2021年7月23日金曜日

7月23日金曜日/開会式の日〈前編〉

◇ テレビ

 早朝に目覚め、昨夜、聴きながら眠ってしまった「東京ポーキュパインコレクション」の終盤を聴きなおしながら、まず、ブログの更新をひとつ。7時を過ぎると、じわじわ暑くなってくる。録画していた一昨日の「水曜日のダウンタウン」を観る。芸人が今まででいちばんすごいと思ったコメントを調査する企画は、仲間褒めのようなものばかりで、細かいスキルの指摘になってしまい、それを求められているのだからそれでいいのだが、それよりも、スタジオのゲストから挙がる例のほうがよっぽど面白かった。伊集院光はなぎら健壱のテレビショッピングでのコメントを、それから、ケンドーコバヤシは談志師匠の食道癌の会見を挙げ、実際の談志師匠の会見の映像も差し込まれた。鬼越トマホークドッキリの第3弾もあり、前回の松野明美のようなひとが仕掛けられるのは観てられないのだが、しかし、つまみ枝豆というのは、考え得るかぎりでベストの人選じゃないか。つまみ枝豆ならば、この手のバラエティ番組の意図が通じないという心配はまったくないわけで、いちばん心配になるのはそこだが、同時に、意図を飛び越える反応も期待できる。いや、期待以上のすさまじい迫力で、ドッキリだとわかれば、そのあとはぱっと切り換える。これは保存する。

 昼間はラジオ。「ビバリー昼ズ」を聴き、「中川家 ザ・ラジオショー」を聴き、ほどほどで切りあげて外出する。うだるような暑さのなか、ヤマトの営業所まで。クリエイトで、アイスチョコモナカを買って、歩きながら食べた。二俣川から横浜に出て、東横線で渋谷に向かう。移動中、ツイッターをちょっとだけ見るつもりが、百万年書房のサイトで公開されている北尾修一の記事を熟読してしまった。例の「クイック・ジャパン」の小山田圭吾の記事が、あるブログによって広められているということはこれを読むまで知らなかった。そして、そのブログが、元の記事を恣意的に編集したものであることを北尾修一が細かく検証している。しかし、三番目の記事は蛇足ではないのか。


◇ 東京

 渋谷には、16時半に到着する。今日は別に用があるわけでもなく、ただ単に、オリンピック開会式の日であるから、都内の空気を観察してみたいと思った。渋谷駅の地下通路は、通常の祝日に比べ、ちょっと空いているかなという感じがする。地下のデジタルサイネージには、オリンピックの広告が流れている。少し前は、ここには「全裸監督」の広告が流れていた。しかし、ヴィレッジヴァンガードの脇からセンター街に出ると、ぜんぜん空いてはいなかった。Y字路の交番の前を通り、まんだらけに寄っていく。階段の百均から、3冊買う。道玄坂を横切り、古書サンエーも覗くが、こちらではなにも買わない。上階から大きな音量で音楽が聴こえていたが、そういえば、古書サンエーにはちょくちょく寄っているのに、フライングブックスにはひさしく入っていない。富士そばに寄り、ミニ牛しぐれ煮丼ともりそばのセットを食べる。550円。渋谷駅の東側に移動し、ヒカリエを抜け、トイレに寄りたくなり、クロスタワーに入り、それから、表参道方面に歩く。中村書店が開いていて、ようやく寄ることができた。外の均一箱から、百円の文庫本を1冊買う。




 表参道に向かうと、電光掲示板に「神宮外苑周辺規制実施中」であるとか、あるいは、首都高の「入口封鎖中」といった表示がある。表参道の交差点が近づくと、道路にはコーンが並べられ、警官が立っている。極端に交通量が少ない青山通りというのも奇妙な光景だった。観光バスは通していたが、乗っていたひとたちは誰なんだろうか。表参道あたりからは、自分も含めてだが、写真を撮っているひとも多かった。歩行者は普通にいるのだ。YouTuber らしきひともいるし、外国語もちらほら耳に入ってくる。外苑前に近づくと、ディスカウントストアのオリンピックがあるのも妙なのだが、外国人が見たら、この店はなんなんだと思われないだろうか。外苑前までくると、報道陣のすがたもいて、誰かと思えばテリー伊藤だった。「サンデージャポン」の取材だ。テリー伊藤たちに着いていこうかと思ったが、歩道橋の上に登っていってしまい、さすがにそこまでは着いていけない。














 先に進み、外苑前駅の手前を左に曲がり、スタジアム通りに入っていく。このあたりはまったくなじみがなく、秩父宮ラグビー場がここにあるということもよくわかってなかったが、その先には神宮球場があり、まっすぐ進んだ突き当たりに国立競技場がある。ラグビー場の前あたりから、海外の報道陣らしきひとたちもちらほらと目にする。いや、マスコミなのか、YouTuber なのかもわからないのだが、外国語でレポートのようなことをしている。神宮球場の向かい、国立競技場の手前には、オリンピックミュージアムというのがあって、そのあたりからバスが列を作っている。さっきの観光バスはここにたどりついていたというわけか。バスは各国の報道陣やら、関係者を乗せていたらしく、先に進むとわかるが、ここで降ろして、どうやら入場の手続きをしている。その列を作るために、歩道も仕切って狭くなっていた。警官の人数もとても多くなる。自分も含めて、野次馬も多い。普段の状態がどうなっているのかわからないが、フェンスがあり、道路の向こうには渡れず、左に曲がる歩道も封鎖されていて、通り抜けることもできず、見物人はこのミュージアムの前の広場に密集していた。しかしまあ、素人の自分には正確な情報はなにひとつわからない。とにかく写真はたくさん撮っておく。


















 時間は19時前。開会式は 20時からなので、今のうちにひと休みしておいたほうがいいのではと思い、外苑前駅のほうに戻り、ベローチェに入った。アイスコーヒーとクリームパンを食べる。ここまでで気がついたことをスマホにメモしておくが、バッテリーも心配になってくる。ベローチェは 20時に閉まるんじゃないかと思っていたのだが、20時以降も開いていたようだ。20時前に、再び、ミュージアム前に戻った。開会式が始まっても、音が聴こえるわけでもなく、なにも感じとることはできないのだが、間もなく、花火が打ちあがり、それは生で目撃できた。国立競技場の目と鼻の先にいながら、スマホやらで中継を観ているひともいるが、しかし、ここにいてもつまらないと思い、離れて、周囲を歩いてみることにする。


 
 
(後編に続く)

2021年7月22日木曜日

7月22日木曜日/新橋演舞場

◇ ニュース・ラジオ

 朝、ツイッターを見ると、今度は小林賢太郎が炎上していると知った。開会式は明日だというのに、昼には、小林賢太郎は解任になった。なんという展開の早さだ。昼はラジオ。ナイツと清水ミチコの「ビバリー昼ズ」を聴き、午後は文化放送の「大竹まこと ゴールデンラジオ!」に切り替えた。そういえば、今日は祝日だから大竹まことはまた不在だ。代役にやついいちろうが出演していて、むしろ、今日はやついの話を聴きたくなるが、留学中の光浦靖子がリモート出演し、カナダの状況を訊く時間が長くなった。そのあとに、オリンピックの会見場から、砂山アナのリポートがあった。ばたばたしていて、会見の直前に、小林賢太郎解任のニュースが飛び込んできたとのこと。

 正午過ぎには家を出るつもりでいたのに、14時近くなってしまった。暑いなか、まず、ヤマトの営業所まで。東京宛の荷物は、オリンピックの交通状況の影響で遅れる場合があると言われた。二俣川で、セブンイレブンに寄り、チケットを引き換えていく。すっかり、時間に余裕がなくなってしまった。二俣川から横浜に出て、横須賀線に乗り換え、新橋に。汐留の地下をとおり、ドラッグストアで飲みものだけ買っていく。カレッタ汐留から地上に出て、グーグルマップを見ながら、新橋演舞場に向かった。本当はもうちょっと早く着き、先に食事を済ませておきかったが、劇場近くのコンビニで、パンを買って急いで食べる。




◇ 演劇

 連日の演劇だが、昨日の地蔵中毒とは大違いだ。藤山直美主演「おあきと春団治」を観たくなり、初めての新橋演舞場に。16時開演、10分前に到着し、慣れない劇場としては、なかなかあわただしい。明治座には二度ほど行ったことがあるが、明治座よりも、こちらのほうがやや古めかしいままという感じがする。エスカレーターで2階にあがり、それから、階段で3階にあがる。いちばん安い3階のサイドの席をとったが、ソーシャルディスタンスでがらがらに空いているのに、すぐ隣りの席には座っている客がいる。なぜ、こんなふうになるのか。あんまりじろじろ見なかったが、四十前後ぐらいの女性だった。ひとのことを言えたものではないが、なにを目的に観にきたのか。そのまわりの席は空いていて、他人と並んでいるのに、傍から見れば連れだと思うだろう。もっとおばあさんだったら気にもしなかったが、無駄に落ち着かないはめになった。しかも、座ってみると、舞台の下手側はまったく見えず、こういうものだとは知らずに困惑した。同じ3階席でも、反対側のサイドの席はけっこう埋まっていて、それもそのはず、こちらの席からは花道は真下になり、まったく見えないのだ。そんなこともわからずに席をとってしまったのだから情けない。一応、3階席の端っこにはモニターが設置してあり、そこに花道が映るようになってはいるのだが、どうかと思うくらいに画質が悪く、アップになるわけでもなく、こんな監視カメラの映像みたいなものを見たってしょうがない。3時間に及ぶ舞台だが、こんな環境では集中できず、おまけに、今日はずっと、朝から小林賢太郎の問題にすっかり気を奪われていた。そもそもは、「決定版 日本の喜劇人」を読み、藤山寛美と松竹新喜劇のことがぜんぜんわからないと思い、せめて今からでも、藤山直美の舞台を観ておこうと考えたからなのだが、今日の舞台は観たという勘定には入れられない。本当は、藤山直美の一挙手一投足をきちんと観たかったが、しかし、さすがに、3階までも芸が届くと感じられたのは、藤山直美と西川きよしだけだった。第一部が70分、第二部が80分、そのあいだに休憩が30分あり、ツイッターから、東京の新規感染者数は 1979人だと知った。

 腹が減り、新橋駅まで戻り、新橋駅前ビルのなかをとおるが、飲食店はあまり開いていなかった。祝日のせいだろうか。ニュー新橋ビルの岡むら屋で、肉めしを食べる。横須賀線で帰るが、今日はなかなか読書が進まず、少し時間があれば、小林賢太郎の情報をツイッターで追いかけていた。




◇ ラジオ

 夜遅くに帰宅し、らじるらじるの聴き逃し配信で、ケラリーノ・サンドロヴィッチの「東京ポーキュパインコレクション」の2回目を聴いた。いつ放送されるのかわからない番組だが、今年の3月以来、4ヶ月ぶりの放送。今回はまず、BIG3の曲から、たけしの「俺は絶対テクニシャン」、タモリは「タモリ3」の楽曲から。そして、さんまは「涙の MY SEVENTEEN'S DANCING R&R」という曲で、ケラがさんまに詞を提供していたとはまったく知らなかった。BIG3に続き、所ジョージの「泳げたいやき屋のおじさん」という曲は初めて聴いたが、その面白さに改めて驚いた。「洗濯脱水」というアルバムは記憶にあるが、買ってはいなかったのか。1999年のアルバムだというから、所ジョージはもちろんすでに有名芸能人で、初期の所ジョージのアルバムは好んで聴いていたが、この時代はもう、あまりチェックしていなかった。番組終盤は、聴きながら眠ってしまい、記憶がない。

2021年7月21日水曜日

7月21日水曜日/地蔵中毒を観る

◇ ラジオ

 朝早くから、昨夜の「爆笑問題カーボーイ」がネットニュースになっていないかと、ツイッターで検索していたが、どうもそのような記事は見当たらない。ひとこと、ふたこと、簡単にでっちあげられるものは記事にするが、1時間20分、言葉を尽くして語ったものは無視されるというのであれば、こんなに無責任なことはないと思い、むかむかしていたが、昼近くなり、ようやく、東スポ、日刊スポーツが記事にしているのを確認した。日刊スポーツの見出しはやや誤解を招きそうだとも思ったが、それぞれ、あの長い語りをよく要約してあった。しかし、記事に対する反応を見ると、非難する人間はそれでも非難をする。なにひとつ、話が通じない。

 Spotify のポッドキャストで、聴きそびれていた「大竹まこと ゴールデンラジオ!」を聴くと、先週水曜のオープニングは、なぜか、大竹まことは不在で、壇蜜といとうあさこでお菓子の話をしている。この週はずっと休みだったのか。先週木曜のオープニングも聴くと、大竹まことはやっぱり不在で、小島慶子と、なぜか武田砂鉄がしゃべっていた。これじゃあ、光浦だった木曜とはまるで性質の違う番組だ。それから、これも聴きそびれていた、先週水曜の「伊集院光とらじおと」もタイムフリーで聴いた。西川きよしがゲストで、これは聴きそこねてはならなかった。

 明日から連休になると、わかっていたのにうっかりしていて、メルカリの振り込み申請をしそこねてしまった。もうちょっとのんびりできるつもりだったのに、そうはいかなくなった。ドジなせいで、余計な苦労が多い。

 午後から外出。夜に下北沢で演劇を観るのだが、それにはだいぶ早いが、家にいても、暑くてなにもできない。大和から、急ぐ必要もなく、小田急線の各停に乗る。電車はとても空いていた。下北沢の前に、向ヶ丘遊園に途中下車する。向ヶ丘遊園は子どものころに行った記憶があるだけで、この駅では初めて降りたかもしれない。駅前に出ると、いい雰囲気の街に感じられたのは、高いビルがないせいだろうか。空の青さが目立つ。向ヶ丘遊園にわざわざ寄ったのは、ブックオフがあるからだ。ブックオフの棚はその街の文化度を反映するものだと思うが、ここはなかなかいい本があった。ひょいひょいと、3冊買っていく。駅から近いのも嬉しい。駅前に戻り、れんげ食堂に入り、ジャージャー麺を食べる。マクドナルドでひと休みしようかと思っていたが、覗いてみると、大混雑でやめる。暑いが、登戸まで歩いてしまうことにした。小田急線でひと駅だが、10分程度で登戸に着いた。ドトールに入り、アイスコーヒーとクイニーアマンを食べる。窓際の席に座ると、あまり涼しくなく、それだけ、外の熱気が強いのか。太田の炎上が気になり、よせばいいのに、またツイッターを追いかける。読書もしたかったが、眠気がひどく、音楽を聴きながら少し眠った。ニュースを見ると、東京の新規感染者数は 1832人に。



 登戸から、また各停で、のんびりと下北沢に。演劇の開演まで、まだ1時間以上あり、古本屋をまわる。DORAMA、ほん吉、古書明日と、駆け足でまわるが、なにも買わず。クラリスブックスでは、階段を上がったところにある百均箱から、グレイトフル・デッド特集の「クイック・ジャパン」を買った。踏切跡のほうに戻り、古書ビビビの外の棚を物色する。なにか買って、馬場さんにひさしぶりにごあいさつしたいと思っていたが、買うものが見つけられず、今回もごあいさつはやめてしまった。





◇ 演劇

 劇団「地蔵中毒」の公演を観るため、ザ・スズナリに。18時半開演だが、メールを確認すると、開演45分前に開場とあり、しかし、30分前でもまだ外に行列ができていた。いったん、ヴィレッジヴァンガードに時間をつぶしに行き、戻ってきたが、15分前でもまだ開場しておらず、列に並んで待つ。入場できたのは開演時刻直前だったが、開演も15分ほど遅れた。14回公演「母さんが夜なべをして JavaScript 組んでくれた」。前回同様、今回もがじらさんの前説から始まった。前回がとても面白く、期待したが、今回は初日のせいか、ちょっと硬い感じだった。オープニング映像では、出ていない出演者として、野間口徹、あやまんJAPAN、及川奈央、坂本冬休みが紹介され、最初からふざけている。前回、地蔵中毒初のスズナリは格段の洗練を見せたが、それに比べ、今回、二度目のスズナリはその延長ではあるとは思ったが、ダンス的な見せ場、大仕掛けもあり、視覚的にダイナミックな場面が増えている。段階的に観ている客としては、そこまでの驚きはないが、記憶に残るシーンが作られたのは着実な進化だ。そういえば、今回、原作は「カラマーゾフの兄弟」だった。知らなければ絶対にわからないほどの改変だが、戻る物語があるために、ダイナミックになれたのかもしれない。俳優陣、顔と名前が一致しないひともまだいるのだが、今回、看板女優のフルサワミオが体調不良になり、コンプソンズの星野花菜里が代演を務め、このひとは認識できた。公演時間は2時間ほど。退場は列ごととなり、待っているあいだ、村松利史のすがたを見つけた。村松利史があいさつしていた相手は、しりあがり寿だった。しりあがり寿は明日のトークゲストだ。

 下北沢の小田急線のホームをよく間違えるのだが、急行と各停でホームが違うということに、最近、ようやく気がついた。帰りものんびりと各停に乗り、夜遅く帰宅し、ラジオを聴きながら、深夜0時前には眠った。

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1月20日木曜日/「G-1グランプリ」

◇ 赤坂  早朝に目覚め、Netflix で「全裸監督」の続きを観てから眠りなおすが、からだが痛くて、なかなか起きあがれない。ツイッターからニュースを見ると、オードリー春日、ナイツ塙もコロナ感染と。録画していた昨夜の「水曜日のダウンタウン」を観て、それから、出かけるまで、「伊集...