、すぐ片づくじゃろ。」 場面は女子師範学校の教室に。黒井「ニッポンは一丸となり、勝利に向かって一致団結する。そうなればおそらく、敵などは外周一色、しかし、油断はなりません。ひとたび男子が戦場におもむけば、その銃後を守るのは女子の役目。女性教師は、その規範となるべき存在です。時勢にうかれず、日々の務めをまっとうせねばなりません。今こそ! 忠君愛国の精神を肝に銘じなさい!」「はい!」と返事をする生徒たちだが、のぶだけはその声を出せずにいる。たかし・北村匠海の学校では、ヌードデッサンをしていた。ケンちゃん・高橋文哉「こりゃあ天国ばい。俺ちょっと、向こうの角度からも見たかとせず。」 座間先生・山寺宏一「とりあえず、手を動かそうか。」 たかしの絵を覗き込み、「うん、悪くない。」「ありがとうございます。」「でも、こことか、ここのタッチが硬いなあ。ヘンミくんの見てみようか。」といって、たかしは座間とヘンミの絵を見に行く。あの馬の絵を描いていた生徒だ。たかしは驚きの表情になる。座間「ヘンミくん、ひょっとして天才?」「だめです。なんか変だ。こんなもんじゃないです。」「そんなもんでいいよ。これ以上上手いと、私の立場がなくなるし。」 校舎の外、たかしとケンちゃんが並んで座っている。たかし「どうしたらあんな絵が描けるんだろう。」 ケンちゃん「考え込むのやめりい。どげんもならんとよ。そげんとよりも、見てみい、あそこば。」 廊下ではヌードモデルの女性が帰ろうとするのを座間先生が呼び止めていた。「今日はありがとうございました。銀座にいい店を知ってるんですけど、ご一緒にどうです?」「ごめんあそばせ。」といって、ヌードモデルは帰ってしまう。ケンちゃん「先生、ふられたばい!」「ケンちゃん、声が大きいんだって。」 歌い出す座間「ワッサワッサワッサリンの、モンチキリンのホーイ。」 ケンちゃん「なんか、呪文唱えだしたとよ。」 座間「ヤカンリッカンが、ヒッキリモッキリのリー。」「なんかこっちきよっちゃけど…。」とおびえるふたり。場面は教室に替わる。座間はさっきの歌の歌詞を黒板に書く。「これ、図案科の歌だ。」 たかし「歌ですか?」 ケンちゃん「ぜんぜん意味がわからんちゃけど。」「まあ、俺もわからん。」 たかし「先生もわかってないんですね?」「つまり、自由ってことだ。柳井、お前、この歌詞を解釈してみろ。」 たかし「えっ?」 ケンちゃん「先生、こげんヘンテコな歌詞に意味とかなかでしょ?」 しかし、たかしは独自の解釈を始める。「嬉しいじゃないか、みんなで騒ごうぜ…。」 ケンちゃん「適当に言うやろ?」 座間「柳井くん、きみいいね。」 たかしは立ちあがり、続ける。「難しい理屈なんて、茶化してしまえ。自由に生きよう。」 画面にはセリフのとおりにテロップが出る。先生「ワサビ酒ひっかけ、シャッポふってブラボー。」 たかし「鬱な気分よ、バイバイ。」 座間は笑顔になり、「柳井くん、いいね。いいよ!」「いっちょもわからんちゃけど、柳井くん、よかよか。」といって、ケンちゃんが拍手を始めると、まわりの生徒たちも拍手する。たかしは銀座の街に立ち、スケッチブックに絵を描く。場面は女子師範学校の教室に替わる。暗くなった教室に、のぶがひとり座っている。黒井先生の「今こそ! 忠君愛国の精神を肝に銘じなさい!」という言葉が思い返される。いっぽう、たかしは銀座の本屋だろうか、書棚から井伏鱒二の「厄除け詩集」を抜き出し、手にとっていた。場面は替わり、カフェにいる座間先生と生徒たち。ウエイターに「先生、あの歌聴かせてよ、あのヘンテコな歌。」と言われ、「うん、いいよ、お前らももう覚えたよな?」「はいっ、完璧です。」「さすが年の功、9年浪人したキュウちゃん!」 たかしとぶつかったあの生徒だ。ヘンミ「あんな変な歌、ここでは歌いたくないです。」 座間は無視して、「店長、ギターあったよね?」 たかし「座間先生、ギター弾けるんですか?」「いや。」「えっ?」「誰か弾けない?」 つぎの場面では、みんなであの図案科の歌を元気よく歌い始める。ギターを弾いているのはケンちゃんだ。ほかのお客からも「アンコールだ! もう一回歌ってくれ!」と声がかかる。そこに軍人がふたり店に入ってくる。盛りあがっていると、軍人がふり向き「騒がしいな…」とつぶやく。「おい、そこの学生!」 静かになる店内。「ふざけた歌はやめろ。うるさくて話ができん。」 座間「ふざけた歌? わが校の図案科で歌い継がれた名曲ですよ。」「なにい?」「もういっぺん、あたまからいこう。弾け! ほい、ほれ!」と、ケンちゃんにギターを弾かせ、座間だけがひとり元気よく歌い続ける。「やめろといったらやめんか!」 座間は「やめん!」と言い返し、歌うのをやめない。「その精神、たたきなおしてやる!」 カフェのウエイターが軍人を止め、替わりに謝る。たかしたちは戸惑いの表情。場面は替わり、朝田家。豪がなにかに目を落としている横顔。帰ってきた母が「豪ちゃん、どういたがて。」と声をかける。「豪ちゃん?」と言われ、豪がふり向く。豪が赤い紙を手にしているのがぼんやりと映る。母はそれに気がつき、豪は母と一緒にうちのなかに入ってくる。座っている祖父母に「親方、入隊が決まりました。」と声をかける。祖母・浅田美代子は立ちあがり、「豪ちゃん…」とつぶやく。豪は笑顔を作り、「わしも、ひとなみにご奉公できます。」 祖父も嬉しいことのように「おめでとう、豪。」 母も「おめでとうございます。」 豪「ありがとうございます。親方、すみません、石屋の仕事ができんなるので、入隊までしっかり働きます。」「ああ」といって、祖父は豪の肩をたたく。そこに蘭子が「ただいま」といって帰ってくると、赤紙に気がつき、表情が変わる。豪の顔を見る蘭子は、少しの沈黙のあと、「おめでとうございます。」といって、あたまを下げる。つぎの場面では、のぶが走って帰ってくる。朝田パンでは蘭子がひとりで店番をしていた。のぶはぼんやりしている様子の蘭子をいぶかしみながら「蘭子、ただいま。」と声をかける。蘭子は普段の蘭子に戻り、嬉しそうに「おかえり」と答える。「豪ちゃん、どうしゆう?」「ずっと作業場におる。入隊までに少しでも多く仕事するがやって。」 小さくうなずく蘭子に、のぶも小さくうなずき返す。母はのぶに説明する。「豪ちゃんのご両親はとうにいのうなっておらんけんど、足摺岬にひとりで暮らしゆうお婆ちゃんがおるがやと。そこに寄ってから入隊するがやって。せめて、壮行会でも開いちゃりたいと思うて。」「そやね。」 豪にはその会話が聞こえていたかどうか、目の届くところで仕事をしていた。蘭子の部屋、蘭子がひとりでいるところにのぶが入ってくる。「こないだ、好きなひとがおるって言いよったでね。」 蘭子は笑う。「あれは、豪ちゃんのことやないが?」「なに言いゆうがで。」 蘭子の顔を見ているのぶの顔を蘭子は見返す。蘭子はまた違うほうを向き、「そうやとしても、どうにもならんがやない。」「そんなことない。ちゃんと伝えたほうがいいと思う。」「どういて…?」「蘭子の気持ち知ったら、豪ちゃん、なにがなんでも死なんと、戻ってくるかもしれん。豪ちゃん、優しいき、蘭子を悲しませんために、必死に生き抜いてくるって。」「でも…」「戻ってきてほしいがやろ?」 のぶの顔をちらっと見て、蘭子は黙ってうなずく。蝉の鳴く声。今日はここで終わり。

 配信終了間近の番組に「あんぱん」のスペシャルトークショーというのがあり、録画しそこねてしまったと思ったが、これは3月に放送されたものの再放送で、一度観ていた番組だった。しかし、もう一度観なおしてしまった。ドラマをここまでの1か月観て、どんなドラマかをわかってから観るとなお面白い。登場人物たちにすっかり情が入ってしまう。

 5月3日放送「インタビューここから」は今田美桜がゲストだった。インタビュアーは「あんぱん」ではナレーションを担当している林田理沙アナ。「あんぱん」のオーディションが行われた部屋でインタビューが行われたのだが、今田美桜ぐらいのすでに売れてる女優でもこういうシビアなオーディションがあるんだな。書類審査、ビデオ審査、グループオーディション、最終カメラテストという段階を踏み、ビデオ審査では「アンパンマンのマーチ」の歌詞にお芝居をつけるというものがあった。なぎなたをふる審査もあったのだ。今田美桜は、福岡ではモデルをやりながら地元のテレビの情報番組のリポーターをやっていた。ドラマで共演した中井貴一が「お前は30点でいけ」と言ってくれた話など。やなせたかしについては「なんかきっと、やなせさんってすごく、深いけど、でもわりとシンプルで、今、みんな、当たり前にしてることの大切さみたいなのを教えてくれてる気がしてて。食べるとか、よく笑うとか、そういうのを改めて気づかされるなあって思う日々ですね、作品撮りながら。」 戦争を追体験しているかたちでもあるこのドラマのなかで、どんなことを感じますかという質問があり、このインタビューのときにはちょうど戦時中、戦後を撮っていたようだ。「のぶさんは学校の先生でもあり、学生のときから愛国の鑑と呼ばれてるひとだったので、子どもたちに、戦争はこうあるべきだ、男の子はこうでなくてはいけない、戦争に行くために立派な兵隊さんになりなさいって教えを説いてるんですけど、でも、当時の先生もきっとそうだっただろうし、だけどやっぱり身内が亡くなったり自分の大切なひとが亡くなったらそういうわけにもいかないし、ていうその、学校の先生としての正義と、ひとりの人間としての正義と、なんかやっぱりそれはいろんな角度でまったく違うもので、どちらかが見たらそれは悪だし、どちらかが見たらそれは正義で、ひとつの戦争をいろんな角度から描いてると思うので、うーん、なんかそこの感情を、揺れ動く感情みたいなのは、あの、ぜひ、なにか感じ取ってもらえたら嬉しいし、より身近に起こってたみなさんの思いっていうのを、今回「あんぱん」では表現してるんじゃないかなあとは思います。」

 昨日、こどもの日に放送された「探検ファクトリー」には、永瀬ゆずなちゃんと木村優来くんが出演。中川家とすっちーが工場見学をする番組だが、今回はあんぱんの工場を訪れている。ゆずなちゃんは江口のりこと一緒に食堂に行っていたとか、優来くんは阿部サダヲとめっちゃ仲良くなったということなどを話していた。

 今日の午後に放送された「あの日あのときあの番組」では、「あんぱん」に合わせ、2011年9月放送「爆問学問」のやなせたかしの回を再放送した。司会は森田美由紀アナ、ゲストに河合優実を迎え、一緒にこの番組を観る。蘭子のモチーフはロールパンナちゃんなんだそうで、正義の心と悪の心をあわせもっているというキャラクターなのだ。そして、「爆問学問」。爆笑問題がやなせたかしの仕事場を訪ねる。やなせたかしは 92歳、爆笑問題も40代。当時も観ているはずだが、震災後に「アンパンマンのマーチ」が脚光を浴び、この番組はそのタイミングだったのだ。手塚治虫についてずいぶん語っていたんだな。やなせたかしがのぶさんについて話している映像も、2004年放送「スタジオパークからこんにちは」、1999年放送「土佐熱烈観察団」という番組から流された。

 昨日放送された「視点・論点」の再放送では、中野晴行がやなせたかしについて語っていた。中野はやなせたかしの忘れられない言葉として、やなせが90歳のときに言った「僕はサンカク人生だ」という言葉をあげる。「僕は絵を描く 詩を書く 恥をかく」の「3カク」という意味、失敗を恐れずに大いに恥をかく人生ということだ。やなせは、1960年には永六輔のミュージカルで舞台美術を担当、このときの音楽を担当したいずみたくと「手のひらを太陽に」を作る。談志師匠との「まんが学校」にも触れられた。そして、「千夜一夜物語」の美術監督を担当、それが虫プロとの縁になり、自身の絵本「やさしいライオン」を原作にしたアニメを監督。そのフレーベル館からもう一冊と頼まれて出したのが「あんぱんまん」なのだ。1973年には「詩とメルヘン」が創刊。1999年には「ノスタル爺さん」でメジャーデビュー。Spotify で検索してみたら、配信されていた。

 NHKプラスで、昨日から再放送が始まった「とと姉ちゃん」も観始める。その前に、高畑充希がインタビューされていた再放送のPR番組も観たのだが、「暮らしの手帖」の大橋鎮子と花森安治の物語がこのドラマだったと改めて認識し、これは観ておいたほうがいいんじゃないかと思った。しかし、「あんぱん」と同じような深度で観ていたら時間がいくらあっても足りなくなってしまう。2016年放送、脚本は西田征史。まず初回、物干し台に登るシーンは、なにで観たのかはわからないが見覚えがあった。ただ、1話を観たかぎりでは、やっぱり「あんぱん」ほどは惹かれるものはないのだ。逆に、「あんぱん」は自分にとっては突出して好きなドラマなのだとも確信する。

 テレビ番組をあれこれと。今日の「徹子の部屋」も万博の会場から公開収録、ゲストはコシノ三姉妹。コシノ三姉妹は岸和田出身なのだ。コシノジュンコは今度の万博に参加もしている。

 昨夜の「耳の穴かっぽじって聞け!」は、元日の東野幸治がゲストの回の続き。東野と井口の出会いはテレビ朝日の「みえる」という番組。最近気になる芸人はいますかという井口からの質問に、東野はランジャタイの名をあげる。

 バラバラマンスリー枠で、昨夜から始まった「松井ケムリのモクモク旅」という番組。ケムリが「モクモクスポット」をめぐる番組ということなのだが、初回は、森進一の息子のHiroとゴー☆ジャス、3人で焼肉屋に行く。ケムリとHiroは同い年、もともと友だちなんだそうだが、ケムリとゴー☆ジャスは初対面。スタッフなし、手持ちカメラで撮影される。

 先月、2週にわたって放送された「秋山アーカイブ映像センター」は、家に眠るホームビデオをなんとかする番組。調布市でチラシを配布して募集した。ロバート秋山のアシスタントはなぜか剛力彩芽。まず、最初のビデオは現在54歳の女性から、36年前のハワイの家族旅行の映像が出される。1989年のハワイだが、これはドキュメンタリーとしてすごく面白い。なんの作為もない面白さ、なんてことのないこのホームビデオを、テレビの編集のプロのスタッフたちが秋山の指示で加工していくという企画なのだが、加工する前のほうがだんぜん面白いのだ。2組目の家族がもってきたのはDVDだったが、なんと、56年前の8ミリフィルムをコピーしてきたものだという。老夫婦の若かりしころのデートの映像に感動させられる。2週目、3組目の家族は29年前に撮影された祖母の古希祝いで行われたかくし芸大会の映像。クロマキーにより、秋山がここに参加する映像に加工される。応募された映像には子どもやペットのショート動画が多かったそうで、この番組ではそれらの映像もなんとかしてみせ、「何も起こらない調布の日常映像10連発」として流された。

 録画残量を空けねばならず、ずっと観そびれていた「ランジャタイのがんばれ地上波!」をようやく観る。去年2月の放送はAマッソとバンドを組む企画。3月には「お笑い蠱毒王」という企画があり、永野、ダブルブッキング川元、みなみかわ、エル上田が出演していた。エル上田は5年ぶりのテレビ出演。永野は、エル上田と川元は「負け顔」ができないと指摘する。「PON!」の企画で、屋上に100人の芸人が立っているなかにエル・カブキもいたそうだが、まったく面識のない上田のところに永野がやってきて、「お前のそういう複雑な心模様、テレビいらねえんだからな。」と言われたという。最終回の前週には、「ブチギレ-1」をふり返るというニセ企画で集められたメンバーが「がんばれ地上波!」はなぜ終わるのかというテーマで討論をする。最終回は「終王ノブ」。千鳥ノブを使ってやりたい放題、最終回なのにランジャタイは最後までまったく出てこなかった。

 今夜の「さんま御殿」は「旅のトラブル大報告会」というテーマ。銀シャリ鰻が先週に引き続き出演。この番組の歴史のなかで、2週連続の出演は初めてだそうだ。浜野謙太や元NHKの中川安奈が初登場、「地球の歩き方」の元編集長も出演した。

 ブログの更新をようやくひとつ。一回中断してしまうと、また一週間ぐらい空いてしまう。深夜はラジオ。「爆笑問題カーボーイ」を聴く。ラランドニシダが太田の「笑って人類!」の書評を書いてくれたそうで、お返しに、太田がニシダの小説について語る。それから「デララバ」にやってきた清水ミチコの話になるのだが、そのときの会話を「ビバリー」で話していたことがぜんぜん違うといって怒っている。名古屋では内田恭子と古舘伊知郎に会い、古舘がゲストだった「ビバリー」の話にもなった。

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