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2021年1月5日火曜日

1月5日火曜日/「読書について」を読む

◇ テレビとラジオ

 今朝は「グッとラック!」においでやす小田が出ていて面白かった。今週一週間は田村淳がお休みで、今日のゲストコメンテーターはミキ亜生とおいでやす小田。昂生がコロナのため、おいでやすは代打の代打だったのかもしれない。ほかは、3時のヒロインと野々村友紀子。まともなコメンテーターは望月優大だけで、あとは吉本だらけというのも異常だとは思うが。おいでやすが真剣な顔でコメントをしようとするたびにいじられ、国山ハセンに立て続けに質問をされると言葉につまり、またいじられては大声でツッコミ返す。「水曜日のダウンタウン」の「そんなわけがない芸人」が現実化しているような状態がずっと続いていた。

 午後は「ナイツ ザ・ラジオショー」を聴く。ゲストはHEY!たくちゃん。年末の「漫才大会」のときもすごく面白かったが、このひとにはどうも興味が湧く。人望のなさなどばかりが話題になってしまうが、芸はたしかだ。ものまね芸に長けているがゆえに、ラーメン屋にもたやすくなりきってしまう。

◇ 今日の読書

 午後、駅前のドトールまで。読書に没頭。今年の一冊目は、ショーペンハウアー「読書について」を読んでいた。光文社古典新訳文庫。読み始めるといきなり、読書について否定的なことばかりが書いてある。こういう本だとは知らなかった。

「自分で考えることと、本を読むこととでは、精神におよぼす影響に信じがたいほど大きな開きがある。」「読書は自分で考えることの代わりにしかならない。自分の思索の手綱を他人にゆだねることだ。おまけに多くの書物は、いかに多くの誤った道があり、道に迷うと、いかにひどい目にあうか教えてくれるだけだ。」「本を読むとは、自分の頭ではなく、他人の頭で考えることだ。」

 この本には「自分の頭で考える」「著述と文体について」「読書について」という3篇が収録されていて、ここに引用したものはいずれも、最初の「自分の頭で考える」を10ページも読まないうちに登場する言葉だ。「著述と文体について」になると、だめな書き手はどういうものかという批判がたっぷり書かれている。具体的な人物の名も挙げ、具体的なだめな文章の例を細かく指摘しているが、ドイツ語やフランス語の話なのでわからないこともかなり多かった。「読書について」ではまた読書家の批判をしている。読書家の批判と、だめな学者の批判だ。だめな書き手とだめな本、それらの本から知識を集めただけのだめな学者たちに対する批判が、この本のなかでは辛辣にくり返されていた。

 夜、アマゾンプライムで映画を1本。「マルクス兄弟 オペラの夜」。このタイトル、なんだろうと思ったら「オペラは踊る」の別名なのだ。ずいぶん前にテレビで放送されたときに録画してあるはずだが、観なおしたら、ほとんど覚えていなかった。

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5月20日土曜日/「THE SECOND」

◇ 神保町  朝から都内に。小雨だが、予報ではすぐに止みそうなので、傘はもたずに出た。気温も読めず、パーカーを着ていく。今夜は「THE SECOND」を観なければならないから、余力を残しておきたかったが、想定していたよりも時間に余裕が作れなかった。昼は神保町。土曜はランチをや...