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2023年6月5日月曜日

6月5日月曜日/早稲田・佐藤信展








◇ 早稲田

 朝から都内に。気温があがりそうなので、家から半袖で出る。服装選びが難しくなってきた。副都心線の東新宿に出て、早稲田のほうを目指すのに戸山公園を通り抜けたが、いつぶりだろうか、せっかくだから、箱根山の山頂にも寄っていく。公園を抜けて、早稲田駅のほうに歩くはずが、どうも勘違いしていたようで、景色に違和感があると思っていたら、まったく逆方向に歩いていた。西早稲田駅の手前までやってきてようやく気がつくのだからぼんやりしている。勘違いのせいで、無駄に時間を食った。午後になり、昼食も食わねばならず、キッチンオトボケに。早稲田にきたときはいつもこの店だ。ジャンジャン焼き定食を食べる。720円。店内は早大生だろう若者たちで混んでいた。



 そのあとは早稲田大学の演劇博物館に。「佐藤信 演劇の確信犯」という展示を観たかった。開催は8月までだが、そう都合よく早稲田に寄る用事があるかわからない。入場無料。まあ、規模は小さく、1階の特別展示室をひと部屋使っているだけのものだが、無料のリーフレットが置いてあり、ずいぶんしっかりしたリーフレットなので、本当に無料なのか何度も確認してしまった。佐藤信という名前は、自分と似た名前なのでわりと早くから知ってはいたような気がするのだけど、演劇の歴史を多少は知るようになると、寺山修司、唐十郎と並ぶ重要人物だとわかるようになってくる。そのわりには一般的な知名度は低く、その足跡を詳しく知る機会もなかなかなかった。近年は劇場事業にも多く関わっているのだな。若葉町ウォーフでも、今年に入ってからけっこう公演をやっていたようだ。あの劇場の前はよく通るのに、ぜんぜん気がついていなかった。黒テントの公演は、そういえば、松本大洋が原作のものを一度観ていることを展示を観ているうちに思い出したが、その記憶ももはやあいまいだ。

 展示のなかに、「プロパガンダ」という映画が15時から別の部屋で上映されるという案内があった。YMOのこの映画の存在をここで初めて知ったが、せっかくだから観てみたいじゃないか。しかし、上映時間まではまだ1時間ほどある。上階で開催中の「推し活!展」と、それから、常設展ものんびりと眺めてまわるが、まだ30分ほどあり、飲みものがなくなりそうなので、この時間に買っておきたくなる。校内の売店に行ってみるが、安くないから外に出て、ドラッグストアでもないかと探しながら歩くが見つけられず、都電の早稲田駅の近くまでやってきてしまった。まいばすけっとを見つけ、飲みものと栄養ドリンク、エクレアを買い、歩きながら食べる。睡眠不足も心配だった。演劇博物館に戻ると、ちょうどいい時間だ。しかし、その部屋に行ってみると、もう上映される時刻なのに客席には誰もいない。ひとりで座っていると、スタッフのひとがやってきて、再生を始めた。始まると、お客さんはもう少し増えた。映画はDVDによる上映。「プロパガンダ」というこの映画は1984年に製作されたもので、前年1983年末にYMOは「散開」している。YMOと佐藤信がつながるとは思わず、アングラ演劇のイメージとYMOのイメージは遠い気がしていたが、もうちょっと時代状況を知りたいな。演奏が続く場面は少しうとうとしてしまったが、おおむね眠らずに観ていた。エンドクレジットまで観ると、この散開ツアーの演出も佐藤信なのだ。上映時間は90分弱。




 思いがけず、早稲田で長い時間を過ごすことになった。西早稲田まで歩き、副都心線で渋谷に移動する。まんだらけに寄り、階段の百均からコミック文庫を2冊買っていく。新南口のベローチェに入り、ひと休み。金の計算をすると、ため息しか出ない。疲れてしまって、今日は読書はまったくできなかった。

◇ テレビ・ラジオ

 夜遅くに帰宅し、録画していた「徹子の部屋」(ゲスト・ジュディ・オング)を観る。それから、タイムフリーで、今日の「ビバリー昼ズ」を聴いた。オープニングでは、金曜のエンディングでも話していたが、ここで改めてたっぷりと上岡龍太郎についてしゃべっていた。フジテレビでは、引退直前に談志師匠と一緒に出演した特番の映像が流れたようだ。高田先生は、上岡、紳助を尊敬する松本が引退するのではと、本気のトーンで心配していた。12時台のゲストには徳光和夫が登場し、これもとても面白かった。徳光さんは上岡龍太郎よりもひとつ歳上か。歌謡界、スポーツ界の話が多かったが、最近は「東京かわら版」をチェックし、寄席にも行っているようで、徳光さんから、奈々福、三三、あずみらの名前が出る。美空ひばりの「裏窓」という曲の前口上を実演してみせると、これはさすがに見事だった。深夜0時過ぎに眠る。

2021年11月8日月曜日

11月8日月曜日/炎上その後・読書や映画

◇ テレビ・ラジオ・雑誌

 早朝に目覚め、日記を書こうとするが、まるであたまがまわらない。どうも神経が正常でない。録画していた昨日の「サンデージャポン」を観ると、先週の選挙特番の炎上について、たっぷりと時間を割き、杉村太蔵、デーブ・スペクターが問題点をきちんと指摘していた。続けて、「ワイドナショー」も観ると、こちらでも太田の選挙特番を話題にする。いみじくも、松本が亀田を思い出したと否定的な意味で語っていたが、亀田興毅が日本中からバッシングされていたときに、その亀田をただひとり擁護していたのが太田だったはずで、その点では、太田光はとても一貫している。

 昼はラジオ。「ビバリー昼ズ」をオンタイムで聴くと、「サンジャポ」を観た高田先生、「杉村太蔵が頼もしく見えた」と、さっそく嬉しそうにしゃべっていた。恒例の太田からの手紙を受けとり、炎上で便箋が焦げてるって。12時台は、ハライチ岩井がゲスト。高田先生と岩井の顔合わせが珍しいと思ったが、一年前にも出ていたようだ。

 楽天マガジンで「週刊現代」を読んでいたら、「新幹事長・茂木敏允が一般人を怒鳴った「なべおさみ事件」」という見出しが目に留まった。安倍政権時代、新幹線で、なべおさみに間違えられて、食べていた弁当をひっくり返し、大声で怒鳴りつけたことがあるのだという。読書欄には、本橋信宏「出禁の男 テリー伊藤伝」の書評があり、評者は誰かと思えば、なんと、松村邦洋だった。井筒監督の連載コラムでは、「DUNE デューン 砂の惑星」を酷評している。

 ツイッターからニュースを見ると、新幹線で放火事件が起きたようで、鉄道での事件が続く。今度の容疑者は69歳。ツイッターのトレンドから、徳光和夫が、水道橋博士の YouTube 番組での発言で炎上していることも知った。

 昼に駅前まで外出し、すぐに帰ってくる。銀行に寄り、アマゾンの売り上げがようやく振り込まれていることを確認し、ほっとした。2回連続で振り込みが失敗し、1ヶ月以上も振り込みがなかったのだから苦しくなるはずだ。金が思うようにまわらずに迷っていたが、金が入り、思いきって、チケットを2件予約した。

 タイムフリーで、昨日の「爆笑問題の日曜サンデー」を聴くと、14時台は、山寺宏一がゲストだった。落研出身だというのは知っていたような気がするが、その前はものまね芸人にもなりたかったのだという。しかし、同い年の、とんねるず、柳沢慎吾を観て、かなわないと思ったのだそうだ。来週のゲストは中川家だそうで、楽しみ。ラジオを聴きながら、少し眠る。

◇ 読書・テレビ・映画

 今柊二「定食と読書」を読み終えた。2010年刊、本の雑誌社。文学作品に登場する定食について考察したエッセイ集だが、文学の解釈は広く、映画やマンガなども扱っている。小津作品に「カロリー軒」という店が登場することから、御茶ノ水のキッチン・カロリーのカロリー焼きについて解説し、その思想はすた丼とも同じだとして、「もし小津安二郎が現代に生きていたとすれば、(すた丼を)おそらく気に入ったと思う。」とつなげていく展開がすごい。おまけ的に載っている食レポコラムの描写がさらに楽しく、これぞ、今柊二の真骨頂。

 読書メーターに読み終わった本を登録するついでに、「ブックオフ大学」の感想をチェックすると、名指しで褒めてくれている感想をまた発見し、とても嬉しい。8人の執筆者がいるなかでも、無名のわりにはよく名前を出してもらっていると思う。

 録画していたテレビ番組をいくつか。土曜日の「お笑い向上委員会」は、ヒコロヒーを中心にした前週から、さらに、なすなかにし、みなみかわという松竹勢が加わった。さんまに追いつめられるみなみかわに爆笑。「ゴッドタン」は恒例の「オオギリッシュNIGHT」の若手オーディションという企画。岩崎う大がだんとつで面白い。日曜の「笑点」では、冒頭、オープニングアニメの前に、パルト小石追悼の時間が作られ、代表作である「空中浮遊」と「あったまぐるぐる」の映像が流されていた。

 夜、アマゾンプライムで映画を1本。先週観た「バイス」が面白かったので、同じくアダム・マッケイ監督の「マネー・ショート 華麗なる大逆転」を観た。2015年公開。これも実話をもとにした経済ドラマで、この題材にはまったく疎いが、語り口が楽しく、かっこいい。「Truth is like poetry. And most people fucking hate poetry. (真実は詩に似ている。ほとんどのひとが嫌いだ。)」という言葉を思わず書き留める。そのほか、村上春樹「1Q84」からも言葉が引用されていた。

 深夜0時過ぎ、Spotify でポッドキャストを聴きながら眠るが、深夜3時頃に目覚めてしまい、ブログの更新をしようとするが、途中までしか書けなかった。

2021年10月15日金曜日

10月15日金曜日/将棋・キアロスタミ

◇ 音楽・ラジオ・雑誌・テレビ

 やや遅く目覚め、まず、ブログの更新をひとつ。Spotify で聴いた、Tokimeki Records の新譜は牧瀬里穂の「ミラクル・ラブ」のカバーだ。昼はラジオ。「ビバリー昼ズ」から「中川家 ザ・ラジオショー」(ゲスト・空気階段)をつけておく。聴きながら、オンライン将棋を指し、5級から6級に落ちてしまっていたが、5級に復帰した。将棋の趣味も続いていて、毎日指している。

 楽天マガジンで雑誌のチェックをすると、「週刊ポスト」には、吉田豪による、徳光和夫インタビューが載っていて、ギャンブルの話しか訊いていない。巻末グラビアには「スター誕生!」の特集があり、萩本欽一、都倉俊一が対談している。司会の欽ちゃんが素人のコーナーを勝手に始めたために、審査員たちと険悪な関係になっていたことが語られている。欽ちゃんがそのコーナーを始めると、審査員たちは会場から出て行ってしまったそうで、都倉俊一が反省しているのだが、その時代はまだ、作詞作曲の先生たちとコメディアンには、地位の差がはっきりとあったのではないだろうか。

 録画していた昨夜の「あらびき団2021」を観た。はるな愛の開会式で始まり、風船太郎のピクトグラムで終わる、今年を象徴するような「あらびき団」だった。風船太郎なんかは、このコロナ禍はさぞ大変だったろう。はるな愛がこの番組からブレイクしたひとだということもすっかり忘れていた。この番組が世間に認識させたものは数多く、その功罪もある。

◇ 読書・映画

 今日も、近所の郵便ポストまで投函に出る以外には外出せず。午後、部屋で読書。宮沢章夫「笛を吹く人がいる 素晴らしきテクの世界」を読み終えた。宮沢章夫のエッセイは燃料のようにして読む。2017年刊、ちくま文庫。親本は2012年刊、初出の Webちくまの連載は2007年から2008年だから、さすがにちょっと、笑いのモードとしては古さは否めないという気もした。おおむね笑いながら読んだが、こうなると逆に、笑えない箇所も気になる。今、同時に「三四郎」も読み進めているから、漱石の可笑しさとの違いも考えたくなった。夏目漱石、内田百閒のはるか先に、別役実、宮沢章夫の笑いが位置していると考えている。

 シネマジャック&ベティのスケジュールにキアロスタミの特集があるのを見つけ、アマゾンプライムで検索してみると、なんと、その上映作品の7本すべてがアマゾンプライムにある。キアロスタミ作品が脚光を浴びたのは自分が大学生のときで、観ているものもあるが、これは順番に観ていこうと思い、まずは長編デビュー作の「トラベラー」(1974)を観た。長編といっても、73分の短い映画だ。少年がテヘランまでサッカーの試合を観に行こうとする、それだけの話。続けて、もう1本。「友だちのうちはどこ?」も観た。劇場公開時に一度観たっきりだから、ウィキペディアにあたると、どうやら、28年ぶりの再見になるようだ。日本では1993年に公開されたが、1987年に制作されていることを改めて認識した。キアロスタミで、いちばん印象に残っていたのがこの映画のシグザグ道だ。

 ツイッターから、Suchmos のメンバー、HSUの訃報。深夜2時半頃に眠る。

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5月20日土曜日/「THE SECOND」

◇ 神保町  朝から都内に。小雨だが、予報ではすぐに止みそうなので、傘はもたずに出た。気温も読めず、パーカーを着ていく。今夜は「THE SECOND」を観なければならないから、余力を残しておきたかったが、想定していたよりも時間に余裕が作れなかった。昼は神保町。土曜はランチをや...