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2024年8月1日木曜日

8月1日木曜日/ガンディーマジやばい

◇ テレビ

 今朝は涼しく、こんなに眠っていていいんだろうかというくらいに眠った。ブログの更新をひとつ。録画していたテレビ番組をあれこれと。今朝の「虎に翼」を観て、それから、昨夜の「水曜日のダウンタウン」を観る。先週の三つ子企画の続編として、三つ子を使ったドッキリ企画。宮下草薙の草薙に「同一人物無限出現ドッキリ」を仕掛けるが、草薙が鈍感すぎて、ぜんぜん面白くならなかった。後半は、ひさしぶりのあかつ企画「不要となったコロナ対策のアクリル板を回収しながら北上すればそのアクリルで作った船で津軽海峡渡れる説」。Ado がゲストの昨夜の「あちこちオードリー」も観る。

 SNSから、園まりの訃報。80歳だったとは驚いた。つい最近まで「徹子の部屋」に出ていたのに。今日の「徹子の部屋」は湯川れい子がゲスト。シャンソンの曲を公募した「エターナルソング・コンテスト」にて、志穂美悦子が「鬼無里まり」という名でシャンソン歌手デビューした映像も流された。

 テレビを観ながら、とんねるずの武道館ライブのチケットの抽選にようやく申し込んだ。第3候補まで申し込めるが、どうすれば当選確率があがるのかはわからない。もうひとつ、末広亭の余一会の立川流の会が今日発売だったのを忘れていた。気がついたときには完売。即完するような会じゃなかったと思うのに、うっかりしていた。これは一応、公演アラートに登録しておく。

 夕方から外出。横浜に出て、西口のすき家に入り、ダブルニンニク牛丼を食べた。680円。ビブレのブックオフに寄り、110円の文庫本を2冊買う。東口に移動し、ドトールに入る。いつもそうするように地下の席に降りていくと、どうも蒸し蒸ししている。冷房がついてないわけはないのだろうが、空気がやけにぬるいので、いつもは利用しない1階の席に移ることにした。

◇ 読書

 ドトールで、中島岳志「ガンディーに訊け」を読み終えた。2018年刊、朝日文庫。親本は2009年刊。2008年に放送されたNHK「知るを楽しむ」のテキストがこの本のもとになっていて、終章には南直哉との対談がたっぷりと収録されている。中島岳志の本を読むのはこれが何冊目になるだろうか、1975年生まれ、同い年の政治学者だが、政治に対する考えは中島岳志からずいぶん学ばせてもらっている。とても信頼できる書き手だと思っている。この本も付箋をたくさん貼りながら読んだ。以下、たくさん引用。

P12「私はもともとガンディーに対して、かなり懐疑的でした。ガンディーの構想の実現など、人類には不可能だと思ってきました。人間が欲望を乗り越えることなどできっこない、暴力のない社会なんて永遠にやってこない。そう強く思ってきました。実は、今でもそのような考えは、あまり変わっていません。人類は永遠に不完全だし、人間の能力には限界があると思っています。しかし、ガンディーとじっくり向き合ううちに、彼はそんなことなどすべてお見通しだということに気づきました。人間がどれほど多くの限界を持ち、様々なものに限定されて生きているのかについて、ガンディーほど真摯に考えた人物はいないということがわかってきました。そして、だからこそ彼は信仰の意義を説き、生き物すべての命の意味を深く問い続けたのだということに気づきました。ガンディーは、生まれながらの聖者ではありません。様々な欲望にまみれ、人の何十倍もの反省を繰り返しながら、ゆっくりゆっくりと思想を練り上げ、それを実践していきました。」

P33-34「「食べない」というのは、ある意味「塩の行進」と同じく非常にわかりやすい方法で、食べなければ衰弱して死ぬことは、誰にでもわかります。「このまま争っていたら、私たちのガンディーは本当に死んでしまうかもしれない」と思います。だから、争うのをやめる。「自分たちはこれでいいのか」と自己反省することになるのです。心の中にある宗教的なるもの・善良なるものが引き出されていくわけです。(略)しかし、例えば今の日本の政治家を見ても、自分の公約にそこまで真剣な祈りを捧げる人はいませんし、その人が食べないからといって政治が動くようなこともまずありません。ガンディーという人が、「断食」をすれば争いがやむだけの尊敬と信頼を受けていた人物だったからこそ、成し遂げることができた政治行為だったのでしょう。「断食」による政治解決という方法は、誰でも成功するものではありません。」

P35-36「彼は「機械から手作業へ」という近代と逆行する道筋を説きました。彼が批判したのは、イギリスの産業界だけでなく、機械に依存している近代社会そのものでした。機械に依存し、欲望を次々と搔き立てられる社会は、人々が物欲の奴隷になっている社会だと批判したのです。(略)ただし、彼は機械そのものを否定したのではありません。そもそも糸車も機械ですし、すべての機械を否定することは、近代社会では不可能でしょう。ガンディーは学生から「あなたは機械に対してすべて批判的なのですか?」と問われたとき、「私は機械に対してではなく、機械への狂信に反対しているのです」と答えています。つまり、すべてを機械に依存し、あらゆる欲望を機械の発展によって実現しようとする「狂信」に対して、ガンディーは批判の矛先を向けたわけです。そして、彼は静かに糸車を回す作業を重視しました。」

P40-42「「塩の行進」「断食」「チャルカー」と、ガンディーが独立への突破口を開こうとした三つの事例を挙げましたが、これらから浮かび上がってくることがあります。それは、「メタ宗教」ということです。いずれの出来事も宗教的な意味合いは大きいのですが、特定の宗教・宗派の教義というわけではありません。(略)だから、ガンディーは独立運動を推進する上で、特定の宗教イコンやモチーフは、使いませんでした。それよりもっと高次なレベルで人々を結び合わせる方法を模索したのです。そこで構想されたのが「メタ宗教」です。「メタ宗教」というのは、特定の宗教の教えを超えた普遍レベルの宗教のことで、ガンディーは個別的な対立を超えたところで普遍的な宗教的価値を共有しようと訴えました。そもそもガンディーは、ヒンドゥーとイスラームが、同じ真理を共有していると考えていました。またそれはキリスト教も仏教もスィク教もジャイナ教も同じで、究極的にはすべて同じ一つの真理を共有しているというのがガンディーの考えでした。(略)ですから、宗教は根源的な真理をしっかりと認識すれば、対立するはずがないとガンディーは考えていました。彼は、宗教対立を解決するために、宗教を排除したり空洞化したりするのではなく、その本源に迫ることによって、表層的な違いを乗り越えることができると訴えたのです。彼はそのような哲学を、「歩くこと」や「食べないこと」「チャルカーを回すこと」といった極めて具体的で日常的な行為によって表現しようとしました。彼の思想は、あくまでも机上の論理ではなく、すべてが行為となって表現されるものでした。しかも、その行為は極めて普遍的でシンプルなものです。誰でも理解できる行為です。ガンディーのすごいところは、まさにこの部分です。」

P45-46「実は、ガンディーが白い腰布一枚の着衣にこだわったことには、深いわけがありました。インドでは、どのような衣をまとっているかによって、その人の社会的属性(地域やカースト、人生の段階)を示すことがあります。(略)ガンディーはもともと弁護士でしたので、イギリス留学時代や南アフリカ時代の初期には、立派なスーツ姿でした。しかし、南アフリカでの活動の過程でインドの大衆的な服装に変化し、インドに帰国後は徐々に半裸のスタイルになっていきました。これはガンディーが、地域やカーストを超えたスタイルを追求した結果でした。さらに、半裸の姿は「無所有」の象徴でもあります。(略)彼の着衣には、明確な政治的メッセージが込められていたのです。さらに、眼鏡に坊主頭、半裸という姿は、「ガンディーとはこんな人だ」ということを人々に印象づけるにはもってこいでした。(略)ガンディーは、パフォーマンスの担い手という側面でも、やっぱり天才だったと思うことがあります。」

P49-50「ガンディーの「非暴力」は、時に「無抵抗」と誤解されることがあります。実際、少し前まで、ガンディーの主義を「無抵抗主義」と呼んでいたことがありました。が、これは正確ではありません。というのも、ガンディーは決して無抵抗だったわけではないからです。むしろ、「これは間違っている」と判断したことに対しては積極的に抵抗すると言ったほうが当たっています。ですから、「不服従」、あるいは「非協力」と表記するのがよいと思います。」

P51-52「ガンディーには常に他者を迎え入れる姿勢があります。そして、その相手に応じて言葉を発し、対話を通じて自らの信念を表現しようとしていきます。このような「受身」の姿勢の中に、ガンディーは積極的な側面を見出していたのではないかと、私は思います。とにかく前のめりになって何かをつかもうとするのではなく、静かに座ってチャルカーを回したり、ゆっくりと歩いたりしながら、何かを実現していこうとするガンディーは、「受身であることの積極性」を深く追求していたのではないでしょうか。これは、彼の哲学が否定形で表現されることが多いことと無縁ではないと思います。」

P53「さて「非暴力」という概念ですが、ガンディーは単に「暴力を使わないことがよい」と言っているわけではありません。「暴力を捨てる勇気を持つことが重要だ」と言っているのです。暴行の場面に出くわしたら、止めに入らなければなりません。見て見ぬふりをするのは非暴力の実践ではありません。彼は「非暴力を臆病の盾にしてはいけない」「卑怯者になるよりは剣をとれ」と言いました。」

P58-59「しかし、ここで困ったことが起こります。なぜならば、国家はどうしても暴力装置であるという側面を否定できないからです。ガンディーの思想は「非暴力」でありながら、インドの独立を要求していました。しかし、国家は紛うかたなき暴力装置です。主権国家体制において、国家は暴力を合法的に占有することのできる組織です。(略)ガンディーはこれをどう考えたのでしょうか? おそらく、彼はインドという国家を「暴力を超越した正義にコミットする国家」へと転換させたいと考えていたのだと思います。」

P60-61「ただし、ガンディーは近代国家の中枢である議会の存在を一貫して否定的に扱っています。(略)ガンディーの目には、議会の構成員である議員たちは「偽善者で利己主義者」というように映っていました。議員たちは、自らの利益を最優先して行動を起こすために、何一つとしてよいものを生み出さないというのです。ガンディーは、議会制民主主義に対して懐疑的だったということができるでしょう。なぜならば、それはマス(大衆)とマスメディアの熱狂によって大きく左右され、真の正義が実現される余地がほとんどないからです。」

P67-68「ガンディーは国家の機能を最小限にとどめ、おおよそは地域共同体の自治によって運営するべきであると考えていました。ある意味で、究極の地方分権論です。(略)これは、アナーキストが考える「コミューン」の発想に近い部分があると言えるでしょう。彼の反資本主義的側面を考慮すれば、その側面が一層、際立って見えるかもしれません。地域社会における相互扶助を説く点も、似ていると言えるでしょう。ただし、彼は左翼的な理性主義・合理主義を採りません。あくまでも人間の理性には決定的な限界があり、理性による設計主義では世の中はうまくいかないというのが彼の信念でした。そのため、彼は人智を超えたものに依拠することの重要性を説き、伝統や慣習、良識、神などを尊重しました。」

P71-74「ガンディーの不服従運動は、一般に「サッティヤーグラハ運動」と呼ばれているのですが、これは、「サッティヤー(真理)」と「アーグラハ(主張)」を掛け合わせた言葉で、「真理の主張」といった意味になります。ですから、非暴力や不服従のみを指しているわけではなく、もっと広い意味があります。(略)彼は、サッティヤーグラハについて興味深いことを言っています。彼は「歴史」という単語がヒンディー語と英語では、その語源的意味が異なることに注目し、サッティヤーグラハの真意について論じています。ちなみにヒンディー語で「歴史」は「イティハース」と言います。英語はもちろん「ヒストリー」です。(略)ガンディーは、ヒンディー語の「イティハース」の語源が「このようになった」という意味であることに注目しています。これは非常に重要な視点です。ガンディーにとって、「歴史」とは過去の特異な出来事の羅列などではありません。私たちが「いま」「ここで」「このように」生きている状況を暗黙のうちに導いてきたものこそが「歴史」であり、我々の言語や思考様式、良識、伝統など日常生活を支えるおおよそのものは、「歴史」が慣習を媒介として運んできた英知に他なりません。(略)要するに「サッティヤーグラハ」は、何か特殊な人間が説いたイデオロギーや主義主張なのではなく、日常生活の中に「歴史」を通じて継承されてきた良識とそれに基づく暗黙の行為の中に潜んでいるものなのです。」

P93「最近の日本の政治でとく言われる言葉で、私が常々疑っている言葉があります。それは「構造改革」とか「抜本的改革」とかいう言葉です。(略)しかし、そんな簡単に改革などできるはずがないのです。度外れた楽観的未来像や設計を描いて、それを実現したら理想的な社会が訪れるなんて、ありえないのではないでしょうか。これはガンディーの気の長い闘争を見ても、思うことです。世界は漸進的にしか変わりませんし、極端な改革や革命など秩序の崩壊を招くだけです。人間の理性を過信してはいけません。人間の不完全性を、我々は直視しなければなりません。」

P96「ここで、私はもう一つ、ガンディーの言葉を思い出します。それは「ウォーク・アローン(一人で歩め)」という言葉です。ガンディーらしい、いい言葉だと思います。彼は人々と協調しながら運動を進めましたが、一方で孤立や孤独を恐れませんでした。彼は人間の共同性と単独性の両方を重視しました。時に人間は静かに一人で神と向き合い、自問自答しながら歩まなければならないのだと思います。」

P145-146「ガンディーは、世の中にはヒンドゥー教やイスラーム教、仏教、キリスト教などいろいろな信仰があるけれども、究極的には目指すところは一緒であると考え、それをわかりやすいたとえで語りました。例えば、「山のたとえ」というのがあります。「山にはいろいろな登り口があるけれども、頂上は一つである」と言いました。我々は登り道の違いのほうにばかり目を向けがちですが、重要なのは頂上で、目指すところは一緒だと言っているわけです。いわく、「宗教は同じ場所に到達する別々の道です」。つまりガンディーが言いたかったのは、真理の唯一性とそれに至る道(=宗教)の複数性です。(略)世の中では、平和主義的に、「それぞれの違いを認め合いましょう」などと呼びかけることがあります。しかし、それを聞くたびに、私は「違いを認め合う」ところにとどまっていていいのかという気がします。これに対して、ガンディーはもう一つ先の、「差異を認めながら、同時に真理の同一性を求める」というところを目指しました。ちなみに、これを西田幾多郎に言わせると「多と一の絶対矛盾的自己同一」ということになります。この難しい言い方を、ガンディーは非常にわかりやすく言ったわけです。」

P149-150「彼の人生は、まさに実践する人生でした。理論で語るのではなく、身体を使って、足を使って行動しました。「口だけ」で「行動」が伴わない宗教家や政治家が多いので、その人生はよけい際立って見えます。ガンディーもそう考えていたのではないかと思います。彼の自伝には、こんなサブタイトルがついています。「真理へと近づくさまざまな実験」です。(略)実験ということは、試行錯誤ということです。試し続けるということです。途上にあるということです。すなわち、悟っていなかったということです。悟っていなかったから、模索していたのです。自分には欲望があって、悟っていないという自覚があったから、実験し続けたのです。」

 平沼のブックオフにも寄り、スーパーで買いものをしてから夜遅くに帰宅した。録画していたテレビ番組を少し観て、明日のゴミの準備をしてから、深夜1時頃には眠った。

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2024年7月24日水曜日

7月24日水曜日/朝は涼しい・昼は暑い

◇ テレビ・読書

 早朝、ゴミを出してから眠り、昼前に起きあがる。朝が涼しいから眠りやすい。録画していたテレビ番組をあれこれと。今朝の「虎に翼」を観て、それから、昨夜の「ワルイコあつまれ」を観る。昨夜の「アンタウォッチマン!」は平成仮面ライダーの特集。これは観ないで消去する。昨夜の「新しい学校のリーダーズの課外授業」は「Casa BRUTUS」の撮影に密着。4月に撮影された映像がようやく出されるんだ。新木場の「メトロック」の密着もあり、ステージを終えたあと、足の裏を火傷してしまっていた。夏フェスだと上履きのゴムが溶けてしまうのか。今日の「徹子の部屋」は浜辺美波が初出演。

 午後から外出。毎日暑い。鶴ヶ峰に出て、まず、昼食。ココロットのすき家に入り、シーフードカレーを食べようと思っていたが、もう販売期間が終わっていた。ダブルニンニク牛丼を食べる。680円。ドトールに入り、読書をしていく。

 ドトールで、安西水丸「水丸劇場」を読み終えた。2014年7月刊、世界文化社。古本で買った本だから帯もついていないのだが、安西水丸は2014年3月に亡くなり、その直後に追悼的に出された本なのだろう。長友啓典が編集長を務める「クリネタ」という雑誌があり、その編集部による編集。「クリネタ」に掲載された、安西水丸のマンガ、エッセイ、小説、それに加え、和田誠を始めとしたさまざまなひとによる追悼文、追悼座談会が収録されている。白山眼鏡店の社長とスタイリストの北村勝彦、長友啓典が、安西水丸のメガネについて話している鼎談が面白かった。白山は「水丸さんは、僕の大好きなメガネのかけ方をしてくれる方の一人です。」という。北村「水丸さんって、ほとんど形を極端に変えない人だもんね。」 白山「極端に変える人もいますが、お洒落な人はあるジャンルを中で変えることが多いですね。あっちからこっちという感じで極端なフォルムでは変えないで、ほとんど似たような形の中で変えている。水丸さんの場合、大体はウェリントン型のセル枠をベースにしています。しかも、ほとんど色は黒か濃いべっ甲しかかけていません。」 安西水丸はファッションも独特だったが、こだわっているようには見せなかったと長友は言う。北村「スタイリストの目線で見ると、全体が茶系の洋服に黒の眼鏡を合わせることに、ちょっと抵抗を感じる。けど、水丸さんってそういうことまったく気にせずですね。いや、気にはしてるんでしょうけど、それを超えて似合ってるんですよね。」「これは憶測なんだけど。自分は違うファッションも似合うと思ってますよ。意外にこの人はそうだったと思いますよ。(略)でも、「あえてやらない」みたいな。だから、高級な「ジョンロブ」の靴なんかも知らなくはないけれど、そっちには俺いかない。ワークブーツでいいんだ、みたいな。」

 入ったときには空いていた店も、1時間もしないうちに混んでいった。ドトールを出て、ブックオフまで行ってくる。鶴ヶ峰店は水曜は雑誌半額。220円の雑誌を2冊と、もう1冊、110円の新書を1冊買っていく。

 夜に帰宅し、ブログの更新をしようとするが、眠くなってだめ。ラジオを聴きながら少し眠る。深夜に起きあがり、ようやくブログを更新する。それからまた、録画していたテレビ番組をいくつか。今夜の「水曜日のダウンタウン」はまず、「モニタリング中にターゲットの裏の顔発覚ドッキリ」という企画。きしたかの高野がモニタリングしていると、ガクヅケ木田が楽屋泥棒をする。後半は「三つ子シンプルに見てみたい説」。ここで登場した三つ子が協力し、来週は三つ子ドッキリが行われるという予告があった。

 今夜の「あちこちオードリー」は令和ロマンとAマッソがゲスト。令和ロマンのふたりがお笑いを始めたきっかけとして、ケムリは「アメトーーク!」、くるまは「さんま御殿」をあげる。「M-1」は子どものころから観ていたのかと若林に訊かれると、くるま「いや、子どもんときは観てなかったですよ。なんかもっとその、偉いひとのお笑いを観てたんで。たとえば「さんま御殿」とか「おかげでした」とか、制圧系のお笑いばっか観てたんですよ。(笑)俺はだから別に、漫才学んでもなにも意味ないですよ、ちっちゃいころの俺にとっては。敵を倒すためのお笑いをずっと覚えて、で、過ごしてたんですけど、大学入ってお笑いサークル入ったときに、ネタをやるにあたって勉強で、過去の「M-1」を観たら「すげえ!」と思って、そっからもうずっと…。何年と何年が似てるなあとか、「ONE PEACE」ぐらい考察してるんですよ、「M-1」を。」

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2024年7月17日水曜日

7月17日水曜日/テレビばかり観てる

◇ テレビ

 朝にまず、ブログの更新をひとつ。それから、催促のメールがきていたからすぐに発送しなければならない荷物がひとつあった。梱包して、集荷の時間までに近所の郵便ポストまで出しに行こうとすると、玄関に靴がない。いったいどこにやってしまったんだと、外を確認し、風呂場も覗いてみたが、2階に戻ってみたらベランダに出してあったのを見つけた。母に訊いたら、雨に濡れていたからベランダに出したという。確かに昨日は雨だったが、しかし、いつ2階に運んできたのかまったくわからなかった。ときどき、思いもよらないことをする。

 録画していたテレビ番組をあれこれと。今朝の「虎に翼」を観て、それから、昨夜の「アンタウォッチマン!」を観る。「サンド気になるマン」という新企画。伊達が気になる職業を取材するという企画で、今回は野球の審判を取材する。いよいよぜんぜん違う番組になってしまったな。「イワクラと吉住の番組」は恒例企画の「女の数々の疑問」。紗倉まな、大島麻衣、納言の薄幸が出演。昨夜の「新しい学校のリーダーズの課外授業」は、先週に引き続き、ニューヨーク公演に密着する。ライブの会場はスタジアム。今週はライブをかなりたっぷりと見せてくれた。昨夜の「#バズ英語」はカミナリのたくみがゲスト。じつは英語の教員免許をもっている。フルーツかき氷に挑戦し、メロン農家のたくみの両親もVTR出演した。

 昨夜の「ワルイコあつまれ」は「子ども記者会見」に山之内すずが登場。SNSの扱いかたについて、なかなかためになる話をしていた。「国宝だって人間だ!」のコーナーには、歌舞伎の中村梅玉が登場した。梅玉は休日にはバラエティ番組を観ているそうで、どんな番組を観ているのかと訊かれると、梅玉「あのちゃん…。」 慎吾「あのちゃん!?」 梅玉「あのちゃんが出てる番組があったのよ。大好きになっちゃったんですよ。去年の「紅白」にもねえ、出てたくらいで。」「あのちゃんを主役にした歌舞伎を作りたいねえ。」

 月曜の「キョコロヒー」は「LINEの相手は誰でしょう?」という企画。答えはキンタローだったが、キンタローはヒコロヒーのものまねで登場した。松竹芸能を3月で退所、ヒコロヒーよりもキンタローのほうがだいぶ歳上だが、ヒコロヒーのほうが1年先輩というねじれの関係だ。スタジオに登場したあとには、キンタローがものまねしている写真パネルを見て、誰のものまねかを当てるコーナーになった。キンタローは最後に、齋藤京子の粗いものまねをやってみせた。

 観そびれていた「週刊さんまとマツコ」は、先月末から2週にわたり、永野を特集していた。進行役はノブコブ吉村、錦鯉渡辺も出演。愛宕署の警察がきたという「PON!」のビンタ事件というのは知らなかったな。永野がシンプルに飽きられていたという時期に手を差し伸べてくれていたのが太田。「太田上田」が再ブレイクのきっかけ。永野は、太田はともにすべってくれるという。最近は、永野が毒舌で言っていたことが「永野の言っていることは真実だ」「私たちの声を代弁している」と言われ始めている。ウケ狙いで攻撃的なことを言っていたのがまじめに聴かれていることに気がついた。マツコはこれに同調する。50歳になったらやりたくないこととして、永野は「リアクション」「大喜利」「エピソードトーク」をあげる。マツコはこの3点を「このみっつってさ、今のテレビの問題点じゃない? 今のテレビの定型じゃない? だから、それがいやだって言ってるのって、今のテレビ面白くないって言ってんのと一緒だからね。」 「さんま御殿」なんかはまさにそのテレビのエピソードトークのスタイルを作った番組なのだが、さんま「これはほかにもいるいる。考えすぎやと思うねんけど、これ、ふっきれるかどうかやな。」 渡辺によると、永野は芸人でなはくアーティストだと思っているという。最後は永野がMCに加わり、「週刊さんまとマツコと永野」を実践して終わった。

 夜になってから、スーパーに買いものに行って、1時間ぐらいで帰ってきた。帰ってきてから気がついたが、買おうと思っていた「週刊文春」を買い忘れてしまった。夜にもブログの更新をもう2本。今日は芥川賞と直木賞が発表があり、「NHKニュース7」で知った。芥川賞は2作品、朝比奈秋、松永K三蔵、直木賞は一穂ミチが選ばれた。

 夜もまた、録画していたテレビ番組をいくつか。今夜の「水曜日のダウンタウン」は、まず、「撮影許可をタレント自らが交渉するタイプのロケでNGを食らい続けるドッキリ」。ジャンボたかおのお泊りロケはホラー設定だった。後半は「居酒屋で絡んできた酔っぱらいのおじさんから「あれ作ったの俺」と言われてもそりゃ信じられない説」。ひとり目は「ヘビーローテーション」の作曲家、山崎燿が仕掛け人になる。このひとが企画の趣旨どおりにうまかったが、そのあとはいまひとつ。ふたり目は「スイカゲーム」を作った程涛というひとが登場、3人目は八村塁をバスケに誘った同級生が仕掛け人になった。なんだかあんまり笑いにならない企画だった。

 今夜の「あちこちオードリー」(ゲスト・見取り図&村重杏奈)と「新宿野戦病院」の第3話も観て、ラジオもあれこれと。「伊集院光のタネ」などをまとめて聴いてから眠る。

2024年7月10日水曜日

7月10日水曜日/どれがベスト3なのか

◇ テレビ・雑誌・ラジオ

 早朝、ゴミを出してから、もう少し眠りなおす。それから、録画していたテレビ番組をあれこれと。昨夜の「イワクラと吉住の番組」は恒例企画の「ふまんだらけ」。解答者には、イワクラ、吉住、ウエストランド井口、福田麻貴、お見送り芸人しんいちが並ぶ。司会はパンサー向井。用意してきたネタを封じられるしんいちに笑う。「新しい学校のリーダーズの課外授業」はニューヨークのライブに密着。今回はメンバーの自撮りではなく、スタッフが現地に行って追いかけた。宿泊先とリハーサルの様子が映されていたが、みんな厚着してて、ニューヨークは寒そうだ。土曜に放送された「さんまのお笑い向上委員会」にはおばあちゃんが登場。おばあちゃんを相手にするさんまに、欽ちゃんイズムを感じた。

 夕方から外出。この時間になると、やや涼しくなる。まず、二俣川に出て、ジョイナステラスの行政サービスコーナーに図書館を本を返却する。隣りのくまざわ書店も覗き、今日発売の「文藝春秋」を立ち読みしていく。「昭和100年の100人」という特集で、小林信彦が「エノケン映画ベスト3」という文章を書いてるのだけど、5本の映画に触れられていて、どれがベスト3なのかよくわからなかった。金田正一について語っているのは藤原しおり。誰かと思えばブルゾンちえみだ。金田正一と親交があったとは知らなかったな。「35億」のネタを最初にあと押ししてくれたのは金田正一だったんだって。

 二俣川から横浜駅に移動し、遅めの昼食。ひさしぶりに龍王に入り、スタミナ豚焼肉丼を食べた。700円。東口に移動し、ルミネの地下の有隣堂も覗いていく。それから、日産ギャラリーを抜け、みなとみらいに出る。シンフォステージのクリエイトでもらったクーポン券があったから、ここで虫よけのスプレーを買っていく。グランモールのドトールに入り、しばらく読書をしていく。ドトールを出ると、雨が降っていた。天気予報をぜんぜん確認していなかった。小降りのなか、少し濡れながら横浜駅に戻ってくる。

 夜遅くに帰宅する。タイムフリーで、今日の「ビバリー昼ズ」を聴くと、12時台ゲストにはオズワルドが登場。昇太師匠、乾さんとオズワルドとは珍しい顔合わせだ。乾さんと伊藤で「虎に翼」の話で盛りあがる。ダイジェストしか観ていないという昇太師匠に、サブスクのお金払うから観てくださいという伊藤。しかし、ほかの話題になるとテンションが落ちる乾さん。終盤にもまた、リスナーからのメールで「虎に翼」の話題に戻った。登場人物では誰が好きかという話になり、伊藤はよねさん、乾さんは花江ちゃんをあげる。伊藤が「全裸監督の」と付け足すと、ほかのみんなはぴんときてなかったのか、それとも無視したのかわからなかったが、そういえば、「全裸監督」でも森田望智と伊藤沙莉は共演してたんだな。

 今夜の「水曜日のダウンタウン」は、まず、「昔不義理をした人に謝りに行く系のロケ少し売れたことで先方も大目に見てくれると思ったら大間違い説」という企画。ニセ番組の企画で謝罪に行くと、先方にブチ切れられるというドッキリが仕掛けられる。ひとり目のターゲットはパンプキンポテトフライ山名。謝りに行ったバイト先の店長さんがすごくいいひとだった。ふたり目はちゃんぴおんず大崎。謝りたい相手は街裏ぴんくだった。これは街裏ぴんくが「さんまのまんま」に出たときに徹子さんの前でしゃべっていた話だ。街裏ぴんくにブチギレられたあと、クルマのなかにひとりにした大崎がタバコを吸いながら泣いて謝る練習をしているすがたがしっかりと撮られているのが可笑しい。提供バックのところで、スタジオでは浜田がカウスにキレられたエピソードを話していた。そのあとには「スピードワゴン井戸田ヴィブラスラップの音に反応が良すぎる件やっぱり疑わしい説」。パネラー席にいた井戸田、突然のヴィブラスラップに今回は反応できず、しかし、あくまでも潔白を主張する井戸田。

 続けて、裏番組のドラマ「新宿野戦病院」も観る。今日は第2話。鼻から「栞のテーマ」が流れるというのは可笑しい。小池栄子が「白木」を「シラク」と言い間違える小ネタにも笑う。エンドクレジットには、取材協力に佐々木チワワの名があった。

2024年6月27日木曜日

6月27日木曜日/「石川九楊大全」前期

◇ テレビ・雑誌

 朝、録画していたテレビ番組をあれこれと。今朝の「虎に翼」にはなんと、茨田りつ子が登場した。昨夜の「あちこちオードリー」は、陣内智則、もう中学生、ゆりやんレトリィバァがゲスト。ピン芸人3人という回だが、「ピン芸人」という言いかたに「「ピン」って、ちょっとバカにしてるよね。」と陣内。たしかに、これがオフィシャルな名称のようになっているのは変なことだろう。

 昨夜の「水曜日のダウンタウン」は、まず、「正体バレたら即脱落 マスクマン旅」の第2弾があった。スタジオのプレゼンターはスーパー・ササダンゴ・マシン。前回優勝の赤マスクも参加し、箱根でロケが行われた。進行役はケンドーコバヤシが務める。大涌谷での記念撮影の場面で、いきなり脱落したのはアジャコングだった。続いて、アンガールズ山根が脱落し、3番目には前回優勝の赤マスクが脱落する。ここで初めて、赤マスクがまちゃまちゃであることが明らかになった。さらに、北陽の虻川、河合郁人、アキラ100%がつぎつぎと脱落し、最後に見破られたのは清水あいりというタレントだったが、よく知らないひとだったから明らかになったところで面白くもなんともなかった。後半の企画のプレゼンターにはランジャタイが登場。片方の眉毛を剃っている国崎は、眉毛がダウンタウンと連動しているのだという。「ガキの使い」でもやっていたSEネタをこちらの番組にももちこんでいた。企画は「ロボットダンスのプロが五木ひろしのモノマネをマスターしたら最強の「五木ロボ」ができあがる説」。オープニングアクトは国崎が五木ロボをやってみせたが、これも「ガキの使い」で習得した芸だ。企画は対決形式になっていて、まず、ものまねの一木ひろしがロボットダンスを習得する。これに対し、ダンスパフォーマーの EBIKEN が五木ひろしのものまねに挑戦する。ものまねを指導するのはコロッケで、コロッケは EBIKEN とは旧知の仲だそうだ。さらに、第3の五木ロボとして、キンタローが登場した。観客による判定はキンタローの圧勝となった。

 楽天マガジンのチェックをすると、「週刊文春」の欽ちゃんの連載では、勝俣州和について語っていた。欽ちゃんは新宿バティオスで定期的にライブをやっていて、最近、そのライブに勝俣州和が出演したようだ。能町みね子の連載は、クドカンの新ドラマの登場人物紹介に危惧を示している。同じ連載陣のクドカンから、なんらかのアンサーはあるだろうか。

◇ 上野・御徒町・秋葉原

 正午前に家を出て、都内に。御徒町に出て、まず、昼食。アメ横を抜け、しのぶという店に入り、ランチメニューの焼き鳥丼定食を食べた。770円。上野の公園に入っていくと、大道芸人の雪竹太郎が座っていた。パフォーマンスをするいつものかっこうだったが、準備をしていたのか、それとも終わったあとだったのか。

 はるばる上野までやってきたのは、上野の森美術館にて開催中の「石川九楊大全」を観るため。この美術館は木梨憲武展以来だろうか。当日券、2000円。石川九楊との出会いはもう20年ぐらい前になるのだろうか、当時は書店で働いていて、その店に割引券だか無料券だかが置いてあって、それをもらって、デパートの催事場で行われていた石川九楊の展覧会になんの気もなしに行ってみたのが最初だった。著書もたくさんあるから、名前ぐらいは知っていたんだったか。しかし、作品についての予備知識はまったくなく、いきなり目にして度肝を抜かれたのである。今回の「石川九楊大全」は前期後期に分かれていて、両方観ようと思っているが、まずは前期の「古典篇」だ。前期には「遠くまで行くんだ」というタイトルがついている。会場には「書は未然形の文学」「西欧の音楽に相当する」というような言葉が掲げられていて、この言葉はとても鑑賞のヒントになった。石川九楊の作品を向かい合っていると、テクノやノイズミュージックの轟音を浴びているような感じはたしかにするんだな。「源氏物語」をテーマにした連作はマンガの技法のようにも感じられた。ここは意外とこじんまりしている美術館で、1時間ぐらいで簡単にまわれてしまい、もう終わりかという感じがするのだが、まだ後期があるから楽しみにしよう。会場の最後にあるモニターには石川九楊のインタビューの映像が流されていて、これも律儀に観ていく。本当は今回の展覧会に合わせた講演会も予定されていたのだが、どういう理由なのか中止になってしまった。いつか本人にじかに触れてみたいひとだ。

 御徒町のほうに戻り、ブックオフに寄っていく。110円の文庫本を2冊買う。めったに足を踏み入れたことのない御徒町駅の反対側に出て、ベローチェに入り、ひと休み。タイムフリーで、今日の「ビバリー昼ズ」を聴きながら少し眠った。そのあとはたっぷりと読書をしていく。

 御徒町から秋葉原まで歩き、秋葉原のブックオフにも寄りたかったが、着いてみると、なんと、休業日だった。無駄に歩いてしまった。秋葉原の駅前では、都知事選の選挙ポスターが掲示されているのを初めて目の当たりにした。候補ではない外山恒一のポスターがクリアファイルで掲示板からぶらさがるように貼られていて、ルール内でなにをやってもいいと考えるくだらない候補者連中よりも、堂々とルールを無視しているのはさすがだなと感じてしまったが、SNSを検索してみると、どうもそういうわけでもないようだ。外山恒一もどう判断していいかわからないひとだ。阿呆らしくなり、それ以上は深く調べる気にもならない。

 夜遅くに帰宅し、録画していた「徹子の部屋」を観ると、今日のゲストは中山秀征だった。そういえば、中山秀征も書をやるひとだったんだっけ。スタジオには、中山秀征が座る後ろに巨大な書が2点飾られていて、なかなか見事な腕前なのだが、しかし、今日は石川九楊を見ちゃったからなあ。上岡龍太郎の言葉に救われたという中山秀征は、徹子さんにもそのような大事にしている言葉はあるんですかと訊くと、徹子さんは「草原の輝き、花の栄光、それらがなくなったといって嘆くことはない。むしろ、残されたものにあなたはいろんなものをもらってるんだから。」(徹子さんの訳)というワーズワースの詩の言葉を答えた。

2024年6月13日木曜日

6月13日木曜日/和田町から歩いた

◇ テレビ

 早朝に目覚め、録画していたテレビ番組をいくつか。昨夜の「水曜日のダウンタウン」は、まず、「街行く人のあだ名当てられるまで帰れません」という企画。マテンロウ、ママタルト、パンプキンポテトフライ、そいつどいつ、きしたかのが対決。これはあんまり面白くなかった。後半は「電気イスゲーム」。岡野陽一、相席スタート山添、みなみかわ、三四郎小宮が対決する。これは次週に続く。昨夜の「あちこちオードリー」は恒例企画の「自作自演占い」。ノブコブ吉村、野田クリスタル、ウエストランド井口がゲスト。「トリッキーな笑いが理解できない」という吉村。野田は思想系の芸人について語る。

◇ 和田町・星川

 眠気とだるけがひどいが、朝から外出せざるをえない。昨日よりは涼しい感じ。和田町に出て、まず、まいばすけっとに寄っていく。飲みものとライトミール、それと、タオルをうちに忘れてしまい、売ってないかと探したが、見当たらず、代わりに2枚100円程度の雑巾を買った。さっそく開封し、雑巾をハンカチのようにポケットに入れる。横浜国大のほうに用があり、和田町からグーグルマップを見ながら歩いていった。

 和田町駅には午前中に戻ることができ、鶴ヶ峰に移動する。ブックオフに向かい、110円の文庫本を1冊、220円の新書を1冊、単行本を1冊買う。ついでに、ワットマンでも買いものしていく。電車内で眠りたくもあり、横浜まで遠征。ビブレのブックオフにて、220円の文庫本を1冊、単行本を1冊買う。

 星川まで戻り、ここでようやく昼食にする。ガストに入り、日替わりランチを食べた。読書をしていこうと考えていたが、眠気がひどくてだめ。冷房がきついのにも耐えられず、すこぶる居心地が悪い。がストを出て、保土ヶ谷図書館に寄ってから、結局、駅のベンチで読書の続きをした。

◇ 読書・テレビ・雑誌

 駅のベンチで、安西水丸「左上の海」を読み終えた。2021年刊、中公文庫。それぞればらばらな単行本から選ばれた、嵐山光三郎セレクトによる安西水丸の短篇小説集。編集協力として、坂崎重盛の名もある。安西水丸のエッセイは読んだことがあったが、小説をきちんと読んだのは初めてだった。いや、これはとても好きな文体だ。安西水丸のマンガ作品にも共通するリリカルな感触は想像ができたが、それ以上にひんやりした部分がよかった。帯文を綿矢りさが書いているのも信頼度を高めたが、そうなんだ、綿矢りさの文体にも通ずる心地好さがある。解説も嵐山光三郎。亡くなった2014年3月のこと、「三月十四日に東銀座で立川志らくの落語独演会があり、席に着くと隣席に水丸がいた。」と書いてある。これを読むまでは、てっきり、嵐山光三郎が誘ったのだと思っていた。

 まだ薄明るい時間に帰宅する。昨日、水道料金の振り込み用紙が届くはずだったのだが、それがどうやら届いておらず、どういうわけだろうかと思っていたが、今日もやっぱり届いていないから水道局に電話をしたが、もう受付時間は終わっていた。場合によっては命にかかわるだろうに、平日の日中しか受け付けないって、おかしくないか。

 録画していた今日の「徹子の部屋」はコロッケがゲスト。この番組は14回目の出演だという。過去の出演回の映像がふり返られ、1992年、32歳のときはちあきなおみを、1998年、38歳のときは河村隆一を、2003年、43歳のときはさだまさしをやっていた。今の芸風になったのは3人の助言のおかげだといって、赤塚不二夫、タモリ、所ジョージとのエピソードを語る。また、淡谷のり子からの苦言について、松山千春のカツラが開くものまねで怒られ、フランク永井で褒められたが、淡谷先生は美川憲一のものまねには笑っていた。

 楽天マガジンで雑誌のチェックをすると、「週刊新潮」に長井秀和による書評が載っていた。評している本は文春新書の「池田大作と創価学会」。これはいったい書評なんだろうか。長井の肩書は西東京市議となっている。

2024年5月30日木曜日

5月30日木曜日/渋谷のイメージはない

◇ テレビ・ラジオ・雑誌・映画

 早朝から眠り、目が覚めてからは録画していたテレビ番組をあれこれと。まずは今朝の「虎に翼」から。オープニングのクレジットで、出演者に「(回想)」とつけているのは必要なのかな。仲野太賀の名前に「(回想)」とついていなかったから、じつは生きてたのかと思ってしまった。たしかに、回想ではないんだけれども。

 昨夜の「水曜日のダウンタウン」は「タッグ相撲最強コンビ決定戦」という企画。タイムマシーン3号、安田大サーカス、ネルソンズ、ゆんぼだんぷ、ママタルト、カゲヤマ、ドンココ、トム・ブラウンが出場。すでに報じられているとおり、トム・ブラウンの布川が負傷した企画だが、その場面を観ても、勝負ではドンココに勝利していて、どこでそうなったのかわからないくらいだった。優勝はママタルト。エキシビジョンマッチとして、にんげんっていいな星河と牧野ステテコの最弱芸人決定戦もあった。後半は「歯無し運動会」という企画。フジモン軍団とパンサー尾形軍団が、1チーム全員の歯の本数が計100本までというルールでメンバーを集めて対決をした。

 昨夜の「あちこちオードリー」は、同じ事務所になったベッキーとハリセンボンがゲスト。そういえば、ハリセンボンは「M-1」には2回も決勝進出していたんだっけ。出ていたことはよく覚えているが、2回出ているという印象がまったくなかった。

 火曜に放送された「アンタウォッチマン!」は中山秀征の特集。ABブラザーズの時代からふり返られるが、松野大介の名前は出るのだけど、写真と映像は顔が隠されている。中山秀征自身も当時のことを語り、ひと足早く世に出ていたABブラザーズは、ダウンタウンやウッチャンナンチャン、B21スペシャルらの登場により、客の反応がはっきりと変わっていくのを感じたという。ランキング番組に出ていたというのはTBSの「爆笑スペシャル」だろうか。中山「ウッチャンナンチャン、ダウンタウンのその第3世代の波は、たぶん、みなさんが想像する以上にでかいんですよ。すべての時代が変わるような、そんな感覚ではありましたね。」 ABブラザーズが解散したときには中山は「ほっとした」という。そして、今や有名な「殿様のフェロモン」での今田耕司との確執。転機となった番組は「DAISUKI!」と「夜もヒッパレ」だったという。最後に、今のテレビ業界の魅力を訊かれた中山は、今のほうがタレントのポテンシャルが高く、スタッフの技術も高いのだから、「俺、絶対、今からのほうが楽しいような気がするんですけどね。」といって、「今夜は最高!」のような「練習して作るもの」をテレビでいつかはやりたいと語った。この夢は太田光とも共通する。

 今日の「徹子の部屋」は傑作選「縁あって「先輩後輩」」。千昌夫と新沼謙治(2018年)、瀬川瑛子と伍代夏子(2019年)、中村雅俊と渡辺徹(2022年)がそれぞれペアで出演した回の映像が流された。どれも放送時に観ているはずなんだけど、改めてすべて観なおすと、瀬川瑛子と伍代夏子がともに渋谷の出身だという話をしていたのは覚えていなかった。瀬川瑛子に渋谷のイメージはまったくない。

 昼はラジオ。木曜の「ビバリー昼ズ」は清水ミチコとナイツ。「お笑い向上委員会」の赤ちゃん対決と「水曜日のダウンタウン」の歯無し運動会を話題にする。聴きそびれていた昨日の「ビバリー昼ズ」もタイムフリーで聴く。水曜は春風亭昇太と乾貴美子、12時台ゲストは東ちづる。東ちづるが取り組んでいる「まぜこぜ一座」の公演について話していた。

 楽天マガジンで雑誌のチェックをすると、「週刊文春」の「新・家の履歴書」に清野とおるが登場。構成が加山竜司さんだった。欽ちゃんの連載では、三木のり平について語っている。「週刊新潮」には舘ひろしと柴田恭兵の対談があった。「私の週間食卓日記」には街裏ぴんくが登場。読書欄では、吉田豪が「松本人志は日本の笑いをどう変えたのか」の書評を書いている。

 夜になってから三ツ境のスーパーまで買いものに行き、今日はそれ以上の外出はなし。夜もまた、録画していたテレビ番組をいくつか観る。昨年10月に放送された「ダウンタウンDX」30年スペシャルを観そびれていた。ようやく観てみると、番組初回のオープニングがまるまる放送されていて、GOLD WAX の「カルシウムが足りない」が流れ、菅原文太、山城新伍、川谷拓三の名が順番に出る。スタート当初の「ダウンタウンDX」はなんというかっこよさかと思う。当時30歳のダウンタウンと当時60歳の菅原文太。そのあとの秘蔵映像集では、浜田が菅原文太に「いくつぐらいまでオナニーしてました?」と訊いたシーンが流された。まだ若々しかったダウンタウンがデラックスなゲストを迎えるという趣旨の番組初期は圧倒的な面白さだったが、その後、番組はクイズ&ゲームの時代に入る。ここで誕生したのが中尾彬と江守徹のコンビだった。

 深夜、アマゾンプライムで映画を1本。デイヴィッド・リンチの「ブルーベルベット」を観よう観ようと思っているうちに配信終了まであと1日になってしまった。リンチの映画はおおむね観ているのだが、「ブルーベルベット」は今まで縁がなく、観たことがなかったのだが、観始めたらすぐに惹きつけられてしまった。結論からいうと最高。いや、もっとバッドテイストな映画を想像していたのだが、美しい画面の連続だ。これを観ないでリンチを知ったような気になっていたとは間違っていた。リンチの代表作はといえば、これからは真っ先に「ブルーベルベット」を挙げよう。川勝正幸が愛した映画でもある。

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2024年5月16日木曜日

5月16日木曜日/ランドマーク狂言など

◇ テレビ・ラジオ

 早朝に目覚めてしまい、ブログの更新をひとつ。SNSから、キダ・タローの訃報を知る。昨夜遅くに出ていた訃報を朝になるまで知らなかった。関東の人間にとっては、関西人にとってのキダ・タローとはまた違うニュアンスがあって、関東の視聴者だった自分はキダ・タローをいつどこで認識したのかというと、テレビ東京の「全日本そっくり大賞」の審査員だったような気がする。山田邦子と谷隼人が司会、審査員には、キダ・タロー、なぎら健壱、桜金造、京本政樹らが並んでいた。あの番組はテリー伊藤が演出だったのだろう。

 録画していたテレビ番組をいくつか。昨夜の「水曜日のダウンタウン」はスタジオに今田耕司がひさしぶりに登場、そのほか、ゆうちゃみ、せいや、ヒコロヒーが並ぶ。今回は「怪しい高額報酬バイト引き受けたが最後 どんなに犯罪の匂いがする闇バイト風だったとしてももう引き返せない説」という大作が放送される。アントニー、東ブクロ、永野が仕掛け人となり、はまやねん、ひょうろく、本多スイミングスクールが仕掛けられる。まるで、薬物の運び屋、臓器売買、人身売買かと思わされるように、それぞれ手が込んだ演出がされているのもさることながら、終盤になり、本多スイミングスクールがたどりついた港に、同時進行で仕掛けられていた本間キッドが合流する場面などはこの番組ならではの迫力だ。

 今朝の「虎に翼」に登場した寅子のお見合い相手の写真がななまがり森下そっくり。案の定、エックスでも話題になっていたようだ。この俳優、誰だかわからないが、この写真出演だけで終わりなんだろうか。お見合いを断られた寅子は仲野太賀とくっついた。素晴らしい筋書き。今日の「徹子の部屋」は川栄李奈が初出演。2児の母だというと、徹子さんがとてもびっくりしていた。

 午後はラジオ。「ナイツ ザ・ラジオショー」を途中からつけた。14時台ゲストはガクテンソク。今週は「THE SECOND」のファイナリストたちが出演している。ガクテンソクは予選でマシンガンズと2年連続で対戦し、去年の雪辱を今年に晴らしたかたちだ。1対1のタイマン形式はいじり合いのライブ感が醍醐味で、先行のマシンガンズはネタの大半をガクテンソクをいじる時間に費やしたが、それをガクテンソクがいじり返し、それが大いにウケたということだったようだ。「M-1」と「THE SECOND」の違いについて、「M-1」に出ている世代はネタを仕上げがちだが、「THE SECOND」はネタ時間が長いから仕上げたネタでは苦しいという話をしていた。

◇ みなとみらい

 午後から外出。パーカーを着て出たら、外に出てみると日差しがけっこう強い。横浜に出て、東口のポルタ、八角に入り、ミニカレーセットを食べた。810円。日産ギャラリーを抜け、みなとみらいに出ると、歩道橋がグランモールまでつながったからとても楽だ。MMテラスの前までくると、建物の外が白い壁で囲われている。サンマルクカフェがいつの間にか閉店してしまったようだ。ここのサンマルクカフェは、一時期、ずいぶんよく利用していた記憶があるが、なぜだったのかが思い出せない。壁には、コメダ珈琲の求人募集の貼り紙がしてあった。

 クイーンズスクエアのベローチェに入り、ひと休み。読書をするが、眠くなり、タイムフリーで「伊集院光のちょいタネ」を聴いた。今週のテーマは「方言あれこれ」。パートナーは熊谷実帆アナが初登場。秋田出身の熊谷アナに合わせ、初日の月曜に読まれたメールは秋田の方言ばかりだった。

 ランドマークプラザのくまざわ書店に寄り、上階に新しくできた「OTABISHO」という能楽堂のショップも少し覗いてから、ランドマークホールに向かう。

◇ 狂言

 ランドマークホールで行われるのは、横浜能楽堂が主催の「ランドマーク狂言」という公演。横浜能楽堂が休館中のため、そのあいだは市内のあちこちでこのような公演が行われていくということらしい。19時開演、15分前に入場。スマホからQRコードを出し、入り口で読んでもらう。自由席なのを忘れていてのんびりしていたら、前方の席はおおむね埋まってしまっていた。やや後ろの席に座るが、後方の席には関係者らしき背広姿の人間が多い。今日は二千円という破格の公演だが、上演時間は1時間程度という短さだ。19時に開演すると、まずは野村万之丞が登場し、ミニレクチャーの時間があった。これは普及公演の「横浜狂言堂」でも行われていた。休憩を挟み、後半に狂言を1本、「蝸牛」が演じられる。シテは野村万蔵、アドは河野佑紀、小アドは野村拳之介。しかし、額縁舞台で観る狂言はどうも感じが出ない。後方の席からでは、はるか遠くの出来事のようだ。

 みなとみらいを歩き、わざわざ遠まわりして、平沼のブックオフに寄ってから帰る。しかし、たいした本はなく、110円の文庫本を1冊だけ、クーポンを使い、10円をポイント払いで買っていく

◇ 読書・テレビ

 帰りの電車内で、図書館で借りている伊集院光「名著の話 芭蕉も僕も盛っている」を読み終えた。2023年刊、KADOKAWA。伊集院が「100分 de 名著」で出会った本について、その解説者と再会して語り合うという企画の第2弾。今回は、松尾芭蕉「おくのほそ道」、デフォー「ペストの記憶」、コッローディ「ピノッキオの冒険」という3冊が選ばれている。読む前はこの3人の作家のなかでは芭蕉に関心があったが、ここで初めて詳しく知ったデフォー、コッローディの人物がとても面白い。日記を書くものとしては、デフォーの形式リアリズムには共感したくなる。公的なことも私的なことも「全部入り」にして書いた、その混沌とした書きかたを夏目漱石は批判していたそうだが、その「ごった煮状態がこの本の面白さだ」と、伊集院はそこに独特の迫力を感じている。あるいは、書き手としては売れるためならばなんでもしたという、今ならば、炎上系YouTuber のような作家でもあった。コッローディもめちゃくちゃなひとで、もともとは児童向け教科書の書き手だったが、ギャンブル依存症のために破産し、そこに童話の連載依頼があって書かれたのが「ピノッキオの冒険」だった。だから、「ピノッキオの冒険」にはやけくそなテンションの面白さがあるというわけだ。ところが、借金返済のために書いていたのが完済してしまうと、もう続ける必要がなくなったから、ピノッキオを強引に死なせて物語を終わらせようとしたという。

 夜遅くに帰宅し、録画していたテレビ番組をいくつか。今夜の「アメトーーク!」は「バイク芸人」。地下駐車場からスタートし、草彅剛が冒頭から登場した。そういえば、「古着大好き芸人」のときに出演できなかったんだっけ。ケンドーコバヤシ、くっきー、チュートリアル福田、スピードワゴン井戸田、ダイアンユースケ、ハナコ岡部というメンバー。冒頭だけ観てやめようかと思っていたが、意外と興味が出て、ずるずると観てしまう。

 観そびれていた「だれか to なかい」の4月21日の放送はタカアンドトシとダイアンがゲストだった。まずはタカアンドトシが登場。タカトシと中居は「いいとも」で共演していたんだ。あとからダイアンが登場。ダイアンとタカトシは同学年なのだが、タカトシは結成がずいぶん早かったんだな。ムロツヨシが言うには、役者の世界の上下関係は年齢だっていうんだけど本当かいな。番組終盤になり、この4人に会いたいというゲストがさらに登場する。誰かと思えば、初恋タローだって。さらにもうひとり、ライス関町も登場。たいして驚くような話もなく、この回は保存はしなくていい。

2024年5月8日水曜日

5月8日水曜日/再発行されたのに

◇ テレビ

 早朝に目覚め、ゴミを出しに行ってから、ブログの更新をひとつ。ラジオをつけたまま、もう少し眠る。起きあがり、録画していたテレビ番組をあれこれと。まずは今朝の「虎に翼」を観る。このドラマの腕力の強さ。筒井真理子の演技がすごい。

 昨夜の「#バズ英語」はヒャダインがゲスト。海外のアニソン事情などを特集する。寿司ベイク作りに挑戦する企画もあり、そこでヒャダインが鳥飼先生をタメグチで突っ込んだり、いじったりしていたのは、まったく不愉快なノリ。目上のひとをタメグチで突っ込むというのをプロでもやる場面をときどき見かけるのだが、そのノリを共有しない相手にそれをやるのはただ失礼なだけだろう。

 「アンタウォッチマン!」はいよいよつまらない番組になり、これは鈴木おさむが抜けたせいもあるだろうか。ローカルで活躍するえとう窓口とゴリけんの特集だったのだが、同様の企画は「週刊さんまとマツコ」でもやっていたばかりだ。しかし、えとう窓口は嫌いではない。大分に移住していたことを知らなかったが、中島知子と一緒に番組をやっているのだ。前川清と九州の旅番組で共演しているのもすごいが、その前川清からもコメントがあった。

 昼はラジオ。「ビバリー昼ズ」を聴く。昇師と乾貴美子の日に浅丘ルリ子がゲスト。映画の撮影現場の話やら、浅丘ルリ子の思い出話が止まらない。リクエスト曲を訊かれると、美空ひばりの曲を答えるが、そこからまたたっぷりと美空ひばりの思い出話が始まってしまう。それだけしゃべるエネルギーがすごいし、ちゃんと笑い話にもする。エンディングの時間がいつもよりも短かった気がするけど、やっぱり時間が延びたかな。

◇ 星川・鶴ヶ峰

 午後から外出。曇り空。涼しい。まず、星川に出て、保土ヶ谷図書館に寄っていく。4冊返却し、1冊だけ借りていく。星川駅に戻ろうとするのに駐車場を抜けていこうとすると、通りがかった警備員に注意された。ここは作業員以外は通ってはだめなのだという。いつも通り道にしているのに、そんなことは初めて言われたな。星川から鶴ヶ峰に移動し、ここで昼食にする。松屋に入り、旨味醤油焼き牛めしを食べた。640円。

 マイナンバーカードがようやく再発行され、今日はその受け取りに区役所に行くことになっていた。受け取りは予約制になっていて、時間が遅いほうが楽かと思い、16時半で予約していた。時間があるからと思い、大谷翔平ゆかりの神社とされている神社にひさしぶりに寄って、それでもまだ時間があり、公園のベンチで時間をつぶしてから区役所に向かおうとしていたが、なんということだろうか、受け取りに必要な交付通知書を家に忘れてきていることに直前になって気がついた。さんざん時間をつぶしていて、直前まで気がつかないのだから間が抜けている。ああ、なにやってるんだろうな。なんのために今日を空けていたのかもわからなくなってしまった。

 このまま帰るのも阿呆らしいから、しょうがないからブックオフに寄っていく。110円の文庫本を2冊買う。ドトールに入り、読書をしていくが、まるで集中力がない。隣りに座っていた男が馬鹿で、電話でしゃべっていて耳障りだった。ドトールを出ると、小雨が降っていた。

◇ テレビ

 夜に帰宅し、夜もまた、録画していたテレビ番組をいくつか観る。今日の「徹子の部屋」は美川憲一がゲスト。淡谷のり子の思い出が語られ、淡谷のり子からもらったという、淡谷のり子と笠置シヅ子のツーショット写真が公開された。越路吹雪との思い出も語られ、1976年に放送された越路吹雪が出演した回の映像が流される。テレビ局には保存されていなかったが、越路吹雪の遺品のなかから、放送を録画したものが最近になって見つかったんだそうだ。美川憲一はスタジオで、越路吹雪の「バラ色の人生」を歌った。その淡谷のり子と越路吹雪、ふたりの思いを受け継ぎ、美川憲一が伝えたひとがコロッケだという話をしていた。

 今日の「NHKニュース7」を観ると、栃木県那須町の事件にはあまり関心がないが、この話題がずいぶん何日も続いている。水俣病の患者団体の懇談の場で、団体メンバーの発言途中に環境省の職員がマイクの音を切ったというニュースも気になっていた。今朝からいくつかのラジオ番組で話題にされていた。制限時間が3分と決められていたというのだが、そのルールがそもそもどういうつもりなのか。ふざけた職員がいるもんだな。

 今夜の「水曜日のダウンタウン」は「みんなの説スペシャル」。「唐突にブチ切れて相手を散々罵ったあげく「…怖かった」とつぶやくリアル未知やすえ食らっても即座にはコケられない説」は、本物の未知やすえが出るわけではなかったが、これはとても面白かった。仕掛けられたのはすゑひろがりず三島。幕張の劇場で、しずる、囲碁将棋、インポッシブルらが仕掛け人というのも絶妙にいいメンバーだった。

 今夜の「あちこちオードリー」はサンドウィッチマンがゲスト。そういえば、オードリーとサンドウィッチマンの共演っていうのもなかなかなかったか。結成年は意外と差がなく、2年しか違わない。「M-1」では、2007年の敗者復活がサンドウィッチマン、翌年の敗者復活がオードリーだ。サンドの学生時代の仲良しエピソード、売れていくまでの経緯というのはわりとよく知られる話だが、そこからはグレープカンパニーの話に飛んでしまい、フラットファイヴの話がなぜか出ないんだよな。上田と太田のアドバイスに救われたというのは別の番組でも語られていた。若林はバナナマン設楽の言葉に救われ、テレビに出始めのころ、いつも同じネタをやってればいいというアドバイスを受けたという。この流れで、オードリーにショートコントをやらせる伊達。逆に、サンドは率先してショートコントをやりたがる。番組終盤になり、サンドのことをどう思ってるかを伊達がオードリーに確認する。

2024年5月2日木曜日

5月2日金曜日/保険の説明

◇ テレビ

 今日から配信された「電気グルーヴ35周年の歌」を、さっそく、朝からくり返し聴いている。立て続けのリリース、素晴らしい。

 午前中は録画していたテレビ番組をあれこれと。昨夜の「NHKニュース7」では、栃木県那須町の死体遺棄事件の実行役として、若山耀人というハタチの元俳優が逮捕されたというニュースがあった。検索してみると、ワタナベに所属していて、大河ドラマにも出ていたことがあるのだ。

 昨夜の「水曜日のダウンタウン」は、前半は「ハニートラップネタばらし後に「今度はホントに…」と誘えば連続で食らわせることも可能説」。お見送り芸人しんいちが仕掛けられる4連続ハニートラップ。最後にあからさまなドッキリをするダメ押しがこの番組ならではのしつこさだ。仕掛け人の三輪晴香という女優を覚えておきたくなった。後半は「「工業哀歌バレーボーイズ」を読んでバレーボール部に入った人もいるにはいる説」。スポーツ経験者1万人以上にアンケートを実施すると、マンガがきっかけでスポーツを始めたひとが全体の14パーセントに及ぶ。ボクシングは「あしたのジョー」、野球は「巨人の星」。番組内でも指摘されていたが、梶原一騎の影響力がすごい。バスケは「SLUM DUNK」、サッカーは「キャプテン翼」が圧倒的。追跡調査の結果、「工業哀歌バレーボーイズ」がきっかけのひとをなんとかひとり発見して終わった。

 昨夜の「あちこちオードリー」のゲストは銀シャリとさや香。オードリーが意外と銀シャリに先輩風を吹かしている。昨夜の「紙とさまぁ~ず」のゲストは、鳴海唯というまったく知らない若い女優さんだった。英会話CDのものまねの完成度が高い。

◇ 二俣川

 午後、母を連れて外出する。今日は母のほうが仕度が早いくらいで、時間に余裕をもって出られた。保険の説明を受けるため、二俣川の旭郵便局まで。ドラッグストアに寄り、飲みものを買っていく時間もあり、旭郵便局には、約束の14時よりも15分早く着いた。先週、うちの地域の担当だという郵便局のひとがいきなり訪ねてきて、高齢者のお宅を中心に様子を見るためにまわっているという。今日の約束はそのときに決まった。1階の窓口に訊き、待っていると、その担当のおじさんがやってきた。いったん、建物の外に出て、別の入り口から入り、階段で3階まであがる。エレベーターもないような古い建物なのか。3階の小部屋を案内され、そこで細かい説明を聴いた。

 二俣川駅まで戻り、この機に母に必要なものをいろいろと買ってしまいたかったが、歩くのがつらそうで、あんまり連れまわせない。前傾姿勢でふらふら歩くから危なっかしい。帰宅は夕方になる。くたくたに疲れてしまい、部屋に戻り、横になる。

◇ ラジオ

 タイムフリーで、今日の午後にニッポン放送で放送されていた加藤和彦の特番を聴く。映画「トノバン」の公開に合わせた特番。上柳昌彦が進行役を務める。清水ミチコがコメント出演していたが、そういえば、フジコ・ヘミングの訃報があったが、今日は「ビバリー昼ズ」は祝日の特別番組のためにお休みで、放送があればミチコさんのものまねが聴けただろう。この特番は生放送だが、コメントは事前に収録されている。森山良子、イルカのコメントもあり、番組後半にはきたやまおさむのインタビューがたっぷりとあった。近刊の「「むなしさ」の味わい方」の話から、「間」というものが今はないと書かれている部分に上柳昌彦は注目し、加藤和彦はまさに「間」というものをなかなか噛みしめることがしにくいひとだったのではと問うた。きたやま「そうですねえ、あの映画を観て、ああやっぱりこいつはああいう死にかたをせざるを得なかったのかなあ、っていうのがよく出てるように思いました。だからそういう意味では、逆算すると、ふり返ると、今、私が問題にしているようなその、むなしい、っていう思いを嚙みしめることが苦手なひとだったなあと思うんですよね。むなしいよねえって、人生ってそういうもんだよねって、語り合えればよかったなと思ってますねえ。」「彼は非常に高い、あるいは強い「ご期待応答力」をもっていたひとだと思うし、まあ、これは本当に公私にわたるつきあいなので、最後のあたりでは、そのみんなの期待に応えられないという限界みたいなものが見えてくるプロセスが、まあ、あるんですよね。それは若さが、少しずつ新鮮味がなくなっていくみたいな。あるじゃないですか、身体的に変化しますしねえ。こういうプロセスをつらく感じてたみたいね。うん、つらそうだった。僕ら、大阪のお笑いの影響を受けていたぶん、笑いのフォークルとかって言われて、ふざけとか、ギャグだとか、冗談だとか、パロディだとかっていうのが大好きで、それでみなさんに喜んでもらった、お笑いのバンドだったですよ、僕らは正直言うとね。で、やっぱりその応答力がなくなっていく。あるいは、僕はむしろ、今、そういうふうに問われて思いましたねえ、もともとお笑いであったし、そして同時にシリアスな「イムジン河」だとか「悲しくてやりきれない」のようなものを出すこの両面性をもってるのがフォークルだったのに、だんだんだんだんなんかこれを統一しなきゃいけないとか、なんかこうロックだとか新しいもので、そこをまあ、両面合わせもつみたいな世界を狙っていったところがますます苦しくなってって、僕はあのときに、冗談音楽もう一回やればよかったのにと思うぐらいの瞬間もあったね。」「私に対する批判としてね、これはもう究極の私のむなしさなんですけどね。加藤くんをどうして精神科医として治せなかったのかっていう問いがあるじゃない? これは永遠に私を…、追究するんですよ。で、まあ、それはもうこのごろの誹謗中傷の時代だから、クチコミを見れば、書いてある。それ…、私も考えるわけですよねえ。で、私がついていながらどうしてあんな最期になったのか。でも、ほんとに、弁解ばっかりしてるところがあるけれども、弁解のひとつは、友人や家族は治療できないんですよね。まあ、ルールというくらいになっている原則ですよ。それは情がからむからなんですよね。やっぱり、死にたいっていう気持ちを日常生活で、友人の間柄で、聞くっていうのはほんとに難しいことですよねえ。むしろ隠すじゃないですか、心配させたくないとかっていうので。でも、あのひとはそのあいだもちゃくちゃくと準備をしてた、最後の遺書読むと。だから…、まあ、つらいですよ、この思いはね。なんともいえないこの矛盾というか、ざわざわした気持ちが私の心のなかに残る。でも、これはしかたがなかったんだ、と言い聞かせるしかないみたいな思いは、自分の心のなかに起きるときって、ああ、むなしいなと思うよね。答えがないから。どうしていいのかわかんなくなるから。」

 夜になってから、また改めてスーパーまで買いものに行ってきた。叔父にも電話しなければならず、長引かせても厄介だから、しょうがないから電話する。お寺からは返信のメールをいただく。やけに忙しい。録画していた今日の「徹子の部屋」(ゲスト・加藤和也&石井ふく子)を観て、それから、ブログの更新をしようとするが、あたまが痛くなってだめ。加藤和彦特番を聴きなおしながら眠った。気疲れがひどく、いくらでもだらしなく眠れる。何時間眠っているのかさっぱりわからない。

2024年4月25日木曜日

4月25日木曜日/何度観てもいい

◇ テレビ・ラジオ・映画

 深夜からこまぎれに眠っていて、変な夢ばかり見る。ひとつは兄の葬儀の夢。兄はまだ生きている。もうひとつは、若い女の子に好意をもたれるのだけど、48歳だよと教えたら、びっくりされ、泣きながら逃げていってしまった。そんな悲しい夢があるだろうか。つけっぱなしだったラジオからは「#ふらっと」が流れている。この木曜はヤーレンズの担当。ヤーレンズは漫才よりもフリートークのほうが真価を発揮するのではないか。

 録画していたテレビ番組をあれこれと。昨夜の「水曜日のダウンタウン」は、10周年記念企画「視聴者2万人が選んだ最も好きな説」。オープニング曲も10周年の特別版になっていた。30位から1位までの「説」が順に発表されていく。30位は「おぼん・こぼんシリーズ」(2021年)。小籔千豊も推薦するが、「ただ、あんまりフルスイングで褒められへんのが、最初っからその意図、この番組にあったんかったらたぶんないんですよ。」 現在のおぼん・こぼんもコメント。トップテンの前には50位から30位も一気に紹介され、ギャラクシー賞を受賞した説が意外とこのあたりに入っている。3位は、ななまがりの「新元号を当てるまで脱出できない生活」(2019年)。2位は、あのちゃんを有名にした「「ラヴィット!」の女性ゲストを大喜利芸人軍団が遠隔操作すればレギュラーメンバーより笑い取れる説」(2021年)。1位は「名探偵津田」(2023年)だった。

 昨夜の「あちこちオードリー」は恒例企画「私だけがグッときたニュース」。インパルス板倉、ラランドサーヤ、ラバーガールがゲスト。サーヤの「Xはおしまい」宣言が気になっていた。サーヤ「自分の手柄にするやつ、ちょっと多すぎるなと思ってて」 若林「いや、俺たちって古い世代だから、なんかインターネットに文字でなんか書いてるやつ自体、やべえやつだと思ってんの、まだ。まだその感覚が残ってるから、いや、たぶん若いひとは当たり前なんだけど、「草」とか見るだけで、なんか、気持ち悪いんだよね。」

 「紙とさまぁ~ず」を2週分、河合優実がゲストの前後編。河合優実は幼いころにさまぁ~ずに抱っこされたことがあるという驚きの事実が明らかになった。実際のその写真も出され、母と叔母が一緒、つぶやきシローも写っている。その場は「さまぁ~ずの悲しいダジャレ」の出版記念イベントだった。河合優実の叔母がさまぁ~ずのファンで、「さまぁ~ずの逆にアレだろ」のハガキ職人だったんだって。

 今日の「徹子の部屋」のゲストは北大路欣也。この番組は10回目の出演。東野英治郎、三木のり平、森繫久彌の思い出話が語られる。1984年放送、当時70歳の森繫久彌が出演した回の映像、そして、父である市川右太衛門が出演した回の映像(1979年放送)が流される。

 ラジオを聴きながら、昼寝を少し。どうもだらけている。ブログの更新をしようとしても、すぐに目が疲れてしまう。夜になってから駅前まで買いものに行き、それ以外の外出はなし。

 Spotify のポッドキャストで、今日の「大竹まことゴールデンラジオ!」を聴くと、火曜から休んでいる大竹まことはコロナの陽性になったようだ。オープニングは、はるな愛とタブレット純、砂山アナというメンバー。50歳前後の3人で、えんえんと頻尿の話をしていた。

 深夜にアマゾンプライムで映画を1本。マルクス兄弟の「ルーム・サーヴィス」を観る。観たことがないと思っていたが、しかし、七面鳥が飛ぶ場面に見覚えがあり、どうやら過去に観たことがあるようだ。まあ、ちゃんと覚えてないんだから何度観てもいいんだけど。マルクス兄弟よりも、脇役の俳優の芝居が面白いと思う部分も多かった。

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2024年4月18日木曜日

4月18日木曜日/本気の説教

◇ ラジオ・テレビ・雑誌

 ラジオをつけたまま、早朝から少し眠っていた。「パンサー向井の#ふらっと」に、令和ロマンと街裏ぴんくが出ている。それぞれのおすすめ芸人として、ラグビー芸人のしんやとエンジンコータローも出演していた。ラジオを消し、ブログの更新をひとつ。

 録画していたテレビ番組をいくつか。今日の「徹子の部屋」は沢村一樹がゲスト。番組最後に、これから挑戦したいことを訊かれると、沢村は、一回でいいから舞台の演出をやってみたいと答える。沢村「徹子さん、演出やられてますよね?」 徹子「一回しかやったことないですが、合ってないっていうことがわかったから、私は。」 沢村「ええ? どこでそう思ったんですか?」 徹子「ひとにね、ずばずば言えないの。」

 楽天マガジンで雑誌のチェックをすると、「週刊新潮」に、元日本テレビアナウンサーの藪本雅子が社会人落語家になっていたという小さい記事があった。なまらくの寸志さんの講座を受けていたんだな。「音羽亭左京」という名で、プロと一緒に落語会にも出ているようだ。

 タイムフリーで、聴きそびれていた先週金曜の「ビバリー昼ズ」をようやく聴いた。12時台ゲストに梶芽衣子が登場。77歳だというから、うちの母と同い年だ。松村邦洋は「ポニーテールはふり向かない」の話をして、ひとりで盛りあがる。ネットフリックスのドラマ「幽遊白書」の裏話などもあったが、今回の出演は新アルバムを出したプロモーションなのだろう。芝居と歌に相関関係はありますかというリスナーからの質問に、別々のものだと思うと梶芽衣子は答える。「なにがいちばん違うかって、間だと思います。芝居っていうのは自分の間でできるけど、音楽の場合はその間があたしは音符だと思ってるんですよ。」

 夕方になってから、ダイソーまで買いものに行ってくる。収納ケースを買いたかったのだが、まさかの売り切れ。ほかのものもいろいろと買ったが、大きな収納ケースを買うつもりだったから、ほかに寄り道はできないと思っていたのだが、カバンに収まるだけの荷物で済んだから、このまま、三ツ境のスーパーまで遠征する。ところが、ダイソーを出ると、小雨が少し降り始めていて、小雨のままだろうと思っていたら、けっこうな本降りになり、ずぶ濡れになった。遠征などするもんじゃないな。スーパーを出るときにはまた小降りになっていた。

 夜もまた、録画していたテレビ番組をいくつか。昨夜の「水曜日のダウンタウン」は恒例企画の「30-1グランプリ」。しかし、松本が不在の開催は初めてだ。審査員は、千原ジュニア、サンド富澤、粗品、くっきー、バカリズムという5人が務める。まず、Aブロックは、いぬ、天才ピアニスト、ガキフランキー、カゲヤマ、レインボー、や団、ラブレターズ、大自然という8組。いぬが面白いかなと思ったが、バカリズムはや団を選び、笑いのポイントが3個あったというのがその理由。くっきーは大自然、ほか3名はいぬを選び、いぬが勝ち抜いた。Bブロックは、わらふぢなるお、スタミナパン、サツマカワRPG、滝音、ダブルアート、マジメニマフィン、ラニーノーズ、キンタローという8組。サツマカワは「R-1」と同じネタだった。キンタローの「地元熊本営業でいつになくはりきるコロッケ」に爆笑したが、しかし、ラニーノーズの「メッセージ性ありそうな宇宙人」が面白いと思った。バカリズムはラニーノーズを、くっきーはマジメニマフィン(南米の「なんでだろう」)を選び、ほか3名はサツマカワを選んだ。バカリズムはキンタローの敗退を惜しむ。Cブロックは、ファイヤーサンダー、スパイシーガーリック、そいつどいつ、ウエスP、インポッシブル、戦慄のピーカブー、ななまがり、チャンス大城という8組。ここは全員一致でななまがりが勝ち抜く。Dブロックは、トム・ブラウン、オダウエダ、やさしいズ、ぶったま、マウンテンブック、マツモトクラブ、レイザーラモン、牧野ステテコという8組。オダウエダが面白いと思ったが1票も入らず、バカリズムは牧野ステテコ、粗品はぶったま、ほか3名はトム・ブラウンを選び、トム・ブラウンが勝ち抜いた。Eブロックは、パンプキンポテトフライ、オキシジェン、鈍器ノ様ナ者、文句、脳みそ夫、泥まみれ、鳥居パラダイス(鳥居みゆき&中川パラダイス)、永野という8組。ここは永野か鳥居パラダイスが勝つかと思ったが、結果は意外や、オキシジェンのWコロンいじりのネタが全員一致で勝ち抜く。決勝戦は、いぬ、サツマカワRPG、ななまがり、トム・ブラウン、オキシジェンという5組。これは難しいと思ったが、バカリズムと富澤がオキシジェンを、ほか3名はななまがりを選び、ななまがりが優勝した。観終わってから、今日の「ビバリー昼ズ」をタイムフリーで聴くと、案の定、オキシジェンについてしゃべっていた。木曜の「ビバリー」はだいたい「水曜日のダウンタウン」を話題にするから、録画を観るまでは聴けない。

 Spotify のポッドキャストで「大竹まことゴールデンラジオ!」を聴くと、今日のパートナーはヒコロヒー、ゲストはアンジャッシュの渡部建だった。渡部がスクールJCAの生徒だったころ、大竹まことが一回だけ講師にやってきたそうで、その授業を渡部が説明する。「全員に紙とペンを配って、なにやんのかなと思ったら、「よし、いいかお前ら、今から、面白いと思う芸人3人、つまんないと思う芸人3人書け。」って言って。で、そっから授業1時間、50分ぐらいずーっとそれを書く時間。わあ、これなにを試されてんだと思って。ずーっと書いて、じゃあ、50分ぐらい経ったら回収だっつって、ばあって、全員の見て、「まあ、ひとにはいろんな考えかたがある。以上!」っつって帰っていったんですよ。」 いろいろと面白い話をしていたのだが、「まあ、ちょっと、まじめな話するよ」といって、大竹がおもむろに切り出した。大竹は渡部に「どのくらい休んでたの?」「なに考えてたの?」「どうしてたの?」と考えを訊いていく。渡部は辞めることも考えていたという。休んでいるあいだには逃亡者のような生活になってしまい、このような逃げまわるような人生を一生続けるのかと思うと、家族にも同じ思いをさせていたため、これは戻る姿勢を見せなければ、この生活は終わらないのではと思ったという。大竹「じゃあ、出てなにやりたいとか、児嶋とコントやりたいとか、そういうわけでもなかった?」 渡部「いやいや、出て、もちろんお笑いの仕事したいってのはありますし、今は、先ほどの話じゃないですけど、とりあえず、必要とされるところに行って、120パーセントやるっていう、もうそれだけでシンプルにやると。児嶋がコントやるぞってなったら、もちろん、喜んでやらして…」 大竹「いや、児嶋と、でもなんか、うわさだけど、当時はそんなに仲が…」 大竹のトーンはだんだん変わっていく。この話になる前の序盤に、ヒコロヒーが渡部に「女の敵!」と言っていたのを、今度は「児嶋の敵!」と笑いにすると、渡部は「児嶋の敵はそんなダメージないけど」と受け流した。すると、大竹「お前、バカだな。そっちもダメージ大きいんだよ。そっちのほうがダメージ大きいんだよ。だってさ、コンビでやってたんだから。」「お前は知らないかもしれないけど、児嶋はもうほんっとにお前のことをあっちこっちで、出てきたらよろしくよろしくって、ずーっとあたま下げっぱなしで、あんな仲の悪かったのに、麻雀打ちながら言ってるんだよ、そういうことを。」「それを今、児嶋が…。お前、一生懸命やってんじゃねえかよう!」 大竹の語気に空気がぴんと張り詰める。「正直だったらさ、傲慢なこと言えばさ、俺が児嶋だったら渡部いらねえよと思うよ。だって、一緒にやってたときがやってたときだもの。それを…、こうなったときの渡部を、ちゃんとアンジャッシュだって言って、かばってなあ。今日までなあ。」「俺、だから、出てきたらさ、最初に言うのはさ、「俺、児嶋とコントやりたいよ」って言うのかと思ったんだよ、俺は。そしたら、あちこちで講演してますとか、自分の番組できましたみたいなこと言うからさ。お前、まだ変わってねえんじゃねえかと思って。」「コントがね、今の時代にね、コントだけやっててどこまで通用するものか俺もわかんないよ。でもさ、そこはさあ、やっぱしなんか、こころのなかのつながりみたいなことで。今、今日、ここにいるんだって…、児嶋のことみんな考えたからお前ここにいるのかもしんないよ、だって。お前のこと考えたからここにいるんじゃないかもしんないよ、だって。…すみません、しんみりさせちゃって。」 声を荒げる場面もあり、声を詰まらせもする、大竹まことの本気の説教だった。これだけの緊張感に満ちた放送の最後に、渡部の新刊、コミュニケーションに関する本が告知される流れには爆笑。

2024年4月3日水曜日

4月3日水曜日/漫才協会の映画

◇ 本厚木

 朝早くに出発。雨の予報なので、傘をもっていく。海老名から小田急線に乗り換え、本厚木まで。アミューあつぎ、あつぎのえいがかんKiki にて、「漫才協会 THE MOVIE 舞台の上の懲りない面々」をようやく観る。いざ観ようとすると、厚木の劇場のこんな朝早い時間にしか上映されていなかった。9時50分の回。2列目の席に座る。この劇場で映画を観たことはあったかどうか、ここはスクリーンと客席のあいだにステージがあり、オープン間もないころにトークイベントをこの建物で観ているのだが、それがこの劇場だったのか記憶がはっきりしない。さて、映画だけれども、想像以上に漫才協会のPR映画の域を出ないもので、ちょっとこれは、小泉今日子を巻き込むようなクオリティではないんじゃないか。しかし、被写体となっている芸人たちには興味がある。大空遊平、はまこ・テラこ、ホームラン、カントリーズ、高峰コダマといった顔ぶれにスポットを当ててみせているのだが、いずれも哀愁ばかりが強調されるようで、もうちょっと笑える場面をなぜ作らないのだろうとは思った。われわれ演芸ファンには知られる面々だが、それぞれ面白い芸人であることをこの映画のなかできちんと知らせてもらいたかった。塙さんが監督では距離が近すぎるのだろう。まるで、ホームビデオを観せられているような映画だ。


 映画のあとは下階のブックオフに寄り、110円の文庫本を1冊、220円の単行本を1冊買う。外に出ると小雨が降っていた。ランチにはちょうどいい時間。七福という店に入り、若鶏のガリマヨ焼き定食を食べた。900円。ベローチェに入り、ひと休み。しばらくラジオを聴き、それから読書。インスタとスレッズに投稿する。

 ブックオフに寄りながら帰ろうと考え、本厚木から町田に移動し、今日2店目のブックオフに。220円の文庫本を3冊、単行本を2冊、390円の単行本を2冊買う。町田から鶴間に移動し、今日3店目のブックオフ。110円の文庫本を1冊、220円の新書を1冊買っていく。

◇ テレビ・ラジオ

 夜に帰宅し、録画していたテレビ番組をあれこれと。今朝の「虎に翼」を観て、それから、今日の「徹子の部屋」(ゲスト・小島慶子)を観る。昨夜の「新しい学校のリーダーズの課外授業」は、フィリピンのフェスに出演する舞台裏。スタッフがついていく予算がなく、本人たちが撮影した映像で構成されたドキュメンタリーになっていた。

 今夜の「水曜日のダウンタウン」はまず、「心霊スポット 幽霊が出てくるより怒った管理人が出てくる方が怖い説」。仕掛けられるのはデニスのふたり。デニスが YouTube で心霊番組をやってるなんてことも初めて知った。ここに登場した管理人役の俳優の芝居がとてもうまい。名前をクレジットしてもらいたいよな。後半は「雪山で窓の外に頭からロウを被った人が立っていたら凍死体かと思っちゃう説」。奥村うどん、はっしーはっぴー、カカロニ栗谷がだまされた。

 続けて、今夜の「あちこちオードリー」はグレープカンパニーの3組、永野、お見送り芸人しんいち、ティモンディがゲスト。永野には自意識を自意識でもって制するようなところがあるから面白い。若林がスポーツ選手になりたかったというのは知らなかったな。ファンには常識なんだろうか。

 タイムフリーで、月曜の「ビバリー昼ズ」を聴くと、12時台ゲストがお見送り芸人しんいちだった。高田先生が意外としんいちのことを気に入ってるんだ。しんいちのトークをたっぷり聴くこともなかなかなかったが、会話にすかさず挟む補足の言葉がとても細やかだ。こんなに話術のしっかりしたひとだとはテレビだけではわからなかった。

 先週水曜の「ナイツ ザ・ラジオショー」は、ナイツが春休みのため、志らく師匠が代打を務めた。同日の「ビバリー昼ズ」のエンディング、昇太師匠とのやりとりから聴いた。パートナーの安藤なつとは志らく師匠は初共演。オープニングでは、二階堂ふみの父役として出ていたドラマの打ち上げの話、その流れで、演技をいじった伯山についても語る。そのあとには、ゲストの虹の黄昏が登場。意外なほど、志らく師匠は虹の黄昏に好反応を示し、「かまぼこ体育館」という芸名はイリュージョンだとまで言っていた。

2024年3月20日水曜日

3月20日水曜日/雷雨では運べない

◇ ラジオ・テレビ

 早朝に起きあがり、ゴミ出しをしてからブログの更新をひとつ。もう少し眠りなおし、1階に降りていくと、母がちょうど玄関から出ていこうとしているところだった。土曜に西小山に行く予定を今日だと勘違いしていた。このタイミングで1階に降りていなければ、ひとりで出ていってしまうところだった。

 昼はラジオ。「ビバリー昼ズ」をつけておく。12時台ゲストは東京キューバン・ボーイズの見砂和照。音楽ライターの渡辺太郎というひとも一緒に出演していた。昇太師匠は父親の代のころによく聴いていたと言っていたが、現在は息子が継いで再結成しているというかたちなのか。なんとはなしに聴いていたら、井上陽水の「氷の世界」に参加のほか、大橋純子と美乃家セントラル・ステイション、SHOGUN に在籍していたこともあるというすごい経歴のひとだった。まるで知らないひとだったが、にわかに興味が湧く。

 録画していた今日の「徹子の部屋」は清塚信也がゲスト。師匠が中村紘子だとは初めて知った。中村紘子は徹子さんとは親しい間柄。それにしても清塚信也のしゃべりかた、誰かに似てるなあと思っていたら、柳家小ゑんだ。清塚信也は小ゑん師匠みたいなしゃべりかたをする。

◇ 二俣川・星川

 夕方から外出。昼は晴れていたが、外は雷雨になっていた。ダンボール板を買いに行くつもりでいたのに、この天候では運べない。うまくいかないな。雷雨のなかを出かけたくはないが、図書館の本を返却しなければならなかった。ところが、二俣川のジョイナステラスの行政サービスコーナーに行ってみると、なんと、今日は休みだった。今日は祝日だから、ちゃんと17時までに間に合うよう向かったのに、なんという間の悪さ。ダンボール板が買えなければ、わざわざ星川にまで行く必要はないかと思ったが、結局、星川の保土ヶ谷図書館まで本を返しにいくしかないという選択になる。図書館も17時には閉まるはずだが、返却ポストには返せるだろう。電車に乗っているあいだに雨は止んでしまった。しかし、不安定な天候だから、ダンボール板を買って帰るのは怖い。図書館ではいつも窓口で返却し、返却ポストを利用したことはなかったが、本を入れてみると、かなりしっかり落っこちる感じがする。本が傷まないのか心配になる。

 二俣川に戻り、ドン・キホーテのサイゼリヤに入る。ようやく落ち着き、ソーセージピザを食べながら、しばらく読書をしていく。ダイソーと西友に寄り、買いものしてから帰る。

◇ テレビ・ラジオ

 夜に帰宅し、録画していたテレビ番組をいくつか。今日の「5時に夢中!」に東出昌大が出演すると知り、録画しておいた。司会は垣花正と大島由香里。ヒコロヒー、松田ゆう姫、小原ブラスが出演。冒頭から、ヒコロヒーと松田ゆう姫に挟まれ、東出昌大が真ん中に座っている。ちょっとゲストで出るというのでなく、1時間まるまる出るんだな。このメンバーとはどうやらけっこう仲がいいようだ。ニュースについて一緒にコメントをしたあと、映画「青春ジャック 止められるか、俺たちを2」の宣伝をする。最後はジビエ料理を生クッキング。鹿カツを作ってみせた。東出は料理しながらのほうが思索的な話が出てくる。この放送のあとは電車で帰り、電車のなかでは原稿を書くのだという。

 今夜の「水曜日のダウンタウン」は、先週に放送された、きしたかのが挑戦する「清春の新曲歌詞を全て書き起こせるまで脱出できない生活」がまた放送された。先週の放送の最後の次週の予告が、その日の放送とまったく同じ内容だったのはなんだったのか。気になって観始めるが、数分観て、これはなにかあると思わせて、まったく同じ放送をしれっと放送するだけなのではと疑い始める。まともに観て、いっぱい食わされても阿呆らしい。早送りしながら最後まで観ると、結局、先週と同じ内容のものをまるまる放送し、最後に「今年度分の番組予算が底をついたため先週と同じ内容を放送させていただきました」というテロップが出された。なんという大胆な。ただし、先週と今週とでは7箇所の違いがあるといって、それを視聴者プレゼントのクイズにしていた。「水曜日のダウンタウン」はある時期の赤塚不二夫のようなめちゃくちゃなことを、テレビで可能にしている唯一無二の番組になっている。

 タイムフリーで、今日の「伊集院光のタネ」を聴くと、冒頭に、佐藤ろまんさんのメールが読まれていた。これはいい機会だと思い、ひさしぶりにツイッターから、ろまんさんに聴きましたとリプライを送る。

ブログ アーカイブ

4月18日月曜日/それぞれの戦争

◇ 飯田橋  深夜に映画でも観るつもりだったが、朝まで眠ってしまった。タイムフリーで、土曜に放送された「田村淳のNewsCLUB」を聴く。湯川れい子がゲストなので、これは聴いておきたかった。この番組の出演は、なんと、湯川れい子の逆指名によるものだったようだ。湯川れい子は 1936...